JP2009134370A - インストールプログラムおよび情報処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】晴眼者用の操作画面と、視覚障害者用の操作画面とを含む、複数の操作画面を有するアプリケーションソフトをPCへインストールする場合に、PCの設定情報に基づいて、複数の操作画面の中で、視覚障害者にとって使い勝手の良い操作画面を表示するように指定することができるインストールプログラムおよび情報処理装置を提供すること。
【解決手段】スクリーンリーダソフトがPC1にインストールされている場合に、インストールプログラムは、UIタイプメモリ14c3に視覚障害者用UIを示すUIタイプを記憶する。従って、アプリケーションソフトXを実行開始すると、LCD19に視覚障害者用UIが表示されるので、視覚障害者は、操作画面を切り替える必要がなく、使い勝手が良い。
【選択図】図5

Description

本発明は、インストールプログラムおよび情報処理装置に関するものである。
従来より、視覚障害者が一般的なパーソナルコンピュータ(以下、「PC」と称する)を利用できるよう支援する情報処理プログラムとして、PCのディスプレイに表示された文字情報を音声化して読み上げさせるスクリーンリーダと呼ばれる情報処理プログラムが知られている。このような視覚障害者のPC利用を支援する情報処理プログラムとして、次の特許文献1には、WWW(World Wide Web)情報を取得して表示するブラウザの操作画面に、視覚障害者が簡単な操作でWWW情報を取得できるようにするためのメニュー(例えば、リンク先情報などの項目)を表示する表示領域を設け、ブラウザがWWW情報に加えて、視覚障害者用のメニュー情報を取得した場合に、それぞれの情報をブラウザの操作画面に表示することで、視覚障害者の操作性を向上させる情報処理プログラムが記載されている。
特開2002−288071号公報(0004段落など)
しかしながら、上述した特許文献1に記載される技術では、ブラウザに表示されている視覚障害者用のメニューの項目が、ブラウザに表示されているWWW情報にも含まれているので、視覚障害者は、ブラウザおよびスクリーンリーダによって、その同様な情報を繰り返し聞くこととなり、ブラウザの操作画面に表示される情報を理解することが煩わしくなる。一方で、例えば、視覚障害者にとって使い勝手の良い視覚障害者用の操作画面と、晴眼者にとって使い勝手の良い晴眼者用の操作画面とをそれぞれ設けることとすると、使用したい操作画面を選択して切り替えるという操作が必要となるため、特に、各操作に時間を要する視覚障害者には使いづらくなるという問題点が生じる。
本発明は、上述した問題点を解決するためになされたものであり、晴眼者用の操作画面と、視覚障害者用の操作画面とを含む、複数の操作画面を有するアプリケーションソフトをPCへインストールする場合に、PCの設定情報に基づいて、複数の操作画面の中で、視覚障害者にとって使い勝手の良い操作画面を表示するように指定することができるインストールプログラムおよび情報処理装置を提供することを目的とする。
この目的を達成するために、請求項1記載のインストールプログラムは、操作者の操作に応じた入力情報を入力する入力手段が接続され、文字や画像を表示情報として表示手段に表示でき、その表示手段に表示される所定の表示情報を音声化する表示情報音声化プログラムがインストールできるコンピュータに、前記表示情報を含む晴眼者用表示情報と、前記表示情報音声化プログラムによる音声化の対象である表示情報を含む視覚障害者用表示情報とのうち、いずれか一方を前記表示手段に表示する第1の表示ステップを備えたアプリケーションソフトを導入するインストールプログラムであって、前記入力手段から前記コンピュータへ入力される入力情報を取得する入力取得ステップと、前記アプリケーションソフトが導入される場合に、前記入力取得ステップにより取得される入力情報、または、前記コンピュータの設定情報に基づいて、前記視覚障害者用表示情報を前記表示手段に表示するかを判定する第1の判定ステップと、その第1の判定ステップにより前記視覚障害者用表示情報を前記表示手段に表示すると判定された場合に、前記第1の表示ステップが前記視覚障害者用表示情報を前記表示手段に表示するように指定する表示指定ステップとを実行させる。
請求項2記載のインストールプログラムは、請求項1記載のインストールプログラムにおいて、前記表示手段は、文字または画像で形成されるポインタを操作者によって指示された表示位置に表示するものであり、前記コンピュータには、操作者の操作に応じた入力情報を入力する入力手段が接続され、前記入力手段は、操作者の操作に応じた入力情報を入力するキーが複数設けられたキー入力デバイス、または、前記ポインタの表示位置を指示し、操作者の操作に応じた入力情報を入力するボタンが設けられたポインティングデバイスにより構成されており、前記キー入力デバイス、または、前記ポインティングデバイスから前記コンピュータへ入力される入力情報を取得する入力取得ステップを備え、前記第1の判定ステップは、前記アプリケーションソフトが導入される場合に前記コンピュータの設定情報、または、前記入力取得ステップにより取得した入力情報に基づいて、前記視覚障害者用表示情報を前記表示手段に表示するかを判定する。
請求項3記載のインストールプログラムは、請求項1または2記載のインストールプログラムにおいて、前記アプリケーションソフトの導入を補助する前記表示情報を含む晴眼者用インストール表示情報と、前記アプリケーションソフトの導入を補助し、前記表示情報音声化プログラムによる音声化の対象である表示情報を含む視覚障害者用インストール表示情報とのうち、いずれか一方を前記アプリケーションソフトが導入される場合に前記表示手段に表示する第2の表示ステップを備え、前記表示指定ステップは、前記第1の判定ステップにより前記視覚障害者用表示情報を前記表示手段に表示すると判定された場合に、前記第2の表示ステップにより前記視覚障害者用インストール表示情報を前記表示手段に表示させる。
請求項4記載のインストールプログラムは、請求項1から3のいずれかに記載のインストールプログラムにおいて、前記コンピュータに前記表示情報音声化プログラムがインストールされているかを検出する第1の検出ステップを備え、前記第1の判定ステップは、前記第1の検出ステップにより前記コンピュータに前記表示情報音声化プログラムがインストールされていると検出された場合に、前記視覚障害者用表示情報を前記表示手段に表示すると判定する。
請求項5記載のインストールプログラムは、請求項1から4のいずれかに記載のインストールプログラムにおいて、前記表示情報音声化プログラムは、複数の種類が存在するとともに、その種類毎に、前記表示手段に表示されている表示情報の中から音声化する表示情報を選定する選定規則が異なり、前記コンピュータに何れの種類の前記表示情報音声化プログラムがインストールされているかを検出する第2の検出ステップを備え、
前記表示指定ステップは、前記第2の検出ステップで検出された種類の表示情報音声化プログラムに応じた視覚障害者用表示情報を、前記第1の表示ステップが前記表示手段に表示するように指定する。
請求項6記載のインストールプログラムは、請求項1から5のいずれかに記載のインストールプログラムにおいて、前記表示情報音声化プログラムは、複数の種類が存在するとともに、その種類毎に、前記表示手段に表示されている表示情報の中から音声化する表示情報を選定する選定規則が異なり、前記コンピュータに何れの種類の前記表示情報音声化プログラムがインストールされているかを検出する第2の検出ステップを備え、
前記表示指定ステップは、前記第2の検出ステップで検出された種類の表示情報音声化プログラムに応じた視覚障害者用インストール表示情報を、前記第2の表示ステップにより前記表示手段に表示させる。
請求項7記載のインストールプログラムは、請求項1から6のいずれかに記載のインストールプログラムにおいて、前記コンピュータには、操作者の操作に応じた入力情報を入力する入力手段が接続され、前記第1の表示ステップが前記晴眼者用表示情報を前記表示手段に表示するように指定する要求を示す要求情報を前記表示手段に表示する第3の表示ステップと、前記入力手段から前記コンピュータへ入力される入力情報に基づいて、前記第3の表示ステップにより前記表示手段に表示される前記要求情報の要求が指示されたかを判定する第2の判定ステップとを備え、前記表示指定ステップは、前記第1の判定ステップにより視覚障害者用表示情報を前記表示手段に表示すると判定された場合に、前記第3の表示ステップにより前記要求情報を前記表示手段に表示させ、前記第2の判定ステップにより前記要求情報の要求が指示されたと判定された場合に、前記第1の表示ステップが前記晴眼者用表示情報を前記表示手段に表示するように指定する。
請求項8記載のインストールプログラムは、請求項7記載のインストールプログラムにおいて、前記要求情報は、前記表示情報音声プログラムにより音声化されない表示情報によって構成されている。
請求項9記載の情報処理装置は、操作者の操作に応じた入力情報を入力する入力手段と、文字や画像を表示情報として表示する表示手段と、その表示手段に表示される所定の表示情報を音声化する表示情報音声化プログラムを記憶する第1の記憶手段と、前記表示情報を含む晴眼者用表示情報と、前記表示情報音声化プログラムによる音声化の対象である表示情報を含む視覚障害者用表示情報とのうち、いずれか一方を前記表示手段に表示する第1の表示ステップを有するアプリケーションソフトを記憶する第2の記憶手段とを備えた情報処理装置であって、前記入力手段から前記コンピュータへ入力される入力情報を取得する入力取得手段と、前記アプリケーションソフトが導入される場合に、前記入力取得手段により取得される入力情報、または、前記コンピュータの設定情報に基づいて、視覚障害者用表示情報を前記表示手段に表示するかを判定する判定手段と、その判定手段により前記視覚障害者用表示情報を前記表示手段に表示すると判定された場合に、前記第1の表示ステップが前記視覚障害者用表示情報を前記表示手段に表示するように指定する表示指定手段とを備えている。
請求項1記載のインストールプログラムによれば、コンピュータにアプリケーションソフトが導入される場合に、第1の判定ステップは、入力取得ステップにより取得される入力情報、または、コンピュータの設定情報に基づいて、視覚障害者用表示情報を表示手段に表示するかを判定する。よって、例えば、コンピュータへ入力される入力情報が視覚障害者による入力操作の特徴を示している場合や、コンピュータの設定情報が視覚障害者に適した設定になされている場合に、複数の操作画面の中で、視覚障害者にとって使い勝手の良い操作画面が表示手段に表示されるように、表示指定ステップによって指定することができるという効果がある。また、導入後にアプリケーションソフトが使用されると、第1の表示ステップにより視覚障害者用表示情報が表示手段に表示され、その視覚障害者用表示情報が、表示情報音声化プログラムよって音声化される。よって、視覚障害者は、その音声に従ってアプリケーションソフトを操作することができるので、視覚障害者にとって使い勝手が良いという効果がある。
請求項2記載のインストールプログラムによれば、請求項1記載のインストールプログラムの奏する効果に加え、視覚障害者は、晴眼者と比較してキー入力デバイスによる入力操作が多く、晴眼者は、視覚障害者と比較してポインティングデバイスによる入力操作が多いという特徴がある。よって、コンピュータに入力される入力情報に着目することで、視覚障害者がコンピュータを操作している場合に、複数の操作画面の中で、視覚障害者にとって使い勝手の良い操作画面が表示手段に表示されるように指定することができるという効果がある。従って、視覚障害者にとって使い勝手が良いという効果がある。
請求項3記載のインストールプログラムによれば、請求項1または2記載のインストールプログラムの奏する効果に加え、第1の判定ステップにより視覚障害者用表示情報を表示手段に表示すると判定されると、アプリケーションソフトの導入を補助する表示情報を含む視覚障害者用インストール表示情報が表示手段に表示され、その視覚障害者用インストール表示情報が、表示情報音声化プログラムによって音声化される。よって、視覚障害者は、その導入を補助する音声に従って操作を行うことができるので、晴眼者の協力が無くてもアプリケーションソフトをコンピュータへ導入することができるという効果がある。
請求項4記載のインストールプログラムによれば、請求項1から3のいずれかに記載のインストールプログラムの奏する効果に加え、表示情報音声化プログラムは、視覚障害者がコンピュータを利用できるよう支援するプログラムであるので、表示情報音声化プログラムがインストールされているコンピュータは、視覚障害者によって操作されるコンピュータであると考えることができる。視覚障害者によって操作されるコンピュータであれば、表示情報音声化プログラムで音声化される視覚障害者用表示情報、または、視覚障害者用インストール表示情報が表示手段に表示されることとなるので、視覚障害者にとって使い勝手が良いという効果がある。
請求項5記載のインストールプログラムによれば、請求項1から4のいずれかに記載のインストールプログラムの奏する効果に加え、コンピュータにインストールされている表示情報音声化プログラムの種類が検出され、その種類に応じた視覚障害者用表示情報が表示手段に表示されるように指定されるので、表示手段に表示される視覚障害者用表示情報が、コンピュータにインストールされている表示情報音声化プログラムによって適切に音声化される。よって、視覚障害者は、表示手段に表示される表示情報を適切に理解することできるので、アプリケーションソフトを快適に操作することができるという効果がある。
請求項6記載のインストールプログラムによれば、請求項1から5のいずれかに記載のインストールプログラムの奏する効果に加え、コンピュータにインストールされている表示情報音声化プログラムの種類が検出され、その種類に応じた視覚障害者用インストール表示情報が表示手段に表示されるので、表示手段に表示される視覚障害者用インストール表示情報が、コンピュータにインストールされている表示情報音声化プログラムによって適切に音声化される。よって、視覚障害者は、アプリケーションソフトの導入を補助する音声を適切に理解することできるので、アプリケーションソフトを快適に導入することができるという効果がある。
請求項7記載のインストールプログラムによれば、請求項1から6のいずれかに記載のインストールプログラムの奏する効果に加え、第2の判定ステップによって要求情報の要求が指示されたと判定された場合に、表示指定ステップは、第1の表示ステップが晴眼者用表示情報を表示手段に表示するように指定する。よって、操作者が要求情報の要求を指示することで、操作者が晴眼者であるにも関わらず、第1の表示ステップが視覚障害者用表示情報を表示手段に表示するように指定されることを抑制することができるという効果がある。
請求項8記載のインストールプログラムによれば、請求項7記載のインストールプログラムの奏する効果に加え、要求情報は、表示情報音声プログラムにより音声化されない表示情報によって構成されているので、視覚障害者は要求情報を認識することが困難である。よって、視覚障害者は、要求情報の要求を指示することが困難であるので、視覚障害者がコンピュータを操作している場合に、第1の表示ステップが視覚障害者用表示情報を表示手段に表示する指定を維持し続けることができる効果がある。
請求項9記載の情報処理装置によれば、コンピュータにアプリケーションソフトが導入される場合に、判定手段は、入力取得手段により取得される入力情報、または、コンピュータの設定情報に基づいて、視覚障害者用表示情報を表示手段に表示するかを判定する。よって、例えば、コンピュータへ入力される入力情報が視覚障害者による入力操作の特徴を示している場合や、コンピュータの設定情報が視覚障害者に適した設定になされている場合に、複数の操作画面の中で、視覚障害者にとって使い勝手の良い操作画面が表示手段に表示されるように表示指定手段によって指定することができるという効果がある。また、導入後にアプリケーションソフトが使用されると、第1の表示ステップにより視覚障害者用表示情報が表示手段に表示され、その視覚障害者用表示情報が、表示情報音声化プログラムよって音声化される。よって、視覚障害者は、その音声に従ってアプリケーションソフトを操作することができるので、視覚障害者にとって使い勝手が良いという効果がある。
以下、本発明の好ましい第1の実施形態について、添付図面を参照して説明する。
本発明の第1の実施形態は、PC1に、スクリーンリーダソフト(読み上げソフト)に適した視覚障害者用の操作画面と晴眼者用の操作画面とを有したアプリケーションソフトXをインストールするために、PC1においてインストールソフトが実行開始されると、インストールソフトによって、PC1にスクリーンリーダソフトがインストールされているかが判定され、その判定結果に応じて、アプリケーションソフトXが表示する操作画面が設定されるという形態である。
図1でPC1のハードウェア構成、図2および図3でインストールソフトの操作画面、図4でアプリケーションソフトXの操作画面、図5でインストールソフトのメイン処理を説明する。
図1は、本発明の第1の実施形態におけるインストールソフトが実行されるPC1の電気的構成を示すブロック図である。
上述したインストールソフトが、例えば、スクリーンリーダソフトがインストールされたPC1において実行開始されると、PC1にアプリケーションソフトXがインストールされるとともに、アプリケーションソフトXが実行開始された場合に、視覚障害者にとって使い勝手の良い操作画面がLCD19に表示されるように設定されるので、視覚障害者にとって使い勝手が良い。
アプリケーションソフトX(特許請求の範囲に記載のアプリケーションソフトの一例)は、LAN200を介して接続されるMFP100が有するファクシミリ機能、プリンタ機能、スキャナ機能、及び、コピー機能などの各種機能を利用するためのプログラムである。なお、MPF100は、ファクシミリ機能によるデータ送信を行うために電話回線網300と接続されている。
PC1は、CPU11、ROM12、RAM13、ハードディスク14、光学ドライブ15、キーボード17、マウス18、LCD19、スピーカ20、LANインターフェイス21とを主に有し、これらはバスライン26を介して互いに接続されている。
CPU11は、ROM12やRAM13やハードディスク14に記憶される固定値やプログラム或いは、LANインターフェイス21を介して送受信される各種信号に従って、PC1が有している各機能の制御や、バスライン26と接続された各部を制御するものである。
ROM12は、PC1で実行される制御プログラムなどが格納された書換不能なメモリである。RAM13は、書換可能な揮発性のメモリであり、PC1の各操作の実行時に各種のデータを一時的に記憶するためのメモリである。
ハードディスク14は、書換可能な不揮発性のメモリであり、このハードディスク14に記憶されたデータは、PC1の電源オフ後も保持される。ハードディスク14には、OSメモリ14aと、スクリーンリーダソフトメモリ14bと、アプリケーションソフトXメモリ14cとが設けられている。
OSメモリ14aは、基本ソフトウェアであるOSが記憶されるメモリである。OSは、バスライン26と接続された各部を管理するためのプログラムであり、操作者がPC1を利用する場合に必要なプログラムである。
また、このOSには、次に述べるような入力操作に関する設定項目が複数設けられており、操作者は各設定項目に設けられている複数の選択肢の中から、いずれか一つを選択して設定することで、より快適にPC1を利用することができる。なお、OSの複数の設定項目は、それぞれが特許請求の範囲に記載のコンピュータの設定情報の一例に該当する。
例えば、LCD19に表示されるマウスカーソル(特許請求の範囲に記載のポインタの一例)の移動速度を、所定(OSの初期値)の移動速度よりも速くしたり、遅くしたりなどの設定や、LCD19に表示される文字情報の文字サイズを、所定(OSの初期値)の文字サイズよりも大きくしたり、小さくしたりなどの設定を行うことができる。
スクリーンリーダソフトメモリ14bは、LCD19に表示されている文字情報を音声化して読み上げさせるスクリーンリーダソフトが記憶されるメモリである。スクリーンリーダソフトは、視覚障害者がPC1を利用できるよう支援するためのソフトである。キー操作などによってLCD19に表示されている文字情報が選択されると、選択された文字情報が音声化され、スピーカ20によって放音される。例えば、LCD19に表示されているボタンBT31〜BT37(詳しくは、図2(a)に後述する)が選択されると、文字情報で構成されているボタン名が音声化されて放音されるので、視覚障害者は、その音声に基づいてPC1を操作することができる。
スクリーンリーダソフトは、複数の種類が存在しており、このスクリーンリーダソフトメモリ14bには、任意のスクリーンリーダソフトが一つ記憶される。また、各スクリーンリーダソフト毎に、キー操作などによって選択された文字情報の中で、どの文字情報を音声化するかを選定する選定規則が異なる。
ここで、選定規則について、スクリーンリーダソフトA、BおよびCを例にとって説明する。例えば、キー操作などによって、LCD19に表示されている「ファイル()」という記号(括弧やアンダーバーなど)を含む文字情報が選択された場合、スクリーンリーダソフトAおよびBでは、括弧で囲まれた文字情報が除かれて音声化される。すなわち、スピーカ20から「ファイル」という音声が放音される。一方、スクリーンリーダソフトCでは、全ての文字情報が音声化され、スピーカ20から「ファイル かっこ エフ アンダーバー かっこ閉じ」という音声が放音される。
スクリーンリーダソフトAおよびBは、括弧で囲まれた文字情報を除いて音声化するので、視覚障害者は、放音された音声の内容を理解しやすいが、括弧の中に重要な単語が含まれている場合は、重要な単語が放音されないので、視覚障害者は、その内容を理解することが困難となる。また、スクリーンリーダソフトCは、全ての文字情報を音声化するので、全ての文字情報を聞くことができるが、記号などが多いと音声の内容が煩雑となり、視覚障害者は、その内容を理解することが困難となる。
一方、近年、視覚障害者のPC利用を支援するために、MSAA(Microsoft Active Accessibility)を実装したソフトが数多く開発されている。MSAAを実装してソフトを開発すると、例えば、LCD19に表示される各文字情報に、LCD19に表示されない文字情報をそれぞれ対応づけることができる。このLCD19に表示されない文字情報のことを、埋め込み文字情報と称する。埋め込み情報は、主に、スクリーンリーダソフトによって音声化させて、視覚障害者に報知したい単語や簡潔な文章によって構成されている。
上述したスクリーンリーダソフトAは、埋め込み情報を音声化する機能を有しており、キー操作などによって文字情報が選択された場合、その文字情報に埋め込み文字情報が対応づけられていると、その埋め込み文字情報を優先して音声化するように構成されている。従って、MSAAを実装したソフト及びスクリーンリーダソフトAを利用すれば、LCD19の表示される文字情報に関わらず、単語や簡潔な文章が放音されるので、視覚障害者は、キー操作などによって選択した文字情報を適切に理解することができる。なお、本発明の各実施形態におけるインストールソフトは、このMSAAを実装したソフトである。なお、上述したスクリーンリーダソフトBおよびCは、埋め込み情報を音声化する機能を有していない。
アプリケーションソフトXメモリ14cは、LAN200を介して接続されるMFP100の各機能を利用するためのアプリケーションソフトXが記憶されるメモリである。アプリケーションソフトXが視覚障害者によって利用される場合は、同時にスクリーンリーダソフトが実行されている。従って、アプリケーションソフトXの操作画面に表示される文字情報が音声化され、スピーカ20から放音される。よって、視覚障害者は、その音声に基づいてアプリケーションソフトXを操作することができる。
このアプリケーションソフトXメモリ14cには、視覚障害者用UIメモリ14c1と、晴眼者用UIメモリ14c2と、UIタイプメモリ14c3とが設けられている。視覚障害者用UIメモリ14c1は、視覚障害者が入力操作をしやすい操作画面である視覚障害者用UI(詳しくは、図4(a)に後述する)が記憶されるメモリであり、晴眼者用UIメモリ14c2は、晴眼者が入力操作しやすい操作画面である晴眼者用UI(詳しくは、図4(b)に後述する)が記憶されるメモリである。この視覚障害者用UI、および、晴眼者用UIは、それぞれアプリケーションソフトXの操作画面である。
UIタイプメモリ14c3は、LCD19に表示させるべき操作画面が、視覚障害者用UIであるか、晴眼者用UIであるかを示すUIタイプが記憶されるメモリである。UIタイプメモリ14c3に、視覚障害者用UIを示すUIタイプ(例えば、「1」)が記憶されていれば、PC1においてアプリケーションソフトXが実行開始された場合に、LCD19に視覚障害者UIが表示される。また、晴眼者用UIを示すUIタイプ(例えば、「2」)が記憶されている場合は、LCD19に晴眼者用UIが表示される。
光学ドライブ15は、CDやDVDなどの光ディスク媒体に格納されているデータを読み取るための装置である。この光学ドライブ15の中には、書換不能な光ディスク媒体であるCD−ROM16が挿入されている。このCD−ROM16には、インストールソフトメモリ16aと、アプリケーションソフトXデータメモリ16bとが設けられている。
インストールソフトメモリ16aは、アプリケーションソフトXをPC1へインストールするためのインストールソフトが格納されているメモリである。図5のフローチャートに示すメイン処理、図6のフローチャートに示す読上画面表示処理を実行する各プログラム(特許請求の範囲に記載のインストールプログラムの一例)は、このインストールソフトメモリ16aに格納されている。
PC1において、インストールソフトが実行されると、アプリケーションソフトXを構築するために必要なデータが、アプリケーションソフトXデータメモリ16bから読み取られて、ハードディスク14のアプリケーションソフトXメモリ14cにコピーされる。また、アプリケーションソフトXを実行可能にするために、OSの設定項目などが変更される。これらのインストールソフトが行う一連の作業のことを、セットアップと称する。
また、このインストールソフトメモリ16aには、視覚障害者用インストールUI−Aメモリ16a1と、視覚障害者用インストールUI−Bメモリ16a2と、視覚障害者用インストールUI−Cメモリ16a3と、晴眼者用インストールUIメモリ16a4とが設けられている。
視覚障害者用インストールUI−Aメモリ16a1は、視覚障害者が入力操作をしやすい操作画面である視覚障害者用インストールUI−Aが格納されているメモリであり、同様に、視覚障害者用インストールUI−Bメモリ16a2には、視覚障害者用インストールUI−Bが、視覚障害者用インストールUI−Cメモリ16a3には、視覚障害者用インストールUI−Cが格納されている。それぞれの操作画面について、詳しくは、図2に後述する。
また、晴眼者用インストールUIメモリ16a4は、晴眼者が入力操作しやすい操作画面である晴眼者用インストールUI(詳しくは、図3に後述する)が格納されているメモリである。この視覚障害者用インストールUI(−A,−B,−C)、および、晴眼者用インストールUIは、それぞれインストールソフトの操作画面である。
アプリケーションソフトXデータメモリ16bは、インストールソフトが、アプリケーションソフトXを構築するためのデータ、および、セットアップ時に参照するデータなどが格納されているメモリである。
キーボード17は、複数のキーが設けられているキー入力装置である。操作者がキーを押下すると、押下したキーに応じた入力信号がPC1へ入力される。マウス18は、LCD19に表示されるマウスカーソルの表示位置を指定するためのポインティングデバイスである。操作者によりマウス18の置かれている位置が移動させられると、その移動量に応じた入力信号がPC1へ入力され、入力信号に応じてマウスカーソルの表示位置が移動させられる。
また、マウス18には、操作者がマウス18の置かれている位置を移動させながら操作可能なマウスボタンが設けられており、操作者によりそのボタンが押下されると、所定の入力信号がPC1へ入力される。操作者は、キーボード17やマウス18を操作することで、OSなどの各設定項目を変更したり、アプリケーションソフトXなどを利用することができる。
LCD19は、操作手順や実行中の処理の状態が表示されると共に、キーボード17の押下や、マウス18の操作に対応する情報が表示されるものである。スピーカ20は、スクリーンリーダソフトにより音声化された音声信号などを音声に変換して放音するものである。
LANインターフェイス21は、LANケーブルの一端側を、LANインターフェイス21の接続口に接続し、他端側をLAN200と接続することにより、LAN200に接続されている各種の外部装置とのデータ通信を可能とする既知の回路である。
次に、図2および図3を参照して視覚障害者用インストールUI−A,−B,−C、および、晴眼者用インストールUIについて説明する。
図2(a)は、視覚障害者用インストールUI−Aメモリ16a1に記憶される視覚障害者用インストールUI−A、および、視覚障害者用インストールUI−Bメモリ16a2に記憶される視覚障害者用インストールUI−Bの一例を示すイメージ図である。図2(b)は、視覚障害者用インストールUI−Cメモリ16a3に記憶される視覚障害者用インストールUI−Cの一例を示すイメージ図である。図3は、晴眼者用インストールUIメモリ16a4に記憶される晴眼者用インストールUIの一例を示すイメージ図である。
視覚障害者用インストールUI−A,−B,−C、および、晴眼者用インストールUIは、それぞれインストールソフトの操作画面であり、インストールソフトが実行中である場合、何れか一つの操作画面がLCD19に表示される。
視覚障害者用インストールUI−A,−B,−Cは、それぞれ画像の使用が抑制され、文字情報が多用されており、スクリーンリーダソフトを使用すれば、視覚障害者が、全ての操作を行えるように構成されている操作画面である。すなわち、視覚障害者は、晴眼者の協力が無くてもアプリケーションソフトXをインストールすることができる。晴眼者用インストールUIは、画像が多用されており、マウス18を使用すれば、キーボード17よりも少ない操作回数で入力操作を完了できるように構成されている操作画面である。
なお、視覚障害者用インストールUI−Aは、スクリーンリーダソフトAに適した操作画面であり、視覚障害者用インストールUI−Bは、スクリーンリーダソフトBに適した操作画面であり、視覚障害者用インストールUI−Cは、一般的なスクリーンリーダソフトで音声化される操作画面である。
まず、視覚障害者用インストールUI−Aについて説明する。視覚障害者用インストールUI−Aは、スクリーンリーダソフトAに適した操作画面である。
図2(a)に示すように、視覚障害者用インストールUI−Aの中央には、上から下に向かって順に、インストールボタンBT31と、ユーティリティボタンBT32と、ユーザーズガイドボタンBT33と、ユーザー登録ボタンBT34と、サポートボタンBT35と、修復インストールボタンBT36とが設けられている。また、視覚障害者用インストールUI−Aの上方右側には、終了ボタンBT37が設けられている。
インストールボタンBT31は、アプリケーションソフトXのセットアップを開始するボタンであり、ユーティリティボタンBT32は、MFP100の設定などを行うためのボタンである。ユーザーズガイドボタンBT33は、アプリケーションソフトXのマニュアルをLCD19に表示するボタンであり、ユーザー登録ボタンBT34は、LAN200を介して、アプリケーションソフトXのユーザー登録を行うためのボタンである。
サポートボタンBT35は、LAN200を介して、アプリケーションソフトXの使用方法などを問い合わせるためのボタンであり、修復インストールボタンBT36は、インストールしたアプリケーションソフトXに不具合が生じた場合に、再セットアップ(再インストール)を行うためのボタンである。終了ボタンBT37は、インストールソフトの実行を終了させるボタンである。
また、インストールボタンBT31には「インストール()」というボタン名が付与されており、そのボタン名がインストールボタンBT31の上に表示されている。以下同様に、ユーティリティボタンBT32には「その他ソフトウェアとユーティリティ()」、ユーザーズガイドボタンBT33には「ユーザーズガイド()」、ユーザー登録ボタンBT34には「オンラインユーザー登録()」、サポートボタンBT35には「サービスとサポート()」、修復インストールボタンBT36には「修復インストール()」、終了ボタンBT37には「終了()」というボタン名が付与されており、それぞれのボタン名が、各ボタンBT32〜BT37上に表示されている。
各ボタンBT31〜BT37上に表示されているボタン名は、それぞれ文字情報で構成されているので、一般的なスクリーンリーダソフトが実行されている場合に、キー操作などによって各ボタン31〜BT37が選択されると、各ボタン名が音声化される。従って、視覚障害者にとって入力操作が行いやすい。
また、各ボタンBT31〜BT37には、各ボタン名に対応する埋め込み文字情報が、それぞれ付与されている。具体的には、インストールボタンBT31には「インストール」という埋め込み文字情報が付与されている。以下同様に、ユーティリティボタンBT32には「その他ソフトウェアとユーティリティ」、ユーザーズガイドボタンBT33には「ユーザーズガイド」、ユーザー登録ボタンBT34には「オンラインユーザー登録」、サポートボタンBT35には「サービスとサポート」、修復インストールボタンBT36には「修復インストール」、終了ボタンBT37には「終了」という埋め込み文字情報が、それぞれ付与されている。
従って、スクリーンリーダソフトAが実行されている場合に、キー操作などによって各ボタンBT31〜BT37が選択されると、各ボタン名に対応する埋め込み文字情報が音声化されるので、単語や簡潔な文章が音声化される。よって、視覚障害者は、キー操作などによって選択した文字情報を適切に理解することができるので、使い勝手が良い。
上述したように、視覚障害者用インストールUI−Aには、各ボタンBT31〜BT37が設けられているので各機能を利用するためには、キーボード17やマウス18を使用して、各ボタンBT31〜BT37の中から、操作対象とするボタンBT31〜BT37を一つ特定する特定操作を行い、その後、実行指示を入力するという操作が必要となる。
各ボタンBT31〜BT37の中から、操作対象として一つが特定されている状態、すなわち、実行指示が入力可能な状態のボタンBT31〜BT37のことを、入力フォーカスが設定されているボタンBT31〜BT37と称する。また、入力フォーカスが別のボタンBT31〜BT37に設定(変更)されたことを、入力フォーカスが移動されたと称する。
キーボード17を使用して入力操作を行う場合、特定操作は、例えば、キーボード17に設けられているTabキーの押下によって行われる。Tabキーが押下される度に、所定の順番で一つずつボタンBT31〜BT37に入力フォーカスが移動される。操作者は、操作したいボタンBT31〜BT37に入力フォーカスが設定されるまで繰り返しTabキーを押下し、入力フォーカスが設定された場合にリターンキーを押下することにより、そのボタンBT31〜BT37に対して、実行指示を入力することができる。これ以後、説明を分かり易くするために、キーボード17やマウス18による入力操作に関わらず、LCD19に表示されている一つのボタンに対して、実行指示が入力された場合に、そのボタンが押下されたと称する。
なお、ボタンBT31〜BT37に入力フォーカスが設定される度に、スクリーンリーダソフトは、入力フォーカスが設定されたボタンBT31〜BT37上に表示されているボタン名や埋め込み文字情報を音声化して、スピーカ20から放音させる。
また、マウス18を使用して特定操作を行う場合は、特定操作と実行指示とが同時に行われる。例えば、LCD19に表示されるマウスカーソルの表示位置を、ボタンBT31〜BT37の表示位置に重ねて、マウスボタンを押下する(以下、「マウスクリックする」と称する)ことで、そのボタンBT31〜BT37に対して、特定操作が行われ、実行指示が入力される。
次に、視覚障害者用インストールUI−Bについて説明する。視覚障害者用インストールUI−Bは、スクリーンリーダソフトBに適した操作画面である。
視覚障害者用インストールUI−Bは、LCD19に表示される操作画面が、視覚障害者用インストールUI−A同じであるので、図2(a)を参照しながら説明する。ここでは、視覚障害者用インストールUI−Aとの異なる部分についてのみ説明し、その他の同一部分については、その説明を省略する。
視覚障害者用インストールUI−Bには、ボタンBT41〜BT47が設けられており、これらは、視覚障害者用インストールUI−AのボタンBT31〜BT37にそれぞれ対応している(図2(a)において、括弧で囲い記載している)。
各ボタンBT41〜BT47は、視覚障害者用インストールUI−Aの各ボタンBT31〜BT37から、埋め込み文字情報を取り除いたものである。視覚障害者用インストールUI−Bは、視覚障害者用インストールUI−Aから埋め込み文字情報が取り除かれているので、操作画面を構成するデータ量が、視覚障害者用インストールUI−Aよりも小さい。
従って、PC1において、埋め込み文字情報が読み上げできないスクリーンリーダソフトBが実行されている場合、データ量の小さい視覚障害者用インストールUI−Bを使用することで、インストールソフトがRAM13を占有する量を抑制することができる。
次に、視覚障害者用インストールUI−Cについて説明する。視覚障害者用インストールUI−Cは、一般的なスクリーンリーダソフトで音声化される操作画面である。
図2(b)に示すように、視覚障害者用インストールUI−Cには、ボタンBT51〜BT57が設けられており、これらは、視覚障害者用インストールUI−BのボタンBT41〜BT47にそれぞれ対応している。ここでは、視覚障害者用インストールUI−Bとの異なる部分についてのみ説明し、その他の同一部分については、その説明を省略する。
各ボタンBT51〜BT57は、視覚障害者用インストールUI−Bの各ボタンBT41〜BT47のボタン名から、括弧および括弧で囲まれた文字情報を取り除いたものである。
例えば、視覚障害者用インストールUI−BのインストールボタンBT41には、「インストール()」というボタン名が付与されているが、視覚障害者用インストールUI−CのインストールボタンBT51には「インストール」というボタン名が付与されている。すなわち、ボタン名から「()」という、括弧および括弧で囲まれた文字情報が取り除かれている。その他のボタンBT52〜BT57についても同様に、各ボタン名から「()」、「()」、「()」、「()」、「()」、「()」がそれぞれ取り除かれている。
各ボタンBT51〜BT57のボタン名から、括弧および括弧で囲まれた文字情報が取り除かれているので、キー操作などによって各ボタンBT51〜BT57が選択されても、記号などが音声化されない。よって、視覚障害者は、一般的なスクリーンリーダソフトを使用している場合でも、スピーカ20から放音される音声の内容を理解し易い。
次に、晴眼者用インストールUIについて説明する。
図3は、晴眼者用インストールUIの一例を示すイメージ図である。晴眼者用インストールUIは、画像が多用されており、マウス18を使用すれば、キーボード17よりも少ない操作回数で入力操作を完了できるように構成されている操作画面である。
図3に示すように、晴眼者用インストールUIの中央には、上から下に向かって順に、インストールボタンBT61と、ユーティリティボタンBT62と、ユーザーズガイドボタンBT63と、ユーザー登録ボタンBT64と、サポートボタンBT65と、修復インストールボタンBT66とが設けられている。また、晴眼者用インストールUIの上方右側には、終了ボタンBT67が設けられている。
各ボタンBT61〜BT67は、視覚障害者用インストールUI−Aの各ボタンBT31〜BT47にそれぞれ対応しているので、各ボタンBT61〜BT67の各機能についての説明は省略する。
インストールボタンBT61には「インストール」というボタン名が付与されており、そのボタン名がインストールボタンBT61の上に表示されている。以下同様に、ユーティリティボタンBT62には「その他ソフトウェアとユーティリティ」、ユーザーズガイドボタンBT63には「ユーザーズガイド」、ユーザー登録ボタンBT64には「オンラインユーザー登録」、サポートボタンBT65には「サービスとサポート」、修復インストールボタンBT66には「修復インストール」、終了ボタンBT67には「終了」というボタン名が付与されており、それぞれのボタン名が、各ボタンBT62〜BT67上に表示されている。
各ボタンBT61〜BT67上に表示されているボタン名は、それぞれ画像によって構成されているので、スクリーンリーダソフトでは音声化されない。上述したように、スクリーンリーダソフトは、ボタン名が文字情報で構成されていないと、ボタン名を音声化できないのである。従って、視覚障害者は、入力操作を行うことが困難である。
また、各ボタンBT61〜BT67のボタン名の左側には、各ボタンBT61〜BT67の機能を連想させる画像が表示されている。例えば、インストールボタンBT61には、インストールを連想させるCD−ROMを示す画像が表示されている。以下同様に、ユーティリティボタンBT62には、複数のCD−ROMを示す画像が、ユーザーズガイドボタンBT63には、ファイルを示す画像が、ユーザー登録ボタンBT64には、ペンを示す画像が、サポートボタンBT65には、クリップボード示す画像が、修復インストールボタンBT66には、修理を示す画像が、終了ボタンBT67には、出口を示す画像が、それぞれ表示されている。
また、各ボタンBT61〜BT67にマウスカーソルが重なると、晴眼者用インストールUIの中には、マウスカーソルが重ねられたボタンBT61〜BT67の機能の説明が表示される。よって、晴眼者は、各ボタンBT61〜BT67に表示されている画像を見ることで、どのような機能であるかが推測でき、また、マウスカーソルを各ボタンBT61〜BT67に重ねることで、そのボタンBT61〜BT67の説明が表示されるので、視覚障害者用インストールUI−A,−B,−Cよりも、晴眼者用インストールUIの方が操作を行いやすい。
次に、図4を参照して視覚障害者用UI、および、晴眼者用UIについて説明する。
図4(a)は、視覚障害者用UIメモリ14c1に記憶される視覚障害者用UIの一例を示すイメージ図であり、(b)は、晴眼者用UIメモリ14c2に記憶される晴眼者用UIの一例を示すイメージ図である。
視覚障害者用UIおよび晴眼者用UIは、それぞれアプリケーションソフトXの操作画面であり、アプリケーションソフトXが実行中である場合、何れか一方の操作画面がLCD19に表示される。
まず、視覚障害者用UIについて説明する。視覚障害者用UIは、画像の使用が抑制され、文字情報が多用されている操作画面であり、スクリーンリーダソフトを使用すれば、視覚障害者が、全ての操作を行えるように構成されている。
視覚障害者用UIの上方には、選択ボックスSB1と、設定ボタンBT1とが設けられている。選択ボックスSB1は、アプリケーションソフトXで利用可能なMFP100が文字情報として表示される矩形状の表示領域であり、設定ボタンBT1は、アプリケーションソフトXの各種設定を行うためのボタンである。
また、視覚障害者用UIの左方には、スキャンボタンBT2と、フォトメディアキャプチャボタンBT3と、コピーボタンBT4と、PC−FAXボタンBT5と、デバイス設定ボタンBT6と、画面切り替えボタンBT7とが設けられている。
スキャンボタンBT2は、MFP100のスキャナ機能を利用するためボタンであり、フォトメディアキャプチャボタンBT3は、MFP100のフォトメディアキャプチャ機能を利用するためのボタンである。コピーボタンBT4は、MFP100のコピー機能を利用するためのボタンであり、PC−FAXボタンBT5は、MFP100のPC−FAX機能を利用するためのボタンである。
デバイス設定ボタンBT6は、MFP100の各種設定を行うためのボタンであり、画面切り替えボタンBT7は、LCD19に表示される操作画面を晴眼者用UIへと切り替えるためのボタンである。
また、視覚障害者用UIの中央には、イメージボタンBT8と、OCRボタンBT9と、EメールボタンBT10と、ファイルボタンBT11とが設けられている。イメージボタンBT8は、スキャナ機能を利用して読み取った画像データファイルなどをLCD19に表示するボタンであり、OCRボタンBT9は、スキャナ機能を利用して読み取った画像データファイルに基づいてテキストデータファイルを作成するOCR機能を実行するボタンである。
EメールボタンBT10は、Eメールを送信するためのボタンであり、ファイルボタンBT11は、ハードディスク14に記憶されている各種ファイルをLCD19に表示するボタンである。
また、設定ボタンBT1には「設定」というボタン名が付与されており、そのボタン名が設定ボタンBT1上に表示されている。以下同様に、スキャンボタンBT2には「スキャン」、フォトメディアキャプチャボタンBT3には「フォトメディアキャプチャ」、コピーボタンBT4には「コピー」、PC−FAXボタンBT5には「PC−FAX」、デバイス設定ボタンBT6には「デバイス設定」、画面切り替えボタンBT7には「画面切り替え」、イメージボタンBT8には「イメージ」、OCRボタンBT9には「OCR」、EメールボタンBT10には「Eメール」、ファイルボタンBT11には「ファイル」というボタン名が付与されており、それぞれのボタン名が、各ボタンBT2〜BT11上に表示されている。
また、各ボタンBT1〜BT11上に表示されているボタン名や、選択ボックスSB1に表示される文字情報は、それぞれスクリーンリーダソフトによって音声化されるように構成されているので、視覚障害者にとって入力操作が行いやすい。
なお、ボタンBT1〜BT11や選択ボックスSB1に入力フォーカスが設定される度に、スクリーンリーダソフトは、入力フォーカスが設定されたボタンBT1〜BT11上に表示されているボタン名や、選択ボックスSB11に表示されている文字情報を音声化して、スピーカ20から放音させる。
次に、晴眼者用UIについて説明する。
図4(b)は、晴眼者用UIの一例を示すイメージ図である。晴眼者用UIは、アプリケーションソフトXの操作画面であり、操作者は、晴眼者用UIに従って入力操作を行うことで、MFP100の各種機能を利用することができる。また、この晴眼者用UIは、画像が多用されている操作画面であり、マウス18を使用すれば、キーボード17よりも少ない操作回数で入力操作を完了できるように構成されているので、晴眼者は、キーボード17よりもマウス18による入力操作の方が行いやすい。
晴眼者用UIの上方には、選択ボックスSB21と、設定ボタンBT21とが設けられている。また、晴眼者用UIの左方には、スキャンボタンBT22と、フォトメディアキャプチャボタンBT23と、コピーボタンBT24と、PC−FAXボタンBT25と、デバイス設定ボタンBT26とが設けられている。また、晴眼者用UIの右方には、イメージ画像ボタンGBT21と、OCR画像ボタンGBT22と、Eメール画像ボタンGBT23と、ファイル画像ボタンGBT24とが設けられている。
各ボタンBT21〜BT26および選択ボックスSB21は、視覚障害者用UIの各ボタンBT1〜BT6および選択ボックスSB1にそれぞれ対応しているので、各ボタンBT21〜BT26および選択ボックスSB21の各機能についての説明は省略する。同様に、各画像ボタンGBT21〜GBT24は、視覚障害者用UIの各ボタンBT8〜BT11にそれぞれ対応しているので、各ボタンGBT21〜GBT24の各機能についての説明も省略する。
また、各ボタンBT21〜BT26には、視覚障害者用UIの各ボタンBT1〜BT6と同様なボタン名が、それぞれ付与されており、それぞれのボタン名が、各ボタンBT21〜BT26上にそれぞれ表示されている。同様に、各画像ボタンGBT21〜GBT24には、視覚障害者用UIの各ボタンBT8〜BT11と同様なボタン名が、それぞれ付与されているが、各画像ボタンGBT21〜GBT24上には、画像によって構成されたボタン名が、それぞれ表示されている。
すなわち、各ボタンBT21〜BT26上に表示されているボタン名や、選択ボックスSB21に表示される文字情報は、それぞれスクリーンリーダソフトによって音声化されるように構成されているが、各画像ボタンGBT21〜GBT24のボタン名は、画像によって構成されているためスクリーンリーダソフトでは音声化されない。上述したように、スクリーンリーダソフトは、ボタン名が文字情報で構成されていないと、ボタン名を音声化できないのである。
よって、視覚障害者には、各画像ボタンGBT21〜GBT24の存在が報知されないので、視覚障害者は、各画像ボタンGBT21〜GBT24を認識することが困難であり、各画像ボタンGBT21〜GBT24に対して入力操作を行うことが困難である。
また、各画像ボタンGBT21〜GBT24は、マウス18による入力操作のみを受け付けるように構成されている。すなわち、LCD19に表示されるマウスカーソルの表示位置を、画像ボタンGBT21〜GBT24の表示位置に重ねて、マウスクリックした場合にのみ、その画像ボタンGBT21〜GBT24に対して、特定操作および実行指示が入力されるように構成されている。
また、各ボタンBT22〜BT26のボタン名の左側には、各ボタンBT22〜BT26の機能を連想させる画像が表示されている。例えば、スキャンボタンBT22には、スキャナ機能を連想させるスキャナ装置を示す画像が表示されている。以下同様に、フォトメディアキャプチャボタンBT23には、デジタルカメラを示す画像が、コピーボタンBT24には、コピー機を示す画像が、PC−FAXボタンBT25には、FAX装置を示す画像が、デバイス設定ボタンBT26には、MFPを示す画像が、それぞれ表示されている。
また、各ボタンBT22〜BT26にマウスカーソルが重なると、晴眼者用UIの中には、マウスカーソルが重ねられたボタンBT22〜BT26の機能の説明が表示される。よって、晴眼者は、各ボタンBT22〜BT26に表示されている画像を見ることで、どのような機能であるかが推測でき、また、マウスカーソルを各ボタンBT22〜BT26に重ねることで、そのボタンBT22〜BT26の説明が表示されるので、視覚障害者用UIよりも、晴眼者用UIの方が操作を行いやすい。
次に、図5を参照して、PC1のCPU11により実行されるメイン処理について説明する。図5は、PC1のメイン処理を示すフローチャートである。
このメイン処理は、アプリケーションソフトXのセットアップを行うとともに、PC1にスクリーンリーダソフトがインストールされているかに応じて、アプリケーションソフトXがLCD19に表示する操作画面を設定するための処理である。このメイン処理は、インストールソフトが実行開始された場合に実行される処理である。
このメイン処理では、まず、RAM13を初期化する(S11)。次に、ハードディスク14に、スクリーンリーダソフトがインストールされているかを判定し(S12)、スクリーンリーダソフトがインストールされている場合は(S12:Yes)、読上画面表示処理を実行する(S13)。例えば、OSや各種プログラムの設定情報が記憶されるレジストリ(特許請求の範囲に記載のコンピュータの設定情報の一例)に、既知のスクリーンリーダソフトに関する設定情報が登録されている場合に、スクリーンリーダソフトがインストールされていると判定する。また、S12の処理の変形例として、ハードディスク14に、既知のスクリーンリーダソフトに関するファイル及びフォルダが存在する場合に、スクリーンリーダソフトがインストールされていると判定しても良い。
(後述する)読上画面表示処理(S13)は、視覚障害者用インストールUI(−A,−B,−C)の中で、ハードディスク14にインストールされているスクリーンリーダソフトの種類に適した操作画面を、LCD19に表示させるための処理である。
S13の処理で、LCD19に視覚障害者用インストールUIを表示したら、次に、LCD19に表示している視覚障害者用インストールUIを、晴眼者用インストールUIへと切り替えるかを確認するためのダイアログボックスA(図6(a)参照)をLCD19に表示する(S14)。
ダイアログボックスとは、操作者に対して、これから実行する処理の指示を要求するメッセージや、確認を要求するメッセージを表示し、その処理に対する指示を操作者に入力してもらうための操作画面である。
ここで、図6(a)を参照して、ダイアログボックスAについて説明する。
図6(a)は、ダイアログボックスAの一例を示すイメージ図である。ダイアログボックスAは、LCD19に表示されている視覚障害者用インストールUIを、晴眼者用インストールUIへと切り替えるかの確認を要求するメッセージを表示し、操作者にその指示を入力してもらうための操作画面である。
ダイアログボックスAは、視覚障害者用インストールUIを、晴眼者用インストールUIへと切り替えるかを確認するためのメッセージが表示されるテキストボックスTB71と、視覚障害者用インストールUIを晴眼者用インストールUIへと切り替えるという指示が入力されるボタンBT71と、視覚障害者用インストールUIを晴眼者用UIへと切り替えないという指示が入力されるボタンBT72とが設けられている。
例えば、テキストボックスTB71には、「マウス操作に適したVisualな画面に切り替えることができます。(注:読み上げソフトで読み上げを行うことはできません。キーボードによる操作はできません。)」という文字情報が表示されている。
また、ボタンBT71には「はい」というボタン名が付与されており、ボタンBT72には「いいえ」というボタン名が付与されており、それぞれのボタン名が、各ボタンBT71,BT72上に表示されている。
このダイアログボックスAに設けられているテキストボックスTB71に表示される文字情報や、各ボタンBT71,BT72上に表示されているボタン名は、それぞれスクリーンリーダソフトによって音声化されないように画像で構成されている。すなわち、視覚障害者には、ダイアログボックスAに表示される文字情報などの内容が報知されないので、視覚障害者は、ダイアログボックスAを認識することが困難である。従って、視覚障害者は、ダイアログボックスAのボタンBT71に対して入力操作を行い、視覚障害者用インストールUIを晴眼者用インストールUIへと切り替えることが困難である。よって、視覚障害者がPC1を操作する場合に、視覚障害者用インストールUIをLCD19に表示させ続けることができる。
また、ダイアログボックスAは、マウス18による入力操作のみ受け付けるように構成されており、マウス18によってボタンBT71が押下された場合にのみ、LCD19に表示されている視覚障害者用インストールUIが晴眼者用インストールUIへと切り替えられる。視覚障害者は、マウス18を使用して入力操作を行うことが困難であるので、ボタンBT71を押下して、視覚障害者用インストールUIを晴眼者用インストールUIへと切り替えることが困難である。よって、視覚障害者がPC1を操作する場合に、視覚障害者用インストールUIをLCD19に表示させ続けることができる。ボタンBT72が押下された場合は、操作画面の切り替えは行われない。なお、これらのボタンBT71,BT72のいずれか一方が押下されると、ダイアログボックスAが閉じられる。
ここで、図5のフローチャートの説明に戻る。S14の処理が終了すると、次に、操作者の操作により、LCD19に表示されるダイアログボックスAの「はい」ボタンBT71が押下されたかを判定し(S15)、LCD19に表示されるダイアログボックスAの「いいえ」ボタンBT72が押下された場合は(S15:No)、LCD19に視覚障害者用インストールUIが表示され続ける。なお、S15の処理の変形例として、例えば、S14の処理によってダイアログボックスAがLCD19に表示されてから、ダイアログボックスAのボタンBT71,72に対して所定時間(例えば、1分)入力操作がない場合は、「いいえ」ボタンBT72が押下されたものと判定しても良い。
そして、視覚障害者用インストールUIのインストールボタンBT31,BT41,BT51が押下された場合に、アプリケーションソフトXのセットアップを行う(S16)。セットアップでは、アプリケーションソフトXを構築するために必要なデータが、アプリケーションソフトXデータメモリ16bから読み取られて、アプリケーションソフトXメモリ14cにコピーされる。また、アプリケーションソフトXを実行可能にするために、OSの設定項目などが変更される。
そして、セットアップが終了したら、ハードディスク14のUIタイプメモリ14c3に、視覚障害者UIを示すUIタイプ(例えば、「1」)を記憶して(S17)、メイン処理を終了する。なお、UIタイプメモリ14c3に、視覚障害者用UIを示すUIタイプが記憶されている場合は、アプリケーションソフトXが実行開始されると、LCD19に、視覚障害者用UIが表示される。
S12の処理において、ハードディスク14にスクリーンリーダソフトがインストールされていない場合(S12:No)、および、S15の処理において、LCD19に表示されるダイアログボックスAの「はい」ボタンBT71が押下された場合は(S15:Yes)、それぞれ晴眼者用インストールUIを、LCD19に表示する(S18)。そして、晴眼者用インストールUIのインストールボタンBT61が押下された場合に、アプリケーションソフトXのセットアップを行う(S19)。
そして、セットアップが終了したら、ハードディスク14のUIタイプメモリ14c3に、晴眼者UIを示すUIタイプ(例えば、「2」)を記憶して(S20)、メイン処理を終了する。なお、UIタイプメモリ14c3に、晴眼者用UIを示すUIタイプが記憶されている場合は、アプリケーションソフトXが実行開始されると、LCD19に、晴眼者用UIが表示される。
この図5のフローチャートに示すメイン処理により、アプリケーションソフトXのセットアップを行うことができるとともに、PC1にスクリーンリーダソフトがインストールされているかに応じて、アプリケーションソフトXがLCD19に表示する操作画面を設定することができる。
すなわち、視覚障害者によって主に使用されるスクリーンリーダソフトが、PC1にインストールされている場合は、UIタイプメモリ14c3に視覚障害者用UIを示すUIタイプが記憶される。従って、アプリケーションソフトXが実行開始されると、LCD19に視覚障害者用UIが表示されるので、視覚障害者は、操作画面を切り替える必要がなく、使い勝手が良い。また、視覚障害者は、スクリーンリーダソフトによって音声化される音声に従って操作を行うことができるので、使い勝手が良い。
一方、スクリーンリーダソフトが、PC1にインストールされていない場合は、UIタイプメモリ14c3に晴眼者用UIを示すUIタイプが記憶される。従って、アプリケーションソフトXが実行開始されると、LCD19に晴眼者用UIが表示されるので、スクリーンリーダソフトを使用しない晴眼者にとっても使い勝手が良い。
また、ダイアログボックスAが表示されている場合に、視覚障害者用インストールUIを晴眼者用インストールUIへと切り替えるという指示が入力されたことを条件として、LCD19に表示される視覚障害者用インストールUIを晴眼者用インストールUIへと切り替えることができる。よって、操作者が晴眼者であるにも関わらず、UIタイプメモリ14c3に視覚障害者用UIを示すUIタイプが記憶されることを抑制することができる。
また、視覚障害者用インストールUIを晴眼者用インストールUIへと切り替えるためには、マウス18により入力操作を行わなければならないが、視覚障害者はマウス18を操作して入力操作を行うことが困難であるので、操作画面を切り替えることが困難である。従って、視覚障害者がPC1を操作する場合に、視覚障害者用インストールUIをLCD19に表示させ続けることができる。
次に、図6(b)を参照して、PC1のCPU11により実行される読上画面表示処理(S13)について説明する。
図6(b)は、PC1の読上画面表示処理(S13)を示すフローチャートである。この読上画面表示処理(S13)は、視覚障害者用インストールUI(−A,−B,−C)の中で、ハードディスク14にインストールされているスクリーンリーダソフトの種類に適した操作画面を、LCD19に表示させるための処理である。
この読上画面表示処理(S13)では、まず、スクリーンリーダソフトAが、ハードディスク14にインストールされているかを判定する(S31)。
例えば、OSや各種プログラムの設定情報が記憶されるレジストリに、スクリーンリーダソフトAに関する設定情報が登録されている場合に、スクリーンリーダソフトAがインストールされていると判定する。また、S31の処理の変形例として、ハードディスク14に、スクリーンリーダソフトAに関するファイル及びフォルダが存在する場合に、スクリーンリーダソフトAがインストールされていると判定しても良い。
S31の処理において、スクリーンリーダソフトAが、ハードディスク14にインストールされていると判定された場合は(S31:Yes)、スクリーンリーダソフトAに適した視覚障害者用インストールUI−Aを、LCD19に表示し(S32)、この読上画面表示処理を終了する。
一方、スクリーンリーダソフトAが、ハードディスク14にインストールされていない場合は(S31:No)、スクリーンリーダソフトBが、ハードディスク14にインストールされているかを判定する(S33)。例えば、スクリーンリーダソフトAの場合と同様に、スクリーンリーダソフトBがインストールされているかを判定する。
S33の処理において、スクリーンリーダソフトBが、ハードディスク14にインストールされていると判定された場合は(S33:Yes)、スクリーンリーダソフトBに適した視覚障害者用インストールUI−Bを、LCD19に表示し(S34)、この読上画面表示処理を終了する。
一方、スクリーンリーダソフトBが、ハードディスク14にインストールされていない場合は(S33:No)、一般的なスクリーンリーダソフトで音声化される視覚障害者用インストールUI−Cを、LCD19に表示し(S35)、この読上画面表示処理を終了する。
この図6のフローチャートに示す読上画面表示処理(S13)により、視覚障害者用インストールUI(−A,−B,−C)の中で、ハードディスク14にインストールされているスクリーンリーダソフトの種類に適した操作画面を、LCD19に表示させることができる。
従って、視覚障害者用インストールUI−AはスクリーンリーダソフトAによって、また、視覚障害者用インストールUI−BはスクリーンリーダソフトBによって、それぞれ適切に音声化されるので、視覚障害者は、スピーカ20から放音される音声の内容を適切に理解することができる。
また、スクリーンリーダソフトA,B以外のスクリーンリーダソフトがインストールされている場合でも、一般的なスクリーンリーダソフトで音声化される視覚障害者用インストールUI−Cが、LCD19に表示されるので、視覚障害者は、スピーカ20から放音される音声の内容を理解し易い。
また、スクリーンリーダソフトがインストールされている場合は、視覚障害者用インストールUI(−A,−B,−C)が表示されるので、視覚障害者は、スクリーンリーダソフトによって音声化される音声に従って操作を行うことができる。すなわち、視覚障害者は、晴眼者の協力が無くてもアプリケーションソフトXをインストールすることができる。
上述したように、本発明の第1の実施形態におけるインストールソフトでは、スクリーンリーダソフトが、PC1にインストールされている場合に、UIタイプメモリ14c3に視覚障害者用UIを示すUIタイプが記憶される。従って、アプリケーションソフトXを実行開始すると、LCD19に視覚障害者用UIが表示されるので、視覚障害者は、操作画面を切り替える必要がなく、使い勝手が良い。また、視覚障害者は、スクリーンリーダソフトによって音声化される音声に従って操作を行うことができるので、使い勝手が良い。
一方、スクリーンリーダソフトが、PC1にインストールされていない場合に、UIタイプメモリ14c3に晴眼者用UIを示すUIタイプが記憶される。従って、アプリケーションソフトXを実行開始すると、LCD19に晴眼者用UIが表示されるので、スクリーンリーダソフトを使用しない晴眼者にとっても使い勝手が良い。
また、ダイアログボックスAが表示されている場合に、視覚障害者用インストールUIを晴眼者用インストールUIへと切り替えるという指示が入力されたことを条件として、LCD19に表示される視覚障害者用インストールUIを晴眼者用インストールUIへと切り替える。よって、操作者が晴眼者であるにも関わらず、UIタイプメモリ14c3に視覚障害者用UIを示すUIタイプが記憶されることを抑制することができる。
また、視覚障害者用インストールUIを晴眼者用インストールUIへと切り替えるためには、マウス18により入力操作を行わなければならないが、視覚障害者はマウス18を操作して入力操作を行うことが困難であるので、操作画面を切り替えることが困難である。従って、視覚障害者がPC1を操作する場合に、視覚障害者用インストールUIをLCD19に表示させ続けることができる。
次に、図7を参照して、本発明の第2の実施形態におけるインストールソフトについて説明する。
本発明の第2の実施形態は、PC31に、スクリーンリーダソフトに適した視覚障害者用の操作画面と晴眼者用の操作画面とを有したアプリケーションソフトXをインストールするために、PC31においてインストールソフトが実行開始されると、インストールソフトによって、PC31で行われる入力操作が取得され、その入力操作の特徴に応じて、アプリケーションソフトXが表示する操作画面が設定されるという形態である。
図7(a)を参照して、第2の実施形態におけるPC31の電気的構成について説明する。
図7(a)は、PC31のRAM33の電気的構成を示すブロック図である。PC31の電気的構成を示すブロック図において、第1の実施形態であるPC1のブロック図(図1参照)と異なる部分は、RAM33のみであるため、RAM33についてのみ説明し、その他の同一部分については、その説明を省略する。
RAM33は、書換可能な揮発性のメモリであり、PC31の各操作の実行時に各種のデータを一時的に記憶するためのメモリである。RAM33には、キー入力カウントメモリ33aと、マウス入力カウントメモリ33bとが設けられている。
キー入力カウントメモリ33aは、操作者によりキーボード17が操作され、所定のキー操作(例えば、キー押下)が行われた回数を計数するためのメモリである。例えば、操作者によりキーボード17が操作され、所定のキー操作が行われる毎に、「1」が加算される。
マウス入力カウントメモリ33bは、操作者によりマウス18が操作され、所定のマウス操作(例えば、マウスクリック)が行われた回数を計数するためのメモリである。例えば、操作者によりマウス18が操作され、所定のマウス操作が行われる毎に、「1」が加算される。
次に、図7(b)を参照して、PC31のCPU11により実行されるメイン処理について説明する。
図7(b)は、PC31のメイン処理を示すフローチャートである。
この第2の実施形態のメイン処理は、第1の実施形態のメイン処理(図5参照)のS12の処理を、図7(b)に示す処理(S41〜S47の処理)に置き換えたものであるため、その置き換えた処理についてのみ説明し、その他の同一部分については、その説明を省略する。
このメイン処理は、アプリケーションソフトXのセットアップを行うとともに、インストールソフトの実行中に、操作者のキーボード17による入力操作、または、マウス19による入力操作の特徴に応じて、アプリケーションソフトXがLCD19に表示する操作画面を設定するための処理である。このメイン処理では、まず、図5のS11の処理によって、RAM33のキー入力カウントメモリ33a、および、マウス入力カウントメモリ33bが初期化される。
S11の処理が終了すると、次に、キーボード17により行われるキー操作、および、マウス18により行われるマウス操作を取得する(S41)。ここでは、例えば、インストールソフトの操作画面に対して行われる入力操作に関わらず、単に、キーボード17により行われるキー操作、および、マウス18により行われるマウス操作を取得する。
次に、S41の処理によって、Tabキー押下、CtrlキーおよびTabキー押下、スペースキー押下、Altキー押下、矢印キー押下のうち、いずれかの入力操作を取得したかを判定し(S42)、いずれかの入力操作を取得した場合は(S42:Yes)、RAM33のキー入力カウントメモリ33aに「1」を加算する(S43)。
そして、キー入力カウントメモリ33aに記憶されている数値が、「10」を超えているかを判定し(S44)、その数値が「10」を超えている場合は(S44:Yes)、図5のフローチャートのS13の処理へ移行する。
S44の処理において、その数値が「10」以下である場合は(S44:No)、S41の処理に戻り、上述したS41〜S44の各処理を繰り返す。
また、S42の処理において、いずれの入力操作も取得していない場合は(S42:No)、マウスクリックを取得したかを判定し(S45)、マウスクリックを取得した場合は(S45:Yes)、RAM33のマウス入力カウントメモリ33bに「1」を加算する(S46)。そして、マウス入力カウントメモリ33bに記憶されている数値が、「5」を超えているかを判定し(S47)、その数値が「5」を超えている場合は(S47:Yes)、図5のフローチャートのS18の処理へ移行する。
S45の処理において、マウスクリックを取得していない場合は(S45:No)、S41の処理に戻り、上述したS41〜S45の各処理を繰り返す。また、S47の処理において数値が「5」以下である場合は(S47:No)、S41の処理に戻り、上述したS41〜S47の各処理を繰り返す。
視覚障害者は、操作画面を視認しながら入力操作を行うことが困難であるので、マウス18による入力操作が晴眼者と比較して少ないと考えることができる。また、晴眼者は、操作画面を視認しながら入力操作を行うことができるので、障害者と比較して、キーボード17よりも少ない操作回数で入力操作を完了できるマウス18による入力操作の方が多いと考えることができる。
よって、S44の処理で判定しているようにキーボード17による入力操作が多い場合は、視覚障害者が使用していると考えることができ、S47の処理で判定しているようにマウス18による入力操作が多い場合は、晴眼者が使用していると考えることができる。
この図7(b)のフローチャートに示すメイン処理により、操作者がキーボード15を使用して行った入力操作の操作回数、または、マウス16を使用して行った入力操作の操作回数に応じて、アプリケーションソフトXがLCD19に表示する操作画面を設定することができる。
上述したように、本発明の第2の実施形態におけるインストールソフトでは、キーボード17による入力操作が所定数(例えば、「10」回)を超える場合に、UIタイプメモリ14c3に視覚障害者用UIを示すUIタイプが記憶される。従って、視覚障害者によって入力操作が行われている場合に、アプリケーションソフトXを実行開始すると、LCD19に視覚障害者用UIが表示されるので、視覚障害者は、操作画面を切り替える必要がなく、使い勝手が良い。また、視覚障害者は、スクリーンリーダソフトによって音声化される音声に従って操作を行うことができるので、使い勝手が良い。
一方、マウス18による入力操作が所定数(例えば、「5」回)を超える場合に、UIタイプメモリ14c3に晴眼者用UIを示すUIタイプが記憶される。従って、晴眼者によって入力操作が行われている場合に、アプリケーションソフトXを実行開始すると、LCD19に晴眼者用UIが表示されるので、スクリーンリーダソフトを使用しない晴眼者にとっても使い勝手が良い。
次に、図8を参照して、本発明の第3の実施形態におけるインストールソフトについて説明する。
本発明の第3の実施形態は、PC41に、スクリーンリーダソフトに適した視覚障害者用の操作画面と晴眼者用の操作画面とを有したアプリケーションソフトXをインストールするために、PC41においてインストールソフトが実行開始されると、インストールソフトによって、PC41の設定が視覚障害者に適した設定になされているかが判定され、その判定結果に応じて、アプリケーションソフトXが表示する操作画面が設定されるという形態である。
図8(a)を参照して、第3の実施形態におけるPC41の電気的構成について説明する。
図8(a)は、PC41のRAM43の電気的構成を示すブロック図である。PC41の電気的構成を示すブロック図において、第1の実施形態であるPC1のブロック図(図1参照)と異なる部分は、RAM43のみであるため、RAM43についてのみ説明し、その他の同一部分については、その説明を省略する。
RAM43は、書換可能な揮発性のメモリであり、PC41の各操作の実行時に各種のデータを一時的に記憶するためのメモリである。RAM43には、条件適合カウントメモリ43aが設けられている。
条件適合カウントメモリ43aは、操作者により設定されているPC41の各設定のうち、視覚障害者に利用しやすく設定されている設定数を計数するためのメモリである。例えば、視覚障害者のPC利用を支援するソフトウェアがインストールされていたり、OSの設定においてマウスカーソルの移動速度が、所定(OSの初期値)の移動速度よりも遅く設定されていたり、また、LCD17に表示される文字情報の文字サイズが、所定(OSの初期値)の文字サイズよりも大きく設定されている場合などに、PC41の設定が視覚障害者に利用しやすく設定されているとして、それぞれ「1」が加算される。
次に、図8(b)を参照して、PC41のCPU11により実行されるメイン処理について説明する。図8(b)は、PC41のメイン処理を示すフローチャートである。
この第3の実施形態のメイン処理は、第1の実施形態のメイン処理(図5参照)のS12の処理を、図8(b)に示す処理(S51〜S59の処理)に置き換えたものであるため、その置き換えた処理についてのみ説明し、その他の同一部分については、その説明を省略する。
このメイン処理は、アプリケーションソフトXのセットアップを行うとともに、PC41の設定が視覚障害者に適した設定になされている設定数に応じて、アプリケーションソフトXがLCD19に表示する操作画面を設定するための処理である。このメイン処理では、まず、図5のS11の処理によって、RAM43の条件適合カウントメモリ43aが初期化される。
S11の処理が終了すると、次に、OSの設定において、マウスカーソルの移動速度が、OSのインストール時の設定と比較して遅く設定されているかを判定し(S51)、インストール時の設定と比較して遅く設定されている場合は(S51:Yes)、RAM43の条件適合カウントメモリ43aに「1」を加算する(S52)。一方、インストール時の設定と比較して遅く設定されていない場合は(S51:No)、S52の処理をスキップして、S53の処理に移行する。
次に、OSの設定において、画面表示に使用する文字サイズが、OSのインストール時の設定と比較して大きく設定されているかを判定し(S53)、インストール時の設定と比較して大きく設定されている場合は(S53:Yes)、RAM43の条件適合カウントメモリ43aに「1」を加算する(S54)。一方、インストール時の設定と比較して大きく設定されていない場合は(S53:No)、S54の処理をスキップして、S55の処理に移行する。
次に、ハードディスク14にスクリーンリーダソフトがインストールされているかを判定し(S55)、スクリーンリーダソフトがインストールされている場合は(S55:Yes)、RAM43の条件適合カウントメモリ43aに「1」を加算する(S56)。一方、スクリーンリーダソフトがインストールされていない場合は(S55:No)、S56の処理をスキップして、S57の処理に移行する。
次に、スクリーンリーダソフトが実行中であるかを判定し(S57)、スクリーンリーダソフトが実行中である場合は(S57:Yes)、RAM43の条件適合カウントメモリ43aに「1」を加算する(S58)。一方、スクリーンリーダソフトが実行されていない場合は(S57:No)、S58の処理をスキップして、S59の処理に移行する。
そして、RAM43の条件適合カウントメモリ43aに記憶される数値が、「2」を超えているかを判定し(S59)、「2」を超えている場合は(S59:Yes)、図5のフローチャートのS13の処理へ移行する。一方、「2」以下である場合は(S59:No)、図5のフローチャートのS18の処理へ移行する。
この図8(b)のフローチャートに示すメイン処理により、PC41の設定が視覚障害者に適した設定になされている設定数に応じて、アプリケーションソフトXがLCD19に表示する操作画面を設定することができる。
上述したように、本発明の第3の実施形態におけるインストールソフトでは、視覚障害者に利用しやすく設定されている設定数が所定数(例えば、「2」)を超える場合に、PC41の設定が視覚障害者に適した設定になされているとして、UIタイプメモリ14c3に視覚障害者用UIを示すUIタイプが記憶される。従って、アプリケーションソフトXを実行開始すると、LCD19に視覚障害者用UIが表示されるので、視覚障害者は、操作画面を切り替える必要がなく、使い勝手が良い。また、視覚障害者は、スクリーンリーダソフトによって音声化される音声に従って操作を行うことができるので、使い勝手が良い。
一方、視覚障害者に利用しやすく設定されている設定数が所定数(例えば、「2」)未満の場合に、PC41の設定が晴眼者に適した設定になされているとして、UIタイプメモリ14c3に晴眼者用UIを示すUIタイプが記憶される。従って、アプリケーションソフトXを実行開始すると、LCD19に晴眼者用UIが表示されるので、スクリーンリーダソフトを使用しない晴眼者にとっても使い勝手が良い。
以上、実施形態に基づき本発明を説明したが、本発明は上述した実施形態に何ら限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の改良変更が可能であることは容易に推察できるものである。
例えば、上記実施形態では、ハードディスク14にインストールされているスクリーンリーダソフトに適した視覚障害者用インストールUI(−A,−B,−C)を、LCD19に表示しているが、PC1,31,41において実行中のスクリーンリーダソフトに適した視覚障害者用インストールUIを、LCD19に表示しても良い。このようにすれば、ハードディスク14に複数のスクリーンリーダソフトがインストールされている場合でも、操作者が実行して使用するスクリーンリーダソフトに適した視覚障害者用インストールUIが、LCD19に表示されるので、操作者は使い勝手が良い。
また、上記実施形態のアプリケーションソフトXは、スクリーンリーダソフトに適した操作画面(視覚障害者用UI)を、1つしか有していないが、アプリケーションソフトXが、上述したスクリーンリーダソフトA,Bや、一般的なスクリーンリーダソフトに適した視覚障害者用UIをそれぞれ有している場合は、アプリケーションソフトXが各スクリーンリーダソフトに適した視覚障害者用UIを表示する設定になされるようにインストールソフトを構成しても良い。
また、上記実施形態の図7のS42の処理では、特定のキーの押下回数を計数しているが、これらのキーに限定するものではなく、インストールソフトやOSの利用中に良く使用されるキーであれば、どの種類のキーであっても良い。
また、上記実施形態で説明したように、第2の実施形態のメイン処理(図7(b)参照)、第3の実施形態のメイン処理(図8(b)参照)は、それぞれ第1の実施形態のメイン処理(図5参照)のS12の処理を別の処理に置き換えたものであるが、これらの置き換えた処理(S41〜S47の処理、S51〜S59の処理)とS12の処理とを組み合わせた処理を実行しても良い。すなわち、図5のS12の処理で、スクリーンリーダソフトがインストールされていると判定された場合に(S12:Yes)、図7(b)のS41の処理や、図8(b)のS51の処理に移行しても良い。また、図7(b)のS44の処理で、キー入力カウントメモリ33aに記憶されている数値が、「10」を超えている場合に(S44:Yes)、図5のS12の処理や、図8(b)のS51の処理に移行しても良い。また、図8(b)のS59の処理で、RAM43の条件適合カウントメモリ43aに記憶される数値が、「2」を超えていると判定された場合に(S59:Yes)、図5のS12の処理や、図7(b)のS41の処理に移行しても良い。
本発明の第1の実施形態におけるPCの電気的構成を示すブロック図である。 (a)は、視覚障害者用インストールUI−A(−B)の一例を示すイメージ図であり、(b)は、視覚障害者用インストールUI−Cの一例を示すイメージ図である。 晴眼者用インストールUIの一例を示すイメージ図である。 (a)は、視覚障害者用UIの一例を示すイメージ図であり、(b)は、晴眼者用UIの一例を示すイメージ図である。 PCのメイン処理を示すフローチャートである。 (a)は、ダイアログボックスAの一例を示すイメージ図であり、(b)は、PCの読上画面表示処理を示すフローチャートである。 (a)は、本発明の第2の実施形態におけるPCの電気的構成を示すブロック図であり、(b)は、PCのメイン処理を示すフローチャートである。 (a)は、本発明の第3の実施形態におけるPCの電気的構成を示すブロック図であり、(b)は、PCのメイン処理を示すフローチャートである。
符号の説明
1,31,41 PC(コンピュータの一例、情報処理装置の一例)
14b スクリーンリーダソフトメモリ(第1の記憶手段の一例)
14c アプリケーションソフトXメモリ(第2の記憶手段の一例)
17 キーボード(キー入力デバイスの一例、入力手段の一例)
18 マウス(ポインティングデバイスの一例、入力手段の一例)
19 LCD(表示手段の一例)
S12〜20,S31〜S35 表示指定ステップの一例、表示指定手段の一例
S12,S31,S33,S55 第1の検出ステップの一例
S12,S42〜S47,S51〜S59 第1の判定ステップの一例、判定手段の一例
S13,S18 第2の表示ステップの一例
S14 第3の表示ステップの一例
S15 第2の判定ステップの一例
S31,S33 第2の検出ステップの一例
S41 入力取得ステップの一例

Claims (9)

  1. 操作者の操作に応じた入力情報を入力する入力手段が接続され、文字や画像を表示情報として表示手段に表示でき、その表示手段に表示される所定の表示情報を音声化する表示情報音声化プログラムがインストールできるコンピュータに、前記表示情報を含む晴眼者用表示情報と、前記表示情報音声化プログラムによる音声化の対象である表示情報を含む視覚障害者用表示情報とのうち、いずれか一方を前記表示手段に表示する第1の表示ステップを備えたアプリケーションソフトを導入するインストールプログラムであって、
    前記入力手段から前記コンピュータへ入力される入力情報を取得する入力取得ステップと、
    前記アプリケーションソフトが導入される場合に、前記入力取得ステップにより取得される入力情報、または、前記コンピュータの設定情報に基づいて、前記視覚障害者用表示情報を前記表示手段に表示するかを判定する第1の判定ステップと、
    その第1の判定ステップにより前記視覚障害者用表示情報を前記表示手段に表示すると判定された場合に、前記第1の表示ステップが前記視覚障害者用表示情報を前記表示手段に表示するように指定する表示指定ステップとを実行させることを特徴とするインストールプログラム。
  2. 前記表示手段は、文字または画像で形成されるポインタを操作者によって指示された表示位置に表示するものであり、
    前記入力手段は、操作者の操作に応じた入力情報を入力するキーが複数設けられたキー入力デバイス、または、前記ポインタの表示位置を指示し、操作者の操作に応じた入力情報を入力するボタンが設けられたポインティングデバイスにより構成されており、
    前記入力ステップは、前記キー入力デバイス、または、前記ポインティングデバイスから前記コンピュータへ入力される入力情報を取得し、
    前記第1の判定ステップは、前記アプリケーションソフトが導入される場合に前記コンピュータの設定情報、または、前記入力取得ステップにより取得した入力情報に基づいて、前記視覚障害者用表示情報を前記表示手段に表示するかを判定することを特徴とする請求項1記載のインストールプログラム。
  3. 前記アプリケーションソフトの導入を補助する前記表示情報を含む晴眼者用インストール表示情報と、前記アプリケーションソフトの導入を補助し、前記表示情報音声化プログラムによる音声化の対象である表示情報を含む視覚障害者用インストール表示情報とのうち、いずれか一方を前記アプリケーションソフトが導入される場合に前記表示手段に表示する第2の表示ステップを備え、
    前記表示指定ステップは、前記第1の判定ステップにより前記視覚障害者用表示情報を前記表示手段に表示すると判定された場合に、前記第2の表示ステップにより前記視覚障害者用インストール表示情報を前記表示手段に表示させることを特徴とする請求項1または2記載のインストールプログラム。
  4. 前記コンピュータに前記表示情報音声化プログラムがインストールされているかを検出する第1の検出ステップを備え、
    前記第1の判定ステップは、前記第1の検出ステップにより前記コンピュータに前記表示情報音声化プログラムがインストールされていると検出された場合に、前記視覚障害者用表示情報を前記表示手段に表示すると判定することを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載のインストールプログラム。
  5. 前記表示情報音声化プログラムは、複数の種類が存在するとともに、その種類毎に、前記表示手段に表示されている表示情報の中から音声化する表示情報を選定する選定規則が異なり、
    前記コンピュータに何れの種類の前記表示情報音声化プログラムがインストールされているかを検出する第2の検出ステップを備え、
    前記表示指定ステップは、前記第2の検出ステップで検出された種類の表示情報音声化プログラムに応じた視覚障害者用表示情報を、前記第1の表示ステップが前記表示手段に表示するように指定することを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載のインストールプログラム。
  6. 前記表示情報音声化プログラムは、複数の種類が存在するとともに、その種類毎に、前記表示手段に表示されている表示情報の中から音声化する表示情報を選定する選定規則が異なり、
    前記コンピュータに何れの種類の前記表示情報音声化プログラムがインストールされているかを検出する第2の検出ステップを備え、
    前記表示指定ステップは、前記第2の検出ステップで検出された種類の表示情報音声化プログラムに応じた視覚障害者用インストール表示情報を、前記第2の表示ステップにより前記表示手段に表示させることを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載のインストールプログラム。
  7. 前記コンピュータには、操作者の操作に応じた入力情報を入力する入力手段が接続され、
    前記第1の表示ステップが前記晴眼者用表示情報を前記表示手段に表示するように指定する要求を示す要求情報を前記表示手段に表示する第3の表示ステップと、
    前記入力手段から前記コンピュータへ入力される入力情報に基づいて、前記第3の表示ステップにより前記表示手段に表示される前記要求情報の要求が指示されたかを判定する第2の判定ステップとを備え、
    前記表示指定ステップは、前記第1の判定ステップにより視覚障害者用表示情報を前記表示手段に表示すると判定された場合に、前記第3の表示ステップにより前記要求情報を前記表示手段に表示させ、前記第2の判定ステップにより前記要求情報の要求が指示されたと判定された場合に、前記第1の表示ステップが前記晴眼者用表示情報を前記表示手段に表示するように指定することを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載のインストールプログラム。
  8. 前記要求情報は、前記表示情報音声プログラムにより音声化されない表示情報によって構成されていることを特徴とする請求項7記載のインストールプログラム。
  9. 操作者の操作に応じた入力情報を入力する入力手段と、文字や画像を表示情報として表示する表示手段と、その表示手段に表示される所定の表示情報を音声化する表示情報音声化プログラムを記憶する第1の記憶手段と、前記表示情報を含む晴眼者用表示情報と、前記表示情報音声化プログラムによる音声化の対象である表示情報を含む視覚障害者用表示情報とのうち、いずれか一方を前記表示手段に表示する第1の表示ステップを有するアプリケーションソフトを記憶する第2の記憶手段とを備えた情報処理装置であって、
    前記入力手段から前記コンピュータへ入力される入力情報を取得する入力取得手段と、
    前記アプリケーションソフトが導入される場合に、前記入力取得手段により取得される入力情報、または、前記コンピュータの設定情報に基づいて、視覚障害者用表示情報を前記表示手段に表示するかを判定する判定手段と、
    その判定手段により前記視覚障害者用表示情報を前記表示手段に表示すると判定された場合に、前記第1の表示ステップが前記視覚障害者用表示情報を前記表示手段に表示するように指定する表示指定手段とを備えていることを特徴とする情報処理装置。
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