JP2009117009A - 光記録媒体および媒体認識信号の記録方法 - Google Patents
光記録媒体および媒体認識信号の記録方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2009117009A JP2009117009A JP2007292249A JP2007292249A JP2009117009A JP 2009117009 A JP2009117009 A JP 2009117009A JP 2007292249 A JP2007292249 A JP 2007292249A JP 2007292249 A JP2007292249 A JP 2007292249A JP 2009117009 A JP2009117009 A JP 2009117009A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- layer
- recording
- medium
- optical recording
- reflective layer
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Abstract
【解決手段】 光記録媒体100を、波長300〜450nmのレーザー光を情報面100Aから照射されて主情報を記録されるデータ領域と、情報面100Aに対して反対側の裏面100Bから媒体認識信号記録用レーザー光を照射されて、媒体認識信号を記録されるバーストカッティングエリアとを有する特定記録層105と、特定記録層105に対応して形成された、情報面側からの反射率が裏面からの反射率よりも大きいことを特徴とする特定反射層106とを備えて構成する。
【選択図】図1
Description
前記の通り、媒体認識信号の記録方法としては、記録層側の面(情報面)から記録光を入射する方法があるが、これとは別に、情報面に対して反対側の裏面から記録光を入射する方法がある。本発明においては、反射層は主情報の記録・再生を良好に行うために青色の記録再生光に対して高い反射率を有することが好ましい。しかし、こういった反射層は、通常、BCAへの記録に用いられる波長600〜850nm程度の赤ないし近赤外のレーザー波長に対しても高い反射率を有する。
これにより、本発明では、主情報に対応した記録再生光に対しては高い反射率と良好な記録再生特性を維持し、さらに裏面から媒体認識信号を記録しても、反射層を破壊、欠損させることなく良好な媒体認識信号の記録を可能にしたものである。
また、本発明の媒体認識信号の記録方法によれば、本発明の光記録媒体のBCAに、媒体認識信号を良好に記録することができる。
〔I−1.概要〕
本発明の光記録媒体は、1層の特定記録層と、1層の特定反射層とを備えて構成される。また、本発明の光記録媒体は、特定記録層に加えて別の記録層を1層又は2層以上備えていてもよく、特定反射層に加えて別の反射層を1層又は2層以上備えていてもよい。
特定記録層を含め、記録層には所定の面(情報面)から所定波長を有する主情報記録用レーザー光(即ち、記録再生光)が照射され、この記録再生光によって主情報の記録及び再生が行なわれるようになっている。ただし、記録層のうちでも特定記録層には、主情報に加えて、媒体認識信号が記録されるようになっている。この媒体認識信号を記録する際には、情報面に対して反対側の面(裏面)から媒体認識信号記録用レーザー光(以下適宜「認識信号記録光」という)が照射されて、特定記録層に媒体認識信号が記録されるようになっている。
図1は、本発明の一実施形態としての片面2層の光記録媒体の要部を拡大して模式的に表わす断面図であり、図2は、この光記録媒体を模式的に表わす平面図である。なお、このような片面2層の光記録媒体としては、例えば、有機色素を含む2つの記録層を有するデュアルレイヤタイプの片面入射型の光記録媒体(片面2層HDDVD−R又は片面2層HDDVDレコーダブル・ディスク)などが挙げられる。
図1に示すように、本実施形態の光記録媒体100は、ディスク状の光透過性の第1基板101を備えていて、この第1基板101上に、色素を含む第1記録層102と、半透明の第1反射層103と、紫外線硬化性樹脂からなる光透過性の中間層104と、色素を含む第2記録層105と、第2反射層106と、接着層107と、最外層を形成する第2基板108とが、順番に積層された構造を有している。また、光記録媒体100の第1基板101側の面(これが、データ領域への主情報の記録時に記録再生光109を照射される面となる)が情報面100Aとなり、情報面100Aの反対側に形成された、第2基板側の面が裏面100Bとなっている。
また、光記録媒体100の光情報の記録・再生は、情報面100Aから第1記録層102及び第2記録層105に照射された記録再生光109により行なわれるようになっている。
第1基板101は通常、第1記録層102に隣接し、最表層を構成する。第1基板101は、光透過性を有し、複屈折率が小さい等、光学特性に優れることが望ましい。また、第1基板101は、射出成形が容易である等成形性に優れることが望ましい。さらに、第1基板101は、吸湿性が小さいことが望ましい。更に、第1基板101は、光記録媒体がある程度の剛性を有するよう、形状安定性を備えることが望ましい。
第1記録層102は、第1基板101に隣接して設けられた、第1基板101に近い側の記録層である。本実施形態の光記録媒体100は、波長300〜450nmのレーザー光を記録再生光109として用いて主情報を記録する媒体であるため、第1記録層102は、このレーザー光で記録できるように構成されている。
第1記録層102を構成する物質は本発明の効果を著しく損なわない限り限定されないが、例えば、色素、アモルファス半導体、部分窒化膜、部分酸化膜などが挙げられる。
部分窒化膜、部分酸化膜の具体例としては、BiGeN、SnNbNなどの部分窒化膜、TeOx、BiFOxなどの部分酸化膜が挙げられる。
