JP2009125342A - バイオセンサ測定装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 自動でセンサチップの識別及び較正を行えることで、簡単に正確な測定を行うことができるバイオセンサ測定装置を提供する。
【解決手段】バイオセンサ測定装置10は、バイオセンサカートリッジまたはバイオセンサチップ30を着脱自在に装着するチップ挿入部15と、チップ挿入部15に装着されたバイオセンサチップ30の検知用電極34,35に電気的に接続される複数の端子部12,13と、を備えている。そして、バイオセンサチップ30に設けられた識別タグ42を外部から能動的または受動的に光学検知するためにチップ挿入部15に貫通された開口部19をコネクタハウジング11の所定位置に設けた。
【選択図】図7
【解決手段】バイオセンサ測定装置10は、バイオセンサカートリッジまたはバイオセンサチップ30を着脱自在に装着するチップ挿入部15と、チップ挿入部15に装着されたバイオセンサチップ30の検知用電極34,35に電気的に接続される複数の端子部12,13と、を備えている。そして、バイオセンサチップ30に設けられた識別タグ42を外部から能動的または受動的に光学検知するためにチップ挿入部15に貫通された開口部19をコネクタハウジング11の所定位置に設けた。
【選択図】図7
Description
本発明は、穿刺用器具とバイオセンサチップとを有するバイオセンサカートリッジやバイオセンサチップを装着するバイオセンサ測定装置に関する。
バイオセンサ測定装置に装着されるバイオセンサカートリッジの一例として、バイオセンサチップとランセットとを一体化したものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
図11(a),(b)に示すように、バイオセンサカートリッジ70は、チップ本体71と、ランセット72と、保護カバー73と、を有している。チップ本体71は、カバー74と基板75とを開閉可能に有しており、カバー74の内面には内部空間76が形成されている。内部空間76は、ランセット72を移動可能に収納している。
ランセット72の先端に設けられている穿刺用器具である針77は、ランセット72の移動に伴ってチップ本体71の内部空間76の前端部に形成されている開ロ部78から出没可能となっている。内部空間76の形状は、ランセット72に形成された突起79が位置する端部において、その幅がランセット72より若干狭くなるよう湾曲しており、互いの押圧力や摩擦力によってランセット72がチップ本体71に係止されるようになっている。保護カバー73は針77を挿嵌する管部80を有しており、針77の移動に伴って管部80もチップ本体71の内部に収納可能となっている。使用前の状態では、保護カバー73を針77に被せて保護することで、誤って使用者を傷付けないようにしている。基板75には、一対の電極端子81,81が設けられており、測定装置(図示省略)の計測手段に電気的に接続できるようになっている。
このように構成されたバイオセンサカートリッジ70は、使用時に、保護カバー73を外して、ランセット72を押して針77をチップ本体71から突出させる。この状態で被検体を穿刺した後、針77をチップ本体71内部に収納する。次いで、針77を後退させることで開口した前端の開口部78を被検体の穿刺口に近づけて、流出した血液を採取する。
ところが、上記特許文献1に開示されたバイオセンサカートリッジ70では、使用時にチップ本体71に記載されている製造コードを測定器へ手動で入力する必要があるため、使用時の取り扱いが煩雑となる。
また、複数のバイオセンサカートッリジ70において、両電極端子81,81の離間距離に製造時のばらつきを生じている場合があり、そのばらつきによって計測データに誤差が生じ易いため、正確な測定を行い難い。
また、バイオセンサカートリッジのケースにコード番号が表示されているものもあるが、上記特許文献1と同様に、使用時にコード番号を測定器へ入力しなければならず、使用時の取り扱いが煩雑となる。
また、バイオセンサの中には、人の血糖値を測定する血糖値センサのように医療機器としての承認が必要なものでは、許可地域以外での販売等を避けるために販売地域情報や国情報を測定器に入力することが求められる。これらの情報を使用時に毎回入力することは取り扱いが煩雑となる。
そして、バイオセンサカートリッジの箱に回路チップが同梱されているものもあるが、この場合、同梱されている回路チップをセンサチップとは別に測定器に挿入して認識させなければならないので、前記同様に使用時の取り扱いが煩雑となる。
