JP2009113669A - 車載用ディスプレイ装置 - Google Patents

車載用ディスプレイ装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2009113669A
JP2009113669A JP2007289690A JP2007289690A JP2009113669A JP 2009113669 A JP2009113669 A JP 2009113669A JP 2007289690 A JP2007289690 A JP 2007289690A JP 2007289690 A JP2007289690 A JP 2007289690A JP 2009113669 A JP2009113669 A JP 2009113669A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cylindrical
harness
display
vehicle
rotating shaft
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2007289690A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5132263B2 (ja
Inventor
Masaji Tsukada
正司 塚田
Fumihiro Onoki
文寛 小野木
Kenichi Oji
健一 大路
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kojima Industries Corp
Original Assignee
Kojima Press Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kojima Press Industry Co Ltd filed Critical Kojima Press Industry Co Ltd
Priority to JP2007289690A priority Critical patent/JP5132263B2/ja
Publication of JP2009113669A publication Critical patent/JP2009113669A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5132263B2 publication Critical patent/JP5132263B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Fittings On The Vehicle Exterior For Carrying Loads, And Devices For Holding Or Mounting Articles (AREA)

Abstract

【課題】ディスプレイ本体の回動時に、その回転軸とハーネスとの接触による異音の発生やハーネスの断線等が有利に防止される車載用ディスプレイ装置を提供する。
【解決手段】ディスプレイ本体10を収容するディスプレイケース12に突出形成された円筒状回転軸27bの突出先端面よりも、それの突出方向前方側において、該円筒状回転軸27の少なくとも突出先端面の全面を覆って位置せしめられて、ディスプレイ本体10から延びるハーネス30の該円筒状回転軸27の先端側角部への接触を阻止するカバー部56を、車両に取り付けられる取付部材14に対して一体的に設けて構成した。
【選択図】図3

