JP2009117943A - プロジェクタ - Google Patents

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Noriaki Miyasaka
徳章 宮坂
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Abstract

【課題】投射画像に生じる台形歪みを確実に補正することができるプロジェクタの提供。
【解決手段】プロジェクタは、プロジェクタ本体3と、リモコン4とを備える。リモコン4は、装置側基準線B2の方位角を検出する地磁気センサと、装置側基準線B2の方位角に係る方位角情報をプロジェクタ本体3に送信する送信手段とを備える。プロジェクタ本体3は、本体側基準線B1の方位角を検出する地磁気センサと、制御手段とを備える。制御手段は、本体側基準線B1の方位角、及び方位角情報に基づいて、本体側基準線B1の方位角と、装置側基準線B2の方位角との相対角を算出する相対角算出部と、相対角算出部にて算出される相対角に基づいて、画像情報を補正する画像補正部とを備える。
【選択図】図6

Description

本発明は、プロジェクタに関する。
従来、光源から射出された光を、入力される画像情報に応じて変調して画像光を形成し、形成した画像光を投射面上に拡大投射するプロジェクタが知られている。このようなプロジェクタでは、プロジェクタと、投射面との位置関係に起因して、投射面上に表示される投射画像に台形歪みが生じる場合がある。これに対して、投射画像に生じる台形歪みを補正するプロジェクタが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載のプロジェクタでは、スクリーン(投射面)に対するプロジェクタの姿勢が調整され、投射画像に台形歪みが生じない状態におけるプロジェクタの方位角を地磁気センサにて検出し、検出した方位角に係る情報をメモリに記憶している。そして、スクリーンに対するプロジェクタの姿勢が変化した場合には、地磁気センサにて検出される方位角と、メモリに記憶された方位角に係る情報とに基づいて、投射画像に生じる台形歪みを補正している。
なお、特許文献1に記載のプロジェクタでは、地磁気センサにて検出されるプロジェクタの方位角に基づいて、スクリーン、及びプロジェクタの水平方向の位置関係に起因して投射画像に生じる台形歪みを補正(横キーストン補正)している。
特開2006−330644号公報
しかしながら、特許文献1に記載のプロジェクタでは、スクリーンが固定されていることを前提としているので、例えば、可動式のスクリーン等を投射面とした場合には、投射画像に生じる台形歪みを補正することができない場合があるという問題がある。
本発明の目的は、投射画像に生じる台形歪みを確実に補正することができるプロジェクタを提供することにある。
本発明のプロジェクタは、光源から射出された光を、入力される画像情報に応じて変調して画像光を形成し、形成した画像光を投射面上に拡大投射する画像投射手段、及び前記画像投射手段を制御する制御手段を有するプロジェクタ本体と、前記プロジェクタ本体を遠隔操作するための遠隔操作装置とを備えるプロジェクタであって、前記プロジェクタ本体は、当該プロジェクタ本体における方位角の検出基準となる本体側基準線の方位角を検出する本体側検出手段を備え、前記遠隔操作装置は、当該遠隔操作装置における方位角の検出基準となる装置側基準線の方位角を検出する装置側検出手段と、前記装置側基準線の方位角に係る方位角情報を前記プロジェクタ本体に送信する送信手段とを備え、前記制御手段は、前記本体側基準線の方位角、及び前記方位角情報に基づいて、当該本体側基準線の方位角と、前記装置側基準線の方位角との相対角を算出する相対角算出部と、前記相対角算出部にて算出される相対角に基づいて、前記画像情報を補正する画像補正部とを備えることを特徴とする。
このような構成によれば、装置側基準線の方位角と、投射面の方位角とを所定の相対角とした場合において、遠隔操作装置が操作され、送信手段にて方位角情報がプロジェクタ本体に送信されることで、制御手段は、この所定の相対角と、相対角算出部にて算出される相対角とに基づいて、本体側基準線の方位角と、投射面の方位角との相対角を算出することができる。なお、所定の相対角としては、例えば、装置側基準線を投射面の法線と略平行とした状態の相対角や、装置側基準線を投射面と略平行とした状態の相対角などを採用することができる。
そして、画像補正部は、相対角算出部にて算出される相対角に基づいて、画像情報を補正するので、本体側基準線の方位角と、投射面の方位角との相対角に基づいて、画像情報を補正することができる。したがって、スクリーンが固定されていない場合であっても投射画像に生じる台形歪みを確実に補正することができる。
本発明では、前記遠隔操作装置は、前記投射面に当接させるための当接面を有し、前記当接面は、前記装置側基準線と略平行であることが好ましい。
このような構成によれば、投射面に遠隔操作装置の当接面を当接させることで、装置側基準線と、投射面とを容易に略平行とすることができる。
本発明では、前記当接面は、前記遠隔操作装置の操作面とは異なる面とされていることが好ましい。
このような構成によれば、投射面に遠隔操作装置の当接面を当接させた状態であっても遠隔操作装置を容易に操作することができる。
本発明では、前記遠隔操作装置は、前記方位角情報を記憶する記憶手段を備えることが好ましい。
ここで、装置側基準線の方位角と、投射面の方位角とを所定の相対角としたときに、遠隔操作装置による方位角情報の送信方向がプロジェクタ本体の設置された方向と異なる場合には、プロジェクタ本体が方位角情報を受信しにくくなるという問題がある。
しかしながら、本発明によれば、装置側基準線の方位角と、投射面の方位角とを所定の相対角とした場合において、方位角情報を記憶手段に記憶させることができる。したがって、方位角情報の送信方向を、プロジェクタ本体の設置された方向に向けた状態で記憶手段に記憶された方位角情報を送信することができるので、プロジェクタ本体が方位角情報を受信しやすくすることができる。
本発明では、前記制御手段は、前記本体側基準線、及び前記装置側基準線を略平行とした状態で、当該本体側基準線の方位角と、前記方位角情報に係る方位角とを略一致させる補正をする方位角補正部を備えることが好ましい。
ここで、本体側検出手段、及び装置側検出手段は、それぞれ固有の系統誤差を有するので、本体側検出手段における系統誤差と、装置側検出手段における系統誤差との差を小さくする補正をすることで、相対角算出部にて算出される相対角の誤差を抑制することができる。
本発明によれば、方位角補正部は、本体側基準線、及び装置側基準線を略平行とした状態で、すなわち、本体側基準線、及び装置側基準線の方位角が同一となる状態で、本体側基準線の方位角と、方位角情報に係る方位角とを略一致させる補正をするので、本体側検出手段における系統誤差と、装置側検出手段における系統誤差との差を小さくする補正をすることができる。したがって、相対角算出部にて算出される相対角の誤差を抑制することができ、スクリーンが固定されていない場合であっても投射画像に生じる台形歪みを更に確実に補正することができる。
なお、本体側基準線の方位角と、方位角情報に係る方位角とを略一致させる補正をする場合には、本体側基準線の方位角を方位角情報に係る方位角に略一致させる補正をしてもよく、方位角情報に係る方位角を本体側基準線の方位角に略一致させる補正をしてもよい。また、本体側基準線の方位角、及び方位角情報に係る方位角は、補正をすることで真値から離れてしまってもよい。要するに、方位角補正部は、本体側基準線、及び装置側基準線を略平行とした状態で、本体側基準線の方位角と、方位角情報に係る方位角とを略一致させる補正をすればよい。
本発明では、前記プロジェクタ本体は、前記補正をする際に、前記当接面に当接させるための補正面を有し、前記補正面は、前記本体側基準線と略平行であることが好ましい。
このような構成によれば、遠隔操作装置の当接面をプロジェクタ本体の補正面に当接させることで、装置側基準線と、本体側基準線とを容易に略平行とすることができる。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。
〔プロジェクタの外観構成〕
図1は、プロジェクタ1の外観模式図である。
プロジェクタ1は、図1に示すように、光源から射出された光を、入力される画像情報に応じて変調して画像光を形成し、形成した画像光をスクリーン2(投射面)に拡大投射するプロジェクタ本体3と、このプロジェクタ本体3を遠隔操作するリモコン(リモートコントローラ)4とを備える。
図2は、プロジェクタ本体3の外観模式図である。
プロジェクタ本体3は、図2に示すように、プロジェクタ本体3の電源などの操作キー311が設けられた上面部31と、この上面部31から垂下する前面部32とを有する略直方体状に形成され、前面部32における略中央位置には、画像光を拡大投射する投射レンズ353が露出している。
また、プロジェクタ本体3は、上面部31において、操作キー311が設けられた側とは反対側の端部から垂下するとともに、投射レンズ353の投射方向Aと略平行な補正面33を有する。なお、補正面33については後に詳述する。
さらに、プロジェクタ本体3の内部には、本体側検出手段としての地磁気センサ34(図4参照)が設けられ、この地磁気センサ34は、投射方向Aに延びる本体側基準線B1の方位角を検出する。すなわち、本体側基準線B1は、プロジェクタ本体3における方位角の検出基準とされ、前述した補正面33と略平行である。なお、プロジェクタ本体3の内部構成については後に詳述する。
図3は、リモコン4の外観模式図である。
遠隔操作装置としてのリモコン4は、図3に示すように、略直方体状に形成され、プロジェクタ本体3の電源などの操作キー411が設けられた操作面41を有し、使用者により操作キーが押下されると、押下された操作キー411に応じた操作信号を赤外線によりプロジェクタ本体3に送信する。なお、リモコン4は、赤外線によって操作信号を送信するとしたが、電波によって操作信号を送信するように構成してもよい。また、リモコン4は、スクリーン2に当接させるための当接面42を有し、この当接面42は、リモコン4による操作信号の送信方向(図3中上方向)に沿うとともに、操作面41と略直交している。すなわち、当接面42は、操作面41とは異なる面とされている。
さらに、リモコン4の内部には、装置側検出手段としての地磁気センサ43(図4参照)が設けられ、この地磁気センサ43は、リモコン4による操作信号の送信方向に延びる装置側基準線B2の方位角を検出する。すなわち、装置側基準線B2は、リモコン4における方位角の検出基準とされ、前述した当接面42と略平行である。なお、リモコン4の内部構成については後に詳述する。
〔プロジェクタ本体、及びリモコンの内部構成〕
図4は、プロジェクタ本体3、及びリモコン4の内部構成を示すブロック図である。
リモコン4は、図4に示すように、前述した地磁気センサ43と、地磁気センサ43にて検出される装置側基準線B2(図3参照)の方位角に係る方位角情報を記憶する記憶手段44と、記憶手段44に記憶された方位角情報を操作信号に重畳させてプロジェクタ本体3に送信する送信手段45とを備える。
なお、方位角情報の記憶、及び送信は、それぞれリモコン4における所定の操作キー411が押下されることで実施される。
プロジェクタ本体3は、前述した地磁気センサ34と、画像投射手段35と、リモコン4から赤外線によって送信される操作信号を受信する受信手段36と、制御手段37とを備えている。
画像投射手段35は、光源から射出される光を、入力される画像情報に応じて変調して画像光を形成し、形成した画像光をスクリーン2に向けて拡大投射するものであり、光源ランプ351と、液晶パネル352と、前述した投射レンズ353とを備える。
光源としての光源ランプ351は、高圧放電ランプにて構成され、光を液晶パネル352に向けて射出する。なお、光源ランプ351に代えて、発光ダイオード、レーザダイオード、有機EL素子等の各種自己発光素子を光源としてもよい。
液晶パネル352は、透過型の液晶パネルであり、画像情報に基づいて、液晶セル(図示略)に封入された液晶分子の配列を変化させ、光源ランプ351から射出された光を、透過若しくは遮断することにより画像情報に応じて変調して画像光を形成し、この画像光を投射レンズ353に射出する。
投射レンズ353は、筒状の鏡筒(図示略)内に複数のレンズが収納された組レンズとして構成され、液晶パネル352から射出された画像光をスクリーン2に向けて拡大投射するものである。そして、スクリーン2には、投射された画像光に基づく投射画像が表示される。
なお、図示は省略したが、プロジェクタ本体3は、光源ランプ351から射出される光をRGB(Red Green Blue)の3色の光に分離する色光分離光学装置を備えている。また、前述した液晶パネル352は、色光分離光学装置にて分離されたRGBの3色に対応して設けられている。さらに、プロジェクタ本体3は、3色の画像光を合成してカラー画像を表す画像光を生成する色合成光学装置を備えている。
制御手段37は、例えば、CPU(Central Processing Unit)等を含んで構成され、プロジェクタ本体3全体を制御する。この制御手段37は、相対角算出部371と、画像補正部372と、方位角補正部373と、制御手段37で用いられる情報を記憶する記憶部374とを備える。
相対角算出部371は、地磁気センサ34にて検出される本体側基準線B1(図2参照)の方位角、及び受信手段36にて受信される操作信号に重畳された方位角情報に基づいて、本体側基準線B1の方位角と、装置側基準線B2の方位角との相対角を算出する。
画像補正部372は、相対角算出部371にて算出される相対角に基づいて、画像投射手段35に入力される画像情報を補正する。具体的に、画像補正部372は、画像処理を実施して画像情報を予め台形状に歪ませることで、スクリーン2、及びプロジェクタ本体3の水平方向の位置関係に起因して投射画像に生じる台形歪みを補正する。
なお、スクリーン2、及びプロジェクタ本体3の水平方向の位置関係に起因して投射画像に生じる台形歪みの歪み量と互いに打ち消し合うような歪み量にて画像情報を台形状に歪ませることにより、スクリーン2に表示される投射画像を略矩形状とすることができる。
本実施形態では、画像補正部372は、相対角算出部371にて算出される相対角に基づいて、投射画像を略矩形状とするような歪み量を算出し、算出した歪み量にて画像情報を台形状に歪ませる。
方位角補正部373は、本体側基準線B1、及び装置側基準線B2を略平行とした状態で、本体側基準線B1の方位角と、方位角情報に係る方位角とを略一致させる補正をする。
なお、方位角補正部373による補正は、リモコン4における所定の操作キー411が押下されることで実施される。
〔方位角の補正処理〕
次に、プロジェクタ1による方位角の補正処理について、図5を参照して説明する。
図5は、プロジェクタ本体3の補正面33と、リモコン4の当接面42とを当接させた状態を示す図である。
方位角の補正処理を実施する際には、図5に示すように、プロジェクタ本体3の補正面33と、リモコン4の当接面42とを当接させる。すなわち、補正面33は、方位角の補正処理をする際に、当接面42に当接させるための面である。ここで、本体側基準線B1は、補正面33と略平行であり、装置側基準線B2は、当接面42と略平行であるので、本体側基準線B1、及び装置側基準線B2は略平行となる。
そして、リモコン4における所定の操作キー411が押下されると、方位角補正部373は、方位角の補正処理を実施する。
具体的に、方位角補正部373は、本体側基準線B1の方位角と、方位角情報に係る方位角との差を算出し、算出された差を補正値として記憶部374に記憶させる。そして、本体側基準線B1の方位角に、記憶部374に記憶された補正値を加えることで、本体側基準線B1の方位角と、方位角情報に係る方位角とを略一致させる補正をする。
なお、方位角の補正処理は、プロジェクタ1の製造時において実施するようにしてもよく、後述する台形歪みの補正処理を実施する前に実施するようにしてもよい。
〔台形歪みの補正処理〕
次に、プロジェクタ1による台形歪みの補正処理について、図6、及び図7を参照して説明する。
図6は、リモコン4の当接面42をスクリーン2に当接させた状態を示す図である。図7は、台形歪みの補正処理を示すフローチャートである。
台形歪みの補正処理を実施する際には、図6に示すように、スクリーン2と、リモコン4の当接面42とを当接させる。
そして、リモコン4における所定の操作キー411が押下されると、プロジェクタ1は、台形歪みの補正処理を実施する。
リモコン4における所定の操作キー411が押下されると、リモコン4は、図6、及び図7に示すように、地磁気センサ43に装置側基準線B2の方位角θ2を検出させる(ステップS1:装置側方位角検出ステップ)。
地磁気センサ43にて方位角θ2が検出されると、記憶手段44は、検出された方位角θ2に係る方位角情報を記憶する(ステップS2:方位角情報記憶ステップ)。
記憶手段44にて方位角情報が記憶された状態で、リモコン4における所定の操作キー411が押下されると、送信手段45は、記憶手段44に記憶された方位角情報を操作信号に重畳させてプロジェクタ本体3に送信する(ステップS3:方位角情報送信ステップ)。なお、記憶手段44に記憶された方位角情報をプロジェクタ本体3に送信する場合には、リモコン4による操作信号の送信方向を、プロジェクタ本体3の設置された方向に向けた状態、すなわち、スクリーン2と、リモコン4の当接面42とを隔離させた状態で送信することができる。
送信手段45にて方位角情報が送信されると、制御手段37は、地磁気センサ34に本体側基準線B1の方位角θ1を検出させる(ステップS4:本体側方位角検出ステップ)。
地磁気センサ34にて方位角θ1が検出されると、相対角算出部371は、方位角θ1、及び受信手段36にて受信される操作信号に重畳された方位角情報に基づいて、本体側基準線B1の方位角θ1と、装置側基準線B2の方位角θ2との相対角θ3を算出する(ステップS5:相対角算出ステップ)。なお、相対角算出部371にて相対角θ3が算出される際には、前述した方位角の補正処理を実施することで記憶部374に記憶された補正値が方位角θ1に加えられる。
相対角算出部371にて相対角θ3が算出されると、画像補正部372は、相対角算出部371にて算出される相対角θ3に基づいて、画像投射手段35に入力される画像情報を補正する(ステップS6:画像補正ステップ)。
以上のようなステップS1〜S6を実行することにより、台形歪みの補正処理が実施される。
本実施形態に係るプロジェクタ1によれば、次のような効果がある。
(1)スクリーン2と、リモコン4の当接面42とを当接させた状態とした場合において、リモコン4が操作され、送信手段45にて方位角情報がプロジェクタ本体3に送信されることで、制御手段37は、本体側基準線B1の方位角θ1と、スクリーン2の方位角(装置側基準線の方位角)θ2との相対角θ3を算出することができる。そして、画像補正部372は、相対角算出部371にて算出される相対角θ3に基づいて、画像情報を補正するので、スクリーン2が固定されていない場合であっても投射画像に生じる台形歪みを確実に補正することができる。
(2)リモコン4は、スクリーン2に当接させるための当接面42を有し、当接面42は、装置側基準線B2と略平行であるので、スクリーン2にリモコン4の当接面42を当接させることで、装置側基準線B2と、スクリーン2とを容易に略平行とすることができる。
(3)当接面42は、リモコン4の操作面41とは異なる面とされているので、スクリーン2にリモコン4の当接面42を当接させた状態であってもリモコン4を容易に操作することができる。
(4)リモコン4は、方位角情報を記憶する記憶手段44を備えるので、スクリーン2と、リモコン4の当接面42とを当接させた状態とした場合において、方位角情報を記憶手段44に記憶させることができる。したがって、方位角情報(操作信号)の送信方向を、プロジェクタ本体3の設置された方向に向けた状態で記憶手段44に記憶された方位角情報を送信することができるので、プロジェクタ本体3が方位角情報を受信しやすくすることができる。
(5)制御手段37は、方位角補正部373を備えるので、相対角算出部371にて算出される相対角の誤差を抑制することができる。したがって、スクリーン2が固定されていない場合であっても投射画像に生じる台形歪みを更に確実に補正することができる。
(6)プロジェクタ本体3は、方位角補正部373にて補正をする際に、リモコン4の当接面42に当接させるための補正面33を有し、補正面33は、本体側基準線B1と略平行であるので、リモコン4の当接面42をプロジェクタ本体3の補正面33に当接させることで、装置側基準線B2と、本体側基準線B1とを容易に略平行とすることができる。
〔実施形態の変形〕
なお、本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれるものである。
前記実施形態では、当接面42は、リモコン4の操作面41とは異なる面とされていたが、同一の面とされていてもよい。しかしながら、このような構成によると、投射面に遠隔操作装置の当接面を当接させた状態において、遠隔操作装置を操作しにくいので、本発明における構成が好ましい。
前記実施形態では、当接面42は、装置側基準線B2と略平行とされていたが、例えば、略直交とされていてもよく、当接面42に代えてリモコン4における各面の境界線(角部)をスクリーン2に当接させてもよい。また、遠隔操作装置は、当接面を有していなくてもよい。要するに、装置側基準線の方位角と、投射面の方位角とを所定の相対角とすることができればよい。
前記実施形態では、リモコン4は、記憶手段44を備えていたが、遠隔操作装置は、記憶手段を備えていなくてもよい。しかしながら、このような構成によると、装置側基準線の方位角と、投射面の方位角とを所定の相対角としたときに、遠隔操作装置による方位角情報の送信方向がプロジェクタ本体の設置された方向と異なる場合には、プロジェクタ本体が方位角情報を受信しにくくなるので、本発明における構成が好ましい。
前記実施形態では、補正面33は、上面部31における端部から垂下する面とされていたが、例えば、プロジェクタ本体の上面部等に遠隔操作装置を収納するための凹部を設け、この凹部において、遠隔操作装置の当接面と対向する面を補正面としてもよい。要するに、補正面は、本体側基準線と略平行とされていればよい。
前記実施形態では、補正面33は、本体側基準線B1と略平行とされていたが、例えば、略直交とされていてもよく、要するに、本体側基準線の方位角、及び装置側基準線の方位角を所定の相対角とすることができればよい。すなわち、本体側基準線の方位角、及び装置側基準線の方位角を所定の相対角とした状態で、方位角補正部は、相対角算出部にて算出される相対角の誤差を抑制する補正をすればよい。
前記実施形態では、制御手段37は、方位角補正部373を備えていたが、制御手段は、方位角補正部を備えていなくてもよい。
前記実施形態では、透過型の液晶パネル352を採用していたが、これに限らず、反射型の液晶パネルを採用してもよく、あるいは、デジタルマイクロミラーデバイス(DMD)を採用してもよい。なお、DMDは米国テキサスインスツルメンツ社の商標である。
本発明は、プロジェクタに利用でき、特に、遠隔操作装置を備えるプロジェクタに好適に利用することができる。
本発明の一実施形態に係るプロジェクタの外観模式図。 前記実施形態におけるプロジェクタ本体の外観模式図。 前記実施形態におけるリモコンの外観模式図。 前記実施形態におけるプロジェクタ本体、及びリモコンの内部構成を示すブロック図。 前記実施形態におけるプロジェクタ本体の補正面と、リモコンの当接面とを当接させた状態を示す図。 前記実施形態におけるリモコンの当接面をスクリーンに当接させた状態を示す図。 前記実施形態における台形歪みの補正処理を示すフローチャート。
符号の説明
1…プロジェクタ、2…スクリーン(投射面)、3…プロジェクタ本体、4…リモコン(遠隔操作装置)、33…補正面、34…地磁気センサ(方位角検出手段)、35…画像投射手段、37…制御手段、41…操作面、42…当接面、43…地磁気センサ(方位角検出手段)、44…記憶手段、45…送信手段、371…相対角算出部、372…画像補正部、373…方位角補正部、B1…本体側基準線、B2…装置側基準線。

Claims (6)

  1. 光源から射出された光を、入力される画像情報に応じて変調して画像光を形成し、形成した画像光を投射面上に拡大投射する画像投射手段、及び前記画像投射手段を制御する制御手段を有するプロジェクタ本体と、前記プロジェクタ本体を遠隔操作するための遠隔操作装置とを備えるプロジェクタであって、
    前記プロジェクタ本体は、
    当該プロジェクタ本体における方位角の検出基準となる本体側基準線の方位角を検出する本体側検出手段を備え、
    前記遠隔操作装置は、
    当該遠隔操作装置における方位角の検出基準となる装置側基準線の方位角を検出する装置側検出手段と、
    前記装置側基準線の方位角に係る方位角情報を前記プロジェクタ本体に送信する送信手段とを備え、
    前記制御手段は、
    前記本体側基準線の方位角、及び前記方位角情報に基づいて、当該本体側基準線の方位角と、前記装置側基準線の方位角との相対角を算出する相対角算出部と、
    前記相対角算出部にて算出される相対角に基づいて、前記画像情報を補正する画像補正部とを備えることを特徴とするプロジェクタ。
  2. 請求項1に記載のプロジェクタにおいて、
    前記遠隔操作装置は、
    前記投射面に当接させるための当接面を有し、
    前記当接面は、前記装置側基準線と略平行であることを特徴とするプロジェクタ。
  3. 請求項2に記載のプロジェクタにおいて、
    前記当接面は、前記遠隔操作装置の操作面とは異なる面とされていることを特徴とするプロジェクタ。
  4. 請求項1から請求項3のいずれかに記載のプロジェクタにおいて、
    前記遠隔操作装置は、
    前記方位角情報を記憶する記憶手段を備えることを特徴とするプロジェクタ。
  5. 請求項1から請求項4のいずれかに記載のプロジェクタにおいて、
    前記制御手段は、
    前記本体側基準線、及び前記装置側基準線を略平行とした状態で、当該本体側基準線の方位角と、前記方位角情報に係る方位角とを略一致させる補正をする方位角補正部を備えることを特徴とするプロジェクタ。
  6. 請求項5に記載のプロジェクタにおいて、
    前記プロジェクタ本体は、
    前記補正をする際に、前記当接面に当接させるための補正面を有し、
    前記補正面は、前記本体側基準線と略平行であることを特徴とするプロジェクタ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2011142399A1 (ja) * 2010-05-12 2011-11-17 株式会社コナミデジタルエンタテインメント 方向検出装置及びこれを用いたゲームシステム
CN102830577A (zh) * 2011-06-13 2012-12-19 精工爱普生株式会社 投影仪以及图像投射方法

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