JP2009133186A - 扉の開閉機構 - Google Patents

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Abstract

【課題】扉の中途開位置で収納物の有無が確認できる。自動的に開いた扉が付近にいる人に当らない。
【解決手段】収納装置1を複数並べて構成した集合収納装置2である。各収納装置1を、主体を構成する収納装置本体3と、収納装置本体3の開口部4の縁部に設けた係止部5を有する係止具6と、開口部4の縁部に枢支部7により回動自在に連結されて前記開口部4を遮蔽自在とした扉9と、扉9に設けられ扉9を閉じた時に前記係止部5に係止する被係止部8とを備えて構成する。収納装置1に、係止部5と被係止部8との係止を解除した際に扉9を開かせようとする駆動部10を設ける。駆動部10から作用する力で扉9が開く時に閉位置から全開位置までの間の設定された中途開位置で扉9を停止させるための規制手段11を設ける。規制手段11による扉9の中途開位置による停止を解除自在とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、収納装置を複数並べて構成した集合収納装置において、各収納装置の扉の開閉機構に関するものである。
従来から、収納装置を複数並べて構成した集合収納装置が特許文献1により知られている。
この特許文献1に示された従来例にあっては、各収納装置の開口部の縁部に回動自在に枢支した扉を閉じて電気錠で施錠するようになっている。そして、電気錠の施錠を解除すると、扉が捩じりコイルスプリングの弾性力で自動的に開放されるようになっているが、このとき、ダンパー装置の作用で扉が緩やかに開放されるようになっている。
しかしながら、この特許文献1に示された従来例にあっては、捩じりコイルスプリングの弾性力で自動的に開放される扉の開放速度をダンパー装置の作用で緩やかにするようになっているが、依然として、電気錠を開錠すると扉が自動的に全開位置まで開くことに変わりはない。
したがって、収納装置を複数並べて構成した集合収納装置において、ある収納装置の電気錠を開錠して扉を自動的に開ける時、全開位置まで自動的に扉が開くため、全開位置まで自動的に回動する扉が、該扉が自動的に開くのに気付いていない当該扉付近にいる第3者に当るといったトラブルが発生し、特に、子供の頭に当るというトラブルが発生する。
また、上記従来例にあっては、扉がダンパー装置の作用で緩やかに開くため、扉がふらふらといった感じで開くため安っぽいものとなり、更に、扉が全開するまでに時間がかかるという問題がある。
一方、電気錠を開錠しても扉が自動的に開かないようにすることも考えられるが、この場合は、収納装置を複数並べて構成した集合収納装置において、どの収納装置の扉の電気錠を開錠したのかが目で確認できないという問題があり、また、仮に開錠した扉がどれかがわかっているとしても、全閉状態の扉を手で開ける操作をしなければならず、この場合は扉に把手などを設ける必要があり、外観をよくするために扉を把手のないフラットな形状に出来ないという問題がある。
特開平08−260785号公報
本発明は上記の従来の問題点に鑑みて発明したものであって、係止部と被係止部との係止を解除した際に扉を自動的に閉位置から全開位置までの間の設定された中途開位置まで開いて、複数の扉のうちどの扉が開錠されて開いたかが一目で確認でき、しかも、扉が開いたことに気付かない当該扉の付近にいる第3者に当るといったトラブルの発生を防止でき、また、扉の全開する時間を短くし、扉がふらふらと開く安っぽい感じがない扉の開閉機構を提供することを課題とするものである。
上記課題を解決するために本発明に係る扉の開閉機構は、収納装置1を複数並べて構成した集合収納装置2において、各収納装置1を、主体を構成する収納装置本体3と、収納装置本体3の開口部4の縁部に設けた係止部5を有する係止具6と、前記開口部4の縁部に枢支部7により回動自在に連結されて前記開口部4を遮蔽自在とした扉9と、扉9に設けられ扉9を閉じた時に前記係止部5に係止する被係止部8とを備えることで構成し、上記収納装置1に、係止部5と被係止部8との係止を解除した際に扉9を開かせようとする駆動部10を設け、駆動部10から作用する力で扉9が開く時に扉9を閉位置から全開位置までの間の設定された中途開位置で停止させるための規制手段11を設け、該規制手段11による扉9の停止を解除自在として成ることを特徴とするものである。
