JP2009116434A - 制御プログラム作成コンバータおよび制御プログラム変換方法 - Google Patents

制御プログラム作成コンバータおよび制御プログラム変換方法 Download PDF

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Abstract

【課題】機能ブロックを組み合わせて作成した制御プログラムを他の制御プログラムに変換する。
【解決手段】制御プログラム作成コンバータ1は、受け手側の機能ブロックの接続情報として送り手側の機能ブロック及びパラメータを定義する入力接続方式により機能ブロック間の接続が定義された第1の制御プログラムを読み込む制御プログラム読込部2、送り手側の機能ブロックの接続情報として受け手側の機能ブロック及びパラメータを定義する出力接続方式と入力接続方式を使用する第2の制御プログラムへの変換に際して、出力接続方式を優先して使用すべき機能ブロック及びパラメータが定義された優先接続定義テーブル53に基づいて接続方式を判定する入出力接続方式判定部32、判定結果に基づいて第1の制御プログラムを第2の制御プログラムに変換する制御プログラム変換部33を備える。
【選択図】 図4

Description

本発明は、制御機器の機能単位のアルゴリズムが定義された機能ブロックを組合わせることにより作成された制御プログラムを、同じく機能ブロックを用いるが記述形式が異なる他の制御プログラムに変換する制御プログラム作成コンバータおよび制御プログラム変換方法に関するものである。
従来、機能ブロックを用いた制御設計コンフィギュレーションツール(制御プログラム作成装置)では、制御プログラム作成装置の画面上に機能ブロックを置き、機能ブロック中のパラメータに相当する接続端子から、その接続相手となる接続端子に接続線(リンク)を設定して、制御系の設計を行っている。このような制御プログラム作成装置を用いた制御プログラム作成方法は、一般にDCS(Distributed Control System:分散制御システム)やPLC(Programmable Logic Controller :プログラマブル・コントローラ)のコンフィギュレーションツールで用いられている方法であるが、機能ブロックを用いるフィールドバス(Foundation Fieldbus )のエンジニアリングツールにも一般的に用いられている(例えば特許文献1参照)。以下、特許文献1に開示された従来の制御プログラム作成装置をRTエディタと呼ぶ。
従来の分散制御システムに比べ、フィールドバスの機能ブロックを用いた制御設計は複雑であると言える。その理由は、機能ブロックのパラメータが多く、また、演算結果を上位機能ブロックに反映する(Backward-Calculation)ためのリンクが必要であること等、より多くの接続線を定義する必要があるからである。このような設計の複雑さは、フィールドバスの制御設計作業がその知識を持つ一部の作業者しか行うことができない原因の一つになっている(例えば特許文献2参照)。
フィールドバスの制御ロジックは、例えば単純なPID制御ループなどの比較的単純なロジックからより複雑な制御ロジックまでを機能ブロックを種々組合わせて作ることが多いと考えられ、作業工数削減のために機能ブロックを組合わせた制御ロジックを取り込んで行うことが求められる。
そこで、発明者らは、制御設計作業を容易にし、作業工数を削減することができる制御プログラム作成装置を提案した(特願2007−285865)。以下、この制御プログラム作成装置をFBエディタと呼ぶ。FBエディタは、制御機器の複数の機能ブロックをそれぞれテンプレート化した複数の定義ブロックのパラメータとこれらの定義ブロック間の接続関係とを定義してテンプレート化した接続パターンのファイルを予め作成しておき、この接続パターンのファイルの中から選択した接続パターンにある定義ブロックに対して実際の制御機器の機能ブロックを関連付けることにより、制御プログラムを生成するようにしたものである。
さて、従来のRTエディタとFBエディタとでは、種々の違い(アルゴリズム名、パラメータ名など)に加えて、特にPIDコントローラの機能ブロック間の接続仕様が異なるという大きな違いがある。すなわち、従来のRTエディタは通常のPID制御ループを構築する際には、FBエディタのような複合的な制御ロジックの作成を行わないで済むように設計されており、ユーザのデータ設定によるそのような接続作業を必要としていないことである。
PID制御演算は、デジタルコンピュータで演算するものはサンプルタイム毎に離散的に演算するサンプル値PID型が一般的である。この演算は、出力値=前回値+変化分(速度型演算結果)により求める(例えば特許文献3参照)。この前回値を種々の条件で書き換えることで、バンプレス/バランスレス操作出力が実現されて便利だからである。例えば、マニュアルモードではアナログ出力(AO)モジュールの手動出力値によりPIDモジュール出力の前回値を書き換えておくことで、オートモードに移行するときにPID出力を手動出力値から突変なく(バンプレス)始めることができ、逆にオートモードからマニュアルモードへの移行では、AOモジュールの出力値はPID出力値から調整操作なし(バランスレス)で始められるのである。以下、この前回値の書き換え動作をイニシャリゼーションと呼ぶ。
FBエディタでは、機能ブロック間の接続関係を全て明示してリンクで接続する仕様となっている。この仕様では、パラメータの受け手側の機能ブロックにおいて取り込むべき送り手側の機能ブロックおよび送り手側の出力パラメータを定義する入力接続方式が使用されるのが通常である。
一方、従来のRTエディタでは、入力接続方式も使用されるが、PID演算を行う機能ブロックが送り手側の場合には、この送り手側の機能ブロックにおいて受け手側の機能ブロックおよび受け手側の入力パラメータを定義する出力接続方式が使用される。この出力接続方式によれば、PID制御演算に係る接続のうち、PID演算の出力パラメータ以外の他の接続関係については暗黙的に定義されるので、接続を明示しなくて済む仕様になっている。
