JP2009113402A - 接着性層を有するポリイミド樹脂層の製造方法及び金属張積板の製造方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】a)低熱膨張性のポリイミド樹脂の前駆体であるポリアミド酸層の上に、固形分濃度が0.1〜3重量%である熱可塑性ポリイミド樹脂の前駆体溶液を1.0μm以上の厚みで塗布して、その溶液の一部又は全てをポリアミド酸層に含浸させる含浸層形成工程と、b)含浸層が形成されたポリアミド酸層を、熱処理して乾燥及びイミド化し、ポリイミド樹脂層の上に1.0μm未満の厚みの接着性層を形成する接着性層形成工程、を備える接着性層を有するポリイミド樹脂層の製造方法、及びこのようにして製造された接着性層を有するポリイミド樹脂層の接着性層側に金属層を積層することからなる金属張積層板の製造方法。
【選択図】なし
Description
a)熱線膨張係数が1×10-6 〜30×10-6(1/K)である低熱膨張性のポリイミド樹脂の前駆体であるポリアミド酸層の上に、固形分濃度が0.1重量%〜3重量%である熱可塑性ポリイミド樹脂の前駆体溶液を1.0μm以上の厚みで塗布して、その溶液の一部又は全てをポリアミド酸層に含浸させる含浸層形成工程と、
b)含浸層が形成されたポリアミド酸層を、熱処理して乾燥及びイミド化し、ポリイミド樹脂層の上に1.0μm未満の厚みの接着性層を形成する接着性層形成工程
を備えることを特徴とする接着性層を有するポリイミド樹脂層の製造方法である。
I)ポリイミド樹脂層の片面に接着性層を形成する接着性層形成工程と、
II)該接着性層の表面に金属層を形成する工程
を備え、工程I)が、上記工程aと工程bを備えることを特徴とする金属張積層板の製造方法である。
また、2,2',3,3'-、2,3,3',4'-又は3,3',4,4'-ベンゾフェノンテトラカルボン酸二無水物、2,3',3,4’-ビフェニルテトラカルボン酸二無水物、2,2',3,3'-ビフェニルテトラカルボン酸二無水物、2,3',3,4'-ジフェニルエーテルテトラカルボン酸二無水物、ビス(2,3-ジカルボキシフェニル)エーテル二無水物等が好ましく挙げられる。また、3,3'',4,4''-、2,3,3'',4''-又は2,2'',3,3''-p-テルフェニルテトラカルボン酸二無水物、2,2-ビス(2,3-又は3,4-ジカルボキシフェニル)-プロパン二無水物、ビス(2,3-又は3.4-ジカルボキシフェニル)メタン二無水物、ビス(2,3-又は3,4-ジカルボキシフェニル)スルホン二無水物、1,1-ビス(2,3-又は3,4-ジカルボキシフェニル)エタン二無水物等が好ましく挙げられる。
また、2,2-ビス-[4-(3-アミノフェノキシ)フェニル]プロパン、ビス[4-(4-アミノフェノキシ)フェニル]スルホン、ビス[4-(3−アミノフェノキシ)フェニル]スルホン、ビス[4-(4-アミノフェノキシ)]ビフェニル、ビス[4-(3-アミノフェノキシ)ビフェニル、ビス[1-(4-アミノフェノキシ)]ビフェニル、ビス[1-(3-アミノフェノキシ)]ビフェニル、ビス[4-(4-アミノフェノキシ)フェニル]メタン、ビス[4-(3-アミノフェノキシ)フェニル]メタン、ビス[4-(4-アミノフェノキシ)フェニル]エーテル、ビス[4-(3-アミノフェノキシ)フェニル]エーテル、ビス[4-(4-アミノフェノキシ)]ベンゾフェノン、ビス[4-(3-アミノフェノキシ)]ベンゾフェノン、ビス[4,4'-(4-アミノフェノキシ)]ベンズアニリド、ビス[4,4'-(3-アミノフェノキシ)]ベンズアニリド、9,9-ビス[4-(4-アミノフェノキシ)フェニル]フルオレン、9,9-ビス[4-(3-アミノフェノキシ)フェニル]フルオレン等が好ましく挙げられる。
接着強度は、ストログラフVES05D(東洋精機製作所社製)を用いて、幅1mmの短冊状に切断したサンプルについて、室温で90°、1mmピール強度を測定することにより評価した。
線熱膨張係数は、サーモメカニカルアナライザー(セイコーインスツルメンツ社製)を用いて、サンプルを250℃まで昇温し、更にその温度で10分保持した後、5℃/分の速度で冷却し、240℃から100℃までの平均線熱膨張係数(CTE)を求めることにより評価した。
