JP2009125660A - 浄水カートリッジ及びこれを備えた浄水器 - Google Patents

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Abstract

【課題】 吸着浄水部の下流側に濾過浄水部を配した構成であり、且つ、吸着浄水部内に生じた気泡と濾過浄水部内に生じた気泡を共に円滑にカートリッジ外に排出することのできる浄水カートリッジ及びこれを備えた浄水器を提供する。
【解決手段】 吸着剤の吸着作用によって原水を浄化する上流側の吸着浄水部2と、濾過体の濾過作用によって吸着浄水部2を通過した原水を浄化する下流側の濾過浄水部3とを具備し、浄水器50の原水貯留部51と浄水貯留部52との間に装着されて原水を自重で通過させる浄水カードリッジ1である。上記濾過浄水部3からは、濾過浄水部3内に生じる気泡を吸着浄水部2を避けたうえでカートリッジ外に排出する空気抜き路19を上方に向けて延設している。
【選択図】図1

Description

本発明は、原水を流下させる際に浄化させる浄水カートリッジ及びこれを備えた浄水器に関する。
従来から、浄水カートリッジを備えた浄水器として、いわゆるポット型のものが知られている。このポット型の浄水器は、上側に位置する原水貯留部と、下側に位置する浄水貯留部との間に浄水カートリッジを介在させ、原水貯留部側に貯留される原水が自重により浄水カートリッジを通じて浄水貯留部側にまで流下する際に、浄水カートリッジ内にて原水を浄化する構造になっている。
図6には、上記構造の浄水カートリッジ1を具備する浄水器50として、特許文献1に記載のものを示している。この浄水カートリッジ1は、充填してある吸着剤(活性炭)の吸着作用によって原水を浄化する上流側の吸着浄水部2と、充填してある濾過体(中空糸膜)の濾過作用によって吸着浄水部2を通過した原水を更に浄化する下流側の濾過浄水部3とを具備したものである。このように、吸着浄水部2の下流側に濾過浄水部3を配することで、下流側の濾過浄水部3によって細菌や微生物を濾過除去した後、速やかに浄水貯留部52内に吐出することができて衛生的であるという利点がある。図中の符号51は原水貯留部である。
ところで、特許文献1に開示される上記の浄水カートリッジ1にあっては、吸着浄水部2とこれの下方に位置する濾過浄水部3とを仕切りなく上下に連通させ、吸着浄水部2側に生じた気泡と濾過浄水部3側に生じた気泡とを共に、浄水カートリッジ1の頂部中央に設けた排気口70から外部に排出させる構造になっている。このため、濾過浄水部3側に生じた気泡が上方の吸着浄水部2内を通過する際に、気泡の一部が吸着浄水部2内の吸着剤に付着して残留し、結果的に通水性能の低下や浄水の水質の不安定化を招くという問題がある。
また、浄水カートリッジ1内全体に原水が充填された状態において、吸着浄水部2内の吸着剤が上方に浮上して頂部の排気口70を目詰まりさせる虞があり、この場合には浄水カートリッジ1内全体の空気抜きが上手くできず、結果的に通水性能の低下や浄水の水質の不安定化を招くという問題がある。
特開2004−230335号公報
本発明は上記問題点に鑑みて発明したものであって、吸着浄水部の下流側に濾過浄水部を配した構成であり、且つ、吸着浄水部内に生じた気泡と濾過浄水部内に生じた気泡を共に円滑にカートリッジ外に排出することのできる浄水カートリッジ及びこれを備えた浄水器を提供することを、課題とするものである。

上記課題を解決するために本発明を、充填してある吸着剤の吸着作用によって原水を浄化する上流側の吸着浄水部2と、充填してある濾過体の濾過作用によって吸着浄水部2を通過した原水を浄化する下流側の濾過浄水部3とを具備し、浄水器50の原水貯留部51と浄水貯留部52との間に装着されて原水を自重で通過させる浄水カードリッジ1であって、上記濾過浄水部3から、濾過浄水部3内に生じる気泡を吸着浄水部2を避けてカートリッジ外に排出する空気抜き路19を上方に向けて延設したものとする。このようにすることで、濾過浄水部3内に生じた気泡の一部が吸着浄水部2内の吸着剤に付着して残留することがなくなる。このため、気泡が残留することによる通水性能の低下や、浄水の水質の不安定化が防止される。
また、上記構成の浄水カートリッジ1にあっては、浄水カートリッジ1の外殻を成すカートリッジハウジング30に、吸着浄水部2内の気泡を排出させる吸着部側排気口24と、濾過浄水部3内の気泡を排出させる濾過部側排気口18とを別々に設け、上記濾過部側排気口18に、上記空気抜き路19を連通接続させることが好適である。このようにすることで、原水が充填された状態の浄水カートリッジ1内において、吸着浄水部2内の吸着剤が流れに乗って浮上してきた場合であっても、この吸着剤が空気抜き路19や濾過部側排気口18内に詰まって空気抜き性能を低下させるといった事態が確実に防止される。
また、上記濾過浄水部3には、濾過浄水部3内の気泡を集めて空気抜き路19内に送り込む空気捕集部40を設けることが好適である。このようにすることで、濾過浄水部3内の気泡を円滑にカートリッジ外に排出することができる。
そして、上記構成の浄水カートリッジ1を具備した浄水器50とすることで、浄水カートリッジ1内に気泡が残留することによって通水性能が低下するという問題や、浄水の水質が不安定化するという問題が解決された浄水器50を提供することが可能となる。
請求項1に係る発明は、濾過浄水部内に生じた気泡の一部が吸着浄水部内の吸着剤に付着して残留することによる通水性能の低下や、浄水の水質の不安定化が防止されるという効果を奏する。
また請求項2に係る発明は、請求項1に係る発明の効果に加えて、吸着浄水部内の吸着剤が空気抜き路や濾過部側排気口内に詰まって空気抜き性能を低下させることが確実に防止されるという効果を奏する。
また請求項3に係る発明は、請求項1又は2に係る発明の効果に加えて、濾過浄水部内の気泡を円滑にカートリッジ外に排出することができるという効果を奏する。
また請求項4に係る発明は、浄水カートリッジ内に気泡が残留することによって通水性能が低下するという問題や、浄水の水質が不安定化するという問題が解決された浄水器を提供することができるという効果を奏する。
以下、本発明を添付図面に示す実施形態に基づいて説明する。図1〜図3には、本発明の実施形態における一例の浄水器50を示している。
本例の浄水器50はいわゆるポット型浄水器であって、水道水等の原水を供給して一旦貯留させておく原水貯留部51と、原水貯留部51の底部に装着される浄水カートリッジ1と、原水貯留部51及び浄水カートリッジ1の下方に位置する浄水貯留部52とで主体を成し、原水貯留部51内に貯留される原水が自重により浄水カートリッジ1を通過して浄水貯留部52内にまで流下する際に、浄水カートリッジ1内にて原水が浄化されるようになっている。
浄水器50は、上端が開口した有底筒型の外容器53と、外容器53の上端開口から挿入されて該外容器53内に配置される同じく上端が開口した有底筒型の内容器54とを具備している。内容器54は、外容器53の半分程度又はそれ以下の深さで形成してあり、外容器53の上半部に対して所定の隙間55を除く部分で隙間なく嵌合することで、内容器54内に上記の原水貯留部51を形成するとともに、内容器54の底壁54aと外容器53の底壁53aとの間に上記浄水貯留部52を形成するように設けている。上記隙間55は浄水貯留部52から上方に延設されるように形成され、浄水を注ぐ際の注ぎ路として機能する。
内容器54の上端開口には、上蓋部56を嵌め込み固定している。上蓋部56の中央には給水口57を開口させるとともに、該給水口57をその上方から塞ぐフラップ58を設けている。フラップ58の後端部には軸孔59を穿設しており、上蓋部56において給水口57よりも後方に設置される円柱状の軸60を上記軸孔59内に回動自在に嵌合させることで、フラップ58を給水口57に対して開閉自在としている。
なお、ここでの前後方向とは、注ぎ路を成す隙間55が位置する側を前方としたものである。したがって、隙間55の上端に形成される注ぎ口55aが給水口57の前方に位置し、給水口57を挟んで注ぎ口55aとは反対側に軸60が位置している。注ぎ口55aには、開閉自在な注ぎ蓋61を設けているが、設けない構造であってもよい。
原水貯留部51の底面はその最下部51aに向けて緩やかに下り傾斜に形成しており、浄水カートリッジ1は、上記原水貯留部51の最下部51aから更に下方に凹設される装着凹段部62内に上方から嵌め込んで装着される。装着凹段部62の底部中央は開口させており、装着凹段部62及びこれの底部の開口を介して(つまり装着凹段部62内に装着される浄水カートリッジ1を介して)、原水貯留部51とこれの下方に位置する浄水貯留部52とが連通する構造である。
浄水カートリッジ1は、内部に充填してある吸着剤(図示せず)の吸着作用によって原水を浄化する上流側の吸着浄水部2と、内部に充填してある濾過体(図示せず)の濾過作用によって吸着浄水部2を通過した原水を更に浄化する下流側の濾過浄水部3とを有しており、この吸着浄水部2と濾過浄水部3とで、原水貯留部51内の原水を流下させながら順次浄化したうえで浄水貯留部52内に吐出する浄水部4を構成している。更に、この浄水カートリッジ1内の浄水部4の上方には、内部に充填してあるミネラル剤(図示せず)のミネラル成分を浄水部4内を流れる原水の主流中に添加していくミネラル添加部5を形成している。
浄水カートリッジ1の下半部に形成される浄水部4は、上下端の開口した円筒状の濾過容器6内に中空糸膜等である濾過体を充填し、上端が開口した有底筒状を成すとともにその底部7aの中央から一段低い段部8を延設した吸着容器7の該段部8内に上記濾過容器6の下端部を嵌合させ、更に、内側の濾過容器6の周壁と外側の吸着容器7の周壁との間に活性炭等である粒状の吸着剤を充填させることで形成される。上記段部8の底壁中央には、段部8に嵌合される濾過容器6の下端開口に対して上下に所定空間を介して対向する吐出口9を開口させている。段部8の周壁の下端にはリブ状の係止突部10を内方に突出させており、この係止突部10が濾過容器6の下端面に当たることで、段部8内に嵌合される濾過容器6の下端と吐出口9との間の上記所定空間を規定する。
濾過容器6の下端部の外周面の溝部にはOリング11を嵌め込んでおり、このOリング11を介して濾過容器6の下端部と段部8とを密着させている。また、段部8の周壁には水平方向を長手方向とするスリット状の空気抜き孔12を濾過容器6の下端と同一高さとなるように複数設けており、濾過容器6の下端と吸着容器7の段部8との間に溜まった空気が側方の空気抜き孔12を通じて浄水貯留部52側に抜ける構造にしている。
また、濾過容器6の周壁から成る隔壁13には、この隔壁13を介して水平方向に並設される中央の濾過浄水部3とこれを囲む外周側の吸着浄水部2とを連通させる連通孔14を、複数設けている。この連通孔14は、水平方向を長手方向としてスリット状に形成されるもので、濾過容器6が段部8内に嵌合された状態で吸着浄水部2の下端部と同一高さになるように設けている。図示例では、吸着浄水部2の下端と同一高さに一列と、吸着浄水部2の下端から僅かに上方の高さに一列の、上下二列の連通孔14を設けている。各連通孔14の幅は、吸着浄水部2内に充填する吸着剤の径よりも小さく設けている。
浄水カートリッジ1の上半部に形成されるミネラル添加部5は、上端が開口した有底筒状を成すとともにその外底面中央には上方に経込んだ凹段部15aを設けてあるミネラル容器15の該凹段部15a内に濾過容器6の上端部を嵌合係止させ、該嵌合係止により濾過容器6上に載置されるミネラル容器15内にカルシウム剤等である粒状のミネラル剤を充填させ、更に、このミネラル容器15の上方から、下端が開口したキャップ状の上カバー16を被せ、該上カバー16の下端開口縁を吸着容器7の上端開口縁と係合させることで形成される。ここで、ミネラル容器15の上端開口縁は上カバー16の内周面に密着し、ミネラル容器15と上カバー16とで囲まれる空間がミネラル添加部5となる。浄水カートリッジ1の外殻を成すカートリッジハウジング30は、この上カバー16と吸着容器7とで形成される。
上カバー16の周壁であってミネラル容器15の側方に位置する部分には、小径の導水口17を全周に亘って多数開口させており、これら導水口17を通じて浄水カートリッジ1内に原水が導入される構造である。また、上カバー16の頂部であって濾過容器6内の濾過浄水部3の真上に位置する部分には、濾過部側排気口18を上下方向に貫通形成している。ミネラル容器15の上方に経込んだ凹段部15aの底面中央部からは、ミネラル容器15のミネラル剤を収容する部分を抜けて上方に伸びる細長パイプ状の空気抜き路19が延設されている。空気抜き路19の上端開口は、上カバー16の濾過部側排気口18に連通接続させる。つまり、ミネラル容器15の凹段部15aに接続される濾過容器6内の濾過浄水部3は、この空気抜き路19及び濾過部側排気口18を通じて上方の原水貯留部51に連通接続される構造である。
また、ミネラル容器15の外周壁には、スリット状のミネラル溶出孔20を多数穿設している。このミネラル溶出孔20は、ミネラル容器15内の空間であるミネラル添加部5と吸着容器7内の空間である吸着浄水部2とを連通接続させる流路を成すものである。更に、ミネラル容器15の周壁の上端縁には、下方に凹設した切り欠き21が周方向に間隔を空けて複数設けてあり、ミネラル容器15の上端開口縁が上カバー16の内面に密着したときに、各切り欠き21が、下方のミネラル溶出孔20とは別にミネラル添加部5と吸着浄水部2を連通させる空気導入孔22を成すようにしている。ミネラル溶出孔20や空気導入孔22の幅は、充填されるミネラル剤の径よりも小さく設けている。
ここで、上カバー16の頂部であって濾過部側排気口18を囲む部分には、周方向に等間隔を隔てて複数の排気口23を濾過部側排気口18とは別に上下方向に穿設している。この排気口23は、ミネラル添加部5内に生じる気泡をカートリッジ外に排出させるものであり、且つ、吸着浄水部2内に生じる気泡をカートリッジ外に排出させる吸着部側排気口24を兼用したものである。上カバー16の頂部であって各排気口23を囲む部分からは、排気口23の周方向に等間隔を隔てて複数の突起部25を内方に(即ち下方に)延設しており、ミネラル添加部5内に充填されるミネラル剤が各排気口23に詰まることを防止している。
ところで、上記構成の浄水カートリッジ1を浄水器50に装着する際、浄水カードリッジ1の浄水部4が形成される下半部を、原水貯留部51から下方に凹設される上記装着凹段部62内に嵌め込み、浄水カートリッジ1のミネラル添加部5を形成する上半部を原水貯留部51の最下部51aよりも上方に位置させるのであるが、このとき装着凹段部62の底部中央の開口を通じて、吸着容器7の段部8の吐出口9や該段部8内に位置する濾過容器6の下端部が下方の浄水貯留部52側に突出する。
吸着容器7の周壁には、外側方に向けて凸状に形成される弾性変形可能な凸部26が全周に亘って一体に形成されており、この凸部26を全周に亘って装着凹段部62の内周面に弾接させることで、吸着容器7の周壁と装着凹段部62とを密着させている。また、吸着容器7の段部8の外周面の溝部にはOリング27を嵌め込んでおり、このOリング27を介して段部8と装着凹段部62とを密着させている。
そして、上記構成から成る浄水カートリッジ1を備えた本例の浄水器50を用いて浄水を得ようとする場合は、以下の手順による。即ち、まず上蓋部56のフラップ58を上方に回動させて給水口57を開き、給水口57を通じて水道水等の原水を原水貯留部51内に供給する。供給された原水は原水貯留部51内に一旦貯留されるとともに、上カバー16の多数の導水口17を通じて浄水カートリッジ1内に導入され、吸着浄水部2およびこれに連通する濾過浄水部3やミネラル添加部5内にまで原水が充填される。
ここで、原水が自重により浄水カートリッジ1内を通って浄水貯留部52にまで流下していく主流路は、導水口17から流下した後に吸着浄水部2内に一旦溜まって吸着剤の吸着作用により浄化された後に、吸着浄水部2の下端部と連通する連通孔14を通って濾過浄水部3内に導入され、濾過浄水部3内に充填される濾過体の濾過作用により更に濁り成分を濾過して浄化された後に、浄水カートリッジ1の最下端に開口される吐出口9を通じて下方の浄水貯留部52内に順次流下していく流路である。この主流路を通過する過程で、吸着作用及び濾過作用による浄水が行われる。
そして、この主流路に対してミネラル添加部5からは、該ミネラル添加部5内に充填された原水にミネラル剤のミネラル成分が溶出して得られた高ミネラル水が、ミネラル溶出孔20を通じて順次供給されていく。つまり、浄水カートリッジ1内を通過する原水には、吸着作用及び濾過作用による浄水が行われるとともに、ミネラル成分が添加されるものである。
ところで、浄水カートリッジ1内全体に原水が充填されて浄水が行われる際に、吸着浄水部2内や濾過浄水部3内に気泡が滞留していると通水性能が低下するとともに浄水の水質も不安定化する。しかし、上記構成の浄水カートリッジ1によれば、吸着浄水部2内に生じる気泡はミネラル溶出孔20や空気導入孔22を通じて上方のミネラル添加部5内にまで浮上したうえで、ミネラル添加部5内に生じる気泡と共に排気口23から原水貯留部51側に排出される。また、濾過浄水部3内に生じる気泡は濾過容器6内の上方にまで浮上したうえで、該濾過容器6と連通接続される空気抜き路19を通じて濾過部側排気口18に運ばれ、原水貯留部51側に排出される。
なお、原水貯留部51内において浄水カートリッジ1の濾過部側排気口18よりも上方にまで原水が貯留されている場合であっても、この空気抜き路19の上端部には空気溜りが常時生じて原水の流入を阻止する。したがって、空気抜き路19を通じて原水貯留部51内の原水が直接濾過浄水部3内に流入することは防止される。
上記のように、本例の浄水カートリッジ1を備えた浄水器50にあっては、浄水カートリッジ1内の水平方向中央部に位置する濾過浄水部3の上部から細長パイプ状の空気抜き路19を上方に向けて延設し、濾過浄水部3内に生じる気泡を、該濾過浄水部3を水平方向に囲んで位置する吸着浄水部2を避けたうえで頂部の濾過部側排気口18からカートリッジ外に排出する構造になっているので、濾過浄水部3内に生じた気泡の一部が吸着浄水部2内の吸着剤に付着して残留することがない。このため、気泡が残留することによる通水性能の低下や、浄水の水質の不安定化が防止されるものである。
加えて、本例の浄水カートリッジ1では、浄水カートリッジ1の外殻を成すカートリッジハウジング30の頂部(つまり上カバー16の頂部)に、吸着浄水部2内の気泡を排出させる吸着部側排気口24と、濾過浄水部3内の気泡を排出させる濾過部側排気口18とを別々に設け、この濾過部側排気口18内に上記空気抜き路19の上端部を嵌合させて連通接続させている。したがって、原水が充填された状態の浄水カートリッジ1内において、吸着浄水部2内の吸着剤やミネラル添加部5内のミネラル剤が上方に浮上してきても、これらが空気抜き路19や濾過部側排気口18に詰まって空気抜き性能を低下させることは防止される。
図4には、本発明の実施形態における他例の浄水カートリッジ1を備えた浄水器50を示している。本例の基本的な構成は上記した一例の構成と同様であるから、一例の構成と一致する構成については詳しい説明を省略し、一例とは相違する特徴的な構成についてのみ以下に詳述する。
本例では、ミネラル容器15の底面中央に設けた凹段部15aを、上方に向うにつれて水平方向の開口面積が小さくなるようにテーパ状に設けており、凹段部15a中央の最も位置が高く且つ開口面積が小さな部分に、上方に向けて伸びる空気抜き路19の下端を連通接続させている。このように、上側に経込んだ凹段部15aを、上側ほど開口面積が漸次小さくなっていって気泡を中央に集めるように設けることで、濾過浄水部3内に生じる気泡を集めて空気抜き路19内に円滑に送り込んでいく空気捕集部40を該濾過浄水部3の真上に形成している。
また、本例では濾過部側排気口18と連通する上側パイプ41を上カバー16から下方に延設し、凹段部15a中央と連通する下側パイプ42をミネラル容器15から上方に延設し、上側パイプ41と下側パイプ42を連通接続させることで、空気抜き路19を形成している。
図5には、本発明の実施形態における更に他例の浄水カートリッジ1を備えた浄水器50を示している。本例の基本的な構成は上記した他例の構成と同様であるから、他例の構成と一致する構成については詳しい説明を省略し、他例とは相違する特徴的な構成についてのみ以下に詳述する。
本例では、上カバー16の頂部に貫設する排気口45によって、ミネラル添加部5内に生じる気泡をカートリッジ外に排出させる排気口23と、吸着浄水部2内に生じる気泡をカートリッジ外に排出させる吸着部側排気口24と、濾過浄水部3内に生じる気泡をカートリッジ外に排出させる濾過部側排気口18とを兼用させている。つまり、一例や他例に比べて短く形成した空気抜き路19を、濾過部側排気口18を成す上方の排気口45とは接続させずにミネラル添加部5内において上下に距離を隔てて位置させることで、空気抜き路19の上端開口からミネラル添加部5の上部空間内に気泡を一旦吐出させたうえで、濾過部側排気口18を成す排気口45を通じてカートリッジ外に吐出させる構造になっている。
本発明の実施形態における一例の浄水カートリッジを備えた浄水器の側断面図である。 図1の要部拡大図である。 同上の浄水器の分解斜視図である。 本発明の実施形態における他例の浄水カートリッジを備えた浄水器の要部を示す側断面図である。 本発明の実施形態における更に他例の浄水カートリッジを備えた浄水器の要部を示す側断面図である。 従来の浄水カートリッジを備えた浄水器を示す側断面図である。
符号の説明
1 浄水カートリッジ
2 吸着浄水部
3 濾過浄水部
18 濾過部側排気口
19 空気抜き路
24 吸着部側排気口
30 カートリッジハウジング
40 空気捕集部
50 浄水器
51 原水貯留部
52 浄水貯留部

Claims (4)

  1. 充填してある吸着剤の吸着作用によって原水を浄化する上流側の吸着浄水部と、充填してある濾過体の濾過作用によって吸着浄水部を通過した原水を浄化する下流側の濾過浄水部とを具備し、浄水器の原水貯留部と浄水貯留部との間に装着されて原水を自重で通過させる浄水カードリッジであって、上記濾過浄水部から、濾過浄水部内に生じる気泡を吸着浄水部を避けてカートリッジ外に排出する空気抜き路を上方に向けて延設していることを特徴とする浄水カートリッジ。
  2. 浄水カートリッジの外殻を成すカートリッジハウジングに、吸着浄水部内の気泡を排出させる吸着部側排気口と、濾過浄水部内の気泡を排出させる濾過部側排気口とを別々に設け、上記濾過部側排気口に、上記空気抜き路を連通接続させていることを特徴とする請求項1に記載の浄水カートリッジ。
  3. 上記濾過浄水部には、濾過浄水部内の気泡を集めて空気抜き路内に送り込む空気捕集部を設けていることを特徴とする請求項1又は2に記載の浄水カートリッジ。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項に記載の浄水カートリッジを具備することを特徴とする浄水器。
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