JP2009125082A - 電動歯ブラシ - Google Patents

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Abstract

【課題】安定した防水性を有しつつ、振動エネルギーの損失を抑制し、かつ使用者が手で握る部分の振動の抑制を図った電動歯ブラシを提供する。
【解決手段】振動伝達部品30は、ケース10の内壁面に複数個所で点接触あるいは線接触することにより、ケース10に対して位置決めされると共に、振動伝達部品30は、硬質材からなる振動伝達部品本体31と、振動伝達部品本体31の外周側に一体的に固定されて、点接触あるいは線接触する接触部を複数有する第2弾性部材32と、ケース10における開口部の開口端縁と振動伝達部品本体31との間の環状隙間の位置に配置されるように、かつ自然状態ではこの開口端縁との間に隙間が形成されるように、振動伝達部品本体31の外周に嵌め込まれる第3弾性部材33と、を備え、第1弾性部材50は、振動伝達部品本体31とケース10に対してそれぞれ密着することを特徴とする。
【選択図】図3

Description

本発明は、電動歯ブラシに関するものである。
従来、内部に振動源を設け、振動源からの振動をブラシ部に伝えるように構成された電動歯ブラシが知られている。このような電動歯ブラシにおいては、歯磨きの効果を発揮させ、かつ使用者自身が歯を磨いているという実感が十分得られるようにするために、ブラシ部を十分に振動させる必要がある。一方、歯磨き時に使用者が手で握る部分の振動が大き過ぎると、使用者が不快に感じる場合もあるため、当該部分はあまり振動しないほうが望ましい。
そこで、ブラシ部については十分に振動させて、使用者が手で握る部分についてはあまり振動しないようにさせるために、先端にブラシ部が設けられている部品の反対側の端部の辺りに振動を吸収する防振部材を設けることも考えられる。しかしながら、防振部材により振動を吸収させることは、振動源で発生した振動エネルギーの一部が失われることになるため、エネルギー効率上は望ましいことではない。
このように、ブラシ部を十分に振動させつつ、使用者が手で握る部分の振動を抑制させ、かつ振動エネルギーの損失を抑制することは技術的な困難性を伴うものである。
そこで、本願の出願人は、ブラシ部に振動を伝達する振動伝達部品を、できる限り自由に振動させる技術について既に提案している(特願2007−47831号(本願出願時において未公開))。この技術は、振動エネルギーを吸収することによって、使用者が手で握る部分であるケースに対して振動が伝わらないようにするのではなく、振動伝達部品を、ケースに拘束されることなく出来る限り自由に振動させることでケースに振動が伝わり難くするという発想に基づくものである。
しかしながら、この技術においても、振動伝達部品の振動を、より一層、ケースに対して伝わらないようにすることが望まれる。一方、ケースと振動伝達部品との間の隙間から水などが浸入してしまわないように、防水性も要求される。
なお、関連する公知技術としては、特許文献1〜3に開示されたものがある。
特開平8−126786号公報 特開昭62−295610号公報 特開平8−117258号公報
本発明の目的は、安定した防水性を有しつつ、振動エネルギーの損失を抑制し、かつ使用者が手で握る部分の振動の抑制を図った電動歯ブラシを提供することにある。
本発明は、上記課題を解決するために以下の手段を採用した。
すなわち、本発明の電動歯ブラシは、
先端に開口部を有し、その内部に駆動源が配置され、かつ歯磨き時に使用者が手で握る(手指で挟むように持つ場合も含む)部分となるケースと、
該ケースの内部から前記開口部を介してケース外部に突出するように設けられ、ブラシ部に振動を伝達する振動伝達部品と、
前記ケースと振動伝達部品との間の隙間を封止する第1弾性部材と、を備える電動歯ブラシにおいて、
前記振動伝達部品は、前記ケースの内壁面に複数個所で点接触あるいは線接触することにより、該ケースに対して位置決めされると共に、
該振動伝達部品は、
硬質材からなる振動伝達部品本体と、
該振動伝達部品本体の外周側に一体的に固定されて、前記点接触あるいは線接触する接触部を複数有する第2弾性部材と、
前記開口部の開口端縁と前記振動伝達部品本体との間の環状隙間の位置に配置されるように、かつ自然状態(電動歯ブラシを使用していない状態や、使用していても歯ブラシのブラシ部にかかる力が弱い状態)では前記開口端縁との間に隙間が形成されるように、前記振動伝達部品本体の外周に嵌め込まれる第3弾性部材と、
を備え、
第1弾性部材は、振動伝達部品本体とケースに対してそれぞれ密着することを特徴とすることを特徴とする。
ここで、部材同士を点接触あるいは線接触させる場合において、完全な点や線で接触させることは物理的に不可能であり、現実的には微小な面積の面で接触する。従って、本発明における「点接触」及び「線接触」には、いずれも微小面積の面接触も含まれる。
本発明によれば、振動伝達部品は、ケースの内壁面に複数個所で点接触あるいは線接触することにより、ケースに対して位置決めされる構成である。そのため、振動伝達部品の動きは、ケースによって、あまり制限されない。従って、振動伝達部品を、ケースにあまり拘束されることなく自由に振動させることができる。これに伴い、振動エネルギーの損失を抑制することができる。
また、振動伝達部品はケースの内壁面に対しては、複数個所で点接触あるいは線接触しているだけなので、振動伝達部品の振動がケースに伝わることを抑制できる。そして、この点接触あるいは線接触している部分は弾性部材(第2弾性部材)であることから、効果的に振動の伝達を抑制できる。また、ケースと振動伝達部品との間の隙間を封止する第1弾性部材によっても、振動伝達部品からケースへの振動の伝達を抑制する効果がある。更に、本発明によれば、ケースの開口部の開口端縁と振動伝達部品本体の間には、第3弾性部材が配置されている。従って、何らかの影響で、振動伝達部品が大きく傾いた状態で使用された場合(例えば、歯磨き時にブラシ部を歯に強く押し当てた場合)でも、第3弾性部材がケースに接触する。従って、このように使用された場合でも、第3弾性部材が振動を吸収する機能を発揮するため、振動伝達部品からケースへの振動の伝達を抑制できる。このように、本発明によれば、歯磨き時に使用者が手で握る部分となるケースが振動してしまうことを抑制できる。
また、第1弾性部材は、硬質材からなる振動伝達部品本体とケースに対してそれぞれ密着して、ケースと振動伝達部品との間の隙間を封止するので、安定した防水性が保たれる。
ここで、第1弾性部材と第2弾性部材と第3弾性部材は、いずれも異なる材料で構成されると共に、これらの中では、第2弾性部材が最も弾性率が高く、第1弾性部材が最も弾性率が低いとよい。
すなわち、第1弾性部材,第2弾性部材及び第3弾性部材は、いずれも振動伝達部品か
らケースへの振動の伝達を抑制する機能を発揮する。しかし、第1弾性部材は、本来、ケースと振動伝達部品との間の隙間を封止する役割を担っている。従って、第1弾性部材は弾性率がある程度低くなければならない。また、第2弾性部材は、ケースに対して振動伝達部品を位置決めする役割を担っている。従って、第2弾性部材は弾性率がある程度高くなければならない。第3弾性部材は、基本的には、振動の伝達を抑制する機能が備わっていれば良い。このように、第1弾性部材,第2弾性部材及び第3弾性部材は求められる機能が異なることから、各々に適した弾性率となるように、それぞれ異なる材料で構成されている。また、各弾性部材は、それぞれ異なる材料で構成され、各固有振動数が異なるため、複数の周波数の振動に対して効果的に振動を吸収することができる。
また、第1弾性部材は第3弾性部材の外周に嵌め込まれているとよい。
こうすれば、振動伝達部品からケースへの振動の伝達は、第3弾性部材と第1弾性部材を経ることになるので、振動の伝達を効果的に抑制することができる。
なお、上記各構成は、可能な限り組み合わせて採用し得る。
以上説明したように、本発明によれば、安定した防水性を有しつつ、振動エネルギーの損失を抑制し、かつ使用者が手で握る部分の振動の抑制を図ることができる。
以下に図面を参照して、この発明を実施するための最良の形態を、実施例に基づいて例示的に詳しく説明する。ただし、この実施例に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置などは、特に特定的な記載がない限りは、この発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
(実施例1)
図1〜図4を参照して、本発明の実施例1に係る電動歯ブラシについて説明する。図1は本発明の実施例1に係る電動歯ブラシの斜視図である。図2は本発明の実施例1に係る電動歯ブラシの模式的断面図である。図3は図2のうちの一部(図中囲みV部)拡大図である。図4は本発明の実施例1に係る電動歯ブラシの主要部材の配置関係図である。
<電動歯ブラシ>
まず、電動歯ブラシ全体の構成等について説明する。本実施例に係る電動歯ブラシ100は、先端に開口部を有するケース10と、ブラシ部21を有するブラシ部品20と、ブラシ部品20のブラシ部21に振動を伝達するための振動伝達部品30とを備えている。
ケース10は、硬質の樹脂材料からなる略円筒形状のケース本体11と、ケース本体11の先端側に嵌め込まれるカバー12と、ケース本体11の外周に一体成形されるグリップ13と、ケース本体11の後端側の開口部を塞ぐキャップ14とを備えている。ケース本体11の先端には内向きフランジ部11aが設けられており、カバー12の先端にも内向きフランジ部12aが設けられている。このように構成されるケース10は、駆動源を含む各種部品をその内部に収容すると共に、歯磨き時には、使用者が手で握る部分となる。
ケース10の内部には、各種部品を支持する支持体40,電池41及び駆動源となるモータ42などが配置されている。電池41及びモータ42は支持体40に支持されている。また、モータ42の軸には、偏心軸43が固定されている。さらに、支持体40の先端側には、上記の振動伝達部品30が固定されている。この振動伝達部品30は、ケース1
0の内部から、ケース10の先端の開口部を介してケース10の外部に突出するように設けられている。
偏心軸43の先端は、この振動伝達部品30の内部における先端部分に設けられた軸受31aに回転自在に軸支されている。これにより、モータ42によって、重心が中心からずれた偏心軸43を回転させることで、偏心軸43の先端付近の外壁面が軸受31aの内壁面に対して短時間に多数回の衝突を繰り返すような動作を行わせることができる。これにより、振動伝達部品30を振動させることができる。そして、振動伝達部品30の振動をブラシ部品20に伝えることでブラシ部21が振動する。このブラシ部21を歯に押し当てることで歯を磨くことができる。
なお、ブラシ部品20は、消耗部品であるため、新しいものと簡単に交換できるように、振動伝達部品30に対して着脱自在に構成されている。
<振動伝達部品>
振動伝達部品30について、更に詳しく説明する。
振動伝達部品30は、硬質の樹脂材料(例えば、ABS)からなる振動伝達部品本体31を備えている。この振動伝達部品本体31は、後端側に開口部を有する内部中空の部材である。そして、この振動伝達部品本体31の後端側が、ケース10の内部に配置された支持体40の先端に固定されている。また、この振動伝達部品本体31の内部における先端部分に、上述した軸受31aが設けられている。
そして、この振動伝達部品本体31の後端付近には、外向きフランジ部31bが設けられている。この外向きフランジ部31bと、ケース本体11の先端に設けられた内向きフランジ部11aとの間に、第1弾性部材50(例えば、ゴム状弾性体製のOリング)が圧縮された状態で配置されている。この第1弾性部材50によって、ケース10と振動伝達部品30との間の環状隙間が封止されている。ここで、第1弾性部材50は、いずれも硬質の樹脂材料からなるケース本体11と振動伝達部品本体31に密着しているため、シール性を安定的に発揮することができる。
また、振動伝達部品30は、振動伝達部品本体31の後端側において振動伝達部品本体31の外周側に一体成形される第2弾性部材32を備えている。この第2弾性部材32は、外側に向かって突出する突出部32aを備えている。本実施例では、周方向に対して等間隔に3箇所の突出部32aが設けられている。これらの突出部32aは、その先端がケース10(ケース本体11)の内壁面に点接触あるいは線接触するように構成されている。図4は、ケース10と第2弾性部材32を軸方向に見た配置関係を示している。なお、第2弾性部材32については、外周側の輪郭のみを示している。
このように、振動伝達部品30は、ケース10の内壁面に複数個所(本実施例では3箇所)で点接触あるいは線接触することにより、ケース10に対して位置決めされている。
更に、振動伝達部品30は、振動伝達部品本体31の外周に嵌め込まれる第3弾性部材33を備えている。この第3弾性部材33は、振動伝達部品本体31とは別体である(一体成形されてはいない)。また、この第3弾性部材33は、ケース10における開口部の開口端縁(ケース本体11の開口端縁11b及びカバー12の開口端縁12b)と振動伝達部品本体31との間の環状隙間の位置に配置される。そして、この第3弾性部材33は、自然状態では上記の開口端縁との間に隙間Sが形成されるように、振動伝達部品本体31の外周に嵌め込まれる。ここで、自然状態とは、電動歯ブラシを使用していない状態や、使用していても歯ブラシのブラシ部にかかる力が弱い状態を意味する。何らかの影響で、
振動伝達部品30が大きく傾いた状態で使用された場合(例えば、歯磨き時にブラシ部を歯に強く押し当てた場合)には、第3弾性部材33は、上記の開口端縁に接触し得る。
<弾性部材>
第1弾性部材50,第2弾性部材32及び第3弾性部材33について、更に詳しく説明する。
第1弾性部材50,第2弾性部材32及び第3弾性部材33はいずれも弾性体からなり、振動伝達部品30からケース10への振動の伝達を抑制する機能を発揮する。ただし、第3弾性部材33については、主として、振動伝達部品30が大きく傾いた状態で使用されて、第3弾性部材33が上記の開口端縁に接触している時に、振動の伝達を抑制する機能を発揮する。
しかし、第1弾性部材50は、上記の通り、本来、ケース10と振動伝達部品30との間の隙間を封止する役割を担っている。従って、第1弾性部材50は弾性率がある程度低くなければならない。また、第2弾性部材32は、ケース10に対して振動伝達部品30を位置決めする役割を担っている。従って、第2弾性部材32は弾性率がある程度高くなければならない。第3弾性部材33は、基本的には、振動の伝達を抑制する機能が備わっていれば良い。
このように、第1弾性部材50,第2弾性部材32及び第3弾性部材33は求められる機能がそれぞれ異なっている。そのため、本実施例においては、これらの弾性部材は、各々に適した弾性率となるように、それぞれ異なる材料で構成されている。具体的には、第2弾性部材32が最も弾性率が高く、第1弾性部材50が最も弾性率が低くなるように、それぞれ異なる材料が用いられている。
また、各弾性部材は、それぞれ異なる材料で構成され、各固有振動数が異なるため、複数の周波数の振動に対して効果的に振動を吸収することができる。より具体的には、モータ42の近くに配置された第2弾性部材32は、主として、モータ42など、ケース10の内部で発生する振動を効果的に吸収できる固有振動数を有する材料を用いるのが望ましい。また、ケース10の先端付近に配置された第3弾性部材33は、ブラシ部品20や振動伝達部品30で発生する振動を効果的に吸収できる固有振動数を有する材料を用いるのが望ましい。
<本実施例の優れた点>
本実施例に係る電動歯ブラシ100によれば、振動伝達部品30は、ケース10の内壁面に複数個所で点接触あるいは線接触することにより、ケース10に対して位置決めされる構成である。より具体的には、振動伝達部品30を構成する第2弾性部材32に設けられた複数(3箇所)の突出部32aが、ケース10を構成する硬質材からなるケース本体11の内壁面に点接触あるいは線接触することで、振動伝達部品30はケース10に対して位置決めされている。
そのため、振動伝達部品30の動きは、ケース10によって、あまり制限されない。従って、振動伝達部品30を、ケース10にあまり拘束されることなく自由に振動させることができる。これに伴い、振動エネルギーの損失を抑制することができる。従って、少ない電力で、効率良く、振動伝達部品30及び振動伝達部品30に装着されたブラシ部品20を大きく振動させることができる。
また、振動伝達部品30はケース10の内壁面に対しては、複数個所で点接触あるいは線接触しているだけなので、振動伝達部品30の振動がケース10に伝わることを抑制で
きる。そして、この点接触あるいは線接触している部分は、上記の通り弾性体である第2弾性部材32であることから、効果的に振動の伝達を抑制できる。
また、本実施例においては、第2弾性部材32だけでなく、第1弾性部材50及び第3弾性部材33によっても、振動伝達部品30からケース10への振動の伝達を抑制することができる。ただし、上記の通り、第3弾性部材33は、主として、振動伝達部品30が大きく傾いた状態で使用されて、第3弾性部材33がケース10の先端における開口部の開口端縁に接触している時に、振動の伝達を抑制する機能を発揮する。なお、これらの弾性部材は、ケース10の内部(特に、駆動源であるモータ42)で発生する振動を抑制する機能も発揮することは言うまでもない。
このように、ケース10への振動の伝達が抑制されることで、歯磨き時に使用者が手で握る部分となるケース10が振動してしまうことを抑制できる。従って、歯磨き時に使用者が不快に感じてしまうことを抑制できる。
また、第1弾性部材50,第2弾性部材32及び第3弾性部材33は、それぞれ固有振動数が異なる材料のものが用いられていることから、複数の周波数の振動に対して効果的に振動を吸収することができる。
また、第1弾性部材50は、いずれも硬質の樹脂材料からなるケース本体11と振動伝達部品本体31に密着しているため、安定的なシール性を発揮することができる。
以上のように、本実施例に係る電動歯ブラシ100によれば、安定した防水性を有しつつ、振動エネルギーの損失を抑制し、かつ使用者が手で握る部分となるケース10の振動の抑制を図ることができる。
(実施例2)
図5及び図6には、本発明の実施例2が示されている。本実施例においては、第1弾性部材と第3弾性部材の配置関係が、上記実施例1とは異なる場合の例を示す。その他の構成および作用については実施例1と同一なので、同一の構成部分については同一の符号を付して、その説明は省略する。図5は本発明の実施例2に係る電動歯ブラシの模式的断面図である。図6は図5のうちの一部(図中囲みV部)拡大図である。
本実施例に係る電動歯ブラシ100Xにおいては、振動伝達部品30Xを構成する第3弾性部材33Xが、上記実施例1の場合に比べて、後端側に入り込むように構成されている。これにより、第1弾性部材50が第3弾性部材33Xの外周に嵌め込まれるように構成されている。
ただし、第1弾性部材50が、いずれも硬質の樹脂材料からなるケース本体11と振動伝達部品本体31に密着することでシール性を発揮する点、及び、自然状態では、第3弾性部材33Xとケース10における開口部の開口端縁(ケース本体11の開口端縁11b
及びカバー12の開口端縁12b)との間に隙間Sが形成される点については、上記実施
例1の場合と同様である。
本実施例によれば、上記実施例1の場合と同様の効果が得られることに加えて、自然状態においても、振動伝達部品30Xからケース10への振動の伝達は、第3弾性部材33Xと第1弾性部材50を経ることになるので、振動の伝達をより一層抑制することができる。
図1は本発明の実施例1に係る電動歯ブラシの斜視図である。 図2は本発明の実施例1に係る電動歯ブラシの模式的断面図である。 図3は図2のうちの一部拡大図である。 図4は本発明の実施例1に係る電動歯ブラシの主要部材の配置関係図である。 図5は本発明の実施例2に係る電動歯ブラシの模式的断面図である。 図6は図5のうちの一部(図中囲みV部)拡大図である。
符号の説明
10 ケース
11 ケース本体
11a 内向きフランジ部
11b 開口端縁
12 カバー
12a 内向きフランジ部
12b 開口端縁
13 グリップ
14 キャップ
20 ブラシ部品
21 ブラシ部
30,30X 振動伝達部品
31 振動伝達部品本体
31a 軸受
31b 外向きフランジ部
32 第2弾性部材
32a 突出部
33,33X 第3弾性部材
40 支持体
41 電池
42 モータ
43 偏心軸
50 第1弾性部材
100,100X 電動歯ブラシ
S 隙間

Claims (3)

  1. 先端に開口部を有し、その内部に駆動源が配置され、かつ歯磨き時に使用者が手で握る部分となるケースと、
    該ケースの内部から前記開口部を介してケース外部に突出するように設けられ、ブラシ部に振動を伝達する振動伝達部品と、
    前記ケースと振動伝達部品との間の隙間を封止する第1弾性部材と、を備える電動歯ブラシにおいて、
    前記振動伝達部品は、前記ケースの内壁面に複数個所で点接触あるいは線接触することにより、該ケースに対して位置決めされると共に、
    該振動伝達部品は、
    硬質材からなる振動伝達部品本体と、
    該振動伝達部品本体の外周側に一体的に固定されて、前記点接触あるいは線接触する接触部を複数有する第2弾性部材と、
    前記開口部の開口端縁と前記振動伝達部品本体との間の環状隙間の位置に配置されるように、かつ自然状態では前記開口端縁との間に隙間が形成されるように、前記振動伝達部品本体の外周に嵌め込まれる第3弾性部材と、
    を備え、
    第1弾性部材は、振動伝達部品本体とケースに対してそれぞれ密着することを特徴とする電動歯ブラシ。
  2. 第1弾性部材と第2弾性部材と第3弾性部材は、いずれも異なる材料で構成されると共に、これらの中では、第2弾性部材が最も弾性率が高く、第1弾性部材が最も弾性率が低いことを特徴とする請求項1に記載の電動歯ブラシ。
  3. 第1弾性部材は第3弾性部材の外周に嵌め込まれていることを特徴とする請求項1または2に記載の電動歯ブラシ。
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