JP2009124384A - 携帯端末装置および制御プログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】被制御装置の状態に関わらず、被制御装置を制御するための制御信号に対応する処理を被制御装置に行なわせることを可能とする携帯端末装置および制御プログラムを提供する。
【解決手段】指示入力を受付けた場合、予め順序づけられた複数の制御信号を、受信した制御信号に対応する処理を行なう被制御装置へ送信する。送信される複数の制御信号のうちの1番目の制御信号は、被制御装置を初期状態にするための信号であり、複数の制御信号の各々は、初期状態の被制御装置により順に受信されることにより、対応する処理が被制御装置により行なわれる信号である。
【選択図】図13
【解決手段】指示入力を受付けた場合、予め順序づけられた複数の制御信号を、受信した制御信号に対応する処理を行なう被制御装置へ送信する。送信される複数の制御信号のうちの1番目の制御信号は、被制御装置を初期状態にするための信号であり、複数の制御信号の各々は、初期状態の被制御装置により順に受信されることにより、対応する処理が被制御装置により行なわれる信号である。
【選択図】図13
Description
本発明は、携帯端末装置および制御プログラムに関し、特に、他の装置を制御するための処理を行なう携帯端末装置および制御プログラムに関する。
近年、リモートコントローラーとして使用可能な携帯電話等の携帯端末装置が普及しつつある。以下においては、リモートコントローラーにより制御される装置を、被制御装置ともいう。
特開2004−173241号公報(特許文献1)には、リモートコントローラーとしての携帯電話が、複数のリモートコントロールコードを、被制御装置へ送信することにより、被制御装置に複数の処理を連続して行なわせるための技術(以下、第1の先行技術ともいう)が開示されている。
特開2004−173241号公報
ここで、被制御装置は、たとえば、第1〜第4の状態になることが可能な装置であるとする。第1の状態は、たとえば、放送信号に基づく画像が表示される状態であるとする。第2の状態は、たとえば、番組表が表示される状態であるとする。第3の状態は、たとえば、録画予約した番組のリストが表示される状態であるとする。第4の状態は、たとえば、録画した番組のリストが表示される状態であるとする。
また、被制御装置は、第1の状態から、第2の状態または第4の状態へ遷移することが可能であるとする。また、被制御装置は、第2の状態から、第3の状態へ遷移することが可能であるとする。また、被制御装置は、第4の状態から、直接、第2の状態および第3の状態へ遷移することはできないとする。
ここで、被制御装置は、第4の状態であるとする。そして、被制御装置が第4の状態であるときに、被制御装置を、第3の状態にするために、被制御装置を、第2の状態、第3の状態に順に遷移させるための複数のリモートコントロール信号が、順次、被制御装置へ送信されたとする。この場合、被制御装置は、第4の状態から、直接、第2の状態および第3の状態へ遷移できないため、被制御装置は、意図する状態にならない。
すなわち、被制御装置の状態によっては、被制御装置を、リモートコントロール信号(以下、制御信号ともいう)に対応した、意図する状態にすることができないという問題が発生する。すなわち、被制御装置の状態によっては、被制御装置が、制御信号に対応した処理を行なわない場合が生じるという問題が発生する。第1の先行技術では、このような問題点を解決するための技術は開示されていない。
本発明は、上述の問題点を解決するためになされたものであって、その目的は、被制御装置の状態に関わらず、被制御装置を制御するための制御信号に対応する処理を被制御装置に行なわせることを可能とする携帯端末装置および制御プログラムを提供することである。
上述の課題を解決するために、この発明のある局面に従うと、受信した制御信号に対応する処理を行なう被制御装置と通信する携帯端末装置は、指示入力を受付けるための受付手段と、被制御装置を制御するための制御信号を、被制御装置へ送信するための送信手段とを備える。送信手段は、受付手段が指示入力を受付けた場合、予め順序づけられた複数の制御信号を、被制御装置へ送信し、送信される複数の制御信号のうちの1番目の制御信号は、被制御装置を初期状態にするための信号であり、複数の制御信号の各々は、初期状態の被制御装置により順に受信されることにより、対応する処理が被制御装置により行なわれる信号である。
好ましくは、送信手段は、複数の制御信号の少なくとも1つが、被制御装置の状態に関する特定信号である場合、複数の制御信号を、被制御装置へ送信する。
好ましくは、複数の制御信号の少なくとも1つが、被制御装置の状態に関する特定信号であるか否かを判定する判定手段をさらに備え、送信手段は、判定手段により複数の制御信号の少なくとも1つが特定信号であると判定された場合、複数の制御信号を、被制御装置へ送信する。
好ましくは、特定信号は、被制御装置を異なる複数の状態のいずれかの状態にするための信号、または、被制御装置の状態によっては、被制御装置が受信した特定信号に対応する処理が被制御装置により行なわれない無効な信号である。
好ましくは、初期状態にするための信号は、複数の信号を含む。
好ましくは、初期状態は、携帯端末装置から送信される制御信号に対応する処理を行なうことが可能な状態である信号対応可能状態であって、かつ、被制御装置が初めて信号対応可能状態となった場合において、被制御装置により制御信号に対応する処理が行なわれることにより被制御装置が複数種類の状態のいずれかの状態に遷移可能な状態である。
好ましくは、初期状態は、携帯端末装置から送信される制御信号に対応する処理を行なうことが可能な状態である信号対応可能状態であって、かつ、被制御装置が初めて信号対応可能状態となった場合において、被制御装置により制御信号に対応する処理が行なわれることにより被制御装置が複数種類の状態のいずれかの状態に遷移可能な状態である。
この発明の他の局面に従うと、受信した制御信号に対応する処理を行なう被制御装置と通信する携帯端末装置が実行する制御プログラムは、指示入力を受付けるステップと、指示入力が受付けられた場合、被制御装置を制御するための、予め順序づけられた複数の制御信号を、被制御装置へ送信するステップとを備える。送信される複数の制御信号のうちの1番目の制御信号は、被制御装置を初期状態にするための信号であり、複数の制御信号の各々は、初期状態の被制御装置により順に受信されることにより、対応する処理が被制御装置により行なわれる信号である。
本発明に係る携帯端末装置は、指示入力を受付けた場合、予め順序づけられた複数の制御信号を、受信した制御信号に対応する処理を行なう被制御装置へ送信する。送信される複数の制御信号のうちの1番目の制御信号は、被制御装置を初期状態にするための信号であり、複数の制御信号の各々は、初期状態の被制御装置により順に受信されることにより、対応する処理が被制御装置により行なわれる信号である。
したがって、被制御装置の状態に関わらず、被制御装置を制御するための制御信号に対応する処理を被制御装置に行なわせることを可能とすることができるという効果を奏する。
本発明に係る制御プログラムは、指示入力が受付けられた場合、被制御装置を制御するための、予め順序づけられた複数の制御信号を、受信した制御信号に対応する処理を行なう被制御装置へ送信する。送信される複数の制御信号のうちの1番目の制御信号は、被制御装置を初期状態にするための信号であり、複数の制御信号の各々は、初期状態の被制御装置により順に受信されることにより、対応する処理が被制御装置により行なわれる信号である。
したがって、被制御装置の状態に関わらず、被制御装置を制御するための制御信号に対応する処理を被制御装置に行なわせることを可能とすることができるという効果を奏する。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。以下の説明では、同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがって、それらについての詳細な説明は繰り返さない。
(システムの構成)
図1は、本実施の形態におけるネットワークシステム1000の構成を示す図である。図1を参照して、ネットワークシステム1000は、携帯端末装置500と、被制御装置600とを含む。
図1は、本実施の形態におけるネットワークシステム1000の構成を示す図である。図1を参照して、ネットワークシステム1000は、携帯端末装置500と、被制御装置600とを含む。
携帯端末装置500は、携帯電話である。なお、携帯端末装置500は、携帯電話に限定されることなく、通信機能を備え、携帯可能な装置であればどのような装置(たとえば、PDA(Personal Digital Assistance)、PC(Personal Computer))でもよい。
携帯端末装置500は、電話網60と、無線によりデータ通信可能である。電話網60は、たとえば、携帯電話のための電話網である。
被制御装置600は、携帯端末装置500から送信される信号により制御される装置である。被制御装置600は、一例として、テレビジョン受信機である。なお、被制御装置600は、テレビジョン受信機に限定されることなく、携帯端末装置500から送信される信号により制御される装置であればどのような装置であってもよい。被制御装置600は、たとえば、映像記録再生装置、音楽再生装置、PC等であってもよい。
携帯端末装置500は、無線または有線により、被制御装置600とデータ通信を行なう。携帯端末装置500は、無線または有線により、ネットワーク70とデータ通信を行なう機能を有する。ネットワーク70は、インターネットなどの広域なネットワークである。
また、被制御装置600は、無線または有線により、ネットワーク70とデータ通信を行なう機能を有する。また、ネットワーク70は、無線または有線により、電話網60とデータ通信可能である。したがって、携帯端末装置500は、電話網60を介して、ネットワーク70とデータ通信可能である。
(携帯端末装置)
次に、携帯端末装置500について詳細に説明する。
次に、携帯端末装置500について詳細に説明する。
図2は、携帯端末装置500の外観を正面から示した図である。図2を参照して、携帯端末装置500は、表示部530と、音声出力部570と、LED(Light Emitting Diode)576と、撮像部578とを備える。
表示部530は、文字や画像等を表示する機能を有する。表示部530には、文字や画像等を表示する表示面が設けられる。表示部530は、LCDパネル(Liquid Crystal Display Panel)を使用した装置である。なお、表示部530は、上記以外の表示方式のパネルを使用した装置であってもよい。
表示部530の表示面の解像度は、横480(ドット)×縦800(ドット)である。なお、表示部530の表示面の解像度は、横480(ドット)×縦800(ドット)に限定されることなく、他の解像度であってもよい。
また、表示部530は、ユーザが、表示面に直接触れることで、情報入力可能なタッチパネル機能を有する。表示部530は、ユーザが表示面にタッチした位置情報を、後述する制御部510へ送信する。制御部510は、受信した位置情報に基づいて、所定の処理を行なう。
音声出力部570は、電話の音声を出力する機能を有する。音声出力部570には、音声を出力するスピーカが含まれる。音声出力部570は、後述する制御部510から受信した音声データに基づく音声をスピーカから出力する。
LED576は、携帯端末装置500で行なわれる処理に応じて、光による報知を行なう。たとえば、LED576は、電話の着信があった場合、光を点滅させる。
撮像部578は、撮像対象となる被写体を撮像する撮像処理を行なう機能を有する。撮像部578は、図示しない、撮像レンズ、受光部およびカラーフィルタ部とを含む。受光部は、入力された光を電気信号に変換する機能を有する。受光部は、複数の受光素子から構成される。受光素子は、たとえば、CCD(Charge Coupled Device)イメージセンサまたはCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)イメージセンサ等を使用した素子である。
カラーフィルタ部は、複数のカラーフィルタから構成される。カラーフィルタは、R、G、Bの各々に対応したフィルタである。複数のカラーフィルタは、複数の受光素子にそれぞれ対応して設けられる。
撮像処理では以下の処理が行なわれる。まず、撮像部578が、撮像対象となる被写体に反射されて撮像レンズに入射した光、または、光源(たとえば、照明)からの光を、カラーフィルタ部を介して、受光部に入力させる。受光部は入力された光を電気信号に変換する。そして、撮像部578は、変換した電気信号をデジタルデータ(以下、撮像画像データともいう)に変換する。
携帯端末装置500は、さらに、入力部540を備える。
入力部540は、ボタン群541を含む。ボタン群541は、方向ボタン541A,541B,541C,541Dと、決定ボタン541Eとを含む。方向ボタン541A,541B,541C,541Dは、ユーザによる短時間(たとえば、1秒未満)の押下操作(以下、短押操作ともいう)により、表示部530に画像が表示されている場合、画像内の移動させる対象となる物(たとえば、カーソル等)を上下左右に移動させるためのボタンである。
入力部540は、ボタン群541を含む。ボタン群541は、方向ボタン541A,541B,541C,541Dと、決定ボタン541Eとを含む。方向ボタン541A,541B,541C,541Dは、ユーザによる短時間(たとえば、1秒未満)の押下操作(以下、短押操作ともいう)により、表示部530に画像が表示されている場合、画像内の移動させる対象となる物(たとえば、カーソル等)を上下左右に移動させるためのボタンである。
具体的には、短押操作があった、方向ボタン541A,541B,541C,541Dは、たとえば、カーソルを、それぞれ、上,下,左,右に移動させるためのボタンである。また、方向ボタン541A,541B,541C,541Dは、ユーザによる長時間(たとえば、一秒以上)の押下操作(以下、長押操作ともいう)により、たとえば画面をそれぞれ、上,下,左,右に画面スクロールすることも可能である。
決定ボタン541Eは、短押操作により、たとえば、方向ボタン541A,541B,541C,541Dの短押操作により選択された項目等を決定するためのボタンである。
入力部540は、さらに、機能ボタン542A,542B,543A,543Bを含む。機能ボタン542A,542Bの各々は、短押操作により、たとえば、ユーザにより予め設定されたプログラム等を起動させるためのボタンである。
機能ボタン543Aは、電話をかけるためのボタンである。たとえば、機能ボタン543Aは、後述する文字ボタン群546の短押操作により電話番号を入力した後に、短押操作されることで、入力した電話番号の携帯端末装置に電話をかける処理が行なわれる。また、機能ボタン543Aは、携帯端末装置500に電話がかかってきた場合、短押操作により通話開始を行なうためのボタンである。機能ボタン543Bは、携帯端末装置500が通話中である場合、短押操作により通話を終了させるためのボタンである。また、機能ボタン543Bは、ユーザによる長時間(たとえば、1秒以上)の押下操作(以下、長押操作ともいう)により、携帯端末装置500の電源のオンとオフとの切替えを行なうためのボタンである。
入力部540は、さらに、文字ボタン群546を含む。
図3は、一例としての文字ボタン群546を示す図である。図3を参照して、文字ボタン群546は、文字ボタンAB,CLB,CB,1B,2B,3B,4B,5B,6B,7B,8B,9B,KB,0B,#Bを含む。文字ボタンAB,CLB,CB,1B,2B,3B,4B,5B,6B,7B,8B,9B,KB,0B,#Bの各々は、短押操作により、数字、文字または記号等を入力するためのボタンである。なお、文字ボタン群546に含まれる文字ボタンの数は、15個に限定されない。
図3は、一例としての文字ボタン群546を示す図である。図3を参照して、文字ボタン群546は、文字ボタンAB,CLB,CB,1B,2B,3B,4B,5B,6B,7B,8B,9B,KB,0B,#Bを含む。文字ボタンAB,CLB,CB,1B,2B,3B,4B,5B,6B,7B,8B,9B,KB,0B,#Bの各々は、短押操作により、数字、文字または記号等を入力するためのボタンである。なお、文字ボタン群546に含まれる文字ボタンの数は、15個に限定されない。
文字ボタンABは、短押操作される毎に、大文字のアルファベットを入力するモードと、小文字のアルファベットを入力するモードとを切換えるためのボタンである。文字ボタンCLBは、短押操作により、入力されている文字を削除するためのボタンである。文字ボタンCBは、短押操作される毎に、入力する文字の種別を変更するためのボタンである。文字ボタン1B,2B,3B,4B,5B,6B,7B,8B,9B,KB,0B,#Bの各々は、対応するボタン内に表示されている文字等を入力するためのボタンである。たとえば、文字ボタン3Bは、短押操作により、“3”、さ、し、す、せ、そ、D、E、F等のいずれかの文字を入力するためのボタンである。
再び、図2を参照して、入力部540は、入力部540に含まれる複数のボタンのうち、短押操作または長押操作されたボタンに対応するボタン信号を、後述する制御部510へ送信する。すなわち、入力部540は、ユーザが携帯端末装置500を操作するためのインターフェースである。以下においては、ユーザによる、入力部540の操作または表示部530に対するタッチ操作を、インターフェース操作Mともいう。
携帯端末装置500は、さらに、音声入力部574と、記録媒体挿入部550Aとを備える。音声入力部574は、通話のときに、音声を入力する機能を有する。音声入力部574には、音声を入力するマイクが含まれる。音声入力部574は、マイクにより取得した音声を音声データに変換して、音声データを、携帯端末装置500内の後述する制御部510へ送信する。記録媒体挿入部550Aは、携帯端末装置500に後述する記録媒体を挿入する部分である。
図4は、携帯端末装置500の内部構成を示したブロック図である。なお、図4には、説明のために、記録媒体555も示している。記録媒体555には、後述するプログラム180が記録されている。すなわち、プログラム180は、媒体等に記録されてプログラム製品として流通される。また、記録媒体555もプログラム製品として流通される。
図4を参照して、携帯端末装置500は、さらに、制御部510と、一時記憶部522と、記憶部520とを備える。
記憶部520は、データを不揮発的に記憶する機能を有する。記憶部520は、制御部510によってデータアクセスされる。記憶部520は、電源を供給されなくてもデータを不揮発的に保持可能な媒体(たとえば、フラッシュメモリ)である。記憶部520には、プログラム180、その他の各種データ等が記憶されている。
制御部510は、記憶部520に記憶されたプログラム180に従って、携帯端末装置500内の各部に対する各種処理や、演算処理等を行なう機能を有する。制御部510は、CPU(Central Processing Unit)である。なお、制御部510は、CPUに限定されることなく、演算機能を有するその他の回路であってもよい。
一時記憶部522は、制御部510によってデータアクセスされ、一時的にデータを記憶するワークメモリとして使用される。一時記憶部522は、DRAM(Dynamic Random Access Memory)である。なお、一時記憶部522は、DRAMに限定されることなく、データを揮発的に記憶可能なその他の回路であってもよい。
携帯端末装置500は、さらに、VDP532(Video Display Processor)と、VRAM(Video Random Access Memory)536とを備える。
VRAM536は、画像データを一時的に記憶する機能を有する。
制御部510は、記憶部520に記憶されたプログラム180に従って、VDP532に対し、描画指示を出す。描画指示とは、画像を生成し、当該画像を表示部530に表示させる指示である。
制御部510は、記憶部520に記憶されたプログラム180に従って、VDP532に対し、描画指示を出す。描画指示とは、画像を生成し、当該画像を表示部530に表示させる指示である。
VDP532は表示部530と接続されている。VDP532は、制御部510からの描画指示に応じて、記憶部520内の後述するプログラム180からフォントデータ、図形データ等を読出し、VRAM536を利用して画像を生成する。そして、VDP532は、VRAM536に記憶された画像データを読出し、表示部530に、当該画像データに基づく画像を表示させる。
携帯端末装置500は、さらに、入力部540と、記録媒体アクセス部550とを備える。
制御部510は、入力部540に含まれる、前述した複数のボタンのうち、短押操作または長押操作があったボタンに対応するボタン信号を、入力部540から受信する。制御部510は、受信したボタン信号に応じた処理を行なう。
記録媒体アクセス部550は、記録媒体555が前述の記録媒体挿入部550Aから携帯端末装置500に挿入(装着)されると、記録媒体555にデータアクセス可能となる。これにより、記録媒体アクセス部550は、プログラム180が記録された記録媒体555から、プログラム180を読出すことが可能となる。
記録媒体555に記憶されているプログラム180は、制御部510のインストール処理により、記録媒体アクセス部550により読み出され、制御部510が、プログラム180を、記憶部520に記憶させる。このインストール処理用プログラムは、予め、記憶部520に格納されており、インストール処理は、制御部510が、インストール処理用プログラムに基づいて行なう。
なお、記憶部520には、プログラム180がインストールされていなくてもよい。この場合、制御部510は、記録媒体アクセス部550を介して、記録媒体555に記憶されたプログラム180を読み出して、プログラム180に基づいた所定の処理を行なう。記録媒体555には、さらに、コンテンツデータ等も記録されている。コンテンツデータは、たとえば、音楽データ、動画像データ等である。
記録媒体555は、SD(Secure Digital)メモリーカードである。なお、記録媒体555は、SDメモリーカードに限定されることなく、データを不揮発的に記録可能なその他の媒体であってもよい。
携帯端末装置500は、さらに、通信部560と、通信部562とを備える。
通信部560は、制御部510とデータの送受信を行なう。また、通信部560は、被制御装置600と有線または無線で、データの送受信を行なう機能を有する。
通信部560は、制御部510とデータの送受信を行なう。また、通信部560は、被制御装置600と有線または無線で、データの送受信を行なう機能を有する。
通信部560は、USB(登録商標)(Universal Serial Bus)2.0の規格に基づく、シリアル転送を行なう通信用インターフェースの機能を有する。なお、シリアル転送を行なう通信用インターフェースの規格は、USB2.0に限定されることなく他の規格であってもよい。
なお、通信部560は、パラレル転送を行なう通信用インターフェースの機能を有していてもよい。パラレル転送を行なう通信用インターフェースは、たとえば、セントロニクス準拠の規格に準拠したインターフェースである。また、通信部560は、IEEE1394またはSCSI規格に基づく通信用インターフェースの機能を有していてもよい。
また、通信部560は、さらに、無線データ通信機能を有する。無線データ通信機能は、Bluetooth(登録商標)を使用して、無線でデータ通信を行なう機能を有する。なお、無線データ通信は、Bluetooth(登録商標)を使用した方式に限定されることなく、たとえば、赤外線等を使用した他の通信方式であってもよい。通信部560は、制御部510からの制御指示に応じて、被制御装置600と無線でデータ通信を行なう。
通信部562は、制御部510と、データの送受信を行なう。通信部562は、有線技術を利用して、ネットワーク70とデータ通信を行なう機能を有する。有線技術は、たとえば、イーサネット(登録商標)に基づく技術である。この場合、通信部562は、たとえば、LANケーブルを介して、ネットワーク70とデータ通信を行なうことができる。
なお、有線技術は、イーサネット(登録商標)に基づく技術に限定されることなく、その他の有線技術であってもよい。
なお、有線技術は、イーサネット(登録商標)に基づく技術に限定されることなく、その他の有線技術であってもよい。
また、通信部562は、無線技術を利用して、ネットワーク70とデータ通信を行なう機能を有する。無線技術は、たとえば、IEEE802.11gに基づく技術である。なお、無線技術は、IEEE802.11gに基づく技術に限定されることなく、その他の無線技術であってもよい。したがって、通信部562は、無線により、ネットワーク70とデータ通信を行なうことができる。
携帯端末装置500は、さらに、アンテナ564と、通信部566とを備える。
アンテナ564は、通信部566と接続されている。通信部566は、アンテナ564を利用して、無線通信信号を送受信する機能を有する。通信部566は、制御部510により指示された周波数の無線通信信号を、アンテナ564を介して受信する。無線通信信号は、音声データ、文字データおよび画像データ等を含む信号である。
アンテナ564は、通信部566と接続されている。通信部566は、アンテナ564を利用して、無線通信信号を送受信する機能を有する。通信部566は、制御部510により指示された周波数の無線通信信号を、アンテナ564を介して受信する。無線通信信号は、音声データ、文字データおよび画像データ等を含む信号である。
通信部566は、アンテナ564を利用して、無線通信信号により、図示しない最寄の基地局と通信を行なう。最寄の基地局は、電話網60と通信を行なうことができる。したがって、通信部566は、アンテナ564を利用して、無線通信信号により、最寄の基地局を介して、電話網60と通信を行なう。通信部566は、無線通信信号を受信した場合、当該無線通信信号を復調し、復調した無線通信信号に基づくデータを、制御部510へ送信する。また、通信部566は、無線通信信号を送信する場合、制御部510からデータ(たとえば、音声データ)を受信し、当該データを、所定のプロトコルに基づいて、無線通信信号に変換する。そして、通信部566は、アンテナ564を利用して、変換した無線通信信号を、図示しない最寄の基地局を介して、電話網60へ送信する。
通信部566は、最寄の基地局と通信を行なうことで、基地局の位置を示す情報(以下、基地局位置情報ともいう)も取得可能である。通信部566は、制御部510からの制御指示に応じて、取得した基地局位置情報を、制御部510へ送信する。制御部510は、受信した基地局位置情報に基づいて、携帯端末装置500の位置を大まかに把握することができる。
また、通信部566は、GPS(Global Positioning System)機能を有する。GPS機能とは、人口衛星と通信して、携帯端末装置500の位置(緯度、経度、高度等に基づく位置)の情報(以下、GPS位置情報ともいう)を取得する機能である。通信部566は、制御部510からの制御指示に応じて、GPS位置情報を取得し、制御部510へ送信する。
携帯端末装置500は、制御部510および通信部566の処理により、電話網60を介して、ネットワーク70からプログラムのダウンロード処理を行ない、記憶部520に格納することもできる。この場合、当該ダウンロードしたプログラムは、プログラム180である。
制御部510は、ネットワーク70からダウンロードしたプログラム(プログラム180)に従って、所定の処理を行なう。このダウンロード用プログラムは、予め、記憶部520に格納されており、ダウンロード処理は、制御部510が、ダウンロード用プログラムに基づいて行なう。
携帯端末装置500は、さらに、音声出力部572を備える。音声出力部572は、携帯端末装置500の外部に設けられる。音声出力部572は、制御部510で行なわれる処理に対応した音声を出力する機能を有する。音声出力部572には、音声を出力するスピーカが含まれる。音声出力部572は、制御部510から受信した音声データに基づく音声をスピーカから出力する。
制御部510は、前述した音声出力部570、音声入力部574とデータ通信する。
制御部510が、音声データを音声出力部570へ送信すると、音声出力部570は、制御部510から受信した音声データに基づく音声をスピーカから出力する。
制御部510が、音声データを音声出力部570へ送信すると、音声出力部570は、制御部510から受信した音声データに基づく音声をスピーカから出力する。
ユーザが音声入力部574に含まれるマイクに対して音声を発すると、音声入力部574は、マイクにより取得した音声を音声データに変換して、音声データを、制御部510へ送信する。
制御部510は、前述したLED576および撮像部578の各々とデータ通信する。LED576は、制御部510からの制御指示に基づいて、光を発する。
撮像部578は、制御部510からの制御指示に基づいて、前述の撮像処理を行ない、撮像画像データを制御部510へ送信する。制御部510は、撮像画像データを受信すると、撮像画像データを、一時記憶部522、記憶部520および記録媒体555のいずれかに記憶させる。
携帯端末装置500は、さらに、振動部579を備える。振動部579は、制御部510からの制御指示に基づいて、振動部579自身が振動することにより、携帯端末装置500を振動させる機能を有する。振動部579は、たとえば、電話の着信、電子メールの受信時に、制御部510からの制御指示に基づいて、携帯端末装置500を振動させる。
(被制御装置)
次に、被制御装置600について詳細に説明する。
次に、被制御装置600について詳細に説明する。
図5は、被制御装置600の内部構成を示したブロック図である。図5を参照して、被制御装置600は、表示部630と、音声出力部670とを備える。表示部630は、文字や画像等を表示する機能を有する。表示部630は、LCDパネル(Liquid Crystal Display Panel)を使用した装置である。なお、表示部530は、上記以外の表示方式のパネルを使用した装置であってもよい。
表示部630が表示可能な画像のサイズは、表示部530が表示可能な画像のサイズより大きい。また、表示部630の解像度は、表示部530の解像度より大きい。たとえば、表示部630の解像度は、横1920(ドット)×縦1080(ドット)の解像度である。なお、表示部630の解像度は、横1920(ドット)×縦1080(ドット)に限定されることなく、他の解像度であってもよい。
音声出力部670は、被制御装置600の外部に設けられる。音声出力部670は、後述する制御部610で行なわれる処理に対応した音声を出力する機能を有する。音声出力部670には、音声を出力するスピーカが含まれる。音声出力部670は、後述する制御部610から受信した音声データに基づく音声をスピーカから出力する。
被制御装置600は、さらに、制御部610と、一時記憶部622と、記憶部620とを備える。
記憶部620は、データを不揮発的に記憶する機能を有する。記憶部620は、制御部610によってデータアクセスされる。記憶部620は、大容量のデータを記憶可能なハードディスクである。なお、記憶部620は、ハードディスクに限定されることなく、電源を供給されなくてもデータを不揮発的に保持可能な媒体(たとえば、フラッシュメモリ)であればよい。記憶部620には、プログラム180A、後述する録画データ、その他の各種データ等が記憶されている。
制御部610は、記憶部620に記憶されたプログラム180Aに従って、被制御装置600内の各部に対する各種処理や、演算処理等を行なう機能を有する。制御部610は、前述の制御部510と同様なものであるので詳細な説明は繰り返さない。
一時記憶部622は、制御部610によってデータアクセスされ、一時的にデータを記憶するワークメモリとして使用される。一時記憶部622は、前述の一時記憶部522と同様なものであるので詳細な説明は繰り返さない。
被制御装置600は、さらに、アンテナ602と、チューナ605と、データ処理部607とを備える。
アンテナ602は、チューナ605と接続されている。チューナ605は、制御部610により指示された周波数の放送信号を、アンテナ602を介して受信する。チューナ605は、ディジタル放送に基づく放送信号およびアナログ放送に基づく放送信号を受信する機能を有する。チューナ605は、受信した放送信号を、データ処理部607へ送信する。
データ処理部607は、制御部610から、表示部630に画像を表示させるための表示指示を受信すると、受信した放送信号から画像データを取得し、当該画像データを、後述するVDP632へ送信する。VDP632は、画像データを受信すると、表示部630に画像データに基づく画像(動画像または静止画像)を表示させる。以下においては、チューナ605が受信した放送信号に基づく画像であって、かつ、表示部630に表示される画像を、TV画像ともいう。
データ処理部607が受信した放送信号が、アナログ放送に基づく信号である場合であって、かつ、制御部610から、録画処理を行なうための録画指示を受信した場合、データ処理部607は、放送信号から取得した画像データおよび音声データを圧縮して、録画データとして、記憶部620に記憶させる。また、データ処理部607が受信した放送信号が、ディジタル放送に基づく信号である場合であって、かつ、制御部610から、録画処理を行なうための録画指示を受信した場合、データ処理部607は、放送信号から取得した画像データおよび音声データを、録画データとして、記憶部620に記憶させる。
記憶部620に記憶される録画データは、MPEG2形式で圧縮されたデータである。なお、録画データは、MPEG2形式で圧縮されたデータに限定されることなく、他の形式で圧縮されたデータであってもよい。ここで、他の形式とは、たとえば、H.264等の形式である。以下においては、記憶部620に記憶される録画データを、コンテンツともいう。
なお、放送信号は、EPG(Electric Program Guide)データを含む。EPGデータは、複数の番組情報を示すデータである。
被制御装置600は、さらに、VDP632と、VRAM636とを備える。
VRAM636は、画像データを一時的に記憶する機能を有する。
VRAM636は、画像データを一時的に記憶する機能を有する。
制御部610は、記憶部620に記憶されたプログラム180Aに従って、VDP632に対し、描画指示を出す。描画指示とは、画像を生成し、当該画像を表示部630に表示させる指示である。
VDP632は表示部630と接続されている。VDP632は、制御部610からの描画指示に応じて、記憶部620内の後述するプログラム180Aからフォントデータ、図形データ等を読出し、VRAM636を利用して画像を生成する。そして、VDP632は、VRAM636に記憶された画像データを読出し、表示部630に、当該画像データに基づく画像を表示させる。
被制御装置600は、さらに、入力部640を備える。
入力部640は、図示されない複数のボタンを含む。複数のボタンは、被制御装置600の外部に設けられている。複数のボタンのうち、いずれかのボタンがユーザにより押下操作されると、入力部640は、押下操作されたボタンに対応するボタン信号を、制御部610へ送信する。制御部610は、受信したボタン信号に基づいて、所定の処理を行なう。以下においては、ユーザによる、入力部640のボタン操作を、インターフェース操作Tともいう。
入力部640は、図示されない複数のボタンを含む。複数のボタンは、被制御装置600の外部に設けられている。複数のボタンのうち、いずれかのボタンがユーザにより押下操作されると、入力部640は、押下操作されたボタンに対応するボタン信号を、制御部610へ送信する。制御部610は、受信したボタン信号に基づいて、所定の処理を行なう。以下においては、ユーザによる、入力部640のボタン操作を、インターフェース操作Tともいう。
被制御装置600は、さらに、通信部660と、通信部662とを備える。
通信部660は、制御部610とデータの送受信を行なう。また、通信部660は、携帯端末装置500と有線または無線で、データの送受信を行なう機能を有する。なお、通信部660は、前述の通信部560と同様な構成および機能を有するので詳細な説明は繰り返さない。
通信部660は、制御部610とデータの送受信を行なう。また、通信部660は、携帯端末装置500と有線または無線で、データの送受信を行なう機能を有する。なお、通信部660は、前述の通信部560と同様な構成および機能を有するので詳細な説明は繰り返さない。
通信部662は、制御部610と、データの送受信を行なう。通信部662は、有線技術を利用して、ネットワーク70とデータ通信を行なう機能を有する。有線技術は、たとえば、イーサネット(登録商標)に基づく技術である。この場合、通信部662は、たとえば、LANケーブルを介して、ネットワーク70とデータ通信を行なうことができる。なお、有線技術は、イーサネット(登録商標)に基づく技術に限定されることなく、その他の有線技術であってもよい。
また、通信部662は、無線技術を利用して、ネットワーク70とデータ通信を行なう機能を有する。無線技術は、たとえば、IEEE802.11gに基づく技術である。なお、無線技術は、IEEE802.11gに基づく技術に限定されることなく、その他の無線技術であってもよい。したがって、通信部662は、無線により、ネットワーク70とデータ通信を行なうことができる。
したがって、本実施の形態における被制御装置600は、ネットワーク70から、通信部50および通信部662を介して、プログラムのダウンロード処理を行ない、記憶部620に格納することもできる。この場合、当該ダウンロードしたプログラムは、プログラム180Aである。
制御部610は、ネットワーク70からダウンロードしたプログラム(プログラム180A)に従って、所定の処理を行なう。このダウンロード用プログラムは、予め、記憶部620に格納されており、ダウンロード処理は、制御部610が、ダウンロード用プログラムに基づいて行なう。
被制御装置600は、さらに、RC信号受信部680を備える。RC信号受信部680は、リモートコントローラー300から出力される、被制御装置600を制御するためのリモートコントロール信号(以下、RC信号ともいう)を受信する機能を有する。RC信号受信部680は、受信したRC信号を制御部610へ送信する。制御部610は、受信したRC信号に応じて、対応する処理を行なう。
なお、以下においては、携帯端末装置500の通信部560から送信される、被制御装置600を制御するためのリモートコントロール信号も、RC信号という。この場合、通信部660が、携帯端末装置500から送信されたRC信号を受信し、受信したRC信号を制御部610へ送信する。制御部610は、受信したRC信号に応じて、対応する処理を行なう。RC信号は、被制御装置600の制御を行なうための制御信号である。以下においては、携帯端末装置500が被制御装置600へ送信するRC信号により、被制御装置600を制御可能となる携帯端末装置500の動作モードを、リモートコントロールモード(以下、RCモードともいう)という。
制御部610は、前述した音声出力部670とデータ通信する。制御部610が、音声データを音声出力部670へ送信すると、音声出力部670は、制御部610から受信した音声データに基づく音声をスピーカから出力する。
(被制御装置の状態の遷移)
被制御装置600は、表示する画像の状態によって、様々な状態になる。次に、被制御装置の状態について説明する。
被制御装置600は、表示する画像の状態によって、様々な状態になる。次に、被制御装置の状態について説明する。
図6は、被制御装置600の表示部630が表示する画像の例を示す図である。図6を参照して、被制御装置600は、携帯端末装置500から送信されるRC信号を受信することにより、表示部630に、TV画像G100、番組表画像G100A、予約リスト画像G100B、録画リスト画像G100C等を表示する。
TV画像G100は、被制御装置600が受信した放送信号に基づく画像である。番組表画像G100Aは、複数の番組情報Aを表示する。複数の番組情報Aは、放送信号に含まれるEPGデータが示す複数の番組情報のうちの一部の番組情報が示す情報により、制御部610により生成される情報である。EPGデータが示す複数の番組情報の各々は、たとえば、番組が放送される時間、番組が放送されるチャンネル、番組名、番組の出演者等を示す。したがって、複数の番組情報Aの各々は、番組表画像G100Aにおいて、対応するチャンネルと、対応する時間とにより特定される位置に表示される。また、複数の番組情報Aの各々は、番組名、番組の出演者等を示す。
表示部630に番組表画像G100Aが表示されている状態で、携帯端末装置500において、録画予約操作があった場合、被制御装置600は、録画予約処理を行なう。ここで、録画予約操作は、携帯端末装置500において、番組表画像G100Aに表示される複数の番組情報Aのいずれかを選択し、選択した番組情報Aに対応する番組の録画予約を行なうためのインターフェース操作Mである。録画予約処理は、制御部610が、録画予約操作により録画予約の対象となった番組の情報(以下、録画予約情報ともいう)を、記憶部620に記憶させる処理である。録画予約情報は、前述した録画処理を行なう日付および時間、録画処理を行なう番組名等を示す。
予約リスト画像G100Bは、前述した録画予約処理により、記憶部620に記憶された1以上の録画予約情報を表示する画像である。
録画リスト画像G100Cは、複数の録画番組画像を表示する画像である。複数の録画番組画像の各々は、録画処理により録画された番組の名称、サムネイル画像等を表示する。サムネイル画像は、対応する番組の内容を示すための画像である。サムネイル画像は、動画像および静止画像のいずれであってもよい。サムネイル画像は、たとえば、対応する番組の1シーンの動画像であってもよい。
次に、被制御装置600の制御部610が対応可能な制御信号としてのRC信号について、以下の信号テーブルT100を参照しながら、説明する。
ここで、被制御装置600は、図示しない電源から、自装置が動作するための動作電圧の供給を受ける。被制御装置600は、図示しない、主電源スイッチおよび画像表示電源スイッチを備える。主電源スイッチは、RC信号を受信するための各部位を少なくとも動作させるための動作電圧(以下、メイン電圧ともいう)の供給の有無を切換えるためのスイッチである。画像表示電源スイッチは、表示部630に画像を表示させるための各部位を動作させるための動作電圧(以下、画像表示電圧ともいう)の供給の有無を切換えるためのスイッチである。
ここで、被制御装置600の動作モードは、通常モードと、待機モードとを有する。主電源スイッチおよび画像表示電源スイッチがオンである場合、被制御装置600は、通常モードとなる。この場合、通常モードの被制御装置600には、メイン電圧および画像表示電圧が供給される。主電源スイッチがオンであり、画像表示電源スイッチがオフである場合、被制御装置600は、待機モードとなる。待機モードの被制御装置600には、画像表示電圧が供給されず、メイン電圧が供給される。したがって、待機モードの被制御装置600は、表示部630に画像を表示できない状態となる。すなわち、待機モードの被制御装置600は、表示部630に画像が表示されていない状態である。
図7は、一例としての信号テーブルT100を示す図である。図7を参照して、信号テーブルT100において、「信号名」とは、制御信号としてのRC信号の名称である。なお、信号テーブルT100に示される信号名のRC信号は、制御部610が対応可能な全てのRC信号の一部である。
信号名が“POWER”のRC信号(以下、POWER−RC信号ともいう)は、被制御装置600において、待機モードと、通常モードとを切換えるための信号である。待機モードの被制御装置600が、POWER−RC信号を受信すると、画像表示電源スイッチがオンにされ、表示部630に画像を表示させることができる。この場合、被制御装置600は、通常モードになる。通常モードの被制御装置600が、POWER−RC信号を受信すると、画像表示電源スイッチがオフにされ、被制御装置600は、待機モードとなる。
ここで、表示部630に、図6のTV画像G100が表示されている被制御装置600の状態を、第1の状態ともいう。また、表示部630に、番組表画像G100Aが表示されている被制御装置600の状態を、第2の状態ともいう。また、表示部630に、予約リスト画像G100Bが表示されている被制御装置600の状態を、第3の状態ともいう。また、表示部630に、録画リスト画像G100Cが表示されている被制御装置600の状態を、第4の状態ともいう。
次に、図6および図7を参照して、信号テーブルT100が示す信号名のRC信号について説明する。信号名が“PRT”のRC信号(以下、PRT−RC信号ともいう)は、第1の状態の被制御装置600の表示部630に、番組表画像G100Aを表示させるための信号である。すなわち、PRT−RC信号は、被制御装置600の状態を、第1の状態から、第2の状態へ遷移させるための信号である。また、PRT−RC信号は、第2の状態の被制御装置600の表示部630に表示されている番組表画像G100Aの代わりに、TV画像G100を表示部630に表示させるための信号である。すなわち、PRT−RC信号は、被制御装置600の状態を、第2の状態から、第1の状態へ遷移させるための信号でもある。
信号名が“END”のRC信号(以下、END−RC信号ともいう)は、表示部630に表示されている画像を消去するための信号である。
信号名が“TV”のRC信号(以下、TV−RC信号ともいう)は、表示部630にTV画像G100を表示させるための信号である。第2の状態の被制御装置600は、END−RC信号およびTV−RC信号を、END−RC信号、TV−RC信号の順で受信することにより、表示部630に表示されている番組表画像G100Aを消去して、表示部630にTV画像G100を表示させる。
信号名が“RVLT”のRC信号(以下、RVLT−RC信号ともいう)は、第2の状態の被制御装置600の表示部630に、予約リスト画像G100Bを表示させるための信号である。すなわち、RVLT−RC信号は、被制御装置600の状態を、第2の状態から、第3の状態へ遷移させるための信号である。また、RVLT−RC信号は、第3の状態の被制御装置600の表示部630に表示されている予約リスト画像G100Bの代わりに、番組表画像G100Aを表示部630に表示させるための信号である。すなわち、RVLT−RC信号は、被制御装置600の状態を、第3の状態から、第2の状態へ遷移させるための信号でもある。第3の状態の被制御装置600は、END−RC信号およびTV−RC信号を、END−RC信号、TV−RC信号の順で受信することにより、表示部630に表示されている予約リスト画像G100Bを消去して、表示部630にTV画像G100を表示させる。
信号名が“RECLT”のRC信号(以下、RECLT−RC信号ともいう)は、第1の状態の被制御装置600の表示部630に、録画リスト画像G100Cを表示させるための信号である。すなわち、RECLT−RC信号は、被制御装置600の状態を、第1の状態から、第4の状態へ遷移させるための信号である。第4の状態の被制御装置600は、END−RC信号およびTV−RC信号を、END−RC信号、TV−RC信号の順で受信することにより、表示部630に表示されている録画リスト画像G100Cを消去して、表示部630にTV画像G100を表示させる。
すなわち、END−RC信号およびTV−RC信号は、被制御装置600の状態が第1〜第4の状態のいずれの状態であっても、被制御装置600の状態を、第1の状態へ遷移させるための信号である。なお、被制御装置600の状態が第1〜第4の状態のいずれの状態であっても、被制御装置600を、第1の状態へ遷移させるための信号は、END−RC信号のみであってもよい。
以下においては、携帯端末装置500から送信される制御信号(RC信号)に対応する処理を行なうことが可能な被制御装置600の状態を、信号対応可能状態ともいう。また、第1の状態の被制御装置600は、被制御装置600が初めて信号対応可能状態となった場合において、被制御装置600が制御信号としてのPRT−RC信号またはRECLT−RC信号に対応する処理を行なうことにより、第2の状態および第4の状態のいずれかの状態に遷移可能な状態(以下、初期状態ともいう)である。
ここで、END−RC信号およびTV−RC信号を、END−RC信号、TV−RC信号の順で含む1つの信号は、被制御装置600を、初期状態(第1の状態)にするための信号(以下、初期状態設定信号ともいう)でもある。すなわち、初期状態設定信号は、END−RC信号およびTV−RC信号を、END−RC信号、TV−RC信号の順で含む1つの制御信号でもある。
なお、第4の状態の被制御装置600は、PRT−RC信号を受信しても、PRT−RC信号に対応する処理を行なわない。すなわち、第4の状態の被制御装置600において、PRT−RC信号は、無効な信号となる。同様に、第4の状態の被制御装置600において、RECLT−RC信号およびRVLT−RC信号は、無効な信号となる。
また、同様に、第1の状態の被制御装置600において、RVLT−RC信号は、無効な信号となる。第2の状態の被制御装置600において、RECLT−RC信号は、無効な信号となる。第3の状態の被制御装置600において、PRT−RC信号およびRECLT−RC信号は、無効な信号となる。すなわち、PRT−RC信号、RVLT−RC信号、RECLT−RC信号は、被制御装置600の状態によっては、無効となる信号である。
なお、PRT−RC信号は、被制御装置600を、第1の状態および第2の状態のいずれかにするための信号である。また、RVLT−RC信号は、被制御装置600を、第2の状態および第3の状態のいずれかにするための信号である。すなわち、PRT−RC信号およびRVLT−RC信号は、被制御装置600を、異なる複数の状態のいずれかの状態にするための信号である。
なお、POWER−RC信号、PRT−RC信号、END−RC信号、TV−RC信号、RVLT−RC信号、RECLT−RC信号のデータは、予め、携帯端末装置500の記憶部520に記憶されているとする。
(複数の制御信号の送信)
次に、携帯端末装置500が、複数の制御信号を、被制御装置600へ送信することにより、被制御装置600を制御するための処理(以下、装置制御処理Mともいう)について説明する。なお、被制御装置600では、制御信号対応処理Tが行なわれる。制御信号対応処理Tは、他の処理とは独立して行なわれる処理である。
次に、携帯端末装置500が、複数の制御信号を、被制御装置600へ送信することにより、被制御装置600を制御するための処理(以下、装置制御処理Mともいう)について説明する。なお、被制御装置600では、制御信号対応処理Tが行なわれる。制御信号対応処理Tは、他の処理とは独立して行なわれる処理である。
ここで、携帯端末装置500の表示部530には、インターフェース操作Mにより、複数の制御信号を送信するための複数制御信号送信画像MG100が表示されているとする。
図8は、一例としての複数制御信号送信画像MG100を示す図である。図8を参照して、複数制御信号送信画像MG100には、被制御装置600を、前述した第1〜第4の状態のいずれかの状態にするための4つの文字列(以下、状態設定文字列ともいう)が表示されている。なお、状態設定文字列の左横には、状態設定文字列を選択するための数字が対応づけて表示される。たとえば、「録画番組を見る」という状態設定文字列の左横には、数字“4”が対応づけて表示される。
数字“1”に対応する状態設定文字列は、被制御装置600を、第1の状態にするための文字列である。数字“2”に対応する状態設定文字列は、被制御装置600を、第2の状態にするための文字列である。数字“3”に対応する状態設定文字列は、被制御装置600を、第3の状態にするための文字列である。数字“4”に対応する状態設定文字列は、被制御装置600を、第4の状態にするための文字列である。
複数制御信号送信画像MG100に表示される4つの状態設定文字列の各々は、インターフェース操作Mにより数字を入力されることにより選択され、当該選択が確定される。また、4つの状態設定文字列の各々は、方向ボタン541A,541B等の操作により、選択状態にされる。選択状態の状態設定文字列は、たとえば、文字列の色を、他の状態設定文字列と異なる色とすることで識別可能なようにされる。そして、状態設定文字列が選択状態である場合に、決定ボタン541Eを押下する操作する操作があると、状態設定文字列の選択が確定される。
なお、4つの状態設定文字列には、それぞれ、4つのマクロデータテーブルが対応づけられる。4つのマクロデータテーブルは、以下のマクロデータテーブルMD110,MD120,MD130,MD140である。なお、マクロデータテーブルMD110,MD120,MD130,MD140は、予め、記憶部520に記憶されているとする。なお、マクロデータテーブルは、携帯端末装置500における、ユーザのインターフェース操作Mにより、自由に生成することができるものとする。
図9は、一例としてのマクロデータテーブルMD110を示す図である。マクロデータテーブルMD110は、複数制御信号送信画像MG100に表示される番号“1”に対応する状態設定文字列に対応付けられるデータテーブルである。
図9を参照して、複数制御信号送信画像MG100において、「信号名」とは、制御信号としてのRC信号の名称である。「順番」とは、対応する信号名のRC信号を送信する順番である。マクロデータテーブルMD110は、END−RC信号、TV−RC信号の順でRC信号を送信するためのデータテーブルである。すなわち、マクロデータテーブルMD110は、前述した初期状態設定信号を送信するためのデータテーブルである。
図10は、一例としてのマクロデータテーブルMD120を示す図である。マクロデータテーブルMD120は、複数制御信号送信画像MG100に表示される番号“2”に対応する状態設定文字列に対応付けられるデータテーブルである。
図10を参照して、マクロデータテーブルMD120の各項目は、マクロデータテーブルMD110の各項目と同様なので詳細な説明は繰り返さない。マクロデータテーブルMD120は、END−RC信号、TV−RC信号、PRT−RC信号の順でRC信号を送信するためのデータテーブルである。すなわち、マクロデータテーブルMD120は、初期状態設定信号、PRT−RC信号の順でRC信号を送信するためのデータテーブルである。
図11は、一例としてのマクロデータテーブルMD130を示す図である。マクロデータテーブルMD130は、複数制御信号送信画像MG100に表示される番号“3”に対応する状態設定文字列に対応付けられるデータテーブルである。
図11を参照して、マクロデータテーブルMD130の各項目は、マクロデータテーブルMD110の各項目と同様なので詳細な説明は繰り返さない。マクロデータテーブルMD130は、END−RC信号、TV−RC信号、PRT−RC信号、RVLT−RC信号の順でRC信号を送信するためのデータテーブルである。すなわち、マクロデータテーブルMD130は、初期状態設定信号、PRT−RC信号、RVLT−RC信号の順でRC信号を送信するためのデータテーブルである。
図12は、一例としてのマクロデータテーブルMD140を示す図である。マクロデータテーブルMD140は、複数制御信号送信画像MG100に表示される番号“4”に対応する状態設定文字列に対応付けられるデータテーブルである。
図12を参照して、マクロデータテーブルMD140の各項目は、マクロデータテーブルMD110の各項目と同様なので詳細な説明は繰り返さない。マクロデータテーブルMD140は、END−RC信号、TV−RC信号、RECLT−RC信号の順でRC信号を送信するためのデータテーブルである。すなわち、マクロデータテーブルMD140は、初期状態設定信号、RECLT−RC信号の順でRC信号を送信するためのデータテーブルである。
図13は、装置制御処理Mおよび制御信号対応処理Tのフローチャートである。図13を参照して、装置制御処理Mでは、まず、ステップS111の処理が行なわれる。
ステップS111では、制御部510が、選択確定操作があるか否かを判定する。選択確定操作は、図8の複数制御信号送信画像MG100に表示される4つの状態設定文字列のいずれかを選択し、当該選択を確定するためのインターフェース操作Mである。選択確定操作は、文字ボタン群546の操作により、数字を入力する操作である。なお、選択確定操作は、方向ボタン541A,541B等の操作により、状態設定文字列を選択状態にした後、決定ボタン541Eを押下する操作であってもよい。ステップS111において、YESならば、ステップS112に進む。一方、ステップS111において、NOならば、再度、ステップS111の処理が行なわれる。ここでは、選択確定操作があったとして、ステップS112に進む。
ステップS112では、音発生処理が行なわれる。音発生処理では、制御部510が、選択確定操作を押下したことを報知するための音声データを、音声出力部572へ送信する。音声出力部572は、受信した音声データに基づく音声(たとえば、ビープ音)を、スピーカから出力する。そして、ステップS113に進む。
ステップS113では、RCモード設定処理が行なわれる。RCモード設定処理では、制御部510が、携帯端末装置500を、RCモードに設定する。そして、ステップS114に進む。
ステップS114では、マクロデータ読出し処理が行なわれる。マクロデータ読出し処理では、制御部510が、選択確定操作により選択された状態設定文字列に対応するマクロデータテーブルを、記憶部520から読み出す。以下においては、マクロデータ読出し処理により読み出されたマクロデータテーブルを、読出マクロデータテーブルともいう。ここで、選択確定操作により選択された状態設定文字列は、図8の複数制御信号送信画像MG100に表示される番号“3”に対応する文字列であるとする。この場合、読出マクロデータテーブルは、図11のマクロデータテーブルMD130となる。そして、ステップS115に進む。なお、読出マクロデータテーブルに示される複数の制御信号の各々は、後述する処理により、被制御装置600へ送信される候補となる制御信号(以下、送信候補制御信号ともいう)である。
ステップS115では、複数の送信候補制御信号の少なくとも1つが、特定信号であるか否かが判定される。ここで、特定信号は、被制御装置600を、異なる複数の状態のいずれかの状態にするための信号であるとする。すなわち、特定信号は、前述した、PRT−RC信号およびRVLT−RC信号である。また、特定信号は、被制御装置600の状態によっては、無効となる信号でもあるとする。すなわち、特定信号は、前述したPRT−RC信号、RVLT−RC信号、RECLT−RC信号である。
具体的には、制御部510が、読出マクロデータテーブルが示す複数の信号名の少なくとも1つが、特定信号の信号名であるか否かを判定する。ステップS115において、YESならば、ステップS115Aに進む。一方、ステップS115において、NOならば、後述するステップS115Bに進む。
ここで、読出マクロデータテーブルは、図11のマクロデータテーブルMD130であるとする。マクロデータテーブルMD130は、信号名“PRT”,“RVLT”を示す。そのため、マクロデータテーブルMD130が示す複数の信号名の少なくとも1つは、特定信号の信号名(“PRT”,“RVLT”)である。この場合、ステップS115において、YESと判定され、ステップS115Aに進む。
ステップS115Aでは、制御信号送信処理Aが行なわれる。制御信号送信処理Aでは、制御部510が、読出マクロデータテーブルに示される複数の制御信号を、読出マクロデータテーブルに示される順番で、被制御装置600へ送信する。ここで、読出マクロデータテーブルは、図11のマクロデータテーブルMD130であるとする。この場合、制御部510は、初期状態設定信号、PRT−RC信号およびRVLT−RC信号を、初期状態設定信号、PRT−RC信号、RVLT−RC信号の順で、被制御装置600へ送信する。この場合、制御部510が送信する、予め順序づけられた複数の制御信号のうちの1番目の制御信号は、初期状態設定信号となる。
そして、制御部510は、RCモードの設定を解除する。そして、再度、ステップS111の処理が行なわれる。
被制御装置600では、制御信号対応処理Tが行なわれる。前述したように、制御信号対応処理Tは、他の処理とは独立して行なわれる処理である。制御信号対応処理Tでは、まず、ステップS141の処理が行なわれる。
ステップS141では、制御部610が、制御信号としてのRC信号を受信したか否かを判定する。ステップS141において、YESならば、ステップS142に進む。一方、ステップS141において、NOならば、再度、ステップS141の処理が行なわれる。ここでは、制御信号としての初期状態設定信号を受信したとして、ステップS142に進む。
ステップS142では、制御信号対応処理が行なわれる。制御信号対応処理では、制御部610が、受信した制御信号に対応する処理を行なう。ここで、初期状態設定信号を受信したとする。前述したように、初期状態設定信号は、END−RC信号およびTV−RC信号を、END−RC信号、TV−RC信号の順で含む制御信号である。したがって、制御部610は、まず、END−RC信号に対応する処理を行なう。この場合、制御部610は、VDP632を利用して、表示部630に表示されている画像を消去する。そして、制御部610は、TV−RC信号に対応する処理を行なう。この場合、制御部610は、VDP632を利用して、表示部630に図6のTV画像G100を表示させる。そして、再度、ステップS141の処理が行なわれる。
すなわち、被制御装置600が初期状態設定信号を受信することにより、被制御装置600は、初期状態設定信号を受信する前の状態が、第1〜第4のいずれの状態であっても、初期状態(第1の状態)になる。
そして、制御部610は、PRT−RC信号を受信することにより、前述のステップS141,S142の処理により、表示部630に、番組表画像G100Aを表示させる。そして、制御部610は、RVLT−RC信号を受信することにより、前述のステップS141,S142の処理により、表示部630に、予約リスト画像G100Bを表示させる。すなわち、被制御装置600は、制御信号を受信する前の状態に関わらず、第1の状態、第2の状態、第3の状態の順で、状態が変化する。
すなわち、被制御装置600の状態に関わらず、被制御装置600を制御するための制御信号に対応する処理を被制御装置600に行なわせることを可能とすることができる。
なお、第4の状態の被制御装置600が、マクロデータテーブルMD130に示される複数の制御信号のうち、仮に、初期状態設定信号(END−RC信号、TV−RC信号)を除いた、PRT−RC信号、RVLT−RC信号を、順に受信したとする。この場合、第4の状態の被制御装置600は、PRT−RC信号に対応する処理を行なうことができないという問題が生じる。すなわち、第4の状態の被制御装置600において、PRT−RC信号は無効な信号となる。本実施の形態では、複数の制御信号を、被制御装置600へ送信する場合において、送信される複数の制御信号のうちの1番目の制御信号を、初期状態設定信号とすることで、上記問題の発生を防ぐことができる。
なお、読出マクロデータテーブルが、図9のマクロデータテーブルMD110、図10のマクロデータテーブルMD120、図12のマクロデータテーブルMD140のいずれの場合であっても、携帯端末装置500および被制御装置600で行なわれる処理は、前述した処理と同様なので詳細な説明は繰り返さない。
次に、読出マクロデータテーブルが示す複数の信号名の少なくとも1つが、特定信号の信号名でない場合の処理について説明する。この場合、ステップS115において、NOと判定され、ステップS115Bに進む。
ステップS115Bでは、制御信号送信処理Bが行なわれる。制御信号送信処理Bでは、制御部510が、読出マクロデータテーブルに示される複数の制御信号のうち、初期状態設定信号(END−RC信号、TV−RC信号)を除いた、制御信号を、読出マクロデータテーブルに示される順番で、被制御装置600へ送信する。なお、読出マクロデータテーブルに示される制御信号が、初期状態設定信号(END−RC信号、TV−RC信号)のみである場合、制御部510は、初期状態設定信号を、被制御装置600へ送信する。
そして、制御部510は、RCモードの設定を解除する。そして、再度、ステップS111の処理が行なわれる。
そして、制御信号対応処理Tでは、前述したステップS141,S142の処理が行なわれる。
以上説明したように、本実施の形態では、複数の制御信号を送信する場合であって、かつ、送信する複数の制御信号に特定信号が含まれる場合、複数の制御信号の1番目の制御信号を、初期状態設定信号とする。初期状態設定信号は、前述したように、被制御装置600を、前述した初期状態(第1の状態)にするための信号である。
したがって、被制御装置600の状態に関わらず、被制御装置600を制御するための制御信号に対応する処理を被制御装置600に行なわせることを可能とすることができるという効果を奏する。
なお、本実施の形態では、複数の制御信号を送信することにより、被制御装置600の状態を変化させていた。しかしながら、当該複数の制御信号を含む1つの制御信号を、被制御装置600へ送信することにより、被制御装置600の状態を変化させてもよい。
(機能ブロック図)
図14は、本実施の形態における制御部510の機能ブロック図である。図14を参照して、制御部510は、受付部511と、送信部512とを含む。
図14は、本実施の形態における制御部510の機能ブロック図である。図14を参照して、制御部510は、受付部511と、送信部512とを含む。
受付部511は、指示入力を受付ける。送信部512は、受付部511が指示入力を受付けた場合、予め順序づけられた複数の制御信号を、被制御装置600へ送信する。
制御部510は、さらに、判定部513を含む。
判定部513は、複数の制御信号の少なくとも1つが、被制御装置600の状態に関する特定信号であるか否かを判定する。送信部512は、判定部513により複数の制御信号の少なくとも1つが特定信号であると判定された場合、複数の制御信号を、被制御装置600へ送信する。
判定部513は、複数の制御信号の少なくとも1つが、被制御装置600の状態に関する特定信号であるか否かを判定する。送信部512は、判定部513により複数の制御信号の少なくとも1つが特定信号であると判定された場合、複数の制御信号を、被制御装置600へ送信する。
なお、制御部510に含まれる、受付部511、送信部512および判定部513の全てまたは一部は、ハードウエアで構成されてもよい。また、受付部511、送信部512および判定部513の全てまたは一部は、制御部510により実行されるプログラムのモジュールであってもよい。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
70 ネットワーク、180,180A プログラム、500 携帯端末装置、510,610 制御部、520,620 記憶部、530,630 表示部、540 入力部、555 記録媒体、600 被制御装置、1000 ネットワークシステム。
Claims (7)
- 受信した制御信号に対応する処理を行なう被制御装置と通信する携帯端末装置であって、
指示入力を受付けるための受付手段と、
前記被制御装置を制御するための前記制御信号を、前記被制御装置へ送信するための送信手段とを備え、
前記送信手段は、前記受付手段が前記指示入力を受付けた場合、予め順序づけられた複数の前記制御信号を、前記被制御装置へ送信し、
送信される前記複数の制御信号のうちの1番目の制御信号は、前記被制御装置を初期状態にするための信号であり、
前記複数の制御信号の各々は、前記初期状態の前記被制御装置により順に受信されることにより、対応する処理が前記被制御装置により行なわれる信号である、携帯端末装置。 - 前記送信手段は、前記複数の制御信号の少なくとも1つが、前記被制御装置の状態に関する特定信号である場合、前記複数の制御信号を、前記被制御装置へ送信する、請求項1に記載の携帯端末装置。
- 前記複数の制御信号の少なくとも1つが、前記被制御装置の状態に関する特定信号であるか否かを判定する判定手段をさらに備え、
前記送信手段は、前記判定手段により前記複数の制御信号の少なくとも1つが前記特定信号であると判定された場合、前記複数の制御信号を、前記被制御装置へ送信する、請求項1または2に記載の携帯端末装置。 - 前記特定信号は、前記被制御装置を異なる複数の状態のいずれかの状態にするための信号、または、前記被制御装置の状態によっては、前記被制御装置が受信した前記特定信号に対応する処理が前記被制御装置により行なわれない無効な信号である、請求項2または3に記載の携帯端末装置。
- 前記初期状態にするための信号は、複数の信号を含む、請求項1〜4のいずれかに記載の携帯端末装置。
- 前記初期状態は、前記携帯端末装置から送信される前記制御信号に対応する処理を行なうことが可能な状態である信号対応可能状態であって、かつ、前記被制御装置が初めて前記信号対応可能状態となった場合において、前記被制御装置により前記制御信号に対応する処理が行なわれることにより前記被制御装置が複数種類の状態のいずれかの状態に遷移可能な状態である、請求項1〜5のいずれかに記載の携帯端末装置。
- 受信した制御信号に対応する処理を行なう被制御装置と通信する携帯端末装置が実行する制御プログラムであって、
指示入力を受付けるステップと、
前記指示入力が受付けられた場合、前記被制御装置を制御するための、予め順序づけられた複数の前記制御信号を、前記被制御装置へ送信するステップとを備え、
送信される前記複数の制御信号のうちの1番目の制御信号は、前記被制御装置を初期状態にするための信号であり、
前記複数の制御信号の各々は、前記初期状態の前記被制御装置により順に受信されることにより、対応する処理が前記被制御装置により行なわれる信号である、制御プログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2007295559A JP2009124384A (ja) | 2007-11-14 | 2007-11-14 | 携帯端末装置および制御プログラム |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2015177464A (ja) * | 2014-03-17 | 2015-10-05 | 株式会社リコー | 機器制御システム、機器制御装置、機器制御方法及びプログラム |
-
2007
- 2007-11-14 JP JP2007295559A patent/JP2009124384A/ja not_active Withdrawn
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