JP2009117148A - エキシマランプ - Google Patents

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Abstract

【課題】 放電空間内で発生する紫外線を有効に放射し、かつ放電容器の端部においても十分に照度が確保できるエキシマランプを提供すること。
【解決手段】 本発明のエキシマランプ1は、放電容器2の端部に仕切壁8を介してゲッター収容室10を設けたエキシマランプにおいて、放電容器2の内容面の一部に紫外線反射膜5を形成すると共に、仕切壁8にも紫外線反射膜5を形成してことを特徴とする。さらに、放電容器1は、少なくともその一部が軸方向に沿った光取出し窓6となっており、仕切壁8が、光取出し窓6に対し90度未満の角度で傾斜していることを特徴とする。さらに、放電容器1のゲッター収容室10とは反対側に位置する端壁21の内面に紫外線反射膜5が形成されていることを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は紫外線による洗浄、アッシング、成膜等の分野で用いられ、紫外線を放射するエキシマランプに関する。
液晶表示装置のガラス基板、半導体ウェハ等の被処理体に波長200nm以下の紫外線である真空紫外光を照射することにより、真空紫外光及びこれにより生成されるオゾンの作用によって被処理体を処理する技術、例えば被処理体の表面に付着した有機汚染物質を除去する洗浄処理技術や、被処理体の表面に酸化膜を形成する酸化膜形成処理技術が開発され、実用化されている。
エキシマランプは、シリカガラス製の放電容器内に放電用ガスを封入し、放電容器を介して交流高電圧を印加することにより誘電体バリア放電を発生させ、真空紫外光であるエキシマ光を放射するものである。
このようなエキシマランプにおいては、放電空間内に発生する不純ガスを吸着するためにゲッターを収容することが行なわれており、このために通常は放電空間内に仕切壁を設けてゲッター収容室を区画形成し、この内部にゲッターを収容する構成を採用している。
特開2002−313286号公報
一方、内部電極型の放電ランプの放電容器内に紫外線反射膜を形成して、放電空間内に生成される紫外線を反射して、放電容器の一部に形成される光取出し窓から効率的に紫外線を放射するようにしたものが提案されている。
特許第2626144号公報
ところで、外部電極型のエキシマランプにおいては放電容器内に紫外線反射膜を形成したものは知られていない。
このようなエキシマランプに紫外線反射膜を形成した場合には、平坦なガラス表面と比べて、紫外線反射膜を構成する微小粒子から不純ガスがより多く発生するため、ゲッターを設ける動機付けがより強くなる。
そして、特許文献2のような紫外線反射膜を特許文献1のようなエキシマランプに適用しようとすると、図7に示すようなランプ構造が想定される。
同図において、エキシマランプ1は紫外線を透過するシリカガラスよりなる扁平な筒型形状の放電容器2を備え、その一対の上下平坦壁上には放電空間7を介して外部電極3、4がそれぞれ設けられる。
このような放電容器2の内表面の一部には軸方向に沿って紫外線反射膜5が形成され、該紫外線反射膜5が形成されていない下方部分は光取出し窓6として機能する。
そして、放電容器2内の少なくとも一方の端部には仕切壁8が設けられていて、ゲッター収容室10が区画形成され、その内部にはゲッター11が収容されている。該仕切壁8には連通口9が形成されており、ゲッター収容室10と放電空間7とが該連通口9により連通している。
前記紫外線反射膜5は、複数の光透過性の微小粒子を積層して形成される。微小粒子として、シリカ、アルミナ、フッ化マグネシウム、フッ化カルシウム、フッ化リチウム、酸化マグネシウム等が用いられる。このような紫外線反射膜5に紫外線が入射すると、複数の粒子表面である粒界において、紫外線は屈折、反射を繰り返す。これにより紫外線は入射方向とは異なる方向に拡散反射され、下方の光取出し窓6より外部に放射される。
図7に示すように、ゲッター収容室10を設けられた放電容器2に紫外線反射膜5を形成すると、紫外線反射膜5を形成する軸方向の領域がゲッター収容室のない同じ長さのランプに比べて短くなり、つまり、ランプ軸方向の有効発光長が短くなる。このため、紫外線処理に必要な有効発光長(ランプ軸方向の照度分布において、均一度が確保される部分)が短くなる。したがって、ゲッター収容室10を設けながら必要な有効発光長を確保するためには、ゲッター収容室10と同じだけ放電空間7を長くする必要があり、その結果ランプ全長が長くなるという不具合が生じる。
このため、ランプを収容する紫外線処理装置全体も大きくする必要が生じ、装置全体のコストが高くなる。特に液晶基板洗浄の用途に用いられる場合、基板サイズは1〜2mと大きいため、有効発光長もそれと同程度にする必要があり、紫外線処理装置はそれ以上に大きくなるので、装置の小型化に対する要請は大きい。そのため、ゲッター収容室を設けても、有効発光長を確保しながらランプ全長を短くする必要がある。
本発明は上記の問題に鑑みて、紫外線反射膜が形成された放電容器内にゲッター収容室が設けられているエキシマランプにおいても、有効発光長を確保しながらランプ全長を短くすることを目的とする。
この発明は、シリカガラスよりなる放電容器の少なくとも一方の軸方向端部に、仕切壁によって放電空間と隔離されたゲッター収容室が形成されてなるエキシマランプにおいて、前記放電容器の内表面の一部に軸方向に沿って、シリカ粒子を含有する紫外線反射膜が形成されるとともに、前記仕切壁の表面にも紫外線反射膜が形成されていることを特徴とする。
また、前記放電容器は、少なくともその一部が軸方向に沿って光取出し窓となっており、前記仕切壁が、前記光取出し窓に対し90度未満の角度で傾斜していることを特徴とする。
さらには、上記仕切壁に加えて、前記放電容器のゲッター収容室とは反対側に位置する端壁の内面にも紫外線反射膜が形成されていることを特徴とする。
この発明によれば、放電容器内面に紫外線反射膜を形成すると共に、放電空間とゲッター収容室を仕切る仕切壁の表面にも紫外線反射膜を形成しているので、放電空間から放射される紫外線が紫外線反射膜によって反射されることにより外部に照射される紫外線照度が増大し、かつ、仕切壁表面においても反射されて外部に放射されるため、仕切壁周辺部の紫外線照度が増加して、均一照度の領域がゲッター収容室方向に伸びることになり、その分有効発光長が大きくなる。
また、この発明の他の実施例によれば、紫外線反射膜を備えた仕切壁が、放電容器の光取出し窓に対し90度未満の角度で傾斜しているので、仕切壁によって反射される紫外線が、光取出し窓の方向に確実に照射されるので、仕切壁周辺部の紫外線照度が更に増加して管軸方向に伸びることになり、その分さらに有効発光長が大きくなる。
更にこの発明の他の実施例によれば、上記に加えて、放電容器のゲッター収容室とは反対側に位置する端壁の内面にも紫外線反射膜が形成されているので、仕切壁とは反対側の端壁周辺部の紫外線照度が増加して、均一照度の領域がさらに端壁方向に伸びることになり、有効発光長が上記に加えて更に大きくなる。
以下、この発明の実施例について図面を参照して説明する。
<実施例1>
図1はこの発明の第1実施例の断面図であり、(a)はエキシマランプの横断面、(b)はA−A断面図である。
エキシマランプ1は、中空長尺で扁平角筒状のシリカガラスからなる放電容器2の上下平坦壁上に一対の対向する外部電極3、4を有する。
これら外部電極3、4は、一例としては、格子状の金属からなり、放電容器2にスクリーン印刷、または、真空蒸着、スパッタリング等の手段によって形成される。材質として、例えば、アルミニウム、ニッケル、金等が用いられる。
外部電極3、4のうち一方が図示しない給電装置の高圧側に接続される高圧電極(外部電極3)であり、他方が接地電極(外部電極4)である。そして、通常は該接地電極4が図示しない被処理体に対向配置される。
そして、高圧電極3側の放電容器2の内表面に軸方向に沿って紫外線反射膜5が形成されており、被処理体に対向する放電容器2の接地電極4側は、紫外線反射膜が形成されておらず、光取出し窓6として機能する。即ち、放電容器2内で発生した紫外線は、紫外線反射膜5により反射されて、直接下方に放射される紫外線と共に光取出し窓6から外部に放射される。
放電容器2の少なくとも一方の端部には、仕切壁8によって仕切られたゲッター収容室10が区画形成され、そこにゲッター11が収容されている。なお、9は仕切壁8の連通口で、ゲッター収容室10と放電空間7とを連通している。
ゲッター11の材質は、例えば、チタン、タンタル、アルミニウムとジルコニウムの合金、バリウム等が用いられ、形状は、塊状、もしくは、ゲッター収容室10を構成する仕切壁8とゲッター収容室10の内表面に形成される蒸着膜(図示せず)等がある。
そして、上記放電容器2の一部に軸方向に沿って形成した紫外線反射膜5に加えて、ゲッター収容室10を区画形成する仕切壁8の表面にも紫外線反射膜12が形成されている。なお、この場合、連通口9に相当する部分には紫外線反射膜12を形成しない。
そして、前記紫外線反射膜5、12は、複数の光透過性の微小粒子を積層して形成され、例えば10〜500μmの厚みで設けられている。紫外線が紫外線反射膜表面の微小粒子に到達すると、一部は粒子の表面で反射し、また一部は屈折して粒子の内部に透過する。粒子の内部を透過する光は、一部吸収されるが多くは透過し、再び内部から出射するときに屈折する。光透過性の微小粒子を積層して、このような反射、屈折を繰り返し起こさせることにより、紫外線は入射した方向とは逆方向に散乱され、これが反射光となる。
このように紫外線反射膜は、光透過性と微小粒子の光の反射、屈折による拡散反射を利用しているので、屈折率の高い材料、例えば、シリカ、アルミナを微小粒子として用いることが好ましい。特に、紫外線を放射するランプには、シリカガラス製のバルブが広く用いられる。同じ材質のシリカを微小粒子として用いた紫外線反射膜は、シリカガラスとの熱膨張率の差がないためシリカガラスに対する付着性が高い。また、紫外線を吸収する材質、例えば、チタン、ジリコニウム、これら化合物を微小粒子としては採用しない。ただし、紫外線反射膜の不純物として、チタンやジリコニウムが混入する場合がある。
紫外線を効率よく拡散反射させるために、紫外線反射膜の微小粒子の粒径は例えば、0.01〜20μmの範囲内にあるものであって、中心粒径は例えば、0.1〜10μmであるものが好ましく、より好ましくは、0.3〜3μmであるものである。
紫外線反射膜5、12を形成する方法は、例えば、水とPEO樹脂(ポリエチレンオキサイド)を組み合わせた粘性を有する溶剤に、微小粒子を混ぜて溶液を形成し、その溶液を放電容器2の一部表面と仕切壁8に付着させる。その後、乾燥、焼成することで水とPEO樹脂が蒸発し、紫外線反射膜5、12が形成される。
この他にも、例えば、グリーンシートと呼ばれるフィルム状成形体を使用し、このグリーンシートを焼成することにより形成することができる。まず、微小粒子を例えば、アクリル系樹脂などの可塑剤および分散剤などを溶剤に混合してペースト状にする。表面に離型処理が施されたフィルム状のポリエチレンテレフタレート(PET)などの有機フィルム構造体の表面に、ペーストを一定の厚みで流延し、溶剤を乾燥させてフィルム状成形体としたグリーンシートが形成される。次に、このグリーンシートを有機フィルム構造体から剥がし、放電容器2の一部表面と仕切壁に付着させた後、焼成することで紫外線散乱反射膜5、12が形成される。
このような構成とすることにより、放電容器2の紫外線反射膜5によってランプ全体の紫外線照度の向上が図れると共に、仕切壁8の紫外線反射膜12によっても紫外線が反射されて光取出し窓6から外部に放射されることになり、仕切壁8部分での照度が低下することがなく、ランプの軸方向において均一照度となる領域が拡大されるという効果を奏する。
<実施例2>
上記実施例では仕切壁8の放電空間7側の面に紫外線反射膜12を形成したが、図2に示すように、紫外線反射膜12は、仕切壁8の反対側表面、即ち、ゲッター収容室10側の表面に形成してもよい。
この場合は、仕切壁8は、紫外線を良好に透過するために、シリカガラスからなるものである。
<実施例3>
図3はこの発明の実施例3を示す断面図である。
なお、実施例1、2と同じ構成については、同一の符号を用いて、構造、作用及び効果の説明は省略する。
この実施例3では、仕切壁8の配置が上記実施例1、2と異なる。即ち、図3に示すように仕切壁8は、光取出し窓6と所定の角度θを持つように傾斜している。角度θは90度未満である。
この傾斜した仕切壁8の表面に紫外線照射膜12が形成されている。
この場合、図2の実施例と同様に、紫外線反射膜12は仕切壁8の反対側表面、即ち、ゲッター収容室10側の表面に形成してもよいことは勿論である。
このように、仕切壁8を光取出し窓6方向に向けて傾斜させることにより、仕切壁8の紫外線照射膜12によって反射された紫外線は、効率よく光取出し窓6から外部に放射される。
<実施例4>
図4はこの発明の実施例4を示す断面図である。
図において、上記実施例1〜3に加えて、放電容器2のゲッター収容室10とは反対側に位置する端壁21の内面に紫外線反射膜13が形成されている。
なお、他の構成については、実施例1〜3と同一の符号を用いて示されている。
こうすることによって、ゲッター収容室10側での照度アップと同様に、ゲッター収容室10とは反対側の端部21近傍での照度アップが図れるという効果を奏するものである。
以下、この発明の効果を確認するために行った実験例について説明する。
(実験例1<ランプ1>)
図1に示す構造のエキシマランプを製作した。シリカガラスからなる放電容器2の寸法は、全長320mm、縦(厚さ)方向の寸法15mm(図1(b)において上下方向)、横(幅)方向の寸法42mm(図1(b)において左右方向)、肉厚2.5mmである。シリカガラスからなる仕切壁8の厚みは2mmであり、中央に連通口9として直径2mmの穴が設けられている。ゲッター収容室10の軸方向の長さ寸法20mmである。電極軸方向端部(図1(a)の右端)と仕切壁との間隔は12mmである。紫外線反射膜5及び紫外線反射膜12の組成は同じであり、以下に示すとおりである。
シリカ粒子:粒径0.4μm〜1.5μm、中心径:0.7μm
アルミナ粒子:0.2μm〜0.5μm、中心径:0.3μm
アルミナ粒子の含有量:10重量%
紫外線反射膜5及び紫外線反射膜12の厚みは40μmで形成した。焼成温度は1100℃とした。放電容器2の外表面に、外側電極3、4をスクリーン印刷により金を用いて形成した。電極の寸法は、全長300mm、横(幅)方向の寸法33mm(図1(b)において左右方向)である。放電用ガスとしてキセノンを放電容器内に40kPaで封入した。ゲッター11は、バリウムからなり、ゲッター収容室10の内壁に蒸着させた。
(実験例2<ランプ2>)
図3に示す構造のエキシマランプにおいて、仕切壁8と光取出し窓6との角度が、45度となるランプを製作した。また、紫外線反射膜12は、実験例1と同じ構成とした。このランプでは、仕切壁8の中央部、即ち、連通口9の中央部と、ゲッター収容室10の軸方向端部の放電容器壁との距離が20mmとなるように仕切壁8を配置した。
(実験例3<ランプ3>)
図4に示す構造のエキシマランプにおいては、図1に示すエキシマランプにおける、放電容器2のゲッター収容室10とは反対側に位置する端壁21の内面にも紫外線反射膜13を形成し、その他の構造は図1と同じものである。
実験例1〜3のランプ1〜3の紫外線照度を検証するため、比較例として図7に示すランプを製作した。
この比較例のランプでは、図7に示すように、紫外線反射膜5は放電容器2の高圧電極3側の内表面にのみ形成されていて、仕切壁8及びその反対側にある放電容器2の端壁21には形成されていない。その他の構成については図1のものと同様である。
照度分布の測定に当っては、エキシマランプ1を図示しない筐体内に収納し、該筐体内の雰囲気を窒素ガスでパージし、エキシマランプを5kVの交流高電圧で点灯させて、放電容器2の光取出し窓6から1mm離れた箇所をスキャンする紫外線照度計によって150〜200nmの波長域を測定した。
図5にランプ軸方向の相対照度分布を示す。図5の0mm位置が、ランプの軸方向端部(図1のゲッター収容室10とは反対側端部21)の位置に相当する。ここで、有効発光長を紫外線相対照度が80%以上に確保されている部分と定義した場合の比較例ランプと各ランプ1〜3の有効発光長を以下の表1に示す。
Figure 2009117148
ランプ1と比較例ランプとの対比で明らかなように、仕切壁に紫外線反射膜を設けることで、仕切壁に紫外線反射膜がない比較例ランプに比べて、ゲッター収容室側のランプ端部の照度がアップしており、同じランプの長さであるにもかかわらず、大きな有効発光長を得られることが確認された。これは仕切壁に形成された紫外線反射膜によって反射した紫外線により、ゲッター収容室付近の照度が増加したことによる。また、仕切壁の紫外線反射機構によって増える紫外線照度はゲッター収容室より数cmの範囲であるため、ランプ中央付近の紫外線照度の最大値が増えるのではなく、有効発光長が大きくなる。
逆に言うと、仕切壁に紫外線反射膜が形成されたエキシマランプは、仕切壁に紫外線反射膜が形成されていないエキシマランプと同じ有効発光長を得るのに必要な放電空間の長さを短くできるので、ランプ全長を短くできる。
また、ランプ2と比較例ランプとの対比で明らかなように、仕切壁を光取出し窓に対して傾斜させることで、仕切壁によって効果的に光出射窓へ反射される紫外線の量をさらに増やすことができる。
さらに、ランプ3と比較例ランプとの対比で明らかなように、ゲッター収容室と反対側の端壁に紫外線反射膜を設けることで該端壁近傍での照度がアップし、さらに有効発光長を長くできる。
<実施例5>
以上におけるこの発明の実施例では、放電容器2が扁平筒型形状である場合について説明したが、これに限られず、図6に示すように、放電容器2が二重筒型形状ものであってもよいことは勿論である。
即ち、エキシマランプ1の放電容器2は互いに端部で密閉された外側管2aと内側管2bとからなり、この間に放電空間7が形成される。放電容器2の一端部には仕切壁8によってゲッター収容室10が区画形成され、その内部にゲッター11が収容されている。
そして、外側管2aの内表面の一部と内側管2bの周囲には紫外線反射膜5が形成されると共に、仕切壁8の表面にも紫外線反射膜12が形成されているものである。
なお、この実施例では紫外線反射膜5は、外側管2aと内側管2bに形成したものが記載されているが、内側管2b上には形成せずに外側管2aの内表面にのみ形成したものであってもよい。
また、放電容器を構成する外側管、内側管の筒型として円筒状のものを示したが、角筒状であってもよい。
この発明の実施例1の断面図。(a)は横断面図。(b)は(a)のA−A断面図。 この発明の実施例2の部分断面図。 この発明の実施例3の部分断面図。 この発明の実施例4の部分断面図。 この発明の効果を表すグラフ。 この発明の実施例5の断面図。(a)横断面図。(b)は(a)のA−A断面図。 比較例を表す断面図。
符号の説明
1・・・エキシマランプ
2・・・放電容器
3、4・・・外部電極
5・・・紫外線反射膜
6・・・光取出し窓
7・・・放電空間
8・・・仕切壁
9・・・連通口
10・・ゲッター収容室
11・・ゲッター
12・・紫外線反射膜
13・・紫外線反射膜

Claims (3)

  1. シリカガラスよりなる放電容器の少なくとも一方の軸方向端部に、仕切壁によって放電空間と隔離されたゲッター収容室が形成されてなるエキシマランプにおいて、
    前記放電容器の内表面の一部に軸方向に沿って、シリカ粒子を含有する紫外線反射膜が形成されるとともに、前記仕切壁の表面にも紫外線反射膜が形成されていることを特徴とするエキシマランプ。
  2. 前記放電容器は、少なくともその一部が軸方向に沿った光取出し窓となっており、前記仕切壁が、該光取出し窓に対し90度未満の角度で傾斜していることを特徴とする請求項1に記載のエキシマランプ。
  3. 前記放電容器のゲッター収容室とは反対側に位置する端壁の内面に紫外線反射膜が形成されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のエキシマランプ。
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