第1反射層103は、第1記録層102に隣接する反射層である。なお、ここで第1反射層103と第1記録層102とは隣接しているものとする。第1反射層103は、記録再生光109の吸収が小さく、光透過率が通常40%以上あり、かつ、適度な光反射率を有することが望ましい。第1反射層103の具体的な構成の例としては、反射率の高い金属を薄く設けることにより適度な透過率を持たせた層が挙げられる。さらに、第1反射層103は、ある程度の耐食性があることが望ましい。また、第1反射層103の上層(本実施形態では中間層104)からの他の成分の浸み出しにより第1記録層102が影響されないような遮断性を有することが望ましい。
中間層104は、第1反射層103と第2記録層105との間に有する層である。中間層104は、通常、透明、且つ、溝やピットの凹凸形状が形成可能であり、また、接着力が高い樹脂から構成される。さらに、硬化接着時の収縮率が小さい樹脂を用いると、媒体の形状安定性が高く好ましい。
また、中間層104は、単層膜としても多層膜としてもよい。
中間層104の材料の中でも、放射線硬化性樹脂が好ましく、その中でも、紫外線硬化性樹脂が好ましい。これらの樹脂の採用により、スタンパ(後述する)の凹凸形状の転写が行ないやすくなる。
ラジカル系紫外線硬化性樹脂は、例えば、紫外線硬化性化合物(ラジカル系紫外線硬化性化合物)と光重合開始剤を必須成分として含む組成物が用いられる。ラジカル系紫外線硬化性化合物としては、例えば、単官能(メタ)アクリレート及び多官能(メタ)アクリレートを重合性モノマー成分として用いることができる。これらは、各々、1種を単独で用いてもよく、2種以上を任意の組み合わせ及び比率で併用してもよい。なお、ここで、アクリレートとメタアクリレートとを併せて(メタ)アクリレートと称する。
また、光重合開始剤に制限はないが、例えば、分子開裂型または水素引き抜き型のものが好ましい。本発明においては、ラジカル重合型のアクリル酸エステルを主体とする未硬化の紫外線硬化樹脂前駆体を用いて、これを硬化させて中間層を得ることが好ましい。
また、カチオン重合型の光開始剤としては、例えば、スルホニウム塩、ヨードニウム塩、ジアゾニウム塩等が挙げられる。
さらに、中間層104の膜厚は、正確に制御されることが好ましく、通常5μm以上、好ましくは10μm以上である。但し、通常100μm以下、好ましくは70μm以下である。厚さが前記範囲未満であると、情報再生時に第1記録層102と第2記録層105の信号の混合が起こり、層間クロストークと呼ばれる信号ノイズとなる傾向にある。一方、厚さが前記範囲超過では、中間層104を形成する樹脂による反りが激しくなったり、レーザー光の収差が大きくなり再生信号品質を損なう傾向にある。
第2記録層105は特定記録層として機能する層であり、第1基板101に対し、第1記録層102よりも遠い記録層である。光記録媒体100は波長300〜450nmの記録再生光109で主情報を記録する媒体であるため、第2記録層105はこの記録再生光109で主情報を記録ができることが必要である。
データ領域105Xは、図2に示すように、第2記録層105の大部分を占める領域として、センターホールHを中心としたドーナッツ形状に設けられる。本実施形態では、データ領域105Xは、光記録媒体100の外周縁部から内周縁部近傍にかけてドーナッツ形状(図2の、外周縁部の実線の円と、内周縁部の一点鎖線の円とで囲まれた部分)に形成されているものとする。例えば、HD−DVDにおいては、該領域に既出のトラックピッチでスパイラル状に溝が形成されている。
BCA105Yが凹凸を有する場合、通常は当該凹凸は溝として形成する。この際、溝の深さDは限定されないが、15nm以上が好ましく、また、100nm以下が好ましく、60nm以下がより好ましい。溝深さDが前記範囲未満である場合は、BCA105Yに媒体認識信号が十分に記録されない可能性があり、溝深さDが前記範囲超過である場合は、製造過程において中間層104の凹凸形状が第2記録層105に十分に転写されずBCA105Yに凹凸を形成できない可能性がある。
なお、ランド幅WL、溝幅WG及びトラックピッチPについては、図1に示すように、溝の半値幅を基準として測定するものとする。
(第1記録層102の透過率)>(第2記録層105の透過率)
(第1記録層102及び第1反射層103による吸収率)<(第2記録層105及び第2反射層106による吸収率)
(第1記録層102及び第1反射層103の透過率)>(第2記録層105及び第2反射層106の透過率)
(第1記録層102を構成する色素の熱分解温度又はアモルファス半導体の相転移温度)>(第2記録層105を構成する色素の熱分解温度又はアモルファス半導体の相転移温度)
なお、各記録層102,105及び反射層103,106による光吸収率は、その屈折率n、消衰係数k、及び膜厚で規定され、実使用上の調整範囲においては消衰係数kが大きく、膜厚が厚いほど大きくなる。
さらに好ましくは、以下の通りの構成となることが望ましい。但し、ここでいう第2記録層および第2反射層は、最も裏面に近い層ではなく、第1基板101に近い側から2番目の層をいう。
(第1記録層102の吸収率)<(第2記録層の吸収率)<・・・<(第n記録層の吸収率)
(第1記録層102の透過率)>(第2記録層の透過率)>・・・>(第n記録層の透過率)
(第1記録層102及び第1反射層103による吸収率)<(第2記録層及び第2反射層による吸収率)<・・・<(第n記録層及び第n反射層による吸収率)
(第1記録層102及び第1反射層103の透過率)>(第2記録層及び第2反射層の透過率)>・・・>(第n記録層及び第n反射層の透過率)
(第1記録層102を構成する色素の熱分解温度又はアモルファス半導体の相転移温度)>(第2記録層105を構成する色素の熱分解温度又はアモルファス半導体の相転移温度)>・・・>(第n記録層を構成する色素の熱分解温度又はアモルファス半導体の相転移温度)
