JP2009133944A - レンズ駆動装置、レンズ鏡筒、撮像装置及び可動レンズ枠の位置出し方法 - Google Patents

レンズ駆動装置、レンズ鏡筒、撮像装置及び可動レンズ枠の位置出し方法 Download PDF

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Abstract

【課題】可動レンズ枠の位置出しを簡易に行うことを課題とする。
【解決手段】モータ23のロータ23a結合された第1の雄ネジ部材62と、前記第1の雄ネジ部材62のネジ溝60aと異なる種類のネジ溝60bを有する少なくとも1つ以上の第2の雄ネジ部材63とが同軸上に位置すると共に接着により結合されて、前記第1及び第2の雄ネジ部材62、63が一体化されて回転する接合雄ネジ部材60と、前記接合雄ネジ部材60に螺合して前記接合雄ネジ部材60の回転により光軸方向OBに移動する雌ネジ部材53c、56cを有する複数の可動レンズ枠53、56とを備える。
【選択図】図8

Description

本発明はレンズ駆動装置、レンズ鏡筒、撮像装置及び可動レンズ枠の位置出し方法の技術分野に関する。詳しくは、可動レンズ枠の位置出しを簡易に行う技術に関する。
特許文献1では、複数種類のネジ溝が形成された雄ネジ部材によって、該雄ネジ部材に螺合する複数の雌ネジ部材を介して複数のレンズ枠を移動させるレンズ駆動装置について報告されている。
特許文献1に示された構成を採用することによって、単一の雄ねじ部材を回転させることによって、複数のレンズ枠をそれぞれ各別の軌跡に従って移動させることが出来、複数のレンズ枠を移動させるための駆動装置の構成を単純化することが出来る。
特開2007−86139号公報
ところで、特許文献1に示された構成においては、雄ネジ部材に対して雌ネジ部材を螺合させる際には、光学設計によって定められた軌跡をレンズが移動するように螺合位置の位置出しを行う必要がある。このような螺合位置の位置出しが正確に行われていないと、複数のレンズ枠の間で相対位置のずれが生じ、レンズの正確な駆動制御を行うことが出来なくなる。
前記したような事情があるにもかかわらず、特許文献1には、雌ネジ部材の雄ネジ部材に対する螺合位置の位置出しについての記載はない。
前記した螺合位置の位置出しを行うためには、鏡筒内に専用の位置調整機構や専用の冶具等が必要となり、鏡筒の大型化や格別の部品の製造に伴うコストアップなどの問題が生じる。
そこで、本発明は前記した問題点に鑑み、可動レンズ枠の位置出しを簡易に行うことを課題とする。
本発明の一実施形態によるレンズ駆動装置は、前記課題を解決するために、モータのロータに結合された第1の雄ネジ部材と、前記第1の雄ネジ部材のネジ溝と異なる種類のネジ溝を有する少なくとも1つ以上の第2の雄ネジ部材とが同軸上に位置すると共に接着により結合されて、前記第1及び第2の雄ネジ部材が一体化されて回転する接合雄ネジ部材と、前記接合雄ネジ部材に螺合して前記接合雄ネジ部材の回転により光軸方向に移動する雌ネジ部材を有する複数の可動レンズ枠とを備える。
別の本発明の一実施形態によるレンズ駆動装置は、前記課題を解決するために、モータのロータに結合された第1の雄ネジ部材と、前記第1の雄ネジ部材のネジ溝と異なる種類のネジ溝を有する少なくとも1つ以上の第2の雄ネジ部材とが同軸上に位置すると共にトルクリミッタを介して結合されて、前記第1及び第2の雄ネジ部材が一体化されて回転する接合雄ネジ部材と、前記接合雄ネジ部材に螺合して前記接合雄ネジ部材の回転により光軸方向に移動する雌ネジ部材を有する複数の可動レンズ枠とを備える。
本発明の一実施形態によるレンズ鏡筒は、前記課題を解決するために、モータのロータに結合された第1の雄ネジ部材と、前記第1の雄ネジ部材のネジ溝と異なる種類のネジ溝を有する少なくとも1つ以上の第2の雄ネジ部材とが同軸上に位置すると共に接着により結合されて、前記第1及び第2の雄ネジ部材が一体化されて回転する接合雄ネジ部材と、前記接合雄ネジ部材に螺合して前記接合雄ネジ部材の回転により光軸方向に移動する雌ネジ部材を有する複数の可動レンズ枠とを有するレンズ駆動装置と、前記可動レンズ枠に支持される可動レンズ群を含む複数のレンズ群を有する撮像レンズとを備える。
別の本発明の一実施形態によるレンズ鏡筒は、前記課題を解決するために、モータのロータに結合された第1の雄ネジ部材と、前記第1の雄ネジ部材のネジ溝と異なる種類のネジ溝を有する少なくとも1つ以上の第2の雄ネジ部材とが同軸上に位置すると共にトルクリミッタを介して結合されて、前記第1及び第2の雄ネジ部材が一体化されて回転する接合雄ネジ部材と、前記接合雄ネジ部材に螺合して前記接合雄ネジ部材の回転により光軸方向に移動する雌ネジ部材を有する複数の可動レンズ枠とを有するレンズ駆動装置と、前記可動レンズ枠に支持される可動レンズ群を含む複数のレンズ群を有する撮像レンズとを備える。
本発明の一実施形態による撮像装置は、前記課題を解決するために、モータのロータに結合された第1の雄ネジ部材と、前記第1の雄ネジ部材のネジ溝と異なる種類のネジ溝を有する少なくとも1つ以上の第2の雄ネジ部材とが同軸上に位置すると共に接着により結合されて、前記第1及び第2の雄ネジ部材が一体化されて回転する接合雄ネジ部材と、前記接合雄ネジ部材に螺合して前記接合雄ネジ部材の回転により光軸方向に移動する雌ネジ部材を有する複数の可動レンズ枠とを有するレンズ駆動装置と、前記可動レンズ枠に支持される可動レンズ群を含む複数のレンズ群を有する撮像レンズと、前記撮像レンズにより形成された光学像を電気的信号に変換する撮像素子とを備える。
別の本発明の一実施形態による撮像装置は、前記課題を解決するために、モータのロータに結合された第1の雄ネジ部材と、前記第1の雄ネジ部材のネジ溝と異なる種類のネジ溝を有する少なくとも1つ以上の第2の雄ネジ部材とが同軸上に位置すると共にトルクリミッタを介して結合されて、前記第1及び第2の雄ネジ部材が一体化されて回転する接合雄ネジ部材と、前記接合雄ネジ部材に螺合して前記接合雄ネジ部材の回転により光軸方向に移動する雌ネジ部材を有する複数の可動レンズ枠とを有するレンズ駆動装置と、前記可動レンズ枠に支持される可動レンズ群を含む複数のレンズ群を有する撮像レンズと、前記撮像レンズにより形成された光学像を電気的信号に変換する撮像素子とを備える。
