JP2009122492A - 光チャネルモニタおよび波長選択型光スイッチ - Google Patents

光チャネルモニタおよび波長選択型光スイッチ Download PDF

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Abstract

【課題】小型化と低コスト化を実現することができる光チャネルモニタを提供する。
【解決手段】回折格子43には反射部43bが設けられている。回折格子43の反射部43bにより反射された反射光の光軸上に、レンズ6および受光素子71が設けられている。MEMSミラー52aにより反射された回折光の一部は、回折格子43の反射部43bにより反射され、レンズ6を介して受光素子71に照射される。このような簡便な構成で回折光の反射光の光量を容易に測定することができるので、結果として、小型化と低コスト化を実現するができる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、光チャネルモニタおよびこの光チャネルモニタを備えた波長選択型光スイッチに関するものである。
近年、光通信の分野では、1つの波長に1つの光信号を対応させ、波長多重して伝送するWDM(Wavelength Division Multiplexing)技術により、一本の光ファイバにより大容量の光伝送を行うことが実現されている。このような光通信技術の発展に伴って、光信号を電気信号等に変換することなく経路を切り替える光スイッチが脚光を浴びている。なかでも、数十もの波長から任意の波長を選択して複数の出力ファイバのうちの何れかへ出力可能な波長選択型光スイッチ(例えば、特許文献1参照)が提案されている。この波長選択型光スイッチの(WSS:Wavelength Selective Switch)一例を図18に示す。
図18に示す波長選択型光スイッチは、ファイバアレイ110と、マイクロレンズアレイ120と、集光レンズ130と、4f光学系140と、MEMSミラーアレイチップ150とを備えており、これらがこの順番で1の方向(以下、「Z軸方向」という)に沿って配列した構成を有する。
ファイバアレイ110は、複数の光ファイバ(図18の場合7本)を、その光軸をZ軸に沿わせた状態でZ軸と直交するY軸方向に並設した構成を有する。なお、図18においては、1つの入力ポート111と6つの出力ポート112が設けられている。
マイクロレンズアレイ120は、複数のマイクロレンズをY方向に沿って並設したものである。このようなマイクロレンズアレイ120は、入力ポート111の出力側および出力ポート112の入力側、すなわちファイバアレイ110のZ方向の正の側に、各マイクロレンズが対応するファイバアレイ110の各光ファイバと対向するように配設される。
4f光学系140は、それぞれ焦点距離がfの第1レンズ141および第2レンズ142と、透過型の回折格子143とから構成され、第1レンズ141、回折格子143、第2レンズ142の順序で集光レンズ130からZ方向の正の側に配設される。第1レンズ141は、集光レンズ130から集光レンズ130の焦点距離および第1レンズ141の焦点距離fの和だけ離間した位置に配設される。回折格子143は、第1レンズ141から焦点距離fだけ離間した位置に配設される。第2レンズ142は、回折格子143から焦点距離fだけ離間した位置に配設される。ここで、第1レンズ141の集光レンズ130側の焦点におけるX軸およびX軸並びにZ軸に垂直なY軸から構成される平面を第1焦点面、第2レンズ142のMEMSミラーアレイチップ150側の焦点におけるX軸およびY軸から構成される平面を第2焦点面という。
MEMSミラーアレイチップ150は、図19に示すように、平面視略矩形の基部151にそれぞれミラー152aを有する複数のMEMSミラー素子152を備え、ミラー152aの中心を通る直線が基部151の長手方向、すなわちX軸方向に沿うように配列した構成を有する。このようなMEMSミラーアレイチップ150は、MEMSミラー素子152のミラー152aの主表面を4f光学系140に対向させた状態で、第2焦点面に配設される。MEMSミラー素子152のミラー152aは、基部151に対して、波長分離軸(X軸)およびこのX軸に直交するY軸という二軸方向に回動可能な状態に支持されている。これにより、ミラー152aをX軸回りに回動させることによって(符号α)出力ポートの選択が行われる。また、ミラー152aをY軸回りに回動させることによって(符号β)、アッテネーションレベルの制御が行われる。
このような波長選択型光スイッチにおいて、例えば波長チャネル間隔100GHzで40波(チャネル)だけ波長分離されたWDM信号光が入力ポート111より入力されると、そのWDM信号光は、マイクロレンズアレイ120、集光レンズ130および第1レンズ141を介して回折格子143に入射し、この回折格子143によって40波に分波され、分波されたチャネルのそれぞれが第二の焦点面のX軸上に整列してビームウェストを形成する。このビームウェスト位置には、各チャネルに対応して適切なピッチでMEMSミラー素子152が配列されたMEMSミラーアレイチップ150が配置されている。これにより、MEMSミラー素子152をX軸回りに所定の角度だけ回動させると、そのMEMSミラー素子152に入射したチャネルがその所定の角度に対応する方向に反射され、4f光学系140、集光レンズ130およびマイクロレンズアレイ120を介してファイバアレイ1の所定の光ファイバに入射し、所定の出力ポート112から出力される。このように、MEMSミラー素子152をX軸回りに選択的に回動させることにより、チャネル毎の出力ポートの切り替え、いわゆるスイッチングを選択的に行うことができる。
上述したような波長選択型光スイッチを用いて、再構成可能な光合分波モジュール(ROADM:Reconfigurable Optical Add-Drop Module)を構成する場合、出力時における各波長チャネルの光量をモニタするための光チャネルモニタ(OCM:Optical Channel Monitor)と呼ばれる外部モニタが不可欠である。
例えば、図20に示すようなAdd型の波長選択型光スイッチ210と光チャネルモニタ220を用いて光合分波モジュール200を構成する場合、通常、光チャネルモニタ220は、AWG(Arrayed Waveguide Grating)などから構成される分波器(Demux)221と複数のPDを有する(photo Diode)PDアレイ222からなるモジュールとして構成されている。ここで、波長選択型光スイッチ210の出力ポートから適切な比率でタップされた光を入力光として分波器221に入力し、PDアレイ222により各波長(チャネル)の光強度を測定する。この測定値に基づいて、制御回路230は、波長選択型光スイッチ210の各ミラーの傾動角度を演算し、MEMS駆動回路240により、最適となる傾動角度となるように各ミラーを制御する。
また、図21に示すようなDrop型の波長選択型光スイッチ310と光チャネルモニタ320を用いて光合分波モジュール300を構成する場合、光チャネルモニタ320は、AWGなどから構成される分波器321と複数のPDを有するPDアレイ322からなるモジュールとして構成されている。ここで、波長選択型光スイッチ320の各出力ポートから適切な比率でタップされた光を入力光として分波器321に入力し、PDアレイ322により各波長(チャネル)の光強度を測定する。この測定値に基づいて、制御回路330は、波長選択型光スイッチ310の各ミラーの傾動角度を演算し、MEMS駆動回路340により、最適となる傾動角度となるように各ミラーを制御する。
特開2007−140168号公報
しかしながら、上述したような光チャネルモニタを用いて光合分波モジュールまたは光合分波モジュールのサブシステムを構成する場合、従来より光チャネルモニタ自体のサイズが増大してしまうとともに高コストであり、小型化と低コスト化を実現するのが困難であった。
また、図20に示すようなADD型の波長選択型光スイッチの場合には、例えばタップ率20%で光チャネルモニタ220を接続すると約1dBの過剰損失が発生しており、低損失化が困難であった。
また、図21に示すようなDrop型の波長選択型光スイッチの場合には、複数の出力ポートそれぞれに光チャネルモニタを接続しなければならないので、さらに小型化と低コスト化を実現するのが困難であった。
そこで、本願発明は、上述したような課題を解決するためになされたものであり、光チャネルモニタにおいて小型化と低コスト化を実現すること目的とする。
上述したような課題を解消するために、本発明に係る光チャネルモニタは、入射光の光軸上に配置された第1のレンズと、この第1のレンズの入射光の入射側とは反対側の焦点上に入射光の光軸に対して斜めに配置され、少なくとも第1のレンズと反対側の面の一部に反射面を有する回折格子と、この回折格子により回折された入射光の回折光の光軸上で、かつ、一方の焦点面が回折格子に位置するように配置された第2のレンズと、回折光の光軸上で、かつ、第2のレンズの他方の焦点面に配置され、回折光を反射して回折格子に導く偏向素子と、この偏向素子により反射された回折光を回折格子の反射面により反射された反射光の光軸上で、かつ、一方の焦点面が回折格子に位置するように配置された第3のレンズと、反射光の光軸上で、かつ、第3のレンズの他方の焦点面側に配置された受光素子とを備えたことを特徴とする。
上記光チャネルモニタにおいて、回折格子の反射面により反射された入射光の光軸上に配置された第2の回折格子と、この第2の回折格子により回折された回折光の光軸上で、かつ、第2の回折格子が一方の焦点面に位置するように配置された第3のレンズと、この第3のレンズの他方の焦点面側に配置された第2の受光素子とをさらに備えるようにしてもよい。
また、本発明に係る他の光チャネルモニタは、入射光の光軸上に配置された第1のレンズと、この第1のレンズの入射光の入射側とは反対側の焦点上に入射光の光軸に対して斜めに配置され、少なくとも第1のレンズと反対側の面の一部に反射面を有する回折格子と、この回折格子により回折された入射光の回折光の光軸上で、かつ、一方の焦点面が回折格子に位置するように配置された第2のレンズと、回折光の光軸上で、かつ、第2のレンズの他方の焦点面に配置され、回折光を反射して回折格子に導く偏向素子と、この偏向素子により反射された回折光を回折格子の反射面により反射された反射光の光軸上に配置された反射ミラーと、この反射ミラーにより反射された反射光の光軸上に配置された受光素子とを備えたことを特徴とする。ここで、反射ミラーは、反射光の光軸方向に対して斜めに配設されるようにしてもよい。また、反射ミラーは、凹面鏡から構成されるようにしてもよい。
上記光チャネルモニタにおいて、第1の回折格子は、1次または−1次の回折光に対して略45度のリトロー配置となるように配置された透過型の回折格子から構成され、偏向素子で反射された回折光は、回折格子に対して略45度の角度で入射するようにしてもよい。
また、上記光チャネルモニタにおいて、偏向素子は、1次元に配列された複数のMEMSミラー素子から構成されるようにしてもよい。
また、上記光チャネルモニタにおいて、回折格子は、多数のスリットが互いに平行に並設されたグレーティング部を有し、反射面は、回折格子の端部にスリットの長手方向に帯状に形成されるようにしてもよい。また、反射面は、平面視略矩形の回折格子の四隅、または、スリットの長手方向と平行な方向の両端の略中央部に形成されるようにしてもよい。
また、本発明に係る波長選択型光スイッチは、上記光チャネルモニタの何れかと、少なくとも1つの入力ポートおよび少なくとも1つの出力ポートからなる入出力光学系とを備え、入力ポートから入力される入射光は、第1のレンズに入射され、偏向素子の角度に応じて偏向素子で反射された光を、第2のレンズ、回折格子を介して入出力光学系の出力ポートのうちの任意の出力ポートに導くことを特徴とする。
本発明によれば、回折格子に反射面を設け、偏向素子により反射された回折光を回折格子の反射面により反射された反射光の光軸上に第3のレンズおよび受光素子を設けるという簡便な構成を採ることにより、回折光の反射光の光量を容易に測定することが可能となり、結果として、小型化と低コスト化を実現するができる。
[第1の実施の形態]
以下、図面を参照して、本発明に係る第1の実施の形態について詳細に説明する。
<波長選択型光スイッチ>
図1,図2に示すように、本実施の形態に係る波長選択型光スイッチは、ファイバアレイ1と、マイクロレンズアレイ2と、集光レンズ3と、4f光学系4と、MEMSミラーアレイチップ5と、第3のレンズ6と、受光素子アレイ7とを備えている。ここで、ファイバアレイ1からの入射光の入射方向をZ軸方向、ファイバアレイ1を構成する光ファイバの配列方向をY軸方向、Z軸とY軸に垂直な方向をX軸方向とする。このとき、ファイバアレイ1、マイクロレンズアレイ2、集光レンズ3、4f光学系4を構成する第1レンズ41および回折格子43、第3のレンズ6並びに受光素子アレイ7は、これらがこの順番でZ軸方向に沿って配列されている。また、4f光学系4を構成する第2レンズ42とMEMSミラーアレイチップ5は、4f光学系4を構成する回折格子43からその順番でX軸方向に沿って配列されている。なお、図2は、ファイバアレイ1からMEMSミラーアレイチップ5までの光学系をYZ平面から見た模式図である。
ファイバアレイ1は、複数の光ファイバ(図2の場合7本)を、その光軸をZ軸に沿わせた状態でZ軸と直交するY軸方向に並設した構成を有する。なお、図1においては、1つの入力ポート1aと6つの出力ポート1b−1〜1b−6が設けられている。
マイクロレンズアレイ2は、複数のマイクロレンズをY方向に沿って並設したものである。このようなマイクロレンズアレイ2は、入力ポート1aの出力側および出力ポート1bの入力側、すなわちファイバアレイ1のZ方向の正の側に、各マイクロレンズが対応するファイバアレイ1の各光ファイバと対向するように配設される。
4f光学系4は、それぞれ焦点距離がf1の第1レンズ41および第2レンズ42と、透過型の回折格子43とから構成される。第1レンズ41は、集光レンズ3から集光レンズ3の焦点距離および第1レンズ41の焦点距離f1の和だけ離間した位置に配設される。回折格子43は、第1レンズ41から焦点距離f1だけ離間した位置に配設される。第2レンズ42は、回折格子43からX軸方向に焦点距離f1だけ離間した位置に配設される。ここで、第1レンズ41の集光レンズ3側の焦点におけるX軸およびY軸から構成される平面を第1焦点面、第2レンズ42のMEMSミラーアレイチップ5側の焦点におけるZ軸およびY軸から構成される平面を第2焦点面という。また、回折格子43において、Y軸に沿った方向をq軸方向、回折格子43の表面または裏面に沿い、かつ、q方向に垂直な方向をp軸方向、回折格子43の表面およびq方向に垂直な方向をr方向とする。
図3に示すように、回折格子43の裏面(MEMSミラーアレイチップ5側)には、q方向に沿って多数の平行なスリットが形成されたグレーティング部43aと、グレーティング部の側部に形成された反射部43bとを備えている。この反射部43bは、グレーティング部43aの側部に金属膜または誘電体多層膜などからなる反射膜を蒸着することにより作成される。なお、図3では、P>Paの領域がグレーティング部43aであり、P<Paの領域が反射面43bである。また、本実施の形態では、回折格子43として、+1次回折光に対して分散能力0.08deg/nmのブレーズ型透過型回折格子を用い、これがXZ面内に分波するように配置し、出射回折光軸と入射光軸とが90度となる、すなわち出射回折光軸がX軸に沿うように傾きが調節されている。
MEMSミラーアレイチップ5は、図4に示すように、平面視略矩形の基部51にそれぞれミラー52aを有する複数のMEMSミラー素子52を備え、ミラー52aの中心を通る直線が基部51の長手方向、すなわちZ軸方向に沿うように配列した構成を有する。このようなMEMSミラーアレイチップ5は、MEMSミラー素子52のミラー52aの主表面を4f光学系4の第2レンズ42に対向させた状態で、第2焦点面に配設される。MEMSミラー素子52のミラー52aは、基部51に対して、波長分離軸(Z軸)およびこのZ軸に直交するY軸という二軸方向に回動可能な状態に支持されている。これにより、ミラー52aをZ軸回りに回動させることによって(符号α)出力ポートの選択が行われる。また、ミラー52aをY軸回りに回動させることによって(符号β)、アッテネーションレベルの制御が行われる。
第3のレンズ6は、焦点距離がf2のレンズから構成され、回折格子43からZ軸の正の方向にf2だけ離間した位置に配置される。
受光素子アレイ7は、PDからなる複数の受光素子71をX方向に配列した構成を有する。このような受光素子アレイ7は、第3のレンズ6からZ軸の正の方向に所定の距離だけ離間した位置に配置される。
<波長選択型光スイッチの動作>
次に、図1,図2を参照して、本実施の形態に係る波長選択型光スイッチの動作について説明する。
例えば、波長チャネル間隔100GHzで40波(チャネル)だけ波長分離されたWDM信号光が入力ポート1aより入力されると、そのWDM信号光は、マイクロレンズアレイ2、集光レンズ3および第1レンズ41を介して回折格子43の表面に入射し、この回折格子43によって40波に分波され、分波されたチャネルのそれぞれが第二の焦点面のZ軸上に整列してビームウェストを形成する。ここで、回折格子43は、q軸、すなわちY軸回りに表面がZ軸に垂直な位置から反時計回りに45度傾いている。このため、回折格子43により分波された信号光は、X軸方向、すなわちMEMSミラーアレイチップ5の方向に進む。また、このときのチャネルのピッチは、略100μmとなる。このビームウェスト位置には、各チャネルに対応して適切なピッチでMEMSミラー素子51が配列されたMEMSミラーアレイチップ5が配置されている。上述したように、MEMSミラー素子52のミラー52aは、基部51に対して、波長分離軸(Z軸)およびこのZ軸に直交するY軸という二軸方向に回動可能な状態に支持されている。これにより、ミラー52aをZ軸回りに回動させることによって(符号α)出力ポートの選択が行われる。また、ミラー52aをY軸回りに回動させることによって(符号β)、アッテネーションレベルの制御が行われる。
≪アッテネーションレベルが0の場合≫
ここで、図1,図2では、出力ポート1b−6へアッテネーション0で接続する場合の光経路を示している。λ1は、回折格子の設計中心波長に相当する波長チャネルであり、光経路を太実線で示している。λ2は、λ1とは異なる波長チャネルであり、経路を太点線で示している。
ミラー52aで反射された光ビームは、第2のレンズ42を通り、図5(a)に示すように回折格子43の裏面に照射される(符号a参照)。ここで、光ビームaの回折格子43の裏面に対する照射位置は、出力ポート1b−1〜1b−6の位置に対応しており、MEMSミラー52aのZ軸回りの回動により変化する。例えば、図5(b)に示すように、出力ポート1b−1から反射光を出射させる場合、光ビームは、q軸の負の方向の最下部に照射される。一方、出力ポート1b−6から反射光を出射させる場合、光ビームは、q軸の正の方向の最上部に照射される。なお、出力ポート1b−1〜1b−6を選択していない場合、光ビームは、p軸上に照射される。このように、ミラー52aで反射された反射光の光ビームは、対応する出力ポート1b−1〜1b−6に応じて、回折格子43の裏面に対する照射位置がq軸方向に平行移動する。ここで、回折格子43上における光ビームの照射位置は、光チャネルの波長には依存せず、MEMSミラー素子52のZ軸回りの回動(出力ポート選択)が同じ角度の場合は、その角度(出力ポート)に応じた同じ位置に光ビームが照射される。
ここで、回折格子43bの裏面には、図3,図5(a),図5(b)に示すように、グレーティング部43aと反射部43bとが形成されている。このため、回折格子43の裏面に照射された光ビームは、その大部分がグレーティング部43aに照射され、回折格子43を透過(回折)し、出力ポート1b−1〜1b−6側に向かう。一方、反射部43bに照射された光ビームは、この反射部43bにより反射されて、受光素子アレイ7側に進。このように、ミラー52aによる反射光は、回折格子43の裏面により、2つのビームに分岐されることとなる。
一例として、図1,図2において、回折格子43の反射部43bで反射された光ビームの主光線を細実線(λ1)、細点線(λ2)で示す。これらの光ビームの光軸上には、回折格子43からf2だけ離れた位置に焦点距離f2の第3のレンズ6が配置されている。
λ1の光ビームは、MEMSミラー52aで反射された後、回折格子43の裏面に対して45度の角度で戻ってくるので、第3のレンズ6に対して垂直に入射する。したがって、λ1ビームは、第3のレンズ6から受光素子アレイ7側にf2の位置にあるXY平面上に結像する。
一方、λ2ビームは、回折格子43に対して非45度の角度で入射するため、第3のレンズ6に対しても非垂直に入射する。このとき、第3のレンズ6は、回折格子43が焦点面に位置するように配置されているので、λ2ビームもλ1ビームと同じXY平面上に結像する。このとき、その結像位置は、X軸にΔX2だけオフセットされる。このΔX2は、光学系の対称性からf2=f1であれば、それぞれのチャネルに対応するMEMSミラー52a間の距離(ΔX1)と完全に一致する。
同様に、全てのチャネルに関して、反射光ビーム(細線)は、XY平面上に焦点を結び、これらは既知のピッチで配列されることとなる。このXY平面には、受光素子アレイ7が配置されている。受光素子アレイ7の各受光素子71の配列ピッチは、反射光の光ビームの配列ピッチと等しくなるように形成されている。したがって、回折格子43裏面の反射部43bにより反射された光ビームは、チャネル毎に対応する受光素子71に導入される。これにより、受光素子アレイ7は、各チャネル光の光強度を独立して測定することができる。
なお、上述したように、回折格子43上における光ビームの照射位置は、光チャネルの波長には依存せず、MEMSミラー素子52のZ軸回りの回動(出力ポート選択)が同じ角度の場合は、その角度(出力ポート)に応じた同じ位置に光ビームが照射されるが、反射部43bにより反射した光ビームについても、第3のレンズ6で集光されて、やはり各波長チャネルに対応する受光素子71に結合する。
≪アッテネーションを実行した場合≫
次に、MEMSミラーをβ方向に回動させてアッテネーションを実行した場合について、図6〜図8を参照して説明する。なお、図6、図7は、図1、図2と同様、それぞれXZ面方向、YZ面方向からの図であり、λ1,λ2はそれぞれ実線,点線で示している。
MEMSミラー52aにより反射された光ビーム(λ1)は、第1のレンズ41と第2のレンズ42とが共焦点光学系であることから、MEMSミラー52aのβ方向の変化量にかかわらず、図6の太実線で示すように、常に回折格子43に対して45度で入射する。このとき、回折格子43の裏面上における光ビームの照射位置は、図8に示すようにp方向にΔdだけシフトする。Y軸回りの回動βの変化量を大きくするほど、Δdも大きくなり、回折格子43裏面の反射部43bに当たる光量が増加する。したがって、この反射部43bで反射して受光素子71へ結合される光量も増加する。
すなわち、図9の符号bで示すように、回折格子43の透過光量は、MEMSミラー52aのY軸回りの回動βの変位が大きくなるほど少なくなる。これに対して、受光素子71により受光する光ビームの光量は、図9の符号cで示すように、MEMSミラー52aのY軸回りの回動βの変位が大きくなるほど大きくなる。
このことから、受光素子71からの出力値は、アッテネーション量に直接に対応していることが理解できる。そこで、受光素子71からの出力値を用いてMEMSミラー52aの変化量にフィードバックさせることにより、アッテネーションレベルを制御することが可能となり、VOA(Variable Optical Attenuator:可変光減衰器)としての機能を実現することができる。また、光学系の全損失が既知であれば、波長選択型光スイッチとしての通過光量も検出することが可能となるので、ALC(Auto Level Control:自動光レベル制御)も実現することができる。
別の波長チャネルλ2の光ビームに関しても、同様に説明することができる。光ビーム(λ2)は、回折格子43に対して非45度の角度で入射するが、回折格子43に対する入射角度は、回動βの変化量にかかわらず常に一定である。したがって、第3のレンズ6で集光された光ビーム(λ2)も回動βの変化量にかかわらず、常に同じ受光素子71に結合される。したがって、全ての波長チャネルに関して、アッテネーションレベルを独立して測定することができる。
このように、本実施の形態によれば、回折格子43に反射部43bを設け、MEMSミラー52aにより反射された回折光を回折格子43の反射部43bにより反射された反射光の光軸上にレンズ6および受光素子71を設けるという簡便な構成を採ることにより、回折光の反射光の光量を容易に測定することが可能となり、結果として、小型化と低コスト化を実現するができる。
なお、反射部43bにより反射された光ビームは、回折格子43裏面の反射面43bにより切り取られた部分光であるので、そのビーム形状は単純な楕円形状とはならない。しかしながら、受光素子71への結合においては、受光素子71の受光エリアに対して十分小さくなるように集光されているならば、ビーム形状の乱れはどんな形状であってもよい。もし、受光素子71の受光エリアに対してビームを十分に小さくできない場合には、それぞれの受光素子71の直前にレンズを設けた受光素子パッケージを用いるようにしてもよい。または、適切なビームサイズとなるように、第3のレンズ6を複数のレンズから構成するようにしてもよい。
また、図5(a),(b)および図8において、回折格子43の同一の面(裏面)にグレーティング部43aと反射部43bを形成しているが、これらを表面と裏面とに分けて形成するようにしてもよい。例えば、表面には、グレーティング加工のみを施し、裏面の一部に反射部43bとして金属コーティングを施すようにしてもよい。これにより、グレーティング加工を行う領域を指定する必要がなくなるので、製造コストを下げることができる。
また、図10に示すように、回折格子43裏面上の反射部43bは、グレーティング部43aの両側に形成するようにしてもよい。この場合、MEMSミラー52aのY軸回りの回動bの方向にかかわらず、反射光の一部を受光素子71へ導くことができる。このとき、受光素子71での受光パワーとMEMSミラー52aのY軸回りの回動β変位量との関係は、図11に示すように、最小点を有するようになる。このため、回折格子43の通過光量を最大にするようなピークサーチ制御をすることが可能となる。また、入力信号の擾乱に対しても影響が少ない構成となる。さらに、遮断した光量を測定しているので、ポート結合させないフルブロック状態においても常に光量をモニタすることができる。したがって、たとえMEMSミラー52aにドリフトが発生しても、適切に接続パスを復帰させることが可能となる。これは、何らかの原因によりMEMSミラー52aがプルインした場合でも同様であり、入力ポート1aから信号光が入力されていれば、たとえMEMSミラー52aの回転角が異常な値となっても、常に正しいパス接続を復帰させることができる。また、アッテネーションのためにY軸回りに回動させた場合においても、ブロック光は必ず受光素子71に結合されるために迷光とはならず、システムのクロストーク性能を向上させることができる。
また、本実施の形態では、Drop型の波長選択型光スイッチに適用した場合を例に説明したが、図1,図2における出力用ポート1b−1〜1b−6を入力ポートとし、入力ポート1aを出力ポートとすることにより、Add型の波長選択型光スイッチに適用できることは言うまでもない。この場合においても、波長選択型光スイッチ内の光信号の伝搬軌跡については、図1,図2(または図6,図7)に示したDrop型の波長選択型光スイッチと同じ伝搬軌跡となる。
[第2の実施の形態]
次に、本発明に係る第2の実施の形態について説明する。なお、本実施の形態は、上述した第1の実施の形態と回折格子43の構成が異なるものである。したがって、本実施の形態において、第1の実施の形態と同等の構成要素については、同じ名称および符号を付し、適宜説明を省略する。
上述した第1の実施の形態における回折格子43は、その一部に形成された反射部43bによって、入力された信号光の一部も遮断されるので、挿入損失が若干増加してしまう。そこで、本実施の形態では、回折格子43の反射部43bの構成として、図12,図13に示すような構成を有する。
図12に示す回折格子43は、Drop型の波長選択型光スイッチにおける透過型の回折格子であり、その裏面には、p軸およびq軸といった光軸近傍に設けられた平面視略十字上のグレーティング部43aと、このグレーティング部43aを除く領域、すなわち回折格子43の四隅に設けられた反射部43bとが形成されている。このような構成により、入力ポート1aから入力された光ビームは、回折格子43上の反射部43bでクリッピングされることなく、MEMSミラーアレイ5へ伝搬する。MEMSミラー52aは、所望のポートへ向かうようにZ軸回りに回動するため、反射光は回折格子43上においてq方向にシフトし、光ビームの一部は反射部43bに照射され、上述した第3のレンズ6を介して受光素子71へ結合される。これにより、挿入損失の増大を防ぐことができる。
また、図13に示す回折格子43は、Add型の波長選択型光スイッチにおける透過型の回折格子であり、図12の場合とは逆に、p軸の両端部に反射部43bを設け、その他の領域にグレーティング部43aを形成している。これにより、出力ポートに出力される光ビームのみが回折格子43上の反射部43bによりクリッピングされることとなるので、挿入損失の増大を抑えることができる。
なお、図13に示す回折格子43の反射部43bで反射された各波長チャネルは、図1,図2における第3のレンズ6の焦点面XY平面上の異なる位置にそれぞれ集光されるので、波長チャネル毎に光量をモニタすることができる。
[第3の実施の形態]
次に、本発明に係る第3の実施の形態について説明する。なお、本実施の形態において、上述した第1,第2の実施の形態と同等の構成要素については、同じ名称および符号を付し適宜説明を省略する。
本実施の形態に係る波長選択型光スイッチは、図14(a)〜図14(c)に示すように、第1の実施の形態で示した波長選択型光スイッチにおける受光素子アレイ7の位置に全反射ミラー8を配置するとともに、受光素子アレイ7をMEMSミラーアレイチップ5を併設したものである。ここで、受光素子アレイ7は、MEMSミラーアレイチップ5のY方向の正の方向に所定間隔離間して配置される。また、全反射ミラー8は、平板状の全反射ミラーからなり、主表面をXY平面に沿わせた状態から、X軸回りに時計回り方向にθ度だけ傾かせた状態で配設される。
回折格子43の反射部43bにより反射された光ビームは、全反射ミラー8に反射され、再び回折格子43の反射部43bに向かい、MEMSミラー52aに向かって反射される。この反射光(以下、再反射光という)は、第2のレンズ42で集光され、MEMSミラー52a近傍にスポットを形成する。このビームスポットは、第1の実施の形態の場合と同様、波長毎に分離されている。このとき、全反射ミラー8は、X軸回りに一定の角度θだけ傾けられている。このため、再反射光が形成するビームスポット群は、MEMSミラーアレイチップ5に対してY軸方向にオフセットされた位置、すなわち受光素子アレイ7が配置された位置に形成される。したがって、全反射ミラー8により反射された再反射光の光ビームは、チャネル毎に対応する受光素子71に導入される。これにより、受光素子アレイ7は、各チャネル光の光強度を独立して測定することができる。
上述したようにMEMSミラーアレイチップ5と受光素子アレイ7とは、Y方向のオフセットをもって同じYZ平面内に配置されるので、両者を1つのパッケージに実装することができる。このようなアクティブデバイスを1つのパッケージ化できることは、気密封止による高信頼性化や製造コストの低減、サイズの小型化などの点で好ましい。また、両者を1つのチップ上にモノリシックまたはハイブリッドに集積化することもできる。
上述したような構成を採るとき、回折格子43から全反射ミラー8までの距離をΔZとすると、MEMSミラー52aから受光素子71までの光路長は4f+2ΔZとなり、4f光学系とはならない。したがって、受光素子71の受光面上における再反射光のビームサイズは、MEMSミラー52a上におけるビームサイズと比較して大きくなるため、ビームウェストとはならない。しかしながら、十分に受光領域の大きいな受光素子71を有する受光素子アレイを用いたり、各受光素子71にレンズを集積化したり、全反射ミラーの代わりに緩い曲率を有する凹面ミラーを用いたりすることにより、上述したようなビームサイズや焦点のずれに関する問題を容易に解決することができる。
[第4の実施の形態]
次に、本発明に係る第4の実施の形態について説明する。なお、本実施の形態において、第1〜3の実施の形態と同等の構成要素については、同じ名称および符号を付し、適宜説明を省略する。
図15に示すように、本実施の形態に係る波長選択型光スイッチは、第1の実施の形態で示した回折格子43の中心からX軸方向の負の方向、すなわちMEMSミラーアレイチップ5と反対側に回折格子9を設け、かつ、この回折格子9による回折光の出射方向に第4のレンズ10と第2の受光素子アレイ11とを設けたものである。ここで、回折格子9は、主表面をXY平面に沿わせた状態からY軸に沿った中心軸を時計回りに45度回動させた状態で配置される。このような回折格子9には、上述したような反射部は設けられていない。
また、回折格子43は、図16に示すように、第1の実施の形態で示したような裏面のみならず、表面にも反射部43bを設けている。なお、本実施の形態では、p方向の両端近傍に反射部43bを設け、その他の領域にはグレーティング部43aを設けた場合を例に説明する。
本実施の形態によれば、入力ポート1aから入力されたWDM信号光の一部は、回折格子43表面のグレーティング部43aで分波されることなく、回折格子43表面に設けられた反射部43bにより反射されて、第2の回折格子9に導かれる。この第2の回折格子9には、反射部が設けられていないので、回折格子43により反射されたWDM信号光を分波する。この分波された各チャネルの光ビームは、第4のレンズ10で集光され、第2の受光素子アレイ11の対応する受光素子に結合する。この受光素子に結合される光ビームの光強度は、入力ポート1aから入力されるWDM信号光の光強度に比例しており、MEMSミラー52aによるアッテネーションやポート選択機能とは無関係である。したがって、本実施の形態では、波長選択型光スイッチへの入力光の光強度をチャネル毎に測定することができる。また、受光素子アレイ7では、第1の実施の形態でも説明したように、アッテネーションパワーを測定しているので、これら受光素子アレイ7と第2の受光素子アレイ11という二つの受光素子アレイを併用することにより、波長選択型光スイッチの入力光および出力光の光強度を全チャネルについて取得することが可能となる。結果として、従来の波長選択型光スイッチモジュールの前段に必要とされていたOCMを省略することができ、波長選択型光スイッチのサブシステムのを大幅な小型化と経済化を実現することができる。
なお、受光素子アレイ7および第2の受光素子アレイ11への入射光の光軸は平行であるので、それらの2つの受光素子アレイを1つのパッケージに実装することができる。これにより、気密封止による高信頼性化や製造コストの低減、サイズの小型化などの点で好ましい。また、2×40アレイのPDアレイとしてモノリシック集積化するようにしてもよい。
さらには、図17に示すように、回折格子43および第2の回折格子9の後段に、2枚の全反射ミラー12,13を挿入し、これらをX方向に移動できるようにしてもよい。これにより、1つの受光素子アレイで入力側OCMと出力側OCMを切り替えて使用することが可能となる。
なお、上述した第1〜第4の実施の形態では、分波された波長チャネルを偏向する素子として、MEMSミラー素子を適用した場合を例に説明したが、入射された光を反射し、かつ、その反射方向を制御可能な偏向素子であれば例えば液晶による空間変調器など各種素子を適用することができる。
本発明は、光チャネルモニタなど回折格子を有する各種装置に適用することができる。
本発明に係る波長選択型光スイッチの構成を示すXZ方向からの図である。 本発明に係る波長選択型光スイッチの構成を示すYZ方向からの図である。 回折格子の構成を示す斜視図である。 MEMSミラーアレイチップの構成を示す正面図である。 (a)反射光が照射された回折格子の裏面の状態を示す図、(b)各出力ポートに対応する反射光が照射された回折格子の裏面の状態を示す図である。 アッテネーション実行時における波長選択型光スイッチの構成を示すXZ方向からの図である。 アッテネーション実行時における波長選択型光スイッチの構成を示すYZ方向からの図である。 アッテネーション実行時における回折格子の裏面の状態を示す図である。 光強度とMEMSミラーのY軸回りの回動βの変位との関係を示す図である。 回折格子の変形例を示す図である。 図10の回折格子における光強度とMEMSミラーのY軸回りの回動βの変位との関係を示す図である。 回折格子の変形例を示す図である。 回折格子の変形例を示す図である。 (a)全反射ミラーを備えた波長選択型光スイッチのZX方向からの構成を示す図、(b)(a)のZY方向からの図、(c)(a)のYX方向からの図である。 回折格子および受光素子アレイを2つずつ備えた波長選択型光スイッチの構成を示す図である。 図15における回折格子の構成を示す図である。 移動可能な2つの全反射ミラーを備えた波長選択型光スイッチの構成を示す図である。 波長選択型光スイッチの構成を模式的に示す図である。 従来のMEMSミラーアレイチップの構成を示す平面図である。 Add型の波長選択型光スイッチを有する光合分波モジュールの構成を模式的に示す図である。 Drop型の波長選択型光スイッチを有する光合分波モジュールの構成を模式的に示す図である。
符号の説明
1…ファイバアレイ、1a…入力ポート、1b−1〜1b−6…出力ポート、2…マイクロレンズアレイ、3…集光レンズ、4…4f光学系、5…MEMSミラーアレイチップ、6…第3のレンズ、7…受光素子アレイ、8…全反射ミラー、9…回折格子、10…第2の受光素子アレイ、11…第2の受光素子アレイ、12,13…全反射ミラー、41…第1レンズ、42…第2レンズ、43…回折格子、43a…グレーティング部、43b…反射部、51…基部、52…MEMSミラー素子、52a…MEMSミラー。

Claims (10)

  1. 入射光の光軸上に配置された第1のレンズと、
    この第1のレンズの前記入射光の入射側とは反対側の焦点上に前記入射光の光軸に対して斜めに配置され、少なくとも前記第1のレンズと反対側の面の一部に反射面を有する回折格子と、
    この回折格子により回折された前記入射光の回折光の光軸上で、かつ、一方の焦点面が前記回折格子に位置するように配置された第2のレンズと、
    前記回折光の光軸上で、かつ、前記第2のレンズの他方の焦点面に配置され、前記回折光を反射して前記回折格子に導く偏向素子と、
    この偏向素子により反射された前記回折光を前記回折格子の前記反射面により反射された反射光の光軸上で、かつ、一方の焦点面が前記回折格子に位置するように配置された第3のレンズと、
    前記反射光の光軸上で、かつ、前記第3のレンズの他方の焦点面側に配置された受光素子と
    を備えたことを特徴とする光チャネルモニタ。
  2. 入射光の光軸上に配置された第1のレンズと、
    この第1のレンズの前記入射光の入射側とは反対側の焦点面に前記入射光の光軸に対して斜めに配置され、少なくとも前記第1のレンズと反対側の面の一部に反射面を有する回折格子と、
    この回折格子により回折された前記入射光の回折光の光軸上で、かつ、一方の焦点面が前記回折格子に位置するように配置された第2のレンズと、
    前記回折光の光軸上で、かつ、前記第2のレンズの他方の焦点面に配置され、前記回折光を反射して前記回折格子に導く偏向素子と、
    この偏向素子により反射された前記回折光を前記回折格子の前記反射面により反射された反射光の光軸上に配置された反射ミラーと、
    この反射ミラーにより反射された前記反射光の光軸上に配置された受光素子と
    を備えたことを特徴とする光チャネルモニタ。
  3. 前記回折格子の前記第1のレンズに対向する面の一部に形成された反射面により反射された入射光の光軸上に配置された第2の回折格子と、
    この第2の回折格子により回折された回折光の光軸上で、かつ、前記第2の回折格子が一方の焦点面に位置するように配置された第3のレンズと、
    この第3のレンズの他方の焦点面側に配置された第2の受光素子と
    をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の光チャネルモニタ。
  4. 前記第1の回折格子は、1次または−1次の回折光に対して略45度のリトロー配置となるように配置された透過型の回折格子から構成され、
    前記偏向素子で反射された回折光は、前記回折格子に対して略45度の角度で入射する
    ことを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の光チャネルモニタ。
  5. 前記偏向素子は、1次元に配列された複数のMEMSミラー素子から構成される
    ことを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載の光チャネルモニタ。
  6. 前記回折格子は、多数のスリットが互いに平行に並設されたグレーティング部を有し、
    前記反射面は、前記回折格子の端部に前記スリットの長手方向に帯状に形成される
    ことを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載の光チャネルモニタ。
  7. 前記回折格子は、多数のスリットが互いに平行に並設されたグレーティング部を有し、
    前記反射面は、平面視略矩形の前記回折格子の四隅、または、前記スリットの長手方向と平行な方向の両端の略中央部に形成される
    ことを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載の光チャネルモニタ。
  8. 前記反射ミラーは、前記反射光の光軸方向に対して斜めに配設される
    ことを特徴とする請求項2記載の光チャネルモニタ。
  9. 前記反射ミラーは、凹面鏡から構成される
    ことを特徴とする請求項2記載の光チャネルモニタ。
  10. 請求項1乃至9の何れか1項に記載の光チャネルモニタと、
    少なくとも1つの入力ポートおよび少なくとも1つの出力ポートからなる入出力光学系と
    を備え、
    前記入力ポートから入力される入射光は、前記第1のレンズに入射され、
    前記偏向素子の角度に応じて前記偏向素子で反射された光を、前記第2のレンズ、前記回折格子を介して前記入出力光学系の出力ポートのうちの任意の出力ポートに導く
    ことを特徴とする波長選択型光スイッチ。
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