第2反射層106は、特定記録層である第2記録層105に対応する反射層であり、特定反射層として機能する層である。ここで、複数の記録層及び反射層を有する光記録媒体において、ある記録層に対応する反射層とは、該記録層の情報面とは反対側に位置する反射層の中で、最も該記録層に近い反射層を指す。
本実施形態では、第2反射層106が2層構造の例を説明する。第2反射層106の情報面側である隣接反射層、即ち第2記録層105に隣接する側を隣接反射層106aとし、裏面側を裏面反射層106bとする。ここでは、第2反射層106を2層構造としているが、106aと106bの間に更に異なる材料からなる複数の層を設けてもよい。
まず、特定反射層のみを鏡面ガラス基板上に形成したサンプルを作製する。すなわち、特定反射層の材料、膜厚と同一の層を鏡面ガラス基板上に単独で形成する。
ここで、情報面側からの反射率を測定する場合は、特定反射層の情報面側が上面、すなわち鏡面ガラス基板に接しないように形成する。このサンプルを用いて、特定反射層に対して、鏡面ガラス基板と反対側から光を照射して分光光度計により測定した反射率の値を、特定反射層の情報面側からの反射率と定義する。
逆に、裏面からの反射率を測定する場合には、特定反射層の裏面側が上面、すなわち鏡面ガラス基板に接しないように形成したサンプルを作製する。このサンプルを用いて、特定反射層に対して、鏡面ガラス基板と反対側から光を照射して分光光度計により測定した反射率の値を、特定反射層の裏面側からの反射率と定義する。ここで、測定に用いる光の波長は、主情報記録用レーザー光の波長を用いることとする。
具体的には、鏡面ガラス基板上に表面反射層106b、隣接反射層106aを順次形成し、隣接反射層106a側から光を照射して測定した反射率が、情報面側からの反射率であり、ガラス基板上に隣接反射層106a、表面反射層106bを順次形成し、表面反射層106b側から光を照射して測定した反射率が、裏面側からの反射率となる。
また、特定反射層である第2反射層106の裏面側からの反射率は、情報面側からの反射率よりも小さく、好ましくは85%以下、更に好ましくは80%以下である。この範囲にあると、媒体認識信号記録用レーザー光のエネルギーが第2記録層105に伝わりやすくなり、媒体認識信号を良好にBCA105Yに記録することが可能である。また、50%以上が好ましく、更に好ましくは55%、更に好ましくは60%以上である。この範囲とすることで、特定反射層である第2反射層106が媒体認識信号記録用レーザー光によりダメージを受けにくくなり、フォーカスサーボも安定して行いやすくなる。
中でも、Agを主成分とすることが好ましい。特に、Agを通常85原子%以上、好ましくは87原子%以上、より好ましくは89原子%以上含有することが望ましく、通常99.7原子%以下、好ましくは99.5原子%以下、より好ましくは99.0原子%以下で含有することが望ましい。Agを前記範囲で含有することにより、隣接反射層106aの材料が低熱伝導率となり、良好な感度でBCA105Yへの記録が可能となる。
情報面側からの反射率を高く確保するために、隣接反射層106aの膜厚は、通常30nm以上、好ましくは40nmである。但し、BCA記録感度を向上させるためには、通常120nm以下、好ましくは80nm以下である。前記範囲とすることにより、媒体認識信号と主情報の両方において、良好な記録感度を得やすくなる。隣接反射層106aの膜厚を上記範囲内とすることにより、情報面からの反射率を高く維持したまま、特定反射層である第2反射層106全体の熱容量が抑えられ熱拡散の程度を低くできるからである。
裏面側からの反射率を低く抑えるために、裏面反射層106bの膜厚は、通常5nm以上、好ましくは10nmである。また、通常170nm以下、好ましくは120nm以下である。
第2反射層106は上記の通り組成の異なる複数層を備えることができるが、製造工程管理を考えると2層であることが好ましい。
接着層107は、第2反射層106と第2基板108とを接着する層である。接着層107は、接着力が高く、硬化接着時の収縮率が小さいと、光記録媒体100の形状安定性が高くなり、好ましい。また、接着層107は、第2反射層106にダメージを与えない材料からなることが望ましい。但し、ダメージを抑えるために第2反射層106と接着層107との間に公知の無機系または有機系の保護層を設けることもできる。
また、接着層107の膜厚は、通常、2μm以上、好ましくは5μm以上である。但し、光記録媒体100をできるだけ薄くするために、また、硬化に時間を要して生産性が低下する等のことを抑制するために、接着層107の膜厚は、通常、100μm以下が好ましい。
なお、接着層107としては、感圧式両面テープ等も使用可能である。感圧式両面テープを第2反射層106と第2基板108との間に挟んで押圧することにより、接着層107を形成できる。
第2基板108は、裏面100Bに面して設けられる層である。第2基板108は、機械的安定性が高く、剛性が大きいことが好ましい。また接着層107との接着性が高いことが望ましい。
このような第2基板108の材料としては、第1基板101に用いうる材料と同様のものを用いることができる。また、上記材料としては、例えば、Alを主成分としたAl−Mg合金等のAl合金基板や、Mgを主成分としたMg−Zn合金等のMg合金基板、シリコン、チタン、セラミックスのいずれかからなる基板やそれらを組み合わせた基板等を用いることもできる。また、第2基板108の材料は、1種を単独で用いてもよく、2種以上を任意の組み合わせ及び比率で併用してもよい。
さらに、光記録媒体100に十分な剛性を持たせるために、第2基板108はある程度厚いことが好ましく、第2基板108の厚さは、0.3mm以上が好ましい。但し、通常3mm以下、好ましくは1.5mm以下である。
続いて、図3を用いて、本実施形態の多層光記録媒体100の製造方法を簡単に説明する。図3(a)〜(g)は、本実施形態の光記録媒体の製造方法を説明するため、その要部の断面を模式的に示す断面図である。
