JP2009135016A - コンピュータールームの照明システム - Google Patents

コンピュータールームの照明システム Download PDF

Info

Publication number
JP2009135016A
JP2009135016A JP2007310809A JP2007310809A JP2009135016A JP 2009135016 A JP2009135016 A JP 2009135016A JP 2007310809 A JP2007310809 A JP 2007310809A JP 2007310809 A JP2007310809 A JP 2007310809A JP 2009135016 A JP2009135016 A JP 2009135016A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
computer room
cabinet
lighting
door
abnormality
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2007310809A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuo Nomura
和雄 野村
Taku Sekine
卓 関根
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sanyo Electric Co Ltd filed Critical Sanyo Electric Co Ltd
Priority to JP2007310809A priority Critical patent/JP2009135016A/ja
Publication of JP2009135016A publication Critical patent/JP2009135016A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Circuit Arrangement For Electric Light Sources In General (AREA)

Abstract

【課題】コンピュータールームの照明に要する消費電力を削減し、以って、コンピュータールームの消費電力の抑制を図る。
【解決手段】コンピュータールーム2に電子機器を収納した複数のキャビネット11を配置し、これらキャビネット11のそれぞれは、収納した電子機器の排熱を含む空気を冷却する冷却器を備え該冷却器で冷却した空気がコンピュータールーム2に戻されると共に、該キャビネット11のリアドア12が開かれると点灯して内部を照らす照明装置としてのリア側庫内灯100を有し、前記コンピュータールーム2の出入口ドア130が開かれたときに、所定のキャビネット11の前記リア側庫内灯100を点灯し、該コンピュータールーム2内での誘導灯を構成する。
【選択図】図8

Description

本発明は、電子機器を収納した複数のキャビネットが配置されるコンピュータールームの照明システムに関する。
一般に、電子機器が収容されるためのキャビネットの空気出口側に空気−水熱交換器を配置し、キャビネットに収容された電子機器に付設したファンで送風される空気を上記空気−水熱交換器で冷却して室内に戻す電子機器冷却システムが知られている(例えば、特許文献1参照)。この種の電子機器冷却システムはコンピュータールームに設置され、コンピュータールームに設置されるサーバコンピュータ(以下、単に「サーバ」と言う)やネットワーク機器を冷却する。
米国特許出願公開第2006/0232945号明細書
ところで、近年、サーバやネットワーク機器のプロセッサの高密度化によって、これらサーバやネットワーク機器の消費電力が増えている。これに加え、上記電子機器冷却システムをコンピュータールームに設置することで消費電力が増大しており、コンピュータールームの消費電力の増加が大きな問題となりつつある。しかしながら、ビル等の建物の総電力量は着工時に決定されているため、コンピュータールームで利用できる最大電力量を簡単に増やすことはできない。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、コンピュータールームの照明に要する消費電力を削減し、以って、コンピュータールームの消費電力の抑制に寄与するコンピュータールームの照明システムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、コンピュータールームに電子機器を収納した複数のキャビネットを配置し、これらキャビネットのそれぞれは、収納した電子機器の排熱を含む空気を冷却する冷却器を備え該冷却器で冷却した空気がコンピュータールームに戻されると共に、該キャビネットのリアドアが開かれると点灯して内部を照らす照明装置を有し、前記コンピュータールームの出入口ドアが開かれたときに、所定のキャビネットの前記照明装置を点灯し、該コンピュータールーム内での誘導灯を構成する照明制御手段を設けたことを特徴とするコンピュータールームの照明システムを提供する。
また本発明は、上記発明において、前記照明制御手段は、所定のキャビネットの前記照明装置が点灯しているとき、前記コンピュータールームの出入口ドアが再び開けられると、該照明装置を消灯することを特徴とする。
また本発明は、上記発明において、前記冷却器の異常を検出する異常検出手段を備え、この異常検出手段が異常を検出した場合、前記照明制御手段は、異常が検出された冷却器を有するキャビネットの照明装置を点灯すると共に、当該キャビネットと前記出入口ドアとの間にある所定のキャビネットの照明装置を点灯することを特徴とする。
また本発明は、上記発明において、複数の前記キャビネットの配列により前記コンピュータールーム内に通路を形成し、前記照明制御手段は、前記コンピュータールームの出入口ドアが開かれたときに、前記出入口ドアからみて前記通路の入口に位置するキャビネットの照明装置を点灯し、前記出入口ドアから前記通路への誘導灯を構成することを特徴とする。