Description

本発明は、車載用ディスプレイ装置に係り、特に、自動車等の車両に対して、インストルメントパネル等に取り付けられて、搭載される車載用ディスプレイ装置の改良された構造に関する。
近年、車両、特に自動車等に対しての高級化や利便性の向上等の要望が高く、そこで、そのような要望を満たすために、テレビやカーナビゲーションのモニタ等の液晶ディスプレイ装置等の所謂車載用ディスプレイ装置が、搭載されるようになってきている。
ところで、かかる車載用ディスプレイ装置の一種として、モニタ画面を備えたディスプレイ本体を内部に収容するディスプレイケースと、車両に取り付けられる取付部材とを備え、ディスプレイケースに対して外方に突出するように一体的に設けられた回転軸が、取付部材の支持部に支持されてなる構造を有し、取付部材が自動車のインストルメントパネル等に取り付けられた状態下で、ディスプレイケースが回転軸回りに回動せしめられることによって、ディスプレイ本体が起立又は横臥せしめられるように構成されたものが、知られている(例えば、下記特許文献1参照)。
このような構造を有する車載用ディスプレイ装置では、例えば、取付部材が、インストルメントパネルに設けられた凹部内に収容された状態で取り付けられることで、使用時に、ディスプレイ本体がインストルメントパネル上に起立せしめられて、モニタ画面が視認可能な状態とされる一方、使用しないときには、ディスプレイ本体が、横臥せしめられて、インストルメントパネルの凹部内に格納せしめられ得るようになっている。そうして、非使用時に、ディスプレイ本体が邪魔とならないように工夫されている。
ところが、かかる従来の車載用ディスプレイ装置の構造について、本発明者等が詳細に検討したところ、以下の如き問題が内在することが、明らかとなった。
すなわち、ディスプレイ本体が回動可能とされた従来の車載用ディスプレイ装置では、一般に、ディスプレイケースの回転軸が、ディスプレイケースに対して外方に突出するように一体的に設けられた円筒体からなる円筒状回転軸として構成されて、ディスプレイ本体から延びるリード線やそれらに取り付けられた各種の接続コネクタ等からなるハーネスが、かかる円筒状回転軸を挿通して、ディスプレイケースの外部に導き出されるようになっている。また、かかる回転軸を支持する取付部材の支持部も、円筒体からなる円筒状支持部とされている。そして、この円筒状支持部が円筒状回転軸に外嵌されることにより、円筒状回転軸が円筒状支持部に対して回転可能に支持されるようになっている。何故なら、円筒状支持部を円筒状回転軸の内部に挿入させて、円筒状回転軸を円筒状支持部にて回転可能に支持する場合、円筒状回転軸の内孔内におけるハーネスの挿通スペースが、円筒状支持部の厚さの分だけ小さくなってしまい、それによって、円筒状回転軸内へのハーネスの挿通に面倒な手間が掛かるようになってしまうからである。
このため、円筒状支持部が円筒状回転軸に外嵌されてなる従来の回動タイプの車載用ディスプレイ装置においては、ディスプレイ本体から延びるハーネスが、円筒状回転軸を通じてディスプレイケースの内部から外部に延び出す部分において、円筒状回転軸の突出方向の先端側角部に接触して、位置せしめられる場合が多く、それ故、ディスプレイケースが円筒状回転軸回りに回動せしめられる際に、円筒状回転軸の先端側角部とそれに接触するハーネスの接触部分との間で擦れ音等の異音が生じたり、或いはそのような擦れによって、ハーネスの接触部分が断線したりする恐れがあったのである。
特開平8−11639号公報
ここにおいて、本発明は上述せる如き事情を背景にして為されたものであって、その解決課題とするところは、車両に取り付けられる取付部材に設けられた円筒状支持部が、ディスプレイケースに設けられた円筒状回転軸に外嵌されて、ディスプレイケースと共に、その内部に収容されたディスプレイ本体が円筒回転軸回りに回動可能とされた車載用ディスプレイ装置において、ディスプレイ本体の回動時に、円筒状回転軸を挿通して外部に導き出されたハーネスの円筒状回転軸の先端側角部との接触により、異音やハーネスの断線が生ずることが効果的に防止され得るように改良された構造を提供することにある。
そして、本発明にあっては、かかる課題の解決のために、その要旨とするところは、ディスプレイ本体と、該ディスプレイ本体を内部に収容するディスプレイケースと、該ディスプレイケースに対して外方に突出するように一体的に設けられた円筒体からなり、前記ディスプレイ本体から延びるハーネスが挿通されて、該ハーネスを該ディスプレイケースの外部に導き出す円筒状回転軸と、該円筒状回転軸に外嵌されて、該円筒状回転軸を支持する円筒状支持部を一体的に有して、車両に取り付けられる取付部材とを含み、該取付部材が車両に取り付けられた状態下で、該ディスプレイケースが該円筒状回転軸回りに回動せしめられることによって、前記ディスプレイ本体が起立又は横臥せしめられるように構成した車載用ディスプレイ装置であって、前記ディスプレイケースの前記円筒状回転軸の突出先端面よりも該円筒状回転軸の突出方向前方側において、該円筒状回転軸の少なくとも突出先端面の全面を覆って位置せしめられて、該円筒状回転軸の先端側角部に対する前記ハーネスの接触を阻止するカバー部を、前記取付部材に対して一体的に設けたことを特徴とする車載用ディスプレイ装置にある。