本発明の一実施形態による可動レンズ枠の位置出し方法は、前記課題を解決するために、モータのロータに結合された第1の雄ネジ部材と、前記第1の雄ネジ部材のネジ溝と異なる種類のネジ溝を有する少なくとも1つ以上の第2の雄ネジ部材とが同軸上に位置すると共に接着により結合されて、前記第1及び第2の雄ネジ部材が一体化されて回転する接合雄ネジ部材と、前記接合雄ネジ部材に螺合して前記接合雄ネジ部材の回転により光軸方向に移動する雌ネジ部材を有する複数の可動レンズ枠とを備えたレンズ駆動装置における可動レンズ枠の位置出し方法であって、前記第1の雄ねじ部材と第2の雄ねじ部材とを接着する前に、前記モータを駆動して前記第1の雄ねじ部材のみを回転させて、前記第1の雄ねじ部材に螺合した雌ねじ部材を有する第1の可動レンズ枠の位置出しを行う第1の工程と、前記第1の雄ねじ部材を回転しないようにロックした状態で、前記第2の雄ねじ部材を回転させて前記第2の雄ねじ部材に螺合した雌ねじ部材を有する第2の可動レンズ枠の位置出しを行う第2の工程と、前記第1の雄ねじ部材と前記第2の雄ねじ部材とを接着する第3の工程とを備える。
別の本発明の一実施形態による可動レンズ枠の位置出し方法は、前記課題を解決するために、モータのロータに結合された第1の雄ネジ部材と、前記第1の雄ネジ部材のネジ溝と異なる種類のネジ溝を有する少なくとも1つ以上の第2の雄ネジ部材とが同軸上に位置すると共にトルクリミッタを介して結合されて、前記第1及び第2の雄ネジ部材が一体化されて回転する接合雄ネジ部材と、前記接合雄ネジ部材に螺合して前記接合雄ネジ部材の回転により光軸方向に移動する雌ネジ部材を有する複数の可動レンズ枠とを備えたレンズ駆動装置における可動レンズ枠の位置出し方法であって、前記モータを駆動して前記接合雄ねじ部材を回転させて、前記第2の雄ねじ部材に螺合した雌ねじ部材を有する第2の可動レンズ枠の位置出しを行う第1の工程と、前記第2の雄ねじ部材を回転しないようにロックした状態で、モータを駆動して前記第1の雄ねじ部材のみを回転させて、前記第1の雄ねじ部材に螺合した雌ねじ部材を有する第1の可動レンズ枠の位置出しを行う第2の工程とを備える。
本発明よれば、可動レンズ枠の位置出しを行う際に、第1の雄ネジ部材と第2の雄ネジ部材とが必要に応じて独立に回転する。
以下に、本発明レンズ駆動装置、レンズ鏡筒、撮像装置及び可動レンズ枠の位置出し方法を実施するための最良の形態を図面を参照して説明する。なお、図示した最良の形態は、本発明をデジタルスチルカメラ(撮像装置)に関して適用したものである。
まず、本発明の第1の最良の形態について説明する。
図1に本発明を適用した撮像装置であるデジタルスチルカメラ10の外観及び内部構成の一例の概要を示す。なお、図1はデジタルスチルカメラ10を被写体側から見た斜視図である。
変倍可能な折曲撮像光学系を備えたレンズ鏡筒20がカメラ外筐11内の被写体側から見て右側に縦に配置され、前記折曲撮像光学系の物体側端がカメラ外筐11の前面に設けられた開口11aから被写体側を臨んで配置されている。なお、前記開口11aは図示しないレンズバリアによって開閉されるようになっている。
前記カメラ外筐11前面の前記開口11aの左横には補助光発光窓11bが形成され、該補助光発光窓11bの後方にストロボ発光部等の補助光発光ユニット12が配置されている。その他に、電池13、カード型の外部メモリ14がカメラ外筐11内に配置され、これら、電池13及び外部メモリ14は図示しない蓋体を開閉して着脱可能なように構成されている。
カメラ外筐11の上面にはメインスイッチ15、シャッターレリーズボタン16が配置されている。メインスイッチ15はカメラを動作状態と非動作状態に切り替えるスイッチであり、メインスイッチ15により動作状態に切り替えられると、図示しないレンズバリアが前記開口11aを開く共に、各部の動作が開始される。また、メインスイッチ15により非動作状態に切り替えられると、図示しないレンズバリアが前記開口11aを閉じると共に、各部の動作を終了させる。また、前記シャッターレリーズボタン16が1段階押し込まれるとカメラの撮影準備動作、すなわち、焦点合わせ動作や測光動作が行われ、さらに押し込まれると、露光動作が行われる。
本カメラ外筐11の背面には、LCD(Liquid Crystal Display)或いは有機EL(Electro Luminescence)等で構成され、画像やその他文字情報等を表示する画像表示部17が配置されている。また、図示していないが、ズームアップ、ズームダウンを行うズーム釦、撮影した画像を再生する再生釦、画像表示部17上に各種のメニューを表示させるメニュー釦、表示されたメニューから所望の機能を選択する選択釦等の操作部材が配置されている。同様に、図示しないが、外部入出力端子、ストラップ取り付け部、三脚座等を備えている。
また、カメラ外筐11内には各種電子部品が搭載された図示しない回路基板が配置され、各部の駆動及び制御を行うようになっている。
図2はカメラ10の回路構成30の一例を示すブロック図である。
カメラ10は、レンズ鏡筒20と、制御装置の中心的役割を果す映像記録/再生回路部31と、該映像記録/再生回路部31を駆動するためのプログラムメモリやデータメモリその他のRAM(Random Access Memory)やROM(Read Only Memory)等を有する内蔵メモリ32と、撮影された映像等を所定の信号に処理する映像信号処理部33と、撮影された映像等を表示する画像表示部17と、記憶容量を拡大する外部メモリ14と、レンズ鏡筒20を駆動制御するレンズ鏡筒制御部34等を備えている。
映像記録/再生回路部31は、例えば、マイクロコンピュータ(CPU(Central Processing Unit))を有する演算回路等を備えて構成されている。この映像記録/再生回路部31に、内蔵メモリ32と映像信号処理部33とレンズ鏡筒制御部34とモニタ駆動部35と2つのインタフェース(I/F)37、38が接続されている。映像信号処理部33は、レンズ鏡筒20に取り付けられたCCD(Charge Coupled Device)やCMOS(Complementary Metal-Oxide Semiconductor)等の固体撮像素子から成る撮像素子40に増幅器36を介して接続されている。そして、前記増幅器36からの出力が映像信号処理部33で所定の映像信号に処理されて映像記録/再生回路部31に入力される。
画像表示部17は、モニタ駆動部35を介して映像記録/再生回路部31に接続されている。第1のインタフェース(I/F)37にはコネクタ37aが接続されており、このコネクタ37aに外部メモリ14が着脱自在に接続可能とされている。また、第2のインタフェース(I/F)38には、外部機器接続端子38aが接続されている。そして、レンズ鏡筒制御部34には、レンズ鏡筒20のレンズを駆動制御するレンズ駆動部34aと、レンズ鏡筒20のレンズの移動量等を検出する位置センサ34bが接続されている。
被写体の像がレンズ鏡筒20のレンズ系に入力されて撮像素子40の結像面に結像されると、その画像信号が増幅器36を介して映像信号処理部33に入力される。この映像信号処理部33で所定の映像信号に処理された信号が映像記録/再生回路部31に入力される。これにより、映像記録/再生回路部31から被写体の像に対応した信号がモニタ駆動部35、内蔵メモリ32又は外部メモリ14に出力される。その結果、モニタ駆動部35を介して画像表示部17に被写体の像に対応した画像が表示され、又は、必要により情報信号として内蔵メモリ32若しくは外部メモリ14に記録される。
