JP2009117697A - 半導体集積回路および電子回路 - Google Patents

半導体集積回路および電子回路 Download PDF

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Abstract

【課題】 半導体チップの回路面積を小さく抑えたまま、十分に大きな電源ノイズ低減効果を得ることができる半導体集積回路および電子回路を提供する。
【解決手段】 差動増幅器23_1,23_2の入力側が第1,第2のカップリングコンデンサ24_1,24_2を介して電源ライン21_1,グラウンドライン21_2に接続された半導体集積回路20および回路基板10を備えた電子回路1において、回路基板10の、半導体集積回路20の外部電力入力端子22_1と外部出力端子25_1との近傍に、ミラー効果が実現されるデカップリング容量CD−EXTを有するデカップリングコンデンサ12_1を実装するとともに、半導体集積回路20の外部電力入力端子22_2と外部出力端子25_2との近傍に、ミラー効果が実現されるデカップリング容量CD−EXTを有するデカップリングコンデンサ12_2を実装した。
【選択図】 図1

Description

本発明は、半導体集積回路および電子回路に関する。
半導体集積回路には、論理回路等の内部回路が搭載されたダイと呼ばれる半導体チップと、その半導体チップが覆われてなる半導体パッケージとが備えられている。半導体チップには、内部回路の外部接続ピンであるパッドが備えられている。一方、半導体パッケージには、電子回路の回路基板に形成された電源配線パターンやグランド配線パターン等に接続するための外部リードピンが備えられている。これらパッドと外部リードピンは、ワイヤボンディングで接続されている。
このような半導体集積回路の動作上の解決すべき課題の1つとして、内部回路のスイッチング動作による電源ノイズが挙げられる。この電源ノイズは、ワイヤボンディングを通過する消費電流が急激に変化し、そのインダクタンス成分による電圧降下によって引き起こされる。このインダクタンス成分が大きければ大きいほど、また内部回路のスイッチング動作による瞬間的な消費電流が大きければ大きいほど、電源ノイズは大きくなる。半導体集積回路内で引き起こされる電源ノイズに起因して、その半導体集積回路の電源とグラウンド間の電位差に変化が生じた場合、内部回路の動作に、遅延値変動などの悪影響をもたらす。ここで、従来より、電源ノイズの低減化が図られた電子回路が知られている。
図10は、従来の、電源ノイズの低減化が図られた電子回路の構成を示す図である。
図10に示す電子回路100には、回路基板101と、その回路基板101上に実装された半導体集積回路110が備えられている。回路基板101には、定電圧源120が接続されている。この回路基板101には、電源配線パターン101_1とグランド配線パターン101_2が形成されている。これら電源配線パターン101_1,グランド配線パターン101_2は、インダクタンス成分L,Lを有する。また、回路基板101には、電源配線パターン101_1とグランド配線パターン101_2との間であって、且つ半導体集積回路110の近傍に、十分に大きな容量CD−EXTを有するコンデンサ102が実装されている。
一方、半導体集積回路110には、回路基板101に形成された電源配線パターン101_1,グランド配線パターン101_2と接続された外部電源リードピン111,外部グランドリードピン112が備えられている。
また、半導体集積回路110には、外部電源リードピン111,外部グランドリードピン112と半導体チップ上に形成されたパッドとを接続する2本のワイヤボンディングを含む電源ライン110_1,グランドライン110_2が備えられている。これら電源ライン110_1,グランドライン110_2には、高電圧VDD,低電圧(接地電圧)VSSが印加される。また、2本のワイヤボンディングは、インダクタンス成分L,Lを有する。
さらに、半導体集積回路110には、半導体チップ上に形成された、容量Cを有するコンデンサ113および内部コア回路114が備えられている。
