JP2009133141A - 排水ヘッダー - Google Patents

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Abstract

【課題】 本発明は、より作業性に優れた排水ヘッダーを提供することを目的とする。
【解決手段】 排水ヘッダーBの本体10は、内部が空洞の略直方体の箱状であり、布基礎1の凹部1aよりも僅かに小さく設計されている。排水ヘッダーBの本体10の上面部からは複数の器具側接続部10aが突出している。器具側接続部10aは、布基礎1の凹部1aに嵌め込んだ際に器具側接続部10aの上方が壁体3内部の空気層3cの略直下となるように位置決めされている。排水ヘッダーBの本体10の背面部の中央下端部からは排水桝側接続部10bが突出している。排水ヘッダーBの本体10の前面部は全面的に開口10cとなっており、点検蓋11が密着固定される構成としたことを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、複数の排水管からの排水を一系統の排水管に集約して排水する際に使用する排水ヘッダーに関するものである。
従来より建物内部の排水管工事の簡略化を図るために、複数の器具排水管を1ヶ所に集中させ、各器具からの排水を合流させて排水桝排水管に流す排水ヘッダーが開発されてきた。従来の排水ヘッダーは建物の1階床下空間に設置されることが多く、点検、清掃等の作業が行い難いという問題があった。
尚、ここで器具排水管とは、排水ヘッダーと排水ヘッダーよりも上流に設置される器具とを接続する排水管である。また、排水桝排水管とは排水ヘッダーと排水ヘッダーよりも下流に設置される排水桝とを接続する排水管である。
この問題を解決する為の手段として、特許文献1のような排水システムが提案されている。これは、外周基礎に設けた開口部の近傍に集合排水桝(排水ヘッダー)を設けて建物外部から作業を行い得るように構成したものであり、建物の内部に入る必要や床下に潜る必要がないので作業性が向上する、とされている。
特開2005−256284号公報
しかしながら、外周基礎近傍の開口部とは言え、建物の外周基礎の領域内、即ち床下空間であることに変わりはなく、実施にあたっては以下のような問題の発生が懸念され、作業性に関しては改善の余地がある。(1)集合排水桝の内部を直接目視して清掃状況を確認することが出来ない。(2)開口部から枝管や主管までが直線的でなく分岐も多いので清掃器具を目的の枝管や主管まで到達させることが難しい。(3)蓋体が床下に位置する場合は[i1] 開閉作業がし難い。(4)蓋を誤って布基礎内部へ[i2] 落下させてしまうと拾い上げるのに手間がかかる。
本発明は、上記従来技術の課題を解決し、より作業性に優れた排水ヘッダーを提供することを目的とする。
本発明に係る排水ヘッダーの第1の構成は、建物外周部布基礎の上端部に形成された凹部の形状に対応した幅と高さを有する形状であり、前面部の開口には着脱可能な点検蓋を備え、背面部或いは前記布基礎から建物内部側に突出した底面部に排水桝側接続部を備え、前記排水桝側接続部よりも上方或いは上面部に器具側接続部を備えたことを特徴とする。
ここで器具側接続部とは、器具排水管を接続する部分、また、排水桝側接続部とは、排水桝排水管を接続する部分である。
本発明に係る排水ヘッダーの第2の構成は、前記第1の構成において、前記器具側接続部を前記排水ヘッダー本体の上面部の壁体内の空隙の略直下に形成したことを特徴とする。
本発明に係る排水ヘッダーの第3の構成は、前記第1、第2の構成において、前記器具側接続部を1階床に埋設されるように前記排水ヘッダー本体の上面部から突出して形成したことを特徴とする。
本発明に係る排水ヘッダーの第4の構成は、前記第1〜第3の構成において、該排水ヘッダー本体の内部に排水を前記排水桝側接続部方向に案内する傾斜面を形成したことを特徴とする。
本発明に係る排水ヘッダーの第5の構成は、前記第1〜第4の構成において、前記点検蓋に通気兼オーバーフロー水排出用の孔を設けたことを特徴とする。
