以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。以下の説明では、同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがって、それらについての詳細な説明は繰り返さない。
(システムの構成)
図1は、本実施の形態におけるネットワークシステム1000の構成を示す図である。図1を参照して、ネットワークシステム1000は、携帯端末装置500と、被制御装置600とを含む。
携帯端末装置500は、携帯電話である。なお、携帯端末装置500は、携帯電話に限定されることなく、通信機能を備え、携帯可能な装置であればどのような装置(たとえば、PDA(Personal Digital Assistance)、PC(Personal Computer))でもよい。
携帯端末装置500は、電話網60と、無線によりデータ通信可能である。電話網60は、たとえば、携帯電話のための電話網である。
被制御装置600は、携帯端末装置500から送信される信号により制御される装置である。被制御装置600は、一例として、テレビジョン受信機である。なお、被制御装置600は、テレビジョン受信機に限定されることなく、携帯端末装置500から送信される信号により制御される装置であればどのような装置であってもよい。被制御装置600は、たとえば、映像記録再生装置、音楽再生装置、PC等であってもよい。
携帯端末装置500は、無線または有線により、被制御装置600とデータ通信を行なう。携帯端末装置500は、無線または有線により、ネットワーク70とデータ通信を行なう機能を有する。ネットワーク70は、インターネットなどの広域なネットワークである。
また、被制御装置600は、無線または有線により、ネットワーク70とデータ通信を行なう機能を有する。また、ネットワーク70は、無線または有線により、電話網60とデータ通信可能である。したがって、携帯端末装置500は、電話網60を介して、ネットワーク70とデータ通信可能である。
(携帯端末装置)
次に、携帯端末装置500について詳細に説明する。
図2は、携帯端末装置500の外観を正面から示した図である。図2を参照して、携帯端末装置500は、表示部530と、音声出力部570と、LED(Light Emitting Diode)576と、撮像部578とを備える。
表示部530は、文字や画像等を表示する機能を有する。表示部530には、文字や画像等を表示する表示面が設けられる。表示部530は、LCDパネル(Liquid Crystal Display Panel)を使用した装置である。なお、表示部530は、上記以外の表示方式のパネルを使用した装置であってもよい。
表示部530の表示面の解像度は、横480(ドット)×縦800(ドット)である。なお、表示部530の表示面の解像度は、横480(ドット)×縦800(ドット)に限定されることなく、他の解像度であってもよい。
また、表示部530は、ユーザが、表示面に直接触れることで、情報入力可能なタッチパネル機能を有する。表示部530は、ユーザが表示面にタッチした位置情報を、後述する制御部510へ送信する。制御部510は、受信した位置情報に基づいて、所定の処理を行なう。
音声出力部570は、電話の音声を出力する機能を有する。音声出力部570には、音声を出力するスピーカが含まれる。音声出力部570は、後述する制御部510から受信した音声データに基づく音声をスピーカから出力する。
LED576は、携帯端末装置500で行なわれる処理に応じて、光による報知を行なう。たとえば、LED576は、電話の着信があった場合、光を点滅させる。
撮像部578は、撮像対象となる被写体を撮像する撮像処理を行なう機能を有する。撮像部578は、図示しない、撮像レンズ、受光部およびカラーフィルタ部とを含む。受光部は、入力された光を電気信号に変換する機能を有する。受光部は、複数の受光素子から構成される。受光素子は、たとえば、CCD(Charge Coupled Device)イメージセンサまたはCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)イメージセンサ等を使用した素子である。
カラーフィルタ部は、複数のカラーフィルタから構成される。カラーフィルタは、R、G、Bの各々に対応したフィルタである。複数のカラーフィルタは、複数の受光素子にそれぞれ対応して設けられる。
撮像処理では以下の処理が行なわれる。まず、撮像部578が、撮像対象となる被写体に反射されて撮像レンズに入射した光、または、光源(たとえば、照明)からの光を、カラーフィルタ部を介して、受光部に入力させる。受光部は入力された光を電気信号に変換する。そして、撮像部578は、変換した電気信号をデジタルデータ(以下、撮像画像データともいう)に変換する。
携帯端末装置500は、さらに、入力部540を備える。
入力部540は、ボタン群541を含む。ボタン群541は、方向ボタン541A,541B,541C,541Dと、決定ボタン541Eとを含む。方向ボタン541A,541B,541C,541Dは、ユーザによる短時間(たとえば、1秒未満)の押下操作(以下、短押操作ともいう)により、表示部530に画像が表示されている場合、画像内の移動させる対象となる物(たとえば、カーソル等)を上下左右に移動させるためのボタンである。
具体的には、短押操作があった、方向ボタン541A,541B,541C,541Dは、たとえば、カーソルを、それぞれ、上,下,左,右に移動させるためのボタンである。また、方向ボタン541A,541B,541C,541Dは、ユーザによる長時間(たとえば、一秒以上)の押下操作(以下、長押操作ともいう)により、たとえば画面をそれぞれ、上,下,左,右に画面スクロールすることも可能である。
決定ボタン541Eは、短押操作により、たとえば、方向ボタン541A,541B,541C,541Dの短押操作により選択された項目等を決定するためのボタンである。
入力部540は、さらに、機能ボタン542A,542B,543A,543Bを含む。機能ボタン542A,542Bの各々は、短押操作により、たとえば、ユーザにより予め設定されたプログラム等を起動させるためのボタンである。
機能ボタン543Aは、電話をかけるためのボタンである。たとえば、機能ボタン543Aは、後述する文字ボタン群546の短押操作により電話番号を入力した後に、短押操作されることで、入力した電話番号の携帯端末装置に電話をかける処理が行なわれる。また、機能ボタン543Aは、携帯端末装置500に電話がかかってきた場合、短押操作により通話開始を行なうためのボタンである。機能ボタン543Bは、携帯端末装置500が通話中である場合、短押操作により通話を終了させるためのボタンである。また、機能ボタン543Bは、ユーザによる長時間(たとえば、1秒以上)の押下操作(以下、長押操作ともいう)により、携帯端末装置500の電源のオンとオフとの切替えを行なうためのボタンである。
入力部540は、さらに、文字ボタン群546を含む。
図3は、一例としての文字ボタン群546を示す図である。図3を参照して、文字ボタン群546は、文字ボタンAB,CLB、CB,1B,2B,3B,4B,5B,6B,7B,8B,9B,KB、0B、#Bを含む。文字ボタンAB,CLB、CB,1B,2B,3B,4B,5B,6B,7B,8B,9B,KB、0B、#Bの各々は、短押操作により、数字、文字または記号等を入力するためのボタンである。なお、文字ボタン群546に含まれる文字ボタンの数は、15個に限定されない。
文字ボタンABは、短押操作される毎に、大文字のアルファベットを入力するモードと、小文字のアルファベットを入力するモードとを切換えるためのボタンである。文字ボタンCLBは、短押操作により、入力されている文字を削除するためのボタンである。文字ボタンCBは、短押操作される毎に、入力する文字の種別を変更するためのボタンである。文字ボタン1B,2B,3B,4B,5B,6B,7B,8B,9B,KB、0B、#Bの各々は、対応するボタン内に表示されている文字等を入力するためのボタンである。たとえば、文字ボタン3Bは、短押操作により、“3”、さ、し、す、せ、そ、D、E、F等のいずれかの文字を入力するためのボタンである。
再び、図2を参照して、入力部540は、入力部540に含まれる複数のボタンのうち、短押操作または長押操作されたボタンに対応するボタン信号を、後述する制御部510へ送信する。すなわち、入力部540は、ユーザが携帯端末装置500を操作するためのインターフェースである。以下においては、ユーザによる、入力部540の操作または表示部530に対するタッチ操作を、インターフェース操作Mともいう。
携帯端末装置500は、さらに、音声入力部574と、記録媒体挿入部550Aとを備える。音声入力部574は、通話のときに、音声を入力する機能を有する。音声入力部574には、音声を入力するマイクが含まれる。音声入力部574は、マイクにより取得した音声を音声データに変換して、音声データを、携帯端末装置500内の後述する制御部510へ送信する。記録媒体挿入部550Aは、携帯端末装置500に後述する記録媒体を挿入する部分である。
図4は、携帯端末装置500の内部構成を示したブロック図である。なお、図4には、説明のために、記録媒体555も示している。記録媒体555には、後述するプログラム180が記録されている。すなわち、プログラム180は、媒体等に記録されてプログラム製品として流通される。また、記録媒体555もプログラム製品として流通される。
図4を参照して、携帯端末装置500は、さらに、制御部510と、一時記憶部522と、記憶部520とを備える。
記憶部520は、データを不揮発的に記憶する機能を有する。記憶部520は、制御部510によってデータアクセスされる。記憶部520は、電源を供給されなくてもデータを不揮発的に保持可能な媒体(たとえば、フラッシュメモリ)である。記憶部520には、プログラム180、その他の各種データ等が記憶されている。
制御部510は、記憶部520に記憶されたプログラム180に従って、携帯端末装置500内の各部に対する各種処理や、演算処理等を行なう機能を有する。制御部510は、CPU(Central Processing Unit)である。なお、制御部510は、CPUに限定されることなく、演算機能を有するその他の回路であってもよい。
一時記憶部522は、制御部510によってデータアクセスされ、一時的にデータを記憶するワークメモリとして使用される。一時記憶部522は、DRAM(Dynamic Random Access Memory)である。なお、一時記憶部522は、DRAMに限定されることなく、データを揮発的に記憶可能なその他の回路であってもよい。
携帯端末装置500は、さらに、VDP532(Video Display Processor)と、VRAM(Video Random Access Memory)536とを備える。
VRAM536は、画像データを一時的に記憶する機能を有する。
制御部510は、記憶部520に記憶されたプログラム180に従って、VDP532に対し、描画指示を出す。描画指示とは、画像を生成し、当該画像を表示部530に表示させる指示である。
VDP532は表示部530と接続されている。VDP532は、制御部510からの描画指示に応じて、記憶部520内の後述するプログラム180からフォントデータ、図形データ等を読出し、VRAM536を利用して画像を生成する。そして、VDP532は、VRAM536に記憶された画像データを読出し、表示部530に、当該画像データに基づく画像を表示させる。
携帯端末装置500は、さらに、入力部540と、記録媒体アクセス部550とを備える。
制御部510は、入力部540に含まれる、前述した複数のボタンのうち、短押操作または長押操作があったボタンに対応するボタン信号を、入力部540から受信する。制御部510は、受信したボタン信号に応じた処理を行なう。
記録媒体アクセス部550は、記録媒体555が前述の記録媒体挿入部550Aから携帯端末装置500に挿入(装着)されると、記録媒体555にデータアクセス可能となる。これにより、記録媒体アクセス部550は、プログラム180が記録された記録媒体555から、プログラム180を読出すことが可能となる。
記録媒体555に記憶されているプログラム180は、制御部510のインストール処理により、記録媒体アクセス部550により読み出され、制御部510が、プログラム180を、記憶部520に記憶させる。このインストール処理用プログラムは、予め、記憶部520に格納されており、インストール処理は、制御部510が、インストール処理用プログラムに基づいて行なう。
なお、記憶部520には、プログラム180がインストールされていなくてもよい。この場合、制御部510は、記録媒体アクセス部550を介して、記録媒体555に記憶されたプログラム180を読み出して、プログラム180に基づいた所定の処理を行なう。記録媒体555には、さらに、コンテンツデータ等も記録されている。コンテンツデータは、たとえば、音楽データ、動画像データ等である。
記録媒体555は、SD(Secure Digital(登録商標))メモリーカードである。なお、記録媒体555は、SDメモリーカード(登録商標)に限定されることなく、データを不揮発的に記録可能なその他の媒体であってもよい。
携帯端末装置500は、さらに、通信部560と、通信部562とを備える。
通信部560は、制御部510とデータの送受信を行なう。また、通信部560は、被制御装置600と有線または無線で、データの送受信を行なう機能を有する。
通信部560は、USB(登録商標)(Universal Serial Bus)2.0の規格に基づく、シリアル転送を行なう通信用インターフェースの機能を有する。なお、シリアル転送を行なう通信用インターフェースの規格は、USB2.0に限定されることなく他の規格であってもよい。
なお、通信部560は、パラレル転送を行なう通信用インターフェースの機能を有していてもよい。パラレル転送を行なう通信用インターフェースは、たとえば、セントロニクス準拠の規格に準拠したインターフェースである。また、通信部560は、IEEE1394またはSCSI規格に基づく通信用インターフェースの機能を有していてもよい。
また、通信部560は、さらに、無線データ通信機能を有する。無線データ通信機能は、Bluetooth(登録商標)を使用して、無線でデータ通信を行なう機能を有する。なお、無線データ通信は、Bluetooth(登録商標)を使用した方式に限定されることなく、たとえば、赤外線等を使用した他の通信方式であってもよい。通信部560は、制御部510からの制御指示に応じて、被制御装置600と無線でデータ通信を行なう。
通信部562は、制御部510と、データの送受信を行なう。通信部562は、有線技術を利用して、ネットワーク70とデータ通信を行なう機能を有する。有線技術は、たとえば、イーサネット(登録商標)に基づく技術である。この場合、通信部562は、たとえば、LANケーブルを介して、ネットワーク70とデータ通信を行なうことができる。
なお、有線技術は、イーサネット(登録商標)に基づく技術に限定されることなく、その他の有線技術であってもよい。
また、通信部562は、無線技術を利用して、ネットワーク70とデータ通信を行なう機能を有する。無線技術は、たとえば、IEEE802.11gに基づく技術である。なお、無線技術は、IEEE802.11gに基づく技術に限定されることなく、その他の無線技術であってもよい。したがって、通信部562は、無線により、ネットワーク70とデータ通信を行なうことができる。
携帯端末装置500は、さらに、アンテナ564と、通信部566とを備える。
アンテナ564は、通信部566と接続されている。通信部566は、アンテナ564を利用して、無線通信信号を送受信する機能を有する。通信部566は、制御部510により指示された周波数の無線通信信号を、アンテナ564を介して受信する。無線通信信号は、音声データ、文字データおよび画像データ等を含む信号である。
通信部566は、アンテナ564を利用して、無線通信信号により、図示しない最寄の基地局と通信を行なう。最寄の基地局は、電話網60と通信を行なうことができる。したがって、通信部566は、アンテナ564を利用して、無線通信信号により、最寄の基地局を介して、電話網60と通信を行なう。通信部566は、無線通信信号を受信した場合、当該無線通信信号を復調し、復調した無線通信信号に基づくデータを、制御部510へ送信する。また、通信部566は、無線通信信号を送信する場合、制御部510からデータ(たとえば、音声データ)を受信し、当該データを、所定のプロトコルに基づいて、無線通信信号に変換する。そして、通信部566は、アンテナ564を利用して、変換した無線通信信号を、図示しない最寄の基地局を介して、電話網60へ送信する。
通信部566は、最寄の基地局と通信を行なうことで、基地局の位置を示す情報(以下、基地局位置情報ともいう)も取得可能である。通信部566は、制御部510からの制御指示に応じて、取得した基地局位置情報を、制御部510へ送信する。制御部510は、受信した基地局位置情報に基づいて、携帯端末装置500の位置を大まかに把握することができる。
また、通信部566は、GPS(Global Positioning System)機能を有する。GPS機能とは、人口衛星と通信して、携帯端末装置500の位置(緯度、経度、高度等に基づく位置)の情報(以下、GPS位置情報ともいう)を取得する機能である。通信部566は、制御部510からの制御指示に応じて、GPS位置情報を取得し、制御部510へ送信する。
携帯端末装置500は、制御部510および通信部566の処理により、電話網60を介して、ネットワーク70からプログラムのダウンロード処理を行ない、記憶部520に格納することもできる。この場合、当該ダウンロードしたプログラムは、プログラム180である。
制御部510は、ネットワーク70からダウンロードしたプログラム(プログラム180)に従って、所定の処理を行なう。このダウンロード用プログラムは、予め、記憶部520に格納されており、ダウンロード処理は、制御部510が、ダウンロード用プログラムに基づいて行なう。
携帯端末装置500は、さらに、音声出力部572を備える。音声出力部572は、携帯端末装置500の外部に設けられる。音声出力部572は、制御部510で行なわれる処理に対応した音声を出力する機能を有する。音声出力部572には、音声を出力するスピーカが含まれる。音声出力部572は、制御部510から受信した音声データに基づく音声をスピーカから出力する。
制御部510は、前述した音声出力部570、音声入力部574とデータ通信する。
制御部510が、音声データを音声出力部570へ送信すると、音声出力部570は、制御部510から受信した音声データに基づく音声をスピーカから出力する。
ユーザが音声入力部574に含まれるマイクに対して音声を発すると、音声入力部574は、マイクにより取得した音声を音声データに変換して、音声データを、制御部510へ送信する。
制御部510は、前述したLED576および撮像部578の各々とデータ通信する。LED576は、制御部510からの制御指示に基づいて、光を発する。
撮像部578は、制御部510からの制御指示に基づいて、前述の撮像処理を行ない、撮像画像データを制御部510へ送信する。制御部510は、撮像画像データを受信すると、撮像画像データを、一時記憶部522、記憶部520および記録媒体555のいずれかに記憶させる。
携帯端末装置500は、さらに、振動部579を備える。振動部579は、制御部510からの制御指示に基づいて、振動部579自身が振動することにより、携帯端末装置500を振動させる機能を有する。振動部579は、たとえば、電話の着信、電子メールの受信時に、制御部510からの制御指示に基づいて、携帯端末装置500を振動させる。
(被制御装置)
次に、被制御装置600について詳細に説明する。
図5は、被制御装置600の内部構成を示したブロック図である。図5を参照して、被制御装置600は、表示部630と、音声出力部670とを備える。表示部630は、文字や画像等を表示する機能を有する。表示部630は、LCDパネル(Liquid Crystal Display Panel)を使用した装置である。なお、表示部530は、上記以外の表示方式のパネルを使用した装置であってもよい。
表示部630が表示可能な画像のサイズは、表示部530が表示可能な画像のサイズより大きい。また、表示部630の解像度は、表示部530の解像度より大きい。たとえば、表示部630の解像度は、横1920(ドット)×縦1080(ドット)の解像度である。なお、表示部630の解像度は、横1920(ドット)×縦1080(ドット)に限定されることなく、他の解像度であってもよい。
音声出力部670は、被制御装置600の外部に設けられる。音声出力部670は、後述する制御部610で行なわれる処理に対応した音声を出力する機能を有する。音声出力部670には、音声を出力するスピーカが含まれる。音声出力部670は、後述する制御部610から受信した音声データに基づく音声をスピーカから出力する。
被制御装置600は、さらに、制御部610と、一時記憶部622と、記憶部620とを備える。
記憶部620は、データを不揮発的に記憶する機能を有する。記憶部620は、制御部610によってデータアクセスされる。記憶部620は、大容量のデータを記憶可能なハードディスクである。なお、記憶部620は、ハードディスクに限定されることなく、電源を供給されなくてもデータを不揮発的に保持可能な媒体(たとえば、フラッシュメモリ)であればよい。記憶部620には、プログラム180A、後述する録画データ、その他の各種データ等が記憶されている。
制御部610は、記憶部620に記憶されたプログラム180Aに従って、被制御装置600内の各部に対する各種処理や、演算処理等を行なう機能を有する。制御部610は、前述の制御部510と同様なものであるので詳細な説明は繰り返さない。
一時記憶部622は、制御部610によってデータアクセスされ、一時的にデータを記憶するワークメモリとして使用される。一時記憶部622は、前述の一時記憶部522と同様なものであるので詳細な説明は繰り返さない。
被制御装置600は、さらに、アンテナ602と、チューナ605と、データ処理部607とを備える。
アンテナ602は、チューナ605と接続されている。チューナ605は、制御部610により指示された周波数の放送信号を、アンテナ602を介して受信する。チューナ605は、ディジタル放送に基づく放送信号およびアナログ放送に基づく放送信号を受信する機能を有する。チューナ605は、受信した放送信号を、データ処理部607へ送信する。
データ処理部607は、制御部610から、表示部630に画像を表示させるための表示指示を受信すると、受信した放送信号から画像データを取得し、当該画像データを、後述するVDP632へ送信する。VDP632は、画像データを受信すると、表示部630に画像データに基づく画像(動画像または静止画像)を表示させる。以下においては、チューナ605が受信した放送信号に基づく画像であって、かつ、表示部630に表示される画像を、TV画像ともいう。
データ処理部607が受信した放送信号が、アナログ放送に基づく信号である場合であって、かつ、制御部610から、録画処理を行なうための録画指示を受信した場合、データ処理部607は、放送信号から取得した画像データおよび音声データを圧縮して、録画データとして、記憶部620に記憶させる。また、データ処理部607が受信した放送信号が、ディジタル放送に基づく信号である場合であって、かつ、制御部610から、録画処理を行なうための録画指示を受信した場合、データ処理部607は、放送信号から取得した画像データおよび音声データを、録画データとして、記憶部620に記憶させる。
記憶部620に記憶される録画データは、MPEG2形式で圧縮されたデータである。なお、録画データは、MPEG2形式で圧縮されたデータに限定されることなく、他の形式で圧縮されたデータであってもよい。ここで、他の形式とは、たとえば、H.264等の形式である。以下においては、記憶部620に記憶される録画データを、コンテンツともいう。
被制御装置600は、さらに、VDP632と、VRAM636とを備える。
VRAM636は、画像データを一時的に記憶する機能を有する。
制御部610は、記憶部620に記憶されたプログラム180Aに従って、VDP632に対し、描画指示を出す。描画指示とは、画像を生成し、当該画像を表示部630に表示させる指示である。
VDP632は表示部630と接続されている。VDP632は、制御部610からの描画指示に応じて、記憶部620内の後述するプログラム180Aからフォントデータ、図形データ等を読出し、VRAM636を利用して画像を生成する。そして、VDP632は、VRAM636に記憶された画像データを読出し、表示部630に、当該画像データに基づく画像を表示させる。
被制御装置600は、さらに、入力部640を備える。
入力部640は、図示されない複数のボタンを含む。複数のボタンは、被制御装置600の外部に設けられている。複数のボタンのうち、いずれかのボタンがユーザにより押下操作されると、入力部640は、押下操作されたボタンに対応するボタン信号を、制御部610へ送信する。制御部610は、受信したボタン信号に基づいて、所定の処理を行なう。以下においては、ユーザによる、入力部640のボタン操作を、インターフェース操作Tともいう。
被制御装置600は、さらに、通信部660と、通信部662とを備える。
通信部660は、制御部610とデータの送受信を行なう。また、通信部660は、携帯端末装置500と有線または無線で、データの送受信を行なう機能を有する。なお、通信部660は、前述の通信部560と同様な構成および機能を有するので詳細な説明は繰り返さない。
通信部662は、制御部610と、データの送受信を行なう。通信部662は、有線技術を利用して、ネットワーク70とデータ通信を行なう機能を有する。有線技術は、たとえば、イーサネット(登録商標)に基づく技術である。この場合、通信部662は、たとえば、LANケーブルを介して、ネットワーク70とデータ通信を行なうことができる。なお、有線技術は、イーサネット(登録商標)に基づく技術に限定されることなく、その他の有線技術であってもよい。
また、通信部662は、無線技術を利用して、ネットワーク70とデータ通信を行なう機能を有する。無線技術は、たとえば、IEEE802.11gに基づく技術である。なお、無線技術は、IEEE802.11gに基づく技術に限定されることなく、その他の無線技術であってもよい。したがって、通信部662は、無線により、ネットワーク70とデータ通信を行なうことができる。
したがって、本実施の形態における被制御装置600は、ネットワーク70から、通信部50および通信部662を介して、プログラムのダウンロード処理を行ない、記憶部620に格納することもできる。この場合、当該ダウンロードしたプログラムは、プログラム180Aである。
制御部610は、ネットワーク70からダウンロードしたプログラム(プログラム180A)に従って、所定の処理を行なう。このダウンロード用プログラムは、予め、記憶部620に格納されており、ダウンロード処理は、制御部610が、ダウンロード用プログラムに基づいて行なう。
被制御装置600は、さらに、RC信号受信部680を備える。RC信号受信部680は、リモートコントローラー300から出力される、被制御装置600を制御するためのリモートコントロール信号(以下、RC信号ともいう)を受信する機能を有する。RC信号受信部680は、受信したRC信号を制御部610へ送信する。制御部610は、受信したRC信号に応じて、対応する処理を行なう。
なお、以下においては、携帯端末装置500の通信部560から送信される、被制御装置600を制御するためのリモートコントロール信号も、RC信号という。この場合、通信部660が、携帯端末装置500から送信されたRC信号を受信し、受信したRC信号を制御部610へ送信する。制御部610は、受信したRC信号に応じて、対応する処理を行なう。
制御部610は、前述した音声出力部670とデータ通信する。制御部610が、音声データを音声出力部670へ送信すると、音声出力部670は、制御部610から受信した音声データに基づく音声をスピーカから出力する。
(被制御装置の制御)
次に、携帯端末装置500を、被制御装置600を制御するためのリモートコントローラーとして使用するための処理について説明する。ここで、被制御装置600の表示部630には、放送信号に基づくTV画像が表示されているとする。また、記憶部520に記憶されるプログラム180には、リモートコントロールプログラムが含まれるとする。また、携帯端末装置500において、リモートコントロールプログラムを実行するするためのインターフェース操作Mがあると、携帯端末装置500において、以下の装置制御処理Mが行なわれる。なお、被制御装置600では、制御信号対応処理Tが行なわれる。制御信号対応処理Tは、他の処理とは独立して行なわれる処理である。
図6は、装置制御処理Mおよび制御信号対応処理Tのフローチャートを示す図である。図6を参照して、装置制御処理Mでは、まず、ステップS110の処理が行なわれる。
ステップS110では、制御信号割当処理が行なわれる。制御信号割当処理では、制御部510が、入力部540に含まれる複数のボタンの一部のボタンを、装置制御ボタン、制御画像変更ボタンおよび制御信号変更ボタンのいずれかに設定する。装置制御ボタンは、被制御装置600の制御が可能なボタンである。制御画像変更ボタンは、表示部530に表示されている制御画像を変更するためのボタンである。制御信号変更ボタンは、携帯端末装置500が送信するRC信号(制御信号)を変更するためのボタンである。
具体的には、まず、制御部510は、一例として、方向ボタン541A,541B,541C,541D、文字ボタン2B,0Bを、装置制御ボタンに設定する。また、制御部510は、一例として、文字ボタン4Bを、制御画像変更ボタンに設定する。また、制御部510は、一例として、文字ボタン5B,6Bを、制御信号変更ボタンに設定する。
そして、制御部510は、装置制御ボタンとしての方向ボタン541A,541B,541C,541Dにそれぞれ、音量アップRC信号、音量ダウンRC信号、チャンネルデクリメントRC信号、チャンネルインクリメントRC信号を割り当てる。
音量アップRC信号は、被制御装置600の表示部630で表示されるTV画像の音量を大きくするためのRC信号である。音量ダウンRC信号は、被制御装置600の表示部630で表示されるTV画像の音量を小さくするためのRC信号である。チャンネルデクリメントRC信号は、被制御装置600の表示部630で表示されるTV画像のチャンネル番号を“1”デクリメントするためのRC信号である。チャンネルインクリメントRC信号は、被制御装置600の表示部630で表示されるTV画像のチャンネル番号を“1” インクリメントするためのRC信号である。
また、制御部510は、装置制御ボタンとしての文字ボタン2B,0Bにそれぞれ、消音RC信号、入力切換RC信号を割り当てる。消音RC信号は、被制御装置600の表示部630で表示されるTV画像の音声を消すためのRC信号である。入力切換RC信号は、被制御装置600の表示部630で画像を表示するために外部から入力される映像信号を切換えるためのRC信号である。
また、制御部510は、制御画像変更ボタンとしての文字ボタン4Bに、被制御装置600の表示部630に表示される放送の種類を切換えるための制御画像を表示部530に表示させる処理(以下、制御画像切換処理ともいう)を割り当てる。
また、制御部510は、制御信号変更ボタンとしての文字ボタン5B,6Bにそれぞれ、リスト表示RC信号、録画リスト表示RC信号を割り当てる。リスト表示RC信号は、現時点で放送している、チャンネル毎の番組(コンテンツ)のタイトルのリスト(一覧)を、被制御装置600の表示部630に表示するためのRC信号である。録画リスト表示RC信号は、たとえば、被制御装置600で録画された番組(コンテンツ)のタイトルのリスト(一覧)を、被制御装置600の表示部630に表示するためのRC信号である。
また、制御部510は、入力部540に含まれる複数のボタンのうち、上記の割当を行なわなかったボタンを、無効ボタンに設定する。無効ボタンは、押下されても処理が行なわれない無効なボタンである。そして、ステップS111に進む。
ステップS111では、制御画像表示処理が行なわれる。制御画像表示処理では、ステップS110の制御信号割当処理により、RC信号および処理が割り当てられたボタンに基づいて、制御部510が、VDP532を利用して、制御画像を生成し、生成した制御画像を、表示部530に表示させる。ここで、表示部530に表示される制御画像は、以下の制御画像MG100であるとする。そして、ステップS111の処理は終了する。
図7は、一例としての制御画像MG100を示す図である。図7を参照して、制御画像MG100には、方向ボタン541A,541B,541C,541Dにそれぞれ対応する方向ボタン画像541AG,541BG,541CG,541DGが表示される。また、制御画像MG100には、決定ボタン541Eに対応する決定ボタン画像541EGが表示される。
また、制御画像MG100には、文字ボタンAB,CLB,CB,1B,2B,3B,4B,5B,6B,7B,8B,9B,KB、0B、#Bにそれぞれ対応する文字ボタン画像ABG,CLBG,CBG,1BG,2BG,3BG,4BG,5BG,6BG,7BG,8BG,9BG,KBG,0BG,#BGが表示される。
制御画像MG100に表示される複数のボタン画像のうち、文字列が対応づけて表示されてないボタン画像に対応するボタンは、無効ボタンである。すなわち、決定ボタン画像541EG、文字ボタン画像ABG,CLBG,CBG,1BG,3BG,7BG,8BG,9BG,KBG,#BGの各々に対応するボタンは、無効ボタンである。
制御画像MG100には、設定された装置制御ボタンが識別可能なように表示される。ここで、制御画像MG100に表示される方向ボタン画像541AG,541BG,541CG,541DGにそれぞれ対応する方向ボタン541A,541B,541C,541Dは、前述の制御信号割当処理によりRC信号が割り当てられた装置制御ボタンであるとする。
ここで、被制御装置600が行なう処理に関連する名称が、装置制御ボタンに対応するボタン画像に対応づけて表示されるとする。被制御装置600が行なう処理に関連する名称は、たとえば、装置制御ボタンに対応するボタン画像の近傍(たとえば、ボタン画像の上、下、左および右等)に表示されるとする。
たとえば、制御画像MG100において、装置制御ボタンとしての方向ボタン541Aに対応する方向ボタン画像541AGの上部には、「音量+」という名称が表示される。方向ボタン画像541AGに対応する方向ボタン541Aは、押下されることにより、割り当てられた音量アップRC信号を、被制御装置600へ送信するためのボタンである。また、制御画像MG100において、装置制御ボタンとしての方向ボタン541Bに対応する方向ボタン画像541BGの下部には、「音量ー」という名称が表示される。方向ボタン画像541BGに対応する方向ボタン541Bは、押下されることにより、割り当てられた音量ダウンRC信号を、被制御装置600へ送信するためのボタンである。
また、制御画像MG100において、装置制御ボタンとしての方向ボタン541Cに対応する方向ボタン画像541ACGの左側には、「CH−」という名称が表示される。方向ボタン画像541CGに対応する方向ボタン541Cは、押下されることにより、割り当てられたチャンネルデクリメントRC信号を、被制御装置600へ送信するためのボタンである。また、制御画像MG100において、装置制御ボタンとしての方向ボタン541Dに対応する方向ボタン画像541ADGの右側には、「CH+」という名称が表示される。方向ボタン画像541DGに対応する方向ボタン541Dは、押下されることにより、割り当てられたチャンネルインクリメントRC信号を、被制御装置600へ送信するためのボタンである。
なお、表示部530に、制御画像MG100が表示されている状態で、方向ボタン541Cおよび方向ボタン541Dのいずれかが押下されると、被制御装置600では、受信した、チャンネルデクリメントRC信号またはチャンネルインクリメントRC信号に基づき、表示部630に表示している番組(コンテンツ)を変更するための処理が行なわれる。すなわち、制御画像MG100が表示されている状態において、方向ボタン541Cおよび方向ボタン541Dを押下する操作は、表示部630に表示されている番組(コンテンツ)を変更するための指示入力でもある。
また、制御画像MG100に表示される文字ボタン画像2BG,0BGにそれぞれ対応する文字ボタン2B,0Bは、前述の制御信号割当処理によりRC信号が割り当てられた装置制御ボタンであるとする。ここで、被制御装置600が行なう処理に関連する名称が、装置制御ボタンに対応するボタン画像に対応づけて表示されるとする。被制御装置600が行なう処理に関連する名称は、たとえば、装置制御ボタンに対応するボタン画像の枠内に表示されるとする。たとえば、制御画像MG100において、文字ボタン画像2BG,0BGの枠内には、それぞれ、「消音」、「入力切換」という名称が表示される。
文字ボタン画像2BGに対応する文字ボタン2Bは、押下されることにより、割り当てられた消音RC信号を、被制御装置600へ送信するためのボタンである。また、文字ボタン画像0BGに対応する文字ボタン0Bは、押下されることにより、割り当てられた入力切換RC信号を、被制御装置600へ送信するためのボタンである。
また、制御画像MG100には、設定された制御画像変更ボタンが識別可能なように表示される。ここで、制御画像MG100に表示される文字ボタン画像4BGに対応する文字ボタン4Bは、前述の制御信号割当処理により制御画像切換処理が割り当てられた制御画像変更ボタンであるとする。
ここで、文字列が、制御画像変更ボタンに対応するボタン画像に対応づけて表示されるとする。文字列は、たとえば、制御画像変更ボタンに対応するボタン画像の枠内に表示されるとする。
たとえば、制御画像MG100において、文字ボタン画像4BGの枠内には、「放送切換」という文字列が表示される。文字ボタン画像4BGに対応する文字ボタン4Bは、押下されることにより、割り当てられた制御信号割当処理を行なうためのボタン(以下、放送切換ボタンともいう)である。
また、制御画像MG100には、設定された制御信号変更ボタンが識別可能なように表示される。ここで、制御画像MG100に表示される文字ボタン画像5BG,6BGにそれぞれ対応する文字ボタン5B,6Bは、前述の制御信号割当処理によりRC信号が割り当てられた制御信号変更ボタンであるとする。
ここで、被制御装置600が行なう処理に関連する名称が、制御信号変更ボタンに対応するボタン画像に対応づけて表示されるとする。被制御装置600が行なう処理に関連する名称は、たとえば、制御信号変更ボタンに対応するボタン画像の枠内に表示されるとする。
たとえば、制御画像MG100において、文字ボタン画像5BG,6BGの枠内には、それぞれ、「番組一覧」、「録画リスト」という文字列が表示される。文字ボタン画像5BGに対応する文字ボタン5Bは、押下されることにより、割り当てられたリスト表示RC信号を、被制御装置600へ送信するためのボタンである。また、文字ボタン画像6BGに対応する文字ボタン6Bは、押下されることにより、割り当てられた録画リスト表示RC信号を、被制御装置600へ送信するためのボタンである。
再び、図6を参照して、ステップS111の処理の後、ステップS112に進む。
ステップS112では、制御部510が、有効操作があるか否かを判定する。ここで、表示部530に図7の制御画像MG100が表示されているとする。この場合、有効操作は、入力部540に含まれる複数のボタンのうち、RC信号または処理が割り当てられているボタンを押下するためのインターフェース操作Mとなる。なお、有効操作は、RC信号または処理が割り当てられているボタン画像が表示部530に表示されている場合、当該ボタン画像を押下するためのインターフェース操作Mであってもよい。
ここで、有効操作は、前述した装置制御ボタン、前述した制御画像変更ボタンおよび前述した制御信号変更ボタンのいずれかを押下するためのインターフェース操作Mであるとする。表示部530に制御画像MG100が表示されている場合、有効操作は、制御画像MG100に表示された、方向ボタン画像541AG,541BG,541CG,541DG、文字ボタン画像2BG,0BG、文字ボタン画像4BG、文字ボタン画像5BG,6BGのいずれかに対応するボタンを押下する操作であるとする。すなわち、有効操作は、ユーザによるボタンの押下という指示入力により、入力部540が、対応するボタン信号を制御部510へ送信するための操作である。
ステップS112において、YESならば、ステップS113に進む。一方、ステップS112において、NOならば、再度、ステップS112の処理が行なわれる。ここでは、有効操作があったとして、ステップS113に進む。ここで、行なわれた有効操作は、制御画像MG100に表示された方向ボタン画像541AGに対応する方向ボタン541Aを押下する操作であるとする。
ステップS113では、音発生処理が行なわれる。音発生処理では、制御部510が、携帯端末装置500に設けられたボタンまたは表示部530に表示されたボタン画像を押下したことを報知するための音声データを、音声出力部572へ送信する。音声出力部572は、受信した音声データに基づく音声(たとえば、ビープ音)を、スピーカから出力する。そして、ステップS114に進む。
ステップS114では、制御信号送信処理が行なわれる。制御信号送信処理では、制御部510が、通信部560を利用して、行なわれた有効操作に対応する、制御信号としてのRC信号を、被制御装置600へ送信する。ここで、行なわれた有効操作が、制御画像MG100に表示された方向ボタン画像541AGに対応する方向ボタン541Aを押下する操作であるとする。この場合、被制御装置600へ送信されるRC信号は、音量アップRC信号となる。
なお、制御信号送信処理では、行なわれた有効操作が、制御画像変更ボタンを押下する操作である場合、制御部510は、制御信号の送信を行なわない。本実施の形態では制御信号の送信を行なわないが、制御信号の送信を行なう場合も考えられる。そして、ステップS114の処理は終了する。
被制御装置600では、制御信号対応処理Tが行なわれる。前述したように、制御信号対応処理Tは、他の処理とは独立して行なわれる処理である。制御信号対応処理Tでは、まず、ステップS141の処理が行なわれる。
ステップS141では、制御部610が、有効制御信号を受信したか否かを判定する。ここで、有効制御信号は、制御部610が有効制御信号を受信した時点において、制御部610が有効制御信号に対応する処理を行なうことが可能な信号である。ステップS141において、YESならば、ステップS142に進む。一方、ステップS141において、NOならば、再度、ステップS141の処理が行なわれる。ここで、制御部610は、制御信号としての音量アップRC信号を受信したとする。また、音量アップRC信号は、有効制御信号であるとする。この場合、ステップS141でYESと判定され、ステップS142に進む。
ステップS142では、制御信号対応処理が行なわれる。制御信号対応処理では、制御部610が、受信した有効制御信号に対応する処理を行なう。ここで、制御部610が受信した有効制御信号は、音量アップRC信号であるとする。この場合、制御信号対応処理では、制御部610が、表示部630で表示されるTV画像の音量を大きくするための処理を行なう。そして、ステップS143に進む。
ステップS143では、詳細は後述するが、制御部610が、有効制御信号の変更があったか否かを判定する。ステップS143において、YESならば、後述するステップS144に進む。一方、ステップS143において、NOならば、再度、ステップS141の処理が行なわれる。ここでは、有効制御信号の変更がないとして、再度、ステップS141の処理が行なわれる。
装置制御処理Mでは、ステップS114の処理の後、ステップS115に進む。
ステップS115では、制御部510が、行なわれた有効操作が制御画像変更操作であるか否かを判定する。ここで、表示部530には図7の制御画像MG100が表示されているとする。この場合、制御部510は、文字ボタン画像4BGに対応する制御画像変更ボタンを押下する有効操作が、制御画像変更操作であると判定する。
なお、表示部530に表示されている制御画像を変更するためのボタン画像(以下、制御画像変更ボタン画像ともいう)が表示されている場合、制御部510は、制御画像変更ボタン画像を押下するための有効操作が、制御画像変更操作であると判定する。
ステップS115において、YESならば、後述するステップS120に進む。一方、ステップS115において、NOならば、ステップS131に進む。ここで、行なわれた有効操作は、装置制御ボタンとしての方向ボタン541Aを押下する操作であるとする。この場合、ステップS115において、NOと判定され、ステップS131に進む。
ステップS131では、制御部510が、行なわれた有効操作が制御信号の変更を伴う操作であるか否かを判定する。ここで、表示部530には制御画像MG100が表示されているとする。この場合、制御部510は、文字ボタン画像5BGまたは文字ボタン画像6BGに対応する制御信号変更ボタンを押下する有効操作が、制御信号の変更を伴う操作であると判定する。
なお、表示部530に携帯端末装置500が送信するRC信号(制御信号)を変更するためのボタン画像(以下、制御信号変更ボタン画像ともいう)が表示されている場合、制御部510は、制御信号変更ボタン画像を押下するための有効操作が、制御信号の変更を伴う操作であると判定する。
ステップS131において、YESならば、後述するステップS170に進む。一方、ステップS131において、NOならば、再度、ステップS112の処理が行なわれる。ここで、行なわれた有効操作は、装置制御ボタンとしての方向ボタン541Aを押下する操作であるとする。この場合、ステップS131において、NOと判定され、ステップS112の処理が行なわれる。
次に、携帯端末装置500において、制御画像を変更するための有効操作があった場合の処理について説明する。
まず、装置制御処理MのステップS110,S111が行なわれることにより、表示部530には、図7の制御画像MG100が表示されているとする。ここで、制御画像MG100に表示された文字ボタン画像4BGに対応する、制御画像変更ボタンとしての文字ボタン4Bが押下されたとする。この場合、ステップS112において、有効操作があると判定され、ステップS113に進む。
ステップS113では、前述したのと同様な処理が行なわれるので詳細な説明は繰り返さない。
ステップS114では、前述したのと同様に制御信号送信処理が行なわれる。ここで、行なわれた有効操作は、制御画像MG100に表示された文字ボタン画像4BGに対応する、制御画像変更ボタンとしての文字ボタン4Bを押下する操作であるとする。この場合、制御部510は、制御信号の送信を行なわない。そして、ステップS115に進む。
ステップS115では、前述したのと同様な処理が行なわれるので詳細な説明は繰り返さない。ここで、行なわれた有効操作は、制御画像MG100に表示された文字ボタン画像4BGに対応する、制御画像変更ボタンとしての文字ボタン4Bを押下する操作であるとする。この場合、制御部510は、行なわれた有効操作が制御画像変更操作であると判定して、ステップS120に進む。
ステップS120では、制御信号変更処理が行なわれる。制御信号変更処理では、行なわれた制御画像変更操作に基づいて、装置制御ボタンが設定される。そして、設定された装置制御ボタンに対し、制御信号としてのRC信号が割り当てられる。なお、設定された装置制御ボタンに対し、すでに、RC信号が割り当てられている場合、割り当てられているRC信号が、他のRC信号に変更される。
ここで、行なわれた制御画像変更操作は、制御画像MG100に表示された文字ボタン画像4BGに対応する、制御画像変更ボタンとしての文字ボタン4B(放送切換ボタン)を押下する操作であるとする。この場合、制御部510は、まず、一例として、文字ボタン4B,5B,6Bを、装置制御ボタンに設定する。
ここで、文字ボタン4B,5B,6Bの各々には、すでに、RC信号が割り当てられているとする。この場合、制御部510は、文字ボタン4Bに割り当てるRC信号を、現時点で割り当てられているRC信号から、被制御装置600の表示部630で表示される放送を、アナログ放送に切換えるためのRC信号(以下、アナログ放送切換RC信号ともいう)に変更する。
また、制御部510は、文字ボタン5Bに割り当てるRC信号を、現時点で割り当てられているRC信号から、被制御装置600の表示部630で表示される放送を、ディジタル放送に切換えるためのRC信号(以下、ディジタル放送切換RC信号ともいう)に変更する。また、制御部510は、文字ボタン6Bに割り当てるRC信号を、現時点で割り当てられているRC信号から、被制御装置600の表示部630で表示される放送を、BS(Broadcasting Satellite)放送に切換えるためのRC信号(以下、BS放送切換RC信号ともいう)に変更する。
また、制御部510は、入力部540に含まれる複数のボタンのうち、上記の割当の変更を行なわなかったボタンを、無効ボタンに設定する。そして、ステップS120Aに進む。
ステップS120Aでは、制御画像変更処理が行なわれる。制御画像変更処理では、ステップS120の制御信号変更処理によりRC信号が割り当てられた装置制御ボタンに基づいて、制御部510が、VDP532を利用して、制御画像を生成し、生成した制御画像を、表示部530に表示させる。すなわち、表示部530に表示されている制御画像が変更される。
ここで、制御信号変更処理によりRC信号が割り当てられた装置制御ボタンは、文字ボタン4B,5B,6Bであるとする。また、文字ボタン4B,5B,6Bには、それぞれ、アナログ放送切換RC信号、ディジタル放送切換RC信号、BS放送切換RC信号が割り当てられたとする。この場合、制御画像変更処理により、以下の制御画像MG100Aが生成され、制御画像MG100Aが表示部530に表示される。そして、ステップS120Aの処理は終了する。
図8は、一例としての制御画像MG100Aを示す図である。図8を参照して、制御画像MG100Aは、図7の制御画像MG100と比較して、方向ボタン画像541AG,541BG,541CG,541DGの代わりに方向ボタン画像541AGN,541BGN,541CGN,541DGNが表示される点と、決定ボタン画像541EGの代わりに、決定ボタン画像541EGNが表示される点と、文字ボタン画像2BG,0BGの代わりに文字ボタン画像2BGN,0BGNが表示される点と、文字ボタン画像4BG,5BG,6BGの代わりに文字ボタン画像4BGA,5BGA,6BGAが表示される点と、ボタン画像BBGがさらに表示される点とが異なる。それ以外は、制御画像MG100と同様なので詳細な説明は繰り返さない。
方向ボタン画像541AGN,541BGN,541CGN,541DGNは、それぞれ、方向ボタン541A,541B,541C,541Dに対応するボタン画像である。決定ボタン画像541EGNは、決定ボタン541Eに対応するボタン画像である。文字ボタン画像2BGN,4BGA,5BGA,6BGA,0BGNは、それぞれ、文字ボタン2B,4B,5B,6B,0Bに対応するボタン画像である。
ボタン画像BBGは、機能ボタン542Aに対応するボタン画像である。
制御画像MG100Aに表示される複数のボタン画像のうち、文字列が対応づけて表示されてないボタン画像に対応するボタンは、無効ボタンである。すなわち、方向ボタン画像541AGN,541BGN,541CGN,541DGN、決定ボタン画像541EGN、文字ボタン画像ABG,CLBG,CBG,1BG,2BGN,3BG,7BG,8BG,9BG,KBG、0BGN、#BGの各々に対応するボタンは、無効ボタンである。
制御画像MG100Aには、設定された装置制御ボタンが識別可能なように表示される。ここで、制御画像MG100Aに表示される文字ボタン画像4BGA,5BGA,6BGAにそれぞれ対応する、文字ボタン4B,5B,6Bは、前述の制御信号変更処理によりRC信号が割り当てられた装置制御ボタンであるとする。
ここで、被制御装置600が行なう処理に関連する名称が、装置制御ボタンに対応するボタン画像に対応づけて表示されるとする。被制御装置600が行なう処理に関連する名称は、たとえば、装置制御ボタンに対応するボタン画像の枠内に表示されるとする。たとえば、制御画像MG100Aにおいて、文字ボタン画像4BGA,5BGA,6BGAの枠内には、それぞれ、「アナログ放送」、「ディジタル放送」、「BS放送」という名称が表示される。
ここで、文字ボタン画像4BGAに対応する文字ボタン4Bは、押下されることにより、割り当てられたアナログ放送切換RC信号を、被制御装置600へ送信するためのボタンである。また、文字ボタン画像5BGAに対応する文字ボタン5Bは、押下されることにより、割り当てられたディジタル放送切換RC信号を、被制御装置600へ送信するためのボタンである。また、文字ボタン画像6BGAに対応する文字ボタン6Bは、押下されることにより、割り当てられたBS放送切換RC信号を、被制御装置600へ送信するためのボタンである。
また、ボタン画像BBGに対応する機能ボタン542Aは、押下されることにより、表示部530に、図7の制御画像MG100を表示させるためのボタンである。
再び、図6を参照して、ステップS120Aの処理の後、ステップS121に進む。
ステップS121では、振動発生処理が行なわれる。振動発生処理では、制御部510が、振動部579へ、振動部579を振動させるための制御指示(以下、振動制御指示ともいう)を送信する。振動部579は、振動制御指示を受信すると、振動部579自身が所定時間(たとえば、2秒)振動することにより、携帯端末装置500を振動させる。そして、ステップS121の処理は終了する。
以上の振動発生処理が行なわれることにより、ボタンに割当てられた、制御信号としてのRC信号が変更されても、ユーザは、携帯端末装置500が振動することにより、ボタンの制御信号の割り当てが変更したことを容易に気づくことができる。
ステップS121の処理の後、ステップS122に進む。
ステップS122では、制御部510が、有効操作があるか否かを判定する。ここで、表示部530に図8の制御画像MG100Aが表示されているとする。この場合、有効操作は、入力部540に含まれる複数のボタンのうち、RC信号または処理が割り当てられているボタンを押下するためのインターフェース操作Mとなる。なお、有効操作は、RC信号または処理が割り当てられているボタン画像が表示部530に表示されている場合、当該ボタン画像を押下するためのインターフェース操作Mであってもよい。
ここで、有効操作は、前述した装置制御ボタンを押下するためのインターフェース操作Mであるとする。表示部530に制御画像MG100Aが表示されている場合、有効操作は、制御画像MG100Aに表示された、文字ボタン画像4BGA,5BGA,6BGAのいずれかに対応するボタンを押下する操作であるとする。
ステップS122において、YESならば、ステップS123に進む。一方、ステップS122において、NOならば、後述するステップS125に進む。ここでは、有効操作があったとして、ステップS123に進む。ここで、有効操作は、制御画像MG100Aに表示された文字ボタン画像5BGAに対応する文字ボタン5Bを押下する操作であるとする。
ステップS123では、ステップS113と同様に音発生処理が行なわれるので詳細な説明は繰り返さない。そして、ステップS124に進む。
ステップS124では、ステップS114と同様に制御信号送信処理が行なわれるので詳細な説明は繰り返さない。ここで、行なわれた有効操作が、制御画像MG100Aに表示された文字ボタン画像5BGAに対応する文字ボタン5Bを押下する操作であるとする。この場合、制御部510は、通信部560を利用して、制御信号としてのディジタル放送切換RC信号を、被制御装置600へ送信する。そして、ステップS124の処理は終了する。
被制御装置600では、制御信号対応処理TのステップS141が行なわれる。
ステップS141では、前述したのと同様な処理が行なわれるので詳細な説明は繰り返さない。ここで、制御部610は、制御信号としてのディジタル放送切換RC信号を受信したとする。また、ディジタル放送切換RC信号は、有効制御信号であるとする。この場合、ステップS141でYESと判定され、ステップS142に進む。
ステップS142では、前述したのと同様に制御信号対応処理が行なわれる。ここで、制御部610が受信した有効制御信号は、ディジタル放送切換RC信号であるとする。この場合、制御信号対応処理では、制御部610が、VDP632を利用して、表示部630で表示される放送を、ディジタル放送に切換えるための処理を行なう。
ステップS143では、前述したのと同様な処理が行なわれるので詳細な説明は繰り返さない。ここでは、有効制御信号の変更がないとして、再度、ステップS141の処理が行なわれる。
装置制御処理Mでは、ステップS124の処理の後、ステップS125に進む。
ステップS125では、制御部510が、戻り操作があるが否かを判定する。ここで、戻り操作は、図8の制御画像MG100Aに表示されるボタン画像BBGに対応する機能ボタン542Aを押下するためのインターフェース操作Mである。ステップS125において、YESならば、再度、ステップS110の処理が行なわれる。一方、ステップS122において、NOならば、再度、ステップS122の処理が行なわれる。
次に、携帯端末装置500において、制御信号の変更を伴う有効操作があった場合の処理について説明する。
まず、装置制御処理MのステップS110,S111が行なわれることにより、表示部530には、図7の制御画像MG100が表示されているとする。ここで、制御画像MG100に表示された文字ボタン画像5BGに対応する、制御信号変更ボタンとしての文字ボタン5Bが押下されたとする。この場合、ステップS112において、有効操作があると判定され、ステップS113に進む。
ステップS113では、前述したのと同様な処理が行なわれるので詳細な説明は繰り返さない。
ステップS114では、前述したのと同様に制御信号送信処理が行なわれる。ここで、行なわれた有効操作は、制御画像MG100に表示された文字ボタン画像5BGに対応する、制御信号変更ボタンとしての文字ボタン5Bを押下する操作であるとする。この場合、制御部510は、通信部560を利用して、制御信号としての前述のリスト表示RC信号を、被制御装置600へ送信する。前述したように、リスト表示RC信号は、現時点で放送している、チャンネル毎の番組(コンテンツ)のタイトルのリスト(一覧)を、被制御装置600の表示部630に表示するための信号である。ここで、リスト表示RC信号は、有効制御信号であるとする。
被制御装置600では、制御信号対応処理TのステップS141において、有効制御信号(リスト表示RC信号)を受信したと判定され、ステップS142に進む。
ステップS142では、前述したのと同様に制御信号対応処理が行なわれる。ここで、制御部610が受信した有効制御信号は、リスト表示RC信号であるとする。この場合、制御信号対応処理では、制御部610が、VDP632を利用して、以下の番組リスト画像G200を生成し、表示部630に番組リスト画像G200を表示させる。
図9は、一例としての番組リスト画像G200を示す図である。図9を参照して、番組リスト画像G200は、番組画像BG211,BG212,BG213,BG214,BG215,BG216,BG217,BG218,BG219,BG220,BG221,BG222が配置される。番組画像BG211,BG212,BG213,BG214,BG215,BG216,BG217,BG218,BG219,BG220,BG221,BG222の各々の左上には、チャンネル番号が対応づけて表示される。
また、番組画像BG211,BG212,BG213,BG214,BG215,BG216,BG217,BG218,BG219,BG220,BG221,BG222の各々には、対応するチャンネル番号の番組のタイトル名が表示される。
なお、番組画像BG211,BG212,BG213,BG214,BG215,BG216,BG217,BG218,BG219,BG220,BG221,BG222の各々には、サムネイル画像が表示されてもよい。サムネイル画像は、対応する番組の内容を示すための画像である。サムネイル画像は、動画像および静止画像のいずれであってもよい。サムネイル画像は、たとえば、対応する番組の1シーンの動画像であってもよい。
また、番組リスト画像G200には、選択枠SR250が、一例として、番組画像BG215を囲むように配置される。選択枠SR250に囲まれている番組画像は、選択状態の番組画像である。なお、初期状態の選択枠SR250の配置位置は、番組画像BG215を囲む位置に限定されることなく、他の番組画像を囲む位置であってもよい。
再び、図6を参照して、ステップS142の制御信号対応処理では、さらに、有効制御信号変更処理が行なわれる。有効制御信号変更処理では、制御部610が、有効制御信号の変更を行なう。表示部630に番組リスト画像G200が表示されている場合、制御部610は、有効制御信号を、UP−RC信号、DOWN−RC信号、LEFT−RC信号、RIGHT−RC信号およびENTER−RC信号のみに設定する。UP−RC信号、DOWN−RC信号、LEFT−RC信号およびRIGHT−RC信号は、選択枠SR250を、それぞれ、上、下、左および右に移動させるためのRC信号である。また、ENTER−RC信号は、選択枠SR250により選択状態の番組画像に決定するためのRC信号である。
ステップS143では、制御部610が、有効制御信号の変更があったか否かを判定する。具体的には、ステップS142の制御信号対応処理において、有効制御信号変更処理が行なわれたか否かが判定される。ここでは、有効制御信号変更処理が行なわれたとして、ステップS144に進む。
ステップS144では、制御部610が、有効制御信号変更信号を、携帯端末装置500へ送信する。有効制御信号変更信号は、制御部610が、対応する処理を行なうことが可能な有効制御信号が変更されたことを通知するための信号である。ここで、送信される有効制御信号変更信号は、有効制御信号に設定されたRC信号の情報(UP−RC信号、DOWN−RC信号、LEFT−RC信号、RIGHT−RC信号およびENTER−RC信号の情報)を含むとする。ステップS144の処理の後、再度、ステップS141の処理が行なわれる。なお、有効制御信号変更信号は、被制御装置600から送信される信号(以下、装置信号ともいう)でもある。
装置制御処理Mでは、ステップS114の処理の後、ステップS115に進む。
ステップS115では、前述したのと同様な処理が行なわれるので詳細な説明は繰り返さない。ここで、行なわれた有効操作は、図7の制御画像MG100に表示された文字ボタン画像5BGに対応する、制御信号変更ボタンとしての文字ボタン5Bを押下する操作であるとする。この場合、ステップS115において、NOと判定され、ステップS131に進む。
ステップS131では、前述したのと同様な処理が行なわれるので詳細な説明は繰り返さない。ここで、表示部530には図7の制御画像MG100が表示されているとする。この場合、制御部510は、文字ボタン画像5BGまたは文字ボタン画像6BGに対応する制御信号変更ボタンを押下する有効操作が、制御信号の変更を伴う操作であると判定する。ここで、行なわれた有効操作は、制御画像MG100に表示された文字ボタン画像5BGに対応する、制御信号変更ボタンとしての文字ボタン5Bを押下する操作であるとする。この場合、ステップS131において、YESと判定され、ステップS170に進む。
ステップS170では、制御部510が、変更信号対応処理Mを行なう。
図10は、変更信号対応処理Mのフローチャートである。図10を参照して、変更信号対応処理Mでは、まず、ステップ171の処理が行なわれる。
ステップS171では、制御部510が、有効制御信号変更信号を受信したか否かを判定する。ステップS171において、YESならば、ステップS172に進む。一方、ステップS171において、NOならば、再度、ステップS171の処理が行なわれる。ここでは、被制御装置600から有効制御信号変更信号を受信したとして、ステップS172に進む。
ステップS172では、制御信号変更処理Aが行なわれる。制御信号変更処理Aでは、受信した有効制御信号変更信号に含まれるRC信号の情報に基づいて、装置制御ボタンが設定される。そして、設定された装置制御ボタンに対し、制御信号としてのRC信号が割り当てられる。なお、設定された装置制御ボタンに対し、すでに、RC信号が割り当てられている場合、割り当てられているRC信号が、他のRC信号に変更される。
ここで、受信した有効制御信号変更信号に含まれるRC信号の情報は、UP−RC信号、DOWN−RC信号、LEFT−RC信号、RIGHT−RC信号およびENTER−RC信号の情報であるとする。
この場合、制御部510は、一例として、方向ボタン541A,541B,541C,541D、決定ボタン541Eを、装置制御ボタンに設定する。ここで、方向ボタン541A,541B,541C,541Dの各々には、すでに、RC信号が割り当てられているとする。この場合、制御部510は、方向ボタン541Aに割り当てるRC信号を、現時点で割り当てられているRC信号から、UP−RC信号に変更する。同様に、制御部510は、方向ボタン541B,541C,541Dに割り当てるRC信号を、現時点で割り当てられているRC信号から、それぞれ、DOWN−RC信号、LEFT−RC信号およびRIGHT−RC信号に変更する。
また、制御部510は、決定ボタン541Eに、ENTER−RC信号を割り当てる。
また、制御部510は、入力部540に含まれる複数のボタンのうち、上記の割当を行なわなかったボタンを、無効ボタンに設定する。そして、ステップS173に進む。
ステップS173では、制御画像変更処理Aが行なわれる。制御画像変更処理Aでは、ステップS172の制御信号変更処理AによりRC信号が割り当てられた装置制御ボタンに基づいて、制御部510が、VDP532を利用して、制御画像を生成し、生成した制御画像を、表示部530に表示させる。すなわち、表示部530に表示されている制御画像が変更される。
ここで、制御信号変更処理AによりRC信号が割り当てられた装置制御ボタンは、方向ボタン541A,541B,541C,541D、決定ボタン541Eであるとする。また、方向ボタン541A,541B,541C,541D、決定ボタン541E
には、それぞれ、UP−RC信号、DOWN−RC信号、LEFT−RC信号、RIGHT−RC信号およびENTER−RC信号が割り当てられたとする。この場合、制御画像変更処理Aにより、以下の制御画像MG100Bが生成され、制御画像MG100Bが表示部530に表示される。そして、ステップS173の処理は終了する。
図11は、一例としての制御画像MG100Bを示す図である。図11を参照して、制御画像MG100Bは、図8の制御画像MG100Aと比較して、方向ボタン画像541AGN,541BGN,541CGN,541DGNの代わりに方向ボタン画像541AGB,541BGB,541CGB,541DGBが表示される点と、決定ボタン画像541EGNの代わりに決定ボタン画像541EGBが表示される点と、文字ボタン画像4BGA,5BGA,6BGAの代わりに文字ボタン画像4BGN,5BGN,6BGNが表示される点とが異なる。それ以外は、制御画像MG100Aと同様なので詳細な説明は繰り返さない。
方向ボタン画像541AGB,541BGB,541CGB,541DGBは、それぞれ、方向ボタン541A,541B,541C,541Dに対応するボタン画像である。決定ボタン画像541EGBは、決定ボタン541Eに対応するボタン画像である。文字ボタン画像4BGN,5BGN,6BGNは、それぞれ、文字ボタン4B,5B,6Bに対応するボタン画像である。
制御画像MG100Bに表示される複数のボタン画像のうち、文字列が対応づけて表示されてないボタン画像に対応するボタンは、無効ボタンである。すなわち、文字ボタン画像ABG,CLBG,CBG,1BG,2BGN,3BG,4BGN,5BGN,6BGN,7BG,8BG,9BG,KBG、0BGN、#BGの各々に対応するボタンは、無効ボタンである。
制御画像MG100Bには、設定された装置制御ボタンが識別可能なように表示される。ここで、制御画像MG100Bに表示される方向ボタン画像541AGB,541BGB,541CGB,541DGB、決定ボタン画像541EGBにそれぞれ対応する、方向ボタン541A,541B,541C,541D、決定ボタン541Eは、前述の制御信号変更処理AによりRC信号が割り当てられた装置制御ボタンであるとする。
ここで、被制御装置600が行なう処理に関連する名称が、装置制御ボタンに対応するボタン画像に対応づけて表示されるとする。被制御装置600が行なう処理に関連する名称は、たとえば、装置制御ボタンに対応するボタン画像の近傍(たとえば、ボタン画像の上、下、左および右等)に表示されるとする。
たとえば、制御画像MG100Bにおいて、装置制御ボタンとしての方向ボタン541Aに対応する方向ボタン画像541AGBの上部には、「UP」という名称が表示される。方向ボタン画像541ABに対応する方向ボタン541Aは、押下されることにより、割り当てられたUP−RC信号を、被制御装置600へ送信するためのボタンである。また、制御画像MG100Bにおいて、装置制御ボタンとしての方向ボタン541Bに対応する方向ボタン画像541BGBの下部には、「DOWN」という名称が表示される。方向ボタン画像541BGBに対応する方向ボタン541Bは、押下されることにより、割り当てられたDOWN−RC信号を、被制御装置600へ送信するためのボタンである。
また、制御画像MG100Bにおいて、装置制御ボタンとしての方向ボタン541Cに対応する方向ボタン画像541ACGBの左側には、「LEFT」という名称が表示される。方向ボタン画像541CGBに対応する方向ボタン541Cは、押下されることにより、割り当てられたLEFT−RC信号を、被制御装置600へ送信するためのボタンである。また、制御画像MG100において、装置制御ボタンとしての方向ボタン541Dに対応する方向ボタン画像541ADGBの右側には、「RIGHT」という名称が表示される。方向ボタン画像541DGBに対応する方向ボタン541Dは、押下されることにより、割り当てられたRIGHT−RC信号を、被制御装置600へ送信するためのボタンである。
また、制御画像MG100Bにおいて、装置制御ボタンとしての決定ボタン541Eに対応する決定ボタン画像541EGBの下部には、「ENTER」という名称が表示される。決定ボタン画像541EGBに対応する決定ボタン541Eは、押下されることにより、割り当てられたENTER−RC信号を、被制御装置600へ送信するためのボタンである。
再び、図10を参照して、ステップS173の処理の後、ステップS174に進む。
ステップS174では、図6のステップS121と同様に振動発生処理が行なわれるので詳細な説明は繰り返さない。そして、ステップS175に進む。
ステップS175では、制御部510が、有効操作があるか否かを判定する。ここで、表示部530に図11の制御画像MG100Bが表示されているとする。この場合、有効操作は、入力部540に含まれる複数のボタンのうち、RC信号または処理が割り当てられているボタンを押下するためのインターフェース操作Mとなる。なお、有効操作は、RC信号または処理が割り当てられているボタン画像が表示部530に表示されている場合、当該ボタン画像を押下するためのインターフェース操作Mであってもよい。
ここで、有効操作は、前述した装置制御ボタンを押下するためのインターフェース操作Mであるとする。表示部530に制御画像MG100Bが表示されている場合、有効操作は、制御画像MG100Bに表示された、方向ボタン画像541AGB,541BGB,541CGB,541DGB、決定ボタン画像541EGBのいずれかに対応するボタンを押下する操作であるとする。
ステップS175において、YESならば、ステップS176に進む。一方、ステップS175において、NOならば、後述するステップS178に進む。ここでは、有効操作があったとして、ステップS176に進む。ここで、有効操作は、制御画像MG100Bに表示された方向ボタン画像541AGBに対応する方向ボタン541Aを押下する操作であるとする。
ステップS176では、図6のステップS113と同様に音発生処理が行なわれるので詳細な説明は繰り返さない。そして、ステップS177に進む。
ステップS177では、図6のステップS114と同様に制御信号送信処理が行なわれるので詳細な説明は繰り返さない。ここで、行なわれた有効操作が、制御画像MG100Bに表示された方向ボタン画像541AGBに対応する方向ボタン541Aを押下する操作であるとする。この場合、制御部510は、通信部560を利用して、制御信号としてのUP−RC信号を、被制御装置600へ送信する。そして、ステップS177の処理は終了する。
再び、図6を参照して、被制御装置600では、制御信号対応処理TのステップS141が行なわれる。
ステップS141では、前述したのと同様な処理が行なわれるので詳細な説明は繰り返さない。ここで、制御部610は、制御信号としてのUP−RC信号を受信したとする。また、UP−RC信号は、有効制御信号であるとする。この場合、ステップS141でYESと判定され、ステップS142に進む。
ステップS142では、前述したのと同様に制御信号対応処理が行なわれる。ここで、制御部610が受信した有効制御信号は、UP−RC信号であるとする。ここで、表示部630には、図9の番組リスト画像G200が表示されているとする。
この場合、制御信号対応処理では、制御部610が、VDP632を利用して、表示部630で表示される番組リスト画像G200に表示される選択枠SR250を、上に移動させることにより、番組画像BG212を選択状態にする。なお、選択枠SR250により番組画像が選択されている状態で、ENTER−RC信号を受信すると、制御信号対応処理では、選択されている番組画像に対応する番組の画像を、表示部630の表示面全体に表示させる処理が行なわれる。
ステップS143では、前述したのと同様な処理が行なわれるので詳細な説明は繰り返さない。ここでは、有効制御信号の変更がないとして、再度、ステップS141の処理が行なわれる。
再び、図10を参照して、変更信号対応処理Mでは、ステップS177の処理の後、ステップS178に進む。
ステップS178では、制御部510が、戻り操作があるが否かを判定する。ここで、戻り操作は、図11の制御画像MG100Bに表示されるボタン画像BBGに対応する機能ボタン542Aを押下するためのインターフェース操作Mである。ステップS178において、YESならば、この変更信号対応処理Mは終了し、再度、図6のステップS110の処理が行なわれる。一方、ステップS178において、NOならば、再度、ステップS175の処理が行なわれる。
なお、携帯端末装置500の表示部530に、図7の制御画像MG100が表示されている状態で、文字ボタン画像6BGに対応する文字ボタン6Bが押下されると、図6のステップS114の処理等により、被制御装置600で録画された番組(コンテンツ)のタイトルのリスト(一覧)を、被制御装置600の表示部630に表示するための録画リスト表示RC信号が、被制御装置600へ送信される。
被制御装置600では、図6のステップS142の処理等により、表示部630に録画された番組(コンテンツ)のタイトルのリストを表示した画像を表示させる処理が行なわれる。また、被制御装置600では、ステップS144の処理が行なわれ、有効制御信号変更信号が、携帯端末装置500へ送信される。
携帯端末装置500では、図10の変更信号対応処理Mと同様な処理が行なわれることにより、録画されたコンテンツを選択し、被制御装置600において、選択したコンテンツを再生させる処理を行なうことができる。
以上説明したように、本実施の形態では、ボタンに割当てられた、制御信号としてのRC信号が変更された場合、携帯端末装置500が振動する。そのため、ユーザは、ボタンに割当てられたRC信号の変更を容易に気づくことができる。そのため、ユーザによる誤操作の発生頻度を低減することができるという効果を奏する。
また、本実施の形態では、ボタンに割当てられたRC信号が変更されたことを、振動により、ユーザに通知するため、ユーザが被制御装置の方へ目を向けていても、ボタンに割当てられたRC信号の変更を容易に気づくことができる。
また、本実施の形態では、ボタンに割当てられたRC信号が変更されたことを、振動により、ユーザに通知するため、被制御装置が音を発生していても、ユーザは、ボタンに割当てられたRC信号の変更を容易に気づくことができる。
また、本実施の形態では、被制御装置600において、制御部610が、対応する処理を行なうことが可能な有効制御信号が変更された場合、当該有効制御信号の変更に応じて、携帯端末装置500において、ボタンに割当てられた、制御信号としてのRC信号が変更される。また、当該有効制御信号の変更に応じて、携帯端末装置500に表示される制御画像が変更される。変更後の制御画像は、被制御装置600において処理可能な制御信号としてのRC信号を、被制御装置600へ送信するための画像である。携帯端末装置500において、RC信号および制御画像が変更された場合、携帯端末装置500が振動する。
したがって、ユーザは、ボタンに割当てられたRC信号の変更を容易に気づくことができる。そのため、ユーザによる誤操作の発生頻度を低減することができるという効果を奏する。
なお、本実施の形態では被制御装置600が装置信号を送信するのは、携帯端末装置500からの信号を受信してから行なわれているが、録画が開始された際に装置信号を送信するなど、被制御装置600が単独で装置信号を送信する形態も考えられる。
(機能ブロック図)
図12は、本実施の形態における制御部510の機能ブロック図である。図12を参照して、制御部510は、受付部511と、送信部513と、変更部515とを含む。
受付部511は、指示入力を受付ける。送信部513は、受付部511が指示入力を受付けた場合、指示入力に対応する、被制御装置600を制御するための制御信号を、被制御装置600へ送信する。変更部515は、受付部511により受付けられた指示入力に対応する、被制御装置600を制御するための制御信号を変更する。
なお、制御部510に含まれる、受付部511、送信部513および変更部515の全てまたは一部は、ハードウエアで構成されてもよい。また、受付部511、送信部513および変更部515の全てまたは一部は、制御部510により実行されるプログラムのモジュールであってもよい。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
70 ネットワーク、180,180A プログラム、500 携帯端末装置、510,610 制御部、520,620 記憶部、530,630 表示部、540 入力部、555 記録媒体、579 振動部、600 被制御装置、1000 ネットワークシステム。