以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。以下の説明では、同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがって、それらについての詳細な説明は繰り返さない。
<第1の実施の形態>
(システムの構成)
図1は、本実施の形態におけるネットワークシステム1000の構成を示す図である。図1を参照して、ネットワークシステム1000は、携帯端末装置500と、コンテンツ再生装置600とを含む。
携帯端末装置500は、携帯電話である。なお、携帯端末装置500は、携帯電話に限定されることなく、通信機能を備え、携帯可能な装置であればどのような装置(たとえば、PDA(Personal Digital Assistance)、PC(Personal Computer))でもよい。
携帯端末装置500は、電話網60と、無線によりデータ通信可能である。電話網60は、たとえば、携帯電話のための電話網である。
コンテンツ再生装置600は、一例として、テレビジョン受信機である。なお、コンテンツ再生装置600は、テレビジョン受信機に限定されることなく、コンテンツを再生可能な装置であればどのような装置であってもよい。コンテンツ再生装置600は、たとえば、PC、カー・ナビゲーションであってもよい。
携帯端末装置500は、無線または有線により、コンテンツ再生装置600とデータ通信を行なう。携帯端末装置500は、無線または有線により、ネットワーク70とデータ通信を行なう機能を有する。ネットワーク70は、インターネットなどの広域なネットワークである。
また、コンテンツ再生装置600は、無線または有線により、ネットワーク70とデータ通信を行なう機能を有する。また、ネットワーク70は、無線または有線により、電話網60とデータ通信可能である。したがって、携帯端末装置500は、電話網60を介して、ネットワーク70とデータ通信可能である。
(携帯端末装置)
次に、携帯端末装置500について詳細に説明する。
図2は、携帯端末装置500の外観を正面から示した図である。図2を参照して、携帯端末装置500は、表示部530と、音声出力部570とを備える。
表示部530は、文字や画像等を表示する機能を有する。表示部530には、文字や画像等を表示する表示面が設けられる。表示部530は、LCDパネル(Liquid Crystal Display Panel)を使用した装置である。なお、表示部530は、上記以外の表示方式のパネルを使用した装置であってもよい。表示部530の表示面の解像度は、横480(ドット)×縦800(ドット)である。なお、表示部530の表示面の解像度は、横480(ドット)×縦800(ドット)に限定されることなく、他の解像度であってもよい。
また、表示部530は、ユーザが、表示面に直接触れることで、情報入力可能なタッチパネル機能を有する。表示部530は、ユーザが表示面にタッチした位置情報を、後述する制御部510へ送信する。制御部510は、受信した位置情報に基づいて、所定の処理を行なう。
音声出力部570は、電話の音声を出力するスピーカである。音声出力部570は、後述する制御部510から受信した音声データに基づく音声を出力する。
入力部540は、ボタン群541を含む。ボタン群541は、方向ボタン541A,541B,541C,541Dと、決定ボタン541Eとを含む。方向ボタン541A,541B,541C,541Dは、ユーザによる短時間(たとえば、1秒未満)の押下操作(以下、短押操作ともいう)により、たとえば、表示部530に表示されている画像内の移動対象となる物(たとえば、カーソル等)を上下左右に移動させるためのボタンである。以下においては、ユーザによる長時間(たとえば、一秒以上)のボタンの押下操作を、長押操作ともいう。
決定ボタン541Eは、短押操作により、たとえば、方向ボタン541A,541B,541C,541Dの短押操作により選択された項目等を決定するためのボタンである。
入力部540は、さらに、機能ボタン542A,542B,543A,543Bを含む。機能ボタン542A,542B,543A,543Bの各々は、短押操作により、割り当てられた処理を行なうためのボタンである。
入力部540は、さらに、文字ボタン群546を含む。文字ボタン群546は、15個の文字ボタンを含む。文字ボタン群546に含まれる複数の文字ボタンの各々は、短押操作により、数字、文字または記号等を入力するためのボタンである。
入力部540は、入力部540に含まれる複数のボタンのうち、短押操作または長押操作されたボタンに対応するボタン信号を、後述する制御部510へ送信する。すなわち、入力部540は、ユーザが携帯端末装置500を操作するためのインターフェースである。以下においては、ユーザによる、入力部540の操作または表示部530に対するタッチ操作を、インターフェース操作Mともいう。
携帯端末装置500は、さらに、音声入力部574と、記録媒体挿入部550Aとを備える。音声入力部574は、音声を取得するマイクである。記録媒体挿入部550Aは、携帯端末装置500に後述する記録媒体を挿入する部分である。
図3は、携帯端末装置500の内部構成を示したブロック図である。なお、図3には、説明のために、記録媒体555も示している。記録媒体555には、後述するプログラム180が記録されている。すなわち、プログラム180は、媒体等に記録されてプログラム製品として流通される。また、記録媒体555もプログラム製品として流通される。
図3を参照して、携帯端末装置500は、さらに、制御部510と、記憶部520とを備える。
記憶部520は、データを不揮発的に記憶するメモリである。記憶部520は、制御部510によってデータアクセスされる。記憶部520は、たとえば、フラッシュメモリである。記憶部520には、プログラム180、その他の各種データ等が記憶されている。なお、記憶部520は、データを揮発的に記憶するメモリであってもよい。
制御部510は、記憶部520に記憶されたプログラム180に従って、携帯端末装置500内の各部に対する各種処理や、演算処理等を行なう機能を有する。制御部510は、CPU(Central Processing Unit)である。なお、制御部510は、CPUに限定されることなく、演算機能を有するその他の回路であってもよい。
制御部510は、表示部530とデータ通信を行なう。制御部510は、生成した画像を、表示部530に表示させる。
携帯端末装置500は、さらに、入力部540と、記録媒体アクセス部550とを備える。
制御部510は、入力部540に含まれる、前述した複数のボタンのうち、短押操作または長押操作があったボタンに対応するボタン信号を、入力部540から受信する。制御部510は、受信したボタン信号に応じた処理を行なう。
記録媒体アクセス部550は、記録媒体555が前述の記録媒体挿入部550Aから携帯端末装置500に挿入(装着)されると、記録媒体555にデータアクセス可能となる。これにより、記録媒体アクセス部550は、プログラム180が記録された記録媒体555から、プログラム180を読出すことが可能となる。
記録媒体555に記憶されているプログラム180は、制御部510のインストール処理により、記録媒体アクセス部550により読み出され、制御部510が、プログラム180を、記憶部520に記憶させる。記録媒体555には、さらに、コンテンツデータ等も記録されている。コンテンツデータは、たとえば、音楽データ、動画像データ等である。
記録媒体555は、SD(Secure Digital)メモリーカードである。なお、記録媒体555は、SDメモリーカードに限定されることなく、データを不揮発的に記録可能なその他の媒体であってもよい。
携帯端末装置500は、さらに、通信部560と、通信部562とを備える。
通信部560は、制御部510とデータ通信を行なう。また、通信部560は、コンテンツ再生装置600と有線または無線で、データ通信を行なう機能を有する。
通信部560は、USB(登録商標)(Universal Serial Bus)2.0の規格に基づく、シリアル転送を行なう通信用インターフェースの機能を有する。なお、シリアル転送を行なう通信用インターフェースの規格は、USB(登録商標)2.0に限定されることなく他の規格であってもよい。
また、通信部560は、さらに、Bluetooth(登録商標)の規格に基づく無線通信を行なう機能を有する。また、通信部560は、赤外線を使用した無線通信を行なう機能を有する。なお、無線通信は、Bluetooth(登録商標)の規格に基づく通信、赤外線を使用した通信に限定されることなく、他の方式の通信であってもよい。通信部560は、制御部510からの制御指示に応じて、コンテンツ再生装置600と無線でデータ通信を行なう。
通信部562は、制御部510と、データ通信を行なう。通信部562は、有線技術を利用して、ネットワーク70とデータ通信を行なう機能を有する。有線技術は、たとえば、イーサネット(登録商標)に基づく技術である。この場合、通信部562は、たとえば、LANケーブルを介して、ネットワーク70とデータ通信を行なうことができる。なお、有線技術は、イーサネット(登録商標)に基づく技術に限定されることなく、その他の有線技術であってもよい。
また、通信部562は、無線技術を利用して、ネットワーク70とデータ通信を行なう機能を有する。無線技術は、たとえば、IEEE802.11gに基づく技術である。なお、無線技術は、IEEE802.11gに基づく技術に限定されることなく、その他の無線技術であってもよい。したがって、通信部562は、無線により、ネットワーク70とデータ通信を行なうことができる。
携帯端末装置500は、さらに、アンテナ564と、通信部566とを備える。
アンテナ564は、通信部566と接続されている。通信部566は、アンテナ564を利用して、無線通信を行なう機能を有する。通信部566は、図示しない最寄の基地局と無線通信を行なう。最寄の基地局は、電話網60と通信を行なう。したがって、通信部566は、アンテナ564を利用して、最寄の基地局を介して、電話網60と通信を行なう。
携帯端末装置500は、制御部510および通信部566の処理により、電話網60を介して、ネットワーク70からプログラムのダウンロード処理を行ない、記憶部520に格納することもできる。この場合、当該ダウンロードしたプログラムは、プログラム180である。制御部510は、ネットワーク70からダウンロードしたプログラム(プログラム180)に従って、所定の処理を行なう。
携帯端末装置500は、さらに、音声出力部572を備える。音声出力部572は、携帯端末装置500の外部に設けられるスピーカである。音声出力部572は、制御部510から受信した音声データに基づく音声を出力する。
制御部510は、前述した音声出力部570および音声入力部574の各々とデータ通信する。制御部510が、音声データを音声出力部570へ送信すると、音声出力部570は、制御部510から受信した音声データに基づく音声を出力する。ユーザが音声入力部574に対して音声を発すると、音声入力部574は、取得した音声を音声データに変換して、音声データを、制御部510へ送信する。
携帯端末装置500は、さらに、振動部579を備える。振動部579は、制御部510からの制御指示に基づいて、振動部579自身が振動することにより、携帯端末装置500を振動させる機能を有する。振動部579は、たとえば、電話の着信、電子メールの受信時に、制御部510からの制御指示に基づいて、携帯端末装置500を振動させる。
(コンテンツ再生装置)
次に、コンテンツ再生装置600について詳細に説明する。
図4は、コンテンツ再生装置600の内部構成を示したブロック図である。なお、図4には、説明のために、記録媒体555Aも示している。記録媒体555Aには、後述するプログラム180Aが記録されている。すなわち、プログラム180Aは、媒体等に記録されてプログラム製品として流通される。また、記録媒体555Aもプログラム製品として流通される。
図4を参照して、コンテンツ再生装置600は、表示部630を備える。表示部630には、文字や画像等を表示する表示面が設けられる。表示部630は、LCDパネル(Liquid Crystal Display Panel)を使用した装置である。なお、表示部630は、上記以外の表示方式のパネルを使用した装置であってもよい。
表示部630の表示面のサイズは、表示部530の表示面のサイズより大きい。また、表示部630の表示面の解像度は、表示部530の表示面の解像度より大きい。たとえば、表示部630の表示面の解像度は、横1920(ドット)×縦1080(ドット)の解像度である。なお、表示部630の表示面の解像度は、横1920(ドット)×縦1080(ドット)に限定されることなく、他の解像度であってもよい。
コンテンツ再生装置600は、さらに、制御部610と、記憶部620とを備える。
記憶部620は、データを不揮発的に記憶する機能を有する。記憶部620は、制御部610によってデータアクセスされる。記憶部620は、ハードディスクである。なお、記憶部620は、ハードディスクに限定されることなく、データを不揮発的に記憶する機能を有するメモリであってもよい。記憶部620には、プログラム180A、後述する録画データ、その他の各種データ等が記憶されている。なお、記憶部620は、データを揮発的に記憶するメモリであってもよい。
制御部610は、記憶部620に記憶されたプログラム180Aに従って、コンテンツ再生装置600内の各部に対する各種処理や、演算処理等を行なう機能を有する。制御部610は、前述の制御部510と同様なものであるので詳細な説明は繰り返さない。
コンテンツ再生装置600は、さらに、アンテナ602と、チューナ605と、データ処理部607とを備える。
アンテナ602は、チューナ605と接続されている。チューナ605は、制御部610により指示された周波数の放送信号を、アンテナ602を介して受信する。チューナ605は、ディジタル放送に基づく放送信号およびアナログ放送に基づく放送信号を受信する機能を有する。チューナ605は、受信した放送信号を、データ処理部607へ送信する。
データ処理部607は、制御部610から、表示部630に画像を表示させるための表示指示を受信すると、受信した放送信号から画像データを取得し、当該画像データを、表示部630へ送信する。表示部630は、画像データを受信すると、画像データに基づく画像(動画像または静止画像)を表示する。以下においては、チューナ605が受信した放送信号に基づく画像であって、かつ、表示部630に表示される画像を、TV画像ともいう。
データ処理部607が受信した放送信号が、アナログ放送に基づく信号である場合であって、かつ、制御部610から、録画処理を行なうための録画指示を受信した場合、データ処理部607は、放送信号から取得した画像データおよび音声データを圧縮して、録画データとして、記憶部620に記憶させる。また、データ処理部607が受信した放送信号が、ディジタル放送に基づく信号である場合であって、かつ、制御部610から、録画処理を行なうための録画指示を受信した場合、データ処理部607は、放送信号から取得した画像データおよび音声データを、録画データとして、記憶部620に記憶させる。
記憶部620に記憶される録画データは、MPEG2形式で圧縮されたデータである。なお、録画データは、MPEG2形式で圧縮されたデータに限定されることなく、他の形式で圧縮されたデータであってもよい。ここで、他の形式とは、たとえば、H.264等の形式である。以下においては、記憶部620に記憶される録画データを、コンテンツともいう。
制御部610は、表示部630とデータ通信を行なう。制御部610は、生成した画像を、表示部630に表示させる。
コンテンツ再生装置600は、さらに、入力部640と、記録媒体アクセス部650とを備える。
入力部640は、図示されない複数のボタンを含む。複数のボタンは、コンテンツ再生装置600の外部に設けられている。複数のボタンのうち、いずれかのボタンがユーザにより押下操作されると、入力部640は、押下操作されたボタンに対応するボタン信号を、制御部610へ送信する。制御部610は、受信したボタン信号に基づいて、所定の処理を行なう。以下においては、ユーザによる、入力部640のボタン操作を、インターフェース操作Tともいう。
記録媒体アクセス部650は、プログラム180Aが記録された記録媒体555Aから、プログラム180Aを読出す機能を有する。記録媒体555Aに記憶されているプログラム180Aは、制御部610のインストール処理により、記録媒体アクセス部650により読み出され、制御部610が、プログラム180Aを、記憶部620に記憶させる。記録媒体555Aには、さらに、コンテンツデータ等も記録されている。コンテンツデータは、たとえば、音楽データ、動画像データ等である。
記録媒体555Aは、SDメモリーカードである。なお、記録媒体555は、SDメモリーカードに限定されることなく、データを不揮発的に記録可能なその他の媒体であってもよい。
コンテンツ再生装置600は、さらに、通信部660と、通信部662とを備える。
通信部660は、制御部610とデータ通信を行なう。また、通信部660は、携帯端末装置500と有線または無線で、データ通信を行なう機能を有する。なお、通信部660は、前述の通信部560と同様な構成および機能を有するので詳細な説明は繰り返さない。
通信部662は、制御部610と、データ通信を行なう。通信部662は、携帯端末装置500の通信部562と同様に、有線技術または無線技術を利用して、ネットワーク70とデータ通信を行なう機能を有する。
したがって、本実施の形態におけるコンテンツ再生装置600は、ネットワーク70から、通信部662を介して、プログラムのダウンロード処理を行ない、記憶部620に格納することもできる。この場合、当該ダウンロードしたプログラムは、プログラム180Aである。制御部610は、ネットワーク70からダウンロードしたプログラム(プログラム180A)に従って、所定の処理を行なう。
以下においては、携帯端末装置500の通信部560から送信される、コンテンツ再生装置600を制御するためのリモートコントロール信号を、RC信号という。この場合、通信部660が、携帯端末装置500から送信されたRC信号を受信し、受信したRC信号を制御部610へ送信する。制御部610は、受信したRC信号に応じて、対応する処理を行なう。
コンテンツ再生装置600は、さらに、音声出力部670を備える。音声出力部670は、コンテンツ再生装置600の外部に設けられるスピーカである。音声出力部670は、制御部610から受信した音声データに基づく音声を出力する。
(連携処理)
次に、携帯端末装置500と、コンテンツ再生装置600とが連携して行なわれる処理(以下、連携処理ともいう)を説明する。以下においては、連携処理において、携帯端末装置500で行なわれる処理を、連携処理Mともいう。また、以下においては、連携処理において、コンテンツ再生装置600で行なわれる処理を、連携処理Cともいう。
本実施の形態において、コンテンツ再生装置600は、一例として、カー・ナビゲーション、テレビジョン受信機およびPCのいずれかであるとする。以下においては、コンテンツ再生装置600がカー・ナビゲーションである場合、コンテンツ再生装置600を、コンテンツ再生装置CNVともいう。また、以下においては、コンテンツ再生装置600がテレビジョン受信機である場合、コンテンツ再生装置600を、コンテンツ再生装置TVともいう。また、以下においては、コンテンツ再生装置600がPCである場合、コンテンツ再生装置600を、コンテンツ再生装置PCともいう。
ここで、携帯端末装置500の記憶部520には、予め、コンテンツ再生装置CNV、コンテンツ再生装置TVおよびコンテンツ再生装置PCにそれぞれ対応する3つのコマンドデータテーブルが記憶されているとする。コマンドデータテーブルは、対応する装置(たとえば、コンテンツ再生装置PC)が実行可能な処理に対応するコマンドを示すデータテーブルである。
記憶部520には、一例として、コンテンツ再生装置CNV、コンテンツ再生装置TVおよびコンテンツ再生装置PCにそれぞれ対応する、以下のコマンドデータテーブルD100A,D100B,D100Cが記憶されているとする。
図5は、一例としてのコマンドデータテーブルD100Aを示す図である。コマンドデータテーブルD100Aは、複数のコマンドデータから構成される。図5を参照して、コマンドデータテーブルD100Aにおいて、「番号」とは、コマンドデータを特定するための番号である。「装置ID]とは、対応する装置を特定するための識別情報である。装置ID“CNV−A”は、コンテンツ再生装置CNVの装置IDである。
コマンドデータテーブルD100Aにおいて、「コマンド」とは、対応する装置が実行可能な処理に対応するコマンドである。コマンドデータテーブルD100Aに示されるコマンドは、コンテンツ再生装置CNVが識別可能なコマンドである。また、コマンドデータテーブルD100Aに示されるコマンドに対応する処理は、コンテンツ再生装置CNVが実行可能な処理である。たとえば、コマンド“set_destination”は、コンテンツ再生装置CNVに目的地を設定するための処理を実行させるためのコマンドである。
コマンドデータテーブルD100Aにおいて、「表示文字列」とは、対応するコマンドを、画像内に表示する場合の文字列である。「位置情報必要?」の項目は、対応するコマンドの処理が実行される場合、位置情報が必要であるか否かを示す。「位置情報必要?」の項目の列において、位置情報が必要である場合、“YES”が示される。位置情報は、緯度および経度により示される位置の情報である。「時間情報必要?」の項目は、対応するコマンドの処理が実行される場合、時間情報が必要であるか否かを示す。「時間情報必要?」の項目の列において、時間情報が必要である場合、“YES” が示される。
すなわち、コマンドデータテーブルD100Aは、コマンド“set_destination”に対応する処理が実行される場合、位置情報が必要であることを示す。
図6は、一例としてのコマンドデータテーブルD100Bを示す図である。コマンドデータテーブルD100Bは、複数のコマンドデータから構成される。図6を参照して、コマンドデータテーブルD100Bの各項目は、図5のコマンドデータテーブルD100Aの各項目と同様なので詳細な説明は繰り返さない。なお、コンテンツ再生装置TVの装置IDは、“TV−A”である。
コマンドデータテーブルD100Bに示されるコマンドは、コンテンツ再生装置TVが識別可能なコマンドである。また、コマンドデータテーブルD100Bに示されるコマンドに対応する処理は、コンテンツ再生装置TVが実行可能な処理である。
コマンドデータテーブルD100Bは、コマンド“rec_program”に対応する処理が実行される場合、時間情報が必要であることを示す。
図7は、一例としてのコマンドデータテーブルD100Cを示す図である。コマンドデータテーブルD100Cは、複数のコマンドデータから構成される。図7を参照して、コマンドデータテーブルD100Cの各項目は、図5のコマンドデータテーブルD100Aの各項目と同様なので詳細な説明は繰り返さない。なお、コンテンツ再生装置PCの装置IDは、“PC−A”である。
コマンドデータテーブルD100Cに示されるコマンドは、コンテンツ再生装置PCが識別可能なコマンドである。また、コマンドデータテーブルD100Cに示されるコマンドに対応する処理は、コンテンツ再生装置PCが実行可能な処理である。
コマンドデータテーブルD100Cは、各コマンドに対応する処理が実行される場合、位置情報および時間情報が必要ないことを示す。
また、携帯端末装置500の記憶部520には、予め、コンテンツ再生装置TVおよびコンテンツ再生装置PCにそれぞれ対応する2つのキーワードデータテーブルが記憶されているとする。キーワードデータテーブルは、たとえば、対応する装置から受信したキーワードを示すデータテーブルである。
記憶部520には、一例として、コンテンツ再生装置TVおよびコンテンツ再生装置PCにそれぞれ対応する、以下のキーワードデータテーブルD110B,D110Cが記憶されているとする。
図8は、一例としてのキーワードデータテーブルD110Bを示す図である。キーワードデータテーブルD110Bは、複数のキーワードデータから構成される。キーワードデータテーブルD110Bにおいて、「番号」とは、キーワードデータを特定するための番号である。「装置ID」は、前述したので詳細な説明は繰り返さない。装置ID“TV−A”は、コンテンツ再生装置TVの装置IDである。「keyword(キーワード)」の項目は、装置IDにより特定される装置(たとえば、コンテンツ再生装置TV)から受信したキーワードを示す。キーワードデータテーブルD110Bに示されるキーワードは、コンテンツ再生装置TVにも記憶されているキーワードである。
キーワードデータテーブルD110Bにおいて、「time(時間)」の項目に記載される日時は、対応するキーワードがタイトルである番組の録画予約日時を示す。具体的には、録画予約日時は、コンテンツ再生装置TVが、当該録画予約日時に、対応するキーワードがタイトルである番組の録画を開始する日時である。
携帯端末装置500は、録画予約日時と、当該録画予約日時に対応するキーワードとを、予め、コンテンツ再生装置TVから受信し、キーワードデータテーブルD110Bを生成するものとする。
図9は、一例としてのキーワードデータテーブルD110Cを示す図である。キーワードデータテーブルD110Cは、キーワードデータテーブルD110Bと同様なので詳細な説明は繰り返さない。
キーワードデータテーブルD110Cに示されるキーワードは、コンテンツ再生装置PCにも記憶されているキーワードである。キーワードデータテーブルD110Cに示されるキーワードは、コンテンツ再生装置PCにおいて、たとえば、再生された映像コンテンツのタイトルであるとする。
携帯端末装置500は、複数のキーワードを、予め、コンテンツ再生装置PCから受信し、キーワードデータテーブルD110Cを生成するものとする。
図10は、連携処理Mおよび連携処理Cのフローチャートである。本実施の形態では、連携処理Cを行なうコンテンツ再生装置600は、前述したコンテンツ再生装置PCであるとする。
図10を参照して、連携処理Cでは、まず、ステップS141の処理が行なわれる。
ステップS141では、無線通信可能な装置が検出されたか否かが判定される。具体的には、制御部610が、無線通信により、データ通信可能な装置があるか否かを検出する。ここで、無線通信は、たとえば、Bluetooth(登録商標)の規格に基づく、近距離の無線通信である。ステップS141において、YESならば、ステップS142に進む。一方、ステップS141において、NOならば、再度、ステップS141の処理が行なわれる。
ここでは、コンテンツ再生装置PCと、無線通信が可能な位置に、携帯端末装置500があるとする。この場合、ステップS141において、YESと判定されて、ステップS142に進む。
ステップS142では、制御部610が、無線通信により、自装置の装置IDを送信する。ここで、送信される装置IDは、“PC−A”であるとする。そして、ステップS142の処理は終了する。
連携処理Mでは、まず、ステップS111の処理が行なわれる。
ステップS111では、制御部510が、装置IDを受信したか否かを判定する。ステップS111において、YESならば、ステップS121に進む。一方、ステップS111において、NOならば、再度、ステップS111の処理が行なわれる。ここでは、装置IDを受信したとして、ステップS121に進む。
ステップS121では、選択処理Mが行なわれる。選択処理Mでは、制御部510が、記憶部520に記憶されている、複数のコマンドデータテーブルおよびキーワードデータテーブルのうち、受信した装置IDを示すコマンドデータテーブルおよびキーワードデータテーブルを選択する。すなわち、制御部510は、記憶部520に記憶されている複数のキーワード(文字列)のうち、一部のキーワード(文字列)を選択する。また、制御部510は、記憶部520に記憶されている複数のコマンドのうち、一部のコマンドを選択する。
そして、制御部510は、選択したコマンドデータテーブルおよびキーワードデータテーブルを記憶部520から読み出す。
ここで、受信した装置IDは、“PC−A”であるとする。この場合、選択され、読み出されたコマンドデータテーブルおよびキーワードデータテーブルは、それぞれ、図7のコマンドデータテーブルD100Cおよび図9のキーワードデータテーブルD110Cとなる。そして、ステップS122に進む。
ステップS122では、選択画像表示処理Mが行なわれる。選択画像表示処理Mでは、制御部510が、読み出したコマンドデータテーブルおよびキーワードデータテーブルを使用して、選択画像を生成し、生成した選択画像を、表示部530に表示させる。
ここで、読み出されたコマンドデータテーブルおよびキーワードデータテーブルは、それぞれ、図7のコマンドデータテーブルD100Cおよび図9のキーワードデータテーブルD110Cであるとする。この場合、生成される選択画像は、以下の選択画像MG100となる。そして、ステップS122の処理は終了する。
図11は、一例としての選択画像MG100を示す図である。図11を参照して、選択画像MG100には、処理一覧画像MG110と、キーワード一覧画像MG120とが配置される。
処理一覧画像MG110には、コマンドデータテーブルD100Cが示す複数の表示文字列が表示される。処理一覧画像MG110に表示される複数の文字列の各々が示す処理は、コマンドデータテーブルD100Cが示す装置IDにより特定されるコンテンツ再生装置PCが実行可能な処理である。処理一覧画像MG110に表示される複数の文字列は、インターフェース操作Mにより選択可能な文字列である。
たとえば、文字列“場所を検索”は、地図のソフトウエアにより、選択されたキーワードの場所を検索するための処理を行なうための文字列である。すなわち、コンテンツ再生装置PCには、地図のソフトウエアがインストールされている。また、文字列“Webサイトを検索”は、Webブラウザにより、選択されたキーワードを見出し語として、当該見出し語を含むWebサイトを検索するための処理を行なうための文字列である。すなわち、コンテンツ再生装置PCには、Webブラウザがインストールされている。
また、文字列“辞書を引く”は、辞書のソフトウエアにより、選択されたキーワードを見出し語として、当該見出し語の意味を調べるための処理を行なうための文字列である。すなわち、コンテンツ再生装置PCには、辞書のソフトウエアがインストールされている。
キーワード一覧画像MG120には、キーワードデータテーブルD110Cが示す複数のキーワードが表示される。キーワード一覧画像MG120に表示される複数のキーワードは、インターフェース操作Mにより選択可能な文字列である。
選択画像MG100には、さらに、ボタン画像MBG180が配置される。ボタン画像MBG180は、押下処理されることにより、処理一覧画像MG110に表示される複数の文字列のうち、選択された文字列に対応するコマンドと、選択されたキーワードとを、コンテンツ再生装置PCへ送信するためのボタン画像である。
再び、図10を参照して、ステップS122の処理の後、ステップS123に進む。
ステップS123では、制御部510が、選択確定操作Mがあるか否かを判定する。選択確定操作Mは、インターフェース操作Mにより、処理一覧画像に表示される文字列およびキーワード一覧画像に表示されるキーワードを選択した状態で、ボタン画像MBG180を押下処理するためのインターフェース操作Mである。
ステップS123において、YESならば、ステップS124に進む。一方、ステップS123において、NOならば、後述するステップS129に進む。
ここで、処理一覧画像およびキーワード一覧画像は、それぞれ、図11の処理一覧画像MG110およびキーワード一覧画像MG120であるとする。また、選択確定操作Mがあったとして、ステップS124に進む。
ステップS124では、制御部510が、選択確定操作Mにより選択された文字列に対応するコマンドと、選択確定操作Mにより選択されたキーワードとを、コンテンツ再生装置PCへ送信する。
ここで、選択確定操作Mにより選択された文字列は、文字列“ブログを検索”であるとする。この場合、送信されるコマンドは、図7のコマンドデータテーブルD100Cにおいて、文字列“ブログを検索”に対応するコマンド“search_blog”となる。また、選択確定操作Mにより選択されたキーワードは、キーワード“MM物語”であるとする。そして、ステップS124の処理は終了する。
連携処理Cでは、ステップS142の処理の後、ステップS151に進む。
ステップS151では、制御部610が、コマンドおよびキーワードを受信したか否かを判定する。ステップS151において、YESならば、ステップS152に進む。一方、ステップS151において、NOならば、再度、ステップS151の処理が行なわれる。ここでは、コマンド“search_blog”およびキーワード“MM物語”を受信したとして、ステップS152に進む。
ステップS152では、コマンド実行処理Cが行なわれる。コマンド実行処理Cでは、制御部610が、受信したキーワードを使用して、受信したコマンドに対応する処理を実行する。
ここで、受信したコマンドは、コマンド“search_blog”であるとする。コマンド“search_blog”は、たとえば、検索サイトにアクセスして、受信したキーワードを含むブログを検索し、検索結果を、表示部630に表示するための処理を行なうためのコマンドである。また、受信したキーワードは、“MM物語”であるとする。この場合、コマンド実行処理Cにより、表示部630に以下の検索結果画像CG200が表示される。そして、ステップS152の処理は終了し、連携処理Cは終了する。
図12は、一例としての検索結果画像CG200を示す図である。
再び、図10を参照して、連携処理Mでは、ステップS124の処理の後、ステップS129に進む。
ステップS129では、制御部510が、終了操作Mがあるか否かを判定する。ここで、終了操作Mは、表示部530に表示されている選択画像を消去し、コマンドおよびキーワードを送信した装置との通信を終了するためのインターフェース操作Mである。ステップS129において、YESならば、この連携処理Mは終了する。一方、ステップS129において、NOならば、再度、ステップS123の処理が行なわれる。
ここで、コマンドおよびキーワードを送信した装置は、コンテンツ再生装置PCであるとする。また、終了操作Mがあったとする。この場合、ステップS129において、YESと判定され、この連携処理Mは終了する。
以上説明したように、本実施の形態では、携帯端末装置500が記憶している複数のキーワードのうち、携帯端末装置500と通信する装置(コンテンツ再生装置PC)に対応する一部のキーワードのみが選択される。また、携帯端末装置500が記憶している複数のコマンドのうち、携帯端末装置500と通信する装置(コンテンツ再生装置PC)に対応する一部のコマンドのみが選択される。そして、携帯端末装置500は、選択した一部のキーワードおよび一部のコマンドを、表示部530に表示させる。ユーザは、表示された一部のキーワードおよび一部のコマンドから、所望のキーワードおよびコマンドを選択する。
したがって、携帯端末装置500と通信する装置(コンテンツ再生装置PC)に関連するコマンドおよびキーワードをユーザが容易に選択することを可能とすることができる。すなわち、情報を容易に選択することができるという効果を奏する。
<第2の実施の形態>
第1の実施の形態では、携帯端末装置500が、予め、コマンドデータテーブルおよびキーワードデータテーブルを記憶している場合の処理について説明した。本実施の形態では、携帯端末装置500が、予め、コマンドデータテーブルおよびキーワードデータテーブルを記憶してなく、外部の装置からコマンドデータテーブルおよびキーワードデータテーブルを受信する場合の処理について説明する。
本実施の形態におけるネットワークシステムは、図1のネットワークシステム1000と同様なので詳細な説明は繰り返さない。携帯端末装置500およびコンテンツ再生装置600の各々の構成は、第1の実施の形態において説明した構成と同様なので詳細な説明は繰り返さない。
本実施の形態では、第1の実施の形態と同様、コンテンツ再生装置600は、一例として、カー・ナビゲーション、テレビジョン受信機およびPCのいずれかであるとする。したがって、本実施の形態では、第1の実施の形態と同様、コンテンツ再生装置600がカー・ナビゲーションである場合、コンテンツ再生装置600を、コンテンツ再生装置CNVともいう。また、コンテンツ再生装置600がテレビジョン受信機である場合、コンテンツ再生装置600を、コンテンツ再生装置TVともいう。また、コンテンツ再生装置600がPCである場合、コンテンツ再生装置600を、コンテンツ再生装置PCともいう。
(連携処理)
次に、携帯端末装置500と、コンテンツ再生装置TVとが連携して行なわれる処理(以下、連携処理Aともいう)を説明する。以下においては、連携処理Aにおいて、携帯端末装置500で行なわれる処理を、連携処理MAともいう。また、以下においては、連携処理Aにおいて、コンテンツ再生装置TVで行なわれる処理を、連携処理TAともいう。
ここで、コンテンツ再生装置TVの記憶部620には、予め、図6のコマンドデータテーブルD100Bと、図8のキーワードデータテーブルD110Bとが記憶されているとする。
図13は、連携処理MAおよび連携処理TAのフローチャートである。連携処理MAおよび連携処理TAの各々において、図10の連携処理Mまたは連携処理Cのステップ番号と同じステップ番号の処理は、第1の実施の形態で説明した処理と同様な処理が行なわれるので詳細な説明は繰り返さない。
図13を参照して、連携処理TAでは、まず、ステップS141の処理が行なわれる。
ステップS141では、第1の実施の形態と同様な処理が行なわれるので詳細な説明は繰り返さない。ここでは、コンテンツ再生装置TVと、無線通信が可能な位置に、携帯端末装置500があるとする。この場合、ステップS141において、YESと判定されて、ステップS143Aに進む。
ステップS143Aでは、制御部610が、自装置に応じたフォーマットテーブルと、記憶部620に記憶されているコマンドデータテーブルとを、携帯端末装置500へ送信する。ここで、送信されるコマンドデータテーブルは、図6のコマンドデータテーブルD100Bであるとする。また、送信されるフォーマットテーブルは、以下のフォーマットテーブルFD200Bであるとする。そして、ステップS143Aの処理は終了する。
図14は、一例としてのフォーマットテーブルFD200Bを示す図である。図14を参照して、フォーマットテーブルFD200Bにおいて、「keyword(キーワード)」の項目は、外部の装置から、たとえば、文字列“keyword=AB”を受信した場合、文字列“AB”を、キーワードとして登録するための項目である。「time(時間)」の項目は、外部の装置から、たとえば、文字列“time=2008/6/4_20:30”を受信した場合、文字列“2008/6/4_20:30”を、時間情報として登録するための項目である。文字列“2008/6/4_20:30”は、2008年6月4日20時30分を示す。
再び、図13を参照して、連携処理MAでは、まず、ステップS111Aの処理が行なわれる。
ステップS111Aでは、制御部510が、フォーマットテーブルおよびコマンドデータテーブルを受信したか否かを判定する。ステップS111Aにおいて、YESならば、ステップS112Aに進む。一方、ステップS111Aにおいて、NOならば、再度、ステップS111Aの処理が行なわれる。ここでは、図14のフォーマットテーブルFD200Bおよび図6のコマンドデータテーブルD100Bを受信したとして、ステップS112Aに進む。
ステップS112Aでは、記憶処理Aが行なわれる。記憶処理Aでは、制御部510が、受信したフォーマットテーブルおよびコマンドデータテーブルを、記憶部520に記憶させる。ここでは、記憶部520に、フォーマットテーブルFD200BおよびコマンドデータテーブルD100Bが記憶されるとする。そして、ステップS113Aに進む。
ステップS113Aでは、制御部510が、キーワード受信可能通知を、コンテンツ再生装置TVへ送信する。キーワード受信可能通知は、携帯端末装置500が、キーワードを受信可能な状態になったことを示す通知である。そして、ステップS113Aの処理は終了する。
連携処理TAでは、ステップS143Aの処理の後、ステップS144Aに進む。
ステップS144Aでは、制御部610が、キーワード受信可能通知を受信したか否かを判定する。ステップS144Aにおいて、YESならば、ステップS145Aに進む。一方、ステップS144Aにおいて、NOならば、再度、ステップS144Aの処理が行なわれる。ここでは、キーワード受信可能通知を受信したとして、ステップS145Aに進む。
ステップS145Aでは、制御部610が、コンテンツ再生装置TVのキーワード送信条件が成立したか否かを判定する。ここで、キーワード送信条件とは、キーワードを送信するための条件である。コンテンツ再生装置TVのキーワード送信条件は、たとえば、表示部530に、テレビ番組を表示している状態において、チャンネルの変更が発生したという条件である。また、コンテンツ再生装置TVのキーワード送信条件は、たとえば、表示部530に、文字情報を含む番組を表示している状態において、現在の時間が、文字情報を送信する時間になったという条件である。
ステップS145Aにおいて、YESならば、ステップS146Aに進む。一方、ステップS145Aにおいて、NOならば、後述するステップS151に進む。ここでは、コンテンツ再生装置TVのキーワード送信条件が成立したとして、ステップS146Aに進む。
ステップS146Aでは、制御部610が、キーワードを、携帯端末装置500へ送信する。
なお、ステップS145Aで判定されたキーワード送信条件の内容次第では、時間情報も、キーワードに付加して送信する。たとえば、キーワード送信条件が、表示部530に、文字情報を含む番組を表示している状態において、現在の時間が、文字情報を送信する時間になったという条件である場合、時間情報が、キーワードに付加されるとする。時間情報は、キーワードを送信するときの日時の情報であるとする。
以下においては、キーワードを含む文字列を、キーワード包含文字列ともいう。ここで、送信対象となるキーワードは、たとえば、文字列“CCタワー”であるとする。文字列“CCタワー”は、たとえば、表示部530に表示されている番組に関連する文字列であるとする。また、ステップS145Aで判定されたキーワード送信条件は、時間情報をキーワードに付加する場合に使用される条件であるとする。また、キーワードを送信するときの日時は、2008年6月4日21時30分であるとする。
この場合、制御部610は、キーワード“CCタワー”を含むキーワード包含文字列“keyword=CCタワー&time=2008/6/4_21:30”を、携帯端末装置500へ送信する。そして、ステップS146Aの処理は終了する。
連携処理MAでは、ステップS113Aの処理の後、ステップS114Aに進む。
ステップS114Aでは、制御部510が、キーワードを受信したか否かを判定する。ステップS114Aにおいて、YESならば、ステップS115Aに進む。一方、ステップS114Aにおいて、NOならば、後述するステップS116Aに進む。ここでは、キーワード“CCタワー”を含むキーワード包含文字列“keyword=CCタワー&time=2008/6/4_21:30”を受信したとして、ステップS115Aに進む。
ステップS115Aでは、キーワード記憶処理が行なわれる。キーワード記憶処理では、記憶部520に記憶されているフォーマットテーブルに、受信したキーワードを追記する。なお、時間情報が含まれる場合は、記憶部520に記憶されているフォーマットテーブルに、受信した時間情報を、受信したキーワードに対応づけて追記する。
ここで、記憶部520に記憶されているフォーマットテーブルは、図14のフォーマットテーブルFD200Bであるとする。また、キーワード“CCタワー”と、“time=2008/6/4_21:30”とを含むキーワード包含文字列“keyword=CCタワー&time= time=2008/6/4_21:30”を受信したとする。
この場合、フォーマットテーブルFD200Bは、キーワード記憶処理により、以下のキーワードデータテーブルD210Bになる。そして、ステップS115Aの処理は終了する。
図15は、一例としてのキーワードデータテーブルD210Bを示す図である。
再び、図13を参照して、連携処理TAでは、ステップS146Aの処理の後、ステップS151に進む。
ステップS151では、第1の実施の形態と同様な処理が行なわれるので詳細な説明は繰り返さない。ステップS151において、YESならば、ステップS152に進む。一方、ステップS151において、NOならば、再度、ステップS145Aの処理が行なわれる。ここでは、コマンドおよびキーワードを受信してないとして、再度、ステップS145Aの処理が行なわれる。
連携処理MAでは、ステップS115Aの処理の後、ステップS116Aに進む。
ステップS116Aでは、制御部510が、選択画像表示操作Mがあるか否かを判定する。ここで、選択画像表示操作Mは、表示部530に、コマンドおよびキーワードを選択するための選択画像を表示させるためのインターフェース操作Mである。ステップS116Aにおいて、YESならば、ステップS117Aに進む。一方、ステップS116Aにおいて、NOならば、再度、ステップS114Aの処理が行なわれる。
ここで、ステップS116Aにおいて、YESと判定されるまで、前述したステップS146A,S114A,S115Aの処理が繰り返されるとする。これらの処理により、記憶部520に記憶されるキーワードデータテーブルD210Bは、以下のキーワードデータテーブルD211Bになったとする。
図16は、一例としてのキーワードデータテーブルD211Bを示す図である。
ここで、携帯端末装置500において、選択画像表示操作Mがあったとする。この場合、図13のステップS116Aにおいて、YESと判定され、ステップS117Aに進む。
ステップS117Aでは、選択画像表示処理MAが行なわれる。選択画像表示処理MAでは、制御部510が、記憶部520に記憶されているコマンドデータテーブルおよびキーワードデータテーブルを読み出し、読み出したコマンドデータテーブルおよびキーワードデータテーブルを使用して、選択画像を生成し、生成した選択画像を、表示部530に表示させる。
ここで、読み出されたコマンドデータテーブルおよびキーワードデータテーブルは、それぞれ、図6のコマンドデータテーブルD100Bおよび図16のキーワードデータテーブルD211Bであるとする。この場合、生成される選択画像は、以下の選択画像MG100Aとなる。そして、ステップS117Aの処理は終了する。
図17は、一例としての選択画像MG100Aを示す図である。図17を参照して、選択画像MG100Aは、図11の選択画像MG100と比較して、処理一覧画像MG110の代わりに処理一覧画像MG110Aが配置される点と、キーワード一覧画像MG120の代わりにキーワード一覧画像MG120Aが配置される点とが異なるそれ以外は、選択画像MG100と同様なので詳細な説明は繰り返さない。
処理一覧画像MG110Aには、コマンドデータテーブルD100Bが示す複数の表示文字列が表示される。処理一覧画像MG110Aに表示される複数の文字列の各々が示す処理は、コマンドデータテーブルD100Bが示す装置IDにより特定されるコンテンツ再生装置TVが実行可能な処理である。すなわち、コンテンツ再生装置TVには、処理一覧画像MG110Aに表示される複数の文字列の各々が示す処理を実行するためのソフトウエアが記憶されている。処理一覧画像MG110Aに表示される複数の文字列は、インターフェース操作Mにより選択可能な文字列である。
キーワード一覧画像MG120Aには、キーワードデータテーブルD211Bが示す複数のキーワードが表示される。キーワード一覧画像MG120Aに表示される複数のキーワードは、インターフェース操作Mにより選択可能な文字列である。
再び、図13を参照して、連携処理MAでは、ステップS117Aの処理の後、ステップS118Aに進む。
ステップS118Aでは、制御部510が、処理選択操作Mがあるか否かを判定する。処理選択操作Mは、表示部530に表示される処理一覧画像が示す、処理を示す複数の文字列のいずれかを選択するためのインターフェース操作Mである。すなわち、処理選択操作Mは、処理一覧画像が示す、処理を示す複数の文字列にそれぞれ対応する複数のコマンドのいずれかのコマンドを選択するための操作である。
ステップS118Aにおいて、YESならば、ステップS119Aに進む。一方、ステップS118Aにおいて、NOならば、後述するステップS123Aに進む。ここでは、処理選択操作Mがあったとして、ステップS119Aに進む。
ステップS119Aでは、選択画像更新処理MAが行なわれる。選択画像更新処理MAでは、制御部510が、記憶部520に記憶されているコマンドデータテーブルを参照して、処理選択操作Mにより選択された文字列(コマンド)が、位置情報および時間情報の少なくとも一方が必要な文字列であるか否かを判定する。
処理選択操作Mにより選択された文字列(コマンド)が、位置情報および時間情報が不要な文字列である場合、制御部510は、選択画像の処理一覧画像が示す複数の文字列のうち、処理選択操作Mにより選択された文字列が識別できるように選択画像を更新する。たとえば、選択された文字列を、四角で囲む。そして、この選択画像更新処理MAは終了する。
処理選択操作Mにより選択された文字列(コマンド)が、位置情報および時間情報の少なくとも一方が必要な文字列である場合、必要な情報に応じて、表示部530に表示されるキーワード一覧画像に表示されるキーワードの絞り込みが行なわれる。
ここで、処理選択操作Mにより選択された文字列は、文字列“録画予約”であるとする。すなわち、処理選択操作Mにより、文字列“録画予約”に対応するコマンド“rec_program”が選択されたとする。また、記憶部520に記憶されているコマンドデータテーブルは、図6のコマンドデータテーブルD100Bであるとする。コマンドデータテーブルD100Bにおいて、コマンド“rec_program”に対応する、「時間情報必要?」の項目には、“YES”と記載されている。すなわち、選択されたコマンド“rec_program”は、時間情報が必要であることを示す。
また、表示部530に表示されるキーワード一覧画像MG120Aに表示される複数のキーワードを示すキーワードデータテーブルは、図16のキーワードデータテーブルD211Bであるとする。
この場合、制御部510は、キーワードデータテーブルD211Bが示す複数のキーワードのうち、時間情報(日時)が対応づけて記載されているキーワードのみを選択する。すなわち、制御部510は、記憶部520に記憶されている複数のキーワード(文字列)のうち、選択されたコマンドに対応する一部のキーワード(文字列)を選択する。
そして、制御部510は、処理選択操作Mにより選択された文字列“録画予約”を、四角で囲み、かつ、キーワード一覧画像に、選択した一部のキーワードのみを表示するように選択画像を更新する。そして、この選択画像更新処理MAは終了する。この場合、更新された選択画像は、以下の選択画像MG101Aとなる。
図18は、一例としての選択画像MG101Aを示す図である。図18を参照して、選択画像MG101Aは、図17の選択画像MG100Aと比較して、処理一覧画像MG110Aの代わりに処理一覧画像MG111Aが配置される点と、キーワード一覧画像MG120Aの代わりにキーワード一覧画像MG121Aが配置される点とが異なる。それ以外は、選択画像MG100Aと同様なので詳細な説明は繰り返さない。
処理一覧画像MG110Aは、処理選択操作Mにより選択された文字列を四角で囲むことにより、選択された文字列が識別できるようにされた画像である。
キーワード一覧画像MG121Aには、処理選択操作Mにより選択されたコマンドに対応する複数のキーワードが表示される。キーワード一覧画像MG121Aに表示される複数のキーワードは、インターフェース操作Mにより選択可能な文字列である。
以上のように、処理選択操作Mにより選択された文字列(コマンド)に対応するキーワードのみが表示される。したがって、選択した処理(コマンド)に応じたキーワードを、ユーザが容易に選択することを可能とすることができる。
再び、図13を参照して、連携処理MAでは、ステップS119Aの処理の後、ステップS123Aに進む。
ステップS123Aは、制御部510が、処理選択操作Mにより文字列(コマンド)が選択された状態において、選択確定操作MAがあるか否かを判定する。選択確定操作MAは、インターフェース操作Mにより、キーワード一覧画像に表示されるキーワードを選択した状態で、ボタン画像MBG180を押下処理するためのインターフェース操作Mである。ステップS123Aにおいて、YESならば、ステップS124Aに進む。一方、ステップS123Aにおいて、NOならば、後述するステップS129に進む。
ここで、キーワード一覧画像は、図18のキーワード一覧画像MG121Aであるとする。また、選択確定操作MAがあったとする。この場合、ステップS123Aにおいて、YESと判定され、ステップS124Aに進む。
ステップS124Aでは、制御部510が、処理選択操作Mにより選択されたコマンドと、選択確定操作MAにより選択されたキーワードとを、コマンドデータテーブルを携帯端末装置500へ送信した装置へ送信する。
ここで、コマンドデータテーブルを携帯端末装置500へ送信した装置は、コンテンツ再生装置TVであるとする。処理選択操作Mにより選択されたコマンドは、コマンド“rec_program”であるとする。この場合、送信されるコマンドは、コマンド“rec_program”となる。また、選択確定操作MAにより選択されたキーワードは、キーワード“BBドラマ”であるとする。この場合、コマンド“rec_program”と、キーワード“BBドラマ”とが、コンテンツ再生装置TVへ送信される。そして、ステップS124Aの処理は終了する。
ステップS129では、第1の実施の形態と同様な処理が行なわれるので詳細な説明は繰り返さない。ステップS129において、YESならば、この連携処理MAは終了する。一方、ステップS129において、NOならば、再度、ステップS118Aの処理が行なわれる。
連携処理TAでは、第1の実施の形態と同様、ステップS151の処理が行なわれる。
ここでは、コマンド“rec_program”およびキーワード“BBドラマ”を受信したとして、ステップS152に進む。
ステップS152では、第1の実施の形態と同様な処理が行なわれるので詳細な説明は繰り返さない。
ここで、受信したコマンドは、コマンド“rec_program”であるとする。コマンド“rec_program”は、一例として、録画予約されている番組であって、かつ、受信したキーワードがタイトルである番組の一覧を表示するためのコマンドであるとする。
なお、録画予約されている番組のタイトルは、記憶部620に記憶されている図8のキーワードデータテーブルD110Bが示す複数のキーワードであるとする。また、受信したキーワードは、“BBドラマ”であるとする。この場合、コマンド実行処理Cにより、以下の録画リスト画像CG200Aが表示部630に表示される。そして、ステップS152の処理は終了し、連携処理TAは終了する。
図19は、一例としての録画リスト画像CG200Aを示す図である。
再び、図13を参照して、ステップS129では、終了操作Mがあったと判定されると、この連携処理MAは終了する。
以上の説明では、連携処理TAを、コンテンツ再生装置TVが行なう場合の処理について説明した。しかしながら、連携処理TAは、コンテンツ再生装置TVでなく、コンテンツ再生装置CNVまたはコンテンツ再生装置PCが行なってもよい。この場合、前述した、連携処理MAおよび連携処理TAの説明において、コンテンツ再生装置TVを、連携処理TAを行なう装置(コンテンツ再生装置CNVまたはコンテンツ再生装置PC)に置き換えた処理が行なわれればよい。
(連携処理)
次に、携帯端末装置500と、コンテンツ再生装置PCとが連携して行なわれる処理(以下、連携処理Bともいう)を説明する。以下においては、連携処理Bにおいて、携帯端末装置500で行なわれる処理を、連携処理MBともいう。また、以下においては、連携処理Bにおいて、コンテンツ再生装置PCで行なわれる処理を、連携処理PBともいう。
ここで、コンテンツ再生装置PCの記憶部620には、予め、図7のコマンドデータテーブルD100Cと、図9のキーワードデータテーブルD110Cとが記憶されているとする。また、前述した連携処理MAおよび連携処理TAが行なわれることにより、携帯端末装置500の記憶部520には、図16のキーワードデータテーブルD211Bが記憶されているとする。
図20は、連携処理MBおよび連携処理PBのフローチャートである。連携処理MBおよび連携処理PBの各々において、図13の連携処理MAまたは連携処理TAのステップ番号と同じステップ番号の処理は、第1の実施の形態で説明した処理と同様な処理、または前述した処理と同様な処理が行なわれるので詳細な説明は繰り返さない。
図20を参照して、連携処理PBでは、まず、第1の実施の形態と同様にステップS141の処理が行なわれる。ここでは、コンテンツ再生装置PCと、無線通信が可能な位置に、携帯端末装置500があるとする。この場合、ステップS141において、YESと判定されて、ステップS143Aに進む。
ステップS143Aでは、図13のステップS143Aの処理と同様な処理が行なわれるので詳細な説明は繰り返さない。この処理により、以下のフォーマットテーブルFD200Cと、図7のコマンドデータテーブルD100Cとが、携帯端末装置500へ送信されるとする。
図21は、一例としてのフォーマットテーブルFD200Cを示す図である。図21を参照して、フォーマットテーブルFD200Cは、図14のフォーマットテーブルFD200Bと比較して、「time(時間)」の項目の代わりに「location(位置)」の項目が示される点が異なる。それ以外は、フォーマットテーブルFD200Bと同様なので詳細な説明は繰り返さない。
フォーマットテーブルFD200Cにおいて、「location(位置)」の項目は、外部の装置から、緯度および経度により示される位置情報を受信した場合、当該位置情報を登録するための項目である。具体的には、外部の装置から、位置情報を示す文字列“location=N34.39.48_E135.31.47”を受信した場合、文字列“N34.39.48_E135.31.47”を、位置情報として登録するための項目である。文字列“N34.39.48_E135.31.47”は、北緯34度39分48秒および東経135度31分47秒を示す。
再び、図20を参照して、連携処理MBでは、まず、ステップS111Aの処理が行なわれる。
ステップS111Aでは、図13のステップS111Aの処理と同様な処理が行なわれるので詳細な説明は繰り返さない。ここでは、図21のフォーマットテーブルFD200Cおよび図7のコマンドデータテーブルD100Cを受信したとして、ステップS112Bに進む。
ステップS112Bでは、記憶処理Bが行なわれる。記憶処理Bでは、制御部510が、記憶部520にキーワードデータテーブルが記憶されているか否かを判定する。
キーワードデータテーブルが記憶されていないと判定した場合、制御部510は、受信したフォーマットテーブルおよびコマンドデータテーブルを、記憶部520に記憶させる。そして、この記憶処理Bは終了する。
記憶部520にキーワードデータテーブルが記憶されている場合であって、かつ、当該キーワードデータテーブルが示す項目に存在しない項目を、受信したフォーマットテーブルが示す場合、制御部510は、当該キーワードデータテーブルに、当該存在しない項目を追加する。また、制御部510は、受信したコマンドデータテーブルを、記憶部520に記憶させる。
なお、記憶部520にキーワードデータテーブルが記憶されている場合であって、かつ、当該キーワードデータテーブルが示す項目に存在しない項目を、受信したフォーマットテーブルが示さない場合、制御部510は、受信したコマンドデータテーブルを、記憶部520に記憶させる。
ここで、記憶部520には、図16のキーワードデータテーブルD211Bが記憶されているとする。また、受信したコマンドデータテーブルは、コマンドデータテーブルD100Cであるとする。この場合、記憶処理Bにより、記憶部520には、コマンドデータテーブルD100Cが記憶される。また、記憶処理Bにより、記憶部520に記憶されているキーワードデータテーブルD211Bは、以下のキーワードデータテーブルD211Cとなる。そして、この記憶処理Bは終了する。
図22は、一例としてのキーワードデータテーブルD211Cを示す図である。図22を参照して、キーワードデータテーブルD211Cは、図16のキーワードデータテーブルD211Bと比較して、「location(位置)」の項目が追加されている点が異なる。それ以外は、キーワードデータテーブルD211Bと同様なので詳細な説明は繰り返さない。「location(位置)」の項目は、前述したので詳細な説明は繰り返さない。
再び、図20を参照して、ステップS112Bの処理の後、ステップS113Bに進む。
ステップS113Bでは、図13のステップS113Aの処理と同様に、制御部510が、前述したキーワード受信可能通知を、コンテンツ再生装置PCへ送信する。そして、ステップS113Bの処理は終了する。
連携処理PBでは、ステップS143Aの処理の後、ステップS144Aに進む。
ステップS144Aでは、図13のステップS144Aの処理と同様な処理が行なわれるので詳細な説明は繰り返さない。ステップS144Aにおいて、YESならば、ステップS145Bに進む。一方、ステップS144Aにおいて、NOならば、再度、ステップS144Aの処理が行なわれる。ここでは、キーワード受信可能通知を受信したとして、ステップS145Bに進む。
ステップS145Bでは、制御部610が、コンテンツ再生装置PCのキーワード送信条件が成立したか否かを判定する。ここで、キーワード送信条件とは、キーワードを送信するための条件である。コンテンツ再生装置PCのキーワード送信条件は、たとえば、表示部530に、映像コンテンツを表示させたという条件である。
ステップS145Bにおいて、YESならば、ステップS146Bに進む。一方、ステップS145Bにおいて、NOならば、後述するステップS151に進む。ここでは、コンテンツ再生装置PCのキーワード送信条件が成立したとして、ステップS146Bに進む。
ステップS146Bでは、制御部610が、キーワードを、携帯端末装置500へ送信する。以下においては、キーワードを含む文字列を、キーワード包含文字列ともいう。ここで、送信対象となるキーワードは、たとえば、文字列“MM物語”であるとする。文字列“MM物語”は、たとえば、表示部530に表示されている映像コンテンツのタイトルであるとする。
この場合、制御部610は、キーワード包含文字列“keyword=MM物語”を、携帯端末装置500へ送信する。そして、ステップS146Bの処理は終了する。
連携処理MBでは、ステップS113Bの処理の後、ステップS114Aに進む。
ステップS114Aでは、図13のステップS114Aの処理と同様な処理が行なわれるので詳細な説明は繰り返さない。ここでは、キーワード“MM物語”を含むキーワード包含文字列“keyword=MM物語”を受信したとして、ステップS115Bに進む。
ステップS115Bでは、キーワード記憶処理Bが行なわれる。キーワード記憶処理Bでは、制御部510が、記憶部520にキーワードデータテーブルが記憶されているか否かを判定する。
キーワードデータテーブルが記憶されていないと判定した場合、図13のステップS115Aの処理と同様に、制御部510は、記憶部520に記憶されているフォーマットテーブルに、受信したキーワードを追記する。この場合、受信したキーワードが追記されたフォーマットテーブルは、キーワードデータテーブルになる。
キーワードデータテーブルが記憶されていると判定した場合、制御部510は、キーワードデータテーブルに、受信したキーワードを追記する。
ここで、記憶部520には、図22のキーワードデータテーブルD211Cが記憶されているとする。また、受信したキーワードは、キーワード“MM物語”であるとする。この場合、制御部510は、キーワードデータテーブルD211Cに、キーワード“MM物語”を追記する。
再び、図20を参照して、連携処理PBでは、ステップS146Bの処理の後、ステップS151に進む。
ステップS151では、第1の実施の形態と同様な処理が行なわれるので詳細な説明は繰り返さない。ステップS151において、YESならば、ステップS152に進む。一方、ステップS151において、NOならば、再度、ステップS145Bの処理が行なわれる。
連携処理MBでは、ステップS115Bの処理の後、ステップS116Aに進む。
ステップS116Aでは、図13のステップS116Aの処理と同様な処理が行なわれるので詳細な説明は繰り返さない。
ステップS117Aでは、図13のステップS117Aの処理と同様な処理が行なわれるので詳細な説明は繰り返さない。この処理により、選択画像を生成するのに使用されたコマンドデータテーブルおよびキーワードデータテーブルは、それぞれ、図7のコマンドデータテーブルD100Cおよび図22のキーワードデータテーブルD211Cであるとする。この場合、生成される選択画像は、以下の選択画像MG100Bとなる。そして、ステップS117Aの処理は終了する。
図23は、一例としての選択画像MG100Bを示す図である。図23を参照して、選択画像MG100Bは、図17の選択画像MG100Aと比較して、処理一覧画像MG110Aの代わりに図11の処理一覧画像MG110が配置される点が異なる。それ以外は、選択画像MG100Aと同様なので詳細な説明は繰り返さない。
前述したように、処理一覧画像MG110には、コマンドデータテーブルD100Cが示す複数の表示文字列が表示される。処理一覧画像MG110に表示される複数の文字列の各々が示す処理は、コマンドデータテーブルD100Cが示す装置IDにより特定されるコンテンツ再生装置PCが実行可能な処理である。
キーワード一覧画像MG120Aには、キーワードデータテーブルD211Cが示す複数のキーワードが表示される。キーワード一覧画像MG120Aに表示される複数のキーワードは、インターフェース操作Mにより選択可能な文字列である。
再び、図20を参照して、連携処理MBでは、ステップS117Aの処理の後、ステップS118Aに進む。
ステップS118Aでは、図13のステップS118Aの処理と同様な処理が行なわれるので詳細な説明は繰り返さない。
ステップS119Aでは、図13のステップS119Aの処理と同様な処理が行なわれるので詳細な説明は繰り返さない。この処理により、選択画像の処理一覧画像が示す複数の文字列のうち、処理選択操作Mにより選択された文字列が選択されたことを示すように選択画像が更新される。
ステップS123Aは、図13のステップS123Aの処理と同様な処理が行なわれるので詳細な説明は繰り返さない。
ステップS124Aでは、図13のステップS124Aの処理と同様な処理が行なわれるので詳細な説明は繰り返さない。ここで、処理選択操作Mにより選択されたコマンドは、文字列“場所を検索”に対応するコマンド“search_position”であるとする。また、選択確定操作MAにより選択されたキーワードは、キーワード“CCタワー”であるとする。この場合、コマンド“search_position”と、キーワード“CCタワー”とが、コンテンツ再生装置PCへ送信される。そして、ステップS124Aの処理は終了する。
連携処理PBでは、第1の実施の形態と同様、ステップS151の処理が行なわれる。ここでは、コマンド“search_position”およびキーワード“CCタワー”を受信したとして、ステップS152に進む。
ステップS152では、第1の実施の形態と同様な処理が行なわれるので詳細な説明は繰り返さない。
ここで、受信したコマンドは、コマンド“search_position”であるとする。コマンド“search_position”は、一例として、地図のソフトウエアを実行し、受信したキーワードを名称とする建造物の周辺の地図を、表示部630に表示し、かつ、受信したキーワードを名称とする建造物の位置情報を、受信したキーワードとともに、コマンド“search_position”を送信した装置へ返信するためのコマンドであるとする。
この場合、表示部630には、受信したキーワード“CCタワー”を名称とする建造物の周辺の地図が表示される。また、制御部610は、CCタワーの位置情報を、受信したキーワードとともに、携帯端末装置500へ送信する。
ここで、CCタワーの位置情報は、北緯34度39分48秒および東経135度31分47秒を示す情報であるとする。この場合、位置情報は、文字列“location=N34.39.48_E135.31.47”で表現される。以下においては、位置情報を含む文字列を、位置情報包含文字列ともいう。この場合、位置情報を含む位置情報包含文字列“keyword=CCタワー&location=N34.39.48_E135.31.47”が、携帯端末装置500へ送信される。そして、この連携処理PBは終了する。
再び、図20を参照して、連携処理MAでは、ステップS124Aの処理の後、ステップS125Bに進む。
ステップS125Bでは、制御部510が、位置情報を受信したか否かを判定する。ステップS125Bにおいて、YESならば、ステップS126Bに進む。一方、ステップS125Bにおいて、NOならば、ステップS129に進む。ここでは、位置情報を含む位置情報包含文字列“keyword=CCタワー&location=N34.39.48_E135.31.47”を受信したとして、ステップS126Bに進む。
ステップS126Bでは、位置情報記憶処理が行なわれる。位置情報記憶処理では、制御部510が、記憶部520に記憶されているキーワードデータテーブルにおいて、受信した位置情報に付加されるキーワードに対応する位置情報の欄に、受信した位置情報を追記する。
ここで、記憶部520に記憶されているキーワードデータテーブルは、図22のキーワードデータテーブルD211Cであるとする。受信した位置情報に付加されるキーワードは、文字列“CCタワー”であるとする。また、受信した位置情報は、文字列“location=N34.39.48_E135.31.47”であるとする。この場合、位置情報記憶処理により、キーワードデータテーブルD211Cは、以下の、キーワードデータテーブルD212Cとなる。そして、この位置情報記憶処理は終了する。
図24は、一例としてのキーワードデータテーブルD212Cを示す図である。
再び、図20を参照して、ステップS126Bの処理の後、第1の実施の形態と同様、ステップS129の処理が行なわれる。
以上の説明では、連携処理PBを、コンテンツ再生装置PCが行なう場合の処理について説明した。しかしながら、連携処理PBは、コンテンツ再生装置PCでなく、コンテンツ再生装置CNVまたはコンテンツ再生装置TVが行なってもよい。この場合、前述した、連携処理MBおよび連携処理PBの説明において、コンテンツ再生装置PCを、連携処理PBを行なう装置(コンテンツ再生装置CNVまたはコンテンツ再生装置TV)に置き換えた処理が行なわれればよい。
(連携処理)
次に、携帯端末装置500と、コンテンツ再生装置CNVとが連携して行なわれる処理(以下、連携処理Cともいう)を説明する。以下においては、連携処理Cにおいて、携帯端末装置500で行なわれる処理を、連携処理MCともいう。また、以下においては、連携処理Cにおいて、コンテンツ再生装置CNVで行なわれる処理を、連携処理NCともいう。
ここで、コンテンツ再生装置CNVの記憶部620には、予め、図5のコマンドデータテーブルD100Aが記憶されているとする。また、前述した連携処理MBおよび連携処理PBが行なわれることにより、携帯端末装置500の記憶部520には、図24のキーワードデータテーブルD212Cが記憶されているとする。
図25は、連携処理MCおよび連携処理NCのフローチャートである。連携処理MCおよび連携処理NCの各々において、図20の連携処理MBまたは連携処理PBのステップ番号と同じステップ番号の処理は、第1の実施の形態で説明した処理と同様な処理、または前述した処理と同様な処理が行なわれるので詳細な説明は繰り返さない。
図25を参照して、連携処理NCでは、まず、第1の実施の形態と同様にステップS141の処理が行なわれる。ここでは、コンテンツ再生装置CNVと、無線通信が可能な位置に、携帯端末装置500があるとする。この場合、ステップS141において、YESと判定されて、ステップS143Cに進む。
ステップS143Cでは、制御部610が、記憶部620に記憶されているコマンドデータテーブルを、携帯端末装置500へ送信する。ここで、送信されるコマンドデータテーブルは、図5のコマンドデータテーブルD100Aであるとする。そして、ステップS143Cの処理は終了する。
連携処理MCでは、まず、ステップS111Cの処理が行なわれる。
ステップS111Cでは、制御部510が、コマンドデータテーブルを受信したか否かを判定する。ステップS111Cにおいて、YESならば、ステップS112Cに進む。一方、ステップS111Cにおいて、NOならば、再度、ステップS111Cの処理が行なわれる。ここでは、図5のコマンドデータテーブルD100Aを受信したとして、ステップS112Cに進む。
ステップS112Cでは、記憶処理Cが行なわれる。記憶処理Cでは、制御部510が、受信したコマンドデータテーブルを、記憶部520に記憶させる。この処理により、記憶部520には、コマンドデータテーブルD100Aが記憶されるとする。そして、ステップS116Aに進む。
ステップS116Aでは、図13のステップS116Aの処理と同様な処理が行なわれるので詳細な説明は繰り返さない。
ステップS117Aでは、図13のステップS117Aの処理と同様な処理が行なわれるので詳細な説明は繰り返さない。この処理により、選択画像を生成するのに使用されたコマンドデータテーブルおよびキーワードデータテーブルは、それぞれ、図5のコマンドデータテーブルD100Aおよび図24のキーワードデータテーブルD212Cであるとする。この場合、生成される選択画像は、以下の選択画像MG100Cとなる。そして、ステップS117Aの処理は終了する。
図26は、一例としての選択画像MG100Cを示す図である。図26を参照して、選択画像MG100Cは、図23の選択画像MG100Bと比較して、処理一覧画像MG110の代わりに処理一覧画像MG110Cが配置される点が異なる。それ以外は、選択画像MG100Bと同様なので詳細な説明は繰り返さない。
処理一覧画像MG110Cには、コマンドデータテーブルD100Aが示す複数の表示文字列が表示される。処理一覧画像MG110Cに表示される複数の文字列の各々が示す処理は、コマンドデータテーブルD100Aが示す装置IDにより特定されるコンテンツ再生装置CNVが実行可能な処理である。
キーワード一覧画像MG120Aには、キーワードデータテーブルD212Cが示す複数のキーワードが表示される。キーワード一覧画像MG120Aに表示される複数のキーワードは、インターフェース操作Mにより選択可能な文字列である。
再び、図20を参照して、連携処理MCでは、ステップS117Aの処理の後、ステップS118Aに進む。
ステップS118Aでは、図13のステップS118Aの処理と同様な処理が行なわれるので詳細な説明は繰り返さない。
ステップS119Aでは、図13のステップS119Aの処理と同様に、選択画像更新処理MAが行なわれる。選択画像更新処理MAでは、制御部510が、記憶部520に記憶されているコマンドデータテーブルを参照して、処理選択操作Mにより選択された文字列(コマンド)が、位置情報および時間情報の少なくとも一方が必要な文字列であるか否かを判定する。
処理選択操作Mにより選択された文字列(コマンド)が、位置情報および時間情報が不要な文字列である場合、制御部510は、選択画像の処理一覧画像が示す複数の文字列のうち、処理選択操作Mにより選択された文字列が識別できるように選択画像を更新する。たとえば、選択された文字列を、四角で囲む。そして、この選択画像更新処理MAは終了する。
処理選択操作Mにより選択された文字列(コマンド)が、位置情報および時間情報少なくとも一方が必要な文字列である場合、必要な情報に応じて、表示部530に表示されるキーワード一覧画像に表示されるキーワードの絞り込みが行なわれる。
ここで、処理選択操作Mにより選択された文字列は、文字列“目的地を設定”であるとする。すなわち、処理選択操作Mにより、文字列“目的地を設定”に対応するコマンド“set_destination”が選択されたとする。また、記憶部520に記憶されているコマンドデータテーブルは、図5のコマンドデータテーブルD100Aであるとする。コマンドデータテーブルD100Aにおいて、コマンド“set_destination”に対応する、「位置情報必要?」の項目には、“YES”と記載されている。すなわち、選択されたコマンド“set_destination”は、位置情報が必要であることを示す。
また、表示部530に表示されるキーワード一覧画像MG120Aに表示される複数のキーワードを示すキーワードデータテーブルは、図24のキーワードデータテーブルD212Cであるとする。
この場合、制御部510は、キーワードデータテーブルD212Cが示す複数のキーワードのうち、位置情報が対応づけて記載されているキーワードのみを選択する。すなわち、制御部510は、記憶部520に記憶されている複数のキーワード(文字列)のうち、選択されたコマンドに対応する一部のキーワード(文字列)を選択する。
そして、制御部510は、処理選択操作Mにより選択された文字列“目的地を設定”を、四角で囲み、かつ、キーワード一覧画像に、選択した一部のキーワードのみを表示するように選択画像を更新する。そして、この選択画像更新処理MAは終了する。この場合、更新された選択画像は、以下の選択画像MG101Cとなる。
図27は、一例としての選択画像MG101Cを示す図である。図27を参照して、は、図26の選択画像MG100Cと比較して、処理一覧画像MG110Cの代わりに処理一覧画像MG111Cが配置される点と、キーワード一覧画像MG120Aの代わりにキーワード一覧画像MG121Cが配置される点とが異なる。それ以外は、選択画像MG100Cと同様なので詳細な説明は繰り返さない。
処理一覧画像MG111Cは、処理選択操作Mにより選択された文字列を四角で囲むことにより、文字列が識別できるようにされた画像である。
キーワード一覧画像MG121Cには、処理選択操作Mにより選択されたコマンドに対応するキーワードが表示される。キーワード一覧画像MG121Cに表示されるキーワードは、インターフェース操作Mにより選択可能な文字列である。
以上のように、処理選択操作Mにより選択された文字列(コマンド)に対応するキーワードのみが表示される。したがって、選択した処理(コマンド)に応じたキーワードを、ユーザが容易に選択することを可能とすることができる。
再び、図25を参照して、連携処理MCでは、ステップS119Aの処理の後、ステップS123Aに進む。
ステップS123Aは、図13のステップS123Aの処理と同様な処理が行なわれるので詳細な説明は繰り返さない。ステップS123Aにおいて、YESならば、ステップS124Cに進む。一方、ステップS123Aにおいて、NOならば、ステップS129に進む。
ステップS124Cでは、制御部510が、処理選択操作Mにより選択されたコマンドと、選択確定操作MAにより選択されたキーワードとを、コマンドデータテーブルを携帯端末装置500へ送信した装置へ送信する。なお、選択されたコマンドが、コマンド“set_destination”である場合、制御部510は、選択されたキーワードに対応づけられた位置情報も送信する。すなわち、コマンド“set_destination”は、位置情報が必要なコマンドである。
ここで、コマンドデータテーブルを携帯端末装置500へ送信した装置は、コンテンツ再生装置CNVであるとする。処理選択操作Mにより選択されたコマンドは、コマンド“set_destination”であるとする。この場合、送信されるコマンドは、コマンド“set_destination”となる。また、選択確定操作MAにより選択されたキーワードは、キーワード“CCタワー”であるとする。この場合、コマンド“set_destination”およびキーワード“CCタワー”が、コンテンツ再生装置CNVへ送信される。また、この場合、図24のキーワードデータテーブルD212Cにおいて、選択されたキーワード“CCタワー”に対応づけられた、位置情報“location=N34.39.48_E135.31.47”も、コンテンツ再生装置CNVへ送信される。そして、ステップS124Cの処理は終了する。
連携処理NCでは、第1の実施の形態と同様、ステップS151の処理が行なわれる。ここでは、コマンド“set_destination”、キーワード“CCタワー”および位置情報“location=N34.39.48_E135.31.47”を受信したとして、ステップS152に進む。
ステップS152では、第1の実施の形態と同様な処理が行なわれるので詳細な説明は繰り返さない。
ここで、受信したコマンドは、コマンド“set_destination”であるとする。コマンド“set_destination”は、一例として、受信した位置情報により示される位置を目的地として設定するための処理を行なうためのコマンドであるとする。
この場合、たとえば、受信した位置情報により示される位置が目的地に設定され、当該目的地までのルートを示す地図が、表示部630に表示されるとする。そして、この連携処理NCは終了する。
再び、図25を参照して、連携処理NCでは、ステップS124Aの処理の後、第1の実施の形態と同様、ステップS129の処理が行なわれる。
以上の説明では、連携処理NCを、コンテンツ再生装置CNVが行なう場合の処理について説明した。しかしながら、連携処理NCは、コンテンツ再生装置CNVでなく、コンテンツ再生装置PCまたはコンテンツ再生装置TVが行なってもよい。この場合、前述した、連携処理MCおよび連携処理NCの説明において、コンテンツ再生装置CNVを、連携処理NCを行なう装置(コンテンツ再生装置PCまたはコンテンツ再生装置TV)に置き換えた処理が行なわれればよい。
以上説明したように、本実施の形態では、処理選択操作Mにより選択された文字列(コマンド)に対応するキーワードのみが表示される。したがって、選択した処理(コマンド)に応じたキーワードを、ユーザが容易に選択することを可能とすることができる。
また、処理選択操作Mにより選択されたコマンドが、所定の情報(たとえば、位置情報)が必要なコマンドである場合、所定の情報が対応づけられたキーワードのみが表示部530に表示される。したがって、選択したコマンドに応じたキーワードを、ユーザが容易に選択することを可能とすることができる。
以上により、本実施の形態においては、情報を容易に選択することができるという効果を奏する。
また、携帯端末装置500に、外部の装置から受信したキーワードを記憶させるので、一度、受信したキーワードであれば、当該キーワードを、ユーザが、入力する必要がなくなる。すなわち、ユーザに手間をかけないようにすることができる。
また、本実施の形態では、ある装置から受信したキーワードを、携帯端末装置500に記憶させ、記憶させたキーワードを、他の装置へ送信する。したがって、キーワードを有効に活用することができる。
また、本実施の形態では、携帯端末装置500が、コマンドデータテーブルを、携帯端末装置500が操作対象とする装置から受信する。コマンドデータテーブルは、操作対象の装置が実行可能な処理に対応するコマンドを示すデータテーブルである。したがって、携帯端末装置500に特別なプログラムを用意しておくことなく、多様な装置に対応することができる。
なお、本実施の形態では、携帯端末装置500と連携して処理を行なう装置は、コンテンツ再生装置TV、コンテンツ再生装置PCおよびコンテンツ再生装置CNVのように異なる複数の装置とした。しかしながら、携帯端末装置500と連携して処理を行なう装置は、1台のコンテンツ再生装置であってもよい。この場合、図13の連携処理TA、図20の連携処理PB,図25の連携処理NCを、1台のコンテンツ再生装置が行なえばよい。
本実施の形態では、位置情報、時間情報を使用した処理を説明した。しかしながら、これらの情報に限定されることなく、たとえば、期限を示す期限情報等を使用してもよい。そして、現在の日時が、対応する期限をすぎたら、対応するキーワードを削除するような処理を行なってもよい。
(機能ブロック図)
図28は、第1の実施の形態および第2の実施の形態における、制御部510および制御部610の機能ブロック図である。図28を参照して、制御部510は、受信部511と、選択部512と、受付部513とを含む。制御部610は、送信部611を含む。
ここで、記憶部520は、複数の文字列を記憶する。
送信部611は、コンテンツ再生装置600に関連する情報である関連情報を、携帯端末装置500へ送信する。受信部511は、関連情報を受信する。選択部512は、受信した関連情報に基づいて、複数の文字列のうち、一部の文字列を選択する。表示部530は、選択された一部の文字列を表示する。受付部513は、表示部530が表示する一部の文字列のなかから、特定の文字列を選択するための選択指示を受付ける。
なお、制御部510に含まれる、受信部511、選択部512および受付部513の全てまたは一部は、ハードウエアで構成されてもよい。また、受信部511、選択部512および受付部513の全てまたは一部は、制御部510により実行されるプログラムのモジュールであってもよい。
また、制御部610に含まれる、送信部611は、ハードウエアで構成されてもよい。また、送信部611は、制御部610により実行されるプログラムのモジュールであってもよい。
(応用例)
以下に、本発明の応用例を記載する。
たとえば、携帯端末装置500が、コンテンツ再生装置TVと直接、無線通信できる状態にあるとする。この状態において、コンテンツ再生装置TVにおいて、CM(commercial message)映像が表示されているときに、コンテンツ再生装置TVから、キーワード“チケット特典”が、携帯端末装置500へ送信されるものとする。また、このときキーワードの付加情報としてクーポン画像と、このキーワードデータを使用できる店を特定するための店IDとが、キーワードとともに携帯端末装置500へ送信されるものとする。
携帯端末装置500は、キーワード“チケット特典”とともに店IDおよびクーポン画像を受信し、受信した、キーワード、店IDおよびクーポン画像を記憶する。ユーザは、店Aで買い物をするときに、店舗の発券端末と携帯端末装置500が通信可能になると、店舗の発券端末からコマンドリストが送付される。コマンドリストには「クーポン使用」コマンドが含まれ、そのコマンドに対応する処理を実行するには店IDとクーポン画像が必要であるとする。携帯端末装置500において、ユーザが「クーポン使用」コマンドを選択すると、店IDとクーポン画像とを付加情報とするキーワード“チケット特典”のみが表示される。このとき、携帯端末装置500の表示部530にはキーワード文字列と同時にクーポン画像が表示される。携帯端末装置500において、ユーザがキーワード“チケット特典”を選択することにより、割引特典を使用したチケット購入が可能となる。
また、他の例では、会社Bの4種類のCM映像があるとする。コンテンツ再生装置TVにおいて、4種類のCM映像の各々が表示される毎に、キーワード“B−CM”が携帯端末装置500へ送信され、このときキーワードは付加情報としてID1,ID2,ID3,ID4を持ち、各CMではそのうち一つのIDだけが付加情報として送信されるものとする。携帯端末装置500は、キーワードおよびIDを受信する毎に、受信したキーワードとIDとを対応づけて記憶する。なお、携帯端末装置500は、既に記憶されているキーワードと同じキーワードと、当該キーワードの付加情報としてのIDとを受信した場合、既に記憶されているキーワードと、新たに受信した付加情報としてのIDとを対応付けて記憶するものとする。
この場合、ID1が付加されたCMしか見なかったユーザの携帯端末装置500が記憶するキーワード“B−CM”には付加情報としてID1が対応付けられる。また、全てのCMを視聴したユーザの携帯端末装置500が記憶するキーワード“B−CM”にはID1からID4まですべてのIDが対応付けられる。
この場合、ユーザーが携帯端末装置500を用いて店舗の端末を操作するとき、端末から「とってもお得」、「少しお得」などのコマンドが送付されるとする。各々のコマンドが必要とする情報は異なるとする。例えば、コマンドとしての「とってもお得」はID1〜4が全て必要とし、コマンドとしての「少しお得」はID1だけが必要とする。これにより、ユーザの持つキーワードデータによって利用可能なサービスを変化させることが可能となる。
また、他の例では、携帯端末装置500に、予め、ユーザがキーワードを登録しておき、コンテンツ再生装置TVから、携帯端末装置500に登録しているキーワードを携帯端末装置500で受信した場合、振動や音により、ユーザに報知するといったことも考えられる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
70 ネットワーク、180,180A プログラム、500 携帯端末装置、510,610 制御部、520,620 記憶部、530,630 表示部、540 入力部、555,555A 記録媒体、600 コンテンツ再生装置、1000 ネットワークシステム。