本発明に係る排水ヘッダーの第1の構成によれば、建物外周部布基礎の上端部に形成された凹部に配置された排水ヘッダー本体(本発明)へ、排水桝側接続部と器具側接続部が集中し、前面部すなわち建物の外部側の開口に点検蓋を備えているので、点検蓋を取り外すことにより排水ヘッダー内部や排水桝側接続部と器具側接続部の状況が目視で確認出来、排水ヘッダー内部の清掃のみならず、排水桝排水管や器具排水管へ清掃器具を挿入して清掃することも容易である。
また、点検蓋の着脱作業が容易であり、布基礎上端部の凹部は排水ヘッダー本体により塞がれるので点検蓋や点検蓋固定部品(ビスなど)、工具等が建物床下に落下することもない。
本発明に係る排水ヘッダーの第2の構成によれば、器具側接続部を上面部の壁体内の空隙の略直下に形成したので、壁体内を立ち下げた上階からの排水管を曲げることなく接続することが出来るので、排水管内部の詰まりも生じ難く、また万一詰まっても清掃器具が挿入し易いので清掃作業性も向上する。
本発明に係る排水ヘッダーの第3の構成によれば、器具側接続部を1階床に埋設されるように上面部から突出して形成したので、排水ヘッダーに固定手段を付加しなくとも、1階床パネルの周囲をモルタルなどで充填固定すれば、同時に排水ヘッダーを所定の位置に固定することが出来、施工性を向上させることが出来る。
本発明に係る排水ヘッダーの第4の構成によれば、器具側接続部内部に排水を排水桝側接続部方向に案内する傾斜面を形成したので、排水の流れがスムーズとなり排水に混入した異物が排水ヘッダー内部に残留することを防止出来る。
本発明に係る排水ヘッダーの第5の構成によれば、点検蓋に通気とオーバーフロー水排出の為の孔を設けたので、器具排水管内部に空気が混入した場合であっても排水ヘッダーで空気を分離することができるので、排水管中に空気が閉じ込められることに由来する排水障害を解消することができる。また万一、排水桝側での詰まり等により排水が滞った場合もオーバーフロー水を速やかに建物外部に排出することが出来る。
特に器具排水管の排水方式がサイホンの原理を利用したものである場合、サイホンの妨げとなる器具排水管内部の空気を当該孔から押し出すことが容易となるため、速やかに排水を開始させることが出来る。尚、サイホンの原理を利用した排水システムとは、比較的小径の排水管内部を略満排水状態として流下させることで、後続排水を吸引搬送する排水システムである。
以下、排水ヘッダーの最も好ましい実施形態について説明する。
(建物側の構成)
外周部に布基礎が形成され、該布基礎上端面よりも高い位置に1階床面が形成され、床下に排水管を配管し得る空間が確保された建物であればいかなる形式の建物でも良い。
外周部布基礎上端部に形成される凹部の大きさは特に限定されるものではないが、布基礎に設ける床下換気孔と同一形状であることが好ましい。このように構成することで床下換気孔と同一の型枠が使用出来、施工性が高まる。
(排水ヘッダーの構成)
排水ヘッダーの本体は前記凹部にほぼ隙間なく納まる箱状であり、本体の前面部に開口を塞ぐ点検蓋と、本体の上面部、底面部、背面部に複数の排水管接続部とを設けたものである。材質は腐食変形等が発生し難いものであればいかなるものでも構わないが、排水管工事で一般的に用いられる塩ビ管との接続が容易で、腐食にも強い硬質ポリ塩化ビニルとするのが好ましい。
(排水管接続部の構成)
また、前記排水管接続部には、器具から排出された排水を排水ヘッダーに導く器具排水管を接続する器具側接続部と、排水を排水ヘッダーから排水桝へ導く排水桝排水管を接続する排水桝側接続部とがある。
器具側接続部は、上面部に設けても良いし、背面部の排水桝側接続部よりも高い位置に設けても良い。また、排水桝側接続部は、背面部下端に設けても良いし、底面部を建物床下方向へ突出させ突出した底面部に設けても良い。尚、点検、清掃等の作業上、排水管接続部を上面部や下面部に形成する場合は、排水管接続部はなるべく前面寄り(点検蓋寄り)に配置するのが好ましい。