接着性層の厚みは、走査型透過電子顕微鏡(日立ハイテクノロジーズ社製)を用いて、透過モードに設定し、サンプルの断面を観察し、改質層の厚みを確認することにより評価した。
まず100mm角の金属張積層板を用い、金属層側をエッチングし、100μm径のビア
を形成して試験片とした。その後、金属層をエッチングマスクとして、水酸化カリウム33.5wt%、エチレンジアミン11wt%、エチレングリコール22wt%からなる水溶液をエッチング液として用い、80℃のエッチング液に、試験片を10〜60秒間浸漬した。浸漬後に試験片を断面研磨し、ポリイミドのサイドエッチング形状を観察した。
500mlのセパラブルフラスコの中において、撹拌しながら20.7gの2'-メトキシ-4,4'-ジアミノベンズアニリド(0.08モル)を343gのDMAcに溶解させた。次に、その溶液を窒素気流中で28.5gのPMDA(0.13モル)及び10.3gのDAPE44(0.05モル)を加えた。その後、約3時間攪拌を続けて重合反応を行い、粘稠なポリアミド酸溶液Sを得た。
得られたポリアミド酸溶液Sを、ステンレス基材の上に塗布し、130℃で5分間乾燥し、15分かけて360℃まで昇温させてイミド化を完了させ、ステンレス基材に積層されたポリイミドフィルムを得た。このポリイミドフィルムをステンレス基材から剥離し、25μmの厚みのポリイミドフィルムSを得た。このフィルムSの線熱膨張係数は、14.6×10-6(1/K)であった。
5gの3-アミノプロピルトリメトキシシラン、500gのメタノール及び2.5gの水を混合し、2時間撹拌することで、シランカップリング剤溶液を調整した。予め水洗したステンレス箔1(新日本製鐵株式会社製 SUS304 H-TA、厚み20μm、樹脂層側の表面粗度:十点平均粗さRz0.8μm)をシランカップリング剤溶液(液温約20℃)へ30秒間浸漬した後、一旦大気中に引き上げ、余分な液を落とした。次いで圧縮空気を約15秒間吹き付けて乾燥した。その後、110℃で30分間加熱処理を行い、シランカップリング剤処理のステンレス箔2を得た。
500mlのセパラブルフラスコの中において、撹拌しながら11.7gのAPB(0.04モル)及び2.2gのp-PDA(0.02モル)を262gのDMAcに溶解させた。次に、その溶液を窒素気流中で4.4gのPMDA(0.02モル)及び14.3gのDSDA(0.04モル)を加えた。その後、約4時間攪拌を続けて重合反応を行い、粘稠なポリイミド前駆体樹脂aの溶液を得た。得られたポリイミド前駆体樹脂aの重量平均分子量は、286,000であった。なお、ゲルパーミエーションクロマトグラフィー(GPC)を用いて測定した標準ポリスチレン換算重量平均分子量の値を求めた。
ここで、ポリイミド前駆体樹脂aは、上記式(1)において、Ar21モルに対してAr1の2価の基(Y)は1.33モル、Ar11モルに対してAr2の2価の基(Y)は0.66モル、Ar11モルに対してAr1及びAr2の2価の基(Y)は1.99モル含む。
500mlのセパラブルフラスコの中において、撹拌しながら14.6gのAPB(0.05モル)及び5.4gのp-PDA(0.05モル)を359gのDMAcに溶解させた。次に、その溶液を窒素気流中で8.7gのPMDA(0.04モル)及び21.5gのDSDA(0.06モル)を加えた。その後、約4時間攪拌を続けて重合反応を行い、粘稠なポリイミド前駆体樹脂bの溶液を得た。
1000mlのセパラブルフラスコの中において、撹拌しながら26.3gのAPB(0.09モル)及び1.1gのp-PDA(0.01モル)を411gのDMAcに溶解させた。次に、その溶液を窒素気流中で8.7gのPMDA(0.04モル)及び21.5gのDSDA(0.06モル)を加えた。その後、約4時間攪拌を続けて重合反応を行い、粘稠なポリイミド前駆体樹脂cの溶液を得た。
1000mlのセパラブルフラスコの中において、撹拌しながら29.2gのAPB(0.1モル)を409gのDMAcに溶解させた。次に、その溶液を窒素気流中で8.7gのPMDA(0.04モル)及び19.3gのBTDA(0.06モル)を加えた。その後、約3時間攪拌を続けて重合反応を行い、粘稠なポリイミド前駆体樹脂dの溶液を得た。
