JP2009131116A - Dc/dcコンバータ - Google Patents

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Abstract

【課題】DC/DCコンバータの起動時の過電圧を抑える。
【解決手段】差分演算部11は、出力電圧Voutと目標電圧Vrefとの差分を表す電圧差分ΔVを生成する。PI演算部12は、電圧差分ΔVについてPI演算を実行することにより、デューティ変化量Δdを算出する。加算部13は、デューティ変化量Δdを利用して、トランジスタQ1〜Q4を制御するためのパルス信号のデューティdを決定する。パルス生成部16a、16bは、PI演算部12および加算部13により決定されたデューティdを持ったパルス信号を生成する。DC/DCコンバータ1の起動時は、このパルス信号のデューティの最大値は、デューティ制限部15により制限される。トランジスタQ1〜Q4は、生成されたパルス信号に従って制御される。
【選択図】図1

Description

本発明は、パルス信号を利用して出力電圧を制御するDC/DCコンバータに係わる。
図6は、従来の一般的なDC/DCコンバータの一例の構成を示す図である。このDC/DCコンバータは、トランスTによりその一次側と二次側とが電気的に絶縁された構成である。一次側には、トランジスタQ1〜Q4を含んで構成されるHブリッジ回路が設けられている。各トランジスタQ1〜Q4は、不図示の制御回路によって制御される。一方、二次側には、ダイオードD1〜D4を含んで構成される整流回路が設けられている。さらに、その整流回路の出力側には、チョークコイルLおよび平滑コンデンサCが設けられている。
上記構成のDC/DCコンバータにおいては、基本的に、トランジスタQ1、Q4をオン状態に制御すると共にトランジスタQ2、Q3をオフ状態に制御する第1フェーズ、および、トランジスタQ2、Q3をオン状態に制御すると共にトランジスタQ1、Q4をオフ状態に制御する第2フェーズを交互に繰り返すことにより、交流が生成される。生成された交流電流は、トランスTを介して二次側に伝達され、整流回路によって整流される。そして、この電流のエネルギーがチョークコイルLを介して出力端子に伝達される。このとき、不図示の制御回路は、出力電圧Voutが目標電圧に一致するように、トランジスタQ1〜Q4をフィードバック制御する。これにより、DC/DCコンバータの出力電圧が目標電圧に保持される。
特許文献1には、PI(比例および積分)演算を利用して出力電圧を制御する電圧変換システムが記載されている。この電力変換システムは、フィードバックゲイン決定部によるフィードバックゲインKp、Kiを用いて、DC/DCコンバータの出力目標電圧に対する偏差をゼロにするためのフィードバック制御を行うフィードバック演算部を含む。そして、フィードバックゲイン決定部は、直流電源での充電率に応じた内部抵抗変化を反映するように、フィードバックゲインKp、Kiを決定する。
特開2007−68290号公報
上述のDC/DCコンバータにおいては、一般に、その起動時に出力電圧のオーバシュートが発生してしまう。すなわち、過大な出力電圧が発生してしまう。この結果、回路素子が破損するおそれがあった。
本発明の課題は、DC/DCコンバータの起動時の過電圧を抑えることである。
本発明のDC/DCコンバータは、スイッチ回路を利用して電圧を変換する構成であって、出力電圧と目標電圧との電圧差分を検出する差分検出手段と、前記電圧差分に基づいて前記スイッチ回路を駆動するためのパルス信号のデューティを決定するデューティ制御手段と、前記パルス信号に従って前記スイッチ回路を駆動する駆動回路と、当該DC/DCコンバータの起動時に前記パルス信号のデューティを所定の最大値以下に制限する制限手段、を有する。
この構成によれば、DC/DCコンバータの起動時において、スイッチ回路を制御するためのパルス信号のデューティの最大値が制限されるので、出力電圧のオーバシュートが抑えられる。
前記デューティ制御手段は、前記電圧差分に基づいてデューティの変化量を演算する演算手段、および前記演算手段により得られる変化量を先に決定したデューティに加算することにより新たなデューティを決定する加算手段、を備えるようにしてもよい。この構成によれば、電圧モード制御のDC/DCコンバータの出力電圧のオーバシュートが抑えられる。
