JP2006079362A - 溶接線箇所数算出方法および装置 - Google Patents

溶接線箇所数算出方法および装置 Download PDF

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Abstract

【課題】配管ルートに必要な溶接線量を迅速に算出することにより設計時間およびコストを削減する溶接線箇所数集計方法および装置を提供する。
【解決手段】工場製作用配管または現地製作用配管である配管ルートの工場溶接線箇所数および現地溶接線箇所数を算出する方法であって、前記配管ルートを構成する各配管部品を口径ごとに分類して部品型式ごとに集計し、前記部品型式に前記部品型式ごとに係数化された工場溶接係数、取り合い箇所係数および現地溶接係数を対応させ、集計した前記配管部品のそれぞれの個数と前記係数との積をとって工場溶接値と取り合い箇所値と現地溶接値とを算出し、これら各値のそれぞれの合計値を計算して工場溶接線箇所数および現地溶接線箇所数を算出することを特徴とする溶接線箇所数算出方法。
【選択図】 図8

Description

本発明は、工場製作用配管または現地製作用配管の配管ルートを構成する配管部品の工場溶接および現地溶接の溶接線箇所数を算出する溶接線箇所数算出方法および装置に関する。
工場や設備を建設する際のコストの計算にあたっては、配管施工に必要となる配管部品を算出して累計し、これら配管部品の溶接線を推定して溶接に係るコストを算出する必要がある。従来、溶接線箇所そのものを集計して溶接線箇所数を算出する方法はあまり用いられておらず、配管製作図または系統別配管図を見ながら、溶接線箇所を一つ一つ拾い上げていく方法が一般的であった。
しかしながら、昨今、配管設計ツールとして三次元配置調整CADが利用されるようになり、溶接線箇所数算出の分野にも自動物量集計が使われ始めている。
この三次元配置調整CADの配管部品データベースを利用した算出方法は、三次元仮想空間上に三次元モデルとして全ての配管部品を配置し、また溶接線についても自動または手動にて三次元空間に配置することにより、配管部品データベースを作成するものである。この配管部品データベースには、三次元仮想空間に配置された配管部品および溶接線箇所が全て格納されている。利用者は、この配管部品データベースから適宜必要な情報を取り出せばよく、例えば、溶接線箇所数を求めたければ、溶接線箇所だけ選んで抽出すればよい。
配管部品データベースを保有する三次元配置調整CADによる配管設計についての従来技術が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2002−123786号公報
しかしながら、この溶接線の算出方法には2つの大きな問題がある。まず一つ目の問題は、溶接線箇所数は、個数が多いために配管部品データベース中で最も大きな割合を占め、配管部品データベースのサイズを逼迫することである。データサイズが大きいと物量集計の算出時間に影響を与えるため、好ましくなかった。すなわち、効率の良い物量集計のためには、シンプルな配管部品データベースであることが必要だった。
次に二つ目の問題として、実際に三次元仮想空間に配管部品および溶接線を配置しなければ、溶接線箇所数を得ることができないという問題があった。これは、三次元モデルを構築できる十分なリードタイムがあれば解決可能であるが、納期が短い案件に対しては、見積もり期間も短いため、三次元モデルを構築して配管部品データベースを完成させる時間的な余裕がなかった。そのため、三次元モデルの構築前であっても、例えば、配管部品見積もりの段階で溶接線箇所数を算出可能な方法が求められていた。
特に、配管工事の場合、配管の形状によっては、工場製作にて配管ユニットとし、この配管ユニットを現地に運搬して現地における溶接作業を低減することがある。この場合、配管の工場製作と現地製作との最善の組み合わせを決定し、工程管理することが必要であるが、従来の溶接線箇所数算出方法には、工場製作と現地製作の組み合わせに着目したものがなかった。
また、溶接作業は、工場や現地における作業工数の大きな割合を占めている。この溶接工数を早い段階で把握できれば、工程管理が容易となり、スムーズな建設工事が期待される。
本発明は、上述した事情を考慮してなされたものであり、配管ルートに必要な溶接線量を迅速に算出することにより設計時間およびコストを削減する溶接線箇所数集計方法および装置を提供することを目的とする。
本発明に係る溶接線箇所数算出方法は、上述した課題を解決するために、工場製作用配管または現地製作用配管である配管ルートの工場溶接線箇所数および現地溶接線箇所数を算出する方法であって、前記配管ルートを構成する各配管部品を口径ごとに分類して部品型式ごとに集計し、前記部品型式に前記部品型式ごとに係数化された工場溶接係数、取り合い箇所係数および現地溶接係数を対応させ、集計した前記配管部品のそれぞれの個数と前記係数との積をとって工場溶接値と取り合い箇所値と現地溶接値とを算出し、これら各値のそれぞれの合計値を計算して工場溶接線箇所数および現地溶接線箇所数を算出することを特徴とする方法である。
さらに、本発明の係る溶接線箇所数算出装置は、上述した課題を解決するために、工場製作用配管または現地製作用配管である配管ルートの工場溶接線箇所数および現地溶接線箇所数を算出する装置であって、前記配管ルートを構成する配管部品を口径ごとに分類して部品形式ごとに集計する手段と、前記部品型式に前記部品型式ごとに係数化された工場溶接係数、取り合い箇所係数および現地溶接係数を対応させる手段とを有し、集計した配管部品ごとの個数と前記係数との積をとって工場溶接値と取り合い箇所値と現地溶接値とを算出する手段と、これら各値のそれぞれの合計値を用いて工場溶接線箇所数および現地溶接線箇所数を算出する手段とを備えたことを特徴とするものである。
本発明の溶接線箇所数算出方法および装置によれば、配管ルートの計画時に見積もった配管部品数から工場溶接線箇所数および現場溶接線箇所数を算出することができる。また、配管部品の個数から溶接線箇所数を算出できるため、三次元配置調整CADの配管データベースのサイズを縮小することができる。従って、配管設計に係る業務プロセスをより効率化することが可能であり、設計コストを低減する方法および装置を提供することが可能である。
本発明の溶接線箇所数算出方法および装置は、まず算出対象である配管ルートを構成する配管部品の集計を行う。配管ルートは、工場製作用配管でも現地製作用配管でもよい。このとき、配管部品を口径ごとに分類していき、さらに部品型式で分類して集計する。すなわち、配管部品の取り合いの個数、換言すれば配管部品の溶接面となる箇所をそれぞれの配管部品について拾い出し、溶接線が何個必要かを口径ごとに集計するものである。さらに、工場溶接線箇所数と現地溶接線箇所数とを求める。工場溶接線箇所数とは、溶接線の算出対象である配管ルートを配管ユニットとして工場製作した場合に工場にて溶接可能な溶接線箇所数の最大値を示す。一方、現地溶接線箇所数とは、配管部品を全て現地溶接する場合の溶接線箇所の数である。
溶接線箇所数の算出に当たって対象となる配管ルートは、必ずしも三次元配置調整CADによって設計されている必要はなく、見積もり段階の配管ルートであってよい。また、配管設計が三次元配置調整CADによる実設計でなくても、配管ルートの図面が構築されていれば、この配管ルートの図面に基づいて工場溶接線箇所数と現地溶接線箇所数とを算出することが可能である。
配管部品の分類として、三つ股分岐であるクロス、二股分岐であるティー、締結部品であるフランジ、終端点で配管ルートを閉じる閉止板やキャップ、配管ルートの口径の縮小や拡大を行うレデューサ、主要配管ルートから小口径配管へつなぐ溶接座に配管部品を分類する。上記以外の配管部品は、その他の配管部品として分類する。その他にも様々な配管部品があるが、形態によって分類することにより、上述の配管部品に代替することが可能である。
ここで、その他の配管部品とは、上述以外の配管部品全てを指すものであり、その他の配管部品に共通する特徴は、入口と出口の口径が等しく、かつ分岐がないことである。こうした配管部品の例として直管や、曲げ部に挿入するエルボや、曲げ部の前後に直管を持つベンドなどの配管部品が挙げられる。
クロスやティーのように分岐部を持つ部品は、主要入口と主要出口のサイズが等しいことが条件であるが、一方分岐部の口径は、主要入口および主要出口と等しい必要はない。例えば、クロスには、主要入口および主要出口以外に2つの分岐があるが、この二つの口径同士が等しい必要もない。
また、本発明の溶接線箇所数算出方法における口径ごとの集計とは、着目する口径の取り合いを有する部品は、全て集計の対象であることを意味する。すなわち、複数の口径を持つ縮小部品(レデューサ、口径の異なる分岐を持つクロスおよびティー)は、大口径側および小口径側のどちらの口径でもそれぞれカウントされる。
なお、配管ルートの製作には、工場製作と現場製作とがあるが、工場製作とは、配管部品を工場である程度製作して配管ユニットとし、現場にその配管ユニットを運搬して据付ける工法である。配管ユニットを工場製作する理由は、現場における溶接および据付作業を軽減するためである。
口径ごとに分類した各配管部品の集計が完了したら、それぞれの口径について溶接線箇所数の算出に入る。
ここで、本発明の溶接線箇所数算出方法において利用される溶接線箇所数算出のパラメータとして現場溶接係数と工場溶接係数を導入する。現場溶接係数および工場溶接係数とは、部品型式によって決定されるパラメータである。本発明者らは、主な配管部品について現場溶接係数および工場溶接係数を決定し、図1に示す係数表のように完成させた。この係数表は、配管ルートを構成する配管部品の「部品形式」と、部品形式ごとに係数化された「工場溶接係数」、「取り合い箇所係数」および「現地溶接係数」とを対応させる手段である。
実際の溶接線箇所数の算出は、以下の要領によって実施される。まず、口径ごとに分類した各配管部品の個数に、図1に示す係数表の工場溶接係数をかけて部品ごとの積を算出して工場溶接値を得る。このそれぞれ配管部品の工場溶接値を合計して合計値(総和)を算出する。この合計値を(A)値とする。
ここで、算出中の口径を持つ配管部品の中に、縮小部品の小口径側を持つ部品が有るか無いかで場合分けを行う。縮小部品とは、レデューサや主要入出口と分岐部とで口径の異なるクロスやティー等の配管部品である。例えば、レデューサであれば二つの口径を持つ。また、クロスやティーの場合、分岐部の口径が主要入出口の口径よりも小さい場合がある。そこで、現在算出中の配管部品の口径に、上述のような配管部品の小口径側の取り合いを持っているか否かで場合分けする。
まず、算出中の配管部品の口径に、上述の縮小部品の小口径側の取り合いを持っている場合について詳述する。配管ルートには、大口径→小口径→大口径のような絞り部を持つ場合がある。この絞り部が算出対象の配管ルートにある場合には、レデューサやクロスやティーなどの縮小部品に着目して、集計する配管部品の口径中で縮小部品の大口径側を含んでいる場合を集計する。この集計値を2で割り、小数点以下を切り捨てた値を(C)値とする。
前出の(A)値と(C)値との差を求めることにより、集計している口径の配管部品の工場溶接線箇所数が求められる。なお、縮小部品の絞り部個数は、三次元配置調整CADによる配管ルーティング時や、配管ルート計画時に予め宣言しておく必要がある。
次に、算出中の配管部品の口径に、縮小部品の小口径側の取り合いを持っていない場合について説明する。また上述したような絞り部を持つ場合には、(C)値を計算する。前出の(A)値から1を引き、(C)値を引いて、集計中の口径の配管部品の工場溶接線箇所数を得る。
一方、配管ルートを工場製作用配管とした場合の現地溶接線箇所数の算出には、以下の算出方法を用いる。まず、口径ごとに分類した配管部品の個数に、図1に示した係数表の取り合い箇所係数を乗じて取り合い箇所値を求める。次に、各配管部品の取り合い箇所値を合計して合計値(総和)を算出する。この合計値を(D)値とする。この(D)値は、算出中の口径の取り合い箇所の総数になる。この(D)値から、上述にて求めた工場製作用配管の工場溶接線箇所数の2倍の値を引くことにより、工場製作用配管の現地溶接線箇所数が求められる。
次に、配管ルートを現地製作用配管とした場合現地溶接線箇所数は、以下の算出方法で行う。当然のことながら、配管ルートを現地製作用配管とした場合には、工場溶接線箇所数はない。口径ごとに分類した配管部品の個数に、図1に示した係数表の現地溶接係数を乗じて現地溶接値を算出し、各配管部品の現地溶接値を合計して合計値(総和)を算出する。この合計値を(E)値とする。
ここで、前出の工場製作用配管の場合と同じく、算出中の口径を持つ部品の中に、縮小部品の小口径側の取り合いを持つ部品が有るか無いかで場合分けを行う。すなわち、現在算出中の配管部品の口径に、縮小部品の小口径側の取り合いを持っているか否かで場合分けする。また、配管ラインに絞り部がある場合は、レデューサやクロスやティーなどの縮小部品に着目して、算出中の配管部品の口径中で縮小部品の大口径側を含んでいる場合について集計する。この集計値を2で割り、小数点以下を切り捨てた値を(F)値とする。
算出中の口径に、上述の部品の小口径側の取り合いを持っている場合は、上述の(E)値から(F)値を引くことにより、本口径の現地溶接線箇所数を算出する。
一方、算出中の口径に、上述の部品の小口径側の取り合いを持っていない場合は、(E)値に1を足し、さらに(F)値を足した値が、本口径の現地溶接線箇所数となる。
以上説明したような溶接線箇所数算出方法を実施する溶接線箇所数算出装置を三次元配置調整CADの物量集計装置に組み込むか、または組み合わせ、集計された配管部品の個数から上述の方法で溶接線箇所数を一括計算できるようにすることにより、配管部品の配置調整と溶接線集計とを一元化した溶接線箇所数算出装置を得ることができる。
同様に、上述した溶接線箇所数算出方法を配管部品見積もり装置に組み込み、概略配管ルートから集計された配管部品の個数から溶接線箇所数を一括計算できるようにすれば、配管部品数を元にした溶接線箇所数算出装置とすることができる。
また、これらの溶接線箇所数算出装置で得られた値を、口径単位の溶接線箇所数と口径を係数化した値の積をとることによって、工場溶接または現地溶接に必要とする溶接作業員ならびに溶接所要時間を算出することができる。
本発明の溶接線箇所数算出方法の実施例について、発電プラント用プロセス配管を対象とする溶接線箇所数算出を例として、図を参照して以下に詳細に説明する。なお、本発明の溶接線箇所数算出方法は、配管施工を伴う設備について広く適用可能であり、例えば上下水道システムや、石油パイプライン等の配管施工について、溶接線箇所数を算出することが可能である。
本実施例において溶接線箇所数を算出する配管ルートの構成図を図2に示す。この配管ルートは、レデューサ3a、クロス1、口径の等しいティー2a、口径の異なるティー2b、レデューサ3b、フランジ4a、フランジ4b、その他の部品であるパイプ5a、パイプ5b、エルボ5cにより構成される。なお、図2において括弧付きの符号は、取り合いの口径を示す。
なお、本発明の実施にあたって、この配管ルートは、三次元配置調整CADにより三次元モデルとして三次元仮想空間に構築されていても、見積もり用の概略の配管ルートとして計画されたものであってもよい。配管ルートに用いられる各配管部品の取り合いの口径は、図3の表に示すとおりである。図3の表において、例えばティー2bにおける口径が4×3とは、この部品の大口径側が4”NPSで、小口径側が3”NPSであることを示している。レデューサについても同様に、大口径側×小口径側のように記載する。
なお、取り合いとは、各配管部品の溶接可能な端部を称するもので、配管部品同士を溶接する場合は、2つの取り合いが1箇所の溶接線により接合される。また、ここでNPSとは、ANSIに定められた配管径基準であり、Nominal Piping Size の略である。
この配管ルートにおいて、クロス1は、主要入出口と分岐とが同一径であり、ティーとしては、主要出入口と分岐とが同一径のティー2aと、分岐の口径のみ主要出入口より小さいティー2bを有する。
図2に示す配管ルートについて、工場溶接線箇所数および現地溶接線箇所数を計算する。まず口径ごとに配管部品を集計し、部品型式で分類していく。その配管部品の部品集計結果を5”NPSについて図4に、4”NPSについて図5に、3”NPSについて図6に、それぞれの配管部品の部品個数欄に記載する。次に、図4、図5および図6の各口径ごとの部品型式別の配管部品個数に図1に示した各係数(現場溶接係数および工場溶接係数)を乗じて現場溶接値および工場溶接値を求め、図4、図5および図6の現地溶接値および工場溶接値の欄にそれぞれ記載する。なお、図4、図5および図6において現地溶接地が2以上である部品について説明する。例えば、本実施例の配管ルートにおいて4”NPSに1つの「全分岐の口径が同一のクロスを持つ」が、この場合、個数である1に図3の「取り合い箇所係数」のうち「全分岐の口径が同一のクロスを持つ」の係数である4を乗じて、取り合い箇所値は4と算出される。
次に、工場溶接値および現地溶接値の合計値を計算して合計欄に記す。図2の配管ルートについて工場溶接値の合計値を計算すると、口径5”NPSに関しては1であり、4”NPSについては6であり、3”NPSについては6になる。この配管ルートの場合、4”NPSと3”NPSについては、縮小部品の小口径側を持つ。また、配管ルート内に絞り部を持たない場合は、(C)値が0なので、縮小部品の小口径側個数を2で割って小数点以下を切り捨てる計算は必要ない。従って、この配管ルートについて工場溶接線箇所数は、4”NPSが6であり、3”NPSが6と決定される。この数値が口径4”NPSおよび3”NPSのそれぞれの工場溶接線箇所数である。一方、5”NPSについては、縮小部品の小口径側を持たないので、工場溶接値の合計値である1から1を引いた数である0が工場溶接線箇所数となる。この工場溶接線箇所数は、図2の配管ルートを全て工場製作した場合の溶接線箇所の全個数を示している。
一方、図2に示す配管ルートの取り合い箇所値の合計を計算すると、口径5”NPSに関しては1であり、4”NPSは14であり、3”NPSは12である。この取り合い箇所値の合計から先に求めた工場溶接線箇所数の2倍をそれぞれ引くことにより、現地溶接線箇所数が得られる。すなわち、口径5”NPSの場合は、1−0×2=1、4”NPSについては、14−6×2=2、3”NPSについては、12−6×2=0である。この値は、図2に示す配管ルートを全て工場製作した場合の現地での溶接線箇所数を表している。
次に図2の配管ルートを現地製作する場合の現地溶接線箇所数を計算する。図2の配管ルートの現地溶接値の合計値を計算すると、先の計算方法により、口径5”NPSに関しては0であり、4”NPSは8であり、3”NPSは6である。4”NPSと3”NPSは縮小部品の小口径側を持つ。また、この配管ルートには、大口径→小口径→大口径のような絞り部はない。よって、(C)値(縮小部品の小口径側個数を2で割って小数点以下を切り捨てる)の計算は必要ない。従って、現地製作用配管の現地溶接線箇所数が、4”NPSについては8、3”NPSについては6であると計算される。5”NPSは、縮小部品の小口径側を持たないので、合計値である0に1を足して1が得られ、5”NPSの現地製作用配管の現地溶接線箇所数が求められる。
以上説明した溶接線箇所数算出方法により、配管ルートに用いられる配管部品の工場溶接線箇所数および現地溶接線箇所数を求める。
図7に、本発明の溶接線箇所数算出方法を用いた溶接線箇所数算出装置10の構成を示す。溶接線箇所数算出装置10は、配管部品を口径及び部品型式ごとに分類集計する手段6と、工場溶接値と取り合い箇所値と現地溶接値を算出する手段7と、工場溶接線箇所数と現地溶接線箇所数を算出する手段8とを備える。溶接線箇所数の集計結果は、出力装置9に出力される。
図7に示すように、溶接線箇所数算出装置10を三次元配置調整CAD11の配管部品データベース12と組み合わせれば、三次元配置調整CADを使った物量集計にも適用することが可能であり、溶接線箇所数計算の速度向上が可能である。また図7に示す溶接線箇所数算出装置10において、配管部品を口径及び部品型式ごとに分類集計する手段6に対して、配管使用データベース14から情報を入力させる構成としても良い。このように構成することにより、部品情報により詳細な属性を添付することも可能である。
図8に本発明の溶接線箇所数算出方法のフローを示す。この図8は、三次元配置調整CAD11を利用した算出方法のフローを示している。すなわち、配管部品データベース12から取得した配管部品情報を用いて工程21により取り合いの口径ごとの配管部品の集計を行う。次に工程22において算出中の口径の配管部品について部品形式により分類する。次に、工程23にて図1の係数表に従って配管部品の個数と各係数との積により工場溶接値と現地溶接値とを算出して、それぞれの合計により工場溶接箇所数と現地溶接箇所数とを算出する。次に工程24において溶接線箇所数集計表を作成する。
なお、図7、図8の例は、三次元配置調整CADの配管部品データベースを用いたが、本発明の溶接線箇所数算出装置は、配管ルートの見積もりシステムにも適用可能であり、見積もりシステムと連動することにより、配管ルートの概略ルートを計算した後、すぐに溶接線箇所数を算出することが可能となる。
また、口径単位の溶接線箇所数を求めることができるので、口径を計数化した値と、溶接線箇所数との積をとれば、工場および現地における配管製作にどの程度の溶接時間が必要か判断できるため効率的である。その時間に基づき、溶接人員数を計算することができるので、配管設計のコストを低減することが可能である。
また、本発明の溶接線箇所数算出方法は、配管部品数から溶接箇所数を算出できるため、三次元配置調整CADの配管データベースのサイズを縮小することができる。また、配管ルート計画時に見積もった配管部品数から溶接箇所数を算出することができるので、業務プロセスが効率化され、設計コストを低減するシステムを提供することができる。
本発明の溶接線箇所数算出方法に用いる部品型式による工場溶接値、取り合い箇所値および現地溶接値の係数表。 実施例の配管ルートの構成図。 実施例の配管ルートを構成する配管部品の口径表。 実施例の配管ルートの口径5”NPSにおける工場溶接値、取り合い箇所値および現地溶接値の計算結果を示す表。 実施例の配管ルートの口径4”NPSにおける工場溶接値、取り合い箇所値および現地溶接値の計算結果を示す表。 実施例の配管ルートの口径3”NPSにおける工場溶接値、取り合い箇所値および現地溶接値の計算結果を示す表。 本発明の溶接線箇所数集計装置を物量集計機能を備えた三次元配置調整CADと組み合わせて使用する構成図。 物量集計機能を備えた三次元配置調整CADの配管部品データベースを用いて溶接線箇所数集計する本発明の溶接線箇所数集計方法の工程図。
符号の説明
1 クロス
2a ティー
2b ティー
3a レデューサ
3b レデューサ
4a フランジ
4b フランジ
5a パイプ
5b パイプ
5c エルボ
6 手段
7 手段
8 手段
9 出力装置
10 溶接線箇所数算出装置
11 三次元配置調整CAD
12 配管部品データベース
13 配管仕様データベース
21 工程
22 工程
23 工程
24 工程

Claims (10)

  1. 工場製作用配管または現地製作用配管である配管ルートの工場溶接線箇所数および現地溶接線箇所数を算出する方法であって、前記配管ルートを構成する各配管部品を口径ごとに分類して部品型式ごとに集計し、前記部品型式に前記部品型式ごとに係数化された工場溶接係数、取り合い箇所係数および現地溶接係数を対応させ、集計した前記配管部品のそれぞれの個数と前記係数との積をとって工場溶接値と取り合い箇所値と現地溶接値とを算出し、これら各値のそれぞれの合計値を計算して工場溶接線箇所数および現地溶接線箇所数を算出することを特徴とする溶接線箇所数算出方法。
  2. 溶接線箇所数を算出する口径に縮小部品の小口径側の取り合いを有する前記工場製作用配管について、前記工場製作用配管を構成する各配管部品の個数を口径ごとに分類して部品形式ごとに集計し、集計された配管部品ごとの個数に前記工場溶接係数を乗じて前記工場溶接値を求め、各配管部品の前記工場溶接値の合計値を計算し、この合計値から前記工場製作用配管に含まれる前記口径の絞り箇所数を引いて、前記口径ごとの前記工場製作用配管の工場溶接線箇所数を計算する請求項1記載の溶接線箇所数算出方法。
  3. 溶接線箇所数を算出する口径に縮小部品の小口径側の取り合いを含まない前記工場製作用配管について、前記工場製作用配管を構成する各配管部品の個数を口径ごとに分類して部品形式ごとに集計し、集計された配管部品ごとの個数に前記工場溶接係数を乗じて前記工場溶接値を求め、各配管部品の前記工場溶接値の合計値を計算し、この合計値から1を引き、さらに前記工場製作用配管に含まれる前記口径の絞り箇所数を引いて、前記口径ごとの前記工場製作用配管の工場溶接線箇所数を計算する請求項1記載の溶接線箇所数算出方法。
  4. 前記工場製作用配管を構成する配管部品の個数を口径ごとに分類して部品形式ごとに集計し、集計された配管部品の個数に前記取り合い箇所係数を乗じて前記取り合い箇所値を求め、配管部品ごとの前記取合い箇所値の合計値を計算し、この合計値から前記工場溶接線箇所数の合計値の2倍を引くことにより、前記口径ごとの前記工場製作用配管の現地溶接線箇所数を計算する請求項2または請求項3記載の溶接線箇所数算出方法。
  5. 溶接線箇所数を算出する口径に縮小部品の小口径側を有する前記現地製作用配管について、現地製作用配管を構成する配管部品の個数を口径ごとに分類して部品形式ごとに集計し、集計された配管部品ごとの個数に前記現地溶接係数を乗じて前記現地溶接値を求め、各配管部品の前記現地溶接値の合計値を計算し、この合計値から前記現地製作用配管に含まれる前記口径の絞り箇所数を引くことにより、前記口径ごとの前記現地製作用配管の現地溶接線箇所数を計算する請求項1記載の溶接線箇所数算出方法。
  6. 溶接線箇所数を算出する口径に縮小部品の小口径側を含まない前記現地製作用配管について、前記現地製作用配管を構成する配管部品の個数を口径ごとに分類して部品形式ごとに集計し、集計された配管部品ごとの個数に前記現地溶接係数を乗じて前記現地溶接値を求め、各配管部品の前記現地溶接値の合計値を計算し、この合計値に1を足し、さらに前記現地製作用配管に含まれる前記口径の絞り箇所数を足して前記口径ごとの前記現地製作用配管の現地溶接線箇所数を計算する請求項1記載の溶接線箇所数算出方法。
  7. 工場製作用配管または現地製作用配管である配管ルートの工場溶接線箇所数および現地溶接線箇所数を算出する装置であって、前記配管ルートを構成する配管部品を口径ごとに分類して部品形式ごとに集計する手段と、前記部品型式に前記部品型式ごとに係数化された工場溶接係数、取り合い箇所係数および現地溶接係数を対応させる手段とを有し、集計した配管部品ごとの個数と前記係数との積をとって工場溶接値と取り合い箇所値と現地溶接値とを算出する手段と、これら各値のそれぞれの合計値を用いて工場溶接線箇所数および現地溶接線箇所数を算出する手段とを備えたことを特徴とする溶接線箇所数算出装置。
  8. 配管部品データベースを備えた三次元配置調整CADの物量集計装置に組み込むことにより、前記配管データベースの保有する配管部品の個数から前記工場溶接線箇所数および前記現地溶接線箇所数を一括計算することが可能な構成としたことを特徴とする請求項7記載の溶接線箇所数算出装置。
  9. 配管部品データベースを備えた配管部品見積もり装置に組み込むことにより、前記配管部品データベースの保有する配管部品の個数から前記工場溶接線箇所数および前記現地溶接線箇所数を一括計算するが可能な構成としたことを特徴とする請求項7記載の溶接線箇所数算出装置。
  10. 前記口径ごとの前記工場溶接線箇所数および前記現地溶接線箇所数と、前記口径を係数化した数値との積をとることにより、工場溶接および現地溶接に必要とする溶接作業員ならびに溶接所要時間を算出することが可能な請求項7記載の溶接線箇所数算出装置。
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