このように、製造コードやコード番号を手動で入力したり、センサチップとは別の回路チップを測定器に挿入したりすることは、使用者が忘れ易いため、誤った測定結果が示されることがあり、簡単に正確な測定結果を得るのが難しい。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、自動でセンサチップの識別及び較正を行えることで、簡単に正確な測定を行うことができるバイオセンサ測定装置を提供することにある。
前述した目的を達成するために、本発明に係る第1の特徴であるバイオセンサ測定装置は、被検体に穿刺される穿刺用器具を有するとともに少なくとも一対の検知用電極を内蔵したバイオセンサチップを有するバイオセンサカートリッジまたは当該バイオセンサチップを着脱自在に装着するチップ挿入部と、前記チップ挿入部に装着された前記バイオセンサチップの前記検知用電極に電気的に接続される複数の端子部と、を備えるバイオセンサ測定装置であって、前記チップ挿入部に貫通された開口部を設け、前記バイオセンサチップに設けられた識別タグの情報内容を前記開口部を介して外部から検知するための測定検知部を前記開口部近傍に配置して、前記バイオセンサチップの識別を行うことを特徴としている。
このように構成されたバイオセンサ測定装置によれば、バイオセンサチップがチップ挿入部に装着された際に、検知用電極に端子部が電気的に接続され、同時に開口部を通じて識別タグの情報内容が外部に配置された測定検知部によって検知される。これにより、使用者は、従来のもののように製造コードやコード番号を手動で入力したり、センサチップとは別の回路チップを測定器に挿入したりすることなく、自動で識別を行えることで簡単に正確な測定を行うことができる。
本発明においては、針、ランセット針及びカニューレ等を穿刺用器具と呼ぶ。
本発明においては、針、ランセット針及びカニューレ等を穿刺用器具と呼ぶ。
また、本発明に係る第2の特徴であるバイオセンサ測定装置は、前記開口部に透過部材が配置されることが好ましい。
このように構成されたバイオセンサ測定装置によれば、開口部を通じて識別タグが外部から検知される際に、開口部に配置された透過部材を介して光学的または磁気的に検知が行われる。これにより、チップ挿入部は透過部材の部分が閉塞されるため、塵埃等の進入を防止して電極に電気的に接続される端子部の清浄化を図ることができる。
また、本発明に係る第3の特徴であるバイオセンサ測定装置は、前記測定検知部が、送信部及び受信部を備えることを特徴としている。
このように構成されたバイオセンサ測定装置によれば、測定検知部が送信部及び受信部を備えることで、例えば送信部から赤外線光を識別タグに照射して、その反射光を受信部で検知することで能動的に識別タグ情報を読み取ることができる。
また、本発明に係る第4の特徴であるバイオセンサ測定装置は、前記受信部が、受光素子または磁気センサを備えることを特徴としている。
このように構成されたバイオセンサ測定装置によれば、受信部に受光素子を備える場合は、例えば送信部に発光素子を備えれば、発光素子と受光素子により能動的に識別タグ情報を読み取ることができる。また、受信部に磁気センサを備える場合は、少なくとも識別タグ情報を磁気的に読み取ることができる。
本発明に係るバイオセンサ測定装置およびバイオセンサチップによれば、自動でセンサチップの識別及び較正を行えることで、簡単に正確な測定を行うことができるバイオセンサ測定装置およびバイオセンサチップを提供できる。
以下、図を参照して本発明の複数の好適な実施形態を説明する。
(第1実施形態)
図1〜図8は本発明に係るバイオセンサ測定装置およびバイオセンサチップの第1実施形態を示すもので、図1は本発明の第1実施形態に係るバイオセンサ測定装置の正面図、図2は図1のバイオセンサ測定装置の一部破断側面図、図3は本発明の第1実施形態に係るバイオセンサチップの平面図、図4は図3のバイオセンサチップの側面図、図5は図3のバイオセンサチップの正面図、図6は図3のバイオセンサチップの底面図である。
図1〜図8は本発明に係るバイオセンサ測定装置およびバイオセンサチップの第1実施形態を示すもので、図1は本発明の第1実施形態に係るバイオセンサ測定装置の正面図、図2は図1のバイオセンサ測定装置の一部破断側面図、図3は本発明の第1実施形態に係るバイオセンサチップの平面図、図4は図3のバイオセンサチップの側面図、図5は図3のバイオセンサチップの正面図、図6は図3のバイオセンサチップの底面図である。
