JP2009134824A - 記憶媒体の装着方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】部品数の増大を回避しつつ記憶媒体の回転精度を向上させることができる記憶媒体の装着方法を提供する。
【解決手段】固定子に回転自在に支持される回転子は固定子に対して相対回転する。このとき、回転子の回転中心軸X1が検出される。記憶媒体14の装着にあたって、回転子の回転中心軸X1に記憶媒体14の中心軸X5は位置合わせされる。その結果、回転子の回転中に記憶媒体14は回転子の回転中心軸X1回りに回転することができる。記憶媒体14の回転ぶれは抑制される。バランサーといった部品は必要とされない。部品数の増大は回避されつつ記憶媒体14の回転精度は向上することができる。
【選択図】図7
【解決手段】固定子に回転自在に支持される回転子は固定子に対して相対回転する。このとき、回転子の回転中心軸X1が検出される。記憶媒体14の装着にあたって、回転子の回転中心軸X1に記憶媒体14の中心軸X5は位置合わせされる。その結果、回転子の回転中に記憶媒体14は回転子の回転中心軸X1回りに回転することができる。記憶媒体14の回転ぶれは抑制される。バランサーといった部品は必要とされない。部品数の増大は回避されつつ記憶媒体14の回転精度は向上することができる。
【選択図】図7
Description
本発明は、例えばハードディスク(HD)といった記憶媒体を回転子に装着する方法に関する。
ハードディスク駆動装置(HDD)にはスピンドルモータが組み込まれる。スピンドルモータのスピンドルハブには磁気ディスクが装着される。スピンドルハブはスピンドルモータのブラケットに回転自在に支持される。磁気ディスクの装着にあたって、磁気ディスクの中心に形成される貫通孔がスピンドルハブに受け入れられる。貫通孔の中心軸はスピンドルハブの中心軸に位置合わせされる。
ブラケットおよびスピンドルハブの間には例えば加工誤差から公差が生じる。こうした公差に基づきスピンドルハブの回転中心軸は本来の回転中心軸からずれてしまう。ずれは回転精度を低下させる。ずれの解消にあたってスピンドルハブにはバランサーが取り付けられる。バランサーは例えば重りから構成される。こういったバランサーはスピンドルモータの部品数を増大させてしまう。
本発明は、上記実状に鑑みてなされたもので、部品数の増大を回避しつつ記憶媒体の回転精度を向上させることができる記憶媒体の装着方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、第1発明によれば、固定子に回転自在に支持される回転子を固定子に対して相対回転させて、回転子の回転中心軸を検出する工程と、
回転子の回転中心軸に記憶媒体の中心軸を一致させつつ回転子に記憶媒体を装着する工程とを備えることを特徴とする記憶媒体の装着方法が提供される。
回転子の回転中心軸に記憶媒体の中心軸を一致させつつ回転子に記憶媒体を装着する工程とを備えることを特徴とする記憶媒体の装着方法が提供される。
こうした記憶媒体の装着方法によれば、回転子の回転中に回転子の回転中心軸が検出される。記憶媒体の装着にあたって記憶媒体の中心軸は回転子の回転中心軸に位置合わせされる。その結果、回転子の回転中に記憶媒体は回転子の回転中心軸回りに回転することができる。記憶媒体の回転ぶれは抑制される。バランサーといった部品は必要とされない。部品数の増大は回避されつつ記憶媒体の回転精度は向上することができる。
前記記憶媒体の装着時、前記回転子の非回転時に規定される前記固定子の中心軸に対する前記回転子の中心軸の傾斜角が参照されればよい。
例えば固定子に流体軸受けが組み込まれる場合、回転子の非回転時に回転子は固定子に対して傾く。回転子の中心軸は固定子の中心軸に対して所定の傾斜角で傾く。したがって、回転子の回転中心軸は同様に所定の傾斜角で傾く。記憶媒体の装着にあたって傾斜角が参照されれば、記憶媒体は回転子の回転中心軸に対して正確に位置合わせされる。記憶媒体は回転子に対して高い精度で装着される。
第2発明によれば、固定子に回転自在に支持される回転子を固定子に対して相対回転させて、固定子の中心軸に対する回転子の重心の乖離量を検出する工程と、
固定子の中心軸から重心の乖離する方向に逆向きに前記乖離量に応じて固定子の中心軸から記憶媒体の中心軸を乖離させつつ回転子に記憶媒体を装着する工程とを備えることを特徴とする記憶媒体の装着方法が提供される。
固定子の中心軸から重心の乖離する方向に逆向きに前記乖離量に応じて固定子の中心軸から記憶媒体の中心軸を乖離させつつ回転子に記憶媒体を装着する工程とを備えることを特徴とする記憶媒体の装着方法が提供される。
こうした記憶媒体の装着方法によれば、回転子の回転中に回転子の重心が検出される。その結果、固定子の中心軸から重心の乖離量が検出される。記憶媒体の装着にあたって記憶媒体の中心軸は、固定子の中心軸から重心の乖離する方向に逆向きに乖離量に応じて固定子の中心軸から乖離する。その結果、回転子および記憶媒体の重心は固定子の中心軸に一致する。回転子の重心の乖離すなわちアンバランスは解消される。記憶媒体は固定子の中心軸回りに回転することができる。記憶媒体の回転ぶれは回避される。バランサーといった部品は必要とされない。部品数の増大は回避されつつ記憶媒体の回転精度は一層向上することができる。
前記記憶媒体の装着時、前記回転子の非回転時に規定される前記固定子の中心軸に対する前記回転子の回転中心軸の傾斜角が参照されればよい。
前述と同様に、例えば固定子に流体軸受けが組み込まれる場合、回転子の非回転時に回転子は固定子に対して傾く。回転子の中心軸は固定子の中心軸に対して所定の傾斜角で傾く。したがって、回転子の回転中心軸は同様に所定の傾斜角で傾く。記憶媒体の装着にあたって傾斜角が参照されれば、記憶媒体は回転子の回転中心軸に対して正確に位置合わせされる。記憶媒体は回転子に対して高い精度で装着される。
第3発明によれば、固定子に回転自在に支持される回転子の非回転時、固定子の中心軸に対する回転子の中心軸の傾斜角を検出する工程と、
検出された傾斜角に応じて回転子の回転中心軸に記憶媒体の中心軸を一致させつつ回転子に記憶媒体を装着する工程とを特徴とする記憶媒体の装着方法が提供される。
検出された傾斜角に応じて回転子の回転中心軸に記憶媒体の中心軸を一致させつつ回転子に記憶媒体を装着する工程とを特徴とする記憶媒体の装着方法が提供される。
前述と同様に、例えば固定子に流体軸受けが組み込まれる場合、回転子の非回転時に回転子は固定子に対して傾く。回転子の中心軸は固定子の中心軸に対して所定の傾斜角で傾く。したがって、回転子の回転中心軸は同様に所定の傾斜角で傾く。記憶媒体の装着にあたって傾斜角が参照されれば、記憶媒体は回転子の回転中心軸に対して正確に位置合わせされる。記憶媒体は回転子に対して高い精度で装着される。
以上のように本発明によれば、部品数の増大を回避しつつ記憶媒体の回転精度を向上させることができる記憶媒体の装着方法を提供することができる。
以下、添付図面を参照しつつ本発明の一実施形態を説明する。
図1は記憶媒体駆動装置の一具体例すなわちハードディスク駆動装置(HDD)11の内部構造を概略的に示す。このHDD11は筐体すなわちハウジング12を備える。ハウジング12は箱形のベース13およびカバー(図示されず)から構成される。ベース13は例えば平たい直方体の内部空間すなわち収容空間を区画する。ベース13は例えばアルミニウムといった金属材料から鋳造に基づき成形されればよい。カバーはベース13の開口に結合される。カバーとベース13との間で収容空間は密閉される。カバーは例えばプレス加工に基づき1枚の板材から成形されればよい。
収容空間には、記憶媒体としての1枚以上の磁気ディスク14が収容される。ここでは、例えば4枚の磁気ディスク14が組み込まれる。磁気ディスク14はスピンドルモータ15に装着される。スピンドルモータ15は例えば3600rpmや4200rpm、5400rpm、7200rpm、10000rpm、15000rpmといった高速度で磁気ディスク14を回転させることができる。スピンドルモータ15の詳細は後述される。
収容空間にはキャリッジアセンブリ16がさらに収容される。キャリッジアセンブリ16は、キャリッジブロック17を備える。キャリッジブロック17は、垂直方向に延びる支軸18に回転自在に連結される。キャリッジブロック17には、支軸18から水平方向に延びる複数のキャリッジアーム19が一体化される。キャリッジブロック17は例えば押し出し成型に基づきアルミニウムから成型されればよい。
個々のキャリッジアーム19の先端にはヘッドサスペンション21が取り付けられる。ヘッドサスペンション21はキャリッジアーム19の先端から前方に延びる。ヘッドサスペンション21の前端にはフレキシャが貼り付けられる。フレキシャ上には浮上ヘッドスライダ22が支持される。フレキシャに基づき浮上ヘッドスライダ22はヘッドサスペンション21に対して姿勢を変化させることができる。浮上ヘッドスライダ22には磁気ヘッドすなわち電磁変換素子が搭載される。
磁気ディスク14の回転に基づき磁気ディスク14の表面で気流が生成されると、気流の働きで浮上ヘッドスライダ22には正圧すなわち浮力および負圧が作用する。浮力および負圧とヘッドサスペンション21の押し付け力とが釣り合うことで磁気ディスク14の回転中に比較的に高い剛性で浮上ヘッドスライダ22は浮上し続けることができる。
こういった浮上ヘッドスライダ22の浮上中にキャリッジアセンブリ16が支軸18回りで回転すると、浮上ヘッドスライダ22は磁気ディスク14の半径線に沿って移動することができる。その結果、浮上ヘッドスライダ22上の電磁変換素子は最内周記録トラックと最外周記録トラックとの間でデータゾーンを横切ることができる。こうして浮上ヘッドスライダ22上の電磁変換素子は目標の記録トラック上に位置決めされる。
キャリッジブロック17には例えばボイスコイルモータ(VCM)23といった動力源が接続される。このVCM23の働きでキャリッジブロック17は支軸18回りで回転することができる。こうしたキャリッジブロック17の回転に基づきキャリッジアーム19およびヘッドサスペンション21の揺動は実現される。
次にスピンドルモータ15の構造を詳述する。図2に示されるように、スピンドルモータ15は例えばベース13の底板に固定されるブラケット25を備える。ブラケット25にはいわゆる流体軸受け26が組み込まれる。流体軸受け26ではスリーブ27の円筒空間に回転軸28が受け入れられる。スリーブ27および回転軸28の間は例えば潤滑油といった流体で満たされる。こういった流体の働きで回転軸28はスリーブ27内で軸心回りに高速に回転することができる。回転軸28の下端には回転軸28の軸心から遠心方向に広がるスラストフランジ29が取り付けられる。スラストフランジ29はスラストプレート31に受け止められる。スラストフランジ29およびスラストプレート31の間は同様に流体で満たされる。ここでは、ブラケット25およびスリーブ27はスピンドルモータ15の固定子を構成する。
回転軸28には円筒形のスピンドルハブ32が装着される。スピンドルハブ32には例えば4枚の磁気ディスク14が搭載される。搭載にあたって個々の磁気ディスク14の中心には貫通孔14aが穿たれる。貫通孔14aはスピンドルハブ32を受け入れる。磁気ディスク14同士の間には環状スペーサ33が挟み込まれる。環状スペーサ33は磁気ディスク14同士の間隔を保持する。スピンドルハブ32の上端にはクランプ34が装着される。クランプ34は例えばねじでスピンドルハブ32に固定されればよい。磁気ディスク14および環状スペーサ33は、クランプ34およびスピンドルハブ32の下端から外側に突き出るフランジ35の間に挟み込まれる。ここでは、回転軸28およびスピンドルハブ32はスピンドルモータ15の回転子を構成する。
ブラケット25には回転軸28周りで複数個のコイル36が固定される。スピンドルハブ32には複数個の永久磁石37が固定される。永久磁石37は、スピンドルハブ32でコイル36に向き合う壁面に配置される。コイル36に電流が供給されると、コイル36で磁界が生じる。コイル36の磁界に応じて永久磁石37は駆動される。こうして回転中心軸X1回りでスピンドルハブ32すなわち磁気ディスク14の回転は引き起こされる。回転中心軸X1はブラケット25の軸心に一致する。回転子の回転中心軸が回転中心軸X1に一致すると、回転子で高い回転精度が確立される。同様に、回転子の回転中心軸が磁気ディスク14の中心軸に一致すると、磁気ディスクで高い回転精度が確立される。磁気ディスク14は回転する。こうしてスピンドルモータ15では固定子は相対回転自在に回転子を支持する。
次に本発明の第1実施形態に係る磁気ディスク14の装着方法を説明する。まず、スピンドルモータ15が組み立てられる。ブラケット25にはスリーブ27や回転軸28、スピンドルハブ32が装着される。ブラケット25は例えばステージ上の所定の位置に固定される。回転軸28およびスピンドルハブ32すなわち回転子は所定の回転速度で回転する。このとき、図3に示されるように、スピンドルハブ32の外周面には例えば3台の非接触変位計41が向き合わせられる。非接触変位計41はスピンドルハブ32周りで相互に等間隔に配置される。各非接触変位計41はブラケット25の軸心から等距離に配置される。非接触変位計41には例えばレーザ変位計が用いられる。
回転子の回転中、非接触変位計41はスピンドルハブ32の外周面に向かってレーザ光を照射する。非接触変位計41はブラケット25の軸心に平行に上下移動する。スピンドルハブ32の外周面でレーザ光は非接触変位計41に向かって反射する。反射する光に基づき回転子の回転中心軸が検出される。図4に示されるように、例えば加工誤差から生じる公差に基づき回転子の回転中心軸X1はブラケット25の軸心すなわち固定子の中心軸X2から乖離する。こうした乖離は回転子の回転ぶれを引き起こす。
前述のように、スリーブ27および回転軸28の間は流体で満たされる。スリーブ27および回転軸28の間は所定の間隔で隔てられる。したがって、回転軸28の回転が停止すると、回転軸28は傾いてしまう。例えば図5に示されるように、回転軸28の軸心すなわち回転子の中心軸X3は固定子の中心軸X2から所定の傾斜角αで傾く。すなわち、図6に示されるように、回転子の回転中心軸X1は、固定子の中心軸X2に平行に延びる垂直軸X4から傾斜角αで傾く。このとき、スピンドルハブ32の外周面には非接触変位計41のレーザ光が照射される。非接触変位計41は固定子の中心軸X2に平行に上下移動する。こうして非接触変位計41の働きで傾斜角αは検出される。
その後、磁気ディスク14が装着される。図7に示されるように、磁気ディスク14は貫通孔14aでスピンドルハブ32に受け入れられる。受け入れにあたって磁気ディスク14の位置が調整される。このとき、回転中心軸X1の傾斜角αが参照される。磁気ディスク14の中心軸X5は回転子の回転中心軸X1に一致する。磁気ディスク14の中心軸X3は、磁気ディスク14の表面に沿って規定される仮想平面に直交する。同様に、環状スペーサ33の中心軸は回転中心軸X1に一致する。その結果、図8に示されるように、すべての磁気ディスク14の中心軸X5および環状スペーサ33の中心軸は回転中心軸X1に一致する。その後、スピンドルハブ32にはクランプ34が取り付けられる。こうして磁気ディスク14はスピンドルハブ32に装着される。
一般に、磁気ディスク14の貫通孔14aの内周面およびスピンドルハブ32の外周面の間には公差に基づき所定の隙間が規定される。こうした隙間によれば、磁気ディスク14の中心軸X5は回転子の回転中心軸X1に位置合わせされることができる。こうして中心軸X5が回転中心軸X1に一致すると、磁気ディスク14は回転子の回転中心軸X1を中心に回転することができる。回転子の回転ぶれにも拘わらず磁気ディスク14の回転ぶれは抑制される。磁気ディスク14の回転精度は向上する。バランサーといった部品は必要とされない。スピンドルモータ15で部品数の増大は回避される。
次に本発明の第2実施形態に係る磁気ディスク14の装着方法を説明する。この装着方法では、回転子の回転時に非接触変位計41で計測されるスピンドルハブ32の変位に基づき回転子の加速度がさらに検出されてもよい。前述の回転子の回転中心軸X1に加えて回転子の加速度が検出されると、例えば図9に示されるように、回転子の重心Gの位置が算出される。ここで、固定子の中心軸X2に対する重心Gの乖離量L[mm]が検出される。こうして回転子のアンバランス量が算出される。アンバランス量は、回転子の質量M[g]と重心Gの乖離量L[mm]との積MLで算出される。
いま、例えば1.0[g・mm]のアンバランス量が算出された場合を想定する。このとき、スピンドルハブ32に磁気ディスク14が装着される。例えば1枚の磁気ディスク14は10[g]の質量を有する。したがって、図8に示されるように、1枚の磁気ディスク14の中心軸X5は、固定子の中心軸X2から0.1[mm]の乖離量で、中心軸X2から回転子の重心の乖離方向に逆向きに乖離した位置に位置決めされる。その後、残りの3枚の磁気ディスク14がスピンドルハブ32に装着される。これら3枚の磁気ディスク14の中心軸X5は回転中心軸X1に一致する。こういった磁気ディスク14の装着にあたって、前述と同様に、回転子の回転中心軸X1の傾斜角αが参照される。
以上のような磁気ディスク14の装着方法によれば、磁気ディスク14の貫通孔14aの内周面およびスピンドルハブ32の外周面の間には公差に基づき所定の隙間が規定される。こうした隙間によれば、磁気ディスク14は回転子のアンバランス量に応じて固定子の中心軸X2から所定の乖離量で乖離した位置に位置決めされる。その結果、回転子および磁気ディスク14の重心は固定子の中心軸X2に一致することができる。こうして回転子および磁気ディスク14のアンバランス量は0(ゼロ)[g・mm]に設定される。磁気ディスク14の回転ぶれは回避される。磁気ディスク14の回転精度は一層向上する。バランサーといった部品は必要とされない。スピンドルモータ15で部品数の増大は回避される。
その他、前述の第1実施形態は、回転子の重心Gのアンバランス量[g・mm]を無視できる程度のスピンドルモータ15に適用されればよい。前述の第2実施形態は、回転子の重心Gのアンバランス量[g・mm]を加味した厳密な回転精度を要求するスピンドルモータ15に適用されればよい。また、前述の第2実施形態では、1枚の磁気ディスク14の位置の変更に代えて、回転子の重心Gの位置に応じて複数枚の磁気ディスク14の位置が変更されてもよい。こうした変更に基づき回転子の重心Gのアンバランス量が解消されることができる。
なお、スピンドルハブ32の変位の検出にあたって、非接触変位計41に代えて画像認識が利用されてもよい。また、前述の流体軸受け26に代えて、スピンドルモータ15には例えば玉軸受けが組み込まれてもよい。こうしたスピンドルモータ15では、回転子の回転が停止しても、回転軸28の軸心はブラケット25の中心軸X2に一致する。したがって、傾斜角αは0度に設定される。傾斜角αの計測処理は省略される。磁気ディスク14の装着時間は短縮される。その他、HDD11ではブラケット25はベース13に一体化されてもよい。こうしてベース13およびブラケット25がスピンドルモータ15の固定子を構成してもよい。
14 記憶媒体(磁気ディスク)、X1 回転子の回転中心軸、X2 固定子の中心軸、X3 回転子の中心軸、X5 記憶媒体の中心軸、α 傾斜角、G 回転子の重心、L 回転子の重心の乖離量。
Claims (5)
- 固定子に回転自在に支持される回転子を固定子に対して相対回転させて、回転子の回転中心軸を検出する工程と、
回転子の回転中心軸に記憶媒体の中心軸を一致させつつ回転子に記憶媒体を装着する工程とを備えることを特徴とする記憶媒体の装着方法。 - 請求項1に記載の記憶媒体の装着方法において、前記記憶媒体の装着時、前記回転子の非回転時に規定される前記固定子の中心軸に対する前記回転子の中心軸の傾斜角が参照されることを特徴とする記憶媒体の装着方法。
- 固定子に回転自在に支持される回転子を固定子に対して相対回転させて、固定子の中心軸に対する回転子の重心の乖離量を検出する工程と、
固定子の中心軸から重心の乖離する方向に逆向きに前記乖離量に応じて固定子の中心軸から記憶媒体の中心軸を乖離させつつ回転子に記憶媒体を装着する工程とを備えることを特徴とする記憶媒体の装着方法。 - 請求項3に記載の記憶媒体の装着方法において、前記記憶媒体の装着時、前記回転子の非回転時に規定される前記固定子の中心軸に対する前記回転子の中心軸の傾斜角が参照されることを特徴とする記憶媒体の装着方法。
- 固定子に回転自在に支持される回転子の非回転時、固定子の中心軸に対する回転子の中心軸の傾斜角を検出する工程と、
検出された傾斜角に応じて回転子の回転中心軸に記憶媒体の中心軸を一致させつつ回転子に記憶媒体を装着する工程とを特徴とする記憶媒体の装着方法。
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712 Effective date: 20091022 |