JP2009128525A - 撮像装置 - Google Patents

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Shuhei Kaneko
周平 金子
Daisuke Shiraishi
大輔 白石
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Abstract

【課題】落下等の衝撃が筐体内部の構成部材与える影響を効率的に吸収し筐体の小型化を実現し得る撮像装置を提供する。
【解決手段】撮像装置1において、レンズ鏡枠ユニット4と、レンズ鏡枠ユニットを収容している筐体(2,3)と、レンズ鏡枠ユニットの一面と筐体内の一面との間に配置されレンズ鏡枠ユニットの一面に対する筐体内の一面の当該平面に沿う方向への相対変位によって剪断変位を受けることが可能な衝撃吸収素材24a,24bとを有してなる。
【選択図】図3

Description

この発明は、撮像装置、詳しくは外部からの衝撃力を吸収する緩衝部材を有し耐衝撃性能を考慮した撮像装置に関するものである。
従来、写真撮影機能を有するカメラ等の撮像装置においては、使用者が気軽に携帯して持ち歩き、所望のときに取り出して使用することができるように小型化及び薄型化が望まれている。
そこで、従来の撮像装置においては、例えば前面側から光学レンズに入射する光束の光軸を反射鏡等を用いて折り曲げて、当該入射光束を筐体内部の底面側等に配置した撮像素子の受光面へと導くように構成される屈曲光学系を適用したレンズ鏡枠ユニットを備えることで、その撮像装置の筐体の小型化及び薄型化を実現するための技術が、種々提案されまた実用化されている。
一方、上述したような工夫によって筐体の小型化や薄型化を実現した撮像装置においては、使用者が所望のときに気軽に持ち運び使用することができるので、例えば撮像装置等を携帯しての移動中や撮像装置等の使用中に当該撮像装置等を使用者が誤って落下させたり構造物に衝突させてしまう等の可能性が高いと考えられる。
このように、撮像装置等の移動時又は使用時等に当該撮像装置の筐体に対して意図しない衝撃等による外力が加わったような場合には、上記撮像装置の筐体を形成する外装部材に対してだけではなく、撮像装置の内部構成部材、例えばレンズ鏡枠ユニット等に対しても不必要な負荷がかかることになる。
通常の撮像装置の筐体内部には、複数の光学レンズ等の光軸が一致するように各光学レンズ等をそれぞれ保持すると共に一部の光学レンズを光軸に沿う方向に移動させ得るように構成したレンズ鏡枠ユニット等可動部を有する構成部材が配設されている。
そこで、従来の撮像装置においては、筐体内部の各種構成部材を落下衝撃等に起因する外力から保護するために、例えば保護すべき筐体内部の構成物に対して、その6方向(前後左右上下方向)の面のいずれかに衝撃を吸収し得る衝撃緩衝部材を挿入し、筐体に対して外力が加わったときには、緩衝部材が圧縮することで衝撃を緩和するように構成しされるフローティング構造を有するものが、例えば特開2005−173249号公報等によって種々の提案がなされている。
特開2005−173249号公報
ところが、上記特開2005−173249号公報等によって開示されている手段では、緩衝部材自体の厚みが衝撃吸収性能を左右することになるので、必要とする性能を維持するためには、撮像装置の筐体と内部構成部材との間に緩衝部材を配置するための所定の空間を確保する必要がある。
しかしながら、近年の撮像装置においては、小型化及び薄型化に対する要望が強く、筐体内部に必要な厚さの緩衝部材を配置するた空間を確保することが困難になりつつあり、撮像装置が必要とする衝撃吸収性能を維持することが難しい状況になってきているという問題点がある。
本発明は、上述した点に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、落下等に起因して加わる外力が撮像装置の筐体内部の構成部材与える衝撃を緩衝部材によって効率的に吸収し筐体の小型化を実現し得る撮像装置を提供することである。
上記目的を達成するために、本発明による撮像装置は、レンズ鏡枠ユニットと、上記レンズ鏡枠ユニットを収容している筐体と、上記レンズ鏡枠ユニットの一面と上記筐体内の一面との間に配置され、上記レンズ鏡枠ユニットの上記一面に対する上記筐体内の一面の当該平面に沿う方向への相対変位によって剪断変位を受けることが可能な衝撃吸収素材と、を有してなることを特徴とする。
本発明によれば、落下等に起因して加わる外力が撮像装置の筐体内部の構成部材与える衝撃を緩衝部材によって効率的に吸収し筐体の小型化を実現し得る撮像装置を提供することができる。
以下、図示の実施の形態によって本発明を説明する。
図1〜図4は、本発明の第1の実施形態の撮像装置の構成を示す図である。このうち、図1は、本発明の第1の実施形態の撮像装置の外観を示す外観斜視図である。図2は、本実施形態の撮像装置の背面側を示す外観図である。この図2では、当該撮像装置の背面側の一部を破いて示しており、これにより、当該撮像装置の筐体内部に設けられるレンズ鏡枠ユニットの配置状態を示している。図3は、本実施形態の撮像装置の筐体とその内部に配設されるレンズ鏡枠ユニットとの組み立て構成を示す分解斜視図である。図4は、図2の[IV]−[IV]線に沿う断面図である。
本実施形態の撮像装置は、略直方体の箱型形状からなる筐体と、この筐体の内部に配設されるレンズ鏡枠ユニットやその他の各種ユニット及び電気回路や電気部品を実装した電気基板等の各種の内部構成物と、筐体の表面上に配設され内部構成物に連繋する複数の操作部材等によって主に構成されている。
即ち、図1〜図3に示すように、本実施形態の撮像装置1の筐体は、前面,両側面,上面,底面を覆うように形成される前面カバー部材2と、主に背面側を覆うように形成される背面カバー部材3とを組み合わせた状態としたとき略箱形状を形成している。
つまり、前面カバー部材2と背面カバー部材3とは、互いに組み合わされた状態で両者の四隅の所定の部位がビス31(図3参照)等の連結部材によって互いに固設されている。これによって、上述のように箱形状の筐体が形成されている。
前面カバー部材2には、当該撮像装置1の筐体内部に設けられるレンズ鏡枠ユニット4(図1では図示せず)に対して被写体からの光束を入射させる撮影用窓2dや筐体内部に設けられる閃光発光装置の発光用窓2e等が開口されている。
また、前面カバー部材2の上面側にはシャッターボタン14,電源操作ボタン15等の操作部材が配設されている。
背面カバー部材3には、例えばズーム用のTボタン及びWボタン,動作モード設定ボタン,撮影及び再生動作切換ボタン,メニュー表示操作ボタン,撮影領域切換ボタン(マクロボタン),ストロボモード切換ボタン,セルフタイマーボタン,露出補正切換ボタン等等、撮影及び再生時に実行すべき各種の操作入力を行う際に用いられる複数の操作部材13が、その外表面に露出させて設けられている。
また、背面カバー部材3の内側には表示装置16等が設けられている。そのために、背面カバー部材3には、表示装置16の表示面が外部に向けて露出するように開口が形成されている。
このように形成される撮像装置1の筐体内部の空間には、レンズ鏡枠ユニット4等の複数の内部構成ユニットや、各種の電気回路を形成する複数の回路基板等が各所定の部位に配設されている。
レンズ鏡枠ユニット4は、前面カバー部材2の撮影用窓2d(図1参照)から第1の光軸O1に沿って入射してきた被写体からの光束を、反射鏡(特に図示せず)によって第1の光軸O1に対して直交する方向へと折り曲げて、折り曲げられた後の第2の光軸O2上であって当該レンズ鏡枠ユニット4の底面側に配設されている撮像素子25(図2参照)の受光面上へと導き、その受光面上に光学的な被写体像を結像させるように構成される折り曲げ光学系を構成する複数の光学レンズ及びそのレンズ保持枠等を有して構成されるユニットである。
レンズ鏡枠ユニット4の詳細構成については、その詳細な図示を省略しているのであるが、光学レンズ及びレンズ保持枠等のほかに、例えばシャッタユニットとこのシャッタユニットを駆動するシャッタ駆動モータ等からなるシャッター装置やフォーカシングモータ及びズーミングモータとその駆動力伝達機構からなるレンズ駆動装置,撮像素子25(図2参照)を実装した電気基板等が一体となるように構成されている。
なお、レンズ鏡枠ユニット4における各種の構成部材や、その配置については、本発明とは直接関連しない部分であるので、通常一般の折り曲げ光学系を有するレンズ鏡枠ユニットの構成に準ずるものとして、その詳細説明は省略する。
このレンズ鏡枠ユニット4は、撮像装置1の筐体内部において、例えば図2に示すように筐体内部の一側面に寄った所定の部位に配設されている。なお、レンズ鏡枠ユニット4の筐体内部における配置については、この例に限ることはなく、例えば筐体内部の略中央部分等に配設するようにしてもよい。
この場合において、レンズ鏡枠ユニット4は、後述するように前面カバー部材2との間に緩衝部材24aを挟持した状態で、図3に示す位置決め用の二本の軸部材32が前面カバー部材2の内面に設けられた位置決め用凹穴2fに嵌入される。これによって、レンズ鏡枠ユニット4は、前面カバー部材2の内面側の所定の位置に対して位置決めされる。
レンズ鏡枠ユニット4の前面側及び背面側の各平面部には、弾性を有するブチル系ゴム部材等からなり薄板状に形成される衝撃吸収素材である緩衝部材24a,24bが、例えば両面テープや接着剤等を用いて貼着されている。その後、上記二本の軸部材32は抜き取られる。
レンズ鏡枠ユニット4の前面側に貼着されている緩衝部材24aは、前面カバー部材2に対してレンズ鏡枠ユニット4が組み付けられた状態となったとき、レンズ鏡枠ユニット4の前面とこれに対向する前面カバー部材2の内面との間に挟持された形態となるように配置されている。そして、このとき緩衝部材24aの一面は、レンズ鏡枠ユニット4の前面に貼着された状態であり、緩衝部材24aの他方の面は、これに対向する前面カバー部材2の内面に貼着されるようになっている。
同様に、レンズ鏡枠ユニット4の背面側に貼着されている緩衝部材24bは、前面カバー部材2に対してレンズ鏡枠ユニット4が組み付けられ、かつその前面カバー部材2と背面カバー部材3とが組み合わされた状態となったとき、レンズ鏡枠ユニット4の背面とこれに対向する背面カバー部材3側の例えば表示装置16の内側面の所定の平面との間に挟持された形態となるように配置されている。そして、このとき緩衝部材24bの一面は、レンズ鏡枠ユニット4の背面に貼着された状態であり、緩衝部材24bの他方の面は、これに対向する構成部材(ここでは表示装置16としている)の内面側の所定の平面に貼着されるようになっている。
なお、撮像装置1におけるその他の内部構成部材の配置等については、本発明に直接関連しないので、通常一般の折り曲げ光学系を有する撮像装置における内部構成の配置に準ずるものとして、その詳細説明は省略する。
このように構成された本実施形態の撮像装置1に対して、例えば落下等の衝撃が加わった場合の作用を以下に説明する。
図5〜図9は、本実施形態の撮像装置に対して衝撃が加わった際の作用を説明する図である。このうち、図5〜図7は、本実施形態の撮像装置が所定の姿勢で落下したときの作用を示している。
このうち、図5は、本実施形態の撮像装置が所定の姿勢で落下した際の様子を示す概念図である。図6は、本実施形態の撮像装置が図5に示す姿勢で落下した際に内部のレンズ鏡枠ユニットが移動する状態を背面側から示す図である。このうち図6(A)は落下前のレンズ鏡枠ユニットの配置状態を示し、図6(B)は落下後のレンズ鏡枠ユニットの配置状態を示している。図7は、図6の所定の線に沿う断面図であって、図7(A)は図6(A)の[VIIA]−[VIIA]線に沿う断面図、図7(B)は図6(B)の[VIIB]−[VIIB]線に沿う断面図である。
まず、本実施形態の撮像装置1が、図5に示す姿勢で、同図矢印F方向に沿って床面100等に落下した場合を考えてみる。なお、矢印F方向は、この場合において、レンズ鏡枠ユニット4の緩衝部材24aが貼着される一面に対する筐体側の内面の一面の平面に沿う方向である。
撮像装置1が図5の矢印Fに沿って落下し床面100上に衝突したとき、撮像装置1の筐体内部においては、その衝突の瞬間にレンズ鏡枠ユニット4に対しても同方向への外力が加わることになる。この衝撃に伴って、レンズ鏡枠ユニット4は、図6(A),図7(A)に示す衝突前の状態から図6(B)に示す衝突後の状態に変位する。
具体的には、レンズ鏡枠ユニット4は、図6(B),図7(B)に示す符号X1の分だけ筐体に対して下方に移動することになる。このとき、筐体とレンズ鏡枠ユニット4との間には、緩衝部材24a,24bが挟持された状態にあり、この緩衝部材24a,24bはそれぞれ対向する面に貼着された状態にある。
したがって、この落下衝撃によって生じる矢印F方向の衝撃力は、緩衝部材24a,24bを介してレンズ鏡枠ユニット4に加わることになる。これにより、筐体とレンズ鏡枠ユニット4とは、緩衝部材24a,24bを介して相対変位することになる。このとき、緩衝部材24a,24bは、それ自身の平面方向に沿うように矢印F方向の剪断変位を受けることで、その衝撃力を吸収する。
なお、レンズ鏡枠ユニット4は、これが収容される筐体に対して、上述したように二本の軸部材32によって位置決め規制されているのであるが、筐体に衝撃等の外力が加わって緩衝部材24a,24bが剪断変位を受けることで衝撃を吸収する時には、軸部材32は取り去られているので、レンズ鏡枠ユニット4が外力に沿う方向に移動するのを許容するようになっている。そのために、レンズ鏡枠ユニット4が移動し得る方向には、レンズ鏡枠ユニット4と筐体との間に若干の隙間空間が設けてある。
また、本実施形態の撮像装置1が上述の図5に示す例とは異なる別の姿勢にて落下した場合の作用を以下に説明する。
図8,図9は、本実施形態の撮像装置が別の姿勢で落下したときの作用を説明する図である。このうち、図8は、撮像装置が別の姿勢で落下した際の様子を示す概念図である。図9は、撮像装置が図8に示す姿勢で落下した際に内部のレンズ鏡枠ユニットが移動する状態を背面側から示す図である。このうち図9(A)は落下前のレンズ鏡枠ユニットの配置状態を示し、図9(B)は落下後のレンズ鏡枠ユニットの配置状態を示している。
この場合は、本実施形態の撮像装置1が、図8に示す姿勢で、同図矢印F方向に沿って床面100等に落下した場合である。この場合も、矢印F方向は、レンズ鏡枠ユニット4の緩衝部材24aが貼着される一面に対する筐体側の内面の一面の平面に沿う方向である。
撮像装置1が図8の矢印Fに沿って落下し床面100上に衝突したとき、撮像装置1の筐体内部においては、その衝突の瞬間にレンズ鏡枠ユニット4に対しても同方向への外力が加わる。この衝撃に伴って、レンズ鏡枠ユニット4は、図9(A)に示す衝突前の状態から図9(B)に示す衝突後の状態に変位する。
具体的には、レンズ鏡枠ユニット4は、図9(B)に示す符号X1の分だけ筐体に対して下方に移動することになる。ここで、筐体とレンズ鏡枠ユニット4との間には、緩衝部材24a,24bが両者に対して貼着されて挟持されている。
したがって、この落下衝撃によって生じる矢印F方向の衝撃力は、緩衝部材24a,24bを介してレンズ鏡枠ユニット4に加わる。これにより、筐体とレンズ鏡枠ユニット4とは、緩衝部材24a,24bを介して相対変位する。このときもまた、緩衝部材24a,24bは矢印F方向の剪断変位を受けることで、その衝撃力を吸収する。
以上説明したように上記第1の実施形態によれば、撮像装置1が落下等により衝撃を受けたとき、筐体内部のレンズ鏡枠ユニット4に対して加わる剪断方向の外力をレンズ鏡枠ユニット4に貼着した緩衝部材24a,24bを剪断変位させることにより効率的に吸収することができる。そして、緩衝部材24a,24bは、薄板形状で形成したにもかかわらず充分な衝撃吸収性能を確保することができるので、撮像装置1の筐体の小型化及び薄型化を阻害することなく構成できる。
上述の第1の実施形態においては、レンズ鏡枠ユニット4の前面と背面との二面にそれぞれ緩衝部材24a,24bを貼着するように構成したが、この形態に限ることはない。例えば、上述の第1の実施形態における二枚の緩衝部材24a,24bのうちのいずれか一方のみを設けた構成としてもよい。また、次ぎに示す第2の実施形態のような構成としてもよい。
また、上記第1の実施形態の方法によれば、レンズユニット(レンズ鏡枠ユニット)が筐体内部にピン(軸部材32)により位置決めされた後に、同ピン(軸部材32)が抜去されるので、レンズユニットと筐体との相対移動も制限されず、充分な衝撃エネルギーの発散(消費)が可能となる。さらには、筐体の板厚に対する穴のピン嵌合深さも僅かでよく、穴による射出成形の外観ひけ等の筐体外観の影響もない。
図10は、本発明の第2の実施形態の撮像装置の筐体とその内部に配設されるレンズ鏡枠ユニットとの組み立て構成を示す分解斜視図である。この図10においては、図面の煩雑化を避けるために撮像装置の構成部材のうち筐体と、この筐体内部に収容されるレンズ鏡枠ユニットとを取り出して示している。図11は、本実施形態の撮像装置の背面カバー部材を取り外して背面側から見た図であって、筐体内部のレンズ鏡枠ユニットの配置状態を示す配置図である。図12は、図11の[XII]−[XII]線に沿う断面図である。
本実施形態の撮像装置の基本的な構成は、上述の第1の実施形態の撮像装置と略同様である。本実施形態の撮像装置1においては、筐体に対するレンズ鏡枠ユニット4の位置決め手段と、緩衝部材24cの配設位置が異なる。
図10に示すように、本実施形態の撮像装置1Aの筐体は、前面カバー部材2と背面カバー部材3とを組み合わせた状態で、両者をビス31によって固定することにより箱形状を形成している。
この筐体の内部にレンズ鏡枠ユニット4が所定の部位に収容されている。この場合において、レンズ鏡枠ユニット4は、ユニット固定部材33によって前面カバー部材2の内面側に位置決め固定されている。
ユニット固定部材33は、前面カバー部材2の内面側の平面に沿うように配置される平板形状部33aと、この平板形状部33aの平面部に対して直交する方向であって背面側に突設される二枚の壁部33bとによって形成されている。この二枚の壁部33bは所定の間隔を置いて平板形状部33aに固設されている。そして、この二枚の壁部33bに挟まれる空間にレンズ鏡枠ユニット4が配設されるようになっている。
つまり、ユニット固定部材33に対してレンズ鏡枠ユニット4を所定の位置に配置したとき、二枚の壁部33bのそれぞれの内側面と、レンズ鏡枠ユニット4の両側面とが対向するように配置される。この場合において、二枚の壁部33bのそれぞれの内側面と、レンズ鏡枠ユニット4の両側面との間には、それぞれ緩衝部材24cが挟持されるようになっている。そして、緩衝部材24cは、一面が二枚の壁部33bのそれぞれの内側面に貼着される一方、他面がレンズ鏡枠ユニット4の両側面に貼着されるようになっている。
なお、二枚の壁部33bは、例えば薄板状の金属部材等によって形成されていて、板平面に対して直交する方向の外力に対しては、多少の弾性を有するように形成されている。
そして、ユニット固定部材33は、その四隅の部位がビス34等の連結部材によって前面カバー部材2の内面の固定部に対して固設されている。その他の構成は、上述の第1の実施形態と略同様である。
このように構成された上記第2の実施形態の撮像装置1Aに対して、例えば落下等の衝撃が加わった場合の作用は、上述の第1の実施形態の場合と略同様である。
即ち、撮像装置1が、例えば図5に示す姿勢で矢印Fに沿って落下し床面100上に衝突したときの場合を考える。
この場合、撮像装置1Aの筐体内部においては、その衝突の瞬間にレンズ鏡枠ユニット4に対して同方向への外力が加わる。したがって、この衝撃に伴って、レンズ鏡枠ユニット4は、筐体に対して緩衝部材24cを介して相対変位する。このとき、緩衝部材24cは、外力の加わる方向と同方向(例えば図5の矢印F方向)の剪断変位を受けて、その衝撃力を吸収する。
なお、レンズ鏡枠ユニット4は、上述のように衝撃等による外力を受けたとき、筐体及びユニット固定部材33に対して所定量だけ移動する。したがって、筐体は、レンズ鏡枠ユニット4が移動する方向において、その移動を許容するだけの空間が確保されている。
以上説明したように上記第2の実施形態によれば、上述の第1の実施形態とは異なる構成で略同様の効果を得ることができる。
さらに、本実施形態では、レンズ鏡枠ユニット4の両側面において緩衝部材24cの光軸O2に沿う方向と同方向の剪断変位を受けるように構成する一方、光軸O2に直交する方向の衝撃に対しては、レンズ鏡枠ユニット4の両側面をユニット固定部材33の二枚の壁部33bによって緩衝部材24cを介しての挟持するようにしているので、緩衝部材24cの圧縮による衝撃吸収効果に加えて壁部33bが弾性によって撓むことで衝撃を吸収することができる。
また、位置決めピンとしての軸部材32と位置決め用の凹穴2fにより、小さなスペースで衝撃吸収素材を介しながら決められた所定の位置にレンズ鏡枠ユニットや他の部品、ユニットを正確に配置することができる。
さらに、上記第1の実施形態は、下記のような方法として提案することができる。即ち、
1. 撮像装置にレンズユニットを組み付ける方法において、
上記レンズユニットを筐体に組み付けるときに、上記レンズユニットの一面と上記筐体内の一面との間に衝撃吸収板材を配置し、
上記レンズユニットに設けられた穴と上記筐体に設けられた穴とに嵌合する軸部材で上記レンズユニットと上記筐体との相対位置を決定することを特徴とした撮像装置にレンズユニットを組み付ける方法。
2. 撮像装置にレンズユニットを組み付ける方法において、
レンズユニットを筐体に組み付けるときに、上記レンズユニットの一面と上記筐体内の一面との間に衝撃吸収板材を配置し、
上記レンズユニットに設けられた穴と上記筐体に設けられた穴とに軸部材を嵌合させ上記レンズユニットと上記筐体との相対位置を決定し、
上記相対位置の決定後、上記軸部材を抜去することを特徴とした撮像装置にレンズユニットを組み付ける方法。
である。
なお、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、発明の主旨を逸脱しない範囲内において種々の変形や応用を実施し得ることが可能であることは勿論である。さらに、上記実施形態には、種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件における適宜な組み合わせによって、種々の発明が抽出され得る。例えば、上記一実施形態に示される全構成要件から幾つかの構成要件が削除されても、発明が解決しようとする課題の欄で述べた課題が解決でき、発明の効果で述べられている効果が得られる場合には、この構成要件が削除された構成が発明として抽出され得る。
本発明の第1の実施形態の撮像装置の外観を示す外観斜視図。 図1の撮像装置の背面側を示す外観図。 図1の撮像装置の筐体とその内部に配設されるレンズ鏡枠ユニットとの組み立て構成を示す分解斜視図。 図2の[IV]−[IV]線に沿う断面図。 図1の撮像装置が所定の姿勢で落下したときの様子を示す概念図。 図1の撮像装置が図5に示す姿勢で落下した際に内部のレンズ鏡枠ユニットが移動する状態を背面側から示す図であって、図6(A)は落下前のレンズ鏡枠ユニットの配置状態を示し、図6(B)は落下後のレンズ鏡枠ユニットの配置状態を示す図。 図6の所定の線に沿う断面図であって、図7(A)は図6(A)の[VIIA]−[VIIA]線に沿う断面図、図7(B)は図6(B)の[VIIB]−[VIIB]線に沿う断面図。 図1の撮像装置が別の姿勢で落下したときの様子を示す概念図。 図1の撮像装置が図8に示す姿勢で落下した際に内部のレンズ鏡枠ユニットが移動する状態を背面側から示す図であって、図9(A)は落下前のレンズ鏡枠ユニットの配置状態を示し、図9(B)は落下後のレンズ鏡枠ユニットの配置状態を示す図。 本発明の第2の実施形態の撮像装置の筐体とその内部に配設されるレンズ鏡枠ユニットとの組み立て構成を示す分解斜視図。 図10の撮像装置の背面カバー部材を取り外して背面側から見た図であって筐体内部のレンズ鏡枠ユニットの配置図。 図11の[XII]−[XII]線に沿う断面図。
符号の説明
1,1A……撮像装置
2……前面カバー部材
3……背面カバー部材
4……レンズ鏡枠ユニット
16……表示装置
24a,24b,24c……緩衝部材
25……撮像素子
31……ビス
32……軸部材
33……ユニット固定部材
33a……平板形状部
33b……壁部
34……ビス

Claims (3)

  1. 撮像装置において、
    レンズ鏡枠ユニットと、
    上記レンズ鏡枠ユニットを収容している筐体と、
    上記レンズ鏡枠ユニットの一面と上記筐体内の一面との間に配置され、上記レンズ鏡枠ユニットの上記一面に対する上記筐体内の一面の当該平面に沿う方向への相対変位によって剪断変位を受けることが可能な衝撃吸収素材と、
    を有してなることを特徴とする撮像装置。
  2. 上記筐体と上記レンズ鏡枠ユニットとの相対位置を決定するための位置決め手段を有することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 上記位置決め手段は、上記筐体に設けられた穴部と、上記レンズ鏡枠ユニットに設けられた穴部と、によって構成されていることを特徴とする請求項2に記載の撮像装置。
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