また、図7は図1のバイオセンサ測定装置にバイオセンサチップが装着された状態の縦断面図、図8は図7のバイオセンサチップが装着された状態の一部破断側面図、図9は図3のバイオセンサチップの製造方法を説明する平面模式図である。なお、今回開示される実施の形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した意味ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
図1、図2に示すように、本発明の第1実施形態であるバイオセンサ測定装置10は、直方体形状に形成されたコネクタハウジング11と、このコネクタハウジング11内に固定された第1の端子部12および第2の端子部13と、を備えている。
コネクタハウジング11は、前面14にチップ挿入部15が形成されている。このチップ挿入部15は、前面14から後面16に向けた深さを有し、この深さは、図3に示すバイオセンサチップ30に有する基板31がカバー層32から突出する長さと同等である。また、チップ挿入部15の開口断面積は、バイオセンサチップ30の基板31の断面積よりも僅かに大きい。
第1の端子部12および第2の端子部13は、チップ挿入部15内に接点子17,18を突出させてコネクタハウジング11に組付けられており、バイオセンサ測定装置10に内蔵されている不図示の測定回路部および制御回路部にそれぞれ電気的に接続されている。
そして、コネクタハウジング11は、チップ挿入部15の下側に、下方に向けて貫通された開口部19が形成されており、この開口部19の下側に測定検知部である送受信機20がコネクタハウジング11に非接触で配置されている。送受信機20は、両端子部12,13と同様に不図示の測定回路部および制御回路部にそれぞれ電気的に接続されている。
送受信機20は、能動型の光学的測定装置であって、例えば赤外線を用いる場合、発光素子を備えた送信部21が被検出部に向けて赤外線光を照射し、被検出部から反射された赤外線光を受光素子を備えた受信部22で受信することで、その被検出部が持つ情報を読み取ることができる。
なお、この送信部21と被検出部近傍のチップ挿入部15間、およびチップ挿入部15と受信部22間を開口部19を介して光ファイバで接続することも可能である。
また、受信部22は受動型の磁気的測定装置に置き換えることもできる。すなわち、受光素子に代えて磁気センサを備えることで、被検出部の情報を磁気的に読み取ることができる。
なお、この送信部21と被検出部近傍のチップ挿入部15間、およびチップ挿入部15と受信部22間を開口部19を介して光ファイバで接続することも可能である。
また、受信部22は受動型の磁気的測定装置に置き換えることもできる。すなわち、受光素子に代えて磁気センサを備えることで、被検出部の情報を磁気的に読み取ることができる。
図3〜図6に示すように、バイオセンサチップ30は、基板31と、カバー層32と、スペーサ33と、からなり、基板31の上面に、一対の検知用電極である第1の電極34および第2の電極35が実装されている。
第1電極34は、先端の接点部36がL字形状に形成され、第2の電極35は、第1電極34と同様に先端の接点部37がL字形状に形成されており、両接点部36,37は、基板31の先端部で基板31の長さ方向に、予め定められた隙間を置いて非接触に配置されている。
そして、接点部36,37の間、或いは近傍に、試料と反応する試薬38が配置されている。試薬38としては、例えば酵素とメディエータを固定化し血液中のダルコースと反応して電流を発生する、例えばグルコースオキシダーゼ(GOD)が挙げられる。
バイオセンサチップ30は、基板31とカバー層32との先細形状をなす先端部から後端部に向けて矩形に切除された中空反応部39が形成されている。この中空反応部39は、先端部が試料導入口40になっており、両電極34,35の接点部36,37がそれぞれ露出している。被検体の採血負担を考慮すると、中空反応部39の容積は1μL(マイクロリットル)以下が好ましく、特に300nL(ナノリットル)以下であることが好ましい。
中空反応部39の後端側には、この中空反応部39に直交配置された空気導通路41が形成されている。この空気導通路41は、両側端部の外気開放部分が外気に開放されており、バイオセンサチップ30を左右に横切って貫通形成されている。また、中空反応部39は、内壁に不図示の界面活性剤が塗布されている。
