JP2009130604A - 無線受信装置及び無線タグ通信装置 - Google Patents

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    • H04L27/389Demodulator circuits; Receiver circuits with separate demodulation for the phase and amplitude components

Abstract

【課題】可及的に簡単な構成により直交検波を行い得る無線受信装置を提供する。
【解決手段】第1の回路状態において受信信号の位相を90°変更させて受信ミキサ50へ入力させると共に、第2の回路状態において受信信号の位相を変更させずに受信ミキサ50へ入力させる位相変更回路48と、その位相変更回路48を第1の回路状態にした場合における第1の通信に関する受信信号の処理を行うと共に、その第1の通信と等価な信号に対して、位相変更回路48を第2の回路状態にした場合における第2の通信に関する受信信号の処理を行う受信制御部64と、第1の通信及び第2の通信それぞれにおける受信ミキサ50の出力に基づいて信号処理を行う信号処理部66とを、備えたものであることから、単一のミキサ50を備えた構成により好適に直交検波を行うことができる。
【選択図】図5

Description

本発明は、無線タグとの間で無線による情報の通信を行う無線タグ通信装置及びその受信回路に好適に用いられる無線受信装置に関し、特に、可及的に簡単な構成により直交検波を実現するための改良に関する。
所定の情報が記憶された小型の無線タグ(応答器)から所定の無線タグ通信装置(質問器)により非接触にて情報の読み出しを行うRFID(Radio Frequency Identification)システムが知られている。このRFIDシステムは、無線タグが汚れている場合や見えない位置に配置されている場合であっても無線タグ通信装置との通信によりその無線タグに記憶された情報を読み出すことが可能であることから、商品管理や検査工程等の様々な分野において実用が期待されている。
斯かる無線タグ通信装置の一態様として、上記無線タグから返信される応答波を検波するための直交検波回路(ホモダイン検波回路)を備えたものが知られている。例えば、特許文献1に記載された無線通信装置がそれである。この技術によれば、簡単且つ実用的な周波数変換回路である直交検波回路により、上記無線タグから返信される応答波を好適に検波することができる。
特開2005−328382号公報
前述したような従来の直交検波回路では、通常、同相信号(I相成分)及び直交信号(Q相成分)それぞれに対応して搬送波信号(ローカル信号)を乗算するためのミキサが必要とされ、少なくとも2つのミキサを備えた構成が一般的である。しかし、前記無線タグ通信装置等においては、同一周波数の搬送波(キャリア)を送信する送信制御と併行して前記直交検波回路による検波を行うものであるため、上記搬送波信号を乗算するためのミキサとして比較的耐入力電力の大きいものを用いる必要があり、特に斯かるミキサを2つ設けることが前提とされる構成ではそのコストが大きくなるという弊害があった。このため、単一のミキサを備えて同相信号のみを用いて検波を行う無線タグ通信装置が提案されているが、通信対象である無線タグとの相対位置関係によっては受信感度が低下し、その無線タグからのデータの受信が困難になるおそれがあった。このため、可及的に簡単な構成により直交検波を行い得る無線受信装置及び無線タグ通信装置の開発が求められていた。
本発明は、以上の事情を背景として為されたものであり、その目的とするところは、可及的に簡単な構成により直交検波を行い得る無線受信装置及び無線タグ通信装置を提供することにある。
斯かる目的を達成するために、本第1発明の要旨とするところは、受信アンテナと、その受信アンテナにより受信された受信信号と所定のローカル信号とを掛け合わせるミキサとを、備えた無線受信装置であって、第1の回路状態において前記受信信号又はローカル信号の位相を90°変更させて前記ミキサへ入力させると共に、第2の回路状態において前記受信信号及びローカル信号の何れの位相も変更させずに前記ミキサへ入力させる位相変更回路と、その位相変更回路を前記第1の回路状態にした場合における第1の通信に関する受信信号の処理を行うと共に、その第1の通信と等価な信号に対して、前記位相変更回路を前記第2の回路状態にした場合における第2の通信に関する受信信号の処理を行う受信制御部と、その受信制御部による前記第1の通信及び第2の通信それぞれにおいて前記ミキサにより掛け合わされて出力される信号に基づいて信号処理を行う信号処理部とを、備えたことを特徴とするものである。
また、前記目的を達成するために、本第2発明の要旨とするところは、上記第1発明の無線受信装置を備え、無線タグに向けて送信信号を送信すると共に、その送信信号に応じてその無線タグから返信される返信信号を前記無線受信装置により受信することでその無線タグとの間で情報の通信を行う無線タグ通信装置である。
このように、前記第1発明によれば、第1の回路状態において前記受信信号又はローカル信号の位相を90°変更させて前記ミキサへ入力させると共に、第2の回路状態において前記受信信号及びローカル信号の何れの位相も変更させずに前記ミキサへ入力させる位相変更回路と、その位相変更回路を前記第1の回路状態にした場合における第1の通信に関する受信信号の処理を行うと共に、その第1の通信と等価な信号に対して、前記位相変更回路を前記第2の回路状態にした場合における第2の通信に関する受信信号の処理を行う受信制御部と、その受信制御部による前記第1の通信及び第2の通信それぞれにおける前記ミキサにより掛け合わされて出力される信号に基づいて信号処理を行う信号処理部とを、備えたものであることから、前記受信アンテナにより受信される等価な信号に関して、前記位相変更回路における回路状態を切り換えて2回受信処理を行うことで、その受信信号に関する同相信号及び直交信号を得ることができ、単一のミキサを備えた構成により好適に直交検波を行うことができる。すなわち、可及的に簡単な構成により直交検波を行い得る無線受信装置を提供することができる。
ここで、前記第1発明において、好適には、前記第1の通信及び第2の通信は、同一の周波数の搬送波に係る信号に対応するものである。このようにすれば、前記受信アンテナにより受信される同一周波数の信号に関して、前記位相変更回路における回路状態を切り換えて2回受信処理を行うことで、同相信号及び直交信号を好適に得ることができる。
また、好適には、前記第2の通信は、前記第1の通信において通信が成功しなかったことを条件として実行されるものである。このようにすれば、前記第1の通信で通信が成功した場合に第2の通信を行う必要が無く、短い時間で通信を完了することができる。
また、好適には、前記第2の通信は、前記第1の通信において受信信号が規定値以下であったことを条件として実行されるものである。このようにすれば、前記第1の通信で通信が成功するのに十分な受信信号強度が得られた場合には第2の通信を行う必要が無く、短い時間で通信を完了することができる。