図3はレンズ駆動装置を備えたレンズ鏡筒20のユニット状態の概略斜視図である。
レンズ鏡筒20の筐体である主胴21と蓋部材22によって形成された空間内には、後述する複数のレンズ群が配置され、複数のレンズ群のうち移動可能な3つの可動レンズ群を移動させる、第1のモータ23及び第2のモータ24を備えている。主胴21の下端部には撮像素子40が支持されており、該撮像素子40と図示しない回路基板とがフレキシブルプリント基板25によって接続されている。上端部には後に説明するズームレンズ50の最も物体側に位置したレンズ51aが光軸OAを被写体に向けて配置されている。
前記第1のモータ23及び第2のモータ24は、例えば、ステッピングモータであり、前記レンズ駆動部34aによって個々に制御及び駆動されるようになっている。
図4はレンズ鏡筒20に配置された変倍可能な折り曲げ撮像光学系から成るズームレンズ50を折り曲げ前及び折り曲げ後の2つの光軸OA、OBを含む面で切断して示す断面図である。図5はズーミング時の各レンズ群の移動線図である。
第1レンズ群51は、光軸をOAとし被写体に向けて配置されたレンズ51aと光軸OAを略直角方向に折り曲げる反射部材であるプリズム51bと、プリズム51bにより折り曲げられた光軸OBを光軸として配置されたレンズ51cにより構成されている。この第1レンズ群51は、主胴21に固定された固定レンズ群である。
第2レンズ群52は第1の可動レンズ枠53に組み込まれていて、変倍時に第1の可動レンズ枠53と共に、一体的に移動する可動レンズ群である。
第3レンズ群54は主胴21に固定されていて、変倍時に移動しない固定レンズ群である。
第4レンズ群55は第2の可動レンズ枠56に組み込まれていて、変倍時に第2の可動レンズ枠56と共に一体的に移動する可動レンズ群である。
第5レンズ群57は可動レンズ枠58に組み込まれていて、変倍時に可動レンズ枠58と共に一体的に移動する可動レンズ群である。
第6レンズ群59は主胴21に固定されていて、変倍時に移動しない固定レンズ群である。
前記第6レンズ群59と撮像素子40との間に赤外光カットフィルタ及びオプチカルローパスフィルタを積層した光学フィルタFLが主胴21に固定されている。さらに、絞りシャッタユニットSが第3レンズ群54の物体側で主胴21に固定されている。
図5に示すように、第1レンズ群51、第3レンズ群54及び第6レンズ群59は固定レンズ群であり、第2レンズ群52、第4レンズ群55及び第5レンズ群57はワイド端(W)からテレ端(T)の間で光軸OB上を図5に図示の如く移動してズーミングが行われる。第2レンズ群52及び第4レンズ群55はズームポジションとレンズ群移動量が比例関係となっており、直線的に移動する。なお、第5レンズ群57はズーミングで移動した位置からさらに移動してフォーカシングも行うようになっている。
図6はレンズ駆動装置を備えたレンズ鏡筒20の主胴21の内部構造の概略を示す図である。同図は図3に示すレンズ鏡筒20から蓋部材22を外し、説明を簡略にするため最良の形態に係るレンズ駆動装置をレンズ鏡筒20の外側に配置して模式的に示したものである。
図6に示すように、レンズ鏡筒20の内部には、第2レンズ群52を支持する第1の可動レンズ枠53に一体的に形成されたスリーブ53a、第4レンズ群55を支持する第2の可動レンズ枠56に一体的に形成されたスリーブ56a及び第5レンズ群57を支持する可動レンズ枠58に一体的に形成された回転阻止部58bを貫通したガイド軸26が光軸OBに平行に設けられている。さらに、第2レンズ群52を支持する第1の可動レンズ枠53に一体的に形成された回転阻止部53b、第4レンズ群55を支持する第2の可動レンズ枠56に一体的に形成された回転阻止部56b、第5レンズ群57を支持する可動レンズ枠58に一体的に形成されたスリーブ58aを貫通したガイド軸27が光軸OBと平行に設けられている。これにより、第2レンズ群52を支持する第1の可動レンズ枠53、第4レンズ群55を支持する第2の可動レンズ枠56及び第5レンズ群57を支持する可動レンズ枠58は、ガイド軸26、27に沿って光軸OB方向に移動可能とされている。なお、前記各スリーブ53a、56a、58aはガイド軸26、27と摺動可能に嵌合している。
前記スリーブ53a、スリーブ56a、スリーブ58aには、リードスクリュー60、70と螺合し、リードスクリュー60、70の回転によりガイド軸26、27に沿って光軸OB方向に移動される雌ネジ部材53c、56c、58cが、それぞれ係合支持されている。
第1のモータ23の回転軸の延長線上に接合雄ネジ部材であるリードスクリュー60が配置されている。このリードスクリュー60には、1本の軸にピッチとネジの進み方向が異なる第1のネジ溝60a、第2のネジ溝60bが形成されている。この第1、第2のネジ溝60a、60bはそれぞれ別体に形成された2つの雄ネジ部材に形成されいて、この2つの雄ネジ部材はモータ駆動時には接合され一体化して回転する。前記2つ雄ネジ部材の接合による一体化の構成については後述する。
雌ネジ部材53cはリードスクリュー60の第1のネジ溝60aと螺合し、雌ネジ部材56cはリードスクリュー60の第2のネジ溝60bと螺合している。そして、リードスクリュー60の回転により、雌ネジ部材53c、56cがそれぞれリードスクリュー60の各ネジ溝60a、60bに送られて光軸OB方向に移動され、従って、これら雌ネジ部材53c、56cが係合している可動レンズ枠53、56が光軸OB方向に移動されることになる。
これにより、ユーザーのズーム釦操作に応じて、第2レンズ群52と第4レンズ群55とは、第1のモータ23の所定の方向への回転により、異なる移動量で第3レンズ群54に双方から接近し、第1のモータ23の逆方向への回転により、異なる移動量で共に第3レンズ群54から離間するように移動する。
一方、雌ネジ部材58cは、第2のモータ24により回転されるリードスクリュー70に螺合し、リードスクリュー70の回転により移動され、従って、この雌ネジ部材58cと係合している可動レンズ枠58が光軸OB方向に移動させる。これにより、ユーザーのズーム釦操作に応じて、第5レンズ群57は第2のモータ24の所定の方向への回転により第4レンズ群55に近づくように移動し、第2のモータ24の逆方向への回転により第4レンズ群55から離間するように移動する。
これにより、第2レンズ群52、第4レンズ群55、第5レンズ群57を、図5に示すワイド端(W)〜テレ端(T)の移動線図に従って移動させることができる。
主胴21内の前端寄りの位置と後端寄りの位置にそれぞれフォトインタラプタ81、82が配置されている。フォトインタラプタ81、82は、可動レンズ枠53、58に形成された遮蔽手段53d、58dの有無の切り替わり位置を検出することにより可動レンズ枠53、58の位置決めのための初期位置を検出するものである。