特開2002−163003号公報 特開平10−177410号公報 特公平06−066041号公報
FBエディタによれば、従来のRTエディタに比べて複雑な制御ループの作成においては制御設計作業を容易にし、作業工数を削減することができる。
しかしながら、制御システムの中には、RTエディタで作成した制御プログラムにしか対応しておらず、FBエディタで作成した制御プログラムをダウンロードできない制御システムが存在する。この場合、FBエディタで作成した制御プログラムをRTエディタで読み込み可能な制御プログラムに変換する必要があるが、このような変換手段は存在しない。
また、従来のRTエディタで作成された制御プログラムをFBエディタで編集して新たなプログラムを作成したい場合が考えられる。この場合、RTエディタで作成した制御プログラムをFBエディタで読み込み可能な制御プログラムに変換する必要があるが、このような変換手段は存在しない。
本発明は、上記課題を解決するためになされたもので、制御機器の機能単位のアルゴリズムが定義された機能ブロックを組合わせることにより作成された制御プログラムを、機能ブロックを用いる別の制御プログラムに変換可能な制御プログラム作成コンバータおよび制御プログラム変換方法を提供することを目的とする。
本発明は、制御機器が持つ機能を機能ブロックとして捉え機能ブロックを組合わせることにより作成された第1の制御プログラムを、前記機能ブロックを用いる他の第2の制御プログラムに変換する制御プログラム作成コンバータにおいて、受け手側の機能ブロックの接続情報として送り手側の機能ブロックおよび出力パラメータを定義する入力接続方式により送り手側の機能ブロックと受け手側の機能ブロック間の接続が定義された前記第1の制御プログラムを読み込む制御プログラム読込手段と、送り手側の機能ブロックの接続情報として受け手側の機能ブロックおよび入力パラメータを定義する出力接続方式を前記接続のうちの所定の箇所に使用すると共にその他の箇所に前記入力接続方式を使用する前記第2の制御プログラムへの変換に際して、前記出力接続方式を優先して使用すべき機能ブロックおよびパラメータが定義された優先接続定義テーブルと、この優先接続定義テーブルに基づいて、送り手側の機能ブロックと受け手側の機能ブロック間の接続方式として前記入力接続方式を使用するか前記出力接続方式を使用するかを判定する入出力接続方式判定手段と、この入出力接続方式判定手段の判定結果に基づいて前記第1の制御プログラムを前記第2の制御プログラムに変換する制御プログラム変換手段とを備えるものである。
また、本発明の制御プログラム作成コンバータの1構成例において、前記制御プログラム変換手段は、前記接続のうち前記入力接続方式を優先すると判定された箇所に前記入力接続方式を使用し、前記出力接続方式を優先すると判定された箇所に前記出力接続方式を使用するものである。
また、本発明の制御プログラム作成コンバータは、送り手側の機能ブロックの接続情報として受け手側の機能ブロックおよび入力パラメータを定義する出力接続方式を送り手側の機能ブロックと受け手側の機能ブロック間の接続のうちの所定の箇所に使用すると共に、その他の箇所に受け手側の機能ブロックの接続情報として送り手側の機能ブロックおよび出力パラメータを定義する入力接続方式を使用する前記第1の制御プログラムを読み込む制御プログラム読込手段と、前記入力接続方式により送り手側の機能ブロックと受け手側の機能ブロック間の接続が定義された前記第2の制御プログラムへの変換に際して、前記第1の制御プログラムにおいて前記接続に前記入力接続方式が使用されているか前記出力接続方式が使用されているかを判定する入出力接続方式判定手段と、この入出力接続方式判定手段の判定結果に基づいて前記第1の制御プログラムを前記第2の制御プログラムに変換する制御プログラム変換手段とを備えるものである。
また、本発明の制御プログラム作成コンバータの1構成例において、前記制御プログラム変換手段は、前記接続のうち前記出力接続方式が使用されていると判定された箇所を前記入力接続方式に変換するものである。
また、本発明の制御プログラム変換方法は、受け手側の機能ブロックの接続情報として送り手側の機能ブロックおよび出力パラメータを定義する入力接続方式により送り手側の機能ブロックと受け手側の機能ブロック間の接続が定義された前記第1の制御プログラムを読み込む制御プログラム読込ステップと、送り手側の機能ブロックの接続情報として受け手側の機能ブロックおよび入力パラメータを定義する出力接続方式を前記接続のうちの所定の箇所に使用すると共にその他の箇所に前記入力接続方式を使用する前記第2の制御プログラムへの変換に際して、前記出力接続方式を優先して使用すべき機能ブロックおよびパラメータが定義された優先接続定義テーブルを参照し、送り手側の機能ブロックと受け手側の機能ブロック間の接続方式として前記入力接続方式を使用するか前記出力接続方式を使用するかを判定する入出力接続方式判定ステップと、この入出力接続方式判定ステップの判定結果に基づいて前記第1の制御プログラムを前記第2の制御プログラムに変換する制御プログラム変換ステップとを備えるものである。
また、本発明の制御プログラム変換方法は、送り手側の機能ブロックの接続情報として受け手側の機能ブロックおよび入力パラメータを定義する出力接続方式を送り手側の機能ブロックと受け手側の機能ブロック間の接続のうちの所定の箇所に使用すると共に、その他の箇所に受け手側の機能ブロックの接続情報として送り手側の機能ブロックおよび出力パラメータを定義する入力接続方式を使用する前記第1の制御プログラムを読み込む制御プログラム読込ステップと、前記入力接続方式により送り手側の機能ブロックと受け手側の機能ブロック間の接続が定義された前記第2の制御プログラムへの変換に際して、前記第1の制御プログラムにおいて前記接続に前記入力接続方式が使用されているか前記出力接続方式が使用されているかを判定する入出力接続方式判定ステップと、この入出力接続方式判定ステップの判定結果に基づいて前記第1の制御プログラムを前記第2の制御プログラムに変換する制御プログラム変換ステップとを備えるものである。
また、本発明の制御プログラム作成コンバータは、機能ブロックに埋め込むアルゴリズムであるブロックタイプ名の変換手段と、機能ブロック同士を結びつける入出力ポートにかかるパラメータ名の変換手段と、機能ブロック間の結線を示すリンクの接続方式を、第1の制御プログラムの接続方式から第2の制御プログラムの接続方式に適合させるように、当該リンクを追加または削除する変換手段と、これら変換手段が参照する変換のための定義テーブルと、を備えるものである。
入力接続方式により送り手側の機能ブロックと受け手側の機能ブロック間の接続が定義された第1の制御プログラムを、入力接続方式と出力接続方式の両方を使用する第2の制御プログラムに変換する場合、第2の制御プログラムにおいては入力接続と出力接続のどちらかを任意に選択可能となる。本発明では、出力接続方式を優先して使用すべき機能ブロックおよびパラメータを定義した優先接続定義テーブルを設け、この優先接続定義テーブルに基づいて、送り手側の機能ブロックと受け手側の機能ブロック間の接続方式として入力接続方式を使用するか出力接続方式を使用するかを判定し、この判定結果に基づいて制御プログラムを変換するようにしたので、第1の制御プログラムを第2の制御プログラムに変換することができる。したがって、従来の制御プログラム作成装置で作成された第2の制御プログラムだけにしか対応していないシステムに対しても、制御プログラムをダウンロードすることができる。
また、入力接続方式と出力接続方式の両方を使用する第1の制御プログラムを、入力接続方式のみを使用する第2の制御プログラムに変換する場合、本発明では、第1の制御プログラムにおいて送り手側の機能ブロックと受け手側の機能ブロック間の接続に入力接続方式が使用されているか出力接続方式が使用されているかを判定し、この判定結果に基づいて制御プログラムを変換するようにしたので、第1の制御プログラムを第2の制御プログラムに変換することができる。したがって、従来の制御プログラム作成装置で作成された第1の制御プログラムを、第2の制御プログラムの作成装置で編集して新たなプログラムを作成することができる。
[第1の実施の形態]
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。ここでは、まず発明者らが提案したFBエディタについて説明する。なお、従来のRTエディタについては特許文献1に開示されているので、説明は省略する。
図1は本発明の第1の実施の形態に係るFBエディタ(制御プログラム作成装置)の構成を示すブロック図である。FBエディタ1000は、制御機器の複数の機能ブロックをそれぞれテンプレート化した複数の定義ブロックのパラメータとこれらの定義ブロック間の接続関係とを制御ロジック毎に定義してテンプレート化した接続パターンを作成する接続パターン作成部1001と、制御機器の機能ブロックのデータおよび接続パターンのファイルを予め記憶する記憶部1002と、記憶部1002に記憶されている接続パターンファイルの中から選択された接続パターンファイルを読み込む接続パターン読込部1003と、記憶部1002に記憶された機能ブロックの中から選択された機能ブロックと選択された接続パターンの定義ブロックとを関連付けて制御プログラムを作成する制御プログラム編集部1004と、FBエディタ1000の使用者が装置に対して指示を与えるための入力部1005と、FBエディタ1000の使用者に対して情報を表示するための表示部1006とを有する。
機能ブロックは、例えばセンサやバルブポジショナなどの実際の制御機器における最小機能単位のアルゴリズムやパラメータを定義するものである。接続パターンは、各機能ブロックのパラメータと機能ブロック間の接続関係とを制御ロジック毎(例えばPID制御やカスケード制御)に定義してテンプレート化したものである。なお、接続パターンで用いる機能ブロックは、例えば制御機器の製造メーカ等が異なる場合であってもアルゴリズムやパラメータが同じであれば使用できるように汎用的に定義された機能ブロックなので、以下では接続パターンで用いる機能ブロックを定義ブロックと呼ぶことにする。
図2、図3は図1のFBエディタ1000を用いた制御プログラム作成方法を説明するための図であり、図2はFBエディタ1000による制御プログラム作成の概略を示す図、図3はFBエディタ1000の動作を示すフローチャートである。
まず、接続パターン作成部1001は、事前に制御ループのテンプレートである接続パターン100を作成しておく(図3ステップS1)。作成された接続パターン100のファイルは、記憶部1002に格納される。
図2の例では、接続パターン100は、PID制御ループのアルゴリズムを定義したテンプレートであり、アナログ入力(AI)の定義ブロック101−AIとPID演算を行う定義ブロック101−PIDとアナログ出力(AO)を行う定義ブロック101−AOとを含む。各定義ブロック101の入出力端子にかかるパラメータを示すポート102はリンク103によって接続され、定義ブロック101のパラメータの接続関係が定義されている。図2の例では、例えば定義ブロック101−AIのOUTパラメータと定義ブロック101−PIDのINパラメータが接続されている。
このような接続パターン100を作成するには、使用者の指示に従って画面上で定義ブロック101とポート102とリンク103とを作成し、定義ブロック101とポート102とリンク103の各々の属性を設定すればよい。
記憶部1002に格納される接続パターンファイルは、ブロックデータとポートデータとリンクデータなどの情報を含む。
ブロックデータは、接続パターン中の各定義ブロックの情報を示すものであり、定義ブロック毎に生成される。ブロックデータは、定義ブロックの名称とブロックタイプと定義ブロックに設けられた各ポートのポートデータなどを含む。ブロックタイプとしては、例えばAI、PID、AO、CS(セレクタ)などがある。このブロックタイプを設定することで、定義ブロック101のアルゴリズムが選択されたことになり、また、設定可能なポートタイプ(パラメータのタイプ)が選択されたことになる。
ポートデータは、ポートタイプなどを含む。ポートタイプとしては、例えばIN、OUT、CAS_IN、BKCAL_IN、BKCAL_OUTなどがある。
リンクデータは、接続パターン中の各リンクの情報を示すものであり、リンク毎に生成される。リンクデータは、入力側の定義ブロックの名称と、入力側のポートタイプと、出力側の定義ブロックの名称と、出力側のポートタイプなどを含む。このリンクデータによって、前述の入力接続方式が実現される。
次に、FBエディタ1000の接続パターン読込部1003は、使用者が選択した接続パターン100のファイルを記憶部1002から読み込み、制御プログラム編集部1004は、接続パターン読込部1003が読み込んだ接続パターン100を表示部1006の画面の制御ロジック編集ウィンドウ104上に表示する(図3ステップS2)。
そして、制御プログラム編集部1004は、使用者の指示に応じて各制御機器の使用可能な機能ブロックのリスト105から機能ブロックを選択し、制御ロジック編集ウィンドウ104上の接続パターン100の定義ブロック101と制御機器の機能ブロックとを関連付ける(図3ステップS3)。
定義ブロック101と制御機器の機能ブロックとを関連付けるには、表示部1006の画面上で所望の機能ブロックを、関連付けしたい定義ブロック101上まで移動させればよい。図2の例では、定義ブロック101−AIに制御機器名が「DST_02」で機能ブロック名が「AI」の機能ブロックが関連付けされ、定義ブロック101−PIDに制御機器名が「AVP_08」で機能ブロック名が「PID」の機能ブロックが関連付けされ、定義ブロック101−AOに制御機器名が「AVP_08」で機能ブロック名が「AO」の機能ブロックが関連付けされている。機能ブロックと定義ブロックとの関連付けは、制御プログラム編集部1004が関連付けデータを生成することによって実現される。関連付けデータは、制御機器名及び機能ブロック名と、定義ブロック名とを対応付けるものである。
制御プログラム編集部1004は、このような定義ブロック101と制御機器の機能ブロックとの関連付けを未処理の定義ブロック101がなくなるまで(図3ステップS4においてNO)繰り返し行う。
定義ブロック101と制御機器の機能ブロックとの関連付けが完了した時点でFBエディタ1000の処理が終わり、接続パターンファイルと、機能ブロックと定義ブロックとの関連付けデータとからなる制御プログラムが記憶部1002に保存される。
[制御プログラム作成コンバータの説明]
次に、本実施の形態の制御プログラム作成コンバータについて説明する。図4は制御プログラム作成コンバータの構成を示すブロック図である。
制御プログラム作成コンバータ1は、FBエディタ1000によって作成された制御プログラムを読み込む制御プログラム読込部2と、制御プログラム読込部2が読み込んだ制御プログラムをRTエディタ(不図示)で読み込み可能な制御プログラムに変換する制御プログラム変換部3と、制御プログラム変換部3が変換した制御プログラムをRTエディタ用に出力する制御プログラム出力部4と、プログラムやデータを記憶する記憶部5と、制御プログラム作成コンバータ1の使用者が装置に対して指示を与えるための入力部6と、使用者に対して情報を表示するための表示部7とを有する。
制御プログラム変換部3は、制御プログラムのブロックタイプを変換するブロックタイプ変換部30と、制御プログラムのパラメータを変換するパラメータ変換部31と、送り手側の機能ブロックと受け手側の機能ブロック間の接続方式として入力接続方式を使用するか出力接続方式を使用するかを判定する入出力接続方式判定部32と、入出力接続方式判定部32の判定結果に基づいて制御プログラムの入出力接続方式を変換する入出力接続設定部33とを有する。
記憶部5には、制御プログラム読込部2、制御プログラム変換部3および制御プログラム出力部4などの各種機能手段を実現するプログラム50と、FBエディタ1000によって作成された制御プログラムのブロックタイプを変換するためのブロックタイプ変換テーブル51と、FBエディタ1000によって作成された制御プログラムのパラメータを変換するためのパラメータ変換テーブル52と、RTエディタで読み込み可能な制御プログラムへの変換に際して出力接続方式を優先して使用すべき機能ブロックおよびパラメータを定義した優先接続定義テーブル53とが記憶されている。
図5はブロックタイプ変換テーブル51の構成を示す図、図6はパラメータ変換テーブル52の構成を示す図、図7は優先接続定義テーブル53の構成を示す図である。
ブロックタイプ変換テーブル51は、図5に示すようにFBエディタで使用されるブロックタイプ510とRTエディタで使用されるブロックタイプ511とを対応付けたものである。図5のブロックタイプ変換テーブル51によれば、FBエディタの記述形式でブロックタイプが「PID」となっている場合、RTエディタの記述形式ではブロックタイプは「FF_PID」になることが分かる。
パラメータ変換テーブル52は、図6に示すようにFBエディタで使用されるブロックタイプ520とパラメータ521とRTエディタで使用されるパラメータ522とを対応付けたものであり、パラメータ521と522との対応関係をFBエディタで使用されるブロックタイプ毎に定義したものである。図6のパラメータ変換テーブル52によれば、FBエディタの記述形式でブロックタイプが「PID」でパラメータが「CAS_IN」となっている場合、RTエディタの記述形式ではパラメータは「SP」になることが分かる。
優先接続定義テーブル53は、図7に示すようにRTエディタで使用される受け手側のブロックタイプ530と受け手側のパラメータ531と接続パラメータ名532とを対応付けたものであり、出力接続方式を優先して使用すべきブロックタイプ530とパラメータ531とを定義したものである。図7の優先接続定義テーブル53によれば、RTエディタの記述形式で受け手側のブロックタイプが「FF_PID」で入力パラメータが「SP」となっている場合は、出力接続(CODSTN)を優先して使用することが分かる。RTエディタでは、イニシャリゼーションのためには出力接続が必要である。したがって、図7の例のように受け手側のブロックタイプが「FF_PID」の場合には、出力接続方式を優先して使用すべきであるとして優先接続定義テーブル53に定義されている。
次に、制御プログラム作成コンバータ1の動作について説明する。図8は制御プログラム作成コンバータ1の動作を示すフローチャートである。
最初に、制御プログラム読込部2は、FBエディタ1000によって作成されFBエディタ1000の記憶部1002に記憶された制御プログラムの中から、入力部6を操作する使用者の指示に応じて制御プログラムを選択し、この制御プログラムを読み込んで記憶部5に格納する(図8ステップS10)。
続いて、制御プログラム変換部3のブロックタイプ変換部30は、ブロックタイプ変換テーブル51を参照し、記憶部5に格納された制御プログラムに記述されている全てのブロックタイプについて、FBエディタの記述形式のブロックタイプをRTエディタの記述形式のブロックタイプに変換する(ステップS11)。
制御プログラム変換部3のパラメータ変換部31は、パラメータ変換テーブル52を参照し、記憶部5に格納された制御プログラムに記述されている全てのパラメータ(ポート)について、FBエディタの記述形式のパラメータをRTエディタの記述形式のパラメータに変換する(ステップS12)。
制御プログラム変換部3の入出力接続方式判定部32は、ステップS11,S12でブロックタイプとパラメータが変換された後の制御プログラムにおいて、パラメータの受け手側の機能ブロックに入力接続機能が有るかどうかを判定する(ステップS13)。RTエディタの記述形式の機能ブロックに入力接続機能が有るかどうかについては、記憶部5に格納された定義情報(不図示)によって予め定義されている。入出力接続方式判定部32は、この定義情報を参照することにより、機能ブロックに入力接続機能が有るかどうかを判定することができる。
入出力接続方式判定部32は、受け手側の機能ブロックに入力接続機能が有る場合、この受け手側の機能ブロックと送り手側の機能ブロック間の接続方式として、入力接続方式を使用するか出力接続方式を使用するかを判定する(ステップS14)。
入出力接続方式判定部32は、通常は入力接続方式を優先して機能ブロック間の接続情報を設定する。すなわち、入出力接続方式判定部32は、ステップS11,S12でブロックタイプとパラメータが変換された後の制御プログラムにおいて、受け手側のブロックタイプと受け手側の入力パラメータとの組が優先接続定義テーブル53に登録されていない場合は、入力接続方式を優先して使用すると判定する(ステップS14においてNO)。
入出力接続設定部33は、入力接続方式を優先すると判定された場合、入力接続方式を使用して送り手側の機能ブロックと受け手側の機能ブロック間の接続情報を設定する(ステップS15)。入力接続方式を使用する場合は、受け手側の機能ブロックの接続情報として、取り込むべき送り手側の機能ブロックおよび送り手側の出力パラメータを定義すればよい。
また、入出力接続方式判定部32は、ステップS11,S12でブロックタイプとパラメータが変換された後の制御プログラムにおいて、受け手側のブロックタイプと受け手側のパラメータとの組が優先接続定義テーブル53に登録されている場合は、出力接続方式を優先して使用すると判定する(ステップS14においてYES)。
入出力接続設定部33は、ステップS13において受け手側の機能ブロックに入力接続機能が無いと判定された場合、又はステップS14において出力接続方式を優先すると判定された場合、出力接続方式を使用して送り手側の機能ブロックと受け手側の機能ブロック間の接続情報を設定する(ステップS16)。出力接続方式を使用する場合は、送り手側の機能ブロックの接続情報として、受け手側の機能ブロックおよび受け手側の入力パラメータを定義すればよい。
なお、送り手側の機能ブロックのタイプが例えば「PID」である場合、このブロックの出力接続機能を使用して、PID演算出力と受け手側の機能ブロックとの接続を明示的に定義すればよく、送り手側の機能ブロックと受け手側の機能ブロック間のその他の接続については暗黙的に定義される。
入出力接続方式判定部32と入出力接続設定部33とは、制御プログラムに記述されている送り手側の機能ブロックと受け手側の機能ブロックの組毎に、ステップS13〜S16の処理を行う。
全ての接続設定が終了した時点で(ステップS17においてYES)、制御プログラムの変換が終了する。
制御プログラム出力部4は、記憶部5に記憶された変換後の制御プログラムを、入力部6を操作する使用者の指示に応じてRTエディタに出力する(ステップS18)。
以上で、制御プログラム作成コンバータ1の処理が終了する。
図9(A)はFBエディタ1000で作成された制御プログラムの1例を機能ブロック表現で模式的に示す図、図9(B)は図9(A)の制御プログラムを変換した後の制御プログラムを機能ブロック表現で模式的に示す図である。
図9(A)の例は、機能ブロック200と201とからなるPID制御ループの制御プログラムを示している。
図9(A)に示した制御プログラムを制御プログラム作成コンバータ1で変換すると、図9(B)に示すようにブロックタイプとパラメータが変換される。つまり、機能ブロック200のブロックタイプ「PID」は、変換後の機能ブロック300では「FF_PID」となり、機能ブロック201のブロックタイプ「AO」は、変換後の機能ブロック301では「FF_AO」となる。
また、機能ブロック200のパラメータ「OUT」は「OP」に変換され、機能ブロック201のパラメータ「CAS_IN」は「SP」に変換される。なお、制御プログラム変換部3は、機能ブロック200の制御機器名「AVP_01」と機能ブロック名「PID_1」を、変換後の機能ブロック300においてもそのまま使用する。機能ブロック201の制御機器名と機能ブロック名についても同様である。
変換後の受け手側の機能ブロック301には、入力接続機能が無い。このため、入出力接続設定部33は、送り手側の機能ブロック300の出力接続機能を使用して、機能ブロック300と301間の接続302を設定する。機能ブロック300の出力接続機能を使用したことにより、機能ブロック301のフィードバック出力BKCAL_OUTと機能ブロック300のフィードバック入力BKCAL_INとの間の接続303については、暗黙的に定義される。
図10(A)はFBエディタ1000で作成された制御プログラムの他の例を模式的に示す図、図10(B)は図10(A)の制御プログラムを変換した後の制御プログラムを模式的に示す図である。
図10(A)の例は、機能ブロック204と205とからなるカスケードPID制御の制御プログラムを示している。
図10(A)に示した制御プログラムを制御プログラム作成コンバータ1で変換すると、図9(A)の場合と同様にブロックタイプとパラメータが変換され、図10(B)のようになる。
このとき、変換後の受け手側の機能ブロック305は、入力接続機能を備えているため、出力接続方式だけでなく入力接続方式を選択することも可能である。しかし、受け手側の機能ブロック305のブロックタイプ「FF_PID」と入力パラメータ「SP」は優先接続定義テーブル53に登録されている。このため、入出力接続設定部33は、送り手側の機能ブロック304の出力接続機能を使用して、機能ブロック304と305間の接続306を設定する。図9(B)の例と同様に、機能ブロック304の出力接続機能を使用したことにより、機能ブロック305のフィードバック出力BKCAL_OUTと機能ブロック304のフィードバック入力BKCAL_INとの間の接続307については、暗黙的に定義される。なお、実際には接続パラメータ名はCODSTN(図7)を用いて接続するものであるが、CODSTNはパラメータOPに包含されているため、図10の結線図上はOPとして示されるものである。
以上のように、従来のRTエディタにおいては入力接続と出力接続のどちらかを任意に選択可能な場合があるので、本実施の形態では、出力接続方式を優先して使用すべき機能ブロックおよびパラメータを定義した優先接続定義テーブルを設け、この優先接続定義テーブルに基づいて、送り手側の機能ブロックと受け手側の機能ブロック間の接続方式として入力接続方式を使用するか出力接続方式を使用するかを判定し、この判定結果に基づいて制御プログラムを変換するようにしたので、FBエディタ1000で作成された制御プログラムをRTエディタで読み込み可能な制御プログラムに変換することができる。その他、ブロックタイプ、パラメータ名なども適宜変換される。したがって、RTエディタで作成した制御プログラムだけにしか対応していないシステムに対しても、RTエディタを通じて制御プログラムをダウンロードすることができる。
[第2の実施の形態]
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。図11は本発明の第2の実施の形態に係る制御プログラム作成コンバータの構成を示すブロック図である。
本実施の形態の制御プログラム作成コンバータ1aは、RTエディタによって作成された制御プログラムをFBエディタ1000で読み込み可能な制御プログラムに変換するものである。この制御プログラム作成コンバータ1aは、RTエディタによって作成された制御プログラムを読み込む制御プログラム読込部2aと、制御プログラム読込部2aが読み込んだ制御プログラムをFBエディタ1000で読み込み可能な制御プログラムに変換する制御プログラム変換部3aと、制御プログラム変換部3aが変換した制御プログラムをFBエディタ1000に出力する制御プログラム出力部4aと、記憶部5aと、入力部6と、表示部7aとを有する。
制御プログラム変換部3aは、制御プログラムのブロックタイプを変換するブロックタイプ変換部30aと、制御プログラムのパラメータを変換するパラメータ変換部31aと、RTエディタで作成された制御プログラムにおいて送り手側の機能ブロックと受け手側の機能ブロック間の接続に入力接続方式が使用されているか出力接続方式が使用されているかを判定する入出力接続方式判定部32aと、入出力接続方式判定部32aの判定結果に基づいて制御プログラムの入出力接続方式を変換する入出力接続設定部33aとを有する。
記憶部5には、制御プログラム読込部2a、制御プログラム変換部3aおよび制御プログラム出力部4aなどの各種機能手段を実現するプログラム50aと、ブロックタイプ変換テーブル51aと、パラメータ変換テーブル52aとが記憶されている。
ブロックタイプを変換するには、RTエディタの記述形式のブロックタイプをキーとして、対応するFBエディタの記述形式のブロックタイプを検索すればよい。したがって、ブロックタイプ変換テーブル51aの構成は、ブロックタイプ変換テーブル51と同じでよい。
図12はパラメータ変換テーブル52aの構成を示す図である。パラメータ変換テーブル52aは、図12に示すようにRTエディタで使用されるブロックタイプ523とパラメータ524とFBエディタで使用されるパラメータ525とを対応付けたものであり、パラメータ524と525との対応関係をRTエディタで使用されるブロックタイプ毎に定義したものである。
次に、制御プログラム作成コンバータ1aの動作について説明する。図13は制御プログラム作成コンバータ1aの動作を示すフローチャートである。
最初に、制御プログラム読込部2aは、RTエディタによって作成された制御プログラムの中から使用者が選択した制御プログラムを読み込み、この制御プログラムを記憶部5aに格納する(図13ステップS20)。
続いて、制御プログラム変換部3aのブロックタイプ変換部30aは、ブロックタイプ変換テーブル51aを参照し、記憶部5aに格納された制御プログラムに記述されている全てのブロックタイプについて、RTエディタの記述形式のブロックタイプをFBエディタの記述形式のブロックタイプに変換する(ステップS21)。
制御プログラム変換部3aのパラメータ変換部31aは、パラメータ変換テーブル52aを参照し、記憶部5aに格納された制御プログラムに記述されている全てのパラメータについて、RTエディタの記述形式のパラメータをFBエディタの記述形式のパラメータに変換する(ステップS22)。
