JP2007289358A - バイオセンサチップおよびその製造方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 スペーサ層12を2枚の基板11a、11bにより挟んで形成され、内部に、試料導入口16に連続する中空反応部14および検知用電極13a、13bを有する。そして、穿刺により試料Bを採取するための試料採取器具15が、バイオセンサチップ10の外部に固定されている。バイオセンサチップ10の内部に試料採取器具15を設けないので、バイオセンサチップ10の小型化を図ることができ、これに伴い、試料Bの採取量を少なくして対象者の負担を減少させることができる。さらに、試料採取器具15は試薬17が塗布されている中空反応部14には連続していないので、穿刺時に試薬が対象者の体内に入るのを防止することができる。
【選択図】 図1
Description
また、針が内蔵されているバイオセンサチップも提案されている。しかしながら、試薬(酵素、メディエータ等)が塗布された中空反応部内に針が内蔵される場合には、中空反応部の大きさが針径の太さ以上の厚みおよび幅となるため、必然的に中空反応部の容量が増大して、採血量が多くなり易いという問題がある。また、針がバイオセンサチップに内蔵されている場合には、試薬と針とが直接接触しやすいため、飛散した試薬が針に付着して、穿刺時に試薬が検体の体内に入る危険性もある。さらに、針をバイオセンサチップ内に配置するのが困難であるとともに、バイオセンサチップの製造工程の途中において針を位置決めするため、その後の工程で針の位置ずれを起こさないように留意したり、針を傷めたりしないように留意して製造をしなければならないため、コストアップを招くという問題がある。
本発明においては、針、ランセット針及びカニューレ等を試料採取器具と呼ぶ。
図1(A)は本発明に係るバイオセンサチップの一実施形態を示す平面図、図1(B)は図1(A)中B−B位置の断面図、図2(A)は本発明に係るバイオセンサチップの別の実施形態を示す平面図、図2(B)は図2(A)中B−B位置の断面図、図3(A)〜(D)は本発明のバイオセンサチップによる試料採取の状態を示す説明図、図4は本発明に係るバイオセンサチップの製造方法を示す説明図、図5は本発明にかかるバイオセンサシステムを示す構成図である。
また、バイオセンサチップ10の外部としては、例えば、基板11a、11bの外側面を挙げることができる。なお、検知用電極13a、13bを上側(図1(B)において右側)の基板11bに設けるようにすることもできる。
図3(A)に示すように、使用前の状態では、ガイド部材18は試料採取器具15の先端15aよりも前方(図3(A)において上方)に突出しており、試料採取器具15の先端15aを保護するとともに、使用者が不注意に試料採取器具15を刺して傷つくのを防止することができる。図3(B)に示すように、バイオセンサチップ10を検体Mに接近させると、ガイド部材18の先端が検体Mにあたって撓む。図3(C)に示すように、さらにバイオセンサチップ10を検体Mに近づけて、試料採取器具15の先端15aを検体Mに穿刺する。その後、図3(D)に示すように、バイオセンサチップ10を検体Mから遠ざけると、試料採取器具15は検体Mから抜け、穿刺された箇所から血液等の試料Bが流出する。この際、ガイド部材18の先端が検体Mから完全に離脱する前の状態にバイオセンサチップ10を保持することにより、試料Bはガイド部材18に沿ってバイオセンサチップ10の試料導入口16に流れて、中空反応部14に収容される。このため、試料導入口16を穿刺位置に合わせる努力をすることなく試料Bを確実に採取することができるとともに、試料Bの採取量を減少させて対象者の負担を減ずることができる。
この製造方法においては、図1および図2に示すように、スペーサ層12を2枚の基板11a、11bにより挟んで、内部に、試料導入口16に連続する中空反応部14および検知用電極13a、13bを有するバイオセンサチップ10の本体10aを製造する。そして、前述のようにして製造されたバイオセンサチップ10の本体10aの外側に、前述した試料採取器具15を固定手段により取り付けるものである。
固定手段としては、粘着テープ19を用いることが望ましい。すなわち、製造されて所定位置に整列されているバイオセンサチップ10の本体10aに、粘着テープ19によって試料採取器具15を固定するので、容易に試料採取器具を取り付けることができる。
これにより、複数本の試料採取器具15を、製造されて所定位置に整列されている複数個のバイオセンサチップ10の本体10aの外部に一括して固定するので、製造時間を短縮して、製造コストを低減化することができる。
図5に示すように、バイオセンサシステム30は、試料採取器具15が取り付けられたバイオセンサチップ10とバイオセンサ測定器31により構成されている。バイオセンサチップ10の構成については上述したとおりであり、その説明はここでは省略する。
バイオセンサ測定器31は電源32、制御装置33、端子挿入部34、表示部35を備え、これらが互いに接続されている。端子挿入部34にはバイオセンサチップ10から突出している検知用電極13a、13bが挿入され、2つの検知用電極13a、13b(図1および図2参照)がバイオセンサ測定器31に電気的に接続可能となっている。このバイオセンサシステム30は、小型であり、例えば、検査対象者が片手で持つことが可能なハンディタイプである。
例えば、前述した実施形態においては、バイオセンサチップ10の全体形状として、正方形に近い矩形状のものを例示したが、形状は特定するものではない。すなわち、バイオセンサチップ10は非常に小さいものなので、試料Bの採取や測定器31に挿入する際の取扱い性から、例えば細長い矩形状等として使用するのが便利な場合もある。
11a、11b 基板
12 スペーサ層
13a、13b 検知用電極
14 中空反応部
15 試料採取器具
15a 先端
16 試料導入口
18 ガイド部材
19 粘着テープ(固定手段)
30 バイオセンサシステム
31 測定器
B 試料
M 指(検体)
Claims (7)
- 互いに対向する2枚の基板と、前記2枚の基板間に挟装されるスペーサ層と、前記2枚の基板の少なくとも1枚の基板のスペーサ層側の表面に設けられた検知用電極と、前記2枚の基板及び前記スペーサ層により形成される中空反応部と、前記中空反応部に試料を導入する試料導入口とを有するバイオセンサチップであって、
検体から試料を得るための試料採取器具が前記バイオセンサチップの外部に固定されていることを特徴とするバイオセンサチップ。 - 前記試料採取器具の先端と前記試料導入口とが近接していることを特徴とする請求項1に記載のバイオセンサチップ。
- 前記試料を前記試料導入口に誘導するガイド部材を設けたことを特徴とする請求項1または2に記載のバイオセンサチップ。
- 請求項1〜3のいずれか1項に記載のバイオセンサチップの製造方法であって、
前記試料採取器具を固定手段により前記バイオセンサチップの外部に取り付けることを特徴とするバイオセンサチップの製造方法。 - 前記固定手段が、粘着テープであることを特徴とする請求項4に記載のバイオセンサチップの製造方法。
- 前記固定手段に連結された複数本の試料採取器具を一括して複数個の前記バイオセンサチップの外部に固定することを特徴とする請求項4または5に記載のバイオセンサチップの製造方法。
- 請求項1〜3のいずれか1項に記載のバイオセンサチップと、このバイオセンサチップの検知用電極に接続して採取された試料の情報を得る測定器とを有することを特徴とするバイオセンサシステム。
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JP2006119886A JP2007289358A (ja) | 2006-04-24 | 2006-04-24 | バイオセンサチップおよびその製造方法 |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009115755A (ja) * | 2007-11-09 | 2009-05-28 | Canon Inc | 浸透圧ポンプを用いた送液駆動機構および該送液駆動機構を有するマイクロチップ |
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JP2004000600A (ja) * | 2002-05-09 | 2004-01-08 | Lifescan Inc | 生理学的試料採取装置及びその試料を用いる方法 |
WO2006037646A2 (en) * | 2004-10-08 | 2006-04-13 | Roche Diagnostics Gmbh | Integrated lancing test strip with capillary transfer sheet |
-
2006
- 2006-04-24 JP JP2006119886A patent/JP2007289358A/ja active Pending
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