また、第2レンズ群52を支持する第1の可動レンズ枠53の後面(像側面)に可動側メカ端53eが形成され、第4レンズ群55を支持する第2の可動レンズ枠56の前面(物体側面)に可動側メカ端56dが形成されている。そして、主胴21には前記可動側メカ端53e、56dに対応した固定側メカ端83、84が形成されている。
前記初期位置を基準にして第1のモータ23、第2のモータ24の回転方向及び回転量をそれぞれ独立に制御し、各レンズ群の位置制御が行われるようになっている。なお、各可動レンズ枠の初期位置の検出は、フォトリフレクタによって行ってもよい。
図7は第2レンズ群52を支持する第1の可動レンズ枠53とリードスクリュー60との結合状態を示す図である。同図は、第1の可動レンズ枠53を像面側から見た図である。
同図に示すように、第1の可動レンズ枠53にはスリーブ53aと回転阻止部53bが一体的に形成され、スリーブ53aにはガイド軸26が嵌合し、回転阻止部53bにはガイド軸27が係合し、光軸OB方向に移動可能になっている。さらに、スリーブ53aには雌ネジ部材53cが組み付けられており、該雌ネジ部材53cは第1のモータ23によって回転されるリードスクリュー60と螺合している。リードスクリュー60の回転により、雌ネジ部材53cがリードスクリュー60に沿って移動され、これにより第1の可動レンズ枠53は光軸OB方向に移動する。
なお、第2の可動レンズ枠56とリードスクリュー60との関係、可動レンズ枠58とリードスクリュー70との関係についても同様の構成となっている。
図8は第1のモータ23の回転中心及びリードスクリュー60の回転中心に沿う断面図である。また、図9は図8の拡大IX矢視図である。
支持枠61の両端に形成された支持片61a、61b間にリードスクリュー60が回転可能に支持されている。リードスクリュー60は、2つの雄ネジ部材62、63が接合された、すなわち、接合雄ネジ部材として構成されている。第1の雄ネジ部材62は支持枠61の一方の支持片61aを貫通して支持されており、支持片61aから他方の支持片61bの方へと突出した部分の外周面には第1のネジ溝60aが形成され、また、第1の雄ネジ部材62には支持片61b側の端面に開口した有底穴62aが形成されている。前記有底穴62aの開口端部には他の部分より内径が大きくされた大径部62bが形成されている。第1の雄ネジ部材62の基端部、すなわち、前記開口端と反対側の端部62cは他の部分より外径が小さい小径部とされ、該小径部62cの端面には小さな突起62dが形成されている。前記支持片61aから支持片61bと反対側へ突出した支持基部61cの突出端に支持片61aと対向するように形成された支持片61dに形成された支持孔61eに第1の雄ネジ部材62の基端部62cが回転可能に支持されている。前記支持片61dには板バネ61fの一端が支持され、該板バネ61fの先端が第1の雄ネジ部材62の基端部62cに形成された突起62dに弾接され、これによって、リードスクリュー60のスラスト方向のガタ取りが為されるようになっている。
前記第1の雄ネジ部材62の支持片61aと61dとの間に位置した部分の外周面には永久磁石からなるロータ23aが固定され、また、前記ロータ23aの周囲に位置して励磁コイルを含むステータ23bが支持枠61の支持基部61cに固定され、前記ロータ23aとステータ23bとによって第1のモータ23が構成される。
第2の雄ネジ部材63は半分強の部分63a(以下、「嵌合部」という)が第1の雄ネジ部材62の有底穴62a内に回転可能な状態で嵌合され、これによって、2つの雄ネジ部材62、63が同軸上に位置する。前記嵌合部63aの両端寄りの部分の外周面には全周に亘って延びる突出量が小さく、且つ、突出端がアール(R)面とされた突条63bが形成され、該突条63bが前記有底穴62aの内周面に接触し、これによって、第1の雄ネジ部材62の有底穴62aと第2の雄ネジ部材63の嵌合部63aとの相対回転時の摩擦が小さくなり、また、両雄ネジ部材62、63の回転時の軸ぶれが小さくなるようにしてある。なお、前記嵌合部63aの先端が前記有底穴62aの底面に接触している。
第2の雄ネジ部材63の前記有底穴62aから突出している部分が螺軸部63cとされ、該螺軸部63cの外周面の大部分に第2のネジ溝60bが形成されている。なお、前記ネジ溝60aと60bとはネジの巻き方向及びピッチが異なって形成されいる。例えば、第1のネジ溝60aは右ネジで形成され、第2のネジ溝60bは左ネジで形成されている。従って、第1のモータ23側から見てリードスクリュー60を反時計回り方向に回転させると、雌ネジ部材53cは第1のネジ溝60aに送られて第3レンズ群54の方向に移動し、第2レンズ群52を第3レンズ群54方向に移動させ、雌ネジ部材56cは第2のネジ溝60bに送られて第3レンズ群54の方向に移動し、第4レンズ群55を第3レンズ群54の方向に移動させる。
また、前記螺軸部63cの先端面には、手動で第2の雄ネジ部材63を回転させることを得る手段として、係合溝63dが形成され、そして、前記螺軸部63cの先端部63eが支持枠61の支持片61bに軸受64を介して回転可能に支持されている。
そして、第1の雄ネジ部材62の有底穴62aの開口端部に形成された大径部62bと第2の雄ネジ部材63の嵌合部63aとの間にできた空隙内に接着剤65が充填され、これによって、第1の雄ネジ部材62と第2の雄ネジ部材63とが接着により接合され、第1のモータ23の駆動により第1の雄ネジ部材62と第2の雄ネジ部材63とが一体的に回転する接合雄ネジ部材であるリードスクリュー60が構成される。
前記したレンズ鏡筒20において、各可動レンズ群52、55、57を図5に示すワイド端(W)〜テレ端(T)の移動線図に従って移動させるためには、各雌ネジ部材53c、56c、58cがリードスクリュー60、70の所定の位置に正確に螺合されていることが必要である。リードスクリュー70には第5レンズ群57の雌ネジ部材58cのみが螺合されているので、その螺合位置合わせは容易であるが、リードスクリュー60には2つの雌ネジ部材53c、56cが螺合されているので、これの螺合位置合わせには工夫を要する。
そこで、雌ネジ部材53c、56cのリードスクリュー60との螺合位置合わせ、すなわち、第1の可動レンズ枠53及び第2の可動レンズ枠56の位置出しについて、図10乃至図14を参照して説明する。図10乃至図13は第1のモータ23により移動させられる第1の可動レンズ枠53及び第2の可動レンズ枠56とその周辺の部分を抜き出して図示したものである。また、図14は第1の可動レンズ枠53及び第2の可動レンズ枠56の位置出し方法の各工程を示すフローチャート図である。
まず、第1の雄ネジ部材62と第2の雄ネジ部材63とが接着されていない状態で、図10に示すように、リードスクリュー60の第1の雄ネジ部材62に第1の可動レンズ枠53の雌ネジ部材53cを螺合し、また、第2の雄ネジ部材63に第2の可動レンズ枠56の雌ネジ部材56cを螺合する(図14のステップ1)。この場合の螺合位置は適当であってよい。
ついで、第1のモータ23を回転させて、第1の可動レンズ枠53を第3レンズ群54の方へ移動させる(ステップ2)。ここでは、第1の雄ネジ部材62の回転は第2の雄ネジ部材63に伝わることがないので、第2の可動レンズ枠56は移動しない。
図11に示すように、第1の可動レンズ枠53に設けられた可動側メカ端53eが主胴21に設けられた固定側メカ端83に当接して、第1の可動レンズ枠53の移動が停止し、同時にモータ23がロックして回転が停止する(ステップ3)。ここまでで、第1の可動レンズ枠53の位置出しを行う第1の工程が完了する。
第2の雄ネジ部材63の先端の係合溝63dに、例えば、マイナスドライバーの先端を係合させて、第2の雄ネジ部材63を回転させて、図12に示すように、第2の可動レンズ枠56を、可動側メカ端56dが固定側メカ端84に当接するまで移動させる(ステップ4)。なお、この第1の最良の形態では、第2の雄ネジ部材63を手動で回転させる手段としてマイナスドライバーの先端と係合する係合溝63dを設けたが、第2の雄ネジ部材63を手動回転させる手段が係合溝63dに限られないことはもちろんである。ここで第2の可動レンズ枠56の位置出しを行う第2の工程が完了する。
以上のようにして、第1の可動レンズ枠53及び第2の可動レンズ枠5の位置出しが成される。
そこで、図8に示すように、第1の雄ネジ部材62と第2の雄ネジ部材63とを接着剤65によって接着して接合一体化する(ステップ5)。ここで、2つの雄ネジ部材62、63を接着によって接合一体化する第3の工程が完了する。
最後に、第1のモータ23を反転回転させてロック状態を解除する(ステップ6)。
以上のようにして、第1の最良の形態における第1及び第2の可動レンズ枠53、56の位置出しが行われる。
次に、第2の最良の形態について説明する。
なお、第2の最良の形態は、第1の最良の形態と比較して、リードスクリューの構成が異なるのみである。従って、リードスクリューについて詳細に説明し、他の部分については、第1の最良の形態の同様の部分に付した符号と同じ符号を用いて説明し、詳細な説明は省略する。
図14は第1のモータ123の回転中心及びリードスクリュー160の回転中心に沿う断面図である。
支持枠161の両端に形成された支持片161a、161b間にリードスクリュー160が回転可能に支持されている。リードスクリュー160は、2つの雄ネジ部材162、163が接合された、すなわち、接合雄ネジ部材として構成されている。第1の雄ネジ部材162は支持枠161の一方の支持片161aを貫通して支持されており、支持片161aから他方の支持片161bの方へと突出した部分の外周面には第1のネジ溝160aが形成され、また、第1の雄ネジ部材62には両端に貫通した貫通孔162aが形成されている。前記貫通孔162aの基端部には他の部分より内径が大きくされた大径部162bが形成されている。そして、前記大径部162bは蓋部材165によって閉塞され、該蓋部材165の外側端面には小突起165aが形成されている。
前記支持片161aから支持片161bと反対側へ突出した支持基部161cの突出端に支持片161aと対向するように形成された支持片161dに形成された支持孔161eに第1の雄ネジ部材162の基端部に固定された蓋部材165が回転可能に支持されている。前記支持片161dには板バネ161fの一端が支持され、該板バネ161fの先端が第1の雄ネジ部材162の基端部に固定された蓋部材165の小突起165aに弾接され、これによって、リードスクリュー160のスラスト方向のガタ取りが為されるようになっている。
前記第1の雄ネジ部材162の支持片161aと161dとの間に位置した部分の外周面には永久磁石からなるロータ123aが固定され、また、前記ロータ123aの周囲に位置して励磁コイルを含むステータ123bが支持枠161の支持基部161cに固定され、前記ロータ123aとステータ123bとによって第1のモータ123が構成される。
第2の雄ネジ部材163はほぼ半分の部分163a(以下、「嵌合部」という)が第1の雄ネジ部材162の貫通孔162a内に回転可能な状態で嵌合され、これによって、2つの雄ネジ部材162、163が同軸上に位置する。前記嵌合部163aの端部には他の部分より外径の大きい大径部163bが形成され、該大径部163bは前記貫通孔162aの大径部162b内に位置している。
前記嵌合部163aの大径部162bを除いた部分の両端寄りの部分の外周面には全周に亘って延びる突出量が小さく、且つ、突出端がアール(R)面とされた突条163cが形成され、該突条163cが前記貫通孔162aの内周面に接触し、これによって、第1の雄ネジ部材162の貫通孔162aと第2の雄ネジ部材163の嵌合部163aとの相対回転時の摩擦が小さくなり、また、両雄ネジ部材162、163の回転時の軸ぶれが小さくなるようにしてある。
第2の雄ネジ部材163の前記貫通孔162aから突出している部分が螺軸部163dとされ、該螺軸部163dの外周面の大部分に第2のネジ溝160bが形成されている。なお、前記ネジ溝160aと160bとはネジの巻き方向及びピッチが異なって形成されいる。例えば、第1のネジ溝160aは右ネジで形成され、第2のネジ溝160bは左ネジで形成されている。従って、第1のモータ123側から見てリードスクリュー160を反時計回り方向に回転させると、雌ネジ部材53cは第1のネジ溝160aに送られて第3レンズ群54の方向に移動し、第2レンズ群52を第3レンズ群54方向に移動させ、雌ネジ部材56cは第2のネジ溝160bに送られて第3レンズ群54の方向に移動し、第4レンズ群55を第3レンズ群54の方向に移動させる。また、前記螺軸部163cの先端部163eが支持枠161の支持片161bに軸受164を介して回転可能に支持されている。
前記第1の雄ネジ部材162の貫通孔162aの大径部162bの段差面と第2の雄ネジ部材163の大径部163bの段差面との間には摩擦部材166が配置され、且つ、前記大径部163bと蓋部材165との間には圧縮コイルバネ167が縮設されている。この圧縮コイルバネ167によって第2の雄ネジ部材163の大径部163bの段差面が第1の雄ネジ部材162の大径部162bの段差面に摩擦部材166を介して押しつけられる。前記摩擦部材166は摩擦係数の高いシート材等であって、前記2つの段差面の一方又は双方に固定されている。そして、前記摩擦部材166及び圧縮コイルバネ167によってトルクリミッタが構成される。従って、第2の雄ネジ部材163にかかる負荷が小さいときは、第1のモータ123の回転によって、第1の雄ネジ部材162が回転すると、摩擦部材166を介して第1の雄ネジ部材162の回転が第2の雄ネジ部材163に伝達され、2つの雄ネジ部材162、163が一体的に回転する。そして、第2の雄ネジ部材163にかかる負荷が一定の値を超えると、摩擦部材166に滑りが生じ、第1の雄ネジ部材162のみが回転することになる。すなわち、前記摩擦部材166と圧縮コイルバネ167とによる回転への抵抗力はモータ123の回転トルク以下とされている。
