JP2009115902A - 顕微鏡 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明の目的は、通常の対物レンズを特殊観察に用いることが可能であり、しかもその対物レンズの交換自由度を高めることのできる顕微鏡を提供することにある。
【解決手段】本発明の顕微鏡は、試料を照明する照明光学系(2)と、前記照明光学系の光路中に配置された照明側マスク(30)と、前記照明光学系により照明された前記試料の透過像を形成する対物レンズ(34)を支持する支持手段と、前記対物レンズの像側に配置され、その対物レンズの瞳の像を形成するリレー光学系(47、49、51)と、前記瞳の像の近傍に配置された像側マスク(62)と、前記照明光学系の光軸と垂直な面内における前記照明側マスクの位置を調節する調節手段と、前記対物レンズの光軸と垂直な面内における前記像側マスクの位置と、前記対物レンズの光軸方向における前記像側マスクの位置とをそれぞれ調節する調節手段とを備えたことを特徴とする。
【選択図】 図2

Description

本発明は、対物レンズの射出瞳(後側焦点面)を対物レンズ外へ投影し、そこへマスクを配置し、それによって通常の対物レンズによる特殊観察(位相差観察など)を可能とした顕微鏡に関する。以下、本明細書では、対物レンズ外に投影された瞳像を「外部瞳」と称す。
非特許文献1には、この種の顕微鏡光学系(非特許文献1ではコントラスト可変位相差観察用の顕微鏡光学系)が開示されている。この顕微鏡光学系は、コントラスト可変位相差観察用の位相差素子(非特許文献1ではpolazone plate)を、対物レンズの外部瞳に配置している。よって、この顕微鏡光学系によると、通常の対物レンズを使用しながらコントラスト可変位相差観察を行うことができる。
また、この顕微鏡光学系では、対物レンズが交換されても観察ができるように、4種類の位相差素子が切り替え可能に設けられている。また、個々の位相差素子とコンデンサレンズ側の絞り(コンデンサレンズの瞳に配置される。)とを位置合わせするために、その絞りは、芯だし調整が可能に構成されている。
Advanced Light Microscopy Volume2 Specialized Methods 1998 Elsevier,page48,Fig.5.27
しかしながら、この顕微鏡光学系で使用可能な対物レンズは、作動距離、収差補正レベルなどが共通の対物レンズに限られており、それ以外の対物レンズ(想定外の対物レンズ)を使用した場合には、前述した位置合わせは必ずしも十分な精度で行われず、観察を良好に行うことはできないことが分かった。
本発明の目的は、通常の対物レンズを特殊観察に用いることが可能であり、しかもその対物レンズの交換自由度を高めることのできる顕微鏡を提供することにある。
本発明の顕微鏡は、試料を照明する照明光学系と、前記照明光学系の光路中に配置された照明側マスクと、前記照明光学系により照明された前記試料の透過像を形成する対物レンズを支持する支持手段と、前記対物レンズの像側に配置され、その対物レンズの瞳の像を形成するリレー光学系と、前記瞳の像の近傍に配置された像側マスクと、前記照明光学系の光軸と垂直な面内における前記照明側マスクの位置を調節する調節手段と、前記対物レンズの光軸と垂直な面内における前記像側マスクの位置と、前記対物レンズの光軸方向における前記像側マスクの位置とをそれぞれ調節する調節手段とを備えたことを特徴とする。
なお、前記照明側マスク及び前記像側マスクは、位相差観察用のマスクであってもよい。
また、前記照明側マスク及び前記像側マスクは、コントラスト可変位相差観察用のマスクであってもよい。
また、前記照明側マスク及び前記像側マスクは、ヒルベルト微分コントラスト観察用のマスクであってもよい。
また、前記照明側マスク及び前記像側マスクは、ホフマンモジュレーションコントラスト観察用のマスクであってもよい。
本発明によれば、通常の対物レンズを特殊観察に用いることが可能であり、しかもその対物レンズの交換自由度を高めることのできる顕微鏡が実現する。
以下、顕微鏡の実施形態を説明する。
先ず、顕微鏡の全体構成を説明する。図1は、顕微鏡の全体図である。図1に示すとおり、顕微鏡1には、透過照明部2、落射照明部3、レボルバ5、上下動ハンドル6、ポート8、ポート9、双眼部7、外部瞳ユニット17などが備えられる。図1において、符号33で示すのが標本であり、その標本3はステージによって支持される。
レボルバ5は、複数種類の対物レンズ34−1、34−2、34−3、34−4を装着する。本実施形態では、複数種類の対物レンズ34−1、34−2、34−3、34−4の中に、作動距離、収差補正レベルの組み合わせが異なる様々な対物レンズが含まれていてもよい。このレボルバ5が駆動されると、顕微鏡1の光路へ設定される対物レンズが、複数種類の対物レンズ34−1、34−2、34−3、34−4の間で切り替わる。以下、光路に設定中の対物レンズを、対物レンズ34−1とする。
上下動ハンドル6は、設定中の対物レンズ34−1の光軸方向にかけてレボルバ5を移動させるハンドルである。この上下動ハンドル6が操作されると、設定中の対物レンズ34−1の焦点調節が行われる。
双眼部7は、肉眼観察をするための接眼部である。ポート8、ポート9の各々は、テレビカメラの取り付け口である。よって、操作者は、標本33の像を肉眼観察することもできるし、テレビカメラに接続されたモニタ上で観察することもできる。
透過照明部2には、ランプハウス10、透過光シャッター部11、偏光素子301、コンデンサレンズ12が順に配置される。
ランプハウス10には、ハロゲンランプや水銀ランプなどの光源が搭載され、透過光シャッター部11は、ランプハウス10からの射出光を遮光/開放する。
偏光素子301は、必要なとき(後述するホフマンモジュレーションコントラスト観察時)に光路へ挿入され、それ以外のときには光路から離脱される。また、変更素子301は、光軸の周りに回転することが可能である。
コンデンザレンズ12の光源側(瞳位置)にはターレット14が挿入されており、そのターレット14には、少なくとも以下の各種の絞りが装着される。
・コントラスト可変位相差観察用の絞り(以下、「位相リング絞り」という。)。
・ヒルベルト微分コントラスト観察用の絞り(以下、「微分位相差絞り」という。)。
・ホフマンモジュレーションコントラスト観察用の絞り(以下、「MC矩形絞り」という。)。
また、これらの位相リング絞り、微分位相差絞り、MC矩形絞りの各々は、複数種類ずつ用意される。設定中の対物レンズ34−1の倍率や開口数に応じて選択使用するためである。
また、複数種類の位相リング絞り、複数種類の微分位相差絞り、複数種類のMC矩形絞りの各々は、共通のターレット14に装着される。このターレット14には、これらの絞りと並んで中空部も形成されている。
また、ターレット14の切り替え精度は十分に高く、このターレット14の中心と顕微鏡の光軸とを位置合わせすると、ターレットに装着された個々の絞りの芯だし調整(絞り中心と光軸との位置合わせ)がなされるものとする。その芯だし調整のための機構は、後述する機構(図7)と同じなので、ここでは説明を割愛する。
落射照明部3には、ランプハウス15、落射光シャッター部16などが配置される。ランプハウス15には、ハロゲンランプや水銀ランプなどの光源が搭載され、落射光シャッター部16は、ランプハウス15からの射出光を遮光/開放する。なお、この落射照明部3は、蛍光観察時に利用されるものであって、コントラスト可変位相差観察時、ヒルベルト微分コントラスト観察時、ホフマンモジュレーションコントラスト観察時には基本的に不要である。よって、これらの観察時には、ランプハウス15内の光源はオフされていて構わない。
外部瞳ユニット17は、双眼部7及びポート8の直下に配置され、その内部には、設定中の対物レンズ34−1の外部瞳が形成されている。外部瞳ユニット17には、コントラスト可変位相差観察用の外部瞳ユニットと、ヒルベルト微分コントラスト観察用の外部瞳ユニットと、ホフマンモジュレーションコントラスト観察用との3種類があり、操作者は、これら3種類のユニットの間で交換することが可能である。
なお、ここでは外部瞳ユニット17の配置先を双眼部7及びポート8の直下としたが、他の場所に変えてもよい。例えば、落射照明部3の代わりに結像光学系を設け、その内部に外部瞳ユニット17を設けてもよい。或いは、落射照明部3と並んで結像光学系を設け、その内部に外部瞳ユニット17を設けてもよい。
何れの場合も、外部瞳ユニット17と設定中の対物レンズ34−1との間にはリレー光学系(後述)が配置され、外部瞳は、このリレー光学系によって形成されるものとする。
[コントラスト可変位相差観察]
次に、コントラスト可変位相差観察時の顕微鏡光学系を説明する。図2は、コントラスト可変位相差観察時の顕微鏡光学系を示す図である。図2において、図1と対応する箇所には同じ符号を付してある。
図2に示すとおり、コントラスト可変位相差観察時、図1に示した偏光素子301は光路から離脱され、コンデンサレンズ12の絞りは、位相リング絞り30に設定され、外部瞳ユニット17として、コントラスト可変位相差観察用の外部瞳ユニット17−1が設定される。
透過照明部2の光源21から射出した光は、コレクタレンズ22、シャッター23、リレーレンズ24を介してフィルター25へ入射する。このフィルター25は、光量を制限するNDフィルター、色温度を制御するNCBフィルター、波長を制限する干渉フィルターの何れかである。これら複数のフィルターは、適宜、光路に対し挿脱できるように構成されている。
フィルター25を透過した光は、リレーレンズ26、標本33の照明範囲を制限する視野絞り27、ミラー28、フィールドレンズ29、コンデンサレンズ12、標本33を介して設定中の対物レンズ34−1へ入射する。
コンデンサレンズ12には、位相リング絞り30、レンズ32が備えられる。このうち、位相リング絞り30の配置先は、コンデンサレンズ12の瞳位置31の近傍である。なお、この瞳位置31の近傍には、不図示の開口絞りも配置される。
落射照明部3の光源35から射出した光は、コレクタレンズ36、シャッター37、リレーレンズ38、開口絞り39、リレーレンズ40、視野絞り41、フィールドレンズ42を介して蛍光用フィルターカセット43へ入射する。
蛍光用フィルターカセット43には、励起フィルター44と、ダイクロイックミラー45と、バリアフィルター46とが備えられる。励起フィルター44は、光源35から射出した光から標本33の励起に使用される波長の光を選択するフィルターであり、ダイクロイックミラー45は、その波長の光を標本33の方向に反射すると共に、標本33からの蛍光を透過する性質を有する。バリアフィルター46は、その蛍光と同じ波長の光のみを観察側(第二対物レンズ47の側)へ透過する。なお、この蛍光用フィルターカセット43は、蛍光観察時以外は、光路から外されても構わない。
さて、設定中の対物レンズ34−1が捉えた標本33からの光は、第二対物レンズ47を介してビームスプリッター48へ入射する。ビームスプリッター48を透過した光は、結像部56に標本33の像を形成する。この像は、ポート9に取り付けられたテレビカメラによって撮像される。
ビームスプリッター48を反射した光は、リレーレンズ49、ミラー50、第二のリレーレンズ51、外部瞳ユニット17−1、挿脱可能なミラー57、第二の結像レンズ58を介して第二の結像部59に標本33の像を形成する。この像は、ポート8に取り付けられたテレビカメラによって撮像される。
なお、ビームスプリッター48の反射率と透過率とのバランスを調節すれば、結像部56に形成される像の強度と、第二の結像部59に形成される像の強度との比を調節することができる。
また、挿脱可能なミラー57を光路から外せば、外部瞳ユニット17−1からの光は、結像レンズ53、ミラー54を介して接眼レンズ55に導かれる。その場合、双眼部7による肉眼観察が可能となる。
ここで、上述した第二対物レンズ47、リレーレンズ49、第二のリレーレンズ51は、外部瞳ユニット17−1の内部に設定中の対物レンズ34−1の射出瞳の像(外部瞳)52を形成する。
また、外部瞳ユニット17−1の内部には、光の入射順に、偏光素子60、1/4波長板61、位相差素子62、偏光素子63、デポラライザー64が配置される。このうち、位相差素子62の基準面(位相膜の形成された面)が外部瞳52の近傍に位置しており、デポラライザー64と偏光素子62とは一体に構成されている。
偏光素子60は、顕微鏡の光軸の周りに回転可能である。また、偏光素子60は不図示のスライダーに装着されており、そのスライダーには、偏光素子60と並んで中空部も形成されている。
1/4波長板61は、不図示のスライダーに装着されており、そのスライダーには、1/4波長板61と並んで中空部が形成されている。
位相差素子62は、その素子中心を顕微鏡の光軸に対して位置合わせ(芯だし調整)することが可能であり、かつ光軸方向に移動可能である。また、位相差素子62は、他の種類の位相差素子と共に不図示のターレットに装着されており、そのターレットには、複数種類の位相差素子と並んで中空部も形成されている。
ターレットに装着される位相差素子62の種類数は、例えば3種類である。それらの位相差素子は、設定中の対物レンズ34−1の倍率や開口数に応じて選択使用される。また、ターレットの切り替え精度は十分に高く、このターレットの中心と顕微鏡の光軸とを位置合わせすると、ターレットに装着された個々の位相差素子の芯だし調整がなされるものとする。
偏光素子63及びデポラライザー64は、顕微鏡の光軸の周りに回転可能である。また、偏光素子63及びデポラライザー64は、不図示のスライダーに装着されており、そのスライダーには偏光素子63及びデポラライザー64と並んで中空部が形成されている。
なお、以上の説明では、1/4波長板61が他の光学素子とは独立に構成されたが、1/波長板61は、偏光素子60と一体に構成されても、位相差素子62と一体に構成されてもよい。また、以上の説明では、デポラライザー64が偏光素子64と一体に構成されたが、別体で構成されてもよい。
次に、コントラスト可変位相差観察に関わる光学素子の構成を説明する。図3は、位相リング絞り30、1/4波長板61、位相差素子62の構成を示す図である。
図3(A)に示すとおり、位相リング絞り30は、位相差顕微鏡に使用される位相リング絞りと同様の形状であり、薄い遮光板に、光軸を中心としたリング状の開口部71を形成したものである。なお、位相リング絞り30のうち、開口部71の外周側の遮光部と内周側の遮光部との間は、両者が分離しないよう3箇所のリブ72によって接続されている。
図3(B)に示すとおり、1/4波長板61の方位は所定方向に設定されている。ここでは、1/4波長板61の方位を紙面の斜め45°方向とする。
図3(C)に示すとおり、位相差素子62は、方位の直交する2種類の偏光膜で構成されている。このうち一方の偏光膜の形成先は、図3(A)に示した開口部71に対応するリング状の領域であり、他方の偏光膜の形成先は、そのリング状の領域の外周側及び内周側の各領域である。
なお、位相差素子62の2種類の偏光膜には、1つの偏光膜を切断してできる一方及び他方を使用してもよく、また、2種類の偏光膜の少なくとも一方に液晶素子を使用してもよい。因みに、液晶素子によって構成された偏光膜は、偏光方位を自在に変化させることができる。
また、位相差素子62の2種類の偏光膜には、構造複屈折結晶を使用することもできる。その製品例では、フォトニック結晶がある。但し、2種類の偏光膜の各々に構造複屈折結晶を使用する場合、偏光素子60を直線偏光タイプではなく円偏光タイプとし、1/4波長板61を省くことになる。
次に、コントラスト可変位相差観察に関する各光学素子の作用を説明する。
先ず、偏光素子60が回転すると、偏光素子60と1/4波長板61との方位関係が変化する。このとき、位相差素子62へ向かう光の偏光状態が変化するので、標本33の像の明るさが変化する。さらに、偏光素子63が回転すると、位相差素子62の2種類の偏光膜を個別に通過した2種類の光の強度バランスが変化するので、標本33の像の明るさと背景の明るさとのバランスが変化する。
次に、コントラスト可変位相差観察に関わる光学素子の駆動機構を説明する。図4は、偏光素子60を装着したスライダーを示す図である。
図4(A)は、スライダーを光軸に沿った方向から見た平面図であり、図4(B)は、スライダーを図4(A)の方向Xから見た図である。
図4(A)、(B)に示すとおり、スライダー81には偏光素子60が装着され、その偏光素子60と並んで中空部84が設けられている。このスライダー81の縁部には、指かかりとなる凹部90も形成されている。
操作者は、その凹部90を指で挟み、スライダー81を外部瞳ユニット17−1のスロットに挿入し、その挿入方向にかけて互いに異なる2つの位置でそのスライダー81を停止させることができる。図4(A)に示すクリック溝82、83は、それら2つの位置でスライダー81を位置決めするための構造である。
一方の位置でスライダー81が停止すると、顕微鏡の光路に中空部84が設定され、他方の位置でスライダー81が停止すると、顕微鏡の光路に偏光素子60が設定される。
このスライダー81において、偏光素子60は回転部86によって保持されており、偏光素子60と回転部86との間は、シリコン系接着剤93で固定されている。なお、その固定には、シリコン系接着剤93の代わりに押さえ環を使用することも可能である。
また、回転部86の周囲には平歯車87が設けられ、その平歯車87は別の平歯車89に噛み合っている。その平歯車89は、スライダー81の端面から外部へ突出した回転操作部88の周囲に設けられている。したがって、この回転操作部88を操作者が指で回転させると、偏光素子60が光軸の周りを回転する。
なお、図4(B)に示すように、スライダー81の上部には、回転部86及び回転操作部88が外れないよう蓋91が設けられており、その蓋91は図4(A)に示す複数のビス92によりスライダー81へ固定されている。
また、図4(B)に示すように、このスライダー81において、偏光素子60の姿勢は、顕微鏡の光軸に垂直な姿勢から若干の角度(3°より大きい程度の角度)だけ傾斜している。この傾斜により、偏光素子60の表面での反射光が像面に届かなくなるので、ゴーストを防止することができる。なお、他の各素子の姿勢も同じ理由で傾斜している。
また、図4(B)に示すように、中空部84の中には、操作者が必要に応じてフィルターを装填できるように段差85が形成されている。
なお、1/4波長板61(図2)を装着したスライダーも、このスライダーと同様の構成をしている。但し、1/4波長板61は、回転する必要が無いので、1/4波長板61を装着したスライダーには、回転部86や回転操作部88は不要である。
図5は、位相差素子62を装着したターレットの一部を示す図である。図5(A)は、ターレットの一部を、光軸と垂直な方向から見た図であり、図5(B)は、ターレットの一部を、図5(A)の方向Xから見た図であり、図5(C)は、ターレットの一部を、図5(A)の方向Yから見た図である。
図5(A)に示すとおり、ターレット101上には円筒ガイド108が固定されており、その円筒ガイド108の内部には上下動部106が摺動可能に嵌合している。その上下動部106の内部には、位相差素子62を保持した保持部102が装着されている。
保持部102と位相差素子62とはシリコン系接着剤103によって固定されており、上下動部106の内壁及び保持部102の外壁にはネジ部104が形成されている。したがって、位相差素子62は、保持部102と共に上下動部106に対して着脱可能である。図5(A)の符号105は、その着脱の際に使用されるスリワリである。
図5(A)に示すとおり、上下動部106の側壁には、ピン107が突設されている。また、図5(B)に示すとおり、円筒ガイド108の側壁には、光軸方向に延びるガイド溝109が形成されており、そのガイド溝109は、ピン107に係合している。さらに、図5(C)に示すとおり、円筒ガイド108の外側には、回転部110が摺動可能に嵌合しており、その回転部110の側壁には、斜め方向に延びるカム溝111が形成されている。このカム溝111も、ピン107に係合している。
また、図5(A)に示すとおり、回転部110の外周には、平歯車112が設けられており、その平歯車112は、別の平歯車114と噛み合っている。その平歯車114は、ターレット101の端面から外部へ突出した回転操作部113の周囲に設けられている。また、その回転操作部113の回転軸115は、ターレット101に固定されている。
したがって、この回転操作部113を操作者が指で回転させると、回転部110が回転し、その回転部110の回転運動は、カム溝111、ガイド溝109を介してピン107の直線運動に変換される。その結果、上下動部106と共に位相差素子62が光軸方向へ移動する。
図6は、位相差素子62を装着したターレットの全体を示す図である。図6(A)は、ターレットの全体を光軸に沿った方向から見た平面図であり、図6(B)は、ターレットを図6(A)の方向Xから見た図である。
ターレット101上には、3種類の位相差素子62が装着され、それらの位相差素子62と並んで中空部117も形成されている。3種類の位相差素子62の各々には、図5に示した機構が設けられている。図6に符号113で示したのは、3種類の位相差素子62の各々を光軸方向に移動させるための回転操作部である。
ターレット101は、回転軸116の周りを回転可能である。操作者は、このターレット101を回転させることにより、3種類の位相差素子62及び中空部117のうち1つを選択的に光路へ設定することができる。
なお、ターレット101の回転機構には、4つの回転位置でターレット101を位置決めするためのクリック機構が設けられている。よって、このターレット101の切り替え精度は十分に高く、このターレット101の回転軸116と顕微鏡の光軸とを位置合わせすると、ターレット101に装着された個々の位相差素子62の芯だし調整がなされるものとする。
図7は、ターレット101に装着された位相差素子62の芯だし調整機構を示す図である。この芯だし調整機構は、ターレット101の回転軸116と顕微鏡の光軸とを位置合わせするものである。図7(A)は芯だし調整機構を光軸に沿った方向から見た図であり、図7(B)は、芯だし調整機構を図7(A)の方向Xから見た図である。
図7(B)に示すとおり、ターレット101の回転軸116は、支持部121に固定される。支持部121には、顕微鏡の光路を遮らないよう中空部121aが設けられており、支持部121の外周には、円錐側面状の芯だし調整部122が形成されている。
芯だし調整部122の側壁は、調整ネジ123、124、押圧機構125によって光軸と垂直な3方向から押圧されている。このうち、押圧機構125は、支持部121の径方向に付勢されたコイルバネ126と、円筒駒127と、蓋128とで構成されており、芯だし調整部122を支持部121の中心方向に向けて押し続ける。
調整ネジ123、124がネジ巻き方向に回されると、調整ネジ123、124は、芯だし調整部122を支持部121の中心方向に向けて押し出し、調整ネジ123、124が反ネジ巻き方向に回されると、調整ネジ123、124は、芯だし調整部122を外周方向に向けて引く。したがって、操作者が調整ネジ123、124の回転位置を調節すると、芯だし調整部122を光軸と垂直な2方向へ移動させることができる。これによって、ターレット101に装着された位相差素子62の芯だし調整が行われる。
なお、押圧機構125の先端(円筒駒127の先端)は、釣り鐘状になっており、芯だし調整部122との接触面は十分に小さい。よって、芯だし調整部122の移動は円滑に行われる。また、押圧機構125の先端、調整ネジ123、124の各先端に流れ落ちの少ない潤滑油を塗っておけば、芯だし調整を円滑にすることができる。
図8は、偏光素子63及びデポラライザー64を装着したスライダーを示す図である。図8(A)は、スライダーを光軸に沿った方向から見た平面図であり、図8(B)は、スライダーを図8(A)の方向Xから見た図である。
図8に示すとおり、偏光素子63及びデポラライザー64を装着したスライダーの構成は、図4に示したスライダーの構成と同じである。よって、図8の説明は省略する。
以上、コントラスト可変位相差観察時には、顕微鏡光学系に外部瞳ユニット17−1が配置されるので(図2参照)、外部瞳52の近傍には、位相差素子62が配置される。
この顕微鏡光学系では、設定中の対物レンズ34−1が別の種類の対物レンズに切り替わると、外部瞳52が移動する可能性がある。しかも、その移動方向は、3方向に亘る可能性がある。
しかし、外部瞳ユニット17−1には、位相差素子62を光軸方向に移動させる機構(図5)と、位相差素子62を光軸と垂直な方向に移動させる機構(図7)との双方が備えられる。よって、仮に外部瞳52の移動方向が3方向に亘っていたとしても、操作者は、位相差素子62の中心と、外部瞳52の中心とを確実に一致させることができる。
したがって、本実施形態の顕微鏡光学系は、コントラスト可変位相差観察時に使用可能な対物レンズの種類が何ら限定されない。例えば、蛍光観察と併用する対物レンズや、作動距離の長い対物レンズや、収差補正レベルの異なる対物レンズなどを使用することも可能である。
なお、上述した外部瞳ユニット17−1(図2)は、コントラスト可変位相差観察用の外部瞳ユニットであったが、これをコントラスト可変位相差観察用の外部瞳ユニットに変形することも可能である。その場合、偏光素子60、63を省略し、位相膜が設けられた位相差素子62の代わりに、遮光部及び開口部のみからなる位相板を配置すればよい。
[ヒルベルト微分コントラスト観察]
次に、ヒルベルト微分コントラスト観察時の顕微鏡光学系を説明する。図9は、ヒルベルト微分コントラスト観察時の顕微鏡光学系を示す図である。ここでは、コントラスト可変位相差観察時との相違点のみ説明するので、図9では、説明に必要な箇所にのみ符号を付した。
図9に示すとおり、ヒルベルト微分コントラスト観察時、図1に示した偏光素子301は光路から離脱され、コンデンサレンズ12の絞りは、微分位相差絞り201に設定され、外部瞳ユニット17として、ヒルベルト微分コントラスト観察用の外部瞳ユニット17−2が設定される。
外部瞳ユニット17−2の内部には、微分位相差素子202が配置される。この微分位相差素子202の基準面は、外部瞳52の近傍に位置する。
この微分位相差素子202は、顕微鏡の光軸の周りに回転可能であり、顕微鏡の光軸に対して芯だし調整することが可能であり、また、光軸方向に移動可能である。
また、微分位相差素子202は、他の種類の微分位相差素子と共に不図示のターレットに装着されており、そのターレットには、複数種類の微分位相差素子と並んで中空部も形成されている。
なお、ターレットに装着される微分位相差素子の種類数は、例えば3種類である。それらの微分位相差素子は、設定中の対物レンズ34−1の倍率や開口数に応じて選択使用される。また、ターレットの切り替え精度は十分に高く、このターレットの中心と顕微鏡の光軸とを位置合わせすると、ターレットに装着された個々の微分位相差素子の芯だし調整がなされるものとする。
次に、ヒルベルト微分コントラスト観察に関わる光学素子の構成を説明する。図10は、微分位相差用絞り201、微分位相差素子202の構成を示す図である。
図10(A)に示すとおり、微分位相差用絞り201は、薄い遮光板に、光軸を通るスリット開口206を形成したものである。
図10(B)に示すとおり、微分位相差素子202において、図10(A)に示したスリット開口206に対応する領域には、吸収膜203が形成される。また、吸収膜203の一方に隣接する半月状領域には、第一位相膜204が形成され、吸収膜203の他方に隣接する半月状領域には、第一位相膜204とは位相変化量の異なる第二位相膜205が形成される。
次に、ヒルベルト微分コントラスト観察に関する各光学素子の作用を説明する。
微分位相差絞り201の配置面と微分位相差素子202の配置面とを共役にし、前者のスリット開口206の方向と後者の吸収膜203の方向とを一致させると、標本33の像には、スリット幅に相当する方向に影が発生するので、立体感のある観察を行うことができる。
次に、ヒルベルト微分コントラスト観察に関わる光学素子の駆動機構を説明する。図11は、微分位相差素子202を装着したターレットの一部を、光軸に垂直な方向から見た図である。
図11に示すとおり、ターレット101’上には、円筒ガイド108が固定されており、円筒ガイド108の内部には上下駆動部215が摺動可能に嵌合している。その上下駆動部215の内部には、回転部214が摺動可能に嵌合しており、その回転部214の内部に、微分位相差素子202を保持した保持部211が装着されている。
微分位相差素子202と保持部211とはシリコン系接着剤212で固定されており、保持部211の外壁及び回転部214の内壁にはネジ部213が形成されている。したがって、微分位相差素子202は、保持部211と共に回転部214に対して着脱可能である。図11の符号105は、その着脱の際に使用されるスリワリである。
上下動部215の側壁には、ピン219が突設されている。円筒ガイド108の側壁には、光軸方向に延びるガイド溝109が形成されており、ガイド溝109は、ピン219に係合している。さらに、円筒ガイド108の外側には、回転部110が摺動可能に嵌合しており、その回転部110の側壁には、斜め方向に延びるカム溝111が形成されている。そのカム溝111も、ピン219に係合している。
また、回転部110の外周には、平歯車112が設けられており、その平歯車112は、別の平歯車114と噛み合っている。その平歯車114は、ターレット101’の端面から外部へ突出した回転操作部113の周囲に設けられている。その回転操作部113の回転軸115は、ターレット101’に固定されている。
したがって、その回転操作部113を操作者が指で回転させると、回転部110が回転し、その回転部110の回転運動は、カム溝111、ガイド溝109を介してピン219の直線運動に変換される。その結果、ピン219及び上下動部215と共に、微分位相差素子202が光軸方向へ移動する。
また、回転部214の外周には、平歯車216が設けられており、その平歯車216は、別の平歯車218と噛み合っている。その平歯車218は、回転操作部217の周囲に設けられている。
したがって、その回転操作部217を操作者が指で回転させると、回転部214が回転し、それと共に微分位相差素子202が回転する。
図12は、微分位相差素子202を装着したターレットの全体を示す図である。図12(A)は、ターレットの全体を光軸に沿った方向から見た平面図であり、図12(B)は、ターレットを図12(A)の方向Xから見た図である。
ターレット101’上には、3種類の微分位相差素子202が装着され、それらの微分位相差素子202と並んで中空部117も形成されている。3種類の微分位相差素子202の各々には、図11に示した機構が設けられている。図12に符号113で示したのは、3種類の微分位相差素子202の各々を光軸方向に移動させるための回転操作部であり、図12に符号217で示したのは、3種類の微分位相差素子202の各々を回転させるための回転操作部である。
ターレット101’は、回転軸116の周りを回転可能であり、操作者は、このターレット101’を回転させることにより、3種類の微分位相差素子202及び中空部117のうち1つを選択的に光路へ設定することができる。
なお、ターレット101’の回転機構には、4つの回転位置でターレット101’を位置決めするためのクリック機構が設けられている。よって、このターレット101’の切り替え精度は十分に高く、このターレット101’の回転軸116と顕微鏡の光軸とを位置合わせすると、ターレット101’に装着された個々の微分位相差素子202の芯だし調整がなされるものとする。
そして、このターレット101’の全体は、図7に示したものと同じ構成の芯だし調整機構に連結される。
以上、ヒルベルト微分コントラスト観察時には、顕微鏡光学系に外部瞳ユニット17−2が配置されるので(図9参照)、外部瞳52の近傍には、微分位相差素子202が配置される。
この顕微鏡光学系では、設定中の対物レンズ34−1が別の種類の対物レンズに切り替わると、外部瞳52が移動する可能性がある。しかも、その移動方向は、3方向に亘る可能性がある。
しかし、外部瞳ユニット17−2には、微分位相差素子202を光軸方向に移動させる機構と(図11)と、微分位相差素子202を光軸と垂直な方向に移動させる機構(図7)との双方が備えられる。よって、仮に外部瞳52の移動方向が3方向に亘っていたとしても、操作者は、微分位相差素子202の中心と、外部瞳52の中心とを確実に一致させることができる。
したがって、本実施形態の顕微鏡光学系は、ヒルベルト微分コントラスト観察時に使用可能な対物レンズの種類が何ら限定されない。例えば、蛍光観察と併用する対物レンズや、作動距離の長い対物レンズや、収差補正レベルの異なる対物レンズなどを使用することも可能である。
[ホフマンモジュレーションコントラスト観察]
次に、ホフマンモジュレーションコントラスト観察時の顕微鏡光学系を説明する。図13は、ホフマンモジュレーションコントラスト観察時の顕微鏡光学系を示す図である。ここでは、コントラスト可変位相差観察時やヒルベルト微分コントラスト観察時との相違点のみ説明するので、図13では、説明に必要な箇所にのみ符号を付した。
図13に示すとおり、ホフマンモジュレーションコントラスト観察時、偏光素子301は光路へ挿入され、コンデンサレンズ12の絞りは、MC矩形絞り302に設定され、外部瞳ユニット17として、ホフマンモジュレーションコントラスト観察用の外部瞳ユニット17−3が設定される。
外部瞳ユニット17−3の内部には、モジュレーター303が配置される。このモジュレーター303の基準面は、外部瞳52の近傍に位置する。
このモジュレータ303は、顕微鏡の光軸の周りに回転可能であり、顕微鏡の光軸に対して芯だし調整することが可能であり、また、光軸方向に移動可能である。
また、モジュレータ303は、他の種類のモジュレータと共に不図示のターレットに装着されており、そのターレットには、複数のモジュレータと並んで中空部も形成されている。
なお、ターレットに装着されるモジュレータの種類数は、例えば3種類である。それらのモジュレータは、設定中の対物レンズ34−1の倍率や開口数に応じて選択使用される。また、ターレットの切り替え精度は十分に高く、このターレットの中心と顕微鏡の光軸とを位置合わせすると、ターレットに装着された個々のモジュレータの芯だし調整がなされるものとする。このターレットの構成は、微分位相差素子202を装着したターレット(図11、図12)の構成と同じである。また、ターレットに連結される芯だし調整機構の構成は、図7に示したものと同じである。
次に、ホフマンモジュレーションコントラスト観察に関わる光学素子の構成を説明する。図14は、MC矩形絞り302、モジュレータ303の構成を示す図である。
図14(A)に示すとおり、MC矩形絞り302は、薄い遮光板の光軸からから外れた位置に、径方向に短い矩形開口304を形成し、かつその矩形開口304の光軸側の約半分の矩形領域を偏光板で覆ったものである。その結果、MC矩形絞り302には、矩形状の偏光領域305aと、矩形状の開口305bとが形成される。
その偏光領域305aの方位と、偏光素子301(図13)の方位との関係を変化させると、その偏光領域305aを透過する光の量が変化する。ホフマンモジュレーションコントラスト観察では、その現象を利用して、標本33の像のコントラストを変化させる。
図14(B)に示すとおり、モジュレータ303は、透過率の互いに異なる低透過率領域307、中透過率領域308、高透過率領域309からなる。図14(B)において、符号305a’で示すのが、図14(A)に示した偏光領域305aに対応する領域であり、符号305b’で示すのが、図14(A)に示した開口305bに対応する領域である。低透過率領域307は、領域304b’の外周側をカバーし、中透過率領域308は、領域305b’をカバーし、高透過率領域309は、それ以外の領域をカバーする。
図14(A)に示す矩形絞り302の偏光領域305a及び開口305bの境界線と、図14(B)に示すモジュレータ303の高透過率領域309及び中透過率領域308の境界線とを位置合わせすると、標本33の像に、境界線に直交する方向に影が付き、立体感のある観察を行うことができる。
