JP2009118758A - ペットの体重管理方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】ペットの体重を適切に管理するための方法を提供すること。
【解決手段】対象とするペットについての、予め測定された体重及び体脂肪率並びに予め判定されたボディーコンディションスコアー(以下BCSと記す)に基づき、該ペットの適正給与カロリーを体重及び体脂肪率から算出し、運動負荷増加の要否をBCS及び体脂肪率から判断し、かつ適正体重をBCS、体脂肪率及び体重から算出し、得られた該適正給与カロリー、運動負荷増加の要否、及び該適正体重の値に基づき、該ペットの体重を管理する。

【選択図】なし

Description

本発明は、ペット、特に犬の体重管理システムに関する。
近年、犬や猫等の小動物のペットにおいて、その食料事情が豊かになるにつれて肥満が問題となってきている。ペットへの愛着心が強い飼い主は、ペットが肥満にならないようにフードの給与量をコントロールし、ペットの健康の維持増進を図ることを心がけており、また動物病院に対しても、このような要望をする場合が多い。
このような背景のもと、ペットの健康管理を目的として、ペットに必要なペットフードの種類及びその分量等をペットの体重及びボディーコンディションスコアー(以下BCSと記す)に応じて自動的に計算し、これに基づいて自動的に処方箋を作成するためのシステムが提案されている(特許文献1参照)。このシステムによれば、その処方箋に基づいてペットフードを給与することにより、ペットの体重を適切に管理することができるため、肥満を防止することができると同文献には記載されている。しかし、同文献に記載のシステムはペットの現体重とBCSのみに基づいてその処方箋を作成しており、この点で、ペットの適切な体重管理のための技術としてさらに改善する余地がある。
特開2006−25605号公報
本発明の目的は、ペットの体重を適切に管理するための方法を提供することにある。
本発明は、対象とするペットについての、予め測定された体重及び体脂肪率並びに予め判定されたボディーコンディションスコアー(以下BCSと記す)に基づき、該ペットの適正給与カロリーを体重及び体脂肪率から算出し、運動負荷増加の要否をBCS及び体脂肪率から判断し、かつ適正体重をBCS、体脂肪率及び体重から算出し、得られた該適正給与カロリー、運動負荷増加の要否、及び該適正体重の値に基づく、ペットの体重管理方法を提供することにより前記目的を達成したものである(以下、第1発明というときは、本発明を意味する。)。
また本発明は、コンピュータの入力画面に対してペットの現在の体重、体脂肪率、BCSのデータを含む現状データセットを入力すべき旨を該入力画面に表示させる手段と、現状データセットを入力するデータ入力手段と、入力された前記現状データセットを記憶する現状データセット記憶手段と、記憶された前記現状データセットを用い、該ペットの適正給与カロリーを体重及び体脂肪率から算出し、運動負荷増加の要否をBCS及び体脂肪率から判断し、かつ適正体重をBCS、体脂肪率及び体重から算出する演算手段と、前記演算手段によって得られた適正給与カロリー、運動負荷増加の要否の判断、及び適正体重の値を記憶する記憶手段と、記憶された適正給与カロリー、運動負荷増加の要否、及び適正体重の値を出力装置に出力する手段とを備える、ペットの体重管理システムを提供することにより前記目的を達成したものである(以下、第2発明というときは、本発明を意味する。)。
また本発明は、使用者の端末装置と管理用のサーバーコンピューターの間でのネットワーク通信を介して運用されるペットの体重管理システムであって、前記サーバにおける情報処理が、端末装置の入力画面に対してペットの現在の体重、体脂肪率、BCSを含む現状データセットを入力すべき旨を前記入力画面に表示させる手段と、前記端末装置において入力された現状データセットを前記端末装置よりネットワーク通信を介して受信する手段と、受信した前記現状データセットを記憶する現状データセット記憶手段と、記憶された前記現状データセットを用い、該ペットの適正給与カロリーを体重及び体脂肪率から算出し、運動負荷増加の要否をBCS及び体脂肪率から判断し、かつ適正体重をBCS、体脂肪率及び体重から算出する演算手段と、前記演算手段によって得られた適正給与カロリー、運動負荷増加の要否の判断、及び適正体重の値を記憶する記憶手段と、記憶された適正給与カロリー、運動負荷増加の要否、及び適正体重の値を端末装置に配信する手段とを備える、ペットの体重管理システムを提供することにより前記目的を達成したものである(以下、第3発明というときは、本発明を意味する。)。
本発明では、ペットの現体重、体脂肪率及びBCSの3つの値に基づいて、体重管理のための指針として適正給与カロリーの値、運動負荷増加の要否及び適正体重の値を採用しているので、ペットの体重を従来よりも一層適切に管理することができる。
まず、第1発明の実施形態について説明する。本実施形態は、犬や猫に代表される哺乳動物を対象とすることが好適であり、特に犬を対象とすることが適切な体重管理の実施の点から好適である。そこで以下の説明では、具体的なペット種として犬を対象とする。
本実施形態では、体重計及び体脂肪計を使用して、体重及び体脂肪を測定する。現在動物病院においては犬用の体脂肪計が普及しているので、本実施形態は動物病院における犬の体重管理に適用されることが好適である。もちろん、ペットの飼い主が、自宅でペットの体重管理をするために本実施形態を適用してもよい。本実施形態に従い、動物病院で体重管理を行う場合には、動物病院に来院する犬に対し、獣医師が体重管理(例えばペットフードの給与量の設定等)を行うときの指針(この指針については後ほど詳述する。)が獣医師に提供される。
本実施形態では、対象とする犬のBCSを、獣医師の診断により予め判断しておく。BCSは動物の体型や触診から導かれる外形的特徴に基づく肥満度の段階評価である。一般的にはBCSは1、2、3、4、5の5段階で判定される。BCS3が標準であり、数値が大きいほど肥満度が高い。BCSの判定部位は、肋骨、腰部、腹部の3つの部位である。これらの部位におけるそれぞれの外形的特徴を獣医師が総合的に判断することで、その動物のBCSが決定される。例えば犬の場合、各部位における具体的な判定基準は以下の表1に示す通りである。
Figure 2009118758
前記のBCS判定基準は一つの目安であり、たとえ前記の3つの部位すべてで条件を同時に満たしていなくとも、各部位の特徴を獣医師が総合的に判断してBCSを判定してもよい。なお、BCSの判定には上述の5段階の他に1から9までの9段階の判定基準が用いられることもある。この場合、1(9段階)→1(5段階)、2(9段階)→1.5(5段階)、3(9段階)→2(5段階)、...9(9段階)→5(5段階)のように置き換えることができる。また、BCSをその判定方法から、視診や触診による体型判定と呼ぶ場合もある。
本実施形態では、BCSと共に、上述のとおり、対象となる犬の体重及び体脂肪率を予め測定しておく。体脂肪率は、例えば本出願人の先の出願に係る特開2007−195931号公報に記載の体脂肪計を用いて測定できる。また、大和製衡(株)製の「ヘルスラボ(登録商標)犬用体脂肪計」を用いて測定できる。
従来、犬の肥満度の判定は主にBCSを基準に行われてきた。しかし、犬用の体脂肪計が普及し、犬の体脂肪率が簡便に計測できるようになるに連れ、BCSのみでは犬の肥満度を正確に判定できないことが、本発明者らの検討の結果判明した。本発明者らは、全国の動物病院に協力を依頼し、健康な犬約2万頭(未去勢オス、去勢オス、未不妊メス、及び不妊メスの全てを含む)を対象として体脂肪率及びBCSを測定した。その結果、同じBCSであっても、体脂肪率にかなりのばらつきが見られることが判明した。その結果を以下の表2に示す。同表は、BCSが3と判定された犬の体脂肪率の分布を示している。
Figure 2009118758
表2に示す結果から明らかなように、適正な体脂肪率を有していると従来考えられてきたBCSが3の犬にもかかわらず、体脂肪率15%未満のものが194頭もおり、逆に体脂肪率40%以上のものが186頭もいることが判明した。この結果は、BCSのみに基づけば平均的な体脂肪率を有すると判定された犬であっても、その犬の体脂肪率が平均的なものであるとは必ずしも限らないことを意味している。表2には示していないが、BCSでやせ型と判定された犬であっても体脂肪率が高い犬がおり、その逆の場合の犬もいた。この結果は、BCSの判定の際に犬の骨格に対して脂肪と筋肉の配分が考慮されず、従ってBCSが脂肪と筋肉の両方の量に基づいて判定されていたことを示している。
以上の結果に基づき、本発明者らは、BCSのみならず体脂肪率も用いることで犬の体重管理を一層適正に行い得るとの考えに到達した。
本実施形態においては、上述した体重、体脂肪率及びBCSから、犬の体重管理の指針を導き出す。この指針として、本実施形態においては適正給与カロリー及び適正体重の値並びに運動負荷増加の要否を採用する。
これら3つの指針を採用した理由は以下の通りである。体重管理において重要なのはエネルギーバランスと目標体重である。エネルギーバランスとは食事による摂取カロリーと運動などによる消費カロリーの比較のことであり、摂取カロリーが大きければ太り消費カロリーが大きければやせる。摂取カロリーに関しては、適正な給与カロリーを指導することで調整することができる。消費カロリーに関しては、消費カロリーのうちの6割〜8割を占めると言われている基礎代謝量を調整するのが有効である。この基礎代謝は体の中の筋肉の量でほぼ決定されるものであり、基礎代謝を上げると言うことはすなわち筋肉量を増やすことである。我々は、運動負荷をかけることが、消費カロリーの上昇になるだけではなく、筋肉量を増やすことにより基礎代謝が増えるという観点でこの方法を提案するに至った。目標体重は、従来は獣医師の主観による判断であったり、1歳頃の体重であったりして現状に必ずしも沿ったものではなかった。本発明ではその個体の適正体脂肪率に達したときの適正体重を示すことで、前記目標体重を客観的な数値として提示できるようになった。
以下、上述した3つの指針についてそれぞれ説明する。まず適正給与カロリーの算出について以下に説明する。
適正給与カロリーの算出は、犬の現在の体重及び体脂肪率に基づいて行い、BCSは考慮しない。この理由は、本実施形態では適正給与カロリーの算出を、犬の現在の体重及び体脂肪率から得られる除脂肪体重に基づいて行うからである。ここで、除脂肪体重とは犬の全体重のうち、脂肪分の重量を除いた部分の体重である。犬の体内でエネルギーを消費するのは主に筋肉部であり、脂肪部はエネルギー消費を行わない。従って、犬が必要とするエネルギーは除脂肪体重をもとに判定されるべきである。
まず以下の計算式(1)により除脂肪体重を算出する。
除脂肪体重(kg)=(現在の体重(kg))×(100−体脂肪率(%))/100 (1)
式(1)により求められた除脂肪体重から以下の計算式(2)により適正給与カロリーを算出する。この式(2)は「小動物の臨床栄養学第4版」(学窓社、本好茂一監修)の36頁の記載に基づき代謝体重を体脂肪率20%と仮定して決定されたものである。
適正給与カロリー(kcal)=A×(除脂肪体重(kg))0.75 (2)
式中、Aはカロリー係数で80〜130の範囲から選ばれる値である。
カロリー係数の値に幅がある理由は、ペットフードの構成成分によって吸収効率が異なるからであり、また、飼育状況によってカロリー係数が異なるからである。日本の室内飼育犬において通常食を給与する場合は、カロリー係数としては、80〜110の範囲から選ばれる値を用いることが好ましく、100を用いることがより好ましい。日本の室内飼育犬において特別療養食を給与する場合は、カロリー係数としては、90〜120の範囲から選ばれる値を用いることが好ましく、110を用いることがより好ましい。
適正給与カロリーの算出にあたっては、体重及び体脂肪率に加え、年齢を考慮することが好ましい。この場合、測定された体重BW(kg)、体脂肪率BF(%)、及び年齢係数AGから下記の式(3)に従い1日の前記適正給与カロリーFC’(kcal)を算出する。この式(3)は式(2)に年齢係数を乗したものであり、年齢とともに減少する事を考慮したものである。係数の値としては1.0〜0.9の範囲から選択される。たとえば1歳から5歳までを基本として、6歳から9歳までは5%減、10歳以上を10%減とすることができる。年齢により給与カロリーが減少することは「小動物の臨床栄養学第4版」(学窓社、本好茂一監修)の38頁に記載されているが、その減少の割合に関しては、同書の知見および筆者の調査結果によって定めたものである。
FC’(kcal)=AG×A×{BW(kg)×(100−BF(%))/100}0.75 (3)
式中、AGは年齢により減少する値で0.9〜1.0の範囲から選ばれる値である。Aはカロリー係数で80〜130の範囲から選ばれる値である。
次に、運動負荷増加の要否の判断について説明する。運動負荷増加の要否の判断は、犬のBCS及び体脂肪率に基づいて行い、現体重は考慮しない。この理由は、後述するように、本実施形態の運動負荷増加の要否の判断は、犬の現体重値に関わりなく、その犬の体に占める筋肉と脂肪とのバランスを基準に行われるためである。
本実施形態では、前記のように、BCSを脂肪と筋肉の両方を合わせた肉付きの指標であると位置づけ、体脂肪率を脂肪と筋肉の割合として肥満度の指標と位置付ける。
肥満度については、「やせ」、「標準」、及び「肥満」の3つの区分することが好ましい。前述の約2万頭の犬を対象とした体脂肪率の実測値に基づき、体脂肪率による犬の肥満度を、以下の表3のように区分することができる。「やせ気味」を「やせ」に含め、「太り気味」を「肥満」に含め、「やせ」、「標準」、及び「肥満」の3つの区分することが好ましい。同表中の数字は体脂肪率の値(%)を表す。なお、値は、小数第1位を四捨五入した値である。
Figure 2009118758
また、肉付きについては、「少ない」、「普通」及び「多い」の3つに区分することが好ましい。具体的には、BCSに基づき、BCS1及び2を肉付きの「少ない」に、BCS3を「普通」に、BCS4及び5を「多い」にそれぞれ対応させることができる。
運動負荷増加の要否の判断は、体脂肪率に基づく肥満度と、BCSに基づく肉付きの組み合わせにより行うことができる。本実施形態における運動負荷増加の要否の判断基準の内容を以下の表4に示す。
Figure 2009118758
表4に示すように、BCSによる体型区分と体脂肪率に基づく肥満度の組み合わせが「肉付き少」かつ「やせ(やせ気味)」、「肉付き少」かつ「標準」、「肉付き少」かつ「肥満(太り気味)」、「普通」かつ「肥満(太り気味)」、「肉付き多」かつ「肥満(太り気味)」のいずれかとして判定された場合は、その犬には現状以上の運動負荷が必要と判断される。ただし、急激な運動量の増加は関節を痛める原因となる事もあるので、徐々に運動量を増やすように指導することが大切である。
それ以外の組み合わせの場合、その犬には現状の運動負荷を維持することを指導する必要があると判断される。従って、表4に示す内容の表を、獣医師やペットの飼い主が所持していれば、BCS及び体脂肪率から運動負荷増加の要否を簡便に判断できる。
このように肥満度の指標として体脂肪率を用い、体型の指標としてBCSを用いることにより、その犬の体重を管理する上で必要な運動負荷の判断を適切に行うことが可能となる。
次に、適正体重の算出について説明する。まず本実施形態における適正体重の設定の考え方について説明する。前述のように、本実施形態においては、BCSを体型すなわち外見的な肉付きの尺度として用い、体脂肪率を筋肉の実質的な割合の尺度として用いている。このため、体脂肪測定の結果より「肥満」と判断されても、BCSによる体型判定においては「肉付きが少ない」と判定される場合がある。このような場合、「肥満」と判断されたからといって体重を減らすような適正体重の設定をすることは、体型から考えて妥当でない。また、例えばBCSによる体型判定により「肉付きが多い」と判定されても、体脂肪率の測定においては「やせている」と判断される場合がある。このような場合、「肉付きが多い」と判断されたからといって体重を減らすような適正体重の設定をすることは、体脂肪率から考えて妥当でない。
そこで、BCSによる体型判定が「肉付き少」かつ体脂肪率による肥満度判定が「肥満(太り気味)」の場合又はそれぞれ「肉付き多」かつ「やせ(やせ気味)」の場合には現状体重の維持が最適と考え、その犬に対して体重の減少を伴うような適正体重の設定は行わず、現体重を適正体重として設定することができる。
逆に、BCSによる体型判定が「肉付き少」かつ体脂肪率による肥満度判定が「肥満(太り気味)」の場合及びそれぞれ「肉付き多」かつ「やせ(やせ気味)」のいずれか以外の組み合わせの場合は、以下の計算式(4)により適正体重を算出することができる。式中、F(%)は適正体脂肪率であり、動物種、性別、年齢等に応じて適宜設定することができる。F(%)の値は15〜30%の範囲が好ましく、犬の場合、例えば18〜27%が好ましく用いられる。
適正体重(kg)=除脂肪体重(kg)/(100−F) (4)
以上により得られる適正給与カロリーの値、運動負荷増加の要否及び適正体重の値を体重管理のための指針とすることにより、その犬の体重を適切に管理することができる。体重管理の具体的な手順としては、まず算出された適正給与カロリーの値に基づいてペットフードの量を決定し、それをその犬に対して1日に給与するペットフードの量とする。飼い主には決められたペットフードの量を毎回正しく量って与えるように指導することが非常に大切となる。また、トータルの摂取カロリーはおやつやトッピングのカロリーも含むため、そのような物を与えた場合は、ペットフードの量を減らす等の指導も大切である。また、判断された運動負荷増加の要否に従い、その犬の1日あたりの運動量を調整する。もし運動負荷の増加が要と判断された場合は、その犬の1日あたりの運動量を増やすようにし、逆に運動負荷が維持と判断された場合は、その犬の1日あたりの運動量は現状維持とする。以上の内容を、算出された適正体重の値にその犬の体重が到達するまで続ける。体重あるいは体脂肪率の減少速度が思わしくない場合は、まず、飼い主に給与カロリーがしっかり守られているか確認する必要がある。正しく守られている場合でも、まれに体重を維持するための除脂肪体重当たりの必要カロリーが少ない個体がいるため給与量の設定を見直さなければいけないケースがある。その場合は、設定した給与カロリーを10%減少させて与えるように指導する。また、給与カロリーが守られているのにもかかわらず、逆に体重が減りすぎてしまった場合は給与カロリーを10%増加するように指導する。その犬の体重が適正体重に到達した場合、その時点での犬の体重、BCS及び体脂肪率に基づいて、改めて適正給与カロリー及び適正体重の値の算出並びに運動負荷増加の要否の判断を行い、それらをその犬の体重管理のための新たな指針とする。以上により、その犬の体重を適切な水準に管理することができる。
以上の方法により、その犬の体重を適切に管理することができる。さらに、前記の適正給与カロリー及び適正体重の値の算出並びに運動負荷増加の要否の判断の過程において、予め測定された体脂肪率の値を用いる代わりに、その犬の性別(去勢・不妊を含む)及び犬種に基づいて補正された適正体脂肪率の値及び肥満度の判定の基準を用いることにより、体重管理のためのより精度の高い指針を得ることが可能となる。このような、性別(去勢・不妊を含む)及び犬種に基づく体脂肪率補正について以下に説明する。
前述の健康な犬2万頭余りの調査結果のうち、未去勢オスの体脂肪率と肥満度の関係は以下の表5に示す通りであった。
よって、未去勢オスの場合は、全ての性別(未去勢オス、去勢オス、未不妊メス、及び不妊メス)を含めた調査で得られた体脂肪率に対して、体脂肪率を2〜5%増加させた値で肥満度の判定を行うことが好ましい。例えば、未去勢オスの場合は測定された体脂肪率BF(%)に2〜5%を加えた値を体脂肪率として用いることが好ましい。なお、「2〜5%を加えた値」とは、百分率で表した体脂肪率の数値に2〜5の値を加えることを意味し、1.02〜1.05を掛けることを意味するのではない。「増加させる」「減少させる」等についても以下同様である。
未去勢オス以外(去勢オス、未不妊メス、又は不妊メス)の場合は、測定された体脂肪率BF(%)に補正を加えずに体脂肪率として用いて差し支えない。
また、適正体重の算出においては、測定された体重BW(kg)、体脂肪率BF(%)、及び適正体脂肪率Fから式(4)を用いることができるが、該犬が未去勢オスの場合には、適正体脂肪率F(%)を他の性別の適正体脂肪率F(%)よりも2〜5%小さい値を用いて適正体重IBW(kg)を算出することが好ましい。
Figure 2009118758
さらに犬種を考慮に入れることにより、より正確な体重管理を行うことができる。前述の健康な犬2万頭余りの調査結果のうちの、1〜2歳齢の未去勢オスとそれ以外での平均体脂肪率の実測結果を下記表6のAに示す。また前述の調査での、犬種がシェットランド・シープドッグ、ポメラニアン及びメスのキャバリアの場合における、未去勢オスとそれ以外での1〜2歳齢の平均体脂肪率の実測結果を下記表6のBに示す。同様に前述の調査での、犬種がジャックラッセルテリア、フレンチブルドッグ及びブルドッグの場合における、未去勢オスとそれ以外での1〜2歳齢の平均体脂肪率の実測結果を下記表6のCに示す。
Figure 2009118758
表6に示したように、性別(去勢・不妊を含む)に関しては未去勢のオスの平均体脂肪率はそれ以外の性別(去勢・不妊を含む)の平均体脂肪率と比較して有意に低く、また、犬種がシェットランド・シープドッグ、ポメラニアン及びメスのキャバリアの場合は、一般の犬種よりも平均体脂肪率が高く、逆に犬種がジャックラッセルテリア、フレンチブルドッグ及びブルドッグの場合は、一般の犬種よりも平均体脂肪率が低いことが明らかとなった。
以上により、前記ペットとして犬を対象とした場合、犬種によって測定体脂肪率BF(%)に補正値を加減した値を体脂肪率として肥満度を判定することで、より正確な体重管理を行うことができる。
また、性別の場合と同様に、適正体重の算出においては、測定された体重BW(kg)、体脂肪率BF(%)、及び適正体脂肪率F(%)から式(4)を用いることができるが、該犬の犬種によって、適正体脂肪率F(%)に補正値を加減した値を適正体脂肪率F’(%)として適正体重IBW(kg)を算出することが好ましい。
具体的には、表6に示す結果から得られた知見に基づき、その犬がシェットランド・シープドッグ、ポメラニアン及びメスのキャバリアのいずれかの場合は、測定された体脂肪率から6〜7%差し引いた値を肥満度判定に用いることができる。また、適正体重を求める式において、適正体脂肪率(F)に6〜7%加えた値を用いることができる。また、未去勢オスの場合は、これに加えて前記の性別の補正を行うことができる。
また、その犬がジャックラッセルテリア、フレンチブルドッグ及びブルドッグのいずれかの場合は、測定された体脂肪率に3〜5%を加えた値を肥満度判定に用いることができる。また、適正体重を求める式において、適正体脂肪率(F)に3〜5%差し引いた値を用いることができる。また、未去勢オスの場合は、これに加えて前記の性別の補正を行うことができる。
上述のように性別や犬種に基づいて測定体脂肪率BF並びに適正体脂肪率Fを補正することができるが、あらかじめ補正を織り込んだ一覧表を用いて、測定された体脂肪率の値をそのまま使用して判定を行ってもよい。その場合の一例を表7に示す。表中の数字は体脂肪率の値(%)を表す。なお、値は、小数第1位を四捨五入した値である。
Figure 2009118758
表7に示した性別(去勢・不妊の有無を含む)及び犬種に基づく体脂肪率補正を含んだ肥満度判定の目安を用いて、前記した適正給与カロリーの値及び適正体重の値の算出並びに運動負荷増加の要否の判断を行うことにより、犬の体重管理をより精度良く実行することができる。
次に、第2発明の実施形態について図1を参照しながら説明する。第2発明の実施形態について、特に説明しない点については、第1発明の実施形態に関して詳述した説明が適宜適用される。
本実施形態のペットの体重管理システム(以下、「本システム」と記す)では、第1発明の実施形態において、場合によっては人間の手作業にて実行された、適正給与カロリーの値及び適正体重の値の算出並びに運動負荷増加の要否の判断が、コンピューターの使用により効率的且つ高精度に実行される。本システムは一台のコンピューター及びそれに接続された入力装置、記憶装置及び出力装置(プリンタ等も含む)を用いて運用されるシステムであり、当該コンピューターにインストールされたプログラムを実行することで実現されるシステムである。
図1に示すように、本システムは、コンピューター、プリンタ、出力画面として表示すべき各データを記憶した記憶装置、モニタ、キーボード及びマウス等の入力手段を備えた入出力装置から構成される。本実施形態のシステムはコンピューターのモニターに入力画面を表示させ、キーボード等の操作により当該入力画面上に入力された各データを受け取り、当該データに基づいて演算を行い、その結果を出力画面としてモニタ上に表示させるものである。
本システムにおいては、コンピューターにインストールされるプログラムすなわちアプリケーション・ソフト・ウェアは、以下の機能ステップから構成されている。
・入力画面提供ステップs1
本システムにおける入力画面提供手段を実現するステップであり、コンピュータの入力画面に対してペットの現在の体重、体脂肪率、BCSのデータを含む現状データセットを入力すべき旨を前記入力画面に表示させる。
・データ入力ステップs2
本システムにおけるデータ入力手段を実現するステップであり、データ入力が行われる。
・現状データセット記憶ステップs3
本システムにおける現状データセット記憶手段を実現するステップであり、入力されたデータを現状データセットとして記憶する。
・演算ステップs4
本システムにおける演算手段を実現するステップであり、該ペットの適正給与カロリーを体重及び体脂肪率から算出し、運動負荷増加の要否をBCS及び体脂肪率から判断し、かつ適正体重をBCS、体脂肪率及び体重から算出する。
・演算結果記憶ステップs5
本システムにおける演算結果の記憶手段を実現するステップであり、算出されたペットの適正給与カロリー及び適正体重並びに判断された運動負荷増加の要否を記憶する。
・出力画面提供ステップs6
本システムにおける出力画面提供手段を実現するステップであり、得られたペットの適正給与カロリー及び適正体重並びに運動負荷増加の要否をモニタ上に表示させる。なお、前記の各ステップの実現においては、各ステップに対応する専用の演算ICを用いてもよい。
本システムは、ペットの体重管理を行おうとする獣医師又はペットの飼い主等により操作されるものである。具体的な操作内容は以下に詳述するように、体重管理の対象とするペットの現体重、BCS及び体脂肪率をシステムに対して入力しプログラムを実行することである。必要に応じて、システムによる出力結果を手作業にて記録するか出力画面のハードコピーとして印刷して記録してもよい。
以下、図2に基づき、本システムを詳細に説明する。図2は本システムの動作を示すフローチャートである。図2に示すように、本システムが起動されると、まず前記入力画面提供ステップs1が実行される。当該入力画面には、ペットの現在体重、体脂肪率及びBCSを入力する欄が設けられている。
続くデータ入力ステップs2において、入力画面上で現在体重、体脂肪率及びBCSが入力されて実行キーが選択されると、現状データセット記憶ステップs3において、入力されたデータが現状データセットとして記憶される。
続いて演算ステップs4が実行され、入力されたデータに応じて、該ペットの適正給与カロリーを体重及び体脂肪率から算出し、運動負荷増加の要否をBCS及び体脂肪率から判断し、かつ適正体重をBCS、体脂肪率及び体重から算出する。さらに、演算結果記憶ステップs5において、s4において算出されたペットの適正給与カロリー及び適正体重並びに判断された運動負荷増加の要否を記憶する。
続く出力画面提供ステップs6において、s4において算出されたペットの適正給与カロリー及び適正体重並びに判断された運動負荷増加の要否が出力画面としてモニタ上に表示される。「印刷」アイコンが選択された場合には、当該出力画面上の情報がプリンタによりプリントアウトされ、出力画面のハードコピーが得られる。該ハードコピーは、本システム実行後、その出力結果に基づいて体重管理を行うときに、その管理目標として参照するのに好適である。
以上の第2発明の実施形態では、ペットの適正給与カロリー及び適正体重の算出並びに運動負荷増加の要否の判断がコンピュータシステムの演算プロセスにより自動的に実行される。よって、これらを人間の手作業により実行するよりも効率的であり、且つ演算結果が高精度である。また本実施形態では上述のようにシステムの出力結果の管理が容易なので、その出力結果を体重管理のための管理目標として常に参照することができる。
次に、第3発明の実施形態について図3を参照しながら説明する。第3発明の実施形態について、特に説明しない点については、第1発明及び第2発明の実施形態に関して詳述した説明が適宜適用される。
先に説明した第2発明の実施形態が代表的には一台のコンピュータ及びそれに接続された各種装置から構成されるコンピュータシステムであったのに対し、本実施形態は、獣医師やペットの飼い主等の使用者の端末装置と管理用のサーバーコンピューターの間でのネットワーク通信を介して運用されるペットの体重管理方法に係るものである。このような実施形態によれば、第1発明の実施形態の内容がシステム利用者の地理的な制約に依存せずに実現される。本システムの操作者及び具体的な操作内容は第2発明の実施形態と同様である。
本実施形態に係る方法は、プログラムがインストールされたサーバーコンピューターシステムを実行することで実現される。このプログラムは端末装置のモニターに入力画面を表示させ、キーボード等の操作により入力画面上に入力された各データを受信し、受信したデータに基づいて演算を行い、その結果を出力画面としてモニタ上に表示させるものである。図3に示すように、本実施形態に係る方法を実現するためのシステムは、サーバーコンピューター、プリンタ、出力画面として表示すべきペットフード製品のカロリー等の属性データを記憶した記憶装置、ネットワークを介して接続されている、モニタ、キーボード及びマウス等の入力手段を備えた入出力画面表示用の端末装置から構成される。
以上の第3発明の実施形態を用いることにより、そのプログラム本体がインストールされているサーバーコンピューターに対し、遠隔地の利用者が本発明の体重管理方法をネットワーク通信を介して実行することが可能となる。
以上、本発明をその好ましい実施形態について説明したが、本発明は、上述した実施形態に制限されない。例えば第1発明の実施形態は犬を対象としたものであったが、本発明は犬以外のペット、例えば猫のような哺乳類の小動物にも同様に適用することができる。
第2発明の実施形態におけるペットの体重管理システムのシステム構成を示す概略図である。 図1に示すペットの体重管理システムにおいて実行される処理を示すフローチャートである。 第3発明の実施形態におけるペットの体重管理システムのシステム構成を示す概略図である。

Claims (11)

  1. 対象とするペットについての、予め測定された体重及び体脂肪率並びに予め判定されたボディーコンディションスコアー(以下BCSと記す)に基づき、該ペットの適正給与カロリーを体重及び体脂肪率から算出し、運動負荷増加の要否をBCS及び体脂肪率から判断し、かつ適正体重をBCS、体脂肪率及び体重から算出し、得られた該適正給与カロリー、運動負荷増加の要否、及び該適正体重の値に基づく、ペットの体重管理方法。
  2. 前記ペットが犬であり、測定された体重BW(kg)及び体脂肪率BF(%)から下記の式(2)に従い1日の前記適正給与カロリーFC(kcal)を算出する、請求項1に記載の体重管理方法。
    FC(kcal)=A×{BW(kg)×(100−BF(%))/100}0.75 (2)
    式中、Aはカロリー係数で80〜130の範囲から選ばれる値である。
  3. 前記ペットが犬であり、測定された体重BW(kg)、体脂肪率BF(%)、および年齢係数AGから下記の式(3)に従い1日の前記適正給与カロリーFC’(kcal)を算出する、請求項1に記載の体重管理方法。
    FC’(kcal)=AG×A×{BW(kg)×(100−BF(%))/100}0.75 (3)
    式中、AGは年齢により減少する値で0.9〜1.0の範囲から選ばれる値である。Aはカロリー係数で80〜130の範囲から選ばれる値である。
  4. 前記ペットが犬であり、該犬の体型をBCSに基づき「肉付き少」、「普通」、「肉付き多」の3つに区分し、また該犬の肥満度を体脂肪率に基づき「やせ」、「標準」及び「肥満」の3つに区分し、該体型の区分と該肥満度の区分の組み合わせが「肉付き少」かつ「やせ」、「肉付き少」かつ「標準」、「肉付き少」かつ「肥満」、「普通」かつ「肥満」及び「肉付き多」かつ「肥満」のいずれかの場合は、前記運動負荷を増やすことが必要と判断し、それ以外の組み合わせの場合は前記運動負荷の維持が必要と判断する、請求項1〜3いずれか一項に記載の体重管理方法。
  5. 前記ペットが犬であり、該犬が未去勢オスの場合には、体脂肪率BF(%)に2〜5%を加えた値を体脂肪率として肥満度を判定する、請求項4に記載の体重管理方法。
  6. 前記ペットが犬であり、犬種によって体脂肪率BF(%)に補正値を加減した値を体脂肪率として肥満度を判定する、請求項4又は5に記載の体重管理方法。
  7. 前記ペットが犬であり、該犬の体型をBCSに基づき「肉付き少」、「普通」、「肉付き多」の3つに区分し、また該犬の肥満度を体脂肪率に基づき「やせ」、「標準」、「肥満」の3つに区分し、該体型の区分と該肥満度の区分の組み合わせが「肉付き多」かつ「やせ」又は「肉付き少」かつ「肥満」の場合は、測定された体重を適正体重とし、それ以外の組み合わせの場合は、測定された体重BW(kg)及び体脂肪率BF(%)から下記の式(4)に従い前記適正体重IBW(kg)を算出する、請求項1〜6のいずれか一項に記載の体重管理方法。
    IBW(kg)={BW(kg)×(100−BF(%))/100}/(100−F) (4)
    式中、Fは適正体脂肪率(%)で15〜30%の範囲から選ばれる値である。
  8. 前記ペットが犬であり、該犬が未去勢オスの場合には、適正体脂肪率F(%)を他の性別の適正体脂肪率F(%)よりも2〜5%小さい値として式(4)に従い適正体重IBW(kg)を算出する、請求項7に記載の体重管理方法。
  9. 前記ペットが犬であり、犬種によって適正体脂肪率F(%)に補正値を加減した値を適正体脂肪率F’(%)として式(4)に従い適正体重IBW(kg)を算出する、請求項7又は8に記載の体重管理方法。
  10. コンピュータの入力画面に対してペットの現在の体重、体脂肪率、ボディーコンディションスコアー(以下BCSと記す)のデータを含む現状データセットを入力すべき旨を該入力画面に表示させる手段と、
    現状データセットを入力するデータ入力手段と、
    入力された前記現状データセットを記憶する現状データセット記憶手段と、
    記憶された前記現状データセットを用い、該ペットの適正給与カロリーを体重及び体脂肪率から算出し、運動負荷増加の要否をBCS及び体脂肪率から判断し、かつ適正体重をBCS、体脂肪率及び体重から算出する演算手段と、
    前記演算手段によって得られた適正給与カロリー、運動負荷増加の要否の判断、及び適正体重の値を記憶する記憶手段と、
    記憶された適正給与カロリー、運動負荷増加の要否、及び適正体重の値を出力装置に出力する手段とを備える、ペットの体重管理システム。
  11. 使用者の端末装置と管理用のサーバーコンピューターの間でのネットワーク通信を介して運用されるペットの体重管理システムであって、
    前記サーバにおける情報処理が、端末装置の入力画面に対してペットの現在の体重、体脂肪率、ボディーコンディションスコアー(以下BCSと記す)を含む現状データセットを入力すべき旨を前記入力画面に表示させる手段と、
    前記端末装置において入力された現状データセットを前記端末装置よりネットワーク通信を介して受信する手段と、
    受信した前記現状データセットを記憶する現状データセット記憶手段と、
    記憶された前記現状データセットを用い、該ペットの適正給与カロリーを体重及び体脂肪率から算出し、運動負荷増加の要否をBCS及び体脂肪率から判断し、かつ適正体重をBCS、体脂肪率及び体重から算出する演算手段と、
    前記演算手段によって得られた適正給与カロリー、運動負荷増加の要否の判断、及び適正体重の値を記憶する記憶手段と、
    記憶された適正給与カロリー、運動負荷増加の要否、及び適正体重の値を端末装置に配信する手段とを備える、ペットの体重管理システム。
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