以下、半導体集積回路110の外部に設けられた容量(CD−EXT)をバイパス容量、半導体集積回路110の内部に設けられた容量(C)をパッシブデカップリング容量と呼ぶ。通常、これらの容量値が大きければ大きいほど、電源ライン110_1とグランドライン110_2との間に、より低いインピーダンスのACパスができるため、電源ノイズに対して効果的である。ここで、パッシブデカップリング容量Cを有するコンデンサ113は、半導体集積回路110の半導体チップ上に作り込む必要があるため、半導体チップの面積が大きくなるという問題がある。そこで、半導体チップの、パッシブデカップリング容量Cを有するコンデンサ113が占める面積を小さく抑える技術が提案されている(例えば、特許文献1および非特許文献1参照)。
図11は、半導体チップの、パッシブデカップリング容量を有するコンデンサが占める面積が小さく抑えられた第1の半導体集積回路の構成を示す図である。
尚、図10に示す半導体集積回路110の構成要素と同じ構成要素には同じ符号を付して説明する。
図11に示す半導体集積回路200には、差動増幅器用の電源AMP−VDDとグランドAMP−GNDとの間に配備された差動増幅器201が備えられている。この差動増幅器201の逆相入力端子INMは、ACカップリング容量Cを有するカップリングコンデンサ202を介して電源ライン110_1に接続されている。また、差動増幅器201の正相入力端子INPは、ACカップリング容量Cを有するカップリングコンデンサ203を介してグランドライン110_2に接続されている。さらに、差動増幅器201の出力端子AMPOUTは、デカップリング容量Cを有するコンデンサ204を介して電源ライン110_1に接続されている。
ここで、差動増幅器201の出力端子AMPOUTから出力される信号はデカップリング容量Cを有するコンデンサ204を介して電源配線パターン110_1にフィードバックされる。即ち、差動増幅器201の負帰還経路が形成されることとなる。尚、差動増幅器201の逆相入力端子INM,正相入力端子INPのノードは、差動増幅器201内部において高抵抗でDC電位にバイアスされている。また、上記カップリングコンデンサ202,203は、電源ライン110_1,グランドライン110_2間のAC成分だけを通過させるために設けられた比較的容量の小さなコンデンサである。
ここで、図示しない内部回路のスイッチング動作によって電源ノイズ、即ち電源ライン110_1とグランドライン110_2間の電位差に変動が発生するが、差動増幅器201はその変動を逆相入力端子INM,正相入力端子INPで検出し、ゲイン倍して出力端子AMPOUTに出力する。このとき、ミラー効果として知られる効果によって、外部電源リードピン111,外部グランドリードピン112から見たときに、電源ライン110_1とグランドライン110_2との間に、以下に示す等価インピーダンスZeffが発生する。
Figure 2009117697
尚、sはjωを表わす。
ここで、パッシブデカップリング容量Cは(1+A)倍される。この(1+A)倍された容量をミラー容量と呼ぶ。このことは、パッシブデカップリング容量Cが(1+A)倍されてなる容量が電源ライン110_1とグランドライン110_2間に見える事に相当する。つまり、比較的小さなパッシブデカップリング容量Cを有するコンデンサ204を半導体チップ上に作り込むだけで、その容量Cの(1+A)倍に相当したパッシブデカップリング容量値分の電源ノイズ低減効果が得られる。以下、このミラー容量をアクティブデカップリング容量と呼ぶ。
図12は、半導体チップの、パッシブデカップリング容量を有するコンデンサが占める面積が小さく抑えられた第2の半導体集積回路の構成を示す図である。