また本発明は、上記発明において、複数の前記キャビネットの配列により前記コンピュータールーム内に通路を形成し、前記コンピュータールームの出入口ドアが開かれたときに、前記出入口ドアからみて前記通路の入口に位置するキャビネットの照明装置を点灯し、前記出入口ドアから前記通路への誘導灯を構成すると共に、前記冷却器の異常を検出する異常検出手段を設け、この異常検出手段が異常を検出した場合、異常が検出された冷却器を有するキャビネットの照明装置を点灯すると共に、当該キャビネットが配列された通路の入口に位置するキャビネットの照明装置を点灯することを特徴とする。
本発明によれば、コンピュータールームの出入口ドアが開かれたときに、所定のキャビネットの照明装置を点灯し、該コンピュータールーム内での誘導灯を構成するようにしたため、コンピュータールームに入室した際に、コンピュータールームに既設の室内照明を点灯させなくとも、コンピュータールーム内で所定のキャビネットの位置に作業者を導くことができる。これにより、コンピュータールームの照明に要する消費電力を削減し、コンピュータールームの消費電力を抑制することができる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
図1は本発明の一実施形態に係る電子機器冷却システムを示す図である。
この電子機器冷却システム1は、コンピュータールーム2に配設される複数の電子機器3(図2参照)を冷却するシステムである。このコンピュータールーム2は、二重床に構成され、この二重床の上にサーバラック10が床置きされる。
図2はサーバラック10を示す図である。サーバラック10は、前面及び後面が開口したキャビネット11を備え、このキャビネット11内に複数の電子機器3がその背面をキャビネット11後面に向けて上下に段積み配置される。また、このキャビネット11後面には、後面開口65を閉塞自在に片開きの開閉するリアドア12、及び、前面開口64を閉塞自在に片開きの開閉するフロントドア14が設けられ、これらリアドア12及びフロントドア14は、パンチングメタル加工等により通気自在に構成されると共に、その内部に電子機器冷却ユニット20が構成される。また、サーバラック10の底にはキャスタ13が設けられ、サーバラック10を容易に移動可能にしている。
上記電子機器3は、サーバやネットワーク機器であり、一般に、この種の電子機器は冷却用のファン4を付設したファン付き電子機器であり、機器内の温度が所定温度を超えるとファン4を駆動し、機器内に外気を導入して機器背面から排出する強制空冷機能を備えている。このため、電子機器3をその背面をキャビネット11背面に向けて配置することで、図2に冷却風の流れを破線矢印で示すように、電子機器3に付設したファン4により室内空気がキャビネット11のフロントドア14から吸い込まれ、電子機器3を冷却してリアドア12を通過して室内に戻る。また、これらリアドア12及びフロントドア14を開けることによって、キャビネット11内の電子機器3へのアクセスが容易になる。
電子機器冷却ユニット20は、サーバラック10のリアドア12と一体に構成され、複数(本例では3台)のサーバラック10に設けられた電子機器冷却ユニット20のそれぞれが、一台の熱源機30(図1参照)から延びるメイン冷媒配管31(図1参照)に並列に接続される。すなわち、これら複数(3台)の電子機器冷却ユニット20と、これら電子機器冷却ユニット20が配管接続される熱源機30とによって電子機器冷却装置40が構成される。なお、図1に示す例では、コンピュータールーム2に12台のサーバラック10を配置し、3台のサーバラック10内の電子機器冷却ユニット20を一台の熱源機30に各々接続した一系統の電子機器冷却装置40を4系統配設した場合を示している。
電子機器冷却ユニット20は、熱源機30と配管接続されることによって冷凍サイクルを行う冷凍回路を構成するユニットであり、図2に示すように、蒸発器21を備え、電子機器3から排出された空気がリアドア12内の蒸発器21を流通した際に、蒸発器21によってこの空気を冷却して室内に戻す。この蒸発器21は、リアドア12の略上下に渡って延在し、上下略中間部を境に上側蒸発部22と下側蒸発部23とに分割され、キャビネット11上半分の電子機器3の冷却を上側蒸発部22が受け持ち、下半分の電子機器3の冷却を下側蒸発部23が受け持つように構成される。
本構成では、電子機器冷却ユニット20の蒸発器21には、冷凍サイクルを循環する冷媒が供給されるため、万一冷媒が循環する経路から冷媒の漏れが生じたとしても、この冷媒は即座に蒸発し、電子機器3のショートもしくは漏電といった損傷を防止することができる。
図3は電子機器冷却装置40の回路構成を示す図である。この図に示すように、電子機器冷却ユニット20は、熱源機30から延びるメイン冷媒配管31を構成するメイン液管31A及びメインガス管31Bに対し、フレキシブル液管25及びフレキシブルガス管26を介して並列に接続される。フレキシブル液管25及びフレキシブルガス管26は、柔軟性及び冷媒不透過性を有するフレキシブルチューブが適用され、フレキシブル液管25は比較的小径のチューブが適用され、フレキシブルガス管26は比較的大径のチューブが適用される。
熱源機30から延びるメイン液管31A及びメインガス管31Bにフレキシブル液管25及びフレキシブルガス管26の一端がそれぞれ接続される。フレキシブル液管25の他端は、電子機器冷却ユニット20の液管接続部PINに接続される。この液管接続部PINから延びる冷媒配管(液管)27は2つに分岐し、一方の液分岐管27Aは膨張弁28Aを介して上側蒸発部22の入口に接続され、他方の液分岐管27Bは膨張弁28Bを介して下側蒸発部23の入口に接続される。
各蒸発部22、23の出口は1本の合流冷媒配管(ガス管)29に配管接続され、この合流冷媒配管29の端部に設けたガス管接続部POUTにフレキシブルガス管26が接続される。これによって、電子機器冷却ユニット20内の各蒸発部22、23に冷媒を選択的に流通可能に冷媒配管が接続される。
このように、フレキシブル液管25及びフレキシブルガス管26を介して電子機器冷却ユニット20の蒸発器21を接続したため、この蒸発器21が内蔵されるリアドア12を開閉した際に上記フレキシブル配管25、26が撓んでリアドア12の開閉を妨げない。また、これら配管を接続したままでもサーバラック10の位置の微調整が可能である。