器具側接続部は布基礎天端より上方に突出するように構成し、突出部周囲にモルタルやグラウト等を充填することにより排水ヘッダーを所定の位置に固定することが出来る。特に、床をALC(軽量気泡コンクリート)パネルやPC(プレキャストコンクリート)パネルで構成し、その周囲をモルタルで固定する工法の場合には、モルタルの打設と同時に、配管作業の終了した突出部周囲にもモルタルが充填されて排水ヘッダーも固定できるため、排水ヘッダーの固定作業に掛かる手間を軽減させることが出来る。
(傾斜面の構成)
器具排水管の内部には、排水と共に流れ込んで来た砂や塵埃が排水ヘッダー内に残留、堆積しないように、排水桝側接続部に向かって傾斜面を形成するのが好ましい。また、傾斜面を形成する勾配部材を排水ヘッダー本体とは別体とすれば、清掃時に勾配部材を取り外して排水ヘッダー内部の空間を広げることが出来、メンテナンス性が損なわれない。
(点検蓋の構成)
排水ヘッダーの前面部(建物外部側の面)には、排水ヘッダー内部や排水ヘッダーに接続された排水管の点検、清掃等を目的として開口が設けられるが、排水ヘッダー内を通過する排水の溢出の防止を目的として通常時開口は点検蓋にて閉塞される。
排水ヘッダー本体と点検蓋とは、水密性を確保するためにゴムパッキン等の止水部材を介してビス等で固定するのが好ましい。
排水ヘッダーで処理すべき排水が建物の屋根面やベランダ面への降雨である場合、点検蓋には通気の機能とオーバーフロー水排出の機能とを兼ねた孔を設けるのが好ましい。特に、雨水の排水方式がサイホン式の場合、サイホンの妨げとなる器具排水管内部の空気を当該孔から押し出すことが容易となるため、速やかに排水を開始させることが出来る。
尚、処理すべき排水が雑排水の場合、点検蓋に孔を設けると臭気の拡散の問題が生じるので、別途対策が必要である。また、孔は鼠等の小動物が侵入しないような大きさであることが好ましい。また、排水ヘッダー内で跳ねた排水が容易に孔から外へ出ないように、孔には水返しを設けることが好ましい。
図により本発明に係る排水ヘッダーの一実施形態を具体的に説明する。図1は本発明に係る排水ヘッダーまわりの建物の構成を示す正面図及び断面図、図2は排水ヘッダーの構成を示す四面図、図3はスリットの裏側に設けられた水返しの構成を示す断面説明図、図4は排水ヘッダーに排水管を接続した状態を示す斜視図、図5は点検蓋及び勾配部材の構成を示す斜視図、図6は排水ヘッダーの他の実施例を示す断面図である。
図1〜図5において、本実施例の排水ヘッダーBは、建物A上階のベランダ床面に降った雨水をドレインにて集排水し排水桝を経由して下排水本管に放流する経路上に設けられたものである。図1に示す建物Aは、該建物Aの外周部に格子状に配された布基礎1と、該布基礎1上に構築された鉄骨造の軸組みと、ALC(軽量気泡コンクリート)からなる床パネル2a及び外壁パネル3aとで基本架構を構成した住宅である。
1階床2は、床パネル2a、断熱材2b、床仕上材2cという層構成である床パネル2aは布基礎1や該布基礎1に架け渡された鉄骨梁(不図示)等で支持されている。尚、床パネル2aの目地部や床パネル2aと外壁パネル3aとの間隙にはモルタル2dが充填されている。
建物A外周部の壁体3は、外壁パネル3a、断熱材3b、空気層3c、下地材3d、石膏ボード3e、壁クロス3fという層構成で構成されている。外壁パネル3aは、外周部布基礎1に載置固定された略逆T字断面の外壁パネル受け金物3a1にて所定の位置に位置決めされ固定されている。
布基礎1の上端部には排水ヘッダーBを嵌め込む為の凹部1aが設けられている。凹部1aの大きさは布基礎1の上端部に形成される床下換気孔(不図示)の大きさに等しく、床下換気孔形成用の型枠(不図示)を布基礎1の立ち上がり部構築用の一対の型枠(不図示)の内部に嵌め込んだ状態でコンクリートを打設することで形成される。
(排水ヘッダー本体)
