JP2005303997A - 無線通信装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 確実に且つ可及的速やかにアダプティブ処理を行い得る無線通信装置を提供する。
【解決手段】 受信信号に含まれる前記無線タグ14による変調信号の始点を検出する情報信号始点検出部として機能するFSK復号部42と、複数のアンテナ素子28によりそれぞれ受信された受信信号を記憶する記憶部として機能するメモリ部38を備え、アダプティブ処理部46は、FSK復号部42により検出された始点以降に対応する受信信号をメモリ部38から読み出してウェイトを制御するものであることから、アダプティブ処理の収束計算中にディレイが発生しないため、そのアダプティブ処理にかかる時間を短縮でき、比較的短い情報信号を含む受信信号に関しても好適にアダプティブ処理を行うことができる。
【選択図】 図2

Description

本発明は、複数のアンテナ素子を有する受信アンテナを備えた無線通信装置の改良に関し、特に、それら複数のアンテナ素子により受信される受信信号のアダプティブ処理に関する。
複数のアンテナ素子を有する受信アンテナと、それら複数のアンテナ素子により受信されたそれぞれの受信信号に与えるウェイト(加重値)を制御するアダプティブ処理部とを、備え、そのアダプティブ処理部によりアダプティブ処理された受信信号を復調する無線通信装置が知られている。このアダプティブ処理とは、一般にAAA(Adaptive Array Antenna)処理と呼ばれるものであり、例えば、復調後の受信信号と参照信号との誤差が可及的に小さくなるようにウェイトを変更することで、高感度の復調を実現できるという利点がある。このアダプティブ処理にかかる時間を短縮するための技術が提案されている。例えば、特許文献1に記載された無線受信装置がそれである。この無線受信装置によれば、パスサーチ部により最大ピークが検出された遅延プロファイルに対応する固定ウェイトをアダプティブ処理の初期値ウェイトとして使用することで、そのアダプティブ処理にかかる時間が短縮できるものとされている。
特開2003−110476号公報
しかし、前記従来の技術は、前記複数のアンテナ素子により受信される受信信号のアダプティブ処理において、RLS(Recursive Least Squares)等のアルゴリズムを用いて収束計算を行い、復調後の受信信号と参照信号との誤差が可及的に小さくなるように制御するものであり、前記復調部が比較的タップ数の大きいフィルタを備えている場合等には、受信信号の入力から出力までにディレイが発生して収束計算に時間がかかる(すなわち、ウェイトの更新間隔がディレイ時間分になる)という弊害があった。特に、RFID(Radio Frequency Identification)通信等に用いられる比較的短い情報信号を含む受信信号に関しては、その情報信号の継続中にアダプティブ処理が終了しないおそれがあり、必ずしも好適に復調信号を読み出せないのが現状であった。
本発明は、以上の事情を背景として為されたものであり、その目的とするところは、確実に且つ可及的速やかにアダプティブ処理を行い得る無線通信装置を提供することにある。
斯かる目的を達成するために、本発明の要旨とするところは、複数のアンテナ素子を有する受信アンテナと、それら複数のアンテナ素子により受信されたそれぞれの受信信号に与えるウェイトを制御するアダプティブ処理部と、その受信信号を復調する復調部とを、備えた無線通信装置であって、前記受信信号に含まれる所定の情報信号の始点を検出する情報信号始点検出部と、前記複数のアンテナ素子によりそれぞれ受信された受信信号を記憶する記憶部とを、備え、前記アダプティブ処理部は、前記情報信号始点検出部により検出された始点以降に対応する受信信号を前記記憶部から読み出してウェイトを制御することを特徴とするものである。
このようにすれば、前記受信信号に含まれる所定の情報信号の始点を検出する情報信号始点検出部と、前記複数のアンテナ素子によりそれぞれ受信された受信信号を記憶する記憶部とを、備え、前記アダプティブ処理部は、前記情報信号始点検出部により検出された始点以降に対応する受信信号を前記記憶部から読み出してウェイトを制御するものであることから、アダプティブ処理の収束計算中にディレイが発生しないため、そのアダプティブ処理にかかる時間を短縮でき、比較的短い情報信号を含む受信信号に関しても好適にアダプティブ処理を行うことができる。すなわち、確実に且つ可及的速やかにアダプティブ処理を行い得る無線通信装置を提供することができる。
ここで、好適には、前記受信信号を中途まで復調する仮復調手段を備え、前記アダプティブ処理部は、その仮復調手段により中途まで復調された仮復調信号に基づいて前記情報信号の始点以降に対応する受信信号を前記記憶部から読み出すものである。このようにすれば、前記受信信号に含まれる所定の情報信号の始点を可及的速やかに検出でき、アダプティブ処理にかかる時間を更に短縮できる。
また、好適には、所定の周波数変換信号を出力する周波数変換信号出力部と、前記複数のアンテナ素子により受信されたそれぞれの受信信号の周波数をその周波数変換信号出力部から出力される周波数変換信号の周波数だけ低くする複数のダウンコンバータとを、備えたものである。このようにすれば、簡単な構成により前記受信信号のディジタル変換を行うことができる。
また、好適には、前記アダプティブ処理部は、ディジタル信号処理により前記受信信号に与えるウェイトを制御するものである。このようにすれば、前記無線通信装置を可及的に小型化できる。
また、好適には、前記記憶部は、少なくとも入力から出力までの復調ディレイ時間分に相当する前記受信信号を記憶し得るものである。このようにすれば、必要にして十分な容量を有する記憶部により前記情報信号を確実に記憶できる。
また、好適には、前記情報信号は、振幅又は位相の変化点を3点以上有するものである。このようにすれば、比較的短い情報信号を含む受信信号に関しても好適にアダプティブ処理を行うことができる。
また、好適には、前記アダプティブ処理部は、復調前の前記受信信号に含まれる前記情報信号成分が最大となるようにその受信信号に与えるウェイトを制御するものである。このようにすれば、高感度の復調を実現できる。
また、好適には、前記復調部は、前記情報信号の振幅又は位相の変化点の間隔が所定の範囲内であるか否かを検出し得るものであり、前記アダプティブ処理部によるウェイト制御の開始後にその変化点の間隔が所定の範囲外となった場合には、そのアダプティブ処理部の設定を初期化すると共に、前記情報信号始点検出部へ始点検出再スタート指示を出すものである。このようすれば、実用的な構成により確実に且つ可及的速やかにアダプティブ処理を行うことができる。
また、好適には、前記無線通信装置は、無線タグに向けて所定の送信信号を送信アンテナにより送信すると共に、その送信信号に応答して無線タグから返信される返信信号を前記受信アンテナにより受信することでその無線タグとの間で情報の通信を行う無線タグ通信装置である。このようにすれば、確実に且つ可及的速やかにアダプティブ処理を行い得る無線タグ通信装置を提供できる。
以下、本発明の好適な実施例を図面に基づいて詳細に説明する。
図1は、本発明の無線通信装置が好適に適用される通信システム10の構成を説明する図である。この通信システム10は、本発明の無線通信装置の一実施例である無線タグ通信装置12と、所定の情報を記憶し得る無線タグ14とから構成される所謂RFID(Radio Frequency Identification)通信システムである。なお、通常のRFID通信においては、1台乃至は複数台の上記無線タグ通信装置12と、複数の無線タグ14との間で情報の通信が行われるが、図1ではそれぞれ1台のみを示している。上記無線タグ通信装置12は、上記通信システム10の質問器として、上記無線タグ14は、上記通信システム10の応答器としてそれぞれ機能するものである。すなわち、上記無線タグ通信装置12から送信信号である送信波Fc1が送信されると、その送信波Fc1を受信した上記無線タグ14において所定の情報信号に基づいてその送信波Fc1が変調されて返信信号である反射波Fr1としてそれぞれ返信され、上記無線タグ通信装置12によりその反射波r1が受信されて復調されることで上記無線タグ14との間で情報の通信が行われる。
図2は、上記無線タグ通信装置12の電気的構成を説明する図である。この無線タグ通信装置12は、上記無線タグ14に対する情報の読み出し及び書き込みの少なくとも一方を実行するためにその無線タグ14との間で情報の通信を行うものであり、送信信号をディジタル信号として出力したり、上記無線タグ14からの返信信号を復調する等のディジタル信号処理を実行するDSP(Digital Signal Processor)16と、そのDSP16により出力された送信信号をアナログ信号に変換する送信信号D/A変換部18と、所定の周波数変換信号を出力する周波数変換信号出力部20と、上記送信信号D/A変換部18によりアナログ信号に変換された送信信号の周波数をその周波数変換信号出力部20から出力される周波数変換信号の周波数だけ高くするアップコンバータ22と、そのアップコンバータ22によりアップコンバートされた送信信号を送信波Fc1として上記無線タグ14に向けて送信する送信アンテナ24と、複数(図2では3つ)のアンテナ素子28a、28b、28c(以下、特に区別しない場合には単にアンテナ素子28と称する)を有してそれら複数のアンテナ素子28により上記無線タグ14からの反射波Fr1を受信する受信アンテナ26と、各アンテナ素子28により受信された受信信号の周波数を上記周波数変換信号出力部20から出力される周波数変換信号の周波数だけ低くする上記アンテナ素子28と同数のダウンコンバータ30a、30b、30c(以下、特に区別しない場合には単にダウンコンバータ30と称する)と、各ダウンコンバータ30から出力されるダウンコンバートされた受信信号をディジタル信号に変換して上記DSP16に供給する上記アンテナ素子28と同数の受信信号A/D変換部32a、32b、32c(以下、特に区別しない場合には単に受信信号A/D変換部32と称する)とを、備えて構成されている。
上記DSP16は、CPU、ROM、及びRAM等から成り、RAMの一時記憶機能を利用しつつROMに予め記憶されたプログラムに従って信号処理を行う所謂マイクロコンピュータシステムであり、前記無線タグ14への送信信号をディジタル信号として出力する送信ディジタル信号出力部34と、その送信ディジタル信号出力部34から出力された送信ディジタル信号を所定の情報信号(送信情報)に基づいて変調して上記送信信号D/A変換部18に供給する変調部36と、上記複数のアンテナ素子28によりそれぞれ受信された受信信号を記憶する記憶部として機能するメモリ部38と、その受信信号を復調してその受信信号に含まれる所定の情報信号すなわち前記無線タグ14による変調信号を読み出すAM復調部40及びFSK復号部42と、そのFSK復号部42からの指示信号に従い上記メモリ部38から出力される受信信号及び上記複数のアンテナ素子28によりそれぞれ受信された受信信号の何れか一方を上記AM復調部40に供給するように回路を切り換える回路切換部44と、上記AM復調部40において上記メモリ部38から読み出される受信信号に与えるウェイトを制御するアダプティブ処理部46とを、機能的に備えている。なお、上記メモリ部38は、好適には、上記複数のアンテナ素子28によりそれぞれ受信された受信信号を後述する復調ディレイ時間以上の時間記憶し、それ以上の時間が経った受信信号を随時消去していく一時記憶装置であり、例えば、RAMやハードディスク等が好適に用いられる。
上記AM復調部40は、好適には、IQ直交復調すなわち入力信号を互いに位相が90°異なるI相(In‐phase)及びQ相(Quadrature‐phase)信号に変換した後、それらI相信号及びQ相信号を合成することにより前記受信信号の復調を行うものであり、前記複数のアンテナ素子28に対応するそれぞれの受信信号をI相信号に変換するI相変換部48と、そのI相変換部48によりI相信号に変換された各受信信号を合成するI相信号合成部50と、そのI相信号合成部50から出力されるI相合成信号のうち所定の周波数範囲の信号を通過させるI相BPF(Band-Pass Filter)52と、前記複数のアンテナ素子28に対応するそれぞれの受信信号をQ相信号に変換するQ相変換部54と、そのQ相変換部54によりQ相信号に変換された各受信信号を合成するQ相信号合成部56と、そのQ相信号合成部56から出力されるQ相合成信号のうち所定の周波数範囲の信号を通過させるQ相BPF58と、上記I相BPF52から出力されるI相合成信号及びQ相BPF58から出力されるQ相合成信号を合成して復調信号を生成する復調信号生成部60と、その復調信号生成部60から出力される復調信号のうち所定の周波数以上の信号を通過させるHPF(High-Pass Filter)62とを、機能的に備えている。ここで、上記I相変換部48及びQ相変換部54は、上記アダプティブ処理部46から指示されるウェイトにより各入力の位相及び振幅を制御する位相振幅制御部としても機能するものである。また、上記I相信号合成部50から出力されるI相合成信号及びQ相信号合成部56から出力されるQ相合成信号は、仮復調信号として上記アダプティブ処理部46に供給される。また、上記HPF62から出力されたAM復調信号は、上記FSK復号部42により復調されて復調情報(無線タグ14による変調に関する情報)として出力される。
図3(a)は、前記無線タグ14に備えられた無線タグ回路14aの構成を説明するブロック線図である。この無線タグ回路14aは、前記無線タグ通信装置12からの送信信号である送信波Fc1を受信すると共に、返信信号である反射波Fr1を返信する送受信アンテナ64と、その送受信アンテナ64に接続されて信号の変調及び復調を行う変復調部66と、ディジタル信号処理を行うIC回路部68とを備えて構成されている。そのIC回路部68は、上記送受信アンテナ64により受信された送信波Fc1をエネルギ源として上記無線タグ回路14aの作動を制御する制御部70と、副搬送波を発生させる副搬送波発振部72と、その副搬送波発振部72により発生させられた副搬送波を上記制御部70を介して入力される所定の情報信号に基づいて変調する副搬送波変調部74とを備えている。
続いて、以上のように構成された前記通信システム10の通信動作を説明する。先ず、前記無線タグ通信装置12の送信ディジタル信号出力部34により送信ディジタル信号が出力される。次に、その送信ディジタル信号出力部34から出力された送信ディジタル信号が前記変調部36により所定の送信情報に基づいて変調される。次に、その変調部36により変調された送信ディジタル信号が前記送信信号D/A変換部18によりアナログ信号に変換される。次に、その送信信号D/A変換部18によりアナログ信号に変換された送信信号の周波数が前記アップコンバータ22により前記周波数変換信号出力部20から出力される周波数変換信号の周波数だけ高められて前記送信アンテナ24に供給され、その送信アンテナ24から送信波Fc1として前記無線タグ14に向けて送信される。
前記無線タグ通信装置12の送信アンテナ24からの送信波Fc1が前記無線タグ14の送受信アンテナ64により受信されると、その送信波Fc1が前記変復調部66に供給されて復調される。また、送信波Fc1の一部は図示しない整流部により整流され、その送信波Fc1をエネルギ源として前記副搬送波発振部72において副搬送波が出力される。次に、その副搬送波発振部72から出力された副搬送波が前記制御部70を介して入力される所定の情報信号に基づいて副搬送波変調部74により1次変調される。この情報信号は、好適には、振幅又は位相の変化点を3点以上有するものである。次に、前記変復調部66においてその副搬送波変調部74から出力される1次変調された副搬送波により前記送信波Fc1が2次変調され、前記送受信アンテナ64から反射波Fr1として前記無線タグ通信装置12に向けて返信される。なお、前記無線タグ14は、図3(b)に示すように、副搬送波を用いない無線タグ回路14bの構成としてもよい。この場合、前記無線タグ14からの返信信号として制御部70bから変復調部66bに渡される信号は、FSK或いはPSKで変調する必要がある。
前記無線タグ14の送受信アンテナ64からの反射波Fr1が前記無線タグ通信装置12の受信アンテナ26により受信されると、その反射波Fr1が前記複数のアンテナ素子28からそれぞれ対応するダウンコンバータ30に供給され、各受信信号の周波数が前記周波数変換信号出力部20から出力される周波数変換信号の周波数だけ低められる。次に、各ダウンコンバータ30によりダウンコンバートされた受信信号がそれぞれ対応する受信信号A/D変換部32によりディジタル信号に変換され、前記メモリ部38に供給されてそのメモリ部38に記憶されると共に、前記回路切換部44を介して前記AM復調部40に供給される。情報信号始点が検出されていない状態(1パス目)において、斯かる回路切換部44は、前記複数の受信信号A/D変換部32の出力すなわち複数のアンテナ素子28によりそれぞれ受信された受信信号を前記AM復調部40に入力させるように接続されており、前記メモリ部38の出力は、前記AM復調部40には入力されないようになっている。
前記複数の受信信号A/D変換部32から出力される各受信信号が前記AM復調部40に入力されると、それら受信信号が前記I相変換部48及びQ相変換部54により互いに位相が90°異なるI相及びQ相信号にそれぞれ変換される。次に、前記I相変換部48から出力されるI相信号に変換された各アンテナ素子28からの受信信号が前記I相信号合成部50により合成されると共に、前記Q相変換部54から出力されるQ相信号に変換された各アンテナ素子28からの受信信号が前記Q相信号合成部56により合成される。次に、前記I相信号合成部50から出力されるI相合成信号のうち前記I相BPF52により通過させられる所定の周波数範囲の信号と、前記Q相信号合成部56から出力されるQ相合成信号のうち前記Q相BPF58により通過させられる所定の周波数範囲の信号とが前記復調信号生成部60により合成(二乗和の平方根)されて復調信号が生成される。次に、その復調信号生成部60から出力される復調信号のうち前記HPF62により通過させられる所定周波数以上の信号がAM復調波として出力され、更に前記FSK復号部42により復号されたデータが出力される。
図4は、前記アダプティブ処理部46によるアダプティブ処理制御について説明する図である。前記受信アンテナ26により受信される前記無線タグ14からの反射波Fr1(受信信号)は、前記送信アンテナ24から送信される送信波Fc1(直接波)に前記無線タグ14による変調信号(所定の情報信号により変調された副搬送波)が合成されたものであり、例えば、図4の入力データに示す比較的振幅の大きな部分がその変調信号に対応している。斯かる受信信号は、前述のように前記AM復調部40において復調されることにより、図4の出力データに示すような復調信号として出力される。この図4に示す復調信号において振動している部分が前記無線タグ14による変調信号に対応するが、前記AM復調部40による復調処理には所定の時間がかかるため、前記無線タグ14による変調信号を含む受信信号が前記変調部42に入力されてからその変調信号に対応する部分が復調されて出力されるまでには所定のディレイが発生する。
前記FSK復号部42は、情報信号始点検出部としても機能するものであり、前記受信信号に含まれる前記無線タグ14による変調信号の始点を検出する。すなわち、図4に示すような前記FSK復号部42からの出力データから、復号信号に含まれる前記無線タグ14による変調信号の先頭エッジを検出する。例えば、前記情報信号の振幅又は位相の変化点の間隔が所定の範囲内であるか否かを検出し、前記アダプティブ処理部46によるウェイト制御の開始後にその変化点の間隔が所定の範囲外となった場合には、そのアダプティブ処理部46の設定を初期化すると共に、情報信号始点検出部へ始点検出再スタート指示を出す。
情報信号始点検出制御では、所定のパルス幅の信号が1つ或いは複数検出されたとき、これを前記無線タグ14からの情報信号(変調信号)と判定し、その所定幅のパルスの開始点を先頭エッジとして検出する。この検出には前記I相BPF52及びQ相BPF58の遅延時間を含む所定の時間がかかるため、前記AM復調部40に前記無線タグ14による変調信号が入力されてからその変調信号の始点が検出されるまでには所定のディレイが発生する。前記FSK復号部42は、この変調信号の始点が検出された時点で前記メモリ部38から変調信号の始点以降に対応する受信信号を読み出して前記AM復調部40に入力させるように前記回路切換部44の接続を切り換える。すなわち、前記メモリ部38に記憶された受信信号のうち、1パス目における復調処理(仮復調)によるディレイ及び復号信号に含まれる変調信号始点検出処理によるディレイ分(合計で100サンプル程度)だけ逆算した部分以降の受信信号を読み出して前記AM復調部40に供給する。このメモリ部38から読み出される受信信号を復調する処理が本復調に対応する。
本復調において、前記アダプティブ処理部46は、前記メモリ部38から読み出される前記複数のアンテナ素子28により受信されたそれぞれの受信信号に与えるウェイト(加重値)を制御するアダプティブ処理を行う。好適には、前記I相信号合成部50及びQ相信号合成部56から出力される信号に関して、例えば、前記無線タグ14による変調成分の振幅が可及的に高くなるように各アンテナ素子28により受信された受信信号それぞれの振幅及び位相を変更する。すなわち、前記受信アンテナ26の受信感度が前記無線タグ14の配置されている方向に対して最適になるように指向性を制御することで、前記AM復調部40による復調処理の精度を可及的に高める。更に、前記I相信号合成部50及びQ相信号合成部56の出力をアダプティブ処理部46へ供給することにより、前記I相BPF52、Q相BPF58、及びHPF62のタップ数に起因するディレイの影響が発生しない。本実施例において、ディレイが発生するのは情報信号始点検出時のみであり、それ以降のウェイト更新中には発生しないため、そのウェイト更新時間を最小にでき、可及的に短い時間でウェイト収束させることができる。2パス目の復調処理においては、前記メモリ部38から読み出された前記無線タグ14による変調信号の始点以降に対応する受信信号が前記アダプティブ処理部46によりアダプティブ処理され、前記AM復調部40により復調された後、前記FSK復号部42により最終的な復号信号が読み出される。この状態において、前記回路切換部44は、前記メモリ部38の出力を前記AM復調部40に入力させるように接続されており、前記複数の受信信号A/D変換部32の出力すなわち複数のアンテナ素子28によりそれぞれ受信された受信信号は、前記AM復調部40に直接には入力されないようになっている。以上のようにして、前記受信信号に含まれる所定の情報信号すなわち前記無線タグ14による変調信号を確実に且つ可及的速やかに読み出すことができる。
図5は、前記無線タグ通信装置12のDSP16による返信信号復調制御作動の要部を説明するフローチャートであり、数msec乃至数十msec程度の極めて短いサイクルタイムで繰り返し実行されるものである。
先ず、ステップ(以下、ステップを省略する)S1において、受信信号の先頭のサンプルが前記無線タグ14による変調信号の始点の検出対象となる復調開始サンプルとされる。次に、前記仮復調手段の作動に対応するS2において、前記受信信号が中途まで復調(仮復調)される。次に、前記情報信号始点検出部の作動に対応するS3において、S2にて中途まで復調された仮復調信号に含まれる前記無線タグ14による変調信号の始点が検出されたか否かが判断される。このS3の判断が否定される場合には、S2以下の処理が再び実行されるが、S3の判断が肯定される場合には、S4において、S3にて検出された変調信号の始点以降に対応するそれぞれの受信信号が前記メモリ部38から読み出されて各受信信号に与えるウェイトが算出される。次に、S5において、ウェイトが収束したか否かが判断される。このS5の判断が否定される場合には、S4以下の処理が再び実行されるが、S5の判断が肯定される場合には、S6において、アダプティブ処理された前記受信信号が復調(本復調)されてAM復調波が出力された後、前記FSK復号部42により復号されて復号信号が読み出された後、本ルーチンが終了させられる。以上の制御において、S1乃至S3、及びS6が前記AM復調部40及びFSK復号部42の作動に、S4及びS5が前記アダプティブ処理部46の作動にそれぞれ対応する。
また、前述の動作に加えて、図6に示すS7及びS8を加えてもよい。この図6に示す制御では、前述したS6の処理に続いて、S7において、エラーが検出されたか否か、すなわち検出された信号がノイズ等であり前記無線タグ14による変調信号ではなかったか否かが判断される。このS7の判断が否定される場合には、それをもって本ルーチンが終了させられるが、S7の判断が肯定される場合には、S8において、エラー検出されたサンプルの次のサンプルが前記無線タグ14による変調信号の始点の検出対象となる復調開始サンプルとされた後、S2以下の処理が再び実行される。このようにすれば、前記受信信号に含まれる前記無線タグ14による変調信号の始点を更に確実に検出できる。
また、前述の動作では、毎回、仮復調による変調信号の先頭検出を行った後にアダプティブ処理を行っているが、前記変調信号の先頭検出は、質問器の設置時などの初期設定時にのみ行って、その先頭位置情報を記憶しておき、その後は前記先頭検出は行わず、記憶された先頭位置情報を使用してアダプティブ処理を行うようにしてもよい。このようにすれば、処理時間を更に短縮する事ができる。
このように、本実施例によれば、前記受信信号に含まれる前記無線タグ14による変調信号の始点を検出する情報信号始点検出部として機能するFSK復号部42と、前記複数のアンテナ素子28によりそれぞれ受信された受信信号を記憶する記憶部として機能するメモリ部38を、備え、前記アダプティブ処理部46は、前記FSK復号部42により検出された始点以降に対応する受信信号を前記メモリ部38から読み出してウェイトを制御するものであることから、アダプティブ処理の収束計算中にディレイが発生しないため、そのアダプティブ処理にかかる時間を短縮でき、比較的短い情報信号を含む受信信号に関しても好適にアダプティブ処理を行うことができる。すなわち、確実に且つ可及的速やかにアダプティブ処理を行い得る無線タグ通信装置12を提供することができる。
また、前記AM復調部40は、前記受信信号を中途まで復調する仮復調手段を備えたものであるため、前記FSK復調部42は、前記受信信号に含まれる前記無線タグ14による変調信号の始点を正確に検出できる。
また、所定の周波数変換信号を出力する周波数変換信号出力部20と、前記複数のアンテナ素子28により受信されたそれぞれの受信信号の周波数をその周波数変換信号出力部20から出力される周波数変換信号の周波数だけ低くする複数のダウンコンバータ30とを、備えたものであるため、簡単な構成により前記受信信号のディジタル変換を行うことができる。
また、前記アダプティブ処理部46は、ディジタル信号処理により前記受信信号に与えるウェイトを制御するものであるため、前記無線タグ通信装置12を可及的に小型化できる。
また、前記メモリ部38は、少なくとも入力から出力までの復調ディレイ時間分に相当する前記受信信号を記憶し得るものであるため、必要にして十分な容量を有するメモリ部38により前記情報信号を確実に記憶できる。
また、前記情報信号は、振幅又は位相の変化点を3点以上有するものであるため、比較的短い情報信号を含む受信信号に関しても好適にアダプティブ処理を行うことができる。
また、前記アダプティブ処理部46は、復調前の前記受信信号に含まれる前記情報信号成分が最大となるようにその受信信号に与えるウェイトを制御するものであるため、高感度の復調を実現できる。
また、前記FSK復号部42は、前記情報信号の振幅又は位相の変化点の間隔が所定の範囲内であるか否かを検出し得るものであり、前記アダプティブ処理部46によるウェイト制御の開始後にその変化点の間隔が所定の範囲外となった場合には、そのアダプティブ処理部46の設定を初期化すると共に、情報信号始点検出部へ始点検出再スタート指示を出すものであるため、実用的な構成により確実に且つ可及的速やかにアダプティブ処理を行うことができる。
また、例えば、オートIDセンタの規格では、前記無線タグ14による変調信号のプリアンブルは、8ビットであるため、前記受信信号に含まれるそのように比較的短い固定情報信号を参照信号として使用する場合でも、好適にアダプティブ処理を行うことができる。
また、前記無線タグ通信装置12は、前記無線タグ14に向けて所定の送信信号を送信アンテナ24により送信すると共に、その送信信号に応答して無線タグ14から返信される返信信号を前記受信アンテナ26により受信することでその無線タグ14との間で情報の通信を行うものであるため、確実に且つ可及的速やかにアダプティブ処理を行い得る無線タグ通信装置12を提供できる。
以上、本発明の好適な実施例を図面に基づいて詳細に説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、更に別の態様においても実施される。
例えば、前述の実施例において、前記無線タグ通信装置12は、主に図1の通信システム10における質問器として用いられていたが、本発明は、前記無線タグ14に所定の情報を書き込むための無線タグ作成装置や、情報の読み出し及び書き込みを行う無線タグリーダライタにも好適に適用されるものである。
また、前述の実施例において、前記メモリ部38、AM復調部40、FSK復号部42、及びアダプティブ処理部46は、何れも前記DSP16の制御機能として設けられたものであったが、それらは前記DSP16とは別体としてそれぞれ独立の制御装置として設けられるものであっても構わない。
また、前述の実施例において、前記無線タグ通信装置12には、前記無線タグ14に向けて送信波Fc1を送信する送信アンテナ24と、その無線タグ14から返信される反射波Fr1を受信する受信アンテナ26とが別体として設けられていたが、前記無線タグ14に向けて送信波Fc1を送信すると共に、その無線タグ14から返信される反射波Fr1を受信する送受信アンテナを備えたものであっても構わない。この場合には、サーキュレータ等の送受信分離器がその送受信アンテナに対応して設けられる。
その他、一々例示はしないが、本発明はその趣旨を逸脱しない範囲内において種々の変更が加えられて実施されるものである。
本発明の無線通信装置が好適に適用される通信システムの構成を説明する図である。 図1の無線タグ通信装置の電気的構成を説明する図である。 図1の無線タグに備えられた無線タグ回路の構成を説明するブロック線図であり、(a)は副搬送波を用いる構成を、(b)は副搬送波を用いない構成をそれぞれ示している。 図2の無線タグ通信装置に備えられたアダプティブ処理部によるアダプティブ処理制御について説明する図である。 図2の無線タグ通信装置のDSPによる返信信号復調制御作動の要部を説明するフローチャートである。 図2の無線タグ通信装置のDSPによる返信信号復調制御作動の他の一例の要部を説明するフローチャートである。
符号の説明
12:無線タグ通信装置(無線通信装置)
14:無線タグ
20:周波数変換信号出力部
24:送信アンテナ
26:受信アンテナ
28:アンテナ素子
30:ダウンコンバータ
38:メモリ部(記憶部)
40:AM復調部
42:FSK復号部(情報信号始点検出部)
46:アダプティブ処理部

Claims (9)

  1. 複数のアンテナ素子を有する受信アンテナと、それら複数のアンテナ素子により受信されたそれぞれの受信信号に与えるウェイトを制御するアダプティブ処理部と、該受信信号を復調する復調部とを、備えた無線通信装置であって、
    前記受信信号に含まれる所定の情報信号の始点を検出する情報信号始点検出部と、
    前記複数のアンテナ素子によりそれぞれ受信された受信信号を記憶する記憶部と
    を、備え、
    前記アダプティブ処理部は、前記情報信号始点検出部により検出された始点以降に対応する受信信号を前記記憶部から読み出してウェイトを制御するものであることを特徴とする無線通信装置。
  2. 前記受信信号を中途まで復調する仮復調手段を備え、前記アダプティブ処理部は、該仮復調手段により中途まで復調された仮復調信号に基づいて前記情報信号の始点以降に対応する受信信号を前記記憶部から読み出すものである請求項1の無線通信装置。
  3. 所定の周波数変換信号を出力する周波数変換信号出力部と、
    前記複数のアンテナ素子により受信されたそれぞれの受信信号の周波数を該周波数変換信号出力部から出力される周波数変換信号の周波数だけ低くする複数のダウンコンバータと
    を、備えたものである請求項1又は2の無線通信装置。
  4. 前記アダプティブ処理部は、ディジタル信号処理により前記受信信号に与えるウェイトを制御するものである請求項1から3の何れかの無線通信装置。
  5. 前記記憶部は、少なくとも入力から出力までの復調ディレイ時間分に相当する前記受信信号を記憶し得るものである請求項1から4の何れかの無線通信装置。
  6. 前記情報信号は、振幅又は位相の変化点を3点以上有するものである請求項1から5の何れかの無線通信装置。
  7. 前記アダプティブ処理部は、復調前の前記受信信号に含まれる前記情報信号成分が最大となるように該受信信号に与えるウェイトを制御するものである請求項1から6の何れかの無線通信装置。
  8. 前記復調部は、前記情報信号の振幅又は位相の変化点の間隔が所定の範囲内であるか否かを検出し得るものであり、前記アダプティブ処理部によるウェイト制御の開始後に該変化点の間隔が所定の範囲外となった場合には、該アダプティブ処理部の設定を初期化すると共に、前記情報信号始点検出部へ始点検出再スタート指示を出すものである請求項1から7の何れかの無線通信装置。
  9. 前記無線通信装置は、無線タグに向けて所定の送信信号を送信アンテナにより送信すると共に、該送信信号に応答して無線タグから返信される返信信号を前記受信アンテナにより受信することで該無線タグとの間で情報の通信を行う無線タグ通信装置である請求項1から8の何れかの無線通信装置。
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