JP2009128545A - 画像形成装置 - Google Patents

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Tetsuji Suzuki
哲司 鈴木
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Abstract

【課題】画像定着したシートに発生するローラ跡や画像の剥ぎ取りを抑制し、シートの搬送力を確保し、且つ、低コストを達成し得る画像形成装置を提供する。
【解決手段】シートに画像を形成する画像形成手段と、画像が形成されたシートを加熱して画像を定着する定着手段と、定着手段により画像定着されたシートの画像形成面に接触してシートを排出する排出コロ23と、を有し、排出コロ23の周面に周方向に連続するリング状のリブを回転軸方向に所定の間隔をもって複数設けた。
【選択図】図3a

Description

本発明はシートに形成した画像を加熱定着して排出する画像形成装置に関する。
電子写真方式によって画像を形成するプリンタ、ファクシミリ、複写機等の画像形成装置には、記録体であるシートに形成された未定着トナー像を加熱・加圧することによって、前記トナー像を定着させるための定着装置が搭載されている。
定着装置には、加熱・加圧するための定着手段とともに、トナー像を定着させたシートを、画像形成装置の外まで排出させるための、搬送ローラや排出ローラなどが備えられている。
この種の画像形成装置では、以下のような理由から、加熱定着直後の被加熱シートを搬送する際に、ローラ跡等の不具合が発生することがあった。
高温で加熱定着されたトナー像が冷え切る前に、ローラやコロがシートのトナー像が形成された面やその裏側の面に接触すると、その接触部分の表面性が変わったり、その部分が他の部分より早く熱を奪われたりする。これにより、トナー像の色見が変わり、光沢差として視認される、いわゆるローラ跡が発生する。ローラ跡は、普通紙では目立ちにくいが、プロジェクタシートや光沢紙、光沢フィルムなど光沢度が高いシートの場合に目立ちやすい。
このため、特許文献1においては、図8に示すように、金属軸100の円周面に断熱体層101を形成し、この断熱体層101に凹凸形状102を形成し、更に断熱体層101の円周面に表面保護層103を形成した断熱ローラ等が提案されている。このような断熱ローラを搬送コロとして用いることが考えられる。
また、特許文献2に記載された画像形成装置は、図9に示すように、加熱定着されたトナー像に接触する搬送ローラ110の外周面に複数の微小突起110aを設けている。これにより、トナー像が冷え切る前にシート上のトナーを搬送ローラと点接触させ、ローラ跡の発生を防止している。
特開2004−301291号公報 特開2006−145586号公報
しかしながら、特許文献1に記載の断熱ローラにあっては、断熱体層101を形成する材料のコストが高い。このため、搬送ローラがコストアップすることになる。
また、断熱体層101をなす断熱体の硬度が低いことが多い。このため、搬送ローラ対を押圧した際に断熱体層101が圧縮されてしまう。その結果、搬送ローラ対の押圧力を発生させているバネの付勢力を弱くすると、搬送ローラ対の搬送力が低下してしまうことがある。これを防止するために、バネによる押圧力を上げてしまうと、断熱体層101はより圧縮されて断熱の効果が低下してしまう。このため、ローラ跡の発生を十分に抑制できないことがある。
また、特許文献2に記載の画像形成装置においては、搬送ローラの外周面に複数の微小突起110aがあるため、トナーとの離型性が悪くなることがある。すると、加熱定着されたトナー像が冷え切る前にシートが搬送ローラ対を通過した際に、シート上のトナーが剥ぎ取られてしまうことがある。
また、前記したような剥ぎ取りによる搬送ローラへのトナー付着を防止するため、搬送ローラの円周面に表面保護層を形成させたることが考えられる。しかし、その場合は搬送ローラの外周面の突起がなだらかになってしまう。その結果、シート上のトナーと搬送ローラとの接触面積が増えてしまうため、ローラ跡の発生を十分に抑制できないことがある。
本発明は従来の上記課題を解決するものであり、その目的は、画像定着したシートに発生するローラ跡や画像の剥ぎ取りを抑制し、シートの搬送力を確保し、且つ、低コストを達成し得る画像形成装置を提供するものである。
上記課題を解決するための本発明における代表的な手段は、シートに形成した画像を加熱定着して排出する画像形成装置において、シートに画像を形成する画像形成手段と、前記画像が形成されたシートを加熱して画像を定着する定着手段と、前記定着手段により画像定着されたシートの画像形成面に接触してシートを排出する回転体と、を有し、前記回転体の周面に周方向に連続するリング状のリブを回転軸方向に所定の間隔をもって複数設けたことを特徴とする。
本発明にあっては、回転体の周面に周方向に連続するリング状のリブを複数設けたために、シートに必要とされる搬送力を維持しつつ、線接触により回転体がシートから奪う熱量を最小限にすることができる。
また、前記リブはシートの搬送方向において凹凸部がないため、離型性を損なうことなく、表面性が変わる部分を目立たなくすることができる。その結果、従来に比べて低コストでローラ跡や画像の剥ぎ取りを抑制することができる。
次に本発明の一実施形態に係る画像形成装置について、図面を参照して具体的に説明する。
〔第1実施形態〕
図1は第1本実施形態に係る画像形成装置であるレーザビームプリンタの断面説明図である。なお、本実施形態の画像形成装置はフルカラーレーザビームプリンタを例示しているが、本発明はモノクロプリンタであってもよく、またプリンタのみならず複写機やファクシミリ装置など他の画像形成装置に適用することもできる。
[画像形成装置の全体構成]
まず、画像形成装置Aの全体構成についてプリント動作とともに説明する。装置本体1の上部にはレーザスキャナ2が配置され、その下に画像形成手段が配置されている。本実施形態の画像形成手段は電子写真方式によるものであり、左からイエローY、マゼンタM、シアンC、ブラックKの各色トナー像を形成する4個の画像形成手段が配置されている。
各画像形成手段はトナーの色が異なるのみで構成は同一であり、感光体ドラム3を帯電手段によって一様に帯電し、これにレーザスキャナ2から画像信号に応じた光照射をすることで静電潜像を形成する。この静電潜像を現像器4によってトナー現像することで可視像化する。
各感光体ドラム3にはエンドレスの中間転写ベルト5が回転可能に当接している。そして、前述のようにして各感光体ドラム3に形成されたトナー像が中間転写ベルト5に重ね合わせて転写されることでカラー画像が形成される。
装置本体の下部にはシート搬送手段が配置されており、上記トナー画像の形成と同期するようにシート11が画像転写部へ搬送される。具体的には、シートカセット6に収容されたシートが給送ローラ7によって二次転写ローラ8と中間転写ベルト5とのニップ部である二次転写部へ搬送される。この二次転写部において、中間転写ベルト5上のトナー像が搬送されたシートに転写される。
さらに、トナー像が転写されたシートは上方に位置する定着装置Bへと搬送され、ここで加熱、加圧された前記トナー像がシートに定着された後、排出部9へ排出される。
[定着装置]
定着装置Bは、図2に示すように、図示しない支持部材に支持された回転可能な定着フィルム20に加圧ローラ21が圧接して定着手段を構成している。この定着フィルム20は図示しないヒータによって加熱され、加圧ローラ21とのニップ部Nをシートが通過する際に、シートに形成された未定着トナー像を加熱・加圧する。
また、前記定着手段のシート搬送方向下流側にはトナー像を定着されたシートを排出部10へ排出するための回転体対である排出ローラ22と、排出コロ23とが設けられている。前記排出ローラ22は、表面が耐熱性ゴムにより形成され、駆動源(不図示)により回転される駆動回転体である。一方、排出コロ23は、付勢手段(不図示)により排出ローラ22に押圧され、排出ローラ22の回転に従動回転する従動回転体である。この排出コロ23はシートをガイドする搬送ガイド24に取り付けられ、定着手段により画像定着されたシートの画像形成面に接触してシートを排出する。
[排出コロ]
ここで、本実施形態の排出コロ23の構成について説明する。図3aは排出コロ23の斜視図であり、図3bは排出コロ23の拡大断面図である。また、図3cは排出コロ23に設けられたリブのシート接触幅の説明図である。
排出コロ23は、図3aに示すように、回転軸23aにエンジニアリングプラスチック等で形成された所定の耐熱温度を有するコロ本体23bが形成され、このコロ本体23bの表面に、円周方向に連続するリング状の微小リブ23cが複数形成されている。
本実施形態にあっては前記微小リブ23cの外周面はコロ本体23bの外周面と一致して形成されている。しかし、微小リブ23cはコロ本体23bの外周面より凸に形成されていてもよい。また、微小リブ23cとコロ本体23bとが別部材によって構成されていてもよい。
本実施形態における微小リブ23cの頂部は、図3cに示すように、フラット形状に形成されている。しかし、この頂部は曲線形状に形成されていてもよい。また、微小リブの頂部がフラット形状の場合、そのエッジに角は面取りされたR形状であっても、そうでなくてもよい。
[微小リブ]
図4は個々の微小リブ23cのシート11への接触幅S、隣接する微小リブ間の間隔P、微小リブ23cの高さHそれぞれを変更したときの、定着手段により加熱定着されて排出ローラ22と排出コロ23によって挟持排出されたトナー像の画像評価を示す。図4に示す画像評価は目視判断により、「○」は画質低下の発生なし、「×」は画質低下発生あり、を示す。
図4の結果からわかるように、排出コロ23の周面に設ける微小リブ23cは、微小リブ23cのシート11への接触幅Sが600μm以下がローラ跡やトナーの剥ぎ取り等による画質低下を発生する事なく好適である。また、微小リブと微小リブの間隔Pは200〜1000μmに形成すると画質低下がなく好適である。さらに、微小リブの高さHは100〜300μmに形成すると、ローラ跡やトナーの剥ぎ取り等による画質低下を発生する事なく好適であることがわかる。
ここで、微小リブ23cの各パラメータについて説明する。なお、個々の微小リブ23cのシート11への接触幅Sは、図3cに示すように、微小リブ23cの頂点から0.2mm低い回転軸方向に平行な直線と微小リブを形成する曲線との交点間の距離とした。前記した0.2mmは、微小リブ23cのシート11への食い込み量が、最大でも厚手のシートの厚さ0.2mm程度になることより定めたものである。
(リブの接触幅)
まず、微小リブ23cのシートへの接触幅について説明する。接触幅Sが600μmより大きくなると、個々の微小リブ23cによってシート11に定着されたトナー像の表面性の変わる部分の幅が広くなってしまう。その結果、微小リブ23cによって発生するローラ跡による画質の低下を十分に抑制できない。これに対して個々の微小リブ23cのシート11への接触幅Sが600μm以下であれば、トナー像の表面性の変わる部分の幅が十分に細いため、画質の低下を抑制できる。
従って、微小リブ23cのシート接触幅Sは、600μm以下の所定値に設定することが好適である。
(リブの間隔)
次に微小リブ23cの間隔について説明する。隣接する微小リブ23c間の間隔Pが200μm以下の場合、個々の微小リブ23cによってシート11に定着されたトナー像の表面性の変わる部分の間隔も狭まってしまう。このため、結果としてリブのないフラットな形状と同じ状態に近づいてしまい、ローラ跡による画質の低下を抑制できない。また、隣接する微小リブ23c間の間隔Pが200μm以下の場合、樹脂材においては排出コロ23の型の成形が困難となるため量産性が確保できない。
一方、隣接する微小リブ23c間の間隔Pが1000μmより大きい場合、個々の微小リブ23cによってシート11に定着されたトナー像の表面性の変わる部分の間隔も広くなり過ぎてしまうため、トナーの表面性の変わる部分が目立ってしまう。また、隣接する微小リブ23c間の間隔Pが1000μmより大きい場合、排出コロ23の排出ローラ22への回転軸方向の圧接長さを所定の長さに維持すると、シート11の搬送力が低下してしまう。そこで、搬送力を維持するために排出コロ23の排出ローラ22への押圧を上げると、ローラ跡やトナーの剥ぎ取り等による画質の低下を抑制できない。
これに対して、隣接する微小リブ23c間の間隔Pが200μm以上1000μm以下の場合、シート搬送力を上げるために排出コロ23の排出ローラ22への押圧を上げても、トナー像の表面性が変わる部分が目立たないため、画質の低下を抑制できる。
従って、隣接する微小リブ間の間隔Pは、200μm以上1000μm以下の範囲の所定値に設定することが好適である。
(リブの高さ)
次に微小リブ23cの高さについて説明する。微小リブ23cの高さHが100μmよりも低い場合、微小リブ23cの凹部がシート11に近くなることにより、凹部においてもシート11に定着されたトナー像の熱を奪う。このため、ローラ跡による画質の低下が発生してしまう。一方、微小リブの高さHが300μmより高い場合、隣接する微小リブ間の間隔を上記所定範囲に維持する樹脂材においては排出コロ23の型の成形が困難となる。このため、排出コロ23の量産性が確保できなくなる。
従って、微小リブ23cの高さは100μm以上300μm以下の範囲の所定値に設定することが好適である。
上記のように排出コロ23の周面にリング状の微小リブ23cを所定間隔をもって複数形成することで、排出コロ23がシート11から奪う熱量を最小限に抑えつつシート11に最低限必要とされる搬送力を得ることができる。また、排出コロ23による離型性を損なうことなく接触によりシート11に定着されたトナー像の表面性が変わる部分を目立たない程度にすることができる。
〔第2実施形態〕
次に第2実施形態に係る装置について図5及び図6を参照して説明する。なお、本実施形態の装置の基本構成は前述した実施形態と同一であるため重複する説明は省略し、ここでは本実施形態の特徴となる構成についてのみ説明する。
本実施形態にあっては、第1実施形態の排出ローラ22及び排出コロ23を用いてシートを排出するときに、排出コロ23の温度情報を取得し、その温度が所定温度を超えたときは、シートの搬送状態を変更するように制御するものである。具体的には、取得した排出ローラ22の温度が所定温度を超えると、前記所定温度以下のときよりも排出コロ23を連続して通過するシート相互の間隔が大きくなるようにシートを搬送を制御するように構成したものである。
前述したように定着装置Bは搬送されたシートを加熱・加圧してトナー像を定着し、そのシートを排出ローラ22及び排出コロ23の回転体対で排出する。このため、プリントされたシートが連続して定着装置Bに搬送されると、加熱されたシートが排出コロ23を連続して通過するために排出コロ23の温度が上昇する。そして、排出コロ23の温度が高くなると画像定着されたトナーの剥ぎ取り等が発生しやすくなる。
また、プリント終了から次のプリント開始までの時間が短く、すぐに次のプリントが開始される場合も同様に、排出コロ23が冷却する時間がなく、温度が上昇することがある。
そこで、本実施形態では排出コロ23の温度が所定温度を超えたときは搬送されるシートの間隔を大きくし、シート間において排出コロ23の温度が低下するようにする。
そのため、本実施形態では排出コロ23の温度情報を取得する温度情報手段として、連続プリント枚数を枚数カウンタによってカウントし、この値に基づいて排出コロ23の温度を取得する。そして、図5に示すように、前記枚数カウンタ30のカウント値及び前回のプリントが終了してから今回のプリントが始まるまでの経過時間を計測する時間計測手段31からの計測値を制御部32に入力する。前記値に基づいて、制御部32は排出コロ23の温度を判別し、その温度情報に基づいてシートを搬送する各部材を駆動する搬送部材駆動手段33の駆動制御を行う。
次に前記排出コロ23の温度情報に基づくシート搬送制御の手順について、図6のフローチャートを参照して説明する。
画像形成装置は例えば、外部のコンピュータからプリント指令を受けると、時間計測手段31によって前回のプリントが終了してから今回のプリントが始まるまでの経過時間tを計測し、制御部32にあらかじめ任意に定めえられている時間T0と比較する(S1)。なお、前記時間T0は排出コロ23が昇温しきった状態からどのくらいの時間が経過すれば、初期温度に戻るかを実験的に求めた値である。
前記比較の結果、t>T0と判断した場合は、前回のプリント動作で昇温した排出コロ23の温度が所定の温度まで冷めていると判断し、ステップS2へと進む。
ステップS2においては、制御部32が連続プリント枚数aを監視し、制御部32にあらかじめ任意に定めえられている枚数Aと比較する(S3)。なお、枚数Aは連続プリントを何枚行うと排出コロ23の温度が所定温度まで昇温するか実験的に求めた値である。ここでの所定温度とは、排出コロ23がシート11上のトナーを剥ぎ取らない必要最低限の温度である。この温度は使用するトナー、定着装置Bの温調温度、シート11の種類、出力画像等様々の条件により変化するため、最も過酷な条件で実験的に求めている。
ステップS3において比較の結果、a<Aと判断した場合は、排出コロ23の温度が所定温度より低いと判断し、通常のシート間隔となるように搬送部材駆動手段33を駆動してシートを搬送してプリントする(S4、S5)。
一方、連続プリントを続けていくうちに、前回のプリント終了から今回のプリント開始までの経過時間Tが制御部32にあらかじめ任意に定められている時間T0よりも短くなることがある。すなわち、前記ステップS1においてt≦T0と判断した場合、制御部32は排出コロ23の温度が所定温度を超えたと判断する。そして、制御部32は搬送部材駆動手段33を制御し、前記所定温度以下のときよりも排出ローラ22と排出コロ23のニップ部を連続して通過するシート相互の間隔が大きくなるようにシートプリント速度を落として画像を形成する(S6,S7)。
また、連続プリントを続けていくうちに、連続プリント枚数aが制御部32にあらかじめ任意に定めえられている枚数Aを超えることがある。すなわち、前記ステップS3においてa≧Aと判断した場合、制御部32は排出コロ23の温度が所定温度を超えたと判断する。そして、この場合も制御部32は搬送部材駆動手段33を制御し、前記所定温度以下のときよりも排出ローラ22と排出コロ23のニップ部を連続して通過するシート相互の間隔が大きくなるようにシートプリント速度を落として画像を形成する(S6,S7)。
なお、前記シート相互間が大きくなる間隔とは、連続プリントを続けても排出コロ23の温度が所定温度より低いところで推移することを実験的に求めた値である。そして、ここでの所定温度とは、排出コロ23がシート11上のトナーを剥ぎ取らない必要最低限の温度である。この温度は使用するトナー、定着器の温調温度、シート11の種類、出力画像等様々の条件により変化するため、最も過酷な条件で実験的に求める。
これにより、微小リブ23cを設けた排出コロ23により加熱定着後のシートを排出するに際し、より確実にローラ跡やトナーの剥ぎ取り等による画質の低下を抑制できる。
なお、本実施形態では前回プリント終了から今回プリント開始までの経過時間が短い場合、及び連続プリント枚数が多い場合の双方で搬送するシート間隔を広げるようにした例を示した。しかし、前回プリント終了から今回プリント開始までの経過時間が短い場合、又は連続プリント枚数が多い場合のいずれかの場合のみシート間隔を広げるように搬送制御する構成であっても画質の低下を抑制することは可能である。
また、本実施形態では前回プリント終了から今回プリント開始までの経過時間t及び連続プリント枚数aをそれぞれ基準となる時間T0、基準となる枚数Aと比較して排出コロ23の温度情報を取得するようにした例を示した。しかし、比較する前記基準時間T0や基準となる枚数Aを2段階以上の複数段階に設定し、シート搬送速度を変更する排出コロ23の温度情報が段階的となるように設定する。そして、排出コロ23の温度が前記段階に応じて高くなるにしたがって排出ローラ22と排出コロ23にニップ部を連続して通過するシート相互の間隔が段階的に大きくなるように搬送部材駆動手段33を制御するようにしてもよい。
〔第3実施形態〕
次に第3実施形態に係る装置について図7を参照して説明する。なお、本実施形態の装置の基本構成も前述した第1実施形態と同一であるため重複する説明は省略し、ここでは本実施形態の特徴となる構成についてのみ説明する。
本実施形態では、排出コロ23の温度情報を取得する温度情報手段として、排出コロ23の温度を直接検知する温度検知センサ(不図示)を定着装置B内に設け、制御部に前記検知温度を記憶する温度記憶手段を備えている。そして、温度検知センサによって検知した排出コロ23の温度に基づいて前述した第2実施形態と同様にシート搬送を制御するものである。
図7は第3実施形態におけるシート搬送間隔を決定するフローチャートである。これに示すように、画像形成装置がプリント指令を受けると、温度検知センサによって排出コロ23の温度αを検知し、制御部32にあらかじめ任意に定めえられている所定温度βと比較する(S21)。なお、温度βは排出コロ23がシート上のトナーを剥ぎ取らない必要最低限の温度である。この温度は使用するトナー、定着器の温調温度、シートの種類、出力画像等様々の条件により変化するため、最も過酷な条件で実験的に求めている。
比較の結果、α<βと判断された場合は、排出コロ23の温度が所定温度より低いため、通常のシート間隔となるように搬送部材駆動手段33を駆動してシートを搬送してプリントする(S22、S23)。
一方、連続プリントを続けていくうちに、排出コロ23の温度が上昇し、その結果前記ステップS21においてα≧βと判断された場合は、制御部32は排出コロ23の温度が所定温度を超えたと判断する。そして、制御部32は搬送部材駆動手段33を制御し、前記所定温度β以下のときよりも排出ローラ22と排出コロ23のニップ部を連続して通過するシート相互の間隔が大きくなるようにシートプリント速度を落として画像を形成する(S24)。
これにより、微小リブ23cを設けた排出コロ23により加熱定着後のシートを排出するに際し、より確実にローラ跡やトナーの剥ぎ取り等による画質の低下を抑制できる。
また、本実施形態の場合も前述した第2実施形態と同様に、比較する所定温度βを2段階以上の複数段階に設定し、シート搬送速度を変更する排出コロ23の温度情報が段階的となるように設定する。そして、排出コロ23の温度が前記段階に応じて高くなるにしたがって排出ローラ22と排出コロ23にニップ部を連続して通過するシート相互の間隔が段階的に大きくなるように搬送部材駆動手段33を制御するようにしてもよい。
画像形成装置の模式断面説明図である。 定着装置の模式断面説明図である。 排出コロの斜視図である。 排出コロの周面拡大断面図である。 排出コロに設けられたリブのシート接触幅の説明図である。 個々の微小リブのシートへの接触幅、隣接する微小リブ間の間隔、微小リブの高さそれぞれを変更したときの、トナー像の画像評価を示す表である。 排出コロの温度に基づくシート搬送制御構成のブロック図である。 第2実施形態に係る排出コロの温度に基づくシート搬送制御のフローチャートである。 第3実施形態に係る排出コロの温度に基づくシート搬送制御のフローチャートである。 従来技術の説明図である。 従来技術の説明図である。
符号の説明
A …画像形成装置
B …定着装置
N …ニップ部
S …シート
1 …装置本体
2 …レーザスキャナ
3 …感光体ドラム
4 …現像器
5 …中間転写ベルト
6 …シートカセット
7 …給送ローラ
8 …二次転写ローラ
9 …排出部
10 …排出部
11 …シート
20 …定着フィルム
21 …加圧ローラ
22 …排出ローラ
23 …排出コロ
23a …回転軸
23b …コロ本体
23c …微小リブ
24 …搬送ガイド
30 …枚数カウンタ
31 …時間計測手段
32 …制御部
33 …搬送部材駆動手段

Claims (7)

  1. シートに形成した画像を加熱定着して排出する画像形成装置において、
    シートに画像を形成する画像形成手段と、
    前記画像が形成されたシートを加熱して画像を定着する定着手段と、
    前記定着手段により画像定着されたシートの画像形成面に接触してシートを排出する回転体と、
    を有し、
    前記回転体の周面に周方向に連続するリング状のリブを回転軸方向に所定の間隔をもって複数設けたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記リブは、シートへの接触幅が600μm以下、隣接するリブの間隔が200μm以上かつ1000μm以下、高さが100μm以上かつ300μm以下であることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記回転体の温度情報を取得する温度情報手段を有し、
    前記温度情報手段が取得した温度情報に基づいて前記回転体の温度が所定温度を超えると、前記所定温度以下のときよりも前記回転体対を連続して通過するシート相互の間隔が大きくなるようにシートを搬送することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記温度情報手段は、連続プリント枚数に基づいて前記回転体の温度情報を取得することを特徴とする請求項3記載の画像形成装置。
  5. 前記温度情報手段は、プリント終了から次のプリント開始までの時間に基づいて前記回転体の温度情報を取得することを特徴とする請求項3記載の画像形成装置。
  6. 前記温度情報手段は、前記回転体の温度を検知する温度検知センサであることを特徴とする請求項3記載の画像形成装置。
  7. 前記所定温度を段階的に設定し、前記回転体の温度が前記段階に応じて高くなるにしたがって前記回転体対を連続して通過するシート相互の間隔が段階的に大きくなるようにシートを搬送することを特徴とする請求項3記載の画像形成装置。
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017009735A (ja) * 2015-06-19 2017-01-12 キヤノン株式会社 画像形成装置
JP2019211797A (ja) * 2019-09-10 2019-12-12 キヤノン株式会社 画像形成装置
JP2021121837A (ja) * 2020-01-31 2021-08-26 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 定着装置およびそれを備えた画像形成装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2017009735A (ja) * 2015-06-19 2017-01-12 キヤノン株式会社 画像形成装置
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