ここで、メイン液管31A及びメインガス管31Bは、図1に示すように、コンピュータールーム2の上床2Aと下床2Bとの間の床下空間内を引き回され、このメイン液管31A及びメインガス管31Bにつながるフレキシブル液管25及びフレキシブルガス管26は、上床2Aの開口穴2C(図2参照)を通ってリアドア12内の蒸発器21につながる。このため、図2に示すように、フレキシブル液管25及びフレキシブルガス管26が蒸発器21から下方に延びた後に床下空間内で緩やかに曲がるように引き回され、これらフレキシブル配管25、26の長さに余裕を持たせておくことによってリアドア12の開閉時にフレキシブル配管25、26だけがリアドア12の動きに合わせて移動する。従って、リアドア12開閉時に他の配管に力が作用することがなく、他の配管、例えば、メイン液管31A及びメインガス管31Bに鋼管を適用することが可能である。
この電子機器冷却ユニット20には、蒸発器21の下方に電装ユニット(電装箱)51と、この電装ユニット51につながるリモートコントローラ52が設けられている。この電装ユニット51は、上側蒸発部22の入口冷媒温度L1及び出口冷媒温度G1と、下側蒸発部23の入口冷媒温度L2及び出口冷媒温度G2とを、4つの温度センサ(冷媒温度検出手段)29A〜29Dを介して各々検出し、各蒸発部22、23の出入り口温度差(L1−G1、L2−G2)に基づいて適正な過熱度になるように各々の膨張弁28A、28Bの制御を行うと共に、熱源機30と通信する機能を備えている。
また、電装ユニット51は、リアドア12或いはフロントドア14の開閉などに伴ってキャビネット内の照明を行う機能を有するが、かかる機能については後に詳述する。
リモートコントローラ52は、コンピュータールーム2のサーバラック10の側面或いは背面などに配置され、リアドア12内の電装ユニット51に有線或いは無線で接続される。このリモートコントローラ52には、図示は省略するが、室内温度センサ、操作ボタン、表示部、ブザー(報音部)などが設けられ、このリモートコントローラの操作に従って、電子機器冷却装置40の運転開始/停止、設定温度T0の変更、各種エラーメッセージの報知(表示及びブザー音出力)などが行われる。ここで、設定温度T0は、電子機器冷却ユニット20の目標温度であり、通常、コンピュータールーム2の室内目標温度が設定される。そして、この電子機器冷却装置40においては、キャビネット11の前面側開口から入る空気、或いは、蒸発器21を通過した空気の温度が、該設定温度T0になるように各部の制御が実行される。
熱源機30は、室外に設置され、概略的には、冷媒を圧縮する圧縮機32、オイルセパレータ33、四方弁34、熱源側熱交換器(凝縮器)35、膨張弁36及びレシーバタンク37の順に配管接続され、このレシーバタンク37にメイン液管31Aが接続されると共に、圧縮機32入口につながる低圧側配管41にアキュムレータ38を介してメインガス管31Bが接続される。
圧縮機32は、定速運転用のAC圧縮機(能力一定型の圧縮機)32Aと、周波数可変運転用のインバータ圧縮機(能力可変型の圧縮機)32Bとを有し、これらは並列に接続され、冷却の負荷に応じてこれら圧縮機32A、32Bの運転のオンオフ制御及び圧縮機32Bの運転周波数を可変制御することによって熱源機30全体の冷却能力が可能に構成される。
より具体的に説明すると、各圧縮機32A、32Bの吐出側には、逆止弁42A、42Bが各々設けられ、各逆止弁42A、42Bの下流で合流する高圧側配管42にオイルセパレータ33、逆止弁43、四方弁34、熱源側熱交換器35、膨張弁36及びレシーバタンク37が順に接続される。また、各圧縮機32A、32Bの吸込側につながる低圧側配管41は、アキュムレータ38の下流でつながり、このアキュムレータ38の上流で四方弁34につながり、この四方弁34を介してメインガス管31Bにつながる。なお、この四方弁34の切換は行われず、図3の状態に固定される。
また、高圧側配管42には、膨張弁36と並列に逆止弁44が接続され、この逆止弁44により熱源側熱交換器35からレシーバタンク37への流れを許容すると共に逆方向の流れを禁止する。また、上記逆止弁42A、42Bとオイルセパレータ33の間には、冷媒戻し管45が接続され、この冷媒戻し管45の先端は圧縮機32A、32Bの吸込側に接続される。この冷媒戻し管45には開閉弁46が設けられ、この開閉弁46を開けることによって圧縮機32A、32Bから吐出された冷媒の一部を圧縮機32A、32Bの吸込側に戻すことができ、圧縮機32A、32Bの吐出能力を低減することができる。
なお、高圧側配管42は、液側サービスバルブ47を介してメイン液管31Aに接続され、低圧側配管41は、ガス側サービスバルブ48を介してメインガス管31Bに接続される。また、オイルセパレータ33によって分離されたオイルは、オイル戻し管49を通って圧縮機32A、32Bの吸込側に戻される。また、一方の圧縮機32A、32Bの高圧側と他方の圧縮機32B、32Aの低圧側とはオイル戻し管32C、32Dで互いに接続され、各圧縮機32A、32B内のオイル量が適正に調整される。また、各圧縮機32A、32Bの吐出側には高圧スイッチ5A、5Bが各々設けられ、高圧スイッチ5、6により圧縮機32A、32Bの吐出圧が許容範囲の上限を超えた場合に各圧縮機32A、32Bの運転が停止される。
また、熱源機30は、電装ユニット61を有し、この電装ユニット61は、内外通信線62を介して当該熱源機30に接続される電子機器冷却ユニット20の電装ユニット51と通信可能に接続される。この電装ユニット61は、各電子機器冷却ユニット20の電装ユニット51との間で制御信号や運転信号を送受信すると共に、電子機器冷却ユニット20側に設けられたリモートコントローラ52の操作を入力し、これらによって電子機器冷却装置40の各部の制御を行う。
この電子機器冷却装置40にあっては、熱源機30の電装ユニット51の制御の下、圧縮機32A、32Bが運転される。この場合、電装ユニット51は、図示せぬ温度センサで検出した室外温度T2とリモートコントローラ52で検出した室内温度T1との差の温度(差温)などに基づき、各圧縮機32A、32Bの運転のオン/オフ及び運転周波数を制御すると共に、熱源側熱交換器35の出入り口温度を図示せぬ温度センサにより検出し、この出入り口温度差が適正範囲になるように膨張弁36の弁開度を制御する。
この場合、圧縮機32A、32Bから吐出された高温高圧冷媒は、熱源側熱交換器35で凝縮されて液化された後、熱源機30から延びるメイン液管31Aを通ってコンピュータールーム2内の電子機器冷却ユニット20に供給される。
