JP2009113737A - 車両用ワイパ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ワイパブレードに生じるジャダーを低減して、車両用ワイパ装置の払拭性を向上させることである。
【解決手段】車両に設け有られる駆動軸には駆動ヘッド15が取り付けられ、駆動ヘッド15にはワイパアーム17が回動自在に装着され、ワイパアーム17の先端部17bにはワイパブレード18が装着されている。ワイパアーム17は天壁27と一対の側壁28とを備え、その内部にはスプリングが設けられている。ワイパブレード18はウインドガラスに接するブレードラバー26とブレードラバー26を保持するラバーホルダ21とを備えており、ラバーホルダ21にはスタビライザ41が装着されている。スタビライザ41は一対の支持片44を備えており、これらの支持片44はワイパアーム17の内部に挿入され、払拭方向に弾性変形した状態で各側壁28に接するようになっている。
【選択図】図2

Description

本発明は自動車等の車両に設けられて当該車両のウインドガラスを払拭する車両用ワイパ装置に関する。
従来から、自動車等の車両には、フロントウインドガラスやリヤウインドガラスに付着した雨滴等の付着物を払拭するためにワイパ装置が設けられている。ワイパ装置は車体に設けられる駆動軸に回動自在に取り付けられるワイパアームとワイパアームの先端部に装着されるワイパブレードとを有しており、車体の内部に配置されたワイパモータにより駆動軸が駆動されると、ワイパブレードがウインドガラス上を揺動して付着物を払拭するようになっている。
このようなワイパ装置では、ワイパブレードの払拭性を高めるために、ワイパアームにスプリングを内装し、このスプリングのばね力によりワイパアームをウインドガラスに向けて付勢してワイパブレードを所定の押し付け力でウインドガラスに接触させるようにしている。しかしながら、例えば高速走行時における払拭性を高めるために、スプリングによる付勢力つまりワイパブレードの押し付け力を高めるようにすると、通常走行時には、ワイパブレードにジャダー(震え)が発生して払拭性が低下する場合がある。
そこで、例えば特許文献1に示されるワイパ装置では、ワイパブレードの端部キャップにガイドリブ(スタビライザ)を一体に設け、このガイドリブを天壁と一対の側壁とを備えたワイパアームの内部に配置することにより、ワイパブレードをガイドリブを介してワイパアームに支持させて、ワイパブレードに生じるジャダーを低減させるようにしている。
特表2005−523202号公報
しかしながら、特許文献1に示されるワイパ装置では、ワイパブレードに装着されるガイドリブはワイパアームの断面形状に合わせた形状に形成され、そのガイド面はワイパアームの両側壁に沿って案内されるようになっているので、ガイドリブにはワイパアームの各側壁から支持力(予圧)が加えられておらず、ワイパブレードのジャダーを十分に低減することができなかった。
本発明の目的は、ワイパブレードに生じるジャダーを低減して、車両用ワイパ装置の払拭性を向上させることにある。
本発明の車両用ワイパ装置は、車両のウインドガラスを払拭する車両用ワイパ装置であって、車体側の駆動軸に取り付けられる駆動ヘッドと、天壁と一対の側壁とを備え、基端部において前記駆動ヘッドに回動自在に装着されるワイパアームと、ラバーホルダと該ラバーホルダに保持されるブレードラバーとを備え、前記ワイパアームの先端部に装着されるワイパブレードと、前記ワイパアームの内部に設けられ、該ワイパアームを前記ウインドガラスに向けて付勢するスプリングと、前記ラバーホルダに装着される本体部と該本体部から突出して前記ワイパアームの内部に配置され一対の前記側壁の内面に弾性変形した状態で接する支持部とを備えたスタビライザとを有することを特徴とする。
本発明の車両用ワイパ装置は、前記ラバーホルダには前記ブレードラバーを保持する保持爪が設けられ、前記本体部の両側部にはそれぞれ前記保持爪の長手方向の両側において前記ラバーホルダに係合する一対の取り付け足が設けられることを特徴とする。
本発明の車両用ワイパ装置は、前記ラバーホルダの一端に挿入孔が設けられ、前記本体部の両側部には前記挿入孔に挿入され係合する係合爪が設けられることを特徴とする。
本発明の車両用ワイパ装置は、前記支持部は該支持部の前記本体部側の長手方向寸法よりも該支持部の先端側の長手方向寸法が短く形成されることを特徴とする。
本発明の車両用ワイパ装置は、前記スタビライザは弾性体により形成されることを特徴とする。
本発明の車両用ワイパ装置は、前記支持部と前記本体部はそれぞれ異なる部材から成ることを特徴とする。
本発明によれば、ワイパブレードに装着されるスタビライザをワイパアームの各側壁に弾性変形した状態で接触させるようにしたので、ワイパブレードをワイパアームにより予圧を加えた状態で支持及び保持することができる。これにより、ワイパブレードをワイパアームに確実に支持及び保持させて、ワイパブレードに生じるジャダーを低減させることができる。また、スタビライザの支持部は天壁と一対の側壁とを備えたワイパアームの内部において当該ワイパアームに支持及び保持されるので、スタビライザの汎用性を高めることができ、また、車両の美観を損なうことがない。
また、本発明によれば、スタビライザに設けられる一対の取り付け足をラバーホルダに設けられる保持爪を長手方向に挟んで当該ラバーホルダに係合させるようにしたので、保持爪によりスタビライザの長手方向への移動を規制して、当該スタビライザの位置ずれを防止することができる。
さらに、本発明によれば、当該ラバーホルダの一端には挿入孔を設け、スタビライザの本体部の両側部には挿入孔に挿入され係合する係合爪を設けて、挿入孔と係合爪を係合させることで支持及び保持することができる。
さらに、本発明によれば、支持部の本体部側の長手方向寸法よりも支持部の先端側の長手方向寸法を短く形成するようにしたので、例えばワイパアームをウインドガラスに向けて付勢するためのスプリングが配置されること等により、ワイパアームの内部スペースが制限される場合であっても、支持部を当該ワイパアームの内部に確実に収容させることができる。
さらに、本発明によれば、スタビライザを弾性体により形成するようにしたので、スタビライザをワイパアームの側壁の間で容易に弾性変形させることができる。また、装着部や取り付け足を撓ませることができるので、スタビライザのワイパブレードへの装着を容易にすることができる。
さらに、本発明によれば、支持部と本体部をそれぞれ異なる部材により形成させることで、あらゆる条件に適合する部材から成るスタビライザを製作できるようになり、バリエーションを増やすことができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1は本発明の一実施の形態である車両用ワイパ装置が車体に取り付けられた状態を示す斜視図であり、図2は図1に示すワイパアームとワイパブレードとを示す分解斜視図である。
この車両用ワイパ装置11(以下、ワイパ装置11とする)は、車両12に設けられるウインドガラス13に付着した雨滴等の付着物を払拭するために車体14に設けられている。
ワイパ装置11は駆動ヘッド15を有しており、この駆動ヘッド15は車体14に設けられる駆動軸16に回動自在に取り付けられている。駆動ヘッド15にはワイパアーム17がその基端部17aにおいて上下方向つまりウインドガラス13に接近離反する方向に揺動自在に装着され、このワイパアーム17の先端部17bにはワイパブレード18が装着されている。
このワイパブレード18はトーナメント式のラバーホルダ21を有しており、このラバーホルダ21はプライマリレバー22とそれぞれプライマリレバー22の長手方向の両端にピン結合される一対のセカンダリレバー23とを備えている。プライマリレバー22には連結ピン24が取り付けられ、ワイパアーム17の先端部17bに設けられる連結溝17cが連結ピン24に回動自在に係合することにより、プライマリレバー22つまりラバーホルダ21はワイパアーム17の先端部17bに連結ピン24回りに回動自在に連結されるようになっている。セカンダリレバー23の長手方向の両端部にはそれぞれ保持爪25が設けられ、これらの保持爪25によりウインドガラス13に接するブレードラバー26がセカンダリレバー23つまりラバーホルダ21に保持されるようになっている。
車体14の内部には図示しないワイパモータが設けられ、駆動軸16はこのワイパモータにより駆動されて所定の範囲で揺動するようになっている。これにより、ワイパモータが作動すると、ワイパアーム17とともにワイパブレード18がウインドガラス13上を揺動運動して、ウインドガラス13が払拭される。また、トーナメント式以外のラバーホルダにも対応できる。
図3はワイパアームの底面図であり、図4はワイパアームの断面形状を示す斜視図である。
ワイパアーム17は樹脂材料の射出成形により形成されており、天壁27とこれに垂直な一対の側壁28とを備え、断面形状はコの字形となっている。つまり、ワイパアーム17の内部は空洞となっており、当該空洞つまりワイパアーム17のウインドガラス13に対向する裏面は開口している。なお、符号29はワイパアーム17を補強するためのリブである。ワイパアーム17は樹脂以外の材料(例えば、鉄など)でも対応可能である。
ワイパアーム17の内部にはスプリング31が設けられ、このスプリング31の一端は駆動ヘッド15に設けられる係止ブロック32に係合し、他端はワイパアーム17の内部に設けられる係止ブロック33に係合している。これにより、ワイパアーム17はスプリング31のばね力によりウインドガラス13に向けて付勢され、ワイパブレード18はワイパアーム17から所定の押し付け力を加えられてウインドガラス13に弾発的に接触するようになっている。
図2に示すように、ワイパブレード18には、払拭時にワイパブレード18に生じるジャダーつまり払拭方向への震え(振動)を防止するために、スタビライザ41が装着されている。
図5はスタビライザの詳細を示す斜視図であり、図6はスタビライザのワイパブレードへの装着状態を示す側面図であり、図7(a)、(b)はそれぞれスタビライザのワイパアームの内部への挿入前後の状態を示す断面図である。
このスタビライザ41は、例えばゴム、エラストマ、樹脂などの所定の弾性を有する弾性体により形成されており、ラバーホルダ21つまりプライマリレバー22に対して駆動ヘッド15の側つまりワイパアーム17と重複する側にあるセカンダリレバー23に装着される本体部42を備えている。本体部42はセカンダリレバー23の外形形状に合わせて僅かに湾曲する板状に形成され、このセカンダリレバー23のプライマリレバー22と重複しない先端側の上にワイパアーム17と対向するように配置されている。本体部42の払拭方向側に向く両側部にはそれぞれ一対の取り付け足43が設けられ、これらの取り付け足43の先端に設けられる爪部43aがセカンダリレバー23の裏面側に係合することにより、本体部42はセカンダリレバー23に固定されるようになっている。また、ラバーホルダ21はフラット形状のホルダでも固定可能とする。
ここで、前述のように、セカンダリレバー23の長手方向の両端部にはそれぞれブレードラバー26を保持するための保持爪25が設けられているが、これらの保持爪25は、図6に示すように、セカンダリレバー23の先端から所定距離だけ長手方向にずれて設けられている。そして、スタビライザ41つまり本体部42は、その一方の側部に設けられる一対の取り付け足43がそれぞれ保持爪25の長手方向の一方側と他方側に配置され、その他方の側部に設けられる一対の取り付け足43がそれぞれ保持爪25の長手方向の一方側と他方側に配置されるようにセカンダリレバー23に装着されている。つまり、本体部42の両側部に設けられる一対の取り付け足43は、それぞれ保持爪25の長手方向において当該保持爪25を挟んだ状態でセカンダリレバー23に係合している。これにより、本体部42つまりスタビライザ41は、各取り付け足43が保持爪25に当接することによりその長手方向への移動が規制され、その軸方向への位置ずれが防止されるようになっている。
このように、このワイパ装置11では、スタビライザ41に設けられる一対の取り付け足43を保持爪25を長手方向に挟んでラバーホルダ21に係合させるようにしたので、保持爪25によりスタビライザ41の長手方向への移動を規制して、当該スタビライザ41の位置ずれを防止することができる。
また、このワイパ装置11では、スタビライザ41を弾性体により形成するようにしたので、本体部42や取り付け足43を弾性変形させることができる。したがって、スタビライザ41をラバーホルダ21に取り付ける作業を容易にすることができる。
図5に示すように、本体部42には支持部としての一対の支持片44が一体に設けられている。これらの支持片44は互いに対称な形状に形成されるとともに払拭方向に並べて配置されており、それぞれ本体部42からワイパアーム17の側に突出して、図1に示すように、ワイパアーム17にワイパブレード18が装着されるとワイパアーム17の内部(各側壁28の内側)に配置されるようになっている。それぞれの支持片44は、その本体部42の側となる基端部側の長手方向寸法よりも先端側の長手方向寸法の方が短い略三角形状の板状に形成されるとともに、それぞれ基端と先端との間において払拭方向外側を凸として「くの字」に曲げられており、自然状態(ワイパアーム17の内部に配置されていない状態)では、図7(a)に示すように、各支持片44の払拭方向の幅寸法W1は当該曲げ部分において最大となっている。なお、長手方向寸法とは、ワイパブレード18の長手方向に沿う方向の寸法のことである。
図7(a)に示すように、各支持片44の払拭方向の幅寸法W1は、ワイパアーム17の支持片44を収容する部分における各側壁28の内面の間隔W2よりも大きく設定されている。各支持片44がワイパアーム17の内部に挿入されると、図7(b)に示すように、各支持片44はその幅寸法W1を低減させる方向に弾性変形し、当該曲げ部分において各側壁28に接するようになっている。つまり、ワイパブレード18がワイパアーム17に装着されると、スタビライザ41の一方の支持片44はワイパアーム17の一方の側壁28の内面に弾性変形した状態で接触し、スタビライザ41の他方の支持片44はワイパアーム17の他方の側壁28の内面に弾性変形した状態で接触するようになっている。これにより、ワイパブレード18に装着されたスタビライザ41はワイパアーム17に弾性変形した状態つまり予圧を加えられた状態で支持されることになり、ワイパブレード18はスタビライザ41を介してワイパアーム17に確実に支持されることになる。したがって、ワイパ装置11が払拭動作を開始して、ワイパブレード18にジャダーが生じても、ワイパブレード18はその一端側においてスタビライザ41を介してワイパアーム17に弾性的に支持され、当該ジャダーが低減されることになる。なお、各支持片44のその先端における払拭方向に向く幅寸法は各側壁28の間隔W2よりも狭くされ、各支持片44のワイパアーム17の内部への挿入が容易に行い得るようにされている。
このように、このワイパ装置11では、ワイパブレード18に装着されるスタビライザ41をワイパアーム17の内部において各側壁28に弾性変形した状態で接触させるようにしたので、ワイパブレード18をスタビライザ41を介してワイパアーム17に支持させて、当該ワイパブレード18に生じるジャダーつまり払拭方向への震えを低減させることができる。
また、このワイパ装置11では、スタビライザ41の各支持片44を各側壁28に弾性変形した状態で接触させるようにしたので、ワイパブレード18にジャダーが生じても、当該ジャダーにより各支持片44がワイパアーム17の内面から離れることを防止して、ワイパブレード18をワイパアーム17に確実に支持させることができる。これにより、スタビライザ41によるジャダーの抑制効果を高めることができる。また、スタビライザ41はラバーホルダ21の駆動軸16に近い側の先端付近に装着され、ワイパブレード18の末端側の挙動を押さえるようになっているので、ワイパブレード18に生じるジャダーを効果的に低減させることができる。
さらに、このワイパ装置11では、スタビライザ41の各支持片44をコの字の内部においてワイパアーム17に支持させるようにしたので、このスタビライザ41の汎用性を高めることができる。また、ワイパブレード18がウインドガラス13にセットされた状態では、スタビライザ41はワイパアーム17に隠れて外部から視認しづらくなるで、スタビライザ41を設けるようにしても、ワイパ装置11の美観を損なうことがない。
さらに、このワイパ装置11では、スタビライザ41はワイパブレード18に着脱自在に装着されるので、ワイパ装置11をスタビライザ41の有無の仕様違いに容易に対応させることができる。また、スタビライザ41の汎用性を高めることができる。
さらに、このワイパ装置11では、各支持片44は、くの字に曲がる板状に形成され、その先端における払拭方向に向く幅寸法を各側壁28の間隔W2よりも狭くするようにしたので、ロックバック状態からでもスタビライザ41を容易にワイパアーム17の内部に挿入することができる。また、各支持片44を互いに一定間隔で設置することで、ワイパアーム17の内部スペースが制限される場合であっても、支持片44をワイパアーム17の内部に確実に収容させることができる。
さらに、このワイパ装置11では、図6に示すように、各支持片44の先端はセカンダリレバー23の先端側から離れる方向にオフセットされ、支持片44はスプリング31を支持する係止ブロック33を避けてワイパアーム17の内部に配置されるようになっている。これにより、スプリング31が配置されることにより、ワイパアーム17の内部スペースが制限される場合であっても、支持片44をワイパアーム17の内部に確実に収容させることができる。
図8は図5に示すスタビライザの変形例を示す斜視図である。
図5に示すスタビライザ41では、このスタビライザ41をラバーホルダ21に装着するための取り付け足43として、その足の長さが相違する2種類が設けられている。これに対して、図8に示すスタビライザ41では、各付け足43の足の長さは略同一とされている。このように、スタビライザ41に設けられる取り付け足43の足の長さや形状は、これが取り付けられるセカンダリレバー23の形状等に合わせて任意に設定することができ、図8に示すように、全ての取り付け足43を略同一の長さに形成するのみならず、それぞれの取り付け足43を全て相違する長さに設定するなど、任意に設定することができる。
図9(a)、(b)はそれぞれ図5に示すスタビライザの変形例を示す図であり、図10は図9に示すスタビライザの詳細を示す斜視図である。また、図11(a)は図9(b)におけるA−A線に沿う断面図、図11(b)は図9(b)におけるB−B線に沿う断面図、図11(c)は図9(b)におけるC−C線に沿う断面図である。
図9〜図11に示す変形例では、セカンダリレバー23の一端であってブレードラバー26と対向する面には4つの挿入孔45が設けられ、スタビライザ41の取り付け足43の先端部にはそれぞれ係合爪としての爪部43bが設けられている。そして、爪部43bを挿通孔45に挿通し係合させることにより、スタビライザ41はラバーホルダ21の一端に装着されるようになっている。これにより、セカンダリレバー23に保持爪25がなくても、スタビライザ41の長手方向への移動を規制して位置ずれを防止するように、スタビライザ41をワイパブレード18に取り付けることができる。
なお、それぞれの爪部43bに対してそれぞれの挿入孔45を設けるだけでなく、全ての爪部43bが入る挿通孔を設けるようにしてもよい。
本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。例えば、前記実施の形態おいては、ワイパブレード18はトーナメント式のラバーホルダ21を備えたものとなっているが、これに限らず、いわゆるフラットブレードなど、他の形式のラバーホルダを備えたワイパブレードを用いるようにしてもよい。
また、前記実施の形態においては、支持部は一対の支持片44として形成されているが、これに限らず、弾性変形した状態でワイパアーム17の各側壁28の内面に接するものであれば、他の形状や構造としてもよい。
さらに、前記実施の形態においては、本体部42と支持片44とは一体に形成されているが、これに限らず、これらを別体で形成して組み立て式や取り付け式としてもよく、また、2色成形により別々の材質により一体に形成するようにしてもよい。例えば、本体部42を金属、支持片44を樹脂としたときには、金属製のラバーホルダに取り付けが可能となる。
さらに、本発明のワイパ装置11は、車両のフロントウインドガラス、リヤウインドガラスのいずれにも適用することができる。
本発明の一実施の形態である車両用ワイパ装置が車体に取り付けられた状態を示す斜視図である。 図1に示すワイパアームとワイパブレードとを示す分解斜視図である。 ワイパアームの底面図である。 ワイパアームの断面形状を示す斜視図である。 スタビライザの詳細を示す斜視図である。 スタビライザのワイパブレードへの装着状態を示す側面図である。 (a)、(b)はそれぞれスタビライザのワイパアームの内部への挿入前後の状態を示す断面図である。 図5に示すスタビライザの変形例を示す斜視図である。 (a)、(b)はそれぞれ図5に示すスタビライザの変形例を示す図である。 図9に示すスタビライザの詳細を示す斜視図である。 (a)は図9(b)におけるA−A線に沿う断面図、(b)は図9(b)におけるB−B線に沿う断面図、(c)は図9(b)におけるC−C線に沿う断面図である。
符号の説明
11 車両用ワイパ装置
12 車両
13 ウインドガラス
14 車体
15 駆動ヘッド
16 駆動軸
17 ワイパアーム
17a 基端部
17b 先端部
17c 連結溝
18 ワイパブレード
21 ラバーホルダ
22 プライマリレバー
23 セカンダリレバー
24 連結ピン
25 保持爪
26 ブレードラバー
27 天壁
28 側壁
29 リブ
31 スプリング
32,33 係止ブロック
41 スタビライザ
42 本体部
43 取り付け足
43a 爪部
43b 爪部(係合爪)
44 支持片(支持部)
45 挿入孔
W1 幅寸法
W2 間隔

Claims (6)

  1. 車両のウインドガラスを払拭する車両用ワイパ装置であって、
    車体側の駆動軸に取り付けられる駆動ヘッドと、
    天壁と一対の側壁とを備え、基端部において前記駆動ヘッドに回動自在に装着されるワイパアームと、
    ラバーホルダと該ラバーホルダに保持されるブレードラバーとを備え、前記ワイパアームの先端部に装着されるワイパブレードと、
    前記ワイパアームの内部に設けられ、該ワイパアームを前記ウインドガラスに向けて付勢するスプリングと、
    前記ラバーホルダに装着される本体部と該本体部から突出して前記ワイパアームの内部に配置され一対の前記側壁の内面に弾性変形した状態で接する支持部とを備えたスタビライザとを有することを特徴とする車両用ワイパ装置。
  2. 請求項1記載の車両用ワイパ装置において、前記ラバーホルダには前記ブレードラバーを保持する保持爪が設けられ、前記本体部の両側部にはそれぞれ前記保持爪の長手方向の両側において前記ラバーホルダに係合する一対の取り付け足が設けられることを特徴とする車両用ワイパ装置。
  3. 請求項1記載の車両用ワイパ装置において、前記ラバーホルダの一端に挿入孔が設けられ、前記本体部の両側部には前記挿入孔に挿入され係合する係合爪が設けられることを特徴とする車両用ワイパ装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の車両用ワイパ装置において、前記支持部は該支持部の前記本体部側の長手方向寸法よりも該支持部の先端側の長手方向寸法が短く形成されることを特徴とする車両用ワイパ装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の車両用ワイパ装置において、前記スタビライザは弾性体により形成されることを特徴とする車両用ワイパ装置。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項に記載の車両用ワイパ装置において、前記支持部と前記本体部はそれぞれ異なる部材から成ることを特徴とする車両用ワイパ装置。
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