JP2009122905A - アクティビティ生成方法、プログラムおよびアクティビティ生成装置 - Google Patents

アクティビティ生成方法、プログラムおよびアクティビティ生成装置 Download PDF

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茂 川本
Hisanori Nonaka
久典 野中
Toshiyuki Miyake
俊之 三宅
Harumi Uchigasaki
晴美 内ヶ崎
Norito Watanabe
範人 渡辺
Yoshifumi Fukuda
善文 福田
Kenji Araki
憲司 荒木
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Abstract

【課題】部品ごとに設定されている作業を、容易にアクティビティへとまとめることを目的とする。
【解決手段】プラント建設において、同一ルールを満たす作業をまとめたアクティビティを生成することによって、作業段階に適した工程の管理を行うアクティビティ生成装置1に関し、前記アクティビティ生成装置1は、記憶部11に属性情報が付随している部品データを含むと、前記部品データをまとめるためのルールとしての属性条件を含む作業集約ルールテーブル114とを格納しており、作業集約ルールテーブル114に記述されている各ルールに基づいて、同一ルールに従う前記部品データをまとめることにより、前記アクティビティを生成することを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、アクティビティ生成方法、プログラムおよびアクティビティ生成装置の技術に関する。
原子力、火力などの発電プラントの建設においては、所定の期限までに所要の工事が効率的に実施できるように、各々の作業の実施手順と実施予定日などを検討して工程計画を作成する。以下では、原子力発電プラントを例にとって説明する。工程計画の種類は、原子炉やタービンなどの主要な建屋の建設や機器、配管、電気工事などの主要工事から構成される大工程計画と、各建屋のフロアを複数の部屋に分割したエリア毎の機器据付・配管取り付けなどといった工事から構成される中工程計画と、工事現場の担当者によって作成され、特定の配管溶接などといった現場での日々または週間単位の作業から構成される小工程計画(数ヶ月、数週間単位)などがある。これらの工程計画は、顧客提出用、作業進捗管理、現場での作業指示などの使用目的に応じて使い分けられる。
工程計画の作成は、プラント建設で必要な全ての作業を洗い出して、工程計画の詳細度に対応するよう、各作業を階層的に整理してアクティビティを定める第一のステップSと、各作業項目の実施手順と実施期間などを検討して作業開始日と終了日を定める第二のステップに分かれる。ここで、作業とは、部品毎に行われる処理であり、例えば、配管Aに関する搬入、溶接、・・・、配管Bに関する搬入、溶接、・・・などの処理である。しかしながら、例えば、配管Aと、配管Bとの設置箇所が同じ部屋内であれば、配管Aと、配管Bとの搬入は、ひとつにまとめた方が効率的である。このように、同一条件の作業を集約したものをアクティビティと呼称することとする。
作業項目を定める従来技術として、3次元CAD(3D−CAD(3 Dimension-Computer Aided Design))などの属性データ(部品の種類、配管の口径、部品間の接続関係)に基づき、すべての部品をグループ分けして、各々のグループに対して必要な工事を抽出して作業項目を定める方法が開示されている(例えば、特許文献1参照)。ここで、グループ分けの方法としては、同一ラインの大口径配管、同一エリア内の小口径配管、全てのダクトを各グループとして定義する方法が、特許文献1に提案されている。
特開2002―123786号公報
特許文献1に記載の技術は、3D−CADなどから得られる部品の属性データのみに基づいて作業項目を定めるため、建設作業の属性を考慮することが困難である。例えば、配管の取り付け作業は、搬入、仮吊り、開先合せ、溶接、検査などの作業から構成される。そこで、同一エリアに属する配管を各々のグループに分割した場合、実際には隣接しているがエリアが異なる搬入を、別の作業として扱うために作業効率が悪化する。また、溶接作業については、溶接作業を行う高さが必ずしも同一ではないために、足場を組み替える必要が発生する。一方、異なるエリアであっても同一の足場を用いる溶接作業が存在することがあるため、作業効率向上の観点からは、これらの作業を同一のグループとして取扱うことが必要である。
このような背景に鑑みて本発明がなされたのであり、本発明は、部品ごとに設定されている作業を、容易にアクティビティへとまとめることを目的とする。
前記課題を解決するため、本発明は、プラント建設において、同一ルールを満たす作業をまとめたアクティビティを生成することによって、作業段階に適した工程の管理を行うアクティビティ生成装置に関し、前記アクティビティ生成装置は、記憶部に属性情報が付随している部品データを含む設計データと、前記部品データをまとめるためのルールとしての属性条件を含むルールデータとを格納しており、前記記憶部から前記ルールデータと、前記部品データを取得し、前記ルールデータに記述されている各ルールに基づいて、同一ルールに従う前記部品データをまとめることにより、前記アクティビティを生成することを特徴とする。
本発明によれば、部品ごとに設定されている作業を、容易にアクティビティへとまとめることができる。
次に、本発明を実施するための最良の形態(「実施形態」という)について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。
本実施形態は、発電プラント、化学プラントなどの建設プロジェクトに関連して、建設工事の工程計画を作成する際のアクティビティを決定する方法を対象とする。
図1は、本実施形態に係るプラント建設管理装置の構成例を示す図である。
プラント建設管理装置(アクティビティ生成装置)1は、記憶部11と、処理部12とを有する。記憶部11は、基本作業テーブル111と、3D−CAD属性テーブル113と、作業集約ルールテーブル114(ルールデータ)と、作業リストテーブル112と、アクティビティテーブル115とを有する。処理部12は、作業展開部121と作業集約部122とWBS表示部123とを有する。ここで、WBSとはWork Breakdown Structureの略称であり、各々の作業をアクティビティに集約して階層的に整理したものである。また、WBSは、各々のアクティビティの実施手順および実施日を検討して工程計画を作成する際に必要な情報である。
作業展開部121は、3D−CAD属性テーブル113のデータを展開して、アクティビティテーブル115の基となる中間作業リストおよび作業リストテーブル112を生成する機能などを有する。
作業集約部122は、作業リストテーブル112を基にアクティビティテーブル115を生成する機能などを有する。
WBS表示部123は、アクティビティテーブル115を基に図示しないディスプレイに、WBS表示などを行う機能を有する。
処理部12および処理部12を構成する作業展開部121と作業集約部122とWBS表示部123とは、図示しないROM(Read Only Memory)や、図示しないHD(Hard Disk)に格納されたプログラムが、図示しないRAM(Random Access Memory)に展開され、図示しないCPU(Central Processing Unit)によって実行されることによって具現化する。
図2は、本実施形態に係る基本作業テーブルの構成例を示す図であり、(a)は、配管種別に対応する作業ステップを示し、(b)は、機器種別に対応する作業ステップを示す。
基本作業テーブル111は、部品の種類毎に必要な工事を作業ステップとして記述したものであり、配管種別または機器種別と、作業ステップとを有してなる。ここで、部品とは、配管や、機器の総称である。
図2(a)に示すように、配管種別に対応する基本作業テーブル111aでは、配管の口径が小さい小口径配管の場合、配管種別が「S」の行201に示すように、搬入、FU(Fit Up:開先合せ)および溶接の工事が必要である。また、配管の口径が大きい大口径配管の場合、配管種別が「L」の行202に示すように、搬入、仮吊り、FU(開先合せ)および溶接の工事が必要である。
また、図2(b)に示すように、機器種別に対応する基本作業テーブル111bでは、例えば、タイプ「A」の機器の場合、機器種別「A」の行203に示すように、架台設置、搬入、据付および溶接の工事が必要である。
図3は、3D−CADのデータから抽出した機器と配管の配置図の例であり、(a)は、真上から見た図である上面図を示し、(b)は正面から見た図である正面図を示す。
また、図3において、X軸、Y軸、Z軸は、それぞれ幅方向、奥行き方向、高さ方向の軸に対応しており、各々の機器と配管の位置に関する座標情報を与える。図3に示すように3D−CADのデータは、機器番号「E001」,「E002」,「E003」,「E004」の4個の機器と、機器番号「LP001」,「LP002」,「LP003」,「SP001」の4本の配管から構成されている。さらに、図3に示すように、各々の機器と配管は、溶接点ID「W1」〜「W7」の7個の溶接点において接続されている。また、図3において、点線で囲んでいる3つの箇所は、同一の足場を用いて工事を行うことが可能であることを示すこととする。実際のプラント建設においては、特定の工事エリアまたは系統に含まれる配管の数は、数十から数百になるケースが一般的であるが、本実施形態で示すプラント建設管理方法の適用は、機器や配管の数によらず適用が可能である。以降、機器番号「NNNN」の機器を、機器「NNNN」と、配管番号「NNNN」の配管を、配管「NNNN」と適宜記載することとする。
なお、配管「LP001」、「LP003」、「SP001」は、I字型の配管であり、配管「LP002」は、T字型の配管である。
図4は、図3に記載の機器と配管の配置図に対応している3D−CAD属性テーブルの構成例を示す図であり、(a)は、図3に示す4本の配管の属性データを示し、(b)は、図3に示す4個の機器の属性データを示し、(c)は、図3に示す7箇所の溶接点の属性データを示す。
図4(a)に示すように、配管に関する3D−CAD属性テーブル113aは、行に相当する部品データに、以下の属性情報を有している。すなわち、配管番号は、配管に対し一意に付される番号である。配管種別は、配管の大きさなどを示す情報である。エリアNo.は、配管が設置されるエリアの番号である。口径は、配管の口径を示し、開先数は、開先の数を示し、溶接点IDは、溶接点に対し一意に付される番号である。配管ライン番号は、配管が設置されるラインの番号である。重要度フラグは、重要度の高い配管に対しては「1」を付し、そうでない配管に対しては「0」を付す。接点数は、1本の配管における交差点の数を示し、形状は、配管の形状を示す情報である。例えば、I型の配管であれば「1」、T型の配管であれば「2」を付す。接点座標は、3D−CAD上における接点の座標である。
図4(b)に示すように、機器に関する3D−CAD属性テーブル113bは、行に相当する部品データに、以下の属性情報を有している。すなわち、機器番号は、機器に対し一意に付される番号である。機器種別は、機器の種類などを示す情報である。エリアNo.は、機器が設置されるエリアの番号である。配置座標は、機器が配置される位置を3D−CAD上の座標で示したものである。寸法座標は、機器の大きさを3D−CAD上の座標で示したものである。開先数は、開先の数を示し、溶接点IDは、溶接点に対し一意に付される番号である。
図4(c)に示すように、溶接点に関する3D−CAD属性テーブル113cは、行に相当する部品データに、以下の属性情報を有している。すなわち、溶接点IDは、溶接点に対し一意に付される番号である。溶接点座標X、溶接点座標Yおよび溶接点座標Zは、溶接点に関する3D−CAD上の座標である。上流側部品種別および上流側部品番号は、溶接点の上流側に接続される部品の種別と、部品番号をそれぞれ示し、下流側部品種別および下流側部品番号は、溶接点の下流側に接続される部品の種別と、部品番号をそれぞれ示す。ここで、「上流」および「下流」とは、ユーザが任意に決めることができるが、一般的には、配管を流れる物質の流出源側を「上流」とし、排出側を「下流」とする。
なお、ここで図4(a)の開先数401と、図4(b)の開先数404とは、前記したように各々の配管と機器の開先数を表し、他の配管または機器との接続箇所の数に対応する。さらに、図4(a)の溶接点ID402と、図4(b)の溶接点ID405とは、前記したように各々の配管または溶接が接続される溶接点のIDを表し、開先数に対応して記述される。例えば、図4(a)の行403より、配管番号「SP001」の開先数は2個であり、各々の溶接点IDは「W6」と、「W7」とであることが分かる。
また、図4(a)〜(c)に示す3D−CAD属性テーブル113は、図3に示すような設計データに付随した情報である。
また、図4(c)の上流側部品番号407と、下流側部品番号408は、前記したように各溶接点における上流側部品と下流側部品の番号を表しており、図4(a),(b)の配管番号または機器番号が記述される。例えば、図4(c)の行409と、行410より、溶接点IDが「W6」の箇所では配管「SP001」と、機器「E003」とが、溶接点IDが「W7」の箇所では配管「SP001」と、機器「E004」とがそれぞれ接続されていることが分かる。従って、配管「SP001」の接続先は、図4(a)に直接記載はされていないが、図4(c)を参照することにより、機器「E003」と、機器「E004」との2つであることが分かる。符号406については、後記する。
図5は、本実施形態に係る作業集約ルールテーブル114の構成例を示す図であり、(a)〜(f)は、それぞれの集約条件に関するルールを示す。
図5に示すように、作業集約ルールテーブル114は、複数のルールから構成されており、各ルールには、集約作業と、集約する部品と、少なくとも1つの集約条件が記述されている。
図5(a)に示すルールA114aは、属性条件として、フロアが同一の機器の架台設置に関する作業を集約するルールであり、(b)に示すルールB114bは、属性条件として、フロアが同一で機器タイプAの据付けに関する作業を集約するルールである。これらのルールの設定は、機器の据付けと、その前処理として必要な架台設置を効率的に実施することを可能とする。図5(c)に示すルールC114cは、属性条件として、フロアが同一で形状が直管で口径が100mmの配管搬入に関する作業を集約するルールであり、図5(d)に示すルールD114dは、属性条件として、フロアが同一で配管ライン番号が特定の配管の仮吊り作業を集約するルールである。図5(c)のルールC114cは、配管搬入については同時に実施可能な作業を集約する考え方であり、図5(d)のルールD114dは、属性条件として、配管の仮吊りを特定のスキルを持つ業者に委託することを考慮して、管理上の便宜を図ることを目的としている。図5(e)のルールE114eは、属性条件として、溶接点距離が800mm以下の溶接点における配管の仮吊りおよび溶接の作業をそれぞれ集約するものである。これらのルールは、同一の足場を用いて工事をすることにより足場組替えなどの前準備を少なくすることを考慮している。また、図5(f)のルールF114fは、属性条件として、部品の種別と作業の種別とが同一の場合に限定せず、共通の足場を用いる作業について一つのアクティビティに集約して、足場の組替えを一回にすることを考慮している。
次に、図1から図5を参照しつつ、図6に沿って作業展開処理を説明する。
図6は、本実施形態に係る作業展開処理の流れを示すフローチャートである。
図6において、ステップS601およびステップS602では、作業展開処理の前処理として作業リストの中間ファイルを作成する処理を表し、ステップS603からステップS608では、機器または配管の接続数に応じて作業が発生するFUと溶接とについて開先数に対応させて一旦出力し、その後、重複箇所を解消する処理を表している。重複箇所の解消とは、例えば、溶接点「W6」の作業の場合、図4(c)の行409に示すように配管「SP001」と機器「E003」との接続作業であるが、所定のルールにより配管「SP001」側の作業として識別することを意味する(図8を参照して後記)。なお、図6に示すステップにより出力された作業リストテーブル112の事例を、図8に示す。
プログラムが起動すると、まず、作業展開部121が、図4に示す3D−CAD属性テーブル113から部品データを取得する(S601)。ここで、部品データとは3D−CAD属性テーブル113の各行に相当する情報である。
次に、作業展開部121は、ステップS601で入力された各部品データに対して図2に示す基本作業テーブル111を参照して発生するすべての作業を抽出して、中間作業リストに出力する。すなわち、作業展開部121は、取得した部品データに含まれる配管種別や、機器種別などの部品種別に応じて、各部品種別に対応した基本作業テーブル111を参照し、各々の作業を割り当て、中間作業リスト150に出力する(S602)。
ここで、中間作業リスト150について、図7に沿って説明する。
図7は、本実施形態に係る中間作業リストの構成例を示す図である。
図7に示すように、中間作業リスト150は、作業ID、作業種別、部品種別および部品IDを有してなる。
作業IDは、中間作業リスト150に出力される作業毎に一意に付される番号であり、ステップS602において、作業が中間作業リスト150に出力される際、作業展開部121によって付される。作業種別は、基本作業テーブル111の作業ステップに記述されている情報と同様の情報である。部品種別は、機器や、配管などの部品の種別であり、部品IDは、3D−CAD属性テーブル113(図4参照)に格納されている配管番号や、機器番号である。
ここで、機器「E001」を例として、中間作業リスト150の生成を説明する。図6のステップS601で入力された部品データである機器「E001」については、機器の種別が「A」タイプであることが、3D−CAD属性テーブル113b(図4(b)参照)の行406から識別できる。従って、図2(b)に示す基本作業テーブル111bの行203の作業ステップから、機器「E001」の作業種別は、「架台設置」、「搬入」、「据付」および「溶接」の4種類であることがわかる。従って、ステップS602において、作業展開部121(図1参照)は、機器「E001」の作業として、「架台設置」、「搬入」、「据付」および「溶接」を割り当て、図7の中間作業リスト150の行701〜704に、作業IDが「1」〜「4」の作業としてそれぞれ出力する。作業展開部121は、同様の処理を、他の機器や、配管に対しても行うことにより、中間作業リスト150を生成する。
図6の説明に戻る。
作業展開部121は、ステップS602で出力した中間作業リスト150(図7参照)の各データを上から順に取得する(S603)。この場合のデータとは、図7における中間作業リスト150の各行に相当する。
そして、作業展開部121は、中間作業リスト150の各データに対し、上から順に該当作業種別が溶接またはFUかを判定する(S604)。
ステップS604の結果、該当作業種別が、溶接でもFUでもない場合(S604→No)、作業展開部121は、ステップS607へ処理を進める。
ステップS604の結果、該当作業種別が、溶接またはFUである場合(S604→Yes)、作業展開部121は、3D−CAD属性テーブル113を参照して、各々の接続点(溶接点)に対応して作業を割当てる(S605)。すなわち、中間作業リスト150の各作業IDに対し、3D−CAD属性テーブル113を参照することによって、溶接点IDを割当て、図8を参照して後記する作業リストテーブル112へ出力する。このとき、作業展開部121は、3D−CAD属性テーブル113において、同一の溶接点IDを有する配管の配管番号や、機器の機器番号を取得し、接続先IDとして作業リストテーブルへ出力する。しかし、作業展開部121が、ステップS605の処理のみを実行すると、例えば、溶接点「W6」における配管「SP001」と機器「E003」のFUと溶接の作業を、配管「SP001」と機器「E003」の項目がそれぞれ重複した状態で、後記する作業リストテーブル112へ出力してしまう。
そこで、作業展開部121は、図4(c)に示す3D−CAD属性テーブル113cを参照して、接続対象の配管「SP001」と機器「E003」とのいずれが上流側か下流側かを判定する。すなわち、溶接点が割当てられた作業(作業ID)に対応している中間作業リスト150の部品が上流側であるか否かを判定する(S606)。
ステップS606の結果、部品が上流側ではない場合(S606→No)、作業展開部121は、ステップS608へ処理を進める。
ステップS606の結果、部品が上流側である場合(S606→Yes)、作業展開部121は、作業リストテーブル112に作業内容を出力する(S607)。
ステップS606およびステップS607の詳細は、図8を参照して後記する。
そして、作業展開部121は、中間作業リスト150の全データをスキャンしたか否かを判定する(S608)。
ステップS608の結果、中間作業リスト150の全データをスキャンしていない場合(S608→No)、作業展開部121は、ステップS603へ処理を戻す。
ステップS608の結果、中間作業リスト150の全データをスキャンしている場合(S608→No)、作業展開部121は、処理を終了する。
図8は、本実施形態に係る作業リストテーブルの構成例を示す図である。
作業リストテーブル112は、Act(Activity).ID、作業種別、部品種別、部品ID、溶接点IDおよび接続先IDを含む。
Act.IDは、アクティビティに対し、一意に識別する番号であり、図6のステップS607で作業リストテーブル112に作業内容を出力する際に、作業展開部121によって、付される番号である。作業種別、部品種別および部品IDは、図7で説明した作業種別、部品種別および部品IDと同様であるため、説明を省略する。
溶接点IDは、図4(a)および図4(b)で説明した溶接点IDから、後記する方法によって、選択されたものである。接続先IDは、配管の接続先を一意に識別する番号であり、前記した方法によって記述される。
ここで、図1および図8を参照して、図6におけるステップS606およびステップS607の処理を説明する。
ここでは、図7の行705および行706を例として説明する。
図4(c)の行409より、溶接点「W6」において、配管「SP001」が上流側であるため、作業展開部121は、図6のステップS606において、「Yes」の判定を行い、図6のステップS607で作業リストテーブル112に、図8の行804と行805の形式で出力する。前記のステップS605〜S607の処理は、全ての溶接点において実施される。なお、ステップS604でFUまたは溶接の作業以外であれば、各部品と作業が1対1に対応するために、ステップS607において、中間作業リスト150の情報を、そのまま作業リストテーブル112に出力する(例えば、図7の行701と図8の行801を参照)。
接続点IDは、前記したように、作業展開部121が、3D−CAD属性テーブル113において、同一の溶接点IDを有する配管の配管番号や、機器の機器番号を取得し、接続先IDとして作業リストテーブルへ出力する
なお、符号802,803,806〜810については、後記する。
次に、図1、図5および図8を参照しつつ、図9に作業集約処理を説明する。
図9は、本実施形態に係る作業集約処理の流れを示すフローチャートである。
なお、図9の具体的な処理については、図10〜図15を参照して後記することとする。
図9において、ステップS901とステップS902は、図6のフローチャートによる処理で得た作業リストと作業集約ルールの入力に関する。ステップS903からステップS910は、作業リストから入力した作業が集約対象かどうかを判定して、集約対象の作業で既に同種のものが抽出されていればアクティビティテーブル115上でアクティビティの属性を更新する処理と、属性が更新されない作業についてはそのままアクティビティテーブル115に出力する処理に関する。
作業集約部122は、作業集約ルールテーブル114から、図5に示す各集約条件ルールを取得する(S901)。取得は、格納されている順に行われる。すなわち、図5の例では、ルールA114a、ルールB114b、・・・、ルールF114fの順に取得される。以下では、図5(a)のルールA114a「フロアが同一の機器における架台設置作業を集約する」が入力された場合を例として説明する。
次に、作業集約部122は、作業リストテーブル112から各作業データ(図8の行に相当)を取得し、最初の作業データを作業(i)とする(S902)。
ステップS903では、作業集約部122は、取得した作業(i)が、判定対象となっているルール(ここでは、ルールA114a)を満たすか否かを判定する(S903)。例えば、図8の作業リストテーブル112の行801、行802および行803(Act.IDが「1」、「4」および「7」の作業データ)は、作業種別が、「架台設置」であり、部品種別が、「機器」であり、さらに、図3に示す図面から、「フロアが同一」であるため、これらの作業データがルールA114aを満たすこととなる。
ステップS903の結果、作業(i)がルールを満たしていない場合(S903→No)、作業集約部122は、ステップS909へ処理を進める。
ステップS903の結果、作業(i)がルールを満たしている場合(S903→Yes)、作業集約部122は、アクティビティテーブル115からデータを取得して作業(j)とする(S904)。
そして、作業集約部122は、作業(j)が、判定対象となっているルール(ここでは、図5(a)のルールA114a)を満たすか否かを判定する(S905)。
ステップS905の結果、作業(j)が、ルールを満たしていない場合(S905→No)、作業集約部122は、ステップS907へ処理を進める。
ステップS905の結果、作業(j)が、ルールを満たしている場合(S905→Yes)、作業集約部122は、作業(i)を作業(j)に集約して、つまり、作業(i)と作業(j)とをひとつのアクティビティとして、図10を参照して後記するアクティビティテーブル115の作業(j)のデータを更新する(S906)。ステップS906の処理は、図10を参照して具体的に後記する。
そして、作業集約部122は、作業(j)として、アクティビティテーブル115のデータをすべてスキャンしたか否かを判定する(S907)。
ステップS907の結果、すべてスキャンしていない場合(S907→No)、作業集約部122は、ステップS904へ処理を戻す。
ステップS907の結果、すべてスキャンしている場合(S907→Yes)、作業集約部122は、作業(i)が他のアクティビティに集約されていないか否かを判定する(S908)。
ステップS908の結果、集約されている場合(S908→No)、作業集約部122は、ステップS910へ処理を進める。
ステップS908の結果、集約されていない場合(S908→Yes)、作業集約部122は、作業(i)の情報をアクティビティテーブル115に出力する。
そして、作業集約部122は、作業リストテーブル112の全データ(全作業データ)をスキャンしたか否かを判定する(S910)。
ステップS910の結果、全データをスキャンしていない場合(S910→No)、作業集約部122は、ステップS902へ処理を戻す。
ステップS910の結果、全データをスキャンしている場合(S910→Yes)、作業集約部122は、次のルールに対し、ステップS902〜S910の処理を行う。作業集約部122は、ステップS901からステップS910の処理を、残りすべてのルール(図5(b)〜(f)に示すルールB114bからルールF114f)について行う。
次に、図1および図10を参照して、図9に示す作業集約処理を具体的に説明する。
図10は、本実施形態に係るアクティビティテーブルの生成過程を説明する図であり、(a)および(b)は、ある段階におけるアクティビティテーブルを示す。
アクティビティテーブル115は、Act.ID、作業種別、部品種別、部品ID、溶接点IDおよび接続点IDとからなるが、これらの情報は、図8に示す作業リストテーブル112の各情報と同様であるため、説明を省略する。
ここでは、図8において、図5(a)に示すルールA114aを満たす作業データである行801(Act.ID「1」)および行802(Act.ID「4」)の集約手順を例として説明することとする。
なお、初期状態におけるアクティビティテーブル115は、図10(a)に示すようにアクティビティデータ(図8の行に相当)が、空の状態となっている。
まず、初期状態では、図11(a)に示すように、アクティビティテーブル115に出力されている作業データがないので、Act.IDが「1」の作業は、この時点で集約されない。従って、図9のステップS907と図9のステップS908をスキップして、図9のステップS909においてAct.IDが「1」のアクティビティデータとしてアクティビティテーブル115に出力される(図10(b)の行1101参照)。
処理は、図8に示す作業リストテーブル112の上から順に処理を行うため、Act.IDが「2」と「3」の作業データ(図8の行807,808)が、同様にして、アクティビティテーブル115に出力される(図10(b)の行1103,1104)。
次に、図8において、Act.IDが「4」の作業データは、図9のステップS903でルールA114aを満たすため、図9のステップS904で作業集約部122は、既に、アクティビティテーブル115に登録されているアクティビティデータ(図10(b)の行1101,1103,1104)を順に取得して、図9のステップS905とステップS906の処理を行う。
この例では、図9のステップS905の段階で、図5(a)のルールA114aを満たす作業(j)は、図8で、Act.IDが「1」であるアクティビティデータである(図10(b)の行1101)。従って、図9のステップS906の段階で、作業集約部122は、作業(i)(Act.ID「4」)を、作業(j)(Act.ID「1」)に集約し、アクティビティテーブル115の作業(j)(Act.ID「1」、すなわち図10(b)の行1101)のデータ(アクティビティデータ)を更新する。
すると、図10(c)の行1102のように、Act.ID「1」の部品IDに機器番号「E002」が加えられたアクティビティデータが生成される。このアクティビティデータが、集約されたアクティビティデータとなる。
次に、作業集約部122は、図9のステップS907で、アクティビティテーブル115の全データについて処理していると判定した(S907→Yes)後に、ステップS908で、作業集約部122は、アクティビティテーブル115を参照して、作業(i)(図8の行802)が他のアクティビティデータに集約されていないかを判定する。図8のAct.IDが「4」の作業については、図9のステップS906においてAct.IDが「1」のアクティビティデータに集約されているため図9のステップS908で「No」と判定される。従って、図9のステップS909がスキップされる。
図8の作業リストテーブル112のなかでは、Act.IDが「1」、「4」および「7」の作業データ以外は図5(a)のルールA114aの集約条件を満たさない。これらのデータは、作業集約部122によって、ステップS903で図5(a)のルールA114aを満たさないと判定されて、作業集約部122は、ステップS909の処理に進み、図8の作業リストテーブル112の情報がアクティビティテーブル115にそのまま出力される(例えば図8の行809,810と図10の行1105,1106を参照)。そして、図8の行803の作業データも、行802と同様にアクティビティテーブル115のAct.ID1102と集約されることになる(図示せず)。
図11は、ルールAを適用した結果、生成されたアクティビティテーブルの例を示す図である。
図5(a)に示すルールA114aを適用した結果、図11に示すように、作業種別「架台設置」、部品種別「機器」および集約条件「同一フロア」(図示せず)の作業が1つのアクティビティデータ1001として集約される。このとき、Act.IDも作業集約部122によって、振りなおされる。
図12は、図5(b)に示すルールBを適用した結果、生成されたアクティビティテーブルである。そして、図13は、図5(c)に示すルールCを適用した結果、生成されたアクティビティテーブルである。また、図14は、図5(d)に示すルールDを適用した結果、生成されたアクティビティテーブルである。図15は、図5(e)に示すルールEを適用した結果、生成されたアクティビティテーブルである。
なお、次のルールを用いて、図9に示す作業集約処理を行う場合は、前のルールを適用して生成されたアクティビティテーブル115を、作業リストテーブル112とする。つまり、ルールB114bを使用して、図9の作業集約処理を行う場合は、ルールA114aを適用した結果、生成されたアクティビティテーブル115(つまり、図11に示すアクティビティテーブル115)を作業リストテーブル112として処理を行う。
図11に示したアクティビティテーブル115において、アクティビティの項目数(Act.IDの個数)は30個となっており、図8の作業リストテーブル112の項目数(Act.IDの個数)32個よりも少ない。これは、作業リストテーブル112において、図8のAct.ID「1」、「4」および「7」の作業が1つのアクティビティデータに集約されたことによる。
図12では、図5(b)に示すルールB114bに従い、作業種別「据付」、部品種別「機器」および機器種別「A」で、同一フロアに設置されている機器番号「E001」、「E002」および「E003」がAct.ID「3」(行1002)に集約されている。
そして、図13では、図5(c)に示すルールC114cに従い、作業種別「搬入」、部品名「配管」、口径「100mm」および形状「1」であり、同一フロアに設置される配管番号「LP001」および「LP003」が、Act.ID「13」(行1003)として集約されている。
また、図14では、図5(d)に示すルールD114dに従い、作業種別「仮吊り」、部品種別「配管」および「機器種別「A」で、同一フロアに設置される配管番号「LP001」、「LP002」および「LP003」が、Act.ID「14」(行1004)に集約されている。
そして、図15では、図5(e)に示すルールE114eに従い、作業種別「FU」および「溶接」であり、部品種別「配管」で、溶接点距離が800mm以下であり、溶接点高さが500mm以下である配管が、Act.ID「15」、「16」、「19」および「21」(行1005,1006,1007,1008)に集約されている。なお、行1005,1006で部品IDとして、「LP001」が2つ記述されているのは、1つの配管「LP001」が、2つの溶接点と、接続点とを有しており、作業リストデータにおいて、別の行に記述されていたものが、作業集約部122によって、1つのアクティビティに集約された結果である。
図15より、作業集約処理の適用前に32個であった作業(図8参照)が、作業集約処理の適用により21個のアクティビティに集約されたことが分かる。
図16は、本実施形態に係るアクティビティテーブルの他の例である。
図16に示すアクティビティテーブル115’は、図8の作業リストテーブル112に対して、図5(f)のルールF114fを適用した結果、生成されたアクティビティテーブル115’の例である。
図16では、すべての作業種別、すべての部品を対象として、同一の足場を使用する作業を、同一のアクティビティに集約した例である。同一の足場を使用するか否かの判定は、図3の破線部分で示すように、設計データ中に記述されている。また、図16では、図11から図15に示すアクティビティテーブル115のように、同一の行に対して部品IDや、溶接点IDなどを増やすことによって、集約をせず、行は異なるが、同一のAct.IDを付すことによって、同一のアクティビティに集約されていることを示している。なお、図16では、16個のアクティビティに集約されたことを示している。
図17は、本実施形態に係るWBS表示の例を示す画面例である。
図15や、図16などに示したアクティビティテーブル115,115’は、作業の集約方法のレビューや、各アクティビティの手順や実施予定日などを検討するという観点からは不十分である。そのため、各アクティビティを所定の属性毎に階層的な構造でブレークダウンした形式であるWBSによって出力し、ユーザにとって見やすい形式とする必要がある。
図17に示すWBS表示画面1700は、図15のアクティビティテーブル115を、WBS表示部123(図1参照)によって階層的な構造に変換し、図示しないディスプレイ(表示部)に表示したものである。図17において、WBS表示部123は、符号1701に示す第一の階層で工事対象の部品の種別毎に、符号1702に示す第二の階層で工事の種別毎に、そして符号1703に示す第三の階層で、図15に示す各部品のAct.ID毎に分類して表示している。
図18は、本実施形態に係るWBS表示の他の例を示す画面例である。
図18に示すWBS表示画面1700’も、図17と同様に、図15のアクティビティテーブル115を、WBS表示部123(図1参照)によって階層的な構造に変換し、図示しないディスプレイに表示したものである。
また、図18において、WBS表示部123(図1参照)は、符号1801に示す第一の階層で工事対象の部品の種別毎に、符号1802に示す第二の階層で、図15に示す各部品のAct.ID毎に、符号1803に示す第三の階層で工事の種別毎に分類したWBSを表す。
図15などに示すアクティビティテーブル115から、図17や、図18に示すWBS表示を行うことは、WBS表示部123が、アクティビティデータを取得し、フィールド順に表示していくことで、容易に実現可能であるため、説明を省略する。
どの項目を元に階層化するか、すなわち、図17の形式にするか、図18の形式にするかなどは、予めプラント建設管理装置1に設定したルールに従って処理する方式、ユーザによる工程計画の使用目的などに応じて設定する方式、あるいは基本的にはデータベースとして組み込んだルールに従って処理した後で、ユーザが使用目的などに応じて部分的に項目を入れ替えるなどの方式が実行可能である。
図19および図20は、本実施形態に係るWBS表示の他の例を示した図である。
図19および図20は、集約したアクティビティを、図3に示す設計データにおける機器と配管の配置図を用いて表示したものである。具体的には、図17に示すWBS表示画面において「配管」−「搬入」をクリックしたときに、このアクティビティを構成する「SP001」、「LP001」、「LP003」および「LP002」の4つの配管が、図19のように、配管毎にハッチング表示される。
また、図17に示すWBS表示画面において「配管」−「溶接」をクリックしたときには、該当する配管「W1」〜「W7」の7つの溶接点が、図20のように、溶接点毎にハッチング表示される。
図21は、本実施形態に係るプラント建設管理装置を利用したプラント建設管理システムの構成例を示す図である。
図21において、プラント建設管理システム2000(アクティビティ生成システム)の工程計画の作成者が操作するクライアント計算機2008は、コンピュータネットワーク2009を通してサーバ2001に接続されている。サーバ2001には、データベース2003〜2006を構築するためのアプリケーションがインストールされており、サーバ2001に接続されている4つのデータベース2003〜2006が構築されている。ここで、4つのデータベース2003〜2006には、図1に示す基本作業テーブル111、3D−CAD属性テーブル113、作業集約ルールテーブル114および作業リストテーブル112が、それぞれ格納されている。
中央演算処理装置2002においては、WBSを求めるためのアプリケーションソフトとユーザにシミュレーションの結果を表示するプログラムがインストールされており、4つのデータベース2003〜2006から入力されたデータに基づいて、アクティビティテーブル115を求め、さらに、求めたアクティビティテーブル115を基に、WBS画面を求めるシミュレーションを実施する。中央演算処理装置2002において求められたWBS画面のデータ(WBSデータ2007)は、コンピュータネットワーク2009を介して、クライアント側のクライアント計算機2008に転送される。
クライアント側のクライアント計算機2008においては、サーバ2001によって導出されたWBS画面に関する情報(WBSデータ2007)を受信して、これを表示する。なお、クライアント計算機2008においては、WBS画面を表示するためのアプリケーションプログラムおよびWBSを表示する際の属性データを入力するためのアプリケーションプログラムがインストールされていればよい。
このようなプラント建設管理システム2000によれば、アクティビティテーブル115およびWBS画面を生成可能なサーバ2001が一台あれば、コストの安いクライアント端末でもWBS画面を表示させることが可能となる。
本実施形態によれば、工事の実施手順および日程を検討するための作業項目を精緻に求めることが可能となる。この結果、プラント建設の工事全体に関する効率の向上に寄与する。
本実施形態に係るプラント建設管理装置の構成例を示す図である。 本実施形態に係る基本作業テーブルの構成例を示す図であり、(a)は、配管種別に対応する作業ステップを示し、(b)は、機器種別に対応する作業ステップを示す。 3D−CADのデータから抽出した機器と配管の配置図の例であり、(a)は、真上から見た図である上面図を示し、(b)は正面から見た図である正面図を示す。 図3に記載の機器と配管の配置図に対応している3D−CAD属性テーブルの構成例を示す図であり、(a)は、図3に示す4本の配管の属性データを示し、(b)は、図3に示す4個の機器の属性データを示し、(c)は、図3に示す7箇所の溶接点の属性データを示す。 本実施形態に係る作業集約ルールテーブル114の構成例を示す図であり、(a)〜(f)は、それぞれの集約条件に関するルールを示す。 本実施形態に係る作業展開処理の流れを示すフローチャートである。 本実施形態に係る中間作業リストの構成例を示す図である。 本実施形態に係る作業リストテーブルの構成例を示す図である。 本実施形態に係る作業集約処理の流れを示すフローチャートである。 本実施形態に係るアクティビティテーブルの生成過程を説明する図であり、(a)および(b)は、ある段階におけるアクティビティテーブルを示す。 ルールAを適用した結果、生成されたアクティビティテーブルの例を示す図である。 図5(b)に示すルールBを適用した結果、生成されたアクティビティテーブルである。 図5(c)に示すルールCを適用した結果、生成されたアクティビティテーブルである。 図5(d)に示すルールDを適用した結果、生成されたアクティビティテーブルである。 図5(e)に示すルールEを適用した結果、生成されたアクティビティテーブルである。 本実施形態に係るアクティビティテーブルの他の例である。 本実施形態に係るWBS表示の例を示す画面例である。 本実施形態に係るWBS表示の他の例を示す画面例である。 本実施形態に係るWBS表示の他の例を示した図である(その1)。 本実施形態に係るWBS表示の他の例を示した図である(その2)。 本実施形態に係るプラント建設管理装置を利用したプラント建設管理システムの構成例を示す図である。
符号の説明
1 プラント建設管理装置
11 記憶部
12 処理部
111,111a,111b 基本作業テーブル
112 作業リストテーブル
113,113a〜113c 3D−CAD属性テーブル
114 作業集約ルールテーブル
115,115’ アクティビティテーブル
121 作業展開部
122 作業集約部
123 WBS表示部
150 中間作業リスト
114a ルールA
114b ルールB
114c ルールC
114d ルールD
114e ルールE
114f ルールF
402 溶接点ID
405 溶接点ID
1001 アクティビティデータ
1700,1700’ WBS表示画面
2000 プラント建設管理システム
2001 サーバ
2002 中央演算処理装置
2003〜2006 データベース
2007 WBSデータ
2008 クライアント計算機
2009 コンピュータネットワーク

Claims (9)

  1. プラント建設において、同一ルールを満たす作業をまとめたアクティビティを生成することによって、作業段階に適した工程の管理を行うアクティビティ生成装置におけるアクティビティ生成方法であって、
    前記アクティビティ生成装置は、
    記憶部に、属性情報が付随している部品データを含む設計データと、前記部品データをまとめるためのルールとしての属性条件を含むルールデータとを格納しており、
    前記記憶部から前記ルールデータと、前記部品データを取得し、
    前記ルールデータに記述されている各ルールに基づいて、同一ルールに従う前記部品データをまとめることにより、前記アクティビティを生成することを特徴とするアクティビティ生成方法。
  2. 前記アクティビティ生成装置は、
    前記設計データに含まれる部品データをリストにした中間作業リストを生成し、前記中間作業リスト中の部品データに関し、前記ルールデータに含まれる各ルールに従う前記部品データをまとめる処理を繰り返すことによって、前記アクティビティを生成することを特徴とする請求項1に記載のアクティビティ生成方法。
  3. 前記設計データに含まれる部品データには、部品種別と、部品を識別する情報と、部品の設置に必要な作業種別とが含まれており、前記ルールデータには、前記属性条件として、部品種別条件と、作業種別条件とが含まれており、
    前記アクティビティ生成装置は、
    前記ルールデータに含まれる前記部品種別条件と、前記作業種別条件とに適合する前記設計データの部品データをまとめることによって、前記アクティビティを生成することを特徴とする請求項1に記載のアクティビティ生成方法。
  4. 前記アクティビティ生成装置は、
    前記まとめたアクティビティを、全体作業、部品種別、作業種別及び部品を識別する情報の順に階層構造として表示部に表示することを特徴とする請求項3に記載のアクティビティ生成方法。
  5. 前記アクティビティ生成装置は、
    前記まとめたアクティビティを、全体作業、部品種別、部品を識別する情報及び作業種別の順に階層構造として表示部に表示することを特徴とする請求項3に記載のアクティビティ生成方法。
  6. 前記アクティビティ生成装置は、
    前記設計データを部品データ毎に前記表示部に表示し、
    前記表示部に表示されている階層構造のうち、所定の情報を選択すると、前記選択された情報に関連する部品データを強調表示することを特徴とする請求項4または請求項5に記載のアクティビティ生成方法。
  7. 前記設計データは、3次元設計データであることを特徴とする請求項1に記載のアクティビティ生成方法。
  8. 請求項1から請求項7に記載のアクティビティ生成方法をコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
  9. プラント建設において、同一ルールを満たす作業をまとめたアクティビティを生成することによって、作業段階に適した工程の管理を行うアクティビティ生成装置であって、
    属性情報が付随している部品データを含む設計データと、前記部品データをまとめるためのルールとしての属性条件を含むルールデータとを格納している記憶部と、
    前記ルールデータに記述されている各ルールに基づいて、同一ルールに従う前記部品データをまとめることにより、前記アクティビティを生成する処理部とを有することを特徴とするアクティビティ生成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2020070929A1 (ja) * 2018-10-03 2020-04-09 三菱重工環境・化学エンジニアリング株式会社 プラント機器情報管理システム

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