JP2009133981A - 画像判定システム - Google Patents

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Abstract

【課題】ある撮影画像の信頼性を容易に判定することが可能な画像判定システムを提供することを目的とする。
【解決手段】撮像部7と、撮像部7の位置情報を取得する位置情報取得部6と、記録部に記録される地上画像のうち位置情報取得部6により取得された位置情報に対応する所定の地上画像を切り出す地上俯瞰画像作成部11と、撮像部7により撮影された撮影画像に示される第1の特徴部分を取得するとともに、所定の地上画像に示される第2の特徴部分を取得する比較部12と、比較部12により取得された第1及び第2の特徴部分の互いの一致度を算出し、その一致度が所定範囲に入っていると、前記撮影画像が撮影時の場所で撮影された画像であると判定する信頼性判定部13とを備えて画像判定システムを構成する。
【選択図】図1

Description

本発明は、撮影画像の真偽を判定する画像判定システムに関する。
近年、地図のコンテンツにおける位置づけが見直され、ユーザがどこにいるかという情報が重視される中、写真の技術においても、撮影対象物と、撮影場所を関連付ける技術の進歩が著しい。
しかし、これらの関連付けは、必ずしも高い信頼性があるものではなく、ユーザがマニュアルで添付する場合は、思い違いがある場合もあり、GPSなどの機器を利用する場合にも、誤差や、誤動作に対する対策が必要であった。
一方、各種イベントやサービスなどで、対象者に、興味を持たせ、それを継続持続させる仕掛けとして、クイズの形式がある。クイズの出題によって、ユーザに対して所定のテーマに興味を喚起させるとともに、あれこれと回答を模索させて集中と緊張感を経験させることにより、答えが正しかった場合に、大きな達成感を与えることができる。
しかし、こうしたクイズは、質問自体に誤りがあると、まったくユーザの興味をひきつける事ができない。例えば、クイズの質問として、ある場所で撮影された撮影画像に対して、その撮影画像が示す場所がどこであるかをユーザに問う場合、予め用意される答えとしての場所と撮影画像が示す場所とが誤っていると、ユーザの興味をひきつけることができなくなるおそれがある。こうしたクイズを利用して多くの人の注意を喚起させたいというケースは多いが、クイズに信頼性がないと、かえって逆効果になってしまうおそれがある。単純なクイズならそれほどではないが、これらの信頼性を判定するのには、大変な労力を必要としていた。
例えば、インターネットを通じて配信するクイズを、皆で校正するというものがある(例えば、特許文献1参照)。
特開2006−293790号公報
このように、クイズの作成は手間を要するものであって、簡単に管理できるものではないのが現実であり、上述のように、ある撮影画像が示す場所を問うクイズでは、その撮影画像が本当に撮影時の場所で撮影された画像であるかという撮影画像の信頼性を判定するために手間を要していた。
そこで、本発明では、ある撮影画像の信頼性を容易に判定することが可能な画像判定システムを提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために本発明では、以下のような構成を採用した。
すなわち、本発明の画像判定システムは、地上画像を記録する記録手段と、撮像手段と、前記撮像手段の位置情報を取得する位置情報取得手段と、前記記録手段に記録される地上画像のうち前記位置情報取得手段により取得された位置情報に対応する所定の地上画像を切り出す地上画像作成手段と、前記撮像手段により撮影された撮影画像に示される第1の特徴部分を取得するとともに、前記所定の地上画像に示される第2の特徴部分を取得する特徴部分取得手段と、前記特徴部分取得手段により取得された第1及び第2の特徴部分の互いの一致度を算出する一致度算出手段と、前記一致度算出手段により算出された一致度が所定値以上であると、前記撮影画像が撮影時の場所で撮影された画像であると判定する信頼性判定手段とを備える。
また、上記画像判定システムは、前記信頼性判定手段により前記撮影画像が撮影時の場所で撮影された画像であると判定されると、前記撮影画像に示される場所を問うクイズを作成するクイズ作成手段を備えるように構成してもよい。
また、上記画像判定システムにおいて、前記第1及び第2の特徴部分を、地上の物体の高さや幅に関する情報とし、前記撮影画像において隣り合う物体が示されているか否か、又は、前記撮影画像において幅或いは高さの全長を計測することが可能な物体が示されているか否かを判断する判断手段と、前記判断手段により前記撮影画像において隣り合う物体が示されている、又は、前記撮影画像において幅或いは高さの全長を計測することが可能な物体が示されていると判断されると、信頼値に所定値を加算する信頼値算出手段と、前記信頼値算出手段により算出された信頼値を出力する信頼値出力手段とを備えるように構成してもよい。
また、上記画像判定システムは、前記信頼性判定手段により前記撮影画像が撮影時の場所で撮影された画像であると判定されると、前記撮影画像に示される第1の建物の高さと、前記所定の地上画像に示される前記第1の建物に対応する第2の建物の高さとの差に基づいて、前記第1の建物の建造計画の進捗状況を判定する進捗状況判定手段を備えるように構成してもよい。
また、上記画像判定システムにおいて、前記信頼性判定手段により前記撮影画像が撮影時の場所で撮影された画像であると判定されると、前記撮影画像が撮影時の事故現場の状況を確認することが可能な画像である旨を出力する事故現場判定手段を備えるように構成してもよい。
本発明によれば、ある撮影画像の信頼性を容易に判定することができる。
以下、図面を用いて本発明の実施形態を説明する。
図1は、本発明の実施形態の画像判定システムを示す図である。
図1に示す画像判定システム1は、ユーザ2が備える端末装置3と、画像判定サーバ4と、移動しながら地上を撮影することが可能な人工衛星5とを備えて構成されている。
上記端末装置3は、例えば、GPS機能や通信機能を備えるデジタルカメラなどであって、現在の位置情報を取得する位置情報取得部6と、撮像部7とを備えて構成されている。なお、端末装置3は、位置情報取得部6又は撮像部7のどちらか一方を備えて構成されてもよい。このように構成する場合、ユーザ2は、位置情報取得部6を備える端末装置3及び撮像部7を備える端末装置3を備えるものとする。
上記画像判定サーバ4は、画像信号受信部8と、地形データ作成部9と、画像処理部10と、地上俯瞰画像作成部11と、比較部12と、信頼性判定部13とを備えて構成されている。
上記人工衛星5は、図1に示すように、時分割で視点を変えた撮影を行っている。近年では、人工衛星が持つカメラによって撮影されたデジタル画像の分解能が向上し、高精細画像が劣化することなく地上に送られるようになっている。
次に、画像判定サーバ4の動作について説明する。
まず、画像判定サーバ4は、画像信号受信部8において、人工衛星5から送信される撮影画像を示す画像信号を受信する。
次に、画像判定サーバ4は、地形データ作成部9において、画像信号受信部8により受信された画像信号に基づいて、地形データを作成する。
地形データ作成部9は、地形データとして地形(木や山など)や建物(ビルや橋など)の高さ情報を得るところであって、例えば、図2Aに示すように、移動後の人工衛星5とポイント120aを結ぶ直線Aと、移動後の人工衛星5と地上を垂直に結ぶ直線Bとがなす角度がθになるために人工衛星5が移動した距離がL1、図2Bに示すように、移動後の人工衛星5とポイント120bを結ぶ直線Cと、移動後の人工衛星5と地上を垂直に結ぶ直線Bとがなす角度がθになるために人工衛星5が移動した距離がL2になる場合、L2がL1よりも大きいと判断すると、ポイント120bにおいて人工衛星5と地上を垂直に結ぶ直線の距離H2が、ポイント120aにおいて人工衛星5と地上を垂直に結ぶ直線の距離H1よりも長く、ポイント120aの標高がポイント120bの標高よりも高いという高低情報を得ることができる。なお、地形データ作成部9は、ポイント120aからの人工衛星5の移動距離とポイント120bからの人工衛星5の移動距離を等しくして、直線Aと直線Bとがなす角度が、直線Cと直線Bとがなす角度よりも大きいと判断すると、上記ポイント120aの標高がポイント120bの標高よりも高いという高低情報を得るように構成してもよい。
次に、画像判定サーバ4は、画像処理部10において、地形データ作成部9により作成された地形データに基づいて、高低差がつけられた立体的な地形画像を作成し、その立体的な地形画像を不図示の記録部に記録する。
画像処理部10は、例えば、図3Aに示すように、上空から垂直に地形を見たときの立体的な地形画像を作成したり、図3Bに示すように、上空よりも低い視座から地形を見たときの立体的な地形画像を作成したり、図3Cに示すように、地面に立った状態で地形を見たときの立体的な地形画像(地上俯瞰画像)を作成したりする。なお、図3A〜図3Cに示すような立体的な地形画像は、人工衛星5の移動により変化する人工衛星5の撮影画像から推測して作成することもできる。また、飛行機など人工衛星5以外の飛行体により撮影された画像(航空写真など)に基づいて、地上俯瞰画像を作成するように構成してもよい。
次に、画像判定サーバ4は、端末装置3の位置情報取得部6により取得された位置情報を受信し、地上俯瞰画像作成部11において、画像処理部10により作成された地上俯瞰画像のうち、位置情報取得部6により取得された位置情報(緯度や経度など)に対応する地上俯瞰画像を切り出す。
次に、画像判定サーバ4は、端末装置3の撮像部7により撮影された撮影画像を受信し、比較部12において、地上俯瞰画像作成部11により切り出された地上俯瞰画像内の特徴部分及び撮像部7により撮影された撮影画像内の特徴部分を取得する。
比較部12は、例えば、地上俯瞰画像に示される山の高さ及び撮影画像に示される山の高さを計測する。
そして、画像判定サーバ4は、信頼性判定部13において、比較部12により取得された特徴部分に基づいて、撮影画像と地上俯瞰画像との一致度を求め、その一致度が所定範囲以内であると、撮影画像が撮影時の場所で撮影された画像であると判定する。
信頼性判定部13は、例えば、撮影画像に示される山の高さと、地上俯瞰画像に示される山の高さとの差が所定値以下のとき、一致度を50%とする。なお、信頼性判定部13は、ビル同士の高低差など山よりも小さいもの同士の高低差に基づいて一致度を求めるように構成してもよい。
このように、本実施形態の画像判定システム1では、衛星写真や航空写真などを利用して、端末装置3から画像判定サーバ4に送信される撮影画像が撮影時の場所で撮影された画像であるか否かを容易に判定することができる。
図4は、本実施形態の画像判定システムの実施例を示す図である。
図4に示す画像判定システム40は、クイズ作成者41が備える端末装置42と、クイズ作成者43が備える端末装置44と、クイズ作成者45が備える端末装置46と、画像判定サーバ47と、データベース48とを備えて構成されている。
上記端末装置42、44、及び46は、図1に示す端末装置3と同じ構成である。
上記画像判定サーバ47は、場所受信部49と、画像受信部50と、比較部12と、信頼性判定部13と、出題部51と、記録部52とを備えて構成されている。
上記データベース48は、衛星写真や航空写真などに基づいて作成された地上俯瞰画像が蓄積されている。なお、画像判定サーバ47に図1に示す画像信号受信部8、地形データ作成部9、及び画像処理部10を備え、画像処理部10により作成された地上俯瞰画像をデータベース48に蓄積しておいてもよい。また、データベース48は、画像判定サーバ47に備えられていてもよい。
図5は、画像判定サーバ47の動作を説明するためのフローチャートを示す図である。
まず、画像判定サーバ47は、画像受信部50において、端末装置42、44、及び46の少なくとも1つの端末装置から、クイズ作成者により考えられたクイズの質問に使用される画像としての撮影画像を受信したか否かを判断する(ステップS1)。
撮影画像を受信したと判断すると(ステップS1がY)、画像判定サーバ47は、場所受信部49において受信されたクイズの答えを送信した端末装置が、ステップS1において撮影画像を送信した端末装置であるか否かを判断する(ステップS2)。図5に示す例では、端末装置42から画像判定サーバ47に撮影画像として○○駅で撮影された撮影画像及び答えとして「○○駅」が送信され、端末装置44から画像判定サーバ47に撮影画像として△△駅で撮影された撮影画像及び答えとして「△△駅」が送信され、端末装置46から画像判定サーバ47に撮影画像として△△駅で撮影された撮影画像及び答えとして「□□駅」が送信されている。
クイズの答えを送信した端末装置がステップS1において撮影画像を送信した端末装置でないと判断すると(ステップS2がN)、画像判定サーバ47は、ステップS1に戻る。
一方、クイズの答えを送信した端末装置がステップS1において撮影画像を送信した端末装置であると判断すると(ステップS2がY)、画像判定サーバ47は、撮影画像と答えとを記録部52に記録する(ステップS3)。
次に、画像判定サーバ47は、記録部52に記録された答えの場所に対応する地上俯瞰画像をデータベース48に蓄積される地上俯瞰画像から切り出す(ステップS4)。
次に、画像判定サーバ47は、比較部12において、記録部52に記録された撮影画像とステップS4で切り出した地上俯瞰画像とのそれぞれの特徴部分を取得するとともに撮影画像と地上俯瞰画像との一致度や撮影画像の信頼値を算出する(ステップS5)。
次に、画像判定サーバ47は、信頼性判定部13において、ステップS5で算出した一致度が所定範囲に入っているか否かを判定する(ステップS6)。
一致度が所定範囲に入っていると判断すると(ステップS6がY)、画像判定サーバ47は、出題部51において、ネットワーク(インターネットなど)上の所定のサイトに、ステップS1で取得した撮影画像とステップS2で取得した答えとから構成されるクイズを掲載するとともに、ステップS1で取得した撮影画像とステップS2で取得した答えとを対応付けて記録部52に記録する(ステップS7)。例えば、出題部51は、「ここはどこでしょう?」という文章とともにステップS1で取得した撮影画像を上記所定のサイトに掲載する。図5に示す例では、端末装置42、44からそれぞれ送信される撮影画像及び答えにより構成されるクイズが上記所定のサイトに掲載される。
次に、画像判定サーバ47は、出題部51において、ステップS5で算出した信頼値を端末装置に送信したり、上記所定のサイトに掲載する(ステップS8)。信頼値が端末装置に送信される場合、その信頼値は端末装置の表示部に表示される。なお、信頼値が高い場合は、信頼値の代わりに、「あなたの写真の撮り方はとても信頼できます」など信頼値が高い旨のメッセージを端末装置の表示部などに表示させてもよい。
一方、一致度が所定範囲に入っていないと判断すると(ステップS6がN)、画像判定サーバ47は、一致度が所定範囲に入らなかった撮影画像を送信した端末装置に撮影画像に信頼性がない旨の警告メッセージを送信する(ステップS9)。警告メッセージが端末装置に送信される場合、その警告メッセージは端末装置の表示部に表示される。図5に示す例では、端末装置46から送信される撮影画像と端末装置46から送信される答えに対応する地上俯瞰画像との一致度が所定範囲に入らないため、画像判定サーバ47から端末装置46に警告メッセージが送信される。
また、撮影画像を受信していないと判断すると(ステップS1がN)、画像判定サーバ47は、上記所定のサイトに掲載されるクイズの答えがクイズ回答者に入力されたか否かを判断する(ステップS10)。
クイズの答えが入力されていないと判断すると(ステップS10がN)、画像判定サーバ47は、ステップS1に戻る。
一方、クイズの答えが入力されたと判断すると(ステップS10がY)、画像判定サーバ47は、そのクイズに対応する答えを記録部52から読み出し、その読み出した答えと、ステップS10で入力された答えとが一致するか否かを判断する(ステップS11)。
答えが一致すると判断すると(ステップS11がY)、画像判定サーバ47は、入力された答えが正解であることを上記所定のサイトに表示し(ステップS13)、ステップS1に戻る。
一方、答えが一致しないと判断すると(ステップS11がN)、画像判定サーバ47は、入力された答えが不正解であることを上記所定のサイトに表示し(ステップS12)、ステップS1に戻る。
図6は、上記ステップS5における比較部12の具体的な動作を説明するためのフローチャートを示す図である。なお、比較部12は、記録部52に記録された撮影画像に示される所定の建物と、図5のステップS4で切り出した地上俯瞰画像に示される所定の建物とにおいて、撮影画像及び地上俯瞰画像のそれぞれの特徴部分を取得するものとする。
まず、比較部12は、記録部52に記録された撮影画像に示される所定の建物の屋上の形状がフラットであるか否かを判断するとともに、図5のステップS4で切り出した地上俯瞰画像に示される所定の建物の屋上の形状がフラットであるか否かを判断する(ステップS21)。
記録部52に記録された撮影画像に示される所定の建物の屋上の形状がフラットであると判断すると(ステップS21がY)、比較部12は、記録部52に記録された撮影画像に示される所定の建物の屋上の形状がフラットであることを示すデータを記録部52に記録する(ステップS22)。また、図5のステップS4で切り出した地上俯瞰画像に示される所定の建物の屋上の形状がフラットであると判断すると(ステップS21がY)、比較部12は、図5のステップS4で切り出した地上俯瞰画像に示される所定の建物の屋上の形状がフラットであることを示すデータを記録部52に記録する(ステップS22)。
一方、記録部52に記録された撮影画像に示される所定の建物の屋上の形状がフラットでないと判断すると(ステップS21がN)、比較部12は、記録部52に記録された撮影画像に示される所定の建物の屋上の形状がフラットでないことを示すデータを記録部52に記録する(ステップS23)。また、図5のステップS4で切り出した地上俯瞰画像に示される所定の建物の屋上の形状がフラットでないと判断すると(ステップS21がN)、比較部12は、図5のステップS4で切り出した地上俯瞰画像に示される所定の建物の屋上の形状がフラットでないことを示すデータを記録部52に記録する(ステップS23)。
次に、比較部12は、記録部52に記録された撮影画像に示される所定の建物において屋根の色が屋根以外の部分の色と同じであるか否かを判断するとともに、図5のステップS4で切り出した地上俯瞰画像に示される所定の建物において屋根の色が屋根以外の部分の色と同じであるか否かを判断する(ステップS24)。
記録部52に記録された撮影画像に示される所定の建物において屋根の色が屋根以外の部分の色と同じであると判断すると(ステップS24がY)、比較部12は、記録部52に記録された撮影画像に示される所定の建物において屋根の色が屋根以外の部分の色と同じであることを示すデータを記録部52に記録する(ステップS25)。また、図5のステップS4で切り出した地上俯瞰画像に示される所定の建物において屋根の色が屋根以外の部分の色と同じであると判断すると(ステップS24がY)、比較部12は、図5のステップS4で切り出した地上俯瞰画像に示される所定の建物において屋根の色が屋根以外の部分の色と同じであることを示すデータを記録部52に記録する(ステップS25)。
一方、記録部52に記録された撮影画像に示される所定の建物において屋根の色が屋根以外の部分の色と同じでないと判断すると(ステップS24がN)、比較部12は、記録部52に記録された撮影画像に示される所定の建物において屋根の色が屋根以外の部分の色と別であることを示すデータを記録部52に記録する(ステップS26)。また、図5のステップS4で切り出した地上俯瞰画像に示される所定の建物において屋根の色が屋根以外の部分の色と同じでないと判断すると(ステップS24がN)、比較部12は、図5のステップS4で切り出した地上俯瞰画像に示される所定の建物において屋根の色が屋根以外の部分の色と別であることを示すデータを記録部52に記録する(ステップS26)。
次に、比較部12は、記録部52に記録された撮影画像に示される所定の建物の隣に別の建物が有るか否かを判断する(ステップS27)。
記録部52に記録された撮影画像に示される所定の建物の隣に別の建物が有ると判断すると(ステップS27がY)、比較部12は、記録部52に撮影画像と対応付けられて記録される信頼値に1を加算する(ステップS28)。
次に、比較部12は、記録部52に記録された撮影画像に示される所定の建物の高さと隣の建物の高さとの差ΔHを計測するとともに、図5のステップS4で切り出した地上俯瞰画像に示される所定の建物の高さと隣の建物の高さとの差ΔHを計測し、それぞれのΔHを記録部52に記録する(ステップS29)。例えば、比較部12は、図7Aに示すように、所定の建物70の高さと隣の建物71の高さとの差ΔHを計測する。
次に、比較部12は、記録部52に記録された撮影画像に示される所定の建物と隣の建物との間隔ΔWを計測するとともに、図5のステップS4で切り出した地上俯瞰画像に示される所定の建物と隣の建物との間隔ΔWを計測し、それぞれのΔWを記録部52に記録する(ステップS30)。例えば、比較部12は、図7Aに示すように、所定の建物70と隣の建物71との間隔ΔWを計測する。
次に、比較部12は、ΔW/ΔHを算出し、その算出結果を記録部52に記録する(ステップS31)。
次に、比較部12は、記録部52に記録された撮影画像に示される所定の建物の幅及び高さを計測することができるか否かを判断する(ステップS32)。なお、ステップS27において記録部52に記録された撮影画像に示される所定の建物の隣に建物がないと判断すると、比較部12は、ステップS32に進む。
記録部52に記録された撮影画像に示される所定の建物の幅及び高さを計測することができないと判断すると(ステップS32がN)、比較部12は、図5のステップS6に進む。
一方、記録部52に記録された撮影画像に示される所定の建物の幅及び高さを計測することができると判断すると(ステップS32がY)、比較部12は、上記信頼値に1を加算する(ステップS33)。
次に、比較部12は、記録部52に記録された撮影画像に示される所定の建物の幅Wを計測するとともに、図5のステップS4で切り出した地上俯瞰画像に示される所定の建物の幅Wを計測し、それぞれのWを記録部52に記録する(ステップS34)。例えば、比較部12は、図7Aに示すように、所定の建物70の幅Wを計測する。
次に、比較部12は、記録部52に記録された撮影画像に示される所定の建物の高さH1を計測するとともに、図5のステップS4で切り出した地上俯瞰画像に示される所定の建物の高さH1を計測し、それぞれのH1を記録部52に記録する(ステップS35)。例えば、比較部12は、図7Aに示すように、所定の建物70の高さH1を計測する。
次に、比較部12は、W/H1を算出し、その算出結果を記録部52に記録し、図5のステップS6に進む(ステップS36)。
なお、図6に示す比較部12の動作では、屋上の形状、屋根の色、隣り合う建物同士の高低差や間隔、所定の建物の幅や高さの順番でデータを取得する構成であるが、それらのデータを取得する順番は特に限定されない。また、それらのデータのうち少なくとも1つのデータを用いて撮影画像と地上俯瞰画像との一致度を算出するように構成してもよい。
そして、画像判定サーバ47の信頼性判定部13は、ステップS6において、記録部52に記録される屋上形状がフラットか否かを示すデータや屋根の色が屋根以外の部分の色と同じか否かを示すデータに基づいて、記録部52に記録された撮影画像と図5のステップS4で切り出した地上俯瞰画像との一致度を求め、その一致度が所定範囲に入っていればステップS7に進み、一致度が所定範囲に入っていなければステップS9に進む。
例えば、信頼性判定部13は、ステップS6において、記録部52に記録された撮影画像に示される所定の建物の屋上がフラットであり、かつ、図5のステップS4で切り出した地上俯瞰画像に示される所定の建物の屋上もフラットであると、一致度を0%から25%にする。また、同様に、信頼性判定部13は、ステップS6において、記録部52に記録された撮影画像に示される所定の建物の屋上がフラットでなく、かつ、図5のステップS4で切り出した地上俯瞰画像に示される所定の建物の屋上もフラットでないと、一致度を0%から25%にする。
次に、信頼性判定部13は、記録部52に記録された撮影画像に示される所定の建物において屋根の色が屋根以外の部分の色と同じであり、かつ、図5のステップS4で切り出した地上俯瞰画像に示される所定の建物の屋根の色も屋根以外の部分の色と同じであると、一致度を25%から50%にする。また、同様に、信頼性判定部13は、記録部52に記録された撮影画像に示される所定の建物において屋根の色が屋根以外の部分の色と同じでなく、かつ、図5のステップS4で切り出した地上俯瞰画像に示される所定の建物の屋根の色も屋根以外の部分の色と同じでないと、一致度を25%から50%にする。
次に、信頼性判定部13は、記録部52に記録された撮影画像に示される所定の建物に対応するΔW/ΔHと、図5のステップS4で切り出した地上俯瞰画像に示される所定の建物に対応するΔW/ΔHとの差が所定値以下であると、一致度を50%から75%にする。
次に、信頼性判定部13は、記録部52に記録された撮影画像に示される所定の建物に対応するW/H1と、図5のステップS4で切り出した地上俯瞰画像に示される所定の建物に対応するW/H1との差が所定値以下であると、一致度を75%から100%にする。
そして、画像判定サーバ47の出題部51は、最終的な一致度が50%〜100%の範囲に入っていれば図5のステップS7及びステップS8の動作を行い、最終的な一致度が50%〜100%の範囲に入っていなければ図5のステップS9の動作を行う。
これにより、撮影画像に示される場所がどこであるかを問うクイズを作成する場合、そのクイズにおいて、予め用意される答えと、撮影画像が示す場所とが一致しているかを検証することができる。
なお、上記実施例は、本実施形態の画像判定システムをクイズに使用される画像の信頼性を判定する場合に適用した例であるが、図7Bに示すように、本実施形態の画像判定システムを、建物の建造計画の進捗状況を判定する場合に適用してもよい。
例えば、信頼性判定部13により撮影画像が撮影時の場所で撮影された画像であると判定されると、記録部52に記録された撮影画像に示される所定の建物70及び隣の建物71におけるΔW/ΔHと、所定の建物70の全体の建造計画における上記タイミングの建造計画のΔW/ΔHとの差に基づいて、所定の建物70の建造計画の進捗状況を判定する進捗状況判定部を画像判定システム1に備えるように構成してもよい。
また、図7Cに示すように、本実施形態の画像判定システムを、撮影画像が事故現場で撮影された画像であるかを判定する場合に適用してもよい。
例えば、信頼性判定部13により撮影画像が撮影時の場所で撮影された画像であると判定されると、撮影画像が撮影時の事故現場の状況を確認することが可能な画像である旨を出力する事故現場判定部を画像判定システム1に備えるように構成してもよい。
このように、本実施形態の画像判定システムは、建物の建造計画の進捗状況の判定や事故現場で撮影された撮影画像の真偽判定に適用することができる。
本発明の実施形態の画像判定システムを示す図である。 高低情報の取得方法を説明するための図である。 高低情報の取得方法を説明するための図である。 上空から垂直に地形を見たときの立体的な地形画像を示す図である。 上空よりも低い視座から地形を見たときの立体的な地形画像を示す図である。 地面に立った状態で地形を見たときの立体的な地形画像を示す図である。 本実施形態の画像判定システムの実施例を示す図である。 画像判定サーバの動作を説明するためのフローチャートである。 比較部の動作を説明するためのフローチャートである。 撮影画像の一例を示す図である。 撮影画像の一例を示す図である。 撮影画像の一例を示す図である。
符号の説明
1 画像判定システム
2 ユーザ
3 端末装置
4 画像判定サーバ
5 人工衛星
6 位置情報取得部
7 撮像部
8 画像信号受信部
9 地形データ作成部
10 画像処理部
11 地上俯瞰画像作成部
12 比較部
13 信頼性判定部
40 画像判定システム
41 クイズ作成者
42 端末装置
43 クイズ作成者
44 端末装置
45 クイズ作成者
46 端末装置
47 画像判定サーバ
48 データベース
49 場所受信部
50 画像受信部
51 出題部
52 記録部
70 所定の建物
71 隣の建物

Claims (5)

  1. 地上画像を記録する記録手段と、
    撮像手段と、
    前記撮像手段の位置情報を取得する位置情報取得手段と、
    前記記録手段に記録される地上画像のうち前記位置情報取得手段により取得された位置情報に対応する所定の地上画像を切り出す地上画像作成手段と、
    前記撮像手段により撮影された撮影画像に示される第1の特徴部分を取得するとともに、前記所定の地上画像に示される第2の特徴部分を取得する特徴部分取得手段と、
    前記特徴部分取得手段により取得された第1及び第2の特徴部分の互いの一致度を算出する一致度算出手段と、
    前記一致度算出手段により算出された一致度が所定値以上であると、前記撮影画像が撮影時の場所で撮影された画像であると判定する信頼性判定手段と、
    を備えることを特徴とする画像判定システム。
  2. 請求項1に記載の画像判定システムであって、
    前記信頼性判定手段により前記撮影画像が撮影時の場所で撮影された画像であると判定されると、前記撮影画像に示される場所を問うクイズを作成するクイズ作成手段を備える、
    ことを特徴とする画像判定システム。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の画像判定システムであって、
    前記第1及び第2の特徴部分は、地上の物体の高さや幅に関する情報であり、
    前記撮影画像において隣り合う物体が示されているか否か、又は、前記撮影画像において幅或いは高さの全長を計測することが可能な物体が示されているか否かを判断する判断手段と、
    前記判断手段により前記撮影画像において隣り合う物体が示されている、又は、前記撮影画像において幅或いは高さの全長を計測することが可能な物体が示されていると判断されると、信頼値に所定値を加算する信頼値算出手段と、
    前記信頼値算出手段により算出された信頼値を出力する信頼値出力手段と、
    を備えることを特徴とする画像判定システム。
  4. 請求項1に記載の画像判定システムであって、
    前記信頼性判定手段により前記撮影画像が撮影時の場所で撮影された画像であると判定されると、前記撮影画像に示される第1の建物の高さと、前記所定の地上画像に示される前記第1の建物に対応する第2の建物の高さとの差に基づいて、前記第1の建物の建造計画の進捗状況を判定する進捗状況判定手段を備える、
    ことを特徴とする画像判定システム。
  5. 請求項1に記載の画像判定システムであって、
    前記信頼性判定手段により前記撮影画像が撮影時の場所で撮影された画像であると判定されると、前記撮影画像が撮影時の事故現場の状況を確認することが可能な画像である旨を出力する事故現場判定手段を備える、
    ことを特徴とする画像判定システム。
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