JP2006107172A - プログラマブルコントローラのプログラミング装置 - Google Patents
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Abstract
【選択図】 図1
Description
ユーザの操作指示に基づき、シーケンスプログラムをラダー図等からなる表示形式のシーケンスプログラムであるソースプログラムとして内部ワークメモリ内に作成したのちマシン語形式のシーケンスプログラムに変換してPLCに格納する機能や、
同じくユーザの操作指示に基づき、保守等のためにPLCからシーケンスプログラムを読込む際は、読込んだマシン語形式のシーケンスプログラムを表示形式のソースプログラムに逆変換(復元)し、但しこの際、復元前のシーケンスプログラム内で使用しているメーカ提供シーケンスプログラム(つまり、当該PLCのメーカの提供になるシーケンスプログラムのサブルーチンの機能ブロックで拡張FBともいう)のみは、その中身のソースプログラムを伴わないブロック表示のみのソースプログラムに復元するようにして、内部ワークメモリ内に格納し表示する機能を持つプログラマブルコントローラ(PLC)のプログラミング装置に関するもので、
特にPLCから内部ワークメモリ内に読込んだシーケンスプログラム中の、中身が存在しない前記拡張FBに対するソースプログラムを、外部記憶装置等に格納された拡張FBのライブラリから自動的にインボートすることにより、PLCから内部ワークメモリ内に読込んだシーケンスプログラム全体の完全なソースプログラムを容易に復元し得る機能を備えた、プログラマブルコントローラ(PLC)のプログラミング装置に関するものである。
このシーケンスプログラムはPLCに接続されたプログラミング装置を用いて、ユーザによりラダー図等のプログラム言語からなる表示形式のシーケンスプログラムであるソースプログラムとして作成されたのち、マシン語型式のシーケンスプログラムに変換されてPLCに格納される。
また、PLCに格納されたシーケンスプログラムは、保守等の際、PLCに接続されたプログラミング装置に、表示形式のソースプログラムに復元されて読込まれたうえ表示され、更新処理等が施される。
ここで、シーケンスプログラム読込部3は、ユーザからの指示により、図外の入出力インタフェースを介しPLC2からマシン語形式のシーケンスプログラムを受信し、後述する拡張FB以外のシーケンスプログラムは正常にソースプログラムに逆変換(復元)して内部ワークメモリ4に記憶するソフトウエア手段である。
シーケンスプログラム表示/編集部5は、内部ワークメモリ4に記憶されているシーケンスプログラムを図外の表示器に表示したり、自身内で編集したシーケンスプログラムを内部ワークメモリ4に格納するソフトウエア手段である。
シーケンスプログラムインポート部6は、内部ワークメモリ4内にシーケンスプログラムを作成したり、内部ワークメモリ4内のシーケンスプログラムを保守更新したりする際などに、ユーザからの指示により、上記の拡張FBライブラリ7から、拡張FBのシーケンスプログラムを読込み、内部ワークメモリ4に記憶する。
拡張FBライブラリ7内の拡張FBは、マシン語形式に最適化される前のラダー図等のソースプログラムで書かれている。しかし、この拡張FBが内部ワークメモリ4に読み出されたときは、ファンクションブロックとしての動作は可能であるが、表示器には入出力端子付のファンクションブロックの形で表示されるのみで、ラダー図等のその内部のシーケンスプログラムの具体的構成は表示されないようになっている。
このため、従来、ユーザは、PLC2のシーケンスプログラムのデバッグや保守のために、プログラミング装置1によってPLC2から内部ワークメモリ4にシーケンスプログラムを読込んだ際、読込んだシーケンスプログラム中の拡張FB内のソースプログラムが存在しないため、ユーザが拡張FBライブラリ7から、該当する拡張FBについてのソースプログラムのインポートをその都度、手動で行って、PLC2から内部ワークメモリ4に読込んだシーケンスプログラム内の拡張FB内の中身をそのソースプログラムで埋めることにより、PLC2から読込んだシーケンスプログラム全体の完全なソースプログラムを復元し、デバッグ・保守を行っていた。
この場合、ややもするとユーザ自身が不必要な拡張FBをインポートしてしまう可能性があるので慎重でなければならず、より慎重な作業を必要とする保守の場面ではなおさら煩わしい作業となる。また、保守という作業柄、そのシーケンスプログラムがPLCに格納された時点から年月が経っている事が多く、ユーザがどの拡張FBをインポートすればいいのか分からないため困るという問題もあった。
なお、特許文献1には、多くのファイルを保存してしる記憶媒体から必要なファイルを読み出す作業を容易化する装置として、オペレータがファイルのパスおよびファイル名を指定しなくても、自動的に読み出すベきファイルを検索し、記憶媒体から読み出すことができるファイル読み出し装置が開示されている。
プログラマブルコントローラ(2)が外部機器等を制御するために実行するシーケンスプログラムであり、標準の部品となるサブルーチンのシーケンスプログラムとしての、当該プログラマブルコントローラのメーカの提供になるファンクションブロック(以下、拡張ファンクションブロックという)、または(および)ユーザの作成になるファンクションブロック(以下、ユーザファンクションブロックという)を含み得るようなシーケンスプログラムの作成・テバッグ・保守等を行うための装置としての、プログラマブルコントローラのプログラミング装置(1)であって、
前記シーケンスプログラムの作成に関わる操作指示に基づいて、(シーケンスプログラム表示/編集部5などを介し)表示出力を行いつつ内部ワークメモリ(4)内に前記シーケンスプログラムの表示形式のソースプログラムを(シーケンスプログラムインポート部6などを介し)作成したのち、書込の操作指示に基づいて、(シーケンスプログラム転送部8を介し)このソースプログラムをマシン語形式のシーケンスプログラムに変換してプログラマブルコントローラに送信格納し、
また読込の操作指示に基づいて、(シーケンスプログラム読込部3を介し)プログラマブルコントローラからマシン語形式のシーケンスプログラムを受信したうえ表示形式のソースプログラムに復元し、この際、該シーケンスプログラムのうち前記拡張ファンクションブロックのみは、その中身のソースプログラムを伴わぬブロック表示のみのソースプログラムに復元するようにして、前記内部ワークメモリ内に格納し、(シーケンスプログラム表示/編集部5などを介し)表示出力する、プログラマブルコントローラのプログラミング装置において、
起動指令に基づき、前記した2種類のファンクションブロックである拡張ファンクションブロックまたはユーザファンクションブロックのうち、前記起動指令の出力条件に応じて定まるいずれか一方の種類のファンクションブロックを、前記内部ワークメモリ内のシーケンスプログラム中で検索し、
各種の前記拡張ファンクションブロックまたはユーザファンクションブロックのソースプログラムをそれぞれ収集格納してなる2種類の記憶手段としての拡張ファンクションブロックライブラリ(7)またはユーザファンクションブロックライブラリ(7A)のうち、前記の検索に対応する種類のファンクションブロックのライブラリから、前記検索したファンクションブロックに該当するソースプログラムをインポートして、前記内部ワークメモリ内のシーケンスプログラム中における前記の検索したファンクションブロック部分のソースプログラムとして埋め込むシーケンスプログラム自動インポート手段(シーケンスプログラム自動インポート部9)を備えたものとする。
前記読込の操作指示に基づいてプログラマブルコントローラから読込まれたシーケンスプログラムが前記内部ワークメモリ内に前記のように復元格納された時点に、(シーケンスプログラム読込部3などを介し)前記起動指令が自動的に発せられ、前記シーケンスプログラム自動インポート手段が前記拡張ファンクションブロックを前記のように検索して、該拡張ファンクションブロックに該当するソースプログラムを前記拡張ファンクションブロックライブラリから前記のようにインポートするようにする。
また請求項3のプログラマブルコントローラのプログラミング装置は、請求項1または2に記載のプログラマブルコントローラのプログラミング装置において、
前記読込の操作指示に基づいてプログラマブルコントローラから読込まれたシーケンスプログラムが前記内部ワークメモリ内に前記のように復元格納されたのち、ユーザの操作指示に基づいて、(シーケンスプログラムインポート部6などを介し)前記起動指令が発せられ、前記シーケンスプログラム自動インポート手段が前記ユーザファンクションブロックを前記のように検索して、該ユーザファンクションブロックに該当するソースプログラムを前記ユーザファンクションブロックライブラリから前記のようにインポートするようにする。
これにより、内部ワークメモリ内の復元ソースプログラムを完全なものとするために従来、ユーザが行っていた、必要な拡張FBを理解したうえ、拡張FBライブラリから、その拡張FBのソースプログラムを手動でインポートするという煩わしい作業が無くなると共に、不必要な拡張FBをインポートしてしまう等の作業ロスも発生しないため、デバッグや保守作業の工数を低減することができる。
図1は本発明の実施の形態1の一実施例としての、PLC2内のシーケンスプログラムの修正・更新等の保守を行う際における、PLCのプログラミング装置の機能構成を示すブロック図である。図1は図5に対しシーケンスプログラム自動インポート部9が新設されている点が異なる。
図1のプログラミング装置では、ユーザの指示により、シーケンスプログラム読込部3が、PLC2からマシン語形式のシーケンスプログラムを受信し、前述のように拡張FB以外のシーケンスプログラムは正常にソースプログラムに復元して内部ワークメモリ4に記憶するが、次いで読込部3はシーケンスプログラム自動インポート部9を呼び出して起動する。この起動条件ではシーケンスプログラム自動インポート部9は以下に述べるように拡張FBのインポートを行う。
また図3は、この実施の形態1におけるシーケンスプログラム自動インポート部9の処理手順を示すフローチャートで、S1〜S8はそのステップ番号である。次に図2を参照しつつ、図3の処理動作を説明する。
前述のように図3の処理はシーケンスプログラム読込部3がPLC2からシーケンスプログラムを受信し、復元可能なシーケンスプログラムを元のソースプログラムに復元して内部ワークメモリ4に記憶したのち、シーケンスプログラム読込部3によって自動的に起動される。
ステップS2では、拡張FB一覧(b)作成部13が内部ワークメモリ4を参照し、PLC2から読込んだシーケンスプログラムで使用している拡張FBの一覧リストとしての拡張FB一覧(b)14を作成する。
なお、内部ワークメモリ4内の復元されたシーケンスプログラムには、拡張FBは、自身を特定できる名称、番号等が付されたファンクションブロックの形に復元されて現れるが、その中身のシーケンスプログラムは存在しない状態になっている。
ステップS3では、拡張FB一覧(c)作成部15が拡張FB一覧(a)12と、拡張FB一覧(b)14とを参照し、インポートすべき拡張FBの一覧リストとしての拡張FB一覧(c)16を作成する。
ステップS4で、拡張FB一覧(c)16内に情報があれば(分岐Yes)、拡張FBインポート部17はステップS5に進み、拡張FB一覧(c)16から最初の拡張FB名を取得する。そして、ステップS6で、拡張FBライブラリ7内から当該の拡張FB名に対するソースプログラムを探し出して内部ワークメモリ4にインポートし、当該の拡張FB部分を埋める。
以降、ステップS7で拡張FB一覧(c)16内に次の情報があるかぎり(分岐Yes)、ステップS5、S6、S7の処理を繰り返し、それぞれ当該の拡張FB名に対するソースプログラムを探し出して内部ワークメモリ4にインポートし、当該の拡張FB部分を埋める。
〔実施の形態2〕
図4は本発明の実施の形態2の一実施例としての、PLC2内のシーケンスプログラムの修正・更新等の保守を行う際における、PLCのプログラミング装置の機能構成を示すブロック図である。
図4の図1に対する相違は拡張FBライブラリ7がユーザFBライブラリ7Aに置き換わり、シーケンスプログラム自動インポート部9がユーザの指示によりシーケンスプログラムインポート部6によって呼び出され起動されるようにした点である。この起動条件ではシーケンスプログラム自動インポート部9は次に述べるように拡張FBに代わり、ユーザファンクションブロック(ユーザFB)のインポートを行う。
図4の動作を説明すると、例えば、ユーザFBライブラリ7A内の「UABC」という名称のユーザFBが、年月を経て不具合があったため、更新されているとする。
このため、シーケンスプログラム内に更新前の「UABC」名のユーザFBを持つPLC2の当該FBを更新後の「UABC」名のユーザFBに書き換える必要がある。
そこでユーザの指示によりシーケンスプログラム読込部3を介してPLC2からシーケンスプログラムをソースプログラムに復元して内部ワークメモリ4に読込む。
この場合、内部ワークメモリ4内のシーケンスプログラム中の「UABC」名のユーザFBは拡張FBではないため、「UABC」名が付されたファンクションブロックの形に復元されて現れると同時に、その中身の(但し更新前の)ソースプログラムも復元されて存在している。
こうしてシーケンスプログラム自動インポート部9は、ユーザFBである「UABC」名のFBを捜し出し、拡張FBライブラリの代わりに設けられたユーザFBライブラリ7Aから「UABC」名のユーザFBのソースプログラム(更新後)をインボートして、内部ワークメモリ4内の「UABC」名のユーザFBの中身のソースプログラムとして埋め込む。
このように、シーケンスプログラム自動インポート部9の機能を利用することによって、PLCが持つシーケンスプログラムに含まれた、ユーザ自身が部品として管理しているシーケンスプログラムのFB(ユーザFB)を容易に更新することができる。
2 プログラマブルコントローラ(PLC)
3 シーケンスプログラム読込部
4 内部ワークメモリ
5 シーケンスプログラム表示/編集部
6 シーケンスプログラムインポート部
7 メーカ提供シーケンスプログラムライブラリ(拡張FBライブラリ)
7A ユーザFBライブラリ
8 シーケンスプログラム転送部
9 シーケンスプログラム自動インポート部
Claims (3)
- プログラマブルコントローラが外部機器等を制御するために実行するシーケンスプログラムであり、標準の部品となるサブルーチンのシーケンスプログラムとしての、当該プログラマブルコントローラのメーカの提供になるファンクションブロック(以下、拡張ファンクションブロックという)、または(および)ユーザの作成になるファンクションブロック(以下、ユーザファンクションブロックという)を含み得るようなシーケンスプログラムの作成・テバッグ・保守等を行うための装置としての、プログラマブルコントローラのプログラミング装置であって、
前記シーケンスプログラムの作成に関わる操作指示に基づいて、表示出力を行いつつ内部ワークメモリ内に前記シーケンスプログラムの表示形式のソースプログラムを作成したのち、書込の操作指示に基づいて、このソースプログラムをマシン語形式のシーケンスプログラムに変換してプログラマブルコントローラに送信格納し、
また読込の操作指示に基づいて、プログラマブルコントローラからマシン語形式のシーケンスプログラムを受信したうえ表示形式のソースプログラムに復元し、この際、該シーケンスプログラムのうち前記拡張ファンクションブロックのみは、その中身のソースプログラムを伴わぬブロック表示のみのソースプログラムに復元するようにして、前記内部ワークメモリ内に格納し表示出力する、プログラマブルコントローラのプログラミング装置において、
起動指令に基づき、前記した2種類のファンクションブロックである拡張ファンクションブロックまたはユーザファンクションブロックのうち、前記起動指令の出力条件に応じて定まるいずれか一方の種類のファンクションブロックを、前記内部ワークメモリ内のシーケンスプログラム中で検索し、
各種の前記拡張ファンクションブロックまたはユーザファンクションブロックのソースプログラムをそれぞれ収集格納してなる2種類の記憶手段としての拡張ファンクションブロックライブラリまたはユーザファンクションブロックライブラリのうち、前記の検索に対応する種類のファンクションブロックのライブラリから、前記検索したファンクションブロックに該当するソースプログラムをインポートして、前記内部ワークメモリ内のシーケンスプログラム中における前記の検索したファンクションブロック部分のソースプログラムとして埋め込むシーケンスプログラム自動インポート手段を備えたことを特徴とするプログラマブルコントローラのプログラミング装置。 - 請求項1に記載のプログラマブルコントローラのプログラミング装置において、
前記読込の操作指示に基づいてプログラマブルコントローラから読込まれたシーケンスプログラムが前記内部ワークメモリ内に前記のように復元格納された時点に前記起動指令が自動的に発せられ、前記シーケンスプログラム自動インポート手段が前記拡張ファンクションブロックを前記のように検索して、該拡張ファンクションブロックに該当するソースプログラムを前記拡張ファンクションブロックライブラリから前記のようにインポートすることを特徴とするプログラマブルコントローラのプログラミング装置。 - 請求項1または2に記載のプログラマブルコントローラのプログラミング装置において、
前記読込の操作指示に基づいてプログラマブルコントローラから読込まれたシーケンスプログラムが前記内部ワークメモリ内に前記のように復元格納されたのち、ユーザの操作指示に基づいて前記起動指令が発せられ、前記シーケンスプログラム自動インポート手段が前記ユーザファンクションブロックを前記のように検索して、該ユーザファンクションブロックに該当するソースプログラムを前記ユーザファンクションブロックライブラリから前記のようにインポートすることを特徴とするプログラマブルコントローラのプログラミング装置。
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CN116235401A (zh) * | 2020-10-09 | 2023-06-06 | 株式会社安川电机 | 电力转换装置、电力转换方法以及电力转换装置的制造方法 |
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