本実施形態の光記録媒体100の製造方法は、第1記録層形成工程と、第1反射層形成工程と、中間層形成工程(樹脂原料層形成工程、樹脂原料層硬化工程、スタンパ剥離工程)と、第2記録層形成工程と、第2反射層形成工程と、第2基板形成工程とを有する。
まず、第1基板101を用意する。第1基板101としては、図3(a)に示すように、表面に凹凸で、溝、ランド、及びプリピットが形成されたものを用意する。第1基板101は、例えばニッケル製スタンパ等を用いて射出成形等により作製することができる。
次に、第1記録層形成工程において、第1基板101上に第1記録層102を形成する。第1記録層102の形成方法に制限はないが、例えば以下の方法で形成することができる。即ち、有機色素を含有する塗布液を第1基板101の凹凸を有する側の表面にスピンコート等により塗布する。その後、塗布液に使用した溶媒を除去するために加熱等を行ない、第1記録層102を成膜する。なお、本実施形態では、上記のように第1基板101上に直接第1記録層102を形成した例を示して説明するが、第1記録層102は、光記録媒体100の種類や構成などに応じて、第1基板101上に他の層を介して形成するようにしてもよい。
第1記録層102を成膜した後、第1反射形成工程において、第1記録層102上に第1反射層103を形成する。第1反射層103の形成方法に制限はないが、例えば、第1記録層102上にAg合金等をスパッタまたは蒸着することにより、第1記録層102上に第1反射層103を成膜することができる。
このように、第1基板101上に、第1記録層102及び第1反射層103を順に積層することによって、データ基板111を得る。なお、本実施の形態においては、データ基板111を透明にしているものとする。
次に、第1反射層103上に中間層104を形成する。中間層104の形成方法に制限はなく任意であるが、通常は、以下のようにして形成される。
熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂等を用いた中間層104は、適当な溶剤に熱可塑性樹脂等を溶解して塗布液を調製し、この塗布液を塗布し、乾燥(加熱)することによって形成することができる。
一方、放射線硬化性樹脂を用いた中間層104は、そのまま若しくは適当な溶剤に溶解して塗布液を調製し、この塗布液を塗布し、適当な放射線を照射して硬化させることによって形成することができる。
ただし、本実施形態の光記録媒体100においては、第2記録層105に凹凸を形成するため、樹脂原料層形成工程、樹脂原料層硬化工程及びスタンパ剥離工程をおこなうことにより中間層を形成することが、より好ましい。以下、この方法を説明する。
第1反射層形成工程の後、樹脂原料層形成工程において、図3(b)に示すように、第1反射層103の表面(即ち、データ基板111の表面)全体に、樹脂原料層104aを形成する。即ち、第1記録層102上に、第1反射層103を介して樹脂原料層104aを形成する。
ここで形成する樹脂原料層104aは、光記録媒体100の完成時に中間層104を構成することになる層で、何らかの処理を施すことにより硬化しうる硬化性樹脂又はその前駆体により形成された層である。
本実施形態においては、放射線硬化性樹脂の一つである紫外線硬化性樹脂の前駆体をスピンコートにより塗布し、樹脂原料層(以下、説明の便宜から「紫外線硬化性樹脂原料層」と呼ぶ場合がある。)104aを形成したものとする。
次に、樹脂原料層硬化工程において、図3(c)に示すように、紫外線硬化性樹脂原料層104a上にスタンパ110を載置し、紫外線硬化性樹脂原料層104aを硬化させる。つまり、第1記録層102とは反対側の紫外線硬化性樹脂原料層104aの表面にスタンパ110が載置された状態となる。
スタンパ110は、中間層104に形成されることになる凹凸の形状(凹凸形状)に対応した形状(転写用凹凸形状)の凹凸(転写用凹凸)を表面に有する型である。そして、スタンパ110が有する転写用凹凸の転写用凹凸形状が紫外線硬化性樹脂原料層104aに転写されることにより、中間層104に、所望の凹凸形状の凹凸が形成されるよう、転写用凹凸形状は設定されている。
このようにして、前記樹脂原料層を硬化させて、データ基板111(即ち、第1基板101、第1記録層102及び第1反射層103)、紫外線硬化性樹脂原料層104a、並びに、スタンパ110を備えた接着体112が得られる。
そして、スタンパ剥離工程では、図3(d)に示すように、紫外線硬化性樹脂原料層104a(図3(c)参照)からスタンパ110を剥離させる。これにより、紫外線硬化性樹脂原料層104aにスタンパ110の転写用凹凸形状が転写されて、中間層104が形成される。なお、本明細書では、紫外線硬化性樹脂原料層104aとは、塗布後、硬化され、スタンパが剥離するよりも以前のものを指す。また、中間層104とは、スタンパ110が剥離した後のものを指す。したがって、紫外線硬化性樹脂原料層104a及び中間層104は同様の位置に形成された層を指すものであるが、その状態が異なるものである。
続いて、第2記録層形成工程では、図3(e)に示すように、中間層104上に第2記録層105を形成する。第2記録層105の形成方法に制限はないが、例えば以下の方法で形成することができる。即ち、有機色素を含む塗布液を、スピンコート等により中間層104表面に塗布する。そして、塗布液に使用した溶媒を除去するために加熱等を行ない、第2記録層105を成膜する。
なお、第2記録層105の製膜方法は、第2記録層105が有機色素の場合は湿式製膜法が好ましい。
また、第1記録層102の形成方法と同様、真空蒸着法、スパッタリング法、ドクターブレード法、キャスト法、浸漬法等の一般に行なわれている薄膜形成法を行うこともできる。
次に、第2反射層形成工程では、図3(f)示すように、第2記録層105上に第2反射層106を形成する。第2反射層106の形成方法に制限はないが、例えば、本請求項記載の材料をスパッタもしくは蒸着することにより第2記録層105上に第2反射層106を成膜することができる。