制御プログラム変換部3aの入出力接続方式判定部32aは、ステップS21,S22でブロックタイプとパラメータが変換された後の制御プログラムにおいて、送り手側の機能ブロックと受け手側の機能ブロック間の接続に入力接続方式が使用されているかどうかを判定する(ステップS23)。
入出力接続設定部33aは、入力接続方式を使用していると判定された場合、そのまま入力接続方式を使用して送り手側の機能ブロックと受け手側の機能ブロック間の接続情報(FBエディタのリンクデータ)を設定する(ステップS24)。
また、入出力接続設定部33aは、出力接続方式を使用していると判定された場合、出力接続方式を入力接続方式に変換し、送り手側の機能ブロックと受け手側の機能ブロック間の接続情報を設定する(ステップS25)。さらに、入出力接続設定部33aは、出力接続方式を使用している機能ブロックに関して、図9(B)の接続303のように暗黙的に定義されている接続がある場合には、この接続を入力接続方式で設定する(ステップS26)。
入出力接続方式判定部32aと入出力接続設定部33aとは、制御プログラムに記述されている送り手側の機能ブロックと受け手側の機能ブロックの組毎に、ステップS23〜S26の処理を行う。
全ての接続設定が終了した時点で(ステップS27においてYES)、制御プログラムの変換が終了する。
制御プログラム出力部4aは、記憶部5aに記憶された変換後の制御プログラムを、入力部6aを操作する使用者の指示に応じてFBエディタ1000に出力する(ステップS28)。こうして、制御プログラム作成コンバータ1aの処理が終了する。なお以上の例では、FBエディタでは通常の接続方式を入力接続方式であるとして説明してきたが、リンク結線の仕様を変えて別の接続形態をとる設計も考えられるが、その場合も本発明の範囲に属することは云うまでもない。
以上のように、従来のRTエディタにおいては入力接続と出力接続の両方が使用されているので、本実施の形態では、RTエディタで作成されたプログラムにおいて送り手側の機能ブロックと受け手側の機能ブロック間の接続に入力接続方式が使用されているか出力接続方式が使用されているかを判定し、この判定結果に基づいて制御プログラムを変換するようにしたので、RTエディタで作成された制御プログラムをFBエディタで読み込み可能な制御プログラムに変換することができる。その他、ブロックタイプ、パラメータ名なども適宜変換される。したがって、例えばRTエディタで作成された制御プログラムをFBエディタで編集して新たなプログラムを作成することができる。
なお、第1実施の形態および第2の実施の形態のFBエディタ、制御プログラム作成コンバータ1,1a、RTエディタは、それぞれCPU、記憶装置および外部とのインタフェースを備えたコンピュータと、これらのハードウェア資源を制御するプログラムによって実現することができる。これらのコンピュータにおいて、本発明の制御プログラム変換方法を実現させるためのプログラムは、フレキシブルディスク、CD−ROM、DVD−ROM、メモリカードなどの記録媒体に記録された状態で提供される。CPUは、記録媒体から読み込んだプログラムを記憶装置に書き込み、プログラムに従って第1、第2の実施の形態で説明した処理を実行する。
また、第1、第2の実施の形態では、制御プログラム作成コンバータ1,1aをFBエディタやRTエディタと別体のものとして説明しているが、これに限るものではなく、制御プログラム作成コンバータ1,1aをFBエディタ又はRTエディタと同一のコンピュータ上に設けてもよい。
本発明は、制御機器の機能ブロックを用いた制御プログラムを変換する技術に適用することができる。
本発明の第1の実施の形態に係る制御プログラム作成装置の構成を示すブロック図である。 図1の制御プログラム作成装置による制御プログラム作成の概略を示す図である。 図1の制御プログラム作成装置の動作を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施の形態に係る制御プログラム作成コンバータの構成を示すブロック図である。 本発明の第1の実施の形態におけるブロックタイプ変換テーブルの構成を示す図である。 本発明の第1の実施の形態におけるパラメータ変換テーブルの構成を示す図である。 本発明の第1の実施の形態における優先接続定義テーブルの構成を示す図である。 本発明の第1の実施の形態に係る制御プログラム作成コンバータの動作を示すフローチャートである。 図1の制御プログラム作成装置で作成された制御プログラムおよび変換後の制御プログラムの例を模式的に示す図である。 図1の制御プログラム作成装置で作成された制御プログラムおよび変換後の制御プログラムの他の例を模式的に示す図である。 本発明の第2の実施の形態に係る制御プログラム作成コンバータの構成を示すブロック図である。 本発明の第2の実施の形態におけるパラメータ変換テーブルの構成を示す図である。 本発明の第2の実施の形態に係る制御プログラム作成コンバータの動作を示すフローチャートである。
符号の説明
1,1a…制御プログラム作成コンバータ、2,2a…制御プログラム読込部、3,3a…制御プログラム変換部、4,4a…制御プログラム出力部、5,5a…記憶部、6,6a…入力部、7,7a…表示部、30,30a…ブロックタイプ変換部、31,31a…パラメータ変換部、32,32a…入出力接続方式判定部、33,33a…入出力接続設定部、50,50a…プログラム、51,51a…ブロックタイプ変換テーブル、52,52a…パラメータ変換テーブル、53…優先接続定義テーブル。

Claims (7)

  1. 制御機器が持つ機能を機能ブロックとして捉え機能ブロックを組合わせることにより作成された第1の制御プログラムを、前記機能ブロックを用いる他の第2の制御プログラムに変換する制御プログラム作成コンバータにおいて、
    受け手側の機能ブロックの接続情報として送り手側の機能ブロックおよび出力パラメータを定義する入力接続方式により送り手側の機能ブロックと受け手側の機能ブロック間の接続が定義された前記第1の制御プログラムを読み込む制御プログラム読込手段と、
    送り手側の機能ブロックの接続情報として受け手側の機能ブロックおよび入力パラメータを定義する出力接続方式を前記接続のうちの所定の箇所に使用すると共にその他の箇所に前記入力接続方式を使用する前記第2の制御プログラムへの変換に際して、前記出力接続方式を優先して使用すべき機能ブロックおよびパラメータが定義された優先接続定義テーブルと、
    この優先接続定義テーブルに基づいて、送り手側の機能ブロックと受け手側の機能ブロック間の接続方式として前記入力接続方式を使用するか前記出力接続方式を使用するかを判定する入出力接続方式判定手段と、
    この入出力接続方式判定手段の判定結果に基づいて前記第1の制御プログラムを前記第2の制御プログラムに変換する制御プログラム変換手段とを備えることを特徴とする制御プログラム作成コンバータ。
  2. 請求項1記載の制御プログラム作成コンバータにおいて、
    前記制御プログラム変換手段は、前記接続のうち前記入力接続方式を優先すると判定された箇所に前記入力接続方式を使用し、前記出力接続方式を優先すると判定された箇所に前記出力接続方式を使用することを特徴とする制御プログラム作成コンバータ。
  3. 制御機器が持つ機能を機能ブロックとして捉え機能ブロックを組合わせることにより作成された第1の制御プログラムを、前記機能ブロックを用いる他の第2の制御プログラムに変換する制御プログラム作成コンバータにおいて、
    送り手側の機能ブロックの接続情報として受け手側の機能ブロックおよび入力パラメータを定義する出力接続方式を送り手側の機能ブロックと受け手側の機能ブロック間の接続のうちの所定の箇所に使用すると共に、その他の箇所に受け手側の機能ブロックの接続情報として送り手側の機能ブロックおよび出力パラメータを定義する入力接続方式を使用する前記第1の制御プログラムを読み込む制御プログラム読込手段と、
    前記入力接続方式により送り手側の機能ブロックと受け手側の機能ブロック間の接続が定義された前記第2の制御プログラムへの変換に際して、前記第1の制御プログラムにおいて前記接続に前記入力接続方式が使用されているか前記出力接続方式が使用されているかを判定する入出力接続方式判定手段と、
    この入出力接続方式判定手段の判定結果に基づいて前記第1の制御プログラムを前記第2の制御プログラムに変換する制御プログラム変換手段とを備えることを特徴とする制御プログラム作成コンバータ。
  4. 請求項3記載の制御プログラム作成コンバータにおいて、
    前記制御プログラム変換手段は、前記接続のうち前記出力接続方式が使用されていると判定された箇所を前記入力接続方式に変換することを特徴とする制御プログラム作成コンバータ。
  5. 制御機器が持つ機能を機能ブロックとして捉え機能ブロックを組合わせることにより作成された第1の制御プログラムを、前記機能ブロックを用いる他の第2の制御プログラムに変換する制御プログラム変換方法において、
    受け手側の機能ブロックの接続情報として送り手側の機能ブロックおよび出力パラメータを定義する入力接続方式により送り手側の機能ブロックと受け手側の機能ブロック間の接続が定義された前記第1の制御プログラムを読み込む制御プログラム読込ステップと、
    送り手側の機能ブロックの接続情報として受け手側の機能ブロックおよび入力パラメータを定義する出力接続方式を前記接続のうちの所定の箇所に使用すると共にその他の箇所に前記入力接続方式を使用する前記第2の制御プログラムへの変換に際して、前記出力接続方式を優先して使用すべき機能ブロックおよびパラメータが定義された優先接続定義テーブルを参照し、送り手側の機能ブロックと受け手側の機能ブロック間の接続方式として前記入力接続方式を使用するか前記出力接続方式を使用するかを判定する入出力接続方式判定ステップと、
    この入出力接続方式判定ステップの判定結果に基づいて前記第1の制御プログラムを前記第2の制御プログラムに変換する制御プログラム変換ステップとを備えることを特徴とする制御プログラム変換方法。
  6. 制御機器が持つ機能を機能ブロックとして捉え機能ブロックを組合わせることにより作成された第1の制御プログラムを、前記機能ブロックを用いる他の第2の制御プログラムに変換する制御プログラム変換方法において、
    送り手側の機能ブロックの接続情報として受け手側の機能ブロックおよび入力パラメータを定義する出力接続方式を送り手側の機能ブロックと受け手側の機能ブロック間の接続のうちの所定の箇所に使用すると共に、その他の箇所に受け手側の機能ブロックの接続情報として送り手側の機能ブロックおよび出力パラメータを定義する入力接続方式を使用する前記第1の制御プログラムを読み込む制御プログラム読込ステップと、
    前記入力接続方式により送り手側の機能ブロックと受け手側の機能ブロック間の接続が定義された前記第2の制御プログラムへの変換に際して、前記第1の制御プログラムにおいて前記接続に前記入力接続方式が使用されているか前記出力接続方式が使用されているかを判定する入出力接続方式判定ステップと、
    この入出力接続方式判定ステップの判定結果に基づいて前記第1の制御プログラムを前記第2の制御プログラムに変換する制御プログラム変換ステップとを備えることを特徴とする制御プログラム変換方法。
  7. 制御機器が持つ機能を機能ブロックとして捉え機能ブロックを組合わせることにより作成された第1の制御プログラムを、同じく機能ブロックを用いる他の第2の制御プログラムに変換する制御プログラム作成コンバータにおいて、
    機能ブロックに埋め込むアルゴリズムであるブロックタイプ名の変換手段と、
    機能ブロック同士を結びつける入出力ポートにかかるパラメータ名の変換手段と、
    機能ブロック間の結線を示すリンクの接続方式を、第1の制御プログラムの接続方式から第2の制御プログラムの接続方式に適合させるように、当該リンクを追加または削除する変換手段と、
    これら変換手段が参照する変換のための定義テーブルと、
    を備えることを特徴とする制御プログラム作成コンバータ。
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