JP2009120952A5 - - Google Patents

Claims (15)

1. アルミニウムより高い融解温度を有する金属アルミニウム合金を含有する粉末、アルミニウム合金中のアルミニウムと共に反応性ハロゲン化物蒸気を形成できる活性剤及び１種以上の有機ポリマーを含有するバインダを含有するスラリーを調製する工程と、
   このスラリーを部品の表面に塗布する工程と、
   次いで部品を加熱してバインダを焼失させ、活性剤を蒸発させるとともに金属アルミニウムと反応させてハロゲン化物蒸気を形成し、ハロゲン化物蒸気を部品の表面上で反応させて同表面上にアルミニウムを堆積し、さらに堆積アルミニウムを部品の表面内に拡散させて拡散アルミナイド皮膜を形成する工程を含み、
   バインダが焼失する際に形成する灰残留物が簡単に除去できるものである、
   部品の表面に拡散アルミナイド皮膜を形成する方法。
2. 前記粉末がクロム−アルミニウム合金を含有する、請求項１記載の方法。
3. 前記粉末の粒度が１００メッシュ以下である、請求項１又は請求項２記載の方法。
4. 前記活性剤が塩化アンモニウム、フッ化アンモニウム及び臭化アンモニウムから選択される、請求項１乃至請求項３のいずれか１項記載の方法。
5. 前記バインダが１種以上の有機ポリマーのみからなる、請求項１乃至請求項４のいずれか１項記載の方法。
6. 前記スラリーが、本質的に３５〜６５重量％の粉末、１〜２５重量％の活性剤及び２５〜６０重量％のバインダのみからなる、請求項１乃至請求項５のいずれか１項記載の方法。
7. 前記粉末が本質的にクロム−アルミニウム合金のみからなる、請求項６記載の方法。
8. 前記部品表面が部品内部の内面と部品の外面とを含む、請求項１乃至請求項７のいずれか１項記載の方法。
9. 前記塗布工程で、スラリーの不均一な層を部品表面上に堆積する、請求項１乃至請求項８のいずれか１項記載の方法。
10. 前記部品を８１５℃〜１１５０℃の範囲の温度に加熱する、請求項１乃至請求項９のいずれか１項記載の方法。
11. 前記拡散アルミナイド皮膜が内方拡散型皮膜である、請求項１乃至請求項１０のいずれか１項記載の方法。
12. 前記拡散アルミナイド皮膜が外方拡散型皮膜である、請求項１乃至請求項１１のいずれか１項記載の方法。
13. 前記部品が空冷ガスタービンエンジン部品である、請求項１乃至請求項１２のいずれか１項記載の方法。
14. 前記部品がニッケル基超合金から形成されている、請求項１乃至請求項１３のいずれか１項記載の方法。
15. 本質的に、
    アルミニウムより高い融解温度を有する金属アルミニウム合金を含有する粉末３５〜６５重量％、
    アルミニウム合金中のアルミニウムと共に反応性ハロゲン化物蒸気を形成できる活性剤１〜２５重量％及び
    有機ポリマーバインダ２５〜６０重量％のみからなる、
    部品の表面に拡散アルミナイド皮膜を形成するスラリー。