第2反射層106が組成の異なる2つの層106a、106bから成る場合は、例えば、それぞれの組成に対応するターゲット材を準備し、順次スパッタリングにより成膜を行うことで、複数の層からなる反射層を形成可能である。なお、図3(f)〜(g)では、層106aと層106bとを区別せず第2反射層106を描画した。
また、第2反射層106を形成する方法としては、例えば、イオンプレーティング法、化学蒸着法、真空蒸着法等を採用することもできる。
その後、第2基板形成工程において、図3(g)に示すように、第2反射層106上に第2基板108を形成する。第2基板108の形成方法に制限はないが、例えば、第2基板108を、接着層107を介して第2反射層106に貼り合わせて形成することができる。なお、第2基板108に制限はないが、ここでは、ポリカーボネートを射出成形して得られた鏡面基板を第2基板108として用いているものとする。
以上のようにして、光記録媒体100の製造が完了する。
光記録媒体100の製造方法は、上述したものに限定されず、他の方法を採用してもよい。
また、上述した製造方法に変更を加えて実施してもよい。例えば、上述した各工程の前、途中、後に、上述した工程以外の他の工程を行うようにしてもよい。
このように中間層104を複数の樹脂層から構成することにより、第2記録層105の記録特性を良好にしやすい材料を第2樹脂層104a2として第2記録層105に隣接させるとともに、第1反射層103との密着性がよい材料を第1樹脂層104a1として第1反射層103に隣接させることが出来るため好適である。
続いて、光記録媒体100への主情報及び媒体認識信号の記録方法について説明する。
光記録媒体100に主情報を記録する際には、図1に模式的に示すように情報面100Aから記録層102,105に対して記録再生光109を照射し、この記録再生光109により主情報を記録する。特に、第2記録層105に主情報を記録する際にはデータ領域105Xに記録を行なうため、記録再生光109も、データ領域105Xへと照射する。また、記録再生光109としては、波長が300〜450nmのレーザー光を用いる。
一般に媒体認識信号は、確実に読み取ることができるように、BCA105Yに半径方向の幅が1mm程度の範囲に渡って記録される。この様な広い半径領域に渡る媒体認識信号を生産性よく記録するには、大きなビームスポットのレーザー光源を用いることが望ましい。しかし、ビームスポットを大きくするとパワー密度が低下してしまう。このため、十分な記録を行うためには、出射レーザーパワーが例えば1W以上という非常に高パワーであることが好ましい。しかるに、主情報の記録再生に用いるような青色レーザー光ではこうした高パワーは現在困難であるので、媒体認識信号の記録には青色レーザー光とは別に、波長600〜850nm程度の赤色〜近赤外のレーザー光が好適に用いられる。
本実施形態の光記録媒体100によれば、従来の課題を解決し、青色レーザー光で記録・再生を行なうことができるとともに、第2記録層105にBCA105Yを形成して媒体認識信号を記録できるようにした光記録媒体を実現できる。
また、本実施形態の光記録媒体100によれば、BCA105Yに媒体認識信号を記録しても第2反射層106の大変形や欠損といった欠陥が発生しない。このため、その欠陥に起因した腐食が生じず、長期保存安定性に優れた光記録媒体100を提供することが出来る。
結果的にBCA記録用のレーザー寿命も延命させることができ、設備コストの低減も可能となる。
以上、本発明の光記録媒体について実施形態を示して詳細に説明したが、本発明は上記の光記録媒体に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において任意に変形して実施することができる。
さらに、光記録媒体が記録層を2以上有する多層光記録媒体である場合には、全ての記録層に対して同じ波長の記録再生光を用いず、異なる波長の記録再生光で記録層へ主情報の記録及び再生を行なってもよい。更には、青色レーザー以外の波長の記録再生光であってもよい。
また、特定反射層を3層以上の構成とすることも可能である。隣接反射層と最も裏面側の反射層の間に、更に熱伝導率の高い別の材料からなる層を設けることで、所定の反射率を維持したまま、特定反射層全体としての特性を更に好ましいものとすることができる。
例えば、主情報記録用レーザー光が膜面側から入射されるBlu−rayディスクにおいても、本発明は同様に適用することができる。
さらに、上述した実施形態では、いわゆる基板面入射型の光記録媒体について説明したが、本発明は、いわゆる膜面入射型の光記録媒体にも当然に適用することができる。
さらに、例えば上述した光記録媒体の製造方法を、相変化型の書き換え型コンパクトディスク(CD−RW、CD−Rewritable)又は、相変化型の書き換え型DVD・HDDVDに適用することもできる。相変化型の光記録媒体に適用する場合における記録層等の層構成については、公知のものを適宜使用することができる。相変化型のCD−RW又は書き換え型DVDは、相変化型記録材料から構成された記録層における非晶質状態と結晶状態との屈折率差によって生じる反射率差および位相差変化を利用して記録情報信号の検出が行なわれる。
また、上述した各構成要素は、適宜、本発明の要旨を逸脱しない範囲において任意に組み合わせて実施することができる。
(1)光記録媒体の作製
(1−1)スタンパの用意
非晶質環状ポリオレフィン(APO)を材料として、射出成形法により、内径15mmの中心孔を有する、外径120mm、厚さ0.6mmの円盤状のスタンパ(以下、APOスタンパという場合がある。)を形成した。射出成形は、BCAを形成しうる領域、すなわち半径22.0mmから23.1mmまでの領域においてはトラックピッチ0.40μm、溝幅0.20μm、深さ65nmの案内溝を有し、データ領域すなわち半径24.5mmから58.5mmまでの領域にはトラックピッチ0.40μm、幅0.26μm、深さ60nmの案内溝を有するニッケル製原盤を使用した。なお、原子間力顕微鏡(AFM:Atomic Force Microscope)により、APOスタンパには、ニッケル製原盤の案内溝(凹凸)が正確に転写されたことが確認された。