図12に示す半導体集積回路300は、図11に示す半導体集積回路200と比較し、差動増幅器201の正相入力端子INPがACカップリング容量Cを有するカップリングコンデンサ202を介して電源ライン110_1に接続されるとともに、逆相入力端子INMがACカップリング容量Cを有するカップリングコンデンサ203を介してグランドライン110_2に接続されている。また、差動増幅器201の出力端子AMPOUTは、パッシブデカップリング容量Cを有するコンデンサ204を介してグランドライン110_2に接続されている。このように接続して、差動増幅器201の出力端子AMPOUTから出力される信号がパッシブデカップリング容量Cを有するコンデンサ204を介してグランドライン110_2にフィードバックされるような負帰還経路を形成しても、図11を参照して説明した効果と同じ効果を得ることができる。即ち、(1+A)倍に相当したパッシブデカップリング容量値分の電源ノイズ低減効果が得られる。
特開2005−38962号公報 "Distributed Active Decoupling Capacitors for On−Chip Supply Noise Cancellation in Digital VLSI Circuis",J.Gu,et al.,2006Symp.On VLSI Circuits Dig.Tech.Papers
しかし、従来の、図10を参照して説明した、バイパス容量CD−EXTを有するコンデンサを半導体集積回路の外部に実装する技術や、図11,図12を参照して説明した、パッシブデカップリング容量Cを有するコンデンサを半導体集積回路の内部に形成する技術では、以下のような問題がある。
図10に示す、バイパス容量CD−EXTを有するコンデンサは、半導体集積回路の外部電源リードピンおよび外部グランドリードピンの近傍に、大きな容量値を持つ積層セラミックコンデンサなどを用いて実装される。ここで、定電圧源からACパスを見た場合、ワイヤボンディングのインダクタンス成分も、このバイパス容量CD−EXTと直列に配備されているように見えるため、ノイズ低減効果が小さいこととなる。
また、図11,図12に示す、パッシブデカップリング容量Cを有するコンデンサは、CMOSテクノロジにおいてはMOSFETの酸化膜容量を利用して半導体チップ上に作り込まれるため、半導体チップの面積が大きくなり、コストアップにつながるという問題がある。詳細には、アクティブデカップリング容量Cは、小さな容量で等価的に(1+A)倍の大きなパッシブデカップリング容量値分の電源ノイズ低減効果が期待できるものの、(1+A)倍されるパッシブデカップリング容量Cを有するコンデンサを半導体チップ上に作り込む必要があるため、十分に大きなノイズ低減効果をもたらすためには半導体チップ上に十分に大きな容量を有するコンデンサを作り込む必要がある。従って、大きな半導体チップ面積が必要となる。
本発明は、上記事情に鑑み、半導体チップの回路面積を小さく抑えたまま、十分に大きな電源ノイズ低減効果を得ることができる半導体集積回路および電子回路を提供することを目的とする。
上記目的を達成する本発明の半導体集積回路は、
高電圧側と低電圧側との2本の電源ラインと、
外部電源と、上記2本の電源ラインそれぞれとの接続を担う2つの外部電力入力端子と、
差動増幅器と、
上記差動増幅器の2つの入力端子のうちの一方と上記2本の電源ラインのうちの一方との間をつなぐ第1のカップリングコンデンサと、
上記差動増幅器の2つの入力端子のうちの他方と上記2本の電源ラインのうちの他方との間をつなぐ第2のカップリングコンデンサと、
上記差動増幅器の出力端子と外部との接続を担う外部出力端子と、
上記電源ラインからの供給電力で動作する処理回路とを備えたことを特徴とする。
本発明の半導体集積回路は、外部電力入力端子と外部出力端子との間に、コンデンサを接続することにより、そのコンデンサと差動増幅器からなる電源ラインへの帰還経路が形成されて、2つの外部電力入力端子側から見たときに、差動増幅器が有するゲインをAとした場合、そのコンデンサが有する容量の(1+A)倍のミラー容量を得ることができる。また、ワイヤボンディングのインダクタンス成分は、1/(1+A)倍と小さくなる。従って、ワイヤボンディングのインダクタンス成分による悪影響が防止されるとともに、半導体チップ上に大きな容量を有するコンデンサを作り込む必要もなく、半導体チップの面積を小さく抑えたまま、十分に大きな電源ノイズ低減効果を得ることができる。
ここで、上記差動増幅器の出力端子と、上記外部出力端子との間に配置されたダンピング抵抗をさらに備えたことが好ましい。
このようにすると、高電圧側や低電圧側の電源ラインに現れた電圧のリプル状の変動を減少させることができる。
また、上記目的を達成する本発明の電子回路は、
上記本発明の半導体集積回路、および
上記2本の電源ラインのうちの、上記差動増幅器のマイナス入力端子との間にカップリングコンデンサが配置された1本の電源ラインに接続された1つの外部電力入力端子と、上記外部出力端子との間に配置されたデカップリングコンデンサを備えたことを特徴とする。
本発明の電子回路は、本発明の半導体集積回路、および上記1つの外部電力入力端子と上記外部出力端子との間に配置されたデカップリングコンデンサを備えたものであるため、そのデカップリングコンデンサと差動増幅器からなる電源ラインへの帰還経路が形成されて、2本の電源ラインから見たときに、差動増幅器が有するゲインをAとした場合、そのデカップリングコンデンサが有する容量の(1+A)倍のミラー容量を得ることができる。また、半導体集積回路内のワイヤボンディングのインダクタンス成分は、1/(1+A)倍と小さくなる。従って、ワイヤボンディングのインダクタンス成分による悪影響が防止されるとともに、半導体チップ上に大きな容量を有するコンデンサを作り込む必要もなく、半導体チップの面積を小さく抑えたまま、十分に大きな電源ノイズ低減効果を得ることができる。
本発明によれば、半導体チップの回路面積を小さく抑えたまま、十分に大きな電源ノイズ低減効果を得ることができる半導体集積回路および電子回路を提供することができる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
図1は、本発明の第1実施形態の電子回路の構成を示す図である。
図1に示す電子回路1には、回路基板10と、その回路基板10上に実装された半導体集積回路20が備えられている。尚、この半導体集積回路20は、本発明の第1実施形態の半導体集積回路に相当するものである。先ず、半導体集積回路20の構成について説明する。
半導体集積回路20には、高電圧VDD側の電源ライン21_1と低電圧(接地電圧)VSS側の電源ラインであるグランドライン21_2が備えられている。これら電源ライン21_1,グランドライン21_2は、ワイヤボンディングによるインダクタンス成分L,Lを有する。また、半導体集積回路20には、定電圧源90(本発明にいう外部電源の一例に相当)と、電源ライン21_1,グランドライン21_2それぞれとの接続を担う外部電力入力端子22_1,22_2が備えられている。
さらに、半導体集積回路20には、差動増幅器用の電源AMP−VDDとグランドAMP−GNDとの間に配備された差動増幅器23_1,23_2が備えられている。
また、半導体集積回路20には、差動増幅器23_1の逆相入力端子INMと電源ライン21_1との間をつなぐACカップリング容量Cを有する第1のカップリングコンデンサ24_1と、この差動増幅器23_1の正相入力端子INPとグランドライン21_2との間をつなぐACカップリング容量Cを有する第2のカップリングコンデンサ24_2が備えられている。これら第1,第2のカップリングコンデンサ24_1,24_2は、電源ライン21_1,グランドライン21_2間のAC成分だけを通過させるために設けられた比較的容量の小さなコンデンサである。さらに、差動増幅器23_1の逆相入力端子INMと差動増幅器23_2の正相入力端子INPが接続されるとともに、差動増幅器23_1の正相入力端子INPと差動増幅器23_2の逆相入力端子INMが接続されている。
また、半導体集積回路20には、差動増幅器23_1,23_2の出力端子AMPOUTと外部との接続を担う外部出力端子25_1,25_2が備えられている。これら2つの出力端子AMPOUTと外部出力端子25_1,25_2とを接続する信号ラインは、ワイヤボンディングによるインダクタンス成分L,Lを有する。
さらに、半導体集積回路20には、電源ライン21_1,グランドライン21_2からの供給電力で動作する内部回路26(本発明にいう処理回路の一例に相当)が備えられている。この内部回路26により、半導体集積回路20の各種の処理が行なわれる。
一方、回路基板10には、定電圧源90が接続されている。また、この回路基板10には、インダクタンス成分L,Lを有する電源配線パターン11_1,グランド配線パターン11_2が形成されている。これら電源配線パターン11_1,グランド配線パターン11_2は、半導体集積回路20の外部電力入力端子22_1,22_2に接続されている。また、回路基板10には、半導体集積回路20の外部電力入力端子22_1と外部出力端子25_1との間に配置された、デカップリング容量CD−EXTを有するデカップリングコンデンサ12_1が備えられている。さらに、半導体集積回路20の外部電力入力端子22_2と外部出力端子25_2との間に配置された、デカップリング容量CD−EXTを有するデカップリングコンデンサ12_2が備えられている。
ここで、差動増幅器23_1の出力端子AMPOUTから出力される信号はデカップリング容量CD−EXTを有するデカップリングコンデンサ12_1を介して電源ライン21_1にフィードバックされる。即ち、差動増幅器23_1,デカップリングコンデンサ12_1から電源ライン21_1への負帰還経路FB_Pが形成される。また、差動増幅器23_2の出力端子AMPOUTから出力される信号はデカップリング容量CD−EXTを有するデカップリングコンデンサ12_2を介してグランドライン21_2にフィードバックされる。即ち、差動増幅器23_2,デカップリングコンデンサ12_2からグランドライン21_2への負帰還経路FB_Mが形成される。
ここで、電源ライン21_1側,グラウンドライン21_2側に配置された2つの差動増幅器23_1,23_2のうちのいずれかの差動増幅器と、その差動増幅器に対応するデカップリング容量CD−EXTを有するデカップリングコンデンサからなる負帰還経路において、ミラー効果によって、電源ライン21_1,グラウンドライン21_2間を外部電力入力端子22_1,22_2から見た場合の等価インピーダンスZeffは、
Figure 2009117697
となる。この(2)式によればデカップリング容量CD−EXTは、前述した(1)式と同様に(1+A)倍される。一方、ワイヤボンディングのインダクタンスLは1/(1+A)倍となる。即ち、電源ノイズ低減に寄与する容量成分は半導体集積回路20の外部の大きな容量を有する積層セラミックコンデンサ等を使用しつつさらにその容量を(1+A)倍に大きく見せることができる。一方、ノイズ低減の妨げとなるインダクタンス成分は1/(1+A)倍と小さくすることができ、差動増幅器のゲインAによっては無視できる程度になる。
従来の、半導体集積回路の外部電源リードピン,外部グランドリードピンの近傍にバイパス容量を有するコンデンサを実装する技術では、半導体集積回路の電源ラインとグランドライン間とのACパスを見た場合、ワイヤボンディングのインダクタンス成分も、このバイパス容量と直列に配備されているように見えるため、ノイズ低減効果が小さい。また、従来の、パッシブデカップリング容量を有するコンデンサを半導体チップ上に作り込む技術では、大きなノイズ低減効果をもたらすためには半導体チップ上に大きな容量を有するコンデンサを作り込む必要がある。従って、半導体チップの面積が大きくなる。
第1実施形態の電子回路1では、回路基板10の、半導体集積回路20の外部リードピンの近傍(外部電力入力端子22_1と外部出力端子25_1との近傍および外部電力入力端子22_2と外部出力端子25_2との近傍)に、ミラー効果が実現されるデカップリング容量CD−EXTを有するデカップリングコンデンサ12_1,12_2が実装される。このため、ワイヤボンディングのインダクタンス成分による悪影響が防止されるとともに、半導体チップ上に大きな容量を有するコンデンサを作り込む必要もなく、半導体チップの面積を小さく抑えたまま、十分に大きな電源ノイズ低減効果を得ることができる。
尚、第1実施形態の電子回路1では、電源ライン21_1側とグラウンドライン21_2側との双方に負帰還をかける構成で説明したが、電源ライン21_1側とグラウンドライン21_2側とのいずれか一方に負帰還をかける構成であってもよい。
また、第1実施形態の電子回路1では、デカップリングコンデンサ12_1,12_2から半導体集積回路20の電源ライン21_1,グランドライン21_2への負帰還経路FB_P,FB_Mは、定電圧源90の供給ノードと共通となっている例で説明したが、以下に説明するように、デカップリングコンデンサ12_1,12_2から半導体集積回路の電源ライン21_1,グランドライン21_2への負帰還経路FB_P,FB_Mを、定電圧源90の供給ノードと独立にしてもよい。
図2は、本発明の第2実施形態の電子回路の構成を示す図である。
尚、図1に示す電子回路1の構成要素と同じ構成要素には同一の符号を付し、異なる点について説明する。
図2に示す電子回路2には、回路基板10と、その回路基板10上に実装された半導体集積回路30が備えられている。尚、この半導体集積回路30は、本発明の第2実施形態の半導体集積回路に相当するものである。
図2に示す半導体集積回路30は、図1に示す半導体集積回路20と比較し、外部電力入力端子22_1,22_2に加えて、さらに外部電力入力端子31_1,31_2が備えられている。これら外部電力入力端子31_1,31_2は、回路基板10に形成された電源配線パターン11_1,グランド配線パターン11_2を介して定電圧源90に接続されている。
また、回路基板10には、半導体集積回路30の外部電力入力端子22_1と外部出力端子25_1との間に配置された、デカップリング容量CD−EXTを有するデカップリングコンデンサ12_1が備えられている。さらに、この回路基板10には、半導体集積回路30の外部電力入力端子22_2と外部出力端子25_2との間に配置された、デカップリング容量CD−EXTを有するデカップリングコンデンサ12_2が備えられている。
このように、第2実施形態の電子回路2では、デカップリングコンデンサ12_1,12_2から半導体集積回路30の電源ライン21_1,グランドライン21_2への負帰還経路FB_P,FB_Mは、定電圧源90の供給ノードとは独立している。
第2実施形態の電子回路2においても、回路基板10の、半導体集積回路30の外部電力入力端子22_1と外部出力端子25_1との近傍および外部電力入力端子22_2と外部出力端子25_2との近傍に、ミラー効果が実現されるデカップリング容量CD−EXTを有するデカップリングコンデンサ12_1,12_2が実装されるため、ワイヤボンディングのインダクタンス成分による悪影響が防止されるとともに、半導体チップ上に大きな容量を有するコンデンサを作り込む必要もなく、半導体チップの面積を小さく抑えたまま、十分に大きな電源ノイズ低減効果を得ることができる。
ここで、上述した第1実施形態の効果を確かめるため、以下に説明する3通りの場合についてシミュレーションを行なった。
図3は、第1のシミュレーションにおける模式回路図である。
第1のシミュレーションにおいては、バイパス容量,デカップリング容量を設けることなく、また半導体集積回路への高電圧VDD,低電圧VSSへの供給を各2本の外部リードピンにより行なった。
図3には、定電圧源41(DC1.2V)と、内部回路を擬似した擬似回路42が示されている。この擬似回路42は、バッファチェーンからなる回路構成であり、50MHzのクロック周波数で動作させることにより電源ノイズを発生させるものである。また、この擬似回路42は、0.13μmルールのCMOSプロセスによるものであり、電源電圧はDC1.2Vである。尚、第1のシミュレーションにおける想定パラメータは、以下の通りである。
B0:定電圧源41から半導体集積回路の近傍までの回路基板の配線インダクタンスを示す。ここでは、100nHを想定している。
B1:半導体集積回路近傍から半導体集積回路の外部リードピン(外部電力入力端子)近傍までのインダクタンスを示す。ここでは、10nHを想定している。
:ワイヤボンディング1本分のインダクタンスを示す。ここでは、10nHを想定している。
尚、第1のシミュレーションによる結果については図6で述べる。
図4は、第2のシミュレーションにおける模式回路図である。
第2のシミュレーションは、第1のシミュレーションと比較し、半導体集積回路の外部リードピン(高電圧VDD,低電圧VSS供給用の各2本の外部リードピン)の近傍に、それぞれ0.1μFのバイパス容量CD−EXTを有する積層セラミックコンデンサなどを想定した51,52が配置されている。尚、第2のシミュレーションによる結果については図7で述べる。
