JP2009125217A - 車両用シートパッド - Google Patents

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Hisamitsu Shinohara
寿充 篠原
Yutaka Hirata
豊 平田
Yasusuke Yonezawa
泰輔 米澤
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Abstract

【課題】パッド本体の底面から上方に向って凹所を設け、この凹所に挿填体を挿填した車両用シートパッドにおいて、振動吸収性等を向上させる。
【解決手段】車両用シートパッド1のクッションパッドは、パッド本体2と、該パッド本体2の凹所2aに嵌合された挿填体3とからなる。挿填体3との少なくとも上面及び底面に低通気性層4が設けられている。低通気性層4は、好ましくは熱収縮合成樹脂フィルムよりなる。挿填体3への空気の出入りを規制することにより伝達率を低下させ、振動吸収性を向上させる。
【選択図】図1

Description

本発明は車両用シートパッドに係り、特に底面から上方に向って凹陥した凹所が設けられたパッド本体と、該凹所に挿填された挿填体とを備えてなる車両用シートパッドに関する。
特開2007−50133号公報には、底面部に上方へ向って凹陥する凹所が設けられたパッド本体と、該凹所に挿填された挿填体とを備えてなる車両用シートパッドにおいて、該凹所と挿填体との界面に低通気性層が設けられている車両用シートパッドが記載されている。
この車両用シートパッドにあっては、パッド本体の底面の凹所に挿填体が挿填され、この凹所と挿填体との界面に低通気性層が設けられているので、車両用シートパッドに座ったときのパッド本体から挿填体への通気性が落ち、車両用シートパッドの剛性が高くなる。これにより、振動吸収性を向上させたり、振動特性を調整することができる。
特開2007−50133号公報
上記特開2007−50133号公報のようにパッド本体の底面から上方に向って凹所を設け、この凹所に挿填体を挿填したいわゆる2層式の車両用シートパッドにおいて振動吸収性を向上させることを目的とする。
請求項1の車両用シートパッドは、底面部に上方へ向って凹陥する凹所が設けられたパッド本体と、該凹所に挿填された挿填体とを備えてなる車両用シートパッドにおいて、該挿填体の少なくとも上面及び底面に低通気性層が設けられていることを特徴とするものである。
請求項2の車両用シートパッドは、請求項1において、さらに前記挿填体の1対の側面に前記低通気性層が設けられていることを特徴とするものである。
請求項3の車両用シートパッドは、請求項2において、前記低通気性層は挿填体の上面、1対の側面及び底面を周回する合成樹脂フィルムよりなることを特徴とするものである。
請求項4の車両用シートパッドは、請求項3において、前記合成樹脂フィルムは熱収縮性合成樹脂フィルムであり、熱収縮によって挿填体に密着していることを特徴とするものである。
請求項5の車両用シートパッドは、請求項1ないし4のいずれか1項において、前記パッド本体及び挿填体はポリウレタンフォームよりなることを特徴とするものである。
請求項6の車両用シートパッドは、請求項1ないし5のいずれか1項おいて、前記凹所及び挿填体の前後方向の長さが150〜500mmであり、左右方向の幅が150〜400mmであり凹所の深さ及び挿填体の厚さが該挿填体を設けた箇所におけるシートパッドの厚さの30〜90%であることを特徴とするものである。
請求項7の車両用シートパッドは、請求項1ないし6のいずれか1項において、前記低通気性層は前記上面及び底面の全面のそれぞれ80%以上を覆っていることを特徴とするものである。
本発明の車両用シートパッドにあっては、挿填体の少なくとも上面及び底面に低通気性層が設けられており、挿填体に振動が加えられたときの挿填体からの空気の出入りが減少することになり、伝達率が小さくなり、振動吸収性が向上する。これは、挿填体からの空気の出入りが減少することにより、挿填体内に閉じ込められた空気がダンバーの機能を発揮するようになるためであると考えられる。
なお、上記特開2007−50133では、挿填体の底面に低通気性層が設けられていないので、挿填体に振動が加えられたときに挿填体の底面から空気が出入りするため、伝達率が殆ど小さくならない。
以下、図面を参照して実施の形態について説明する。
第1図は実施の形態に係る車両用シートパッドの断面図、第2図は低通気性層を装着した挿填体の斜視図である。
この車両用シートパッド1のクッションパッドは、パッド本体2と、該パッド本体2の凹所2aに嵌合された挿填体3と、挿填体3に装着された低通気性層4とからなる。このクッションパッドに表皮を装着することにより車両用シートパッド1が構成される。
この凹所2aは少なくとも尻下部の下方のパッド本体2の底面から上方に向って凹陥したものである。この実施の形態では、凹所2a及び挿填体3の平面視形状は方形など任意であり、特に限定されない。
クッション性を重視する車両用シートパッド、或いはシートパッドの上にカバー材として厚さ5mm以上のソフトウレタンやそれに類するものが用いられている場合は、パッド本体2は低密度材で構成し、挿填体3の構成材料として高性能材を使用するのが好ましい。
その場合、シートパッド本体2の構成材料としては、コア密度25〜50kg/m、25%硬度15〜25kgf/φ200mmのポリウレタンフォームが望ましく、挿填体3はコア密度45〜70kg/m、25%硬度16〜30kgf/φ200mmのポリウレタンフォームが望ましい。
一方、表面にソフト感が望まれるシートパッドあるいは初期の着座フィーリングを良くすることを目指すシートパッドの場合、パッド本体2の構成材料としては、コア密度40〜70kg/m、25%硬度8〜20kgf/φ200mmのポリウレタンフォームが望ましく、挿填体3はコア密度25〜55kg/m、25%硬度16〜30kgf/φ200mmのポリウレタンフォームが好ましい。
この車両用シートパッドにあっては、凹所2a及び挿填体3の前後方向の長さが150〜500mm、特に200〜400mmであり、左右方向の幅が150〜400mm特に200〜300mmであり、凹所2aの深さが尻下部におけるシートパッド20の厚さの30〜90%、特に60〜80%であることが好ましい。
この実施の形態では、挿填体3及び凹所2aが、直方体形状とされているが、下側ほど小さくなる逆テーパ形状とされ、これにより挿填体3が凹所2a内にしっかりと保持される構成とされてもよい。なお、低通気性層4を有した挿填体3は凹所2aの内面に接着されてもよく、適宜の留付具によって留め付けられてもよい。
第1図の車両用シートパッド1においては、挿填体3の上面及び底面と1対の側面を取り巻くように低通気性層4が設けられている。
この低通気性層4を設けたことにより、車両用シートパッド1に上下方向の振動が加えられたときに挿填体3の上面、底面及び上記1対の側面を通って出入りする通気量が低下する。また、パッド本体2と装填体3とを相互に往来する通気量が低下する。
これらのことから、車両用シートパッド1は振動伝達率が低下し、振動吸収性が向上する。
上記の低通気性層4は、合成樹脂フィルムよりなることが好ましく、特に熱収縮性合成樹脂フィルムが好適である。熱収縮性合成樹脂フィルムの場合、帯状のフィルムを挿填体3を1回りするように周回させてフィルムの一端辺と他端辺を熱融着させて連結した後、オーブン等に入れてフィルムを加温して熱収縮させ、フィルムを挿填体3の上面、底面及び1対の側面に密着させるのが簡便で好適である。熱収縮性合成樹脂フィルム以外の合成樹脂フィルムの場合であれば、帯状のフィルムで挿填体3を取り巻くように且つフィルムが挿填体3に密着するように周回させ、フィルムの一端辺と他端辺を接着剤やテープ、ヒートシールなどで接合すればよい。
熱収縮又は非熱収縮の合成樹脂フィルムの合成樹脂としては、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリオレフィン(ポリプロピレン、ポリエチレンなど)、ポリスチレン、ポリエチレンテレフタレート等が例示されるが、これに限定されない。
合成樹脂フィルムの厚さは5μm〜0.5mm特に0.1〜0.3mm程度が好適である。なお、シートパンやSバネ挿填体3の接する底面については、合成樹脂フィルムを多層にしてもよい。
合成樹脂フィルムは、挿填体3の上面及び底面の全面を覆うのが好ましいが、上面及び底面の一部は合成樹脂フィルムで覆われずに露呈していてもよい。
上面及び底面については、各々の面積の80%以上、特に90%以上が合成樹脂フィルムで覆われていることが好ましい。
なお、合成樹脂フィルムに小孔を設けて通気性を調整することにより、振動吸収特性を調節するようにしてもよい。
上記実施の形態では、6面体(直方体形状)よりなる挿填体3の4面を低通気性層4で覆っているが、5面又は6面すべてを低通気性層4で覆ってもよい。
本発明では、低通気性層は合成樹脂フィルム以外の材料にて構成されてもよい。このようなものとしては、厚さ0.1〜5mm特に0.5〜2mm程度の不織布やワリフ、寒冷紗、粗毛フェルト、スラブウレタン等のサポータ材や、プレスフェルトなどを用いることができる。これらは、例えば挿填体3と一体発泡することにより挿填体3に被着される。サポータ材やプレスフェルトを一体発泡した場合、ウレタン等の樹脂成分がサポータ材やプレスフェルトに含浸し、サポータ材やプレスフェルトの通気性が低下すると共に、剛性が高くなる。
これら不織布等よりなる低通気性層の通気性を調整することにより、車両用シートパッドの振動特性を調整することが可能である。
本発明ではパッド本体の底面に低通気性層を設けてもよい。また、パッド本体の底面の一部に低通気性層を設けてもよい。
[実施例1]
シートパッド本体2を、コア密度45kg/m、25%硬度14kgf/φ200mmのポリウレタンフォームで構成し、挿填体3をコア密度45kg/m、25%硬度23kgf/φ200mmのポリウレタンフォームで構成した。
凹所2a及び挿填体3は、前記長さ300mm、左右長さ250mm、深さ(厚み)60mmである。
低通気性層4として、厚さ0.1mmの合成樹脂製フィルムを熱収縮により第2図の通り装着させた。
この車両用シートパッドの伝達率を測定した。結果を第3図に示す。
[比較例1]
低通気性層4を設けなかったこと以外は実施例1と同様の2層式の車両用シートパッドを製作し、その伝達率を同様にして測定した。結果を第3図に示す。
[実施例2]
挿填体3をコア密度54kg/m、25%硬度30kgf/φ200mmのポリウレタンフォームで構成した。寸法は、長さ400mm、左右長さ400mm、厚さ50mmとした。その他は実施例1と同一の構成とした。この車両用シートパッドの伝達率の測定結果を第4図に示す。
[比較例2]
低通気性層4を設けなかったこと以外は実施例2と同様の2層式の車両用シートパッドを製作し、その伝達率を同様にして測定した。結果を第4図に示す。
[考察]
単層式の車両用シートパッドを低通気性層なしに単に2層式の車両用シートパッドに変更しただけでは、伝達率が増大してしまう。
これに対し、第3図の実施例1と比較例1との対比及び第4図の実施例2と比較例2との対比から明らかな通り、低通気性層4を設けることにより伝達率が低下する。
実施の形態に係る車両用シートパッドの断面図である。 低通気性層付き挿填体の斜視図である。 伝達率の測定結果を示すグラフである。 伝達率の測定結果を示すグラフである。
符号の説明
1 車両用シートパッド
2 パッド本体
2a 凹所
3 挿填体
4 低通気性層

Claims (7)

  1. 底面部に上方へ向って凹陥する凹所が設けられたパッド本体と、
    該凹所に挿填された挿填体とを備えてなる車両用シートパッドにおいて、
    該挿填体の少なくとも上面及び底面に低通気性層が設けられていることを特徴とする車両用シートパッド。
  2. 請求項1において、さらに前記挿填体の1対の側面に前記低通気性層が設けられていることを特徴とする車両用シートパッド。
  3. 請求項2において、前記低通気性層は挿填体の上面、1対の側面及び底面を周回する合成樹脂フィルムよりなることを特徴とする車両用シートパッド。
  4. 請求項3において、前記合成樹脂フィルムは熱収縮性合成樹脂フィルムであり、熱収縮によって挿填体に密着していることを特徴とする車両用シートパッド。
  5. 請求項1ないし4のいずれか1項において、前記パッド本体及び挿填体はポリウレタンフォームよりなることを特徴とする車両用シートパッド。
  6. 請求項1ないし5のいずれか1項おいて、前記凹所及び挿填体の前後方向の長さが150〜500mmであり、左右方向の幅が150〜400mmであり凹所の深さ及び挿填体の厚さが該挿填体を設けた箇所におけるシートパッドの厚さの30〜90%であることを特徴とする車両用シートパッド。
  7. 請求項1ないし6のいずれか1項において、前記低通気性層は前記上面及び底面の全面のそれぞれ80%以上を覆っていることを特徴とする車両用シートパッド。
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