また、かかる本発明に従う車載用ディスプレイ装置の好ましい態様の一つによれば、前記円筒状回転軸の突出先端面よりも該円筒状回転軸の突出方向前方側に位置する前記円筒状支持部の内周面部分に、その径方向内方に突出し且つ周方向に連続的に延出して、該円筒状回転軸の先端面の全面を覆う円環板部を有する内フランジ部が一体形成されて、前記カバー部が、かかる内フランジ部にて構成される。
また、本発明に従う車載用ディスプレイ装置の別の有利な態様の一つによれば、前記内フランジ部の前記円環板部の内周部に、前記円筒状回転軸の内孔内に突入する内側筒部が設けられる。
さらに、本発明に従う車載用ディスプレイ装置の望ましい態様の一つによれば、前記ハーネスが、前記内側筒部の内周面に固定される。
更にまた、本発明に従う車載用ディスプレイ装置の好適な他の態様の一つによれば、前記内側筒部の少なくとも一部が、前記円筒状回転軸を挿通して、前記ディスプレイケース内に突入位置せしめられると共に、かかる内側筒部のディスプレイケース内の突入部位に対して、前記ハーネスが固定される。
また、本発明に従う車載用ディスプレイ装置の更に他の好ましい態様の一つによれば、前記ハーネスが、前記取付部材における前記円筒状支持部の近傍の外面部分と、前記ディスプレイ本体とに対して、それぞれ固定される。
すなわち、本発明に従う車載用ディスプレイ装置においては、ディスプレイ本体から延びるハーネスのうち、円筒状回転軸を通じてディスプレイケースの内部から外部に延び出す部分が、取付部材に一体的に設けられて、ディスプレイ本体の回動時に何等回動せしめられることのないカバー部に接触することはあっても、円筒状回転軸の先端側角部に接触せしめられることがないようにされている。
従って、このような本発明に従う車載用ディスプレイ装置にあっては、ディスプレイケースが円筒状回転軸回りに回動せしめられる際に、円筒状回転軸の先端側角部とハーネスとの接触によって、擦れ音等の異音が生じたり、或いはハーネスが断線したりすることが、効果的に解消され得る。そして、その結果として、良好な使用状態が、長期に亘って有利に確保され得るのである。
以下、本発明を更に具体的に明らかにするために、本発明に従う車載用ディスプレイ装置の構成について、図面を参照しつつ、詳細に説明することとする。
先ず図1乃至図3には、本発明に従う構造を有する車載用ディスプレイ装置の一実施形態として、自動車のインストルメントパネルに取り付けられるディスプレイ装置が、その正面形態と右側面形態と縦断面形態とにおいて、それぞれ概略的に示されている。それらの図からも明らかなように、本実施形態のディスプレイ装置は、モニタ画面を備えた公知の構造を有するディスプレイ本体10を内部に収容するディスプレイケース12と、自動車のインストルメントパネル(図示せず)に取り付けられる取付部材としてのハウジング14とを、有している。
より具体的には、ディスプレイケース12は、高さの低い略四角筒形状を呈する筒部16と、かかる筒部16の軸方向一方側の開口部からなる窓部18と、この窓部18とは反対側の筒部16の開口部を閉塞する閉塞部20とを一体的に備えた、合成樹脂製の略矩形状の筐体にて、構成されている。また、このディスプレイケース12における筒部16の窓部18側の端部の内周面には、筒部16の軸方向と直角方向に所定高さで突出し且つ周方向に連続して延びる内フランジ形態を呈するフレーム部22が、矩形の枠状形態をもって一体形成されている。そして、そのようなディスプレイケース12内に、全体として矩形形状を呈するディスプレイ本体10が、モニタ画面を窓部18を通じて外部に露呈させるように収容位置せしめられた状態で、外周部において、フレーム部22に固定されている。
また、かかるディスプレイケース12にあっては、角筒状の筒部16における四つの側壁部のうち、ディスプレイ本体10を間に挟んで、ディスプレイ本体10の幅方向(図1及び図3の左右方向で且つ図2の紙面に垂直な方向で)において互いに対向位置する、略長手矩形の二つの側壁部が、それぞれ、左側壁部24と右側壁部25とされている。そして、それら左及び右側壁部24,25の長さ方向(図1及び図3の紙面に垂直な方向で且つ図2の左右方向)の一端側部位における幅方向(図1乃至図3の上下方向)の中央部には、各側壁部24,25の対向方向の外方に所定高さで突出する左側円筒状回転軸26と右側円筒状回転軸27とが、それぞれ、一体形成されている。
それら左側及び右側円筒状回転軸26,27は、互いに同一の大きさ及び高さを有する円筒体からなり、左及び右側壁部24,25の各外面上に同軸的に位置せしめられている。そして、左側円筒状回転軸26には、その基部側に、平歯車からなる従動ギヤ28が外挿されて、固定されている。
また、右側円筒状回転軸27においては、その内孔内に、ディスプレイ本体10から延び出すハーネス30が、挿通せしめられている。即ち、本実施形態では、窓部18を通じて外部に露呈されたモニタ画面側とは反対側のディスプレイ本体10の背面に、ディスプレイ本体10への給電や各種の電気信号の入力等を行うためのハーネス30が接続されており、このハーネス30が、ディスプレイケース12の右側円筒状回転軸27の内孔を通じて、外部に導き出されるようになっている。そして、かかるハーネス30は、右側円筒状回転軸27の内孔内への挿通部位よりも手前の部位(ディスプレイ本体10への接続側の部位)において、ディスプレイ本体10の背面に位置固定に取り付けられた筒状の固定スリーブ32内に挿通、固定されており、以て、かかるディスプレイ本体10の背面部位に対して、変位不能に固定されている。
