JP2009128665A - 電気光学装置及び電子機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】電気光学装置の熱を効率良く放散する。
【解決手段】電気光学装置(1)は、画素領域(10a)で電気光学動作を行う電気光学パネル(100)と、画素領域に対向するように電気光学パネルの少なくとも一方の外表面に重ねられると共に、複数の溝が形成された放熱用基板(121、122)とを備える。その動作時に、当該電気光学装置に対して供給される冷却風が前記複数の溝を通ることによって、当該電気光学装置の熱が放散される。
【選択図】図1

Description

本発明は、例えば液晶装置等の電気光学装置、及びこれを備えた、例えば液晶プロジェクタ等の電子機器に関し、特に、電気光学装置の熱の放散に係る技術分野に関する。
この種の電気光学装置には、素子基板の外縁と、該素子基板上に配置される防塵ガラスの外縁とが相互にズレるように配置される液晶パネルモジュールが提案されている(特許文献1参照)。
特開2003−172916号公報
しかしながら上述の背景技術によれば、熱膨張による液晶パネルの破損防止を主目的としており、液晶パネルの熱を十分には放散することできないという技術的問題点がある。
本発明は、例えば上記問題点に鑑みてなされたものであり、効率良く熱を放散することができる電気光学装置及びこれを備えた電子機器を提案することを課題とする。
本発明の電気光学装置は、上記課題を解決するために、画素領域で電気光学動作を行う電気光学パネルと、前記画素領域に対向するように前記電気光学パネルの少なくとも一方の外表面に重ねられると共に、複数の溝が形成された放熱用基板とを備える。
本発明の電気光学装置によれば、例えば液晶パネル等である電気光学パネルは、該電気光学パネル上の画素領域における表示動作等の電気光学動作を行う。ここに、「画素領域」とは、個々の画素の領域を意味するのではなく、複数の画素が平面配列された領域全体を意味し、典型的には、「画像表示領域」或いは「表示領域」に相当する。例えば防塵ガラス等の放熱用基板は、その表面に複数の溝が形成されており、電気光学パネルの少なくとも一方の外表面に重ねられている。複数の溝は、放熱用基板の電気光学パネルと対向する側に形成されてもよいし、放熱用基板の電気光学パネルとは反対側に形成されてもよい。或いは、放熱用基板の両側に形成されてもよい。
複数の溝が、放熱用基板の電気光学パネルと対向する側に形成されている場合は、複数の溝と電気光学パネルの外表面とにより導風孔が構成され、当該電気光学装置に対して供給される冷却風が導風孔を流れることによって、効率良く当該電気光学装置の熱を放散することができる。この場合は特に、当該電気光学装置の内部を冷却風が流れることになるので、放熱用基板を介して熱が放散される場合に比べて、より効率良く当該電気光学装置の熱を放散することができる。
一方、複数の溝が、放熱用基板の電気光学パネルとは反対側に形成されている場合は、溝壁が放熱フィンとして機能し、溝を冷却風が流れることによって、効率良く当該電気光学装置の熱を放散することができる。尚、複数の溝が、放熱用基板の電気光学パネルとは反対側に形成されている場合は、複数の溝の少なくとも一部に、例えばモールド剤等の接着剤を塗布し、電気光学パネル及び放熱用基板を収容する、例えばアルミニウム等の高熱伝導率の金属で形成された収容ケースに接着固定してもよい。このように構成すれば、複数の溝が形成されることによって、放熱用基板の表面積が比較的大きくなり、効率良く放熱用基板の熱を収容ケースに伝えることができ、結果として、当該電気光学装置の熱を効率良く放散することができる。
仮に、上述のような溝が形成されていなければ、積極的に電気光学装置の熱を放散することが困難であり、例えば、当該電気光学装置がプロジェクタ等の比較的強力な光源光に曝される場合に、当該電気光学装置の熱が十分には放散されない可能性がある。
しかるに本発明では、放熱用基板に複数の溝が形成されているので、上述の如く効率良く当該電気光学装置の熱を放散することができる。この結果、例えば電気光学物質等の熱による劣化を抑制することができ、例えば高品質な画像を表示することが可能となる。加えて、熱膨張による電気光学装置の破損を防止することができ、実用上非常に有利である。
本発明の電気光学装置の一態様では、前記複数の溝は、当該電気光学装置に対して供給される冷却風の流路の少なくとも一部を構成する。
この態様によれば、複数の溝が冷却風の流路の少なくとも一部を構成しているので、当該電気光学装置の熱を空冷により放散することができる。
本発明の電気光学装置の他の態様では、前記複数の溝は、前記放熱用基板における前記画素領域に対応する領域の周囲の少なくとも一部に形成されている。
この態様によれば、溝によって、当該電気光学装置に表示される画像の品質が劣化することを防止することができ、実用上非常に有利である。
本発明の電気光学装置の他の態様では、前記複数の溝は、少なくとも前記放熱用基板の前記電気光学パネルと対向する側に形成されている。
この態様によれば、少なくとも導風孔を有する電気光学装置を実現することができる。溝は、典型的には、冷却風が通り易いように比較的幅広に形成されている。このため、比較的容易にして溝を放熱用基板に形成することができ、実用上非常に有利である。
本発明の電気光学装置の他の態様では、前記複数の溝は、少なくとも前記放熱用基板の前記電気光学パネルとは反対側に形成されている。
この態様によれば、少なくとも放熱用基板の表面積を増加して、効率良く熱を放散可能な電気光学装置を実現することができる。この態様では特に、放熱用基板における画素領域に対応する領域を除く領域の全てに溝を形成することができるため、飛躍的に放熱用基板の表面積を増加することができる。
本発明の電気光学装置の他の態様では、前記複数の溝は、前記放熱用基板に複数のフィンが配列されることにより形成される。
この態様によれば、複数の溝は、複数のフィンが配列されることによって形成されている。このため、当該電気光学装置が実装される装置の構造に応じて、フィンのサイズを変更したり、フィンの位置を変更したりすることができ、実用上非常に有利である。また、フィンの材料は放熱用基板の材料と同一でなくてもよく、例えば金属等であってもよい。
更に、典型的には溝が形成されない放熱用基板における画素領域に対応する領域の厚みが厚くなることによって、当該電気光学装置の熱がこもってしまうことを防止することができ、実用上非常に有利である。
本発明の電気光学装置の他の態様では、前記複数の溝は、エッチング加工により形成される。
この態様によれば、比較的高精度に溝を形成することができ、実用上非常に有利である。
本発明の電気光学装置の他の態様では、前記複数の溝は、ハーフカットダイシングにより形成される。
この態様によれば、比較的短時間で溝を形成することができ、実用上非常に有利である。
本発明の電気光学装置の他の態様では、前記画素領域を露出させつつ前記電気光学パネル及び前記放熱用基板をそれらの外縁から囲むように収容する収容ケースを更に備え、
前記放熱用基板の少なくとも一部は、前記外表面の法線方向に沿った方向に、前記収容ケースから突出又は延在している。
この態様によれば、収容ケースは、画素領域を露出させつつ電気光学パネル及び放熱用基板をそれらの外縁から囲むように収容する。放熱用基板の少なくとも一部が、外表面に沿った方向に、収容ケースから突出又は延在している。このため、冷却風が収容ケースによって妨げられることなく放熱用基板に供給され、実用上非常に有利である。
本発明の電気光学装置の他の態様では、前記画素領域を露出させつつ前記電気光学パネル及び前記放熱用基板をそれらの外縁から囲むように収容すると共に、該外縁に対向する外枠の少なくとも一部が除去されている収容ケースを更に備える。
この態様によれば、収容ケースは、その側面の少なくとも一部が除去されている。典型的には、放熱用基板に形成された溝の方向と交わる方向の側面の少なくとも一部が除去されている。このおため、冷却風が収容ケースに妨げられることを防止することができ、特に、導風孔を有する(即ち、放熱用基板の電気光学パネルと対向する側に溝が形成されている)場合に、確実に導風孔内を冷却風が流れることとなり、実用上非常に有利である。
この態様では、前記電気光学パネル及び前記放熱用基板の少なくとも一部分及び前記収容ケース間に所定幅の隙間が空いていてもよい。
このように構成すれば、基板の側面からも熱を放散することができ、より効率良く、当該電気光学装置の熱を放散することができる。ここに、本発明に係る「所定幅」は、典型的には、当該電気光学装置に供給される冷却風が通り易い幅として設定されている。
本発明の電子機器は上記課題を解決するために、上述した本発明の電気光学装置(但し、その各種態様を含む)を備える。
本発明の電子機器によれば、上述した本発明の電気光学装置を備えてなるので、電気光学装置の熱を効率的に放散することができる。このため、高品質な画像を表示可能な、投射型表示装置、携帯電話、電子手帳、ワードプロセッサ、ビューファインダ型又はモニタ直視型のビデオテープレコーダ、ワークステーション、テレビ電話、POS端末、タッチパネルなどの各種電子機器を実現できる。
本発明の作用及び他の利得は次に説明する実施するための最良の形態から明らかにさよう。
以下、本発明の電気光学装置に係る実施形態を図面に基づいて説明する。尚、以下の実施形態では、本発明の電気光学装置の一例として、駆動回路内蔵型のTFT(Thin Film Transistor)アクティブマトリックス駆動方式の液晶装置を例に挙げる。
<第1実施形態>
本発明の電気光学装置に係る第1実施形態を、図1乃至図4を参照して説明する。尚、以下の図では、各層・各部材を図面上で認識可能な程度の大きさとするため、該各層・各部材ごとに縮尺を異ならしめてある。
先ず、本実施形態に係る液晶装置の全体構成について、図1及び図2を参照して説明する。ここに、図1は、本実施形態に係る液晶装置の全体構成を示す斜視図であり、図2(a)は、液晶装置を後述するTFTアレイ基板の側から見た平面図であり、図2(b)は、液晶装置を後述する対向基板の側から見た平面図であり、図2(c)は、図1のA−A´線断面図である。尚、図2(c)中の点線矢印は、液晶装置に対する冷却風の流れを示している。
図1において、液晶装置1は、本発明に係る「電気光学パネル」の一例としての液晶パネル100と、該液晶パネルを収容する、本発明に係る「収容ケース」の一例としてのフレーム211と、液晶パネル100に電気的に接続された配線基板220とを備えて構成される。フレーム211の四隅には、液晶装置1が実装される装置に、該液晶装置1を固定するためのネジ穴211aが形成されている。
図2(c)に示すように、液晶パネル100は、TFTアレイ基板10、対向基板20並びに防塵ガラス121及び122を備えて構成されている。TFTアレイ基板10及び対向基板20は、ここでは図示しない液晶を狭持している。図2(a)及び(b)に示すように、各防塵ガラス121及び122には、後述する画像表示領域10aに対応する部分の周囲に、液晶装置1に対して供給される冷却風の風向に沿って、複数の溝が形成されている。この複数の溝は、例えば、防塵ガラス表面にハーフカットダイシングにより形成すればよい、或いは、エッチング加工により形成すればよい。溝の深さは、防塵ガラス121及び122の強度にもよるが、例えば最大で、防塵ガラスの厚さの80%程度の深さである。尚、本実施形態に係る「防塵ガラス121及び122」は、本発明に係る「放熱用基板」の一例である。
ここで、液晶パネル100について、図3及び図4を参照して説明を加える。ここに図3は、TFTアレイ基板をその上に形成された各構成要素と共に対向基板の側から見た平面図であり、図4は、図3のH−H´線断面図である。
図3及び図4において、本実施形態の液晶パネル100では、TFTアレイ基板10及び対向基板20が対向配置されている。TFTアレイ基板10は、例えば、石英基板、ガラス基板、シリコン基板等の基板からなり、対向基板20は、例えば、石英基板、ガラス基板等の基板からなる。TFTアレイ基板10と対向基板20との間に液晶層50が封入されており、TFTアレイ基板10と対向基板20とは、複数の画素が設けられた領域に対応する、本発明に係る「画素領域」の一例としての画像表示領域10aの周囲に位置するシール領域に設けられたシール材52により相互に接着されている。
シール材52は、両基板を貼り合わせるための、例えば紫外線硬化樹脂や熱硬化樹脂、又は紫外線・熱併用型硬化樹脂等からなり、製造工程においてTFTアレイ基板10上に塗布された後、紫外線照射、加熱等により硬化させられたものである。シール材52中には、TFTアレイ基板10と対向基板20との間隔(即ち、ギャップ)を所定値とするためのグラスファイバ或いはガラスビーズ等のギャップ材が散布されている。尚、ギャップ材を、シール材52に混入されるものに加えて若しくは代えて、画像表示領域10a又は画像表示領域10aの周辺に位置する周辺領域に、配置するようにしてもよい。
図3において、シール材52が配置されたシール領域の内側に並行して、画像表示領域10aの額縁領域を規定する遮光性の額縁遮光膜53が、対向基板20側に設けられている。但し、このような額縁遮光膜53の一部又は全部は、TFTアレイ基板10側に内蔵遮光膜として設けられてもよい。
周辺領域のうち、シール材52が配置されたシール領域の外側に位置する領域には、配線基板220に含まれる配線が電気的及び機械的に接続される外部回路接続端子102がTFTアレイ基板10の一辺に沿って設けられている。この一辺に沿って、データ線駆動回路101より内側にサンプリング回路7が額縁遮光膜53に覆われるようにして設けられている。走査線駆動回路104は、この一辺に隣接する2辺に沿った額縁領域に、額縁遮光膜53に覆われるようにして設けられている。
TFTアレイ基板10上には、対向基板20の4つのコーナー部に対向する領域に、両基板間を上下導通材107で接続するための上下導通端子106が配置されている。これらにより、TFTアレイ基板10と対向基板20との間で電気的な導通をとることができる。更に、外部回路接続端子102と、走査線駆動回路104、上下導通端子106等とを電気的に接続するための引回配線90が形成されている。
図4において、TFTアレイ基板10上には、駆動素子である画素スイッチング用のTFTや走査線、データ線等の配線が作り込まれた積層構造が形成される。この積層構造の詳細な構成については図4では図示を省略してあるが、この積層構造の上に、ITO(Indium Tin Oxide)等の透明材料からなる画素電極9aが、画素毎に所定のパターンで島状に形成されている。
画素電極9aは、後述する対向電極21に対向するように、TFTアレイ基板10上の画像表示領域10aに形成されている。TFTアレイ基板10における液晶層50の面する側の表面、即ち画素電極9a上には、配向膜16が画素電極9aを覆うように形成されている。
対向基板20におけるTFTアレイ基板10との対向面上に、遮光膜23が形成されている。遮光膜23は、例えば対向基板20における対向面上に平面的に見て、格子状に形成されている。対向基板20において、遮光膜23によって非開口領域が規定され、遮光膜23によって区切られた領域が、例えばプロジェクタ用のランプや直視用のバックライトから出射された光を透過させる開口領域となる。尚、遮光膜23をストライプ状に形成し、該遮光膜23と、TFTアレイ基板10側に設けられたデータ線等の各種構成要素とによって、非開口領域を規定するようにしてもよい。
遮光膜23上に、ITO等の透明材料からなる対向電極21が複数の画素電極9aと対向して形成されている。遮光膜23上に、画像表示領域10aにおいてカラー表示を行うために、開口領域及び非開口領域の一部を含む領域に、図4には図示しないカラーフィルタが形成されるようにしてもよい。対向基板20の対向面上における、対向電極21上には、配向膜22が形成されている。
液晶層50を構成する液晶は、印加される電圧レベルにより分子集合の配向や秩序が変化することにより、光を変調し、階調表示を可能とする。ノーマリーホワイトモードであれば、各画素の単位で印加された電圧に応じて入射光に対する透過率が減少し、ノーマリーブラックモードであれば、各画素の単位で印加された電圧に応じて入射光に対する透過率が増加され、全体として液晶装置からは画像信号に応じたコントラストをもつ光が出射される。
図4に示すように、TFTアレイ基板10の下層側及び対向基板20の上層側には、防塵ガラス121及び122が夫々配置されている。
尚、図3及び図4に示したTFTアレイ基板10上には、これらの走査線駆動回路104、サンプリング回路7等に加えて、複数のデータ線に所定電圧レベルのプリチャージ信号を画像信号に先行して各々供給するプリチャージ回路、製造途中や出荷時の当該液晶装置の品質、欠陥等を検査するための検査回路等を形成してもよい。
再び、図2(c)に戻り、防塵ガラス121及び122は、その法線方向に沿う方向(図2(c)における上下方向)に、防塵ガラス121及び122の一部がフレーム211から突出している。更に、冷却風を防塵ガラス121及び122に導くために、フレーム211の一部にテーパが形成されている。このため、図2(c)中に点線矢印で示すように、冷却風が流れ、効率良く液晶パネル100の熱を放散することができる。
(第1変形例)
次に、本実施形態に係る第1変形例について、図5を参照して説明する。ここに、図5は、図2(c)と同趣旨の、図1のA−A´線断面図である。
図5に示すように、本変形例では、各防塵ガラス121a及び122aの表面に、複数のフィン121b及び122bが夫々配列されることによって、溝が形成された防塵ガラス121及び122が構成されている。
尚、図5では、フィンは、その横断面形状が概ね矩形であるが、当該液晶装置が実装される箇所における風流に応じて、楕円形や流線型などであってもよい。
(第2変形例)
次に、本実施形態に係る第2変形例について、図6を参照して説明する。ここに、図6は、図2(c)と同趣旨の、図1のA−A´線断面図である。
図6に示すように、本変形例では防塵ガラス122の一部が、平面的に見て、フレーム211と重なっている。防塵ガラス122のフレーム211と重なっている部分122cには、複数の溝が形成されており、部分122cは、例えばモールド剤等の接着剤によってフレーム211に接着固定されている。
このように構成すれば、部分122cの表面積を増やすことができるので、フレーム211を熱伝導率の高い、例えばアルミニウム等の金属で形成すれば、部分122cを介して熱をフレーム211にも伝えることができ、より効率良く液晶パネル100の熱を放散することができる。
尚、部分122cに複数の溝を形成することに代えて、部分122cを櫛歯状に形成してもよい。
<第2実施形態>
次に、本発明の電気光学装置に係る第2実施形態を、図7及び図8を参照して説明する。第2実施形態では、防塵ガラスのTFTアレイ基板10に対向する側又は対向基板20に対向する側に溝が形成されていること、フレームの形状が異なっていること以外は、第1実施形態と同様である。よって、第2実施形態について、第1実施形態と重複する説明を省略すると共に、図面上における共通箇所には同一符号を付して示し、基本的に異なる点についてのみ、図7及び図8を参照して説明する。ここに、図7は、図1と同趣旨の、本実施形態に係る液晶装置の全体構成を示す斜視図であり、図8(a)は、図2(a)と同趣旨の、液晶装置をTFTアレイ基板の側から見た平面図であり、図8(b)は、液晶装置を図8(a)における右側から見た側面図であり、図8(c)は、図7のB−B´線断面図である。
本実施形態に係る液晶装置2では、図7に示すように、防塵ガラス123のTFTアレイ基板10に対向する側に溝が形成されている。該溝及びTFTアレイ基板10の表面によって導風孔123aが形成される。同様に、図8(b)及び(c)に示すように、防塵ガラス124の対向基板20に対向する側に溝が形成され、該溝及び対向基板20の表面によって導風孔124aが形成されている。
図8(a)に示すように、導風孔123aに風が通り易いように、導風孔123aの入口近傍はテーパ形状となっている。導風孔124aも同様である。更に、図8(b)に示すように、導風孔123a及び124aに対応して、フレーム212の一部が取り除かれている。また、図8(a)に示すように、液晶パネル100及びフレーム212間に所定幅の隙間が空くように、液晶パネル100がフレーム212に収容されている。このため、図8(a)及び(c)中に点線矢印で示すように、冷却風が流れ、効率良く液晶パネル100の熱を放散することができる。
<第3実施形態>
次に、本発明の電気光学装置に係る第3実施形態を、図9を参照して説明する。第3実施形態では、防塵ガラスの両側に、即ち、TFTアレイ基板10に対向する側又は対向基板20に対向する側、及びTFTアレイ基板10に対向する側又は対向基板20に対向する側とは反対側に溝が形成されている以外は、第2実施形態と同様である。よって、第3実施形態について、第2実施形態と重複する説明を省略すると共に、図面上における共通箇所には同一符号を付して示し、基本的に異なる点についてのみ、図9を参照して説明する。ここに、図9は、図8(c)と同趣旨の、B−B´線断面図である。
本実施形態に係る液晶装置3では、各防塵ガラス125及び126の両側に溝が形成されている。このため、導風孔125a及び126aを夫々流れる冷却風、並びに、防塵ガラス125の上面及び防塵ガラス126の下面を夫々流れる冷却風によって、効率良く液晶パネル100の熱を放散することができる。
<電子機器>
次に、図10を参照しながら、上述した液晶装置を電子機器の一例であるプロジェクタに適用した場合を説明する。上述した液晶装置における液晶パネル100は、プロジェクタのライトバルブとして用いられている。図10は、プロジェクタの構成例を示す平面図である。
図10に示すように、プロジェクタ1100内部には、ハロゲンランプ等の白色光源からなるランプユニット1102が設けられている。このランプユニット1102から射出された投射光は、ライトガイド1104内に配置された4枚のミラー1106および2枚のダイクロイックミラー1108によってRGBの3原色に分離され、各原色に対応するライトバルブとしての液晶パネル1110R、1110Bおよび1110Gに入射される。
液晶パネル1110R、1110Bおよび1110Gの構成は、上述した液晶装置と同等の構成を有しており、画像信号処理回路から供給されるR、G、Bの原色信号でそれぞれ駆動されるものである。そして、これらの液晶パネルによって変調された光は、ダイクロイックプリズム1112に3方向から入射される。このダイクロイックプリズム1112においては、RおよびBの光が90度に屈折する一方、Gの光が直進する。したがって、各色の画像が合成される結果、投射レンズ1114を介して、スクリーン等にカラー画像が投写されることとなる。
ここで、各液晶パネル1110R、1110Bおよび1110Gによる表示像について着目すると、液晶パネル1110R、1110Bによる表示像は、液晶パネル1110Gによる表示像に対して左右反転することが必要となる。
尚、液晶パネル1110R、1110Bおよび1110Gには、ダイクロイックミラー1108によって、R、G、Bの各原色に対応する光が入射するので、カラーフィルタを設ける必要はない。
尚、図10を参照して説明した電子機器の他にも、モバイル型のパーソナルコンピュータや、携帯電話、液晶テレビ、ビューファインダ型又はモニタ直視型のビデオテープレコーダ、カーナビゲーション装置、ページャ、電子手帳、電卓、ワードプロセッサ、ワークステーション、テレビ電話、POS端末、タッチパネルを備えた装置等が挙げられる。そして、これらの各種電子機器に適用可能なのは言うまでもない。
尚、本発明は、上述した実施形態に限られるものではなく、請求の範囲及び明細書全体から読み取れる発明の要旨、或いは思想に反しない範囲で適宜変更可能であり、そのような変更を伴う電気光学装置及び該電気光学装置を具備してなる電子機器もまた、本発明の技術的範囲に含まれるものである。
本発明の第1実施形態に係る液晶装置の全体構成を示す斜視図である。 (a)は、第1実施形態に係る液晶装置をTFTアレイ基板の側から見た平面図であり、(b)は、第1実施形態に係る液晶装置を対向基板の側から見た平面図であり、(c)は、図1のA−A´線断面図である。 第1実施形態に係る液晶パネルの全体構成を示す平面図である。 図3のH−H´線断面図である。 第1実施形態の第1変形例に係る液晶装置の断面図である。 第1実施形態の第2変形例に係る液晶装置の断面図である。 本発明の第2実施形態に係る液晶装置の全体構造を示す斜視図である。 (a)は、第2実施形態に係る液晶装置をTFTアレイ基板の側から見た平面図であり、(b)は、第2実施形態に係る液晶装置の側面図であり、(c)は、図7のB−B´線断面図である。 本発明の第3実施形態に係る液晶装置の断面図である。 電気光学装置を適用した電子機器の一例たるプロジェクタの構成を示す平面図である。
符号の説明
1、2、3…液晶装置、10…TFTアレイ基板、10a…画像表示領域、20…対向基板、100…液晶パネル、121、122、123、124、125、126…防塵ガラス、123a、124a、125a、126a…導風孔、121b、122b…フィン、211、212…フレーム、220…配線基板

Claims (12)

  1. 画素領域で電気光学動作を行う電気光学パネルと、
    前記画素領域に対向するように前記電気光学パネルの少なくとも一方の外表面に重ねられると共に、複数の溝が形成された放熱用基板と
    を備えることを特徴とする電気光学装置。
  2. 前記複数の溝は、当該電気光学装置に対して供給される冷却風の流路の少なくとも一部を構成することを特徴とする請求項1に記載の電気光学装置。
  3. 前記複数の溝は、前記放熱用基板における前記画素領域に対応する領域の周囲の少なくとも一部に形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の電気光学装置。
  4. 前記複数の溝は、少なくとも前記放熱用基板の前記電気光学パネルと対向する側に形成されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の電気光学装置。
  5. 前記複数の溝は、少なくとも前記放熱用基板の前記電気光学パネルとは反対側に形成されていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の電気光学装置。
  6. 前記複数の溝は、前記放熱用基板に複数のフィンが配列されることにより形成されることを特徴とする請求項1、2、3又は5に記載の電気光学装置。
  7. 前記複数の溝は、エッチング加工により形成されることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載の電気光学装置。
  8. 前記複数の溝は、ハーフカットダイシングにより形成されることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載の電気光学装置。
  9. 前記画素領域を露出させつつ前記電気光学パネル及び前記放熱用基板をそれらの外縁から囲むように収容する収容ケースを更に備え、
    前記放熱用基板の少なくとも一部は、前記外表面の法線方向に沿った方向に、前記収容ケースから突出又は延在している
    ことを特徴とする請求項1乃至8のいずれか一項に記載の電気光学装置。
  10. 前記画素領域を露出させつつ前記電気光学パネル及び前記放熱用基板をそれらの外縁から囲むように収容すると共に、該外縁に対向する外枠の少なくとも一部が除去されている収容ケースを更に備えることを特徴とする請求項1乃至8のいずれか一項に記載の電気光学装置。
  11. 前記電気光学パネル及び前記放熱用基板の少なくとも一部分及び前記収容ケース間に所定幅の隙間が空いていることを特徴とする請求項10に記載の電気光学装置。
  12. 請求項1乃至11のいずれか一項に記載の電気光学装置を備えることを特徴とする電子機器。
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