JP2009131763A - 破砕機のフィーダシュート - Google Patents

破砕機のフィーダシュート Download PDF

Info

Publication number
JP2009131763A
JP2009131763A JP2007309356A JP2007309356A JP2009131763A JP 2009131763 A JP2009131763 A JP 2009131763A JP 2007309356 A JP2007309356 A JP 2007309356A JP 2007309356 A JP2007309356 A JP 2007309356A JP 2009131763 A JP2009131763 A JP 2009131763A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
chute
feeder
fine
crusher
conveyor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2007309356A
Other languages
English (en)
Inventor
Takashi Maruta
隆 丸田
Toyotaro Yasuda
豊太郎 安田
Kazunari Okamoto
一成 岡本
Isamu Shinohara
勇 篠原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Caterpillar Japan Ltd
Original Assignee
Caterpillar Japan Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Caterpillar Japan Ltd filed Critical Caterpillar Japan Ltd
Priority to JP2007309356A priority Critical patent/JP2009131763A/ja
Publication of JP2009131763A publication Critical patent/JP2009131763A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Disintegrating Or Milling (AREA)

Abstract

【課題】破砕機のフィーダシュートに関し、簡素な構成で、整備性及び作業性を向上させることができるようにする。
【解決手段】メインコンベア51又はサイドコンベア52の何れか一方に配向した第一の細粒通路S1を形成する筒状の第一シュート61と、第一シュート61とは別体に形成されて支軸Pを介して回動自在に取り付けられ、第一シュート61内部に収納される収納状態時には第一シュート61と一体に第一の細粒通路S1を形成し、第一シュート61外部に展開する展開状態時にはメインコンベア51又はサイドコンベア52の何れか他方に配向した第二の細粒通路S2を形成する筒状の第二シュート62と、その上端部が、開口部44を挟んで支軸Pに対向するように第一シュート61の上端部に取り付けられるとともに、その下端部が、第二シュート62の内部に入り込んで垂下するシート状の弾性体63とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、破砕機においてフィーダで篩い落とされた細粒の案内先をメインコンベア又はサイドコンベアへ切り換えるフィーダシュートに関するものである。
従来、自然石やコンクリートガラ,アスファルトガラ及び廃木材等の建設廃材や生活廃材等を破砕処理する作業機械として、自走式破砕機が開発されている。
自走式破砕機は、図7に示すように、一般に、クローラ式の走行装置110と、被破砕物を破砕する破砕装置120と、破砕装置120へ被破砕物を供給する供給装置130と、破砕装置120で破砕された被破砕物を機体外部へと排出する排出装置140とを備えている。
供給装置130は、被破砕物が投入される受け口としてのホッパ131と、ホッパ131の下方に配置され、被破砕物から破砕の不要な細粒を篩い落としながら被破砕物を破砕装置120へ供給するグリズリフィーダ132と、グリズリフィーダ132の下方へ配置され、グリズリフィーダ132により篩い落とされた細粒を排出装置140へ案内するフィーダシュート133とを有している。
排出装置140は、破砕装置120下方から機体前方へと延びるメインコンベア141と、フィーダシュート133下方から機体側方へと延びるサイドコンベア142とを有している。なお、サイドコンベア142は、細粒専用の排出装置として装備されるものであるが、機種によってはオプションとして装備されている。
グリズリフィーダ132により篩い分けられた細粒は、フィーダシュート133を介してサイドコンベア142へ案内され、サイドコンベア142により機体側方へ排出されるか、もしくは、フィーダシュート133を介してメインコンベア141へ案内され、破砕装置120で破砕された被破砕物とともにメインコンベア141により機体前方へ排出されるようになっている。
ここで、排出装置140としてメインコンベア141とサイドコンベア142とを有する場合、フィーダシュート133は、グリズリフィーダ132で篩い落とされた細粒をメインコンベア141側へもサイドコンベア142側へも案内可能にするために、二股型に形成されている。
