JP2009119956A - シフト動作制御装置 - Google Patents

シフト動作制御装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2009119956A
JP2009119956A JP2007294198A JP2007294198A JP2009119956A JP 2009119956 A JP2009119956 A JP 2009119956A JP 2007294198 A JP2007294198 A JP 2007294198A JP 2007294198 A JP2007294198 A JP 2007294198A JP 2009119956 A JP2009119956 A JP 2009119956A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
shift
engine
ship speed
speed
ship
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2007294198A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5148250B2 (ja
Inventor
Makoto Ito
伊藤  誠
Takuya Sumi
拓也 角
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yamaha Motor Co Ltd
Original Assignee
Yamaha Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yamaha Motor Co Ltd filed Critical Yamaha Motor Co Ltd
Priority to JP2007294198A priority Critical patent/JP5148250B2/ja
Priority to US12/258,517 priority patent/US7690956B2/en
Publication of JP2009119956A publication Critical patent/JP2009119956A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5148250B2 publication Critical patent/JP5148250B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B63SHIPS OR OTHER WATERBORNE VESSELS; RELATED EQUIPMENT
    • B63HMARINE PROPULSION OR STEERING
    • B63H21/00Use of propulsion power plant or units on vessels
    • B63H21/21Control means for engine or transmission, specially adapted for use on marine vessels
    • B63H21/213Levers or the like for controlling the engine or the transmission, e.g. single hand control levers

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Ocean & Marine Engineering (AREA)
  • Electrical Control Of Ignition Timing (AREA)
  • Control Of Vehicle Engines Or Engines For Specific Uses (AREA)
  • Control Of Driving Devices And Active Controlling Of Vehicle (AREA)
  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
  • Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)

Abstract

【課題】船外機におけるエンジン出力の安定性を確保しつつ、シフトイン時の衝撃を軽減する。
【解決手段】シフトイン操作判定手段61は、リモコンレバー52の操作に応じた信号に基づいてシフトインを判定し、点火タイミング制御手段63は、シフトイン操作判定手段61によるシフトインの判定結果に基づいて、エンジン22の点火タイミングを遅角させ、シフトイン指令手段64は、エンジン22の点火タイミングが遅角された状態でドッグクラッチ25dを前進用ベベルギア25bまたは後進用ベベルギア25cに噛み込ませるようにシフトアクチュエータ44に指令する。
【選択図】 図1

Description

本発明はシフト動作制御装置に関し、特に、船外機の電動シフトにおけるシフトイン時の衝撃の低減方法に適用して好適なものである。
船外機の動力の伝達をニュートラルと前進と後進のいずれかに切り換えるためのシフト機構として、ドッグクラッチを用いたものがある。このドッグクラッチを用いる方法では、シフトイン時に、プロペラシャフトとともに静止しているドッグクラッチを、ドライブシャフトとともに回転しているギアに噛み込ませることで、ドライブシャフトの回転力をプロペラシャフトに伝達することができる。
また、例えば、特許文献1には、シフトイン時に発生する衝撃を軽減するために、エンジンがアイドリング状態でシフトがニュートラル位置にある状態から、シフトがニュートラル位置から外れることを検知したら、エンジン回転速度を低下させる方法が開示されている。
特開2001−152897号公報
しかしながら、特許文献1に開示された方法では、シフトがニュートラル位置から外れたらエンジン回転速度が低下するため、シフトインされなくてもエンジン回転速度が低下することがあり、エンジン出力が不安定になるという問題があった。
そこで、本発明の目的は、エンジン出力の安定性を確保しつつ、シフトイン時の衝撃を軽減することが可能なシフト動作制御装置を提供することである。
上述した課題を解決するために、請求項1記載のシフト動作制御装置によれば、リモコンレバーの位置を検出するレバー位置検出装置と、前記レバー位置検出装置の出力信号に基づいてシフトイン操作を判定するシフトイン操作判定手段と、前記シフトイン操作判定手段の判定結果に基づいて、エンジンの出力を低下させる出力低下制御を実行するエンジン出力制御手段と、前記出力低下制御開始と共にドッグクラッチをギアに噛み込ませるようにシフトアクチュエータに指令するシフトイン指令手段とを備えることを特徴とする。
これにより、ドッグクラッチをギアに噛み込ませる場合、運転者がシフトイン操作を行ったことが確実に判明した時点で、エンジン回転速度を低下させることができ、シフトインされないにもかかわらずエンジン回転速度が低下するのを防止することが可能となることから、エンジン出力の安定性を確保しつつ、シフトイン時の衝撃を軽減することができる。
また、請求項2記載のシフト動作制御装置によれば、前記エンジン出力制御手段は、エンジンの点火タイミングを遅角させる点火タイミング制御手段であることを特徴とする。
これにより、トルクの極端な低下を抑制しつつ、エンジン回転速度を低下させることができ、エンストの発生を抑制しつつ、シフトイン時の衝撃を軽減することができる。
また、請求項3記載のシフト動作制御装置によれば、前記エンジン出力制御手段は、前記シフトアクチュエータによるシフトインが完了した場合、または前記リモコンレバーが所定位置に戻された場合、前記出力低下制御を終了することを特徴とする。
これにより、シフトイン時にエンジンの出力を低下させた場合においても、エンジンの燃焼状態の過度な劣化を抑制することができ、シフトイン後のエンジンの出力を安定させることができる。
また、請求項4記載のシフト動作制御装置によれば、前記シフトイン指令手段は、前記エンジン出力制御手段にて出力低下制御を開始してから一定時間の経過後に、前記ドッグクラッチをギアに噛み込ませるようにシフトアクチュエータに指令することを特徴とする。
これにより、シフトインが行われる時にエンジン出力低下制御を実行してから実際のエンジンの出力の低下に遅れが発生する場合においても、エンジンの出力が確実に低下してから、ドッグクラッチをギアに噛み込ませることができ、シフトイン時の衝撃を効果的に軽減することができる。
また、請求項5記載のシフト動作制御装置によれば、前記リモコンレバーが操作された時の船速を判定する船速判定手段をさらに備え、前記エンジン出力制御手段は、前記船速判定手段にて判定された船速が所定値を超える場合、前記出力低下制御を禁止することを特徴とする。
これにより、船外機の動力の伝達が前進から後進に直ぐに切り換えられたようなエンジンに多大な負荷がかかる場合において、エンジン回転を更に低下させることを防止することが可能となり、エンスト、エンジン破損、エンジンの逆回転による水入りなどを防止しつつ、シフトイン時の衝撃を軽減することができる。
また、請求項6記載のシフト動作制御装置によれば、前記船速判定手段は、エンジン回転数と吸気圧とから船速を予測することを特徴とする。
これにより、実船速を検出する船速センサが船舶に搭載されていない場合においても、船速が所定値以下の場合にのみエンジンの出力を低下させることができ、エンストやエンジン破損を防止しつつ、シフトイン時の衝撃を軽減することができる。
また、請求項7記載のシフト動作制御装置によれば、同一の船舶に搭載された複数の船外機間で前記船速予測値の情報を送受信する船速通信手段をさらに備え、前記船速判定手段は、各船外機にて予測された船速予測値のうち最も高い船速予測値に基づいて、船速を判定することを特徴とする。
これにより、多機掛け時に各船外機のエンジンの回転数差が大きい場合においても、船速が高い状態を良好に検知することができ、多機掛け時においても、船速が所定値以下の場合にのみエンジンの出力を低下させることができる。
以上説明したように、本発明によれば、ドッグクラッチをギアに噛み込ませる場合、確実にシフトインされることが判明した時点で、エンジン回転速度を低下させることができ、エンジン出力の安定性を確保しつつ、シフトイン時の衝撃を軽減することが可能となる。
以下、本発明の実施形態に係るシフト動作制御装置について図面を参照しながら説明する。
本発明の第1実施形態に係るシフト動作制御装置が適用される船舶の概略構成を示す側面図である。
図1において、船舶11の後方にはブラケット21を介して船外機20が装着され、船舶11の船底には、船舶11の実船速を検出する船速センサ28が設けられている。ここで、船外機20には、クランク軸が垂直方向を向くように配置されたエンジン22が搭載され、エンジン22のクランクシャフトは、ドライブシャフト24、歯車機構25およびプロペラシャフト26を順次介してプロペラ27に動力が伝えられるようにドライブシャフト24に接続されている。また、エンジン22には、エンジン22の電子制御を行うECU(エンジンコントロールユニット)23が搭載されるとともに、船舶11の運転席には、シフト機構の操作指令を出力するリモコン装置12が装備され、リモコン装置12とECU23とは通信ケーブル13を介して接続されている。
なお、リモコン装置12とECU23とを接続する通信ケーブル13としては、DBWCAN(Drive−By−Wire Controller Area Network)ケーブルを用いることができが、その他の通信方法を用いても良い。
また、エンジン22としては、例えば、水冷4サイクルV型8気筒エンジンを用いることができるが、V型6気筒エンジンや直列多気筒エンジンなどのその他のエンジンを用いるようにしてもよい。
ここで、リモコン装置12には、船舶11に固定されるリモコン本体51が設けられ、リモコン本体51にはリモコンレバー52が前後に倒せるように取り付けられている。また、リモコン本体51には、リモコンレバー52の傾きを検知するレバーポジションセンサ53が設けられるとともに、リモコンレバー52の傾きに基づいて目標シフト位置を算出するECU54が設けられている。
ここで、このリモコン装置12では、リモコンレバー52が直立した時をニュートラル位置N、リモコンレバー52が所定角だけ前に倒れた時を前進時の目標シフト位置F0、リモコンレバー52がさらに前に倒れた時を前進位置F、リモコンレバー52が所定角だけ後に倒れた時を後進時の目標シフト位置R0、リモコンレバー52が所定角だけさらに倒れた時を後進時の後進位置Rに対応させることができる。そして、リモコンレバー52が目標シフト位置F0または目標シフト位置R0に達した時をシフトインと判定し、目標シフト位置F0または目標シフト位置R0から前進位置Fまたは後進位置Rに向かってそれぞれ倒されるに従って、エンジン22の出力を増大させることができる。
図2は、図1の船外機の概略構成を示す側面図である。
図2において、船外機20には、アッパーカウリング31、ロアーカウリング32、アッパーケーシング33およびロアーケーシング34が上から下に順次設けられている。そして、アッパーカウリング31およびロアーカウリング32にはエンジン22が収容され、アッパーケーシング33には、エンジン22から延びる排気管41および排気管41から排出された排気ガスをロアーケーシング34内に導く排気通路42が収容され、ロアーケーシング34には歯車機構25およびプロペラシャフト26が収容されるとともに、ロアーケーシング34の後方にはプロペラ27が装着されている。
ここで、歯車機構25には、駆動用ベベルギア25a、前進用ベベルギア25b、後進用ベベルギア25cおよびドッグクラッチ25dが設けられている。そして、駆動用ベベルギア25aは、ドライブシャフト24の回転に連動して回転するようにドライブシャフト24の下端に固定されている。また、前進用ベベルギア25bおよび後進用ベベルギア25cは、プロペラシャフト26と独立して回転できる状態でプロペラシャフト26の軸上に配置され、ドライブシャフト24の回転に連動して回転するように駆動用ベベルギア25aと噛み合わされている。さらに、ドッグクラッチ25dは、プロペラシャフト26上で軸方向に摺動自在、かつ円周方向に回動不能な状態で前進用ベベルギア25bと後進用ベベルギア25cとの間に配置されている。
また、船外機20には、ドッグクラッチ25dをプロペラシャフト26の軸上で軸方向に摺動させるシフトロッド43が設けられるとともに、シフトロッド43を駆動するシフトアクチュエータ44が設けられている。
また、エンジン22には、エンジン22の電子制御を行うECU23の他、エンジン22の回転数を検知する回転数センサ45、エンジン22の吸気圧を検知する吸気圧センサ46およびECU23から指示される点火タイミングに従ってエンジン22の点火を行う点火装置47が設けられている。
ここで、ECU23には、リモコンレバー52の操作に応じた信号に基づいてシフトイン操作を判定するシフトイン操作判定手段61、リモコンレバー52が操作された時の船速を判定する船速判定手段62、シフトイン操作判定手段61によるシフトイン操作の判定結果に基づいて、エンジン22の点火タイミングを遅角させる点火タイミング制御手段63、エンジン22の点火タイミングが遅角された状態でドッグクラッチ25dを前進用ベベルギア25bまたは後進用ベベルギア25cに噛み込ませるようにシフトアクチュエータ44に指令するシフトイン指令手段64が設けられている。
以下、シフト動作制御装置の動作について説明する。
図3は、本発明の一実施形態に係るシフト動作制御方法の流れを示す図、図4は、本発明の一実施形態に係るシフト動作制御方法の動作タイミングを示す図、図5は、本発明の一実施形態に係るシフト動作制御方法を示すフローチャートである。
図3において、図1のリモコンレバー52がニュートラル位置Nから倒されると(図4の時刻t1)、レバーポジションセンサ53は、リモコンレバー52の位置に応じたLPS電圧を出力する。そして、レバーポジションセンサ53から出力されたLPS電圧は、LPS入力インターフェースを介してLPSデータに変換された後、ECU54に入力され、ECU54にて目標値演算が行われることで、リモコンレバー52がニュートラル位置Nから目標シフト位置F0または目標シフト位置R0に達したかどうかが判定され(図4(a)、図4(b))、目標シフト位置を示す信号が図2のECU23に入力される(図4の時刻t2)。なお、リモコンレバー52がニュートラル位置Nから目標シフト位置F0または目標シフト位置R0に達するまでの時間Tは、通常は数百msec程度である。
また、図1の船速センサ28にて検出された実船速、図2の回転数センサ45にて検出されたエンジン22の回転数および吸気圧センサ46にて検出されたエンジン22の吸気圧はECU23に入力される。
そして、目標シフト位置を示す信号がECU23に入力されると、シフトイン操作判定手段61は、目標シフト位置を示す信号に基づいてシフトイン操作を判定する(図5のステップS1)。また、船速センサ28にて検出された実船速がECU23に入力されると、船速判定手段62は、リモコンレバー52が操作された時の船速を判定する。なお、船速センサ28が船舶11に搭載されていない場合、船速判定手段62は、回転数センサ45にて検出されたエンジン22の回転数および吸気圧センサ46にて検出されたエンジン22の吸気圧に基づいて、船速を予測するようにしてもよい。
そして、点火タイミング制御手段63は、リモコンレバー52にてシフトイン操作されたことがシフトイン操作判定手段61にて判定されると、船速判定手段62にて判定された船速が所定値以下の場合(図5のステップS2)、エンジン22の点火タイミングが遅角するように点火装置47の点火タイミングを制御する(図4の時刻t2、図5のステップS3)。
そして、シフトイン指令手段64は、エンジン22の点火タイミングが遅角されると共に、ドッグクラッチ25dを前進用ベベルギア25bまたは後進用ベベルギア25cに噛み込ませるようにシフトアクチュエータ44にシフトイン指令を出力する(図4の時刻t2、図5のステップS4)。
なお、シフトイン指令手段64は、エンジン22の点火タイミングが遅角されてから一定時間の経過後に、シフトアクチュエータ44にシフトイン指令を出力するようにしてもよい。ここで、エンジン22の点火タイミングが遅角されてからシフトアクチュエータ44にシフトイン指令を出力するまでの遅延時間は、ユーザが遅れを感じない範囲内において、エンジン22の出力が低下するまでの時間に設定することができ、例えば、数十msecとすることができる。
そして、シフトアクチュエータ44は、シフトイン指令手段64からのシフトイン指令を受け取ると、シフトロッド43を駆動することで、前進用ベベルギア25bまたは後進用ベベルギア25cにドッグクラッチ25dを噛み込ませる(図4の時刻t2〜t3)。そして、前進用ベベルギア25bまたは後進用ベベルギア25cにドッグクラッチ25dが噛み込まれると、ドライブシャフト24の動力がプロペラシャフト26に伝達され、プロペラ27が駆動されることで、図1の船舶11が前進または後進することができる。
そして、点火タイミング制御手段63は、シフトアクチュエータ44にて駆動された実シフト位置がシフトインされるか、またはリモコンレバー52がニュートラル位置Nに戻されると(図5のステップS5)、エンジン22の点火タイミングを元に戻す(図4の時刻t3、図5のステップS6)。
一方、図5のステップS2において、船速判定手段62にて判定された船速が所定値を越える場合、シフトイン指令手段64は、エンジン22の点火タイミングが遅角されることなく、ドッグクラッチ25dを前進用ベベルギア25bまたは後進用ベベルギア25cに噛み込ませるようにシフトアクチュエータ44にシフトイン指令を出力する(図5のステップS7)。
これにより、前進用ベベルギア25bまたは後進用ベベルギア25cにドッグクラッチ25dを噛み込ませる場合、確実にシフトインされることが判明した時点で、エンジン回転速度を低下させることができ、シフトインされないにもかかわらずエンジン回転速度が低下するのを防止することが可能となることから、エンジン出力の安定性を確保しつつ、シフトイン時の衝撃を軽減することができる。
なお、上述した実施形態では、図4の時刻t2において、リモコンレバー52がFノッチまたはRノッチの位置に達する直前に、目標シフト位置F0または目標シフト位置R0に達したがどうかが判定されるため、リモコンレバー52がFノッチまたはRノッチの位置に達した時点では、シフトアクチュエータ44によるシフト駆動が既に開始されるとともに、点火タイミング制御手段63による遅角制御が既に開始されるように動作タイミングを設定することができる。
そして、リモコンレバー52がFノッチまたはRノッチの位置に達した後に、前進用ベベルギア25bまたは後進用ベベルギア25cにドッグクラッチ25dを完全に噛み込ませ、点火タイミング制御手段63による遅角制御を終了させることができる。
図6は、本発明の第2実施形態に係るシフト動作制御装置が適用される船舶の概略構成を示す平面図である。
図6において、船舶111の後方には複数の船外機20a、20bが装着され、船外機20a、20bには、船外機20a、20bにそれぞれ搭載されたエンジンの電子制御を行うECU23a、23bがそれぞれ設けられるとともに、船外機20a、20bの後方にはプロペラ27a、27bがそれぞれ設けられている。また、船舶111の運転席には、船外機20a、20bに対応したリモコン装置12a、12bが装備され、リモコン装置12a、12bとECU23a、23bとは通信ケーブル13a、13bをそれぞれ介して接続されている。
ここで、リモコン装置12a、12bには、リモコン操作を行うリモコンレバー52a、52bがそれぞれ設けられるとともに、リモコンレバー52a、52bの傾きに基づいて目標シフト位置をそれぞれ算出するECU54a、54bが設けられ、ECU54a、54bは互いに通信できるように接続されている。
そして、ECU23a、23bには、リモコンレバー52a、52bの操作に応じた信号に基づいてシフトイン操作をそれぞれ判定するシフトイン操作判定手段61a、61b、リモコンレバー52a、52bが操作された時の船速をそれぞれ判定する船速判定手段62a、62b、シフトイン操作判定手段61a、61bによるシフトイン操作の判定結果に基づいて、エンジンの点火タイミングをそれぞれ遅角させる点火タイミング制御手段63a、63b、エンジンの点火タイミングが遅角された状態でドッグクラッチを前進用ベベルギアまたは後進用ベベルギアに噛み込ませるようにシフトアクチュエータにそれぞれ指令するシフトイン指令手段64a、64b、船舶111に搭載された船外機20a、20b間で船速予測値をそれぞれ送受信する船速通信手段65a、65bがそれぞれ設けられている。
そして、船速通信手段65a、65bは船外機20a、20b間で船速予測値をそれぞれ送受信し、船速判定手段62a、62bは、各船外機20a、20bにて予測された最も高い船速予測値に基づいて、リモコンレバー52a、52bが操作された時の船速をそれぞれ判定する。
そして、点火タイミング制御手段63a、63bは、リモコンレバー52a、52bにてシフトインされたことがシフトイン操作判定手段61a、61bにてそれぞれ判定されると、各船速判定手段62a、62bにて判定された船速が所定値以下の場合、エンジンの点火タイミングが遅角するように点火タイミングを制御する。そして、各シフトイン指令手段64a、64bは、エンジンの点火タイミングが遅角されると共に、ドッグクラッチを前進用ベベルギアまたは後進用ベベルギアに噛み込ませるようにシフトアクチュエータにシフトイン指令をそれぞれ出力する。
これにより、多機掛け時に各船外機20a、20bのエンジンの回転数差が大きい場合においても、船速が高い状態を良好に検知することができ、多機掛け時においても、船速が所定値以下の場合にのみエンジンの出力を低下させることができる。
なお、図6の実施形態では、2台の船外機20a、20bが船舶111に装着された場合を例にとって説明したが、3台以上の船外機が船舶111に装着された場合に適用するようにしてもよい。
また、上述した実施形態では、シフトイン時にエンジン22の出力を低下させるために、エンジン22の点火タイミングを遅角させる方法について説明したが、本発明は、エンジン22の点火タイミングを遅角させる方法に限定されることなく、短時間点火を停止させたり、点火を間引きさせたり、インジェクターからの燃料噴射を停止させたり、インジェクターからの燃料噴射を間引きさせたりするようにしてもよい。
本発明の第1実施形態に係るシフト動作制御装置が適用される船舶の概略構成を示す側面図である。 図1の船外機の概略構成を示す側面図である。 本発明の一実施形態に係るシフト動作制御方法の流れを示す図である。 本発明の一実施形態に係るシフト動作制御方法の動作タイミングを示す図である。 本発明の一実施形態に係るシフト動作制御方法を示すフローチャートである。 本発明の第2実施形態に係るシフト動作制御装置が適用される船舶の概略構成を示す平面図である。
符号の説明
11、111 船舶
12、12a、12b リモコン装置
13、13a、13b 通信ケーブル
20、20a、20b 船外機
21 ブラケット
22 エンジン
23、23a、23b、54、54a、54b ECU
24 ドライブシャフト
25 歯車機構
25a 駆動用ベベルギア
25b 前進用ベベルギア
25c 後進用ベベルギア
25d ドッグクラッチ
26 プロペラシャフト
27、27a、27b プロペラ
28 船速センサ
31 アッパーカウリング
32 ロアーカウリング
33 アッパーケーシング
34 ロアーケーシング
41 排気管
42 排気通路
43 シフトロッド
44 シフトアクチュエータ
45 回転数センサ
46 吸気圧センサ
47 点火装置
51 リモコン本体
52、52a、52b リモコンレバー
53 レバーポジションセンサ
61、61a、61b シフトイン操作判定手段
62、62a、62b 船速判定手段
63、63a、63b 点火タイミング制御手段
64、64a、64b シフトイン指令手段
65a、65b 船速通信手段

Claims (7)

  1. リモコンレバーの位置を検出するレバー位置検出装置と、
    前記レバー位置検出装置の出力信号に基づいてシフトイン操作を判定するシフトイン操作判定手段と、
    前記シフトイン操作判定手段の判定結果に基づいて、エンジンの出力を低下させる出力低下制御を実行するエンジン出力制御手段と、
    前記出力低下制御開始と共にドッグクラッチをギアに噛み込ませるようにシフトアクチュエータに指令するシフトイン指令手段とを備えることを特徴とするシフト動作制御装置。
  2. 前記エンジン出力制御手段は、エンジンの点火タイミングを遅角させる点火タイミング制御手段であることを特徴とする請求項1記載のシフト動作制御装置。
  3. 前記エンジン出力制御手段は、前記シフトアクチュエータによるシフトインが完了した場合、または前記リモコンレバーが所定位置に戻された場合、前記出力低下制御を終了することを特徴とする請求項1または2記載のシフト動作制御装置。
  4. 前記シフトイン指令手段は、前記エンジン出力制御手段にて出力低下制御を開始してから一定時間の経過後に、前記ドッグクラッチをギアに噛み込ませるようにシフトアクチュエータに指令することを特徴とする請求項1から3のいずれか1項記載のシフト動作制御装置。
  5. 前記リモコンレバーが操作された時の船速を判定する船速判定手段をさらに備え、
    前記エンジン出力制御手段は、前記船速判定手段にて判定された船速が所定値を超える場合、前記出力低下制御を禁止することを特徴とする請求項1から4のいずれか1項記載のシフト動作制御装置。
  6. 前記船速判定手段は、エンジン回転数と吸気圧とから船速を予測することを特徴とする請求項5記載のシフト動作制御装置。
  7. 同一の船舶に搭載された複数の船外機間で前記船速予測値の情報を送受信する船速通信手段をさらに備え、
    前記船速判定手段は、各船外機にて予測された船速予測値のうち最も高い船速予測値に基づいて、船速を判定することを特徴とする請求項6記載のシフト動作制御装置。
JP2007294198A 2007-11-13 2007-11-13 シフト動作制御装置 Active JP5148250B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007294198A JP5148250B2 (ja) 2007-11-13 2007-11-13 シフト動作制御装置
US12/258,517 US7690956B2 (en) 2007-11-13 2008-10-27 Shift motion control device

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007294198A JP5148250B2 (ja) 2007-11-13 2007-11-13 シフト動作制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009119956A true JP2009119956A (ja) 2009-06-04
JP5148250B2 JP5148250B2 (ja) 2013-02-20

Family

ID=40624133

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007294198A Active JP5148250B2 (ja) 2007-11-13 2007-11-13 シフト動作制御装置

Country Status (2)

Country Link
US (1) US7690956B2 (ja)
JP (1) JP5148250B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012166760A (ja) * 2011-02-16 2012-09-06 Honda Motor Co Ltd 船外機の制御装置
JP2012214111A (ja) * 2011-03-31 2012-11-08 Honda Motor Co Ltd 車載パワーユニットの変速制御装置
JP6211165B1 (ja) * 2016-11-02 2017-10-11 三菱電機株式会社 船舶のシフト制御装置および船舶のシフト制御方法
US11919614B2 (en) 2018-12-04 2024-03-05 Honda Motor Co., Ltd. Outboard motor and outboard motor control device

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5130077B2 (ja) * 2008-02-22 2013-01-30 ヤマハ発動機株式会社 船外機及びそれを備えた船舶
US8428799B2 (en) * 2009-02-04 2013-04-23 GM Global Technology Operations LLC Automated fuel economy optimization for marine vessel applications
JP2012232681A (ja) * 2011-05-02 2012-11-29 Yamaha Motor Co Ltd 船舶推進装置
CN102662406B (zh) * 2012-04-23 2014-07-09 北京信息科技大学 特大齿轮姿态控制方法及系统

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04278896A (ja) * 1991-03-06 1992-10-05 Sanshin Ind Co Ltd 船舶推進機の遠隔制御装置
JP2001152896A (ja) * 1999-11-30 2001-06-05 Sanshin Ind Co Ltd 小型船舶用推進機
JP2001152897A (ja) * 1999-12-01 2001-06-05 Sanshin Ind Co Ltd 船外機のシフトショック軽減制御方法
JP2003231498A (ja) * 2002-02-08 2003-08-19 Yamaha Marine Co Ltd 小型船舶の前後進切替装置
JP2004142538A (ja) * 2002-10-23 2004-05-20 Yamaha Marine Co Ltd 船舶の推進制御装置
JP2006069277A (ja) * 2004-08-31 2006-03-16 Honda Motor Co Ltd 船外機の排気装置

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2980943B2 (ja) * 1990-05-30 1999-11-22 三信工業株式会社 舶用推進機の遠隔制御シフト装置
JP2003097309A (ja) * 2001-09-20 2003-04-03 Sanshin Ind Co Ltd 操船装置、操船方法
JP4726634B2 (ja) * 2006-01-16 2011-07-20 ヤマハ発動機株式会社 船舶

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04278896A (ja) * 1991-03-06 1992-10-05 Sanshin Ind Co Ltd 船舶推進機の遠隔制御装置
JP2001152896A (ja) * 1999-11-30 2001-06-05 Sanshin Ind Co Ltd 小型船舶用推進機
JP2001152897A (ja) * 1999-12-01 2001-06-05 Sanshin Ind Co Ltd 船外機のシフトショック軽減制御方法
JP2003231498A (ja) * 2002-02-08 2003-08-19 Yamaha Marine Co Ltd 小型船舶の前後進切替装置
JP2004142538A (ja) * 2002-10-23 2004-05-20 Yamaha Marine Co Ltd 船舶の推進制御装置
JP2006069277A (ja) * 2004-08-31 2006-03-16 Honda Motor Co Ltd 船外機の排気装置

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012166760A (ja) * 2011-02-16 2012-09-06 Honda Motor Co Ltd 船外機の制御装置
JP2012214111A (ja) * 2011-03-31 2012-11-08 Honda Motor Co Ltd 車載パワーユニットの変速制御装置
JP6211165B1 (ja) * 2016-11-02 2017-10-11 三菱電機株式会社 船舶のシフト制御装置および船舶のシフト制御方法
US11919614B2 (en) 2018-12-04 2024-03-05 Honda Motor Co., Ltd. Outboard motor and outboard motor control device

Also Published As

Publication number Publication date
US20090124141A1 (en) 2009-05-14
US7690956B2 (en) 2010-04-06
JP5148250B2 (ja) 2013-02-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5148250B2 (ja) シフト動作制御装置
US8075356B2 (en) Marine vessel propulsion device and marine vessel including the same
US8277266B2 (en) Outboard motor and marine vessel including the same
US8740659B2 (en) Outboard motor control apparatus
US10279880B2 (en) Control device of outboard motor
US20070232162A1 (en) Remote control device, remote control device side ecu and watercraft
US9868501B1 (en) Method and system for controlling propulsion of a marine vessel
JP2008274911A (ja) 船舶推進機のエンジン制御装置
US20050284446A1 (en) Control device for engine of boat
JP2008201213A (ja) 船舶推進機及び船舶
JP2007309262A (ja) 船舶用推進機のシフトカット制御装置及び船舶
JP5185056B2 (ja) エンジン回転数制御装置
JP4641312B2 (ja) 船舶駆動用電子制御装置
US6832940B2 (en) Electronic controlled drive apparatus
JP5603662B2 (ja) 船外機の制御装置
CA2778298C (en) Outboard motor control apparatus
JP5379745B2 (ja) 船外機の制御装置
WO2015045334A1 (ja) エンジン制御装置
JP6848398B2 (ja) 船外機の制御装置
US11851151B2 (en) Outboard motor and marine propulsion system
JP6855769B2 (ja) 船外機の制御装置
JP2019001405A (ja) 船外機の制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20101019

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120626

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120629

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120823

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120911

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20121120

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20121128

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5148250

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20151207

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250