基板31、カバー層32およびスペーサ33の材質としては、絶縁性材料のフィルムが選ばれ、絶縁性材料としては、セラミックス、ガラス、紙、生分解性材料(例えば、ポリ乳酸微生物生産ポリエステル等)、ポリ塩化ビニル、ポリプロピレン、ポリスチレン、ポリカーボネート、アクリル樹脂、ポリブチレンテレフタレート、ポリエチレンテレフタレート(PET)等の熱可塑性樹脂、エポキシ樹脂等の熱硬化樹脂、UV硬化樹脂等のプラスチック材料を例示することができる。このとき、機械的強度、柔軟性、及びチップの作製や加工の容易さ等から、ポリエチレンテレフタレート等のプラスチック材料が好ましい。代表的なPET樹脂としては、メリネックスやテトロン(以上、商品名、帝人デュポンフィルム株式会社製)、ルミラー(商品名、東レ株式会社製)等が挙げられる。
そして、バイオセンサチップ30は、基板31の裏面に、被検出部となる識別タグ42が貼り付けられている。この識別タグ42には、このバイオセンサチップ30の製造ロットに応じた情報が表示されている。この情報とは、そのバイオセンサチップ30の型式や使用者用の適用タイプである。識別タグ42は、光学測定が可能な反射率を有しているため、送受信機20の送信部21から照射された赤外線光を反射させ、反射した赤外線光が送受信機20の受信部22に取り込まれることで、識別タグ42に記憶されている基礎情報が認識される。
なお、識別タグ42は、受動型の検知用として、例えば、赤、青、黄による色認識表示、二色の濃淡認識表示、バーコード表示、QRコード表示、帯磁率表示等としても良い。もちろん、受動型とする場合は、送受信機20の送信部21は省かれて受信部22のみの構成となる。識別タグ42は、粘着シート上に印刷したものを基板31裏面の所定位置に貼り付けているが、基板31の表面の所定位置、例えば電極34,35間に電極印刷と同時に直接印刷することも可能である。
図7〜図9に示すように、バイオセンサ測定装置10は、バイオセンサチップ30を単体で測定する場合、チップ挿入部15にバイオセンサチップ30が装着される。このとき、バイオセンサチップ30は、カバー層32の後端部から突出している基板31がチップ挿入部15に挿入されるため、基板31上面の第1の電極34が第1の端子部12に電気的に接続され、第2の電極35が第2の端子部13に電気的に接続される。同時に、基板31下面の識別タグ42に、開口部19を通じて送受信機20の送信部21から赤外線光が照射される。
すると、第1の端子部12および第2の端子部13が電気的に接続されている測定回路部において、両電極34,35の両接点36,37間の離間距離での導通抵抗を測定して、測定された測定値と予め定められている規定値との偏差に対する補正定数を設定する。
そして、開口部19を通じて、送受信機20の送信部21から識別タグ42に赤外線光を照射させ、反射した赤外線光を送受信機20の受信部22で読み取ることで、識別タグ42に記憶されている情報を認識する。また、両接点36,37間の補正定数が制御回路部により測定値に乗算され、取り込まれた情報と照らし合わされて較正処理が行われることで、バイオセンサチップ30の固有情報が設定される。この固有情報は、バイオセンサ測定装置10の表示手段等のモニタで表示される。
なお、図9に示すように、バイオセンサチップ30の製造においては、複数個が並べて製造される。すなわち、複数並べられているバイオセンサチップ製造用母材51上に形成された複数の基板31裏面の所定位置に、情報が印刷されて巻回されている識別タグ部材52が貼り付けられていく。そして、識別タグ部材52が貼り付けられてから、バイオセンサチップ製造母材51の単一のバイオセンサチップ分が切断線53で識別タグ部材52とともに切断されてバイオセンサチップ30が製造される。
このようなバイオセンサ測定装置10においては、コネクタハウジング11が装置内に形成されている減圧気密室内で、例えば、ばね等によって被検体に向けて移動される押圧部材内に内蔵される。また、バイオセンサチップ30は、穿刺用器具を有する穿刺用器具体とともにバイオセンサカーリッジ内に内装され、基板31が押圧部材に装着されることで固有情報が自動認識される。
以上説明したように、第1実施形態のバイオセンサ測定装置10によれば、バイオセンサチップ30がチップ挿入部15に装着された際に、両電極34,35に両端子部12,13がそれぞれ電気的に接続される。そして、同時に開口部19を通じて識別タグ42の持つ情報が測定検知部である送受信機20により検知され、読み取ることができる。これにより、使用者は、従来のもののように、製造コードやコード番号に記載されている情報を手動で入力したり、センサチップとは別の回路チップを測定器に挿入したりすることなく、自動的にセンサチップの識別や較正を行えることで、簡単に正確な測定を行うことができる。また、センサチップの確認は前述の較正の他、使用可能な地域(国、地方)を示す情報や、測定器のバージョンを示す情報等、様々な情報を与えることができる。
(第2実施形態)
次に、図10を参照して、本発明に係るバイオセンサ測定装置およびバイオセンサチップの第2実施形態について説明する。図10は第2実施形態に係るバイオセンサ測定装置のバイオセンサチップが装着された状態の縦断面図である。なお、以下の第2実施形態において、上述した第1実施形態と重複する構成要素や機能的に同様な構成要素については、図中に同一符号あるいは相当符号を付することによって説明を簡略化あるいは省略する。
次に、図10を参照して、本発明に係るバイオセンサ測定装置およびバイオセンサチップの第2実施形態について説明する。図10は第2実施形態に係るバイオセンサ測定装置のバイオセンサチップが装着された状態の縦断面図である。なお、以下の第2実施形態において、上述した第1実施形態と重複する構成要素や機能的に同様な構成要素については、図中に同一符号あるいは相当符号を付することによって説明を簡略化あるいは省略する。
図10に示すように、第2実施形態に係るバイオセンサ測定装置60は、コネクタハウジング11のチップ挿入部15の下側に形成されている開口部19に透過部材61が組み付けられている。
透過部材61は、例えば透明で赤外線光を透過可能な樹脂部材であって、開口部19に、例えば、接着剤や熱溶着等の接合手段により固定されている。
第2実施形態のバイオセンサ測定装置60によれば、開口部19を通じて識別タグ42が外部から能動的または受動的に光学検知される際に、開口部19に備えた透過部材61を通じて光学検知が行われる。これにより、チップ挿入部15は透過部材61の部分が閉塞されているため、塵埃等の進入を防止して各電極34,35に電気的に接続される各端子部12,13の清浄化を図ることができる。
なお、第1実施形態と同様に、測定検知部である送受信機20の受信部22側は磁気的測定装置に置き換えることができ、受光素子に代えて磁気センサを備えることで、識別タグ42の情報を磁気的に読み取ることができる。
なお、第1実施形態と同様に、測定検知部である送受信機20の受信部22側は磁気的測定装置に置き換えることができ、受光素子に代えて磁気センサを備えることで、識別タグ42の情報を磁気的に読み取ることができる。
本発明に係るバイオセンサ測定装置は、前述した実施形態に限定されるものではなく、適宜、変形や改良等が可能である。
10 バイオセンサ測定装置
11 コネクタハウジング
12 第1端子部(端子部)
13 第2端子部(端子部)
15 チップ挿入部
20 送受信機(測定検知部)
21 送信部
22 受信部
30 バイオセンサチップ
34 第1の電極(検知用電極)
35 第2の電極(検知用電極)
42 識別タグ
60 バイオセンサ測定装置
61 透過部材
11 コネクタハウジング
12 第1端子部(端子部)
13 第2端子部(端子部)
15 チップ挿入部
20 送受信機(測定検知部)
21 送信部
22 受信部
30 バイオセンサチップ
34 第1の電極(検知用電極)
35 第2の電極(検知用電極)
42 識別タグ
60 バイオセンサ測定装置
61 透過部材
Claims (4)
- 被検体に穿刺される穿刺用器具を有するとともに、少なくとも一対の検知用電極を内蔵したバイオセンサチップを有するバイオセンサカートリッジまたは当該バイオセンサチップを着脱自在に装着するチップ挿入部と、
前記チップ挿入部に装着された前記バイオセンサチップの前記検知用電極に電気的に接続される複数の端子部と、を備えるバイオセンサ測定装置であって、
前記チップ挿入部に貫通された開口部を設け、
前記バイオセンサチップに設けられた識別タグの情報内容を前記開口部を介して外部から検知するための測定検知部を前記開口部近傍に配置して、前記バイオセンサチップの識別を行うことを特徴とするバイオセンサ測定装置。 - 前記開口部に透過部材が配置されることを特徴とする請求項1に記載したバイオセンサ測定装置。
- 前記測定検知部が、送信部及び受信部を備えることを特徴とする請求項1または2に記載したバイオセンサ測定装置。
- 前記受信部が、受光素子または磁気センサを備えることを特徴とする請求項3に記載したバイオセンサ測定装置。
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