JP2009124663A - ディジタル受信装置 - Google Patents

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    • H04B1/123Neutralising, balancing, or compensation arrangements using adaptive balancing or compensation means

Abstract

【課題】パルス性の妨害波が混入された場合であっても、所望信号の検出判定を正しく行うことができ、適応フィルタによる所望信号の誤学習を好適に防止することができるディジタル受信装置を提供する。
【解決手段】検出部は、相関信号X(t)を平滑化して平滑化信号A1(t)を生成する平滑フィルタ19aを有し、該平滑化信号のレベルが参照レベルよりも大きいときに、所望信号の検出判定を行う。フィルタ制御部は、所望信号の検出判定があるときに適応ノイズ除去部を適応モードから非適応モードに切り替え、所望信号の検出判定がないときに適応ノイズ除去部を非適応モードから適応モードに切り替える。平滑フィルタ19aは、平滑化信号A1(t)の変動幅を制限するリミッタ24と、所望信号の検出判定後の経過時間が長くなるに従い、リミッタ24により制限される平滑化信号A1(t)の変動幅が小さくなるように調整するセレクタ21とを有する。
【選択図】図2

Description

本発明は、ディジタル受信装置に関するものである。
従来、ディジタル受信装置としては、例えば特許文献1に記載されたものが知られている。図5は、特許文献1のディジタル受信装置70を一般化して示すブロック図である。同図に示されるように、このディジタル受信装置70は、周囲雑音として相関性のあるノイズ信号Nが混入する所望信号Sを、一方のアンテナ71で受信する。そして、ディジタル受信装置70は、受信した信号を高周波処理部72において所望の周波数帯域にダウンコンバートし、更にA/D変換部73においてA/D変換することで対応するディジタル信号(S”+N”)を生成して、ノイズ除去部74へと出力する。
また、ディジタル受信装置70は、ノイズ信号Nを他方のアンテナ75で受信する。そして、ディジタル受信装置70は、受信した信号を参照ノイズ信号出力部76の高周波処理部77において所望の周波数帯域にダウンコンバートし、更にA/D変換部78においてA/D変換することでノイズ信号Nと相関性のある参照ノイズ信号Nrを生成して、ノイズ除去部74へと出力する。
ノイズ除去部74は、参照ノイズ信号Nrをもとに適応フィルタ部79を介してノイズキャンセル信号ANを生成し、これとアンテナ71側からの入力信号(S”+N”)とを加算器80で加えることでノイズ信号Nを除去する。なお、適応フィルタ部79のフィルタ係数は、フィルタ係数更新部81によりノイズ信号N(N”)が最も低減されるように逐次更新されている。
特開2001−4736号公報(第4図) 特開2005−45314号公報(第1図)
ところで、特許文献1のディジタル受信装置70では、ノイズ信号Nを受信するためにアンテナ75及び参照ノイズ信号出力部76(高周波処理部77、A/D変換部78)が必要になるため、回路規模の増大を余儀なくされる。また、アンテナ75側に所望信号Sを入力させないための工夫が必要となる。これは、仮にアンテナ75側に所望信号Sが入力されると、適応フィルタ部79において所望信号Sもノイズキャンセル信号ANとして生成されることになり、所望信号Sが除去されてしまう場合があるためである。