図2に示すように、排水ヘッダーBの本体10は、凹部1aの形状に対応した幅約300mm、奥行約160mm、高さ約100mmの外寸を持つ内部が空洞の略直方体の箱状であり、布基礎1の凹部1aよりも僅かに小さく設計されている。また、材質は排水管と同様に硬質塩化ビニル樹脂である。排水ヘッダーBの本体10の背面部の中央下端部からは排水桝側接続部10bが突出している。また、排水桝側接続部10bよりも上方或いは上面部からは複数の器具側接続部10aが突出している。器具側接続部10aは布基礎1の凹部1aに嵌め込んだ際に、器具側接続部10aの上方が壁体3内部の空気層3cとなるように位置決めされている。排水ヘッダーBの本体10の前面部は全面的に開口10cとなっており、該開口10cの周縁には着脱可能な点検蓋11を嵌め込むための欠き込み10dと点検蓋11をビス止めするためのビス孔10eが形成されている。
(排水ヘッダーまわりの構成)
図4に示すように、器具側接続部10aと床パネル2aとの干渉を防止すると共に該器具側接続部10a周囲に排水ヘッダーB固定用のモルタル2dを充填する為に、床パネル2aには欠き込みがされている。
器具側接続部10aには架橋ポリエチレン管からなる器具排水管20の一端が接続されている。器具排水管20は、直径が約20mmであり、壁体3の空気層3c内や天井裏の空間(不図示)を経由して他端がベランダのドレインに接続されている。
即ち、本実施形態では、器具側接続部10aを排水ヘッダーBの本体10の上面部の壁体3内の空隙となる空気層3cの略直下に形成したものであり、更には、器具側接続部10aを1階床2に埋設されるように排水ヘッダーBの本体10の上面部から突出して形成したものである。
器具排水管20を器具側接続部10aに接続し、排水桝排水管21を排水桝側接続部10bに接続したのち、床パネル2aを敷設し、該床パネル2aの目地部及び器具側接続部10a周囲にモルタル2dが充填され該モルタル2dが固化することによって排水ヘッダーBが所定の位置に固定される。
排水桝側接続部10bには内径が75mm程度の塩化ビニル製パイプからなる排水桝排水管21が接続されている。排水桝排水管21は2つの90度エルボー21aにてU字に屈曲されて布基礎1のスリーブ1bを経由して建物A外部に延設され建物A外部の排水桝に接続されている。排水桝排水管21の排水方式はサイホン式ではない在来の自然流下式である。
(点検蓋について)
図5に示すように、点検蓋11は排水ヘッダー本体10の開口10cに対応した略長方形である。点検蓋11の上部にはスリット11cが設けられている。点検蓋11の周縁部の裏面には弾力性のある樹脂で構成されたパッキン材11bが貼着されている。図2(e)は図2(d)の丸破線部分の拡大図である。点検蓋11の周縁部に穿たれたビス孔11aと排水ヘッダー本体10の前面部の開口10c周縁のビス孔10eの位置をあわせてビス12を螺入し、パッキン材11bが押し潰されるまで締結することで点検蓋11は排水ヘッダー本体10の前面部に密着固定される。
スリット11cは通気兼オーバーフロー水排出用の孔であり、図2(c)に示すように、点検蓋11の上端寄りで排水桝側接続部10bよりも高い位置に設けられている。また、スリット11cの背後には、図3のように水返し11dを設けているので、器具排水管20から勢い良く流れ込んだ排水が、排水ヘッダー本体10内部で跳ねてもスリット11cから外へ出る虞はない。
図5に示すように、点検蓋11の裏面には、幅方向についてはV字に中央に向かって傾斜し、奥行き方向にも傾斜した傾斜面13aを有する勾配部材13が一体的に取り付けられている。勾配部材13は、排水ヘッダー本体10内部の形状に対応しており、点検蓋11を本体10に固定した状態で、中央先端部の最も低い位置が排水桝側接続部10bの開口10b1に対向し排水を排水桝排水管21方向に案内し得るように構成されている。なお、勾配部材13の周縁部は、パッキン材(不図示)を介して排水ヘッダー本体10の内面へ押し当てられ、傾斜面13aの下側へ排水が回り込むことはない。
即ち、図2に示すように、排水ヘッダーBは、器具側接続部10aを排水ヘッダー本体10の上面部に形成すると共に、該排水ヘッダー本体10の内部に排水を排水桝側接続部10b方向に案内する傾斜面13aを形成したものである。
(効果)
排水ヘッダー本体10内部は勾配部材13が存在するので、雨水に混入した砂塵埃等も排水ヘッダーBの本体10内部に堆積することなくスムーズに排出することが出来る。