このような構成とすることで、係止部5と被係止部8との係止を解除することで、扉9が駆動部10により自動的に開くのであるが、自動的に開いた扉9は規制手段11により中途開位置で停止するので、収納装置1を複数並べて構成した集合収納装置2のどの収納装置1の扉9が開いたのかが一目で確認でき、しかも、自動的に開いた扉9は中途開位置で停止するので、当該扉9が開くことに気付かない当該扉9付近にいる第3者に当ることがない。また、扉9が中途開位置で規制手段11によって停止している状態で規制手段11による扉9の停止を解除することで、手作業で扉9を全開操作できる。
また、規制手段11は、一端部に被係止部8と係合する保持部12を有し、他端部に回転軸13を有し、保持部12は、扉9が閉まっているときは回転軸13を中心にして収納装置本体3内に後退し、扉9が開いている時は収納装置本体3の外に突出するものであり、扉9を閉める時に扉9の内側が保持部12を押圧して規制手段11が回動することで保持部12を収納装置本体3内に後退させるものであることが好ましい。
このような構成とすることで、係止部5と被係止部8との係止を解除して、駆動部10により扉9を自動的に開くと、規制手段11が軸を中心に回動して保持部12が収納装置本体3の外に突出して中途開位置で被係止部8が保持部12に係合し、扉9を中途開位置で停止することができる。一方、この扉9を閉じる時に、扉9の内側により保持部12を押圧することで規制手段11が回転軸13を中心に回動して保持部12が収納装置本体3内に後退して元の位置に戻ることになる。
また、各収納装置1に、扉9を閉じた際に被係止部8を係止部5に係止した係止状態を保持するため電気錠14を設け、複数の電気錠14の中から対応する電気錠14を選んで制御するための認証を行う認証部15を設けることが好ましい。
このような構成とすることで、複数の扉9を施錠する電気錠14の認証を一箇所の認証部15で行って任意の電気錠14を選んで電気錠14を開錠して当該扉9を駆動部10で開く際、当該扉9の付近に人がいても、扉9は中途開位置まで自動的に開いて規制手段11により停止するので、自動的に開く扉9により、当該扉9付近にいる人に当るといったことがない。
また、規制手段11で扉9を閉位置から全開位置までの間の設定された中途開位置で停止させた状態で、扉9が閉方向に回動して戻るのを防止する戻り防止手段45を設けることが好ましい。
このような構成とすることで、規制手段11で扉9を中途開位置で停止させた状態で扉9が自然と閉まる方向に戻るのを防止できて、規制手段11で扉9を僅かに開いた位置で停止させた位置を保持できる。
本発明にあっては、上記のように構成したので、係止部と被係止部との係止を解除した際に規制手段で停止により扉を自動的に中途開位置で停止させるので、集合収納装置における複数の収納装置のうちどの収納装置の扉が開錠されて開いたのかが一目で確認でき、しかも、扉は自動的に開いて中途開位置で停止するので、扉が開いたことに気付かない当該扉の付近にいる第3者に当るといったトラブルの発生を防止できて安全であり、また、扉が中途開位置で規制手段によって停止している状態で規制手段による扉の停止を解除することで、手作業で扉を全開操作でき、これにより扉を素早く開けて全開までの時間を短くし、扉がふらふらと遅く開く安っぽい感じがないという利点がある。
また、規制手段の一端部に被係止部と係合する保持部を設けると共に他端部に回転軸を設け、回転軸を中心に規制手段が被係止部が収納装置本体の外に突出したり収納装置本体内に後退したりする構造であるので、簡単な構成で扉を中途開位置で停止することができ、且つ、扉閉じ時における収まりのよい規制手段を形成できる。
また、電気錠の認証を一箇所の認証部で行って任意の電気錠を選んで電気錠を開錠して当該扉を駆動部で開く際、当該扉の付近に人がいても、扉は中途開位置まで自動的に開いて規制手段により停止するので、自動的に開く扉により、当該扉付近にいる人に当るといったことがなく、安全である。
また、規制手段で扉を中途開位置で停止させた状態で、扉が閉方向に回動して戻るのを防止する戻り防止手段を設けるので、規制手段で扉を中途開位置で停止させた状態で扉が自然と閉まる方向に戻るのを防止できて、規制手段で扉を中途開位置で停止させた位置を保持でき、以降における扉に手を掛けて開く操作が容易になる。
以下、本発明を添付図面に示す実施形態に基いて説明する。
収納装置1の主体を構成する収納装置本体3には開口部4が設けてあり、この開口部4には開閉自在に扉9が取付けてある。扉9は一端部が収納装置本体3の開口部4の縁部(一側縁部)に枢支部7により回動自在に連結してあり、この扉9の他端部(枢支部7と反対側の端部)の裏面側には被係止部8が設けてある。実施形態では扉9の裏面から突出する一対の突片29の先端間に被係止棒8aを架設することで被係止部8を構成してある。
収納装置本体3の開口部4の上記扉9を取付けている枢支部7と反対側の縁部(他側縁部)には図3、あるいは図6に示すような錠機構ハウジング21が、図1、図2(あるいは図4、図5)のように取付けてある。該錠機構ハウジング21内には係止具6が回動自在に取付けてあると共に電気錠14が取付けてある。
係止具6は、一端部にU字状部22が設けてあって該U字状部22が上記扉9に設けた被係止部8の被係止棒8aを嵌め込んで係止するための係止部5となっており、また、係止具6の中央部を回転軸13で錠機構ハウジング21に回動自在に軸支してあり、更に、係止具6の他端部に凹状をした第2係止部18が設けてある。
係止具6の一端部の係止部5を構成するU字状部22は、U字状の対向する側片部22a、22bのうち一方の側片部22aが他方の側片部22bよりも長くて先端側に突出しており、側片部22aの先端部の側片部22bの先端よりも突出した部分が当たり部23となっている。係止具6にはばね10aが取付けてあり、係止具6の先端部を収納装置本体3の開口部4よりも外方に突出させるように回動するばね力を付与してある。錠機構ハウジング21には回動防止部30が設けてあり、ばね10aにより係止具6の先端部を収納装置本体3の外に突出させると所定傾斜姿勢で係止具6が回動防止部30に当ってそれ以上回動することなく、所定傾斜姿勢を保つようになっている。この係止具6の先端部が収納装置本体3の外に突出して回動防止部30に当っている所定傾斜姿勢において、上記側片部22aの先端部の当たり部23がちょうど扉9に設けた被係止棒8aと同じ高さ位置となるように設定してあり、扉9を閉じると被係止棒8aが側片部22aの先端部の当たり部23に当たって押すことで係止具6を回動して起立し、U字状部22の開口からU字状部22の溝奥側に向けて被係止棒8aがはめ込まれて係止されるようになっている。
電気錠14は電磁ソレノイドにより構成してあり、電磁ソレノイドのプランジャーの端部に先端に傾斜面を設けたロック棒14aが設けてある。先端にロック棒14aを設けたプランジャーは軸方向にばね(図示せず)により突出方向のばね力が付勢してあり、電磁ソレノイドに通電することで、ばねに抗して先端にロック棒14aを設けたプランジャーが後退するようになっており、通電が停止されるとばね力によりプランジャーが突出するようになっている。
そして、係止具6が収納装置本体3内に後退して起立姿勢になると、ロック棒14aが先端の傾斜面にガイドされて第2係止部18に係止して収納装置本体3の開口部4を扉9で閉塞した状態で施錠されることになる。
一方、電気錠14を開錠してロック棒14aが後退して第2係止部18との係止が解除されると、ばね10aのばね力で係止具6が回動して係止具6の先端部が収納装置本体3の開口部4よりも外方に突出するようになっている。
このように、ばね10aにより先端部が収納装置本体3の開口部4よりも外方に突出するように係止具6が回動すると、U字状部22が回動してU字状部22内に嵌め込まれて係止されていた被係止棒8aが回動する側片部22aにより外方向に押され、U字状部22の開口から外方に押出され、扉9が自動的に開くことになる。したがって、本実施形態においては、上記ばね10a、係止具6により、係止部5と被係止部8との係止を解除した際に扉9を開かせようとする駆動部10を構成してある。