そこで、例えば特許文献2では、所望信号の受信待機状態においてフィルタ係数を逐次更新しつつ周囲雑音を除去する適応モード及び所望信号の受信状態においてフィルタ係数の更新を停止する非適応モードの2つのモードを有する適応フィルタ(17)と、該適応フィルタの適応モード及び非適応モードを切り替え制御するフィルタ制御手段(18c)とを備えたディジタル受信装置が提案されている。この適応フィルタは、所望信号の受信待機状態において、周囲雑音の変化に伴いフィルタ係数が変化する適応フィルタ部(17a,17b)と、該周囲雑音を最も低減するように該適応フィルタ部のフィルタ係数を逐次更新するフィルタ係数更新部(17c,17d)とを有する。そして、所望信号の受信待機状態において、検出手段(18b)により所望信号の検出判定がなされると、フィルタ制御手段は、適応フィルタを適応モードから非適応モードへと切り替えて、フィルタ係数の更新を停止する。
この場合、所望信号の受信待機状態では、適応フィルタは、その適応モードに対応してフィルタ係数を逐次更新しつつ周囲雑音を除去する。一方、所望信号の受信状態では、適応フィルタは、その非適応モードに対応してフィルタ係数の更新を停止する。すなわち、非適応モードでは、適応フィルタは、適応モードにおいて周囲雑音を除去すべく更新したフィルタ係数を利用して周囲雑音を除去する。従って、所望信号の受信状態では、周囲雑音及び所望信号が相関性を有していても適応フィルタによって周囲雑音のみが除去され、所望信号が好適に受信される。また、周囲雑音及び所望信号が相関性を有するとしても、フィルタ制御手段により適応モード及び非適応モードを切り替え制御することでこれらの選択的な受信が可能であり、例えばこれら周囲雑音及び所望信号を個別に受信しうる回路構成を採用する場合に比べて回路規模の縮小が可能である。
しかしながら、このディジタル受信装置では、所望信号の受信状態において、パルス性の妨害波が混入された場合、適応フィルタの相関出力(誤差信号e2)は、パルス性の妨害波を含む状態で検出手段に入力される。この際、検出手段では、所望信号の受信状態であってもその検出判定が正しくなされず、信号なしと誤判定されることがある。この場合、適応フィルタの制御(適応モード及び非適応モードの切り替え制御)が正確に行われていないことから、適応フィルタが所望信号を周囲雑音として誤学習してしまい、ひいては所望信号を正しく復調できなくなる可能性がある。
本発明の目的は、パルス性の妨害波が混入された場合であっても、所望信号の検出判定を正しく行うことができ、適応フィルタによる所望信号の誤学習を好適に防止することができるディジタル受信装置を提供することにある。
上記問題点を解決するために、請求項1に記載の発明は、フィルタ係数を逐次更新しつつ該フィルタ係数を利用して受信信号から相関性のある周囲雑音を除去する適応モード及び前記フィルタ係数の更新を停止し前記適応モードにおいて更新した前記フィルタ係数を利用して受信信号から相関性のある周囲雑音を除去する非適応モードを有する適応フィルタと、前記適応フィルタにより周囲雑音を除去した受信信号に基づき、自己相関信号を生成する信号処理手段と、前記自己相関信号を平滑化して平滑化信号を生成する平滑フィルタを有し、該平滑化信号のレベルが参照レベルよりも大きいときに、所望信号の検出判定を行う検出手段と、前記所望信号の検出判定があるときに前記適応フィルタを前記適応モードから前記非適応モードに切り替え、前記所望信号の検出判定がないときに前記適応フィルタを前記非適応モードから前記適応モードに切り替えるフィルタ制御手段とを備えるディジタル受信装置において、前記平滑フィルタは、前記平滑化信号の変動幅を制限する制限手段と、前記所望信号の検出判定後の経過時間が長くなるに従い、前記制限手段により制限される前記平滑化信号の変動幅が小さくなるように調整する調整手段とを有することを要旨とする。
