JP2009213783A - バイオセンサカートリッジ - Google Patents

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Takeshi Fujimura
剛 藤村
Tomoko Ishikawa
智子 石川
Hideaki Nakamura
秀明 中村
Masao Goto
正男 後藤
Masao Karube
征夫 輕部
Takahiko Kitamura
貴彦 北村
Shingo Kaimori
信吾 改森
Hiroto Nakajima
裕人 中嶋
Koichiro Goto
幸一郎 後藤
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Abstract

【課題】簡単な構造で生産性の向上を図ることができるとともに、穿刺針を確実に保護することができるバイオセンサカートリッジを提供する。
【解決手段】バイオセンサカートリッジ1は、筒形状のケース10と、穿刺針を有する穿刺用器具20と、該穿刺用器具と共にケース10内に収納されるバイオセンサチップ30と、穿刺針を囲むようにケースに装着される弾性部材40とを備えている。そして、穿刺用器具20は、反穿刺針側に向けて下がって傾斜したテーパ面23を備えている。また、穿刺用器具20は、穿刺針を覆い、切り取り自在な穿刺針保護キャップ25を一体的に備えている。
【選択図】図1

Description

本発明は、被検体に穿刺針を穿刺して得られた試料をバイオセンサチップで採取するバイオセンサカートッジに関する。
バイオセンサカートリッジの一例として、バイオセンサチップとランセットとを一体化したものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
図10(a),(b)に示すように、バイオセンサカートリッジ200は、チップ本体201と、ランセット202と、保護カバー203とを有している。チップ本体201は、カバー204と基板205とを開閉可能に有しており、カバー204の内面には内部空間206が形成されている。内部空間206は、ランセット202を移動可能に収納している。
ランセット202の先端に設けられている穿刺用器具(穿刺針)207は、ランセット202の移動に伴ってチップ本体201の内部空間206の前端部に形成されている開ロ部208から出没可能となっている。内部空間206の形状は、ランセット202に形成された突起209が位置する端部において、その幅がランセット202より若干狭くなるよう湾曲しており、互いの押圧力や摩擦力によってランセット202がチップ本体201に係止されるようになっている。保護カバー203は針207を挿嵌する管部210を有しており、針207の移動に伴って管部210もチップ本体201の内部に収納可能となっている。使用前の状態では、保護カバー203を針207に被せて保護することで、誤って使用者を傷付けないようになされている。基板205には、一対の電極端子211,211が設けられており、測定装置(図示省略)の計測手段に電気的に接続できるようになっている。
このように構成されたバイオセンサカートリッジ200は、使用時に保護カバー203を外して、ランセット202を押して針207をチップ本体201から突出させる。この状態で被検体を穿刺した後、針207をチップ本体201内部に収納する。次いで、針207を後退させることで開口した前端の開口部208を被検体の穿刺口に近づけて、流出した血液を採取する。
国際公開02−056769号パンフレット
ところが、上記特許文献1に開示されたバイオセンサカートリッジ200では、ランセット202をカバー204の内部に移動可能に収容して穿刺及び試料採取をするため、複雑な構造になって生産性の向上を図るのが難しいという課題がある。
また、保護カバー203が針207を挿嵌する管部210を有してはいるものの、使用前に脱落しないとは言えず、使用前に保護カバー203が脱落した場合は、衛生面で具合が悪いとともに、取り扱いがし難くなる虞がある。
そこで本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、簡単な構造で生産性の向上を図ることができるとともに、穿刺針を確実に保護することができるバイオセンサカートリッジを提供することにある。
本発明に係るバイオセンサカートリッジは、筒形状のケースと、穿刺針を有する穿刺用器具と、該穿刺用器具と共に前記ケース内に収納されるバイオセンサチップと、前記穿刺針を囲むように前記ケースに装着される弾性部材と、を備えたバイオセンサカートッジであって、前記穿刺用器具は、反穿刺針側に向けて下がって傾斜したテーパ面を備えることを特徴としている。
上記構成のバイオセンサカートリッジによれば、穿刺用器具が反穿刺針側に向けて下がって傾斜したテーパ面を備えることで、組立時に穿刺針に触れずに、ケースに対する組付け方向を間違えることなく、確実に組み立てを行うことができる。
また、本発明に係るバイオセンサカートリッジは、前記穿刺用器具が前記穿刺針を覆い、切取り自在な穿刺針保護キャップを一体に備えていることが望ましい。
上記構成のバイオセンサカートリッジによれば、穿刺用器具が穿刺針を覆って切取り自在な穿刺針保護キャップを一体に備えることで、一体に形成されている穿刺針保護キャップによって穿刺針を確実に保護することができ、穿刺針保護キャップが切り取られてから、穿刺針が被検体に穿刺されることになる。
また、本発明に係るバイオセンサカートリッジは、前記穿刺用器具が前記バイオセンサチップを位置決め固定させるためのガイドを有することが望ましい。
上記構成のバイオセンサカートリッジによれば、穿刺用器具が、バイオセンサチップを位置決め固定させるためのガイドを有することで、バイオセンサチップを穿刺用器具に組み付ける際に、ガイドによってバイオセンサチップが位置決めされるため、接着剤による固定等を不要として、簡単に組付けを行うことができる。
また、本発明に係るバイオセンサカートリッジは、前記ケースが多角形状の筒状体であることが望ましい。
上記構成のバイオセンサカートリッジによれば、ケースの外面が、多角形状の筒状体に形成されていることで、使用前及び使用時に転がって落下することがなく、穿刺針保護キャップに加えて、穿刺針の保護をさらに図ることができる。また、使用時に持ち易く取り扱いが容易である。
また、本発明に係るバイオセンサカートリッジは、前記弾性部材が締め具によって前記ケースに係止され、前記締め具が前記ケースに保持された前記弾性部材の外観を目視可能な状態で前記ケースに係止されることが望ましい。
上記構成のバイオセンサカートリッジによれば、弾性部材が締め具によってケースに係止される際に、締め具がケースに保持された弾性部材の外観を目視可能な状態であるため、弾性部材にねじれ等の被着不良が生じているのを使用前に確認することができる。これにより、使用時における試料の採取ミスを未然に防ぐことができる。
また、本発明に係るバイオセンサカートリッジは、前記ケースが軸方向に通気流路を有し、前記穿刺用器具が前記穿刺針側から前記通気流路へ前記試料を流通させるための傾斜面を有することが望ましい。
上記構成のバイオセンサカートリッジによれば、穿刺針が被検体に穿刺された際に、採取された試料をバイオセンサチップで測定するときに、傾斜面を通じて余剰試料を通気流路へ効率良く流して円滑な測定を行うことができる。
本発明に係るバイオセンサカートリッジによれば、簡単な構造で生産性の向上を図ることができるとともに、穿刺針を確実に保護することができるバイオセンサカートリッジを提供できる。
以下、図を参照して本発明の複数の好適な実施形態を説明する。
(第1実施形態)
図1〜図5は本発明に係るバイオセンサカートリッジの第1実施形態を示すもので、図1は本発明の第1実施形態に係るバイオセンサカートリッジの分解斜視図、図2は図1のバイオセンサカートリッジにおけるケースとバイオセンサチップとの組立前の外観斜視図、図3は図1のバイオセンサカートリッジの組立後の後方から視た外観斜視図、図4は図3のバイオセンサカートリッジの縦断面図、図5(A),(B),(C)は図1のバイオセンサカートリッジの組み立て手順を説明する各々側面図である。なお、今回開示される実施の形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
図1に示すように、バイオセンサカートリッジ1は、ケース10と、穿刺用器具20と、バイオセンサチップ30と、弾性部材40と、締め具50と、を備える。
ケース10は、樹脂材を素材として筒形状に形成されており、前端部に円環形状をなすケース側フランジ部11を有し、外面に平面部12と曲面部13とを周方向に連続させた略8角形に形成されている。ケース10は、前端部から後端部まで連通された穿刺用器具収容部14を有し、使用時に下方に配置される側に、同じく前端部から後端部まで連通された通気流路15を有している。
穿刺用器具20は、穿刺用器具本体21の前端部に穿刺針(図2参照)22を前方に向けて有している。また、穿刺用器具本体21は、使用時に上方に配置される側に、反穿刺針22側に向けて下がって傾斜したテーパ面23を有し、使用時に下方に配置される側に、段部形状に凹んでいてバイオセンサチップ30が落とし込まれるバイオセンサチップ組付部24を有している。そして、穿刺用器具本体21は、その前端部に穿刺針22を覆う穿刺針保護キャップ25が一体成形されている。
穿刺用器具20は、穿刺用器具本体21と穿刺針保護キャップ25とが、穿刺針22とともに樹脂一体成形されている。そして、穿刺針保護キャップ25は、穿刺針22を保護するとともに、弾性部材40及び締め具50の組付け時に、穿刺用器具本体21との接続部分が作業者によって切り取られることで穿刺針22を露出させる。
バイオセンサチップ30は、下基板31と、上基板32と、スペーサ33と、下基板31上にそれぞれ非接触で並べて実装された一対の検知用端子34,35と、を積層して備えている。なお、このバイオセンサチップ30に上述した穿刺針22を一体に設けても良い。この場合、上述した穿刺針保護キャップ25をバイオセンサチップ30に一体成形することになる。また、このバイオセンサチップ30に上述した穿刺用器具20の機能を付加することで、穿刺用器具の機能を兼ね備えた複合化されたバイオセンサチップとすることも可能である。
弾性部材40は、可撓性を有する弾性材料を用いて、穿刺用器具20の穿刺針22の周囲を覆う密閉空間を有する形状で中央部に針孔(図4参照)41を有する。そして、弾性部材40は、円錐台形状の反針孔側に、外周に向けて延出された円環形状の弾性部材側フランジ部42を有する。
弾性部材40の厚さ寸法は、針孔41を貫通した穿刺針22の先端部が、例えば0.1mm程度突出されるようにするのが好ましい。そして、弾性部材40の材質としては、弾性を有するものであれば特に限定されないが、シリコーン、ウレタン、アクリル、エチレン、スチレン等のポリマー単体若しくは共重合したポリマーからなるゴム若しくはスポンジ、ポリエチレン、及びポリプロピレン等のポリオレフィン、ポリエチレンテレフタレート及びポリブチレンテレフタレート等のポリエステル、ポリテトラフルオロエチレン及びパーフルオロアルコキシエチレンとポリフルオロエチレンの共重合体であるPFA等のフッ素樹脂などを利用できる。
締め具50は、例えば樹脂材を素材として、弾性部材40の円錐台形状の外径よりも僅かに大きい内径を有しており、円環形状の締め具側フランジ部51の縁部に、4個の係止爪52が円周方向に等間隔で後方に向けて突出形成されている。
図2に示すように、穿刺用器具20は、バイオセンサチップ組付部24の前端部に、バイオセンサチップ30の前端形状に相似する円弧形状の前端ガイド26を有している。また、バイオセンサチップ組付部24の後端部に、バイオセンサチップ30の上基板31の端縁に係止される後端ガイド27を有している。これにより、バイオセンサチップ30は、バイオセンサチップ組付部24に落とし込まれることで、前端部が前端ガイド26に係止されるとともに、上基板32の後端部が後端ガイド27に係止される。よって、穿刺用器具20の幅方向と軸方向にそれぞれ位置決めされる。
また、穿刺用器具20は、バイオセンサチップ組付部24の前端部と穿刺針22との間に、穿刺針22側から下方に傾斜した傾斜面28を有している。
穿刺針保護キャップ25は、中空形状に形成されているため、穿刺針22を内部に収容することで、穿刺針22を衛生的に保管することができる。
バイオセンサチップ30は、一方の検知用端子34の先端部分がL字形状に形成されているとともに、他方の検知用端子35の先端部分もL字形状に形成されている。また、両先端部分が、下基板31の前端部に、基板長手方向に予め定められた隙間を置いて非接触に配置されている。
また、バイオセンサチップ30は、下基板31と上基板32との先細形状をなす先端部において、スペーサ33の長手方向に、後端部に向けて矩形に切除した中空反応部36が形成されている。この中空反応部36は、先端部が試料採取口になっており、両端子34,35の先端部分がそれぞれ露出している。そして、これら先端部分の間、或いは近傍に、試料と反応する不図示の試薬が配置されている。試薬としては、例えば酵素とメディエータを固定化し血液中のダルコースと反応して電流を発生するものが挙げられる。これにより、中空反応部36は、試料採取口から採取された例えば血液等の試料が、試薬と生化学反応することになる。
下基板31、上基板32及びスペーサ33の材質としては、絶縁性材料のフィルムが選ばれ、絶縁性材料としては、セラミックス、ガラス、紙、生分解性材料(例えば、ポリ乳酸微生物生産ポリエステル等)、ポリ塩化ビニル、ポリプロピレン、ポリスチレン、ポリカーボネート、アクリル樹脂、ポリブチレンテレフタレート、ポリエチレンテレフタレート(PET)等の熱可塑性樹脂、エポキシ樹脂等の熱硬化樹脂、UV硬化樹脂等のプラスチック材料を例示することができる。このとき、機械的強度、柔軟性、及びチップの作製や加工の容易さ等から、ポリエチレンテレフタレート等のプラスチック材料が好ましい。代表的なPET樹脂としては、メリネックスやテトロン(以上、商品名、帝人デュポンフィルム株式会社製)、ルミラー(商品名、東レ株式会社製)等が挙げられる。
また、試薬としては、上記に加えて、例えばグルコースオキシダーゼ(GOD)が挙げられる。また、被検体の採血負担を考慮すると、中空反応部36の容積は1μL(マイクロリットル)以下が好ましく、特に300nL(ナノリットル)以下であることが好ましい。このような微小な中空反応部36であると、穿刺針22の直径が小さくても被検体の充分な血液量を採取可能となる。穿刺針22は、直径が1000μm以下であることが好ましい。
図3、図4に示すように、ケース10は、穿刺用器具収容部14の上面に、穿刺用器具20のテーパ面23に対応して傾斜したテーパ面受16を有する。これにより、穿刺用器具20は、穿刺針22を後側にして、ケース10の前端部から挿入されることで、テーパ面23が、ケース10のテーパ受け面16に誘導されながら、ケース10に対する組付け方向を間違えることなく、確実にケース10に組み付けられる。
弾性部材40は、弾性部材側フランジ部42がケース10のケース側フランジ部11に当接されてケース10に被着され、針孔41内に穿刺針22が配置される。
そして、弾性部材40に締め具50が外装されて行き、締め具50の締め具側フランジ部51が弾性部材40の弾性部材側フランジ部42に当接され、係止爪52がケース10のケース側フランジ部11に係止される。この使用時状態では、穿刺用器具20の傾斜面28が、穿刺針22の下方側に配置されるため、穿刺針22側からケース10の通気流路15へ試料を効率よく流通させることができる。
このとき、締め具50は、係止爪52の間から、締め具側フランジ部51の内周側に配置されている弾性部材側フランジ部42を目視可能であるため、この弾性部材側フランジ部42にねじれ等の被着不良が生じているか否かを使用前に確認することができる。
次に、図5(A),(B),(C)を参照して、バイオセンサカートリッジ1の組み立て手順について説明する。
図5(A)に示すように、穿刺用器具20がケース10に組み込まれた際に、穿刺針保護キャップ25は取り外されず、穿刺用器具20に一体的に取り付けられている。
次に、図5(B)に示すように、弾性部材40及び締め具50の組付け前に、穿刺針保護キャップ25が穿刺用器具本体21から切り取られる。
そして、図5(C)に示すように、穿刺針保護キャップ25が穿刺用器具本体21から切り取られることで、穿刺針22が露出している穿刺用器具20とケース10とに弾性部材40及び締め具50が組み付けられる。
以上説明したように、第1実施形態に係るバイオセンサカートリッジ1によれば、穿刺用器具20が、穿刺針22を覆って切取り自在な穿刺針保護キャップ25を一体的に備えることで、この穿刺針保護キャップ25によって穿刺針22を確実に保護することができる。また、穿刺針保護キャップ25が切り取られてから、穿刺針22が被検体に穿刺されることになる。また、穿刺用器具20が、反穿刺針側に向けて下がって傾斜したテーパ面23を備えることで、組立時に穿刺針22に触れずに、ケース10に対する組付け方向を間違えることなく、確実に組み立てを行うことができる。
また、バイオセンサカートリッジ1によれば、穿刺用器具20が、バイオセンサチップ30を位置決め固定させるための前端ガイド26及び後端ガイド27を有している。したがって、バイオセンサチップ30を穿刺用器具20に組み付ける際に、両ガイド26,27によってバイオセンサチップ30が位置決めされるため、接着剤による固定等を不要として、簡単に組付けを行うことができる。
また、バイオセンサカートリッジ1によれば、ケース10の外面が、平面部12と曲面部13とを含む多角形状に形成されている。したがって、使用前及び使用時に転がって落下することがなく、穿刺針保護キャップ25に加えて、穿刺針22の保護をさらに図ることができる。また、使用時に持ち易く取り扱いが容易である。
また、バイオセンサカートリッジ1によれば、締め具50がケース10に係止されて弾性部材40をケース20に保持する際に、締め具50が、ケース10に保持された弾性部材40の弾性部材側フランジ42を目視可能である。したがって、弾性部材40にねじれ等の被着不良が生じているのを使用前に確認することで、使用時における試料の採取ミスを未然に防ぐことができる。
また、バイオセンサカートリッジ1によれば、ケース10が軸方向に通気流路15を有し、穿刺用器具20が穿刺針22側から通気流路15へ試料を流通させるための傾斜面28を有している。したがって、穿刺針22が被検体に穿刺された際に、採取された試料をバイオセンサチップ30で測定するときに、傾斜面28を通じて余剰試料を通気流路15へ効率良く流して円滑な測定を行うことができる。
(第2実施形態)
次に、図6及び図7を参照して、本発明の第2実施形態に係るバイオセンサカートリッジについて説明する。図6は本発明の第2実施形態に係るバイオセンサカートリッジのケースとバイオセンサチップとの組立前の外観斜視図、図7(A),(B),(C),(D)は図6のバイオセンサカートリッジの組み立て手順を説明する各々側面図である。
図6に示すように、本発明の第2実施形態であるバイオセンサカートリッジ2は、穿刺用器具60の穿刺用器具本体61に、その前端部において、穿刺針22を覆う穿刺針保護キャップ62が一体成形されている。
穿刺針保護キャップ62は、薄肉状の円筒形状に形成されており、頭部に球形の把持部63を有している。なお、このバイオセンサチップ30に上述した穿刺針22を一体に設けても良い。この場合、上述した穿刺針保護キャップ62をバイオセンサチップ30に一体成形することになる。また、このバイオセンサチップ30に上述した穿刺用器具60の機能を付加することで、穿刺用器具の機能を兼ね備えた複合化されたバイオセンサチップとすることも可能である。
次に、図7(A),(B),(C),(D)を参照して、バイオセンサカートリッジ2の組み立て手順について説明する。
図7(A)に示すように、穿刺用器具60がケース10に組み込まれた際に、穿刺針保護キャップ62は取り外されず、穿刺用器具60に一体的に取り付けられている。
次に、図7(B)に示すように、ケース10に弾性部材40が組み付けられることで、弾性部材40の針孔41から穿刺針保護キャップ62が突出して配置されている。
次に、図7(C)に示すように、弾性部材40に締め具50が外嵌され、締め具50の係止爪52がケース10のケース側フランジ部11に係止される。
そして、図7(D)に示すように、穿刺針保護キャップ62が穿刺用器具本体61から切り取られることで、穿刺針22が露出して使用可能状態となる。
以上説明した第2実施形態に係るバイオセンサカートリッジ2によれば、上述した第1実施形態と同様の作用効果を奏するため、それらの説明は省略されるが、特に本実施形態によれば、穿刺針保護キャップ62が、使用時まで穿刺針22を覆って保護しているため、穿刺針22の衛生面での保管を長期的に行うことができる。
(第1変形例)
次に、図8(A),(B),(C),(D)を参照して、本発明に係るバイオセンサカートリッジの第1変形例について説明する。図8(A),(B),(C),(D)は本発明に係るバイオセンサカートリッジの第1変形例における組み立て手順を説明する各々側面図である。
本変形例では、穿刺針保護キャップ62を穿刺用器具本体61から切り取り易くするために、把持部63に別部材とする摘み部材64を装着している。この摘み部材64は中空の球形状に形成されている。
図8(A)に示すように、穿刺用器具60がケース10に組み込まれた際に、穿刺針保護キャップ62は取り外されずに、穿刺用器具60に一体的に取り付けられている。
次に、図8(B)に示すように、ケース10に弾性部材40が組み付けられることで、弾性部材40の針孔41から穿刺針保護キャップ62が突出して配置されている。
次に、図8(C)に示すように、弾性部材40に締め具50が外嵌され、締め具50の係止爪52がケース10のケース側フランジ部11に係止され、摘み部材64が穿刺針保護キャップ62の把持部63に装着される。
そして、図8(D)に示すように、摘み部材64とともに穿刺針保護キャップ62が穿刺用器具本体61から切り取られることで、穿刺針22が露出して使用可能状態となる。
本変形例は、上述した第2実施形態と同様の作用効果を奏するために、それらの説明は省略されるが、特に本変形例によれば、摘み部材64によって穿刺針保護キャップ62が切り取り易くなるため、取り扱い性を向上させることができる。
(第2変形例)
次に、図9(A),(B),(C),(D)を参照して、本発明に係るバイオセンサカートリッジの第2変形例について説明する。図9(A),(B),(C),(D)は本発明に係るバイオセンサカートリッジの第2変形例における組み立て手順を説明する各々側面図である。
本変形例では、穿刺針22を保護するのに加えて、弾性部材40を覆う形状の被覆部材65を穿刺針保護キャップ62に装着している。被覆部材65は、有底の円筒形状に形成されており、底板66が穿刺針保護キャップ62の把持部63に装着され、側板67が穿刺針保護キャップ62及び弾性部材40を覆うように構成されている。
図9(A)に示すように、穿刺用器具60がケース10に組み込まれた際に、穿刺針保護キャップ62は取り外されず、穿刺用器具60に一体に取り付けられている。
次に、図9(B)に示すように、ケース10に弾性部材40が組み付けられることで、弾性部材40の針孔41から穿刺針保護キャップ62が突出して配置されている。
次に、図9(C)に示すように、弾性部材40に締め具50が外嵌され、締め具50の係止爪52がケース10のケース側フランジ部11に係止され、被覆部材65が穿刺針保護キャップ62の把持部63に装着される。
そして、図9(D)に示すように、被覆部材65とともに穿刺針保護キャップ62が穿刺用器具本体61から切り取られることで、穿刺針22が露出して使用可能状態となる。
本変形例は、上述した第2実施形態と同様の作用効果を奏するため、それらの説明は省略されるが、特に本変形例によれば、被覆部材65によって穿刺針保護キャップ62及び弾性部材40を覆うため、使用前に弾性部材40が他部材に衝突して損傷を受けることがなく、穿刺針22及び弾性部材40を確実に保護することができる。
なお、本発明に係るバイオセンサカートリッジは、前述した実施形態に限定されるものではなく、適宜、変形や改良等が可能である。
本発明の第1実施形態に係るバイオセンサカートリッジの分解斜視図である。 図1のバイオセンサカートリッジにおけるケースとバイオセンサチップとの組立前の外観斜視図である。 図1のバイオセンサカートリッジの組立後の後方から視た外観斜視図である。 図3のバイオセンサカートリッジの縦断面図である。 (A)は図1のバイオセンサカートリッジの組み立て手順を説明する第1段階の側面図、(B)は図1のバイオセンサカートリッジの組み立て手順を説明する第2段階の側面図、(C)は図1のバイオセンサカートリッジの組み立て手順を説明する第3段階の側面図である。 本発明の第2実施形態に係るバイオセンサカートリッジのケースとバイオセンサチップとの組立前の外観斜視図である。 (A)は図6のバイオセンサカートリッジの組み立て手順を説明する第1段階の側面図、(B)は図6のバイオセンサカートリッジの組み立て手順を説明する第2段階の側面図、(C)は図6のバイオセンサカートリッジの組み立て手順を説明する第3段階の側面図、(D)は図6のバイオセンサカートリッジの組み立て手順を説明する第4段階の側面図である。 (A)は本発明に係るバイオセンサカートリッジの第1変形例における組み立て手順を説明する第1段階の側面図、(B)は本発明に係るバイオセンサカートリッジの第1変形例における組み立て手順を説明する第2段階の側面図、(C)は本発明に係るバイオセンサカートリッジの第1変形例における組み立て手順を説明する第3段階の側面図、(D)は本発明に係るバイオセンサカートリッジの第1変形例における組み立て手順を説明する第4段階の側面図である。 (A)は本発明に係るバイオセンサカートリッジの第2変形例における組み立て手順を説明する第1段階の側面図、(B)は本発明に係るバイオセンサカートリッジの第2変形例における組み立て手順を説明する第2段階の側面図、(C)は本発明に係るバイオセンサカートリッジの第2変形例における組み立て手順を説明する第3段階の側面図、(D)は本発明に係るバイオセンサカートリッジの第2変形例における組み立て手順を説明する第4段階の側面図である。 (a),(b)は従来のバイオセンサカートリッジのそれぞれ概略図である。
符号の説明
1 バイオセンサカートリッジ
2 バイオセンサカートリッジ
10 ケース
15 通気流路
20 穿刺用器具
22 穿刺針
23 テーパ面
25 穿刺針保護キャップ
26 前端ガイド(ガイド)
27 後端ガイド(ガイド)
28 傾斜面
30 バイオセンサチップ
40 弾性部材
50 締め具
60 穿刺用器具
62 穿刺針保護キャップ

Claims (6)

  1. 筒形状のケースと、穿刺針を有する穿刺用器具と、該穿刺用器具と共に前記ケース内に収納されるバイオセンサチップと、前記穿刺針を囲むように前記ケースに装着される弾性部材と、を備えたバイオセンサカートッジであって、
    前記穿刺用器具は、反穿刺針側に向けて下がって傾斜したテーパ面を備えることを特徴とするバイオセンサカートリッジ。
  2. 前記穿刺用器具は、前記穿刺針を覆い、切取り自在な穿刺針保護キャップを一体に備えていることを特徴とする請求項1記載のバイオセンサカートリッジ。
  3. 前記穿刺用器具は、前記バイオセンサチップを位置決め固定させるためのガイドを有することを特徴とする請求項1又は2記載のバイオセンサカートリッジ。
  4. 前記ケースは、多角形状の筒状体であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項記載のバイオセンサカートリッジ。
  5. 前記弾性部材は、締め具によって前記ケースに係止され、前記締め具が前記ケースに保持された前記弾性部材の外観を目視可能な状態で前記ケースに係止されることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項記載のバイオセンサカートリッジ。
  6. 前記ケースは、軸方向に通気流路を有し、
    前記穿刺用器具は、前記穿刺針側から前記通気流路へ前記試料を流通させるための傾斜面を有することを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項記載のバイオセンサカートリッジ。
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