1000mlのセパラブルフラスコの中において、撹拌しながら41.1gのBAPP(0.1モル)を524gのDMAcに溶解させた。次に、その溶液を窒素気流中で32.2gのBTDA(0.1モル)を加えた。その後、約2時間攪拌を続けて重合反応を行い、粘稠なポリイミド前駆体樹脂eの溶液を得た。
500mlのセパラブルフラスコの中において、撹拌しながら28.7gのBAPP(0.07モル)を320gのDMAcに溶解させた。次に、その溶液を窒素気流中で13.1gのPMDA(0.06モル)及び2.9gのBPDA(0.01モル)を加えた。その後、約3時間攪拌を続けて重合反応を行い、粘稠なポリイミド前駆体樹脂fの溶液を得た。
イミド化後の厚みが25μmとなるように、作製例1のポリアミド酸溶液Sをステンレス基材の上に塗布し、130℃で5分間乾燥してポリアミド酸層を作製した。
上記ポリアミド酸層の上に、ダイコーター(吐出口高さ50μm)を用いて、ポリイミド前駆体樹脂溶液Aをウェット厚み50μmで塗布した後、130℃で2分間乾燥し、15分かけて360℃まで昇温させてイミド化を完了させ、接着性層を有するポリイミド樹脂層を作製した。得られた樹脂層を基材から剥離することで、接着性層を有するポリイミドフィルム1を得た。このフィルムの接着性層の厚みは0.4μmであった。また、接着性層のほぼ100%が含浸層であった。
実施例1におけるポリイミド前駆体樹脂溶液Aの代わりに、ポリイミド前駆体樹脂溶液Bを使用した以外は、実施例1と同様にして、接着性層を有するポリイミドフィルム2及び金属張積層板B2を作製した。なお、フィルム2の接着性層のほぼ100%が含浸層であった。フィルムと金属の接着強度及び絶縁樹脂層のエッチング形状を評価した。結果を表2に示す。
実施例1におけるポリイミド前駆体樹脂溶液Aの代わりに、ポリイミド前駆体樹脂溶液Cを使用した以外は、実施例1と同様にして、接着性層を有するポリイミドフィルム3及び金属張積層板C3を作製した。なお、フィルム3の接着性層のほぼ100%が含浸層であった。フィルムと金属の接着強度及び絶縁樹脂層のエッチング形状を評価した。結果を表2に示す。
実施例1におけるポリイミド前駆体樹脂溶液Aの代わりに、ポリイミド前駆体樹脂溶液Dを使用した以外は、実施例1と同様にして、接着性層を有するポリイミドフィルム4及び金属張積層板D4を作製した。なお、フィルム4の接着性層の90%以上は含浸層であった。フィルムと金属の接着強度及び絶縁樹脂層のエッチング形状を評価した。結果を表2に示す。
実施例1におけるポリイミド前駆体樹脂溶液Aの代わりに、ポリイミド前駆体樹脂溶液Eを使用した以外は、実施例1と同様にして、接着性層を有するポリイミドフィルム5及び金属張積層板E5を作製した。なお、フィルム5の接着性層の80%以上が含浸層であった。フィルムと金属の接着強度及び絶縁樹脂層のエッチング形状を評価した。結果を表2に示す。
実施例1におけるポリイミド前駆体樹脂溶液Aの代わりに、ポリイミド前駆体樹脂溶液Fを使用した以外は、実施例1と同様にして、接着性層を有するポリイミドフィルム6及び金属張積層板F6を作製した。フィルムと金属の接着強度及び絶縁樹脂層のエッチング形状を評価した。なお、フィルム6の接着性層の80%以上が含浸層であった。結果を表2に示す。
実施例1におけるポリイミド前駆体樹脂溶液Aの代わりに、ポリイミド前駆体樹脂溶液Gを使用した以外は、実施例1と同様にして、接着性層を有するポリイミドフィルム7及び金属張積層板G7を作製した。フィルムと金属の接着強度及び絶縁樹脂層のエッチング形状を評価した。なお、フィルム7の接着性層のほぼ100%が含浸層であった。結果を表2に示す。
実施例1におけるポリイミド前駆体樹脂溶液Aの代わりに、ポリイミド前駆体樹脂溶液Hを使用した以外は、実施例1と同様にして、接着性層を有するポリイミドフィルム8及び金属張積層板H8を作製した。なお、フィルム8の接着性層のほぼ100%が含浸層であった。フィルムと金属の接着強度及び絶縁樹脂層のエッチング形状を評価した。結果を表2に示す。
次いで、上記スパッタ膜(第二スパッタリング層)を電極として電解めっき浴にて8μm厚の銅めっき層を形成した。電解めっき浴としては、硫酸銅浴(硫酸銅100g/L、硫酸220g/L、塩素40mg/L、アノードは含りん銅)を使用し、電流密度2.0A/dm2にてめっき膜を形成した。めっき後には十分な蒸留水で洗浄し乾燥を行い、金属張積層板I9を作製した。フィルムと金属の接着強度及び絶縁樹脂層のエッチング形状を評価した。結果を表2に示す。