各電子機器冷却ユニット20では、メイン液管31Aを流れる液冷媒がフレキシブル液管25を通って液管27を流れ、ここで二系統に分流されて、一方が膨張弁28Aを通って上側蒸発部22を流れると共に、他方が膨張弁28Bを通って下側蒸発部23を流れ、各蒸発部22、23で蒸発してガス化し、各蒸発部22、23での冷媒蒸発熱により各蒸発部22、23を通過する空気が冷却される。
そして、各蒸発部22、23でガス化した冷媒は、ガス管29で合流した後にフレキシブルガス管26を通ってメインガス管31Bに流れ、熱源機30に戻る。以上のようにして冷凍サイクルが行われる。
次に、サーバラックについて説明する。
図4はサーバラックの外観図であり、図5はリアドアを開いた状態を示す斜視図である。サーバラック10は、電子機器3(図2参照)を収納するためのキャビネット11と、このキャビネット11の後面開口65を閉塞自在に開閉するリアドア12と、前面開口64(図2参照)を閉塞自在に開閉するフロントドア14とを備える。
キャビネット11は、収納される電子機器の規格に合致した大きさを有し、板金性の天板11A、底板11B及び側板11C、11Dを備えて矩形状に形成されている。このキャビネット11の前面及び後面にはそれぞれ前面開口64(図1参照)及び後面開口65が形成され、この開口64、65を通じてキャビネット11内にコンピュータールーム2の室内空気が流通する。また、キャビネット11は、天板11Aと底板11Bとの間に、これら天板11A及び底板11Bと略平行に配置された仕切り板(棚部)11Eを備える。この仕切り板11Eは、キャビネット11内を区分けするものであり、仕切り板11E上に電子機器3が配置される。この仕切り板11Eは、両側板11C、11Dに形成された支持部(不図示)によって支持されており、この支持部は上下方向に所定間隔ごとに複数設けられている。これによって、仕切り板11Eを所望の位置の支持部に配置したり、複数の当該仕切り板11Eをキャビネット11内に配置することができる。
リアドア12は、金属(例えば、アルミニウム)板を折り曲げて形成されており、このリアドア12の一端側はヒンジ66を介してキャビネット11に連結され、他端側に当該リアドア12を開閉する際に操作されるハンドル67が形成されている。このハンドル67を操作して当該ハンドル67を手前側に引くと、リアドア12は、図5に示すように、ヒンジ66を中心に回動してキャビネット11の後面開口65が開放される。
また、リアドア12の外面の略中央部には、図4に示すように、開口部12Aが形成されており、この開口部12Aには、所定径の孔68が略一面に形成された表面材69が配置されている。この表面材69は、各孔68を通じてリアドア12を通風可能とするとともに、このリアドア12の内部に配置される蒸発器21を外部に露出させないように機能し、サーバラック10の美観の向上を図っている。
さらに、フロントドア14にもリアドア12が備える表面材69が配置され、フロントドア14を通風可能としている。
ここで、表面材69の各孔68は、通風を阻害しないように開口率が例えば60パーセント以上となるように形成されている。さらに、この孔68孔の径は、人の手指よりも小さな径に設定されている。これによれば、例えば、サーバラック10に配置される電子機器3のオペレータ)がこの孔68を通じて蒸発器21に触れることが防止され、この蒸発器21のフィンで手指をけがするといった事故を未然に防ぐことができる。
リアドア12の内面には、図6に示すように、このリアドア12の略全域に配置される蒸発器21と、この蒸発器21に繋がる液分岐管27A、27Bに設けられる各膨張弁28A、28Bと、これら膨張弁28A、28Bの開度を制御するための電装ユニット51とを一体的に備えている。このように、蒸発器21、膨張弁28A、28B及び電装ユニット51をリアドア12の内面に一体的に配置することにより、これらを一体の電子機器冷却ユニット20として取り扱うことができ、この電子機器冷却ユニット20を熱源機30に接続することにより、簡単に電子機器3の発する熱を冷却することができる。
蒸発器21は、図6及び図7に示すように、上下方向の略中間部を境に上側蒸発部22と下側蒸発部23とに分割されている。上側蒸発部22及び下側蒸発部23は、それぞれ各蒸発部22、23に繋がる細径の液分岐管27A、27Bと、太径のガス管29とを備え、これら液分岐管27A、27B及びガス管29は、リアドア12のヒンジ66側にまとめて配置されている。本構成では、図6に示すように、ガス管29を液管27(液分岐管27A、27B)よりもリアドア12のヒンジ66側に配置されている。このため、ガス管29のガス管接続部POUTに繋がる太径のフレキシブルガス管26は、ヒンジ66のより近い位置に配置されるため、リアドア12を開閉する際に、フレキシブルガス管26の撓み量を小さく抑えることができ、このリアドア12を小さな力で開閉することができる。
蒸発器21は、図7に示すように、冷媒が流れる冷媒管70と、この冷媒管70に積層配置される複数の放熱用のフィン71とを備えて構成されるフィンチューブ型の熱交換器であり、この蒸発器21の両端には、フィン71を押さえる管板72が配置されている。この管板72は、蒸発器21をリアドア12(図6参照)に配置する場合に、このリアドア12側に当該リアドア12と略平行に延びる取付部72Aを備えて略L字状に形成されている。本実施形態では、この取付部72Aを用いてリアドア12にねじ止めされることにより、蒸発器21がリアドア12内に固定されている。
電装ユニット51は、図6に示すように、蒸発器21の下方領域に配置されている。これによれば、蒸発器21で冷却された空気の一部が下降することにより、電装ユニット51を冷却するため、この電装ユニット51自体に冷却機器を設ける必要がない。さらに、電装ユニット51を蒸発器21の下方に配置したため、この電装ユニット51と熱源機30の電装ユニット61(図3参照)とを接続する内外通信線62(図3参照)は、フレキシブル配管25、26とともに、開口穴2Cを通って上床2Aと下床2Bとの間の床下空間内を引き回されるため、当該内外通信線62の長さを短縮することができる。このため、この内外通信線62がノイズを拾うことが防止され、電子機器冷却ユニット20、すなわち蒸発器21に繋がる各膨張弁28A、28Bを安定して動作させることができる。
リアドア12の内面には、図5及び図6に示すように、蒸発器21を覆うように、所定径の孔73が略一面に形成されたカバー材74が配置されている。このカバー材74は、上記表面材69と同様にパンチング板で形成されており、各孔73を通じてリアドア12を通風可能としている。
カバー材74は、リアドア12を開放した場合であっても、電子機器冷却ユニット20のサービスマン以外が誤って蒸発器21のフィンに触れることを防止するものである。このカバー材74は、周囲に形成されたねじ孔(不図示)を通じてリアドア12にねじ止めで固定されている。ここで。ねじ孔の一部をダルマ孔として、カバー材74をリアドア12に仮止めしたねじに引掛けられるようにすることが望ましい。これによれば、メンテナンス時にカバー材74をリアドア12に仮固定することができるため、このカバー材74をリアドア12に容易に着脱することができる。
また、カバー材74は、このカバー材74を取り扱うための一対のハンドル75を備える。このハンドル75は、カバー材74の高さ方向の略中央の縁部にそれぞれ取り付けられており、通風を阻害するものではない。
また、カバー材74には、図5に示すように、このカバー材74をリアドア12に取り付けた際に、膨張弁28A、28Bに相当する位置に開口76が形成されている。この開口76は、カバー材74を取り外すことなく、膨張弁28A、28Bをメンテナンスするためのものであり、例えば、膨張弁28A、28Bの動作を確認したり、当該膨張弁28A、28Bのコイル部が不良の場合には、この開口76を通じてコイル部の交換が可能である。
蒸発器21の下部には、図5及び図6に示すように、蒸発器21から流下したドレン水を受けるドレンパン77が設けられている。このドレンパン77は、電装ユニット51の上方に位置しており、上記ドレン水が電装ユニット51に落ちることを防止している。
本構成では、コンピュータールーム2は別個の空気調和装置(不図示)により所定の温度及び湿度(例えば、25℃50%)を維持するようになっており、この温度及び湿度の条件下では、極力結露しないように電装ユニット61が圧縮機32の運転を制御している。従って、通常の運転状態では、ドレンパン77にドレン水が溜まることは想定されていないが、何らかの原因によって蒸発器21に結露が生じたとしても、この結露した水(ドレン水)が電装ユニット51に落ちないようになっている。
さて、上記のように構成されたサーバラック10のそれぞれは、キャビネット11のリアドア12及びフロントドア14の開閉に伴ってキャビネット11内を照明するように構成されている。
具体的には、前掲図2に示すように、キャビネット11の天板11Aの内側の面には、後側及び前側のそれぞれに、下方を照射する照明装置としてのリア側庫内灯100及びフロント側庫内灯101がそれぞれ配設されている。これらリア側庫内灯100及びフロント側庫内灯101の光源には、小型化、低消費電力化、低発熱化及び高寿命化が可能な例えばLED光源が用いられている。
キャビネット11のリアドア12には、このリアドア12の開閉操作を検知するリア側開閉センサ102が配設され、フロントドア14には、このフロントドア14の開閉操作を検知するフロント側開閉センサ103が配設されており、図3に示すように、リア側開閉センサ102及びフロント側開閉センサ103のそれぞれの検知信号が電装ユニット51に入力される。
そして、電装ユニット51は、リア側開閉センサ102及びフロント側開閉センサ103のそれぞれの検知信号に基づいて、リアドア12或いはフロントドア14が開かれた事を検知した場合、リア側庫内灯100及びフロント側庫内灯101のうち、開かれたドア側に配設されている方の庫内灯を点灯させ、また、リアドア12或いはフロントドア14が閉じられた事を検知した場合には、リア側庫内灯100及びフロント側庫内灯101のうち、閉じられたドア側の庫内灯を消灯させる。
これにより、キャビネット11内の電子機器や電子機器冷却ユニット20を冷却する際には、リアドア12或いはフロントドア14を開くだけで、キャビネット11の作業対象となる箇所が照らされ、メンテナンス作業等が容易となる。
さらに、リア側庫内灯100及びフロント側庫内灯101は、キャビネット11のリアドア12及びフロントドア14の開閉に連動して点灯するだけでなく、コンピュータールーム2の出入口ドア130の開閉に連動して点灯し、かかるキャビネット11のリア側庫内灯100及びフロント側庫内灯101の点灯によって、コンピュータールーム2における誘導灯が構成される。以下、かかる構成について図8を参照して説明する。
図8は、コンピュータールーム2及びその照明システム200の構成を模式的に示す図である。
コンピュータールーム2には、複数(図示例では6個)のサーバラック10が列状に配列されてラック列99が構成されており、各ラック列99の間、或いは、ラック列99とコンピュータールーム2の壁面との間に、作業者等がコンピュータールーム2内を移動する経路としての複数の通路105が形成されている。
また、コンピュータールーム2には、出入口ドア130の開閉に基づいて、各サーバラック10のリア側庫内灯100及びフロント側庫内灯101の点灯/消灯を制御する照明制御装置110が設けられている。
図9は照明制御装置110の機能的構成を示すブロック図である。
この図に示すように、照明制御装置110は、制御部112と、開閉センサ入力部114と、通信部116と、記憶部118とを備えている。
制御部112は、各部を制御する制御手段として機能し、マイクロコンピューター等を備えて構成されている。開閉センサ入力部114は、出入口ドア130に設けられ当該出入口ドア130の開閉を検知する開閉センサ109とのインターフェースを構成するものであり、開閉センサ109から出力された開閉検知信号を制御部112に出力する。通信部116は、コンピュータールーム2に配置された各サーバラック10の電装ユニット51との間で信号ケーブル120を介して双方向に通信するものである。
照明制御装置110から各サーバラック10に送信される信号としては、リア側庫内灯100及びフロント側庫内灯101の点灯/消灯を制御する点灯制御信号があり、また、各サーバラック10から照明制御装置110に送信される信号としてはサーバラック10の電子機器冷却ユニット20に故障や異常等の障害が発生した旨を通知する障害発生信号がある。照明制御装置110の制御部112は、通信部116を通じて障害発生信号を受信することでサーバラック10の電子機器冷却ユニット20に故障や異常等の障害が発生した事を検知し、これら制御部112及び通信部116により、異常検出手段が構成されている。記憶部118は、制御部112により実行される各種のプログラムや各種のデータ(共に図示せず)を記憶するものであり、本実施形態では、配置マップデータ119を更に記憶している。
配置マップデータ119は、各サーバラック10の配置を特定するためのデータである。すなわち、サーバラック10(より正確には電装ユニット51)の各々には一意に特定するための識別番号としてのアドレスが付されている。そして、上記配置マップデータ119には、ラック列99ごとに、そのラック列99に属するサーバラック10のアドレスと、そのラック列99の両端に配置された各サーバラック10のアドレスと、出入口ドア130に最も近いサーバラック10のアドレスとが対応付けて記録されている。
また、前掲図8に示すように、電池や発電機を内蔵し、停電時でもしばらくの間電力を供給する無停電電源装置(UPS)122がラック列99ごとに設けられており、また、いずれかの無停電電源装置122に上記照明制御装置110が接続されている。これにより、停電時でも、各サーバラック10及び照明制御装置110への電力供給が継続され、各サーバラック10のリア側庫内灯100及びフロント側庫内灯101の点灯制御が可能になっている。
以上の構成の下、照明制御装置110は、開閉センサ109による出入口ドア130の開閉検知結果に基づいて、サーバラック10のリア側庫内灯100及びフロント側庫内灯101の点灯/消灯を制御する。
図10は、点灯制御の処理手順を示すフローチャートである。
照明制御装置110は、開閉センサ109からの開閉検知信号の入力を待ち続け、開閉検知信号の入力により出入口ドア130の開閉が検知された場合(ステップS1:Yes)、コンピュータールーム2内で誘導照明中であるか否かを判断する(ステップS2)。本実施形態において、誘導照明中とは、コンピュータールーム2内のいずれかのサーバラック10或いは全てのサーバラック10のリア側庫内灯100及びフロント側庫内灯101を点灯させ、これらリア側庫内灯100及びフロント側庫内灯101の点灯により、リアドア12及びフロントドア14の表面材69の通気口としての各孔68から明かりを通路105に漏らして通路105の誘導灯を構成している状態のことである。この誘導照明中においては、点灯状態にあるサーバラック10のリアドア12及びフロントドア14が開閉操作されたとしても、その開閉操作に伴う消灯は禁止されるようになっている。
そして照明制御装置110は、出入口ドア130の開閉が検知されときに誘導照明中でなかった場合には(ステップS2:No)、いずれかのサーバラック10から障害発生信号を受信しているか否かに基づいて障害が発生中であるか否かを判断する(ステップS3)。障害が発生中でなければ(ステップS3:No)、照明制御装置110は、全てのサーバラック10に対して各々のリア側庫内灯100及びフロント側庫内灯101を点灯させる点灯指令信号を送信し、全てのサーバラック10の各々のリア側庫内灯100及びフロント側庫内灯101を点灯状態として誘導照明を開始する(ステップS4)。
これにより、コンピュータールーム2の全ての通路105が各ラック列99により照らさせることとなり、出入口ドア130から室内に入ってきた作業者等に対して、通路105の誘導が可能になる。
なお、ステップS4においては、全てのサーバラック10のリア側庫内灯100及びフロント側庫内灯101を点灯させるのではなく、コンピュータールーム2の室内の明るさや広さ、リア側庫内灯100及びフロント側庫内灯101の明るさ等に応じて、ラック列99の中の数台のサーバラック10のみ、或いは、リア側庫内灯100及びフロント側庫内灯101のいずれかのみを点灯させる、いわゆる間引き点灯を行うようにしても良い。
また、ステップS3の判断の結果、障害が発生中である場合(ステップS4:Yes)、照明制御装置110は、上記配置マップデータ119に基づいて、障害が発生したサーバラック10を含むラック列99を特定し(ステップS5)、このラック列99の両端部に配置されている各サーバラック10に点灯指令信号を送信して、各サーバラック10のリア側庫内灯100及びフロント側庫内灯101を点灯状態とし誘導照明を行う(ステップS6)。また、照明制御装置110は、障害が発生しているサーバラック10に対して、リア側庫内灯100及びフロント側庫内灯101の点滅による点灯を指令して、障害が発生しているサーバラック10を作業者に対して点灯状態により識別可能に通知する(ステップS7)。
これにより、障害発生時には、障害が発生しているラック列99の両端に位置する各サーバラック10のリア側庫内灯100及びフロント側庫内灯101を点灯状態とするから障害が発生しているラック列99を容易に識別可能となる。また、ラック列99の両端に位置する各サーバラック10が点灯状態となることで、障害が発生したサーバラック10と出入口ドア130との間にあるサーバラック10が点灯することとなり、作業者に対して、障害が発生しているラック列99への誘導が可能となる。また、障害が発生しているサーバラック10のリア側庫内灯100及びフロント側庫内灯101を点滅状態とすることで、そのサーバラック10を作業者が容易に見つけることができる。
さらに、障害発生時に停電が生じていても、無停電電源装置122から各サーバラック10及び照明制御装置110に対して電力供給が行われているため、サーバラック10のリア側庫内灯100及びフロント側庫内灯101を点灯し誘導灯を構成することができる。
このとき、上記のように、障害が発生しているラック列99の全てのサーバラック10を点灯状態とするのではなく、そのラック列99の両端部のサーバラック10のみを点灯状態とすることで、誘導効果を維持しつつ無停電電源装置122の消費電力を抑制することができる。なお、ラック列99の両端部の各々のサーバラック10を点灯状態とするのではなく、そのラック列99の両端部の各サーバラック10のうち、出入口ドア130に近い方のみを点灯状態としても良い。
さて、照明制御装置110は、出入口ドア130の開閉が検知されときに誘導照明中であった場合には(ステップS2:Yes)、点灯中のサーバラック10に対して消灯指令信号を送信し、全てのサーバラック10のリア側庫内灯100及びフロント側庫内灯101を消灯状態とする(ステップS8)。
これにより、作業者が作業終了後にコンピュータールーム2を退出すべく出入口ドア130を開閉させたときに自動で各サーバラック10が消灯する。
以上説明したように、本実施形態によれば、コンピュータールーム2の出入口ドア130が開かれたときに、所定のサーバラック10のキャビネット11が備えるリア側庫内灯100及びフロント側庫内灯101を点灯し、該コンピュータールーム2内での誘導灯を構成するようにしたため、作業者がコンピュータールーム2に入室した際に、コンピュータールーム2に既設の蛍光灯等の室内照明を点灯させなくとも、コンピュータールーム2内で所定のキャビネット11の位置に作業者を導くことができる。これにより、コンピュータールーム2の照明に要する消費電力を削減し、コンピュータールーム2の消費電力を抑制することができる。
また、コンピュータールーム2内に蛍光灯等の室内照明を配設する必要が無く、施設コストを抑えることもできる。
また本実施形態によれば、所定のサーバラック10のキャビネット11が備えるリア側庫内灯100及びフロント側庫内灯101が点灯しているとき、コンピュータールーム2の出入口ドア130が再び開けられた場合に、これら点灯中のリア側庫内灯100及びフロント側庫内灯101を消灯する構成としたため、作業者が作業終了後にコンピュータールーム2を退出すべく出入口ドア130を開いただけで、何ら消灯操作をすることなく自動で各サーバラック10を消灯状態とすることができる。
また本実施形態によれば、サーバラック10の電子機器冷却ユニット20の異常を検出した場合に、サーバラック10のリア側庫内灯100及びフロント側庫内灯101を点滅により識別可能に点灯すると共に、当該サーバラック10を含むラック列99の両端に位置する各サーバラック10のリア側庫内灯100及びフロント側庫内灯101を点灯させることで、障害が発生したサーバラック10と出入口ドア130との間にあるサーバラック10を点灯させる構成とした。これにより、作業者に対して、障害が発生しているサーバラック10へ速やかに誘導することができる。
なお、上述した実施の形態は、あくまでも本発明の一態様を示すものであり、本発明の範囲内で任意に変形および応用が可能である。
例えば、上述した実施形態では、サーバラック10のキャビネット11がフロントドア14及びフロント側庫内灯101を備える場合を例示したが、リアドア12及びリア側庫内灯100だけであっても良い。
例えば本実施形態では、空冷式の熱源機30を使用する場合について説明したが、これに限らず、図11に示すように、水冷式の熱源機30Xを使用してもよい。水冷式の熱源機30Xを使用する場合は、図示せぬクーリングタワーから延びる水配管201、202とに熱源機30Xを配管接続する構成を採るため、複数の熱源機30Xを重ねて配置でき、熱源機30Xの配置スペースが小さくなる。また、熱源機30、30Xから延びるメイン冷媒配管31に空気調和装置を接続し、この空気調和装置によりコンピュータールーム2内の空調を行う構成としてもよい。
また、上記した熱源機30,30Xは、四方弁34を有しない冷房(冷却)サイクル専用機の構成としても良い。また、上記熱源機30,30Xが備える圧縮機32は、電動機で駆動される形式、いわゆるEHP(電気式ヒートポンプ)形式のものであったが、これに限るものではなく、ガスエンジンの駆動によって圧縮機を駆動させるGHP(ガスヒートポンプ)形式の熱源機としても良い。
また、本実施形態では、サーバラック10が備えるリアドア12は片開きのドアであったが、これに限るものではなく、両開きのドアを用いる構成としても良い。この構成によれば、例えば、電子機器の横幅が大きくなることに伴い、キャビネットの幅が広くなったとしても、片開きに比べてドアの可動範囲を小さくすることができるため、メンテナンス時の作業を容易に行うことができる。
本発明の一実施形態に係る電子機器冷却システムを示す図である。 サーバラックを示す図である。 電子機器冷却装置の回路構成を示す図である。 サーバラックの外観斜視図である。 リアドアを開いた状態のサーバラックの斜視図である。 図5においてカバー材を外した状態を示す斜視図である。 蒸発器の構成を示す斜視図である。 照明システムの構成を模式的に示す図である。 照明制御装置の機能的構成を示すブロック図である。 点灯制御の処理手順を示すフローチャートである。 水冷式の熱源機を用いた電子機器冷却システムを示す図である。
符号の説明
1 電子機器冷却システム
2 コンピュータールーム
3 電子機器
10 サーバラック
11 キャビネット
11A 天板
12 リアドア
14 フロントドア
20 電子機器冷却ユニット
21 蒸発器
51 電装ユニット
69 表面材
99 ラック列
100 リア側庫内灯(照明装置)
101 フロント側庫内灯(照明装置)
105 通路
109 開閉センサ
110 照明制御装置(照明制御手段)
112 制御部
116 通信部
118 記憶部
119 配置マップデータ
122 無停電電源装置
130 出入口ドア
200 照明システム

Claims (5)

  1. コンピュータールームに電子機器を収納した複数のキャビネットを配置し、これらキャビネットのそれぞれは、収納した電子機器の排熱を含む空気を冷却する冷却器を備え該冷却器で冷却した空気がコンピュータールームに戻されると共に、該キャビネットのリアドアが開かれると点灯して内部を照らす照明装置を有し、
    前記コンピュータールームの出入口ドアが開かれたときに、所定のキャビネットの前記照明装置を点灯し、該コンピュータールーム内での誘導灯を構成する照明制御手段を設けた
    ことを特徴とするコンピュータールームの照明システム。
  2. 前記照明制御手段は、所定のキャビネットの前記照明装置が点灯しているとき、前記コンピュータールームの出入口ドアが再び開けられると、該照明装置を消灯することを特徴とする請求項1に記載のコンピュータールームの照明システム。
  3. 前記冷却器の異常を検出する異常検出手段を備え、
    この異常検出手段が異常を検出した場合、前記照明制御手段は、異常が検出された冷却器を有するキャビネットの照明装置を点灯すると共に、当該キャビネットと前記出入口ドアとの間にある所定のキャビネットの照明装置を点灯することを特徴とする請求項1または2に記載のコンピュータールームの照明システム。
  4. 複数の前記キャビネットの配列により前記コンピュータールーム内に通路を形成し、
    前記照明制御手段は、前記コンピュータールームの出入口ドアが開かれたときに、所定のキャビネットの照明装置を点灯し前記出入口ドアから前記通路への誘導灯を構成する
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のコンピュータールームの照明システム。
  5. 複数の前記キャビネットの配列により前記コンピュータールーム内に通路を形成し、
    前記冷却器の異常を検出する異常検出手段を設け、
    この異常検出手段が異常を検出した場合、異常が検出された冷却器を有するキャビネットの照明装置を点灯すると共に、当該キャビネットが配列されたキャビネットの照明装置を点灯する
    ことを特徴とする請求項1または2に記載のコンピュータールームの照明システム。
JP2007310809A 2007-11-30 2007-11-30 コンピュータールームの照明システム Pending JP2009135016A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007310809A JP2009135016A (ja) 2007-11-30 2007-11-30 コンピュータールームの照明システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007310809A JP2009135016A (ja) 2007-11-30 2007-11-30 コンピュータールームの照明システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2009135016A true JP2009135016A (ja) 2009-06-18

Family

ID=40866702

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007310809A Pending JP2009135016A (ja) 2007-11-30 2007-11-30 コンピュータールームの照明システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2009135016A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5553951B1 (ja) * 2013-10-03 2014-07-23 エヌ・ティ・ティレゾナント・テクノロジー株式会社 電子機器収納用の電波暗室ボックス
US9719673B2 (en) 2012-05-02 2017-08-01 3M Innovative Properties Company Rack mounted light
CN109636989A (zh) * 2018-12-29 2019-04-16 浙江创力电子股份有限公司 一种智慧型数据中心机柜锁系统

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9719673B2 (en) 2012-05-02 2017-08-01 3M Innovative Properties Company Rack mounted light
JP5553951B1 (ja) * 2013-10-03 2014-07-23 エヌ・ティ・ティレゾナント・テクノロジー株式会社 電子機器収納用の電波暗室ボックス
WO2015049760A1 (ja) * 2013-10-03 2015-04-09 エヌ・ティ・ティレゾナント・テクノロジー株式会社 電子機器収納用の電波暗室ボックス
US9433136B2 (en) 2013-10-03 2016-08-30 Ntt Resonant Technology Inc. Anechoic chamber box for storing electronic apparatus
CN109636989A (zh) * 2018-12-29 2019-04-16 浙江创力电子股份有限公司 一种智慧型数据中心机柜锁系统

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4940095B2 (ja) 電子機器冷却システム
US8113009B2 (en) Electronic device cooling system and electronic device cooling apparatus
JP5017088B2 (ja) 電子機器冷却装置
JP4914800B2 (ja) 電子機器冷却装置
JP2009193137A (ja) 電子機器冷却システム
JP2011247573A (ja) 冷房システム
US10342166B2 (en) Cooling systems for small equipment rooms and methods of cooling small equipment rooms
JP4940094B2 (ja) 電子機器冷却装置
JP4940097B2 (ja) 電子機器冷却システム
JP2009135287A (ja) 電子機器冷却装置
JP2009135016A (ja) コンピュータールームの照明システム
JP2009134541A (ja) 電子機器冷却装置
JP5247132B2 (ja) 空調システム
JP2009134531A (ja) 電子機器冷却システム
JP4940096B2 (ja) 電子機器冷却システム
JP2009134507A (ja) 電子機器冷却装置
JP2009135280A (ja) 電子機器冷却装置
JP2009134532A (ja) 電子機器冷却装置
JP4879136B2 (ja) 電子機器冷却システム
JP2010190484A (ja) 電子機器冷却装置
JP2009133617A (ja) 空調システム
JP2009133544A (ja) 空気調和システム
JP2015005677A (ja) 電子機器装置およびその筐体
JP2010211363A (ja) 電子機器冷却装置
KR101635448B1 (ko) 서버랙