また、前記デューティ制御手段は、前記電圧差分に基づいて目標電流を演算する演算手段、を備え、当該DC/DCコンバータを流れる電流と前記目標電流との比較結果に応じて前記パルス信号のデューティを決定するようにしてもよい。この構成によれば、電流モード制御のDC/DCコンバータの出力電圧のオーバシュートが抑えられる。
前記最大値は、固定値であってもよいし、当該DC/DCコンバータの起動時において時間経過に対して徐々に大きくなっていくようにしてもよい。経過時間を変数とする所定の関数に従って上記最大値が変化する構成とすれば、起動時の出力電圧の波形を細かく制御できる。
本発明の他の態様のDC/DCコンバータは、スイッチ回路を利用して電圧を変換する構成であり、出力電圧と目標電圧との電圧差分を検出する差分検出手段と、前記電圧差分に基づいて前記スイッチ回路を駆動するためのパルス信号のデューティを決定するデューティ制御手段と、前記パルス信号に従って前記スイッチ回路を駆動する駆動回路と、前記電圧差分が予め決められた閾値よりも大きいときに前記パルス信号のデューティを所定の最大値以下に制限する制限手段、を有する。この構成によれば、DC/DCコンバータの起動時に限ることなく、出力電圧のオーバシュートが抑えられる。
本発明によれば、DC/DCコンバータの起動時の過電圧を抑えることができる。
図1は、本発明の実施形態のDC/DCコンバータの構成を示す図である。図1に示す実施形態のDC/DCコンバータ1は、トランスTによりその一次側と二次側とが電気的に絶縁された構成である。トランスTの一次側には、トランジスタQ1〜Q4を含んで構成されるスイッチ回路としてのHブリッジ回路が設けられている。トランジスタQ1〜Q4は、それぞれ、CPU10により生成されるパルス信号に従って、スイッチとして動作する。一方、トランスTの二次側には、ダイオードD1〜D4を含んで構成される整流回路が設けられている。さらに、その整流回路の出力側には、エネルギーを伝達するためのチョークコイルLが接続されている。また、図示していないが、出力電圧を平滑化するためのコンデンサを備えている。
CPU10は、フィードバック制御によりDC/DCコンバータ1の出力電圧Voutを目標電圧Vrefに一致させるために、トランジスタQ1〜Q4を制御するためのパルス信号のデューティを決定する。差分演算部(差分検出手段)11は、DC/DCコンバータ1の出力電圧Voutと目標電圧Vrefとの差分を表す電圧差分ΔVを計算する。なお、出力電圧Voutは、随時(例えば、所定のサンプリング間隔で)、デジタルデータに変換されて差分演算部11に与えられる。したがって、差分演算部11は、随時、最新の電圧差分ΔVを出力する。
PI演算部(演算手段)12は、電圧差分ΔVについて下記の演算を実行することにより、パルス信号のデューティの変化量Δdを算出する。
Δd=(Kp +Ki Σ)×ΔV =Kp ΔV + Ki ΣΔV
「Kp ΔV」は比例項であり、「Kp」はその係数である。また、「Ki ΣΔV」は積分項であり、「Ki」はその係数である。なお、「ΣΔV」は、所定のサンプリング間隔で計算される電圧差分ΔVの累積加算値(すなわち、積分値)である。
加算部(加算手段)13は、PI演算部12により得られる変化量Δdを、先に算出したデューティ(前回d)に加算することにより、新たなデューティdを算出する。なお、加算部13は、特に図示しないが、前回の加算演算で得られたデューティ値データを保持するための保持部を備えている。
タイマ14は、CPU10に起動指示が与えられると計時を開始し、予め決められた初期動作期間が経過すると満了する。起動指示は、例えば、DC/DCコンバータ1が自動車に搭載されている場合には、イグニッションスイッチの投入に相当する。或いは、DC/DCコンバータ1の電力変換動作が上位制御装置からの許可を受けて開始されるシステムにおいては、起動指示は、その上位装置からの許可信号に相当する。
デューティ制限部(制限手段)15は、タイマ14が計時を開始してから満了するまでの期間(すなわち、DC/DCコンバータ1の起動時の初期動作期間)、PI演算部12および加算部13により算出されるデューティdを所定の最大値以下に制限する。たとえば、設定された最大値が20パーセントであったものとする。この場合、加算部13から出力されるデューティdが20パーセントを超えていれば、デューティ制限部15の出力は「d=20パーセント」に制限される。一方、加算部13から出力されるデューティdが20パーセント以下であれば、デューティ制限部15によってそのデューティdが補正されることはない。