一方、ハウジング14は、横長矩形の底壁部34と、かかる底壁部34の長手方向において互いに対向位置せしめられた状態で、底壁部34に立設された第一側壁部36及び第二側壁部37と、底壁部34の短手方向において互いに対向位置せしめられた状態で、底壁部34に立設された第三側壁部38及び第四側壁部39とを有し、全体として、上方に向かって開口する、合成樹脂製の矩形の筐体形態を呈している。そして、このハウジング14の第三側壁部38には、その上辺部の略中央部位を、第一及び第二側壁部36,37の近傍にまで達する幅と底壁部34の近傍にまで達する深さとをもって切り欠いてなる切欠部40が、形成されている。
また、このハウジング14にあっては、第一側壁部36と第二側壁部37のそれぞれの対向面とは反対側の面の上端部における長さ方向の両側端部に、ボルト孔42を有する取付板部44が、それぞれ突設されている。そして、各ボルト孔42に挿通された図示しない取付ボルトが、インストルメントパネル(図示せず)に固定されることで、ハウジング14が、インストルメントパネルに対して位置固定に取り付けられるようになっている。
さらに、第一側壁部36と第二側壁部37のそれぞれの中央部には、円形の貫通孔46が、各々一つずつ、同軸上に位置するように穿設されている。更に、それら第一及び第二側壁部36,37の互いの対向面には、相互の対向方向内方に突出する第一円筒状支持部48と第二円筒状支持部49とが、各貫通孔46を取り囲んで、その周方向に延びるように、それぞれ一体形成されている。
それら第一及び第二円筒状支持部48,49は、ディスプレイケース12の左及び右側壁部24,25にそれぞれ一体形成された左側及び右側円筒状回転軸26,27の外径よりも僅かに大きな内径と、それら各回転軸26,27の高さよりも所定寸法小さな高さとを有する円筒体からなり、それぞれの内孔が、各貫通孔46を通じて、ハウジング14の外部に連通せしめられている。
そして、ここでは、そのようなハウジング14内に、ディスプレイケース12が、左及び右側壁部24,25の長さ方向における左側及び右側円筒状回転軸26,27の形成側の略半分の部分が位置するように収容されている。また、そのような状態下で、ハウジング14の第一円筒状支持部48と第二円筒状支持部49とが、左側円筒状回転軸26と右側円筒状回転軸27とに対して、それぞれ外嵌されていることで、それら左側円筒状回転軸26と右側円筒状回転軸27とが、第一円筒状支持部48と第二円筒状支持部49とにて、回転可能に支持されている。これによって、ディスプレイケース12が、ハウジング14に対して、左側及び右側円筒状回転軸26,27回りに回転乃至は回動可能に組み付けられている。なお、ここでは、第一及び第二円筒状支持部48,49が、左側及び右側円筒状回転軸26,27に外嵌された状態において、それら各円筒状回転軸26,27の先端部が、ハウジング14の第一及び第二側壁部36,37の各貫通孔46を通じて、ハウジング14の外部に突出することのないようにされている。
また、そのようなディスプレイケース12のハウジング14への組付状態下において、第一円筒状支持部48に対して回転可能に支持された左側円筒状回転軸26に外挿、固定される従動ギヤ28が、ハウジング14内の底壁部34上に固定された、正逆回転可能なステッピングモータ50の駆動軸に取り付けられる駆動ギヤ52に噛合せしめられている。そして、図1及び図2に実線で示される如く、ステッピングモータ50の駆動ギヤ52が予め設定された基準回転位置に位置せしめられているときに、ディスプレイケース12の左側及び右側円筒状回転軸26,27の形成側とは反対側の部分が、ハウジング14の第三側壁部38の切欠部40を通じて外部に突出位置せしめられ、且つディスプレイ本体10のモニタ画面が、下方に向けられた状態で、それらディスプレイケース14とディスプレイ本体10とが、水平方向に横臥せしめられるようになっている。
これによって、本実施形態のディスプレイ装置では、ステッピングモータ50の駆動ギヤ52が基準回転位置に位置せしめられた状態から、図示しないスイッチの操作にて、ステッピングモータ50が回転駆動せしめられることにより、反時計回りの方向に所定角度だけ回転したときに、駆動ギヤ52に噛合する従動ギヤ28が時計回りの方向に90°だけ回転せしめられ、以て、ディスプレイケース12とディスプレイ本体10とが、水平方向に横臥せしめられた状態から、図1及び図2に二点鎖線で示される如き鉛直方向に直立する起立状態とされるようになっている。そして、そのような起立状態から、スイッチ操作にて、ステッピングモータ50が逆回転せしめられることにより、駆動ギヤ52が時計回りの方向に所定角度だけ回転せしめられて、基準回転位置に再び位置せしめられたときに、従動ギヤ28が反時計回りの方向に90°だけ回転せしめられ、以て、ディスプレイケース12とディスプレイ本体10とが、再び、水平方向に横臥せしめられるようになっている。
