JP2009134449A - 歩数計 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 2つの静加速度センサ107、117は、感度軸が相互に直交するように配設されている。CPU101は、静加速度センサ107、117からの動加速度信号に基づいて歩数計数を行う。また、CPU101は、両静加速度センサ107、117の静加速度信号レベルが所定レベル以下のとき、表示部108、増幅回路106、116の電源をオフに制御して省電力化を図る。
【選択図】 図1
Description
例えば、特許文献1に記載された歩数計では、歩行検出用の複数の加速度センサとともに角度検出センサを用いて、前記角度検出センサによって歩数計の筐体の向き(傾き)を検出し、前記傾きに応じた加速度センサからの信号に基づいて歩数を測定している。
また、報知手段を有し、前記両静加速度センサから出力される静加速度信号が所定時間継続して前記所定レベルになったとき、前記報知手段によって姿勢が不適切である旨を報知するように構成してもよい。
また、少なくとも歩数を表示する表示手段を有し、前記制御手段は、前記両静加速度センサから出力される静加速度信号が所定時間継続して所定レベル以下のとき、前記表示手段及び検出手段の電源をオフに制御するように構成してもよい。
図1において、歩数計は、中央処理装置(CPU)101、所定周波数の信号を出力する発振回路102、発振回路102の出力信号を所定分周比で分周して各動作の時計信号を出力する分周回路103、外部から操作可能なスイッチによって構成されたキー入力手段104、使用者の歩行(走行を含む。)を検出して該歩行に対応する信号を出力する第1静加速度センサ107、第1静加速度センサ107からの動加速度信号を増幅して対応する歩行信号を出力する第1増幅回路106、第1静加速度センサ107からの静加速度信号をデジタル信号に変換する第1アナログ/デジタル(A/D)変換回路105、使用者の歩行を検出して該歩行に対応する信号を出力する第2静加速度センサ117、第2静加速度センサ117からの動加速度信号を増幅して対応する歩行信号を出力する第2増幅回路116、第2静加速度センサ117からの静加速度信号をデジタル信号に変換する第2アナログ/デジタル(A/D)変換回路115を備えている。
尚、第1、第2静加速度センサ107、117、第1、第2増幅回路106、116は歩行検出手段を構成している。CPU101は計数手段、制御手段を構成している。また、キー入力手段104は操作手段を構成し、表示部108は表示手段を構成し、報知部109は報知手段を構成している。
計数手段は、歩行信号に基づいて歩数を計数することができる。
制御手段は、両静加速度センサから出力される静加速度信号が所定レベルのとき、歩行検出手段を含む回路要素の電源をオフに制御することができる。
また、制御手段は、両静加速度センサから出力される静加速度信号が所定時間継続して前記所定レベルになったとき、回路要素の電源をオフに制御することができる。
また、制御手段は、両静加速度センサから出力される静加速度信号が所定時間継続して所定レベル以下のとき、表示手段及び検出手段の電源をオフに制御することができる。
報知手段は、両静加速度センサから出力される静加速度信号が所定時間継続して前記所定レベルになったとき、姿勢が不適切である旨を報知することができる。
制御手段は、報知手段による報知後所定時間内に操作手段による停止操作が成されたときに回路要素の電源をオフにせず、前記報知手段は前記操作手段による停止操作に応答して報知動作を停止することができる。
図2、図3に示すように、静加速度センサ107、117は、加速度方向に対して有する傾斜角度の大きさに応じて、直流出力信号レベルが変化する。動作の詳細は後述するが、その変化量から、所定方向に対する静加速度センサ107、117の角度を検出し、歩数計を携帯していないと判断した場合等に、表示部108や増幅回路106、116への電源供給を遮断することにより、省電力化を行う。
以下、図1及び図4を用いて本実施の形態に係る歩数計の歩数測定処理及び停止判定処理について説明する。
先ず、使用者は本実施の形態に係る歩数計のキー入力手段104を操作することによって歩数計に歩数計測動作を開始させた後、カバン内に収納して携えると共に歩行を開始する。
CPU101は、増幅回路106、116からの歩行信号のうちのレベルが大きい方の信号に基づいて歩数が入力されたか(即ち、歩行信号が入力されたか)否かを判断する(ステップS401)。
CPU101は、歩行信号が入力されたと判断した場合には、歩行停止タイマをオンにして計時動作を開始した後(ステップS402)、歩行中フラグがオンか否か判断する。または、2つの信号を合成するなどして歩数信号を生成する(ステップS403)。
CPU101は、処理ステップS406において計数した歩数を表示部108に表示した後、その他に実行中の処理があれば当該処理を行う(ステップS407、S408)。
尚、処理ステップS410の歩行か否かの判断は種々の条件設定が可能であり例えば、歩行信号が所定回数連続して検出できた場合に歩行と判断するようにしてもよい。この場合、歩行中と判定されるまでの歩数が歩行判定バッファに蓄積されることになる。
図5において、歩行停止タイマ(図4の処理ステップS402参照)が予め定めた所定時間計時してカウントアップすると(ステップS501)、CPU101は歩行停止したと判断し、歩行中フラグをオフにした後(ステップS502)、歩行判定バッファに記憶した歩数をクリアして(ステップS503)、その他に実行する処理があればその他の処理を実行する(ステップS504)。
図6は、省電力化処理を示すフローチャートである。
図6において、CPU101は、歩行中フラグがオンになっていない(即ち、歩行中でない)と判断した場合(ステップS601)、A/D変換回路105の直流出力信号レベル(静加速度信号レベル)が所定レベル以下(本実施の形態ではAレベル)であり(ステップS602)、A/D変換回路115の直流出力信号レベルも所定レベル以下(本実施の形態では図3のAレベル)のとき(ステップS603)、即ち、歩行中でなく又、静加速度センサ107、117のいずれからも所定レベル以上の直流出力信号レベルが得られない場合(換言すれば、両静加速度センサ107、117の感度軸が水平方向に位置する状態であり、歩数計が平置きにされている状態のとき)には、Aレベルカウンタに1加算する(ステップS604)。
尚、電源オフにする回路要素は、少なくとも大きな電力を消費する回路要素に限ってもよく、例えば、少なくとも増幅回路106、116の電源をオフにするようにしてもよい。また、所定回数nは複数回でもよいが、1回でもよい。
図7は、省電力化のために回路要素の電源を遮断する場合のアラーム処理を示すフローチャートであり、図6と同一処理を行う部分には同一符号を付している。
図7において、CPUは、処理ステップS606においてAレベルカウンタの計数値が所定値nよりも大きいと判断した場合、即ち、歩数計の平置き状態が所定時間継続したと判断した場合、報知部109からアラームを報音して回路要素の電源を遮断する旨を予め報知する(ステップS701)。
CPU101は、処理ステップS702において所定時間経過する前にキー入力手段104によってアラーム停止操作があると(ステップS703)、Aレベルカウンタをクリアして処理ステップS704に移行する(S605)。
また、検出手段の電源をオフに制御する場合、検出手段全体ではなく検出手段の一部構成要素の電源をオフに制御するようにしてもよい。
102・・・発振回路
103・・・分周回路
104・・・キー入力手段
105、115・・・A/D変換回路
106、116・・・増幅回路
107、117・・・静加速度センサ
108・・・表示部
109・・・報知部
110・・・RAM
111・・・ROM
112・・・電池
Claims (5)
- 感度軸の方向に応じた静加速度信号および歩行を表す動加速度信号に対応する歩行信号を出力すると共に前記感度軸が相互に直交するように配設された2つの静加速度センサを有する歩行検出手段と、前記歩行信号に基づいて歩数を計数する計数手段と、前記両静加速度センサから出力される静加速度信号が所定レベルのとき、前記歩行検出手段を含む回路要素の電源をオフに制御する制御手段とを備えて成ることを特徴とする歩数計。
- 前記制御手段は、前記両静加速度センサから出力される静加速度信号が所定時間継続して前記所定レベルになったとき、前記回路要素の電源をオフに制御することを特徴とする請求項1記載の歩数計。
- 報知手段を有し、
前記両静加速度センサから出力される静加速度信号が所定時間継続して前記所定レベルになったとき、前記報知手段によって姿勢が不適切である旨を報知することを特徴とする請求項1又は2記載の歩数計。 - 操作手段を有し、
前記制御手段は、前記報知手段による報知後所定時間内に前記操作手段による停止操作が成されたときに前記回路要素の電源をオフにせず、前記報知手段は前記操作手段による停止操作に応答して報知動作を停止することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一に記載の歩数計。 - 少なくとも歩数を表示する表示手段を有し、
前記制御手段は、前記両静加速度センサから出力される静加速度信号が所定時間継続して所定レベル以下のとき、前記表示手段及び検出手段の電源をオフに制御することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一に記載の歩数計。
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