そこで、雌ネジ部材53c、56cのリードスクリュー160との螺合位置合わせ、すなわち、第1の可動レンズ枠53及び第2の可動レンズ枠56の位置出しについて、図10、図12、図15及び図16を参照して説明する。図16は第1の可動レンズ枠53及び第2の可動レンズ枠56の位置出し方法の各工程を示すフローチャート図である。なお、図10、図12には第2の最良の形態に付した符号を括弧を付して示す。
まず、図10に示すように、リードスクリュー160の第1の雄ネジ部材162に第1の可動レンズ枠53の雌ネジ部材53cを螺合し、また、第2の雄ネジ部材163に第2の可動レンズ枠56の雌ネジ部材56cを螺合する(図16のステップ1)。この時、最初に第2の可動レンズ枠56の可動側メカ端56dが固定側メカ端84に当接し、次いで、第1の可動レンズ枠53の可動側メカ端53eが固定側メカ端83に当接するように、各雌ネジ部材53c、56cの各雄ネジ部材162、163に対する螺合位置の大凡の位置合わせを行う必要がある(図16のステップ1)。
次いで、モータ123を回転させ、第1の可動レンズ枠53及び第2の可動レンズ枠56を、それぞれ第3レンズ群54に近づくように移動させる(ステップ2)。
上記したように、モータ123の回転により、第1の可動レンズ枠53及び第2の可動レンズ枠56が第3レンズ群54に近づいていき、そして、ステップ1でそれぞれの雌ネジ部材53c、56cの雄ネジ部材162、163に対する大凡の螺合位置合わせがされているため、先ず第2の可動レンズ枠56の可動側メカ端56dが固定側メカ端84に当接するが、モータ123は同方向へ回転を継続させる(ステップ3)。これが、第2の可動レンズ枠56の位置出しを行う第1の工程である。モータ123が回転を継続しても、可動側メカ端56dと固定側メカ端84との当接によって第2の可動レンズ枠56は同方向への移動が阻止されるため、該第2の可動レンズ枠56に支持されている雌ネジ部材56cは第2の雄ネジ部材163に沿って移動することが出来ず、従って、第2の雄ネジ部材163の回転がロックされる。そのため、第1の雄ネジ部材162と第2の雄ネジ部材163との間を摩擦接合している摩擦部材166に滑りが生じ、第1の雄ネジ部材162のみが回転を継続する。そのため、今度は第1の可動レンズ枠53のみが第3レンズ群54の方へ向かって移動を継続する。
そして、第3レンズ群54の方へ移動して行った第1の可動レンズ枠53はその可動側メカ端53eが固定側メカ端83に当接して移動を停止し、そこで、モータ123もロックして停止する(ステップ4)。これによって、第1の可動レンズ枠53の位置出しが行われ、第2の工程が完了する。
以上のようにして、第1の可動レンズ枠53及び第2の可動レンズ枠56の位置出しが成される。
そこで、モータ123を反転させ、モータ123のロック状態を解除する(ステップ5)。
以上のようにして、第1の最良の形態における第1及び第2の可動レンズ枠53、56の位置出しが行われる。
以上に記載したように、第1の最良の形態にかかるレンズ駆動装置は、モータ23のロータ23aに結合された第1の雄ネジ部材62と、前記第1の雄ネジ部材62のネジ溝60aと異なる種類のネジ溝60bを有する少なくとも1つ以上の第2の雄ネジ部材63とが同軸上に位置すると共に接着により結合されて、前記第1及び第2の雄ネジ部材62、63が一体化されて回転する接合雄ネジ部材60と、前記接合雄ネジ部材60に螺合して前記接合雄ネジ部材60の回転により光軸方向OBに移動する雌ネジ部材53c、56cを有する複数の可動レンズ枠53、56とを備える。
第2の最良の形態にかかるレンズ駆動装置は、モータ123のロータ123aに結合された第1の雄ネジ部材162と、前記第1の雄ネジ部材162のネジ溝160aと異なる種類のネジ溝160bを有する少なくとも1つ以上の第2の雄ネジ部材163とが同軸上に位置すると共にトルクリミッタ(166、167)を介して結合されて、前記第1及び第2の雄ネジ部材162、163が一体化されて回転する接合雄ネジ部材160と、前記接合雄ネジ部材160に螺合して前記接合雄ネジ部材160の回転により光軸方向OBに移動する雌ネジ部材を有する複数の可動レンズ枠53、56とを備える。
第1の最良の形態にかかるレンズ鏡筒は、モータ23のロータ23aに結合された第1の雄ネジ部材62と、前記第1の雄ネジ部材62のネジ溝60aと異なる種類のネジ溝60bを有する少なくとも1つ以上の第2の雄ネジ部材63とが同軸上に位置すると共に接着により結合されて、前記第1及び第2の雄ネジ部材62、63が一体化されて回転する接合雄ネジ部材60と、前記接合雄ネジ部材60に螺合して前記接合雄ネジ部材60の回転により光軸方向OBに移動する雌ネジ部材53c、56cを有する複数の可動レンズ枠53、56とを有するレンズ駆動装置と、前記可動レンズ枠53、56に支持される可動レンズ群52、55を含む複数のレンズ群51、54、57、59を有する撮像レンズ50とを備える。
第2の最良の形態にかかるレンズ鏡筒は、モータ123のロータ123aに結合された第1の雄ネジ部材162と、前記第1の雄ネジ部材162のネジ溝160aと異なる種類のネジ溝160bを有する少なくとも1つ以上の第2の雄ネジ部材163とが同軸上に位置すると共にトルクリミッタ(166、167)を介して結合されて、前記第1及び第2の雄ネジ部材162、163が一体化されて回転する接合雄ネジ部材160と、前記接合雄ネジ部材160に螺合して前記接合雄ネジ部材160の回転により光軸方向OBに移動する雌ネジ部材53c、56cを有する複数の可動レンズ枠53、56とを有するレンズ駆動装置と、前記可動レンズ枠53、56に支持される可動レンズ群52、55を含む複数のレンズ群51、54、57、59を有する撮像レンズ50とを備える。
第1の最良の形態にかかる撮像装置は、モータ23のロータ23aに結合された第1の雄ネジ部材62と、前記第1の雄ネジ部材62のネジ溝60aと異なる種類のネジ溝60bを有する少なくとも1つ以上の第2の雄ネジ部材63とが同軸上に位置すると共に接着により結合されて、前記第1及び第2の雄ネジ部材62、63が一体化されて回転する接合雄ネジ部材60と、前記接合雄ネジ部材60に螺合して前記接合雄ネジ部材60の回転により光軸OB方向に移動する雌ネジ部材53c、56cを有する複数の可動レンズ枠53、56とを有するレンズ駆動装置と、前記可動レンズ枠53、56に支持される可動レンズ群52、55を含む複数のレンズ群51、54、57、59を有する撮像レンズ50と、前記撮像レンズ50により形成された光学像を電気的信号に変換する撮像素子40とを備える。
第2の最良の形態にかかる撮像装置は、モータ123のロータ123aに結合された第1の雄ネジ部材162と、前記第1の雄ネジ部材162のネジ溝160aと異なる種類のネジ溝160bを有する少なくとも1つ以上の第2の雄ネジ部材163とが同軸上に位置すると共にトルクリミッタ(166、167)を介して結合されて、前記第1及び第2の雄ネジ部材162、163が一体化されて回転する接合雄ネジ部材160と、前記接合雄ネジ部材160に螺合して前記接合雄ネジ部材160の回転により光軸方向OBに移動する雌ネジ部材53c、56cを有する複数の可動レンズ枠53、56とを有するレンズ駆動装置と、前記可動レンズ枠53、56に支持される可動レンズ群52、55を含む複数のレンズ群51、54、57、59を有する撮像レンズ50と、前記撮像レンズ50により形成された光学像を電気的信号に変換する撮像素子40とを備える。
第1の最良の形態にかかる可動レンズ枠の位置出し方法は、モータ23のロータ23aに結合された第1の雄ネジ部材62と、前記第1の雄ネジ部材62のネジ溝60aと異なる種類のネジ溝60bを有する少なくとも1つ以上の第2の雄ネジ部材63とが同軸上に位置すると共に接着により結合されて、前記第1及び第2の雄ネジ部材62、63が一体化されて回転する接合雄ネジ部材60と、前記接合雄ネジ部材60に螺合して前記接合雄ネジ部材60の回転により光軸方向OBに移動する雌ネジ部材53c、56cを有する複数の可動レンズ枠53、56とを備えたレンズ駆動装置における可動レンズ枠53、56の位置出し方法であって、前記第1の雄ねじ部材62と第2の雄ねじ部材63とを接着する前に、前記モータ23を駆動して前記第1の雄ねじ部材62のみを回転させて、前記第1の雄ねじ部材62に螺合した雌ねじ部材53cを有する第1の可動レンズ枠53の位置出しを行う第1の工程と、前記第1の雄ねじ部材62を回転しないようにロックした状態で、前記第2の雄ねじ部材63を回転させて前記第2の雄ねじ部材63に螺合した雌ねじ部材56cを有する第2の可動レンズ枠56の位置出しを行う第2の工程と、前記第1の雄ねじ部材62と前記第2の雄ねじ部材63とを接着する第3の工程とを有する。
第2の最良の形態にかかる可動レンズ枠の位置出し方法は、モータ123のロータ123aに結合された第1の雄ネジ部材162と、前記第1の雄ネジ部材162のネジ溝160aと異なる種類のネジ溝160bを有する少なくとも1つ以上の第2の雄ネジ部材163とが同軸上に位置すると共にトルクリミッタ(166、167)を介して結合されて、前記第1及び第2の雄ネジ部材162、163が一体化されて回転する接合雄ネジ部材160と、前記接合雄ネジ部材160に螺合して前記接合雄ネジ部材160の回転により光軸方向OBに移動する雌ネジ部材53c、56cを有する複数の可動レンズ枠53、56とを備えたレンズ駆動装置における可動レンズ枠53、56の位置出し方法であって、前記モータ123を駆動して前記接合雄ねじ部材160を回転させて、前記第2の雄ねじ部材163に螺合した雌ねじ部材56cを有する第2の可動レンズ枠56の位置出しを行う第1の工程と、前記第2の雄ねじ部材163を回転しないようにロックした状態で、モータ123を駆動して前記第1の雄ねじ部材162のみを回転させて、前記第1の雄ねじ部材162に螺合した雌ねじ部材53cを有する第1の可動レンズ枠53の位置出しを行う第2の工程とを備える。
従って、本発明にあっては、以下のような利点を有する。
第1及び第2の最良の形態共に、 鏡筒を大型化することなく、また部品点数を大幅に増やすことなく、簡易な構成及び手段によって雄ネジ部材と雌ネジ部材との螺合位置出し、すなわち、可動レンズ枠の位置出しを行うことができる。
第1及び第2の最良の形態共に、それぞれ別体で出来た第1と第2の雄ネジ部材は、光軸方向の嵌合長を大きく確保して接合する構成が可能であるため、両部材の同軸精度が高くなり、モータの駆動性能が安定する。
第1の最良の形態では、第2の雄ネジ部材の端面に外部から手動回転可能な形状を形成することによって、ネジ溝面を手で触ることなく容易に第2の雄ネジ部材を回転させることができる。
第2の最良の形態では、レンズ鏡胴の本来の構成要素であるモータに通電して1方向へ回転させるだけで、手作業による調整工程を行うことなく、自動的に短時間に正確な可動レンズ枠の位置出しを行うことができる。
第1及び第2の最良の形態共に、 部品、組み付けのバラツキがあっても、精度良く雄ネジ部材と雌ネジ部材の螺合位置出しすなわち、可動レンズ枠の位置出しを行うことができる。
なお、前記した各最良の形態において示した各部の形状及び構造乃至手順は、何れも本発明を実施するに際して行う具体化の一例を示したものにすぎず、これらによって、本発明の技術的範囲が限定的に解釈されるものではない。
図面は本発明の最良の形態を示すものであり、本図は撮像装置の一例の内部の部品配置例を示す概略斜視図である。 撮像装置の回路構成の一例を示すブロック図である。 レンズ鏡筒をほぼ前方から見た概略斜視図である。 レンズ鏡筒を折り曲げられた2つの光軸を含む平面で切断して示す概略縦断面図である。 各レンズ群のワイド端とテレ端との間の移動軌跡を示す移動線図である。 レンズ鏡筒の内部構造を簡略化して示す構造図である。 第2レンズ群を支持した第1の可動レンズ枠を像面側から見た概略図である。 第1の最良の形態にかかるレンズ駆動装置の要部を示す断面図である。 図8の拡大IX矢視図である。 第1及び第2の最良の形態において、接合雄ネジ部材に2つの可動レンズ枠に設けられた雌ネジ部材を螺合させた状態を示す要部の概略断面図である。 第1の形態において、第1の可動レンズ枠の位置出しが為された状態を示す要部の概略断面図である。 第1及び第2の最良の形態において、2つの可動レンズ枠の位置出しが完了した状態を示す要部の概略断面図である。 可動レンズ枠の位置出しの第1の最良の形態における手順を示すフローチャート図である。 第2の最良の形態にかかるレンズ駆動装置の要部を示す断面図である。 第2の最良の形態において、第2の可動レンズ枠の位置出しが為された状態を示す要部の概略断面図である。 可動レンズ枠の位置出しの第2の最良の形態における手順を示すフローチャート図である。
符号の説明
10…デジタルスチルカメラ(撮像装置)、20…レンズ鏡筒、23…第1のモータ(モータ)、23a…ロータ、40…撮像素子、50…ズームレンズ(撮像レンズ)、51…第1レンズ群(レンズ群)、52…第2レンズ群(可動レンズ群)、53…可動レンズ枠(第1の可動レンズ枠)、53c…雌ネジ部材、54…第3レンズ群(レンズ群)、55…第4レンズ群(可動レンズ群)、56…可動レンズ枠(第2の可動レンズ枠)、56c…雌ネジ部材、57…第5レンズ群(可動レンズ群)、59…第6レンズ群(レンズ群)、60…リードスクリュー(接合雄ネジ部材)、60a…第1のネジ溝(ネジ溝)、60b…第2のネジ溝(ネジ溝)、62…第1の雄ネジ部材、63…第2の雄ネジ部材、123…第1のモータ(モータ)、123a…ロータ、160…リードスクリュー(接合雄ネジ部材)、160a…第1のネジ溝(ネジ溝)、160b…第2のネジ溝(ネジ溝)、162…第1の雄ネジ部材、163…第2の雄ネジ部材、166(摩擦部材)・167(圧縮コイルバネ)…トルクリミッッタ

Claims (8)

  1. モータのロータに結合された第1の雄ネジ部材と、前記第1の雄ネジ部材のネジ溝と異なる種類のネジ溝を有する少なくとも1つ以上の第2の雄ネジ部材とが同軸上に位置すると共に接着により結合されて、前記第1及び第2の雄ネジ部材が一体化されて回転する接合雄ネジ部材と、
    前記接合雄ネジ部材に螺合して前記接合雄ネジ部材の回転により光軸方向に移動する雌ネジ部材を有する複数の可動レンズ枠とを備えた
    ことを特徴とするレンズ駆動装置。
  2. モータのロータに結合された第1の雄ネジ部材と、前記第1の雄ネジ部材のネジ溝と異なる種類のネジ溝を有する少なくとも1つ以上の第2の雄ネジ部材とが同軸上に位置すると共にトルクリミッタを介して結合されて、前記第1及び第2の雄ネジ部材が一体化されて回転する接合雄ネジ部材と、
    前記接合雄ネジ部材に螺合して前記接合雄ネジ部材の回転により光軸方向に移動する雌ネジ部材を有する複数の可動レンズ枠とを備えた
    ことを特徴とするレンズ駆動装置。
  3. モータのロータに結合された第1の雄ネジ部材と、前記第1の雄ネジ部材のネジ溝と異なる種類のネジ溝を有する少なくとも1つ以上の第2の雄ネジ部材とが同軸上に位置すると共に接着により結合されて、前記第1及び第2の雄ネジ部材が一体化されて回転する接合雄ネジ部材と、前記接合雄ネジ部材に螺合して前記接合雄ネジ部材の回転により光軸方向に移動する雌ネジ部材を有する複数の可動レンズ枠とを有するレンズ駆動装置と、
    前記可動レンズ枠に支持される可動レンズ群を含む複数のレンズ群を有する撮像レンズとを備えた
    ことを特徴とするレンズ鏡筒。
  4. モータのロータに結合された第1の雄ネジ部材と、前記第1の雄ネジ部材のネジ溝と異なる種類のネジ溝を有する少なくとも1つ以上の第2の雄ネジ部材とが同軸上に位置すると共にトルクリミッタを介して結合されて、前記第1及び第2の雄ネジ部材が一体化されて回転する接合雄ネジ部材と、前記接合雄ネジ部材に螺合して前記接合雄ネジ部材の回転により光軸方向に移動する雌ネジ部材を有する複数の可動レンズ枠とを有するレンズ駆動装置と、
    前記可動レンズ枠に支持される可動レンズ群を含む複数のレンズ群を有する撮像レンズとを備えた
    ことを特徴とするレンズ鏡筒。
  5. モータのロータに結合された第1の雄ネジ部材と、前記第1の雄ネジ部材のネジ溝と異なる種類のネジ溝を有する少なくとも1つ以上の第2の雄ネジ部材とが同軸上に位置すると共に接着により結合されて、前記第1及び第2の雄ネジ部材が一体化されて回転する接合雄ネジ部材と、前記接合雄ネジ部材に螺合して前記接合雄ネジ部材の回転により光軸方向に移動する雌ネジ部材を有する複数の可動レンズ枠とを有するレンズ駆動装置と、
    前記可動レンズ枠に支持される可動レンズ群を含む複数のレンズ群を有する撮像レンズと、
    前記撮像レンズにより形成された光学像を電気的信号に変換する撮像素子とを備えた
    ことを特徴とする撮像装置。
  6. モータのロータに結合された第1の雄ネジ部材と、前記第1の雄ネジ部材のネジ溝と異なる種類のネジ溝を有する少なくとも1つ以上の第2の雄ネジ部材とが同軸上に位置すると共にトルクリミッタを介して結合されて、前記第1及び第2の雄ネジ部材が一体化されて回転する接合雄ネジ部材と、前記接合雄ネジ部材に螺合して前記接合雄ネジ部材の回転により光軸方向に移動する雌ネジ部材を有する複数の可動レンズ枠とを有するレンズ駆動装置と、
    前記可動レンズ枠に支持される可動レンズ群を含む複数のレンズ群を有する撮像レンズと、
    前記撮像レンズにより形成された光学像を電気的信号に変換する撮像素子とを備えた
    ことを特徴とする撮像装置。
  7. モータのロータに結合された第1の雄ネジ部材と、前記第1の雄ネジ部材のネジ溝と異なる種類のネジ溝を有する少なくとも1つ以上の第2の雄ネジ部材とが同軸上に位置すると共に接着により結合されて、前記第1及び第2の雄ネジ部材が一体化されて回転する接合雄ネジ部材と、前記接合雄ネジ部材に螺合して前記接合雄ネジ部材の回転により光軸方向に移動する雌ネジ部材を有する複数の可動レンズ枠とを備えたレンズ駆動装置における可動レンズ枠の位置出し方法であって、
    前記第1の雄ねじ部材と第2の雄ねじ部材とを接着する前に、前記モータを駆動して前記第1の雄ねじ部材のみを回転させて、前記第1の雄ねじ部材に螺合した雌ねじ部材を有する第1の可動レンズ枠の位置出しを行う第1の工程と、
    前記第1の雄ねじ部材を回転しないようにロックした状態で、前記第2の雄ねじ部材を回転させて前記第2の雄ねじ部材に螺合した雌ねじ部材を有する第2の可動レンズ枠の位置出しを行う第2の工程と、
    前記第1の雄ねじ部材と前記第2の雄ねじ部材とを接着する第3の工程とを有する
    ことを特徴とする可動レンズ枠の位置出し方法。
  8. モータのロータに結合された第1の雄ネジ部材と、前記第1の雄ネジ部材のネジ溝と異なる種類のネジ溝を有する少なくとも1つ以上の第2の雄ネジ部材とが同軸上に位置すると共にトルクリミッタを介して結合されて、前記第1及び第2の雄ネジ部材が一体化されて回転する接合雄ネジ部材と、前記接合雄ネジ部材に螺合して前記接合雄ネジ部材の回転により光軸方向に移動する雌ネジ部材を有する複数の可動レンズ枠とを備えたレンズ駆動装置における可動レンズ枠の位置出し方法であって、
    前記モータを駆動して前記接合雄ねじ部材を回転させて、前記第2の雄ねじ部材に螺合した雌ねじ部材を有する第2の可動レンズ枠の位置出しを行う第1の工程と、
    前記第2の雄ねじ部材を回転しないようにロックした状態で、モータを駆動して前記第1の雄ねじ部材のみを回転させて、前記第1の雄ねじ部材に螺合した雌ねじ部材を有する第1の可動レンズ枠の位置出しを行う第2の工程とを備えた
    ことを特徴とする可動レンズ枠の位置出し方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2012103555A (ja) * 2010-11-11 2012-05-31 Olympus Imaging Corp 撮像装置
CN103123432A (zh) * 2011-11-17 2013-05-29 奥林巴斯映像株式会社 摄像装置

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