パルス生成部16a、16bは、加算部13から出力されるデューティ(デューティ制限部15により制限された場合は、制限されたデューティ)を持ったパルス信号を生成して出力する。なお、パルス生成部16a、16bにより生成される1組のパルス信号は、例えば、その位相が互いに反転している。
ドライブ回路21aは、パルス生成部16aから出力されるパルス信号に従って、トランジスタQ1、Q4を駆動する。同様に、ドライブ回路21bは、パルス生成部16bから出力されるパルス信号に従って、トランジスタQ2、Q3を駆動する。これにより、1組のトランジスタQ1、Q4と、1組のトランジスタQ2、Q3は、交互に駆動される。ここで、トランジスタQ1〜Q4は、パルス信号のデューティdが大きくなると、それに応じて大きな電流を生成する。すなわち、パルス信号のデューティdが大きくなると、出力側に大きなエネルギーが伝達される。そして、このフィードバック制御により、DC/DCコンバータ1は、出力電圧Voutを目標電圧Vrefに保持する。
なお、上記構成のDC/DCコンバータ1において、PI演算部12および加算部13は、デューティ制御手段として動作する。また、ドライブ回路21a、21bは、駆動回路として動作する。
ところで一般に、DC/DCコンバータの起動時は、出力電圧Voutはゼロである。一方、目標電圧Vrefは、基本的に、固定値である。すなわち、DC/DCコンバータの起動時は電圧差分ΔVが大きい。そして、電圧差分ΔVが大きいと、デューティ変化量Δdが急速に増加し、パルス信号のデューティdが過大になる。そうすると、DC/DCコンバータの出力側に伝達されるエネルギーが一時的に過剰になり、これが出力電圧Voutのオーバシュートの要因となってしまう。
そこで、実施形態のDC/DCコンバータ1においては、起動時の初期動作期間に、デューティ制限部15がパルス信号のデューティを所定の最大値以下に制限する。なお、初期動作期間は、特に限定されるものではないが、例えば、数ミリ秒程度である。
図2は、CPU10の処理を示すフローチャートである。なお、このフローチャートの処理は、起動指示によりタイマ14が計時を開始した後に、所定の時間間隔で繰り返し実行されるものとする。
ステップS1では、電圧差分ΔVに基づいてデューティ変化量Δdが計算される。さらに、このデューティ変化量Δdに従って、新たなデューティdが計算される。なお、ステップS1の処理は、PI演算部12および加算部13により実行される。
ステップS2では、タイマ14の出力をモニタすることにより、DC/DCコンバータ1の起動から一定時間(初期動作時間)が経過したか否かをチェックする。そして、起動から一定時間が経過していなければ、ステップS3において、ステップS1で得られたデューティdと最大値とを比較する。そして、デューティdが最大値を超えていれば、ステップS4において、制限されたデューティdとしてその「最大値」を出力する。一方、デューティdが最大値以下であれば、ステップS4はスキップされる。ここで、ステップS2〜S4は、デューティ制限部15により実行される。なお、ステップS2において、起動から一定時間が経過していた場合には、ステップS3〜S4はスキップされる。
このように、実施形態のDC/DCコンバータ1においては、その起動時にトランジスタQ1〜Q4を制御するためのパルス信号のデューティが制限される。すなわち、起動時には、DC/DCコンバータの出力側に伝達されるエネルギーが制限され、ソフトスタートが実現されるので、出力電圧のオーバシュートを抑えることができる。また、この機能は、CPU10により実行されるプログラムを書き換えるだけで容易に実現可能である。
図3は、本発明の他の実施形態のDC/DCコンバータの構成を示す図である。図3に示すDC/DCコンバータ2は、電流モードで動作する構成であるが、電力回路(トランジスタQ1〜Q4、トランスT、ダイオードD1〜D4、チョークコイルL)の構成は、図1に示した電圧モードのDC/DCコンバータと同じである。
図3において、PI演算部(演算手段)31は、電圧差分ΔVについて下記の演算を実行することにより、制御データとしての目標電流Itargetを出力する。
Itarget=(Kp +Ki Σ)×ΔV =Kp ΔV + Ki ΣΔV
そして、デジタル出力部32は、PI演算部31により得られる目標電流Itargetを出力する。
デューティ制限部(制限手段)33は、タイマ14が計時を開始してから満了するまでの期間(すなわち、DC/DCコンバータ1の起動時の初期動作期間)、デューティ制限信号を出力する。デューティ制限信号は、トランジスタQ1〜Q4を制御するためのパルス信号のデューティの最大値を規定する。
パルス生成部34a、34bは、DC/DCコンバータ2が通常動作をしている期間には、所定の周期、かつ、所定のデューティを持ったパルス信号を生成する。パルス生成部34a、34bにより生成される1組のパルス信号は、例えば、その位相が互いに反転している。ただし、パルス生成部34a、34bは、デューティ制限部33からデューティ制限信号が与えられている期間は、その信号により規定されているデューティを持ったパルス信号を生成する。ここで、デューティ制限信号により規定されるデューティは、DC/DCコンバータ2の通常動作時のデューティよりも小さい。すなわち、DC/DCコンバータ2の起動時のパルス信号のデューティは、その通常動作時と比べて小さくなる。
D/A変換部41は、目標電流Itargetをアナログ信号に変換し、コンパレータ42の正側端子に与える。コンパレータ42の負側端子には、電流センサ43により検出される電流値Iinの絶対値が与えられる。すなわち、絶対値回路44は、電流センサ43により検出される電流値Iinの絶対値を生成する。
保持回路45a、45bは、例えばD−フリップフロップ回路であり、パルス生成部34a、34bにより生成されるパルス信号を利用して、コンパレータ42の比較結果を保持する。AND回路46aは、パルス生成部34aにより生成されるパルス信号と、保持回路45aの出力信号との論理積を表す信号を生成する。同様に、AND回路46bは、パルス生成部34bにより生成されるパルス信号と、保持回路45bの出力信号との論理積を表す信号を生成する。ここで、電流値Iinが目標電流Itargetよりも小さければ、パルス生成部34a、34bにより生成されるパルス信号がそのままAND回路46a、46bを通過する。一方、電流値Iinが目標電流Itargetを超えると、コンパレータ42の出力が反転し、パルス信号はLレベルに変化する。すなわち、電流値Iinと目標電流Itargetとの比較結果に応じて、パルス信号のデューティが制御されることになる。
ドライブ回路47aは、AND回路46aの出力信号に応じて、トランジスタQ1、Q4を駆動する。同様に、ドライブ回路47bは、AND回路46bの出力信号に応じて、トランジスタQ2、Q3を駆動する。これにより、1組のトランジスタQ1、Q4と、1組のトランジスタQ2、Q3は、交互に駆動される。そして、このフィードバック制御により、DC/DCコンバータ2は、電流モードで出力電圧Voutを目標電圧Vrefに保持する。
なお、上記構成のDC/DCコンバータ2において、PI演算部31、コンパレータ42、保持回路45a、45b、AND回路46a、46bは、デューティ制御手段として動作する。また、ドライブ回路47a、47bは、駆動回路として動作する。
図4は、図3に示すDC/DCコンバータ2においてパルス信号を生成する処理を示すフローチャートである。このフローチャートの処理は、デューティ制御部33およびパルス生成部34a、34bにより実行される。また、このフローチャートの処理は、所定の時間間隔で繰り返し実行されるものとする。
ステップS11では、タイマ14の出力をモニタすることにより、DC/DCコンバータ2の起動から一定時間(初期動作時間)が経過したか否かをチェックする。このとき、起動から一定時間が経過していなければ、ステップS12において、デューティ制限信号を生成する。そして、ステップS13において、デューティの最大値が制限されたパルス信号を出力する。一方、起動から一定時間が経過していれば、ステップS14において、通常のデューティを持ったパルス信号を出力する。なお、ステップS13で生成される起動時のパルス信号のデューティは、ステップS14で生成される通常時のパルス信号のデューティよりも小さい。
このように、図3に示すDC/DCコンバータ2においても、その起動時にトランジスタQ1〜Q4を制御するためのパルス信号のデューティが制限される。したがって、ソフトスタートが実現され、出力電圧のオーバシュートを抑えることができる。
<変形例等>
上述の実施例のDC/DCコンバータ1、2において、パルス信号のデューティの最大値は、固定値であってもよいし、時間経過に対して変化するようにしてもよい。後者の場合、最大値は、DC/DCコンバータの起動時において、図5(a)に示すように、時間経過に対してリニアに増加するようにしてもよい。あるいは、最大値は、図5(b)に示すように、時間を変数とする所定の関数(たとえば、時間経過に対してその傾き(すなわち、増加速度)が徐々に小さくなってゆく関数)に従って変化するようにしてもよい。
また、上述の実施例では、起動時(実施例では、起動指示が与えられたときから所定時間が経過するまでの期間)にデューティの最大値を制限する構成を示したが、本発明はこれに限定されるものではない。すなわち、例えば、電圧差分ΔVが所定値よりも大きいときにデューティの最大値を制限するようにしてもよい。この方式は、図2に示すフローチャートのステップS2、または図4に示すフローチャートのステップS11の代わりに、電圧差分ΔVと閾値電圧とを比較することにより実現される。
さらに、本発明は、図1または図3に示す構成のみに適用されるものではない。すなわち、PI演算の変わりにP演算(比例演算)によりデューティ変化量Δdまたは目標電流Itargetを算出するようにしてもよい。また、本発明を適用可能なDC/DCコンバータは、Hブリッジ回路を備える構成でなくてもよく、トランスで絶縁される構成でなくてもよい。さらに、本発明は、昇圧型、降圧型のいずれにも適用可能であり、PWM制御方式またはPFM制御方式のいずれにも適用可能である。
本発明の実施形態のDC/DCコンバータの構成を示す図である。 パルス信号のデューティを決定する処理を示すフローチャートである。 他の実施形態のDC/DCコンバータの構成を示す図である。 他の実施形態においてパルス信号を生成する処理を示すフローチャートである。 最大値を変化させる方法の実施例である。 従来の一般的なDC/DCコンバータの一例の構成を示す図である。
符号の説明
1、2 DC/DCコンバータ
10 CPU
11 差分演算部
12 PI演算部
13 加算部
14 タイマ
15 デューティ制限部
16a、16b パルス生成部
21a、21b ドライブ回路
31 PI演算部
33 デューティ制限部
34a、34b パルス生成部
43 電流センサ
47a、47b ドライブ回路

Claims (5)

  1. スイッチ回路を利用して電圧を変換するDC/DCコンバータであって、
    出力電圧と目標電圧との電圧差分を検出する差分検出手段と、
    前記電圧差分に基づいて前記スイッチ回路を駆動するためのパルス信号のデューティを決定するデューティ制御手段と、
    前記パルス信号に従って前記スイッチ回路を駆動する駆動回路と、
    当該DC/DCコンバータの起動時に、前記パルス信号のデューティを所定の最大値以下に制限する制限手段、
    を有するDC/DCコンバータ。
  2. 請求項1に記載のDC/DCコンバータであって、
    前記デューティ制御手段は、
    前記電圧差分に基づいてデューティの変化量を演算する演算手段と、
    前記演算手段により得られる変化量を先に決定したデューティに加算することにより新たなデューティを決定する加算手段、を備える
    ことを特徴とするDC/DCコンバータ。
  3. 請求項1に記載のDC/DCコンバータであって、
    前記デューティ制御手段は、
    前記電圧差分に基づいて目標電流を演算する演算手段、を備え
    当該DC/DCコンバータを流れる電流と前記目標電流との比較結果に応じて前記パルス信号のデューティを決定する
    ことを特徴とするDC/DCコンバータ。
  4. 請求項1〜3のいずれか1つの請求項に記載のDC/DCコンバータであって、
    前記最大値は、当該DC/DCコンバータの起動時において時間経過に対して徐々に大きくなっていくことを特徴とするDC/DCコンバータ。
  5. スイッチ回路を利用して電圧を変換するDC/DCコンバータであって、
    出力電圧と目標電圧との電圧差分を検出する差分検出手段と、
    前記電圧差分に基づいて前記スイッチ回路を駆動するためのパルス信号のデューティを決定するデューティ制御手段と、
    前記パルス信号に従って前記スイッチ回路を駆動する駆動回路と、
    前記電圧差分が予め決められた閾値よりも大きいときに、前記パルス信号のデューティを所定の最大値以下に制限する制限手段、
    を有するDC/DCコンバータ。
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