かくして、かかるディスプレイ装置においては、例えば、ハウジング14が、図示しないインストルメントパネルに対して、そこに設けられた凹部内に収容、位置せしめられように取り付けられて、自動車に搭載されることによって、非使用時には、ディスプレイケース12とディスプレイ本体10とが横臥状態とされて、それらが邪魔とならないように、インストルメントパネルの凹部内に格納されるようになり、その一方、使用時には、ステッピングモータ50が回転駆動せしめられて、ディスプレイケース12とディスプレイ本体10とが起立状態とされて、ディスプレイ本体10のモニタ画面が、乗員にて視認され得るようになっている。
また、このようなディスプレイケース12のハウジング14への組付状態下では、右側円筒状回転軸27の内孔を挿通して、ディスプレイケース12の外部に導き出されたディスプレイ本体10のハーネス30が、第二円筒状支持部49の内孔と第二側壁部37の貫通孔46とを通じて、ハウジング14の外部に更に導き出されている。更に、このハウジング14外に導き出されたハーネス30は、ハウジング14の第二側壁部37の外面(第一側壁部36との対向面とは反対側の面)における貫通孔46との近傍部位と、それよりも所定距離だけ離隔した部位とに、それぞれ一つずつ位置固定に取り付けられた固定スリーブ54内に挿通されて、固定されることにより、かかる第二側壁部37に対して、その外面の二箇所において、変位不能に固定されている。
更にまた、かかるハーネス30にあっては、第二側壁部37の外面における貫通孔46との近傍部位に固定された部分と、ディスプレイケース12内において、ディスプレイ本体10の背面部位に固定された部分との間に位置する部分が、右側円筒状回転軸27内への挿通部を右側円筒状回転軸27の内周面に接触させない状態で、たるみなく、緊張せしめられている。これにより、ステッピングモータ50の正逆方向への回転駆動に伴って、ディスプレイケース12が左側及び右側円筒状回転軸26,27回りに回動せしめられた際に、ハーネス30の右側円筒状回転軸27内への挿通部と右側円筒状回転軸27の内周面との間に擦れが生じないようになっている。
そして、本実施形態のディスプレイ装置にあっては、特に、ハウジング14の第二側壁部37の貫通孔46の内周面に、円環体形状を呈するカバー部56が、一体形成されている。このカバー部56は、貫通孔46の径方向内方に所定高さで突出し且つ周方向に連続して延びる内フランジ形態を有しており、貫通孔46の内周面からの突出高さが、ディスプレイケース12の右側円筒状回転軸27の厚さよりも所定寸法大きくされている。換言すれば、カバー部56は、右側円筒状回転軸27の突出先端面よりも、その突出方向前方において、右側円筒状回転軸27の突出先端面の全面を覆って位置せしめられた状態で、第二側壁部37の貫通孔46の内周面に一体形成されている。
かくして、ここでは、右側円筒状回転軸27と第二円筒状支持部49のそれぞれの内孔内を挿通せしめられたハーネス30が、貫通孔46の内周面に設けられた円環板状のカバー部56の内孔を通じて、ハウジング14の外部に導き出されるようになっている。そして、それによって、かかるハーネス30が、右側円筒状回転軸27の外側及び内側先端角部に対して、何等接触することのないように構成されている。
従って、このような本実施形態のディスプレイ装置にあっては、ディスプレイケース12が左側及び右側円筒状回転軸26,27回りに回動せしめられる際に、右側円筒状回転軸27の外側及び内側先端角部とハーネス30との接触によって、擦れ音等の異音が生じたり、或いはハーネス30が断線乃至は損傷したりすることが、効果的に解消され得る。そして、その結果、良好な使用状態が、長期に亘って有利に確保され得るのである。
また、ハーネス30と右側円筒状回転軸27の外側及び内側先端角部との接触を阻止するカバー部56が、貫通孔46の内周面に円環板状の内フランジ形態をもって一体形成されているところから、例えば、ハウジング14とは別個の円環板部材を用いて、これをハウジング14の外面の貫通孔46の開口周縁部に固定する等して、カバー部56を設ける場合とは異なって、カバー部56の形成が容易となるといった利点が得られる。
さらに、本実施形態では、ハーネス30が、ディスプレイ本体10の背面部位と、ハウジング14の第二側壁部37における貫通孔46の近傍部位とに、それぞれ固定されている。これによって、ディスプレイケース12の左側及び右側円筒状回転軸26,27回りの回動時に、ハーネス30の右側円筒状回転軸27内への挿通部の動きが十分に制限されて、かかるハーネス30の右側円筒状回転軸27内への挿通部と右側円筒状回転軸27の内周面との間に擦れが生ずることが、有利に防止され得る。その結果、擦れ音等の異音が生じたり、或いはハーネス30が断線乃至は損傷したりすることが、より効果的に解消され得る。
加えて、本実施形態にあっては、ハーネス30が、ディスプレイ本体10とハウジング14の第二側壁部37へのそれぞれの固定部位の間に位置する部分において、右側円筒状回転軸27内への挿通部を右側円筒状回転軸27の内周面に接触させない状態で、たるみなく、緊張せしめられている。これによっても、ディスプレイケース12の回動時におけるハーネス30の右側円筒状回転軸27内への挿通部の動きが更に規制されて、かかるハーネス30の右側円筒状回転軸27内への挿通部と右側円筒状回転軸27の内周面との間に擦れが生ずることが有利に回避され得る。以て、そのような擦れに起因した異音の発生やハーネス30の損傷乃至は断線の発生が、より一層効果的に防止され得る。
