JP6004952B2 - ポイント交換処理装置、ポイント交換処理方法及びプログラム - Google Patents
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Description
そこで、以下のような電子ギフトシステムが知られている。つまり、インターネット上で電子商品カタログサイトを開設し、開設された電子商品カタログサイトにユーザが適宜アクセスして希望商品を選択できるようにする。そして、商品が選択されるのに応じて、選択された商品の商品情報が業者側に伝達され、業者は商品情報の伝達を受けて商品を指定先に直送するというものである。また、商品代金の支払精算については、予め購入されたプリペイド証票の残余ポイントから使用ポイントを減じるようにして行われる(例えば、特許文献1参照)。
一方、ポイント交換サイトの運営者からすれば、同じポイントを設定した商品であっても、例えば仕入価格などに応じて利益率が異なってくるということになる。例えば、設定したポイントに対して仕入価格が高価な商品ばかりをポイント交換サイトに掲載してしまうと、顧客にとっては好ましいものの、ポイント交換サイトの運営者の利益が限度を超えて少なくなってしまうので、このような状況は避ける必要がある。
このために、例えば、ポイント交換サイトの運営者は、自らの利益と、顧客の利益とのバランスを考慮して、或る商品については一定以上の利益率を確保する一方で、他の商品については交換価値が高くなるように、商品ごとの仕入価格、市場販売価格やポイントを決定する。
そのうえで、このような商品の交換価値に応じた商品の提示が自動で行われるようにすれば、例えばポイント交換サイトを編集する作業負担が軽減されることとなって好ましい。
図1は、本実施形態におけるポイント交換システムの構成例を示している。図1に示すポイント交換システムは、ポイント交換サーバ(ポイント交換処理装置)100、ポイントカード販売業者端末200及び顧客端末装置300を備える。ポイント交換サーバ100は、ポイントカード販売業者端末200及び顧客端末装置300のそれぞれとネットワークNWを経由して通信が可能なように接続される。
なお、ポイントカード販売業者端末200と顧客端末装置300は、それぞれ、ポイントカード販売業者の数と顧客(ユーザ)の数に応じて複数存在してよいが、図1では、図示を簡略にすることなどの便宜上、それぞれ1つのみを示している。
商品出展者は、それぞれ、商品出展者端末400を使用して、ポイント交換サイトに掲載してもらいたい商品についての情報である提案商品情報を、ネットワークNW経由でポイント交換サーバ100に送信する。ポイント交換サーバ100は、受信した商品提案情報を商品データベースに登録する。
ポイント交換業者は、商品データベースに登録された商品提案情報を参考にして、ポイント交換サイトに掲載すべき商品を決定する。また、ポイント交換業者は、掲載すべき商品を決定するにあたり、例えば顧客へのサービスや利益などを考慮して、商品出店業者との協議のうえで、仕入価格などを変更する場合がある。
顧客端末装置300のユーザである顧客は、予め特定の初期ポイントが付与されたポイントカードを、ポイントカード販売業者端末200を有するポイントカード販売業者から購入して入手する。
なお、図示は省略しているが、例えば、ポイントカード販売業者からポイントカードを購入した顧客が、他の顧客に購入したポイントカードを提供するようにしてもよい。このように、ポイントカードを購入した顧客が他の顧客にポイントカードを提供する場合とは、例えば、ポイントカードを、お中元、お歳暮や婚礼の引き出物などして利用するような場合である。
また、ポイントカード販売業者は、例えば販売したポイントカードの販売額などに応じて、ポイント交換サーバ100を運用するポイント交換業者から利益を受ける。
ポイント交換サイトにおいては、ポイントカードのポイントと引き替えの商品が多数掲載されている。ポイント交換サイトに掲載されている商品には、販売価格に相当するポイントが設定されている。
ここで、ポイント交換サイトに掲載される商品に設定されるポイントは、商品の販売価格に相当する。また、ポイント交換サイトにおいて、商品に設定するポイント、例えば、3,000ポイント、5,000ポイント、10,000ポイント、20,000ポイントなどのように、予め定めたポイント区分により段階的に区分されている。そのうえで、ポイント交換サイトに掲載される商品には、例えば仕入価格や市場販売価格などの商品に関する所定種別ごとの価格(以降、商品関連価格ともいう)を基にして、複数のポイント区分のうちのいずれかのポイントが設定される。
このように同じポイントの商品ごとの商品関連価格が異なるということは、顧客の観点からすれば、同じポイントが設定された商品であっても、例えば商品関連価格に応じて、1ポイントあたりで交換可能な金額(交換価値)が異なるということである。また、ポイント交換業者からすれば、同じポイントの商品ごとの商品関連価格が異なるということは、商品ごとの利益率が異なるということにつながる。ポイント交換業者の利益は、例えば、商品の仕入価格と、ポイントカード販売業者に卸したポイントカードの卸価格との差分で表すことができる。
このような事情から、ポイント交換業者は、ポイント交換サイトへの商品の掲載の依頼に際して商品出店者が提案した商品関連価格とポイントカード卸価格との関係を、商品の掲載の決定に際して変更する場合がある。なお、例えば、ポイント交換業者は、商品関連価格については商品出展者と協議し、ポイントカード卸価格についてはポイントカード販売業者と協議したうえで変更を行う。
図2においては、商品名がそれぞれ「牛ステーキ肉 1000g」、「○○産 さんま 1000g」、「百貨店商品券(1万円分)」の3つの商品が示されている。図2の左側には、これらの商品のポイント交換サイトへの掲載を商品出店者が依頼した際に提案した、商品掲載依頼時における商品関連価格(提案仕入価格、提案市場販売価格)とポイントカード卸価格と利益額の内容が示されている。
また、この場合の「牛ステーキ肉 1000g」についての利益額は、7,000円のポイントカード卸価格から5,000円の提案仕入価格を差し引いた2,000円である。
上記の商品ごとの利益額において、「牛ステーキ肉 1000g」の2,000円については、例えば損益分岐点などの点からポイントカード販売業業者が妥当と考える標準的な金額であるとする。
この場合、「○○産 さんま 1000g」の3,000円については、ポイント交換業者にとっては標準より充分に高い利益が得られることになる。一方、「百貨店商品券(1万円分)」については−3,000円であり、ポイント交換業者にとっては損失が大きい。
なお、図2における商品掲載依頼時の内容のもとで、「牛ステーキ肉 1000g」、「○○産 さんま 1000g」、「百貨店商品券(1万円分)」が各1つポイント交換された場合のポイント交換業者の利益総額は、各商品の利益額を加算した額であり、2,000円になる。
これにより、ポイント交換サイトへの掲載が決定された後の「牛ステーキ肉 1000g」についての決定仕入価格と決定市場販売価格とポイントカード卸価格については、図2の右側に示すように、商品掲載依頼時と同じになる。また、決定仕入価格が提案仕入価格と同じで、かつ、ポイントカード卸価格も商品掲載依頼時とポイント交換サイトへの掲載決定後と同じであるために、ポイント交換サイトへの掲載決定後の利益額も、商品掲載依頼時と同じになる。
具体的には、図2の右側においてポイント交換サイト掲載決定後の内容として示すように、ポイントカード卸価格については、7,000で据え置き、商品掲載依頼時と同じとする。これは、ポイントカードのポイントについて商品掲載依頼時と同じ10,000ポイントのままにすることに相当する。
そのうえで、商品の量を、1000gから1200gに増量する。これに伴い、商品名は、「○○産 さんま 1000g」から「○○産 さんま 1200g」に変更される。また、決定仕入価格は、4,000円に対して2割増しの4,800円に変更し、決定市場販売価格も10,000円に対して2割増しの12,000円に変更する。これにより、顧客にとっては、1ポイントで交換可能な金額が商品掲載依頼時よりも増加することになる。これに伴い、利益額については、商品掲載依頼時には3,000円であったのが、2,200円に減少しているが、例えば標準の2,000円をまだ上回っており、ポイント交換業者にとっても妥当な金額が維持されている。
調整結果の一例として、図2の右側においてポイント交換サイト掲載決定後の内容として示すようにポイントカード卸価格については、7,000円で商品掲載依頼時と同じとする。そのうえで、7,000円のポイントカード卸価格のポイントカードに付与した10,000ポイントにより交換できる商品券の相当額を10,000円から7,000円に引き下げる。これに伴い、商品名は、「百貨店商品券(1万円分)」から「百貨店商品券(7千円分)」に変更される。また、決定仕入価格は、百貨店商品券が7千円分に変更されたのに応じて、10,000円から7,000円に変更し、決定市場販売価格も10,000円から7,000円に変更する。これにより、利益額については−3,000円から0円になり、損失は生じないようにされている。
ポイント交換サーバ100を運用するポイント交換業者としては、できるだけ顧客への求心力が高いポイント交換サイトを提供したいという側面がある。ポイント交換サイトの顧客への求心力が高くなるほど、例えばポイント交換サイトの評判も高くなって利用者が増加するからである。
そこで、顧客への求心力が高いポイント交換サイトとして、本実施形態では、顧客にとってよりお得な商品が優先して提示されるようにする。つまり、本実施形態のポイント交換サイトは、顧客にとっての交換価値が高いものを優先して提示する。
商品価値度は、例えば商品関連価格(仕入価格、市場販売価格)と、ポイントカード卸価格などに基づいてポイント交換サーバ100が決定する。この際、ポイント交換サーバ100は、商品掲載依頼時と商品掲載決定後の双方の仕入価格(提案仕入価格、決定仕入価格)、市場販売価格(提案市場販売価格、決定市場販売価格)、ポイントカード卸価格を、交換価値度の決定に使用することができる。
そして、ポイント交換サーバ100は、商品ごとに設定した交換価値度に基づく優先順位にしたがって、ポイント交換サイト上での商品ごとの提示の態様が変更されるようにポイント交換サイトを編集する。
上記のように編集されたポイント交換サイトの画面上では、例えば交換価値度の高い商品ほど、顧客にとって目に付きやすく、また、訴求性の高い態様で表示される。
図3の「おすすめ商品」のページは、例えば顧客がポイントカードに記入されているパスワードなどを利用してログインした後に表示されるページである。
以下、同様の態様によって、商品提示領域AR11−3には、商品Cが提示される。商品提示領域AR11−4には、商品Dが提示される。
商品提示領域AR12−1〜AR12−4においては、それぞれ、お客様保有ポイント交換商品提示領域AR1における商品提示領域AR11−1〜11−4と同様の態様により、それぞれ、商品E、商品F、商品G、商品Hが提示される。
このように、本実施形態のポイント交換サイトでは、図3のその他ポイント交換商品提示領域AR2の場合のように、交換価値度が高い商品ほど優先して提示することができる。
上記の想定に基づけば、顧客は、図3の画面におけるお客様保有ポイント交換商品提示領域AR1を視る際には、商品提示領域AR11−1、AR11−2、AR11−3、AR11−4の順で観察していくことになる。これにより、顧客にとっては、例えば保有ポイントによって交換可能な商品として、保有ポイントに近い商品(つまり、交換価値が高い商品)が目立つことになる。
また、顧客は、その他ポイント交換商品提示領域AR2を視る際には、商品提示領域AR12−1、AR12−2、AR12−3、AR12−4の順で観察していくことになる。
このように、図3のページにおいては、交換価値度の高い商品ほど、顧客が注目しやすい位置に提示されている。
これにより、例えば顧客にとっては、交換価値の高い商品が目立つことになり、また、交換価値の高い商品に交換しやすくなることにもつながる。
また、交換価値度に基づく優先順位(または交換価値度自体であってもよい)に応じて、商品提示領域AR11、12に付す装飾の画像などを変化させたり、テキスト領域AR22における文字のフォントのサイズや色を変更するなどしてもよい。このように、交換価値度に応じた商品の提示の態様は多様である。
図4は、ポイント交換サーバ100の構成例を示している。図4に示すポイント交換サーバ100は、通信部101、記憶部102、商品登録部103、交換価値度設定部104、サイト編集部105、サイト提供部106及びポイントカード管理部107を備える。
第2商品データベースに登録されている商品は、例えば第1商品データベースに登録されている商品のうちで、ポイント交換業者による検討、審査の結果、ポイント交換サイトへの掲載が決定された商品である。したがって、図2の説明から理解されるように、第2商品データベースに登録されている商品情報における決定仕入価格、決定市場販売価格、ポイントカード卸価格などは、第1商品データベースに登録されていた提案仕入価格、提案市場販売価格、ポイントカード卸価格から変更されている場合がある。
第1商品データベースにおいて、商品名は、対応の商品の名称を示す。商品コードは、対応の商品に付与された品番などを示す所定形式のコードである。
商品出展者名は、対応の商品を出展した業者などの名称を示す。商品出展者コードは、対応の商品を出展した業者などを示す所定形式のコードである。
商品説明情報は、商品の説明文などの内容を有する文字情報(テキストデータ)である。商品説明情報は、ポイント交換サイトにおいて、例えば対応の商品の説明分などとして表示される。図3との対応では、テキスト領域AR22における文字は、商品説明情報としてのテキストデータを利用して表示されている。
提案市場販売価格は、対応の商品に設定された市場販売価格として、商品出店者がポイント交換業者に提案した金額である。
第2商品データベースにおいて、商品名、商品コード、商品出展者名、商品出展者コード、商品画像、商品説明情報の各定義内容は、図5の第1商品データベースと同様である。
決定市場販売価格は、対応の商品に設定された市場販売価格として、決定に際して改めて決定された金額である。
ポイントカード卸価格は、対応の商品に設定されたポイントである。
交換価値度は、対応の商品について設定された交換価値度である。
記憶部102における交換価値度データベース記憶部122は、交換価値度データベースを記憶する。本実施形態において、交換価値度は、例えば、商品関連価格とポイントカード卸価格との組合わせごとに予め定められている。交換価値度データベースは、商品関連価格とポイントカード卸価格との組合わせごとに、交換価値度を対応させたデータベースである。
図7においては、図2の例に対応する商品関連価格とポイントカード卸価格の組合せに応じた交換価値度の例が示されている。
つまり、図7においては、矢印Aで示す「牛ステーキ肉 1000g」の商品が該当する商品関連価格とポイントカード卸価格の組合せに対しては、1.0の交換価値度が対応付けられている例が示されている。
また、矢印Bで示す「○○産さんま」の商品に該当する商品関連価格とポイントカード卸価格の組合せに対しては、1.2の交換価値度が対応付けられている例が示されている。
また、矢印Cで示す「百貨店商品券」の商品に該当する商品関連価格とポイントカード卸価格の組合せに対しては、0.7の交換価値度が対応付けられている例が示されている。
記憶部102におけるポイント交換サイトデータ記憶部123は、ポイント交換サイトのデータを記憶する。ポイント交換サイトのデータは、例えば、HTML(HyperText Markup Language)やXML(Extensible Markup Language)などにより記述されたページごとのファイルやページにて表示させるべき画像データなどを含む。
パスワードは、対応のポイントカードに設定されたパスワードである。ポイントカードには、予めポイントカードごとに異なるようにして割り振られたパスワードが設定されている。パスワードは、例えば顧客がポイント交換サイトの利用のためにログインする際の認証処理に使用される。購入したポイントカードには、事前にパスワードが印字された状態となっている。
使用ポイントは、対応のポイントカードについて、ポイント交換対象の商品とポイントとの交換のためにこれまでに使用されたポイントを示す。
残存ポイントは、対応のポイントカードにおいて残存しているポイントを示す。
販売業者コードは、対応のポイントカードを販売したポイントカード販売業者に割り当てられたコードを示す。
図4のポイント交換サーバ100において、商品登録部103は、商品に関連する所定種別ごとの価格である商品関連価格と商品に設定されたポイントに対応するポイントカード卸価格とを含む商品情報を、商品データベース記憶部121が記憶する商品データベース(第1商品データベース、第2商品データベース)に登録する。
具体的に、商品登録部103は、商品出展業者がポイント交換サイトへの掲載を依頼した商品を、商品データベース記憶部121における第1商品データベース記憶部121Aが記憶する第1商品データベースに登録する。
また、商品登録部103は、ポイント交換サイトに掲載する商品を、商品データベース記憶部121における第2商品データベース記憶部121Bが記憶する第2商品データベースに登録する。前述のように、ポイント交換サイトに掲載する商品は、商品出展業者がポイント交換サイトへの掲載を依頼した商品のうちから、検討、審査により決定される。
ポイント交換サーバ100において、商品登録部103は、受信した商品情報により第1商品データベースに対応する1つのレコードを生成し、生成したレコードを第1商品データベースに新規に登録する。
また、商品関連価格が商品掲載依頼時から変更されている場合には、管理者は、登録操作において変更後の商品関連価格やポイントカード卸価格を入力する。
また、商品登録部103は、第2データベース対応の商品を生成するにあたり、次に説明するように交換価値度設定部104が設定した交換価値度を含める。
このために、交換価値度設定部104は、交換価値度を商品に設定するにあたり、商品データベース記憶部121が記憶する商品データベースから、設定対象の商品のレコードにおける商品関連価格とポイントカード卸価格を取得する。つまり、交換価値度設定部104は、第1商品データベースから商品関連価格として提案仕入価格と提案市場販売価格を取得するとともに、第2商品データベースから商品関連価格として決定仕入価格と決定市場販売価格を取得する。また、交換価値度設定部104は、第2商品データベースからポイントカード卸価格を取得する。
交換価値度設定部104は、取得した商品関連価格の各々(提案仕入価格、提案市場販売価格、決定仕入価格、決定市場販売価格)とポイントカード卸価格との組合せに対応する交換価値度を、交換価値度データベース記憶部122が記憶する交換価値度データベースから取得する。
そして、商品登録部103は、上記のように交換価値度設定部104が取得した交換価値度を、第2商品データベースにおける登録対象の商品に対応する交換価値度として登録する。これにより、商品についての交換価値度が設定される。
具体例として、サイト編集部105がポイント交換サイトにおける図3のページを編集する場合について説明する。
サイト編集部105は、図3のページを編集するにあたり、お客様保有ポイント交換商品提示領域AR1の編集と、その他ポイント交換商品提示領域AR2の編集を行う。
お客様保有ポイント交換商品提示領域AR1の編集にあたり、サイト編集部105は、ログインしたユーザのポイントカードの残存ポイントをポイントカードデータベース記憶部124が記憶するポイントカードデータベースから取得する。サイト編集部105は、取得した残存ポイントに最も近いポイントが設定されている4つの商品を第2商品データベース記憶部121Bから取得する。
この際、サイト編集部105は、取得した残存ポイントに対応するポイント卸価格を算出する。残存ポイント相当のポイント卸価格の算出にあたって、サイト編集部105は、例えばポイントカード販売業者にポイントカードを販売する際の市場販売価格に対する掛け率と残存ポイントとを利用すればよい。サイト編集部105は、残存ポイントに対応するポイント卸価格に最も近いポイント卸価格が対応付けられた4つの商品を第2商品データベース記憶部121Bから取得すればよい。図3との対応では、取得される4つの商品は、残存ポイントに近い順に、商品A、商品B、商品C、商品Dである。
そして、サイト編集部105は、上記のように取得した4つの商品E、商品F、商品G、商品Hを、それぞれ、商品提示領域AR12−1、AR12−2、AR12−3、AR12−4に提示するものとして決定する。
具体的に、例えばポイント交換サイトのページのファイルは、前述のように、XML、HTMLなどのマークアップ言語ファイルである。サイト編集部105は、例えば、図3のページのファイルを、ポイント交換サイトデータ記憶部123が記憶するポイント交換サイトデータから読み出すことにより取得できる。
また、サイト編集部105は、同じページのファイルについて、その他ポイント交換商品提示領域AR2における商品提示領域AR12−1、AR12−2、AR12−3、AR12−4に対して、それぞれ、商品E、商品F、商品G、商品Hの各オブジェクトが配置されるように書き換えを行う。
ここで、商品A〜商品Hのオブジェクトは、図3との対応では、例えば、商品画像領域AR21にて表示される商品画像の画像データと、テキスト領域AR22にて表示される文字情報である。
商品画像領域AR21にて表示される商品画像の画像データは、例えば第2商品データベースから取得すればよい、また、テキスト領域AR22にて表示される文字情報は、第2商品データベースの商品説明情報やポイントカード卸価格の情報を利用して形成すればよい。このようなページの編集により、ポイント交換サイトの編集が行われる。
また、ポイントカード管理部107は、ポイント交換サイトにて受け付けられた商品の交換に関する操作に応じて、顧客端末装置300から通知されたポイントカード識別子が示すポイントカードのポイントについて、前記商品指定操作により指定された商品のポイントに基づいて変更するように管理する。この際、ポイントカード管理部107は、ポイントカードデータベース記憶部124が記憶するポイントカードデータベースが格納する残存ポイントを更新する。
図9のフローチャートは、本実施形態のポイント交換サーバ100が商品データベースに新規登録された商品について交換価値度を設定するための処理手順例を示している。
ポイント交換サーバ100において、商品登録部103は、商品登録部103による商品の新規登録が行われるのを待機している(ステップS101−NO)。
ポイント交換サーバ100に掲載すべき商品を新規登録する操作に応じて、ポイント交換サーバ100における商品登録部103は、例えば第1商品データベースに格納される同じ商品についての商品情報を読み出し、読み出した商品情報を利用して、前述のように第2商品データベースに格納すべき商品情報(レコード)を生成する。そして、商品登録部103は、生成したレコードを、第2商品データベース記憶部121Bが記憶する第2商品データベースに新規に格納する。これにより、商品の新規登録が行われる。
ただし、商品登録部103が上記のように商品の新規登録を行った段階では、例えば図7に示すレコードに含まれる情報のうち、商品名、商品コード、商品出展者名、商品出展者コード、商品画像、決定仕入価格及び決定ポイントカード卸価格には有効な情報あるいは値が格納されているが、交換価値度については未だ設定されておらず、有効な値は格納されていない。
つまり、交換価値度設定部104は、今回新規登録された商品についての商品関連価格とポイントカード卸価格とを取得する(ステップS102)。具体的に、交換価値度設定部104は、第1商品データベース記憶部121Aが記憶する第1商品データベースから、今回新規登録された商品についての、提案仕入価格と提案市場販売価格の情報を取得する。また、交換価値度設定部104は、第2商品データベース記憶部121が記憶する第2商品データベースから、今回新規登録された商品についての、提案仕入価格と提案市場販売価格とポイントカード卸価格の情報を取得する。
次に、交換価値度設定部104は、ステップS102により取得した商品関連価格とポイントカード卸価格の組合せに対応付けられている交換価値度を、交換価値度データベースから取得する(ステップS103)。
例えば、ログインした顧客の顧客端末装置300がポイント交換サイトにおける商品提示のページへのアクセス要求を送信するのに応じて、ポイント交換サーバ100にてアクセス要求が受信される。
つまり、サイト編集部105は、第2商品データベースに登録されている商品のうちで、前述のように、顧客のポイントカードの残存ポイントに対応するポイントカード卸価格に最も近いポイントカード卸価格が設定された上位4つの商品を選択する。
サイト編集部105は、選択した4つの商品について、そのポイントカード卸価格が残存ポイントに対応するポイントカード卸価格に近い順にしたがって、商品提示領域AR11−1〜AR11−4にそれぞれ提示すべきと決定する。
つまり、サイト編集部105は、第2商品データベースに登録されている商品のうちで、前述のように、顧客のポイントカードの残存ポイントから一定以上に乖離したポイントカード卸価格が設定されており、かつ、交換価値度が最も高い上位4つの商品を選択する。
サイト編集部105は、選択した4つの商品について、交換価値度が高い順にしたがって、商品提示領域AR12−1〜AR12−4にそれぞれ提示すべきと決定する。
そして、サイト提供部106は、ステップS204により編集されたページを、アクセス要求送信元の顧客端末装置300に対して送信する(ステップS205)。
また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムが送信された場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリ(RAM)のように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良く、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組合せで実現できるものであってもよい。
101 通信部
102 記憶部
103 商品登録部
104 交換価値度設定部
105 サイト編集部
106 サイト提供部
107 ポイントカード管理部
121 商品データベース記憶部
122 交換価値度データベース記憶部
123 ポイント交換サイトデータ記憶部
124 ポイントカードデータベース記憶部
200 ポイントカード販売業者端末
300 顧客端末装置
Claims (4)
- ネットワークを経由して顧客端末装置と少なくとも通信を実行する通信部と、
所定のポイントが設定された商品を提示し、提示された商品のうちからポイント交換対象の商品を指定する商品指定操作を受け付けるポイント交換サイトを、顧客端末装置からのアクセスに応じて提供するサイト提供部と、
商品に関連する所定種別ごとの価格である商品関連価格と商品に設定されたポイントに対応するポイントカード卸価格とを含む商品情報を、商品データベース記憶部が記憶する商品データベースに登録する商品登録部と、
前記商品データベースから取得した商品についての商品関連価格の各々とポイントカード卸価格とに基づいて、前記商品とポイントを交換するにあたっての交換価値を示す交換価値度を前記商品に設定する交換価値度設定部と、
商品ごとに設定された交換価値度に基づいて、ポイント交換サイトでの前記商品ごとの提示の態様が変更されるようにポイント交換サイトの内容を編集するサイト編集部と
を備えるポイント交換処理装置。 - 前記交換価値度設定部は、
前記商品関連価格の各々と前記ポイントカード卸価格との組合せごとに交換価値度を対応付けた交換価値度データベースから、前記商品データベースから取得した商品についての商品関連価格の各々とポイントカード卸価格との組合せに対応付けられた交換価値度を取得し、取得した交換価値度を前記商品に設定する
請求項1に記載のポイント交換処理装置。 - ネットワークを経由して顧客端末装置と少なくとも通信を実行する通信ステップと、
所定のポイントが設定された商品を提示し、提示された商品のうちからポイント交換対象の商品を指定する商品指定操作を受け付けるポイント交換サイトを、顧客端末装置からのアクセスに応じて提供するサイト提供ステップと、
商品に関連する所定種別ごとの価格である商品関連価格と商品に設定されたポイントに対応するポイントカード卸価格とを含む商品情報を、商品データベース記憶部が記憶する商品データベースに登録する商品登録ステップと、
前記商品データベースから取得した商品についての商品関連価格の各々とポイントカード卸価格とに基づいて、前記商品とポイントを交換するにあたっての交換価値を示す交換価値度を前記商品に設定する交換価値度設定ステップと、
商品ごとに設定された交換価値度に基づいて、ポイント交換サイトでの前記商品ごとの提示の態様が変更されるようにポイント交換サイトの内容を編集するサイト編集ステップと
を備えるポイント交換処理方法。 - コンピュータに、
ネットワークを経由して顧客端末装置と少なくとも通信を実行する通信ステップと、
所定のポイントが設定された商品を提示し、提示された商品のうちからポイント交換対象の商品を指定する商品指定操作を受け付けるポイント交換サイトを、顧客端末装置からのアクセスに応じて提供するサイト提供ステップと、
商品に関連する所定種別ごとの価格である商品関連価格と商品に設定されたポイントに対応するポイントカード卸価格とを含む商品情報を、商品データベース記憶部が記憶する商品データベースに登録する商品登録ステップと、
前記商品データベースから取得した商品についての商品関連価格の各々とポイントカード卸価格とに基づいて、前記商品とポイントを交換するにあたっての交換価値を示す交換価値度を前記商品に設定する交換価値度設定ステップと、
商品ごとに設定された交換価値度に基づいて、ポイント交換サイトでの前記商品ごとの提示の態様が変更されるようにポイント交換サイトの内容を編集するサイト編集ステップと
を実行させるためのプログラム。
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