JP2009113770A - 車両用表示方法及び車両用表示装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】運転者の視線方向に関係なく、注視対象への視線誘導を可能とする車両用表示方法及び車両用表示装置を提供することを課題とする。
【解決手段】運転者の視線を注視対象に誘導させるための誘導表示を行う車両用表示装置1であって、補助誘導表示を行うための補助誘導表示手段20と、注視対象に誘導するための誘導表示を行うための誘導表示手段21,22と、運転者の視野を検出する視野検出手段11,30bと、誘導表示手段21,22の位置が視野検出手段11,30bで検出した視野の外か否かを判定する視野判定手段30bと、視野判定手段30bで視野外と判定した場合に運転者の視野内に位置する補助誘導表示手段20によって補助誘導表示させ、補助誘導表示手段20で補助誘導表示した後に誘導表示手段21,22によって誘導表示させる表示制御手段30c,30dとを備えることを特徴とする。
【選択図】図1
【解決手段】運転者の視線を注視対象に誘導させるための誘導表示を行う車両用表示装置1であって、補助誘導表示を行うための補助誘導表示手段20と、注視対象に誘導するための誘導表示を行うための誘導表示手段21,22と、運転者の視野を検出する視野検出手段11,30bと、誘導表示手段21,22の位置が視野検出手段11,30bで検出した視野の外か否かを判定する視野判定手段30bと、視野判定手段30bで視野外と判定した場合に運転者の視野内に位置する補助誘導表示手段20によって補助誘導表示させ、補助誘導表示手段20で補助誘導表示した後に誘導表示手段21,22によって誘導表示させる表示制御手段30c,30dとを備えることを特徴とする。
【選択図】図1
Description
本発明は、運転者の視線を注視対象に誘導させるための誘導表示を行う車両用表示方法及び車両用表示装置に関する。
車両の走行において注意しなければならない他車両や歩行者などに対して運転者が注視するために、運転者の視線を誘導する装置が開発されている。例えば、特許文献1に記載の装置では、車両の運転者の注意力を喚起しなければならないオブジェクトを検出し、そのオブジェクトが存在している個所を画像又はシンボルによって指示する。また、図3には、車両の後側方の障害物に注意喚起するために、障害物が写っているドアミラーに運転者の視線を誘導する後側方注意喚起誘目装置の警告灯と運転者の周辺視野を示している。この装置では、後側方の検知エリア内に他車両などを検知した場合、その検知した側のドアミラーLMorRM近傍に配設される警告灯101or102を点灯する。この際、運転者が正面方向を向いて運転している場合、運転者の周辺視野V1内にその点灯した警告灯101or102が入っているので、運転者は、点灯している警告灯101or102に意識が向く。それによって、運転者は、その点灯している警告灯101or102側のドアミラーLMorRMに視線が誘導され、そのドアミラーLMorRMを介して接近する障害物に気付く。
特開2002−137653号公報
特開2005−59660号公報
特開2003−291688号公報
後側方注意喚起誘目装置では、例えば、後方の左側に他車両を検知した場合、左側のドアミラーLM近傍の警告灯101を点灯する。この際、図3に示すように、運転者が右方向に脇見している場合、運転者の周辺視野V2は通常より右回転方向に移動しているため、警告灯101が周辺視野V2内から完全に外れる。そのため、運転者は、警告灯101に意識が向かず、左側のドアミラーLMに視線が誘導されない。
そこで、本発明は、運転者の視線方向に関係なく、注視対象への視線誘導を可能とする車両用表示方法及び車両用表示装置を提供することを課題とする。
本発明に係る車両用表示方法は、運転者の視線を注視対象に誘導させるための誘導表示を行う車両用表示方法であって、運転者の視野を検出する視野検出ステップと、注視対象に誘導するための誘導表示の位置が視野検出ステップで検出した視野の外か否かを判定する視野判定ステップと、視野判定ステップで視野外と判定した場合に運転者の視野内の位置で補助誘導表示を行う補助誘導表示ステップと、補助誘導表示ステップで補助誘導表示した後に注視対象に誘導するための誘導表示を行う誘導表示ステップを含むことを特徴とする。
この車両用表示方法では、運転者の視野を検出し、注視対象に誘導するための誘導表示の位置(すなわち、誘導表示手段が配置される位置)がその運転者の視野の外か否かを判定する。誘導表示手段が運転者の視野外の場合、誘導表示手段が誘導表示しても、運転者はその誘導表示に意識が向かないので、運転者の視線を注視対象に誘導することができない。そこで、誘導表示手段が運転者の視野外と判定した場合、車両用表示方法では、運転者の視野内の位置で補助誘導表示を行い(すなわち、運転者の視野内に配置される補助誘導表示手段によって補助誘導表示を行い)、その補助誘導表示した後に誘導表示手段によって誘導表示を行う。これによって、運転者の脇見などによって誘導表示手段が運転者の視野外の場合でも、補助誘導表示手段による補助誘導表示の方向に意識させて運転者の視線方向を変え、運転者の視野内に誘導表示手段による誘導表示が入るようにする。このように、この車両用表示方法では、運転者の視線方向に関係なく、運転者の視線を注視対象へ誘導することができる。
本発明の上記車両用表示方法の補助誘導表示ステップでは、運転者の視線移動に要する時間に応じて設定される表示時間の間だけ補助誘導表示を行うと好適である。
この車両用表示方法では、補助誘導表示を行う場合には運転者の視線方向を変える(つまり、現在向いている視線方向から補助誘導表示の方向に視線方向を変える)のに要する時間に応じた極短時間だけ行う。これによって、運転者が補助誘導表示手段の方向を向く直前程度で補助誘導表示がなくなるので、運転者が補助誘導表示手段を直視することを防止でき、その後に表示する誘導表示手段の方向に意識が向くようにする。
本発明に係る車両用表示装置は、運転者の視線を注視対象に誘導させるための誘導表示を行う車両用表示装置であって、補助誘導表示を行うための補助誘導表示手段と、注視対象に誘導するための誘導表示を行うための誘導表示手段と、運転者の視野を検出する視野検出手段と、誘導表示手段の位置が視野検出手段で検出した視野の外か否かを判定する視野判定手段と、視野判定手段で視野外と判定した場合に運転者の視野内に位置する補助誘導表示手段によって補助誘導表示させ、補助誘導表示手段で補助誘導表示した後に誘導表示手段によって誘導表示させる表示制御手段とを備えることを特徴とする。
本発明の上記車両用表示装置の表示制御手段では、運転者の視線移動に要する時間に応じて設定される表示時間の間だけ補助誘導表示手段によって補助誘導表示させると好適である。
この各車両用表示装置は、上記した各車両用表示方法と同様の作用効果を有する。
本発明は、注視対象に誘導するための誘導表示前に補助誘導表示を行うことにより、運転者の視線方向に関係なく、運転者の視線を注視対象へ誘導することができる。
以下、図面を参照して、本発明に係る車両用表示方法及び車両用表示装置の実施の形態を説明する。
本実施の形態では、本発明を、車両に搭載される後側方注意喚起誘目装置に適用する。本実施の形態に係る後側方注意喚起誘目装置は、車両の側方の後側に障害物が存在する場合、その障害物に対する運転者の注意力を喚起するために(運転者がドアミラーを介して障害物を視認するように)、その障害物が存在する側のドアミラーに運転者の視線を誘導する。
図1を参照して、後側方注意喚起誘目装置1について説明する。図1は、本実施の形態に係る後側方注意喚起誘目装置の構成図である。
後側方注意喚起誘目装置1は、後側方に存在する障害物(自動車、自動二輪車、自転車など)を検知し、障害物が存在する場合にはその障害物が存在する側のドアミラー近傍で誘導表示する。特に、後側方注意喚起誘目装置1では、運転者が脇見などして誘導表示が周辺視野外の場合でも誘導表示が周辺視野内に入るように、運転者の前側の車両中央で補助誘導表示する。そのために、後側方注意喚起誘目装置1は、後側方障害物検知センサ10、顔向きカメラ11、第1警告灯20、第2警告灯21,22及びECU[Electronic Control Unit]30を備えており、ECU30に後側方障害物検知部30a、視線検知部30b、第1警告灯制御部30c、第2警告灯制御部30dが構成される。ちなみに、周辺視野は、有効視野の外側まで広がる視野であり、見えている物体を識別できない範囲まで含む。有効視野は、見えている物体を識別できる範囲まで含む。
なお、本実施の形態では、第1警告灯20が特許請求の範囲に記載する補助誘導表示手段に相当し、第2警告灯21,22が特許請求の範囲に記載する誘導表示手段に相当し、顔向きカメラ11及び視線検知部30bが特許請求の範囲に記載する視野検出手段に相当し、視線検知部30bが特許請求の範囲に記載する視野判定手段に相当し、第1警告灯制御部30c及び第2警告灯制御部30dが特許請求の範囲に記載する表示制御手段に相当する。
後側方障害物検知センサ10は、車両の側方の後方側に存在する障害物を検知するためのセンサであり、カメラやミリ波レーダなどのレーダである。後側方障害物検知センサ10は、車両の所定の箇所(左右のドアミラー近傍部(ドアミラー自体に組み込まれてもよい)、リアバンパの各側端部など)に設けられ、車両の後側方を検知できる向きで配置される。後側方障害物検知センサ10では、車両の後側方を検知し、その検知情報を後側方検知信号としてECU30に送信する。ちなみに、この後側方に存在する障害物は、運転者がドアミラーLM,RMを介して注視対象となる障害物である。
顔向きカメラ11は、運転者の顔周辺の状態を検知するためのカメラである。顔向きカメラ11は、運転者の前方(ステアリングのコラム部分など)に設けられ、運転者の顔周辺を撮像できる向きで配置される。顔向きカメラ11では、運転者の顔周辺を撮像し、その撮像画像を顔周辺画像信号としてECU30に送信する。
第1警告灯20は、運転者に正面方向を意識させるための(ひいては、第2警告灯21,22を周辺視野内に入れるための)LED[Light Emitting Diode]である。第1警告灯20は、運転者より前側(ダッシュボードなど)に設けられ、車両の中央かつ第2警告灯21,22と同程度の高さ位置に配置される。車両の中央位置に配置することにより、運転者が左右いずれの側を脇見している場合でも、運転者の周辺視野内には第1警告灯20が入る。また、第2警告灯21,22と同程度の高さ位置に配置することにより、第1警告灯20を点灯した後に第2警告灯21,22を点灯したときに、運転者の視線方向を上下移動することなく、水平方向にスムーズに移動できる。第1警告灯20では、ECU30から第1警告灯制御信号としてオン信号を受信すると、点灯する。また、第1警告灯20では、ECU30から第1警告灯制御信号としてオフ信号を受信すると、消灯する。
第2警告灯21,22は、運転者の視線をドアミラーLM,RMに誘導するためのLEDである。第2警告灯21は、左側のドアミラーLM近傍(ドアミラーLM自体に組み込まれてもよい)に設けられる。第2警告灯22は、右側のドアミラーRM近傍(ドアミラーRM自体に組み込まれてもよい)に設けられる。第2警告灯21,22では、ECU30から第2警告灯制御信号としてオン信号を受信すると、点灯(又は点滅)する。また、第2警告灯21,22では、ECU30から第2警告灯制御信号としてオフ信号を受信すると、消灯する。なお、第2警告灯21,22は、基本的には、同時に点灯することはなく、どちらか一方だけが点灯する。
ECU30は、CPU[Central ProcessingUnit]、ROM[Read Only Memory]、RAM[Random Access Memory]などからなる電子制御ユニットであり、後側方注意喚起誘目装置1を統括制御する。ECU30では、ROMに格納されるアプリケーションプログラムをRAMにロードしてCPUで実行することによって、後側方障害物検知部30a、視線検知部30b、第1警告灯制御部30c、第2警告灯制御部30dが構成される。ECU30では、一定時間毎に、後側方障害物検知センサ10や顔向きカメラ11からの各信号を受信する。そして、ECU30では、各信号に基づいて各部30a〜30dでの処理を行い、必要に応じて第1警告灯20、第2警告灯21,22に各制御信号を送信する。
後側方障害物検知部30aでは、後側方障害物検知センサ10での検知情報(撮像画像又はレーダ情報)に基づいて、障害物を検知し、障害物を検知できた場合には自車両に対する障害物の相対位置、相対速度などを演算する。この検知方法は、従来の方法を適用する。障害物を検知できた場合、後側方障害物検知部30aでは、検知エリア内に障害物が存在するか否かを判定する。検知エリアは、自車両の走行において障害物に対する注意が必要なエリアであり、このエリア内に存在する障害物に対しては運転者に注意喚起する。なお、左右両側の検知エリア内にそれぞれ障害物が存在する場合、障害物との相対位置や相対速度などを考慮して、より注意を要する側の障害物を選択する。
視線検知部30bでは、顔向きカメラ11の撮像画像から運転者の顔を認識し、その認識した顔領域の画像を抽出する。そして、視線検知部30bでは、顔画像から目を認識し、その認識した目領域の画像を抽出する。さらに、視線検知部30bでは、顔画像や目画像から顔向きや視線方向を演算する。
視線検知部30bでは、後側方障害物検知部30aで障害物が検知エリア内に存在すると判定している場合、顔向きや視線方向から運転者の周辺視野を演算する。そして、視線検知部30bでは、その演算した周辺視野内に障害物が存在する側の第2警告灯21or22が含まれるか否かを判定する。なお、顔向きと視線方向のいずれか一方だけを求め、顔向きと視線方向のいずれか一方から周辺視野を求めるようにしてもよい。
図1に示すように、運転者が通常運転時の正面方向を向いている場合、運転者の周辺視野V1内には第2警告灯21,22が含まれる。しかし、運転者が脇見をしている場合、運転者の周辺視野内に第2警告灯21,22が含まれない可能性がある。図1の例の場合、運転者が右方向に脇見しているので、運転者の周辺視野V2内には右側の第2警告灯22は含まれるが、左側の第2警告灯21は含まれない。
第1警告灯制御部30cでは、視線検知部30bで障害物が存在する側の第2警告灯21or22が周辺視野外と判定した場合、第1警告灯制御信号にオン信号を設定し、その第1警告灯制御信号を第1警告灯20に送信する。オン信号の第1警告灯制御信号を送信後、第1警告灯制御部30cでは、第1警告灯点灯時間を経過したか否かを判定し、経過したと判定したときに第1警告灯制御信号にオフ信号を設定し、その第1警告灯制御信号を第1警告灯20に送信する。なお、このオン信号、オフ信号は、オン信号についてはLEDを点灯させるための電流の供給とし、オフ信号についてはその電流の供給停止としてもよい。
第1警告灯点灯時間は、運転者の視線が側方への脇見状態(第2警告灯21or22が周辺視野外の状態)から第1警告灯20の正面方向に移動するまでに要する極短時間である。このように、極短時間だけ第1警告灯20を点灯することにより、第1警告灯20の方向を向く直前で第1警告灯20を消灯することができる。つまり、第1警告灯20の点灯は、運転者に正面方向を意識させるだけである。第1警告灯点灯時間は、固定値であり、人間工学を考慮して予め設定される。
第2警告灯制御部30dでは、後側方障害物検知部30aで障害物が検知エリア内に存在すると判定した場合、視線検知部30bで障害物が存在する側の第2警告灯21or22が運転者の周辺視野内と判定すると、第2警告灯制御信号にオン信号を設定し、その第2警告灯制御信号を障害物が存在する側の第2警告灯21or22に送信する。
また、第2警告灯制御部30dでは、後側方障害物検知部30aで障害物が検知エリア内に存在すると判定した場合、視線検知部30bで障害物が存在する側の第2警告灯21or22が運転者の周辺視野外と判定すると、第1警告灯制御部30cでの処理を監視し、第1警告灯制御部30cでオフ信号の第1警告灯制御信号を送信した直後又は同時に第2警告灯制御信号にオン信号を設定し、その第2警告灯制御信号を障害物が存在する側の第2警告灯21or22に送信する。
オン信号の第2警告灯制御信号を送信後、第2警告灯制御部30dでは、後側方障害物検知部30aでの処理を監視し、後側方障害物検知部30aで障害物が検知エリア外に存在すると判定すると、待機時間を経過したか否かを判定し、経過したと判定したときに第2警告灯制御信号にオフ信号を設定し、その第2警告灯制御信号を障害物が存在した側の第2警告灯21or22に送信する。待機時間は、運転者が注意を要する障害物が存在しなくなったことを十分に確認できる一定時間であり、実験などによって予め設定される。なお、このオン信号、オフ信号は、オン信号についてはLEDを点灯(又は点滅)させるための電流の供給(又は電流の供給と供給停止の繰り返し)とし、オフ信号についてはその電流の供給停止としてもよい。
図1を参照して、後側方注意喚起誘目装置1における動作について説明する。特に、ECU30における処理については図2のフローチャートに沿って説明する。図2は、図1のECUにおける処理の流れを示すフローチャートである。
後側方障害物検知センサ10では、一定時間毎に、車両の後側方を検知し、後側方検知信号をECU30に送信している。また、顔向きカメラ11では、一定時間毎に、運転者の顔周辺を撮像し、顔周辺画像信号をECU30に送信している。ECU30では、一定時間毎に、後側方検知信号と顔周辺画像信号を受信する。
一定時間毎に、ECU30では、後側方検知信号の検知情報に基づいて、障害物を検知する(S1)。そして、ECU30では、障害物が検知エリア内に存在するか否かを判定する(S2)。S2にて障害物が検知エリア内に存在しないと判定した場合、ECU30では、S1の処理に戻って、障害物検知を継続する。
S2にて障害物が検知エリア内に存在すると判定した場合、ECU30では、顔周辺画像信号の撮像画像に基づいて運転者の顔向きや視線方向を検知する(S3)。そして、ECU30では、障害物が存在する側の第2警告灯21or22の位置が、その顔向きや視線方向に応じた運転者の周辺視野の外か否かを判定する(S4)。
S4にて周辺視野外と判定した場合(運転者が障害物が存在する反対側を脇見している場合)、ECU30では、オン信号の第1警告灯制御信号を第1警告灯20に送信する(S5)。この第1警告灯制御信号を受信すると、第1警告灯20では、点灯する。この点灯した第1警告灯20は脇見をしている運転者の周辺視野内に入っているので、運転者は、第1警告灯20の点灯に気付き、視線をその方向(正面方向)に向けるようになる。
オン信号の第1警告灯制御信号を送信後、ECU30では、第1警告灯点灯時間を経過したか否かを判定する(S6)。S6にて第1警告灯点灯時間を経過していないと判定した場合、ECU30では、S5に戻って、点灯制御を継続する。したがって、第1警告灯20は、点灯を続ける。
一方、S6にて第1警告灯点灯時間を経過したと判定した場合、ECU6では、オフ信号の第1警告灯制御信号を第1警告灯20に送信する(S7)。この第1警告灯制御信号を受信すると、第1警告灯20では、消灯する。さらに、ECU6では、オン信号の第2警告灯制御信号を障害物が存在する側の第2警告灯21or22に送信する(S8)。この第2警告灯制御信号を受信すると、障害物が存在する側の第2警告灯21or22では、点灯(又は点滅)する。このとき、運転者は、視線が正面方向に移動し、障害物が存在する側の第2警告灯21or22も周辺視野内に入る。この際、極短時間で第1警告灯20が消灯するので、運転者は、第1警告灯20を直視するまでには至っておらず、障害物が存在する側で点灯した第2警告灯21or22に意識が向く。そして、運転者は、その点灯したドアミラーLMorRMに視線が誘導され、そのドアミラーLMorRMを介して障害物の存在に気付く。
一方、S4にて周辺視野内と判定した場合(運転者が正面方向を向いている場合あるいは運転者が障害物が存在する側を脇見している場合)、ECU30では、オン信号の第2警告灯制御信号を障害物が存在する側の第2警告灯21or22に送信する(S8)。この第2警告灯制御信号を受信すると、障害物が存在する側の第2警告灯21or22では、点灯(又は点滅)する。この点灯した第2警告灯21or22は運転者の周辺視野内に入っているので、運転者は、障害物が存在する側で点灯した第2警告灯21or22に意識が向き、上記と同様に、その障害物が存在する側のドアミラーLMorRMを介して障害物の存在に気付く。
オン信号の第2警告灯制御信号を送信後、ECU30では、障害物が検知エリアから外れ、さらに、外れてから待機時間を経過したか否かを判定する(S9)。S9にて検知エリアから外れていないあるいは待機時間を経過していないと判定した場合、ECU30では、S8に戻って、点灯制御を継続する。したがって、第2警告灯21or22は、点灯を続ける。一方、S9にて検知エリアから外れてから待機時間を経過したと判定した場合、ECU30では、オフ信号の第2警告灯制御信号を障害物が存在する側の第2警告灯21or22に送信する(S10)。この第2警告灯制御信号を受信すると、障害物が存在する側の第2警告灯21or22では、消灯する。
この後側方注意喚起誘目装置1によれば、運転者が脇見などによって障害物が存在する側の第2警告灯21or22が周辺視野外の場合でも、第1警告灯20を点灯することにより、運転者に正面方向を意識させることができ、障害物が存在する側の第2警告灯21or22を周辺視野内に入れることができる。その結果、運転者が、脇見などをしている場合でも、後側方の障害物の接近に気付くことができる。
後側方注意喚起誘目装置1では、第1警告灯20を極短時間だけ点灯しかつその直後に第2警告灯21or22を点灯することにより、運転者が第1警告灯20の方向を向く直前で第1警告灯20を消灯することができ、第1警告灯20への直視を防止することができるとともに、直ちに第2警告灯21or22に意識を向けさせることができる。
以上、本発明に係る実施の形態について説明したが、本発明は上記実施の形態に限定されることなく様々な形態で実施される。
例えば、本実施の形態では後側方注意喚起誘目装置に適用したが、車両周辺の他の方向での障害物に対して注意喚起するための誘目装置に適用してもよいし、後突軽減用として後突予測時にルームミラーに設置されたLEDを点灯する装置などにも適用可能である。
また、本実施の形態では第1警告灯を第1警告灯点灯時間だけ点灯する構成としたが、第1警告灯を点灯後に障害物が存在する側の第2警告灯が運転者の周辺視野内に入ったか否かを判定し、周辺視野内に入ったときに第1警告灯を消灯するとともに第2警告灯を点灯するようにしてもよい。
また、本実施の形態では第1警告灯点灯時間を固定値としたが、運転者個々、性別、年齢などに応じた可変値としてもよい。
また、本実施の形態では第1警告灯を車両中央に1個だけに設ける構成としたが、複数個設ける構成としてもよい。例えば、ダッシュボードの中央部に1個とその左右に各1個設け、運転者の正面方向に対する脇見角度に応じて点灯する第1警告灯の位置を変えるようにするとよい。
また、本実施の形態では誘導表示手段、補助誘導表示手段としてLEDを適用したが、他の表示手段でもよい。
1…後側方注意喚起誘目装置、10…後側方障害物検知センサ、11…顔向きカメラ、20…第1警告灯、21,22…第2警告灯、30…ECU、30a…後側方障害物検知部、30b…視線検知部、30c…第1警告灯制御部、30d…第2警告灯制御部
Claims (4)
- 運転者の視線を注視対象に誘導させるための誘導表示を行う車両用表示方法であって、
運転者の視野を検出する視野検出ステップと、
注視対象に誘導するための誘導表示の位置が前記視野検出ステップで検出した視野の外か否かを判定する視野判定ステップと、
前記視野判定ステップで視野外と判定した場合に運転者の視野内の位置で補助誘導表示を行う補助誘導表示ステップと、
前記補助誘導表示ステップで補助誘導表示した後に注視対象に誘導するための誘導表示を行う誘導表示ステップと
を含むことを特徴とする車両用表示方法。 - 前記補助誘導表示ステップでは、運転者の視線移動に要する時間に応じて設定される表示時間の間だけ補助誘導表示を行うことを特徴とする請求項1に記載する車両用表示方法。
- 運転者の視線を注視対象に誘導させるための誘導表示を行う車両用表示装置であって、
補助誘導表示を行うための補助誘導表示手段と、
注視対象に誘導するための誘導表示を行うための誘導表示手段と、
運転者の視野を検出する視野検出手段と、
前記誘導表示手段の位置が前記視野検出手段で検出した視野の外か否かを判定する視野判定手段と、
前記視野判定手段で視野外と判定した場合に運転者の視野内に位置する前記補助誘導表示手段によって補助誘導表示させ、前記補助誘導表示手段で補助誘導表示した後に前記誘導表示手段によって誘導表示させる表示制御手段と
を備えることを特徴とする車両用表示装置。 - 前記表示制御手段では、運転者の視線移動に要する時間に応じて設定される表示時間の間だけ前記補助誘導表示手段によって補助誘導表示させることを特徴とする請求項3に記載する車両用表示装置。
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