JP2009130918A - 移動通信端末および無線通信方法 - Google Patents

移動通信端末および無線通信方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2009130918A
JP2009130918A JP2007307440A JP2007307440A JP2009130918A JP 2009130918 A JP2009130918 A JP 2009130918A JP 2007307440 A JP2007307440 A JP 2007307440A JP 2007307440 A JP2007307440 A JP 2007307440A JP 2009130918 A JP2009130918 A JP 2009130918A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
base station
control channel
communication
candidate
unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2007307440A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5049756B2 (ja
Inventor
Hideaki Usami
秀晃 宇佐美
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyocera Corp
Original Assignee
Kyocera Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kyocera Corp filed Critical Kyocera Corp
Priority to JP2007307440A priority Critical patent/JP5049756B2/ja
Publication of JP2009130918A publication Critical patent/JP2009130918A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5049756B2 publication Critical patent/JP5049756B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Abstract

【課題】 通信チャネル確立の成功率の向上が可能な移動通信端末および無線通信方法を提供することを目的とする。
【解決手段】
基地局120と無線通信する無線通信部212と、基地局との間で制御チャネルを送受信する制御チャネル通信部214と、受信した制御チャネルの信号を用いて通信対象の候補となる候補基地局の識別子の候補基地局リストを作成する基地局リスト作成部216と、候補基地局のうち通信する基地局を決定する通信基地局決定部218と、通信基地局決定部が決定した基地局から制御チャネル通信部が制御チャネルを受信できたか否かを判断する受信判断部220と、受信判断部が制御チャネルを受信できなかったと判断した場合であっても、所定条件に基づいて、通信基地局決定部が決定した基地局に接続を再試行すべきか否かを判断する再試行条件判断部222と、を備えることを特徴としている。
【選択図】 図2

Description

本発明は、基地局と無線を用いて通信する移動通信端末および無線通信方法に関する。
近年、携帯電話やPHS(Personal Handy phone System)、PDA(Personal Digital Assistant)に代表される移動通信端末が提供されている。これらの移動通信端末は所定距離ごとに設置された基地局に対して接続し、基地局が接続された通信網を介して通話やデータ送受信などの通信を行うことができる。
例えばPHSなどの無線通信の代表的な方式の一つとして、TDD−TDMA方式がある(TDD:Time Division Duplex:時分割複信、TDMA:Time Division Multiple Access:時分割多重方式)。TDDは通信経路を時間軸で細分化し、短時間に送信と受信を切り替える方式である。TDMAは、1つの周波数を時間軸で細分化し、複数の相手と通信を行う方式である。
PHSの無線通信システムにおいては、発呼時、着呼時、及び位置登録時などに、サービスエリア内に複数配置されている基地局(CS:Cell Station)と無線通信端末(PS:Personal Station)間にて制御チャネル(CCH:Control CHannel)及びリンクチャネル(LCH:Link CHhannel)の送受信を行い、通信チャネル(TCH:Traffic CHannel)を確立することにより通信が可能となる。
また、上記システムの通信チャネルが確立され通信を行っている最中に、ユーザの移動により移動通信端末と基地局との通信状態が悪くなった場合、通信状態の良い他の基地局に通信を切り替えるハンドオーバを行うことにより、引き続き通信を行うことが可能となる。
通信チャネル確立動作は、発呼時及び着呼時、並びに、位置登録時及びハンドオーバ時に共通した動作である。通信チャネル確立動作では、移動通信端末はまず、基地局が発信する制御チャネルを受信して基地局のサーチを行い、接続可能な基地局の識別子(CSID)及び受信電界強度(RSSI:Received Signal Strength Indicator)を認識する。接続可能な基地局が複数あった場合には、RSSIの強度に基づいて選択した基地局に接続し、制御チャネルを再び受信する。制御チャネルの受信に成功した場合は、次にリンクチャネルを確立する動作を行い、通信チャネルを確立する。一方、接続可能な基地局はあったが、制御チャネルの受信に失敗した場合には、異なる基地局へ接続し、再び制御チャネルの受信から一連の動作を行う。
上述したような通信チャネル確立動作はハンドオーバ時にも行われるが、その際の、周辺基地局の制御チャネルを受信して新たに接続を行う基地局を決定するまでの間の接続時間や切替時間の長さが通信品質に悪影響を及ぼしていた。このような状況を改善するために、周辺基地局のRSSIを検出した結果をメモリに記憶しておき、ハンドオーバ時等の接続時に、記憶してある基地局から接続を行う基地局を決定することにより、接続時間や切替時間を短縮するという技術が開示されている(例えば、特許文献1)。
特開2001−95028号公報
特許文献1に記載された技術は、接続時の接続時間や切替時間を短縮することにより、通信品質を向上することを目的としている。しかしながら、特許文献1に記載された技術も上記従来技術と同様に、制御チャネルの受信に失敗した場合には、その基地局への接続を中断し、異なる基地局への接続を行う。このとき、接続可能な新たな基地局がなかった場合、通信チャネルの確立動作は終了され、接続エラーとして待機状態に戻ってしまう。このような処理は、接続可能な基地局が少ない環境や基地局からの制御チャネルのエラーが多い環境において、通信チャネル確立の成功率の低下の原因となる。
本発明は、このような課題に鑑み、通信チャネル確立の成功率の向上が可能な移動通信端末および無線通信方法を提供することを目的としている。
上記課題を解決するために、本発明にかかる移動通信端末の代表的な構成は、基地局と無線を用いて通信する無線通信部と、基地局との間で制御チャネルを送受信する制御チャネル通信部と、複数の基地局から受信した制御チャネルの信号を用いて通信対象の候補となる候補基地局の識別子の候補基地局リストを作成する基地局リスト作成部と、候補基地局リストに格納された候補基地局のうち通信する基地局を決定する通信基地局決定部と、通信基地局決定部が決定した基地局から制御チャネル通信部が制御チャネルを受信できたか否かを判断する受信判断部と、受信判断部が制御チャネルを受信できなかったと判断した場合であっても、所定条件に基づいて、通信基地局決定部が決定した基地局に接続を再試行すべきか否かを判断する再試行条件判断部と、を備えることを特徴とする。
かかる構成により、制御チャネルを受信できなかった場合、候補基地局リストに格納された異なる(新しい)次の基地局に対して直ちに接続するのではなく、所定条件に基づいて、当該接続を行っていた基地局にも接続を行うことができる。これにより、通信チャネル確立動作における基地局への接続回数が増し、通信チャネル確立の成功率を向上させることが可能となる。
上記の再試行条件判断部の所定条件とは候補基地局リストに格納された候補基地局の数であって、再試行条件判断部が、候補基地局の数が所定数以下であると判断した場合には、制御チャネル通信部は最初に決定した基地局と同一の基地局に再度制御チャネルの受信を試行し、候補基地局の数が所定数より多いと判断した場合には、制御チャネル通信部は、候補基地局リストに格納された候補基地局のうち最初に決定した基地局と異なる基地局から制御チャネルの受信を試行してもよい。
所定条件を、候補基地局リストに格納された基地局数に設定することにより、候補基地局数が所定数より多く存在する場合には、制御チャネルを受信できなかった当該基地局への再接続を行わず、新しい基地局への接続を行うことが可能となる。すなわち、基地局が少ない場合には同じ基地局への再接続を試行し、充分な数の基地局がある場合には接続に成功する可能性の高い新しい基地局に接続する。これにより、さらに通信チャネル確立の成功率を向上することができる。
本発明にかかる移動通信端末の他の構成は、さらに、接続に失敗した基地局を特定する識別子を記憶する基地局情報記憶部を備え、再試行条件判断部は、候補基地局リストに格納された候補基地局のうち基地局情報記憶部に記憶されている基地局と一致するものがある場合には、前記所定条件に、当該一致した基地局に対して再試行する期待度を設定してもよい。
かかる構成により、接続に失敗した基地局の識別子を移動通信端末に記憶することが可能となる。これにより、候補基地局リストに格納された候補基地局のうち、接続に失敗した基地局と一致する基地局に対して、期待度を設定することができる。例えば、期待度を「0」とした基地局へは、制御チャネルの受信に失敗後の再接続を行わない、期待度を「1」とした基地局への再接続回数は1回、期待度を「2」とした基地局への再接続回数は2回、というように、期待度によって再接続回数を設定することが可能である。
上記の基地局情報記憶部は、接続に失敗した基地局を特定する識別子と合わせて、受信できなかったときの時刻、位置、若しくは失敗原因の少なくとも一つを含む条件項目を記憶し、再試行条件判断部は、候補基地局リストに格納された候補基地局のうち基地局情報記憶部に記憶されている基地局と一致するものがある場合には、前記所定条件に、条件項目に応じて当該一致した基地局に対して再試行する期待度を設定するとよい。
接続に失敗した基地局を特定する識別子と失敗原因を合わせて記憶することにより、条件項目による期待度の設定が可能となる。これにより、例えば、深夜になると接続に失敗することが多い基地局については、深夜の時間帯における当該基地局の期待度を「1」に設定しておくことにより、再接続回数は1回となり、接続に失敗する可能性の高い基地局に対しての無駄な再接続を削減することができる。
上記課題を解決するために、本発明にかかる無線通信方法の代表的な構成は、移動通信端末が基地局と無線を用いて通信するための無線通信方法において、複数の基地局から制御チャネルを受信し、受信した制御チャネルの信号を用いて通信対象の候補となる候補基地局の識別子のリストを作成し、リストに格納された候補基地局のうち通信する基地局を決定し、通信する基地局から制御チャネルを受信できたか否かを判断し、通信する基地局から制御チャネルを受信できなかったと判断した場合であっても、所定条件に基づいて、基地局に接続を再試行すべきか否かを判断することを特徴とする。
以上説明したように本発明は、制御チャネルの受信に失敗した場合に、次に接続を行う基地局を所定条件に基づいて選択することで効率的に通信チャネルを確立することが可能となる。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。かかる実施形態に示す寸法、材料、その他具体的な数値などは、発明の理解を容易とするための例示にすぎず、特に断る場合を除き、本発明を限定するものではない。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能、構成を有する要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略し、また本発明に直接関係のない要素は図示を省略する。
移動通信端末は通信を開始しようとするとき、接続可能な複数の基地局を探して、順に接続を試行する。本実施形態では、制御チャネルの受信に失敗した場合に、次に接続を行う基地局を所定条件に基づいて選択することで効率的に通信チャネルを確立することを目的としている。移動通信端末としては、PHS端末、携帯電話、PDA等様々な電子機器があるが、ここでは理解を容易にするためPHS端末を挙げて説明する。
図1は、無線通信システム100を説明するためのシステムブロック図である。かかる無線通信システム100は、PHS端末110(110A、110B)と、基地局120(120A、120B、120C、120D)と、通信網130と、管理サーバ140とを含んで構成される。PHS端末110の詳細な構成は、図2の説明にて後程詳述する。
無線通信システム100では、ユーザがPHS端末110Aを利用して他のPHS端末110Bに電話しようと試みた場合、すなわち、PHS端末110Aにおける発呼時及びPHS端末110Bにおける着呼時に、ユーザのPHS端末110Aの操作に応じて、無線通信可能領域にある基地局120Aとの無線通信が確立され、基地局120Aは、通信網130を介して管理サーバ140にPHS端末110Bとの通信接続を要求する。
管理サーバ140は、PHS端末110Bの無線通信可能領域にある基地局120Cを選定して、通信相手の有するPHS端末110Bとの音声通話を設定する。なおPHS端末110Bは、事前に基地局120Cを介して管理サーバ140に位置登録を行っている。
そして、音声通話に必要な基地局120Aおよび120Cの設定が完了すると、管理サーバ140は、その音声通話処理を基地局120間に渡し、ユーザ側(PHS端末110A)および通信相手側(PHS端末110B)の基地局120A、120C同士が主体となって音声信号の送受を直接行う。このとき、管理サーバ140は、各PHS端末110A、110Bの通信環境の変化に応じて適切な基地局120を割り当てるための待機状態に移行する。
このとき、例えば、PHS端末110AとPHS端末110Bでの通話中に、PHS端末110Aの移動によって通信環境が変化し、PHS端末110Aと基地局120A間での通信品質が劣化した場合、PHS端末110Aはハンドオーバを開始し、現在通信を行っている基地局120Aよりも通信環境がよい基地局120を検索する。
その結果、基地局120Aよりも通信環境がよい基地局120、例えば、基地局120Bを検出した場合、PHS端末110Aは基地局120Bに対しリンクチャネル確立要求を送信する。そして、基地局120BからPHS端末110Aに対してリンクチャネルが割り当てられたら、PHS端末110Aは基地局120Bとの通信を開始し、基地局120Bと基地局120Cが音声信号の送受を行い、ハンドオーバが完了する。その後、PHS端末110Aと基地局120A間での通信は切断される。
PHS端末110が行っている動作は、上述した発呼、着呼、ハンドオーバが主だが、その他の動作の一つとして、位置登録がある。位置登録は、PHS端末110の電源投入時や待受け時等、様々なタイミングで行われている。
例えば、電源投入時における位置登録は、ユーザがPHS端末110Aの電源を投入すると、PHS端末110Aは、まず基地局120の報知チャネル(BCCH:Broadcast Control CHannel)を受信することにより、周囲に存在する基地局120を検索する。検出した基地局120の位置と自体の位置を比較し、基地局120Dが最も通信環境が良かった場合、基地局120Dに付随制御チャネル(SCCH:Shared Control CHannel)を送信し、位置登録を行う。
(第1の実施形態)
図2は第1の実施形態におけるPHS端末の構成を説明する図であって、図2(a)は機能ブロック図、図2(b)は候補基地局リストを説明する図である。PHS端末110は、端末制御部200と、端末メモリ202と、表示部204と、操作部206と、音声入力部208と、音声出力部210と、無線通信部212と、制御チャネル通信部214と、基地局リスト作成部216と、通信基地局決定部218と、受信判断部220と、再試行条件判断部222とを含んで構成される。
端末制御部200は、中央処理装置(CPU)を含む半導体集積回路によりPHS端末110全体を管理および制御する。端末制御部200は、端末メモリ202のプログラムを用いて、PHS端末110を利用した通話機能やメール配信機能も当然にして遂行する。
端末メモリ202は、ROM、RAM、EEPROM、不揮発性RAM、フラッシュメモリ、HDD等で構成され、端末制御部200で処理されるプログラムや音声データ等を記憶する。
表示部204は、液晶ディスプレイ、EL(Electro Luminescence)、PDP(Plasma Display Panel)等で構成され、端末メモリ202に記憶された、または通信網130を介してアプリケーション中継サーバ(図示せず)から提供される、WebブラウザやアプリケーションのGUI(Graphical User Interface)を表示することができる。
操作部206は、キーボード、十字キー、ジョイスティック等のスイッチから構成され、ユーザの操作入力を受け付ける。
音声入力部208は、マイク等の音声認識装置で構成され、通話時に入力されたユーザの音声をPHS端末110内で処理可能な電気信号に変換する。
音声出力部210は、スピーカで構成され、PHS端末110で受信した通話相手の音声信号を音声に変えて出力する。また、着信音や、操作部206の操作音、アラーム音等も出力できる。
無線通信部212は、PHS電話網における基地局120と無線通信を行う。かかる無線通信としては、基地局120内でフレームを時分割した複数のタイムスロットをそれぞれPHS端末110のチャネルに割り当てて通信を行う時分割多重方式等がある。
制御チャネル通信部214は、無線通信部212を介して、基地局120と制御チャネル(CCH)の送受信を行う。接続開始時に、制御チャネル通信部214が基地局120からのCCHを受信することにより、通信対象の候補となる候補基地局の識別子(CSID)と受信電界強度(RSSI)を認識することができる。
基地局リスト作成部216は、制御チャネル通信部214が複数の基地局から受信したCCHの信号を用いて、接続対象の候補となる候補基地局の識別子(CSID)の候補基地局リストを作成する。候補基地局リストは、端末メモリ202に記憶させておくことができる。
候補基地局リストには、図2(b)に示すように、CSIDと共にRSSIを記憶することも可能である。また、例えば、RSSIの強度を5段階にレベル分けすることによって、図2(b)のように、RSSIの強度をレベルで記憶させることもできる。
通信基地局決定部218は、候補基地局リストに格納された候補基地局のうち、接続する基地局120を決定する。候補基地局が複数存在する場合は、接続する基地局120をRSSIの強度に基づいて決定することができる。また後述するように、接続動作時に、CCHの受信及びリンクチャネル(LCH)の割当受信や通信チャネル(TCH)確立に失敗した基地局を、候補基地局から除外することも可能である。
受信判断部220は、通信基地局決定部218が決定した基地局120から制御チャネル通信部214が制御チャネル(CCH)を受信できたか否かを判断する。CCHの受信以外にも、LCHの割当受信及びTCHの確立ができたか否かを判断することも可能である。
再試行条件判断部222は、受信判断部220が制御チャネルを受信できなかったと判断した場合であっても、所定条件に基づいて、通信基地局決定部218が決定した基地局120に接続を再試行すべきか否かを判断する。受信判断部220が、CCHを受信に失敗したと判断した場合、再試行条件判断部222は当該接続に失敗した際の条件と所定条件との比較を行う。そして、比較の結果に基づき、当該接続を行っていた基地局120に再接続(再試行)するのか、候補基地局リストに存在する他の基地局に対して新たに接続を行うのかを判断する。
また、再試行条件判断部222は、受信判断部220がLCHの割当受信及びTCHの確立に失敗したと判断した場合にも、当該接続を行っていた基地局120に再接続(再試行)するのか、候補基地局リストに存在する他の基地局に対して新たに接続を行うのかを判断することが可能である。
本実施形態において再試行条件判断部222の所定条件とは、候補基地局リストに格納された候補基地局の数であり、候補基地局数の所定数を任意の数に定めることが可能である。例えば、所定数を3と定めた場合を以下に説明する。
CCHの受信に失敗したとき、候補基地局リストに格納された候補基地局数が3箇所以下であった場合には、再試行条件判断部222は当該CCHの受信に失敗した基地局120に再接続を行うと判断する。候補基地局数が少ない場合には、直ちに次の候補基地局に接続を行うよりも、当該接続を行った基地局120に対して再接続を行うことによって、接続回数を増やすことができ、TCH確立の成功率を向上させることが可能となるからである。
候補基地局リストに格納された候補基地局数が3箇所より多かった場合には、再試行条件判断部222は当該CCHの受信に失敗した基地局120ではなく、候補基地局リストに格納された他の候補基地局に接続すると判断する。その判断を受けて、通信基地局決定部218は候補基地局リストに格納された候補基地局のうち、次に接続する基地局120を決定する。候補基地局数が多い場合には、当該CCHの受信に失敗した基地局120に再接続を行うよりも、CCHの受信に成功する可能性がある新たな基地局への接続を行うほうが効率的だからである。
上述した所定条件は、CCHの受信失敗時における再接続判断のための条件である。CCHの受信にも共通するが、LCHの割当受信及びTCHの確立に失敗した際の再接続回数は、第二世代コードレス電話システム標準規格(RCR STD−28)により3回と定められているため、これを所定条件に含めることも可能である。
上記構成の移動通信端末を用いた無線通信方法について説明する。図3は、第1の実施形態における無線通信方法を説明するためのフローチャートである。図4は、第1の実施形態における無線通信方法を説明するためのシーケンス図である。図3および図4においては対応するステップに同一の符号を付している。
ユーザがPHS端末110での通信を開始すると、制御チャネル通信部214は無線通信部212を通じてCCHを受信し、基地局120のサーチを行う(S300)。このとき、無線通信部212は、一定時間連続してCCHを受信することにより、自体の周辺に存在する基地局120のCSID及びRSSIを認識する。
ステップ(S300)の結果を受けて、基地局リスト作成部216は、接続が可能な基地局120を候補基地局として候補基地局リストを作成する(S302)。通信基地局決定部218は、基地局リスト作成部216が作成した候補基地局リストを参照し、接続可能な基地局120が候補基地局リストに存在するかを判断する(S304)。接続可能な基地局120が候補基地局リストに存在しなかった場合、発呼失敗となり接続は終了し、PHS端末110は待受け状態となる。
接続可能な基地局120が候補基地局リストに存在した場合、通信基地局決定部218は、候補基地局リストに存在する候補基地局の中から各候補基地局のRSSIの強度に基づいて接続する候補基地局を決定する(S306)。候補基地局リストに存在する基地局が一つしかない場合は、当該基地局接続を行うことを決定する。
無線通信部212は通信基地局決定部218が決定した基地局120と同期し、制御チャネル通信部214は無線通信部212を通じて基地局120からのCCHの受信を開始する(S308)。このとき、無線通信部212は、通信基地局決定部218が決定した基地局120のCCHを同期して間欠的に受信し、基地局120のCSID及びRSSIを再度認識する。
受信判断部220は、無線通信部212が基地局120からのCCHの受信に成功したかを判断する(S310)。
ステップ(S310)にて、受信判断部220が、無線通信部212が基地局120からのCCHの受信に成功したと判断した場合、無線通信部212は基地局120に対してLCH確立要求を送信する(S312)。LCH確立要求に対して基地局120がLCHを割り当て、無線通信部212が基地局120からLCH割当を受信する(S314)。
ステップ(S314)にて、LCH割当を受信できずLCH割当拒否を受信した場合、例えば、時間内にLCH割当を受信できなかった場合や基地局120の混雑等によりLCHを割り当てられなかった場合、再試行条件判断部222は、当該接続を行った基地局120へ再接続をするか、候補基地局リストに格納される他の基地局へ接続を行うかを、所定条件に基づいて判断する(S318)。
ステップ(S318)において、再試行条件判断部222が当該接続を行った基地局120へ再接続をするか否かを判断する際の所定条件は、RCR STD−28によって規定されている同一基地局への接続回数である。当該接続を行った基地局120への接続回数が3回目以下であると再試行条件判断部222が判断した場合には、ステップ(S312)から繰り返し、無線通信部212は当該接続行った基地局120へ再接続し、LCH確立を試みる。
ステップ(S318)にて、当該接続を行った基地局120への接続回数が4回目以上であると再試行条件判断部222が判断した場合には、候補基地局リストに格納される他の候補基地局との接続を行うため、ステップ(S304)から繰り返す。
ステップ(S314)にて、基地局120からのLCH割当を受信できた場合、無線通信部212はTCHの確立動作を試行する(S316)。無線通信部212がTCHの確立に成功した場合、PHS端末110と基地局120間での接続が完了する。
ステップ(S316)にて、無線通信部212がTCHの確立に失敗した場合、例えば、干渉波の影響を受けた場合やバースト要求に失敗した場合、再試行条件判断部222は、当該接続を行った基地局120へ再接続をするか、候補基地局リストに格納される他の基地局へ接続を行うかを、所定条件に基づいて判断する(S322)。ステップ(S322)においても、ステップ(S318)と同様に、再試行条件判断部222が当該接続を行った基地局120へ再接続をするか否かを判断する際の所定条件は、RCR STD−28によって規定されている同一基地局への接続回数である。
ステップ(S322)において、当該接続を行った基地局120への接続回数が3回目以下であると再試行条件判断部222が判断した場合には、ステップ(S308)から繰り返し、無線通信部212は当該接続行った基地局120へ再接続し、CCHの受信を開始する。
ステップ(S322)にて、当該接続を行った基地局120への接続回数が4回目以上であると再試行条件判断部222が判断した場合には、候補基地局リストに格納される他の候補基地局との接続を行うため、ステップ(S304)から繰り返す。
一方、ステップ(S310)にて、受信判断部220が、無線通信部212が基地局120からのCCHの受信に失敗したと判断した場合、例えば、一定時間内にCCHを受信できなかった場合、再試行条件判断部222は、当該接続を行った基地局120へ再接続するか、候補基地局リストに格納された他の基地局へ接続を行うかを、所定条件に基づいて判断する(S320)。ここでいう所定条件とは所定数であり、所定数とは候補基地局リストに格納された候補基地局の数である。この所定条件は、端末メーカのWebサイトからダウンロードしたデータにより任意に定めたものでもよいし、PHS端末110に予め設定されていてもよい。
ステップ(S320)において、再試行条件判断部222が、候補基地局リストに格納された候補基地局数が所定数より多いと判断した場合は、候補基地局リストに格納される他の候補基地局との接続を行うため、ステップ(S304)から繰り返す。再試行条件判断部222が、候補基地局リストに格納された候補基地局数が所定数以下であると判断した場合は、ステップ(S322)から繰り返す。
上記説明した如く、本実施形態にかかる移動通信端末および無線通信方法によれば、制御チャネルを受信できなかった場合であっても、候補基地局リストに格納された異なる(新しい)次の基地局に対して直ちに接続するのではなく、所定条件に基づいて、当該接続を行っていた基地局に再接続を行う。これにより通信チャネル確立の成功率を向上させることができる。
(第2の実施形態)
本発明にかかる移動通信端末および無線通信方法の第2の実施形態について説明する。図5は第2の実施形態におけるPHS端末の構成を説明する図であって、図5(a)は機能ブロック図、図5(b)は候補基地局リストを説明するための図、図5(c)は基地局情報テーブルを説明するための図である。上記第1の実施形態と説明の重複する部分については同一の符号を付して説明を省略する。
第2の実施形態は、上記第1の実施形態に加え、接続に失敗した基地局の識別子を記憶し、これに基づいて再接続を行う例である。
図5(a)に示すPHS端末110は、上記第1の実施形態にて説明したPHS端末110(図2参照)に加え、さらに基地局情報記憶部224とを含んで構成される。ここでは、機能が相違する再試行条件判断部222と、追加された基地局情報記憶部224を主に説明する。
基地局リスト作成部216が作成する候補基地局リストには、図5(b)に示すように、基地局120のCSIDと合わせて、当該基地局120のRSSI、および期待度も格納する。
基地局情報記憶部224は、図5(c)に示すような基地局情報テーブルに、接続に失敗した基地局120を特定するCSIDを記憶する。
再試行条件判断部222は、受信判断部220が制御チャネルを受信できなかったと判断した場合であっても、所定条件に基づいて、通信基地局決定部218が決定した基地局120に接続を再試行すべきか否かを判断する。このとき、候補基地局リストに格納された基地局のうち、基地局情報記憶部224に記憶された基地局情報テーブルに基づいて、接続を再試行する条件を判断する。
具体的には、再試行条件判断部222は、候補基地局リストに格納されたCSIDと、基地局情報テーブルに格納されたCSIDとを比較し、一致した基地局については低い期待度を設定する。例えば、基地局情報記憶部224に記憶されている基地局の期待度は1、記憶されていない基地局の期待度は3とする。この期待度は、それぞれの基地局に対する再接続回数とすることができる。これにより、受信判断部220が制御チャネルを受信できなかったと判断した場合であっても、所定条件に基づいて、通信基地局決定部218が決定した基地局120に接続を再試行すべきか否かを適切に判断することができる。
図6は、第2の実施形態における無線通信方法を説明するためのフローチャートである。上記第1の実施形態と実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
基地局リスト作成部216が候補基地局リストを作成した後に(S302)、再試行条件判断部222は候補基地局に対して再試行する期待度を設定する(S400)。詳しくは、再試行条件判断部222は基地局情報記憶部224に記憶されている基地局情報テーブルを参照する。そして、基地局情報テーブルに格納されている基地局120とCSIDの一致する候補基地局が、基地局リスト作成部216が作成した候補基地局リストに格納された候補基地局にあった場合、その候補基地局に対して再試行する期待度を低く設定する。
ステップ(S310)にて、受信判断部220が、無線通信部212が基地局120からのCCHの受信に失敗したと判断した場合、再試行条件判断部222は、所定条件に基づく所定数により、当該接続を行った基地局120へ再接続するか否かを判断する(S402)。ここでいう所定数とは候補基地局リストに格納された候補基地局の数である。本実施形態では、所定数を「3」と定めている。
ステップ(S402)において、再試行条件判断部222が、候補基地局リストに格納された候補基地局の数が所定数である3以下であると判断した場合、再試行条件判断部222は、所定条件に基づいて、当該接続を行った基地局120へ再接続するか、候補基地局リストに格納された他の基地局へ接続を行うかを判断する(S404)。ここでの所定条件とは、候補基地局リストに格納された期待度によって定められた、当該接続を行っている基地局への再接続回数である。
ステップ(S404)において、当該接続を行っている基地局120への再接続回数が、その基地局に設定されている期待度による所定回数以下であると、再試行条件判断部222が判断した場合、ステップ(S308)から繰り返し、無線通信部212は当該接続行った基地局120へ再接続し、CCHの受信を開始する。
ステップ(S402)において、再試行条件判断部222が候補基地局リストに格納された候補基地局の数が所定数である3より多いと判断した場合、また、ステップ(S318)及びステップ(S322)、ステップ(S404)において再試行条件判断部222が再接続回数が所定回数を越えていると判断した場合、基地局情報記憶部224は、当該接続に失敗した基地局120のCSIDを記憶する(S406)。その後、ステップ(S304)から繰り返し、候補基地局リストに格納された他の基地局へ接続を行う。
上記説明した如く、本実施形態にかかる移動通信端末および無線通信方法によれば、上記第1の実施形態により得られる効果に加え、接続に失敗した基地局の識別子に対して期待度を設定し、これに基づいてより適切に接続を再試行することができ、通信チャネル確立の成功率を向上させることができる。
(第3の実施形態)
本発明にかかる移動通信端末および無線通信方法の第3の実施形態について説明する。図7は第3の実施形態における候補基地局リストおよび基地局情報テーブルを説明する図である。上記第1または第2の実施形態と説明の重複する部分については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
第3の実施形態は、第2の実施形態に加え、接続に失敗した際に条件項目をあわせて記憶し、接続の期待度を段階的に設定する例である。
図7(a)に示すように、本実施形態において候補基地局リストには、CSID、RSSIに加え、段階的な期待度を格納可能になっている。
また図7(b)に示すように、本実施形態において基地局情報テーブルには、接続に失敗した基地局120を特定するCSIDと合わせて、接続に失敗したときの時刻、位置、若しくは失敗原因の少なくとも一つを含む条件項目を記憶することができ、条件項目による期待度の設定が可能となる。
条件項目として時刻を用いる場合、例えば、昼の時間帯に接続に失敗することが多い基地局は、昼の時間帯は期待度を下げる等の設定を行うことにより、接続に成功する可能性の高い基地局に優先的に接続することが可能となり、TCH確立の成功率を向上することができる。
条件項目として位置を用いる場合、3以上の基地局との距離による3点測位法やGPS(Global Positioning System)を用いて検出することが可能である。
条件項目として失敗原因を用いる場合、失敗原因をインデックス化して格納することが可能である。例えば、「LCH確立要求拒否」を「No1」、「TCH確立失敗」を「No2」というように、各失敗原因に固有のナンバーを付加することができる。
再試行条件判断部222は、受信判断部220が制御チャネルを受信できなかったと判断した場合であっても、所定条件に基づいて、通信基地局決定部218が決定した基地局120に接続を再試行すべきか否かを判断する。このとき、候補基地局リストに格納された候補基地局のうち、後述する基地局情報記憶部224に記憶されている基地局と一致するものがある場合には、基地局情報記憶部224に記憶されている条件項目に応じて、当該一致した基地局120に対して再試行する期待度(回数)を設定する。
具体的な例としては、時刻、位置、失敗原因などの条件項目に基づき、0〜2までの期待度を設定する。記憶されていない基地局の期待度は3とする。上記期待度に対して基地局120への再接続回数を設定することにより、期待度による再接続回数を制御することができる。例えば、基地局情報記憶部224において期待度0とした基地局への再接続を行わない、期待度1とした基地局への再接続回数は1回、期待度2とした基地局への再接続回数は2回、期待度3とした基地局への再接続回数は3回というように、期待度によって再接続回数を設定することが可能である。これにより、受信判断部220が制御チャネルを受信できなかったと判断した場合であっても、接続を再試行すべきか否かを適切に判断することができる。
図8は第3の実施形態における無線通信方法を説明するためのフローチャートである。上記第2の実施形態と実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
基地局リスト作成部216が候補基地局リストを作成した後に(S302)、再試行条件判断部222は、基地局情報記憶部224に記憶されている基地局情報テーブルを参照し、基地局情報記憶部224に記憶されている基地局120のCSIDを取得する(S500)。
さらに再試行条件判断部222は、ステップ(S500)で取得したCSIDを参照し、当該CSIDと一致する候補基地局が、基地局リスト作成部216が作成した候補基地局リストに格納された候補基地局にあった場合、再度、基地局情報テーブルを参照して当該候補基地局の条件項目を参照し、当該候補基地局に対して再試行する期待度を段階的に設定する(S502)。
一方、基地局情報記憶部224は、当該接続に失敗した基地局120のCSIDを記憶した後に(S406)、当該接続に失敗した基地局120の時刻、位置、失敗原因等の条件項目を記憶する(S504)。その後、ステップ(S304)から繰り返し、候補基地局リストに格納された他の基地局へ接続を行う。
上記説明した如く、本実施形態にかかる移動通信端末および無線通信方法によれば、上記第2の実施形態により得られる効果に加え、接続に失敗した基地局の識別子に対して期待度を段階的に設定し、これに基づいてより適切に接続を再試行することができ、通信チャネル確立の成功率をさらに向上させることができる。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明はかかる実施形態に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
本発明は、基地局と無線を用いて通信する移動通信端末および無線通信方法に利用することができる。
本実施形態における無線通信方法を説明するためのシステムブロック図である。 第1の実施形態におけるPHS端末の構成を説明する図である。 第1の実施形態における無線通信方法を説明するためのフローチャートである。 第1の実施形態における無線通信方法を説明するためのシーケンス図である。 第2の実施形態におけるPHS端末の構成を説明する図である。 第2の実施形態における無線通信方法を説明するためのフローチャートである。 第3の実施形態における候補基地局リストおよび基地局情報テーブルを説明する図である。 第3の実施形態における無線通信方法を説明するためのフローチャートである。
符号の説明
100 … 無線通信システム
110 … PHS端末
120 … 基地局
130 … 通信網
140 … 管理サーバ
200 … 端末制御部
202 … 端末メモリ
204 … 表示部
206 … 操作部
208 … 音声入力部
210 … 音声出力部
212 … 無線通信部
214 … 制御チャネル通信部
216 … 基地局リスト作成部
218 … 通信基地局決定部
220 … 受信判断部
222 … 再試行条件判断部
224 … 基地局情報記憶部

Claims (4)

  1. 基地局と無線を用いて通信する無線通信部と、
    基地局との間で制御チャネルを送受信する制御チャネル通信部と、
    複数の基地局から受信した制御チャネルの信号を用いて通信対象の候補となる候補基地局の識別子の候補基地局リストを作成する基地局リスト作成部と、
    前記候補基地局リストに格納された候補基地局のうち通信する基地局を決定する通信基地局決定部と、
    前記通信基地局決定部が決定した基地局から前記制御チャネル通信部が制御チャネルを受信できたか否かを判断する受信判断部と、
    前記受信判断部が制御チャネルを受信できなかったと判断した場合であっても、所定条件に基づいて、前記通信基地局決定部が決定した基地局に接続を再試行すべきか否かを判断する再試行条件判断部と、
    を備えることを特徴とする、移動通信端末。
  2. 前記再試行条件判断部の前記所定条件とは前記候補基地局リストに格納された候補基地局の数であって、
    前記再試行条件判断部が、前記候補基地局の数が所定数以下であると判断した場合には、前記制御チャネル通信部は最初に決定した基地局と同一の基地局に再度制御チャネルの受信を試行し、
    前記候補基地局の数が所定数より多いと判断した場合には、前記制御チャネル通信部は、前記候補基地局リストに格納された候補基地局のうち最初に決定した基地局と異なる基地局から制御チャネルの受信を試行することを特徴とする請求項1に記載の移動通信端末。
  3. 当該移動通信端末は、さらに、接続に失敗した基地局を特定する識別子を記憶する基地局情報記憶部を備え、
    前記再試行条件判断部は、前記候補基地局リストに格納された候補基地局のうち基地局情報記憶部に記憶されている基地局と一致するものがある場合には、前記所定条件に、当該一致した基地局に対して再試行する期待度を設定することを特徴とする請求項1に記載の移動通信端末。
  4. 移動通信端末が基地局と無線を用いて通信するための無線通信方法において、
    複数の基地局から制御チャネルを受信し、
    受信した前記制御チャネルの信号を用いて通信対象の候補となる候補基地局の識別子の候補基地局リストを作成し、
    前記候補基地局リストに格納された候補基地局のうち通信する基地局を決定し、
    前記通信する基地局から制御チャネルを受信できたか否かを判断し、
    前記通信する基地局から制御チャネルを受信できなかったと判断した場合であっても、所定条件に基づいて、該基地局に接続を再試行すべきか否かを判断することを特徴とする、無線通信方法。
JP2007307440A 2007-11-28 2007-11-28 移動通信端末および無線通信方法 Expired - Fee Related JP5049756B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007307440A JP5049756B2 (ja) 2007-11-28 2007-11-28 移動通信端末および無線通信方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007307440A JP5049756B2 (ja) 2007-11-28 2007-11-28 移動通信端末および無線通信方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009130918A true JP2009130918A (ja) 2009-06-11
JP5049756B2 JP5049756B2 (ja) 2012-10-17

Family

ID=40821340

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007307440A Expired - Fee Related JP5049756B2 (ja) 2007-11-28 2007-11-28 移動通信端末および無線通信方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5049756B2 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102648653A (zh) * 2009-09-22 2012-08-22 高通股份有限公司 用于选择无线通信系统的方法和装置
JP2013201615A (ja) * 2012-03-26 2013-10-03 Kyocera Corp 無線通信端末、無線通信端末を制御する方法及びプログラム
JP2014158248A (ja) * 2013-01-17 2014-08-28 Ntt Docomo Inc 移動通信端末及び無線アクセスネットワーク装置
WO2015019954A1 (ja) * 2013-08-09 2015-02-12 Kddi株式会社 接続前情報要求を送信可能な無線端末との接続を制御する中継装置、プログラム及び方法
WO2015064068A1 (ja) * 2013-10-30 2015-05-07 日本電気株式会社 通信装置

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102648653A (zh) * 2009-09-22 2012-08-22 高通股份有限公司 用于选择无线通信系统的方法和装置
JP2013505686A (ja) * 2009-09-22 2013-02-14 クゥアルコム・インコーポレイテッド 無線通信システムを選択するための方法および装置
JP2014168261A (ja) * 2009-09-22 2014-09-11 Qualcomm Incorporated 無線通信システムを選択するための方法および装置
US9042889B2 (en) 2009-09-22 2015-05-26 Qualcomm Incorporated Method and apparatus for selecting wireless communication systems
JP2013201615A (ja) * 2012-03-26 2013-10-03 Kyocera Corp 無線通信端末、無線通信端末を制御する方法及びプログラム
JP2014158248A (ja) * 2013-01-17 2014-08-28 Ntt Docomo Inc 移動通信端末及び無線アクセスネットワーク装置
WO2015019954A1 (ja) * 2013-08-09 2015-02-12 Kddi株式会社 接続前情報要求を送信可能な無線端末との接続を制御する中継装置、プログラム及び方法
WO2015064068A1 (ja) * 2013-10-30 2015-05-07 日本電気株式会社 通信装置
US9699821B2 (en) 2013-10-30 2017-07-04 Nec Corporation Communication device

Also Published As

Publication number Publication date
JP5049756B2 (ja) 2012-10-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7570948B2 (en) Mobile station and base station
EP3352507B1 (en) Method and apparatus for determining communication beam
JP2008507939A (ja) Tdmaチャネルを走査する方法およびシステム
JP5049756B2 (ja) 移動通信端末および無線通信方法
US7844295B1 (en) Using a wireless intercom to talk-around a cellular wireless network
CN111083746A (zh) 模式可切换的蓝牙设备、蓝牙连接系统和蓝牙连接方法
JP5272833B2 (ja) 無線通信装置、無線通信方法及び無線通信プログラム
KR100605650B1 (ko) 무선랜모드 변경기능이 구비된 이동통신단말기 및 그제어방법
US20230021273A1 (en) Method, apparatus, and device for determining protocol architecture
US7421280B2 (en) Wireless network and wireless access terminals using enhanced SYNC—ID parameter
EP3340687B1 (en) Method for connecting communication device, and communication device
JP2012010260A (ja) 無線中継装置および無線中継方法
JP2008283332A (ja) 無線通信機
JP5354640B2 (ja) 構内phsを用いた無線通信システム、その負荷分散方法、phs端末、その動作方法及び動作プログラム
JP2007150779A (ja) 通信路選択方法及び通信路選択制御システム並びにプログラム
CN114499573B (zh) 专网模数自适应切换的终端无线通信方法、设备及介质
JP5058779B2 (ja) 位置登録方法および移動局
JP5650282B2 (ja) 無線中継装置および無線中継方法
WO2021181725A1 (ja) 複数の加入者識別モジュールを有する端末装置への呼び出し制御を実行するための端末装置、基地局装置、制御方法、及びプログラム
KR20070032334A (ko) 무선 네트워크에서 통신을 하기 위한 전력 레벨 결정 방법및 시스템
JP2006101342A (ja) 移動通信端末および移動通信端末の基地局接続先の切替判定方法
JP2003284137A (ja) 移動体通信端末及びその動作方法
KR100291474B1 (ko) 차세대디지탈무선전화기에서등록모드에따른자동링크설정방법
JP2000341733A (ja) 無線通信装置
JP2001177857A (ja) 無線電話装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20101027

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120618

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120626

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120723

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150727

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees