JP2005027661A - ペット用体脂肪測定具 - Google Patents

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Abstract

【課題】 ペットの体脂肪を、多くの手間を要することなく、インピーダンス法によって容易且つ精度良く測定できるペット用体脂肪測定具を提供する。
【解決手段】 生体インピーダンスを計測してペットの体脂肪を測定するペット用体脂肪測定具10であって、電流用電極11及び電圧用電極12を備える電極体13を少なくとも2個と、当該電極体の各電極を脇の下、そけい部又は四肢の体毛の薄い部位に押し付けた状態に保持する固定具を有し、前記電極体13と接続して測定時に流す電流を制御すると共に、測定電圧から計測した生体インピーダンスに基づいて体脂肪を算定する、インピーダンス計測回路を備える制御算定部と15からなる。ペットの体表面と前記各電極11,12の電極面との間に介在する体毛に電解液を担持させる。
【選択図】 図3

Description

本発明は、ペット用体脂肪測定具及びペット用体脂肪測定方法、並びにペットの給餌量算定方法に関し、特に生体インピーダンスを計測して犬又は猫等のペット用の小動物の体脂肪を測定するペット用体脂肪測定具及びペット用体脂肪測定方法、並びにペットの給餌量算定方法に関する。
近年の豊かな食料事情により肥満が問題となってきている。肥満は、心疾患、動脈硬化、高血圧、糖尿病等の生活習慣病の大きな要因であると認識されるようになったことから、体内における脂肪の蓄積量を管理することが日々の健康を維持増進するために重要であると考えられ、このための体脂肪計が種々開発されている。このような体脂肪計の一つとして、生体インピーダンスを計測するインピーダンス法による体脂肪測定装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
インピーダンス法による体脂肪計は、体内の水分の伝導性は良好であることから体内水分量が多いと電流が流れやすく電気抵抗が小さくなる一方で、体脂肪の水分含有量は少ないことから体脂肪組織での伝導性は悪く体脂肪の多い人の電気抵抗は大きくなることを利用して、低レベルの電流を体内に流してインピーダンスを測定し、体内の水分量及び除脂肪量を推定することによって体脂肪を測定するようにしたものである。
一方、ペット用の小動物である犬や猫等に対しても食料事情が豊かになってきており、例えばペットへの愛着心が強い飼い主は、犬や猫等が肥満にならないようにペットの体脂肪を適切に管理して、給餌量をコントロールし、犬や猫等の健康の維持増進を図ることを望んでいる場合が多い。また人体に対して用いられていたインピーダンス法による体脂肪の測定方法を、動物である家畜に応用したインピーダンス測定器具も開示されている(例えば、特許文献2参照)。
特開2002−369806号公報 特開2002−253523号公報 J Appl Physiol. 1991 May; 70(5): 2039-2044
特許文献2に記載のインピーダンス法による動物の体脂肪測定器具によれば、測定対象となる動物が食用の牛等の家畜であったため、これをペット用の小動物である犬や猫等に単に応用しただけでは、種々の不具合が生じることになる。すなわち、食用の牛等の家畜は動作が遅いため、例えば電流用電極と電圧用電極とを内側面に取り付けた鞍部を家畜の背中に載せると共に、鞍部に適宜錘りをぶら下げておくことにより、各電極が家畜の体に接触する状態を容易に保持することが可能であるが、犬や猫等の小動物は動作が速いため、単に鞍部に相当する部材を背中に載せるだけでは、ずれたり落ちたりしてしまって各電極を体に接触させておくことが困難である。
また、食用の牛等の家畜は体表面を覆う体毛が少ないか、或いは短いため、各電極を単に体に押し付けるだけで各電極面を体表面に密着させることが容易であるが、犬や猫等の小動物は、多くの長い体毛によって体表面が覆われていることから、各電極を単に体に押し付けるだけでは、各電極面を体表面に密着させることが困難であり、したがって各電極を介して計測される生体インピーダンスの計測データにぶれが多くなって再現性のあるデータが得られなくなると共に、データにノイズが発生しやすくる。
このようなことから、従来の技術によれば、ペット用の犬や猫等の小動物の体脂肪をインピーダンス法によって測定する場合には、犬や猫等に麻酔をかけて眠らせた状態で、体毛の少ない部位である脇の下や後肢付け根の腹部側を剃毛し、これらの剃毛した部分に電流用電極や電圧用電極の電極面を押し付けて体表面に密着させつつ、生体インピーダンスを計測する方法が採用されていた(例えば、非特許文献1参照)。このような測定方法は手間がかかると共に、犬や猫等の飼い主にとっては、愛着のあるペットに麻酔をかけて眠らせたり、剃毛を施すことに抵抗感を生じる場合がある。
本発明は、犬や猫等のペット用の小動物の体脂肪を、多くの手間を要することなく、インピーダンス法によって容易且つ精度良く測定することのできるペット用体脂肪測定具及びペット用体脂肪測定方法、並びにペットの給餌量算定方法を提供することを目的とする。
本発明は、生体インピーダンスを計測してペットの体脂肪を測定するペット用体脂肪測定具であって、電流用電極及び電圧用電極を備える電極体を少なくとも2個と、当該電極体の各電極を脇の下、そけい部又は四肢の体毛の薄い部位に押し付けた状態に保持する固定具を有し、前記電極体と接続して測定時に流す電流を制御すると共に、測定電圧から計測した生体インピーダンスに基づいて体脂肪を算定する、インピーダンス計測回路を備える制御算定部とからなるペット用体脂肪測定具を提供することにより、上記目的を達成したものである。
また、本発明は、上記ペット用体脂肪測定具を用いて生体インピーダンスを計測して、ペットの体脂肪を測定するペット用体脂肪測定方法を提供することにより、上記目的を達成したものである。
さらに、本発明は、上記ペット用体脂肪測定具を用いて測定された体脂肪から体脂肪率を算定し、該体脂肪率からペットの筋肉量を求めることにより基礎代謝量を算定し、更にペットの運動量を勘案して給餌量を算定するペットの給餌量算定方法を提供することにより、上記目的を達成したものである。
本発明のペット用体脂肪測定具及びペット用体脂肪測定方法によれば、犬や猫等のペット用の小動物の体脂肪を、多くの手間を要することなく、インピーダンス法によって容易且つ精度良く測定することができる。また、本発明のペットの給餌量算定方法によれば、インピーダンス法によって測定された体脂肪から、給餌量を容易且つ精度良く算定することができる。
本発明に用いられる生体インピーダンスを計測するための電極は、電流用電極と電圧用電極を一対とする電極体を少なくとも2個備えることが必要であるが、3個以上備え、それぞれの電極間のインピーダンスを計測することにより、更に正確に測定することが可能となる。当該電極の材料は導電性であることが必要であり、銅、鉄、アルミニウム、黄銅、ステンレス等の金属を用いることができるが、錆びにくいという点からステンレスを用いることが好ましい。電極の形状は、円形状、円筒状等、適用部位により適宜変えることができるが、脇やそけい部に挟み込む場合には円筒状が好ましい。また、電極の大きさは、ペットの体の大きさや、適用部位により適宜調整されるが、犬や猫であれば、円筒状の場合、外径が5〜20mm程度、内径が3〜18mm程度、長さが5〜30mm程度が好ましい。なお、電圧用電極と電流用電極の大きさは特に同一でなくても構わない。
当該電圧用電極と電流用電極は、ペットの体毛の薄い部分である脇の下、そけい部又は四肢の体毛の薄い部位に押し付けた状態に保持する固定具に固定されることが必要であり、例えば図1に示すリード状のものが挙げられる。動きの激しいペットにおいては、電極を体表面に均一の力で接触させ、正確に測定するのが困難であるが、ペットの体に密着させることができる当該固定具に電極を備え付けることにより、正確に測定することが可能となる。
当該電圧用電極と電流用電極は絶縁体により5〜30mm程度隔てられていることが好ましい。絶縁体としては、ゴム、プラスチック、木材等が用いられ、電極の外径と同じかそれよりも小さいことが好ましい。
さらに、図1に示すように、各電極体13の電流用電極11及び電圧用電極12には、制御算定部15から延設する接続コード26が各々接続されており、制御算定部15からの指令によって一対の電極体13の電流用電極11間に電流を流すと共に、一対の電極体13の電圧用電極12間の電圧を測定できるようになっている。
本実施形態のペット用体脂肪測定具10を構成する制御算定部15は、例えばマイクロコンピュータ等による公知の制御機構が組み込まれていると共に、公知のインピーダンス計測回路が組み込まれており、接続コード26を介して各電極体13の電流用電極11及び電圧用電極12と各々接続し、測定時に流す電流を制御できるようになっている。また測定電圧から計測した生体インピーダンスに基づいて体脂肪を算定し、算定した体脂肪を測定データとして蓄積すると共に、例えば表示部に表示することができるようになっている。
すなわち、制御算定部15は、例えば0.1〜5秒間隔で1〜10回程度、0.1〜1mAの電流が0.02〜1.28秒間一対の電流用電極11の間に流れるように制御すると共に、電圧用電極12の間の電圧を測定電圧として各々測定して平均の電圧を求めることができるようになっている。また制御算定部15のインピーダンス計測回路には、測定電圧と生体インピーダンスや体脂肪との相関関係に関するデータが予め入力されており、測定電圧から計測した生体インピーダンスに基づいて体脂肪を容易に算定することができるようになっている。さらに、制御算定部15には、体脂肪を測定するペットの種類、性別、体重等が初期データとして入力されることにより、ペットの種類等に応じた適切な相関関係を示すデータをインピーダンス計測回路において選定して、より精度良く体脂肪を算定することができるようになっている。
なお、インピーダンス計測回路を備える制御算定部は、ペット専用の単独のものとしても良いが、通常、人に用いられる体脂肪測定具の内部に組み込み、これに電極から延接される接続コードを接続し、スイッチ等で切り替えてペット用として使用し、ペットの体脂肪を表示させても良い。
本発明においては、前記電極11,12はペットの体の体毛の薄い部位に接触させることが必要であるが、その部位としては、脇の下、そけい部又は四肢等が好ましく、四肢の場合は後肢付け根の腹部側、又は足裏が好ましい。当該部位に接触させることにより剃毛を不要とし、またペットの動きを止めるために麻酔をかける必要もない。特に、動きの激しいペットにおいても正確に測定することを可能とする観点から、脇の下に電極を挟み込むことが好ましい。
測定の際、ペットの体が汚れている場合は、予め皮脂を取り除くことが好ましい。この手段として有機溶剤、界面活性剤を含浸させたスポンジ、織布、不織布、脱脂綿等で電極を押し当てる部位を拭き取ることができる。有機溶剤としては、例えばエタノール、イソプロピルアルコール等の水溶性のものが用いられる。これら有機溶剤は、1種以上を10〜100重量%、特に50〜100重量%の濃度の水溶液で使用することが好ましい。界面活性剤としては、アルキル硫酸塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩等のアニオン界面活性剤、アルキルジメチルアミノ酢酸ベタイン、アルキルカルボキシメチルヒドロキシエチルイミダゾリニウムベタイン、アルキルアミドプロピルベタイン等の両性界面活性剤等が用いられるが、(獣)医学的に安全性の高いものとして、特に非イオン界面活性剤、とりわけ脂肪酸エステル型非イオン界面活性剤、ポリオキシアルキレン型非イオン界面活性剤、アルキルアルカノールアミド型界面活性剤、又はアルキルグルコシド型非イオン界面活性剤を用いることが好ましい。これらの界面活性剤は、シャンプー等の洗い流すタイプであれば、1種以上を組成物中に10〜25重量%、特に15〜20重量%配合することが好ましく、洗い流さないタイプであれば、1種以上を組成物中に0.1〜5重量%、特に0.5〜2重量%配合することが好ましい。また、吸油性粉体を振りかけた後に拭き取ったり、極細繊維からなる織布による拭き取りにより皮脂を除去しても良い。
また、本発明においては、電極体13の各電極11,12を各々体毛の薄い部位に押し付けた状態で、体表面との間に電解液を担持させることが好ましい。これにより、体表面と電極の間に絶縁体である体毛が存在しても、体脂肪を正確に測定することが可能となる。担持される電解液としては、例えば塩化カルシウム、塩化ナトリウム、塩化カリウム等を用いることができる。これらの電解液の溶質の濃度は0.03〜10%、好ましくは0.2〜10%、特に0.5〜5%とすることが好ましい。濃度が低すぎると導電性が悪化し、濃度が高すぎると乾燥後べたつく。またこれらの電解液は、各電極1個につき0.1〜10cc程度、好ましくは1〜5cc、特に2〜4cc用いることが好ましい。少なすぎると導電性が悪化し、多すぎると不経済であり、また周囲にしたたり落ちて床等を汚す。また、ペットの体への電解液の付着性を高めるため、増粘剤を用いて電解液の粘度を上げることもできる。増粘剤としては、アクリル酸重合物やCMC、ペクチン、キサンタンガムなどの食品添加物があげられるが、ペットが舐めることを考えると、食品添加物であることが好ましい。これらの電解液の粘度は1〜120000cpsの範囲で、ペットの毛の量等の状態に応じて適宜選択可能であるが、好ましくは1〜40cps、特に1〜20cpsであることにより、電極と体表面の間に体毛が存在しても、電解液がよりよく浸潤して電気的導通が向上し、精度良い測定が可能になる点から好ましい。
更に、これら電解液を含浸させた例えばスポンジ、織布、不織布、脱脂綿等からなる電解液含浸体を、体表面と電極11,12の間に挟み込むことにより、体表面と各電極の電極面との間に介在する体毛に電解液を担持させることが可能となる。
また、上記電解液は、各電極面に直結した電解液の供給部により、電極体表面に供給されるものであることが好ましい。具体的には、例えば電極の中心部に孔を空け、ペットに接触する電極面の反対側に電解液供給チューブ等を接続し、電解液を吐出させることにより、ペットに接触する電極面へ電解液を供給する形態がある(図13(a),(b)参照)。この場合の電極の材質としては、例えば白金、金、銀、塩化銀、胴、アルミニウム、ステンレス、金属メッキされた樹脂等を用いることができる。またこの場合の孔の径は、例えば円形の孔である場合、好ましくは直径を1〜5mm、さらに好ましくは1.2〜3mmとすることができる。
チューブの材質としては、例えばナイロン、シリコンゴム、ビニル等の一般的なものを、特に制約されることなく用いることができる。またチューブは、それぞれの電極毎に設けても良く、例えば2本又は1本にまとめて用いることも可能である。前記電解液の供給部は、例えばスポイト状となった液溜まりに電解液を担持し必要に応じて押すことにより供給する形態の他、シリンジ、洗瓶、手動ポンプ、或いは電動ポンプ等によるものであっても良く、その供給方法は、手動でも電動でも良い。更に、電解液の供給部の先にスポンジ状の保持体を備え、この表面に電極板を設ける形態等であっても良い。供給部からの電解液の供給量は、1回につき例えば4〜20ccとすることが好ましく、また電極より吐出される電解液の量は、電極1つについて、例えば、短毛種の場合1〜3cc、長毛種の場合2〜5ccとすることが好ましい。
以下、犬の場合を例に説明する。
すなわち、本実施形態の犬用体脂肪測定具10は、図1及び図2(a),(b)に示すように、生体インピーダンスを計測して犬の体脂肪を測定する体脂肪測定具であって、電流用電極11と電圧用電極12とを備える電極体13(図3参照)が2箇所に取り付けられており、犬の体に装着されて電極体13の各電極11,12を犬の体毛の薄い部位として例えば脇の下に押し付けた状態に保持する固定具として、例えばリード状の固定具14と、インピーダンス計測回路が組み込まれ、電流用電極11及び電圧用電極12と接続して測定時に流す電流を制御すると共に、測定電圧から計測した生体インピーダンスに基づいて体脂肪を算定する制御算定部15とによって構成されている。
また、本実施形態の犬用体脂肪測定具10を用いた犬用体脂肪測定構造によれば、電極体13の各電極11,12を各々体毛の薄い部位である脇の下に押し付けた状態で、リード状の固定具部14を犬の体に装着すると共に、脇の下の体表面と各電極11,12の電極面との間に電解液を担持させることが好ましい。これにより、体脂肪をより正確に測定することが可能となる。また、電解液を含浸させた例えばスポンジ、織布、不織布、脱脂綿等からなる電解液含浸体16(図2(b)参照)を、脇の下の体表面と各電極11,12の電極面との間に挟み込むことにより、脇の下の体表面と各電極11,12の電極面との間に介在する体毛に電解液を担持させることもできるようになっている。
本実施形態の犬用体脂肪測定具10を構成するリード状の固定具14は、首輪部17と、一対のショルダー装着部18とからなり、各ショルダー装着部18には、犬の肩部を当該ショルダー装着部18に通してリード状の固定具14を犬の体に装着した際に脇の下に来る位置に配置されて、電流用電極11と電圧用電極12とを備える電極体13が取り付けられている。
本実施形態によれば、首輪部17は、例えば皮、合成樹脂、布、脱脂綿等からなる例えば5〜30mm程度の幅を有するベルト部材を、犬の首に装着できる大きさのリング形状に形成してなるもので、例えばバックル27等を備えることにより、リング形状の大きさを適宜調整できるようになっている。また首輪部17の前部に位置する部分には、一対の係止リング19が取り付けられており、これらの係止リング19には、一対のショルダー装着部18の各一方の端部が着脱可能に各々係止されるようになっている。さらに、首輪部17の後部に位置する部分には、一対の挿通リング20が取り付けられており、これらの挿通リング20には、一対のショルダー装着部18の各他方の端部が各々挿通されるようになっている。
一対のショルダー装着部18は、例えば皮、合成樹脂、布等からなる例えば紐径が5〜20mm程度の太紐からなり、各一方の端部に取り付けられた係止金具21を首輪部17の係止リング19に着脱可能に係止することにより、当該一方の端部を各々首輪部17に連結接続させている。また各他方の端部を首輪部17の挿通リング20に各々挿通して、各ショルダー装着部18の他方の端部側の部分を挿通リング20から相当の長さで延設させることにより、当該延設する部分を締め付け調整部22として犬の背中側に配設させるようになっている。
そして、締め付け調整部22において、各ショルダー装着部18は、締め付け調整具23に一体として挿通されるようになっており、これらの締め付け調整部22と締め付け調整具23とを締め付け調整手段として、各挿通リング20よりも係止リング19側の各ショルダー装着部18の長さを調整することにより、脇の下を経て犬の肩部を下側から締め付けるように取り付けられるショルダー装着部18の締め付け力を調整することが可能になっており、これによって適度な押圧力で脇の下に電極体13を押し付けた状態を容易に保持することができるようになっている。
すなわち、締め付け調整具23は、例えば防寒具等におけるフード部の開口縁部に沿って取り付けられる紐部材の長さを調整して、開口面の大きさを締め付けるように調整する手段として用いられる公知の調整具と同様の構成を備えるものであって、一体として挿通された各ショルダー装着部18の締め付け調整部22に沿ってスライド移動させると共に、内部に設けられた例えば挟み込み係止手段を介して、任意のスライド位置おいてショルダー装着部18に着脱可能に係止固定されることによって、当該締め付け調整具23よりも係止リング19側の、肩部に配置される各ショルダー装着部18の長さを容易に調整することができるようになっている。
なお、本発明によれば、首輪部17を太紐によって形成することも可能であり、ショルダー装着部18をベルト部材によって形成することも可能である。
本実施形態によれば、一対のショルダー装着部18に各々取り付けられる電極体13は、図3に示すように、太紐であるショルダー装着部18を挿通し得る大きさの中空部分を有する円筒形状の電流用電極11及び電圧用電極12を、絶縁体24を挟んで直列状に並べて配置することによって構成されているものである。また電流用電極11及び電圧用電極12の外側の端部には、ストッパー25が取り付けられていることにより、電流用電極11及び電圧用電極12が、リード状の固定具14の装着時に脇の下に配置される位置からずれて動かないようになっている。
本実施形態の犬用体脂肪測定具10を構成する制御算定部15は、上述の制御算定部と同様の構成を備えており、例えば体脂肪を測定すべき犬とは離れた位置に配置して用いることができる他、例えばリード状の固定具14に取り付けて犬の背中に背負わせるように配置し、電磁波等を介して無線で遠隔操作しつつ測定作業を行うことも可能である。
本実施形態によれば、上述のペット用体脂肪測定具10を用いて犬の体脂肪を測定する際には、一対の電極体13の各電極11,12を脇の下に押し付けた状態に保持できるように、リード状の固定具14を犬の体に装着する。すなわち、首輪部17を犬の首に装着すると共に、首輪部17と各ショルダー装着部18によって形成される環状部分に犬の両前足を通すようにして、ショルダー装着部18を犬の肩部分に配置した後、ショルダー装着部18の締め付け調整部22において締め付け調整具23を挿通リング20側にスライド移動させつつ、適度な押圧力で脇の下に電極体13を押し付けた状態となるようにショルダー装着部18の締め付け力を調整しながら、締め付け調整具23をショルダー装着部18に係止固定することによって、リード状の固定具14を犬の体に装着する。
また本実施形態によれば、脇の下の体表面と各電極11,12の電極面との間に電解液を塗布するか、あるいは電解液を含浸させた例えばスポンジ、織布、不織布、脱脂綿等からなる電解液含浸体16を挟み込むようにして取り付ける。電解液含浸体16が脇の下に取り付けられることによって、脇の下の体表面と各電極11,12の電極面との間に介在する体毛に電解液含浸体16から滲み出した電解液が担持されることになり、これによって各電極11,12の電極面と脇の下の体表面とが電解液を介して電気的に密着接合して、体毛が介在することによって電気的に非接触の状態となる不具合を解消することが可能になり、さらに精度良く犬の体脂肪を測定することが可能になる。
そして、本実施形態のペット用体脂肪測定具によれば、犬の体脂肪を、多くの手間を要することなく、インピーダンス法によって容易且つ精度良く測定することができる。すなわち、本実施形態によれば、電流用電極11と電圧用電極12とを備える電極体13が犬の脇の下に対応する位置において2箇所に取り付けられたリード状の固定具14を犬の体に装着し、締め付け調整手段を介してショルダー装着部18を締め付けるだけの作業によって、動作の速い犬に対しても電極体13の各電極11,12を脇の下に押し付けた状態で容易に保持することが可能になる。また各電極11,12を押し付けた脇の下は体毛の薄い部位であることから、各電極11,12の電極面と犬の体表面とを電気的に容易に密着接合させることが可能になり、これらによって、制御算定部15からの指令にに従って、多くの手間を要することなく犬の体脂肪をインピーダンス法によって容易且つ精度良く測定することが可能になる。
なお、本発明は上記実施形態に限定されることなく種々の変更が可能である。例えば、固定具は上述の構成を備えている必要は必ずしもなく、例えば図4(a)に示すように、首輪部を設けることなく、ショルダー装着部40をたすき掛け状に形成して、当該たすき掛けの交差部分である背中部分において締め付け調整具41を取り付けて、締め付け力を調整するようにしても良く、また図4(b)に示すように、バネ状の保持体42の脇の下に当たる部分に電極体43を配置し、バネの力によって体表面に押しつけるようにしても良い。さらに、図6(a),(b)に示すようにネット状の吊し具とし、脇の下、又はそけい部と後肢の付け根部分にあたる部分に電極体を配置し、これにペットを載せても良い。また、電極体は、円筒形状の電流用電極及び電圧用電極を絶縁体を挟んで直列状に配置したものである必要は必ずしもなく、例えば図5に示すように、弾性絶縁体からなるシート材料50に板状の電流用電極51及び電圧用電極52を並べて配置したものであっても良い。これらの電極は直径5〜30mm、特に7〜12mm程度が、小さな犬も測定できる点から好ましい。また、これらの電極は導電性材料が用いられ、銅、鉄、アルミニウム、黄銅、ステンレス等の金属が挙げられるが、錆びにくいという点からステンレスが好ましい。この電極の場合のシート材料50はゴム、プラスチック等が用いられる。さらに、電極体の各電極が押し付けられた状態で保持される体毛の薄い部位は、脇の下の他、そけい部等であっても良く、ホルダー部はこれらの部位に各電極を押しつけ易い構成を備えるものであっても良い。さらにまた、体脂肪が測定されるぺットは猫であっても良い。
また、電解液を含浸した電解液含浸体は、導電性であっても導電性でなくとも良い。導電性であるものとしては、導電性スポンジ等を用いることができる。この電解液含浸体は、体毛の薄い部位の体表面と各電極の電極面との間に挟み込んで用いる必要は必ずしもなく、当該薄い部位の体毛に電解液を直接塗布等して含浸担持させることもできる。そして、本発明のペット用体脂肪測定具は、体毛の薄い部位の体表面と各電極の電極面との間に介在する体毛に電解液を担持させて用いる必要は必ずしもなく、例えば体毛の薄い部位に剃毛を施して、この剃毛した部位に各電極の電極面を押し付けるように保持して用いることもできる。
図10及び図11(a),(b)は、本発明の他の実施形態に係るペット用体脂肪測定具において用いられるクランプ状の固定具60を示すものであり、当該他の実施形態の固定具60によれば、犬だけでなく他のペットに対しても、電流用電極61及び電圧用電極62を備える電極体63をペツトの体毛の薄い部位に押し付けた状態に保持して、容易に体脂肪を測定できるようにするものである。すなわち、図10及び図11に示す固定具60は、例えばコイルバネや板バネ等を内蔵すると共に、支点64において回動可能に軸支されることにより、挟込み部65を狭める方向に付勢された状態で連結された、例えば合成樹脂からなる第1挟込み部材66aと第2挟込み部材66bとによって構成されるものであり、第1挟込み部材66aの挟込み部65側の先端部分を電極体63として、これの内側面に電流用電極61及び電圧用電極62が突出配置されている。
また、第2挟込み部材66bの挟込み部65側の部分は、弾力性を備える材質によって形成されており、第1挟込み部材66aとの間にペットの測定対象部位を挟み込んだ際に、当該対象部位の形状に沿ってある程度変形し、より広い面積で対象部位に密着することにより、ベットに与える違和感を軽減することが可能になる。またこの弾力部分の内側面に凹凸が形成されていることと相俟って、第1挟込み部材66aの内側面の電流用電極61及び電圧用電極62をずらさないように測定対象部位に容易に保持することも可能になる。さらに、第2挟込み部材66bの挟込み部65側の部分における支点64と近接する基端部分は、図11(a),(b)において上下方向にスライド固定可能な構成を備えており、これによって、体脂肪の測定対象部位の大きさに合わせて、挟込み部65における第1挟込み部材66aと第2挟込み部材66bとの間隔を調整することがきるようになっている。
さらに、電極体63の電流用電極61及び電圧用電極62は、第1挟込み部材66aの内部に挿通配置された電線67と結線されており、またこの電線67は、コネクター68を介して上述と同様の構成の制御算定部15と接続されることにより、測定時に流す電流が制御されると共に、測定電圧から計測した生体インピーダンスに基づいて、固定具60が取り付けられたペットの体脂肪を容易に算定できるようになっている。
そして、図10及び図11に示す固定具60は、操作部69における第1挟込み部材66a及び第2挟込み部材66bを圧縮操作することにより、コイルバネや板バネ等の付勢力に抗して挟込み部65における第1挟込み部材66a及び第2挟込み部材66bを開かせた状態とした後に、例えば図12に示すように、電極体63の内側面を四肢の脇の下に内側から押し付けつつ、当該固定具60をペットの測定対象部位を挟み込むようにして取り付ける。これによって、電流用電極61及び電圧用電極62は、ベットに違和感を感じさせない範囲で測定対象部位を固定具60によって適度な力で挟み込んだ状態において、ペットが多少動いても摩擦力によって対象部位からずれることなく容易に密着固定されることになる。
また、本発明によれば、各電極面に直結した電解液の供給部から、電極体63の表面に電解液を直接供給することもできる。すなわち、例えば図10及び図11に示す固定具60において、図13(a)に示すように、電極体63の内側面に突出配置される電流用電極61及び電圧用電極62を金属薄板をプレスして半球状に形成すると共に、中央部分に電解液流通孔70を形成し、電極61,62の基端部分に接続した供給チューブ71を介して供給される電解液を、電解液流通孔70を経て電極61,62の先端面から吐出させて供給することができる。また例えば図13(b)に示すように、電極体63の内側面に突出配置される電流用電極61及び電圧用電極62を、中央部分に電解液流通孔70を備えるように加工されたボルト部材72によって形成すると共に、このボルト部材72による電極61,電極62をナット部材73を介して電極体63に取り付け、電極61,62の基端部分に接続した供給チューブ71を介して供給される電解液を、電解液流通孔70を経て電極61,62の先端面から吐出させて供給することもできる。
本発明によれば、本発明のペット用体脂肪測定具を用いて体脂肪率を測定することができる。ここで、体脂肪率(以下「BF」と表記する)は、体重(以下「BW」と表記する)及び除脂肪量(以下「FFM」と表記する)との間に、次式(1)の関係が成り立つ。
BF=(BW−FFM)/BW (1)
本発明者は、上記式中のFFMの値は、BW(kg)、胴の長さ(cm)(以下「L」と表記する)、胴の周囲長(cm)(以下「PC」と表記する)、及び生体インピーダンス(Ω)(以下「BI」と表記する)により、次式(2)により求められることを見出した。
FFM=p×BW+q×L+r×PC+s×(BI+t)^×u+c (2)
ここで、p、q、r、s、t、u、及びcは定数であり、ペットの種類、ペットの体の大きさ等により変動するものである。本発明においては、ペット各固体の「重水素法により求めた体脂肪率」と、「体重」「体長」「胴回り」「インピーダンス」の数値から、多変量解析により係数を求める。なお、簡易的にある程度の精度を得られるという点から、(2)式から「PC」を省いても良く、更に「L」を省いても良い。
さらに、本発明によれば、本発明のペット用体脂肪測定具を用いて基礎代謝量を算定し、更にペットの運動量を勘案することにより、ペット個々に応じた必要給餌量を算定することができる。給餌量(kcal)(以下「Q」と表記する)は、次式(3)のように基礎代謝量(kcal)(以下「F」と表記する)と運動時エネルギー要求量(kcal)(以下「E」と表記する)の和で表される。
Q=F+E (3)
また、Fは次式(4)により表される。
F=a×FFM0.75 (4)
ここでaは定数であり、ペット各固体の「安静状態において体重に変化を与えない給餌量」と、上記FFMの数値から、多変量解析により係数を求める。
更に、Eは移動距離(km)(以下「K」と表記する)を用いて次式(5)により表される(小動物臨床栄養学第4版)。
E=(1.77×K×BW-0.4+1.25×BW-0.25)×BW (5)
以下、実施例により、本発明をさらに詳細に説明する。家庭においてペットとして飼われている犬12頭を対象とし、以下に示すそれぞれの測定を行った。
〔重水希釈法による測定〕
まず、Burkholderらの方法1)に準じ、表1に示す各犬(固体No.1〜12)の体脂肪を正確に測定した。ただし無麻酔にて行なった。頚静脈より6ml採血し、血清分離を行い、重水注入前の血清サンプルとした。次に前足静脈に翼状針を留置し、重水をシリンジに0.2ml/(kg体重)計り取り注入し、さらにヘパ生10mlを注入した。注入前後のシリンジの重量を測定し差分を重水の注入量(WD2O)gとした。重水の拡散時間として90分間とった。その後再び反対の頚静脈より6ml採血し、血清分離を行い注入後の血清サンプルとした。IRMSにて重水濃度を分析した。注入前の血清サンプル中の濃度を(C1)ppm注入後を(C2)ppm、注入した重水の量を(WD2O)gとした。体重を(BW)kgとして下の計算式により体脂肪率を算出した。
体脂肪率(%)=100−{105 WD2O/(C2−C1)}/0.732BW
[1):William J. Burkholder, Craig D. Thatcher AJVR 59(8) 1998 927-937]
Figure 2005027661
〔本発明品による測定〕
実施例1
図3に示した電極体を、図2に示すようにリード状の固定具に取り付け、0.9重量%の生理食塩水を脱脂綿に含ませて犬の脇部に塗布した後、固定具を図3に示すように各犬の体に取り付けた。制御算定部と電極体を接続コードにより接続し、制御算定部は卓上に設置して計測を行った。計測されたインピーダンスをもとに以下のパラメーターを算出した。
体脂肪パラメータ=1/(インピーダンス×体重(kg))
実施例2
図3に示した電極体を、図4(a)に示す固定具に取り付けたものを2つ用意し、0.9重量%の生理食塩水を脱脂綿に含ませて犬の左脇部及び右そけい部と右後肢の付け根の腹部側部分に塗布した後、固定具の1つは2つの電極体が犬の両脇に挟まるように取り付け、もう1つは2つの電極体が犬のそけい部と後肢の付け根の腹部側に挟まるように取り付けた。そして制御算定部と、脇に挟まれた電極体の一方、及びそけい部と後肢の付け根に挟まれた電極体の一方を接続コードにより接続し、制御算定部は卓上に設置して計測を行った。計測されたインピーダンスをもとに上記の体脂肪パラメーターを算出した。
実施例3
図3に示した電極体を、図6に示す固定具に左脇部と右後肢付け根の腹部側に当たるように取り付け、本固定具に犬を載せた。制御算定部と電極体を接続コードにより接続し、制御算定部は卓上に設置して計測を行った。計測されたインピーダンスをもとに上記の体脂肪パラメーターを算出した。
実施例4
図13に示した電極体を、図10及び11に示したクランプ状のペット用体脂肪測定具に取り付け、図12に示すように犬の脇部に装着した。制御算定部と電極体を接続コードにより接続し、制御算定部は卓上に設置して計測を行った。計測されたインピーダンス、犬の体重、胴の長さ、胴の周囲長をもとに、上記(1)及び(2)式から体脂肪率を算出した。
上記重水希釈法による体脂肪率と、本発明品における体脂肪パラメータ、及び体脂肪率との関係を図7、図8、図9及び図14に示す。図7、図8、図9及び図14に示す測定結果によれば、上記重水希釈法による体脂肪率と本発明品における体脂肪パラメータとは高い相関を示し、本発明品による体脂肪測定具によって、容易且つ精度良く体脂肪を測定できることが判明した。
実施例5
ビーグル犬16頭(固体No.13〜28)を対象とし、実施例4において計測した数値(体重、胴の長さ、胴の周囲長、インピーダンス)、及び各犬の移動距離をもとに、上記(3)〜(5)式から各犬に応じた必要給餌量を算出した。得られた給餌量を各犬に与え続け、体重変化を3週間毎に測定し、結果を表2に示した。また、この一群の体重変化の程度を示す指標としてt検定結果を示した。
Figure 2005027661
比較例1
ビーグル犬4頭(固体No.29〜32)を対象とし、給餌量を求める一般的な式である「給餌量=110×BW0.75」を基に各犬の給餌量を求め、実施例5と同じ期間各犬に与え続け、同じ間隔で体重変化を測定し、結果を表3に示した。また、この一群の体重変化の程度を示す指標としてt検定結果を示した。
Figure 2005027661
本発明の方法により求めた給餌量に従って給餌することにより、犬の体重変化が少なく、ペットの健康を維持するのに最適な量であることが判明した。一方、一般的な方法により求めた給餌量に従って給餌することにより、犬の体重は増加傾向となり、ペットの健康を維持するのに最適な量を与えていないことが判明した。
本発明の一実施形態に係るペット用体脂肪測定具を説明する斜視図である。 (a)及び(b)は、本発明の一実施形態に係るペット用体脂肪測定具のリード状の固定具を犬の体に装着した状況を説明する斜視図である。 電極体の構成を説明する拡大斜視図である。 (a)及び(b)は、固定具の他の形態を例示する斜視図である。 電極体の他の形態を例示する斜視図である。 本発明の一実施形態に係るペット用体脂肪測定具を説明する斜視図である。 重水希釈法による体脂肪率と、本発明品(実施例1)における体脂肪パラメータとの相関関係を示すチャートである。 重水希釈法による体脂肪率と、本発明品(実施例2)における体脂肪パラメータとの相関関係を示すチャートである。 重水希釈法による体脂肪率と、本発明品(実施例3)における体脂肪パラメータとの相関関係を示すチャートである。 本発明の他の実施形態に係るペット用体脂肪測定具において用いられるクランプ状の固定具を示す斜視図である。 (a)及び(b)は、クランプ状の固定具の拡大平面図である。 クランプ状の固定具の装着状態を例示する説明図である。 (a)及び(b)は、各電極面に直結した電解液の供給部から、電極体の表面に電解液を直接供給する構成を例示する部分断面図である。 重水希釈法による体脂肪率と、本発明品(実施例4)における体脂肪率との相関関係を示すチャートである。
符号の説明
10 ペット用体脂肪測定具
11,61 電流用電極
12,62 電圧用電極
13,63 電極体
14 リード状の固定具(固定具)
15 制御算定部
16 電解液含浸体
17 首輪部
18 ショルダー装着部
19 係止リング
20 挿通リング
21 係止金具
22 締め付け調整部
23 締め付け調整具
24 絶縁体
25 ストッパー
26 接続コード
27 バックル
60 クランプ状の固定具
64 支点
65 挟込み部
66a 第1挟込み部材
66b 第2挟込み部材
70 電解液流通孔
71 供給チューブ

Claims (8)

  1. 生体インピーダンスを計測してペットの体脂肪を測定するペット用体脂肪測定具であって、電流用電極及び電圧用電極を備える電極体を少なくとも2個と、当該電極体の各電極を脇の下、そけい部又は四肢の体毛の薄い部位に押し付けた状態に保持する固定具を有し、前記電極体と接続して測定時に流す電流を制御すると共に、測定電圧から計測した生体インピーダンスに基づいて体脂肪を算定する、インピーダンス計測回路を備える制御算定部とからなるペット用体脂肪測定具。
  2. 体毛を有するペットの体表面と前記各電極の電極面との間に介在する体毛に電解液を担持させる請求項1記載のペット用体脂肪測定具。
  3. 電解液を含浸した電解液含浸体を前記体毛の薄い部位の体表面と前記各電極の電極面との間に挟み込むことにより、前記電解液を前記体毛に担持させる請求項2記載のペット用体脂肪測定具。
  4. 前記電極体に直結した電解液の供給部を備え、電極体表面へ前記電解液を供給する請求項2又は3記載のペット用体脂肪測定具。
  5. 前記電極体と接続して測定時に流す電流を制御すると共に、測定電圧から計測した生体インピーダンスに基づいて体脂肪を算定する、インピーダンス計測回路を備える制御算定部が、人用の体脂肪測定具の内部に組み込まれ、ペット用の制御算定部に切り替えて使用するものである請求項1〜4記載のペット用体脂肪測定具。
  6. 請求項1〜5記載のペット用体脂肪測定具を用い、生体インピーダンスを計測してペットの体脂肪を測定するペット用体脂肪測定方法。
  7. 請求項1〜5記載のペット用体脂肪測定具を用いて基礎代謝量を算定し、更にペットの運動量を勘案して給餌量を算定するペットの給餌量算定方法。
  8. ペットの体重を勘案する請求項7記載のペットの給餌量算定方法。
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