また、スリット11cによって器具排水管20の端部が大気に開放されるので、ドレインに流れ込んだ雨水が器具排水管20内部の空気を押し出し易くなりサイホンの原理を利用した排水を速やかに開始することが出来る。また、排水桝排水管21が詰まるなどして排水がなされなくなった場合には、スリット11cから排水が建物A外に排出されベランダに雨水が溜まることがない。
点検、清掃等の際は、点検蓋11を取り外すことによって排水ヘッダー本体10の前面部は全面的に開放され、しかも、点検蓋11と勾配部材13が一体となっており点検蓋11の取り外しと同時に本体内部に作業上の障害物となる勾配部材13が取り除かれるので、作業が行い易い。
また、器具側接続部10a及び排水桝側接続部10bは、排水ヘッダー本体10の開口部の近傍で充分に手の届く範囲に位置し、開口からの目視も可能であるので、点検作業や清掃器具を器具側接続部10aや排水桝側接続部10bから挿入して器具排水管20や排水桝排水管21を清掃する作業を容易に行うことが出来る。
図6は、排水管接続部10a,10bの位置に関する他の構成例である。排水ヘッダー本体10が建物A内部方向に延伸されており、器具側接続部10aが排水ヘッダー本体10の背面部に設けられ、排水桝側接続部10bが排水ヘッダー本体10の建物A内部方向に延伸した底面部に設けられている。
即ち、本実施形態では、布基礎1から建物A内部側に突出した排水ヘッダー本体10の底面部に排水桝側接続部10bを備えたものであり、このように構成しても前記実施例1と同様の作用効果を奏することが出来る。
本発明の活用例として、複数の排水管からの排水を一系統の排水管に集約して排水する際に使用する排水ヘッダーに適用出来る。
本発明に係る排水ヘッダーまわりの建物の構成を示す正面図及び断面図である。 排水ヘッダーの構成を示す四面図である。 スリットの裏側に設けられた水返しの構成を示す断面説明図である。 排水ヘッダーに排水管を接続した状態を示す斜視図である。 点検蓋及び勾配部材の構成を示す斜視図である。 排水ヘッダーの他の実施例を示す断面図である。
符号の説明
A…建物
B…排水ヘッダー
1…布基礎
1a…凹部
1b…スリーブ
2…床
2a…床パネル
2b…断熱材
2c…床仕上材
2d…モルタル
3…壁体
3a…外壁パネル
3a1…外壁パネル受け金物
3b…断熱材
3c…空気層
3d…下地材
3e…石膏ボード
3f…壁クロス
10…排水ヘッダー本体
10a…器具側接続部
10b…排水桝側接続部
10b1…開口
10c…開口
10d…欠き込み
10e…ビス孔
11…点検蓋
11a…ビス孔
11b…パッキン材
11c…スリット
11d…水返し
12…ビス
13…勾配部材
13a…傾斜面
20…器具排水管
21…排水桝排水管
21a…90度エルボー

Claims (5)

  1. 建物外周部布基礎の上端部に形成された凹部の形状に対応した幅と高さを有する形状であり、
    前面部の開口には着脱可能な点検蓋を備え、
    背面部或いは前記布基礎から建物内部側に突出した底面部に排水桝排水管の接続部を備え、
    前記排水桝排水管の接続部よりも上方或いは上面部に器具排水管の接続部を備えたことを特徴とする排水ヘッダー。
  2. 前記器具側接続部を前記排水ヘッダー本体の上面部の壁体内の空隙の略直下に形成したことを特徴とする請求項1に記載した排水ヘッダー。
  3. 前記器具側接続部を1階床に埋設されるように前記排水ヘッダー本体の上面部から突出して形成したことを特徴とする請求項1または請求項2に記載した排水ヘッダー。
  4. 該排水ヘッダー本体の内部に排水を前記排水桝側接続部方向に案内する傾斜面を形成したことを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載した排水ヘッダー。
  5. 前記点検蓋に通気兼オーバーフロー水排出用の孔を設けたことを特徴とする請求項1〜4の何れか1項に記載した排水ヘッダー。
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