作製例1のポリイミドフィルムに、作製例2のステンレス箔2のシランカップリング剤処理面を重ね合わせ、高性能高温真空プレス機にて20MPa、温度370℃、プレス時間1分の条件で加熱圧着して、金属張積層板を作製した。フィルムと金属の接着強度は0.1kN/m未満であった。
実施例1におけるポリイミド前駆体樹脂溶液Aの代わりに、合成例1で得たポリイミド前駆体樹脂の溶液a(固形分濃度11重量%)を使用した以外は、実施例1と同様にして、金属張積層板を作製した。フィルムと金属の接着強度は0.3kN/mであり、エッチング後の絶縁樹脂層の形状に凹凸が生じた。
合成例1で得たポリイミド前駆体樹脂aの溶液234gに、266gのDMAcを加えて、固形分濃度を5重量%に調製したポリイミド前駆体樹脂溶液Mを用意した。
実施例1におけるポリイミド前駆体樹脂溶液Aの代わりに、ポリイミド前駆体樹脂溶液Mを使用した以外は、実施例1と同様にして、金属張積層板を作製した。フィルムと金属の接着強度は0.3kN/mであった。
実施例1におけるポリイミド前駆体樹脂溶液Aの代わりに、上記ポリイミド前駆体樹脂溶液Mを使用し、ダイコーター(吐出口高さ50μm)の代わりに、ダイコーター2(吐出口高さ20μm)を用いてポリイミド前駆体樹脂溶液Mをウェット厚み20μmで塗布した以外は、実施例1と同様にして、金属張積層板を作製した。フィルムと金属の接着強度は0.3kN/mであった。
Claims (7)
- 接着性層を有するポリイミド樹脂層の製造方法であって、
a)熱線膨張係数が1×10-6 〜30×10-6(1/K)である低熱膨張性のポリイミド樹脂の前駆体であるポリアミド酸層の上に、固形分濃度が0.1重量%〜3重量%である熱可塑性ポリイミド樹脂の前駆体溶液を1.0μm以上の厚みで塗布して、その溶液の一部又は全てをポリアミド酸層に含浸させる含浸層形成工程と、
b)含浸層が形成されたポリアミド酸層を、熱処理して乾燥及びイミド化し、ポリイミド樹脂層の上に1.0μm未満の厚みの接着性層を形成する接着性層形成工程
を備えることを特徴とする接着性層を有するポリイミド樹脂層の製造方法。 - 熱可塑性ポリイミド樹脂の前駆体が、下記式(1)で表される構造単位を有するものであることを特徴とする請求項1記載のポリイミド樹脂層の製造方法。
- 式(1)において、Ar21モル中に-(CH2)m-、-O-、-S-、-CO-、-SO2-、-NH-及び-CONH-から選ばれる2価の基を合計で0.4〜0.8モル含むことを特徴とする請求項2記載のポリイミド樹脂層の製造方法。
- 式(1)において、Ar1及びAr2の合計2モル中に-(CH2)m-、-O-、-S-、-CO-、-SO2-、-NH-及び-CONH-から選ばれる2価の基を合計で1.6〜2.4モル含むことを特徴とする請求項2又は3記載のポリイミド樹脂層の製造方法。
- 式(1)において、Ar2が式(6)で表され、Wが-SO2-である4価の芳香族基を有することを特徴とする請求項2〜4のいずれかに記載のポリイミド樹脂層の製造方法。
- 金属張積層板の製造方法において、
I)ポリイミド樹脂層の片面に接着性層を形成する接着性層形成工程と、
II)該接着性層の表面に金属層を形成する工程
を備え、工程I)が、
a)熱線膨張係数が1×10-6 〜30×10-6(1/K)である低熱膨張性のポリイミド樹脂の前駆体であるポリアミド酸層の上に、固形分濃度が0.1重量%〜3重量%である熱可塑性ポリイミド樹脂の前駆体溶液を1.0μm以上の厚みで塗布して、その溶液の一部又は全てをポリアミド酸層に含浸させる含浸層形成工程と、
b)含浸層が形成されたポリアミド酸層を、熱処理して乾燥及びイミド化し、ポリイミド樹脂層の上に1.0μm未満の厚みの接着性層を形成する接着性層形成工程
を備えることを特徴とする金属張積層板の製造方法。 - 工程II)が、
c)接着性層の表面に金属箔を重ね合わせて熱圧着する工程、又はd)接着性層の表面に金属薄膜層を蒸着する工程を含む請求項6記載の金属張積層板の製造方法。
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