同構成によれば、前記所望信号の受信状態(所望信号の検出判定後)において、前記平滑フィルタが混入したパルス性の妨害波に反応して前記平滑化信号のレベルが参照レベルを下回ろうとしても、前記制限手段によりその変動幅が制限されることで、前記検出手段による前記所望信号の検出判定が誤って覆ることを抑制することができる。このため、前記フィルタ制御手段により前記適応フィルタが前記非適応モードから前記適応モードへと誤って切り替えられ、前記適応フィルタにおいて前記所望信号が相関性のある周囲雑音として誤学習されることを抑制することができる。また、前記制限手段により制限される前記平滑化信号の変動幅は、前記調整手段により、前記所望信号の検出判定後の経過時間が長くなるに従い小さくなるように調整されることで、即ち前記所望信号の検出判定直後は大きくなるように調整されることで、該所望信号の受信開始に伴う前記平滑化信号の立ち上がりが徒に抑えられることを抑制することができ、前記所望信号の検出判定を速やかに行うことができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のディジタル受信装置において、前記調整手段は、前記制限手段により制限される前記平滑化信号の変動幅を複数段階で段階的に調整することを要旨とする。
同構成によれば、前記調整手段は、前記制限手段により制限される前記平滑化信号の変動幅を複数段階で段階的に調整することで、例えば演算周期ごとに逐一調整する場合に比べて演算負荷を軽減することができる。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載のディジタル受信装置において、前記調整手段は、前記検出手段により前記所望信号の検出判定がなされた直後の初期段階では、前記制限手段による前記平滑化信号の変動幅の制限がされないように調整することを要旨とする。
同構成によれば、前記調整手段は、前記検出手段により前記所望信号の検出判定がなされた直後の初期段階では、前記制限手段による前記平滑化信号の変動幅の制限がされないように調整することで、前記所望信号の受信開始に伴う前記平滑化信号の立ち上がりを初期段階ではそのまま許容することができ、前記所望信号の検出判定の信頼性がある程度得られるまでの間に徒に前記平滑化信号の変動幅が制限されることを防止することができる。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3のいずれか一項に記載のディジタル受信装置において、前記検出手段は、前記平滑フィルタよりも遅い収束速度で前記自己相関信号を平滑化して緩側平滑化信号を生成する緩側平滑フィルタを有し、前記参照レベルは、前記緩側平滑化信号のレベルであることを要旨とする。
同構成によれば、前記所望信号の検出判定に係る前記参照レベルは、前記緩側平滑フィルタにより平滑化された前記自己相関信号(緩側平滑化信号)の動的なレベルであることで、周囲雑音等の現状に即して前記所望信号の検出判定を好適に行うことができる。
本発明では、パルス性の妨害波が混入された場合であっても、所望信号の検出判定を正しく行うことができ、適応フィルタによる所望信号の誤学習を好適に防止することができるディジタル受信装置を提供することができる。
以下、本発明を具体化した一実施形態を図面に従って説明する。
図1は、FSK(Frequency Shift Keying)ディジタル受信装置10を示すシステムブロック図である。このFSKディジタル受信装置10は、例えば利用者が所有する送信機からの信号(以下、「所望信号」という)を受信するためのものである。従って、FSKディジタル受信装置10の動作モードには、所望信号を受信する受信状態と、該所望信号の受信待機状態とがある。
図1に示されるように、FSKディジタル受信装置10は、アンテナ11と、第1周波数変換部12と、A/D変換部13と、第2周波数変換部14と、周波数帯域制限部15と、適応ノイズ除去部16と、信号処理部17と、復調部18と、検出部19と、フィルタ制御部20とを備えて構成されている。
アンテナ11は、基本的に所望信号を入力するために構成されているが、受信状態ではこれに併せて周囲雑音が入力され、受信待機状態では周囲雑音が入力されることになる。
第1周波数変換部12は、アンテナ11からの入力信号を周波数変換して中間周波数信号を生成し、これをA/D変換部13に出力する。A/D変換部13は、第1周波数変換部12からの信号をA/D変換して、離散化ディジタル信号を生成する。そして、A/D変換部13は、この離散化ディジタル信号を第2周波数変換部14に出力する。
第2周波数変換部14は、A/D変換部13からの信号を周波数変換してベースバンド信号を生成し、これを周波数帯域制限部15に出力する。周波数帯域制限部15は、第2周波数変換部14からの信号の帯域制限を行って帯域制限信号を生成し、これを受信信号X1として適応ノイズ除去部16に出力する。この受信信号X1には、少なくとも周囲雑音がノイズ信号として含まれている。
適応ノイズ除去部16は、周波数帯域制限部15からの受信信号X1に混入する周囲雑音のうち相関性のある雑音を低減させるための適応フィルタとして構成されている。この適応ノイズ除去部16は、受信信号X1の変化に伴いフィルタ係数が変化可能な適応フィルタ部16aと、所望信号の受信待機状態において受信信号X1から相関性のある雑音を除去するように適応フィルタ部16aのフィルタ係数を逐次更新するフィルタ係数更新部16bとを有している。
この適応ノイズ除去部16は、周波数帯域制限部15からの受信信号X1と、該受信信号X1を遅延部16cを介して適応フィルタ部16aに出力することで生成した信号とを誤差演算部16dに出力することで、該誤差演算部16dにおいて、これら信号の誤差信号を妨害波除去後信号e1として抽出する。また、所望信号の受信待機状態では、適応ノイズ除去部16は、この妨害波除去後信号e1を受信信号X1とともにフィルタ係数更新部16bに出力することで、適応フィルタ部16aの特性を最適化する(適応モード)。そして、適応ノイズ除去部16は、受信信号X1から現状に即した相関性のある雑音を除去した安定妨害波除去後の抽出信号(妨害波除去後信号e1)を信号処理部17に出力する。
信号処理部17は、適応ノイズ除去部16の誤差演算部16dからの信号(妨害波除去後信号e1)を入力してその自己相関を算出し、自己相関信号としての相関信号X(t)として前記復調部18及び検出部19にそれぞれ出力する。
復調部18は、信号処理部17からの相関信号X(t)に基づき、所望信号を復調する。そして、復調部18は、この復調信号をフィルタ制御部20及び図示しない外部回路へと出力する。
検出部19は、信号処理部17からの相関信号X(t)を平滑化して平滑化信号A1(t)を生成する第1平滑フィルタ19aと、該第1平滑フィルタ19aよりも遅い収束速度で前記相関信号X(t)を平滑化して緩側平滑化信号としての平滑化信号A2(t)を生成する第2平滑フィルタ19bと、これら平滑化信号A1(t),A2(t)のレベルを大小比較するとともに、平滑化信号A1(t)のレベルの方が平滑化信号A2(t)のレベル(参照レベル)よりも大きいときに「所望信号の検出判定」を表す検出信号を出力する比較器19cとを有する。検出部19は、この検出信号をフィルタ制御部20及び図示しない外部回路へと出力する。
ここで、フィルタ制御部20が「所望信号の検出判定」を表す検出信号を受けると、該フィルタ制御部20によりフィルタ係数更新部16bでのフィルタ係数の更新が停止されるようになっている(非適応モード)。このとき、適応ノイズ除去部16の適応フィルタ部16aでは、所望信号の検出判定直前の最後のフィルタ係数が保持される。従って、所望信号の受信状態では、適応ノイズ除去部16は、基本的に受信信号X1から受信待機状態に対応する相関性のある雑音を除去した安定妨害波除去後の抽出信号(妨害波除去後信号e1)を信号処理部17に出力する。
なお、前記フィルタ制御部20は、所望信号の検出判定がなくなると、適応ノイズ除去部16を非適応モードから適応モードに切り替える。また、前記フィルタ制御部20は、復調部18からの復調信号を受けて、受信中の信号が所望信号であるかを併せて判断しており、該信号が所望信号でないときにも、適応ノイズ除去部16を非適応モードから適応モードに切り替える。
つまり、適応ノイズ除去部16は、所望信号の検出判定がなくなるか、あるいは受信中の信号が所望信号でないときに、前記フィルタ制御部20により適応モードに切り替えられる。このとき、適応ノイズ除去部16では、フィルタ係数の更新が再開される。換言すれば、非適応モードにある適応ノイズ除去部16は、所望信号の検出判定がなくなるか、あるいは受信中の信号が所望信号でないと判断されるまで当該モードに保持される。
次に、本実施形態の第1平滑フィルタ19aについて説明する。
図2は、第1平滑フィルタ19aの電気的構成を示すブロック図である。同図に示されるように、この第1平滑フィルタ19aは、セレクタ21と、カウンタ22と、減算器23と、リミッタ24と、乗算器25と、加算器26と、変換器27とを有して構成される。
セレクタ21は、所望信号の検出判定時を起点にカウンタ22が計時する時刻tに応じてその出力する最大値A1maxを選択する。具体的には、時刻tが所定時刻1Tchip未満のときには、セレクタ21は、「∞」となる最大値A1maxを出力する。この所定時刻1Tchipは、例えば1ビットの信号出力を完了する時刻に基づき設定されている。また、時刻tが所定時刻1Flame(>1Tchip)未満のときには、セレクタ21は、所定値N1となる最大値A1maxを出力する。この所定時刻1Flameは、例えば1フレームの信号出力を完了する時刻に基づき設定されている。さらに、時刻tが所定時刻1Flame以上のときには、セレクタ21は、所定値N2(<N1)となる最大値A1maxを出力する。つまり、セレクタ21により選択・出力される最大値A1maxは、所望信号の検出判定後の経過時間が長くなるに従い、小さくなるように3段階で段階的に調整される。
一方、減算器23は、相関信号X(t)と、変換器27により1サンプル分遅らされてなる前回の平滑化信号A1(t−1)とを入力して、これらの差信号{X(t)−A1(t−1)}を出力する。
リミッタ24は、セレクタ21からの最大値A1maxと、減算器23からの差信号{X(t)−A1(t−1)}とを入力して、これらのうち小さい方の信号min{X(t)−A1(t−1),A1max}を出力する。なお、時刻tが所定時刻1Tchip未満のときには、リミッタ24は、比較対照である最大値A1maxが「∞」であることに対応して、差信号{X(t)−A1(t−1)}をそのまま出力する。
乗算器25は、リミッタ24からの信号に平滑化係数μ1を乗じて加算器26に出力するとともに、該加算器26は、これに前回の平滑化信号A1(t−1)を加算して今回の平滑化信号A1(t)を生成し前記比較器19cへと出力する。なお、今回の平滑化信号A1(t)は、変換器27に入力されて前回の平滑化信号A1(t−1)として出力される。
下式(1)は、第1平滑フィルタ19aの出力する上述の平滑化信号A1(t)を表すものである。同式から明らかなように、時刻tが所定時刻1Tchip以上のとき、第1平滑フィルタ19aでは、リミッタ24での最小値処理により、平滑化信号A1(t)の変動幅(X(t)−A1(t−1))がA1maxを上限として制限されている。この最大値A1maxは、混入したパルス性の妨害波に基づく平滑化信号A1(t)のレベルの急変を抑える好適な値に設定されている。
A1(t)=A1(t−1)
+μ1・min{X(t)−A1(t−1),A1max}…(1)
A1max=∞ (t<1Tchip)
=N1(1Tchip≦t<1Flame)
=N2(t≧1Flame、N2<N1)
また、下式(2)は、第2平滑フィルタ19bの出力する平滑化信号A2(t)を表すものである。
A2(t)=A2(t−1)+μ2・{X(t)−A2(t−1)} …(2)
(μ2<μ1)
図4は、所望信号の受信状態における平滑化信号A1(t),A2(t)の推移を示すタイムチャートである。同図に示されるように、所望信号の受信時など妨害波除去後信号e1(相関信号X(t))が著しく変化すると、平滑化信号A1(t)は、速い収束速度を有する第1平滑フィルタ19aに対応して所望信号の受信後に速やかに立ち上がる。一方、平滑化信号A2(t)は、遅い収束速度を有する第2平滑フィルタ19bに対応して所望信号の受信後に緩やかに立ち上がる。従って、所望信号を受信すると、平滑化信号A1(t)のレベルが、平滑化信号A2(t)のレベル(参照レベル)よりも大きくなることで、比較器19cにおいて「所望信号の検出判定」を表す検出信号が出力される。
また、所望信号の受信状態において、第1平滑フィルタ19aが混入したパルス性の妨害波に反応して平滑化信号A1(t)のレベルが平滑化信号A2(t)のレベルを下回ろうとしても、前述の態様でその変動幅が制限されることで、「所望信号の検出判定」が誤って覆ることが抑制される。
次に、本実施形態の信号処理態様について図3の概略ブロック図に従い総括的に説明する。同図に示されるように、前記アンテナ11を通じたFSKディジタル受信装置10への入力信号は、第1周波数変換部12により中間周波数信号として出力される。この中間周波数信号は、A/D変換部13により離散化ディジタル信号として出力される。そして、この離散化ディジタル信号は、第2周波数変換部14によりベースバンド信号として出力される。このベースバンド信号は、周波数帯域制限部15により帯域制限信号(受信信号X1)として出力される。そして、帯域制限信号は、妨害波を除去する適応ノイズ除去部16により妨害波除去後信号(e1)として抽出される。
次に、この妨害波除去後信号は、その自己相関を算出する信号処理部17により相関信号(X(t))として出力される。相関信号は、該相関信号から所望信号を復調する復調部18により復調信号として出力される。また、相関信号は、該相関信号から所望信号の検出判定を行う検出部19により検出信号として出力される。この検出部19では、パルス性の妨害波が混入された場合であっても、「所望信号の検出判定」が誤って覆ることが抑制されていることは既述のとおりである。これら復調信号及び検出信号は、フィルタ制御部20に出力されることで、該フィルタ制御部20によりフィルタ制御信号が生成されこれが適応ノイズ除去部16に出力されて、該適応ノイズ除去部16(適応フィルタ部16a)を安定的に制御する。
以上詳述したように、本実施形態によれば、以下に示す効果が得られるようになる。
(1)本実施形態では、所望信号の受信状態(所望信号の検出判定後)において、第1平滑フィルタ19aが混入したパルス性の妨害波に反応して前記平滑化信号A1(t)のレベルが参照レベル(平滑化信号A2(t)のレベル)を下回ろうとしても、リミッタ24によりその変動幅が制限されることで、検出部19(比較器19c)による所望信号の検出判定が誤って覆ることを抑制することができる。このため、フィルタ制御部20により適応ノイズ除去部16が非適応モードから適応モードへと誤って切り替えられ、前記適応ノイズ除去部16において所望信号が相関性のある周囲雑音として誤学習されることを抑制することができる。そして、復調部18において、相関信号X(t)に基づき所望信号をより正確に復調することができる。
また、リミッタ24により制限される前記平滑化信号A1(t)の変動幅は、セレクタ21により、所望信号の検出判定後の経過時間が長くなるに従い小さくなるように調整されることで、即ち所望信号の検出判定直後は最も大きくなるように調整されることで、該所望信号の受信開始に伴う平滑化信号A1(t)の立ち上がりが徒に抑えられることを抑制することができ、前記所望信号の検出判定を速やかに行うことができる。
(2)本実施形態では、セレクタ21は、リミッタ24により制限される前記平滑化信号A1(t)の変動幅を複数段階で段階的に調整することで、例えば演算周期ごとに逐一調整する場合に比べて演算負荷を軽減することができる。
(3)本実施形態では、所望信号の検出判定がなされた直後の初期段階では、リミッタ24による平滑化信号A1(t)の変動幅の制限がされないように調整することで、所望信号の受信開始に伴う前記平滑化信号A1(t)の立ち上がりを初期段階ではそのまま許容することができ、所望信号の検出判定の信頼性がある程度得られるまでの間に徒に前記平滑化信号A1(t)の変動幅が制限されることを防止することができる。
(4)本実施形態では、前記所望信号の検出判定に係る参照レベルとして、第2平滑フィルタ19bにより平滑化された相関信号X(t)(平滑化信号A2(t))の動的なレベルを採用したことで、周囲雑音等の現状に即して所望信号の検出判定を好適に行うことができる。
(5)本実施形態では、所望信号の検出判定がなされていても、受信中の信号が所望信号でないときは、フィルタ制御部20により適応ノイズ除去部16が非適応モードから適応モードへと切り替えられる。これにより、適応ノイズ除去部16におけるフィルタ係数の更新が再開され、受信中の信号(所望信号でない信号)を周囲雑音として除去することができる。
(6)本実施形態では、非適応モードでは、適応ノイズ除去部16は、適応モードにおいて相関性のある周囲雑音を除去すべく更新したフィルタ係数を利用して周囲雑音を除去する。従って、所望信号の受信状態では、周囲雑音及び所望信号が相関性を有していても適応ノイズ除去部16によって周囲雑音のみを除去し、所望信号を好適に受信することができる。また、周囲雑音及び所望信号が相関性を有するとしても、フィルタ制御部20により適応モード及び非適応モードを切り替え制御することでこれらの選択的な受信が可能であり、例えばこれら周囲雑音及び所望信号を個別に受信しうる回路構成を採用する場合に比べて回路規模を縮小することができる。例えば、特許文献1のような、ノイズ信号受信用アンテナ及び参照ノイズ信号出力回路を割愛することができる。
(7)本実施形態では、検出部19により所望信号の検出判定がなされることで、適応ノイズ除去部16は、適応モードから非適応モードへと切り替えられる。従って、受信中の信号が周囲雑音であるか、あるいは所望信号であるかの判断を待つことなく、フィルタ制御部20により速やかにフィルタ係数の更新が停止される。これにより、受信中の信号が所望信号として確定されるまでの間に当該所望信号が周囲雑音としてフィルタ係数に反映され、確定後に所望信号が除去されてしまうことを抑制することができる。すなわち、受信中の信号が所望信号として確定されるまでの間に当該所望信号がノイズキャンセル信号として生成されることが抑制され、所望信号の受信感度の劣化を防止することができる。
(8)例えばアナログ受信機では、帯域内に妨害波が存在する場合、所望波は妨害波よりも大きいことが必要である。すなわち、帯域内の妨害波(雑音)が所望波(FSK信号)よりも大きい場合には、FSK信号を復調することができなくなる。本実施形態では、ディジタル受信装置を採用していることで、FSK信号よりも大きな雑音が存在する環境下であってもFSK信号の復調が可能である。
なお、上記実施形態は以下のように変更してもよい。
・前記実施形態において、所望信号の検出判定に係る平滑化信号A2(t)のレベルに代えて、一定値となる参照レベルを採用してもよい。
・前記実施形態において、セレクタ21により選択・出力される最大値A1maxを、2段階又は4段階以上で段階的に調整してもよい。
・前記実施形態において、リミッタ24により制限される平滑化信号A1(t)の変動幅を、所望信号の検出判定後の経過時間が長くなるに従い連続的に漸減されるように調整してもよい。
・前記実施形態において、相関性のない周囲雑音を除去する適応ノイズ除去部を別途設けてもよい。
・前記実施形態においては、ディジタル受信装置としてFSKディジタル受信装置を採用したが、例えばASK(振幅変調)やPSK(位相変調)などその他のディジタル受信装置を採用してもよい。
・前記実施形態においては特に言及していないが、本発明に係るディジタル受信装置は車載用ディジタル受信装置としての使用が可能である。こうした車載用ディジタル受信装置としては、例えば利用者が所有する送信機との無線通信によって車両用ドアの施錠・解錠やエンジンの始動・停止を認証するいわゆる電子錠を構成するものがある。あるいは、利用者のリモコン操作を無線通信により受信してパワーウィンド装置やスライドドア装置、サンルーフ装置、身体障害者用シート装置など電動の各種装置を駆動制御するシステムに適用してもよい。要は、所要信号の無通信状態(受信待機状態)が存在し得るシステムであればよい。
次に、上記実施形態及び別例から把握できる技術的思想について以下に追記する。
・請求項1〜4のいずれか一項に記載のディジタル受信装置において、
前記自己相関信号を復調して復調信号を生成する復調手段を有し、
前記フィルタ制御手段は、前記復調信号に基づいて受信中の信号が前記所望信号であるかを判断しており、前記受信中の信号が前記所望信号でないときに前記適応フィルタを前記非適応モードから前記適応モードへと切り替えることを特徴とするディジタル受信装置。この技術的思想によれば、前記所望信号の検出判定がなされていても、前記受信中の信号が前記所望信号でないときは、前記フィルタ制御手段により前記適応フィルタが前記非適応モードから前記適応モードへと切り替えられる。これにより、前記適応フィルタにおける前記フィルタ係数の更新が再開され、受信中の信号(所望信号でない信号)を周囲雑音として除去することができる。
本発明の一実施形態を示すシステムブロック図。 同実施形態を示すシステムブロック図。 同実施形態の信号処理態様を示す概略ブロック図。 平滑化信号の推移を示すタイムチャート。 従来例を示すブロック図。
符号の説明
10…FSKディジタル受信装置、16…適応ノイズ除去部(適応フィルタ)、17…信号処理部(信号処理手段)、19…検出部(検出手段)、19a…第1平滑フィルタ(平滑フィルタ)、19b…第2平滑フィルタ(緩側平滑フィルタ)、20…フィルタ制御部(フィルタ制御手段)、21…セレクタ(調整手段)、24…リミッタ(制限手段)。

Claims (4)

  1. フィルタ係数を逐次更新しつつ該フィルタ係数を利用して受信信号から相関性のある周囲雑音を除去する適応モード及び前記フィルタ係数の更新を停止し前記適応モードにおいて更新した前記フィルタ係数を利用して受信信号から相関性のある周囲雑音を除去する非適応モードを有する適応フィルタと、
    前記適応フィルタにより周囲雑音を除去した受信信号に基づき、自己相関信号を生成する信号処理手段と、
    前記自己相関信号を平滑化して平滑化信号を生成する平滑フィルタを有し、該平滑化信号のレベルが参照レベルよりも大きいときに、所望信号の検出判定を行う検出手段と、
    前記所望信号の検出判定があるときに前記適応フィルタを前記適応モードから前記非適応モードに切り替え、前記所望信号の検出判定がないときに前記適応フィルタを前記非適応モードから前記適応モードに切り替えるフィルタ制御手段とを備えるディジタル受信装置において、
    前記平滑フィルタは、
    前記平滑化信号の変動幅を制限する制限手段と、
    前記所望信号の検出判定後の経過時間が長くなるに従い、前記制限手段により制限される前記平滑化信号の変動幅が小さくなるように調整する調整手段とを有することを特徴とするディジタル受信装置。
  2. 請求項1に記載のディジタル受信装置において、
    前記調整手段は、前記制限手段により制限される前記平滑化信号の変動幅を複数段階で段階的に調整することを特徴とするディジタル受信装置。
  3. 請求項2に記載のディジタル受信装置において、
    前記調整手段は、前記検出手段により前記所望信号の検出判定がなされた直後の初期段階では、前記制限手段による前記平滑化信号の変動幅の制限がされないように調整することを特徴とするディジタル受信装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項に記載のディジタル受信装置において、
    前記検出手段は、前記平滑フィルタよりも遅い収束速度で前記自己相関信号を平滑化して緩側平滑化信号を生成する緩側平滑フィルタを有し、前記参照レベルは、前記緩側平滑化信号のレベルであることを特徴とするディジタル受信装置。
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