(1−2)第1記録層等の形成
ニッケルスタンパを用いてポリカーボネートを射出成形し、トラックピッチ0.40μm、幅0.26μm、深さ60nmの溝が形成された、直径120mm、厚さ0.58mmの基板(第1基板)を得た。なお、溝は、半径位置24.0〜58.5mmに設けられている。
次に、下記の化学式で示される分解温度250℃のシアニン色素のテトラフルオロプロパノール溶液(濃度1重量%)を調製し、これを基板上に滴下してスピナー法により塗布した。塗布後、70℃で30分間乾燥し第1記録層を形成した。
さらに、第1記録層上に、Ag−Bi(Bi:1.0原子%)からなるAg合金を用いて、厚さ20nmの半透明の第1反射層をスパッタリング法により成膜した。
次に、第1反射層上に、所定の紫外線硬化性樹脂〔1〕を円形に滴下し、スピナー法により厚さ約20μmの第1樹脂層を形成した。一方、APOスタンパの案内溝が形成された面に、所定の紫外線硬化性樹脂〔2〕を円形に滴下し、スピナー法により厚さ約9μmの第2樹脂層(最外樹脂層)を形成した。
なお、紫外線硬化性樹脂〔1〕,〔2〕としては、それぞれラジカル系紫外線硬化性樹脂を用いた。
中間層の上に、第1記録層で用いたものと同じシアニン色素のテトラフルオロプロパノール溶液(濃度1重量%)を滴下してスピナー法により塗布した。塗布後、70℃で30分間乾燥し第2記録層を形成した。
続いて、第2反射層をスパッタリング法により記録層に隣接する反射層(以下、反射層1とする)を50nm、反射層1と隣接する反射層(以下、反射層2とする)を50nmの膜厚で順次成膜した。反射層1と反射層2に用いた材料は、以下の表1のとおりである。
本実施例においては、第1基板側から主情報記録用レーザー光を照射し、媒体認識信号記録用レーザー光を第2基板側から照射することとする。すなわち、第1基板側が情報面、第2基板側が裏面となり、第2記録層が特定記録層、第2反射層が特定反射層となる。
得られた光記録媒体について、波長405nmのレーザーでデータ領域に主情報を記録し、再生を行ったところ、L1面(裏面に近い側の記録層。本検討では第2記録層。)およびL0面(情報面に近い側の記録層。本検討では第1記録層。)の何れの層においても十分な再生信号が得られた。
鏡面ガラス(表面粗度Ra<5nm)の上に、表1に記載の反射層1を成膜後に反射層2を成膜したサンプルと、反射層2を成膜後に反射層1を成膜したサンプルを、それぞれ作製した。これらのサンプルについて、紫外可視分光光度計(日本分光株式会社製)にて波長405nmでの膜面側からの反射率を測定することにより、特定反射層の、情報面側からの反射率と裏面側からの反射率を測定した。結果を表2に示す。
上述の方法で作製した2つの記録層を有する多層型の光記録媒体について、日立コンピューター機器社製POM120−2Rを用いてBCAに媒体認識信号を記録した。レーザー波長は810nm、ビームスポット径は30μmとし、第1基板とは反対側の面(裏面)から照射した。記録条件は回転数800rpm、送りピッチ18μm、デューティー20%、記録パワー4600mWとした。
こうしてBCAに媒体認識信号を記録した光記録媒体の第2記録層から得られる変調度を、PULSTEC社製ODU1000にて測定した。
また、L1面に主情報記録用レーザー光を照射した際の、未記録時の反射率(以下、L1面反射率と記載)についても、ODU1000によりリードパワー0.6mWで測定を行った。L1面反射率が低すぎると、主情報の記録特性に悪影響が生じるため、一定以上の値が必要とされる。通常2.6%以上あることが好ましい。
これらの測定結果を表3に示す。
第2反射層に用いる材料を表1の組み合わせの通りとした以外は、実施例1と同様な方法にて2つの記録層を有する多層型の光記録媒体を作製した。ここで、比較例1〜4においては、反射層1と反射層2を同一材料とし、結果として単層の特定反射層を形成した。得られた光記録媒体について、波長405nmのレーザーでデータ領域に主情報を記録し、再生を行ったところ、何れの実施例、比較例においても良好な再生信号が得られた。
得られた光記録媒体を用い、実施例1と同様な方法にて、BCA記録特性(IBL/IBH)及びL1面反射率を測定した結果を上記の表3に示す。
純Ag単一層の特定反射層(比較例1)では、L1面反射率は3.0%と非常に良好であるが、BCAへの記録が不可能な状況である。これに対し、反射層2をAg94.0Cu5.0Nd1.0に変更することにより、裏面からの反射率を95.5%から82.6%にまで低減させることが出来、IBL/IBHの値も0.60と実用上十分な値を得ることが出来た。
比較例4では、Ag94.0Cu5.0Nd1.0の単一層を用いることにより、IBL/IBHが0.49と良好なBCA記録特性が得られているものの、L1面反射率は2.5%と低い値であり、主情報の記録特性上不十分な値となっている。
100A 情報面
100B 裏面
101 第1基板
102 第1記録層
103 第1反射層
104 中間層
104a 樹脂原料層(紫外線硬化性樹脂原料層)
104a1 第1樹脂層
104a2 第2樹脂層(最外樹脂層)
105 第2記録層
105X データ領域
105Y バーストカッティングエリア
106 第2反射層
106a 隣接反射層
106b 裏面反射層
107 接着層
108 第2基板
109 記録再生光
110 スタンパ
111 データ基板
112,112’ 接着体
113 光記録媒体用積層体
Claims (10)
- 波長300nm以上450nm以下の主情報記録用レーザー光を情報面から照射されて主情報を記録されるデータ領域と、該情報面に対して反対側の裏面から媒体認識信号記録用レーザー光を照射されて、媒体認識信号を記録されるバーストカッティングエリアとを有する特定記録層と、該特定記録層に対応して形成される特定反射層とを備え、該特定反射層の、前記主情報記録用レーザー光の波長における情報面側からの反射率が、裏面側からの反射率よりも大きい
ことを特徴とする、光記録媒体。 - 2層以上の記録層を備え、該記録層のうち、前記情報面から最も遠い記録層が該特定記録層である
ことを特徴とする、請求項1に記載の光記録媒体。 - 該特定反射層の膜厚が60nm以上200nm以下である
ことを特徴とする、請求項1又は請求項2に記載の光記録媒体。 - 該特定反射層の、前記主情報記録用レーザー光の波長における、裏面側からの反射率が、55%以上85%以下である
ことを特徴とする、請求項1〜3のいずれか一項に記載の光記録媒体。 - 前記特定反射層が組成の異なる複数の層からなる
ことを特徴とする、請求項1〜4のいずれか一項に記載の光記録媒体。 - 前記複数の層の内、該特定記録層に最も近い隣接反射層がAgを85原子%以上含有する
ことを特徴とする、請求項5に記載の光記録媒体。 - 前記複数の層の内、該特定記録層に最も近い前記隣接反射層の膜厚が、30nm以上120nm以下である
ことを特徴とする、請求項5又は請求項6に記載の光記録媒体。 - 該特定記録層が、分解温度が100℃以上350℃以下の有機色素、及び/又は、相転移温度が100℃以上350℃以下であるアモルファス半導体を含有する
ことを特徴とする、請求項1〜7のいずれか1項に記載の光記録媒体。 - 該バーストカッティングエリアに、溝深さ15nm以上100nm以下、トラックピッチ0.1μm以上0.6μm以下、ランド幅の溝幅に対する比が0.3以上1.2以下である溝が形成されている
ことを特徴とする、請求項1〜8のいずれか1項に記載の光記録媒体。 - 請求項1〜9のいずれか1項に記載の光記録媒体に対し、前記裏面から波長400nm以上2000nm以下の前記媒体認識信号記録用レーザー光を照射して、前記バーストカッティングエリアに前記媒体認識信号を記録する
ことを特徴とする、媒体認識信号の記録方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007292249A JP4922134B2 (ja) | 2007-11-09 | 2007-11-09 | 光記録媒体および媒体認識信号の記録方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007292249A JP4922134B2 (ja) | 2007-11-09 | 2007-11-09 | 光記録媒体および媒体認識信号の記録方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2009117009A true JP2009117009A (ja) | 2009-05-28 |
JP4922134B2 JP4922134B2 (ja) | 2012-04-25 |
Family
ID=40783976
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007292249A Expired - Fee Related JP4922134B2 (ja) | 2007-11-09 | 2007-11-09 | 光記録媒体および媒体認識信号の記録方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4922134B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103459180A (zh) * | 2011-03-24 | 2013-12-18 | 丰田自动车株式会社 | 混合动力车辆的控制装置 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000331381A (ja) * | 1999-05-17 | 2000-11-30 | Sony Disc Technology Inc | 光学記録媒体とその製造方法 |
JP2006079717A (ja) * | 2004-09-09 | 2006-03-23 | Tdk Corp | 光記録媒体のバーコード状データ記録方法、記録装置及び光記録媒体 |
-
2007
- 2007-11-09 JP JP2007292249A patent/JP4922134B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000331381A (ja) * | 1999-05-17 | 2000-11-30 | Sony Disc Technology Inc | 光学記録媒体とその製造方法 |
JP2006079717A (ja) * | 2004-09-09 | 2006-03-23 | Tdk Corp | 光記録媒体のバーコード状データ記録方法、記録装置及び光記録媒体 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103459180A (zh) * | 2011-03-24 | 2013-12-18 | 丰田自动车株式会社 | 混合动力车辆的控制装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP4922134B2 (ja) | 2012-04-25 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2004213720A (ja) | 光記録媒体 | |
WO2004093070A1 (ja) | 光記録媒体及びその記録再生方法 | |
US20060145373A1 (en) | Process for producing optical recording medium and light transmitting stamper | |
JP2005044491A (ja) | 光記録媒体およびその製造方法 | |
JP2004199757A (ja) | 光記録媒体,光記録媒体の記録再生方法及び光記録媒体の記録再生装置 | |
JP2005332564A (ja) | 光記録媒体 | |
JP4514582B2 (ja) | 光記録媒体の製造方法及び光透過性スタンパ | |
US7910191B1 (en) | Method for forming light-transmitting cover layer for optical recording medium | |
JP4922134B2 (ja) | 光記録媒体および媒体認識信号の記録方法 | |
TWI395218B (zh) | 光記錄媒體之製造方法及製造裝置 | |
US9196288B2 (en) | Process and apparatus for producing optical recording medium | |
JP2006236574A (ja) | 光記録媒体,光記録媒体の記録再生方法及び光記録媒体の記録再生装置 | |
US20110096655A1 (en) | Forming light-transmitting cover layer for recording medium | |
JP4649395B2 (ja) | 光記録媒体の製造方法及び製造装置 | |
JP5108434B2 (ja) | 光記録媒体の製造方法及び製造装置 | |
JP2007294055A (ja) | 光情報記録媒体及び光情報記録媒体の製造方法 | |
JP4238170B2 (ja) | 光記録媒体 | |
JP2008021393A (ja) | 光記録媒体およびディスク媒体認識信号の記録方法 | |
JP4053974B2 (ja) | 光記録媒体 | |
JP4171674B2 (ja) | 光記録媒体、光記録媒体の膜厚測定方法、膜厚制御方法、製造方法、膜厚測定装置及び膜厚制御装置 | |
JP4238518B2 (ja) | 光記録媒体及びその製造方法 | |
TWI277970B (en) | Optical recording medium, production method thereof, and, method and apparatus for recording and reproducing optical recording medium | |
JP3997296B2 (ja) | 光記録媒体の製造方法、品質管理方法、膜厚測定方法 | |
JP4083667B2 (ja) | 光記録媒体 | |
JP3978402B2 (ja) | 光記録媒体の製造方法及び光記録媒体用積層体の製造方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20100917 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20111027 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20111101 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20111208 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20120124 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20120203 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 4922134 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150210 Year of fee payment: 3 |
|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
S533 | Written request for registration of change of name |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533 |
|
R360 | Written notification for declining of transfer of rights |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360 |
|
R360 | Written notification for declining of transfer of rights |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360 |
|
R371 | Transfer withdrawn |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R371 |
|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
S533 | Written request for registration of change of name |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113 |
|
R371 | Transfer withdrawn |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R371 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |