JP2009122628A - 撮像装置及び撮像方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】ファインダやLCDモニタ内の被写体を見づらくすることがなく、かつ、省スペース性、省電力性、及び、低コスト性に優れた姿勢検知を行うことのできる撮像装置及び撮像方法を提供することを目的とする。
【解決手段】 焦点が自動的に定められるデジタルカメラ1であって、被写体像を撮像するための鏡胴ユニット62と、AFターゲット枠が表示されるLCDモニタ15と、上記デジタルカメラ1又は上記鏡胴ユニット62の傾斜状態を検出する加速度センサ111と、を備え、上記傾斜状態が上記AFターゲット枠の表示状態を変えることで上記LCDモニタ15に表示される。これにより、ファインダやLCDモニタ15内の被写体を見づらくすることがなく、かつ、省スペース性、省電力性、及び、低コスト性に優れた姿勢検知を行うことができる。
【選択図】図3

Description

本発明は、撮像装置の傾斜状態を検出し、撮影者に通知する機能を備えた撮像装置及び撮像方法に関する。
従来、デジタルスチルカメラやデジタルビデオカメラ等の撮像装置を用いて被写体を撮影する際に、撮影者は、被写体に対する撮像装置の姿勢ないしは傾斜をビューファインダや液晶表示素子からなるモニタ(以下「LCDモニタ」という)等の視野枠等を基準として感覚的に判断していた。
このため、建築物の撮影やパノラマ撮影等のように正確なフレーミングを必要とする場合、撮像装置が不本意に傾いていることに気付かずに撮影を行ってしまうことがあった。
そのような問題を解決するために、撮像装置の姿勢を検出する姿勢検出装置を内蔵し、この検出結果を撮影者に通知する撮像装置が提案されている。
例えば、LCDモニタ等からなる電子ファインダ内には、フォーカスマークやその他の情報が表示されるようになっているが、これらの表示とは別に撮像装置の姿勢情報を表示させ、撮影者に通知するようにしたものがある。例えば、撮像装置本体の外側で見やすい所に外付け表示部を取り付け、そこに姿勢情報を表示して、撮影者に通知することが行われている(特許文献1参照)。
また、カメラ本体に機械的な振動を伝達させるための振動手段を設け、振動によって撮影者に傾斜状態を通知する撮像装置が提案されている(特許文献2参照)。
特開平8−279935号公報 特開平11−338037号公報
しかしながら、ファインダやLCDモニタ内に従来の表示項目に加え更に姿勢情報を表示すると、ファインダやLCDモニタ内に表示する情報量が増え、被写体によっては、見難くなる場合があった。また、撮像装置本体の外側の外付けした表示部で姿勢情報を確認するためには、ファインダやLCDモニタから目を離さなければならず、被写体の位置を確認しながらのフレーミングを行うことはできない。さらに、外部に新たな部材を設けることになるから、撮像装置の小型化を妨げることになってしまう。
また、振動により傾斜状態を通知するように構成することも考えられるが、専用の振動手段を設ける必要があるため、スペース確保が必要となり、消費電力も大きくなり、コストも高くなる。
本発明は、上記課題を鑑みてなされたものであって、ファインダやLCDモニタ内に表示される被写体の視認性を損なうことがなく、かつ、省スペース性、省電力性、及び、低コスト性に優れた、姿勢検知を行うことのできる撮像装置及び撮像方法を提供することを目的とする。
(1)本発明は、焦点が自動的に定められる撮像装置であって、被写体像を撮像するための撮像手段と、焦点検出枠が表示される焦点検出枠表示手段と、上記撮像装置本体又は上記撮像手段の傾斜状態を検出する角度検出手段と、を備え、上記角度検出手段で検出される傾斜状態が上記焦点検出枠表示手段を利用して表示されることを最も主要な特徴とする。
本発明においては特に限定されないが、上記角度検出手段により検出された上記撮像装置本体又は上記撮像手段の姿勢に応じて、上記焦点検出枠の表示状態を変化させる表示制御手段をさらに備えることが好ましい。
また、本発明においては特に限定されないが、上記表示状態の変化は、焦点が定まった後に行われることが好ましい。
また、本発明においては特に限定されないが、上記姿勢の検出は焦点が定まった後に行われ、上記表示状態の変化は上記姿勢の検出後に行われることが好ましい。
(2)本発明は、被写体像を撮像するための撮像手段を備えた撮像装置であって、上記撮像装置本体又は上記撮像手段の傾斜状態を検出する角度検出手段と、音声出力を行う音声出力手段と、上記傾斜状態に基づいて、上記音声出力手段の上記音声出力を変化させる音声制御手段と、を備えることを特徴とする。
本発明においては特に限定されないが、上記傾斜状態が水平状態である場合に、上記音声制御手段が上記音声出力手段に音声出力を行わせることが好ましい。
(3)本発明は、被写体像を撮像するための撮像手段を備えた撮像装置であって、上記撮像装置本体又は上記撮像手段の傾斜状態を検出する角度検出手段と、検出された上記傾斜状態の、基準角度に対する角度ずれ量を検出する角度ずれ量検出手段と、上記角度ずれ量に基づいて操作者に通知を行う通知手段と、を備えることを特徴とする。
本発明においては特に限定されないが、上記撮像装置が、予め設定されている複数の角度ずれ量の許容範囲候補から角度ずれ量の許容範囲を選択する角度ずれ量の許容範囲選択手段をさらに備えることが好ましい。
また、本発明においては特に限定されないが、上記撮像装置が、角度ずれ量の許容範囲を任意に設定可能である角度ずれ量の許容範囲設定手段をさらに備えることが好ましい。
また、本発明においては特に限定されないが、上記角度ずれ量が上記角度ずれ量の許容範囲を超える場合に、上記通知手段が操作者に通知を行うことが好ましい。
(4)本発明は、被写体像を撮像するための撮像手段を備えた撮像装置であって、上記撮像装置本体又は上記撮像手段の傾斜状態を検出する角度検出手段と、検出された上記傾斜状態の、基準角度に対する角度ずれ量を検出する角度ずれ量検出手段と、上記基準角度を変更可能な基準角度変更手段と、上記角度ずれ量が角度ずれ量の許容範囲を超える場合に、操作者に通知を行う通知手段と、を備えることを特徴とする。
本発明においては特に限定されないが、上記基準角度が水平又は垂直であることが好ましい。
(5)本発明は、被写体像を撮像するための撮像手段を備えた撮像装置であって、上記撮像装置本体又は上記撮像手段の傾斜状態を検出する角度検出手段と、撮像した画像データ及び上記傾斜状態を示す傾斜情報を記憶する記憶手段と、上気記憶手段に記憶された上記画像データが画像として表示される表示部と、を備えることを特徴とする。
本発明においては特に限定されないが、第1の操作により上記画像データ及び上記傾斜情報が上記記憶手段に記憶された後に、第2の操作により上記記憶手段に記憶された上記画像データとともに上記傾斜情報が上記表示部に表示されることが好ましい。
また、本発明においては特に限定されないが、第3の操作により上記画像データ及び上記傾斜情報が上記記憶手段に記憶されるとともに、自動的に上記画像が上記傾斜情報とともに上記表示部に表示されることが好ましい。
また、本発明においては特に限定されないが、上記撮像装置が音声出力を行う音声出力手段をさらに備え、上記表示部に上記画像と上記傾斜情報が表示されるとともに、上記傾斜情報をもとに上記音声出力手段が音声出力を発生することが好ましい。
また、本発明においては特に限定されないが、上記画像が上記表示部に表示されない場合においても、上記傾斜情報をもとに上記音声出力手段が音声出力を発生することが好ましい。
(6)本発明は、被写体像を撮像するための撮像手段を備え、焦点合わせが自動的に行われる撮像装置を用いて実行される撮像方法であって、被写体像を撮像する撮像ステップと、焦点検出枠を表示手段に表示する焦点検出枠表示ステップと、上記撮像手段又は上記撮像装置の傾斜状態を検出する角度検出ステップと、上記傾斜状態を上記表示手段に表示する角度表示ステップと、を備えることを特徴とする。
(7)本発明は、被写体像を撮像する撮像手段及び音声出力を行う音声出力手段を備えた撮像装置を用いて実行される撮像方法であって、上記撮像手段又は上記撮像装置の傾斜状態を検出する角度検出ステップと、上記傾斜状態に基づいて上記音声出力を変化させる音声出力制御ステップと、を備えることを特徴とする。
(8)本発明は、被写体像を撮像するための撮像手段を備えた撮像装置を用いて実行される撮像方法であって、上記撮像装置本体又は上記撮像手段の傾斜状態を検出する角度検出ステップと、検出された上記傾斜状態の、基準角度に対する角度ずれ量を検出する角度ずれ量検出ステップと、上記角度ずれ量に基づいて操作者に通知を行う通知ステップと、を備えることを特徴とする。
(9)本発明は、被写体像を撮像するための撮像手段を備えた撮像装置を用いて実行される撮像方法であって、上記撮像装置本体又は上記撮像手段の傾斜状態を検出する角度検出ステップと、検出された上記傾斜状態の、基準角度に対する角度ずれ量を検出する角度ずれ量検出ステップと、上記基準角度を変更可能な基準角度変更ステップと、上記傾斜状態が角度ずれ量の許容範囲を超える場合に、操作者に通知を行う通知ステップと、を備えることを特徴とする。
(10)本発明は、被写体像を撮像するための撮像手段を備えた撮像装置を用いて実行される撮像方法であって、上記撮像装置本体又は上記撮像手段の傾斜状態を検出する角度検出ステップと、撮像した画像データ及び上記傾斜状態を示す傾斜情報を記憶する記憶ステップと、上気記憶手段に記憶された画像データを画像として表示する表示ステップと、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、ファインダやLCDモニタ内に表示される自動合焦制御(以下「AF」という)ターゲット表示の態様を変化させることで撮像装置の姿勢情報を撮影者に知らせることにより、撮像装置のユーザーはファインダ内に表示される被写体画像の視認性を損なうことなく、撮像装置の姿勢を認識することができる。また、従来の撮像装置と比較して新たな構成を追加することが無いため、省スペース性、省電力性、及び、低コスト性に優れた姿勢検知を行うことができる。
以下、本発明の実施形態について図を用いて説明する。
まず、本発明の実施形態にかかる撮像装置の一例であるデジタルスチルカメラの外観について説明する。本実施形態の撮像装置は、LCDモニタを用いて被写体を確認して撮影を行うデジタルスチルカメラである。
図1は、本発明の実施形態に係るデジタルカメラの前方斜視図、図2は本発明の実施形態に係るデジタルカメラの後方斜視図である。
デジタルカメラ(以下、「カメラ本体」という場合もある。)1は、上面側に、撮影時に押下するシャッターボタン(以下、「レリーズボタン」という。)2、電源ボタン3、各種モードを切り換えるモードダイヤル4、シフトダイヤル5、必要時にポップアップする収納型のフラッシュ部6、外部フラッシュや外付け光学ファインダを取り付けるアクセサリシュー7を有する。カメラ本体の前面側には撮影レンズ8が組み込まれている。ここでいう「撮像レンズ」とは、後述する鏡胴ユニット62に含まれる複数のレンズの総称である。カメラ本体1の背面側には、ズームボタン9、メニューカーソル指示ボタン類および選択指示ボタン(以下、「操作キーユニット」という。)10、再生ボタン11、削除/セルフタイマーボタン12、被写体の画像を表示したりモード情報を表示したりする例えばLCDパネル等の電子ビューパネルであるモニタ画面15、そのモニタ画面15の表示切り替え処理に適用する切り替えボタン14、被写体に対する焦点制御が完了し、焦点が合ったことの確認ランプとして機能し、また、ストロボの充電期間であることを点灯表示する合焦確認・ストロボ充電確認共用発光ダイオード16が配置されている。カメラ本体1の側面には、AV端子口とUSB端子口(外部接続端子口)を被う端子蓋17が配置され、また、カメラ本体1の底面には、バッテリ挿入口と画像記録用メモリカード挿入口を被う電池蓋18が設けられている。
次に、本実施形態に係るデジタルカメラに内蔵されている制御系統について図3に示すブロック図を参照しながら説明する。
図3において、デジタルカメラ本体1は、各種レンズ及びモータを有する鏡胴ユニット62と、カメラ本体1に内蔵されているCCD101と、撮像データの各種調整を行うフロントエンドIC102と、カメラ本体1全体の制御やデータ処理に中心的な役割を果たすデジタルスチルカメラプロセッサ(以下、「プロセッサ」という場合もある。)104と、画像データに各種処理を施す際に、画像データを一時的に保存するSDRAM103と、内蔵メモリ107と、ROM108と、を備えている。
鏡胴ユニット62は、撮影レンズ光学系、鏡胴、及び、鏡胴を駆動するパルスモータである複数のモータを有していて、撮影時の焦点合わせや露光時の絞りの調整を行う。
具体的には、鏡胴ユニット62は、被写体の光学画像を取り込むズーム(ZOOM)レンズ62−1a及びズーム駆動モータ62−1bからなるズーム光学系62−1と、フォーカス(FOCUS)レンズ62−2a及びフォーカス駆動モータ62−2bからなるフォーカス光学系62−2と、絞り62−3a及び絞りモータ62−3bからなる絞りユニット62−3と、メカシャッタ62−4a及びメカシャッタモータ62−4bからなるメカシャッタユニット42−4と、各モータの駆動制御を行うモータドライバ62−5と、を有する。
そして、撮影時に鏡胴ユニット62から取り込まれた画像は、カメラ本体1に内蔵されている撮像素子であるCCD101の表面に結像される。CCD101において電気信号(アナログデータ)に変換された画像のデータは、次に、フロントエンドIC(図9における「F/E―IC」)102へ送られる。
フロントエンドIC102は、CCD20から送られたデータに各種調整を加えるための装置であり、画像ノイズ除去用相関二重サンプリングを行うCDS102−1、利得調整を行うAGC102−2、アナログ信号をデジタル信号に変換するA/D102−3を有する。また、フロントエンドIC102は、TG(駆動タイミング信号発生部)102−4を有する。TG102−4は、プロセッサ104内にあるCCD1信号処理ブロック104−1から垂直同期信号(以下、「VD」という。)と水平同期信号(以下、「HD」という。)が供給され、CPUブロック104−3によって制御される。
フロントエンドIC102において各種調整が行われた電気信号は、次に、デジタルスチルカメラプロセッサ104へ送られる。デジタルスチルカメラプロセッサ104は、電気信号として送られてきた撮影画像ファイルのデータ処理や、カメラ本体1全体の動作の制御において中心的な役割を果たす装置である。プロセッサ104は、CCD26からフロントエンドIC102へ送られるデータにホワイトバランス設定やガンマ設定を行う。また、プロセッサ104は、垂直同期信号VDと水平同期信号HDを供給するCCD1信号処理ブロック104−1、フィルタリング処理により、輝度データ、色差データへの変換を行うCCD2信号処理ブロック104−2、カメラ本体1に内蔵されているモータ等の各装置の動作を制御するCPUブロック104−3、各部の動作制御に必要なデータ等を一時的に保存するLocal SRAM104−4、パソコン等の外部機器とUSB通信を行うUSBブロック104−5、パソコン等の外部機器とシリアル通信を行うシリアルブロック104−6、JPEGファイルの圧縮、拡張を行うJPEG CODECブロック104−7、画像データのサイズを補間処理により拡大、縮小するリサイズ(RESIZE)ブロック104−8、LCDドライバ109を介して画像データをLCDモニタ(以下、「モニタ画面」ともいう。)15に表示するためのビデオ信号に変換するTV信号表示ブロック104−9、メモリカードスロット(不図示)に挿入されて、撮影された画像データを記録するメモリカード(不図示)の制御を行うメモリカードコントローラブロック104−10、及び、加速度センサ67とCPUブロック104−3との間のシリアル通信を行うI2Cブロック104−11を備えていて、これらの構成要素間ではバスラインを介して常にデータの授受が行われている。
また、プロセッサ104の外部にはSDRAM103、内蔵メモリ107及び各種制御プログラムが格納されたROM108が配置されていて、プロセッサ104とバスラインによって繋がっている。
SDRAM103は、前述したプロセッサ104で画像データに各種処理を施す際に、画像データを一時的に保存する。保存される画像データは、例えば、CCD26から、フロントエンドIC102を経由して取り込んで、CCD1信号処理ブロック104−1でホワイトバランス設定、ガンマ設定が行われた状態の「RAW−RGB画像データ」やCCD2制御ブロック104−2で輝度データ・色差データ変換が行われた状態の「YUV画像データ」、JPEG
CODECブロック104−7で、JPEG圧縮された「JPEG画像データ」などである。
内蔵メモリ107は、前述したメモリカードスロットにメモリカードが装着されていない場合でも、撮影した画像データを記憶できるようにするためのメモリである。
ROM108は、プロセッサ104内にあるCPUブロック104−3にて解読可能なコードで記述された制御プログラムや、制御するためのパラメータを格納している。
デジタルカメラ1の電源がオン状態になると、制御プログラムは不図示のメインメモリにロードされる。そして、CPUブロック104−3がその制御プログラムに従って装置各部の動作を制御するとともに、制御に必要なデータ等を、一時的に、プロセッサ104内にあるLocal SRAM104−4に保存する。
なお、ROM108として書き換え可能なフラッシュROMを使用することで、制御プログラムや制御するためのパラメータを変更することが可能となり、機能のバージョンアップを容易に行うことができるようになる。
そして、各種処理が行われた後の最終的な画像データは、装置内部に設けられた内蔵メモリ107に保存されるか、又は、メモリカードスロットに挿入された、着脱可能な外部記録媒体であるメモリカードに保存される。
また、プロセッサ104には、加速度を検出するための装置である加速度センサ111が接続されている。加速度センサ111はプリント回路基板(PCB)上に実装され、2軸X、Yと温度Tのデータを出力する。そのデータからカメラ本体1の傾きを演算し、LCDモニタ(15)等に表示する。
この加速度センサ111により検出された加速度データは、I2Cブロック104−11に送信され、CPUブロック104−3が認識できるシリアル信号へと変換される。そして、I2Cブロック104−11において生成される加速度データを含むシリアル信号が、CPUブロック104−3へ送られることで、加速度センサ111とCPUブロック104−11との間でシリアル通信が行われる。
なお、本実施形態における上記加速度センサ111の取り付け位置は、鏡胴ユニット62であったり、あるいはプロセッサ104と同一の基板上であったりしても良い。加速度センサ111が鏡胴ユニット62に取り付けられている場合は、鏡胴ユニット62の姿勢を検出することで間接的にカメラ本体1の姿勢が検出される。また、プロセッサ104と同一基板上であるときは、カメラ本体1の姿勢を直接検出することができる。
CPUブロック104−3はその加速度データを基にして、後述するROM108に保存されている閾値及び計算式を用いて演算処理を行い、後述するモータドライバ62−5に対する動作の制御を行うための指示信号を生成する。この指示信号がモータドライバ62−5に送信されることで、モータドライバ62−5の動作制御が行われる。
モータドライバ62−5は、鏡胴ユニット62内にある各モータを制御するための装置である。各モータは、運動量が電流パルスにより制御されるパルスモータである。パルスモータの出力(トルク)は、モータに印加される電流及び電圧が増加するのに伴い増加し、パルスレートが増加するのに伴い減少する。そのため、これらのモータのトルクは、電流、電圧、及び、パルスレートを調整することで制御することができる。
このような構成を備えた本発明に係るデジタルカメラの実施形態において、加速度センサ111が感知したデジタルカメラ1の姿勢情報(以下、「角度情報」ともいう。)は、撮影者が被写体の撮影時に覗くLCDモニタ15の視野を煩わしいものとすることなく、撮影者に提供される。
以下、本発明に係る撮像装置および撮像方法が特徴としている姿勢情報の提供について、実施例ごとに説明する。実施例にかかる撮像装置はいずれもデジタルカメラであるが、デジタルカメラに限らず、撮像装置一般に適用可能である。
図4は、本発明の実施形態における加速度センサ出力の処理手順を示すフローチャートである。図4において、まず、加速度センサ111の電源がONになる。これは、デジタルカメラ1の電源投入と同時に行われてもよいし、あるいは撮影者により加速度センサ111を使用する撮影モードが選択されたとこに行われてもよい。
次に、加速度センサのデータを、I2Cブロック104−11を経てCPUブロック104−3が取得し、角度(θ)を算出する。角度算出後は、50msの時間を置いて、再度加速度センサのデータ取得ステップに戻り、以上の動作を繰り返す。
ここで、角度算出は、定期的に得られる加速度センサからのデータに基づき以下のように行われる。
加速度センサの、X軸出力をx、Y軸出力をy、温度出力をtとしたとき、重力ゼロでの出力g(t)、XとYの重力の比R、検出角θはそれぞれ以下の式で得ることができる。
g(t)=2048+0.4*t
R(x,y,t)=(y−g(t))/(x−g(t))
θ=180/π*arctan(R(x,y,t))−θ0
0<θ<360の範囲でθは2つの候補が出てきてしまうので、x−g(t)が正負どちらなのかを判定し、θを決定する。θが+90度近傍であれば、θ0ではなく、θ90を用いて、
θ=180/π*arctan(R(x,y,t))−θ90
の式でθを再計算する。θが−90度近傍であればθ0ではなく、θ270を用いて、
θ=180/π*arctan(R(x,y,t))−θ270
の式により、θを再計算する。
ここで、θ0は、カメラ水平(0度)でのCCDと加速度(G)センサの相対ロール角である。また、θ90は、カメラ縦(+90°:上向き)でのCCDとGセンサの相対ロール角である。また、θ270は、カメラ縦(−90°:下向き)でのCCDと加速度(G)センサの相対ロール角である。
次に、算出された角度をもとに、AFターゲット枠の表示が変更される。
図5は、本発明の実施例1における水平度表示制御を表すフローチャート、図8は、本発明の各種実施形態におけるAF表示枠の例と、この表示枠を用いたカメラ本体1の傾き表示の各種態様を示す。
図5に示すフローにおいて、まず、表示更新判定が行われ、前回の姿勢情報が表示されてから0.2秒が経過したかどうかが判定される。0.2秒が経過している場合は、図2に示す加速度センサの出力信号処理フローで定期的に検出している角度(θ)から角度判定を行う。
そして、検出角度(θ)がθ≦−0.5°の場合はAFターゲット表示の右枠部を赤表示にて表示する(図8(1)−b参照)。図8(1)は、ファインダ視野あるいはLCDモニタ画面中においてAFが有効に働く範囲の四隅にそれぞれL字形の図形をAFターゲット枠として表示してAFの有効範囲を明示した例を示す。
検出角度(θ)がθ≧+0.5°の場合はAFターゲット表示の左枠部を赤表示にて表示する(図8(1)−c参照)。
検出角度(θ)が−0.5°<θ<+0.5°の場合は、AFターゲット表示の枠全部を緑表示にて表示する(図8(1)−a参照)。
この図8(1)−a〜cの動作は、0.2秒間隔で繰り返される。
なお、本実施例では、検出角度(θ)がθ≦−0.5°の場合にAFターゲット枠の右枠部を赤表示としたが、左枠部を赤表示とし、同様に、検出角度(θ)がθ≧+0.5°の場合は右枠部を赤表示としてもかまわない。
また、本実施例ではAFターゲット枠を変色させることでデジタルカメラ1の姿勢情報を示したが、本発明においてはそれに限らず、例えばAFターゲット枠を点滅させることで姿勢情報を示しても良い。以下、AFターゲット枠を点滅させる姿勢情報の表示方式について説明を行う。
図6は、本発明の実施例1の水平度表示制御の別の態様を示すフローチャートである。まず、表示更新判定にて、前回の姿勢情報が表示されてから0.2秒が経過したかどうかが判定される。0.2秒が経過している場合は、図2の加速度センサフローで定期的に検出している角度(θ)から角度判定を行う。
検出角度(θ)がθ≦−0.5°の場合はAFターゲット表示の右枠部を点滅表示にて表示する(図8(3)−b参照)。
検出角度(θ)がθ≧+0.5°の場合はAFターゲット表示の左枠部を点滅表示にて表示する(図8(3)−c参照)。
検出角度(θ)が−0.5°<θ<+0.5°の場合は、AFターゲット表示の枠全部を点灯表示にて表示する(図8(3)−a参照)。
この図8(2)−a〜cの動作は、0.2秒間隔で繰り返される。
なお、検出角度(θ)がθ≦−0.5°の場合にAFターゲット部の右枠部を点滅表示としたが、左枠部を点滅表示とし、同様に、検出角度(θ)がθ≧+0.5°の場合は右枠部を点滅表示としてもかまわない。
次に、上述したAFターゲット枠の表示変化を用いた撮像動作の全体を説明する。
図7は、本発明の実施例1に係る撮像動作全体の制御を示すフローチャートである。まず、レリーズ半押し判定にて、レリーズが半押しされているかどうかが判定される。レリーズが半押しされている場合は、AE処理を行う。ここでは、測光結果をもとに、画像記録時に使用するシャッタスピード、絞り開口、ISO感度値を決定する。
次に、AF処理を行う。ここでは、例えば山登り方式のCCD−AFが行われる。撮影レンズを介して被写体像が結像されるCCDから出力される、画像信号のコントラストを示すAF評価値が最大になるようにフォーカスレンズが移動される。
AF処理の後は、角度検出定期処理が開始される。ここでは、図4を用いて説明したように、加速度センサの電源がONとなり、定期的に加速度センサのデータを取得し、角度算出が行われる。
次に、AFターゲット表示の更新処理を行う。ここでは、図5又は図6を用いて説明したように、定期的に、算出角度結果に応じてAFターゲットの枠表示を更新する。
次に、レリーズ全押し判定が行われる。レリーズボタン2が半押しの状態から更に押し込まれ、全押しされた場合は、角度検出定期処理が停止するとともに、加速度センサ111の電源供給も停止する。そして、記録処理が実行される。
また、レリーズ全押し判定にて、全押しされていない場合は、レリーズ半押し判定を行い、レリーズ半押しが継続されているか否かが判断される。レリーズ半押しが解除(OFF)された場合は、角度検出定期処理を停止させるとともに、加速度センサの電源供給も停止する。レリーズ半押しが継続されている場合は、AFターゲット表示更新処理に戻ってそれ以後の動作を継続する。
このように、本実施例1においては、従来のデジタルカメラにおけるAF動作時にLCDモニタ内に表示されてきたAFターゲット枠の表示を変えることで、撮影者にデジタルカメラの姿勢が通知される。
そのため、LCDモニタ内に新たな表示を追加する必要がなく、モニタに表示される被写体の視認性を損なうことがない。また、LCDモニタやファインダ内の表示でカメラ本体の傾きないしは姿勢を認識することができるため、ユーザーは撮影時にモニタやファインダに表示されている被写体から目を離す必要がない。さらに、外部に新たな部材を設ける必要がないため、デジタルカメラの小型化を妨げることがない。また、モータ等の駆動部を追加することもないため、消費電力及び製造コストを低く抑えることができる。
実施例2は、デジタルカメラの姿勢情報が音声により通知されるようにしたものである。これにより、LCDモニタ内に新たな表示を追加する必要がなく、被写体の視認性を損なうことがない。そして、撮影者はLCDモニタやファインダから目を離すことなく姿勢情報を知ることができる。さらに、音声により通知されることにより、表示部材を用いない場合でも、姿勢情報を得ることができる。以下、本実施例について詳述する。
まず、実施例1において図4を用いて説明した動作と同様にして、加速度センサ111の電源がONになる。次に、加速度センサのデータを取得し、角度(θ)算出を行う。角度算出後は、50msの時間を置いて、再度加速度センサ111のデータ取得を行う。
次に、加速度センサ111から取得したデータをもとに、デジタルカメラ1の姿勢情報が通知音により撮影者に通知される。この通知音の制御について、以下に説明する。
図9は、本発明の実施例2における通知音制御を示すフローチャートである。
まず、通知間隔判定にて、前回の通知から0.5秒経過したかどうかが判定される。0.5秒経過している場合は、図4の加速度センサフローで定期的に検出している角度(θ)をもとにして角度判定を行う。
検出角度(θ)が−0.5°<θ<+0.5°の場合は、通知音用の音声データを音声ブロック104−12から出力し、通知音を発する。上記以外の検出角度(θ)の場合は、通知音は発しない。この一連の動作は、0.5秒間隔で繰り返される。
このように、本実施例においては、所定時間毎に角度判定が行われ、その結果に基づいてデジタルカメラの姿勢情報が撮影者に通知される。そのため、LCDモニタ内に新たな表示を追加する必要がなく、被写体の視認性を損なうことがない。また、作業者はLCDモニタやファインダから目を離す事がなく、デジタルカメラの姿勢情報を知ることができる。
実施例3は、姿勢情報の通知を音声で行う場合において、複数の角度範囲に対し、音量の異なる通知音を割り当てるようにしたものである。具体的には、通知音は0.5秒間隔で通知され、通知音の音量は、上から、「大」、「中1」、「中2」、「小」と4段階に分けられている。そして、検出角度に応じて音量が切り替えられる。なお、これら音量データは、内蔵メモリ107に保存されている。
図10は、本発明の実施例3における通知音制御を示すフローチャートである。まず、実施例1と同様、通知間隔判定にて、0.5秒経過したかどうかが判定される。0.5秒経過後は、前述の図4の加速度センサフローで定期的に検出している角度(θ)から角度判定が行われる。
検出角度(θ)が−0.5°<θ<+0.5°の場合は、通知音用の音声データの音量が「大」に設定され、音声ブロック104−12から音量データが出力され、「大」の音量での通知が実行される。
検出角度(θ)が−2°<θ<+2°の場合は、通知音用の音声データの音量が「中1」に設定され、音声ブロック104−12から音量データが出力され、「中1」の音量での通知が実行される。
検出角度(θ)が−5°<θ<+5°の場合は、通知音用の音声データの音量が「中2」に設定され、音声ブロック104−12から音量データが出力され、「中2」の音量での通知が実行される。
検出角度(θ)が−10°<θ<+10°の場合は、通知音用の音声データの音量が「小」に設定され、音声ブロック104−12から音量データが出力され、「小」の音量での通知が実行される。
検出角度(θ)が−10°以下または、+10°以上の場合は、通知は実行されない。
このように、変形例3においては通知音量を変えることで姿勢情報が通知される。そのため、LCDモニタ内に新たな表示を追加する必要がなく、被写体の視認性を損なうことがない。また、撮影者はLCDモニタやファインダから目を離すことなく、容易にデジタルカメラ1の姿勢の傾き及びその程度を判断することができる。
実施例4は、実施例3において音声通知が音量を変えて行われていた代わりに、図11に示すように、周波数を変えることで行うようにした例である。周波数が変更される以外は実施例3と同様であるため、ここでは周波数の種類のみ説明する。
図11に示す実施例4において、通知音の周波数は4段階に分けられ、検出角度に応じて周波数を切り替える制御が実施されている。周波数は、上から、「高」、「中1」、「中2」、「低」が用意されている。また、各周波数の音声データは、予め内蔵メモリ107に保存されている。
検出角度(θ)が−0.5°<θ<+0.5°の場合は、「高」の周波数の音声データが音声ブロック(104−12)から出力され、通知が実行される。
検出角度(θ)が−2°<θ<+2°の場合は、「中1」の周波数の音声データが音声ブロック(104−12)から出力され、通知が実行される。
検出角度(θ)が−5°<θ<+5°の場合は、「中2」の周波数の音声データが音声ブロック(104−12)から出力され、通知が実行される。
検出角度(θ)が−10°<θ<+10°の場合は、「低」の周波数の音声データが音声ブロック(104−12)から出力され、通知が実行される。
検出角度(θ)が−10°以下または、+10°以上の場合は、通知は行わない。
このように、実施例4においては、通知音の周波数を変えることでカメラの姿勢情報が通知される。そのため、LCDモニタ内に新たな表示を追加する必要がなく、被写体の視認性を損なうことがない。また、撮影者はLCDモニタやファインダから目を離すことなく、容易にデジタルカメラ1の姿勢の傾き及びその程度を判断することができる。
実施例5は、デジタルカメラ1の姿勢に応じて通知音を発する間隔を変化させるようにした例である。
図12は、本発明の実施例5における通知音制御を示すフローチャートである。実施例5においては、通知音の通知間隔が4段階に分けられ、検出角度に応じて通知間隔を切り替える制御が行われている。
まず、実施例1と同様、図4の加速度センサフローで定期的に検出している角度(θ)から角度判定が行われる。
検出角度(θ)が−0.5°<θ<+0.5°の場合は、通知音の通知間隔が0.25秒となり、0.25秒経過後、通知音用の音声データが音声ブロック104−12から出力され、通知が実行される。
検出角度(θ)が−2°<θ<+2°の場合は、通知音の通知間隔が0.5秒となり、0.5秒経過後、通知音用の音声データが音声ブロック104−12から出力され、通知が実行される。
検出角度(θ)が−5°<θ<+5°の場合は、通知音の通知間隔が0.75秒となり、0.75秒経過後、通知音用の音声データが音声ブロック104−12から出力され、通知音が実行される。
検出角度(θ)が−10°<θ<+10°の場合は、通知音の通知間隔が1秒となり、1秒経過後、通知音用の音声データが音声ブロック104−12から出力され、通知が実行される。
検出角度(θ)が−10°以下または、+10°以上の場合は、通知は行わない。
このように、実施例5においては通知音の間隔を変えることで姿勢情報が通知される。そのため、LCDモニタ内に新たな表示を追加する必要がなく、被写体の視認性を損なうことがない。また、撮影者はLCDモニタやファインダから目を離すことなく、容易にデジタルカメラ1の姿勢の傾き及びその程度を判断することができる。
上述した各実施例においては、撮影者にデジタルカメラ1の姿勢情報を通知するか否かの基準となる角度の範囲は予め設定されていて、撮影者による変更は行えないようになっていた。実施例6では、その基準となる角度の範囲を、予め設定されている複数の候補の中から撮影者が選べるようになっている。以下、実施例6について説明する。
図13は、本発明の実施例6における許容傾斜角度選択画面を示す図である。
まず、操作キーユニット10を操作して、カメラのモニタ15に、図13に示す許容傾斜角度選択画面を表示させる。
次に、操作キーユニット10を操作し、許容傾斜角度を選択設定する。選択されている角度が他の角度とは異なる色で表示される。この例では、選択可能な角度は、5度/10度/30度/60度となっている。OFFを選択すると、音による通知自体を行わないものとする。図13において選択されている許容傾斜角度は5度である。
ここで設定した許容傾斜角度を用いて、以下に述べるように通知音の制御が行われる。
図14は、本発明の実施例6及び後述の実施例7における通知音制御を示すフローチャートである。ここで、基準となる角度(β)は水平である0°となっている。まず、許容傾斜角度選択画面で選択した許容傾斜角度が判定される。選択されている許容傾斜角度がOFFの場合は、音による通知自体を行わずにこのフローを終了する。選択されている許容傾斜角度がOFF以外の場合は、これを許容傾斜角度(α)とする。
次に、上述した各実施例と同様に、図4の加速度センサフローで定期的に検出されている角度(θ)をもとに、角度判定が行われる。
検出角度(θ)が
−α<θ<+α
でない場合は、通知音用の音声データが音声ブロック104−12から出力され、通知音出力が実行される。
次に、通知間隔判定にて、前回通知音出力から1秒が経過したか否かが判定される。1秒経過後は、再び検出角度が、許容傾斜角度以内か否かの判定が繰り返される。
また、基準となる角度(β)が0°以外だった場合、角度判定式は
−α<θ−|β|<+α
となる。
このように、実施例6においては、音声により姿勢情報の通知が行われる。そのため、LCDモニタ内に新たな表示を追加する必要がなく、被写体の視認性を損なうことがない。また、撮影者はLCDモニタやファインダから目を離すことなく、容易にデジタルカメラ1の姿勢の傾き及びその程度を判断することができる。
なお、本実施例において通知音出力間隔は1秒であるとしたが、通知音出力間隔はこれに限られることはなく、他の時間にしてもよい。
上述した実施例6においては、撮影者が予め設定されている複数の候補の中から基準となる角度の範囲を選択できるようになっていた。次の実施例7においては、撮影者が上記候補を任意に設定可能になっている。
図15は、本発明の実施例7における許容傾斜角度任意設定画面を示す図である。
作業者は、操作キーユニット10を操作し、カメラのモニタ15に、許容傾斜角度任意設定画面を表示させる。そして、操作キーユニット10を操作し、許容傾斜角度を設定する。その際の角度は、OFFから90度と、1度刻みに選択可能とする。また、OFFを選択すると、音による通知自体を行わないものとする。図15にて選択されている許容傾斜角度は8度である。
このように、実施例7においては、音声により姿勢情報の通知が行われる。そのため、LCDモニタ内に新たな表示を追加する必要がなく、被写体を見難くすることがない。また、撮影者はLCDモニタから目を離すことなく、容易にデジタルカメラ1の姿勢の傾き及びその程度を判断することができる。
なお、本実施例において許容傾斜角度は1度刻みに選択可能としたが、本発明においてはこれに限らず、2度、5度、又は10度刻み等でも良い。
上述した各実施例においては、基準となる角度(β)は水平である0°としたが、実施例8ではこれを変更可能とする例である。
図16は、本発明の実施例8における基準の角度となるカメラ姿勢角度選択画面を示す図である。
まず、撮影者は操作キーユニット10を操作し、カメラのモニタ15に、基準の角度である撮影者の目標のカメラ姿勢角度設定画面を表示させる。
次に、操作キーユニット10を操作し、カメラ姿勢角度を設定する。選択可能な角度は、水平および垂直である。そして、選択されたカメラ姿勢角度に基づいて、以下に説明するように、傾斜状態の検出及び音声による通知が行われる。
図17は、本発明の実施例8における傾斜状態通知音制御を示すフローチャートである。まず、図15で選択した許容傾斜角度の判定が行われる。選択されている許容傾斜角度がOFFの場合は、音声出力による傾斜状態通知自体を行わずにこのフローを終了する。
選択されている許容傾斜角度がOFF以外の場合は、これを許容傾斜角度(α)とする。次に、図16のカメラ姿勢角度選択画面を用いて選択したカメラ姿勢角度が判定される。選択されているカメラ姿勢角度が水平の場合は(β)を0度とし、選択されているカメラ姿勢角度が水平の場合は(β)を−90°とする。
そして、図4の加速度センサフローで定期的に検出している角度(θ)に基づいて角度判定を行う。カメラ姿勢角度の選択が水平の場合は(β)が0°であるので、検出角度(θ)が
−α<θ<+α
でない場合は、傾斜状態通知用の音声出力が実行される。
また、カメラ姿勢角度の選択が垂直の場合は(β)が−90°であるので、検出角度(θ)が
−α<θ+90°<+α
でない場合は、傾斜状態通知用の音声出力が実行される。
次に、通知間隔判定にて、前回通知音出力から1秒経過したか否かが判定される。1秒経過後は、再び検出角度が、許容傾斜角度以内か否かの判定を繰り返す。
このように、実施例8においては、音声により姿勢情報の通知が行われる。そのため、LCDモニタ内に新たな表示を追加する必要がなく、被写体の視認性を損なうことがない。また、撮影者はLCDモニタから目を離すことなく、容易にデジタルカメラ1の姿勢の傾き及びその程度を判断することができる。
なお、本実施例においては音声出力間隔を1秒としたが、本発明においてはそれに限らず、任意の音声出力間隔を用いることができる。
さらに、本実施例においては姿勢情報の通知を音声によって行ったが、本発明においてはそれに限られない。上述した実施例1のように、AFターゲット枠の表示状態を変化させるなど、視覚的手段を用いて行っても良い。
上述した実施例においては、傾斜情報の通知は撮影時に行われていた。しかし、本発明においてはそれに限らず、以下に述べる実施例9のように、撮影終了後に行われるようにしても良い。
まず、デジタルカメラ1を起動し、被写体を撮影可能な状態にする。そして、被写体が表示部に表示される。ここで、プロセッサ104は、CCD2制御ブロック104−2からの輝度信号から、その輝度信号レベルが一定値になるように、TGやAGCを制御する自動露出(AE)処理を行う。また、CCD2制御ブロック104−2からの色差信号を用いて、自動白バランス処理(AWB)も行う。
次に、本実施例9における撮影と、画像データ及び姿勢情報の保存について説明する。
図18は、本発明の実施例9における撮影と、画像データ及び角度情報の保存を示すフローチャートである。まず、レリーズボタン1が半押しされると(第一レリーズ)、図18のフローの動作が開始される。
次に、前述のAE処理が実施される。そして、フォーカスレンズ62−2aを駆動しながら、輝度信号にデジタルハイパスフィルタをかけた焦点検出信号をサンプリングして、最も焦点検出信号が大きかったサンプリングポイントのフォーカス位置にレンズを移動させて停止させる自動合焦制御(AF)が行われる。それに続き、AWB(オートホワイトバランス)処理が行われる。
AE、AF、及び、AWBの一連の動作が完了したら、次に、レリーズボタンが最終段階まで押しされて第二レリーズが行われることにより、被写体の撮影が行われる。この第二レリーズが行われると同時に、定期的に算出している角度情報の積算が開始される。
そして、メカシャッタ62−4aを閉じて、CCDの撮像データをRAW RGB画像データとしてSDRAM103に格納する。この撮像処理が完了したら、角度情報の積算を停止し、サンプリングした数で除算して、平均角度を算出する。
また、上述したRAW RGB画像データは、YUV変換、及び、JPEG圧縮する信号処理を経て、SDRAM103内に格納される。
なお、データのファイル化処理は、上記JPEG圧縮データと平均角度情報を同一ファイル形式に納めることで行われる。そして、保存処理は、ファイル化したデータのDOS情報を更新して内蔵メモリ107又は撮像装置であるカメラに装着した外部メモリ(不図示)に保存する。
次に、記録保存された画像ファイルが再生される。
図19は、本発明の実施例9において記録保存した画像ファイルを再生表示するとともに、角度情報を表示する様子を示すフローチャートである。図20は本発明の実施例9における平均角度情報を示すインジケータを示す。
図19において、まず、再生ボタン11が操作されると、メモリ内に保存されている再生可能な画像ファイルが、DOS情報を元に検索される。次に、再生可能なファイルがあった場合は、画像データがJPEG伸張され、LCDモニタ15に表示するための画像再生処理が行われ、表示される。
また、その際に、ファイル内に平均角度情報があれば、その角度もLCDモニタ15に表示される。角度表示は数値であっても、図20に示すようなインジケータ表示であっても良い。図20において目盛は角度を示しており、角度情報はポイントで示されている。
このように、本実施例では、撮影された画像データが撮影者の再生操作によりモニタ上に再生される際に、撮影時点での角度情報がモニタに同時表示される。そのため、撮影時にLCDモニタ内に新たな表示を追加する必要がなく、被写体の視認性が損なわれることがない。
上述した実施例9においては、撮影後に、撮影者の再生操作により画像データがLCDモニタ上に再生表示されるのと同時に、角度情報がLCDモニタ上に再生されていた。一方、次に説明する実施例10においては、撮影直後に画像が自動再生されるとともに、角度情報が表示される。
図21は、本発明の実施例10において撮影した画像ファイルを表示するとともに、角度情報を表示する様子を示すフローチャートである。
まず、第一レリーズを行うところまでは実施例9で図18を用いて説明した態様と同じであるため、ここではその説明は省略する。
次に、第二レリーズ操作がされ、ファイル化処理が行われると、自動的にSDRAM内に残っている画像データが一定時間LCDモニタ15上に表示される。また、この時、平均角度情報も同時にLCDモニタ15上に表示される。
そして、撮影された画像データが保存されるとともに、一定時間が経過したら、撮影動作が終了する。
このように、本実施例では、撮影された画像データが撮影者の再生操作によりモニタ上に再生される際に、撮影時点での角度情報がモニタに同時表示される。これにより、撮影時に、モニタなどに表示される被写体の視認性を損なうことなく、撮影者に角度情報の表示を行うことができる。
なお、以上説明した実施形態は、本発明の理解を容易にするために記載されたものであって、本発明を限定するために記載されたものではない。したがって、上記の実施形態に開示された各要素は、本発明の技術的範囲に属する全ての設計変更や均等物をも含む趣旨である。
例えば、実施例9及び実施例10において、角度情報をLCDモニタ15上に表示するとともに、音声出力も同時に行われて角度情報を通知するようにしても良い。
図22は、本発明の実施例9及び10において音声出力が併用される場合の音声出力制御を示すフローチャートである。
実施例9及び実施例10の角度表示処理(図19及び図21参照)の際に、図22のように、±0.5度以内なら通知音用の音声データを音声ブロック104−12から出力しピー音(連続音)を発生させる。また、±0.5度より大きい場合は、ピピピ音(断続音)を発生させる。
これにより、撮影時に被写体を見難くすることなく、撮影者に角度情報の表示を行うことができる。
さらに、本実施例においては撮影後に直ちに撮影画像が表示され、その画像とともに角度情報が表示されていたが、この画像表示を行うことなく、音声出力のみを行い、角度情報を通知するようにしても良い、
図23は、本発明の実施例10の別の態様を示すフローチャートである。
図23において、第一レリーズ、第二レリーズをした場合の処理は同じである。しかし、ファイル化後に画像を表示することなく、平均角度情報が±0.5度以内ならピー音(連続音)を、±0.5度より大きい場合は、ピピピ音(断続音)を発生させる。
これにより、撮影時にモニタなどに表示される被写体像の視認性を損なうことなく、撮影者に角度情報の表示を行うことができる。
また、本実施形態においては、AFターゲット枠の表示色を変化させるなど、表示の変化による角度情報の通知は実施例1においてのみ用いられていた。しかし、本発明においてはこれに限らず、AFターゲット枠の表示変化による角度情報の通知を、他の実施例における撮影時にも用いるようにしても良い。
こうすることで、撮影時に、モニタなどによる被写体像の視認性を損なうことなく、撮影者に角度情報の表示を行うことができる。
次に、本発明にかかる撮像装置および撮像方法の実施例11について説明する。実施例11は、ファインダの視野やモニタの表示領域などに複数のエリアを設定して各エリアにつき焦点を検出するマルチ焦点検出手段を備えていることを一つの特徴としている。そして、マルチ焦点検出手段による焦点検出動作前の前記傾斜状態表示手段による表示方法と、マルチ焦点検出手段による焦点検出動作後の前記傾斜状態表示手段による表示方法を異ならせるようにしたことをもう一つの特徴としている。
図24は、実施例11の全体制御の手順を示すフローチャートであって、図7、図18に示す制御手順に対応するものである。この制御手順は、撮影動作前に、角度検出定期処理を開始する点に特徴がある。以下、図24に示すフローチャートに従って制御動作を説明する。まず、撮影動作前に、角度検出定期処理を開始する。角度検出処理は、図4で説明したように、加速度センサの電源をONし、定期的に加速度センサのデータを取得し、角度を算出することによって行う。次に、全域AFターゲット表示の更新処理を行う。この更新処理は、定期的な算出角度結果に応じて、全域AFターゲットの枠表示を更新するものである。
次に、レリーズ半押し判定ステップに進み、レリーズが半押し(第一レリーズ)されたかどうかを判定する。レリーズが半押しされていない場合は、前のステップに戻り、角度情報により、全域AFターゲット表示の更新処理を定期的に行う。レリーズ半押しされた場合は、AE処理を行う。ここでは、測光結果をもとに、記録時に使用するシャッタスピード、絞り開口、ISO感度値を決定する。
次に、AF処理を行う。ここでは、山登り方式のCCD−AFであり、撮影レンズを介し被写体像が結像されるCCDから出力される画像信号のコントラストを示すAF評価値が最大になるようにフォーカスレンズを移動させる。AF評価値を取得するエリアは、例えば全AF領域を9等分した9エリアあり、各エリアのAF評価値のうち、最至近のエリアを選択エリアとして最終フォーカスレンズ位置とする。次に、選択エリアAFターゲット表示の更新処理を行う。定期的な角度算出結果に応じて、選択エリアAFターゲットの枠表示を更新する。図8(2)(4)は、マルチ焦点検出手段を備えている撮像装置のファインダ視野あるいはモニタ表示領域におけるAFターゲット枠の表示例を示している。このAFターゲット枠を利用した撮像装置の傾斜状態表示の具体例については後で説明する。
次に、レリーズ全押し(第二レリーズ)判定を行い、全押しされた場合は画像記録処理を実行し、AFターゲット表示を全域用に切り替える。また、レリーズ全押し判定にて、全押しされていない場合は、レリーズ半押し判定を行い、レリーズ半押しが継続されているかを判断する。レリーズ半押しが解除(OFF)された場合は、AFターゲット表示を全域用に切り替える。また、レリーズ半押しが継続されている場合は、選択エリアAFターゲット表示更新処理を継続する。
このように、実施例11によれば、マルチ焦点検出手段による焦点検出動作前の傾斜状態表示手段による表示方法は、選択されたAFターゲット枠による表示方法であり、マルチ焦点検出手段による焦点検出動作後の前記傾斜状態表示手段による表示方法は、全域用AFターゲットによる表示方法であって、マルチ焦点検出手段による焦点検出動作前後において表示方法が異なる。
次に、図8(2)(4)に示す、マルチ焦点検出手段を備えている撮像装置のファインダ視野あるいはモニタ表示領域におけるAFターゲット枠の表示例について説明する。図8(2)(4)はいずれも、全域用AFターゲットと、マルチ焦点検出手段に対応したAFターゲット(以下「マルチAFターゲット」という)の中から選択された右側の上下方向中央のAFターゲットを表示した例を示す。この例におけるマルチAFターゲットは、全域用AFターゲットを左右方向および上下方向にそれぞれ3等分した9つのターゲットからなる。図8(2)(4)では、マルチAFターゲットのうち右側の上下方向中央のターゲットのみを示しており、このターゲットを利用して傾斜状態を表示するようになっている。
上記マルチAFターゲットの一つは、焦点検出領域の右枠と左枠からなり、この右枠のみを赤表示または点滅させ、あるいは左枠のみを赤表示または点滅させ、さらには左右の全枠を緑表示または全表示させるかで、撮像装置の傾斜状態を表示するようになっている。以下、それぞれの例をより具体的に説明する。
図8(2)に示す例は以下のとおりである。検出角度(θ)がθ≦−0.5°の場合は、選択されたAFターゲット表示の右枠を赤色で表示する(図8(2)−b参照)。検出角度(θ)がθ≧+0.5°の場合は選択されたAFターゲット表示の左枠部を赤表示にて表示する(図8(2)−c参照)。検出角度(θ)が−0.5°<θ<+0.5°の場合は、選択されたAFターゲット表示の枠全部を例えば緑色で表示する(図8(2)−a参照)。なお、AFターゲットの表示色は、赤や緑に限られるものではなく、任意に設定可能である。
図8(4)に示す例は以下のとおりである。検出角度(θ)がθ≦−0.5°の場合は、選択されたAFターゲット表示の右枠を点滅させる(図8(4)−b参照)。検出角度(θ)がθ≧+0.5°の場合は選択されたAFターゲット表示の左枠部を点滅させる(図8(4)−c参照)。点滅周期は適宜設定して差し支えない。検出角度(θ)が−0.5°<θ<+0.5°の場合は、選択されたAFターゲット表示の枠全部を全表示させる(図8(2)−a参照)。この場合の全表示とは、左右の枠全部点滅させる場合および連続点灯させる場合を含む。
以上、各実施形態につき、LCDモニタに被写体やAFターゲット枠を表示するデジタルスチルカメラを例にして本発明の説明を行った。しかし、これに限らず、電子ファインダを通じて被写体やAFターゲット枠を確認する数々の撮像装置に本発明を応用することができる。
本発明はデジタルスチルカメラの他、デジタルビデオカメラ等の撮像装置に利用することができる。
本発明の実施形態に係るデジタルカメラの前方斜視図である。 本発明の実施形態に係るデジタルカメラの後方斜視図である。 本発明の実施形態に係るデジタルカメラに内蔵されている制御系統の例を示すブロック図である。 本発明の実施形態に係る加速度センサの制御フローチャートである。 本発明の実施例1における水平度表示制御を表すフローチャートである。 本発明の実施例1の水平度表示制御の別の態様を示すフローチャートである。 本発明の実施例1に係る撮像全体の制御を示すフローチャートである。 本発明に適用可能なAF表示枠による傾斜状態表示の各種例を示すモデル図である。 本発明の実施例2における通知音制御を示すフローチャートである。 本発明の実施例3における通知音制御を示すフローチャートである。 本発明の実施例4における通知音制御を示すフローチャートである。 本発明の実施例5における通知音制御を示すフローチャートである。 本発明の実施例6における許容傾斜角度選択画面を示す図である。 本発明の実施例6及び実施例7における通知音制御を示すフローチャートである。 本発明の実施例7における許容傾斜角度任意設定画面を示す図である。 本発明の実施例8における基準の角度となるカメラ姿勢角度選択画面を示す図である。 本発明の実施例8における傾斜状態通知音制御を示すフローチャートである。 本発明の実施例9における撮影と、画像データ及び角度情報の保存を示すフローチャートである。 本発明の実施例9において記録保存した画像ファイルを再生表示するとともに、角度情報を表示する様子を示すフローチャートである。 本発明の実施例9における平均角度情報を示すインジケータを示す図である。 本発明の実施例10において撮影した画像ファイルを表示するとともに、角度情報を表示する様子を示すフローチャートである。 本発明の実施例9及び10において音声出力が併用される場合の音声出力制御を示すフローチャートである。 本発明の実施例10の別の態様を示すフローチャートである。 本発明のさらに別の実施例を示すフローチャートである。
符号の説明
1…デジタルカメラ(カメラ本体)
2…シャッターボタン(レリーズボタン)
8…撮影レンズ
9…ズームボタン
15…モニタ画面
24…傾き検出部
26…撮像素子
51…大きな円
52、53…小円
62…鏡胴ユニット
62−1…ZOOM光学系
62−1a…ZOOMレンズ
62−1b…ZOOMモータ
62−2…FOCUS光学系
62−2a…FOCUSレンズ
62−2b…FOCUSモータ
62−5…モータドライバ
63…メイン回路基板
64…撮像素子回路基板
65…傾き検出配線基板
66…信号処理用の電気部品
67…傾き検出センサ(加速度センサ)
102…フロントエンドIC
103…SDRAM
104…デジタルスチルカメラプロセッサ(プロセッサ)
104−3…CPUブロック
104−11…I2Cブロック
107…内蔵メモリ
108…ROM

Claims (22)

  1. 焦点が自動的に定められる撮像装置であって、
    被写体像を撮像するための撮像手段と、
    焦点検出枠が表示される焦点検出枠表示手段と、
    上記撮像装置本体又は上記撮像手段の傾斜状態を検出する角度検出手段と、を備え、
    上記角度検出手段で検出される傾斜状態が上記焦点検出枠表示手段に表示される撮像装置。
  2. 上記角度検出手段により検出される上記撮像装置本体又は上記撮像手段の姿勢に応じて上記焦点検出枠の表示状態を変化させる表示制御手段をさらに備えた請求項1記載の撮像装置。
  3. 上記表示状態の変化は、焦点が定まった後に行われる請求項2記載の撮像装置。
  4. 上記姿勢の検出は焦点が定まった後に行われ、
    上記表示状態の変化は上記姿勢の検出後に行われる請求項2記載の撮像装置。
  5. 被写体像を撮像するための撮像手段を備えた撮像装置であって、
    上記撮像装置本体又は上記撮像手段の傾斜状態を検出する角度検出手段と、
    音声出力を行う音声出力手段と、
    上記角度検出手段で検出される傾斜状態に基づいて、上記音声出力手段の上記音声出力を変化させる音声制御手段と、
    を備える撮像装置。
  6. 上記傾斜状態が水平状態である場合に、上記音声制御手段が上記音声出力手段に音声出力を行わせる請求項5記載の撮像装置。
  7. 被写体像を撮像するための撮像手段を備えた撮像装置であって、
    上記撮像装置本体又は上記撮像手段の傾斜状態を検出する角度検出手段と、
    上記角度検出手段で検出される傾斜状態の基準角度に対する角度ずれ量を検出する角度ずれ量検出手段と、
    上記角度ずれ量に基づいて操作者に通知を行う通知手段と、
    を備える撮像装置。
  8. 上記撮像装置が、予め設定されている複数の角度ずれ量の許容範囲候補から角度ずれ量の許容範囲を選択する角度ずれ量の許容範囲選択手段をさらに備える請求項7記載の撮像装置。
  9. 上記撮像装置が、角度ずれ量の許容範囲を任意に設定可能である角度ずれ量の許容範囲設定手段をさらに備える請求項7記載の撮像装置。
  10. 上記角度ずれ量が上記角度ずれ量の許容範囲を超える場合に、上記通知手段が操作者に通知を行う請求項8又は9記載の撮像装置。
  11. 被写体像を撮像するための撮像手段を備えた撮像装置であって、
    上記撮像装置本体又は上記撮像手段の傾斜状態を検出する角度検出手段と、
    上記角度検出手段で検出される傾斜状態の基準角度に対する角度ずれ量を検出する角度ずれ量検出手段と、
    上記基準角度を変更可能な基準角度変更手段と、
    上記角度ずれ量が角度ずれ量の許容範囲を超える場合に、操作者に通知を行う通知手段と、
    を備える撮像装置。
  12. 上記基準角度が水平又は垂直である請求項11記載の撮像装置。
  13. 被写体像を撮像するための撮像手段を備えた撮像装置であって、
    上記撮像装置本体又は上記撮像手段の傾斜状態を検出する角度検出手段と、
    撮像した画像データ及び上記傾斜状態を示す傾斜情報を記憶する記憶手段と、
    上気記憶手段に記憶された上記画像データが画像として表示される表示部と、
    を備える撮像装置。
  14. 第1の操作により上記画像データ及び上記傾斜情報が上記記憶手段に記憶された後に、第2の操作により上記記憶手段に記憶された上記画像データとともに上記傾斜情報が上記表示部に表示される請求項13記載の撮像装置。
  15. 第3の操作により上記画像データ及び上記傾斜情報が上記記憶手段に記憶されるとともに、自動的に上記画像が上記傾斜情報とともに上記表示部に表示される請求項13記載の撮像装置。
  16. 上記撮像装置が音声出力を行う音声出力手段をさらに備え、上記表示部に上記画像と上記傾斜情報が表示されるとともに、上記傾斜情報をもとに上記音声出力手段が音声出力を発生する請求項13〜15のいずれか一項に記載の撮像装置。
  17. 上記画像が上記表示部に表示されない場合においても、上記傾斜情報をもとに上記音声出力手段が音声出力を発生する請求項16記載の撮像装置。
  18. 被写体像を撮像するための撮像手段を備え、焦点合わせが自動的に行われる撮像装置を用いて実行される撮像方法であって、
    被写体像を撮像する撮像ステップと、
    焦点検出枠を表示手段に表示する焦点検出枠表示ステップと、
    上記撮像手段又は上記撮像装置の傾斜状態を検出する角度検出ステップと、
    上記角度検出ステップで検出される傾斜状態を上記表示手段に表示する角度表示ステップと、
    を備える撮像方法。
  19. 被写体像を撮像する撮像手段及び音声出力を行う音声出力手段を備えた撮像装置を用いて実行される撮像方法であって、
    上記撮像手段又は上記撮像装置の傾斜状態を検出する角度検出ステップと、
    上記角度検出ステップで検出される傾斜状態に基づいて上記音声出力を変化させる音声出力制御ステップと、
    を備える撮像方法。
  20. 被写体像を撮像するための撮像手段を備えた撮像装置を用いて実行される撮像方法であって、
    上記撮像装置本体又は上記撮像手段の傾斜状態を検出する角度検出ステップと、
    上記角度検出ステップで検出される傾斜状態の基準角度に対する角度ずれ量を検出する角度ずれ量検出ステップと、
    上記角度ずれ量に基づいて操作者に通知を行う通知ステップと、
    を備えた撮像方法。
  21. 被写体像を撮像するための撮像手段を備えた撮像装置を用いて実行される撮像方法であって、
    上記撮像装置本体又は上記撮像手段の傾斜状態を検出する角度検出ステップと、
    上記角度検出ステップで検出される傾斜状態の基準角度に対する角度ずれ量を検出する角度ずれ量検出ステップと、
    上記基準角度を変更可能な基準角度変更ステップと、
    上記傾斜状態が角度ずれ量の許容範囲を超える場合に、操作者に通知を行う通知ステップと、
    を備えた撮像方法。
  22. 被写体像を撮像するための撮像手段を備えた撮像装置を用いて実行される撮像方法であって、
    上記撮像装置本体又は上記撮像手段の傾斜状態を検出する角度検出ステップと、
    撮像した画像データ及び上記傾斜状態を示す傾斜情報を記憶する記憶ステップと、
    上気記憶手段に記憶された画像データを画像として表示する表示ステップと、
    を備えた撮像方法。
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