本発明においては、錠機構ハウジング21には更に規制手段11を構成する保持部12が設けてある。保持部12は係止具6とは別体で後端部を軸により回動自在に軸支してあり、実施形態では係止具6の回転軸13が保持部12の軸を兼用している。回動自在な保持部12はヘ字状をしており、へ字状の保持部12の前部25がほぼ横向き姿勢となって収納装置本体3の開口部4から前方に突出するようにスプリング24により弾性付勢してあり、保持部12の前部25の先端部には保持部12の回動一方向(図では反時計回転方向)に向けて突部26が突出しており、該突部26の内側がストッパ部27となり、外側がガイド部28となっている。
図1乃至図3に示す実施形態では、保持部12が板材により形成してあり、突部26は突出先端程細くなる略三角形状をしており、突部26の内側のストッパ部27は突出先端程外側となるように傾斜しており、また、突部26の外側のガイド部28は突出先端程内側となるように傾斜している。
また、図4乃至図6に示す実施形態では、保持部12が弾性を有する線材により構成してあり、線材よりなるへ字状をした保持部12の前部25の先端部を略C字状に折り曲げると共に略C字状に折り曲げた部分の先端を外側に略U字状に折り返すことで突部26を形成してある。そして、突部26の内側である略C字状に折り曲げた部分がストッパ部27となり、突部26の外側である略U字状に折り曲げた部分がガイド部28となっている。
上記いずれの実施形態の場合も、扉9を閉じると、被係止部8を構成する被係止棒8aが傾斜したガイド部28に当って、保持部12を押すことで、保持部12が軸を中心に回動し、ガイド部28が回動しながら上に押し上げられることで被係止棒8aから離れ、ガイド部28を上に押し上げた被係止棒8aはそのまま後方に進んで係止具6のU字状部22の一方の側片部22a先端部の当たり部23に当たり、ばね10aのばね力に抗して前述のように係止具6を回動して起立姿勢にすると共に被係止部8である被係止棒8aを係止部5であるU字状部22内に嵌め込み係止し、第2係止部18にロック棒14aが係止して施錠がなされる(図1、図4の状態)。この時、保持部12はガイド部28が被係止棒8aにより上方に押し上げられた後、引き続いて、扉9の背面により押されることでて回動して収納装置本体3内に後退する。
このようにして扉9による収納装置本体3の開口部4の閉塞と施錠が完了する。
一方、扉9を開けるには電気錠14を開錠することにより行う。電気錠14を開錠すると、ロック棒14aが後退して第2係止部18から外れることで、係止具6がばね10aのばね力により回動して前述のように先端部が収納装置本体3から外方に突出するように回動し、係止部5であるU字状部22に嵌め込み係止していた被係止部8を構成する被係止棒8aがU字状部22から外れると共に外方向押出されることで、扉9が自動的に開く外力が作用する。
ここで、扉9が上記のように自動的に開方向に開き始めると、扉9の背面により押されて収納装置本体3内に後退していた規制手段11である保持部12がスプリング24により回動して保持部12の前部25がほぼ横向き姿勢となって収納装置本体3の開口部4から前方に突出し、ストッパ部27がちょうど収納装置本体3の外方に突出したU字状部22の開口部4の前方に位置する。そして、扉9が上記のように自動的に少しだけ開くと被係止棒8aが保持部12に設けたストッパ部27に当たり、図2、図5のように扉9が自動的に中途開位置である少し開いた位置で停止する。この扉9が中途開位置とは、扉9が開いているのが視認できる程度の開いた位置である。
次に、上記のように、中途開位置で停止している扉9に指をかけて開方向に引くことで、被係止棒8aが規制手段11であるストッパ部27を強く押す(上記、自動的に扉9が開く際に被係止棒8aが保持部12のストッパ部27を押した際の力よりも大きい力で押す)ことで、図2の実施形態では傾斜したストッパ部27が上に押し上げられるようにして保持部12が回動してストッパ部27による被係止棒8aの停止が解除され、また、図5の実施形態では弾性線材よりなる保持部12の略C字状に折り曲げたストッパ部27が弾性変形しながら上に押し上げられるようにして回動してストッパ部27による被係止棒8aの停止が解除される。したがって、このように中途開位置で停止している扉9に指をかけて開方向に引いてストッパ部27による被係止棒8aの停止を解除してそのまま扉9を開方向に引くことで、扉9を全開することができる。
上記構成の収納装置1は縦方向、あるいは横方向、あるいは縦方向及び横方向に複数並べ配置されることで集合収納装置2を構成する。
収納装置1としては一例を挙げれば郵便入れがある。以下、収納装置1を郵便入れの例で説明する。
図7乃至図9は集合収納装置2の例で、本実施形態においては、図9に示すように収納ボックス40内を上下に仕切り43により複数に仕切って、一つの収納ボックス40に複数の収納装置本体3を形成した例であり、収納ボックス40の各収納装置本体3に対応する部位には郵便物投入口42が設け、また、各収納装置本体3の開口部4にそれぞれ扉9を取付け、また、各収納装置本体3にそれぞれ係止具6、電気錠14、保持部12を設けた錠機構ハウジング21が取付けて郵便入れとなる収納装置1を構成してある。つまり、図7乃至図9の実施形態では一つの収納ボックス40に郵便入れである複数の収納装置1を形成した例であって、集合住宅のロビーなどに設置される。
図7、図8の実施形態では上記収納ボックス40を縦方向、横方向に複数個並べて集合収納装置2を構成してあり、更に、この実施形態では縦方向に複数並べた収納ボックス40はそれぞれ宅配ボックス41の上に載設してある。
上記上下に並べた収納ボックス40のうち下部の収納ボックス40の複数の扉9のうちの一つには認証部15が設けてあり、集合住宅の各戸毎に与えられる半導体メモリを備える非接触ICカードからなる認証媒体、あるいは携帯電話機に内蔵した半導体メモリを用いた非接触ICカードと同様に用いることができる認証媒体を、認証部15に近づける又は接触させることで、認証媒体に登録された情報が、あらかじめ登録されている情報と規定の関係を満たすか否かの照合を行い、照合結果が合格であれば認証して該認証された該当する収納ボックス40の電気錠14の開錠を行うにように制御部(図示せず)により制御するようになっている。
上記のように1箇所に設けた認証部15で複数の収納装置1の電気錠14の中から近づけた認証媒体に対応する電気錠14を選んで認証を行うと、複数の電気錠14の中から該当する電気錠14が開錠され、該当する扉9が自動的に開いて中途開位置で規制手段11により停止されて止まる。したがって、複数の収納装置1を並べた集合収納装置2において、複数ある扉9のうちどの扉9が開いたのかが一目で確認できることになる。一方、該当する扉9は中途開位置で規制手段11により停止させられるので、上記扉9が開くのに気付かない第3者が集合収納装置2の前にいたとしても、該扉9が不意に全開して上記第3者に当るというおそれがなく、特に、子供の場合、扉9の近くに頭が位置する場合があるが、本発明においてはこのような場合でも子供の頭部に扉9が当るという危険性がない。
なお、上記実施形態では収納ボックス40内を仕切り43で仕切って複数の収納装置本体3を形成した例を示したが、それぞれ別体の収納装置1を並べたものであってもよい。
ところで、上記いずれの実施形態においても、規制手段11で扉9を閉位置から全開位置までの間の設定された中途開位置で停止させた状態で、扉9が閉方向に回動して戻るのを防止する戻り防止手段45を設けてもよい。
図10には戻り防止手段45の一例が示してある。図10に示す実施形態においては、収納装置本体3には開口部4の縁部に、ばね材46により弾性付勢された押圧部47を設けてあり、扉3を閉じた際、扉3により押圧部47が押されてばね材46が押圧されるようになっている。そして、係止部5と被係止部8との係止を解除して扉9が駆動部10により自動的に開き、規制手段11で扉9を閉位置から全開位置までの間の設定された中途開位置で停止させた状態では、図10(a)に示すように上記ばね材46の弾性力により押圧部47が前方に押し出されて扉9に弾接している。したがって、規制手段11で扉9を中途開位置で停止させた状態では、人が意思を持って閉方向に押圧しない限り、扉9が自然に閉方向に回動することを防止でき、これにより規制手段11で扉9を僅かに開いた位置で停止させた位置を保持でき、以降における扉に手を掛けて開く操作が容易になる。
なお、ばね材46による押圧部47の弾性付勢は、規制手段11で扉9を中途開位置で停止させた状態で扉3に手を掛けて全開方向に開いた場合は、押圧部47が扉9に当たらないように設定してある。
なお、図10では戻り防止手段45を収納装置本体3には開口部4の縁部に設けた例を示したが、戻り防止手段45を扉3側に設けて押圧部47が収納装置本体3側に弾接するようにしてもよい。
本発明の一実施形態の扉を閉じて被係止部を係止部に係止している状態の一部破断した断面図である。 同上の被係止部が係止部から外れて扉が中途開位置で位置規制手段により停止している状態の一部破断した断面図である。 同上の錠機構ハウジングの斜視図である。 本発明の他の実施形態の扉を閉じて被係止部を係止部に係止している状態の一部破断した断面図である。 同上の被係止部が係止部から外れて扉が中途開位置で位置規制手段により停止している状態の一部破断した断面図である。 同上の錠機構ハウジングの斜視図である。 複数の収納装置を並べて構成した集合収納装置を示す斜視図である。 (a)は同上の正面図であり、(b)は同上の背面図である。 同上の収納装置を複数備えた収納ボックスにおいて、一つの収納装置の扉が中途開位置で開いて停止している状態を示す斜視図である。 同上の戻り防止手段を設けた例を示し、(a)は規制手段で扉を中途開位置で停止させた状態で戻り防止手段で扉の戻り防止をしている状態の斜視図であり、(b)は扉を全開した状態の斜視図である。
符号の説明
1 収納装置
2 集合収納装置
3 収納装置本体
4 開口部
5 係止部
6 係止具
7 枢支部
8 被係止部
9 扉
10 駆動部
11 規制手段
12 保持部
13 回転軸
14 電気錠
15 認証部
45 戻り防止手段

Claims (4)

  1. 収納装置を複数並べて構成した集合収納装置において、各収納装置を、主体を構成する収納装置本体と、収納装置本体の開口部の縁部に設けた係止部を有する係止具と、前記開口部の縁部に枢支部により回動自在に連結されて前記開口部を遮蔽自在とした扉と、扉に設けられ扉を閉じた時に前記係止部に係止する被係止部とを備えることで構成し、上記収納装置に、係止部と被係止部との係止を解除した際に扉を開かせようとする駆動部を設け、駆動部から作用する力で扉が開く時に扉を閉位置から全開位置までの間の設定された中途開位置で停止させるための規制手段を設け、該規制手段による扉の停止を解除自在として成ることを特徴とする扉の開閉機構。
  2. 規制手段は、一端部に被係止部と係合する保持部を有し、他端部に回転軸を有し、保持部は、扉が閉まっているときは軸を中心にして収納装置本体内に後退し、扉が開いている時は収納装置本体の外に突出するものであり、扉を閉める時に扉の内側が保持部を押圧して規制手段が回動することで保持部を収納装置本体内に後退させるものであることを特徴とする請求項1記載の扉の開閉機構。
  3. 各収納装置に、扉を閉じた際に被係止部を係止部に係止した係止状態を保持するため電気錠を設けると共に、複数の電気錠の中から対応する電気錠を選んで制御するための認証を行う認証部を設けて成ることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の扉の開閉機構。
  4. 規制手段で扉を閉位置から全開位置までの間の設定された中途開位置で停止させた状態で、扉が閉方向に回動して戻るのを防止する戻り防止手段を設けて成ることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の扉の開閉機構。
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JPS60124521A (ja) * 1983-12-09 1985-07-03 Nissan Motor Co Ltd 自動車用開きドアのストッパ構造
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