また、好適には、前記位相変更回路は、前記第1の回路状態において前記受信信号の位相を90°変更させて前記ミキサへ入力させるものである。このようにすれば、前記受信アンテナにより受信される同一周波数の信号に関して、前記位相変更回路により前記受信信号の位相を90°切り換えて2回受信処理を行うことで、同相信号及び直交信号を好適に得ることができる。
また、好適には、前記位相変更回路は、前記第1の回路状態において前記ローカル信号の位相を90°変更させて前記ミキサへ入力させるものである。このようにすれば、前記受信アンテナにより受信される同一周波数の信号に関して、前記位相変更回路により前記ローカル信号の位相を90°切り換えて2回受信処理を行うことで、同相信号及び直交信号を好適に得ることができることに加え、前記受信信号が前記位相変更回路を通る必要が無いため、減衰の少ない受信処理が可能になる。
また、好適には、前記位相変更回路は、90°ハイブリッドカプラ及び開閉器から成るものである。このようにすれば、前記受信アンテナにより受信される同一周波数の信号に関して、前記位相変更回路により実用的な態様で前記受信信号又はローカル信号の位相を90°切り換えることができる。
また、好適には、前記位相変更回路は、1/4波長ディレイライン及び開閉器から成るものである。このようにすれば、前記受信アンテナにより受信される同一周波数の信号に関して、前記位相変更回路により実用的な態様で前記受信信号又はローカル信号の位相を90°切り換えることができる。
また、好適には、前記位相変更回路は、前記開閉器の切換により前記ミキサに接続されない側の回路を終端させるように構成されたものである。このようにすれば、前記位相変更回路の出力としない側のポートを終端させることで、実用的な態様で出力のマッチングを実現することができる。
また、好適には、前記位相変更回路は、可変移相器から成るものである。このようにすれば、前記受信アンテナにより受信される同一周波数の信号に関して、前記位相変更回路により実用的な態様で前記受信信号又はローカル信号の位相を90°切り換えることができる。
また、前記第2発明によれば、前記第1発明の無線受信装置を備え、無線タグに向けて送信信号を送信すると共に、その送信信号に応じてその無線タグから返信される返信信号を前記無線受信装置により受信することでその無線タグとの間で情報の通信を行う無線タグ通信装置であることから、前記受信アンテナにより受信される、前記無線タグからの等価な返信信号に関して、前記位相変更回路における回路状態を切り換えて2回受信処理を行うことで、その受信信号に関する同相信号及び直交信号を得ることができ、単一のミキサを備えた構成により好適に直交検波を行うことができる。すなわち、可及的に簡単な構成により直交検波を行い得る無線タグ通信装置を提供することができる。
以下、本発明の好適な実施例を図面に基づいて詳細に説明する。
図1は、本発明が好適に適用される無線タグ通信システム10を説明する図である。この無線タグ通信システム10は、本第2発明の一実施例である無線タグ通信装置12と、その無線タグ通信装置12の通信対象である単数乃至は複数(図1では単数)の無線タグ14とから構成される所謂RFID(Radio Frequency Identification)システムであり、上記無線タグ通信装置12はそのRFIDシステムの質問器として、上記無線タグ14は応答器としてそれぞれ機能する。すなわち、上記無線タグ通信装置12から質問波Fc(送信信号)が上記無線タグ14に向けて送信されると、その質問波Fcを受信した上記無線タグ14において所定の情報信号(データ)によりその質問波Fcが変調され、応答波Fr(返信信号)として上記無線タグ通信装置12に向けて返信されることで、その無線タグ通信装置12と無線タグ14との間で情報の通信が行われる。この無線タグ通信システム10は、例えば、所定の通信領域内における物品の管理等に用いられるものであり、上記無線タグ14は、好適には、管理対象である物品に貼られる等してその物品と一体的に設けられている。
図2は、前記無線タグ14に備えられた無線タグ回路素子16の構成を説明する図である。この図2に示すように、斯かる無線タグ回路素子16は、前記無線タグ通信装置12との間で信号の送受信を行うためのアンテナ部18と、そのアンテナ部18に接続されて前記無線タグ通信装置12との間の情報通信処理を行うためのIC回路部20とを、備えて構成されている。そのIC回路部20は、上記アンテナ部18により受信された前記無線タグ通信装置12からの質問波Fcを整流する整流部22と、その整流部22により整流された質問波Fcのエネルギを蓄積するための電源部24と、上記アンテナ部18により受信された搬送波からクロック信号を抽出して制御部32に供給するクロック抽出部26と、所定の情報信号を記憶し得る情報記憶部として機能するメモリ部28と、上記アンテナ部18に接続されて信号の変調及び復調を行う変復調部30と、上記整流部22、クロック抽出部26、及び変復調部30等を介して上記無線タグ回路素子16の作動を制御するための制御部32とを、機能的に含んでいる。この制御部32は、前記無線タグ通信装置12と通信を行うことにより上記メモリ部28に上記所定の情報を記憶する制御や、上記アンテナ部18により受信された質問波Fcを上記変復調部30において上記メモリ部28に記憶された情報信号に基づいて変調したうえで応答波Frとして上記アンテナ部18から反射返信する制御等の基本的な制御を実行する。
図3は、前記無線タグ通信装置12と同様に、前記無線タグ通信システム10における質問器として好適に用いられる、従来技術であるI/Q信号直交復調を行う形式の無線タグ通信装置100の構成を例示する図である。図3に示すように、この無線タグ通信装置100は、前記無線タグ14に対する情報の読み出し及び書き込みの少なくとも一方を実行するためにその無線タグ14との間で情報の通信を行うものであり、送信信号をディジタル信号として出力したり、前記無線タグ14からの返信信号を復調する等のディジタル信号処理を実行するDSP(Digital Signal Processor)102と、所定の搬送波信号を出力する搬送波発生部104と、上記DSP102から出力される送信データをその搬送波発生部104から出力される搬送波信号に掛け合わせる送信ミキサ106と、その送信ミキサ106から出力される変調搬送波信号を増幅する送信アンプ108と、その送信アンプ108から出力される変調搬送波信号を質問波Fとして前記無線タグ14に向けて送信すると共に、その質問波Fに応じて無線タグ14から返信される応答波Fを受信する送受信アンテナ110と、その送受信アンテナ110により受信された受信信号をから必要な周波数成分だけを抽出する受信フィルタ114と、上記送信アンプ108により増幅された変調搬送波信号をその送受信アンテナ110に供給すると共に、その送受信アンテナ110により受信された受信信号を前記受信フィルタ114に供給する送受信分離部112と、前記受信フィルタ114を介して上記送受信分離部112から供給される受信信号をI相信号(同相成分)及びQ相信号(直交成分)に変換するIQ変換部116と、そのIQ変換部116から出力されるI相信号に上記搬送波発生部104から出力される搬送波信号を掛け合わせるI相ミキサ118と、そのI相ミキサ118から出力される信号のうち所定の周波数帯域の信号を通過させるI相フィルタ120と、そのI相フィルタ120から出力される信号を増幅して上記DSP102へ供給するI相アンプ122と、上記IQ変換部116から出力されるQ相信号に上記搬送波発生部104から出力される搬送波信号を掛け合わせるQ相ミキサ124と、そのQ相ミキサ124から出力される信号のうち所定の周波数帯域の信号を通過させるQ相フィルタ126と、そのQ相フィルタ126から出力される信号を増幅して上記DSP102へ供給するQ相アンプ128とを、備えて構成されている。