以上、本発明の具体的な構成について詳述してきたが、これはあくまでも例示に過ぎないものであって、本発明は、上記の記載によって、何等の制約をも受けるものではない。
例えば、前記実施形態では、ハーネス30が、ディスプレイケース12の右側円筒状回転軸27の内孔を通じて、ディスプレイケース12の外部、更にはハウジング14の外部に導き出されるようになっていたが、そのようなハーネス30の導出部分が、ディスプレイケース12の左側円筒状支持部26にて構成されていても、何等差し支えない。
また、カバー部56は、ディスプレイケース12の円筒状回転軸27(前記実施形態では、右側円筒状回転軸27)の突出先端面よりも、その突出方向前方側において、円筒状回転軸27の少なくとも突出先端面の全面を覆って位置せしめられて、円筒状回転軸27の先端側角部に対するハーネス30の接触を阻止し得るものであれば、その具体的な構造や形状等が、何等限定されるものではない。
従って、例えば、図4に示されるように、カバー部56を、貫通孔46の内周面に、その径方向内方に所定高さ突出し且つ周方向に連続して延びる内フランジ形態をもって一体形成された円環板部58と、この円環板部58の内周部に、円筒状回転軸27の内孔内に突入する内側筒部60とにて構成することも出来る。このような構造によれば、カバー部56の円環板部58と内側筒部60とにて、円筒状回転軸27の外側及び内側先端角部が、完全に覆われるようになる。それによって、円筒状回転軸27の外側及び内側先端角部に対するハーネス30の接触が、更に有利に防止され、以て、前記せる如き優れた作用・効果が、より有効に享受され得ることとなる。なお、かかる図4に示された実施形態、及び後述する図5に示された実施形態に関しては、前記第一の実施形態と同様な構造された部材及び部位について、図4及び図5に、図1乃至図3と同一の符号を付すことにより、詳細な説明を省略した。
また、図5に示される如く、カバー部56の内側筒部60の内周面に、固定スリーブ62等を位置固定に取り付けて、この固定スリーブ62内にハーネス30を挿通、固定することにより、ハーネス30を内側筒部60の内周面に変位不能に固定しても良い。これによって、円筒状回転軸27の内孔内でのハーネス30の動きが規制され、その結果、円筒状回転軸27の内周面や外側及び内側先端角部に対するハーネス30の接触が、更に有利に防止され得る。なお、このようなカバー部56の内側筒部60の内周面へのハーネス30の固定構造、更には、前述せる如きディスプレイ本体10やハウジング14に対するハーネス30の固定構造は、例示された固定スリーブ32,54,62を用いた構造に、特に限定されるものでないことは、言うまでもないところである。
さらに、ハーネス30をカバー部56の内側筒部60の内周面に固定する場合には、図5に示されるように、内側筒部60の一部或いは全部を、円筒状回転軸27に挿通させて、ディスプレイケース12内に突入させた上で、その突入部位の内周面に、ハーネス30を固定するようにしても良い。このような構造を採用する場合には、円筒状回転軸27の内孔内でのハーネス30の動きが更に確実に制限され得て、円筒状回転軸27の内周面や外側及び内側先端角部に対するハーネス30の接触が、より一層有利に防止され得る。
また、ディスプレイケース12を各円筒状回転軸26回りに回動乃至は回転させる構造は、例示の構造に決して限定されるものではなく、公知の構造が適宜に採用され得る。
さらに、カバー部56を、取付部材たるハウジング14とは別個の独立した部材にて構成し、それをハウジング14に接着する等して、取り付けるようにしても、何等差し支えない。
更にまた、カバー部56は、ディスプレイケース12の円筒状回転軸27の突出先端面よりも、それの突出方向前方側において、円筒状回転軸27の少なくとも突出先端面の全面を覆って位置せしめられるものであれば、その形成位置が、特に限定されるものではない。
加えて、前記実施形態では、本発明を、自動車のインストルメントパネルに取り付けられるディスプレイ装置に適用したものの具体例を示したが、本発明は、その他、自動車のインストルメントパネル以外の部分、或いは自動車以外の車両に取り付けられる車載用ディスプレイ装置の何れに対しても、それぞれ有利に適用されるものであることは、勿論である。
以上、本発明の具体的な構成について詳述してきたが、これはあくまでも例示に過ぎないのであって、本発明は、各種の形態において実施され得るものである。従って、当業者の知識に基づいて採用される本発明についての種々なる変更、修正、改良に係る各種の実施の形態が、何れも、本発明の趣旨を逸脱しない限りにおいて、本発明の範疇に属するものであることが、理解されるべきである。
本発明に従う構造を有する車載用ディスプレイ装置の一実施形態を示す正面説明図である。 図1に示された車載用ディスプレイ装置の右側面説明図である。 図2におけるIII−III断面説明図である。 本発明に従う構造を有する車載用ディスプレイ装置の別の実施形態を示す図3に対応する図である。 本発明に従う構造を有する車載用ディスプレイ装置の更に別の実施形態を示す図3に対応する図である。
符号の説明
10 ディスプレイ本体 12 ディスプレイケース
14 ハウジング 26 左側円筒状回転軸
27 右側円筒状回転軸 30 ハーネス
48 第一円筒状支持部 49 第二円筒状支持部
56 カバー部 58 円環板部
60 内側筒部

Claims (6)

  1. ディスプレイ本体と、該ディスプレイ本体を内部に収容するディスプレイケースと、該ディスプレイケースに対して外方に突出するように一体的に設けられた円筒体からなり、前記ディスプレイ本体から延びるハーネスが挿通されて、該ハーネスを該ディスプレイケースの外部に導き出す円筒状回転軸と、該円筒状回転軸に外嵌されて、該円筒状回転軸を支持する円筒状支持部を一体的に有して、車両に取り付けられる取付部材とを含み、該取付部材が車両に取り付けられた状態下で、該ディスプレイケースが該円筒状回転軸回りに回動せしめられることによって、前記ディスプレイ本体が起立又は横臥せしめられるように構成した車載用ディスプレイ装置であって、
    前記ディスプレイケースの前記円筒状回転軸の突出先端面よりも該円筒状回転軸の突出方向前方側において、該円筒状回転軸の少なくとも突出先端面の全面を覆って位置せしめられて、該円筒状回転軸の先端側角部に対する前記ハーネスの接触を阻止するカバー部を、前記取付部材に対して一体的に設けたことを特徴とする車載用ディスプレイ装置。
  2. 前記円筒状回転軸の突出先端面よりも該円筒状回転軸の突出方向前方側に位置する前記円筒状支持部の内周面部分、又は該円筒状支持部の内孔に連通するように、前記取付部材に設けられた貫通孔の内周面部分に、その径方向内方に突出し且つ周方向に連続的に延出して、該円筒状回転軸の先端面の全面を覆う円環板部を有する内フランジ部が一体形成されて、前記カバー部が、かかる内フランジ部にて構成されている請求項1に記載の車載用ディスプレイ装置。
  3. 前記内フランジ部の前記円環板部の内周部に、前記円筒状回転軸の内孔内に突入する内側筒部が設けられている請求項2に記載の車載用ディスプレイ装置。
  4. 前記ハーネスが、前記内側筒部の内周面に固定されている請求項3に記載の車載用ディスプレイ装置。
  5. 前記内側筒部の少なくとも一部が、前記円筒状回転軸を挿通して、前記ディスプレイケース内に突入位置せしめられると共に、かかる内側筒部のディスプレイケース内の突入部位に対して、前記ハーネスが固定されている請求項4に記載の車載用ディスプレイ装置。
  6. 前記ハーネスが、前記取付部材における前記円筒状支持部の近傍の外面部分と、前記ディスプレイ本体とに対して、それぞれ固定されている請求項1乃至請求項5のうちの何れか1項に記載の車載用ディスプレイ装置。
JP2007289690A 2007-11-07 2007-11-07 車載用ディスプレイ装置 Expired - Fee Related JP5132263B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007289690A JP5132263B2 (ja) 2007-11-07 2007-11-07 車載用ディスプレイ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007289690A JP5132263B2 (ja) 2007-11-07 2007-11-07 車載用ディスプレイ装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009113669A true JP2009113669A (ja) 2009-05-28
JP5132263B2 JP5132263B2 (ja) 2013-01-30