図5は、第3のシミュレーションにおける模式回路図である。
第3のシミュレーションは、第1実施形態の電子回路1のシミュレーションである。差動増幅器61,62の出力に接続されるデカップリングコンデンサ51,52としては、それぞれ0.1μFのデカップリング容量CD−EXTを有する積層セラミックコンデンサを使用した。半導体集積回路への高電圧VDD,低電圧VSSへの供給を各1本の外部リードピンにより行なった。また、差動増幅器61,62からの出力を各1本の外部リードピンにより行なった。即ち、外部リードピンの本数は、第1,第2のシミュレーションにおける外部リードピンの本数(4本)と同じにして、第1,第2のシミュレーションの条件と同じ条件にしている。尚、差動増幅器61,62は、全周波数帯域にわたりゲイン20倍のモデルを使用している。また、差動増幅器61の逆相入力端子と電源ラインとの間をつなぐカップリングコンデンサ63、および差動増幅器61の正相入力端子とグランドラインとの間をつなぐカップリングコンデンサ64が有するACカップリング容量Cは、1pFを想定している。第3のシミュレーションによる結果については図8で述べる。
図6は、第1のシミュレーションによる結果を示す図である。
図6(a)には、図3に示す高電圧VDDと低電圧VSSとの電位差が示されている。また、図6(b)には、図3に示す高電圧VDDおよび低電圧VSSの波形が示されている。
第1のシミュレーションでは電源ノイズ対策が何も施されておらず、図6(a)に示すように高電圧VDDと低電圧VSSとの電位差は、1.5V近くの振幅を持って大きく変動している。また、図6(b)に示すように高電圧VDDおよび低電圧VSSのリプル状の波形も、1.0V近くの振幅を持って大きく変動している。
図7は、第2のシミュレーションによる結果を示す図である。
図7(a)には、図4に示す高電圧VDDと低電圧VSSとの電位差が示されている。また、図7(b)には、図4に示す高電圧VDDおよび低電圧VSSの波形が示されている。
第2のシミュレーションでは、図4に示す0.1μFのバイパス容量CD−EXTを有するバイパスコンデンサ51,52によって、図7(a)に示すように、高電圧VDDと低電圧VSSとの電位差は、第1のシミュレーションにおける高電圧VDDと低電圧VSSとの電位差1.5Vと比較し、小さくなっているものの、0.5V程度の振幅を持って変動している。また、図7(b)に示すように、高電圧VDDおよび低電圧VSSのリプル状の波形の振幅も小さく抑えられているものの、なおも0.4V程度の振幅を持って変動している。
図8は、第3のシミュレーションによる結果を示す図である。
図8(a)には、図5に示す高電圧VDDと低電圧VSSとの電位差が示されている。また、図8(b)には、図5に示す高電圧VDDおよび低電圧VSSの波形が示されている。
第3のシミュレーションにおいても、第2のシミュレーションと同様にして、同数(4本)の外部リードピンを使用して電源ノイズ対策が施されている。ここで、図8(a)に示すように、高電圧VDDと低電圧VSSとの電位差の変動は、極めて小さい。また、図8(b)に示すように、高電圧VDDおよび低電圧VSSのリプル状の波形の振幅も極めて小さく抑えられている。従って、第2のシミュレーションと同数の外部リードピン数および同数の外付け容量(デカップリング容量CD−EXT)を有する積層セラミックコンデンサなどを使用した、第1実施形態の電子回路1の第3のシミュレーションでは、非常に有効な電源ノイズ低減効果が得られる。また、半導体チップにデカップリング容量を有するコンデンサを作り込む必要もない。
図9は、本発明の第3実施形態の電子回路の構成の主要部を示す図である。
図9に示す電子回路3は、前述した図1に示す電子回路1と比較し、図1に示す半導体集積回路20が半導体集積回路40に置き換えられている。この半導体集積回路40には、差動増幅器23_1の出力端子AMPOUTと、外部出力端子25_1との間に配置されたダンピング抵抗71が備えられている。また、回路基板10には、外部出力端子25_1と、デカップリング容量CD−EXTを有するデカップリングコンデンサ12_1との間に配置されたダンピング抵抗72が備えられている。
上述した第3のシミュレーションにおいては、図8(b)に示すように、高電圧VDDおよび低電圧VSSには、結果として、小さなリプル状の変動が見られる。そこで、ここでは、電源VDD側に配置された差動増幅器23_1と、その差動増幅器23_1に対応するデカップリング容量CD−EXTを有するデカップリングコンデンサ12_1からなる負帰還経路の途中に、適当な値(例えば数Ω)のダンピング抵抗71,72または71,72のいずれか一方を挿入することによって、図8(b)に示す電源VDDに現れたリプル状の変動を減少させることが可能である。尚、低電圧VSS側に配置された差動増幅器と、その差動増幅器に対応するデカップリング容量を有するデカップリングコンデンサからなる負帰還経路の途中にダンピング抵抗を挿入して、図8(b)に示すグランドVSSに現れたリプル状の変動を減少させてもよい。また、半導体集積回路40のみにダンピング抵抗を備えて高電圧VDDや低電圧VSSに現れたリプル状の変動を減少させてもよい。
本発明の第1実施形態の電子回路の構成を示す図である。 本発明の第2実施形態の電子回路の構成を示す図である。 第1のシミュレーションにおける模式回路図である。 第2のシミュレーションにおける模式回路図である。 第3のシミュレーションにおける模式回路図である。 第1のシミュレーションによる結果を示す図である。 第2のシミュレーションによる結果を示す図である。 第3のシミュレーションによる結果を示す図である。 本発明の第3実施形態の電子回路の構成の主要部を示す図である。 従来の、電源ノイズの低減化が図られた電子回路の構成を示す図である。 半導体チップの、デカップリング容量を有するコンデンサが占める面積が小さく抑えられた第1の半導体集積回路の構成を示す図である。 半導体チップの、デカップリング容量を有するコンデンサが占める面積が小さく抑えられた第2の半導体集積回路の構成を示す図である。
符号の説明
1,2 電子回路
10 回路基板
11_1 電源配線パターン
11_2 グランド配線パターン
12_1,12_2 デカップリングコンデンサ
20,30,40 半導体集積回路
21_1 電源ライン
21_2 グランドライン
22_1,22_2,31_1,31_2 外部電力入力端子
23_1,23_2,61,62 差動増幅器
24_1 第1のカップリングコンデンサ
24_2 第2のカップリングコンデンサ
25_1,25_2 外部出力端子
26 内部回路
41,90 定電圧源
42 擬似回路
51,52 積層セラミックコンデンサなどの外部コンデンサ
63,64 カップリングコンデンサ
71,72 ダンピング抵抗

Claims (3)

  1. 高電圧側と低電圧側との2本の電源ラインと、
    外部電源と、前記2本の電源ラインそれぞれとの接続を担う2つの外部電力入力端子と、
    差動増幅器と、
    前記差動増幅器の2つの入力端子のうちの一方と前記2本の電源ラインのうちの一方との間をつなぐ第1のカップリングコンデンサと、
    前記差動増幅器の2つの入力端子のうちの他方と前記2本の電源ラインのうちの他方との間をつなぐ第2のカップリングコンデンサと、
    前記差動増幅器の出力端子と外部との接続を担う外部出力端子と、
    前記電源ラインからの供給電力で動作する処理回路とを備えたことを特徴とする半導体集積回路。
  2. 前記差動増幅器の出力端子と、前記外部出力端子との間に配置されたダンピング抵抗をさらに備えたことを特徴とする請求項1記載の半導体集積回路。
  3. 請求項1又は2記載の半導体集積回路、および
    前記2本の電源ラインのうちの、前記差動増幅器のマイナス入力端子との間にカップリングコンデンサが配置された1本の電源ラインに接続された1つの外部電力入力端子と、前記外部出力端子との間に配置されたデカップリングコンデンサを備えたことを特徴とする電子回路。
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