JP2009134420A - 出力システム、出力制御装置、出力方法、およびコンピュータプログラム - Google Patents

出力システム、出力制御装置、出力方法、およびコンピュータプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】出力データを保存する機能を有する出力装置を使用して出力を行う際のユーザの設定ミスによる影響を低減する。
【解決手段】出力指示装置100は、ユーザの指示にしたがって、出力の対象である出力データと、出力指示装置またはユーザを特定することができる照合用データと、出力装置において出力データを保存して出力データの出力に関する所定の処理を行うべき旨の設定を表す第1の設定データと、を含む第1の出力ジョブデータを出力制御装置300に送信する。出力制御装置300は、照合用データに応じた設定を表す第2の設定データを、第1の設定データと照合用データとに基づいて生成し、第2の設定データと出力データとを含む第2の出力ジョブデータを生成し、出力装置200に送信する。出力装置200は、第2の設定データに従って出力データを保存し、第2の設定データに従って出力データの出力を行う。
【選択図】図1

Description

この発明は、出力データを保存する機能を有する出力装置を使用して出力を行う技術に関する。
従来より、ネットワークでユーザのホスト端末とネットワークプリンタが接続されている環境において、印刷を行う技術が存在する。たとえば、ある従来技術においては、ホスト端末は、文書データに基づいて印刷データを生成し、ネットワークプリンタに送信する。
ネットワークプリンタは、印刷データを受信する。一方、ネットワークプリンタは、複数のデータサーバのなかから複数の保存先を選択する。そして、受信した印刷データを分割し、選択したデータサーバに転送する。ネットワークプリンタは、さらに、選択したデータサーバのサーバ名に基づいて証明情報を生成し、ホスト端末に送信する。ホスト端末は、証明情報を受信し、その証明情報を認証カードに書き込む。
その後、ネットワークプリンタは、認証カードから証明情報を読み取り、証明情報に基づいて印刷データの利用適格があるかを判定する。印刷データの利用適格があると判定したときは、ネットワークプリンタは、データサーバから分割印刷データを取得し、印刷データを構成する。そして、印刷データに基づいて印刷を行う(特許文献1)。
特開2006−88686号公報 特開2007−122612号公報
上記のようなシステムにおいて、ホスト端末からユーザが印刷を指示する際、印刷後も再度の印刷に備えて印刷データをプリンタ内に保持すべき旨のオプションを指定することができるものがある。また、印刷に先立って、プリンタにおいてプレビュー(印刷結果の事前確認)を可能とすべき旨のオプションを指定することができるものがある。
しかし、機密を要する文書について、ユーザが誤ってそのようなオプションを指定してしまうことがある。そのような場合には、プリンタ内に保持された印刷データから情報が漏洩したり、プレビューによって第三者に情報が漏洩したりするおそれがある。
一方、印刷を1部も行わずに印刷データをプリンタ内に保持して待機すべき旨のオプションが指定され、かつ、プレビューができないオプション指定がなされることがある。そのような場合には、プリンタ内に保持されている印刷データを削除してよいものかどうか、第三者には判断できない。
従来の技術においては、このような問題は考慮されていなかった。このような問題は、いったん出力データを内部に保存することができる出力装置(たとえば、プリンタ、プロジェクタ、画像ディスプレイなど)において、広く存在する。
本発明は、出力データを保存する機能を有する出力装置を使用して出力を行う際のユーザの設定ミスによる影響を低減することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の一態様である出力システムにおいて、以下のような構成を採用する。この出力システムは、出力指示装置と、出力装置と、出力指示装置および出力装置に接続されている。
出力指示装置は、ユーザの指示にしたがって、出力の対象である出力データと、出力指示装置またはユーザを特定することができる照合用データと、出力装置において出力データを保存して出力データの出力に関する所定の処理を行うべき旨の設定を表す第1の設定データと、を含む第1の出力ジョブデータを出力制御装置に送信する。
出力制御装置は、
出力装置において出力データを保存して出力データの出力に関する所定の処理を行うべき旨の設定を表す第2の設定データであって、照合用データに応じた設定を表す第2の設定データを、第1の設定データと照合用データとに基づいて生成し、
第2の設定データと、出力データと、を含む第2の出力ジョブデータを生成し、出力装置に送信する。
出力装置は、第2の設定データに従って出力データを保存し、第2の設定データに従って出力データの出力を行う。
このような態様においては、出力データを保存する機能を有する出力装置を使用して出力を行う際に、第1の設定データに基づいてユーザ自身による設定を考慮しつつ、照合用データに基づいて少なくとも一部について出力指示装置またはユーザに応じた強制的な設定を行って出力を行うことができる。このため、出力データを保存する機能を有する出力装置を使用して出力を行う際のユーザの設定ミスによる影響を低減することができる。
なお、「出力データを保存して出力データの出力に関する所定の処理を行うべき旨の設定」は、「出力データを保存して出力データの出力に関する次の指示を待つべき旨の指示」を含む。
また、第2の出力ジョブデータの出力装置への送信は、所定の第1の出力条件が満たされた場合に行われる態様とすることもできる。第1の出力条件は、たとえば、出力装置から出力要求を受けたこと、を含むことができる。第1の出力条件は、さらに、出力指示装置と出力装置とのうち出力装置に近い位置においてユーザが認証されたこと、を含むことができる。
そして、第2の出力ジョブデータの出力は、所定の第2の出力条件が満たされた場合に行われる態様とすることもできる。第2の出力条件は、たとえば、出力指示装置と出力装置とのうち出力装置に近い位置においてユーザが認証されたこと、を含むことができる。
なお、本発明は、以下のような、出力指示装置および出力装置に接続された出力制御装置の態様で構成することもできる。
この出力制御装置は、
出力の対象である出力データと、出力指示装置またはユーザを特定することができる照合用データと、出力装置において出力データを保存して出力データの出力に関する所定の処理を行うべき旨の設定を表す第1の設定データと、を含む第1の出力ジョブデータを、出力指示装置から受信する受信部と、
出力装置において出力データを保存して出力データの出力に関する所定の処理を行うべき旨の設定を表す第2の設定データであって、照合用データに応じた設定を表す第2の設定データを、第1の設定データと照合用データとに基づいて生成し、第2の設定データと、出力データと、を含む第2の出力ジョブデータを生成する出力ジョブデータ生成部と、
第2の設定データに従って出力データを保存し、第2の設定データに従って出力データの出力を行うことができる出力装置に、第2の出力ジョブデータを送信する送信部と、を備える。
このような態様としても、出力データを保存する機能を有する出力装置を使用して出力を行う際のユーザの設定ミスによる影響を低減することができる。
なお、照合用データは、出力システムを使用することが認められたユーザに割り当てられたユーザ名を表すデータとすることができる。
すなわち、照合用データは、出力制御装置を介した出力装置からの出力を認められたユーザに割り当てられたユーザ名を表すデータとすることができる。
このような態様とすれば、各ユーザに応じた設定で出力を行わせることができる。
そして、照合用データは、出力指示装置と出力制御装置との間のデータ通信においてデータの送信元を表すデータとすることができる。
このような態様とすれば、出力指示装置に応じた設定を行って出力を行うことができる。よって、たとえば、出力指示装置が設置されている社内の部署の単位で設定内容を変えることができる。
なお、照合用データが所定の条件を満たす場合には、
第1の設定データが、出力装置において出力データを保存し、ユーザに対してパスワードを要求せずに出力データの出力を行うべき旨の指示を含む設定データであっても、
第2の設定データとして、出力装置において出力データを保存し、ユーザに対してパスワードを要求し、パスワードが認証されなかった場合には出力データの出力を行わず、パスワードが認証された場合に出力データの出力を行うべき旨の指示を含む設定データを生成することが好ましい。
このような態様とすれば、たとえば、高度な機密保持を要する出力データを扱うユーザ(またはそのようなユーザが使用する出力指示装置)の出力ジョブデータについて、一律にパスワードを要求するように設定することができる。その結果、高度な機密保持を要する出力データの出力ジョブデータがパスワードが設定されずに出力装置に保存され、そこから情報が漏洩する、という事態を防止することができる。
なお、「パスワードが認証される」とは、出力制御装置を介した出力装置からの出力を行うことができる資格を有するいずれかのユーザのパスワードと一致することである。また、照合用データに関する「所定の条件」は、たとえば、あらかじめ定められた所定のユーザと対応づけることができる照合用データであること、あらかじめ定められた所定の出力指示装置と対応づけることができる照合用データであること、などとすることができる。
また、出力装置が、画像を表示することができる画像表示部を備え、出力として印刷を行う印刷装置である場合には、以下のような態様とすることが好ましい。
照合用データが所定の条件を満たす場合には、
第1の設定データが、出力装置において出力データを保存し、所定の表示条件下で出力データの内容を画像表示部に表示すべき旨の指示を含む設定データであっても、
第2の設定データとして、出力装置において出力データを保存し、出力データの内容の画像表示部への表示を禁じる指示を含む設定データを生成する。
このような態様とすれば、たとえば、高度な機密保持を要する出力データを扱うユーザ(またはそのようなユーザが使用する出力指示装置)の出力ジョブデータについて、一律に画像表示部への表示を禁じるように設定することができる。その結果、出力装置の画像表示部への表示によって、情報が漏洩する事態を防止することができる。
なお、所定の表示条件は、たとえば、出力装置を利用する権限を有するユーザが、その出力装置に直接または間接に接続された認証装置において認証されたこと、とすることができる。ここで、出力装置を利用する権限を有するユーザと、特定の出力データを閲覧または出力する権限を有するユーザとは、必ずしも一致するものではない。
また、所定の表示条件は、たとえば、ある第2の出力ジョブデータの出力を2回以上の認証手続きを経て認める場合に、その第2の出力ジョブデータに格納されているパスワードを使用した認証以外の認証が行われたこと、とすることもできる。
なお、照合用データが所定の条件を満たす場合には、
第1の設定データが、出力の後も出力装置において出力データを保存すべき旨の指示を含む設定データであっても、
第2の設定データとして、出力の後は出力装置において出力データを削除すべき旨の指示を含む設定データを生成することが好ましい。
このような態様とすれば、たとえば、高度な機密保持を要する出力データを扱うユーザ(またはそのようなユーザが使用する出力指示装置)の出力ジョブデータについて、一律に出力装置における出力後の保存を禁止することができる。その結果、出力装置から情報が漏洩する可能性を低減することができる。
また、照合用データが所定の条件を満たす場合には、
第1の設定データが、出力装置において出力データを保存し、出力を行わずに待機すべき旨の指示を含む設定データであっても、
第2の設定データとして、出力装置において出力データを保存し、所定の出力条件が満たされた場合に出力データに基づいて1部、出力を行って、その後、出力データを保存した状態で待機すべき旨の指示を含む設定データを生成することが好ましい。
このような態様とすれば、ユーザ(またはそのようなユーザが使用する出力指示装置)について、その時点で出力を要しない出力データを出力装置に保存することを禁じることができる。その結果、出力装置の資源を有効に活用できる。
なお、ここでいう「待機」とは、保存した出力データの処理に関する指示を待つことをいう。待機している間、他の処理を実行するか否かは問わない。すなわち、当該出力データに関する処理以外の処理については、実行することができる。
なお、所定の出力条件は、たとえば、出力装置を利用する権限を有するユーザが、その出力装置に直接または間接に接続された認証装置において認証されたこと、とすることができる。また、所定の出力条件は、たとえば、第2の出力ジョブデータに格納されているパスワードを使用した認証が行われたこと、とすることもできる。
また、あらかじめ用意された基準設定データであって、出力データの出力に関する設定であり、それぞれ照合用データと対応づけることができる複数の設定を格納する基準設定データを参照し、基準設定データに含まれる複数の設定のうちの第1の出力ジョブデータに含まれる照合用データと対応する設定と、第1の設定データとに基づいて、第2の設定データを生成することが好ましい。
このような態様においては、第2の設定データを生成する際に、第1の設定データに基づいてユーザ自身による設定を考慮しつつ、基準設定データに含まれる設定に基づいてユーザ自身による設定を修正することができる、
なお、出力制御装置であって、さらに、
基準設定データを記憶する基準設定記憶部を備え、
複数の出力指示装置と、複数の出力装置と、に接続されており、
管理者の指示にしたがって、基準設定記憶部内の基準設定データが格納する設定を改変することができることも好ましい。
このような態様とすれば、たとえば、ユーザが取り扱う情報についての機密管理の重要度が変化した場合にも、それぞれの出力指示装置や出力装置の設定を変更することなく、出力制御装置の設定を変更することによって、第2の設定データの内容を変化させることができる。
また、出力システムが、出力制御装置に接続されており、基準設定データを記憶している基準設定記憶装置を備える場合には、出力制御装置は、以下のような対応とすることが好ましい。すなわち、
出力制御装置は、
基準設定記憶装置に対して、第1の出力ジョブデータに含まれる照合用データと対応する設定を問い合わせ、
第1の出力ジョブデータに含まれる照合用データと対応する設定を基準設定記憶装置から受信する。
このような対応とすれば、たとえば、社員の情報を保持している社内用サーバを基準設定記憶装置として利用して、出力システムを構築することができる。
なお、出力システムが、出力指示装置と出力装置とのうち出力装置に近い位置に設けられ、出力装置と出力制御装置の少なくとも一方と接続されており、ユーザから認証用の入力を受け取ることができる認証用入力装置を備える場合には、
出力制御装置は、認証用の入力によってユーザが認証された後に第2の出力ジョブデータを出力装置に送信することが好ましい。
このような態様とすれば、出力装置に保存された出力データから情報が漏洩する可能性をより低減することができる。なお、ここで「ユーザが認証される」とは、出力制御装置を介した出力装置からの出力を行うことができる資格を有するユーザであることが認められることである。また、認証用入力装置は、ユーザと直接接触して認証用の入力を受け取るものであることが好ましい。
また、出力装置は、認証用の入力によってユーザが認証された後に第2の設定データに従って出力データの出力を行うことが好ましい。
このような態様とすれば、出力装置からの出力データの出力によって情報が漏洩する可能性を低減することができる。
なお、本発明は、種々の形態で実現することが可能であり、例えば、出力方法および出力装置、出力制御方法および出力制御装置、印刷方法および印刷装置、印刷制御方法および印刷制御装置、それらの方法または装置の機能を実現するためのコンピュータプログラム、そのコンピュータプログラムを記録した記録媒体、そのコンピュータプログラムを含み搬送波内に具現化されたデータ信号、等の形態で実現することができる。
A.実施例:
A1.印刷システムの構成:
図1は、本実施例の印刷システムの構成を示す図である。印刷システム1においては、クライアント(端末)として機能するパーソナルコンピュータ100(以下「クライアントPC100」と表記する)と、プリンタ200と、印刷サーバ300と、ユーザサーバ400とが、ネットワークNTで互いに接続されている。
クライアントPC100は、CPU102と、RAM103と、ROM104と、インターフェイス105(図1において「I/F105」と表記する)と、ディスプレイ106と、キーボード107と、マウス108とを有する。
クライアントPC100は、入力手段としてのキーボード107と、マウス108とを介してユーザの指示を受け取る。書き換え可能な記憶部であるRAM103は、半導体メモリと、ハードディスクとを含む。クライアントPC100において、RAM103内に格納されたアプリケーションプログラムが実行されることで、CPU102は、様々な機能を実現する。CPU102がRAM103、ROM104などを使用して行った処理の結果は、ディスプレイ106に表示される。また、CPU102は、インターフェイス105およびネットワークNTを介して、印刷サーバ300とデータ通信を行う。
具体的には、クライアントPC100は、ユーザからの印刷指示を受けて第1の印刷ジョブデータPJ1を生成し、印刷サーバ300に送信する。第1の印刷ジョブデータPJ1は、所定のプリンタから印刷データの出力を行う処理を、印刷サーバ300に指示するデータである。第1の印刷ジョブデータPJ1には、印刷の態様を含むさまざまな指示が含まれる。そのような指示としては、たとえば、使用する印刷用紙の規格、カラー印刷かモノクロ印刷か、片面印刷か両面印刷か、印刷後にデータを保持するか破棄するか、など等の指示がある。
印刷サーバ300は、CPU302と、RAM303と、ROM304と、インターフェイス305(図1において「I/F305」と表記する)と、ディスプレイ306と、キーボード307と、マウス308とを有する。
印刷サーバ300は、入力手段としてのキーボード307と、マウス308とを介してシステム管理者の指示を受け取る。書き換え可能な記憶部であるRAM303は、半導体メモリと、ハードディスクとを含む。印刷サーバ300において、RAM303内に格納されたアプリケーションプログラムが実行されることで、CPU302は、様々な機能を実現する。CPU302がRAM303、ROM304などを使用して行った処理の結果は、ディスプレイ306に表示される。また、CPU302は、インターフェイス305およびネットワークNTを介して、クライアントPC100、プリンタ200、ユーザサーバ400とデータ通信を行う。
具体的には、印刷サーバ300は、クライアントPC100から第1の印刷ジョブデータPJ1を受け取る。そして、印刷サーバ300は、第1の印刷ジョブデータPJ1、RAM303内に格納されている情報、およびユーザサーバ400から受け取った情報をもとに第2の印刷ジョブデータPJ2を生成する。そして、第2の印刷ジョブデータPJ2をプリンタ200に送信する。第2の印刷ジョブデータPJ2は、送信先のプリンタから印刷データの出力を行う旨を指示するデータである。ただし、印刷データの出力の態様に関する指示の内容は、第1の印刷ジョブデータPJ1と第2の印刷ジョブデータPJ2とで異なっている場合がある。
ユーザサーバ400は、CPU402と、RAM403と、ROM404と、インターフェイス405(図1において「I/F405」と表記する)と、ディスプレイ406と、キーボード407と、マウス408とを有する。
ユーザサーバ400も、キーボード407と、マウス408とを介してシステム管理者の指示を受け取る。なお、印刷サーバ300を操作する権限を有しているシステム管理者と、ユーザサーバ400を操作する権限を有しているシステム管理者とは、異なっていてもよいし、同一であってもよい。
書き換え可能な記憶部であるRAM403は、半導体メモリと、ハードディスクとを含む。印刷サーバ400において、RAM403内に格納されたアプリケーションプログラムが実行されることで、CPU402は、様々な機能を実現する。CPU402がRAM403、ROM404などを使用して行った処理の結果は、ディスプレイ406に表示される。また、CPU402は、インターフェイス405およびネットワークNTを介して、印刷サーバ300とデータ通信を行う。
本実施例においては、ユーザサーバ400は、印刷サーバ300からの問い合わせを受けて、所定の情報を印刷サーバ300に返信する。
プリンタ200は、印刷機構201と、CPU202と、RAM203と、ROM204と、インターフェイス205(図1において「I/F205」と表記する)と、タッチパネルを兼ねたディスプレイ206と、操作キー207aと、テンキー207bと、カードリーダ209とを有する。
プリンタ200は、入力手段としての操作キー207aとディスプレイ206とを介してユーザの指示を受け取る。また、プリンタ200は、ユーザのICカードに格納されたユーザ名をカードリーダ209で読み取る。さらに、プリンタ200は、テンキー207bを通じてユーザからパスワードを受け取ることができる。
書き換え可能な記憶部であるRAM203は、半導体メモリと、ハードディスクとを含む。プリンタ200において、RAM203やROM204内に格納されたアプリケーションプログラムが実行されることで、CPU202は、様々な機能を実現する。たとえば、CPU202は、入力されたユーザ名とパスワードとによって認証を行う。CPU202がRAM203、ROM204などを使用して行った処理の結果は、ディスプレイ306に表示される。また、CPU202は、インターフェイス205およびネットワークNTを介して、クライアントPC100、印刷サーバ300、ユーザサーバ400とデータ通信を行う。そして、CPU202は、ドラム、定着機、紙送り機構等を備えた印刷機構201を制御して印刷を行う。
本実施例においては、プリンタ200は、ユーザからの指示に応じて、インターフェイス205を介して印刷サーバ300に第2の印刷ジョブデータPJ2を要求する。そして、インターフェイス205を介して印刷サーバ300から第2の印刷ジョブデータPJ2を受け取る。その後、プリンタ200は、第2の印刷ジョブデータPJ2内に格納されている各種の設定に従って、印刷機構201、RAM203、ROM204、ディスプレイ206等を使用して、印刷データの保存、プレビュー、印刷またはそれらに先立つパスワードの要求などの所定の処理を行う。印刷データのプレビューや印刷などの処理も、操作キー207aを介してユーザから実行の指示が入力された場合に開始される。
なお、図1においては、クライアントPC100とプリンタ200は、1台ずつ記載されている。しかし、印刷システム1においては、複数のクライアントPC100と複数のプリンタ200がネットワークに接続されている。図1においては、印刷システム1の理解を容易にするため、2台目以降のクライアントPC100と2台目以降のプリンタ200については、図示を省略している。
A2.印刷システムの動作:
図2は、印刷を行う際の印刷システム1の各要素の動作を示すチャートである。まず、ステップS110で、クライアントPC100は、ユーザの印刷指示に従って、第1の印刷ジョブデータPJ1を生成し、印刷サーバ300に送信する。
なお、第1の印刷ジョブデータPJ1を生成する機能を奏するのは、CPU102の機能部としてのジョブデータ生成部102bである(図1参照)。インターフェイス105を制御して、第1の印刷ジョブデータPJ1を印刷サーバ300に送信する機能を奏するのは、CPU102の機能部としての送信部102cである(図1参照)。
図3は、第1の印刷ジョブデータPJ1と、印刷サーバ300において生成される第2の印刷ジョブデータPJ2の内容の一例を示す図である。第1の印刷ジョブデータPJ1は、ユーザ名を表すデータPJ102(以下、「ユーザ名PJ102」と記述する)と、プリンタの型番でプリンタを指定するデータPJ104(以下、「プリンタ型番PJ104」と記述する)と、印刷の際のオプションの設定内容を表すデータPJ106(以下、「オプション設定PJ106」と記述する)と、画像データや文書データなどの印刷の対象を表す印刷データPJ108とを含む。なお、図3では、第1の印刷ジョブデータPJ1および第2の印刷ジョブデータPJ2が含む多数のデータのうち、一部を示している。
オプション設定PJ106においては、たとえば、印刷に際してパスワードを要求するか、印刷に先立つプレビューを許可するか、印刷後もプリンタ200内にデータを保存するか、1部も印刷を行わずにプリンタ200内にデータを保存するか、等の設定が含まれる。なお、1部も印刷を行わずにプリンタ200内にデータを保存する機能は、たとえば、将来的に必要となる所定の記入用紙のデータをあらかじめプリンタ200内に保存しておいて、必要になったときに必要な枚数だけ印刷する、という使用法で使用される。
図3の例においては、ユーザ名PJ102は、クライアントPC100を操作して第1の印刷ジョブデータPJ1の印刷指示を出したのがユーザ名「UserX」を持つユーザであることを表している。
図3のプリンタ型番PJ104は、ユーザが印刷指示において指定したプリンタの型番が「LP−S7000」であることを表している。図1に示したプリンタ200の型番は、「LP−S7000」であるものとする。
図3のオプション設定PJ106は、ユーザが印刷データの印刷に際してオプションを指定していないことを表している。オプションが指定されていない場合は、プリンタ200においては、操作キー207aを介して印刷が指示されると、1部だけ印刷が行われ、その後、印刷データは消去される。また、印刷に先立って印刷データの印刷結果をディスプレイ206でプレビューすることはできない。
印刷データPJ108は、たとえば、クライアントPC100で実行されるアプリケーションソフトウェアが生成した文書や画像の内容を表すデータである。
図4は、印刷サーバ300において第2の印刷ジョブデータPJ2を生成する処理を表すフローチャートである。ステップS310で、印刷サーバ300は、クライアントPC100から第1の印刷ジョブデータPJ1を受信する。なお、インターフェイス305を介して、クライアントPC100から第1の印刷ジョブデータPJ1を受け取る機能を奏するのは、CPU302の機能部としての受信部302aである(図1参照)。
そして、図4のステップS320で、印刷サーバ300は、第1の印刷ジョブデータPJ1の内容を解析し、ユーザ名PJ102、プリンタ型番PJ104、オプション設定PJ106などを取得する(図3の上段参照)。
図5は、印刷サーバ300がRAM303内に保持している機密ユーザリストのデータべースDB1(以下「機密ユーザリストDB1」と記載する)の内容を表す図である。機密ユーザリストDB1は、業務内容について特に高度な機密管理を要するユーザのユーザ名のリストである。
図4のステップS325では、印刷サーバ300は、受信した第1の印刷ジョブデータPJ1のユーザ名PJ102(図3の上段参照)が、機密ユーザリストDB1内に存在するか否かの判定を行う。ユーザ名PJ102が機密ユーザリストDB1内に存在する場合には、処理は図4のステップS330に進む。そうではない場合は、処理はステップS340に進む。
図6は、印刷サーバ300がRAM303内に保持しているパスワードリストのデータべースDB2(以下「パスワードリストDB2」と記載する)の内容を表す図である。パスワードリストDB2は、機密ユーザリストDB1にユーザ名が載っているユーザのパスワードのリストである。
図4のステップS330では、印刷サーバ300は、パスワードリストDB2を参照し、第1の印刷ジョブデータPJ1のユーザ名PJ102に基づいて、第1の印刷ジョブデータPJ1を送信したユーザのパスワードを取得する。図3および図6の例では、第1の印刷ジョブデータPJ1を送信したユーザ(ユーザ名:UserX)のパスワードは、0010である。
図4のステップS350では、印刷サーバ300は、パスワードを要求することを表すオプション設定PJ206(図3の下段参照)を生成する。そして、ステップS360で、そのオプション設定PJ206を含む第2の印刷ジョブデータPJ2(図3の下段参照)を生成し、RAM303に保存する。なお、本実施例においては、パスワードに関するオプション設定が異なる以外は、第2の印刷ジョブデータPJ2の各構成は、第1の印刷ジョブデータPJ1と同じである。
なお、ステップS320〜S360の処理によって第2の印刷ジョブデータPJ2を生成する機能を奏するのは、CPU302の機能部としてのジョブデータ処理部302bである(図1参照)。
図3においては、オプション設定PJ206においては、パスワードに関するオプション設定のみを記載している。しかし、オプション設定PJ206には、たとえば、印刷に先立つプレビューを許可するか、印刷後もプリンタ200内にデータを保存するか、1部も印刷を行わずにプリンタ200内にデータを保存するか、等の設定も含まれる。
その後、印刷サーバ300は、RAM303内に第2の印刷ジョブデータPJ2を保持した状態で待機する。なお、印刷サーバ300は、同様の処理によって生成した複数の第2の印刷ジョブデータPJ2をRAM303内に格納している。
なお、以上で説明した図4の各ステップのうち、ステップS310,S320,S330,S350,S360の処理は、図2にも示す。
ユーザは、クライアントPC100において印刷指示を出した後、印刷指示において指定した型番のプリンタ200のある場所に印刷物を取りに行く。その際、ユーザは、自らのユーザ名が格納されたICカードを持ってゆく。ユーザは、プリンタ200に到着すると、カードリーダ209(図1参照)にICカードを挿入する。
プリンタ200は、図2のステップS210で、カードリーダ209を介してICカードからユーザ名を取得する。そして、図2のステップS220で、印刷サーバ300にそのユーザ名を送信して、そのユーザが印刷を指示した印刷ジョブデータの送信を印刷サーバ300にリクエストする。なお、インターフェイス205を制御して、第2の印刷ジョブデータPJ2のリクエストを印刷サーバ300に送信する機能を奏するのは、CPU202の機能部としての送信部202cである(図1参照)。
印刷サーバ300は、ステップS370で、プリンタ200からユーザ名を伴う印刷ジョブデータのリクエストを受信する。そして、ステップS380で、印刷サーバ300は、RAM303内に保持している複数の第2の印刷ジョブデータの中から、ユーザ名PJ102として、プリンタ200から受け取ったユーザ名を有する第2の印刷ジョブデータPJ2(図3の下段参照)を選択する。そして、ステップS390で、その第2の印刷ジョブデータPJ2をプリンタ200に送信する。
なお、インターフェイス305を介して、プリンタ200から印刷ジョブデータのリクエストを受け取る機能を奏するのは、CPU302の機能部としての受信部302aである(図1参照)。第2の印刷ジョブデータPJ2を選択する機能を奏するのは、CPU302の機能部としてのジョブデータ処理部302bである(図1参照)。インターフェイス305を制御して、第2の印刷ジョブデータPJ2をプリンタ200に送信する機能を奏するのは、CPU302の機能部としての送信部302cである(図1参照)。
プリンタ200は、図2のステップS230で第2の印刷ジョブデータPJ2を受信すると、そのオプション設定に従って、処理を行う。ここでは、パスワードの要求が設定されているため(図3の下段参照)、プリンタ200は、ステップS240で、ディスプレイ206を通じてユーザにパスワードを要求する。
ユーザは、パスワードを要求されると、テンキー207b(図1参照)を通じてパスワードを入力する。なお、パスワードは、操作キー207aを通じて入力されてもよい。プリンタ200は、図2のステップS240で、入力されたパスワードが正しいか否かを第2の印刷ジョブデータPJ2のオプション設定PJ206内のパスワードと照合して判定する。そして、パスワードが正しい場合は、ステップS250で、印刷データPJ208にしたがって印刷を行う。一方、パスワードが正しくない場合は、印刷を拒否する。
なお、インターフェイス205を介して、印刷サーバ300から第2の印刷ジョブデータPJ2を受け取る機能を奏するのは、CPU202の機能部としての受信部202aである(図1参照)。印刷機構201を制御して、第2の印刷ジョブデータPJ2に基づき印刷を行う機能を奏するのは、CPU202の機能部としての印刷部202bである(図1参照)。
このような処理を行うことで、所定のユーザ(たとえば、UserX)が印刷を行う場合には、常に印刷の際にパスワードが要求されることとなる。このため、高度な機密管理を要する内容の業務を行っているユーザが、印刷指示に際して誤ってパスワードを要求する設定をし忘れた場合にも、印刷物から機密が漏洩する事態を防止することができる。
なお、システム管理者は、印刷サーバ300に指示を与えることによって機密ユーザリストDB1およびパスワードリストDB2の内容を変更することができる。このため、高度な機密管理を要する内容の業務を行っていたユーザが、そのような業務を扱わなくなった場合には、システム管理者は、そのユーザのユーザ名を機密ユーザリストDB1およびパスワードリストDB2から削除することができる。また、新たなユーザが高度な機密管理を要する内容の業務を行うことになった場合には、そのユーザのユーザ名を機密ユーザリストDB1およびパスワードリストDB2に追加し、そのパスワードをパスワードリストDB2に追加することができる。
このような態様とすることで、ネットワークNTに接続された多数のクライアントPC100や多数のプリンタ200の設定をいちいち変更することなく、少ない負荷で、高度な機密管理を要する内容の業務を行うユーザの変化に対応できる。その結果、印刷システム導入後、時間が経過し状況が変化しても、機密が漏洩する事態を防止することができる。
一方、図4のステップS325において、第1の印刷ジョブデータPJ1のユーザ名PJ102が、印刷サーバ300が保持する機密ユーザリストDB1内に存在しない場合には、処理はステップS340に進む。
図7は、図4のステップS340の処理を説明するためのチャートである。図7において図2の処理と同じ符号で示される処理は、図2と同じ処理を表す。図7においては、
理解を容易にするために、ステップS340より前のステップS310,S320と、ステップS340より後のステップS350,S360も記載している。他の処理は、理解を容易にするために図示を省略している。
図4のステップS340の処理は、図7のステップS342からステップS344までの処理を含む。図7のステップS342において、印刷サーバ300は、ステップS320の解析で得られた第1の印刷ジョブデータPJ1のユーザ名PJ102に対応するオプション設定を、ユーザサーバ400にリクエストする。ユーザサーバ400は、ステップS410で、ユーザ名を伴うオプション設定のリクエストを受信する。
図8は、ユーザサーバ400がRAM403内に保持しているユーザごとのオプション設定のリストのデータべースDB3(以下「オプション設定リストDB3」と記載する)の内容を表す図である。なお、オプション設定リストDB3にユーザ名が記載されているユーザは、機密ユーザリストDB1にユーザ名が記載されていないユーザである。より具体的には、オプション設定リストDB3にユーザ名が記載されているユーザは、機密ユーザリストDB1にユーザ名が記載されているユーザの業務ほどには、高度な機密管理を要しない業務を行っているユーザである。
オプション設定リストDB3は、ユーザ名を表すデータD310(以下「ユーザ名D310」と記載する)と、ユーザ名D310に対応づけられたデータであって、ユーザ名D310のユーザ名を有するユーザのオプションに関する設定を表すデータD320(以下「オプション設定D320」と記載する)を、複数のユーザについて有する。
オプション設定D320は、さらに、印刷に先立つプレビューに関する設定を表すデータD322(以下「プレビュー設定D322」と記載する)、印刷後もプリンタ200内にデータを保存する設定を認めるか否かを表すデータD324(以下「データ保存設定D324」と記載する)、1部も印刷を行わずにプリンタ200内にデータを保存する設定を許可するか否かを表すデータD326(以下「非印刷設定D326」と記載する)を含む。
図8において「自由」と記載されている設定は、第1の印刷ジョブデータPJ1においてなされていたオプションの設定の内容が、そのまま、第2の印刷ジョブデータPJ2における対応するオプションの設定の内容とされることを意味する。
図8において、プレビュー設定D322における「常に可能」とは、そのユーザの印刷ジョブについては、常に印刷に先立つプレビューが可能な設定がなされることを意味する。プレビューが可能な設定がなされている場合には、操作キー207aを介したユーザからの指示によって、ディスプレイ206に印刷データの内容が表示される。このような「常に可能」の設定を設けることで、たとえば、業務上、印刷対象のデータ名が類似する印刷を頻繁に行うユーザ(たとえば、ユーザ名UserBを有するユーザ)については、常にプレビュー可能な設定にして、印刷データの判別を容易とすることができる。
プレビュー設定D322における「禁止」とは、そのユーザの印刷ジョブについては、常に印刷に先立つプレビューが不可能な設定がなされることを意味する。このような「禁止」の設定を設けることで、機密データを扱うことがあるユーザ(たとえば、ユーザ名UserCを有するユーザ)の印刷データについて、印刷データのプレビューによって機密が漏洩するのを防止することができる。
図8において、データ保存設定D324における「禁止」とは、そのユーザの印刷ジョブについては、印刷後には印刷データがプリンタ200から削除される設定が常になされることを意味する。このような設定を設けることで、機密データを扱うことがあるユーザ(たとえば、ユーザ名UserCを有するユーザ)の印刷データについて、印刷後にプリンタ200内に残された印刷データから機密が漏洩するのを防止することができる。
図8において、非印刷設定D326における「禁止」とは、そのユーザの印刷ジョブについては、1部も印刷を行わずにプリンタ200内にデータを保存する設定が認められないことを意味する。このような設定を設けることで、印刷が必要となるかどうか分からないデータがプリンタ200内に多数、蓄積される事態を防止することができる。
ユーザサーバ400は、図7のステップS420で、オプション設定リストDB3(図8参照)を参照して、印刷サーバ300から受け取ったユーザ名に対応するオプション設定D320を検索する。そして、ユーザサーバ400は、ステップS430で、そのオプション設定D320を印刷サーバ300に送信する。
印刷サーバ300は、ステップS344で、ユーザサーバ400からオプション設定を受信する。そして、印刷サーバ300は、ステップS350で、クライアントPC100から受け取った第1の印刷ジョブデータPJ1と、ユーザサーバ400から受け取ったオプション設定に基づいて、オプション設定PJ216を生成する。そして、印刷サーバ300は、ステップS360でそのオプション設定を含む第2の印刷ジョブデータPJ2を生成する。そして、その第2の印刷ジョブデータPJ2をRAM303内に保存する。
図9は、第1の印刷ジョブデータPJ1と、印刷サーバ300において生成される第2の印刷ジョブデータPJ2の内容の一例を示す図である。図9においても、第1の印刷ジョブデータPJ1および第2の印刷ジョブデータPJ2が含む多数のデータのうち、一部を示している。
また、図9のオプション設定PJ216においては、プレビューに関するオプション設定のみを記載している。しかし、オプション設定PJ216においては、たとえば、印刷に際してパスワードを要求するか、印刷後もプリンタ200内にデータを保存するか、1部も印刷を行わずにプリンタ200内にデータを保存するか、等の設定を含む。
図9の上段に示すように、ユーザ名「UserC」を有するユーザの第1の印刷ジョブデータPJ1において、オプション設定PJ116においてプレビューを許可する設定がなされていた場合には、印刷サーバ300は、次のように第2の印刷ジョブデータPJ2を生成する。
すなわち、印刷サーバ300は、ユーザサーバ400から受け取ったオプション設定(図8参照)に基づいて、プレビューを禁止するオプション設定PJ216を生成する(図4のステップS350参照)。より具体的には、ユーザサーバ400から受け取ったオプション設定において、UserCについてはプレビューが禁止されていることから(図8参照)、プレビューを禁止するオプション設定PJ216を生成する。そして、そのようなオプション設定PJ216を有する第2の印刷ジョブデータPJ2を生成する(同、ステップS360参照)。
なお、図9の第2の印刷ジョブデータPJ2の例において、ユーザ名PJ212、プリンタ型番PJ214、印刷データPJ218は、それぞれユーザ名PJ112、プリンタ型番PJ114、印刷データPJ118と同じ内容を表す。
なお、印刷サーバ300において、インターフェイス305を制御して、ユーザサーバ400にリクエストを送信する機能(ステップS342参照)を奏するのは、CPU302の機能部としての送信部302cである(図1参照)。インターフェイス305を制御して、ユーザサーバ400からオプション設定を受け取る機能を奏するのは、CPU302の機能部としての受信部302aである(図1参照)。
また、ユーザサーバ400において、インターフェイス405を制御して、印刷サーバ300からオプション設定のリクエストを受け取る機能を奏するのは、CPU402の機能部としての受信部402aである(図1参照)。オプション設定を検索する機能を奏するのは、CPU402の機能部としての設定検索部402bである(図1参照)。インターフェイス405を制御して、オプション設定を印刷サーバ300に送信する機能を奏するのは、CPU402の機能部としての送信部402cである(図1参照)。
以上では、プレビュー設定を例に説明した。しかし、印刷サーバ300は、データ保存設定や非印刷設定についても、同様にユーザサーバ400から受け取ったオプション設定に基づいて、第1の印刷ジョブデータPJ1内のオプション設定を改変して、新たなオプション設定を生成する。そして、そのようなオプション設定を含む第2の印刷ジョブデータPJ2を生成する。
以上で説明した印刷システム1によれば、ユーザが本来行うべきオプション設定とは異なるオプション設定を誤って行ってしまった場合にも、印刷サーバ300が正しいオプション設定に修正する(図3および図9参照)。このため、ユーザのミスによって機密が漏洩したり、プリンタ内に内容が不明のデータが多数蓄積されたりする事態を防止することができる。
B.変形例:
なお、この発明は上記の実施例や実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様において実施することが可能であり、例えば次のような変形も可能である。
B1.変形例1:
上記実施例では、アプリケーションソフトウェアが生成する第1の印刷ジョブデータPJ1内のユーザ名PJ102,PJ112に応じて、第2の印刷ジョブデータPJ2のオプション設定PJ206,PJ216が生成される。しかし、出力装置としてのプリンタに送信される出力ジョブデータ内において出力の設定を表すデータは、他のデータに基づいて生成することもできる。
たとえば、第1の印刷ジョブデータPJ1が出力指示装置としてのクライアントPC100から出力制御装置としての印刷サーバ300に送信される際に送信データに組み込まれる送信元(たとえば、クライアントPC100)のIPアドレス(Internet Protocol Address)に基づいて、設定データ(たとえば、オプション設定PJ206,PJ216)を生成することもできる。
このような態様においては、ある部署で使用されているコンピュータのIPアドレスを特定すれば、そのIPアドレスから送信される出力要求については、一部の出力設定を一律に変更することができる。
すなわち、出力装置に送信される出力ジョブデータ内において出力の設定を表すデータは、出力指示装置から出力制御装置に送信される送信データのヘッダにおいて、送信元としての出力指示装置を示すデータに応じて生成することができる。また、出力装置に送信される出力ジョブデータ内において出力の設定を表すデータは、出力指示装置から出力制御装置に送信される送信データ中の送信対象であるデータ中において、出力指示装置またはユーザを表すデータとすることもできる。
なお、それらのデータは、出力指示装置上において実行されるアプリケーションソフトや出力用のドライバが生成するものであってもよいし、通信用のソフトウェアが生成するものであってもよい。
B2.変形例2:
上記実施例においては、印刷ジョブデータに組み込まれるパスワードについては、印刷サーバ300が管理し(図1のパスワードリストDB2参照)、プレビュー設定、データ保存設定、非印刷設定については、ユーザサーバ400が管理している。しかし、出力のための各種の設定は、1台のサーバで管理することもでき、3台以上のサーバで管理することもできる。
ただし、出力用の設定を保持するサーバとして、出力サービスを提供する者(会社)が用意するサーバと、出力サービスの提供を受ける者(会社)のサーバと、を設けることで、出力サービスの提供を受ける者(会社)のサーバ内のデータを利用してし、出力用の設定を行うことができる。
また、上記実施例では、印刷サーバ200が管理しているデータべースDB1,DB2内に登録されているユーザ名と、ユーザサーバ400が管理しているデータべースDB3内に登録されているユーザ名とは重複しない。しかし、出力サービスを提供する者(会社)が用意するサーバと、出力サービスの提供を受ける者(会社)のサーバとは、それぞれ出力の設定に関するデータであって、ユーザまたは端末と対応づけることができる任意のデータを保持することができる。
すなわち、印刷サーバ200が管理しているデータべース内に格納されている設定と、ユーザサーバ400が管理しているデータべース内に格納されている設定とを、一つのジョブデータに対して重複して行う態様とすることもできる。たとえば、データべースDB1にユーザ名が登録されており常に印刷ジョブデータにパスワード設定がされるユーザについて、さらに、データべースDB3に基づいて、プレビューやデータ保存を禁止する設定を印刷ジョブデータに対して行うこともできる。
B3.変形例3:
上記実施例では説明を省略したが、図2のステップS220におけるプリンタ200から印刷サーバ300への印刷ジョブデータの要求は、認証入力装置としてのテンキー207bとカードリーダ209を使用してユーザが認証された後に行うことが好ましい。
ユーザの認証は、たとえば、ユーザサーバ400がユーザ名と対応づけて管理するパスワードと、ユーザが認証用入力装置としてのテンキー207bから入力したパスワードと、を照合して行うことができる。なお、ユーザが認証用入力装置を介して入力する情報と照合する情報は、ユーザサーバ400が保持していてもよいし、印刷サーバ300が保持していてもよいし、プリンタ200が保持していてもよい。そして、ユーザが認証用入力装置を介して入力する情報とそれらの情報との照合は、ユーザサーバ400が行ってもよいし、印刷サーバ300が行ってもよいし、プリンタ200が行ってもよい。認証用入力装置と、認証用のデータを保持する装置と、認証を行う装置とは、互いに直接または間接に接続されている。なお、認証用入力装置と、認証用のデータを保持する装置と、認証を行う装置とは、そのうちの1以上が同一の筐体内に設けられていてもよい。
また、ユーザが認証用入力装置を介して入力する情報は、キーボードを介して入力されるパスワードであってもよいし、指紋や眼底の血管、手のひらの血管、顔などの画像といった生体情報であってもよい。認証用入力装置は、それらの情報を取得できる態様とすることができる。
同様に、印刷サーバ300からプリンタ200への印刷ジョブデータの送信を、ユーザが認証された後に行う態様とすることもできる。また、プリンタ200からの出力を、ユーザが認証された後に行う態様とすることもできる。
ユーザに対して2回以上パスワードが要求される態様においては、そのうちの少なくとも一つのパスワードは、印刷ジョブデータのオプション設定において要求されるパスワードとは異なるものであることが好ましい。
B4.変形例4:
上記実施例においては、パスワードに関するオプション設定が異なる以外は、第2の印刷ジョブデータPJ2の構成は、第1の印刷ジョブデータPJ1と同じである。しかし、第2の印刷ジョブデータPJ2の構成は、他の部分についても、第1の印刷ジョブデータPJ1とは異なっている態様とすることもできる。
たとえば、第2の印刷ジョブデータPJ2は、出力先を指定するデータとしてのプリンタ型番PJ206,PJ216を備えない態様とすることもできる。そのような態様としても、印刷サーバ300が第2の印刷ジョブデータPJ2を出力を行うべきプリンタに送信することによって、第1の印刷ジョブデータPJ1で指定されたプリンタから印刷を行うことが可能である。また、第2の印刷ジョブデータPJ2のデータ形式も、第1の印刷ジョブデータPJ1とは異なっていてもよい。
B5.変形例5:
上記実施例の印刷システム1においては、クライアントPC100と、プリンタ200と、印刷サーバ300と、ユーザサーバ400とがネットワークNTで接続されている。しかし、印刷システムの態様はこのようなものに限られない。すなわち、これらのうちの任意の要素が一つの筐体内に格納されている態様とすることができる。また、上記の印刷サーバ300と、ユーザサーバ400などの各要素が、さらに複数の要素で構成される態様とすることもできる。
B6.変形例6:
上記実施例において、ハードウェアによって実現されていた構成の一部をソフトウェアに置き換えるようにしてもよく、逆に、ソフトウェアによって実現されていた構成の一部をハードウェアに置き換えるようにしてもよい。例えば、ユーザサーバ400(図1参照)の機能の一部または全部を印刷サーバ300が実行するようにすることもできる。また、プリンタ200のCPU202(図1参照)の機能の一部を印刷サーバ300が実行するようにすることもできる。
このような機能を実現するコンピュータプログラムは、フロッピディスクやCD−ROM等の、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録された形態で提供される。ホストコンピュータは、その記録媒体からコンピュータプログラムを読み取って内部記憶装置または外部記憶装置に転送する。あるいは、通信経路を介してプログラム供給装置からホストコンピュータにコンピュータプログラムを供給するようにしてもよい。コンピュータプログラムの機能を実現する時には、内部記憶装置に格納されたコンピュータプログラムがホストコンピュータのマイクロプロセッサによって実行される。また、記録媒体に記録されたコンピュータプログラムをホストコンピュータが直接実行するようにしてもよい。
この明細書において、ホストコンピュータとは、ハードウェア装置とオペレーションシステムとを含む概念であり、オペレーションシステムの制御の下で動作するハードウェア装置を意味している。コンピュータプログラムは、このようなホストコンピュータに、上述の各部の機能を実現させる。なお、上述の機能の一部は、アプリケーションプログラムでなく、オペレーションシステムによって実現されていても良い。
なお、この発明において、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスクやCD−ROMのような携帯型の記録媒体に限らず、各種のRAMやROM等のコンピュータ内の内部記憶装置や、ハードディスク等のコンピュータに固定されている外部記憶装置も含んでいる。
実施例の印刷システムの構成を示す図。 印刷を行う際の印刷システム1の各要素の動作を示すチャート。 第1の印刷ジョブデータPJ1と、印刷サーバ300において生成される第2の印刷ジョブデータPJ2の内容の一例を示す図。 印刷サーバ300において第2の印刷ジョブデータPJ2を生成する処理を表すフローチャート。 印刷サーバ300がRAM303内に保持している機密ユーザリストのデータべースDB1の内容を表す図。 印刷サーバ300がRAM303内に保持しているパスワードリストのデータべースDB2の内容を表す図。 図4のステップS340の処理を示すチャート。 ユーザサーバ400がRAM403内に保持しているユーザごとのオプション設定のリストのデータべースDB3の内容を表す図。 第1の印刷ジョブデータPJ1と、印刷サーバ300において生成される第2の印刷ジョブデータPJ2の内容の一例を示す図。
符号の説明
1…印刷システム
100…パーソナルコンピュータ
102…CPU
103…RAM
104…ROM
105…インターフェイス
106…ディスプレイ
107…キーボード
108…マウス
200…プリンタ
201…印刷機構
202…CPU
203…RAM
204…ROM
205…インターフェイス
206…ディスプレイ
207…テンキー
209…カードリーダ
300…印刷サーバ
302…CPU
303…RAM
304…ROM
305…インターフェイス
306…ディスプレイ
307…キーボード
308…マウス
400…ユーザサーバ
400…印刷サーバ
402…CPU
403…RAM
404…ROM
405…インターフェイス
406…ディスプレイ
407…キーボード
408…マウス
D310…ユーザ名(ユーザ名を表すデータ
D320…オプションに関する設定を表すデータ)
D322…プレビュー設定(印刷に先立つプレビューに関する設定を表すデータ)
D324…データ保存設定(印刷後もプリンタ200内にデータを保存する設定を認めるか否かを表すデータ)
D326…非印刷設定(1部も印刷を行わずにプリンタ200内にデータを保存する設定を許可するか否かを表すデータ)
DB1…機密ユーザリスト(機密ユーザリストのデータべース)
DB2…パスワードリスト(パスワードリストのデータべース)
DB3…オプション設定リスト(ユーザごとのオプション設定のリストのデータべース)
NT…ネットワーク
100…クライアントPC
PJ1…第1の印刷ジョブデータ
PJ102…ユーザ名
PJ104…プリンタ型番
PJ106…オプション設定
PJ108…印刷データ
PJ2…第2の印刷ジョブデータ
PJ206…オプション設定
PJ208…印刷データ
PJ212…ユーザ名
PJ214…プリンタ型番
PJ216…オプション設定
PJ218…印刷データ

Claims (20)

  1. 出力指示装置と、出力装置と、前記出力指示装置および前記出力装置に接続された出力制御装置と、を備える出力システムであって、
    前記出力指示装置は、ユーザの指示にしたがって、出力の対象である出力データと、前記出力指示装置または前記ユーザを特定することができる照合用データと、前記出力装置において前記出力データを保存して前記出力データの出力に関する所定の処理を行うべき旨の設定を表す第1の設定データと、を含む第1の出力ジョブデータを前記出力制御装置に送信し、
    前記出力制御装置は、
    前記出力装置において前記出力データを保存して前記出力データの出力に関する所定の処理を行うべき旨の設定を表す第2の設定データであって、前記照合用データに応じた設定を表す第2の設定データを、前記第1の設定データと前記照合用データとに基づいて生成し、
    前記第2の設定データと、前記出力データと、を含む第2の出力ジョブデータを生成し、前記出力装置に送信し、
    前記出力装置は、前記第2の設定データに従って前記出力データを保存し、前記第2の設定データに従って前記出力データの出力を行う、出力システム。
  2. 請求項1記載の出力システムであって、
    前記照合用データは、前記出力システムを使用することが認められた前記ユーザに割り当てられたユーザ名を表すデータである、出力システム。
  3. 請求項1記載の出力システムであって、
    前記照合用データは、前記出力指示装置と前記出力制御装置との間のデータ通信においてデータの送信元を表すデータである、出力システム。
  4. 請求項1ないし3のいずれかに記載の出力システムであって、
    前記出力制御装置は、
    あらかじめ用意された基準設定データであって、前記出力データの出力に関する設定であり、それぞれ前記照合用データと対応づけることができる複数の設定を格納する基準設定データを参照し、前記基準設定データに含まれる複数の設定のうちの前記第1の出力ジョブデータに含まれる前記照合用データと対応する設定と、前記第1の設定データとに基づいて、前記第2の設定データを生成する、出力システム。
  5. 請求項4記載の出力システムであって、
    複数の前記出力指示装置と、複数の前記出力装置と、を備え、
    前記出力制御装置は、
    前記基準設定データを記憶する基準設定記憶部を備え、
    管理者の指示にしたがって、前記基準設定記憶部内の前記基準設定データが格納する前記設定を改変することができる、出力システム。
  6. 請求項4記載の出力システムであって、さらに、
    前記出力制御装置に接続されており、前記基準設定データを記憶している基準設定記憶装置を備え、
    前記出力制御装置は、
    前記基準設定記憶装置に対して、前記第1の出力ジョブデータに含まれる前記照合用データと対応する設定を問い合わせ、
    前記基準設定記憶装置から、前記第1の出力ジョブデータに含まれる前記照合用データと対応する設定を受信する、出力システム。
  7. 請求項1記載の出力システムであって、さらに、
    前記出力指示装置と前記出力装置とのうち前記出力装置に近い位置に設けられ、前記出力装置と前記出力制御装置の少なくとも一方と接続されており、前記ユーザから認証用の入力を受け取ることができる認証用入力装置を備え、
    前記出力制御装置は、前記認証用の入力によって前記ユーザが認証された後に前記第2の出力ジョブデータを前記出力装置に送信する、出力システム。
  8. 請求項1記載の出力システムであって、さらに、
    前記出力指示装置と前記出力装置とのうち前記出力装置に近い位置に設けられ、前記出力装置と前記出力制御装置の少なくとも一方と接続されており、前記ユーザから認証用の入力を受け取ることができる認証用入力装置を備え、
    前記出力装置は、前記認証用の入力によって前記ユーザが認証された後に前記第2の設定データに従って前記出力データの出力を行う、出力システム。
  9. 出力指示装置および出力装置に接続された出力制御装置であって、
    出力の対象である出力データと、前記出力指示装置またはユーザを特定することができる照合用データと、前記出力装置において前記出力データを保存して前記出力データの出力に関する所定の処理を行うべき旨の設定を表す第1の設定データと、を含む第1の出力ジョブデータを、前記出力指示装置から受信する受信部と、
    前記出力装置において前記出力データを保存して前記出力データの出力に関する所定の処理を行うべき旨の設定を表す第2の設定データであって、前記照合用データに応じた設定を表す第2の設定データを、前記第1の設定データと前記照合用データとに基づいて生成し、前記第2の設定データと、前記出力データと、を含む第2の出力ジョブデータを生成する出力ジョブデータ生成部と、
    前記第2の設定データに従って前記出力データを保存し、前記第2の設定データに従って前記出力データの出力を行うことができる前記出力装置に、前記第2の出力ジョブデータを送信する送信部と、を備える、出力制御装置。
  10. 請求項9記載の出力制御装置であって、
    前記照合用データは、前記出力制御装置を介した前記出力装置からの出力を認められた前記ユーザに割り当てられたユーザ名を表すデータである、出力制御装置。
  11. 請求項9記載の出力制御装置であって、
    前記照合用データは、前記出力指示装置と前記出力制御装置との間のデータ通信においてデータの送信元を表すデータである、出力制御装置。
  12. 請求項9ないし11のいずれかに記載の出力制御装置であって、
    前記照合用データが所定の条件を満たす場合には、
    前記第1の設定データが、前記出力装置において前記出力データを保存し、前記ユーザに対してパスワードを要求せずに前記出力データの出力を行うべき旨の指示を含む設定データであっても、
    前記第2の設定データとして、前記出力装置において前記出力データを保存し、前記ユーザに対して前記パスワードを要求し、前記パスワードが認証されなかった場合には前記出力データの出力を行わず、前記パスワードが認証された場合に前記出力データの出力を行うべき旨の指示を含む設定データを生成する、出力制御装置。
  13. 請求項9ないし12のいずれかに記載の出力制御装置であって、
    前記出力装置は、画像を表示することができる画像表示部を備え、前記出力として印刷を行う印刷装置であり、
    前記出力制御装置は、前記照合用データが所定の条件を満たす場合には、
    前記第1の設定データが、前記出力装置において前記出力データを保存し、所定の表示条件下で前記出力データの内容を前記画像表示部に表示すべき旨の指示を含む設定データであっても、
    前記第2の設定データとして、前記出力装置において前記出力データを保存し、前記出力データの内容の前記画像表示部への表示を禁じる指示を含む設定データを生成する、出力制御装置。
  14. 請求項9ないし13のいずれかに記載の出力制御装置であって、
    前記照合用データが所定の条件を満たす場合には、
    前記第1の設定データが、前記出力の後も前記出力装置において前記出力データを保存すべき旨の指示を含む設定データであっても、
    前記第2の設定データとして、前記出力の後は前記出力装置において前記出力データを削除すべき旨の指示を含む設定データを生成する、出力制御装置。
  15. 請求項9ないし14のいずれかに記載の出力制御装置であって、
    前記照合用データが所定の条件を満たす場合には、
    前記第1の設定データが、前記出力装置において前記出力データを保存し、前記出力を行わずに待機すべき旨の指示を含む設定データであっても、
    前記第2の設定データとして、前記出力装置において前記出力データを保存し、所定の出力条件が満たされた場合に前記出力データに基づいて1部、出力を行って、その後、前記出力データを保存した状態で待機すべき旨の指示を含む設定データを生成する、出力制御装置。
  16. 請求項9ないし15のいずれかに記載の出力制御装置であって、
    あらかじめ用意された基準設定データであって、前記出力データの出力に関する設定であり、それぞれ前記照合用データと対応づけることができる複数の設定を格納する基準設定データを参照し、前記基準設定データに含まれる複数の設定のうちの前記第1の出力ジョブデータに含まれる前記照合用データと対応する設定と、前記第1の設定データとに基づいて、前記第2の設定データを生成する、出力制御装置。
  17. 請求項16記載の出力制御装置であって、さらに、
    前記基準設定データを記憶する基準設定記憶部を備え、
    複数の前記出力指示装置と、複数の前記出力装置と、に接続されており、
    管理者の指示にしたがって、前記基準設定記憶部内の前記基準設定データが格納する前記設定を改変することができる、出力制御装置。
  18. 請求項9記載の出力制御装置であって、
    前記出力指示装置と前記出力装置とのうち前記出力装置に近い位置に設けられ、前記出力装置と前記出力制御装置の少なくとも一方と接続されており、前記ユーザから認証用の入力を受け取ることができる認証用の入力によって前記ユーザが認証された後に、前記送信部は、前記第2の出力ジョブデータを前記出力装置に送信する、出力制御装置。
  19. 出力装置を使用して出力を行う方法であって、
    (a)出力指示装置を使用して、出力の対象である出力データと、前記出力指示装置または前記出力指示装置を使用しているユーザを特定することができる照合用データと、前記出力装置において前記出力データを保存して前記出力データの出力に関する所定の処理を行うべき旨の設定を表す第1の設定データと、を含む第1の出力ジョブデータを生成する工程と、
    (b)前記出力装置において前記出力データを保存して前記出力データの出力に関する所定の処理を行うべき旨の設定を表す第2の設定データであって、前記照合用データに応じた設定を表す第2の設定データを、前記第1の設定データと前記照合用データとに基づいて生成する工程と、
    (c)前記第2の設定データと、前記出力データと、を含む第2の出力ジョブデータを生成する工程と、
    (d)前記出力装置を使用して、前記第2の設定データに従って前記出力データを保存し、前記第2の設定データに従って前記出力データの出力を行う工程と、を含む出力方法。
  20. 出力指示装置および出力装置に接続された出力制御装置において実行され、前記出力装置から出力を行わせるコンピュータプログラムであって、
    出力の対象である出力データと、前記出力指示装置またはユーザを特定することができる照合用データと、前記出力装置において前記出力データを保存して前記出力データの出力に関する所定の処理を行うべき旨の設定を表す第1の設定データと、を含む第1の出力ジョブデータを、前記出力指示装置から受信する機能と、
    前記出力装置において前記出力データを保存して前記出力データの出力に関する所定の処理を行うべき旨の設定を表す第2の設定データであって、前記照合用データに応じた設定を表す第2の設定データを、前記第1の設定データと前記照合用データとに基づいて生成し、前記第2の設定データと、前記出力データと、を含む第2の出力ジョブデータを生成する機能と、
    前記第2の設定データに従って前記出力データを保存し、前記第2の設定データに従って前記出力データの出力を行うことができる前記出力装置に、前記第2の出力ジョブデータを送信する機能と、を前記出力制御装置に実現させるコンピュータプログラム。
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