Family

ID=40781300

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007289690A Expired - Fee Related JP5132263B2 (ja) 2007-11-07 2007-11-07 車載用ディスプレイ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5132263B2 (ja)

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0811639A (ja) * 1994-06-29 1996-01-16 Nifco Inc 車載用ディスプレイ装置
JPH1178713A (ja) * 1997-09-08 1999-03-23 Yazaki Corp 筐体のヒンジ部構造
JP2002219971A (ja) * 2001-01-26 2002-08-06 Auto Network Gijutsu Kenkyusho:Kk パネル駆動装置
JP2004356762A (ja) * 2003-05-27 2004-12-16 Kyocera Corp 携帯端末装置

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0811639A (ja) * 1994-06-29 1996-01-16 Nifco Inc 車載用ディスプレイ装置
JPH1178713A (ja) * 1997-09-08 1999-03-23 Yazaki Corp 筐体のヒンジ部構造
JP2002219971A (ja) * 2001-01-26 2002-08-06 Auto Network Gijutsu Kenkyusho:Kk パネル駆動装置
JP2004356762A (ja) * 2003-05-27 2004-12-16 Kyocera Corp 携帯端末装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP5132263B2 (ja) 2013-01-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101294403B1 (ko) 회전 커넥터
EP1473192B1 (en) Mirror device for vehicle
JP4169044B2 (ja) 回動装置及び回動装置を備えた映像表示装置
JP4405428B2 (ja) モータ端子部構造
CN105752868A (zh) 绞车
JP2007213958A (ja) 回転コネクタ装置
US9981606B2 (en) Vehicle visual recognition device
JP2008087652A (ja) モーターモジュール組立体
JP5132263B2 (ja) 車載用ディスプレイ装置
WO2018143202A1 (ja) 車両用視認装置
JP2018095090A (ja) 車載制御装置の取付構造
JP2012181089A (ja) 表示装置組付構造及び表示装置組付方法
JP5758249B2 (ja) ドアミラー
JP2006242971A (ja) 基板支持装置及び画像形成装置
JP2018001905A (ja) 内装部材
JP2010052631A (ja) 車載用ディスプレイ装置
KR100534324B1 (ko) 차량 후석용 에이브이 모니터 장착구조
US9707893B2 (en) Vehicle mirror device
JP2007331547A (ja) 車載用装置
JP6404059B2 (ja) 自動車のドアミラー構造
JP5132276B2 (ja) 車載用ディスプレイ装置
JP2023144733A (ja) 車両構造
JP7333139B2 (ja) ドアミラー
JP6198589B2 (ja) ケーブル巻取装置及びその組み立て方法
JP2016175584A (ja) ヘッドアップディスプレイユニット、ヘッドアップディスプレイ装置及び車両

Legal Events

Date Code Title Description
A625 Written request for application examination (by other person)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A625

Effective date: 20100628

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120220

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120327

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120524

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20121106

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20121106

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20151116

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 5132263

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees