JP2009134644A - デザイン管理装置、デザイン管理プログラムおよびデザイン管理システム - Google Patents

デザイン管理装置、デザイン管理プログラムおよびデザイン管理システム Download PDF

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Abstract

【課題】作品のデザインを登録し、このデザインの公開によりオリジナルの作品の提供を行えるようにするとともに、デザインの対価をオリジナルのデザインを行った者に還元できること。
【解決手段】作品管理サーバ301は、所定の作品に対するオリジナルの認定の処理を行うオリジナル認定処理部401と、オリジナル認定処理部401によりオリジナルであると認定された作品の公開の処理を行うカタログ掲載処理部402と、カタログ掲載処理部402により公開された作品を参考にした新たな作品の注文製作の処理に基づき、参考元であるオリジナルの認定を受けた作品に対して所定の特典の給付処理を行う特典給付処理部403とを備える。
【選択図】図3

Description

この発明は、オリジナルのデザインの登録、公開を行い、このデザインの使用毎にデザイン作成者にデザイン作成の対価を還元するデザイン管理装置、デザイン管理プログラムおよびデザイン管理システムに関する。
従来、オリジナルのデザインによる物品等の作品の購買は、カタログ冊子、各種メディア、口コミ等により、製作者が直接あるいは仲介者を介して限定的に販売するようになっていた。近年のインターネットの普及により、自身のホームページ上でオリジナルの作品を公開および販売することにより、より多数の製品の販売が可能になっている。
また、物品等の流通において、物品の販売属性等に応じて定めた販売枠と還元条件を設定することにより、任意の販売枠毎に購入金額に対する代金還元を行う、という購入代金還元システムがある(例えば、下記特許文献1参照。)。
特開2003−50899号公報
しかしながら、現状、デザインに独創性(オリジナル性)がある作品の取引は、ホームページ上等で公開登録された作品がその作品を単位として取引されている。したがって、オリジナル性が強く、一定の評価が与えられる作品であれば継続的に作品の価値(値段)も変わらない、あるいは高くなる。同時に、オリジナルな作品は、例えば手作業で製作され、流通する個数も自ずと少ない場合には、オリジナルの作品自体の入手が困難なことが多い。この場合、例えば、インターネット等を用いた作品の公開は、作品の流通の促進には寄与しない。
また、上記特許文献1の技術によれば、販売枠毎に購入金額に対する代金還元を行うことができるものであるが、これは作品(物品)の売り上げに基づき、特に大量販売を前提としたものであり、作品が有するオリジナル性に対する何らかの還元は考慮されていない。
そもそも、従来は、公開の媒体が何であれ、作品のオリジナル性を維持しようとすれば流通量は少なくなり、逆に流通量を多くすれば作品のオリジナル性が失われていた。
反面、近年は、各人の価値観の多様性も反映され、作品の価値が多様となっており、オリジナルの作品は、いわゆる匠と呼ばれるほんの少数の人だけに限定されたものではなく、個人の創作であっても受け入れられる傾向にある。このような場合、一般の消費者であっても、作品を購入するだけではなく、ある分野の作品では創作(製作)を行うことが可能であるが、これを具体的に実施できる技術がなかった。
上述した作品の創作とは、作品の製作作業自体は含まずに、オリジナル作品のデザインを行った場合であってもこれに該当する。デザインの価値が重要であれば、このデザインに基づき名の通った職人が作品を製作したとしても、デザインのオリジナル性は維持する必要がある。このように、作品を製作する技能がなくてもデザインだけでもオリジナル性を維持でき、これを公開しデザインの対価をデザインした者に還元することができる技術が提供されれば、オリジナルの作品数を増やしてオリジナルの作品の流通量を増やすことができるようになる。
また、オリジナルの作品があったとして、このオリジナルの作品に基づき、一部のデザインを変更した作品を製作することも考えられる。この場合、オリジナル性を維持しつつ、より多彩なデザインの創作へと発展させることができる。ここで、従来は、手作りで製作される作品等については、デザインのオリジナル性を特別に判断せず取り引きされており、オリジナルの作品に対する一部のデザイン変更自体も管理する仕組みがなかった。オリジナルのデザインを一部だけ変更すれば好みに合った機能等の作品が得られることもあるのだが、従来は、ある作品に対してデザインとデザイン変更を含めた管理を容易に行うことができないとともに、デザイン変更自体にも柔軟に対応することができなかった。
上記のような技術(例えばシステム)が一般に提供されれば、それまでオリジナルのデザインの創作を諦めていた者であっても、積極的に作品を提供できるようになる。同時に、購入者側でも既製(レディメイド)の作品だけではなく、オリジナル性を有する作品を購入できる機会を増やすことができるようになる。そして、オリジナルの作品を創作した者に対しては、所定の対価を還元することが望ましく、この還元を正当にかつ容易に行える技術(システム)も必要となる。
この発明は、上述した従来技術による問題点を解消するため、作品のデザインを登録し、このデザインの公開によりオリジナルの作品の提供を行えるようにするとともに、デザインの対価をオリジナルのデザインを行った者に還元できるデザイン管理装置、デザイン管理プログラムおよびデザイン管理システムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、この発明にかかるデザイン管理装置は、所定の作品に対するオリジナルの認定の処理を行う認定手段と、前記認定手段によりオリジナルであると認定された前記作品の公開の処理を行う掲載手段と、前記掲載手段により公開された前記作品を参考にした新たな作品の注文製作の処理に基づき、参考元であるオリジナルの認定を受けた前記作品に対して所定の特典の給付処理を行う給付手段と、を備えたことを特徴とする。
また、この発明にかかるデザイン管理装置は、前記オリジナルの作品の情報を出力するデザイン者の外部端末との間、前記注文の情報を出力する前記新たな作品の製作を注文する購入者の外部端末との間、および、前記作品のデザインのオリジナル性を認定する認定者の外部端末との間の通信をネットワークを介して行う通信手段と、前記通信手段を介して前記各外部端末との間の通信に基づき、前記オリジナルの作品の情報と、前記新たな作品の情報を当該新たな作品の製作経過毎にマスタファイルに記録するデータベースと、を備えたことを特徴とする。
また、この発明にかかるデザイン管理装置は、前記認定手段は、デザインの認定者の外部端末の操作による前記作品に対するオリジナルの認定結果に基づき、前記作品の情報の一部にオリジナルの認定の識別子を付与することを特徴とする。
また、この発明にかかるデザイン管理装置は、前記認定手段は、デザインの認定者の外部端末の操作による前記新たな作品に対するオリジナルの認定結果に基づき、前記新たな作品の情報の一部にオリジナルの認定の識別子を付与することを特徴とする。
また、この発明にかかるデザイン管理装置は、前記掲載手段は、デザイン者の外部端末の操作による前記作品に対する掲載の指示に基づき、前記作品の情報を前記ネットワーク上の他の外部端末で閲覧可能に公開することを特徴とする。
また、この発明にかかるデザイン管理装置は、前記掲載手段は、購入者の外部端末の操作による前記新たな作品に対する掲載の指示に基づき、前記新たな作品の情報を前記ネットワーク上の他の外部端末で閲覧可能に公開することを特徴とする。
また、この発明にかかるデザイン管理装置は、前記給付手段は、オリジナルの認定を受けた前記作品のデザイン者に対する特典として所定のデザイン参考料を給付する処理を行うことを特徴とする。
また、この発明にかかるデザイン管理装置は、前記給付手段は、オリジナルの認定を受けた前記新たな作品の購入者に対する特典として所定のデザイン参考料を給付する処理を行うことを特徴とする。
また、この発明にかかるデザイン管理装置は、前記給付手段は、購入者が購入した新たな作品の購入額に所定の還元率を乗算した金額、あるいは金額相当の対価を、購入者が参考にしたオリジナルの作品を保有するデザイン者の外部端末に対して通知することを特徴とする。
また、この発明にかかるデザイン管理装置は、前記給付手段は、前記認定手段により認定されたデザインの評価の度合いに対応して前記還元率を設定することを特徴とする。
また、この発明にかかるデザイン管理装置は、前記認定手段は、作品毎にオリジナルのデザインから当該オリジナルのデザインを参考にした作品に対するデザイン参考の状態を系統化して前記データベースに記憶することを特徴とする。
また、この発明にかかるデザイン管理プログラムは、コンピュータを、所定の作品に対するオリジナルの認定の処理を行う認定手段、前記認定手段によりオリジナルであると認定された前記作品の公開の処理を行う掲載手段、前記掲載手段により公開された前記作品を参考にした新たな作品の注文製作の処理に基づき、オリジナルの認定を受けた前記作品に対して所定の特典の給付処理を行う給付手段、として機能させることを特徴とする。
また、この発明にかかるデザイン管理システムは、オリジナルの作品の情報を出力するデザイン者の外部端末と、前記デザイン者がデザインしたオリジナルの作品を参照して新たな作品の製作を注文する購入者の外部端末と、前記作品のデザインのオリジナル性を認定する認定者の外部端末と、前記各外部端末とネットワークを介して接続され、前記認定者の外部端末から入力される前記作品に対するオリジナルの認定の情報に基づきオリジナルの認定の処理を行う認定手段と、前記認定手段によりオリジナルであると認定された前記作品を前記ネットワーク上に公開する処理を行う掲載手段と、前記掲載手段により公開された前記作品を参考にした新たな作品の注文製作の処理に基づき、参考元であるオリジナルの認定を受けた前記作品に対して所定の特典の給付処理を行う給付手段と、を備えたことを特徴とする。
上記構成によれば、オリジナル性を有する作品を参考にして新たな作品が製作された場合、オリジナルの作品に対して特典を給付する。同様に、新たな作品についてオリジナル性が認められた場合、この新たな作品を参考にしてさらに新たな作品が製作された場合においても、新たな作品に対して特典を給付する。このように、オリジナル性を有するデザインの作品が創作された場合、デザインの参考元となった作品に対してデザイン創作の対価として特典を給付し、デザインの独自性の維持を図りつつ、デザイン創作の機会を増やすことができるようになる。
本発明によれば、デザインの参考元となった作品を公開し、デザインの認定を行い、デザイン創作の対価として特典を給付する構成であるため、各作品のデザインの独自性を維持しつつ、一般の顧客も含めて各種作品に対するデザイン創作の機会を増やすことができるという効果を奏する。
以下に添付図面を参照して、この発明にかかるデザイン管理装置、デザイン管理プログラムおよびデザイン管理システムの好適な実施の形態を詳細に説明する。
(オリジナル作品の流通のサービス概要)
図1は、この発明によるオリジナルの作品の流通のサービスの流れを示す概要図である。作品を製作する職人(M:マイスターの略)10は、顧客(C:カスタマーの略)20から注文を受けて、作品を製作する。この後、顧客C(20)から製作された作品の代金を受け取り、職人M(10)から顧客C(20)に作品が納品される。作品自体の商取引は、職人M(10)と顧客C(20)との間で直接行う。
サービス事業者30は、職人M(10)により製作され、顧客C(20)に納品される作品のデザインにかかる管理を行う。運営の形態は各種あるが、ここでは、職人M(10)が所定のサービス料をサービス事業者30に支払い、作品のデザインを公開するサービス提供を受ける。サービス提供の料金は、一定額の月額制としたり、顧客C(20)との取引毎に生じる形にできる。
顧客C(20)は、作品のデザインに関する情報を無料のサービスで得る。気に入ったデザインの作品があれば、職人M(10)に対しデザインを指定して製作を依頼する。顧客C(20)に納品された作品の価格には、オリジナルのデザインを創作した者に対して還元(キックバック)するデザイン参考料が含まれている。このオリジナルのデザインを創作した者としては、職人M(10)の場合もあれば、作品を注文した顧客C(20)以外の他の顧客Cも考えられる。
図2は、デザイン参考料還元の流れを示す概要図である。デザイン参考料還元の処理は、サービス事業者103が提供する。具体的には、サービス事業者103は、インターネットのサーバを運営し、このサーバ上で作品毎のデザイン参考料還元にかかる管理の処理を行う。図2に示す例における顧客Cは、オリジナルのデザインを創作した顧客C1(101)と、顧客C1(101)が創作したデザインを用いて作品の製作を依頼する顧客C2(102)とに分かれる。
まず、顧客C1(101)がオリジナルのデザインを創作し、職人M(100)に注文する(ステップS101)。職人M(100)は、このデザインを用いて作品を製作し、作品に対するオリジナル認定の処理を行う(ステップS102)。ここでは、職人M(100)によって、製作した作品にオリジナル性があると認定されたとする。この後、顧客C1(101)から、職人M(100)に作品の代金が支払われ(ステップS103)、職人M(100)は、作品を顧客C1(101)に納品する(ステップS104)。この後、職人M(100)は、このシステムを利用したことによる所定のサービス料をサービス事業者103に支払う(ステップS104a)。この後、顧客C1(101)は、この作品をサービス事業者103のカタログ201に登録する(ステップS105)。このカタログは、インターネット上のサーバで公開され、職人M(100)および他の顧客C2(102)が閲覧可能である。
顧客C2(102)は、サービス事業者103のカタログ201に掲載されているデザインを参照する(ステップS106)。そして、顧客C2(102)が顧客C1(101)のデザインを参考にして職人M(100)に注文したとする(ステップS107)。職人M(100)は、顧客C1(101)のデザインに基づいて作品を製作し、作品に対するオリジナル認定の処理を行う(ステップS108)。ここでは、職人M(100)によって、製作した作品にオリジナル性があると認定されたとする。この後、顧客C2(102)は、職人M(100)に作品の代金を支払い(ステップS109)、職人M(100)は、顧客C2(102)に作品を納品する(ステップS110)。
そして、顧客C2(102)は、オリジナルのデザインを創作した顧客C1(101)に対してデザイン参考料を支払う(ステップS111)。顧客C2(102)は、作品の代金の支払いの他にデザイン参考料を別途支払う工程は省くことができる。例えば、顧客C2(102)の支払いは、ステップS109における1回の支払いだけでよい。この場合、作品の代金を受け取る職人M(100)は、代金として受け取った売り上げをサービス事業者103に申告することにより、サービス事業者103が売り上げの中から所定の料率のデザイン参考料をオリジナルのデザインを創作した顧客C1(101)に代行して支払う(還元する)構成にできる。
顧客C2(102)が支払う作品の代金は、内訳として職人M(100)には技術費、人件費、材料費等が支払われ、顧客C1(101)には、デザイン参考料が支払われる。また上記の流れにおいて具体的金額を例示すると、ステップS103にてオリジナルのデザインを創作した顧客C1(101)が職人M(100)に支払う作品の代金が10万円であったとする。この後、ステップS109にて顧客C2(102)が顧客C1(101)のデザインを参考して注文し、異なる材料により製作した作品について、職人M(100)に12万円を支払ったとする。この場合の差額2万円は材料費であり、仮に顧客C1(101)の作品と同じ材料を使用して仕上がった作品の代金はたとえば10万円となる。そして、ステップS111において顧客C2(102)は、顧客C1(101)に対してデザイン参考料を支払う。例えば、料率が3%の場合、支払額12万に対し、3600円となる。
デザイン参考料の還元は、金銭を顧客C1(101)の口座に振り込む構成としたり、金銭に代えて所定のポイントを振り込む構成にもできる。ポイントは、サービス事業者103のサーバにて顧客C(C1,C2,…)毎にそれぞれ貯蓄する管理を行ってもよく、ポイント数毎に所定の優遇サービスを得ることができるようにしたり、貯蓄したポイント数を次回以降の支払いに充当する等の構成にできる。
ところで、顧客C1(101)が創作した作品の独自性(オリジナル性)は、職人M(100)による認定、あるいは第3者機関による認定とすることができる。同様に、デザイン参考料の料率についても、デザイン毎の独自性を職人M(100)あるいは第3者機関が認定し、認定された独自性に基づいた料率を設定することができる。
図3は、この発明のデザインの管理にかかる全体システムの構成を示すブロック図である。デザイン管理システム300は、サービス事業者103が運営する作品管理サーバ301と、顧客C〜Cnの端末302と、職人M〜Mn(100)の端末303とからなり、これらはインターネット等のネットワーク304を介して接続されている。図3の例では、複数の顧客C〜Cnの端末302と、複数の職人M〜Mn(100)の端末303が接続される。以下の説明では、顧客C〜Cnについて、上述したオリジナルのデザインを創作した顧客C1(101)と、顧客C1のデザインを参考に作品の作成依頼を行った顧客C2(102)とに分けて説明する。
作品管理サーバ301は、サービス事業者103によるサービスを提供する装置であり、オリジナルのデザインの作品の公開、受注(取引)、デザイン参考料の還元等の処理を行い、インターネット上で作品の公開および受注取り引き等を行う複数の仮想店舗(バーチャルモール)を運営する。以下の説明では、説明の便宜上、店舗は、職人M(100)が直接管理するものとする。ただし、このように職人M(100)が直接店舗を運営するに限らず、職人M(100)以外の運営者が仮想店舗を運営する形態も考えられる。
この作品管理サーバ301は、仮想店舗における作品の情報を管理および処理する店舗情報処理部311と、顧客C1(101)、C2(102)による作品の購入を支援する購入情報処理部312と、仮想店舗を運営する情報を処理するモール運営情報処理部313と、これら各処理部311〜313により参照および登録される各種情報を格納するデータベース(DB)314とにより構成されている。この作品管理サーバ301には、操作用の運営端末315が接続されている。データベース314および運営端末315は、ネットワーク304を介して作品管理サーバ301に外部接続される構成としてもよい。
店舗情報処理部311は、作品を取り扱う店舗(職人:M)での管理処理(作品情報登録、作品製作の見積依頼の受付、見積、作品の注文の受付、作品のデザイン変更等の仕様変更依頼の受付、仕様変更見積依頼の受付、仕様変更の作品の注文の受付、仕様変更の作品の注文確定、請求の送付等)を実行する。
購入情報処理部312は、作品を購入する顧客C1(101)、C2(102)に対する購入支援処理(作品の検索および閲覧、作品製作の見積依頼の送付、見積確認、作品の注文の送付、作品のデザイン変更等の仕様変更依頼の送付、仕様変更見積依頼の送付、仕様変更の作品の注文の送付、仕様変更の作品の注文確定、請求の確認、納品確認、オリジナル作品の情報照会、特典給付申請等)を実行する。
モール運営情報処理部313は、オリジナルの作品を創作した顧客C1(101)に対するデザイン参考料の還元(特典給付)にかかる処理を行う。
(作品管理サーバ301の構成:作品のデザインのオリジナル認定〜デザイン参考料の還元にかかる構成)
図4は、図3に示したサーバが実行する機能のうち、本発明で特徴的な機能を抽出したブロック図である。作品管理サーバ301は、作品のデザインのオリジナル性を認定する処理を行うオリジナル認定処理部401と、オリジナルと認定された作品をカタログに掲載するカタログ掲載処理部402と、オリジナルと認定された作品の顧客C1(101)に対してデザイン参考料の還元(特典給付)を行う特典給付処理部403とを備えている。これらは、図3記載の店舗情報処理部311と、購入情報処理部312と、モール運営情報処理部313に分散されている機能をオリジナルの作品に注目し、作品のオリジナル認定〜カタログ掲載〜デザイン参考料の還元(特典給付)の各機能別にまとめた構成としたものである。
具体的には、図4記載のオリジナル認定処理部401〜特典給付処理部403は、図3記載の店舗情報処理部311が店舗側の処理を実行し、購入情報処理部312が購入者側の処理を実行する。各処理部401〜403は、入力I/F405を介して顧客C1(101)、C2(102)の端末302、職人M(100)の端末303、運営端末315から入出力される各種情報に基づき処理を実行する。
データベース314は、各種マスタ(マスタファイル)が設けられている。作品マスタ411には、製作された作品の情報が登録される。この作品マスタ411は、オリジナル認定処理部401およびカタログ掲載処理部402によって情報の参照、登録および変更が行われる。作品マスタ411による作品の情報は、インターネット上で公開される作品のカタログが登録されるカタログマスタ421にリンクしている。作品マスタ411に対し、カタログマスタ421は、公開に用いる作品の写真、説明、価格の情報を含む点が異なる。
取引情報マスタ412には、作品の見積〜注文〜請求〜納品に至るまでの各取引毎の情報が逐次登録される。この取引情報マスタ412は、カタログ掲載処理部402および特典給付処理部403によって情報の参照、登録および変更が行われる。特典マスタ413は、特典作品マスタと、特典情報取引マスタと、特典率マスタとからなり、特典給付の作品の情報と、特典給付する顧客C1(101)の情報が登録される。この特典マスタ413は、特典給付処理部403によって情報の参照、登録および変更が行われる。
(作品管理サーバ301のハードウェア構成)
図5は、作品管理サーバのハードウェア構成の一例を示すブロック図である。作品管理サーバ301は、CPU501と、ROM502と、RAM503と、HDD(Hard Disk Drive)504と、HD(Hard Disk)505と、FDD(Flexible Disk Drive)506と、FD(Flexible Disk)507と、ディスプレイ508と、I/F509と、操作部510と、プリンタ511と、時計512とを備えて構成されており、上記の各構成部はバス520を介してそれぞれ接続されている。
CPU501は、作品管理サーバ301全体の制御を司る。ROM502は、各種制御プログラムなどを記憶する。RAM503は、CPU501実行時のワークエリアとして使用される。HDD504は、CPU501の制御命令にしたがって、HD505に対するデータの読み取り/書き込みを制御する。HD505は、HDD504の制御で書き込まれたデータを記憶する。FDD506は、CPU501の制御命令にしたがって、FD507に対するデータの読み取り/書き込みの制御を行う。
FD507は、FDD506の制御で書き込まれたデータを記憶する着脱可能な記憶媒体である。着脱可能な記憶媒体として、FD507のほか、CD−ROM(CD−R、CD−RW)、MO、DVD(Digital Versatile Disk)、メモリカードなどであってもよい。
ディスプレイ508は、テキストデータ、画像データなどの各種情報を表示する。ディスプレイ508としては、例えばTFT液晶ディスプレイ、CRT、プラズマディスプレイなどがある。
I/F509は、通信回線を通じてネットワーク304に接続され、ネットワーク304を介して外部装置(顧客C1(101)、C2(102)の端末302、職人M(100)の端末303、他の外部の作品管理サーバ、他の外部のデータベースなど)に接続される。そして、I/F509は、ネットワーク304と装置内部とのインターフェースを司り、外部装置との間のデータの入出力を制御する。I/F509は、例えば、モデムやLANアダプタなどである。また、I/F509は、USBなどの外部入出力ポートであってもよい。
操作部510は、作品管理サーバ301における各種データの送受信、入力、設定等に用いられる。操作部510は、例えばキーボードやマウスなどである。プリンタ511は、例えば、レーザプリンタやインクジェットプリンタなどである。時計512は、現在時刻を計時して、データベース(DB)314に登録された情報の入出力の時期をタイムスタンプ(時刻付与)する。なお、上記のディスプレイ508および操作部510は、図3に記載の運営端末315が有する構成にもできる。
図5の各部の構成と図4の機能との対応について説明する。図4に示した入力I/F405は、図5のI/F509に相当する。図4のオリジナル認定処理部401と、カタログ掲載処理部402と、特典給付処理部403の各機能は、例えば図5に示したROM502、RAM503、HD505、FD507に記憶されたプログラムをCPU501が実行することによって実現する。
(オリジナル作品の情報処理例)
次に、上記構成によるオリジナルデザインにより製作される作品の情報処理の流れ(登録、公開、閲覧、注文、納品、デザイン参考料の還元等)について説明する。図6は、作品の登録から特典給付までの全体の処理の概要を示すフローチャートである。この図6では、図2を用いて説明した顧客C1(101)、C2(102)と職人M(100)の関係を例に説明する。
はじめに、顧客C1(101)が創作したオリジナルなデザインの作品は、職人M(100)によって製作され、職人M(100)は、作品管理サーバ301に作品を登録する(ステップS601)。具体的には、製作された作品の情報がカタログ掲載処理部402に入力され、作品マスタ411に登録される。この後、この作品が公開される(ステップS602)。ネットワーク304上で閲覧可能なカタログ201に作品が掲載されることにより、作品が公開される。これらステップS601,S602は、職人M(100)が端末303を操作して行う工程である。
ここで、顧客C1(101)による最初のオリジナルのデザインによる作品は、ステップS601とステップS602とで公開される。この後、顧客C2(102)が顧客C1(101)のデザインを参考にデザインを変更した作品を作った場合、職人M(100)等によるオリジナル作品の認定および新たな作品として登録することによりこの作品が公開されるようになっている。作品の公開の処理の詳細は後述する。
次に、新たな作品を所望する顧客C2(102)が作品を検索する(ステップS603)。顧客C2(102)は、ネットワーク304上でカタログ201を閲覧してカタログ201に掲載された各種の作品のデザインを検索できる。そして、気に入ったデザインの作品があれば見積依頼する(ステップS604)。この見積依頼時に、デザインの一部変更や材料の変更等、作品の仕様変更を行うことができる。なお、後述するが注文後においても同様にデザインの一部変更や材料の変更等、作品の仕様変更を行うことができる。顧客C2(102)は、依頼により作成された見積を確認し、作品の注文を依頼する(ステップS605)。これらステップS603〜S605は、顧客C2(102)が端末302を操作して行う工程である。なお、ステップS604の見積依頼に対応して職人M(100)は、依頼された見積を作成する作業を行い顧客C2(102)に見積書を送信する。
次に、職人M(100)は、注文を受けた作品を製作し(ステップS609)、製作が終了すると顧客C2(102)に対する代金等の請求を行い(ステップS606)、作品を顧客C2(102)に納品する(ステップS610)。この請求時にオリジナル認定の処理を行う(ステップS607)。オリジナル認定の処理の概要は、最初に顧客C1(101)がデザインした作品はオリジナル認定する。顧客C1(101)のデザインの作品のオリジナル認定についてはステップS602の段階で、後述する図10の請求書作成画面(図10は顧客C2用の画面)と同様の画面上チェックボックスを用いて設定するようになっており、詳細は省略する。この後、顧客C2(102)がデザインした作品については、顧客C1(101)のデザインと同じデザインの場合にはオリジナル認定しないが、顧客C1(101)のデザインに対する仕様変更でデザインが異なるものと認定されればオリジナル認定する。この認定処理は、職人M(100)が行うが、これ以外に第3者の認定機関が認定してもよい。オリジナル認定の処理の詳細は後述する。
この後、職人M(100)により作成された作品が顧客C2(102)に納品(ステップS610)される。そして、顧客C2(102)が、納品の確認の処理を行うことにより(ステップS608)、オリジナルのデザインを行った顧客C1(101)に対して特典給付の処理を行い(ステップS611)、一連の処理を終了する。特典給付は、サービス事業者が顧客C1(101)に対して所定の料率のデザイン参考料を還元する。この特典給付の処理の詳細は後述する。
上記処理では、作品の登録および公開(ステップS601,S602)を職人M(100)が自身の仮想店舗上で行う構成としたが、顧客C1(101)が直接登録および公開を行ってもよい。この場合、作品のデザインがオリジナルであるか否かを自身で決定することはできないため、職人M(100)や第3者の認定機関によるオリジナル認定を行うことが望ましい。ところで、上記処理では、顧客C1(101)が作品のオリジナルをデザインし、職人M(100)がこのオリジナルの作品を製作した例を説明したが、これに限らず、職人M(100)が作品のオリジナルをデザインし、製作し、仮想店舗上で公開する構成もある。
図7は、作品登録処理時に表示される作品登録画面を示す図である。作品管理サーバ301は、ステップS601における処理時に、この作品登録画面700を登録操作した端末(上記例では職人M(100)の端末303)に送信し表示させる。上記例では、顧客C1(101)が創作したオリジナルなデザインの作品が職人M(100)によって作品管理サーバ301登録されることとした。これに限らず、職人M(100)が自らオリジナルな作品を創作および作成し、作品管理サーバ301登録することもできる。作品登録画面700には、あらかじめ設定された仮想店舗の店舗名が表示され、作品情報701が入力可能である。作品情報701は、作品名、作品写真、参考価格、作品説明等からなる。作品写真は、カタログ201内での画像のリンク先情報であってもよい。作品情報701は、登録のボタン702の操作により、作品マスタ411に新レコードとして登録される。
図8は、作品検索処理時に表示される作品検索画面を示す図である。作品管理サーバ301は、ステップS603における処理時に、この作品検索画面800を検索操作した端末(上記例では顧客C2(102)の端末302)に送信し表示させる。作品検索画面800の初期画面は、店舗一覧画面801であり、各店舗の店舗情報811が表示される。店舗情報811は、各仮想店舗の店舗名、プロフィール等からなる。プロフィールには、取り扱っている作品の種別等の店舗案内が記載される。
そして、図示のように特定の店舗(例えば店舗100)を選択すると、選択した店舗100が取り扱っている作品一覧画面802が表示される。作品一覧画面802には、作品情報821が表示される。作品情報821は、各作品の作品名、作品写真、参考価格等からなる。
そして、図示のように特定の作品(例えば机100)を選択すると、選択した作品机100の作品情報画面803が表示される。作品情報画面803には、作品詳細情報831が表示される。作品詳細情報831は、各作品の作品名、作品写真、作品の説明、参考価格等からなる。顧客C2(102)は、この作品詳細情報831により作品の詳細な情報によって購入を希望する場合には、見積依頼送付ボタン832の操作で見積を依頼する。見積依頼送付ボタン832の操作により、顧客C2(102)の端末302から作品管理サーバ301に見積依頼が送信される。
図9は、見積依頼処理時に表示される見積依頼画面を示す図である。作品管理サーバ301は、顧客C2(102)からの見積依頼を受けてステップS604における処理時に、該当する作品の見積依頼画面900を顧客C2(102)の端末302に送信する。見積依頼画面900は、見積依頼情報911として顧客C2(102)と、依頼の日付、店舗名、検索したデザインの作品名(机100)が表示される。この見積依頼情報911のうち、希望価格、希望納期、要望は、それぞれ顧客C2(102)が操作入力できるようになっている。要望の欄に、例えば、オリジナルのデザインに対する変更の有無を記載できる。要望の欄に記載がなければ、オリジナルのデザインのままで製作される。このほか、材質を記載してオリジナルのデザインで材質だけ変更した依頼ができる。顧客C2(102)は操作入力を確認して、見積依頼送付ボタン912を操作すれば、顧客C2(102)の端末302から作品管理サーバ301に見積依頼が送信される。
作品管理サーバ301は、この見積依頼により、取引情報マスタ412に新たな取引ID(例えばTR100)を採番した新レコードを追加する。この際、追加したレコードには、新たに製作する作品(机200)におけるオリジナル性の有無にかかわらず、参考にした新たな作品の作品名(机100)が参考とした旨の情報が登録されるようになっている。
図9に示した見積依頼画面900を用いて顧客C2(102)が見積依頼を行い、職人M(100)が作成した見積書が顧客C2(102)によって確認されれば、顧客C2(102)は、注文画面(不図示)を用いて作品の注文(ステップS605)を行う。これにより、職人M(100)は作品の製作を行い(ステップS609)、製作が終わると、顧客C2(102)に対して代金の請求を行う(ステップS606)。作品管理サーバ301は、見積依頼後において取引情報マスタ412の該当する取引IDに見積確定、注文、および後述する請求、納品等の各処理毎の内容の新レコードが追加されていく。
図10は、請求処理時に表示される請求書作成画面を示す図である。作品管理サーバ301は、職人M(100)からの請求依頼を受けてステップS606における請求処理時に、該当する作品の請求書作成画面1000を職人M(100)の端末303に送信する。請求書作成画面1000は、請求情報1011として店舗名と、取引ID、請求日時、購入者である顧客C2(102)の購入者名、オリジナルデザインの作品である参考作品(机100)、今回製作した作品である製作品目(机200)、請求額、納期が表示される。この請求情報1011のうち、支払期日1012は、職人M(100)により操作入力できるようになっている。
そして、請求情報1011の下部には、オリジナル作品認定用のチェックボックス1013が設けられている。職人M(100)は、今回製作した作品(机200)にオリジナル性があると認定する場合には、職人M(100)によってこのチェックボックス1013がチェック操作される。今回製作した作品(机200)が新たなオリジナルの作品として作品マスタ411の新レコードとして登録される。職人M(100)は、請求情報1011の内容を確認した後、請求送付ボタン1014の操作により、職人M(100)の端末303から作品管理サーバ301に請求情報1011が送信される。
図11は、請求処理(オリジナル認定処理を含む)の処理手順を示すフローチャートである。作品管理サーバ301の購入情報処理部312が実行する処理内容について説明する。作品管理サーバ301は職人M(100)の端末303から図10に示した請求書作成画面1000の請求情報1011を受信すると、図11に示す請求処理を起動させる。
はじめに、図10に示す請求書作成画面1000に表示されている取引IDを採番した新レコード(TR100)を取引情報マスタ412の取引情報に追加する(ステップS1101)。次に、請求処理を表す取引種別と請求情報1011をレコード(TR100)に記録する(ステップS1102)。次に、オリジナル認定処理部401は、オリジナル作品認定のチェックの有無を判断する(ステップS1103)。オリジナル作品認定のチェックがあれば(ステップS1103:Yes)、オリジナル区分にデザインがオリジナルであることを示す識別子(Y)をレコード(TR100)に記録し(ステップS1104)、ステップS1105以降の処理を順次実行していく。一方、オリジナル作品認定のチェックがなければ(ステップS1103:No)、オリジナル区分にデザインがオリジナルではないことを示す識別子(N)をレコード(TR100)に記録し(ステップS1110)、ステップS1109の処理に移行する。
ステップS1103にてオリジナル作品認定のチェックがあれば(ステップS1103:Yes)、新作品名(机200)を記録した新レコードを作品マスタ411に追加する(ステップS1105)。この後、このレコード机200に、作品名、店舗名、価格、参考作品名、オリジナル区分(Y)、カタログ201への掲載の有無を示す掲載区分(N)、公開区分(N)を記録する(ステップS1106)。また、特典マスタ413に新レコード(例えば特典給付顧客C2)を追加し、表示画面の購入者に相当する購入者名と、作品マスタ411に追加された新作品名(机100)を記録する(ステップS1107)。
次に、作品マスタ411に追加された新作品(机100)を取引情報マスタ412の取引情報の新レコード(TR100)の特典作品名に記録する(ステップS1108)。この後、購入者である顧客C2(102)の端末302に対して請求があったことを通知し(ステップS1109)、一連の処理を終了する。
図12−1は、作品マスタの内容を示す図である。図示のように、作品マスタ411は、作品名、店舗名、作品写真、作品説明、価格、オリジナル区分、掲載区分、購入者、公開区分の各情報によって構成されている。図12−2は、カタログマスタの内容を示す図である。カタログマスタ421の内容は、作品マスタ411のうち、作品名、店舗名、作品写真、作品説明、価格等を抽出したものであり、カタログ201として掲示される。図10および図11に示した請求処理時には、作品マスタ411の図中aで示したレコードの追加、記録の処理がなされる。
図13は、取引情報マスタの内容を示す図である。図示のように、取引情報マスタ412は、取引ID、取引種別、店舗名、購入者、製作作品名、価格、納期、要望、仕様、支払期日、納品日、オリジナル区分、掲載区分、参考作品名、特典作品名、取引日の各情報によって構成されている。図9に示した見積依頼の処理時には、この取引情報マスタ412の図中bで示したレコードの追加、記録の処理がなされる。また、図10に示した請求書作成の処理時には、この取引情報マスタ412の図中cで示したレコードの追加、記録等の処理がなされる。
図14は、特典マスタの内容を示す図である。特典マスタ413は、特典作品マスタ413aと、特典取引情報413bと、特典率マスタ413cとからなる。特典作品マスタ413aは、特典給付顧客と、オリジナル作品名の情報によって構成されている。特典取引情報413bは、特典取引ID、特典給付顧客、オリジナル作品名、取引種別、金額、取引日、金融機関、支店番号、口座番号、給付日、給付消込の各情報によって構成されている。特典率マスタ413cは、特典率(デザイン参考料の還元率)の情報からなる。図10および図11に示した請求処理時には、特典作品マスタ413aの図中dで示したレコードの追加、記録等の処理がなされる。
図15は、納品確認処理時に表示される納品確認画面を示す図である。作品管理サーバ301は、作品の納品(ステップS610後に顧客C2(102)が納品確認処理時(ステップS608)の操作で、該当する作品の納品確認画面1500を顧客C2(102)の端末302に送信する。納品確認画面1500は、購入者名(顧客C2)と取引ID(TR100)と、納品確認情報1501(請求日付と、店舗名、オリジナルデザインの作品である参考作品(机100)、製作作品名(机200)、請求額、納期、オリジナル認定の情報、オリジナル作品名)と、納品日1502、オリジナル作品の掲載区分1503、納品確認のボタン1504が表示される。この納品情報1501は、図10を用いて説明した請求時の請求情報1011と同じである。作品の納品日1502は、顧客C2(102)により操作入力できるようになっている。
また、掲載区分では、購入者(顧客C2)が作品(机200)を他の購入者が閲覧できるように、カタログ201に掲載するか否かを指定する。これに限らず、購入者(顧客C2)からの事前要請を受けた職人M(100)がカタログ201への掲載を指定することもできる。この掲載区分1503のチェックボックスのチェック操作により、カタログ201への作品(机200)の掲載が許諾される。そして、顧客C2(102)は、納品確認情報1501の内容を確認した後、納品確認のボタン1504を操作すると、顧客C2(102)の端末302から作品管理サーバ301に納品確認情報1501が送信される。
ここで、作品(机200)を他の購入者による閲覧が可能となるまでの経過と操作を説明する。
1.購入者(顧客C2)が職人M(100)からオリジナル認定を受ける。具体的には、図10に示した請求書作成画面1000にて、オリジナル作品認定用のチェックボックス1013をチェックすることにより、図12−1に示す作品マスタ411のオリジナル区分(Y)が設定される。
2.この後、オリジナル認定を受けた購入者(顧客C2)が掲載を許諾する。具体的には、図15に示した納品確認画面1500にて、オリジナル作品の掲載区分のチェックボックス1503をチェックすることにより、図12−1のa’に示すように作品マスタ411の掲載区分(Y)が設定される。
3.この後、職人M(100)が作品の説明等を追加し、カタログ201の登録を行う。具体的には、図7に示した作品登録画面700を操作し、登録のボタン702を操作することにより、図12−1のa”に示すように作品マスタ411の公開区分(Y)が設定される。
また、作品登録処理時の図7に示した作品登録画面700において、職人M(100)が自主製作した作品と、職人M(102)が顧客Cの注文で製作した作品の違いは、上述した1.の請求書作成画面1000の有無(職人M(100))の自主製作の作品には請求が発生しない)に起因している。よって、職人M(100)の自主製作の作品については、サービス事業者103によってオリジナル区分の扱いが決定される。また、納品確認画面1500が上述した2.掲載許諾の条件を決定することになるが、作品登録画面700における職人M(100)の自主製作の作品は、掲載について自注文であり掲載目的の操作であるため、掲載区分(Y)が固定となる。これらにより、オリジナル作品を他の購入者が閲覧できる条件としては、以下の2つの場合がある。
掲載区分が(Y)である。
公開区分が(Y)である。
図16は、納品確認および特典給付の処理手順を示すフローチャートである。作品管理サーバ301の購入情報処理部312が実行する処理内容について説明する。作品管理サーバ301は顧客C2(102)の端末302から図15に示した納品確認画面1500の納品確認情報1501を受信すると、図16に示す納品および特典給付の処理を起動させる。
はじめに、図15に示す納品確認画面1500に表示されている取引IDを採番した新レコード(TR100)を取引情報マスタ412の取引情報に追加する(ステップS1601)。次に、納品処理を表す取引種別と納品確認情報1501をレコード(TR100)に記録する(ステップS1602)。次に、オリジナル認定処理部401は、納品確認情報1501のオリジナル区分がYであるか否かを判断する(ステップS1603)。オリジナル区分がYであれば(ステップS1603:Yes)、カタログ掲載処理部402は、画面掲載のチェックがあるか否かを判断し(ステップS1604)、オリジナル区分がNであれば(ステップS1604:No)、ステップS1620を実行する。
ステップS1604では、画面掲載のチェックがあれば(ステップS1604:Yes)、オリジナル区分(Y)と、掲載区分(Y)をこのレコードに記録し(ステップS1605)、画面掲載のチェックがなければ(ステップS1604:No)、ステップS1621を実行する。
ステップS1605の実行後、特典給付処理部403は、同一取引IDの請求情報の特典作品名(机100)を取得し(ステップS1606)、掲載区分(Y)を取得した特典作品名とマッチする作品マスタ411のレコードに記録する(ステップS1607)。ステップS1606,S1607の処理により、請求処理で認定されたオリジナル作品に対する購入者の許諾が記録されることになる。
また、上記のステップS1603にてオリジナル区分がNであれば(ステップS1603:No)、オリジナル区分(N)、掲載区分(N)をレコードに記録し(ステップS1620)、ステップS1608に移行する。また、上記のステップS1604にて画面掲載のチェックがなければ(ステップS1604:No)、オリジナル区分(Y)、掲載区分(N)をこのレコードに記録し(ステップS1621)、ステップS1608に移行する。
ステップS1607の後には、参考作品名の指定があるか否かを判断し(ステップS1608)、指定があれば(ステップS1608:Yes)、作品マスタ411から参考作品名のオリジナル区分を取得する(ステップS1609)。参考作品名の指定がなければ(ステップS1608:No)、終了する。
ステップS1609の処理後、参考作品名のオリジナル区分がオリジナル(Y)であるか判断する(ステップS1610)。ここで、オリジナル区分がYであれば(ステップS1610:Yes)、特典給付処理部403は、納品確認情報を参考作品名の特典情報として特典取引情報413bに記録し(ステップS1611)、特典者である顧客C1(101)に対して給付確定があったことを通知し(ステップS1612)、一連の処理を終了する。ステップS1611における取引種別は、給付確定であり、金額は、価格×特典率(還元率)から算出される。一方、オリジナル区分がYでなければ(ステップS1610:No)、終了に移行する。ステップS1611,S1612の処理により、特典給付が確定した特典作品(机100)に対する特典の給付情報が記録されることになる。特典率(還元率)は、すべての作品で同じく設定してもよいし、デザインの認定時にオリジナル性が高いと認定されたほど特典率を高く設定してもよく、この場合にはオリジナル性の評価の度合いに応じた特典率となる。
図17は、顧客による自分の作品のオリジナル作品情報の照会画面を示す図である。作品管理サーバ301の特典給付処理部403は、顧客C1(101)が端末302を操作することにより、この端末302に対して顧客C1(101)のオリジナル作品の確認画面1700を表示出力する。図示の例では、作品(机100)に対して特典給付があった後の状態として特典給付情報1701が表示されている。特典給付情報1701としては、オリジナル作品名(机100)と、特典の給付額(2100円)とが表示される。図示の例では、顧客C1(101)が振込先情報1702(金融機関、支店番号、口座番号)を入力し、給付申請ボタン1703の操作により、給付額を指定した口座に振り込み処理をすることができる。
図18は、特典給付の処理手順を示すフローチャートである。特典給付を依頼する顧客C2(102)により図17の画面で給付申請ボタン1703の操作がされると作品管理サーバ301の特典給付処理部403が以下の処理を実行する。
はじめに、申請された金額(申請額)があらかじめ定めた最低申請額を超えているか判断する(ステップS1801)。申請額が最低申請額を超えている場合には(ステップS1801:Yes)、新しく取引特典IDを採番した新レコードを特典マスタ413の特典取引情報413bに追加する(ステップS1802)。一方、申請額が最低申請額以下の場合には(ステップS1801:No)、給付申請ができないことを画面表示し(ステップS1810)、処理を終了する。例えば、上記例では、最低申請額が1000円に設定されている場合、特典の給付額が2100円であるため申請可能と判断する。
ステップS1802の後には、特典給付の申請を表す取引種別、画面情報を作成したレコードに記録し(ステップS1803)、サービス事業者に給付申請があったことを通知し(ステップS1804)、一連の処理を終了する。
特典給付は、金額貯蓄に限らず金額相当のポイントを貯蓄し、ポイントを金額に換算して引き出す構成としたり、貯蓄したポイントに基づき以降の作品購入時における金額割引を行う構成とすることもできる。
以上説明した処理に示すように、作品の情報処理の流れは、作品の登録、公開、閲覧、注文、納品、デザイン参考料の還元等の各処理を行う毎に、処理の内容が作品マスタ411の該当する作品名に紐付けして記録されていくため、作品の現在の製作状態や参考にしたデザイン元の情報などを外部の端末302,303からのアクセスで取得することができる。
上記構成では、参考にしたデザインがあればその作品に対して特典(デザイン参考料)を還元する構成としたが(1世代前のデザインに対する対価還元)、デザイン参考の系統は、複数世代まで遡ることもできる。この場合、1世代前の作品に対する対価還元だけではなく、世代を遡って対価還元する構成にもでき、併せて遡るほど還元率を増やす、等の構成としてもよい。
(オリジナル作品の管理について)
次に、オリジナル認定処理部401が行うオリジナル作品の管理について説明する。上記構成によれば、一度オリジナルであると認定された作品は、新しい作品の製作時に参考にされる毎に特典給付を受けることができる。また、オリジナルの作品のデザインを参考にして一部のデザインを変更した新たな作品(新作品)についても、オリジナルの認定を受けると、この新作品が参考にされる毎に特典給付を受けることができる。この場合、作品管理サーバ301は、オリジナル作品のデザイン参考の世代間の系統を管理しておくことにより、元のオリジナル作品がどれであるかを容易に把握できるとともに、元のオリジナル作品からデザイン変更された各作品の系統を把握できるようになる。
図19は、オリジナル作品のデザイン参考の系統枝を示す図である。図示のように、はじめに作品(オリジナル1)1901のデザインがオリジナルであると認められたとする。このオリジナル1(1901)のデザイン参考により新たな作品であるオリジナル1−1(1902)、オリジナル1−2(1903)が製作され、それぞれオリジナルであると認められたとする。この場合、オリジナル1からオリジナル1−1とオリジナル1−2に枝分かれするツリーが形成される。また、オリジナル1−1を参考にした作品1−1−1(1904)がある場合には、オリジナル1−1と作品1−1−1との間にもツリーが形成される。ただし、作品1−1−1がオリジナルではないと認定された場合には、ツリーにたとえば「×」印が付され、作品1−1−1にオリジナル性がないことが示される。
オリジナル2(1911)についても同様にツリーが形成される。さらに、オリジナル1とオリジナル2をそれぞれ組み合わせた作品としてオリジナル3(1920)が製作されることもある。この場合、オリジナル3は、オリジナル1とオリジナル2からそれぞれ延びる枝によるツリーが形成される。
このように、製作される各作品毎に、オリジナル認定を行うことにより、作品の系統を辿ることができるようになり、元のオリジナル作品がどのような作品であるかを簡単に検索することができるようになる。図19に示す系統枝は、図13に示した取引情報マスタ412に記録された作品毎の取引情報に基づいて作成し、作品マスタ411等に記録するとともに、外部の端末302,303に出力することができる。この系統枝により、オリジナル作品としてデザインが認定可能な末端にあるデザインの状態も簡単に検索することができるようになる。これらによって、各作品のオリジナル性を維持でき類似の作品を排除できるようになる。なお、図19は、系統枝を概念的に示したものであるが、オリジナル認定処理部401は、図19相当の系統枝を画面上に表示することができ、操作者に簡単に案内することができる。また、各作品を選択操作することにより、作品マスタ411から作品の詳細を画面表示することができる。
ところで、上記実施の形態では、作品のオリジナル認定は、作品を製作する職人M(100)が行うこととした。これに限らず、第3者機関による認定を行う構成としたり、職人M(100)の認定後に第3者機関により初めてオリジナル作品であることを認定する構成にもできる。これにより、作品のオリジナル性(独創性)をより高めることができるようになる。
また、上記実施の形態では、オーダーメイドの作品の具体例として机を例にあげたが、本発明はこの机や椅子、テーブル等の木工品、スチール家具のほか、宝飾品、鞄類、フィギュア、ジオラマ等の有形作品に適用できる。さらには、オーダーメイドにより旅行プランを作成する手配旅行等の無形作品にも適用することができる。
さらに、上記構成では、製作される作品がすべてオリジナルのデザインを有することを前提として説明したが、オリジナル性がない作品の場合であっても、すなわち、オリジナルのデザインと同一デザインのコピー作品を許容するか否かをデザイン者が設定できるよう構成することもできる。この場合、同じデザインの作品を大量に生産することができるようになる。加えて、この場合、上述したデザイン参考料の還元は、製作する作品数に対応した料率で設定してもよい。
以上説明したように、デザイン管理装置、デザイン管理プログラムおよびデザイン管理システムによれば、各種作品に対するデザイン創作の機会を増やすことができ、特にインターネット等のネットワーク上の仮想店舗を介して個人的にデザイン創作を簡単に提案する仕組みを提供できるようになる。同時に、提案され製作された作品のデザインがデザイン認定の状態を含めてネットワーク上で公開されることにより、デザインの不正コピーを防止してオリジナル性を維持できるようになる。
なお、本実施の形態で説明したデザイン参考料の還元等のデザイン管理の手法は、あらかじめ用意されたプログラムをパーソナル・コンピュータやワークステーション等のコンピュータで実行することにより実現することができる。このプログラムは、ハードディスク、フレキシブルディスク、CD−ROM、MO、DVD等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録され、コンピュータによって記録媒体から読み出されることによって実行される。またこのプログラムは、インターネット等のネットワークを介して配布することが可能な伝送媒体であってもよい。
以上のように、本発明にかかるデザイン管理装置、デザイン管理プログラムおよびデザイン管理システムは、作品のデザインを維持しつつオリジナルのデザインを参考にして新たな作品の製作を行うサービス全般に有用であり、特に、インターネット等のネットワーク上での作品公開を行い新たな作品の製作を行うネットビジネスのシステムに適している。
この発明によるオリジナルの作品の流通のサービスの流れを示す概要図である。 デザイン参考料還元の流れを示す概要図である。 この発明のデザインの管理にかかる全体システムの構成を示すブロック図である。 図3に示したサーバが実行する機能のうち、本発明で特徴的な機能を抽出したブロック図である。 作品管理サーバのハードウェア構成の一例を示すブロック図である。 作品の登録から特典給付までの全体の処理の概要を示すフローチャートである。 作品登録処理時に表示される作品登録画面を示す図である。 作品検索処理時に表示される作品検索画面を示す図である。 見積依頼処理時に表示される見積依頼画面を示す図である。 請求処理時に表示される請求書作成画面を示す図である。 請求処理の処理手順を示すフローチャートである。 作品マスタの内容を示す図である。 カタログマスタの内容を示す図である。 取引情報マスタの内容を示す図である。 特典マスタの内容を示す図である。 納品確認処理時に表示される納品確認画面を示す図である。 納品および特典給付の処理手順を示すフローチャートである。 顧客による自分の作品のオリジナル作品情報の照会画面を示す図である。 特典給付の処理手順を示すフローチャートである。 オリジナル作品のデザイン参考の系統枝を示す図である。
符号の説明
101 職人(M)
102 顧客(C:C1,C2)
103 サービス事業者
300 デザイン管理システム
301 作品管理サーバ
302 顧客の端末
303 職人の端末
304 ネットワーク
311 店舗情報処理部
312 購入情報処理部
313 モール運営情報処理部
314 データベース(DB)
401 オリジナル認定処理部
402 カタログ掲載処理部
403 特典給付処理部
411 作品マスタ
412 取引情報マスタ
413 特典マスタ
414 購入者マスタ
415 店舗マスタ
421 カタログマスタ

Claims (13)

  1. 所定の作品に対するオリジナルの認定の処理を行う認定手段と、
    前記認定手段によりオリジナルであると認定された前記作品の公開の処理を行う掲載手段と、
    前記掲載手段により公開された前記作品を参考にした新たな作品の注文製作の処理に基づき、参考元であるオリジナルの認定を受けた前記作品に対して所定の特典の給付処理を行う給付手段と、
    を備えたことを特徴とするデザイン管理装置。
  2. 前記オリジナルの作品の情報を出力するデザイン者の外部端末との間、前記注文の情報を出力する前記新たな作品の製作を注文する購入者の外部端末との間、および、前記作品のデザインのオリジナル性を認定する認定者の外部端末との間の通信をネットワークを介して行う通信手段と、
    前記通信手段を介して前記各外部端末との間の通信に基づき、前記オリジナルの作品の情報と、前記新たな作品の情報を当該新たな作品の製作経過毎にマスタファイルに記録するデータベースと、
    を備えたことを特徴とする請求項1に記載のデザイン管理装置。
  3. 前記認定手段は、デザインの認定者の外部端末の操作による前記作品に対するオリジナルの認定結果に基づき、前記作品の情報の一部にオリジナルの認定の識別子を付与することを特徴とする請求項2に記載のデザイン管理装置。
  4. 前記認定手段は、デザインの認定者の外部端末の操作による前記新たな作品に対するオリジナルの認定結果に基づき、前記新たな作品の情報の一部にオリジナルの認定の識別子を付与することを特徴とする請求項2または3に記載のデザイン管理装置。
  5. 前記掲載手段は、デザイン者の外部端末の操作による前記作品に対する掲載の指示に基づき、前記作品の情報を前記ネットワーク上の他の外部端末で閲覧可能に公開することを特徴とする請求項2〜4のいずれか一つに記載のデザイン管理装置。
  6. 前記掲載手段は、購入者の外部端末の操作による前記新たな作品に対する掲載の指示に基づき、前記新たな作品の情報を前記ネットワーク上の他の外部端末で閲覧可能に公開することを特徴とする請求項2〜5のいずれか一つに記載のデザイン管理装置。
  7. 前記給付手段は、オリジナルの認定を受けた前記作品のデザイン者に対する特典として所定のデザイン参考料を給付する処理を行うことを特徴とする請求項2〜6のいずれか一つに記載のデザイン管理装置。
  8. 前記給付手段は、オリジナルの認定を受けた前記新たな作品の購入者に対する特典として所定のデザイン参考料を給付する処理を行うことを特徴とする請求項2〜7のいずれか一つに記載のデザイン管理装置。
  9. 前記給付手段は、購入者が購入した新たな作品の購入額に所定の還元率を乗算した金額、あるいは金額相当の対価を、購入者が参考にしたオリジナルの作品を保有するデザイン者の外部端末に対して通知することを特徴とする請求項2〜8のいずれか一つに記載のデザイン管理装置。
  10. 前記給付手段は、前記認定手段により認定されたデザインの評価の度合いに対応して前記還元率を設定することを特徴とする請求項9に記載のデザイン管理装置。
  11. 前記認定手段は、作品毎にオリジナルのデザインから当該オリジナルのデザインを参考にした作品に対するデザイン参考の状態を系統化して前記データベースに記憶することを特徴とする請求項1〜10のいずれか一つに記載のデザイン管理装置。
  12. コンピュータを、
    所定の作品に対するオリジナルの認定の処理を行う認定手段、
    前記認定手段によりオリジナルであると認定された前記作品の公開の処理を行う掲載手段、
    前記掲載手段により公開された前記作品を参考にした新たな作品の注文製作の処理に基づき、オリジナルの認定を受けた前記作品に対して所定の特典の給付処理を行う給付手段、
    として機能させることを特徴とするデザイン管理プログラム。
  13. オリジナルの作品の情報を出力するデザイン者の外部端末と、
    前記デザイン者がデザインしたオリジナルの作品を参照して新たな作品の製作を注文する購入者の外部端末と、
    前記作品のデザインのオリジナル性を認定する認定者の外部端末と、
    前記各外部端末とネットワークを介して接続され、前記認定者の外部端末から入力される前記作品に対するオリジナルの認定の情報に基づきオリジナルの認定の処理を行う認定手段と、
    前記認定手段によりオリジナルであると認定された前記作品を前記ネットワーク上に公開する処理を行う掲載手段と、
    前記掲載手段により公開された前記作品を参考にした新たな作品の注文製作の処理に基づき、参考元であるオリジナルの認定を受けた前記作品に対して所定の特典の給付処理を行う給付手段と、
    を備えたことを特徴とするデザイン管理システム。
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