以上、ホフマンモジュレーションコントラスト観察時には、顕微鏡光学系に外部瞳ユニット17−3が配置されるので(図14参照)、外部瞳52の近傍にはモジュレータ303が配置される。
この顕微鏡光学系では、設定中の対物レンズ34−1が別の種類の対物レンズに切り替わると、外部瞳52が移動する可能性がある。しかも、その移動方向は、3方向に亘る可能性がある。
しかし、外部瞳ユニット17−3には、モジュレータ303を光軸方向に移動させる機構(図11)と、モジュレータ303を光軸と垂直な方向に移動させる機構(図7)との双方が備えられる。よって、仮に外部瞳52の移動方向が3方向に亘っていたとしても、操作者は、モジュレータ303の中心と、外部瞳52の中心とを確実に一致させることができる。
したがって、本実施形態の顕微鏡光学系は、ホフマンモジュレーションコントラスト観察時に使用可能な対物レンズの種類が何ら限定されない。例えば、蛍光観察と併用する対物レンズや、作動距離の長い対物レンズや、収差補正レベルの異なる対物レンズなどを使用することも可能である。
図1は、顕微鏡の全体図である。 図2は、コントラスト可変位相差観察時の顕微鏡光学系を示す図である。 図3は、位相リング絞り30、1/4波長板61、位相差素子62の構成を示す図である。 図4は、偏光素子60を装着したスライダーを示す図である。 図5は、位相差素子62を装着したターレットの一部を示す図である。 図6は、位相差素子62を装着したターレットの全体を示す図である。 ターレット101に装着された位相差素子62の芯だし調整機構を示す図である。 図8は、偏光素子63及びデポラライザー64を装着したスライダーを示す図である。 図9は、ヒルベルト微分コントラスト観察時の顕微鏡光学系を示す図である 。 図10は、微分位相差用絞り201、微分位相差素子202の構成を示す図である。 図11は、微分位相差素子202を装着したターレットの一部を示す図である。 図12は、微分位相差素子202を装着したターレットの全体を示す図である。 図13は、ホフマンモジュレーションコントラスト観察時の顕微鏡光学系を示す図である。 図14は、MC矩形絞り302、モジュレータ303の構成を示す図である。
符号の説明
1:顕微鏡,2:透過照明部,3:落射照明部,34:対物レンズ,5:レボルバ,6:上下動ハンドル,7:双眼部,8:ポート,9:ポート,10:ランプハウス,11:透過光シャッター部,12:コンデンサレンズ,301:偏光素子,14:ターレット,15:ランプハウス,16:落射光シャッター部,17:外部瞳ユニット,21:ランプ,22:コレクタレンズ,23:シャッター,24:リレーレンズ,25:フィルター,26:リレーレンズ,27:視野絞り,28:ミラー,29:フィールドレンズ,30:位相リング絞り,31:瞳位置,32:レンズ,33:標本33,35:ランプ,36:コレクタレンズ,37:シャッター,38:リレーレンズ,39:開口絞り,40:リレーレンズ,41:視野絞り,42:フィールドレンズ,43:蛍光用フィルターカセット,44:励起フィルター,45:ダイクロイックミラー,46:バリアフィルター,47:第二対物レンズ,48:ビームスプリッター,49:リレーレンズ,50:ミラー,51:第二のリレーレンズ,53:結像レンズ,54:ミラー,55:接眼レンズ,56:結像部,57:ミラー,58:第二の結像レンズ,59:第二の結像部,60:偏光素子,61:1/4波長板,62:位相差素子,63:偏光素子,64:デポラライザー

Claims (5)

  1. 試料を照明する照明光学系と、
    前記照明光学系の光路中に配置された照明側マスクと、
    前記照明光学系により照明された前記試料の透過像を形成する対物レンズを支持する支持手段と、
    前記対物レンズの像側に配置され、その対物レンズの瞳の像を形成するリレー光学系と、
    前記瞳の像の近傍に配置された像側マスクと、
    前記照明光学系の光軸と垂直な面内における前記照明側マスクの位置を調節する調節手段と、
    前記対物レンズの光軸と垂直な面内における前記像側マスクの位置と、前記対物レンズの光軸方向における前記像側マスクの位置とをそれぞれ調節する調節手段と
    を備えたことを特徴とする顕微鏡。
  2. 請求項1に記載の顕微鏡において、
    前記照明側マスク及び前記像側マスクは、
    位相差観察用のマスクである
    ことを特徴とする顕微鏡。
  3. 請求項2に記載の顕微鏡において、
    前記照明側マスク及び前記像側マスクは、
    コントラスト可変位相差観察用のマスクである
    ことを特徴とする顕微鏡。
  4. 請求項1に記載の顕微鏡において、
    前記照明側マスク及び前記像側マスクは、
    ヒルベルト微分コントラスト観察用のマスクである
    ことを特徴とする顕微鏡。
  5. 請求項1に記載の顕微鏡において、
    前記照明側マスク及び前記像側マスクは、
    ホフマンモジュレーションコントラスト観察用のマスクである
    ことを特徴とする顕微鏡。
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