また、図4は、前記無線タグ通信装置12と同様に、前記無線タグ通信システム10における質問器として好適に用いられる、従来技術である無線タグ通信装置130の構成を例示する図である。なお、この無線タグ通信装置130において、上記無線タグ通信装置100と共通する部分については同一の符号を付してその説明を省略する。図4に示すように、この無線タグ通信装置130は、上記受信フィルタ114を介して上記送受信分離部112から供給される受信信号に上記搬送波発生部104から出力される搬送波信号を掛け合わせる受信ミキサ132と、その受信ミキサ132から出力される信号のうち所定の周波数帯域の信号を通過させる第2受信フィルタ134と、その第2受信フィルタ134から出力される信号を増幅して上記DSP102へ供給する受信アンプ136とを、備えて構成されている。
前述した無線タグ通信装置100は、前記無線タグ14から返信される返信信号をI相信号及びQ相信号に変換し、それらI相信号及びQ相信号に搬送波信号(ローカル信号)を乗算して検波を行う一般的な直交検波回路(ホモダイン検波回路)であるが、図3に示すように、上記I相信号及びQ相信号それぞれに対応して搬送波信号を乗算するために、少なくとも2つのミキサを備える必要がある。前記無線タグ通信装置100のように、同一周波数の搬送波(キャリア)を送信する送信制御と併行して直交検波回路による検波を行う構成では、上記搬送波信号を乗算するためのミキサ118、124として比較的耐入力電力の大きいものを用いる必要があり、特に斯かるミキサを2つ設けることが前提とされる構成ではそのコストが大きくなる。一方、前述した無線タグ通信装置130は、受信側に単一のミキサ132を備えて同相信号のみを用いて検波を行う構成であるが、通信対象である無線タグ14との相対位置関係によっては受信感度が低下し、その無線タグ14からのデータの受信が困難になるおそれがある。本実施例の無線タグ通信装置12は、以上のような従来技術の不具合を抑制しつつ、通信対象である無線タグ14との間で好適な通信を行い得る構成を備えたものであり、以下、斯かる本実施例の無線タグ通信装置12の構成に関して、図5等を用いて詳述する。
図5は、本実施例の無線タグ通信装置12の構成を説明する図である。この無線タグ通信装置12は、前記無線タグ14に対する情報の読み出し及び書き込みの少なくとも一方を実行するためにその無線タグ14との間で情報の通信を行うものであり、送信信号をディジタル信号として出力したり、前記無線タグ14からの返信信号を復調する等のディジタル信号処理を実行するDSP(Digital Signal Processor)34と、所定の搬送波信号を出力する搬送波発生部(PLL+VCO)36と、上記DSP34から出力される送信データをその搬送波発生部36から出力される搬送波信号に掛け合わせる送信ミキサ38と、その送信ミキサ38から出力される変調搬送波信号を増幅する送信アンプ40と、その送信アンプ40から出力される変調搬送波信号を質問波Fとして前記無線タグ14に向けて送信すると共に、その質問波Fに応じて無線タグ14から返信される応答波Fを受信する送受信アンテナ42と、その送受信アンテナ42により受信された受信信号から必要な周波数成分だけを抽出する受信フィルタ46と、上記送信アンプ40により増幅された変調搬送波信号を前記送受信アンテナ42に供給すると共に、その送受信アンテナ42により受信された受信信号を前記受信フィルタ46に供給する送受信分離部44と、その受信フィルタ46を介して上記送受信分離部44から供給される受信信号を、回路状態に応じてI相信号(同相成分)又はQ相信号(直交成分)として出力させる位相変更回路48と、その位相変更回路48から出力される信号に上記搬送波発生部36から出力されるローカル信号(搬送波信号)を掛け合わせる受信ミキサ50と、その受信ミキサ50から出力される信号のうち所定の周波数帯域の信号を通過させる第2受信フィルタ52と、その第2受信フィルタ52から出力される信号を増幅して上記DSP34へ供給する受信アンプ54とを、備えて構成されている。また、この無線タグ通信装置12において、上記送受信アンテナ42、送受信分離部44、受信フィルタ46、位相変更回路48、受信ミキサ50、第2受信フィルタ52、受信アンプ54、後述する受信制御部64及び信号処理部66等から、本第1発明の一実施例である無線受信装置55が構成されている。
上記位相変更回路48は、第1の回路状態において上記受信フィルタ46を介して上記送受信分離部44から供給される受信信号の位相を90°変更させて上記受信ミキサ50へ入力させると共に、第2の回路状態において斯かる受信信号の位相を変更させずにその受信ミキサ50へ入力させる。このために、第1の入力端子からの入力信号の位相を90°変更させて出力端子に出力する一方、第2の入力端子からの入力信号の位相を変更せず出力端子に出力させる90°ハイブリッドカプラ56と、上記DSP34からの指令に応じて、上記受信フィルタ46を介して上記送受信分離部44から供給される受信信号を上記90°ハイブリッドカプラ56における第1の入力端子及び第2の入力端子に選択的に入力させる開閉器58とを、備えている。また、この開閉器58は、上記90°ハイブリッドカプラ56における上記受信ミキサ50に接続されない側(入力に係らない側)の端子を抵抗60を介して終端させるように構成されている。斯かる構成により、上記開閉器58が受信信号を上記90°ハイブリッドカプラ56における第1の入力端子に入力させる切換位置とされた第1の回路状態においては、上記90°ハイブリッドカプラ56によりその受信信号の位相が90°変更されて上記受信ミキサ50に入力される一方、上記開閉器58が受信信号を上記90°ハイブリッドカプラ56における第2の入力端子に入力させる切換位置とされた第2の回路状態においては、上記90°ハイブリッドカプラ56によりその受信信号の位相が変更されることなく上記受信ミキサ50に入力される。
前記DSP34は、中央演算処理装置であるCPU、読出専用メモリであるROM、及び随時書込読出メモリであるRAM等から成り、RAMの一時記憶機能を利用しつつROMに予め記憶されたプログラムに従って信号処理を行う所謂マイクロコンピュータである。このDSP34は、前記無線タグ14との間で情報の通信を行うための制御機能として、送信データ生成部62、受信制御部64、及び信号処理部66を備えている。以下、これらの制御機能について分説する。
上記送信データ生成部62は、前記無線タグ14への送信に係る送信データを生成する。具体的には、前記無線タグ14に所定の情報を書き込むため、或いはその無線タグ14から所定の情報を読み出すための送信データに対応するコマンドビット列を生成する。この送信データ生成部62により生成された送信データは、前記送信ミキサ38へ供給され、その送信ミキサ38において前記搬送波発生部36から出力される搬送波信号に掛け合わされて、前述のように前記送受信アンテナ42から質問波FCとして送信される。
前記受信制御部64は、前記位相変更回路48を介して前記無線タグ通信装置12による受信処理を制御する。すなわち、前記位相変更回路48を前記第1の回路状態(送受信分離部44から供給される受信信号の位相を90°変更させて受信ミキサ50へ入力させる状態)にした場合における第1の通信に関する受信信号の処理を行うと共に、その第1の通信と等価な信号に対して、前記位相変更回路48を前記第2の回路状態(送受信分離部44から供給される受信信号の位相を変更させずに受信ミキサ50へ入力させる状態)にした場合における第2の通信に関する受信信号の処理を行う。換言すれば、前記位相変更回路48に備えられた開閉器58の切換により前記第1の回路状態及び第2の回路状態を選択的に成立させ、それぞれの回路状態に対応する第1の通信及び第2の通信に相当する受信信号の処理を行う。ここで、斯かる第1の通信及び第2の通信は、前記搬送波発生部36から出力される同一の周波数の搬送波に係る同一のコマンドに対応する送信信号に対して通信対象である無線タグ14との間で行われるものである。
前記信号処理部66は、前記受信ミキサ50において前記搬送波発生部36から出力されるローカル信号が掛け合わされ、前記第2受信フィルタ52及び受信アンプ54を介して供給される受信信号の信号処理を行う。具体的には、復調された信号(検波信号)の復号や、復号された信号に対応するビット列の解釈等の処理を行う。また、前記受信制御部64により選択的に成立させられる前記第1の通信及び第2の通信それぞれにおいて前記受信ミキサ50によりローカル信号と掛け合わされて出力される信号に基づいて信号処理を行う。
前述のように、前記位相変更回路48は、第1の回路状態において前記送受信分離部44から供給される受信信号の位相を90°変更させて前記受信ミキサ50へ入力させると共に、第2の回路状態において斯かる受信信号の位相を変更させずにその受信ミキサ50へ入力させる。これにより、前記位相変更回路48が第1の回路状態である場合には、前記受信ミキサ50から直交信号(Q相成分)に相当する信号が出力される一方、第2の回路状態である場合には、前記受信ミキサ50から同相信号(I相成分)に相当する信号が出力される。前記受信制御部64により前記位相変更回路48に備えられた開閉器58の切換制御が行われ、その位相変更回路48において前記第1の回路状態及び第2の回路状態が選択的に成立させられた場合、各回路状態に対応する第1の通信及び第2の通信にそれぞれ対応する信号が前記信号処理部66へ入力される。このようにして、前記信号処理部66において、前記第1の通信に対応する信号すなわちQ相信号と、第2の通信に対応する信号すなわちI相信号とに基づく信号処理が行われ、図3に示すような同相信号及び直交信号それぞれに対応してミキサを備えた構成と等価な受信処理を実現することができる。
図13は、本実施例の無線タグ通信装置12のDSP34による無線タグ通信制御の要部を説明するフローチャートであり、所定の周期で繰り返し実行されるものである。
先ず、ステップS1(以下、ステップを省略する)において、前記位相変更回路48が第1の回路状態に設定される。次に、S2において、通信対象となる無線タグ14との間で第1の通信処理が行われる。次に、S3において、S2の第1の通信における受信信号のエラー検出(例えばCRCの計算)が行われる。次に、S4において、通信エラーが無かったか否かが判断される。このS4の判断が否定される場合、すなわち通信エラーは無かったと判断される場合には、前記第1の通信において正しい通信が行われたものとし、それをもって本ルーチンが終了させられるが、S4の判断が肯定される場合、すなわち第1の通信において通信エラーがあったと判断される場合には、S5において、受信信号の信号強度が検出(算出)される。次に、S6において、S5にて検出された受信信号強度が予め定められた所定値(規定値)以上であるか否かが判断される。このS5の判断が肯定される場合には、前記第1の通信状態において通信を行うのに十分な受信強度が得られたが通信に失敗しているものと考えられるため、S9において、通信エラーが発生した旨が通知された後、本ルーチンが終了させられるが、S6の判断が否定される場合には、S7において、前記位相変更回路48が第2の回路状態に設定される。次に、S8において、通信対象となる無線タグ14との間で第2の通信処理が行われた後、本ルーチンが終了させられる。なお、この制御では、S2における第1の通信において、通信エラーと規定の閾値により第2の通信の実行/非実行を判断しているが、どちらか一方により斯かる判断を行うものであってもよい。
このように、本実施例によれば、第1の回路状態において受信信号又はローカル信号の位相を90°変更させて前記受信ミキサ50へ入力させると共に、第2の回路状態において受信信号及びローカル信号の何れの位相も変更させずに前記受信ミキサ50へ入力させる位相変更回路48と、その位相変更回路48を前記第1の回路状態にした場合における第1の通信に関する受信信号の処理を行うと共に、その第1の通信と等価な信号に対して、前記位相変更回路48を前記第2の回路状態にした場合における第2の通信に関する受信信号の処理を行う受信制御部64と、その受信制御部64による前記第1の通信及び第2の通信それぞれにおける前記受信ミキサ50により掛け合わされて出力される信号に基づいて信号処理を行う信号処理部66とを、備えたものであることから、前記送受信アンテナ42により受信される等価な信号に関して、前記位相変更回路48における回路状態を切り換えて2回受信処理を行うことで、その受信信号に関する同相信号及び直交信号を得ることができ、単一のミキサ50を備えた構成により好適に直交検波を行うことができる。すなわち、可及的に簡単な構成により直交検波を行い得る無線受信装置55を提供することができる。
また、前記第1の通信及び第2の通信は、同一の周波数の搬送波に係る信号に対応するものであるため、前記送受信アンテナ42により受信される同一周波数の信号に関して、前記位相変更回路48における回路状態を切り換えて2回受信処理を行うことで、同相信号及び直交信号を好適に得ることができる。
また、前記第2の通信は、前記第1の通信において通信が成功しなかったことを条件に実行されるものであるため、前記第1の通信で通信が成功した場合に第2の通信を行う必要が無く、無駄な通信を省き、短い時間で通信を完了することができる。
また、前記第2の通信は、前記第1の通信において受信信号が規定値以下であったことを条件として実行されるものであるため、前記第1の通信で通信が成功するのに十分な受信信号強度が得られている場合には第2の通信を行う必要が無く、無駄な通信を省き、短い時間で通信を完了することができる。
また、前記位相変更回路48は、前記第1の回路状態において前記受信信号の位相を90°変更させて前記受信ミキサ50へ入力させるものであるため、前記送受信アンテナ42により受信される同一周波数の信号に関して、前記位相変更回路48により前記受信信号の位相を90°切り換えて2回受信処理を行うことで、同相信号及び直交信号を好適に得ることができる。
また、前記位相変更回路48は、90°ハイブリッドカプラ56及び開閉器58から成るものであるため、前記送受信アンテナ42により受信される同一周波数の信号に関して、前記位相変更回路48により実用的な態様で前記受信信号又はローカル信号の位相を90°切り換えることができる。
また、前記位相変更回路48は、前記開閉器58の切換により前記受信ミキサ50に接続されない側の回路を終端させるように構成されたものであるため、前記位相変更回路48の出力としない側のポートを終端させることで、実用的な態様で出力のマッチングを実現することができる。
また、前記無線受信装置55を備え、前記無線タグ14に向けて送信信号を送信すると共に、その送信信号に応じてその無線タグ14から返信される返信信号を前記無線受信装置55により受信することでその無線タグ14との間で情報の通信を行う無線タグ通信装置12であることから、前記送受信アンテナ42により受信される、前記無線タグ14からの等価な返信信号に関して、前記位相変更回路48における回路状態を切り換えて2回受信処理を行うことで、その受信信号に関する同相信号及び直交信号を得ることができ、単一の受信ミキサ50を備えた構成により好適に直交検波を行うことができる。すなわち、可及的に簡単な構成により直交検波を行い得る無線タグ通信装置12を提供することができる。
続いて、本発明の他の好適な実施例を図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下の説明に関して、実施例相互に共通する部分については同一の符号を付してその説明を省略する。
図6は、本第2発明の一実施例である無線タグ通信装置68の構成を説明する図である。この無線タグ通信装置68は、前述した無線タグ通信装置12と同様に、前記無線タグ14に対する情報の読み出し及び書き込みの少なくとも一方を実行するためにその無線タグ14との間で情報の通信を行うものであり、前記DSP34、搬送波発生部36、送受信アンテナ42、及び受信ミキサ50をはじめとする各種構成を備えている。また、この無線タグ通信装68に備えられた本第1発明の一実施例である無線受信装置70では、前記搬送波発生部36から出力されるローカル信号(搬送波信号)に対応して前記位相変更回路48が設けられている。すなわち、本実施例の無線受信装置70に備えられた位相変更回路48は、第1の回路状態において前記搬送波発生部36から供給されるローカル信号の位相を90°変更させて上記受信ミキサ50へ入力させると共に、第2の回路状態において斯かるローカル信号の位相を変更させずにその受信ミキサ50へ入力させる。また、前記DSP34に機能的に備えられた受信制御部64は、前記位相変更回路48を前記第1の回路状態(搬送波発生部36から供給されるローカル信号の位相を90°変更させて受信ミキサ50へ入力させる状態)にした場合における第1の通信に関する受信信号の処理を行うと共に、その第1の通信と等価な信号に対して、前記位相変更回路48を前記第2の回路状態(搬送波発生部36から供給されるローカル信号の位相を変更させずに受信ミキサ50へ入力させる状態)にした場合における第2の通信に関する受信信号の処理を行う。
上述のように、上記無線受信装置70に備えられた位相変更回路48は、第1の回路状態において前記搬送波発生部36から供給されるローカル信号の位相を90°変更させて前記受信ミキサ50へ入力させると共に、第2の回路状態において斯かるローカル信号の位相を変更させずにその受信ミキサ50へ入力させる。これにより、前記位相変更回路48が第1の回路状態である場合には、前記受信ミキサ50から直交信号(Q相成分)に相当する信号が出力される一方、第2の回路状態である場合には、前記受信ミキサ50から同相信号(I相成分)に相当する信号が出力される。前記受信制御部64により前記位相変更回路48に備えられた開閉器58の切換制御が行われ、その位相変更回路48において前記第1の回路状態及び第2の回路状態が選択的に成立させられた場合、各回路状態に対応する第1の通信及び第2の通信にそれぞれ対応する信号が前記信号処理部66へ入力される。このようにして、前記信号処理部66において、前記第1の通信に対応する信号すなわちQ相信号と、第2の通信に対応する信号すなわちI相信号とに基づく信号処理が行われ、図3に示すような同相信号及び直交信号それぞれに対応してミキサを備えた構成と等価な受信処理を実現することができる。
このように、本実施例において、前記位相変更回路48は、前記第1の回路状態において前記ローカル信号の位相を90°変更させて前記受信ミキサ50へ入力させるものであるため、前記送受信アンテナ42により受信される同一周波数の信号に関して、前記位相変更回路48により前記ローカル信号の位相を90°切り換えて2回受信処理を行うことで、同相信号及び直交信号を好適に得ることができる。また、前記受信信号が前記位相変更回路48を通らないため、減衰の少ない受信処理が可能になる
図7及び図8は、本第2発明の一実施例である無線タグ通信装置72、80の構成をそれぞれ説明する図である。これらの無線タグ通信装置72、80は、前述した無線タグ通信装置12等と同様に、前記無線タグ14に対する情報の読み出し及び書き込みの少なくとも一方を実行するためにその無線タグ14との間で情報の通信を行うものであり、前記DSP34、搬送波発生部36、送受信アンテナ42、及び受信ミキサ50をはじめとする各種構成を備えている。また、これらの無線タグ通信装置72、80は、前記開閉器58、抵抗60、及び信号の位相を90°変更する1/4波長ディレイライン78から成る位相変更回路76を備えている。
図7に示すように、上記無線タグ通信装置72に備えられた本第1発明の一実施例である無線受信装置74では、前記送受信分離部44から供給される受信信号に対応して上記位相変更回路76が設けられている。すなわち、本実施例の無線受信装置74に備えられた位相変更回路76は、第1の回路状態において前記送受信分離部44から供給される受信信号の位相を上記1/4波長ディレイライン78により90°変更させて前記受信ミキサ50へ入力させると共に、第2の回路状態において斯かる受信信号の位相を変更させずにその受信ミキサ50へ入力させる。また、前記DSP34に機能的に備えられた受信制御部64は、上記開閉器58を介して、前記位相変更回路76を前記第1の回路状態(送受信分離部44から供給される受信信号の位相を90°変更させて受信ミキサ50へ入力させる状態)にした場合における第1の通信に関する受信信号の処理を行うと共に、その第1の通信と等価な信号に対して、前記位相変更回路76を前記第2の回路状態(送受信分離部44から供給される受信信号の位相を変更させずに受信ミキサ50へ入力させる状態)にした場合における第2の通信に関する受信信号の処理を行う。
上述のように、前記無線タグ通信装置72(無線受信装置74)に備えられた位相変更回路76は、第1の回路状態において前記送受信分離部44から供給される受信信号の位相を90°変更させて前記受信ミキサ50へ入力させると共に、第2の回路状態において斯かる受信信号の位相を変更させずにその受信ミキサ50へ入力させる。これにより、前記位相変更回路76が第1の回路状態である場合には、前記受信ミキサ50から直交信号(Q相成分)に相当する信号が出力される一方、第2の回路状態である場合には、前記受信ミキサ50から同相信号(I相成分)に相当する信号が出力される。前記受信制御部64により前記位相変更回路76に備えられた開閉器58の切換制御が行われ、その位相変更回路76において前記第1の回路状態及び第2の回路状態が選択的に成立させられた場合、各回路状態に対応する第1の通信及び第2の通信にそれぞれ対応する信号が前記信号処理部66へ入力される。このようにして、前記信号処理部66において、前記第1の通信に対応する信号すなわちQ相信号と、第2の通信に対応する信号すなわちI相信号とに基づく信号処理が行われ、図3に示すような同相信号及び直交信号それぞれに対応してミキサを備えた構成と等価な受信処理を実現することができる。
また、図8に示すように、前記無線タグ通信装置80に備えられた本第1発明の一実施例である無線受信装置82では、前記搬送波発生部36から供給されるローカル信号に対応して前記位相変更回路76が設けられている。すなわち、本実施例の無線受信装置82に備えられた位相変更回路76は、第1の回路状態において前記搬送波発生部36から供給されるローカル信号の位相を上記1/4波長ディレイライン78により90°変更させて前記受信ミキサ50へ入力させると共に、第2の回路状態において斯かるローカル信号の位相を変更させずにその受信ミキサ50へ入力させる。また、前記DSP34に機能的に備えられた受信制御部64は、前記開閉器58を介して、前記位相変更回路76を前記第1の回路状態(搬送波発生部36から供給されるローカル信号の位相を90°変更させて受信ミキサ50へ入力させる状態)にした場合における第1の通信に関する受信信号の処理を行うと共に、その第1の通信と等価な信号に対して、前記位相変更回路76を前記第2の回路状態(搬送波発生部36から供給されるローカル信号の位相を変更させずに受信ミキサ50へ入力させる状態)にした場合における第2の通信に関する受信信号の処理を行う。
上述のように、前記位相変更回路76は、第1の回路状態において前記搬送波発生部36から供給されるローカル信号の位相を90°変更させて前記受信ミキサ50へ入力させると共に、第2の回路状態において斯かるローカル信号の位相を変更させずにその受信ミキサ50へ入力させる。これにより、前記位相変更回路76が第1の回路状態である場合には、前記受信ミキサ50から直交信号(Q相成分)に相当する信号が出力される一方、第2の回路状態である場合には、前記受信ミキサ50から同相信号(I相成分)に相当する信号が出力される。前記受信制御部64により前記位相変更回路76に備えられた開閉器58の切換制御が行われ、その位相変更回路76において前記第1の回路状態及び第2の回路状態が選択的に成立させられた場合、各回路状態に対応する第1の通信及び第2の通信にそれぞれ対応する信号が前記信号処理部66へ入力される。このようにして、前記信号処理部66において、前記第1の通信に対応する信号すなわちQ相信号と、第2の通信に対応する信号すなわちI相信号とに基づく信号処理が行われ、図3に示すような同相信号及び直交信号それぞれに対応してミキサを備えた構成と等価な受信処理を実現することができる。
このように、本実施例によれば、前記位相変更回路76は、1/4波長ディレイライン78及び開閉器58から成るものであるため、前記送受信アンテナ42により受信される同一周波数の信号に関して、前記位相変更回路76により実用的な態様で前記受信信号又はローカル信号の位相を90°切り換えることができる。
図9及び図10は、本第2発明の一実施例である無線タグ通信装置84、90の構成をそれぞれ説明する図である。これらの無線タグ通信装置84、90は、前述した無線タグ通信装置12等と同様に、前記無線タグ14に対する情報の読み出し及び書き込みの少なくとも一方を実行するためにその無線タグ14との間で情報の通信を行うものであり、前記DSP34、搬送波発生部36、送受信アンテナ42、及び受信ミキサ50をはじめとする各種構成を備えている。また、これらの無線タグ通信装置84、90は、前記1/4ディレイライン78及び一対の開閉器88a、88bから成る位相変更回路86を備えている。
図9に示すように、上記無線タグ通信装置84に備えられた本第1発明の一実施例である無線受信装置85では、前記送受信分離部44から供給される受信信号に対応して上記位相変更回路86が設けられている。すなわち、本実施例の無線受信装置84に備えられた位相変更回路86は、第1の回路状態において前記送受信分離部44から供給される受信信号の位相を前記1/4波長ディレイライン78により90°変更させて前記受信ミキサ50へ入力させると共に、第2の回路状態において斯かる受信信号の位相を変更させずにその受信ミキサ50へ入力させる。また、前記DSP34に機能的に備えられた受信制御部64は、上記一対の開閉器88a、88bを介して、前記位相変更回路86を前記第1の回路状態(送受信分離部44から供給される受信信号の位相を90°変更させて受信ミキサ50へ入力させる状態)にした場合における第1の通信に関する受信信号の処理を行うと共に、その第1の通信と等価な信号に対して、前記位相変更回路86を前記第2の回路状態(送受信分離部44から供給される受信信号の位相を変更させずに受信ミキサ50へ入力させる状態)にした場合における第2の通信に関する受信信号の処理を行う。
上述のように、前記無線タグ通信装置84(無線受信装置85)に備えられた位相変更回路86は、第1の回路状態において前記送受信分離部44から供給される受信信号の位相を90°変更させて前記受信ミキサ50へ入力させると共に、第2の回路状態において斯かる受信信号の位相を変更させずにその受信ミキサ50へ入力させる。これにより、前記位相変更回路86が第1の回路状態である場合には、前記受信ミキサ50から直交信号(Q相成分)に相当する信号が出力される一方、第2の回路状態である場合には、前記受信ミキサ50から同相信号(I相成分)に相当する信号が出力される。前記受信制御部64により前記位相変更回路86に備えられた一対の開閉器88a、88bの切換制御が行われ、その位相変更回路86において前記第1の回路状態及び第2の回路状態が選択的に成立させられた場合、各回路状態に対応する第1の通信及び第2の通信にそれぞれ対応する信号が前記信号処理部66へ入力される。このようにして、前記信号処理部66において、前記第1の通信に対応する信号すなわちQ相信号と、第2の通信に対応する信号すなわちI相信号とに基づく信号処理が行われ、図3に示すような同相信号及び直交信号それぞれに対応してミキサを備えた構成と等価な受信処理を実現することができる。
また、図10に示すように、前記無線タグ通信装置90に備えられた本第1発明の一実施例である無線受信装置91では、前記搬送波発生部36から供給されるローカル信号に対応して前記位相変更回路86が設けられている。すなわち、本実施例の無線受信装置91に備えられた位相変更回路86は、第1の回路状態において前記搬送波発生部36から供給されるローカル信号の位相を上記1/4波長ディレイライン78により90°変更させて前記受信ミキサ50へ入力させると共に、第2の回路状態において斯かるローカル信号の位相を変更させずにその受信ミキサ50へ入力させる。また、前記DSP34に機能的に備えられた受信制御部64は、前記開閉器88a、88bを介して、前記位相変更回路86を前記第1の回路状態(搬送波発生部36から供給されるローカル信号の位相を90°変更させて受信ミキサ50へ入力させる状態)にした場合における第1の通信に関する受信信号の処理を行うと共に、その第1の通信と等価な信号に対して、前記位相変更回路86を前記第2の回路状態(搬送波発生部36から供給されるローカル信号の位相を変更させずに受信ミキサ50へ入力させる状態)にした場合における第2の通信に関する受信信号の処理を行う。
上述のように、前記無線タグ通信装置90(無線受信装置91)に備えられた位相変更回路86は、第1の回路状態において前記搬送波発生部36から供給されるローカル信号の位相を90°変更させて前記受信ミキサ50へ入力させると共に、第2の回路状態において斯かるローカル信号の位相を変更させずにその受信ミキサ50へ入力させる。これにより、前記位相変更回路86が第1の回路状態である場合には、前記受信ミキサ50から直交信号(Q相成分)に相当する信号が出力される一方、第2の回路状態である場合には、前記受信ミキサ50から同相信号(I相成分)に相当する信号が出力される。前記受信制御部64により前記位相変更回路86に備えられた一対の開閉器88a、88bの切換制御が行われ、その位相変更回路86において前記第1の回路状態及び第2の回路状態が選択的に成立させられた場合、各回路状態に対応する第1の通信及び第2の通信にそれぞれ対応する信号が前記信号処理部66へ入力される。このようにして、前記信号処理部66において、前記第1の通信に対応する信号すなわちQ相信号と、第2の通信に対応する信号すなわちI相信号とに基づく信号処理が行われ、図3に示すような同相信号及び直交信号それぞれに対応してミキサを備えた構成と等価な受信処理を実現することができる。
図11及び図12は、本第2発明の一実施例である無線タグ通信装置92、96の構成をそれぞれ説明する図である。これらの無線タグ通信装置92、96は、前述した無線タグ通信装置12等と同様に、前記無線タグ14に対する情報の読み出し及び書き込みの少なくとも一方を実行するためにその無線タグ14との間で情報の通信を行うものであり、前記DSP34、搬送波発生部36、送受信アンテナ42、及び受信ミキサ50をはじめとする各種構成を備えている。また、これらの無線タグ通信装置92、96は、可変移相器94を位相変更回路として備えている。
図11に示すように、上記無線タグ通信装置92に備えられた本第2発明の一実施例である無線受信装置93では、前記送受信分離部44から供給される受信信号に対応して上記可変移相器94が設けられている。すなわち、本実施例の無線受信装置92に備えられた可変移相器94は、第1の回路状態において前記送受信分離部44から供給される受信信号の位相を90°変更させて前記受信ミキサ50へ入力させると共に、第2の回路状態において斯かる受信信号の位相を変更させずにその受信ミキサ50へ入力させる。また、前記DSP34に機能的に備えられた受信制御部64は、上記可変移相器94を介して、その可変移相器94から成る位相変更回路を前記第1の回路状態(送受信分離部44から供給される受信信号の位相を90°変更させて受信ミキサ50へ入力させる状態)にした場合における第1の通信に関する受信信号の処理を行うと共に、その第1の通信と等価な信号に対して、前記可変移相器94を前記第2の回路状態(送受信分離部44から供給される受信信号の位相を変更させずに受信ミキサ50へ入力させる状態)にした場合における第2の通信に関する受信信号の処理を行う。
上述のように、前記無線タグ通信装置92(無線受信装置93)に備えられた可変移相器94は、第1の回路状態において前記送受信分離部44から供給される受信信号の位相を90°変更させて前記受信ミキサ50へ入力させると共に、第2の回路状態において斯かる受信信号の位相を変更させずにその受信ミキサ50へ入力させる。これにより、前記可変移相器94から成る位相変更回路が第1の回路状態である場合には、前記受信ミキサ50から直交信号(Q相成分)に相当する信号が出力される一方、第2の回路状態である場合には、前記受信ミキサ50から同相信号(I相成分)に相当する信号が出力される。前記受信制御部64により前記可変移相器94における移相量の制御が行われ、その可変移相器94において前記第1の回路状態及び第2の回路状態が選択的に成立させられた場合、各回路状態に対応する第1の通信及び第2の通信にそれぞれ対応する信号が前記信号処理部66へ入力される。このようにして、前記信号処理部66において、前記第1の通信に対応する信号すなわちQ相信号と、第2の通信に対応する信号すなわちI相信号とに基づく信号処理が行われ、図3に示すような同相信号及び直交信号それぞれに対応してミキサを備えた構成と等価な受信処理を実現することができる。
また、図12に示すように、前記無線タグ通信装置96に備えられた本第1発明の一実施例である無線受信装置98では、前記搬送波発生部36から供給されるローカル信号に対応して前記可変移相器94が設けられている。すなわち、本実施例の無線受信装置98に備えられた可変移相器94は、第1の回路状態において前記搬送波発生部36から供給されるローカル信号の位相を90°変更させて前記受信ミキサ50へ入力させると共に、第2の回路状態において斯かるローカル信号の位相を変更させずにその受信ミキサ50へ入力させる。また、前記DSP34に機能的に備えられた受信制御部64は、前記可変移相器94から成る位相変更回路を前記第1の回路状態(搬送波発生部36から供給されるローカル信号の位相を90°変更させて受信ミキサ50へ入力させる状態)にした場合における第1の通信に関する受信信号の処理を行うと共に、その第1の通信と等価な信号に対して、前記可変移相器94を前記第2の回路状態(搬送波発生部36から供給されるローカル信号の位相を変更させずに受信ミキサ50へ入力させる状態)にした場合における第2の通信に関する受信信号の処理を行う。
上述のように、前記無線タグ通信装置96(無線受信装置98)に備えられた可変移相器94は、第1の回路状態において前記搬送波発生部36から供給されるローカル信号の位相を90°変更させて前記受信ミキサ50へ入力させると共に、第2の回路状態において斯かるローカル信号の位相を変更させずにその受信ミキサ50へ入力させる。これにより、前記可変移相器94が第1の回路状態である場合には、前記受信ミキサ50から直交信号(Q相成分)に相当する信号が出力される一方、第2の回路状態である場合には、前記受信ミキサ50から同相信号(I相成分)に相当する信号が出力される。前記受信制御部64により前記可変移相器94における移相量の制御が行われ、その可変移相器94において前記第1の回路状態及び第2の回路状態が選択的に成立させられた場合、各回路状態に対応する第1の通信及び第2の通信にそれぞれ対応する信号が前記信号処理部66へ入力される。このようにして、前記信号処理部66において、前記第1の通信に対応する信号すなわちQ相信号と、第2の通信に対応する信号すなわちI相信号とに基づく信号処理が行われ、図3に示すような同相信号及び直交信号それぞれに対応してミキサを備えた構成と等価な受信処理を実現することができる。
このように、本実施例において、位相変更回路として可変移相器94を備えたものであるため、前記送受信アンテナ42により受信される同一周波数の信号に関して、位相変更回路としての前記可変移相器94により実用的な態様で前記受信信号又はローカル信号の位相を90°切り換えることができる。
以上、本発明の好適な実施例を図面に基づいて詳細に説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、更に別の態様においても実施される。
例えば、前述の実施例では、前記無線タグ14に向けての送信信号の送信及びその無線タグ14からの返信信号の受信に共用される送受信アンテナ42を備えた無線タグ通信装置12等に本発明が適用された例を説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、前記無線タグ14に向けて送信信号を送信するための送信アンテナ及びその無線タグ14から返信される返信信号を受信するための受信アンテナをそれぞれ個別に備えた無線タグ通信装置に本発明は好適に適用される。
また、前述の実施例において、前記送信データ生成部62、受信制御部64、及び信号処理部66は、何れも前記DSP34に機能的に備えられたものであったが、これらの制御機能を有する制御装置がそれぞれ個別に備えられたものであってもよい。更には、これらの制御機能による制御は、ディジタル信号処理であると、アナログ信号処理であるとを問わない。
また、前述の実施例では、本発明が無線タグ14との間で通信を行う無線タグ通信装置12等に適用された例を説明したが、本発明は、受信アンテナと、その受信アンテナにより受信された受信信号と所定のローカル信号とを掛け合わせるミキサとを、備えた無線受信装置を備えた通信機器に広く適用され得るものである。
その他、一々例示はしないが、本発明はその趣旨を逸脱しない範囲内において種々の変更が加えられて実施されるものである。
本発明が好適に適用される無線タグ通信システムを説明する図である。 図1の無線タグ通信システムの通信対象である無線タグに備えられた無線タグ回路素子の構成を説明する図である。 図1の無線タグ通信装置と同様に、無線タグ通信システムにおける質問器として好適に用いられる、従来技術であるI/Q信号直交復調を行う形式の無線タグ通信装置の構成を例示する図である。 図1の無線タグ通信装置と同様に、無線タグ通信システムにおける質問器として好適に用いられる、従来技術である無線タグ通信装置の構成を例示する図である。 本第2発明の一実施例である無線タグ通信装置の構成を説明する図であり、受信信号の位相を制御する態様を例示している。 本第2発明の他の実施例である無線タグ通信装置の構成を説明する図であり、ローカル信号の位相を制御する態様を例示している。 本第2発明の更に別の実施例である無線タグ通信装置の構成を説明する図であり、受信信号の位相を制御する態様を例示している。 本第2発明の更に別の実施例である無線タグ通信装置の構成を説明する図であり、ローカル信号の位相を制御する態様を例示している。 本第2発明の更に別の実施例である無線タグ通信装置の構成を説明する図であり、受信信号の位相を制御する態様を例示している。 本第2発明の更に別の実施例である無線タグ通信装置の構成を説明する図であり、ローカル信号の位相を制御する態様を例示している。 本第2発明の更に別の実施例である無線タグ通信装置の構成を説明する図であり、受信信号の位相を制御する態様を例示している。 本第2発明の更に別の実施例である無線タグ通信装置の構成を説明する図であり、ローカル信号の位相を制御する態様を例示している。 図5等の無線タグ通信装置に備えられたDSPによる無線タグ通信制御の要部を説明するフローチャートである。
符号の説明
12、68、72、80、84、90、92、96:無線タグ通信装置
14:無線タグ
42:送受信アンテナ
48、76、86:位相変更回路
50:受信ミキサ
55、70、74、82、85、91、98:無線受信装置
56:90°ハイブリッドカプラ
58:開閉器
64:受信制御部
66:信号処理部
78:1/4波長ディレイライン
88:開閉器
94:可変移相器(位相変更回路)

Claims (11)

  1. 受信アンテナと、該受信アンテナにより受信された受信信号と所定のローカル信号とを掛け合わせるミキサとを、備えた無線受信装置であって、
    第1の回路状態において前記受信信号又はローカル信号の位相を90°変更させて前記ミキサへ入力させると共に、第2の回路状態において前記受信信号及びローカル信号の何れの位相も変更させずに前記ミキサへ入力させる位相変更回路と、
    該位相変更回路を前記第1の回路状態にした場合における第1の通信に関する受信信号の処理を行うと共に、該第1の通信と等価な信号に対して、前記位相変更回路を前記第2の回路状態にした場合における第2の通信に関する受信信号の処理を行う受信制御部と、
    該受信制御部による前記第1の通信及び第2の通信それぞれにおいて前記ミキサにより掛け合わされて出力される信号に基づいて信号処理を行う信号処理部と
    を、備えたものであることを特徴とする無線受信装置。
  2. 前記第1の通信及び第2の通信は、同一の周波数の搬送波に係る信号に対応するものである請求項1に記載の無線受信装置。
  3. 前記第2の通信は、前記第1の通信において通信が成功しなかったことを条件として実行されるものである請求項1又は2に記載の無線受信装置。
  4. 前記第2の通信は、前記第1の通信において受信信号が規定値以下であったことを条件として実行されるものである請求項1から3の何れか1項に記載の無線受信装置。
  5. 前記位相変更回路は、前記第1の回路状態において前記受信信号の位相を90°変更させて前記ミキサへ入力させるものである請求項1から4の何れか1項に記載の無線受信装置。
  6. 前記位相変更回路は、前記第1の回路状態において前記ローカル信号の位相を90°変更させて前記ミキサへ入力させるものである請求項1から4の何れか1項に記載の無線受信装置。
  7. 前記位相変更回路は、90°ハイブリッドカプラ及び開閉器から成るものである請求項1から6の何れか1項に記載の無線受信装置。
  8. 前記位相変更回路は、1/4波長ディレイライン及び開閉器から成るものである請求項1から6の何れか1項に記載の無線受信装置。
  9. 前記位相変更回路は、前記開閉器の切換により前記ミキサに接続されない側の回路を終端させるように構成されたものである請求項7又は8に記載の無線受信装置。
  10. 前記位相変更回路は、可変移相器から成るものである請求項1から6の何れか1項に記載の無線受信装置。
  11. 請求項1から10の何れか1項にに記載の無線受信装置を備え、無線タグに向けて送信信号を送信すると共に、該送信信号に応じて該無線タグから返信される返信信号を前記無線受信装置により受信することで該無線タグとの間で情報の通信を行う無線タグ通信装置。
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