JP2002123786A - 建設又は建造工程計画システムおよび方法 - Google Patents

建設又は建造工程計画システムおよび方法

Info

Publication number
JP2002123786A
JP2002123786A JP2000319608A JP2000319608A JP2002123786A JP 2002123786 A JP2002123786 A JP 2002123786A JP 2000319608 A JP2000319608 A JP 2000319608A JP 2000319608 A JP2000319608 A JP 2000319608A JP 2002123786 A JP2002123786 A JP 2002123786A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
group
construction
data
work
cad
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000319608A
Other languages
English (en)
Inventor
Hidenori Ueno
英徳 上野
Shiyouji Arimoto
象治 有本
Tsutomu Tsuyama
努 津山
Atsushi Miura
淳 三浦
Hisako Okada
久子 岡田
Kazuto Tatehora
和人 館洞
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP2000319608A priority Critical patent/JP2002123786A/ja
Publication of JP2002123786A publication Critical patent/JP2002123786A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】作業手順を検討する単位に部品をグループ化
し,作業手順作成を効率的に行う。 【解決手段】本発明は,3次元CADが有する,CAD
属性データ(部品種類,口径,部品間の接続関係,等)
により,作業手順を検討する適正レベルに部品をグルー
プ化するものである。この結果を3次元レイアウトの中
で確認し,必要に応じて工程計画者によってグループを
統合,分割されることによりグループを再編していく。
グループ化された結果に基づいて工程データを生成し,
CAD図形データと作業とをリンクし,プラントの工事
の進め方をアニメーションで確認しながら工程表を完成
させていくことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は,原子力,火力,化
学プラントの建設,または航空機,船舶,車両,宇宙ス
テーションの建造又は製造の工程計画システムに係わ
り,特に,CADデータに基づき工程データを生成し,ア
ニメーションを見ながら工程計画を実施するシステムに
関する。
【0002】
【従来の技術】CADデータを利用して工程データを作
成するシステムとして,例えば,特開平10−1150
96号公報がある。本発明では,CADデータを基に工
程計画を実施する範囲の機器データを取り出し,機器の
種類に応じて必要な作業および手順を生成している。
【0003】また,CADデータを用いて現場での作業
手順を示すものとして,例えば特開平7−247688
号公報がある。これは,できあがった工程データに対し
て,後でCAD図形データをリンクすることにより実現
している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来技術では,いずれ
も作業手順を生成するグループ(部品群)をあらかじめ
与えられているか,または作業手順を生成する単位で,
CADデータを入力しておく必要があった。ところが,
これには以下のような課題があった。
【0005】(1)CADシステムで部品データを入力
する人と,工程計画を行う人が異なる。
【0006】3次元CADシステムを用いて部品データ
を入力する人と,工程計画を行う人(工程計画者)は一
般に同一ではない。部品データの入力を行う人は,モデ
リングしやすいように部品データを作成している。例え
ば,配管Aがある場合,これが一つの部品データでな
く,複数の部品a,b,cによって構成されていることも
ある。また,作業手順を作成する単位は配管Aだけでな
く,配管B,配管Cとをまとめたものとなる場合もあ
る。よって,作業手順を検討する単位は個々の部品でな
く,部品をいくつかまとめてグループとし,グループ毎
に行うことが多い。このため工程計画者は,事前に作業
手順の検討が行える適正レベルに部品をグループ化する
必要があった。
【0007】また,原子力発電プラントの場合,工事区
域によっては部品データが数千になることがある。この
ため,これを一つ一つ計画者が確認しながらグループ化
を行っていくには,膨大な工数がかかるため,簡単にグ
ループ化を行う手段が必要であった。
【0008】(2)工程計画の種類により作業手順を検
討するグループの構成が異なる。
【0009】プラント建設工程計画は,大きくは現地工
事着工前と着工後の工程計画に分類できる。
【0010】着工前の工程計画では,機械,電気,空調
工事間の調整や,現地に据付物資を届ける期日の設定,
部品の製作手配を行うことを目的としている。
【0011】着工後の工程計画では,現地での数週間,
数ヶ月の作業順序を作成することを目的とし,これは,
着工前の工程計画の結果を詳細な作業にブレークダウン
し,さらに工事の進捗を反映しながら立案されるもので
ある。よって,グループの構成は,工程計画の種類によ
っても異なってくるため,工程計画の種類に応じて作業
手順を検討するためにグループ化を行う必要がある。
【0012】プラント工事は,機械工事,電気工事,空
調工事,土木工事といった様々な工事が交錯しており,
これらの工事間での調整を行うには,工程表だけではイ
メージの共有化が行いにくいため,工程表とは別に作業
手順にCAD図形データをリンクさせることにより,ア
ニメーションを作成することがあった。ところが,この
アニメーションは工程表を作成した後,各作業と対応す
る3次元CAD図形データを対応させて作成している
が,数百〜数千のCAD図形データを対応させるために膨
大な工数を要していた。また,工程表作成後にCAD図
形データと工程データを繋ぐことにより,アニメーショ
ンを生成しているため,その目的は工程計画を行うため
というよりは,顧客に対してのプレゼンテーション,現
場工事のインストラクションといった用途が中心であ
り,工程計画の検討段階で工数のかかるアニメーション
の作成は行われていなかった。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は,個々の部品が
有するCAD属性データ(部品種類,口径,部品間の接
続関係,等)により,作業手順を検討する適正レベルに
部品をグループ化するものである。この結果を3次元レ
イアウトの中で確認し,必要に応じて工程計画者によっ
てグループを統合,分割されることによりグループを再
編していく。グループ化された結果に基づいて工程デー
タを生成し,CAD図形データと作業とをリンクし,プ
ラントの工事の進め方をアニメーションで確認しながら
工程表を完成させていくことができる。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明の実施の一形態を,原子力
プラントを例に以下説明する。
【0015】プラント建設工程計画システムの構成図を
図1に示す。
【0016】本システムは,プラントの据付対象物のC
AD図形データおよびCAD属性データ(部品種類,口
径,部品間の接続関係,等)を格納したCADデータベ
ース101,工程データ作成機能112,工程データを
修正する工程データ修正機能108,マウス,キーボー
ドなどの入力装置103,ディスプレイ装置104,グ
ループ化された結果を格納するグループ格納データベー
ス106,工程データを格納する工程データベース10
7,変更点管理データベース110ら構成される。ま
た,工程データ作成機能112は,CAD属性データに
より,作業手順を作成する単位に部品をグループ化する
グループ生成部102,グループを統合・分割するグル
ープ編集部105,工程データ生成部109によって構
成される。
【0017】CADが持つ属性を図9の表に示す。
【0018】また,図9の表に示す属性「接続する部品
コード」に接続する部品コードが登録されていない場合
は,属性「系統名」またはCAD図形データによって部
品コード間の接続関係が把握可能である。
【0019】本システムにおける工程データ作成フロー
を図6に示す。図6の処理フローに従い本システムの説
明を行う。
【0020】(s1)部品属性を用いて部品をグループ
化する。このため,グループ生成部は,CADデータベ
ースから工程計画を行う範囲にある部品のCAD属性デ
ータと取り込む。
【0021】(s2)部品のグループ化は,(s21)
CAD属性によりグループ化を行った後,工程計画者が
CAD画面を見て,(s22)対話的にグループを修正
するといった手順で行われる。
【0022】部品のグループ化の方法は,工程計画の種
類(現地工事着工前,着工後)により異なり,それぞれ
の工程計画においてグループ化のルールを持つ。以下は
現地工事着工前における工程計画で用いるルールの一例
である。ルールは(1)〜(4)の観点に基づき作成し
ている。
【0023】(3)計画物による分類 1つの計画物をCADでモデル化する際,CADの入力
者が行いやすいように,複数の部品に分割している。そ
こで,1つの計画物を構成する部品は,1つに纏まるよ
うにする。
【0024】(4)工事業者により部品を分類 原子力プラントの場合,建築工事(壁,床),足場工
事,機械工事(機器,配管),電気工事(電線管),空
調工事(ダクト)の各工事で業者が別であるため,工事
業者別に計画物を分類する。
【0025】(5)工事内容により部品を分類 工事内容は,基本的には計画物の種類に応じて決まって
くるので,計画物の種類に応じて部品を分類する。ま
た,例えば「配管」とそれに付属する「バルブ」のよう
に,計画物の種類は異なるが,据付時の工事は同時に行
うものに関しては,同グループ化する。
【0026】(6)計画物の大きさを考慮した分類 機器,大口径配管,大口径配管用サポートは,その体積
が大きいので,据付時の干渉,作業性を十分に検討する
必要がある。このため機器は機器単位にグループ化し,
大口径配管,大口径配管用サポートは配管名または系統
名単位に分類し,グループ化を行うものとする。
【0027】作成された各グループに対しては「グルー
プ名」と「グループ種類」を作成する。後者の「グルー
プ種類」は工事手順の生成に用いるものである(後
述)。
【0028】(ルール1)属性「部品種類」が「躯体」
の部品は,部品全体で1グループとする。グループ名は
「躯体全体」とし,グループ種類は「躯体」とする。
【0029】(ルール2)属性「部品種類」が「機器」
の部品は,属性「機器名」によって分類し,グループを
生成する。つまり「機器名」の数だけグループ生成され
る。
【0030】属性「部品種類」が「躯体」の部品のう
ち,属性「機器名」にデータが登録されていない場合で
あっても,属性「部品種類」が「機器」で,互いに接続
関係にある部品により,それぞれグループを生成する。
接続関係の判定は,属性「接続する部品コード」,また
は,CAD図形データから行う。機器名はCADデータ
ベースに格納されていないので,グループ名は,「機器
1」「機器2」のように,グループ間で重複しないよう
に作成する。
【0031】作成されたグループに対して,グループ種
類は「機器」とする。
【0032】(ルール3)部品種類が「配管」の部品
は,「口径」により大口径配管と小口径配管に分類す
る。
【0033】大口径配管に分類された部品は,属性「配
管名」が同じ部品毎にグループを生成し,それぞれの
「配管名」をグループ名とする。グループ種類は「大口
径配管」とする。
【0034】小口径配管に分類された部品は,部品全体
で一つのグループとする。グループ名は,「小口径配管
全体」,グループ種類は「小口径配管」とする。
【0035】(ルール4)サポートは配管を固定に用い
るものである。
【0036】属性「部品種類」が「サポート」の部品
は,属性「系統名」で分類する。
【0037】属性「接続する部品コード」を基に,接続
する配管を抽出し,その配管が大口径配管であるか小口
径配管であるかを判定する。
【0038】接続する配管が大口径配管の場合,配管の
持つ属性「配管名」から「***サポート」というグルー
プ名を作成する。「***」には「配管名」が入る。グル
ープ種類は「大口径サポート」とする。
【0039】接続する配管が小口径配管の場合,部品全
体で1グループとし,「小口径配管サポート」というグ
ループ名を作成する。グループ種類は「小口径サポー
ト」とする。
【0040】(ルール5)属性「部品種類」が「ダク
ト」の部品は,部品全体で1グループを生成する。グル
ープ名は,「ダクト全体」とし,グループ種類は,「ダ
クト」とする。
【0041】(ルール6)属性「部品種類」が「バル
ブ」の部品は,接続する配管と同グループに組み入れ
る。接続する配管は,属性「接続する部品コード」から
抽出する。
【0042】(ルール7)属性「部品種類」が「制御
盤」の部品は,属性「機器名」で同じ制御盤名を持つ部
品でグループを生成する。グループ種類は「制御盤」と
する。
【0043】(ルール8)属性「部品種類」が「電線
管」の部品は,全体で一つのグループを生成する。グル
ープ種類は「電線管」とする。
【0044】以上のルール1〜8によってグループ化さ
れた結果は,図2に示すように階層構造(ツリー構造)
で示される。この階層構造は上位階層から順番にエリア
名201,グループ種類202,グループ名203,部
品コード204を示している。本実施の形態では、4階
層のツリー構造をとっているが、工程計画をおこなう建
築対象によって階層構造は異なり、4階層に限定するも
のではない。
【0045】このグループ化によって,エリアによって
は数千あった部品が数十グループに集約することが可能
である。
【0046】図3に示すように,本システムの画面構成
301は,左側に3次元レイアウト302,右側にツリ
ー303という構成になっている。ここで,ツリー30
3でグループ名または部品名を選択すると,3次元レイ
アウト302において該当する部品のみ表示(該当外は
非表示)される。また,3次元レイアウト302で図形
を選択すると,ツリー303において該当する部品名が
変色する。
【0047】(s22)工程計画者は,属性データに基
づきシステムが生成したグループに対して修正(グルー
プの統合,分割)を行う。修正を行う理由は,CAD属
性はエリア内部の配置を考慮していないことによる。こ
のため,グループをさらに分割した方が手順を検討しや
すい場合や,逆にいくつか纏めた方(統合)が検討しや
すい場合がある。また,CADデータベースに登録され
ている属性データも正確に入力されていない場合に,修
正を行うことができる。
【0048】統合の例を図4,図5に示す。
【0049】図4では,部品コード「Pu1a」40
2,「Pu5z」403がグループ化され,グループ名
「T1配管」401がついている。また,部品コード
「P2」405に対し,グループ名「T2配管」404
がついている。
【0050】図5では,これらを統合し,グループ名
「T配管」501としている。
【0051】分割は,逆に図5の状態から図4の状態に
することにより行う。
【0052】また,属性「部品種類」が異なる部品であ
っても,統合は可能である。例を図10,図11に示
す。ここでは,図10「T3配管」1001,「T4配
管」1002,「ポンプA」1003を統合し,図11
モジュール「MO」1101を作成する。モジュールと
は,あらかじめ工場その他において組み付けを行ってお
き,現地に搬入するもので,これによって現地での作業
を減らすことが可能になっている。
【0053】グループ作成後,まず,同じグループ種類
を持つグループ間で作業手順を作成する。
【0054】グループの構成部品がもつ座標データを用
いて,搬入口側から見て奥側にあるものから手前側の順
にみて,上方に位置するものから下方に位置するものの
順に作業手順を作成している。この作業手順の作成は、
3次元座標データを用いて上記作業手順のルールに従っ
て演算処理装置(図示せず)により自動処理なされるも
のであるが、作業手順のルールとしては、上記のルール
以外に他の条件を加えて作成することもできる。作業手
順に従って,図7のツリー701のように,上から下に
グループが配置されている。
【0055】更に、工程計画者はエリア内部の配置を3
次元レイアウト302にて確認しながら,ツリー702
のように作業手順を入れ替えることができる。
【0056】通常,図3においてグループをマウス等で
選択すると該当図形のみ表示されるが,表示モードを切
り替えることにより,作業順にグループの図形を重ねて
表示していくことも可能である。
【0057】このように工程計画者は作業性や搬入によ
る干渉をチェックしながら,グループの妥当性を評価で
きる。必要に応じて,グループを再編成する。
【0058】作成したツリー構造は,グループ格納テー
ブルに登録される。
【0059】(s3)同じグループ種類の中でグループ
間の作業手順が作成された後,グループ種類間の作業手
順を生成する。
【0060】これは,図1の工程データ生成部109で
行う。
【0061】作業手順の生成は,あらかじめグループ種
類毎に必要な作業と,グループ種類間の作業順序(作業
間の先行後続関係)を定義したものを標準工程データと
して工程データ生成部が持っている。
【0062】標準工程データでは,機器なら「基礎設
定」「搬入」「設定」,大口径配管なら「搬入」「仮設
置」「開先合わせ」「溶接」「耐圧試験」,といった作
業および手順を持っている。
【0063】標準工程データにより,グループ種類間の
作業手順が生成される。
【0064】また,(s2)において同種のグループ種
類の中でグループ間の作業順序が既につけられているの
で,全グループの作業手順がこれにより生成される。
【0065】(s4)次に作業時間を生成する。
【0066】作業期間は,グループ内の構成部品の部品
種類と数量とによって式1により算出する。
【0067】TGi=ΣPCj*PCNij(式1) ここで, TGi;グループiの作業時間 PCj;部品種類jの基本作業時間 PCNij;グループiに含まれる部品種類jの部品数 配管の場合,溶接点数により作業期間が決まってくる。
よって,CADシステムにおいて溶接点を持っている場
合,溶接点の数から配管毎の作業時間を算出してもよ
い。
【0068】この場合,上記PCNijが部品数ではな
く,溶接点数となる。
【0069】また,溶接点の数が不明な場合でも,配管
のルート長から溶接点数を概算してもよい。
【0070】(s5)エリアの作業着手日を与えること
によって,全体作業の開始日を決定する。終了日は開始
日に作業時間を足し合わせて求まる。これにより,工程
データを完成させ,工程データベースに格納する。
【0071】工程計画者は,以上(s1)〜(s5)の
ステップによって生成した工程データを工程データ修正
機能により修正することができる。工程データ修正機能
では,工程データをガントチャート(バーチャート)に
より表示している。バーを移動することにより工程デー
タを修正することができる。修正された工程データは,
工程データベースに再登録される。
【0072】グループ毎に必要な作業が決まると,作業
と部品名との間にリンク関係を生成し,これを図形リン
クデータベースに登録する。
【0073】工程データベースに登録された工程データ
と図形リンクデータベースから,作業とリンクした部品
名を取り出し,部品のCAD図形データにより,アニメ
ーションを生成する。
【0074】このアニメーションで作業手順を目で確認
しながら,工程データを修正し,工程データの完成度を
上げていく。
【0075】最終的に,図13に示すような工程表が完
成する。
【0076】工程計画実施後に,CADデータが変更さ
れることがある。
【0077】CADデータの変更とは,部品名の変更,
図形データと部品属性データの変更,部品の追加,削除
である。CADデータが変更されると,作業手順の見直
しや,作業とCAD図形データ間のリンク関係を更新す
る必要がある。
【0078】変更点の抽出を行うために,変更点管理デ
ータベースは図8のように3つのテーブルから構成され
ている。
【0079】エリア別工程計画日時管理テーブル130
1は,エリア別に最後に工程計画を行った日時が登録さ
れている。エリア別部品管理テーブル1302は,最後
に工程計画を行った時点での,エリアの構成部品の部品
名が登録してある。部品名変更履歴管理テーブル130
3は,最新の部品名が登録されている。このテーブル
は,CADシステムで部品名の変更が行われる都度,最
新部品名が更新されるようになっている。
【0080】変更点の抽出方法を述べる。
【0081】CADデータベースから部品名と部品デー
タの入力日を取り込む。
【0082】まず部品名がエリア別部品管理テーブル1
302に登録してあるかチェックする。
【0083】登録してあれば,部品データ入力日と部品
が所属するエリアの工程計画日時1304を比較し,部
品データ入力日が工程計画日時1304より新しい場
合,工程計画後に部品データが変更されたものと見な
す。古い場合は,変更が行われていないものと見なす。
【0084】部品名が登録してなければ,部品名変更履
歴テーブル1303に部品名が登録されているかチェッ
クする。登録してあれば部品名が変更されていることに
なり,グループ格納データベースに登録されている部品
名を最新の部品名に更新する。部品名変更履歴テーブル
1303に部品名が登録してなければ,新規追加部品で
あり,グループ化のルールに従い,該当する製品名称の
下に割り付ける。
【0085】削除されている部品の抽出は,CADデー
タベースから取り込んだ部品名とエリア別部品管理テー
ブル1302にある部品名を比較し,エリア別部品管理
テーブル1302には登録してあるが,CADデータベ
ースには登録していない部品を削除部品とする。
【0086】部品データの変更,追加,削除があった部
品は,ツリー上で変色することにより,工程計画者に分
からしめる。工程計画者は変更点を確認し,グループの
再編を行い,再編結果に基づきグループの構成部品が変
更された場合,式1によって作業期間を再計算する。
【0087】再計算されたに基づき,工程データが修正
される。
【0088】原子力プラントの工程は,自社だけでな
く,他社の工程と関連している。例えば,機器の搬入
は,建設会社の壁工事が終わってから行われる。よっ
て,建設会社側の工程計画に変更があった場合,工程デ
ータを修正する必要がある。
【0089】ガントチャートにより工程データを修正し
た際に,作業期間が短縮されている作業とリンクしてい
る部品の図形を変色して示す。
【0090】
【発明の効果】本発明により,作業手順を効率よく検討
できる大きさに部品をグループ化することが容易とな
る。また,グループ間の作業手順の作成を簡単に行え,
CAD図形データを用いてアニメーションが自動生成さ
れるので,これを確認しながら工程を作り込んでいけ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】プラント建設工程計画システムの全体図
【図2】CAD属性データに基づき生成されたグループ
の例
【図3】プラント建設工程計画システムの画面例
【図4】グループの統合・分割の例
【図5】グループの統合・分割の例
【図6】プラント建設工程計画システムの処理フロー図
【図7】同一グループ種類の中でグループ間手順を作成
する方法の説明図
【図8】変更点管理データベースのテーブル構成図
【図9】CAD属性の説明
【図10】グループの統合(モジュール化)の例
【図11】グループの統合(モジュール化)の例
【図12】工程表のイメージ図
【符号の説明】
101…CADデータベース,102…グループ生成
部,103…マウス,キーボードなどの入力装置,10
4…ディスプレイ装置,105…グループ編集部,10
6…グループ格納データベース,107…工程データベ
ース,108…工程データ修正機能,112…工程デー
タ作成機能112,110…変更点管理データベース,
201…エリア名,202…グループ種類,203…グ
ループ名,204…部品コード,302…3次元レイア
ウト302,303…ツリー階層構造
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 津山 努 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所生産技術研究所内 (72)発明者 三浦 淳 東京都千代田区神田駿河台四丁目6番地 株式会社日立製作所原子力事業部内 (72)発明者 岡田 久子 東京都千代田区神田駿河台四丁目6番地 株式会社日立製作所原子力事業部内 (72)発明者 館洞 和人 東京都千代田区神田駿河台四丁目6番地 株式会社日立製作所原子力事業部内 Fターム(参考) 5B046 AA03 BA08 BA10 CA06 DA10 GA01 HA05 HA09 5B049 BB05 CC21 CC32 DD01 DD05 EE01 EE07 EE41 FF03 FF04 FF09

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】CADデータから工程データを作成する建
    設又は建造の工程計画システムにおいて,建設物又は建
    造物を構成する部品に関するCAD属性データから,所
    定のルールに従って工程計画で作業手順を作成する単位
    に部品をグループ化する手段と,前記グループの構成を
    表わす第1の画面と,CAD図形データに基づいて、工
    程計画を実施する範囲の3次元レイアウトを表わす第2
    の画面とを同時出力する表示手段とを有することを特徴
    とする建設又は建造工程計画システム。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の建設又は建造工程計画シ
    ステムであって、前記第2の画面でグループの構成部品
    の位置を確認しながらグループの修正をする機能を有す
    ることを特徴とする建設又は建造工程計画システム。
  3. 【請求項3】請求項1に記載の建設又は建造工程計画シ
    ステムであって、前記第2の画面でグループの構成部品
    の位置を確認しながらグループを2以上のグループに分
    割する機能と、2以上のグループを1つのグループに統
    合する機能とを有することを特徴とする建設又は建造工
    程計画システム。
  4. 【請求項4】請求項1に記載の建設又は建造工程計画シ
    ステムであって、複数のグループ間の作業手順を所定の
    作業手順ルールに基づいて生成する手段を有し、当該生
    成された作業手順に従って複数のグループを前記表示手
    段の第1の画面に表示出力することを特徴とする建設又
    は建造工程計画システム。
  5. 【請求項5】請求項1において,グループ毎にグループ
    種類を持ち,異なるグループ種類間の作業手順を表す標
    準工程データと,建設躯体工事日程データと,グループ
    を構成する部品から生成した作業時間データから,グル
    ープ毎に据付に必要な作業と作業の開始日,終了日を生
    成する機能と,工程データを修正する機能と,作業とグ
    ループを構成する部品のCAD図形データとをリンク
    し,工程データと,CAD図形データを用いてアニメー
    ションを生成,表示する機能を持つことを特徴とする建
    設又は建造工程計画システム。
  6. 【請求項6】請求項1において,工程計画実施後に行わ
    れた,部品名の変更,部品の追加,部品の削除があった
    際に,グループの構成を更新し,同時に作業と3次元図
    形データとのリンク情報を更新する機能を持つことを特
    徴とする建設又は建造工程計画システム。
  7. 【請求項7】請求項1において,工程データの変更があ
    った際に,作業時間が短縮された作業とリンクしている
    CAD図形データを変色する機能を持つことを特徴とす
    る建設又は建造工程計画システム。
  8. 【請求項8】CADデータから工程データを作成する建
    設又は建造工程計画方法において,建設物又は建造物を
    構成する部品に関するCAD属性データの入力を受け,
    演算処理手段により所定のルールに従って工程計画で作
    業手順を作成する単位毎に部品をグループ化するステッ
    プと,前記グループの構成を表わす第1の画面と,CA
    D図形データに基づいて、工程計画を実施する範囲の3
    次元レイアウトを表わす第2の画面とを同時出力する表
    示ステップとを有することを特徴とする建設又は建造工
    程計画方法。
  9. 【請求項9】請求項8に記載の建設又は建造工程計画方
    法であって、前記第2の画面でグループの構成部品の位
    置を確認しながらグループの修正の入力を受けるステッ
    プを有し、前記修正入力に基づき、前記第1の画面の表
    示を更新することを特徴とする建設又は建造工程計画方
    法。
  10. 【請求項10】請求項8に記載の建設又は建造工程計画
    方法であって、前記第2の画面でグループの構成部品の
    位置を確認しながらグループを2以上のグループに分割
    するステップと、2以上のグループを1つのグループに
    統合するステップとを有することを特徴とする建設又は
    建造工程計画方法。
  11. 【請求項11】請求項8に記載の建設又は建造工程計画
    方法であって、複数のグループ間の作業手順を所定の作
    業手順ルールに基づいて生成するステップと、当該生成
    された作業手順に従って複数のグループを前記表示手段
    の第1の画面に表示出力するステップを有することを特
    徴とする建設又は建造工程計画方法。
JP2000319608A 2000-10-16 2000-10-16 建設又は建造工程計画システムおよび方法 Pending JP2002123786A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000319608A JP2002123786A (ja) 2000-10-16 2000-10-16 建設又は建造工程計画システムおよび方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000319608A JP2002123786A (ja) 2000-10-16 2000-10-16 建設又は建造工程計画システムおよび方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002123786A true JP2002123786A (ja) 2002-04-26

Family

ID=18798040

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000319608A Pending JP2002123786A (ja) 2000-10-16 2000-10-16 建設又は建造工程計画システムおよび方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002123786A (ja)

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005071095A (ja) * 2003-08-25 2005-03-17 Olympus Corp 3次元モデルデータベース装置
JP2006079362A (ja) * 2004-09-09 2006-03-23 Toshiba Corp 溶接線箇所数算出方法および装置
JP2007148772A (ja) * 2005-11-28 2007-06-14 Toshiba Corp エンジニアリングデータベースシステムおよびその取扱方法
JP2009169778A (ja) * 2008-01-18 2009-07-30 Hitachi-Ge Nuclear Energy Ltd プラント建設シミュレーションデータ作成方法及びそのシステム
JP2010095333A (ja) * 2008-10-16 2010-04-30 Jfe Steel Corp 倉庫作業計画立案支援装置
WO2011058606A1 (ja) * 2009-11-12 2011-05-19 株式会社 東芝 工事工程作成システムおよび工事工程作成方法
JP2012037972A (ja) * 2010-08-04 2012-02-23 Hitachi-Ge Nuclear Energy Ltd 作業計画作成方法および装置
JP2019135574A (ja) * 2018-02-05 2019-08-15 株式会社Nykシステムズ Cad装置、情報処理方法、およびプログラム
WO2021084763A1 (ja) * 2019-11-01 2021-05-06 日本電信電話株式会社 管理装置、管理方法及び管理プログラム

Cited By (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005071095A (ja) * 2003-08-25 2005-03-17 Olympus Corp 3次元モデルデータベース装置
JP2006079362A (ja) * 2004-09-09 2006-03-23 Toshiba Corp 溶接線箇所数算出方法および装置
JP2007148772A (ja) * 2005-11-28 2007-06-14 Toshiba Corp エンジニアリングデータベースシステムおよびその取扱方法
US8155928B2 (en) 2008-01-18 2012-04-10 Hitachi-Ge Nuclear Energy, Ltd. Method for generating data of plant construction simulation and system thereof
JP2009169778A (ja) * 2008-01-18 2009-07-30 Hitachi-Ge Nuclear Energy Ltd プラント建設シミュレーションデータ作成方法及びそのシステム
JP2010095333A (ja) * 2008-10-16 2010-04-30 Jfe Steel Corp 倉庫作業計画立案支援装置
KR101505093B1 (ko) * 2009-11-12 2015-03-23 가부시끼가이샤 도시바 공사 공정 작성 시스템 및 공사 공정 작성 방법
JP5665759B2 (ja) * 2009-11-12 2015-02-04 株式会社東芝 工事工程作成システムおよび工事工程作成方法
WO2011058606A1 (ja) * 2009-11-12 2011-05-19 株式会社 東芝 工事工程作成システムおよび工事工程作成方法
JP2012037972A (ja) * 2010-08-04 2012-02-23 Hitachi-Ge Nuclear Energy Ltd 作業計画作成方法および装置
JP2019135574A (ja) * 2018-02-05 2019-08-15 株式会社Nykシステムズ Cad装置、情報処理方法、およびプログラム
WO2021084763A1 (ja) * 2019-11-01 2021-05-06 日本電信電話株式会社 管理装置、管理方法及び管理プログラム
JPWO2021084763A1 (ja) * 2019-11-01 2021-05-06
JP7359218B2 (ja) 2019-11-01 2023-10-11 日本電信電話株式会社 管理装置、管理方法及び管理プログラム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8155928B2 (en) Method for generating data of plant construction simulation and system thereof
US8249909B2 (en) System and method for visualizing the construction progress of scaffolding utilizing 3D CAD models
US20070260432A1 (en) Layout design support system, method, and program
JP5665759B2 (ja) 工事工程作成システムおよび工事工程作成方法
JP3787743B2 (ja) 数値解析用メッシュ生成装置
EP2178013A2 (en) Three-dimensional data generation device, method and program thereof
CN109376399A (zh) 一种三维建筑的智能设计方法及其系统
Staub-French et al. Linear scheduling and 4D visualization
CN112257160A (zh) 一种基于bim的垃圾焚烧发电厂标准化正向设计方法
JP2002123786A (ja) 建設又は建造工程計画システムおよび方法
US20050183052A1 (en) Computer-implemented design tool for synchronizing mechanical and electrical wire harness designs
US20090216804A1 (en) System and Method for Using Manufacturing States of Vehicle Products for Display of a Manufacturing Process
CN113779663A (zh) 基于bim的地铁车站围护结构三维建模方法、系统和介质
JP3263769B2 (ja) プラント統合caeシステム
JP2003316835A (ja) 建築生産情報統合システム
US9552616B2 (en) Using OPC UA to automatically generate process graphics
JP3165780B2 (ja) 3次元モデル情報検索システム
JP2000331041A (ja) 三次元設備管理システム
Staub et al. Industrial case study of electronic design, cost and schedule integration
JP2008287300A (ja) 設計支援装置
JPH02127773A (ja) プラント建設工程管理支援システム
Hatori et al. Development of BIM-Based 4D Simulation System for Construction Schedule Planning
JP3199022B2 (ja) シミュレーション装置
JPH10143236A (ja) プラントの製造方法およびプラントの製造設計システム
JP2000172759A (ja) 工程管理システム

Legal Events

Date Code Title Description
RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20060418

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060425

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20060926