詳しくは、フィーダシュート133は、図8及び図9に示すように、ケーシングが一つの導入口と二つの導出口を有する二股形状に形成されている。そして、このフィーダシュート133の内部には、二股に分岐した細粒用通路が形成されるとともに、通路の境界部において、切換プレート133Aが回動可能に設けられている。二つの通路はそれぞれ、メインコンベア141及びサイドコンベア142へと通じており、切換プレート133Aで一方の通路を閉塞することで細粒の案内先を任意に設定することができるようになっている。なお、このようなフィーダシュート133は、例えば特許文献1に開示されている。
特開2004−154703号公報
しかしながら、このようなフィーダシュート133では、切換プレート133Aが細粒の通路の内部に設けられているため、細粒が付着しやすい。特に、細粒に水分が含まれている場合には、切換プレート133Aの周囲や支持軸に付着した細粒が乾燥,固化しやすく、切換プレート133Aの円滑な回動動作が阻害されるため、頻繁に整備(メンテナンス)が必要になるという課題がある。
また、フィーダシュート133のケーシング自体が二股に分かれた形状をなしているため、装置形状が大きくなり、フィーダシュート133の磨耗や破損等によりフィーダシュート133を交換したい場合、装置の取付作業や取外し作業が繁雑になるという課題もある。さらに、装置全体の重量も重くなるため、製造コストも高い。
本発明はこのような課題に鑑みて案出されたもので、簡素な構成で、整備性及び作業性を向上させることができるようにした、破砕機のフィーダシュートを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1記載の本発明の破砕機のフィーダシュートは、破砕機に搭載されたフィーダで篩い落とされた細粒の案内先をメインコンベア又はサイドコンベアへ切り換えるためのフィーダシュートであって、該フィーダの底部に形成された開口部の外周を囲って該フィーダに固設され、該メインコンベア又は該サイドコンベアの何れか一方に配向した第一の細粒通路を形成する筒状の第一シュートと、該第一シュートとは別体に形成され、該第一シュートの内部に収納される収納状態と該第一シュートの外部へ展開する展開状態とをとり得るように支軸を介して回動自在に取り付けられ、該収納状態にあるときには該第一シュートと一体に該第一の細粒通路を形成し、該展開状態にあるときには該メインコンベア又は該サイドコンベアの何れか他方に配向した第二の細粒通路を形成する筒状の第二シュートと、その上端部が、該フィーダの該開口部を挟んで該支軸に対向するように該第一シュートの上端部に取り付けられるとともに、その下端部が、該第二シュートの内部に入り込んで垂下するシート状の弾性体とを備えたことを特徴としている。
請求項2記載の本発明の破砕機のフィーダシュートは、請求項1記載の破砕機のフィーダシュートにおいて、該フィーダは、該細粒を含む被破砕物を機体一側から他側へ移送しながら該細粒を篩い落とすものであって、該弾性体の上端部が取り付けられる該第一シュートの上端部は、該フィーダの該開口部の外周における、該細粒の移送方向の下流側に位置していることを特徴としている。
請求項1記載の本発明の破砕機のフィーダシュートによれば、フィーダシュートは、第一シュートと第二シュートとに分割されるとともに第二シュートのみが可動式に構成され、且つ、弾性体が第一シュートの所定の上端部から第二シュートの内部に入り込んで垂下しているので、収納状態にあるときに、細粒は第一の細粒通路を通ってメインコンベア又はサイドコンベアの何れか一方へ案内され、逆に、展開状態にあるときに、第一の細粒通路は弾性体により自然と遮断されるため、細粒は第二の細粒通路を通ってメインコンベア又はサイドコンベアの何れか他方へ案内される。したがって、第二シュートのみを回動させるだけで細粒の案内先を切り換えることができるので、案内先の切換作業に要する力が少なくて済み切換作業が容易であって、作業性を向上させることができる。また、従来のように、細粒の通路を切り換える切換プレートの回動動作が阻害されるといったことがなく、メンテナンスが簡略化され、簡素な構成で整備性を向上させることができる。
また、フィーダシュートの磨耗や破損等によりフィーダシュートを交換したい場合、従来の二股型のフィーダシュートであればフィーダシュートが大きく重量も重いので交換作業が困難であったが、本フィーダシュートであれば、第二シュートは第一シュートと一体化するので、フィーダシュート全体がコンパクトであって交換作業が容易であり、交換に係る作業性を向上させることができる。
請求項2記載の本発明の破砕機のフィーダシュートによれば、弾性体の上端部が取り付けられる第一シュートの上端部は、フィーダの開口部の外周における、細粒の移送方向の下流側に位置しているので、弾性体の磨耗の程度を抑えることができる。
つまり、弾性体は、展開状態にあるときに、上述のように第一の細粒通路を遮断し、且つ、第二の細粒通路の壁面として機能するものである。したがって、弾性体の上端部がフィーダの開口部の外周における細粒移送方向下流側に位置していれば、弾性体のシート面は細粒の移送方向に対面する状態となり、細粒は弾性体にその一部を衝突させながらメインコンベア又はサイドコンベアへと案内されるにとどまる。
ここで、逆に、弾性体の上端部がフィーダの開口部の外周における細粒移送方向上流側に位置していれば、弾性体のシート面は細粒の移送方向に沿う状態となり、細粒のほぼ全てが弾性体上を滑りながらメインコンベア又はサイドコンベアへと案内され、弾性体の磨耗は比較的大きい。
したがって、請求項2記載の本発明の破砕機のフィーダシュートによれば、弾性体の磨耗の程度を抑えることができ、ひいては、弾性体の交換の頻度も抑えて、整備性を向上させることができる。
以下、図面により、本発明の実施の形態について説明する。
図1〜図5は、本発明の一実施形態の破砕機のフィーダシュートを示す模式的な図であって、図1はそのフィーダシュートが展開状態にあるときの側面視断面図、図2はそのフィーダシュートが収納状態にあるときの側面視断面図、図3はそのフィーダシュートの正面図、図4はそのフィーダシュートを搭載した破砕機の全体構成を示す側面図、図5はその破砕機の全体構成を示す上面図である。
<全体構成>
本発明に係るフィーダシュートは、図4及び図5に示す自走式破砕機1に適用されている。
自走式破砕機1は、クローラ式の走行装置2と、被破砕物を破砕する破砕装置3と、破砕装置3へ被破砕物を供給する供給装置4と、破砕装置で破砕された被破砕物を機体外部へと排出する排出装置5とを備えて構成されている。
破砕装置3は、機体前後方向の略中央に配置されて架台フレームに固定された油圧駆動のジョー式クラッシャである。破砕装置3は、可動歯及び固定歯の2枚の押圧板部材が上方へ拡開するように向かい合わせに配置され、可動歯及び固定歯の上部から投入された被破砕物を圧砕し、下方から排出するようになっている。
供給装置4は、被破砕物が投入される受け口としてのホッパ41と、ホッパ41の下方に配置され、被破砕物から破砕の不要な細粒を篩い落としながら被破砕物を破砕装置3へ供給するグリズリフィーダ42と、グリズリフィーダ42の下方へ配置され、グリズリフィーダ42により篩い落とされた細粒を排出装置5へ案内するフィーダシュート60とを有している。
排出装置5は、ベルトコンベア式の排出装置であって、機体前後方向に延びるメインコンベア51と、機体側方に延びるサイドコンベア52とを有している。
<細部構成>
グリズリフィーダ42は、図5に示すように、機体前後方向に延び、櫛歯状に設けられたグリズリバー43とグリズリフィーダ42全体に振動を与える加振機(図示略)とを有している。そして、加振機によりグリズリフィーダ42全体を振動させることで、被破砕物を機体後方から機体前方へ向かって移送しつつグリズリバー43の間隙から細粒を篩い落としながら、被破砕物を破砕装置3へ供給するようになっている。また、グリズリバー43の下方には開口部44(図1参照)が形成されており、細粒は開口部44を通って篩い落とされるようになっている。
フィーダシュート60は、グリズリフィーダ42の開口部44に連接して設けられ、グリズリフィーダ42により篩い落とされた細粒の案内先をメインコンベア51またはサイドコンベア52へ任意に切り換え可能になっている。
メインコンベア51は、その上流部が破砕装置3及びフィーダシュート60の下方に近接して配置されるとともに、その下流部が機体前方へ延設されている。そして、破砕装置3で破砕された被破砕物やグリズリフィーダ42で選別された細粒を機体前方へ搬送可能になっている。
サイドコンベア52は、メインコンベア51の直後方に隣接し、その上流部がフィーダシュート60の下方に近接して配置されるとともに、その下流部が機体側方へ向けて延設されている。そして、グリズリフィーダ42で選別された細粒を破砕された被破砕物とは区別して機体側方へ搬送可能になっている。なお、サイドコンベア52は折り畳み可能に構成されている。
<フィーダシュート構成>
フィーダシュート60の構成についてさらに詳述する。フィーダシュート60は、図1〜図3に示すように、第一シュート61と、第二シュート62と、ゴムシート(弾性体)63とを有している。
第一シュート61は、グリズリフィーダ42に固設された角筒状の部材であって、上端部に導入口61aが形成されるとともに下端部に導出口61bが形成されており、その筒径が導入口61aから導出口61bへ向かうにつれ次第に小さくなるように形成されている。導入口61aは、グリズリフィーダ42により篩い落とされた細粒を洩れなく排出装置5へと案内するべく、グリズリフィーダ42の開口部44の外周を囲うように配設されている。導出口61bは、メインコンベア51の上流部に対面し、細粒をメインコンベア51へと案内するようになっている。
また、第一シュート61には、サイドコンベア52側の側面、すなわち、機体後方の側面の上部から中央部にわたって、窓口61cが形成されている。
第二シュート62は、第一シュート61とは別体に形成された角筒状の部材であって、第一シュート61の内部にぴったりと嵌合する筒径に形成され、且つ、上端部に導入口62aが形成されるとともに下端部に導出口62bが形成されている。そして、第二シュート62は、第一シュート61に対して回動自在に第一シュート61に取り付けられている。
詳述すると、第二シュート62は、第一シュート61の窓口61cの上端部に沿って延在する支軸Pを中心として、第一シュート61の窓口61cから出入するように第一シュート61に対して回動し、第一シュート61に嵌合して収納される収納状態(図2に示す状態)と、第一シュート61から離隔して展開する展開状態(図1に示す状態)とをとり得るように取り付けられている。
収納状態では、第一シュート61と第二シュート62とは一体化し、細粒の通路として第一通路S1が形成される。そして、第一通路S1の排出口、すなわち、第一シュート61の導出口61bは、メインコンベア51の上流部に対面するようになっている。また、収納状態では、第一シュート61の窓口61cは、第二シュート62の機体後方の側面によって閉じられるようになっている。
一方、展開状態では、第二シュート62は第一シュート61の窓口61cから第一シュート61の外部へと突出し、細粒の通路は、第一シュート61により形成される第一通路S1と第二シュート62により形成される第二通路S2とに分岐される。そして、展開状態では、第二通路S2の排出口、すなわち、第二シュート62の導出口62bは、完全に第一シュート61の外部に位置し、且つ、サイドコンベア52の上流部に対面するようになっている。
ゴムシート63は、シート状且つ略矩形状に形成された弾性体である。そして、その上端部は、グリズリフィーダ42の開口部44を挟んで支軸Pに対向するように、第一シュート61の内面における機体前方の上端部に沿って取り付けられているとともに、その下端部は自由端であって解放されており、第二シュート62の内面に入り込んだ状態で第一シュート61の上端部から垂下している。つまり、ゴムシート63のシート面が、細粒がグリズリフィーダ42により移送される方向(細粒の移送方向)に対面した状態になっている。
これにより、展開状態では、第一シュート61と第二シュート62とが別々に第一通路S1と第二通路S2とを形成するが、ゴムシート63が第二シュート62の内面に入り込んだ状態で第一シュート61の上端部から垂下しているので、ゴムシート63は、第一通路S1を自然と遮断し、且つ、第二通路S2の壁面として機能し、細粒をサイドコンベア52へと案内するようになっている。
なお、収納状態において、第二シュート62は、保持手段64によって第一シュート61に保持されて位置を固定されるようになっている。また、展開状態において、第二シュート62は、係止手段65によって係止されて位置を固定されるようになっている。
保持手段64は、第一シュート61及び第二シュート62それぞれに固設された断面コ字状のブラケット64a,64bと、両ブラケット64a,64b間を貫通するバー64cとを有して構成されている。
係止手段65は、グリズリフィーダ42の底部から吊下げられた鉤状のフック65aと、第二シュート62に固設されてフック65aに係止可能なロックピン65bとを有して構成されている。
<作用・効果>
本発明の一実施形態にかかる破砕機のフィーダシュートは上述のように構成されているので、以下のような作用・効果がある。
ホッパ41に投入された被破砕物は、グリズリフィーダ42により細粒を篩い落とされながら、破砕装置3へ供給される。破砕装置3へ供給された被破砕物は、破砕装置3により所定の大きさに破砕された後にメインコンベア51上に落下し、メインコンベア51により機体前方へ搬出される。
ここで、グリズリフィーダ42により篩い落とされた細粒を、破砕装置3で破砕された被破砕物とともにメインコンベア51側へ排出したい場合には、第二シュート62を自重で吊下がった状態にした後、保持手段64で第二シュート62を第一シュート61に保持させる。すると、フィーダシュート60は、図2に示すように、第一シュート61と第二シュート62とが一体になって細粒の第一通路S1を形成するので、細粒をメインコンベア51へ案内し、被破砕物とともに機体前方へ搬出することができる。
一方、細粒をサイドコンベア52側へ排出したい場合には、保持手段64による保持を解除し、第二シュート62を回動させて、第二シュート62のロックピン65bをフック65aに係止させる。すると、フィーダシュート60は、図1に示すように、第二シュート62が第一シュート61に対して展開した状態で固定され、第二シュート62による第二通路S2が形成される。このとき、第一シュート61による第一通路S1はゴムシート63により遮断されるので、細粒をサイドコンベア52へ案内し、細粒のみを機体側方へ搬出することができる。
このように、第二シュート62のみを回動させることで容易に細粒の案内先をメインコンベア51又はサイドコンベア52へ切り換えることができるので、案内先の切換作業に要する力が少なくて済み、切換に係る作業性を向上させることができる。さらに、第二シュート62はグリズリフィーダ42から吊り下げられた状態になっているので、第二シュート62を回動させるのに必要な力がより少なくて済む。
また、フィーダシュート60は、展開状態にあるときに、ゴムシート63が自然と第一シュート61による第一通路S1を遮断するように配置されているので、従来のように細粒の通路を切り換える切換プレートの回動動作が阻害されるといったことがなく、メンテナンスが簡略化され、簡素な構成で整備性を向上させることができる。
また、ゴムシート63の上端部が、開口部44の外周における細粒の移送方向下流側(機体前方)に位置し、ゴムシート63のシート面が細粒の移送方向に対面する状態になっているので、細粒は、第二通路S2を通ってサイドコンベア52へ案内されるときに、その一部がゴムシート63に衝突するにとどまり、ゴムシート63の磨耗の程度を抑えることができる。
つまり、ゴムシート63は、展開状態にあるときに第二通路S2の壁面として機能するが、ゴムシート63は、メインコンベア51よりも機体後方側に配設されるサイドコンベア52へと細粒を案内するべく、第一シュート61の機体前方の上端部から第二シュート62の内部に亘って取り付けられているので、機体後方から前方へ向かって移動する細粒は、その一部のみがゴムシート63に衝突することになる。
ここで、逆に、ゴムシート63の上端部が、開口部44の外周における細粒の移送方向上流側(機体後方)に位置する場合、すなわち、展開状態にあるときに、サイドコンベア52よりも機体前方側に配設されるメインコンベア51へと細粒を案内する場合(後述の図6参照)、ゴムシート63のシート面は、細粒の移送方向に沿って取り付けられることになる。すると、細粒のほぼ全てがゴムシート63上を滑りながらメインコンベア51へと案内される。
したがって、展開状態にあるとき、本実施形態であれば、細粒はその一部がゴムシート63に衝突する程度であるのでゴムシート63の磨耗は少ないが、逆に、ゴムシート63のシート面が細粒の移送方向に沿って配設されれば、細粒はほぼ全てがゴムシート63上を滑るようになるので、ゴムシート63の磨耗はより大きい。ゆえに、ゴムシート63の磨耗の程度を抑えることができ、ひいては、ゴムシート63の交換の頻度も抑え、整備性を向上させることができる。
また、上部シュート61の下端部が下部シュート62の内側へぴったりと嵌合されているので、上部シュート61及び下部シュート62の隙間へ細粒が噛み込まれることなく、整備性を向上させることができ、且つ、細粒の漏れを防止することができる。
また、フィーダシュート60の磨耗や破損等によりフィーダシュート60を交換したい場合、従来の二股型のフィーダシュートであればフィーダシュートが大きく重量も重いので交換作業が困難であったが、本フィーダシュート60であれば、第二シュート62は第一シュート61と一体化するので、フィーダシュート60全体がコンパクトであって交換作業が容易であり、交換に係る作業性を向上させることができる。
[その他]
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は、上記実施形態に限定されず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形することが可能である。
例えば、上記実施形態では、第二シュート62が収納状態にあるときにメインコンベア51へ細粒が案内され、展開状態にあるときにサイドコンベア52へ細粒が案内されるように構成されているが、図6に示すように、第二シュート62が収納状態にあるときにサイドコンベア52へ細粒が案内され、展開状態にあるときにメインコンベア51へ細粒が案内されるように構成されていても良い。
つまり、第一シュート61による第一通路S1をサイドコンベア52へ配向させ、且つ、展開状態にあるときの第二シュート62による第二通路S2をメインコンベア51へ配向させる。また、第一シュート61において、メインコンベア51側の面、すなわち、機体前方側の面に窓口61cを形成するとともに、第二シュート62が窓口61cに対して出入するように、窓口61上端に支軸Pを取り付ける。さらに、第一シュート61における機体後方側の上端部にゴムシート63を取り付ける。これによれば、第二シュート62が展開状態にあるときにメインコンベア51へ細粒が案内されるようになり、サイドコンベア52へ細粒を案内することが多い場合に有利である。
また、上記実施形態では、保持手段64として、コ字状のブラケット64a,64b及びバー64cからなるものを採用したが、保持手段64の具体的構成はこれに限定されず、少なくとも、収納状態で第二シュート62の回動位置を固定するものであれば良い。同様に、係止手段65として、フック65a及びロックピン65bからなるものを採用したが、係止手段65の構成はこれに限定されず、少なくとも、展開状態で第二シュート62の回動位置を固定するものであれば良い。
また、上記実施形態では、ゴムシート63により第一通路S1を遮断し且つ第二通路S2の壁面を構成したが、ゴムシート63に代えて、適宜のシート状の弾性体を採用しても良い。
また、上記実施形態では、破砕装置3としてジョークラッシャを採用したが、破砕装置3のタイプはこれに限定されず、コーンクラッシャやロールクラッシャ等であっても良い。
また、上記実施形態では、本発明の破砕機のフィーダシュート60を、自走式破砕機1に適用した場合について説明したが、自走式ではない定置式の破砕機に適用することももちろん可能である。ただし、本フィーダシュート60が適用される破砕機は、少なくとも、破砕装置3,グリズリフィーダ42,メインコンベア51及びサイドコンベア52を備えた破砕機である。
本発明の一実施形態に係る破砕機のフィーダシュートの側面視断面図であって、フィーダシュートが展開状態にあるときを示している。 本発明の一実施形態に係る破砕機のフィーダシュートの側面視断面図であって、フィーダシュートが収納状態にあるときを示している。 本発明の一実施形態に係る破砕機のフィーダシュートの正面図である。 本発明の一実施形態に係る破砕機の全体構成を示す側面図である。 本発明の一実施形態に係る破砕機の全体構成を示す上面図である。 本発明のその他の実施形態に係る破砕機のフィーダシュートの側面視断面図である。 本発明の従来技術に係る破砕機の全体構成を示す側面図である。 本発明の従来技術に係る破砕機のフィーダシュートの側面図である。 本発明の従来技術に係る破砕機のフィーダシュートの側面図である。
符号の説明
1 自走式破砕機(破砕機)
2 走行装置
3 破砕装置
4 供給装置
41 ホッパ
42 グリズリフィーダ(フィーダ)
43 グリズリバー
5 排出装置
51 メインコンベア
52 サイドコンベア
60 フィーダシュート
61 第一シュート
61c 窓口
62 第二シュート
63 ゴムシート(弾性体)
64 保持手段
65 係止手段
110 走行装置
120 破砕装置
130 供給装置
131 ホッパ
132 グリズリフィーダ
133 フィーダシュート
133A 切換プレート
140 排出装置
141 メインコンベア
142 サイドコンベア
P 支軸
1 第一通路(第一の細粒通路)
2 第二通路(第二の細粒通路)

Claims (2)

  1. 破砕機に搭載されたフィーダで篩い落とされた細粒の案内先をメインコンベア又はサイドコンベアへ切り換えるためのフィーダシュートであって、
    該フィーダの底部に形成された開口部の外周を囲って該フィーダに固設され、該メインコンベア又は該サイドコンベアの何れか一方に配向した第一の細粒通路を形成する筒状の第一シュートと、
    該第一シュートとは別体に形成され、該第一シュートの内部に収納される収納状態と該第一シュートの外部へ展開する展開状態とをとり得るように支軸を介して回動自在に取り付けられ、該収納状態にあるときには該第一シュートと一体に該第一の細粒通路を形成し、該展開状態にあるときには該メインコンベア又は該サイドコンベアの何れか他方に配向した第二の細粒通路を形成する筒状の第二シュートと、
    その上端部が、該フィーダの該開口部を挟んで該支軸に対向するように該第一シュートの上端部に取り付けられるとともに、その下端部が、該第二シュートの内部に入り込んで垂下するシート状の弾性体とを備えた
    ことを特徴とする、破砕機のフィーダシュート。
  2. 該フィーダは、該細粒を含む被破砕物を機体一側から他側へ移送しながら該細粒を篩い落とすものであって、
    該弾性体の上端部が取り付けられる該第一シュートの上端部は、該フィーダの該開口部の外周における、該細粒の移送方向の下流側に位置している
    ことを特徴とする、請求項1記載の破砕機のフィーダシュート。
JP2007309356A 2007-11-29 2007-11-29 破砕機のフィーダシュート Withdrawn JP2009131763A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007309356A JP2009131763A (ja) 2007-11-29 2007-11-29 破砕機のフィーダシュート

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007309356A JP2009131763A (ja) 2007-11-29 2007-11-29 破砕機のフィーダシュート

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2009131763A true JP2009131763A (ja) 2009-06-18

Family

ID=40864230

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007309356A Withdrawn JP2009131763A (ja) 2007-11-29 2007-11-29 破砕機のフィーダシュート

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2009131763A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011025167A (ja) * 2009-07-27 2011-02-10 Nakayama Iron Works Ltd 自走式破砕機
CN103331190A (zh) * 2013-07-09 2013-10-02 浙江中科兴环能设备有限公司 一种污泥打散机
CN104096629A (zh) * 2013-04-03 2014-10-15 杭州沃拉莱科技有限公司 粉碎机的进料装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011025167A (ja) * 2009-07-27 2011-02-10 Nakayama Iron Works Ltd 自走式破砕機
CN104096629A (zh) * 2013-04-03 2014-10-15 杭州沃拉莱科技有限公司 粉碎机的进料装置
CN103331190A (zh) * 2013-07-09 2013-10-02 浙江中科兴环能设备有限公司 一种污泥打散机

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP2767340B1 (en) Material processing apparatus with multi-mode feed conveyor assembly
JP6199495B2 (ja) 鉱物原料処理設備、及び処理設備を運転するための方法
JP6234587B2 (ja) 鉱物材料処理設備および処理設備の稼働方法
JP2009131763A (ja) 破砕機のフィーダシュート
JP2012206015A (ja) 破砕機
CN106733029B (zh) 一种改良型整粒机
JP2008030364A (ja) 合成樹脂製シートの洗浄処理装置
IE20150169A1 (en) Movable chute for material processing apparatus
JP2006328680A (ja) 土石分離装置
WO2005097330A1 (ja) 自走式破砕機
JP4295158B2 (ja) 自走式スクリーン
JP2009131762A (ja) 破砕機のフィーダシュート
JP2011051738A (ja) 自走式処理機
JP4518482B2 (ja) 自走式破砕機
KR102348921B1 (ko) 건식라인 및 습식라인이 구비된 자동 골재 선별 시스템
FI130785B1 (fi) Murskauslaitteisto ja menetelmä kiviaineksen murskaamiseksi
JP2004230330A (ja) 自走式破砕機及びこれに用いる選別搬送装置
JPH0975850A (ja) 砕石・骨材フィーダにおけるふるい機の目詰まり防止装置
CN215542700U (zh) 一种具有振动预筛的配料仓
JP2004174441A (ja) 破砕装置
JP2009106792A (ja) 破砕機のフィーダシュート
JP2004130250A (ja) 風力選別機
JP2007046299A (ja) 土石分離装置
CN106140699A (zh) 一种泥石再生系统细砂清洗回收机构
RU2234377C1 (ru) Агрегат для разрушения строительных отходов

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20110201