JP2009124470A - 電子回路装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明の目的は、電源で発生したノイズにより誤動作しないパワーゲーティング機能を備えた電子回路装置を提供することにある。
【解決手段】上記課題を解決するため、本発明の電子回路装置は、第一回路と、第一電源と接続したと第二回路と、前記第一回路の信号出力に応じて遮断信号を出力する遮断信号出力部と、前記遮断信号に応じて、前記第二回路と前記第一電源との接続を制御するスイッチ制御信号の出力を遮断する電源制御部と、前記スイッチ制御信号に応じて前記第二回路と前記第一電源との接続を行い、前記スイッチ制御信号が遮断状態に移行した場合は一定時間の間該第二回路と該第一電源との接続を維持するスイッチ部とを有することを特徴とする。
【選択図】図4

Description

本発明は、電源切断機能を有する電子回路装置に関するものである。
電子機器に用いられている半導体集積回路の消費電力を減らす機能のひとつとして、電源遮断機能がある。電源遮断機能とは、待機状態にある内部回路の特定ブロックへの電源供給を止めるというものである。これにより、当該特定ブロックの待機状態での不要な電力消費を減らし、電子機器の連続動作時間を長くすることができる。
当該電源の遮断を実現するためのスイッチとして、高閾値トランジスタが用いられる。その理由は、スイッチ接続時の高い電流駆動能力を確保しつつ、スイッチ分離時の漏れ電流を小さくするためである。このような高閾値トランジスタを駆動するには、例えば特許文献1のように、内部回路の第一電源電圧よりも高い第二電源電圧によりスイッチ制御動作を行うスイッチ制御部が必要となる。
通常のLSIではI/O回路の電源電圧が内部回路の電源電圧よりも高いため、I/O回路の電源が前述のスイッチ制御部の電源として用いられる。しかしこの場合、I/O回路の同時スイッチングにより発生する同時スイッチングノイズ、いわゆるSSO(Simultaneous Switching Output)ノイズがスイッチ制御部に伝播するという問題がある。I/O回路の第二電源とスイッチ制御部の電源とを共有することにより、I/O回路で発生したSSOノイズが高閾値トランジスタを制御するためのスイッチ制御信号に重畳する。このため、当該高閾値トランジスタのスイッチング動作が不安定となり、高閾値トランジスタを経由して第一電源を供給されている内部回路の動作も不安定となる。
特開平06−29834号公報
本発明の目的は、回路動作により発生したノイズによって誤動作しないパワーゲーティング機能を備えた電子回路装置を提供することにある。
上記の課題を解決するため、本発明の電子回路装置は、第一回路と、第一電源と接続したと第二回路と、該第一回路の信号出力に応じて遮断信号を出力する遮断信号出力部と、該遮断信号に応じて、該第二回路と該第一電源との接続を制御するスイッチ制御信号の出力を遮断する電源制御部と、該スイッチ制御信号に応じて該第二回路と該第一電源との接続を行い、該スイッチ制御信号が遮断状態に移行した場合は一定時間の間該第二回路と該第一電源との接続を維持するスイッチ部とを有することを特徴とする。
実施形態によれば、前記第一回路の信号出力により発生したノイズが前記スイッチ部に伝播するのを防ぐことができる。これにより、低消費電力かつ高安定の電源遮断回路を搭載した電子回路装置を実現することができる。
以下、本発明の実施例について説明する。なお、本発明は以下の実施例により限定されるものではない。
図1は、本発明の実施の形態を説明するための半導体装置図である。ここでは半導体装置をもちいて本発明を説明しているが、本発明はこれに限定されるものではなく、広く電子回路装置に適用可能である。
半導体装置は、大きくパッケージ等価回路150と半導体回路151とで構成されている。パッケージ等価回路150は、半導体装置のパッケージ部分のリードフレーム等を、インダクタンスおよび抵抗による等価回路として表現したものである。半導体装置は電源供給のための配線100、配線101、および配線102を有する。配線101には配線100を基準とした第一電源が接続されている。配線102には配線100を基準とした第二電源が接続されている。半導体回路151は、回路110、回路114、回路115、回路116、容量素子111、スイッチ部112、スイッチ制御部113、およびノイズ遮断部117からなる。また、スイッチ制御部113、およびノイズ遮断部117をまとめて、電源制御部と定義する。回路110および容量素子111は配線103と配線100との間に接続されている。回路114、回路115、および回路116は配線102と配線100との間に接続されている。回路114は半導体装置の入出力バッファである。回路115は出力ポート部であり、回路116は入出力コントローラである。回路115および回路116はクロック信号123に同期して動作する。回路115は回路116から送信された信号を一時的に保持する。また回路115は、回路116から出力される出力許可信号124に応じて、クロック信号123に同期して回路114に保持信号を送信する。回路114は入力された保持信号はレベルシフタにより第二電源電圧にレベル変換され、信号出力が行われる。このとき、駆動能力の大きいレベルシフタが同時にスイッチングするため、第二電源を供給する配線102にSSOノイズが重畳する。
スイッチ部112は例えば高閾値のN型MOSトランジスタであり、配線101と配線103との間に接続されている。スイッチ制御部113は信号120を入力とし信号121を出力する。信号120は、電源管理部であるPMU(Power Management Unit)118から出力されるスイッチ制御信号である。PMUは入力されるコマンド等により回路110への電源供給を制御する。スイッチ制御部113には配線122により第二電源が接続されており、信号120を第一電源電圧から第二電源電圧にレベルシフトし、スイッチ制御信号121を出力する。これにより高閾値トランジスタであるスイッチ部112を安定動作させることができる。
ノイズ遮断部117は配線102とスイッチ制御部113との間に接続されている。ノイズ遮断部117は回路114で発生したSSOノイズが配線122を経由してスイッチ制御部113の出力信号121に重畳するのを防止する。これにより出力信号121のレベルが安定し、スイッチ部112を正確にON・OFFさせることができる。
図2は、図1におけるノイズ遮断部117を、抵抗素子と容量素子とを用いて具体化した半導体装置図である。図2において、図1の構成と同一部材には同一番号を付し、その説明は省略する。図2の抵抗素子201および容量素子202は、図1のノイズ遮断部117としてローパスフィルタを構成する。ローパスフィルタを構成する抵抗素子201の抵抗値をR、容量素子202の容量値をCとし、SSOノイズのリンギング周期をTとした場合、
RC>T
が成り立つようにRとCの値を決定する。これによりSSOノイズがスイッチ制御部113に伝播することを防止することができる。
図3は、図1におけるノイズ遮断部117を、インダクタンス素子と容量素子とを用いて具体化した半導体装置図である。図3において、図1の構成と同一部材には同一番号を付し、その説明は省略する。図3のインダクタンス素子301および容量素子302は、図1におけるノイズ遮断部117であるローパスフィルタを構成するものである。ローパスフィルタを構成するインダクタンス素子301のインダクタンス値をL、容量素子202の容量値をCとし、SSOノイズの周期をTとした場合、
2π×√(LC)>T
すなわち、LとCの積の平方根に2πを積算したものが、Tよりも大きくなるようにLとCの値を決定することにより、SSOノイズがスイッチ制御部113に伝播することを防止することができる。
図2のとおりノイズ遮断部117を構成した場合、抵抗素子201がスイッチ制御部113に流れ込む電流量を制限するため、スイッチング速度が遅くなるという問題がある。
また、図3の通りノイズ遮断部117を構成した場合、インダクタンス素子301は大きな実装面積を要するため、半導体回路151の外部であるパッケージ150等に実装することとなる。従って製造コストの面で問題となる。
図4はノイズ遮断部400を遮断信号410および遮断信号411に基づいて動作させる半導体装置図である。図4において、図1の構成と同一部材は同一番号を付し、その説明は省略する。遮断信号410は、回路115に設けられた遮断信号出力部から出力される信号である。遮断信号411は、スイッチ制御部113から出力されるスイッチ制御信号121に等しい。ノイズ遮断部400は、遮断信号410および遮断信号411に応じて、配線102とスイッチ制御部113との接続をオンオフする。
スイッチ制御部113とノイズ遮断部400との組み合わせを電源制御部と定義する。遮断信号410および411に基づいてノイズ遮断部400を制御することにより、スイッチ制御部113のスイッチング速度を低下させることなく、SSOノイズを効率よく遮断できることを以下に説明する。
図5はノイズ遮断部400、スイッチ制御部113、およびスイッチ部112の回路を詳細に表現したものである。ノイズ遮断部400はレベルシフトバッファ500およびP型MOSトランジスタ501により構成されている。スイッチ制御部113はレベルシフトインバータ502、P型MOSトランジスタ503およびN型MOSトランジスタ504により構成されている。図5の配線100、101、および102にはそれぞれ第一電源および第二電源が供給される。スイッチ制御部113は、信号120をレベルシフトしてスイッチ制御信号121として出力する。ノイズ遮断部400に遮断信号410がハイレベルで入力されると、P型MOSトランジスタ501はオフ状態となり、配線102を経由してSSOノイズがスイッチ制御部113に伝播するのを防ぐ。ここでトランジスタ501がオフ状態となるとスイッチ制御部113への電源供給も遮断される。このような遮断状態において、トランジスタ503がオン状態、トランジスタ504がオフ状態となっているため、スイッチ部112のゲート−ソース間の寄生容量に帯電した電荷の放電経路は遮断されている。したがってスイッチ部112のゲート−ソース間には、上記寄生容量が漏れ電流により電荷を放電するまでの一定時間の間電圧が印加されるため、スイッチ部112の接続状態が維持される。スイッチ部112の寄生容量のみではスイッチング状態を維持するのが難しい場合は、容量素子をゲート−ソース間に別途設けても良い。
図6はSSOノイズ発生時に遮断信号を出力する回路図および波形図である。図6Aは図4の半導体装置を構成する回路114および115を抽出したものである。図6Aの遮断信号出力部630は回路115の一部として実装しても良い。遮断信号出力部630はNOT回路623により構成されており、出力許可信号604を入力とし、信号606を出力する。回路115は、省略した回路116から出力される信号601(n)を受けて、レジスタ621(n)に信号を保持する。ここでnは0から始まる自然数であり、回路116から出力される信号の信号数に対応する。回路115に出力許可信号124が入力されると、レジスタ620はクロック信号123に同期して回路114に出力許可信号604を出力する。同時にレジスタ621(n)も保持された信号601(n)を出力する。このとき配線102に接続され電源供給を受けている回路114を構成するレベルシフタ622(n)が同時に動作するため、配線102にSSOノイズが重畳する。つまり、出力許可信号604が出力されている間、SSOノイズが発生することとなる。よって、レジスタ620から出力される出力許可信号604をNOT回路623に入力し、信号606をノイズ遮断部400の遮断信号410として出力することにより、SSOノイズ発生時の遮断動作を実現することが出来る。
図6Bは図6Aの動作波形である。波形650は回路114の電源供給配線102で発生したSSOノイズである。波形651はクロック信号123、波形652は信号601(n)である。波形653は出力許可信号124であり、波形654は遮断信号410である。波形655は回路114の出力信号605(n)である。波形656は図5のトランジスタ501の状態を示しており、期間657aおよび657cではトランジスタ501はオン状態である。また期間657bではトランジスタ501はオフ状態である。
図6Bからわかるとおり、出力許可信号124が出力許可状態でかつ信号601(n)が入力された場合、クロック信号123に同期して信号605(n)が出力される。これと同時に波形650に示すSSOノイズが発生するため、当該ノイズが発生している間、すなわち出力許可信号604が回路114に入力されている間、波形656の通りトランジスタ501をオフ状態にし、SSOノイズ650がスイッチ部112のスイッチ制御信号121に重畳しないようにする。これにより、スイッチ部112の動作状態が安定するため、回路110に対し電源を安定供給することができる。
またSSOノイズの伝播経路は電源供給配線102に限られない。回路114とスイッチ制御回路113とが独立した異なる電源により駆動されていても、信号線やグランド線等を経由して回路114のSSOノイズがスイッチ制御回路113に伝播することもある。また、電磁波ノイズとして回路114から放射され、スイッチ制御信号121に重畳することも考えられる。このような場合であっても、SSOノイズの発生を予測して遮断信号410を出力することによりノイズ発生による誤動作を防止することができる。
図6Aにおいて、出力許可信号604が出力されている間スイッチ部112のスイッチ制御信号121は供給されないこととなる。スイッチ制御信号121が供給されない時間が長くなると、スイッチ部112のゲート−ソース間の浮遊容量に蓄積された電荷も徐々に放電される。このためスイッチ部112はスイッチ制御信号121の振幅を維持できなくなり、スイッチング状態が不安定になる。
図7は図6の上記問題を解決するための遮断信号出力部を有する回路図および動作波形図である。図7Aにおいて、図6Aの構成と同一部材には同一番号を付し、その説明は省略する。図7Aの遮断信号出力部730は図6Aの遮断信号出力部630にAND回路720を追加した構成となっており、クロック信号123および出力許可信号604を入力とし信号700を出力とする。信号700は図5におけるノイズ遮断部400の遮断信号410となる。
図7Bの波形750は回路114の電源供給配線102で発生したSSOノイズであり、波形751はクロック信号123である。2つの波形を比較すると、SSOノイズはクロック信号123の判周期以下で減衰している。そこで、遮断信号出力部730において、信号606の論理とクロック信号123の論理との論理積を出力信号700とする。これにより、SSOノイズ発生時のみ遮断信号を出力することができる。
図7Bの波形752はNOT回路623の出力信号606である。波形753は回路114の出力信号605(n)である。波形754は遮断信号出力部730の出力信号700である。信号700は図5のノイズ遮断部400の遮断信号410となるので、ノイズ遮断部400を構成するP型MOSトランジスタ501は、信号700がハイレベルの間はオフ状態となる。波形755は図5のトランジスタ501のスイッチング状態を示している。期間756a、756cおよび756eにおいてトランジスタ501はオン状態であり、期間756bおよび756dにおいてトランジスタ501はオフ状態である。SSOノイズが発生している時間のみ遮断信号として信号700をノイズ遮断部400に入力し、SSOノイズがスイッチ制御部502に伝播することを遮断する。これにより、スイッチ制御部113への電源供給を遮断する時間を短くすることができ、スイッチ部112のスイッチング動作を安定させることができる。
SSOノイズ減衰時間がクロックの半周期よりもさらに短い場合、ノイズ遮断部400の遮断時間をより短くすることでスイッチ部112の安定性を高めることができる。
図8はSSOノイズの減衰時間がクロックの半周期よりもさらに短い場合に、それに応じてノイズ遮断部400の遮断時間を短くするための回路図および動作波形図である。図8Aにおいて、図6Aと同一部材は同一番号を付し、その説明は省略する。遮断信号出力部830は図7Aの遮断信号出力部730にAND回路820、NOT回路821、遅延回路822を追加した構成となっており、クロック信号123および出力許可信号604を入力とし信号800を出力とする。AND回路720の出力信号700は分岐され、AND回路820の一方の入力および遅延回路822の入力となる。遅延回路822の出力信号はNOT回路821で反転され信号802としてAND回路820の他方の入力となる。AND回路820は信号800を出力する。信号800は図5におけるノイズ遮断部400の遮断信号410となる。
図8Bの波形850は回路114の電源供給配線102で発生したSSOノイズであり、波形851はクロック信号123である。2つの波形を比較すると、SSOノイズはクロック信号123の半周期よりもさらに短い時間で減衰している。波形852は信号606であり、波形853は回路114の出力信号605(n)である。波形854は信号801を、波形855は信号802を表している。波形855は波形854に対し、遅延回路822により時間T1遅延させ、NOT回路821により振幅を反転させたものとなっている。波形856はAND回路820の出力信号800であり、信号700の論理と信号802の論理との論理積となるため、T1時間ハイレベルを出力することとなる。信号800は図5のノイズ遮断部400の遮断信号410となるので、ノイズ遮断部400を構成するP型MOSトランジスタ501は、信号800がハイレベルの間はオフ状態となる。波形857は図5のトランジスタ501のスイッチング状態を示している。期間858a、858cおよび858eにおいてトランジスタ501はオン状態である。期間858bおよび858dにおいてトランジスタ501はオフ状態である。つまり、SSOノイズが発生しているT1時間のみ遮断信号として信号800をノイズ遮断部400に入力し、SSOノイズを遮断することができる。これにより、スイッチ制御部113への電源供給を遮断する時間を短くすることができ、スイッチ部112のスイッチング状態の安定性を高めることができる。
SSOノイズの減衰時間がクロック信号のハイレベルの時間よりも長く、かつクロック周期よりも短い場合、図7や図8の回路ではSSOノイズが完全に減衰する前にノイズ遮断部400のトランジスタ501はオン状態になり、ノイズがスイッチ制御部113に伝播することとなる。
図9はこのような場合にノイズ遮断部400の遮断時間を延ばすための回路図および動作波形図である。図9Aにおいて、図7Aの構成と同一部材には同一番号を付し、その説明は省略する。遮断信号出力部930は図7Aの遮断信号出力部730に対し、OR回路920および遅延回路921を追加したものである。遮断信号出力部930は、クロック信号123および出力許可信号604を入力とし信号900を出力とする。AND回路720の出力信号901は分岐され、OR回路920の一方の入力および遅延回路921の入力となる。遅延回路921の出力信号902はOR回路920の他方の入力となる。OR回路920は信号900を出力する。信号900は図5におけるノイズ遮断部400の遮断信号410となる。
図9Bの波形950は回路114の電源を供給する配線102で発生したSSOノイズであり、波形951はクロック信号123である。2つの波形を比較すると、SSOノイズはクロック信号123がハイレベルとなる時間よりもさらに長い時間で減衰している。波形952は信号606であり、波形953は回路114の出力信号605(n)である。波形954は信号901を、波形955は信号902を表している。波形955は波形954に対し、遅延回路921によりT2時間遅延したものとなっている。波形956はOR回路920の出力信号900であり、信号901の論理と信号902の論理との論理和となる。したがって遮断信号出力部930は、波形951がハイレベルとなる時間T3と遅延回路921による遅延時間T2との和である時間(T2+T3)の間ハイレベルを出力する。信号900は図5のノイズ遮断部400の遮断信号410となるので、ノイズ遮断部400を構成するP型MOSトランジスタ501は、信号900がハイレベルの間はオフ状態となる。波形957は図5のトランジスタ501のスイッチング状態を示している。期間958a、958cおよび958eにおいてトランジスタ501はオン状態である。期間958bおよび958dにおいてトランジスタ501はオフ状態である。SSOノイズが発生している時間(T2+T3)のみ遮断信号として信号900をノイズ遮断部400に入力し、SSOノイズを遮断することができる。これにより、SSOノイズの減衰時間がクロック信号のハイレベルの時間より長い場合でも、スイッチ制御部113への電源供給を遮断する時間を最適化することができ、スイッチ部112のスイッチング状態の安定性を高めることができる。
図10はT−LVTTL(Terminated Low Voltage Transistor Transistor Logic)のような高速伝送配線において発生する反発ノイズを説明するための回路である。半導体装置1000の回路1010と半導体装置1011の回路1011とが配線1023(n)により接続されている。ここでnは0から始まる自然数である。配線1023(n)は途中で抵抗素子1021(n)を介して例えば第二電源の半分のプルアップ電圧1032でプルアップされている。インダクタ素子1030および抵抗素子1031は、第二電源の供給端子と回路1010との間にあるパッケージの配線等を等価回路で表したものである。
出力許可信号1024が“0”のとき出力回路1020(0)が“1”を出力していたとすると、電流1025はインダクタ素子1030、抵抗素子1031および出力回路1020(0)を介して抵抗素子1021(0)に流れ込む。このとき出力許可信号124が“1”となると、電流経路1025が出力回路1020(0)により瞬間的に遮断されるため、電流経路1025にあるインダクタ素子1030や電流経路1025に存在する寄生容量等により過渡現象が生じる。このような現象により生じるノイズを反発ノイズという。また反発ノイズは、上記の動作より、SSOノイズ発生後に発生することがわかる。
図11は図10の出力回路1020(n)の詳細回路図および真理値表である。1104および1105はレベルシフタ、1106は出力段回路、1107はNOT回路を示している。出力許可信号1150および入力信号1151はレベルシフタ1104および1105により振幅が第一電源から第二電源となる。信号1152は出力回路1020(n)の出力信号である。出力段回路1106のNAND回路1108の入力の一方をNOT回路1107の出力に、他方をレベルシフタ1105の出力とする。また、出力段回路1106のNOR回路1109の入力の一方をレベルシフタ1104の出力に、他方をレベルシフタ1105の出力とする。これにより出力回路1020(n)は図11Bの真理値表に示す動作を実現する。
図11Bは出力回路1020(n)の動作における真理値表である。出力許可信号1150および入力信号1151が“0”の時、出力信号1152は“0”となる。出力許可信号1150が“0”であり入力信号1151が“1”のとき、出力信号1152は“1”となる。出力許可信号1151が“1”のときは、入力信号1151にかかわらず、出力回路1020(n)の出力はハイインピーダンスとなる。
図12はSSOノイズおよび図10で説明した反発ノイズが発生した場合に、ノイズ遮断部400を遮断する遮断信号を出力するための回路図および動作波形図である。図12Aにおいて、図6Aの構成と同一部材は同一番号を付し、その説明は省略する。遮断信号出力部1230はAND回路1220、OR回路1221、レジスタ1222およびNOT回路1223で構成されており、クロック信号123および出力許可信号604を入力とし信号1200を出力とする。NOT回路1223は信号604を入力とし信号1202を出力とする。信号1202は分岐し、一方は直接OR回路1221の入力となり、他方はレジスタ1222を介してOR回路に入力される。レジスタはクロック信号123に応じて保持した値をOR回路1221へ出力する。OR回路1221の出力信号1201はAND回路1220の一方の入力となる。クロック信号123はAND回路1220の他方の入力となる。AND回路の出力信号1200は図5のノイズ遮断部400の遮断信号410となる
図12Bの波形1250は回路114の電源供給配線102で発生した電源ノイズを、波形1251はクロック信号123を表している。波形1252はNOT回路1223の出力信号1202であり、波形1252が“0”となった時刻に波形1250で反発ノイズが発生している。波形1253は回路114の出力信号605(n)である。波形1254は信号1203であり、レジスタ1222により波形1252を1周期遅延させたものとなっている。波形1255はOR回路1221の出力信号1201であり、信号1202の論理と信号1203の論理との論理和となっている。波形1256はAND回路1220の出力信号1200であり、信号1201の論理とクロック信号123の論理との論理積となる。
信号1200は図5のノイズ遮断部400の遮断信号410となるので、ノイズ遮断部400を構成するP型MOSトランジスタ501は、信号900が“1”の間はオフ状態となる。波形1257は図5のトランジスタ501のスイッチング状態を示している。期間1258a、1258c、1258eおよび1258gにおいてトランジスタ501はオン状態である。期間1258b、1258dおよび958fにおいてトランジスタ501はオフ状態である。これにより配線102で発生したSSOノイズだけでなく反発ノイズも遮断することができ、スイッチ部112のスイッチング状態の安定性を高めることができる。
図13はSSOノイズ等の減衰周期に対しクロック信号の周期が変化した場合に、クロック周期に応じて遮断信号の遮断時間を変化させることを目的とする回路図および真理値表である。
図13Aにおいて、図12Aの構成と同一部材は同一番号を付し、その説明は省略する。遮断信号出力部1330はセレクタ1320、OR回路1321、遅延回路1322および1325、AND回路1323、NOT回路1324を図12Aの遮断信号出力部1230に追加した構成となっている。遮断信号出力部1330は、クロック信号123および出力許可信号604を入力とし信号1300を出力とする。信号1300は図5におけるノイズ遮断部400の遮断信号410となる。信号1200は分岐され、OR回路1321の一方の入力、遅延回路1322の入力、AND回路1323の一方の入力および遅延回路1325の入力となる。OR回路の他方の入力は遅延回路1322の出力となる。OR回路1321は信号1301を出力する。AND回路1323の他方の入力は遅延回路1325の出力をNOT回路1324で反転した信号となる。AND回路1323は信号1302を出力する。遅延回路1322および1325の遅延時間はセレクト信号1303によって所定の値に設定される。
図13Bはセレクタ1320に入力されるセレクト信号1303と出力信号1300との真理値表である。図13Bの通り、セレクト信号1303を構成するビット信号c1、c2の組合せにより信号1201、1301、1302の中から1つを信号1300として出力する。
セレクト信号1303は、クロック信号123の周期変化に応じて、図1のPMU118等から出力される。どの信号を選択するかは、ノイズの減衰周期とクロック信号の周期との大小関係により決めることができる。あらかじめシミュレーション等によりノイズの減衰周期がわかっていれば、クロック信号123の周期変化に応じて最適な遮断信号410を出力することができる。
また、ノイズの減衰周期は当該半導体装置の実装条件によっても変化する。そこで、いくつか予測される実装条件に応じてノイズの減衰周期を何種類か計算しておき、その結果を半導体装置の図示しない記憶装置に記憶させておく。そして、実装条件が決まった時点で記憶装置に記憶したノイズの減衰周期に基づいて最適な遮断信号を選択しても良い。
遅延回路1322で設定する遅延時間T1は、クロックのパルス幅をTX、ノイズの減衰周期をTYとすると、
T1=TY−TX
と設定することにより最適化される。また、遅延回路1325で設定される遅延時間T2は、
T2=TY
と設定することにより最適化される。各遅延回路の遅延時間の設定は、セレクト信号1303によって行うことができる。遅延時間の設定についての詳細は後述する図15により説明する。
図14は図13Aの回路動作を説明するための動作波形図である。図14Aはクロックの半周期よりもノイズの減衰周期の方が大きい場合、図14Bはクロックの半周期とノイズの減衰周期が同程度の場合、図14Cはクロックの半周期よりもノイズの減衰周期の方が小さい場合の動作波形図である。波形1400、1410、および1420は図13Aの配線102における電源ノイズ波形である。波形1401、1411、および1421は図13Aのクロック信号123である。波形1402、1412、および1422は図13Aの回路114の出力信号605(n)である。波形1403は信号1302を、波形1413は信号1301を、波形1423は信号1201をそれぞれ表している。クロック信号の半周期とノイズの減衰周期との関係に基づいてセレクタ1320を動作させ、ノイズ遮断信号として最適な信号を信号1201、1301、1302の中から選択する。これにより、クロック周期が変化しても、ノイズの減衰周期に対して最適なノイズ遮断信号を生成することができる。
図15は図13Aの遅延回路1322および1325の遅延時間を可変にするための回路図および真理値表である。図15Aの遅延回路1500はセレクタ1510、1511、1512、および遅延バッファ1520、1521、1522から構成されている。
図15Aのセレクタ1510は信号1530が“0”の場合は遅延バッファ1520を介さない信号を出力し、“1”の場合はバッファ1520を介した遅延信号を出力する。他のセレクタ1511、1512も同様に動作する。遅延バッファ1520は1段、遅延バッファ1521は2段、遅延バッファ1522は4段のバッファで構成されており、バッファの段数が増えるほど遅延時間は大きくなる。
図15Bは信号1530、1531、1532の組合せと遅延時間との関係を表したものである。信号1530、1531、1532の組合せにより遅延時間を可変にすることができる。
SSOノイズ等のノイズ発生タイミングに対し、ノイズ遮断部400の動作が遅いと、ノイズの遮断が間に合わないためにスイッチ部112の動作が不安定になる可能性がある。
図16はノイズ遮断部400への遮断信号の送信を、ノイズ発生前に行うことを目的とする回路図およびその動作波形図である。図16Aにおいて、図13Aの構成と同一部材は同一番号を付し、その説明は省略する。図16Aの遮断信号出力部1630は、図13Aの遮断信号出力部1330にOR回路1620、NOT回路1621を追加した構成となっている。信号124はNOT回路1621を介してOR回路1620の一方の入力となる。OR回路1221の出力信号1201はOR回路1620の他方の入力となる。OR回路1620は信号1601を出力する。
図16Bの波形1650は配線102のノイズ波形を、波形1651はクロック信号123をそれぞれ表している。波形1652は回路114の出力信号を、波形1653は信号1201を表している。波形1654は信号1602を、波形1655は信号1601を表している。
図16Aの回路116から出力される信号124はレジスタ620を介さずにNOT回路1621へ入力され信号1602として出力される。従って、信号1602がレベル“1”となるタイミングは信号1201よりも早いため、OR回路1620の出力信号1601は波形1655となる。これにより、SSOノイズ等のノイズ発生前にノイズ遮断部400に対し遮断信号を送ることができる。
図17は、スイッチ制御信号121に基づいてノイズ遮断部を動作させることを目的とするノイズ遮断部の回路図である。図17において、図5の構成と同一部材は同一番号を付し、その説明は省略する。図17のノイズ遮断部1750は、AND回路1710および遮断信号411を有する点で図5のノイズ遮断部400と異なる。かかる構成により、スイッチ部112が導通状態の場合にのみ、ノイズ遮断部1750を遮断動作させることができる。スイッチ部112が遮断状態の場合は、トランジスタ501は導通状態となる。これにより、スイッチ部112が導通状態に遷移する場合にはすでにスイッチ制御部113に電源が供給されている状態となっているため、スイッチ部112の遷移速度を速くする事ができる。
図18は、図17の遮断信号411を考慮した場合のノイズ遮断部1750の動作を説明するための回路図および動作波形図である。図18Aにおいて、図6Aの構成と同一部材は同一番号を付し、その説明は省略する。
図18Bの波形1850および1852は、図17におけるトランジスタ501の動作状態を表している。波形1850はスイッチ部112がオンしている場合のトランジスタ501の動作状態である。期間1851a、1851cにおいてトランジスタ501はオン状態となり、期間1851bにおいてオフ状態となる。
一方、スイッチ部112がオフしている場合、スイッチ部112にノイズが伝播しても回路110が誤動作することはないため、ノイズを遮断する必要性は低い。波形1852はスイッチ部112がオフしている場合のトランジスタ501の動作状態である。スイッチ部112がオフしている場合、遮断信号654のレベルにかかわらずトランジスタ501は常にオン状態となる。これにより、スイッチ部112が導通状態に遷移する場合にはすでにスイッチ制御部113に電源が供給されている状態となっているため、スイッチ部112の遷移速度を速くする事ができる。
回路116の出力許可信号を用いてノイズ遮断部400を遮断する手法は、出力許可信号の出力時にノイズが発生することを前提とするものである。従って、予期せぬノイズが発生した場合、このようなノイズによりスイッチ部112が誤動作する可能性がある。
図19は、配線102に所定の閾値以上のノイズが発生した場合にノイズ遮断部400を動作させることを目的とするものである。図19において、図4の構成と同一部材には同一番号を付し、その説明は省略する。図4の回路図に対し、図19の回路図は遮断信号出力部1900および遮断信号出力部1900の出力信号である遮断信号1910を有する点が異なる。
遮断信号出力部1900は配線102の電圧レベルを監視しており、かかる電圧レベルが所定値以下になった場合に遮断信号1910を出力する。
図20は遮断信号出力部1900の回路図の一例である。検出部1900は差動アンプ2000、抵抗素子2001、2002から構成されている。信号2010の振幅は、配線100を基準とした配線102の電圧値を抵抗素子2001および2002で分圧した値となる。差動アンプ2000の正極側は一定電位とするため、例えば配線101に接続し、配線101と同電位とする。従って信号2010の電位が配線101の電位よりも低い場合、差動アンプ2000は“1”を出力し、信号2010の電位が配線101の電位以上となった場合、差動アンプ2000は“0”を出力する。
図21は図19のノイズ遮断動作を説明するための動作波形図である。波形2100は配線102のノイズ信号を、波形2101は遮断信号出力部1900で設定された閾値電圧を表している。波形2102は遮断信号出力部1900から出力される遮断信号1910を表しており、波形2100が閾値以下になった場合に“1”となる。波形2103、2105は図17におけるトランジスタ501の状態を表している。
波形2103はスイッチ部112がオン状態である場合のトランジスタ501の状態を表している。2104a、2104c、2104e、および2104gはトランジスタ501がオン状態であることを表し、2104b、2104d、および2104fはトランジスタ501がオフ状態であることを表している。このように配線102のノイズ信号振幅に応じてノイズ遮断部1750を制御することが出来、スイッチ部112の動作を安定させることができる。
波形2105はスイッチ部112がオフ状態である場合のトランジスタ501の状態を表している。遮断信号2102のレベルにかかわらず、トランジスタ501は常にオン状態となる。これにより、スイッチ部112が導通状態に遷移する場合にはすでにスイッチ制御部113に電源が供給されている状態となっているため、スイッチ部112の遷移速度を速くする事ができる。
図22は本発明を携帯電話に適用した場合の構成図である。図22において、2200はSOC(System On Chip)であり、携帯電話の主要機能を搭載したチップである。SOC2200はCPU(Central Process Unit)2201、メモリコントローラ2202、メモリIOポート2202、メモリIO2204、スイッチ部2205、電源制御部2206、PMU2207、遮断信号出力部2208、およびクロック発生回路2222を有する。またSOC2200にはメインメモリ2210、不揮発性メモリ2211、アラーム表示部2212、ディスプレイ2213、キー入力部2214、情報通信部2215、電池2216、および残量検出部2217が接続されている。また、メモリIO2204、電源制御部2206、およびメインメモリ2210には電源2209が接続されている。クロック発生回路2222は、複数の周波数のクロック信号を発生できるようになっており、選択信号2220によって選択された周波数のクロック信号2223をCPU2201、メモリコントローラ2202、メモリIOポート2203へ供給する。
キー入力部2214からPMU2207に入力された信号に応じて、PMUは電源制御部2206にスイッチ制御信号を送る。電源制御部2206はスイッチ制御信号をレベルシフトしスイッチ部2205を接続状態にする。これによりCPU2201は待機状態から復帰する。
情報通信部2215は他の装置との情報通信処理を実行する。情報通信部2215による情報通信処理が開始されると、PMU2207によりCPU2201の電源供給が開始され、CPU2201は情報通信に必要な処理を実行する。情報通信処理の負荷の大きさに応じて、PMU2207が判断して選択信号2220を変更し、それによってクロック発生回路2222からCPU2201、メモリコントローラ2202、メモリIOポート2203に供給するクロック信号2223の周波数を変更させる。また、その選択信号2220によって、遮断信号出力部2208に、最適な遮断信号2221を選択させる。
残量検出部2217が電池2216の電池残量低下を検出すると、PMU2207はCPU2201への電源供給を停止する信号を出力する。CPU2201はアラーム表示部2212へアラームを表示する信号を出力する。
CPU2201へ電源供給されている場合に遮断信号出力部2208から遮断信号2221が電源制御部2206へ出力されると、電源制御部2206はスイッチ部2205への制御信号出力を遮断する。これにより、メモリIO2204の動作に起因して電源2209に重畳したノイズがスイッチ部2205に伝播し、スイッチ部2205が誤動作することを防ぐ。
また、例えばディスプレイ2213に静止画が表示されている場合に、キー入力部2215により動画表示が指示されたとする。動画処理は静止画処理よりも高速に処理する必要があるため、PMU2207は選択信号2220を通じてクロック発生回路2222に指示を送り、CPU2201やメモリコントローラ等の動作クロックの周波数を高くする。図13に基づいて前述したとおり、クロック速度に応じて遮断信号2221を選択することが望ましい。遮断信号出力部2208は、PMU2207から出力される選択信号2220に基づいて最適な遮断信号2221を選択し出力する。
以下に本発明の特徴を付記する。
(付記1)
第一回路と、
第一電源と接続したと第二回路と、
前記第一回路の信号出力に応じて遮断信号を出力する遮断信号出力部と、
前記遮断信号に応じて、前記第二回路と前記第一電源との接続を制御するスイッチ制御信号の出力を遮断する電源制御部と、
前記スイッチ制御信号に応じて前記第二回路と前記第一電源との接続を行い、前記スイッチ制御信号が遮断状態に移行した場合は一定時間の間該第二回路と該第一電源との接続を維持するスイッチ部と
を有することを特徴とする電子回路装置。
(付記2)
前記遮断信号は、前記第一回路の信号出力を許可する出力許可信号を、該第一回路を駆動するクロック信号に同期させた第一信号であることを特徴とする、付記1に記載の電子回路装置。
(付記3)
前記遮断信号は、前記第一信号と前記クロック信号との論理をとって発生させた第二信号であることを特徴とする、付記2に記載の電子回路装置。
(付記4)
前記遮断信号は、前記第二信号と、該第二信号を反転させかつ所定時間遅延させた第三信号との論理をとって発生させた信号であることを特徴とする、付記3に記載の電子回路装置。
(付記5)
前記遮断信号は、前記第二信号と、前記第二信号を所定時間遅延させた第四信号との論理をとって発生させた信号であることを特徴とする、付記4に記載の電子回路装置。
(付記6)
前記遮断信号は、前記第一信号と前記第一信号を前記クロック信号の1周期の間遅延させた第五信号との論理をとって発生させた信号と、該クロック信号との論理をとって発生させた第六信号であることを特徴とする、付記5に記載の電子回路装置。
(付記7)
前記遮断信号出力部は、
前記第五信号、
前記第六信号と該第六信号を遅延部により所定時間遅延させた第七信号との論理をとって発生させた第八信号、
前記第六信号と該第六信号を反転させかつ前記遅延部により所定時間遅延させた第九信号、
のいずれか1つを、前記第一回路の信号出力により発生するノイズの減衰周期と、前記クロック信号の周期との大小関係に応じて選択し出力する第一セレクタを有することを特徴とする、付記6に記載の電子回路装置。
(付記8)
前記遅延部は、
第一制御信号に応じて入力信号を第一時間遅延させた第一遅延信号を出力する第一遅延部と、
前記第一遅延信号を第二制御信号に応じて第二時間遅延させた第二遅延信号を出力する第二遅延部と、
前記第二遅延信号を第三制御信号に応じて第三時間遅延させた第三遅延信号を出力する第三遅延部と
を有することを特徴とする、付記7に記載の電子回路装置。
(付記9)
前記遮断信号出力部は、
前記第八信号、
前記第九信号、
前記第五信号と前記出力許可信号との論理をとって発生させた第十信号、
のいずれか1つを、前記第一回路の信号出力により発生するノイズの減衰周期と、前記クロック信号の周期との大小関係に応じて選択し出力する第二セレクタを有することを特徴とする、付記7に記載の電子回路装置。
(付記10)
前記電源制御部および前記第一回路は第二電源に接続されており、
前記電源制御部は、
前記スイッチ制御信号の電圧振幅を前記第一電源電圧から前記第二電源電圧に変換するスイッチ制御部と
前記遮断信号に応じて前記第二電源と前記スイッチ制御部との接続を遮断するノイズ遮断部と
を有することを特徴とする、付記1に記載の電子回路装置。
(付記11)
前記ノイズ遮断部は、
前記遮断信号と前記スイッチ制御信号との論理積に応じて前記第二電源と前記スイッチ制御部との接続を遮断することを特徴とする、付記10に記載の電子回路装置。
(付記12)
前記スイッチ部は、
前記スイッチ制御信号に応じて前記第二回路と前記第一電源との接続を行うMOSトランジスタと、
前記スイッチ制御信号が遮断状態に移行した場合に前記MOSトランジスタのゲートとソースとの間の電圧を一定時間維持する容量素子と
を有することを特徴とする、付記1に記載の電子回路装置。
(付記13)
前記容量素子は、前記MOSトランジスタのゲートとソースとの間の寄生容量であることを特徴とする、付記12に記載の電子回路装置。
(付記14)
前記遮断信号出力部は、
前記第二電源電圧が前記スイッチ部の閾値電圧以下に変動したことを検出し前記遮断信号を出力することを特徴とする、付記1に記載の電子回路装置。
(付記15)
前記遮断信号出力部は、
第一の入力を第一電源電圧とし、
第二の入力を第二電源電圧の分圧とし、
出力を前記遮断信号とする差動アンプであることを特徴とする、付記14に記載の電子回路装置。
(付記16)
付記7に記載の電子回路装置を用いた情報通信装置であって、さらに
前記第二回路と前記第一電源との接続を管理し、前記第一セレクタの出力を決定する選択信号を出力する電源管理部と、
情報通信処理を実行し、該情報通信処理の処理負荷に応じて前記選択信号の内容を決定する情報通信部と
を有することを特徴とする情報通信装置。
半導体装置図 半導体装置図 半導体装置図 半導体装置図 ノイズ遮断部、スイッチ制御部、およびスイッチ部の回路図 SSOノイズ発生時に遮断信号を出力する回路図 遮断信号出力部を有する回路図 遮断信号出力部を有する回路図 遮断信号出力部を有する回路図 反発ノイズを説明するための回路図 出力回路の回路図および真理値表 遮断信号出力部を有する回路図および動作波形図 遮断信号出力部を有する回路図およびセレクタの真理値表 動作波形図 遅延回路の回路図および真理値表 遮断信号出力部を有する回路図および動作波形図 ノイズ遮断部の回路図 遮断信号出力部を有する回路図および動作波形図 半導体装置図 遮断信号出力部の回路図 動作波形図 携帯電話の構成図
符号の説明
100〜102 配線
110 回路
112 スイッチ部
113 スイッチ制御部
114〜116 回路
117 ノイズ遮断部
120 信号
121 スイッチ制御信号
123 クロック信号
124 出力許可信号
150 パッケージ
151 半導体回路
201 抵抗素子
202 容量素子
301 インダクタンス素子
302 容量素子
400 ノイズ遮断部
410、411 遮断信号
500 レベルシフトバッファ
501 P型MOSトランジスタ
502 レベルシフトインバータ
503 P型MOSトランジスタ
504 N型MOSトランジスタ
604 出力許可信号
601(n) 信号
605(n) 信号
606 信号
620 レジスタ
621(n) レジスタ
622(n) レベルシフタ
630 遮断信号出力部
650 SSOノイズ波形
651 クロック波形
652 信号波形
653 出力許可信号波形
654 遮断信号
655 信号波形
656 ノイズ遮断部動作状態
657a〜657c トランジスタ501のスイッチング状態
700、701 信号
720 AND回路
730 遮断信号出力部
750〜755 波形
756a〜756e トランジスタ501のスイッチング状態
800〜802 信号
820 AND回路
821 NOT回路
822 遅延回路
830 遮断信号出力部
850〜857 波形
858a〜858e トランジスタ501のスイッチング状態
900〜902 信号
920 OR回路
921 遅延回路
1000、1001 半導体装置
1010、1011 入出力部
1020(n) 出力回路
1021(n) 抵抗素子
1023(n) 配線
1024 出力許可信号
1025 電流経路
1030 インダクタ素子
1031 抵抗素子
1200〜1203 信号
1220 AND回路
1221 OR回路
1222 レジスタ
1223 NOT回路
1230 遮断信号出力部
1300〜1303 信号
1320 セレクタ
1321 OR回路
1322、1325 遅延回路
1323 AND回路
1324 NOT回路
1330 遮断信号出力部
1350 セレクタ1320の真理値表
1500 遅延回路
1510〜1512 セレクタ
1520〜1522 遅延バッファ
1530〜1532 セレクト信号
1550 遅延回路1500の真理値表
1630 遮断信号出力部
1750 ノイズ遮断部
1900 遮断信号出力部
1910 遮断信号
2000 差動アンプ
2200 SOC
2201 CPU
2202 メモリコントローラ
2203 メモリIOポート
2204 メモリIO
2205 スイッチ部
2206 電源制御部
2207 PMU
2208 遮断信号出力部
2209 電源線
2210 メインメモリ
2211 不揮発性メモリ
2212 アラーム表示部
2213 ディスプレイ
2214 キー入力部
2215 情報通信部
2216 電池
2217 残量検出部
2220 選択信号
2222 クロック発生回路

Claims (10)

  1. 第一回路と、
    第一電源と接続した第二回路と、
    前記第一回路の信号出力に応じて遮断信号を出力する遮断信号出力部と、
    前記遮断信号に応じて、前記第二回路と前記第一電源との接続を制御するスイッチ制御信号の出力を遮断する電源制御部と、
    前記スイッチ制御信号に応じて前記第二回路と前記第一電源との接続を行い、前記スイッチ制御信号が遮断状態に移行した場合は一定時間の間該第二回路と該第一電源との接続を維持するスイッチ部と
    を有することを特徴とする電子回路装置。
  2. 前記遮断信号は、前記第一回路の信号出力を許可する出力許可信号を、該第一回路を駆動するクロック信号に同期させた第一信号であることを特徴とする、請求項1に記載の電子回路装置。
  3. 前記遮断信号は、前記第一信号と前記クロック信号との論理をとって発生させた第二信号であることを特徴とする、請求項2に記載の電子回路装置。
  4. 前記遮断信号は、前記第二信号と、該第二信号を反転させかつ所定時間遅延させた第三信号との論理をとって発生させた信号であることを特徴とする、請求項3に記載の電子回路装置。
  5. 前記遮断信号は、前記第二信号と、前記第二信号を所定時間遅延させた第四信号との論理をとって発生させた信号であることを特徴とする、請求項4に記載の電子回路装置。
  6. 前記遮断信号は、前記第一信号と、前記第一信号を前記クロック信号の1周期の間遅延させた第五信号との論理をとって発生させた信号と、該クロック信号との論理をとって発生させた第六信号であることを特徴とする、請求項5に記載の電子回路装置。
  7. 前記電源制御部および前記第一回路は第二電源に接続されており、
    前記電源制御部は、
    前記スイッチ制御信号の電圧振幅を前記第一電源電圧から前記第二電源電圧に変換するスイッチ制御部と
    前記遮断信号に応じて前記第二電源と前記スイッチ制御部との接続を遮断するノイズ遮断部と
    を有することを特徴とする、請求項1に記載の電子回路装置。
  8. 前記ノイズ遮断部は、
    前記遮断信号と前記スイッチ制御信号との論理積に応じて前記第二電源と前記スイッチ制御部との接続を遮断することを特徴とする、請求項7に記載の電子回路装置。
  9. 前記スイッチ部は、
    前記スイッチ制御信号に応じて前記第二回路と前記第一電源との接続を行うMOSトランジスタと、
    前記スイッチ制御信号が遮断状態に移行した場合に前記MOSトランジスタのゲートとソースとの間の電圧を一定時間維持する容量素子と
    を有することを特徴とする、請求項1に記載の電子回路装置。
  10. 前記遮断信号出力部は、
    前記第二電源電圧が前記スイッチ部の閾値電圧以下に変動したことを検出し前記遮断信号を出力することを特徴とする、請求項1に記載の電子回路装置。
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